JP2001216165A - ディスクドライブ装置 - Google Patents
ディスクドライブ装置Info
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- JP2001216165A JP2001216165A JP2000027184A JP2000027184A JP2001216165A JP 2001216165 A JP2001216165 A JP 2001216165A JP 2000027184 A JP2000027184 A JP 2000027184A JP 2000027184 A JP2000027184 A JP 2000027184A JP 2001216165 A JP2001216165 A JP 2001216165A
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Abstract
イクロコンピュータでの処理速度の高速化を図るための
技術を提供することにある。 【解決手段】 ホストシステム(26)からのコマンド
発行に基づいて、マイクロコンピュータに内蔵されたR
AMの記憶情報をキャッシュメモリ(21)に待避する
第1手段と、マイクロコンピュータの外部のプログラム
メモリに記憶されているプログラムを上記RAMに展開
する第2手段と、展開されたプログラムを実行する第3
手段とをマイクロコンピュータ(23)によって形成す
る。RAMの記憶情報をキャッシュメモリに待避するこ
とで、RAMの空き領域を拡大し、上記プログラムメモ
リからRAMへのプログラム展開を可能とする。また、
高速アクセス可能な内蔵RAMからの命令フェッチによ
り、処理の高速化を図る。
Description
てディスクを用いたディスクドライブ装置、さらにはそ
れにおけるコマンド処理の高速化技術に関し、例えばD
VD−ROM(ディジタルバーサタイルディスク・リー
ドオンリーメモリ)ドライブ装置に適用して有効な技術
に関する。
るリムーバブルな記憶装置として、CD−ROM(コン
パクトディスク・リードオンリーメモリ)が用いられて
きたが、近年、これに代わるものとして、DVD−RO
Mドライブが着目されている。このDVD−ROMは、
CD−ROMドライブに対する上位互換性を持つが、パ
ーソナルコンピュータの記憶装置として、CD−ROM
ドライブに代わるためには、CD−ROMドライブと同
等、若しくはそれ以上の費用低減や小型化が望まれる。
システムの小型化はノート型パーソナルコンピュータに
代表されるように、薄型のDVD−ROMドライブなど
で特に必要とされている。
おいて、記録媒体である光ディスクから読み出された信
号の処理は各種半導体集積回路によって行われる。これ
については例えば平成9年4月に(株)日経BP社から
発行された「日経エレクトロニクス」no.686pp
19〜20「2倍速のDVD−ROM装置、日立が真っ
先にサンプル出荷」に記載されている。
度が、標準速から2倍速、4倍速、さらには32倍速以
上にまで向上されているように、DVD−ROMドライ
ブ装置においても、その読み出し速度向上が望まれてい
る。読み出しの高速化には、信号処理の高速化に加えて
システム全体の制御を司るマイクロコンピュータを高速
化したり、負荷を軽減したりする必要がある。特に、各
信号処理の各イベントに対応して処理すべき、割り込み
処理を高速化することが不可欠である。
パーソナルコンピュータシステムのセットメーカーや市
場ニーズからのDVD−ROMドライブ装置の要求価格
は非常に厳しく、ドライブ開発メーカーとしてはDVD
−ROMドライブ装置としての性能をキープしながら、
如何にコスト低下を図れるかが設計のポイントとなって
いる。
の低コスト化を図るに当たり、現在最も安価に入手でき
るものとして、ROMを内蔵しないマイクロコンピュー
タの採用がある。ROMを内蔵しないマイクロコンピュ
ータの場合、フラッシュメモリやEPROM(エレクト
リカリ・プログラマブル・リード・オンリー・メモリ)
などのプログラムメモリを上記マイクロコンピュータの
外部に配置する必要がある。外付けのプログラムメモリ
としては、入出力ポートが8ビット構成のものが現在最
も安価に入手できる。
ビット構成のフラッシュメモリやEPROMの採用がコ
スト的に最も有利だとしても、それと16ビットマイク
