JP2001216177A - シミュレーション装置およびシミュレーション方法ならびにシミュレーションプログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

シミュレーション装置およびシミュレーション方法ならびにシミュレーションプログラムを記憶した記憶媒体

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JP2001216177A
JP2001216177A JP2000028375A JP2000028375A JP2001216177A JP 2001216177 A JP2001216177 A JP 2001216177A JP 2000028375 A JP2000028375 A JP 2000028375A JP 2000028375 A JP2000028375 A JP 2000028375A JP 2001216177 A JP2001216177 A JP 2001216177A
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JP
Japan
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simulation
processing speed
application program
target system
program
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JP2000028375A
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Yukinobu Momozono
幸信 桃薗
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ターゲットシステム上での処理速度に対応し
てシミュレーションの処理速度を設定できるシミュレー
ション装置およびシミュレーション方法ならびにシミュ
レーションプログラムを記憶した記憶媒体を提供するこ
とを課題とする。 【解決手段】 ターゲットシステム上でのアプリケーシ
ョンプログラムによる動作をシミュレーションするシミ
ュレーション装置1において、シミュレーションの処理
速度を、ターゲットシステムがアプリケーションプログ
ラムを処理する速度に設定する処理速度設定手段10a
を備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロコンピュ
ータ(以下、マイコンと記載する)等のターゲットシス
テム上でのアプリケーションプログラムによる動作をシ
ミュレーションするためのシミュレーション装置および
シミュレーション方法ならびにシミュレーションプログ
ラムを記憶した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マイコンは、家電製品等の様々な
装置に組み込まれ、広く利用されている。マイコンは、
組み込み先の装置の仕様や周辺装置等に対応して動作す
るために、アプリケーションプログラムが内蔵ROM
[Read Only Memory]に書き込まれて
いる。また、液晶表示装置(以下、LCD[Liqui
dCrystal Display]と記載する)も、
家電製品等の様々な装置に組み込まれている。そのた
め、マイコンは、組み込み先の装置の仕様に対応して、
アプリケーションプログラムによってLCDの出力画面
の動作もさせなければならない。
【0003】そのため、マイコンの開発では、ハードウ
エアの開発とともに、アプリケーションプログラムの開
発も重要となる。アプリケーションプログラムの開発に
は、インサーキットエミュレータやシミュレータ等が利
用されている。インサーキットエミュレータの場合、タ
ーゲットボードが完成するまで使用できない、さらにタ
ーゲットボードと組み合わせた時に、アプリケーション
プログラムのバグかターゲットボードのバグか切り分け
が困難である。そこで、ハードウエアの開発に関係ない
シミュレータが有効な手段として利用されている。シミ
ュレータは、パーソナルコンピュータ(以下、パソコン
と記載する)等の電子計算機内で、ターゲットとなるマ
イコンにおけるCPU[Central Proces
singUnit]やROM等のコンポーネントおよび
周辺装置の各機能やマイコンに対する入出力をシミュレ
ーションする。そして、シミュレータは、電子計算機の
ディスク装置等によってアプリケーションプログラムが
入力されると、ターゲットとなるマイコン上で動作して
いるのと等価な環境でアプリケーションプログラムによ
る動作をシミュレーションする。ちなみに、LCDの出
力画面を動作させるマイコンの場合には、電子計算機に
接続されるディスプレイ等の表示装置によってLCDの
出力画面の動作を確認することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シミュ
レータによるシミュレーションの処理速度は、電子計算
機の処理能力に依存するため、実際のマイコン上での処
理速度と異なる。近年、高速のCPUや大容量のROM
の開発によりパソコン等が超高性能化しているので、処
理速度の遅いマイコンの場合にはマイコン上での処理速
度より速い処理速度でシミュレーションが行なわれる。
したがって、組み込み先の装置がゲームや時計等のよう
にLCDの出力画面がアプリケーションプログラムによ
って設定された時間で変化していく装置の場合、実際の
マイコンでの動作とシミュレータでの動作においてLC
Dの出力画面が変化するタイミングに差が生じる。例え
ば、ディジタル時計の場合、シミュレータでは1秒未満
で秒の数字が変化してしまう。また、ゲームの場合、シ
ミュレータでは画面遷移のタイミングがマイコンと異な
るので、ユーザの操作タイミングとの整合や最適な時間
設定等ができない。したがって、リアルタイム動作での
動作確認を重要視する組み込み装置の場合、ハードウエ
アが完成してからでないと充分な動作確認や時間に関す
る設定等をすることができないので、アプリケーション
プログラムの開発工数が増加する。また、シミュレータ
ではリアルタイム動作で見ることや操作することができ
ないので、デモンストレーションのアピール度が低下す
るとともに、アプリケーションの機能、操作、画面デザ
インの企画、設計の精度が低下する。
【0005】さらに、マイコンは、組み込み装置に省電
力モード等がある場合には、速いクロック周波数と遅い
クロック周波数の複数のクロック周波数に基づいて動作
する。そのため、マイコンは、アプリケーションプログ
ラムによって設定された各クロック周波数に基づいて複
数の処理速度で動作する。しかし、シミュレータでは、
マイコン上での処理速度の変化に関係なく、電子計算機
の処理能力によってシミュレーションの処理速度が規定
される。その結果、シミュレータでは、マイコン上での
処理速度の変化を確認することができない。
【0006】そこで、本発明の課題は、ターゲットシス
テム上での処理速度に対応してシミュレーションの処理
速度を設定できるシミュレーション装置およびシミュレ
ーション方法ならびにシミュレーションプログラムを記
