JP2001213891A - 1,5−d−アンヒドロフルクトースの糖供与体としての用途 - Google Patents

1,5−d−アンヒドロフルクトースの糖供与体としての用途

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JP2001213891A
JP2001213891A JP2000025540A JP2000025540A JP2001213891A JP 2001213891 A JP2001213891 A JP 2001213891A JP 2000025540 A JP2000025540 A JP 2000025540A JP 2000025540 A JP2000025540 A JP 2000025540A JP 2001213891 A JP2001213891 A JP 2001213891A
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進 ▲桧▼作
Susumu Hisaku
Yasushi Takeda
靖史 竹田
Junichi Abe
淳一 安部
Toshiyasu Muroya
賢康 室屋
Kazuhiro Yoshinaga
一浩 吉永
Masamitsu Fujisue
真実 藤末
Hideto Ishiba
秀人 石場
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1,5−D−アンヒドロフルクトースおよび
1,5−D−アンヒドロフルクトースを構成糖として含
む糖鎖の糖供与体、特にアミノ化合物への糖供与体とし
ての用途を提供すること。 【解決手段】 1,5−D−アンヒドロフルクトースま
たは1,5−D−アンヒドロフルクトースを構成糖とし
て含有する糖鎖の糖供与体としての用途、特に蛋白質の
アミノ基、ペプチドのアミノ基またはアミノ酸のアミノ
基への糖供与体としての用途。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は1,5−D−アンヒ
ドロフルクトースまたは1,5−D−アンヒドロフルク
トースを構成糖として含有する糖鎖の糖供与体としての
用途に関する。さらに詳しくは、1,5−D−アンヒド
ロフルクトースまたはそれを構成糖として含有する糖鎖
をアミノ化合物のアミノ基、特に、蛋白質、ペプチドあ
るいはアミノ酸のアミノ基への糖供与体として使用する
用途に関する。
【0002】1,5−D−アンヒドロフルクトースは、
担子菌などの微生物あるいは紅藻などの植物組織に存在
する酵素、α−1,4−グルカンリアーゼの作用により
澱粉あるいは澱粉分解物を基質として生産することがで
きる。1,5−D−アンヒドロフルクトースはグルコー
スが脱水した興味ある特異な構造をしている。これまで
の解析の結果から、グルコース等の他の単糖類に比較し
て反応性が高いことが明らかとなっている。
【0003】グルコースなど還元性を持つ糖質が、アミ
ノ酸や蛋白質などのアミノ基と反応してアミノカルボニ
ル反応物質をつくることは以前より知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、1,
5−D−アンヒドロフルクトースおよび1,5−D−ア
ンヒドロフルクトースを構成糖として含む糖鎖の糖供与
体、特にアミノ化合物への糖供与体としての用途を提供
することにある。
【0005】本発明の他の目的は、凍結乾燥により糖供
与体としての用途を実現する、糖受容体が特に熱に敏感
な化合物であるときに好適な、糖供与方法を提供するこ
とにある。
【0006】本発明のさらに他の目的および利点は、以
下の説明から明らかになろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、本発明
の上記目的および利点は、第1に、1,5−D−アンヒ
ドロフルクトースまたは1,5−D−アンヒドロフルク
トースを構成糖として含有する糖鎖の糖供与体としての
用途によって達成される。
【0008】また、本発明の上記目的および利点は、第
