JP2001213332A - 車両用操舵装置 - Google Patents

車両用操舵装置

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JP2001213332A JP2000282609A JP2000282609A JP2001213332A JP 2001213332 A JP2001213332 A JP 2001213332A JP 2000282609 A JP2000282609 A JP 2000282609A JP 2000282609 A JP2000282609 A JP 2000282609A JP 2001213332 A JP2001213332 A JP 2001213332A
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孝修 高松
Shiro Nakano
史郎 中野
Katsutoshi Nishizaki
勝利 西崎
Masaya Segawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リンクレス式操舵装置の舵取機構を駆動する
舵取制御部が故障したとき、操舵軸及び舵取機構を機械
的に連結させる連結手段を小形化できるようにする。 【解決手段】 車輪の向きを変える舵取機構に機械的に
連結されていない操舵軸3と前記舵取機構との間に、滑
りを止める複数の係止部61aを有する係止体61と、
前記係止部61aと係合する係止位置及び非係止位置へ
の切換えが可能であり、操舵輪の操舵に応じて前記舵取
機構を駆動する舵取制御部が故障したとき前記係止位置
へ切換えられる繋体62とを備え、該繋体62の位置を
ソレノイド66が切換えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操舵輪等の操舵手
段に連結される操舵軸が車輪の向きを変える舵取機構に
機械的に連結されていない車両用操舵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用操舵装置は、操舵輪等の操舵手段
に連結される操舵軸が舵取機構に機械的に連結されてい
るリンク式と、前記操舵軸が前記舵取機構に機械的に連
結されていないリンクレス式とに大別される。
【0003】後者のリンクレス式は、例えば、特開平1
−153379号公報に記載されているように、操舵軸
を舵取機構から切り離して配し、舵取機構の中途に操舵
アクチュエータとしての舵取モータを設け、操舵用の車
輪の実舵角と目標舵角との偏差に応じてマイクロプロセ
ッサを用いてなる舵取制御部が前記舵取モータを駆動制
御することにより、操舵用の車輪を目標舵角に調整する
構成となっている。
【0004】また、リンクレス式として、操舵輪の操舵
に応じて前記舵取機構を駆動する前記舵取制御部等の駆
動手段の故障によって前記舵取機構を駆動することがで
きなくなったとき前記操舵軸を前記舵取機構に連結する
連結手段を備えた車両用操舵装置が知られている。
【0005】この車両用操舵装置の連結する連結手段
は、電磁クラッチ、又は、摩擦板円板形摩擦クラッチが
用いられている。電磁クラッチは、前記駆動手段が正常
である場合に電磁石が励磁されず、トルクの伝達が遮断
されており、前記駆動手段が故障した場合に通電されて
トルクを操舵軸から舵取機構へ伝達する構成となってい
る。
【0006】また、摩擦クラッチは、駆動手段が故障し
た場合にばねの力で摩擦面を接触させ、前記駆動手段が
正常である場合に電磁石が励磁され、摩擦面を離脱させ
る構成となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、駆動手段を
構成する舵取制御部の電源系の故障によって前記舵取機
構を駆動することができなくなったとき、舵取モータに
よる操舵補助が行えず、操舵輪にかなり大きな操舵トル
クを加えることになるため、前記電磁クラッチ及び摩擦
クラッチにかなり大きなトルク伝達容量が必要となる。
