JP2001213992A - 感温性多孔質高分子ゲル粒子及びその製造方法 - Google Patents

感温性多孔質高分子ゲル粒子及びその製造方法

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JP2001213992A
JP2001213992A JP2000062738A JP2000062738A JP2001213992A JP 2001213992 A JP2001213992 A JP 2001213992A JP 2000062738 A JP2000062738 A JP 2000062738A JP 2000062738 A JP2000062738 A JP 2000062738A JP 2001213992 A JP2001213992 A JP 2001213992A
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Mitsuru Akashi
満 明石
Kazuya Suzuki
和哉 鈴木
Takeshi Yumura
剛 湯村
Hiroko Tanaka
裕子 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、それぞれの分野で必要とする表面
積や細孔容積を有し、球形で多孔性を有する感温性高分
子ゲル粒子を提供することであり、その製造方法を提供
することである。 【手段】本発明者らは、これらの課題を解決するために
鋭意検討を行った結果、多孔質無機粒子に単量体と架橋
剤、重合開始剤等を含む溶液を含浸し、外部からの熱、
光、放射線等で重合することで多孔質無機粒子の細孔内
部に高分子を合成し、弗化水素等を用いて無機粒子を溶
解除去することで多孔質高分子粒子を作成する方法を見
いだし、本発明をするに至った。すなわち、多孔質高分
子粒子はシリカの鋳型となるため、ここで用いる多孔質
無機粒子の選定により作成する多孔質高分子も様々な表
面積、細孔容積を有することが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、球形で多孔性を有
する感温性多孔質ゲル粒子であり、良好な充填性、及び
流動性を有するため、高速液体クロマトグラフ用及びガ
スクロマトグラフ用等の充填剤等で優れた性能が期待さ
れる。また、徐放性マイクロカプセル壁材として、芳香
剤、染料、殺菌剤、殺虫剤、虫獣類の忌避剤、ビタミ
ン、食品、栄養剤、医薬品、消臭剤、液晶、抗菌性物
質、香料、水中生物付着防止剤、農薬等の機能性物質を
包含し、多くの分野に幅広く利用可能であり、外部刺激
により徐放量を制御することも可能である。
【0002】
【従来技術】従来、高分子ゲル粒子は、一般にラジカル
反応等で、懸濁量合、乳化重合、シード重合、ソープフ
リー重合などの公知の方法によって合成される。しか
し、感温性を有する高分子ゲル粒子は多孔質ではなかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、それぞれの
分野で必要とする表面積や細孔容積を有し、球形で多孔
性を有する感温性高分子ゲル粒子を提供することであ
り、その製造方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これらの
課題を解決するために鋭意検討を行った結果、多孔質無
機粒子に単量体と架橋剤、重合開始剤等を含む溶液を含
浸し、外部からの熱、光、放射線等で重合することで多
孔質無機粒子の細孔内部に高分子を合成し、弗化水素等
を用いて無機粒子を溶解除去することで多孔質高分子粒
子を作成する方法を見いだし、本発明をするに至った。
すなわち、多孔質高分子粒子は多孔質無機粒子の鋳型と
なるため、ここで用いる多孔質無機粒子の選定により作
成する多孔質高分子も様々な表面積、細孔容積を有する
ことが可能である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明において用いられる多孔質
無機粒子は、微細な球形の物質であり、真球でなくても
ほぼ球形であればよく、弗化水素酸等の弗素化合物溶
液、アルカリ性溶液、酸性溶液に溶解するものであれば
特に限定しない。
【0006】この球形無機多孔質粒子を形成する無機化
合物としては、アルカリ土類金属の炭酸塩、珪酸塩、金
属酸化物、金属水酸化物、その他の金属珪酸塩、あるい
はその他の金属炭酸塩等が例示できる。具体的には、ア
ルカリ土類金属の炭酸塩としては炭酸カルシウム、炭酸
バリウム、炭酸マグネウム等が、アルカリ土類金属の珪
酸塩としては珪酸カルシウム、珪酸バリウム、珪酸マグ
ネシウム等が、またアルカリ土類金属の燐酸塩としては
燐酸カルシウム、燐酸バリウム、燐酸マグネシウム等が
例示できる。さらに金属酸化物としてはシリカ、酸化チ
タン、酸化鉄、酸化コバルト、酸化亜鉛、酸化ニッケ
ル、酸化マンガン、酸化アルミニウム等が、金属水酸化
物としては水酸化鉄、水酸化ニッケル、水酸化アルミニ
ウム、水酸化カルシウム、水酸化クロム等がそれぞれ例
示できる。そしてその他の金属珪酸塩としては珪酸亜
鉛、珪酸アルミニウム等が、その他の金属炭酸塩として
は炭酸亜鉛、塩基性炭酸銅等がそれぞれ例示できる。天
然物ではシラスバルーン、パーライト等を例示できる。
好ましくは特開昭57−55454、特開昭61−22
27913、特開昭63−258642に開示されてい
る球形多孔質シリカ粒子あるいは球形中空多孔質シリカ
粒子を例示することができる。
【0007】これらの無機多孔質粒子の多孔度は、細孔
容積0.02〜3.0ml/gであればよく、好ましく
は0.5〜2.0ml/g程度のものである。これは細
孔容積が小さすぎると有機ゲルが形成しにくくなるため
であり、細孔容積が大きくなりすぎると破壊強度が小さ
くなりすぎてしまうためである。また、細孔直径は0.