2に、1,5−D−アンヒドロフルクトースまたは1,5
−D−アンヒドロフルクトースを構成糖として含有する
糖鎖をアミノ化合物のアミノ基、特に、蛋白質のアミノ
基、ペプチドのアミノ基またはアミノ酸のアミノ基への
糖供与体としての用途によって達成される。
【0009】さらに、本発明の上記目的および利点は、
第3に、蛋白質、ペプチドまたはアミノ酸と、1,5−
D−アンヒドロフルクトースまたは1,5−D−アンヒ
ドロフルクトースを構成糖として含有する糖鎖とを凍結
乾燥せしめて糖で置換されたアミノ基を持つアミノ化合
物、蛋白質、ペプチドまたはアミノ酸を生成せしめるこ
とを特徴とする、蛋白質、ペプチドまたはアミノ酸に糖
を供与する方法によって達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明で用いられる1,5−D−
アンヒドロフルクトースは澱粉やグリコーゲンをα−
1,4−グルカンリアーゼで分解して得られる。
【0011】α−1,4グルカンリアーゼは海藻やきの
こに含まれることが報告されている。本発明者らは海藻
オゴノリよりα−1,4−グルカンリアーゼを精製し、
この酵素を澱粉(例えば、ワキシーコーンスターチ)に
作用させ1,5−D−アンヒドロフルクトースを合成し
た。この1,5−D−アンヒドロフルクトースを精製し
純度99%以上の1,5−D−アンヒドロフルクトース
として用いた。
【0012】一方、1,5−D−アンヒドロフルクトー
スを構成糖として含む糖鎖は、オリゴ糖あるいは多糖類
等と1,5−D−アンヒドロフルクトースとを糖転移触
媒の存在下に接触をせしめて、多糖類を構成する単糖単
位もしくは部分糖鎖単位を1,5−D−アンヒドロフル
クトースへ転移せしめることによって製造することがで
きる。
【0013】多糖類としては、例えばグルカン類が好ま
しく用いられる。これらのうち、シクロデキストリン、
澱粉、可溶性澱粉、マルトデキストリンの如きα−1,
4−グルカン鎖、α−1,6−グルカン鎖を持つ糖類お
よびその誘導体がさらに好ましい。
【0014】これらの原料は糖転移触媒の存在下に接触
せしめられる。糖転移触媒としては、例えばシクロデキ
ストリン合成酵素、α−グリコシダーゼ等糖転移活性を
有する酵素を挙げることができる。
【0015】例えば糖鎖合成の酵素反応は1,5−D−
アンヒドロフルクトースと澱粉あるいはシクロデキスト
リン等のα−1,4−グルカンにシクロデキストリン合
成酵素を作用させることによって行うことができる。シ
クロデキストリン合成酵素はシクロデキストリン合成の
他に糖転移反応を触媒する。従って、1,5−D−アン
ヒドロフルクトースとα−1,4−グルカンの基質にこ
の酵素を作用させると、1,5−D−アンヒドロフルク
トースに種々の重合度の糖を転移し1,5−D−アンヒ
ドロフルクトースを構成糖に持つ糖鎖を合成することが
できる。
【0016】上記の糖鎖合成反応は、好ましくは、水性
媒体中で実施される。水性媒体としては、水あるいは場
合により水と水混和性有機媒体例えばアルコールからな
る混合媒体が用いられる。反応温度およびpHは使用す
る糖転移触媒の種類により至適値が異なるが、例えば1
0〜65℃および2〜8のpHの範囲で実施することが
できる。
【0017】また、原料である基質の濃度は、例えば1
〜40g/100mlであることができる。反応終了
後、通常、使用した酵素を失活させたのち、あるいは、
酵素を担体に固定化して反応を行った場合は、反応液が
酵素との接触を終了した後、常法に従い、生成物を分離
することができる。かくして、構成糖に1,5−D−ア
ンヒドロフルクトースを含有する糖鎖(糖分子鎖)が製
造される。
【0018】構成糖に1,5−D−アンヒドロフルクト
ースを含有する糖鎖としては、1,5−D−アンヒドロ
フルクトース以外の部分がマルトデキストリン糖鎖であ
ることが好ましく、糖鎖の中で1,5−D−アンヒドロ
フルクトースが還元末端に位置するのがさらに好まし
い。特に下記式 G−(G)n−AF ここで、Gはグルコース骨格であり、AFは1,5−D
−アンヒドロフルクトース骨格であり、そしてnは0〜