従って、操舵軸に連動して回転する電磁クラッチ、摩擦
クラッチが大形となり、車両用操舵装置の全体が大形化
するとともに、操舵手段の操舵性が悪くなるという問題
がある。
【0008】しかも、エンジン起動用のバッテリーの破
裂等によって車両電源系が故障した場合、電磁クラッチ
はトルク伝達の機能を果たさない。また、円板形摩擦ク
ラッチは前記駆動手段が正常である場合、ばねの力に打
ち勝って摩擦面の離脱状態を保持する必要があるため、
常にかなりの電流が必要である。
【0009】本発明は上記問題点を解決することができ
る車両用操舵装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】第1発明
に係る車両用操舵装置は、車輪の向きを変える舵取機構
に機械的に連結されることなく静止側部材に支持される
操舵軸と連結されている操舵手段の操舵に応じて前記舵
取機構を駆動する駆動手段の故障によって前記舵取機構
を駆動することができなくなったとき前記操舵軸を前記
舵取機構に連結する連結手段を備えた車両用操舵装置に
おいて、前記連結手段は、滑りを止める複数の係止部を
有する係止体と、前記係止部と係合する係止位置及び非
係止位置への切換えが可能であり、前記故障が発生した
とき前記係止位置へ切換えられる繋体とを備えているこ
とを特徴とする。
【0011】第1発明にあっては、操舵軸及び舵取機構
の一方に係止体を設け、他方に繋体を設けることによ
り、駆動手段の故障によって前記舵取機構を駆動するこ
とができなくなったとき、繋体が係止位置へ切換えられ
て係止体の係止部と係合し、操舵軸の回転を係止体及び
繋体を介して舵取機構に伝達することができる。この伝
達する場合、繋体を係止体の係止部に係止でき、滑りを
発生させることなく操舵軸の回転を伝達することができ
るため、従来のように電磁クラッチ及び摩擦クラッチを
用いるものに比較して連結する連結手段及び車両用操舵
装置の全体を小形にできる。
【0012】第2発明に係る車両用操舵装置は、前記繋
体の位置を切換える第1のソレノイドを備えていること
を特徴とする。
【0013】第4発明に係る車両用操舵装置は、前記故
障が発生したとき前記第1のソレノイドへの通電を禁止
する禁止手段を備えていることを特徴とする。
【0014】この第2発明及び第4発明にあっては、駆
動手段が正常である場合、ソレノイドに通電して繋体を
非係止位置へ切換え、駆動手段の故障によって舵取機構
を駆動することができなくなったとき、ソレノイドへの
通電を禁止して繋体を係止位置へ切換えることができ
る。この場合、ソレノイドは、係止体の係止部に係止
し、滑りを発生させることなく操舵軸の回転を伝達する
繋体の位置を切換えるため、従来のように電磁クラッチ
及び摩擦クラッチを用いるものに比較してソレノイドが
必要とする電流を低くでき、ソレノイド、ひいては連結
する連結手段及び車両用操舵装置の全体を小形にでき
る。また、駆動手段の故障及び故障の直りに連動してソ
レノイドを通電禁止/通電させ得るため、車両電源系が
故障した場合においてもトルク伝達を確実に行うことが
でき、駆動手段の故障が直ったときは、ソレノイドによ
って繋体を非係止位置へ自動的に切換えることができ
る。
【0015】第3発明に係る車両用操舵装置は、前記繋
体の係止位置から非係止位置への切換わりを阻止する阻
止位置及び非阻止位置への切換えが可能であり、前記繋
体が係止位置へ切換えられたとき、前記阻止位置へ切換
えられる阻止体を備えていることを特徴とする。
【0016】この第3発明にあっては、繋体の係止部と
の係合状態を阻止体が保持するため、前記第1のソレノ
イドが繋体の位置を切換える切換力を比較的小さくで
き、該第1のソレノイド、ひいては連結する連結手段及
び車両用操舵装置の全体をより一層小形にできる。
【0017】第5発明に係る車両用操舵装置は、前記阻
止体の位置を切換える第2のソレノイドを備えているこ
とを特徴とする。
【0018】第9発明に係る車両用操舵装置は、前記故
障が発生したとき前記第1及び第2のソレノイドへの通
電を禁止する禁止手段を備えていることを特徴とする。