憶した記憶媒体を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決した本発
明に係るシミュレーション装置は、ターゲットシステム
上でのアプリケーションプログラムによる動作をシミュ
レーションするシミュレーション装置において、前記シ
ミュレーションの処理速度を、前記ターゲットシステム
が前記アプリケーションプログラムを処理する速度に設
定する処理速度設定手段を備えることを特徴とする。
【0008】このシミュレーション装置によれば、処理
速度設定手段によってシミュレーションの処理速度をタ
ーゲットシステム上でアプリケーションプログラムを動
作させた時の処理速度に設定するので、アプリケーショ
ンプログラムによる動作を実時間でシミュレーションで
きる。そのため、ハードウエアの開発に影響されること
なく、シミュレーション装置でリアルタイム動作を確認
することができる。
【0009】さらに、前記シミュレーション装置におい
て、前記ターゲットシステムは、複数のクロック周波数
に基づいて動作し、前記処理速度設定手段が、前記シミ
ュレーションの処理速度を、前記ターゲットシステムが
前記各クロック周波数に基づいて前記アプリケーション
プログラムを処理する各速度に各々設定することを特徴
とする。
【0010】このシミュレーション装置によれば、ター
ゲットシステムが異なるクロック周波数に基づいて処理
速度を変えても、処理速度設定手段によって、変更され
た処理速度にシミュレーションの処理速度を設定するこ
とができる。そのため、ターゲットシステムが複数のク
ロック周波数に基づいて動作しても、アプリケーション
プログラムによる動作のシミュレーションを実時間で確
認することがきる。
【0011】しかも、前記シミュレーション装置におい
て、前記処理速度設定手段は、基準時間毎に、前記アプ
リケーションプログラムにおけるサイクル数に基づいて
待ち時間を設定する待ち時間設定部と、前記基準時間毎
に、前記待ち時間の間、シミュレーションを中断する処
理中断部とを有することを特徴とする。
【0012】このシミュレーション装置によれば、待ち
時間設定部で基準時間毎に待ち時間を設定し、さらに処
理中断部で待ち時間の間ではシミュレーションを中断す
ることによって、シミュレーションの処理速度をターゲ
ットシステム上でアプリケーションプログラムを動作さ
せた時の処理速度に設定することができる。つまり、待
ち時間の間シミュレーションを中断することによって、
基準時間内に、ターゲットシステムが処理する命令のサ
イクル数とシミュレーション装置がシミュレーションす
る命令のサイクル数を同数とする。
【0013】また、前記課題を解決した本発明に係るシ
ミュレーション装置は、複数のクロック周波数に基づい
て動作するターゲットシステム上でのアプリケーション
プログラムの動作をシミュレーションするシミュレーシ
ョン装置において、前記シミュレーションの処理速度
を、前記ターゲットシステムが前記各クロック周波数に
基づいて前記アプリケーションプログラムを処理する各
速度に対応して各々設定する処理速度設定手段を備える
ことを特徴とする。
【0014】このシミュレーション装置によれば、ター
ゲットシステムが異なるクロック周波数に基づいて処理
速度を変えても、処理速度設定手段によって各処理速度
に対応してシミュレーションの処理速度を各々設定する
ことができる。そのため、アプリケーションプログラム
による命令でクロック周波数が適宜変わっても、ターゲ
ットシステム上での処理速度の変化をシミュレーション
の各処理速度の相対速度で確認することがきる。
【0015】前記課題を解決した本発明に係るシミュレ
ーション方法は、ターゲットシステム上でのアプリケー
ションプログラムの動作をシミュレーションするシミュ
レーション方法において、前記シミュレーションの処理
速度を、前記ターゲットシステムが前記アプリケーショ
ンプログラムを処理する速度に設定する処理速度設定工
程を含むことを特徴とする。
【0016】このシミュレーション方法によれば、処理
速度設定工程においてシミュレーションの処理速度をタ
ーゲットシステム上でアプリケーションプログラムを動
作させた時の処理速度に設定できるので、アプリケーシ
ョンプログラムによる動作を実時間でシミュレーション
できる。そのため、ハードウエアの開発に影響されるこ
となく、シミュレーションによってリアルタイム動作を
確認することができる。
【0017】さらに、前記シミュレーション方法におい
て、前記ターゲットシステムは、複数のクロック周波数
に基づいて動作し、前記処理速度設定工程において、前
記シミュレーションの処理速度を、前記ターゲットシス
テムが前記各クロック周波数に基づいて前記アプリケー
ションプログラムを処理する各速度に各々設定すること
を特徴とする。
【0018】このシミュレーション方法によれば、ター
ゲットシステムが異なるクロック周波数に基づいて処理
速度を変えても、処理速度設定工程において、変更され
た処理速度にシミュレーションの処理速度を設定するこ
とができる。そのため、ターゲットシステムが複数のク
ロック周波数に基づいて動作しても、アプリケーション
プログラムによる動作のシミュレーションを実時間で確
認することがきる。
【0019】しかも、前記シミュレーション方法におい
て、前記処理速度設定工程は、基準時間毎に、前記アプ
リケーションプログラムにおけるサイクル数に基づいて
待ち時間を設定する待ち時間設定ステップと、前記基準
時間毎に、前記待ち時間の間、シミュレーションを中断
する処理中断ステップとを有することを特徴とする。
【0020】このシミュレーション方法によれば、待ち
時間設定ステップで基準時間毎に待ち時間を設定し、さ
らに処理中断ステップで待ち時間の間ではシミュレーシ
ョンを中断することによって、シミュレーションの処理
速度をターゲットシステム上でアプリケーションプログ
ラムを動作させた時の処理速度に設定することができ
る。
【0021】また、前記課題を解決した本発明に係るシ
ミュレーション方法は、複数のクロック周波数に基づい
て動作するターゲットシステム上でのアプリケーション
プログラムの動作をシミュレーションするシミュレーシ
ョン方法において、前記シミュレーションの処理速度
を、前記ターゲットシステムが前記各クロック周波数に
基づいて前記アプリケーションプログラムを処理する各
速度に対応して各々設定する処理速度設定工程を含むこ
とを特徴とする。
【0022】このシミュレーション方法によれば、ター
ゲットシステムが異なる各クロック周波数に基づいて処
理速度を変えても、処理速度設定工程において各処理速
度に対応してシミュレーションの処理速度を各々設定す
ることができる。そのため、アプリケーションプログラ
ムによる命令でクロック周波数が適宜変わっても、ター
ゲットシステム上でのアプリケーションプログラムによ
る動作中の処理速度の変化をシミュレーションの各処理
速度の相対速度で確認することがきる。
【0023】前記課題を解決した本発明に係るシミュレ
ーションプログラムを記憶した記憶媒体は、ターゲット
システム上でのアプリケーションプログラムの動作をシ
ミュレーションするためのシミュレーションプログラム
を記憶した記憶媒体において、前記シミュレーションプ