ロコンピュータとを組み合わせた場合には、バス幅が少
ない分、プログラムメモリから命令をフェッチするのに
時間がかかってしまい、マイクロコンピュータでの処理
速度に大きな影響を与えてしまう。CD−ROMドライ
ブの読み出し速度が、標準速から2倍速、4倍速、さら
には32倍速以上にまで向上されているように、DVD
−ROMドライブ装置においても、その読み出し速度向
上が望まれ、読み出しの高速化には、信号処理の高速化
に加えてシステム全体の制御を司るマイクロコンピュー
タの高速化が望まれることを考えると、16ビットマイ
クロコンピュータを採用せざるを得ず、上記命令フェッ
チの高速化が強く望まれる。それについて本願発明者が
検討したところ、マイクロコンピュータに内蔵されてい
るRAM(「内蔵RAM」とも称する)にプログラムの
一部を展開し、その内蔵RAMから命令をフェッチする
ことで処理の高速化を図る手法が有効と考えられる。し
かしながら、コスト的に考えて、大容量のRAMがマイ
クロコンピュータに内蔵できるとは考え難く、もし、ユ
ーザプログラムで参照される変数データによって内蔵R
AMの記憶容量の多くが使用されていた場合には、記憶
容量の空きが十分に無いことから上記プログラムの一部
展開は不可能になる。
内蔵されたRAMの有効利用を図ることによって当該マ
イクロコンピュータでの処理の高速化を図るための技術
を提供することにある。
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
発行に基づいて、ランダムアクセスメモリの記憶情報を
キャッシュメモリに待避する第1手段と、ランダムアク
セスメモリの記憶情報が上記第1手段によってキャッシ
ュメモリに待避された後に、上記プログラムメモリ内の
リード処理プログラムを上記ランダムアクセスメモリに
展開する第2手段と、上記ランダムアクセスメモリに展
開されたプログラムを実行する第3手段とを設ける。
システムからのコマンド発行に基づいて、ランダムアク
セスメモリの記憶情報をキャッシュメモリに待避するこ
とによってランダムアクセスメモリの空き領域の増大を
図る。第2手段は、ランダムアクセスメモリの記憶情報
が上記第1手段によってキャッシュメモリに待避された
後に、上記プログラムメモリ内のリード処理プログラム
を上記ランダムアクセスメモリに展開し、その後に第3
手段は、上記ランダムアクセスメモリに展開されたプロ
グラムを実行する。多くの変数データがランダムアクセ
スメモリに記憶されている場合であっても、それをキャ
ッシュメモリに待避することで、ランダムアクセスメモ
リの空き領域を拡大することができるので、上記プログ
ラムメモリからランダムアクセスメモリへのプログラム
の展開を可能にする。外部バスを介して上記プログラム
メモリをアクセスするのに比べて内蔵のランダムアクセ
スメモリのアクセスは短時間で行うことができるので、
リード処理プログラムの高速実行を達成する。一般にホ
ストシステムからディスクドライブ装置に対してリード
系コマンドが発行される場合、ホストシステムはアドレ
スを加算しながら連続して複数のリード系コマンドを発
行することが多いため、リード系プログラムを内蔵RA
Mに展開してから実行する方式を採用することは、ディ
スクドライブ装置全体の高速動作を達成する。
ドライブ装置の一例であるDVD−ROMドライブ装置
が示される。
置20は、情報記憶媒体としてDVD−ROMを用いる
もので、キャッシュメモリ21、DVD−ROM専用回
路22、マイクロコンピュータ23、EPROM24、
メカニズム部25を含んで成り、ATAPIやSCSI
あるいはUSBなどの所定のインタフェースによりホス
トシステム26に結合され、このホストシステム26か
らのリードコマンドに応じてDVD−ROM251から
の情報読み出しが行われる。
1の記憶情報を読み出すための各種メカニズムを含む。
各種メカニズムには、DVD−ROM251で反射され
たレーザ光を検出するピックアップ、このピックアップ
を移動させるためのアクチュエータモータ、ピックアッ
プとアクチュエータモータをスライドさせるスレッドモ
ータ、DVD−ROM251を回転させるスピンドルモ
ータなどが含まれる。
ニズム部25の動作を制御することによりDVD−RO
M251からの情報読み出しを可能とするもので、この
DVD−ROM専用回路22は、上記各種モータを駆動
するためのモータドライバや、リードチャネルが含まれ