【0019】この第5発明及び第9発明にあっては、第
1のソレノイドによる繋体の位置の切換え時期を、第2
のソレノイドによる阻止体の位置の切換え時期よりも早
くし、第1のソレノイドによって繋体を係止位置へ切換
えた後、第2のソレノイドによって阻止体を阻止位置へ
切換えることができるため、第1のソレノイドが繋体の
位置を切換える切換力を比較的小さくした場合において
も、繋体によってトルク伝達を確実に行うことができ
る。
【0020】第6発明に係る車両用操舵装置は、前記繋
体を保持する保持体を備え、前記阻止位置へ切換えられ
た阻止体を前記保持体及び繋体の間で挟むようにしてあ
ることを特徴とする。
【0021】この第6発明にあっては、繋体が係止部と
係合したとき、係止体、繋体、阻止体、保持体を一体化
させることができるため、繋体及び阻止体の剛性を比較
的小さくした場合においても、トルク伝達を確実に行う
ことができる。
【0022】第7発明に係る車両用操舵装置は、前記繋
体と前記阻止体とが接触したときの接触角度θ、前記係
止部と係合した繋体を離間させる係合反力N、前記阻止
体が前記保持体と接触する接触部の摩擦係数μとした場
合、 θ<tan-1μ となるように前記接触角度θを設定してあることを特徴
とする。
【0023】この第7発明にあっては、係止体の係止部
に係合した繋体の前記係止部との係合部に係合反力Nが
加わったとき、この係合反力Nの分力として前記阻止体
を前記保持体に押付ける第1押付力Ncosθ及び前記
阻止体を非阻止位置へ押付ける第2押付力Nsinθが
発生する。この場合、μ・Ncosθ>Nsinθとな
るように設定、換言すればtanθ<μ、又はθ<ta
-1μとなるように設定することにより、前記係合部に
加わる負荷トルクが比較的高い場合においても、係合反
力Nによる阻止体の離間移動を防止することができ、繋
体の係止部との係合状態を保持することができる。
【0024】第8発明に係る車両用操舵装置は、車輪の
向きを変える舵取機構に機械的に連結されることなく静
止側部材に支持される操舵軸と連結されている操舵手段
の操舵に応じて前記舵取機構を駆動する駆動手段の故障
によって前記舵取機構を駆動することができなくなった
とき前記操舵軸を前記舵取機構に連結する連結手段を備
えた車両用操舵装置において、前記連結手段は、前記操
舵軸及び舵取機構の一方に設けられる歯車と、他方に設
けられ、該歯車と係合する係止位置及び非係止位置への
切換えが可能な揺動体と、該揺動体に連結され、該揺動
体の位置を切換える第1のソレノイドと、前記揺動体の
係止位置から非係止位置への切換わりを阻止する阻止位
置及び非阻止位置への切換えが可能なピンと、該ピンに
連結され、前記揺動体が係止位置へ切換えられたとき、
前記ピンを阻止位置へ切換える第2のソレノイドとを備
えることを特徴とする。
【0025】この第8発明にあっては、駆動手段が正常
である場合、第1及び第2のソレノイドに通電して揺動
体を非係止位置へ、また、ピンを非阻止位置へ夫々自動
的に切換え、駆動手段の故障によって舵取機構を駆動す
ることができなくなったとき、第1及び第2のソレノイ
ドへの通電を禁止して揺動体を係止位置へ、また、ピン
を阻止位置へ夫々自動的に切換えることができる。この
場合、歯車の歯に係止し、滑りを発生させることなく操
舵軸の回転を伝達する揺動体を係止位置に第1のソレノ
イドが切換えた後、第2のソレノイドがピンを阻止位置
へ切換えるため、各ソレノイドが揺動体及びピンの位置
を切換える切換力を比較的小さくした場合においても、
揺動体によってトルク伝達を確実に行うことができる。
また、第1及び第2のソレノイドが歯車の周りに配され
た場合は、揺動体を備える構成と相俟ってソレノイドを
保持する保持体を比較的小形にでき、従来のように電磁
クラッチ及び摩擦クラッチを用いるものに比較して連結
手段及び車両用操舵装置の全体を小形にできる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づいて詳述する。 実施の形態1 図1は本発明に係る車両用操舵装置の全体構成を示す模