ログラムは、前記シミュレーションの処理速度を、前記
ターゲットシステムが前記アプリケーションプログラム
を処理する速度に設定することを特徴とする。
【0024】このシミュレーションプログラムを記憶し
た記憶媒体によれば、電子計算機上でこのシミュレーシ
ョンプログラムを動作させることによって、ターゲット
システム上でアプリケーションプログラムを動作させた
時の処理速度で、アプリケーションプログラムによる動
作を確認できるシミュレーションを行うことができる。
そのため、ハードウエアの開発に影響されることなく、
シミュレーションによってリアルタイム動作を確認する
ことができる。
【0025】さらに、前記シミュレーションプログラム
を記憶した記憶媒体において、前記ターゲットシステム
は、複数のクロック周波数に基づいて動作し、前記シミ
ュレーションの処理速度を、前記ターゲットシステムが
前記各クロック周波数に基づいて前記アプリケーション
プログラムを処理する各速度に各々設定することを特徴
とする。
【0026】このシミュレーションプログラムを記憶し
た記憶媒体によれば、電子計算機上でこのシミュレーシ
ョンプログラムを動作させることによって、ターゲット
システムが異なるクロック周波数に基づいて処理速度を
変えても、ターゲットシステム上でのアプリケーション
プログラムによる動作を実時間で確認することがきるシ
ミュレーションを行うことができる。
【0027】しかも、前記シミュレーションプログラム
を記憶した記憶媒体において、基準時間毎に、前記アプ
リケーションプログラムにおけるサイクル数に基づいて
待ち時間を設定し、前記基準時間毎に、前記待ち時間の
間、シミュレーションを中断することを特徴とする。
【0028】このシミュレーションプログラムを記憶し
た記憶媒体によれば、電子計算機上でこのシミュレーシ
ョンプログラムを動作させることによって、基準時間毎
に待ち時間を設定し、待ち時間の間ではシミュレーショ
ンを中断することによって、シミュレーションの処理速
度をターゲットシステム上でアプリケーションプログラ
ムを動作させた時の処理速度に設定するシミュレーショ
ンを行うことができる。
【0029】また、前記課題を解決した本発明に係るシ
ミュレーションプログラムを記憶した記憶媒体は、複数
のクロック周波数に基づいて動作するターゲットシステ
ム上でのアプリケーションプログラムの動作をシミュレ
ーションするためのシミュレーションプログラムを記憶
した記憶媒体において、前記シミュレーションプログラ
ムは、前記シミュレーションの処理速度を、前記ターゲ
ットシステムが前記各クロック周波数に基づいて前記ア
プリケーションプログラムを処理する各速度に対応して
各々設定することを特徴とする。
【0030】このシミュレーションプログラムを記憶し
た記憶媒体によれば、電子計算機上でこのシミュレーシ
ョンプログラムを動作させることによって、ターゲット
システムが異なるクロック周波数に基づいて処理速度を
変えても、各処理速度に対応してシミュレーションの処
理速度を各々設定するシミュレーションを行うことがで
きる。そのため、アプリケーションプログラムによる命
令でクロック周波数が適宜変わっても、ターゲットシス
テム上でのアプリケーションプログラムによる動作中の
処理速度の変化をシミュレーションの各処理速度の相対
速度で確認することがきる。
【0031】基準時間とは、シミュレーションの処理速
度を設定するための時間間隔である。この基準時間毎に
設定される待ち時間の間シミュレーションを中断するこ
とによって、処理速度を調整する。なお、本実施の形態
では、基準時間を1/32秒とする。
【0032】待ち時間とは、シミュレーションの処理速
度を設定するための調整時間であり、基準時間毎に設定
される。なお、この待ち時間の間、シミュレーションの
処理が中断される。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
に係るシミュレーション装置およびシミュレーション方
法ならびにシミュレーションプログラムを記憶した記憶
媒体の実施の形態を説明する。図1はシミュレータが動
作するパーソナルコンピュータの構成図、図2はシミュ
レータの構成図、図3はマイクロコンピュータのアプリ
ケーションプログラムの一例、図4はシミュレータでの
処理速度を設定する手段の説明図であり、(a)はクロ
ック周波数=32kHzの場合、(b)はクロック周波
数=1MHzの場合、図5はシミュレーション方法のフ
ローチャートである。
【0034】本発明に係るシミュレーション装置および
シミュレーション方法は、ターゲットシステムがアプリ
ケーションプログラムを処理する速度で、アプリケーシ
ョンプログラムによる動作をシミュレーションすること
ができる。さらに、このシミュレーション装置およびシ
ミュレーション方法は、アプリケーションプログラムの
命令でクロック周波数が適宜変わっても、この各クロッ
ク周波数に基づいたターゲットシステムにおける各処理
速度に対応してアプリケーションプログラムによる動作
をシミュレーションすることができる。また、本発明に
係るシミュレーションプログラムを記憶した記憶媒体
は、電子計算機内にこの記憶媒体を介してシミュレーシ
ョンプログラムがロードされて実行されることによっ
て、本発明に係るシミュレーション装置を構成すること
ができ、また本発明に係るシミュレーション方法による
シミュレーションを実現することができる。
【0035】なお、ターゲットシステムは、アプリケー
ションプログラムに基づて動作し、クロック周波数に基
づいて処理速度が規定されるシステムであり、例えば、
マイコン等である。また、記憶媒体は、シミュレーショ
ンプログラムを記憶でき、電子計算機内にシミュレーシ
ョンプログラムをロードすることができる媒体であり、
例えば、フロッピディスク、光ディスク、ハードディス
ク等である。
【0036】本実施の形態では、シミュレーション装置
を、シミュレーションプログラムを記憶した記憶媒体を
介してパソコン内にシミュレーションプログラムをロー
ドし、このシミュレーションプログラムによる動作をパ
ソコンで実行させてシミュレーションを行うシミュレー
タとして構成した。また、本実施の形態では、ターゲッ
トシステムをマイコンとし、このマイコンは32kHz
と1MHzの2つのクロック周波数に基づいて動作す
る。このマイコンは、省電力モードを有し、高速処理を
必要としない場合には省電力モードになりクロック周波
数=32kHzを発振する発振器のみが発振し、高速処
理を必要とする場合にはクロック周波数=1MHzを発
振する発振器も発振する。ちなみに、マイコンは、内部
の発振器でクロック周波数を発生させてもよいし、外部
の発振器からクロック周波数を取り入れてもよい。さら
に、本実施の形態では、マイコンは、組み込む先として
ゲーム、時計、データバンク等、外部からのボタン入力
が可能であり、LCDに画面出力する装置に組み込まれ
るものとする。
【0037】まず、図1を参照して、シミュレータ1の
全体構成について説明する。
【0038】シミュレータ1は、パソコンPCのディス
ク装置DUによってシミュレーションプログラムを記憶
した記憶媒体からシミュレーションプログラムが読み込
まれ、さらに図示しないRAM[Random Acc
ess Memory]にシミュレーションプログラム