1nm以上であればよく、好ましくは5nm〜50nm
程度のものである。これは細孔直径が小さすぎると有機
ゲルが形成しにくくなるためであり、細孔直径が大きく
なりすぎると破壊強度が小さくなりすぎてしまうためで
ある。更に、この多孔性粒子のサイズは特に限定しない
が5nm以上あればよく、好ましくは1μm〜4mm程
度のものである。
【0008】本発明の無機多孔質粒子の細孔内部に高分
子ゲルを作成する方法は、単量体、開始剤、架橋剤等を
適当な溶剤または水に溶解し、その溶液を球形無機多孔
質粒子に含浸させ、外部からの熱、光、放射線等で重合
することで容易に無機化合物と高分子ゲルの複合体を合
成する。
【0009】重合性官能基を2個以上有する架橋剤とし
ては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、トリメチロールプロパン、グリセリン、ポリオキ
シエチレングリコール、ポリオキシプロピレングリコー
ル、ポリグリセリン、N,N′−メチレンビスアクリル
アミド、N,N−メチレン−ビス−Nビニルアセトアミ
ド、N,N−ブチレン−ビス−Nビニルアセトアミド、
トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシア
ネート、アリル化デンプン、アリル化セルロース、ジア
リルフタレート、テトラアリロキシエタン、ペンタエリ
ストールトリアリルエーテル、トリメチロールプロパン
トリアリルエーテル、ジエチレングリコールジアリルエ
ーテル、トリアリルトリメリテート等が例示できる。
【0010】開始剤としては特に限定されるものではな
く、ゲル化にあった開始剤を選択すればよいが、その例
としては過酸化水素、過硫酸塩、例えば過硫酸カリウ
ム、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム等、アゾ系
開始剤、例えば2,2′−アゾビス(2−アミジノプロ
パン)2塩酸塩、2,2′−アゾビス(N,N′−ジメ
チレンイソブチルアミジン)2塩酸塩、2,2′−アゾ
ビス{2−メチル−N−〔1,1,−ビス(ヒドロキシ
メチル)−2−ヒドロキシエチル〕プロピオンアミ
ド}、2,2′−アゾビス〔2−(2−イミダゾリン−
2−イル)プロパン〕2塩酸塩、4,4′−アゾビス
(4−シアノ吉草酸)、2,2′−アゾビスイソブチロ
ニトリル、2,2′−アゾビス(2,4′−ジメチルバ
レロニトリル)等が例示できる。また、過酸化水素ある
いは過硫酸塩は、例えば亜硫酸塩、L−アスコルビン酸
等の還元性物質やアミン塩等を組み合わせてレドックス
系の開始剤としても使用することができる。
【0011】感温性の高分子としては、ポリビニルメチ
ルエーテル、メチルセルロース、ポリエチレンオキシ
ド、ポリビニルオキサゾリディノン、ポリ(N−イソプ
ロピルアクリルアミド)等のポリ(N−アルキルアクリ
ルアミド)の1種又は2種以上からなる熱応答性を有す
る高分子、又は特開平7−62038,7−8232
0,8−143631,10−17622,10−31
0614で公開されているポリ(N−ビニルイソブチル
アミド)等のポリ(N−ビニル酸アミド)の熱応答性を
有する高分子、N−ビニルフォルムアミド等のN−ビニ
ルアルキルアミドと酢酸ビニル等の疎水性モノマーの共
重合体で熱応答性を有する高分子が例示できる。
【0012】ゲル化に用いる溶媒としては特に限定され
るものではなく、ゲル化にあった溶媒を選択すればよい
が、例えば、水、アルコール、アセトン、テトラヒドロ
フラン、ジメチルホルムアミド、ジエチルエーテル、n
−ペンタン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−オクタ
ン等、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等を例示できる。
【0013】球形無機多孔質粒子中で高分子ゲルを合成
するには単量体の濃度は0.1重量%〜99.9重量
%、架橋剤濃度は0.001重量%〜50重量%であれ
ばよい。また、開始剤濃度や重合方法などはそれぞれの