式的斜視図、図2は車両用操舵装置の実施の形態1の要
部構成を示す一部を切欠いた正面図である。
【0027】この車両用操舵装置は、図示しない車体の
左右に配された一対の操舵用の車輪A,Aに操舵動作を
行わせるための舵取機構1と、舵取機構1から機械的に
切り離して軸ハウジング2等の静止側部材に回転自在に
支持される操舵軸3と、該操舵軸3の上端に連結され操
舵手段である操舵輪4と、該操舵輪4の操舵に応じて前
記舵取機構1を駆動する駆動手段5と、駆動手段5の故
障によって前記舵取機構1を駆動することができなくな
ったとき前記操舵軸3の下端を前記舵取機構1に連結す
る連結手段6とを備えた構成となっている。
【0028】操舵軸3を支持する軸ハウジング2には、
操舵輪4に操舵方向と逆向きの反力を付与する反力アク
チュエータ7が設けられている。この反力アクチュエー
タ7は、前記駆動手段5が備える後記する舵取制御部5
2から与えられる動作指令信号に応じた駆動回路70か
らの通電により正逆両方向に駆動され、操舵輪4の操舵
方向と逆方向の力(反力)を付与する動作をなす。
【0029】従って、操舵輪4の操舵には反力アクチュ
エータ7が発生する反力に抗する操舵トルクを加える必
要があり、この操舵トルクを検出するトルクセンサ8
と、操舵輪4の操舵量及び操舵方向を検出する例えばロ
ータリエンコーダ9とが軸ハウジング2に付設されてお
り、これらトルクセンサ8及びロータリエンコーダ9が
検出した結果はインタフェース回路10を介して舵取制
御部52に与えられている。尚、ロータリエンコーダ9
に代えてポテンショメータまたはレゾルバを用いてもよ
い。
【0030】舵取機構1は、公知のように、車体の左右
方向に延設されて軸長方向へ移動する舵取軸11の両端
部と、車輪A,Aを支持するナックルアーム12,12
とを連結し、舵取軸11の両方向への移動によりナック
ルアーム12,12を押し引きし、車輪A,Aを左右に
操向させるものであり、この操向は舵取軸11の中途部
に同軸的に構成されたブラシレス形の舵取モータ51の
回転を、適宜の運動変換機構により舵取軸11の移動に
変換して行われる。
【0031】この舵取軸11は、軸長方向一端側に螺旋
溝を、また、他端側にラック歯を夫々備え、軸ハウジン
グ13内に回転不能であり、軸長方向への移動を可能に
支持されている。軸ハウジング13内には、前記ラック
歯に噛合するピニオンを下端に有し、上端にジョイント
14を介して伝動軸15が連結されたピニオン軸16が
回転可能に支持され、前記駆動手段5が故障した場合、
ピニオン軸16を回転させることにより前記舵取軸11
を移動させる構成となっている。また、軸ハウジング1
3にはピニオン軸16の回転量及び回転方向を検出する
ロータリエンコーダ20が設けられ、該ロータリエンコ
ーダ20が検出した結果はインタフェース回路10を介
して舵取制御部52に与えられている。
【0032】舵取モータ51は、前記舵取軸11を支持
する軸ハウジング13内に固定される円筒状のステー
タ、及び該ステータの内周面及び舵取軸11の外周面間
に回転が可能に支持されており、その外周面に複数個の
永久磁石が周方向に離隔して設けられている円筒状のロ
ータを備えている。このロータに、前記舵取軸11に設
けられる螺旋溝と係合する伝動環が連結されており、該
伝動環を介して舵取モータ51の回転が舵取軸11に伝
達され、該舵取軸11が軸長方向へ移動する構成となっ
ている。
【0033】駆動手段5は、前記舵取モータ51とマイ
クロプロセッサを用いてなる舵取制御部52とを備えて
いる。舵取モータ51は、舵取制御部52から与えられ
る駆動回路50からの通電により回転し、その舵取モー
タ51の回転は、舵取軸11の軸長方向の摺動に変換さ
れ、舵取モータ51の回転に応じた操舵(操舵用の車輪
A,Aの操向)が行われる。舵取制御部52はエンジン
起動のためのキースイッチのオン操作に応じて動作を開
始する。
【0034】図3は図2のIII −III 線の拡大断面図、
図4は繋体及び阻止体を切換えた状態の拡大断面図であ