20の数であり、さらに、上記式に示すいずれのグルコ
ースにも側鎖としてグルコースがグリコシド結合してい
てもよい、で表わされる糖鎖が好ましく提供される。
【0019】本発明において、1,5−D−アンヒドロ
フルクトースまたはそれを構成糖として含有する糖鎖
は、糖供与体として用いられる。すなわち、例えばアミ
ノ基を有する化合物のアミノ基と反応して、1,5−D
−アンヒドロフルクトースまたはそれを含むより高次の
糖鎖からなる基を置換基とするアミノ基を与える。
【0020】アミノ基を有する化合物としては、例え
ば、エチルアミン、トリエチルアミン、コリン、エタノ
ールアミン等アミン類、ホスファチジルコリン、ホスフ
ァチジルエタノールアミン等の脂質、グルコサミン、ガ
ラクトサミン等のアミノ糖、アデニン、グアニン、シト
シン等の塩基およびその誘導体、その他リボフラビン、
フラビンモノヌクレオチド、3−ヒドロキシアントラニ
ル酸等の抗酸化活性を有するアミノ化合物、ドーパミ
ン、アドレナリン、ノルアドレナリン等のカテコールア
ミンを挙げることができる。さらに、好適な化合物とし
て、例えば蛋白質、ペプチドおよびアミノ酸を挙げるこ
とができる。すなわち、蛋白質またはペプチドの側鎖ア
ミノ基あるいは末端アミノ基およびアミノ酸のアミノ基
へ付加反応することができる。
【0021】アミノ酸としては、蛋白質アミノ酸および
非蛋白質アミノ酸のいずれでもよい。蛋白質の構成アミ
ノ酸であるα−アミノ酸が好ましい。α−アミノ酸とし
ては、例えばグリシン、アラニン、バリン、ロイシン、
イソロイシン、セリン、トレオニン、アスパラギン、ア
スパラギン酸、グルタミン、グルタミン酸、リジン、ア
ルギニン、システイン、メチオニン、フェニルアラニ
ン、チロシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、トリプ
トファン、ヒスチジン等を挙げることができる。非蛋白
質アミノ酸としては、例えばβ−アラニン、γ−アミノ
酪酸、オルニチン、1−メチルヒスチジン、3−メチル
ヒスチジン等を挙げることができる。
【0022】ペプチドとしては、上記の如きα−アミノ
酸同士が複数個分子間でペプチド結合した化合物が挙げ
られる。例えばアラニル−グリシンの如きジペプチド、
グリシル−アラニル−ロイシン、グルタチオンの如きト
リペプチド、その他テトラペプチドの如き種々のオリゴ
ペプチドを挙げることができる。
【0023】蛋白質としては、例えばインシュリン、プ
ロタミン類、ヘモグロビン、アルブミン等種々のタンパ
ク質を挙げることができる。
【0024】1,5−D−アンヒドロフルクトースまた
は1,5−D−アンヒドロフルクトースを含む糖鎖が結
合したアミノ化合物の合成は1,5−D−アンヒドロフ
ルクトースまたは1,5−D−アンヒドロフルクトース
を構成糖として含む糖鎖とアミノ化合物を水溶液とし、
次いでそれを凍結乾燥することにより得られる。例え
ば、2%グリシン水溶液と2%1,5−D−アンヒドロ
フルクトース溶液を1:1で混合しpH7.5に調整
後、凍結乾燥し30℃に3日間放置するとすると反応物
中の遊離のアミノ基は20%に減少した。従って、この
結果は、グリシンの80%に1,5−D−アンヒドロフ
ルクトースが結合したことを示している(図7参照)。
【0025】反応生成物の遊離のアミノ基はトリニトロ
ベンゼンスルホン酸法で定量した。すなわち、反応生成
物が溶解した溶液1mlに4%炭酸水素ナトリウム、
0.1%トリニトロベンゼンスルホン酸をそれぞれ1m
l加えて暗所下40℃で2時間反応させた後、345n
mの吸光度を測定し分子吸光係数より遊離のアミノ基を
求めた。
【0026】本発明により製造される、糖で置換された
アミノ基を持つ蛋白質等は、蛋白質等としての本来の性
質を維持したまま例えばpH依存性等を変えたものとし
て、種々の用途に用いられることが期待される。
【0027】以下、実施例により本発明をさらに詳述す
る。
【0028】
【実施例】実施例1 10mg/mlの牛血清アルブミン75mlと10mg
/mlの1,5−D−アンヒドロフルクトースまたは2