る。リードチャネルには読み出し信号を増幅するための
プリアンプやデータストローブ回路が含まれる。
み出されると、それがキャッシュメモリ21に記憶さ
れ、同一情報の再読み出しに備えられる。同一情報が再
読み出しされる場合には、DVD−ROM251に代え
てキャッシュメモリ21の記憶情報が読み出されること
により情報読み出しの高速化が図られる。
8ビット構成の入出力ポートを有し、リード処理プログ
ラムが格納されている。上記8ビット構成の入出力ポー
トが8ビットバスを介して上記マイクロコンピュータ2
3に結合されている。
24内の所定のプログラムを実行することによりこのD
VD−ROMドライブ装置20における各部の動作を制
御する機能を有する。特に、このマイクロコンピュータ
23においては、ホストシステム26からのリード系コ
マンドに基づくリード処理を行うに際して、その処理の
高速化のため、EPROM24に格納されているリード
処理プログラムがマイクロコンピュータ23に内蔵され
たRAM16に展開され、その内蔵RAM16から命令
フェッチが行われるようになっている。このとき、内蔵
RAM16に記憶されていた各種変数データは、上記キ
ャッシュメモリ21に待避される。このようなリード処
理を実現するため、マイクロコンピュータ23において
は、ホストシステム26からのリード系コマンドの発行
に基づいて、上記リード系プログラムの実行に不要な変
数データを上記内蔵RAM16から上記キャッシュメモ
リ21に待避する第1手段と、上記リード系コマンドの
実行に不要な変数データが上記ランダムアクセスメモリ
から上記キャッシュメモリ21に待避された後に、上記
EPROM24に記憶されているリード系プログラムを
上記RAM16に転送する第2手段と、上記RAM16
に転送されたリード系プログラムを実行してリード処理
を行う第3手段とが機能的に実現される。
構成例が示される。
は、CPU12、バスコントローラ(BSC)14、R
AM16、タイマ17、パルス幅変調器(PWM)1
8、第1乃至第9入出力ポートIOP1〜IOP9、ク
ロック発振器(CPG)19の機能ブロック乃至はモジ
ュールから構成され、公知の半導体製造技術により一つ
の半導体基板上に半導体集積回路として形成される。
互に接続される。内部バスはアドレスバス・データバス
の他、リード信号、ライト信号、さらにバスサイズ信
号、そしてシステムクロックなどを含む制御バスなどに
よって構成される。内部アドレスバスには、IAB、P
ABが存在し、内部データバスにはIDB、PDBが存
在する。IAB、IDBはCPU12、RAM16、バ
スコントローラ14、入出力ポートIOP1〜IOP9
の一部に接続される。PAB、PDBはバスコントロー
ラ14、タイマ17、PWM18、入出力ポートIOP
1〜9に接続される。IABとPAB、IDBとPDB
は、それぞれバスコントローラ14でインタフェースさ
れる。特に制限されないが、PABとPDBはそれが接
続されている機能ブロック内のレジスタアクセスに専ら
用いられる。
バス信号と、入出力回路の入出力信号との入出力に兼用
とされている。これらは、動作モードあるいはソフトウ
エアの設定により、機能を選択されて、使用される。外
部アドレス、外部データは、それぞれ、これらの入出力
ポートに含まれる図示しないバッファ回路を介してIA
B、IDBと接続されている。PAB、PDBは入出力
ポートやバスコントローラ14などの内蔵レジスタをリ
ード/ライトするために使用され、外部バスとは直接の
関係はない。
モリマップが示される。同図においてアドレスは16進
数で示される。
プログラム領域であり、EPROM24についてのアド
レス空間とされる。ユーザプログラムには、ホストシス
テム26から発行されたコマンドに呼応する一連の処理
のためのコマンド処理プログラムと、DVD−ROM2
51の記憶情報読み出しに関する一連の処理のためのリ
ード処理プログラムが含まれる。このうち、コマンド処
理プログラムについては、EPROM24から命令が順
次読み出されて実行されるが、リード処理プログラムに
ついては内蔵RAM16に展開された後に、このRAM
16から命令が順次読み出されて実行される。このと
き、RAM16に格納されていた変数はキャッシュメモ
リ21に退避される。「020000〜FFF70F」
は外部アドレス空間、「FFF710〜FFF0F」は