る。連結手段6は、周面に回転方向への滑りを止める複
数の係止部61aを有し、歯車である係止体61と、歯
である前記係止部61aと係合する図4の係止位置及び
図3の非係止位置への切換えが可能であり、前記舵取制
御部52の故障が発生したとき前記係止位置へ切換えら
れる揺動体である繋体62とを備え、該繋体62が筒状
の保持体63を介して前記ピニオン軸16に連結され、
前記係止体61が筒状の回転体64を介して前記操舵軸
3に連結されている。
【0035】この回転体64は、その一端部が操舵軸3
の下端に嵌合固定され、他端部の外周に環状の前記係止
体61が嵌合固定され、該係止体61の両側に軸受6
5,65が設けられ、これら軸受65,65を介して回
転体64及び保持体63の相対回転を可能としてある。
【0036】係止体61は、前記回転体64の外周に嵌
合される嵌合孔を有する環状部61bの外周に歯である
複数の係止部61aが設けられた歯車を用いてなる。係
止部61aは鋸歯状、スプライン状の連続した歯形状で
ある他、その形状は特に制限されない。
【0037】保持体63はその他端部が前記伝動軸15
に嵌合固定されており、中間部に前記繋体62と、該繋
体62に連結され、繋体62を係止位置及び非係止位置
へ切換える第1のソレノイド66と、前記繋体62の係
止位置から非係止位置への切換わりを阻止する図4の阻
止位置及び図3の非阻止位置への切換えが可能なピンを
用いてなり、前記繋体62が係止位置へ切換えられたと
き、前記阻止位置へ切換えられる阻止体67と、該阻止
体67に連結され、阻止体67を阻止位置及び非阻止位
置へ切換える第2のソレノイド68とが設けられてい
る。
【0038】また、保持体63の中間部には、前記係止
体61の外周側に臨む切欠孔63a及び該切欠孔63a
に配され、前記阻止体67が阻止位置へ切欠えられたと
き当接する受座63bと、前記切欠孔63aに連通する
一対の凹部63c,63dとが設けられている。切欠孔
63aには前記操舵軸3の軸心と平行な枢支軸69を介
して前記繋体62が枢支されており、一対の凹部63
c,63dには第1及び第2の前記ソレノイド66,6
8が収容されている。
【0039】これら第1及び第2のソレノイド66,6
8は前記舵取制御部52からの動作指令信号に応じて図
示しないリレーを介して電源から電磁コイルへの通電が
なされることによって吸引され、後退移動する可動鉄心
66a,68aと、車両電源系の故障又はキースイッチ
のオフ操作等によって前記電磁コイルへの通電が禁止さ
れたとき前記可動鉄心66a,68aを前進移動させる
ばね体66b,68bとを備えており、第1のソレノイ
ド66の可動鉄心66aに前記繋体62が、また、第2
のソレノイド68の可動鉄心68aに前記阻止体67が
夫々連結されている。
【0040】また、第1及び第2のソレノイド66,6
8は、電磁コイルへの通電によって可動鉄心66a,6
8aを吸引した後保持するときに必要な電流を、可動鉄
心66a,68aを前進させるときに必要な電流に比べ
て約1/5に低減でき、この低電流によって可動鉄心6
6a,68aの吸引状態を保持することができるため、
可動鉄心66a,68aの吸引によって繋体62を非係
止位置に、又、阻止体67を非阻止位置に切換えたとき
舵取制御部52によって電磁コイルへ供給する電流が低
くなるようにしてある。
【0041】繋体62はアーム状の揺動体を用いてな
り、その一端に前記係止部61aと係合する係合部62
a(突起)が設けられ、他端に長孔62bが設けられ、
該長孔62bに挿入するピン70を介して前記第1のソ
レノイド66の可動鉄心66aに連結されている。
【0042】阻止体67は、前記第2のソレノイド68
の可動鉄心68aに一体的に連結されたピンを用いてな
り、その端縁に傾斜状の案内面67aが設けられてい
る。
【0043】以上の如く構成された車両用操舵装置は、
舵取制御部52及び舵取モータ51等の駆動手段5が正
常である場合、操舵輪4の操舵に応じて舵取制御部52
が舵取モータ51を駆動制御し、該舵取モータ51が舵