0mg/mlの1,5−D−アンヒドロフルクトースを
含む重合度2のオリゴ糖25mlを混合してpH7.5
に調整した後、凍結乾燥し30℃で3日間放置した。凍
結乾燥終了時点からの各タンパク質のアミノ基の1,5
−D−アンヒドロフルクトースによる修飾率を図1に示
す。この結果から明らかなとおり、1,5−D−アンヒ
ドロフルクトースおよび1,5−D−アンヒドロフルク
トースを含む重合度2のオリゴ糖がコントロールとして
用いたグルコースに比較してタンパク質である牛血清ア
ルブミンに効率的に転移されることがわかる。さらに、
修飾された牛血清アルブミンをSDSゲル電気泳動で調
べた結果、図2に示すように1,5−D−アンヒドロフ
ルクトースおよび1,5−D−アンヒドロフルクトース
を含む重合度2のオリゴ糖で修飾したものは移動度が小
さくなった。このことは糖が転移してタンパク質の分子
量が大きくなったことを示している。
【0029】実施例2 実施例1において、10mg/mlの牛血清アルブミン
に代えて10mg/mlの卵白アルブミンを用い、その
他は実施例1と同様に実施した。結果を図3に示した。
【0030】実施例3 実施例1において、10mg/mlの牛血清アルブミン
に代えて10mg/mlの牛血漿γ−グロブリンを用
い、その他は実施例1と同様に実施した。結果を図4に
示した。
【0031】実施例4 0.1mg/mlのグリシル−グルタミン酸75mlと
10mg/mlの1,5−D−アンヒドロフルクトース
または20mg/mlの1,5−D−アンヒドロフルク
トースを含む重合度2のオリゴ糖25mlとを混合して
pH7.5に調整した後、凍結乾燥し30℃で3日間放
置した。凍結乾燥終了時点からのこのペプチドのアミノ
基の1,5−D−アンヒドロフルクトースによる修飾率
を図5に示す。この結果から明らかなとおり、経時的に
1,5−D−アンヒドロフルクトースまたは1,5−D−
アンヒドロフルクトースを含む重合度2のオリゴ糖によ
るこのペプチドのアミノ基の修飾がグルコースに比較し
て効率的に進行していることがわかる。
【0032】実施例5 実施例4において、0.1mg/mlのグリシル−グル
タミン酸に代えて0.1mg/mlのメチオニル−セリ
ニル−アスパラギン酸を用い、その他は実施例4と同様
に実施した。結果を図6に示した。
【0033】実施例6 0.1mg/mlのグリシン75mlと10mg/ml
の1,5−D−アンヒドロフルクトースまたは20mg
/mlの1,5−D−アンヒドロフルクトースを含む重
合度2のオリゴ糖25mlを混合してpH7.5に調整
した後、凍結乾燥し30℃で3日間放置した。凍結乾燥
終了時点からのこのアミノ酸のアミノ基の1,5−D−
アンヒドロフルクトースによる修飾率を図7に示す。こ
の結果から明らかなとおり、経時的に1,5−D−アン
ヒドロフルクトースまたは1,5−D−アンヒドロフル
クトースを含む重合度2のオリゴ糖によるアミノ酸のア
ミノ基の修飾がグルコースに比較して効率的に進行して
いることがわかる。
【0034】実施例7 実施例6において、0.1mg/mlのグリシンに代え
て0.1mg/mlのヒスチジンを用い、その他は実施
例6と同様に実施した。結果を図8に示した。
【図面の簡単な説明】
【図1】グルコース、1,5−D−アンヒドロフラクト
ース、1,5−D−アンヒドロフルクトースを含む重合
度2のオリゴ糖による牛血清アルブミンのアミノ基の修
飾。
【図2】1,5−D−アンヒドロフラクトースと1,5−
D−アンヒドロフルクトースを含む重合度2のオリゴ糖
で修飾した牛血清アルブミンのSDSゲル電気泳動によ
る分子量測定。未修飾またはグルコースと反応させた牛
血清アルブミンとの比較。図左の数値は分子量をkDa
単位で表示している。
【図3】グルコース、1,5−D−アンヒドロフラクト
ース、1,5−D−アンヒドロフルクトースを含む重合
度2のオリゴ糖による卵白アルブミンのアミノ基の修
飾。
【図4】グルコース、1,5−D−アンヒドロフラクト
ース、1,5−D−アンヒドロフルクトースを含む重合
度2のオリゴ糖による牛血漿γ−グロブリンのアミノ基
の修飾。