がロードされ、そして中央処理装置CPで実行されてシ
ミュレーションを行う。なお、ディスク装置DUは、フ
ロッピディスクや光ディスク等の記憶媒体に対応して読
み書きできる装置とする。また、シミュレータ1は、デ
ィスク装置DUからマイコンのアプリケーションプログ
ラムAPを読み込み、このアプリケーションプログラム
APによる動作をシミュレーションする。なお、パソコ
ンPCとしては、ターゲットとするマイコンの処理能力
より優れた処理能力を有するパソコンを使用する。すな
わち、パソコンPCは、マイコンでアプリケーションプ
ログラムAPを処理する処理時間より短い処理時間でア
プリケーションプログラムAPの動作をシミュレーショ
ン可能な処理能力を有するものとする。
【0039】また、シミュレータ1は、組み込み装置の
ボタン入力に対応してキーボードKBによって外部から
の操作が可能であり、組み込み装置のLCDの画面出力
に対応してディスプレイDPにLCD画面を出力する。
【0040】なお、シミュレーションを行いながらアプ
リケーションプログラムAPのデバッグを行うために、
シミュレータ1はデバッガ2に接続される。デバッガ2
は、パソコンPCのディスク装置DUによってデバッグ
プログラムを記憶した記憶媒体からデバッグプログラム
が読み込まれ、図示しないRAMにロードされ、そして
中央処理装置CPで実行されてデバッグを行う。デバッ
ガ2は、シミュレータ1の起動/停止、シミュレータ1
上でのデータの参照やデータの書き換え等を行うことが
できる。さらに、デバッガ2は、アプリケーションプロ
グラムAPをステップ毎に実行させたり、ブレークした
りすることがきる。
【0041】次に、図2を参照して、シミュレータ1の
内部構成について説明する。
【0042】シミュレータ1は、シミュレータエンジン
10およびCPU11、ROM12、RAM13、LC
D14、I/Oポート15等のマイコンの各コンポーネ
ントならびに必要に応じて外付けLCD20や外付けR
AM21等の周辺装置等で構成される。なお、マイコン
のコンポーネントは、マイコンの仕様に対応してシミュ
レータ1に備えられる。また、周辺装置は、マイコンや
組み込み装置の仕様に対応してシミュレータ1に備えら
れる。
【0043】シミュレータ1は、デバッガ2から起動さ
れると、シミュレータエンジン10がパソコンPC上に
ロードされる。そして、シミュレータエンジン10が、
定義ファイルをロードし、CPU11等の必要なコンポ
ーネントをロードする。なお、シミュレータプログラム
は、定義ファイル、シミュレータエンジン10の実行フ
ァイル、CPU11等のコンポーネントの各実行ファイ
ルおよび外付けLCD20等の周辺装置の各実行ファイ
ルからなる。定義ファイルは、テキストファイルであ
り、マイコンを構成するコンポーネントや周辺装置が書
き込まれたファイルである。
【0044】シミュレータエンジン10は、デバッガ2
によってロードされると、定義ファイルをロードした
後、定義ファイルに従ってコンポーネントや周辺装置の
各実行ファイルをロードする。そして、シミュレータエ
ンジン10は、各コンポーネントや各周辺装置を制御
し、シミュレータ1を統括制御する。
【0045】通常、シミュレータエンジン10は、アプ
リケーションプログラムAPに従ってシミュレーション
を実行するために、CPU11を呼び出し、アプリケー
ションプログラムAPの命令を1ステップ毎に実行す
る。そして、シミュレータエンジン10は、命令に従っ
て各コンポーネントや各周辺装置に指示する。さらに、
1ステップの命令が実行されると、シミュレータエンジ
ン10は、再び、CPU11を呼び出し、アプリケーシ
ョンプログラムAPの次のステップの命令を実行する。
【0046】また、シミュレータエンジン10は、シミ
ュレーションの処理速度をマイコン上でアプリケーショ
ンプログラムAPを処理する速度に設定するために、処
理速度設定手段10aを備える。この処理速度設定手段
10aは、待ち時間設定部10bと処理中断部10cか
らなる。なお、処理速度設定手段10a、待ち時間設定
部10bおよび処理中断部10cでの処理は、主として
シミュレータエンジン10で行うが、CPU11で行う
処理も含むものとする。処理速度設定手段10aは、基
準時間ST毎に待ち時間設定部10bで待ち時間WTを
設定し、さらに基準時間ST毎に処理中断部10cでC
PU11の呼び出しを待ち時間WTの間中断する。すな
わち、処理速度設定手段10aは、マイコンでは基準時
間STの処理時間を要するアプリケーションプログラム
APの所定サイクル数分の命令(後で詳細に説明する基
準時間サイクル数SS分の命令)をシミュレータ1で実
行した後、基準時間STが経過するまで(待ち時間WT
の間)シミュレーションを中断する。その結果、シミュ
レータ1で処理するアプリケーションプログラムAPの
命令とマイコンで処理するアプリケーションプログラム
APの命令が基準時間ST単位で同一となり、シミュレ
ーションの処理速度がマイコン上でアプリケーションプ
ログラムAPを処理する速度と同速度となる。なお、処
理速度設定手段10aでの処理については後で詳細に説
明する。
【0047】なお、本実施の形態では、特許請求の範囲
に記載の処理速度設定手段、待ち時間設定部、処理中断
部は、処理速度設定手段10a、待ち時間設定部10
b、処理中断部10cに各々相当する。
【0048】CPU11は、マイコンのCPUの動作を
シミュレーションする。そのために、CPU11は、シ
ミュレータエンジン10から呼び出され、アプリケーシ
ョンプログラムAPの1ステップ毎に命令を判別する。
また、CPU11は、処理速度を設定するために、アプ
リケーションプログラムAPの1ステップ毎の命令のサ
イクル数を判別する。そして、CPU11は、このサイ
クル数をシミュレータエンジン10に返す。
【0049】ROM12は、マイコンのROMと同様
に、アプリケーションプログラムAPを記憶する。その
ために、シミュレータ1が起動されると、ディスク装置
DUからデバッガ2を介して、アプリケーションプログ
ラムAPが書き込まれる。なお、アプリケーションプロ
グラムAPは、フロッピディスクや光ディスク等の記憶
媒体に記憶されている。また、アプリケーションプログ
ラムAPを変更する場合、デバッガ2にユーザによって
アプリケーションプログラムAPの変更操作がなされる
と、デバッガ2を介してROM12のアプリケーション
プログラムAPが書き換わる。
【0050】RAM13は、マイコンのRAMと同様
に、アプリケーションプログラムAPが動作される際の
一時記憶領域であり、作業領域となる。LCD14は、
マイコンのLCDをシミュレーションするために、LC
Dの出力画面のデータを発生し、LCDを駆動する。I
/Oポート15は、マイコンのI/Oポートをシミュレ
ーションするために、周辺装置とのデータの入出力を行
うポートとなり、各周辺装置が接続される。
【0051】外付けLCD20や外付けROM21は、
組み込み装置の仕様や組み込み装置のユーザによってマ
イコンの外部から接続される周辺装置であり、マイコン
の外部に接続されるLCDやROMをシミュレーション
する。
【0052】ここで、図2乃至図4を参照して、処理速
度設定手段10aでの処理を詳細に説明する。