取機構1を駆動することにより、操舵用の車輪A,Aに
操舵動作を行わせる。
【0044】このとき、操舵輪4の操舵には反力アクチ
ュエータ7が発生する反力に抗する操舵トルクが加えら
れる。この操舵トルクはトルクセンサ8により検出さ
れ、また、操舵輪4の操舵量がロータリエンコーダ9に
より操舵方向を含めて検出され、これらの検出結果は舵
取制御部52に与えられている。
【0045】さらに、連結手段6の第1及び第2のソレ
ノイド66,68は舵取制御部52によって前記リレー
を介して電磁コイルに通電されており、繋体62が非係
止位置で停止し、阻止体67が非阻止位置で停止してい
るが、第1のソレノイド66は繋体62を切換えるだけ
の小さいばね力を有するばね体66bを備えたものでよ
く、また、第2のソレノイド68は阻止体67を切換え
るだけの小さいばね力を有するばね体68bを備えたも
のでよいため、何れも低電流のソレノイドを用いること
ができる。従って、従来の如く電磁クラッチ、円板形摩
擦クラッチを用いる場合に比べて小形化できる。
【0046】また、前記駆動手段5の例えば舵取制御部
52が故障し、舵取機構1を駆動することができなくな
った場合、舵取制御部52とは別の制御部(図示せ
ず)、換言すれば通電を禁止する禁止手段により前記リ
レーを遮断して第1及び第2のソレノイド66,68の
電磁コイルへの通電が禁止される。
【0047】これに伴い第1のソレノイド66の可動鉄
心66aがばね体66bの力によって前進移動し、繋体
62が係止位置へ切換えられ該繋体62の係合部62a
が係止体61の係止部61aに係合する。この繋体62
が係止位置へ切換えられた後、第2のソレノイド68の
可動鉄心68aがばね体68bの力によって前進移動
し、阻止体67が阻止位置へ切換えられ、該阻止体67
の案内面67aが繋体62の端縁に当接しながら受座6
3b及び繋体62の間で挟まれ、繋体62の非係止位置
への切換わりを確実に防止でき、操舵軸3及び舵取機構
1を、回転体64、係止体61、繋体62、保持体63
を介して機械的に連結させることができる。
【0048】操舵輪4に加えられる相当大きな操舵トル
クは、操舵軸3、係止体61、繋体62、阻止体67、
受座63b、保持体63を介して舵取機構1に確実に伝
達することができ、該舵取機構1を確実に駆動すること
ができる。
【0049】修理によって前記舵取制御部52の故障が
直り、駆動手段5によって舵取機構1を駆動することが
できるようになった場合、第1及び第2のソレノイド6
6,68の電磁コイルへ通電される。
【0050】これに伴い第2のソレノイド68の可動鉄
心68aが後退移動し、阻止体67が非阻止位置へ切換
えられる。この阻止体67が非阻止位置へ切換えられた
後、第1のソレノイド66の可動鉄心66aが後退移動
し、繋体62が非係止位置へ切換えられ該繋体62の係
合部62aが係止部61aから離脱する。従って、係止
体61から繋体62への操舵トルクの伝達が遮断され
る。
【0051】尚、以上説明した実施の形態において、舵
取制御部52の故障によって舵取機構1を駆動すること
ができなくなった場合、舵取モータ51による操舵補助
が行えず、操舵輪4にかなり大きな操舵トルクを加える
ことになるため、前記舵取制御部52が故障したとき、
前記操舵軸3を支持する軸ハウジング2に設けられたト
ルクセンサ8を利用し、該トルクセンサ8が検出した検
出結果を前記舵取制御部52とは別個に設けられた舵取
制御部に与え、該別個の舵取制御部から前記舵取モータ
51の駆動回路50に動作指令信号を与えて舵取モータ
51を駆動し、操舵輪4と舵取機構1とが機械的に連結
された一般的な操舵補助が可能な操舵装置と同様の感覚
で舵取り操作を行わせることができるように構成しても
よい。
【0052】また、以上説明した実施の形態において、
操舵軸3側に係止体61を設け、舵取機構1側に繋体6
2及び阻止体67を設ける代わりに、操舵軸3側に前記
繋体62及び阻止体67を設け、舵取機構1側に前記係
止体61を設けた構成としてもよい。
【0053】また、繋体62及び阻止体67は夫々一つ