ゲル作成方法にあったものを選べばよく、例えば、重合
開始剤、単量体、架橋剤を窒素置換した有機溶媒に溶解
し、球形無機多孔質粒子に含浸し、必要あればろ過等に
より余分な溶液を取り除く。その後、適当な温度に加熱
することで重合を行えばよい。
【0014】複合化物から多孔質無機粒子を溶解除去す
るには弗素化合物の酸性溶液、アルカリ性溶液、酸性溶
液を用いる。例えば、複合化物がシリカ、シラスバルー
ンまたは珪酸塩の場合は弗化水素酸水溶液、弗化アンモ
ニウム、弗化カルシウム、弗化ナトリウム等の酸性溶液
或いは水酸化ナトリウム等のアルカリ性溶液に複合化物
を浸けるだけでよい。溶液は複合化物の珪素元素に対し
て弗素元素が4倍量以上であればよいが、濃度は10重
量%以上であることが好ましい。また、アルカリ性溶液
はpH11以上であれば特に限定はしない。複合化物が
金属酸化物、金属水酸化物の場合は塩酸等の酸性溶液に
複合化物を浸けるだけでよい。酸性溶液はpH3以下で
あれば特に限定しない。
【0015】
【実施例】次に実施例により、具体的に本発明を説明す
るが、本発明の趣旨はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
【0016】(実施例1)N−ビニルイソブチルアミド
10g、開始剤AIBN(和光純薬工業製)0.3g、
架橋剤N,N’−メチレンビスアクリルアミド(和光純
薬工業製)0.4gを窒素置換したメタノール5mlに
溶解し、球形多孔質シリカ粒子(平均粒径5μm;鈴木
油脂工業株式会社製、ゴットボールE−16C)1gを
溶液中に入れる。遠心分離によりシリカ粒子を沈降さ
せ、上澄みを分離する。その後60℃で12時間重合
し、ポリ(N−ビニルイソブチルアミド)ゲルが330
mg/g複合化されているゲル複合化球形無機多孔質粒
子を得た。複合粒子を20wt%弗化水素酸溶液に分散
し、シリカを溶解した。中性になるまで洗浄を繰り返
し、感温性多孔質高分子ゲル粒子を得た。表面積は窒素
吸着法により24m/gであった。
【0017】(実施例2)N−イソプロピルアクリルア
ミド10g、開始剤AIBN(和光純薬工業製)0.3
g、架橋剤N,N’−メチレンビスアクリルアミド(和
光純薬工業製)0.4gを窒素置換したメタノール15
mlに溶解し、球形多孔質シリカ粒子(粒径1.7〜
4.0mm;富士シリシア化学製、Q−15)5gを溶
液中に入れる。上澄みを除いた後60℃で12時間重合
し、ゲル複合化球形無機多孔質粒子を得た。複合粒子を
20wt%弗化水素酸溶液に分散し、シリカを溶解し
た。中性になるまで洗浄を繰り返し、感温性多孔質高分
子ゲル粒子を得た。表面積は窒素吸着法により27m
/gであった。
【0018】(実施例3)N−ビニルホルムアミド(N
VF)1.1g、酢酸ビニル(VAc)5.8g、開始
剤AIBN(和光純薬工業製)0.3g、架橋剤N,
N’−メチレンビスアクリルアミド(和光純薬工業製)
0.4gを窒素置換したメタノール5mlに溶解し、球
形多孔質炭酸カルシウム粒子1gを溶液中に入れる。遠
心分離により炭酸カルシウム粒子を沈降させ、上澄みを
分離する。その後60℃で12時間重合し、NVF−c
o−VAcゲルが280mg/g複合化されているゲル
複合化球形無機多孔質粒子を得た。複合粒子を1N−H
Cl溶液20mlに分散し、シリカを溶解した。中性に
なるまで洗浄を繰り返し、感温性多孔質高分子ゲル粒子
を得た。表面積は窒素吸着法により34m/gであっ
た。
【0019】(実施例4)N−ビニルイソブチルアミド
10g、開始剤AIBN(和光純薬工業製)0.3g、
架橋剤N,N’−メチレンビスアクリルアミド(和光純
薬工業製)0.4gを窒素置換したメタノール5mlに
溶解し、球形多孔質珪酸カルシウム粒子1gを溶液中に
入れる。遠心分離により珪酸カルシウム粒子を沈降さ
せ、上澄みを分離する。その後60℃で12時間重合
し、ポリ(N−ビニルイソブチルアミド)ゲルが320
mg/g複合化されているゲル複合化球形無機多孔質粒
子を得た。複合粒子を1N−NaOH溶液20mlに分
散し、シリカを溶解した。中性になるまで洗浄を繰り返