【0053】まず、図3を参照して、アプリケーション
プログラムAPの一例を説明しておく。マイコンでは、
各命令に対してサイクル数が規定され、クロック周波数
の2周期分が1サイクルとなる。したがって、マイコン
は、クロック周波数=32kHzの場合には1秒間に1
6kサイクル数分の命令を処理でき、クロック周波数=
1MHzの場合には1秒間に0.5Mサイクル数分の命
令を処理できる。例えば、組み込み装置がディジタル時
計の場合、時刻表示モードでは1秒間単位にLCDの画
面出力を変更すればよいのでクロック周波数=32kH
zで処理可能であるが、ストップウオッチモードでは1
/100秒単位でLCDの画面出力を変更しなければな
らないのでクロック周波数=1MHzでの処理が必要と
なる。
【0054】図3に示すアプリケーションプログラムA
Pでは、命令文AP1は、プッシュ命令であり、3サイ
クルを要する。命令文AP2,AP3は、ロード命令で
あり、2サイクルを要する。命令文AP4,AP5は、
OR演算命令であり、5サイクルを要する。命令文AP
6は、インクリメント命令であり、2サイクルを要す
る。なお、命令文AP4のOR演算により、クロック周
波数=1MHzを発振する発振器がオンし、命令文AP
5のOR演算により、クロック周波数が32kHzから
1MHzに切り替わる。したがって、命令文AP1から
命令文AP5まではクロック周波数=32kHzで処理
され、命令文AP6以降はクロック周波数=1MHzで
処理される。ちなみに、命令文AP2の場合には、サイ
クル数=2でクロック周波数=32kHzなので、処理
時間は2*2/32k=1/8000秒となる。また、
命令文AP6の場合には、サイクル数=2でクロック周
波数=1MHzなので、処理時間は2*2/1M=1/
250000秒となる。なお、アプリケーションプログ
ラムAPにはサイクル数が書き込まれていないので、マ
イコンではCPUがPUSHやLD等の命令からサイク
ル数を判別している。
【0055】それでは、処理速度設定手段10aの処理
について説明する。処理速度設定手段10aは、基準時
間(本実施の形態では、1/32秒)ST毎に、待ち時
間WTを設定する。そして、待ち時間WTを設定する
と、処理速度設定手段10aは、基準時間ST毎に、待
ち時間WTの間(すなわち、基準時間STが経過するま
で)、シミュレーションを中断する。結果として、処理
速度設定手段10aは、シミュレーションの処理速度を
マイコンでの処理速度と同速度とする。
【0056】そのために、待ち時間設定部10bは、C
PU11を呼び出す。すると、CPU11は、アプリケ
ーションプログラムAPの1ステップの命令文を判別
し、命令に対応したサイクル数をシミュレータエンジン
10に返す。そして、待ち時間設定部10bは、このサ
イクル数を加算サイクル数ASに加算し、加算サイクル
数ASと基準時間サイクル数SSを比較する。なお、加
算サイクル数ASは、基準時間ST経過毎にリセットさ
れる。ちなみに、CPU11は1ステップの命令もシミ
ュレータエンジン10に返し、そして、シミュレータ1
が、命令に応じて各コンポーネントや各周辺装置を動作
させて、命令に応じてシミュレーションを行う。なお、
アプリケーションプログラムAPにはサイクル数が書き
込まれていないので、CPU11がPUSHやLD等の
命令からサイクル数を判別している。
【0057】加算サイクル数ASが基準時間サイクル数
SS未満の場合、待ち時間設定部10bは、CPU11
を再び呼び出して、前記した処理を繰り返し行う。
【0058】加算サイクル数ASが基準時間サイクル数
SS以上の場合、待ち時間設定部10bは、パソコンP
C上での経過時間CTを取得する。つまり、シミュレー
タ1では、アプリケーションプログラムAP中の基準時
間サイクル数SS分の命令をシミュレーションするため
に、パソコンPCの処理能力では経過時間CTを要する
ことになる。経過時間CTを取得すると、待ち時間設定
部10bは、待ち時間WTとして基準時間ST−経過時
間CTを算出する。なお、経過時間CTは、基準時間S
T経過毎にリセットされる。
【0059】待ち時間WTが算出されると、処理中断部
10cは、時間計測を開始するとともに、CPU11の
呼び出しを中断する。そして、処理中断部10cは、計
測時間が待ち時間WTに到達すると、CPU11の呼び
出しの中断を解除する。すると、再び、待ち時間設定部
10bが、CPU11の呼び出しを開始する。つまり、
待ち時間の間、シミュレータ1は、シミュレーションを
中断していたことになる。
【0060】なお、基準時間サイクル数SSは、マイコ
ンが基準時間ST内にアプリケーションプログラムAP
を処理するサイクル数である。例えば、基準時間ST=
1/32秒でクロック周波数=32kHzの場合、基準
時間サイクル数SS=32k/(2*32)=500サ
イクルである。また、基準時間ST=1/32秒でクロ
ック周波数=1MHzの場合、基準時間サイクル数SS
=1M/(2*32)=15625サイクルである。ち
なみに、基準時間サイクル数SSを500サイクルにす
るか15625サイクルにするかは、待ち時間設定部1
0bがアプリケーションプログラムAPの命令における
クロック周波数の切り替わりを判別して設定する。な
お、基準時間STの途中でクロック周波数が切り替わっ
た場合には、基準時間サイクル数SSまたは基準時間S
T等を調整して対応する。なお、シミュレータ1は、ク
ロック周波数として32kHz、1MHz以外のクロッ
ク周波数も設定可能であり、設定したクロック周波数に
応じて基準時間サイクル数SSを設定する。
【0061】図4に示すように、処理速度設定手段10
aは、基準時間ST毎に、基準時間サイクル数SS分の
命令をシミュレーションした時のパソコンPC上での経
過時間CTを取得し、待ち時間WTを設定する。なお、
経過時間CT中には、シミュレータ1は、基準時間サイ
クル数SS分の命令のシミュレーションを行う。そし
て、処理速度設定手段10aは、基準時間ST毎に、待
ち時間WTの間、シミュレーションを中断する。すなわ
ち、シミュレータ1は、基準時間ST毎に、基準時間サ
イクル数SS分の命令をシミュレーションした後、基準
時間STが経過するまでシミュレーションを中断する。
つまり、シミュレータ1は、基準時間ST毎に、マイコ
ンが基準時間ST内に処理するアプリケーションプログ
ラムAPの命令と同一の命令に対してのみシミュレーシ
ョンする。その結果、シミュレータ1がアプリケーショ
ンプログラムAPによる動作をシミュレーションする処
理速度とマイコンがアプリケーションプログラムAPを
処理する速度が同速度となる。また、処理速度設定手段
10aは、クロック周波数(すなわち、マイコンでの処
理速度)に対応して処理速度を設定するために、クロッ
ク周波数=32kHzの場合には基準時間ST内に50
0サイクル数分の命令のシミュレーションを行い、クロ
ック周波数=1MHzの場合には基準時間ST内に15
625サイクル数分の命令のシミュレーションを行う。
したがって、クロック周波数=1MHzの場合の方がシ
ミュレーションの処理速度としては速くなる。
【0062】なお、待ち時間設定部10bは、待ち時間
WTを基準時間ST−経過時間CTとするのではなく、
待ち時間WTを任意時間AT−経過時間CTとしてもよ