【図5】グルコース、1,5−D−アンヒドロフラクト
ース、1,5−D−アンヒドロフルクトースを含む重合
度2のオリゴ糖によるグリシル−グルタミン酸のアミノ
基の修飾。
【図6】グルコース、1,5−D−アンヒドロフラクト
ース、1,5−D−アンヒドロフルクトースを含む重合
度2のオリゴ糖によるメチオニル−セリニルーアスパラ
ギン酸のアミノ基の修飾。
【図7】グルコース、1,5−D−アンヒドロフラクト
ース、1,5−D−アンヒドロフルクトースを含む重合
度2のオリゴ糖によるグリシンのアミノ基の修飾。
【図8】グルコース、1,5−D−アンヒドロフラクト
ース、1,5−D−アンヒドロフルクトースを含む重合
度2のオリゴ糖によるヒスチジンのアミノ基の修飾。
【符号の説明】
A 1,5−D−アンヒドロフルクトースを含む重合度
2のオリゴ糖 B 1,5−D−アンヒドロフルクトース C グルコース 図2中 レーン1:分子量マーカー レーン2:1,5−D−アンヒドロフルクトースと牛血
清アルブミンとの反応生成物 レーン3:グルコースと牛血清アルブミンとの反応生成
物 レーン4:1,5−D−アンヒドロフルクトースを含む
重合度2のオリゴ糖と牛血清アルブミンとの反応生成物 レーン5:牛血清アルブミン
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月4日(2000.4.4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹田 靖史 鹿児島県日置郡松元町春山1685−19 (72)発明者 安部 淳一 鹿児島県鹿児島市錦江台1丁目24−22 (72)発明者 室屋 賢康 鹿児島県鹿児島市南栄3−20 日本澱粉工 業株式会社内 (72)発明者 吉永 一浩 鹿児島県鹿児島市南栄3−20 日本澱粉工 業株式会社内 (72)発明者 藤末 真実 鹿児島県鹿児島市南栄3−20 日本澱粉工 業株式会社内 (72)発明者 石場 秀人 鹿児島県鹿児島市南栄3−20 日本澱粉工 業株式会社内 Fターム(参考) 4C057 AA17 BB02 BB03 BB04 BB07 JJ13 4H045 AA20 BA11 BA12 FA10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1,5−D−アンヒドロフルクトースま
    たは1,5−D−アンヒドロフルクトースを構成糖とし
    て含有する糖鎖の糖供与体としての用途。
  2. 【請求項2】 1,5−D−アンヒドロフルクトースま
    たは1,5−D−アンヒドロフルクトースを構成糖とし
    て含有する糖鎖のアミノ化合物のアミノ基への糖供与体
    としての用途。
  3. 【請求項3】 1,5−D−アンヒドロフルクトースま
    たは1,5−D−アンヒドロフルクトースを構成糖とし
    て含有する糖鎖を蛋白質のアミノ基、ペプチドのアミノ
    基またはアミノ酸のアミノ基への糖供与体としての用
    途。
  4. 【請求項4】 蛋白質、ペプチドまたはアミノ酸と、
    1,5−D−アンヒドロフルクトースまたは1,5−D−
    アンヒドロフルクトースを構成糖として含有する糖鎖と
    を凍結乾燥せしめて糖で置換されたアミノ基を持つ蛋白
    質、ペプチドまたはアミノ酸を生成せしめることを特徴
    とする、蛋白質、ペプチドまたはアミノ酸に糖を供与す
    る方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001204490A (ja) * 2000-01-26 2001-07-31 進 ▲桧▼作 構成糖に1,5−d−アンヒドロフルクトースを含有する糖鎖

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001204490A (ja) * 2000-01-26 2001-07-31 進 ▲桧▼作 構成糖に1,5−d−アンヒドロフルクトースを含有する糖鎖

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