である他、夫々複数とし、係止体61の周方向位置へ等
配する構成としてもよい。
【0054】また、繋体62及び阻止体67を備える
他、阻止体67をなくし、係止体61及び繋体62を介
して操舵トルクを伝達するようにしてもよい。
【0055】また、繋体62は、係止体61のラジアル
方向へ揺動が可能な構成とする他、係止体61のラジア
ル方向へ移動が可能な構成としてもよいし、また、係止
体61の軸長方向へ移動が可能な構成としてもよい。繋
体62を係止体61のラジアル方向へ移動が可能な構成
とする場合、例えば案内孔に沿って移動が可能なピン又
はボールを用いてなる繋体とし、該繋体を係止位置へ付
勢するばね体及び繋体を非係止位置へ切換えるソレノイ
ドとを備えた構成とする。また、繋体62を係止体61
の軸長方向へ移動が可能な構成とする場合、例えば案内
孔に沿って移動が可能なピンを用いてなる繋体62と
し、該繋体62の位置をソレノイドが切換える構成とす
る。
【0056】実施の形態2 図5は実施の形態2の要部構成を示す拡大図である。実
施の形態2の車両用操舵装置は、係止位置へ切換えられ
た前記繋体62と阻止位置へ切換えられた前記阻止体6
7とが接触したときの接触角度θ、前記係止部61aと
係合した繋体62を離間させる係合反力N、前記阻止体
67が前記受座63bと接触する接触部の摩擦係数μと
した場合、 θ<tan-1μ となるように前記接触角度θを設定したものである。
【0057】実施の形態2において、阻止位置へ切換え
られた阻止体67は、その一側面67bと前記案内面6
7aとが成す角部67cが繋体62の係合部62aと反
対側の面62cと接触角度θで接触している。操舵輪4
に加えられた操舵トルクが操舵軸3、係止体61、繋体
62、阻止体67及び受座63bから保持体63に伝達
されるとき、前記繋体62を離間させる係合反力Nが発
生し、この係合反力Nの2つの分力が阻止体67に加わ
る。1つの分力は阻止体67を前記受座63bに押付け
る第1押付力Ncosθであり、他の1つの分力は阻止
体67を前記非阻止位置へ押付ける第2押付力Nsin
θである。この第1押付力Ncosθと第2押付力Ns
inθとは、μ・Ncosθ>Nsinθとなるように
設定することにより、係合反力によって阻止体67が繋
体62に対して離間移動することを防止できる。Nco
sθとNsinθとの関係は、Nsinθ/Ncosθ
=tanθであるため、前記接触角度θはθ<tan-1
μによって設定することができる。また、摩擦係数μを
大きくした場合は阻止体67の非阻止位置から阻止位置
への動き及び阻止位置から非阻止位置への動きが悪くな
ることが懸念されるため、阻止体67の動きを阻害しな
い摩擦係数に予め設定する。
【0058】その他の構成及び作用は実施の形態1と同
様であるため、同様の部品については同じ符号を付し、
その詳細な説明及び作用の説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用操舵装置の全体構成を示す
模式的斜視図である。
【図2】本発明に係る車両用操舵装置の実施の形態1の
要部構成を示す一部を切欠いた正面図である。
【図3】図2のIII −III 線の拡大断面図である。
【図4】本発明に係る車両用操舵装置の繋体及び阻止体
の位置を切換えた状態の拡大断面図である。
【図5】本発明に係る車両用操舵装置の実施の形態2の
要部構成を示す拡大図である。
【符号の説明】
1 舵取機構 2 静止側部材(軸ハウジング) 3 操舵軸 4 操舵手段(操舵輪) 5 駆動手段 6 連結手段 61 係止体(歯車) 61a 係止部(歯) 62 繋体(揺動体) 63 保持体 64 回転体 66,68 ソレノイド 67 阻止体(ピン)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62D 137:00 B62D 137:00 (72)発明者 西崎 勝利 大阪府大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋精工株式会社内 (72)発明者 瀬川 雅也 大阪府大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋精工株式会社内 Fターム(参考) 3D030 DC39 3D032 CC32 CC48 CC49 DA03 DA04 DA15 DA91 DB20 DE09 EA01 EB04 EB12 EC22 GG01 3D033 CA03 CA16 CA21 CA31