内蔵RAM16についてのアドレス空間である。「FF
FF10〜FFFF1B」は外部アドレス空間、「FF
FF1C〜FFFFFF」は内部I/Oレジスタについ
てのアドレス空間とされる。
動作のフローチャートが示される。
処理プログラムにおける命令がマイクロコンピュータ2
3にフェッチされ、それが実行されることによってコマ
ンド処理が行われる。このとき、ホストシステム26か
らのコマンド受信が行われると(401)、受信された
コマンドがリード系コマンドか否かの判別が行われる
(402)。この判別において、受信されたコマンドが
リード系コマンドである(yes)と判断された場合に
は、DVD−ROM251からの連続読み出し中か否か
の判別が行われる(403)。連続読み出し中ではない
(no)と判断された場合にはピックアップアクセス処
理が行われ(409)、内蔵RAM16に格納されてい
る各種変数データは、キャッシュメモリ21に待避され
ることによって、RAMの空き領域の増大が図られる
(410)。そして、EPROM24に格納されている
リード処理プログラムが内蔵RAM16に展開される
(411)。その後、上記ステップ411でRAM16
に展開されたリード系処理プログラムの実行に移行され
る。このリード系処理プログラムにおいては、先ず、コ
マンド解析処理が行われる(404)。このコマンド解
析処理には、受信されたコマンドの分岐・解析とコマン
ド内容のチェックや、開始アドレス及び転送長について
の演算処理が含まれる。上記ステップ404のコマンド
解析が終了した後に、キャッシュメモリチェックが行わ
れる(405)。ここでこのキャッシュメモリチェック
とは、上記リード系コマンドに従ってDVD−ROM2
51から読み出そうとする情報がキャッシュメモリ21
に記憶されているか否かのチェックである。上記ステッ
プ405のキャッシュメモリチェックの結果に基づいて
ディスク(DVD−ROM251)アクセスが必要か否
かの判別が行われる。上記リード系コマンドに従ってD
VD−ROM251から読み出そうとする情報がキャッ
シュメモリ21に記憶されている場合(「キャッシュヒ
ット」という)にはDVD−ROM251からの情報読
み出しに代えてキャッシュメモリ21の記憶情報が使用
される。また、上記リード系コマンドに従ってDVD−
ROM251から読み出そうとする情報がキャッシュメ
モリ21に記憶されていない場合(「ミスヒット」と称
する)には、DVD−ROM251がアクセスされるこ
とによって当該DVD−ROM251からの情報読み出
しが行われる。上記ステップ406の判別において、キ
ャッシュヒットゆえにディスクアクセスが不要と判断さ
れた場合には、キャッシュメモリ21に記憶されている
情報がホストシステム26に転送される。
て、連続読み出し中である(yes)と判断された場合
には、先のコマンド処理プログラムの実行においてリー
ド処理プログラムが既に内蔵RAM16に展開されてい
るため、再びリード処理プログラムを内蔵RAM16に
展開すること無しに、上記ステップ404のコマンド解
析処理に移行される。
セスが必要か否かの判別において、ディスクアクセスが
必要である(yes)と判断された場合には、キャッシ
ュメモリ21に待避されている変数データがRAM16
に戻された後に、上記ステップS409のピックアップ
アクセス処理に移行される。
て、ホストシステム26から受信されたプログラムがリ
ードコマンドでは無い(no)と判断された場合には、
リード処理プログラムが内蔵RAM16に展開されてい
るか否かの判別が行われる(412)。この判別におい
て、リード処理プログラムが内蔵RAM16に展開され
ている(yes)と判断された場合には、キャッシュメ
モリ21に待避されている変数データがRAM16に戻
された後に他の判定処理に移行される。また、上記ステ
ップ412の判において、リード処理プログラムが内蔵
RAM16に展開されてない(no)と判断された場合
には、上記ステップ413の処理を行うこと無く、他の
判定処理に移行される。
リード処理プログラムの実行によって実現され、それ以
外はコマンド処理プログラムの実行によって実現され
る。
読み出して実行した場合と、リード処理プログラムをR
AM16に展開してから実行した場合との処理時間の違
いが示される。ここで、EPROM24のアクセスタイ
ムは70nsであり、いずれの場合にも、18MHzの