い。この任意時間ATは、シミュレータ1がアプリケー
ションプログラムAPによる動作をシミュレーションす
る処理速度とマイコンがアプリケーションプログラムA
Pを処理する速度を同速度としない場合に設定する。こ
の場合、処理速度設定手段10aは、任意時間ATを単
位としてシミュレーションの処理時間を設定する。つま
り、処理速度設定手段10aは、任意時間AT毎に、待
ち時間WTを設定し、この待ち時間WTの間シミュレー
ションを中断する。ちなみに、シミュレータ1は、任意
時間AT毎に、経過時間CTの間、基準時間サイクル数
SS分の命令による動作をシミュレーションする。例え
ば、任意時間AT=1/16(秒)とすると、シミュレ
ータ1がアプリケーションプログラムAPによる動作を
シミュレーションする処理速度は、マイコンがアプリケ
ーションプログラムAPを処理する速度の1/2倍速と
なる。また、任意時間AT=1/64(秒)とすると、
シミュレータ1がアプリケーションプログラムAPによ
る動作をシミュレーションする処理速度は、マイコンが
アプリケーションプログラムAPを処理する速度の2倍
速となる。この場合、シミュレータ1での処理速度とマ
イコンでの処理速度は異なるが、アプリケーションプロ
グラムAPによる命令でクロック周波数が適宜変わって
も、シミュレータ1は、各クロック周波数(ひいては、
マイコン上での各処理速度)に比例したシミュレーショ
ンの処理速度を各々設定する。そのため、マイコン上で
のアプリケーションプログラムAPによる動作中の処理
速度の変化をシミュレーションの各処理速度の相対速度
で確認することがきる。
【0063】また、ターゲットとするマイコンが1つの
クロック周波数に基づいて動作する場合には、処理速度
設定手段10aは1つの基準時間サイクル数SSを設定
し、1つのクロック周波数に対応してシミュレーション
の処理速度を設定する。あるいは、ターゲットとするマ
イコンが3つ以上のクロック周波数に基づいて動作する
場合には、処理速度設定手段10aは3つ以上の基準時
間サイクル数SSを設定し、各クロック周波数に対応し
てシミュレーションの処理速度を各々設定する。
【0064】このシミュレータ1によれば、マイコンが
アプリケーションプログラムAPを処理する速度で、シ
ミュレーションを行う。そのため、アプリケーションプ
ログラムAPによる動作を実時間で確認することができ
る。また、このシミュレータ1によれば、ターゲットと
するマイコンが2つ以上のクロック周波数に基づいて動
作する場合には、各クロック周波数(ひいては、マイコ
ン上での各処理速度)に対応してシミュレーションの処
理速度を各々設定する。そのため、アプリケーションプ
ログラムAPで適宜クロック周波数が変わっても、各ク
ロック周波数に対応したマイコン上での処理速度の変化
をシミュレーションの処理速度の相対的な変化で確認す
ることができる。
【0065】次に、図5のフローチャートに沿って、シ
ミュレータ1によるシミュレーション方法を説明する。
ここでは、シミュレータ1でアプリケーションプログラ
ムAPによる動作をシミュレーションする際のシミュレ
ーションの処理速度の設定方法について詳細に説明す
る。
【0066】まず、シミュレータ1では、シミュレータ
エンジン10が、経過時間CTと加算サイクル数ASを
リセットする(S1)。シミュレータエンジン10は、
経過時間CTをリセットすると同時に、経過時間CTと
してパソコンPC上での処理時間の計測を開始する。
【0067】次に、シミュレータエンジン10が、CP
U11を呼び出す(S2)。すると、CPU11は、ア
プリケーションプログラムAPの1ステップの命令文を
判別し、シミュレータエンジン10に命令のサイクル数
を返す(S3)。ちなみに、CPU11はアプリケーシ
ョンプログラムAPの1ステップの命令もシミュレータ
エンジン10に返し、そしてシミュレータ1は1ステッ
プの命令による動作をシミュレーションする。
【0068】そして、シミュレータエンジン10は、返
されたサイクル数を加算サイクル数ASに加算する(S
4)。続いて、シミュレータエンジン10は、基準時間
サイクル数SSと加算サイクル数ASを比較する(S
5)。なお、シミュレータエンジン10は、アプリケー
ションプログラムAPの命令から判断して、クロック周
波数=32kHzの場合には基準時間サイクル数SSを
500サイクルとし、クロック周波数=1MHzの場合
には基準時間サイクル数SSを15625サイクルとす
る。
【0069】加算サイクル数ASが基準時間サイクル数
SS未満の場合、シミュレータエンジン10は、ステッ
プS2に移行し、前記したステップS2からステップS
5までの処理を繰り返し実行する。
【0070】加算サイクル数ASが基準時間サイクル数
SS以上の場合、シミュレータエンジン10は、経過時
間CTを取得する(S6)。そして、シミュレータエン
ジン10は、待ち時間WT=基準時間ST−経過時間C
Tを算出する(S7)。
【0071】なお、本実施の形態では、特許請求の範囲
に記載の待ち時間設定ステップは、このステップS1か
らステップS7までの処理に相当する。
【0072】待ち時間WTが設定されると、シミュレー
タエンジン10は、待ち時間WTの間(すなわち、基準
時間ST時間が経過するまで)、CPU11の呼び出し
を中断する(S8)。すなわち、シミュレータ1は、待
ち時間WTの間、シミュレーションを中断する。
【0073】なお、本実施の形態では、特許請求の範囲
に記載の処理中断ステップは、このステップS8の処理
に相当する。
【0074】基準時間STが経過すると、シミュレータ
エンジン10は、アプリケーションプログラムAPが終
了したか否かを判断する(S9)。そして、終了した場
合には、シミュレータエンジン10は、アプリケーショ
ンプログラムAPのシミュレーションを終了する。他
方、終了していない場合には、シミュレータエンジン1
0は、アプリケーションプログラムAPのシミュレーシ
ョンを継続するために、ステップS1に移行する。
【0075】なお、本実施の形態では、特許請求の範囲
に記載の処理速度設定工程は、このステップS1からス
テップS9までの処理に相当する。
【0076】この処理速度設定工程では、基準時間ST
毎に、基準時間サイクル数SS分の命令をシミュレーシ
ョンした時のパソコンPC上での経過時間CTを取得
し、待ち時間WTを設定する。そして、処理速度設定工
程では、基準時間ST毎に、待ち時間WTの間、シミュ
レーションを中断する。そのため、このシミュレーショ
ン方法では、基準時間ST毎に、マイコンが基準時間S
T内に処理するアプリケーションプログラムAPの命令
と同一の命令に対してのみシミュレーションする。その
結果、このシミュレーション方法では、アプリケーショ
ンプログラムAPによる動作をシミュレーションする処
理速度とマイコンがアプリケーションプログラムAPを
処理する速度が同速度となる。また、このシミュレーシ
ョン方法では、クロック周波数に対応して処理速度を各
々設定するために、クロック周波数=32kHzの場合
には基準時間サイクル数SSを500サイクルとし、ク
ロック周波数=1MHzの場合には基準時間サイクル数
SSを15625サイクルとしている。
【0077】なお、ステップS7では、シミュレータ1