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪の向きを変える舵取機構に機械的に
    連結されることなく静止側部材に支持される操舵軸と連
    結されている操舵手段の操舵に応じて前記舵取機構を駆
    動する駆動手段の故障によって前記舵取機構を駆動する
    ことができなくなったとき前記操舵軸を前記舵取機構に
    連結する連結手段を備えた車両用操舵装置において、前
    記連結手段は、滑りを止める複数の係止部を有する係止
    体と、前記係止部と係合する係止位置及び非係止位置へ
    の切換えが可能であり、前記故障が発生したとき前記係
    止位置へ切換えられる繋体とを備えていることを特徴と
    する車両用操舵装置。
  2. 【請求項2】 前記繋体の位置を切換える第1のソレノ
    イドを備えている請求項1記載の車両用操舵装置。
  3. 【請求項3】 前記繋体の係止位置から非係止位置への
    切換わりを阻止する阻止位置及び非阻止位置への切換え
    が可能であり、前記繋体が係止位置へ切換えられたと
    き、前記阻止位置へ切換えられる阻止体を備えている請
    求項1又は請求項2記載の車両用操舵装置。
  4. 【請求項4】 前記故障が発生したとき前記第1のソレ
    ノイドへの通電を禁止する禁止手段を備えている請求項
    2又は請求項3に記載の車両用操舵装置。
  5. 【請求項5】 前記阻止体の位置を切換える第2のソレ
    ノイドを備えている請求項3記載の車両用操舵装置。
  6. 【請求項6】 前記繋体を保持する保持体を備え、前記
    阻止位置へ切換えられた阻止体を前記保持体及び繋体の
    間で挟むようにしてある請求項3又は請求項5記載の車
    両用操舵装置。
  7. 【請求項7】 前記繋体と前記阻止体とが接触したとき
    の接触角度θ、前記係止部と係合した繋体を離間させる
    係合反力N、前記阻止体が前記保持体と接触する接触部
    の摩擦係数μとした場合、 θ<tan-1μ となるように前記接触角度θを設定してある請求項6記
    載の車両用操舵装置。
  8. 【請求項8】 車輪の向きを変える舵取機構に機械的に
    連結されることなく静止側部材に支持される操舵軸と連
    結されている操舵手段の操舵に応じて前記舵取機構を駆
    動する駆動手段の故障によって前記舵取機構を駆動する
    ことができなくなったとき前記操舵軸を前記舵取機構に
    連結する連結手段を備えた車両用操舵装置において、前
    記連結手段は、前記操舵軸及び舵取機構の一方に設けら
    れる歯車と、他方に設けられ、該歯車と係合する係止位
    置及び非係止位置への切換えが可能な揺動体と、該揺動
    体に連結され、該揺動体の位置を切換える第1のソレノ
    イドと、前記揺動体の係止位置から非係止位置への切換
    わりを阻止する阻止位置及び非阻止位置への切換えが可
    能なピンと、該ピンに連結され、前記揺動体が係止位置
    へ切換えられたとき、前記ピンを阻止位置へ切換える第
    2のソレノイドとを備えることを特徴する車両用操舵装
    置。
  9. 【請求項9】 前記故障が発生したとき前記第1及び第
    2のソレノイドへの通電を禁止する禁止手段を備えてい
    る請求項5乃至請求項8の何れかに記載の車両用操舵装
    置。
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