クロック周波数で動作する汎用マイクロコンピュータを
使用している。
実行した場合のリード処理プログラムにおける処理時間
は、1116μsであるのに対して、リード処理プログ
ラムを内蔵RAM16に展開してから実行した場合に
は、425μsであった。現在主流となっているDVD
−ROMドライブ装置は8倍速であり、それに対応させ
るためには、リード処理プログラムにおける処理時間を
880μs以下にする必要がある。このことから、EP
ROM24から命令を順次読み出して実行したのでは、
マイクロコンピュータでの処理に時間がかかり過ぎてし
まい、DVD−ROMドライブ装置として十分な性能を
発揮することができない。これに対して、リード処理プ
ログラムをRAM16に展開してから実行した場合の処
理時間は、425μsであり、リード系プログラムの高
速実行が期待できる。このことから明らかなように、E
PROM24から命令を順次読み出してリード処理プロ
グラムを実行するよりも、リード処理プログラムを内蔵
RAM16に展開してから実行したほうが、リード処理
プログラムを高速に実行することができ、DVD−RO
Mドライブ装置20の高速化を図ることができる。
ことができる。
に、ステップ409のピックアップアクセス処理によ
り、目的の情報が記憶されている位置までピックアップ
移動される。このピックアップの移動後は、リード処理
プログラムを実行することで情報の読み出しが行われ、
このリード処理プログラムの実行において、内蔵RAM
16に記憶されている変数データは参照されないため、
一時的にキャッシュメモリ21に待避しても何ら支障を
来すことは無い。上記リード系プログラムの実行に不要
な変数データがRAM16から上記キャッシュメモリ2
1に待避されることで、RAM16の空き領域が拡大さ
れ、そこへ上記EPROM24に記憶されているリード
系プログラムが展開されるため、ユーザプログラムで参
照される変数が多い場合であっても、上記EPROM2
4からRAM16へのプログラム展開が可能となり、R
AM16の有効利用を図ることができる。
OM24から命令を順次読み出してリード処理プログラ
ムを実行するよりも、リード処理プログラムを内蔵RA
M16に展開することにより、内部の16ビットバスを
介して命令をフェッチしたほうがリード処理プログラム
の高速実行が可能である。DVD−ROM251からの
連続読み出しの場合、ステップ403の判別において
「yes」と判断され、その場合にはピックアップアク
セス処理(409)や、変数をキャッシュメモリ21に
待避する処理(410)、リード処理プログラムを内蔵
RAM16に展開する処理(411)を行うことなく、
既に内蔵RAM16に展開されているリード処理プログ
ラムが実行されるので、連続読み出しを高速に行うこと
ができる。一般に、ホストシステム26からDVD−R
OMドライブ装置20にリード系コマンドが発行される
場合を考えてみると、ホストシステム26はアドレスを
加算しながら連続してリード系プログラムを発行するこ
とが多い。このため、上記連続読み出しの高速化は、D
VD−ROMドライブ装置20の高速化を図る上で有効
となる。
イブ装置20は、プログラムメモリ(ROM)を内蔵し
ないマイクロコンピュータ23に、8ビット構成のプロ
グラムメモリ(EPROM24)を外付けする構成を採
用しており、この構成は現時点において製造コスト的に
最も有利とされている。また、内蔵RAM16内の変数
データの退避先を既存のキャッシュメモリ21としてい
るので、例えば内蔵RAM16内の変数データの退避先
として当該RAM16とは別のRAMを増設したり、あ
るいは内蔵RAM16の記憶容量の増大を図る必要が無
い。このことは、DVD−ROMドライブ装置20の製
造コストの上昇を回避する上で有効に作用する。
的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であるこ
とはいうまでもない。
ラムのみを内蔵RAM16に展開するようにしたが、リ
ード系以外のプログラムについても、それを内蔵RAM
16に展開してから実行するようにしてもよい。
なされた発明をその背景となった利用分野であるDVD
−ROMドライブ装置に適用した場合について説明した
が、本発明はそれに限定されるものではなく、DVD−
RAM、CD−ROMなどの各種光ディスクドライブ装