し、感温性多孔質高分子ゲル粒子を得た。表面積は窒素
吸着法により30m/gであった。
【0020】(実施例5)実施例2により製造した刺激
応答性ゲルをブリシアントブルーFCF(BBFCF)
2%水溶液に12時間浸漬し、刺激応答性ゲルからの包
含物の放出性を温度を変化させることにより評価した。
その結果を図1に示す。温度を25℃から5℃ずつ段階
的に上げ、それぞれの温度での放出量を測定した。熱応
答性ポリマーであるポリ(N−イソプロピルアクリルア
ミド)ゲルが膨潤状態である低温ではBBFCFの放出
量が多く、収縮状態である高温ではBBFCFの放出量
が減少した。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例2で作成した刺激応答性ゲルの温度変化
によるBBFCF放出量測定結果
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 29:10 C08L 29:10 39:00 39:00 71:02 71:02 (72)発明者 田中 裕子 大阪府池田市緑丘1丁目8番31号 工業技 術院大阪工業技術研究所内 Fターム(参考) 4F074 AA02 AA16 AA76 AC16 AC19 AC26 AC32 AD04 AD05 AD08 AD13 BB08 BB10 CB03 CB13 DA24 DA59

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直径0.1μm〜5000μmの感温性を
    有する高分子ゲル粒子が多孔質であることを特徴とした
    感温性多孔質高分子ゲル粒子。
  2. 【請求項2】請求項1又は2において感温性を有する高
    分子ゲルがポリビニルメチルエーテル、メチルセルロー
    ス、ポリエチレンオキシド、ポリビニルオキサゾリディ
    ノン又はポリN−ビニルイソブチルアミド等のポリ(N
    −ビニル酸アミド)の1種又は2種以上であることを特
    徴とした多孔質高分子ゲル粒子。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において感温性を有する高
    分子ゲルがN−ビニルフォルムアミド等のN−ビニル酸
    アミドと酢酸ビニル等の疎水性モノマーの共重合体であ
    ることを特徴とした多孔質高分子ゲル粒子。
  4. 【請求項4】直径0.1μm〜5000μmの多孔質無
    機化合物粒子の細孔内で感温性を有する高分子ゲルを作
    成し、弗化水素酸等の弗素化合物溶液で無機化合物マト
    リックスを分解又は溶解除去することを特徴とした感温
    性多孔質高分子ゲル粒子の製造方法。
  5. 【請求項5】直径0.1μm〜5000μmの多孔質無
    機化合物粒子の細孔内で感温性を有する高分子ゲルを作
    成し、アルカリ性溶液で無機化合物マトリックスを分解
    又は溶解除去することを特徴とした感温性多孔質高分子
    ゲル粒子の製造方法。
  6. 【請求項6】直径0.1μm〜5000μmの多孔質無
    機化合物粒子の細孔内で感温性を有する高分子ゲルを作
    成し、酸性溶液で無機化合物マトリックスを分解又は溶
    解除去することを特徴とした感温性多孔質高分子ゲル粒
    子の製造方法。
  7. 【請求項7】請求項4〜6において感温性を有する高分
    子ゲルがポリビニルメチルエーテル、メチルセルロー
    ス、ポリエチレンオキシド、ポリビニルオキサゾリディ
    ノン又はポリN−ビニルイソブチルアミド等のポリ(N
    −ビニル酸アミド)の1種又は2種以上であることを特
    徴とした多孔質高分子ゲル粒子の製造方法。
  8. 【請求項8】請求項4〜6において感温性を有する高分
    子ゲルがN−ビニルフォルムアミド等のN−ビニル酸ア
    ミドと酢酸ビニル等の疎水性モノマーの共重合体である
    ことを特徴とした多孔質高分子ゲル粒子の製造方法。
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