での説明と同様に、待ち時間WTを基準時間ST−経過
時間CTとするのではなく、待ち時間WTを任意時間A
T−経過時間CTとしてもよい。また、このシミュレー
ション方法は、シミュレータ1での説明と同様に、ター
ゲットとするマイコンのクロック周波数が1つ場合や3
つ以上の場合にも対応可能である。
【0078】このシミュレーション方法によれば、マイ
コンがアプリケーションプログラムAPを処理する速度
で、シミュレーションを行うことができる。そのため、
アプリケーションプログラムAPによる動作を実時間で
確認することができる。また、このシミュレーション方
法によれば、ターゲットとするマイコンが2つ以上のク
ロック周波数に基づいて動作する場合には、各クロック
周波数に対応してシミュレーションの処理速度を各々設
定する。そのため、アプリケーションプログラムAPで
適宜クロック周波数が変わっても、各クロック周波数に
対応したマイコン上での処理速度の変化をシミュレーシ
ョンの処理速度の相対的な変化で確認することができ
る。
【0079】以上、本発明は、前記の実施の形態に限定
されることなく、様々な形態で実施される。
【0080】例えば、基準時間を1/32秒に設定した
が、この時間に限定されることなく、電子計算機の処理
能力やターゲットシステムのクロック周波数等を考慮し
て設定してよい。
【0081】また、クロック周波数が32kHzと1M
Hzで動作するマイコンをターゲットとしたが、このク
ロック周波数に限定されることなく様々なクロック周波
数に対応可能であり、また1つのクロック周波数や3つ
以上のクロック周波数で動作するターゲットにも対応可
能である。
【0082】
【発明の効果】本発明の請求項1に係るシミュレーショ
ン装置は、処理速度設定手段によってシミュレーション
の処理速度をターゲットシステム上でアプリケーション
プログラムを動作させた時の処理速度に設定するので、
アプリケーションプログラムによる動作を実時間でシミ
ュレーションできる。そのため、ハードウエアの開発に
影響されることなく、シミュレーション装置でリアルタ
イム動作を確認することができる。その結果、リアルタ
イムでの動作確認を重要視するアプリケーションプログ
ラムでもハードウエア無しで開発を進めることができる
ので、アプリケーションプログラムの開発工数が減少す
る。さらに、シミュレーション装置によるデモンストレ
ーションのアピール度も向上する。
【0083】本発明の請求項2に係るシミュレーション
装置は、ターゲットシステムが異なるクロック周波数に
基づいて処理速度を変えても、処理速度設定手段によっ
て、変更された処理速度にシミュレーションの処理速度
を設定することができる。そのため、ターゲットシステ
ムが複数のクロック周波数に基づいて動作しても、アプ
リケーションプログラムによる動作のシミュレーション
を実時間で確認することがきる。
【0084】本発明の請求項3に係るシミュレーション
装置は、待ち時間設定部で基準時間毎に待ち時間を設定
し、さらに処理中断部で待ち時間の間ではシミュレーシ
ョンを中断することによって、簡単にシミュレーション
の処理速度をターゲットシステム上での処理速度に設定
することができる。
【0085】本発明の請求項4に係るシミュレーション
装置は、ターゲットシステムが異なるクロック周波数に
基づいて処理速度を変えても、処理速度設定手段によっ
て各処理速度に対応してシミュレーションの処理速度を
各々設定することができる。そのため、アプリケーショ
ンプログラムによる命令でクロック周波数が適宜変わっ
ても、ターゲットシステム上での処理速度の変化をシミ
ュレーションの各処理速度の相対速度で確認することが
きる。
【0086】本発明の請求項5に係るシミュレーション
方法は、処理速度設定工程においてシミュレーションの
処理速度をターゲットシステム上でアプリケーションプ
ログラムを動作させた時の処理速度に設定できるので、
アプリケーションプログラムによる動作を実時間でシミ
ュレーションすることができる。そのため、ハードウエ
アの開発に影響されることなく、シミュレーションによ
ってリアルタイム動作を確認することができる。その結
果、リアルタイムでの動作確認を重要視するアプリケー
ションプログラムでもハードウエア無しで開発を進める
ことができるので、アプリケーションプログラムの開発
工数が減少する。
【0087】本発明の請求項6に係るシミュレーション
方法は、ターゲットシステムが異なるクロック周波数に
基づいて処理速度を変えても、処理速度設定工程におい
て、変更された処理速度にシミュレーションの処理速度
を設定することができる。そのため、ターゲットシステ
ムが複数のクロック周波数に基づいて動作しても、アプ
リケーションプログラムによる動作のシミュレーション
を実時間で確認することがきる。
【0088】本発明の請求項7に係るシミュレーション
方法は、待ち時間設定ステップで基準時間毎に待ち時間
を設定し、さらに処理中断ステップで待ち時間の間では
シミュレーションを中断することによって、簡単にシミ
ュレーションの処理速度をターゲットシステムでの処理
速度に設定することができる。
【0089】本発明の請求項8に係るシミュレーション
方法は、ターゲットシステムが異なるクロック周波数に
基づいて処理速度を変えても、処理速度設定工程におい
て各処理速度に対応してシミュレーションの処理速度を
各々設定することができる。そのため、アプリケーショ
ンプログラムによる命令でクロック周波数が適宜変わっ
ても、ターゲットシステムでの処理速度の変化をシミュ
レーションの各処理速度の相対速度で確認することがき
る。
【0090】本発明の請求項9に係るシミュレーション
プログラムを記憶した記憶媒体は、電子計算機上でこの
シミュレーションプログラムを動作させることによっ
て、ターゲットシステム上でアプリケーションプログラ
ムを動作させた時の処理速度で、アプリケーションプロ
グラムによる動作を確認できるシミュレーションを行う
ことができる。そのため、ハードウエアの開発に影響さ
れることなく、シミュレーションによってリアルタイム
動作を確認することができる。その結果、リアルタイム
での動作確認を重要視するアプリケーションプログラム
でもハードウエア無しで開発を進めることができるの
で、アプリケーションプログラムの開発工数が減少す
る。
【0091】本発明の請求項10に係るシミュレーショ
ンプログラムを記憶した記憶媒体は、電子計算機上でこ
のシミュレーションプログラムを動作させることによっ
て、ターゲットシステムが異なるクロック周波数に基づ
いて処理速度が変わっても、ターゲットシステム上での
アプリケーションプログラムによる動作を実時間で確認
することがきるシミュレーションを行うことができる。
【0092】本発明の請求項11に係るシミュレーショ
ンプログラムを記憶した記憶媒体は、電子計算機上でこ
のシミュレーションプログラムを動作させることによっ
て、基準時間毎に待ち時間を設定し、待ち時間の間では
シミュレーションを中断することによって、簡単にシミ
ュレーションの処理速度をターゲットシステムでの処理
速度に設定するシミュレーションを行うことができる。
【0093】本発明の請求項12に係るシミュレーショ
ンプログラムを記憶した記憶媒体は、電子計算機上でこ