置、さらには情報記憶媒体として磁気ディスクを用いた
磁気ディスクドライブ装置などに広く適用することがで
きる。
タと、それの外部に配置されたプログラムメモリとを含
むことを条件に適用することができる。
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
シュメモリに待避されるようになっているため、多くの
変数データが使用される場合であっても、それをキャッ
シュメモリに待避することで、内蔵RAMの空き領域を
拡大することができ、それによって、上記プログラムメ
モリから内蔵RAMへのプログラムの展開が可能とな
り、マイクロコンピュータに内蔵されたRAMの有効利
用を図ることができる。リード処理プログラムを内蔵R
AMに展開することによりリード系プログラム高速実行
が可能となる。一般にホストシステムからディスクドラ
イブ装置に対してリード系コマンドが発行される場合、
ホストシステムはアドレスを加算しながら連続して複数
のリード系コマンドを発行することが多いため、リード
系プログラムを内蔵RAMに展開してから実行する方式
を採用することにより、ディスクドライブ装置全体とし
ての高速動作を図ることができる。
あるDVD−ROMドライブ装置の構成例ブロック図で
ある。
イクロコンピュータの構成例ブロック図である。
って管理されるメモリマップの説明図である。
フローチャートである。
OMから命令を順次読み出して実行した場合と、リード
処理プログラムを内蔵RAMに展開してから実行した場
合との比較説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 ランダムアクセスメモリを内蔵するマイ
クロコンピュータと、 上記マイクロコンピュータの外部に配置され、ディスク
からの情報読み出しのためのリード系プログラムが格納
されたプログラムメモリと、 上記ディスクに記憶されている情報の一部を記憶可能な
キャッシュメモリと、を含み、ホストシステムから発行
されたコマンドに応じて上記ディスクの記憶情報の読み
出しを可能とするディスクドライブ装置であって、 上記マイクロコンピュータは、上記ホストシステムから
のコマンド発行に基づいて、上記ランダムアクセスメモ
リの記憶情報を上記キャッシュメモリに待避する第1手
段と、 上記ランダムアクセスメモリの記憶情報が上記第1手段
によってキャッシュメモリに待避された後に、上記プロ
グラムメモリ内のリード処理プログラムを上記ランダム
アクセスメモリに展開する第2手段と、 上記ランダムアクセスメモリに展開されたリード処理プ
ログラムを実行する第3手段と、を含むことを特徴とす
るディスクドライブ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000027184A JP2001216165A (ja) | 2000-01-31 | 2000-01-31 | ディスクドライブ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000027184A JP2001216165A (ja) | 2000-01-31 | 2000-01-31 | ディスクドライブ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001216165A true JP2001216165A (ja) | 2001-08-10 |
JP2001216165A5 JP2001216165A5 (ja) | 2005-06-23 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103377060A (zh) * | 2012-04-25 | 2013-10-30 | 腾讯科技(深圳)有限公司 | 一种计算机程序加速方法和系统 |
-
2000
- 2000-01-31 JP JP2000027184A patent/JP2001216165A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103377060A (zh) * | 2012-04-25 | 2013-10-30 | 腾讯科技(深圳)有限公司 | 一种计算机程序加速方法和系统 |
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