のシミュレーションプログラムを動作させることによっ
て、ターゲットシステムが異なるクロック周波数に基づ
いて処理速度を変えても、各処理速度に対応してシミュ
レーションの処理速度を各々設定するシミュレーション
を行うことができる。そのため、アプリケーションプロ
グラムによる命令でクロック周波数が適宜変わっても、
ターゲットシステムでの処理速度の変化をシミュレーシ
ョンの各処理速度の相対速度で確認することがきる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るシミュレータが動作するパ
ーソナルコンピュータの構成図である。
【図2】本実施の形態に係るシミュレータの構成図であ
る。
【図3】マイクロコンピュータのアプリケーションプロ
グラムの一例である。
【図4】本実施の形態に係るシミュレータでの処理速度
を設定する手段の説明図であり、(a)はクロック周波
数=32kHzの場合、(b)はクロック周波数=1M
Hzの場合である。
【図5】本実施の形態に係るシミュレーション方法のフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1・・・シミュレータ(シミュレーション装置) 10・・・シミュレータエンジン 10a・・・処理速度設定手段 10b・・・待ち時間設定部 10c・・・処理中断部 11・・・CPU AP・・・アプリケーションプログラム

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ターゲットシステム上でのアプリケーシ
    ョンプログラムによる動作をシミュレーションするシミ
    ュレーション装置において、 前記シミュレーションの処理速度を、前記ターゲットシ
    ステムが前記アプリケーションプログラムを処理する速
    度に設定する処理速度設定手段を備えることを特徴とす
    るシミュレーション装置。
  2. 【請求項2】 前記ターゲットシステムは、複数のクロ
    ック周波数に基づいて動作し、 前記処理速度設定手段が、前記シミュレーションの処理
    速度を、前記ターゲットシステムが前記各クロック周波
    数に基づいて前記アプリケーションプログラムを処理す
    る各速度に各々設定することを特徴とする請求項1に記
    載のシミュレーション装置。
  3. 【請求項3】 前記処理速度設定手段は、 基準時間毎に、前記アプリケーションプログラムにおけ
    るサイクル数に基づいて待ち時間を設定する待ち時間設
    定部と、 前記基準時間毎に、前記待ち時間の間、シミュレーショ
    ンを中断する処理中断部と、 を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載のシミュレーション装置。
  4. 【請求項4】 複数のクロック周波数に基づいて動作す
    るターゲットシステム上でのアプリケーションプログラ
    ムの動作をシミュレーションするシミュレーション装置
    において、 前記シミュレーションの処理速度を、前記ターゲットシ
    ステムが前記各クロック周波数に基づいて前記アプリケ
    ーションプログラムを処理する各速度に対応して各々設
    定する処理速度設定手段を備えることを特徴とするシミ
    ュレーション装置。
  5. 【請求項5】 ターゲットシステム上でのアプリケーシ
    ョンプログラムの動作をシミュレーションするシミュレ
    ーション方法において、 前記シミュレーションの処理速度を、前記ターゲットシ
    ステムが前記アプリケーションプログラムを処理する速
    度に設定する処理速度設定工程を含むことを特徴とする
    シミュレーション方法。
  6. 【請求項6】 前記ターゲットシステムは、複数のクロ
    ック周波数に基づいて動作し、 前記処理速度設定工程において、前記シミュレーション
    の処理速度を、前記ターゲットシステムが前記各クロッ
    ク周波数に基づいて前記アプリケーションプログラムを
    処理する各速度に各々設定することを特徴とする請求項
    5に記載のシミュレーション方法。
  7. 【請求項7】 前記処理速度設定工程は、 基準時間毎に、前記アプリケーションプログラムにおけ
    るサイクル数に基づいて待ち時間を設定する待ち時間設
    定ステップと、 前記基準時間毎に、前記待ち時間の間、シミュレーショ
    ンを中断する処理中断ステップと、 を有することを特徴とする請求項5または請求項6に記
    載のシミュレーション方法。
  8. 【請求項8】 複数のクロック周波数に基づいて動作す
    るターゲットシステム上でのアプリケーションプログラ
    ムの動作をシミュレーションするシミュレーション方法
    において、 前記シミュレーションの処理速度を、前記ターゲットシ
    ステムが前記各クロック周波数に基づいて前記アプリケ
    ーションプログラムを処理する各速度に対応して各々設
    定する処理速度設定工程を含むことを特徴とするシミュ
    レーション方法。
  9. 【請求項9】 ターゲットシステム上でのアプリケーシ
    ョンプログラムの動作をシミュレーションするためのシ
    ミュレーションプログラムを記憶した記憶媒体におい
    て、 前記シミュレーションプログラムは、 前記シミュレーションの処理速度を、前記ターゲットシ
    ステムが前記アプリケーションプログラムを処理する速
    度に設定することを特徴とするシミュレーションプログ
    ラムを記憶した記憶媒体。
  10. 【請求項10】 前記ターゲットシステムは、複数のク
    ロック周波数に基づいて動作し、 前記シミュレーションの処理速度を、前記ターゲットシ
    ステムが前記各クロック周波数に基づいて前記アプリケ
    ーションプログラムを処理する各速度に各々設定するこ
    とを特徴とする請求項9に記載のシミュレーションプロ
    グラムを記憶した記憶媒体。
  11. 【請求項11】 基準時間毎に、前記アプリケーション
    プログラムにおけるサイクル数に基づいて待ち時間を設
    定し、 前記基準時間毎に、前記待ち時間の間、シミュレーショ
    ンを中断する、 ことを特徴とする請求項9または請求項10に記載のシ
    ミュレーションプログラムを記憶した記憶媒体。
  12. 【請求項12】 複数のクロック周波数に基づいて動作
    するターゲットシステム上でのアプリケーションプログ
    ラムの動作をシミュレーションするためのシミュレーシ
    ョンプログラムを記憶した記憶媒体において、 前記シミュレーションプログラムは、 前記シミュレーションの処理速度を、前記ターゲットシ
    ステムが前記各クロック周波数に基づいて前記アプリケ
    ーションプログラムを処理する各速度に対応して各々設
    定することを特徴とするシミュレーションプログラムを
    記憶した記憶媒体。
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Cited By (5)

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