JP2001213200A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

内燃機関の制御装置

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JP2001213200A
JP2001213200A JP2000394088A JP2000394088A JP2001213200A JP 2001213200 A JP2001213200 A JP 2001213200A JP 2000394088 A JP2000394088 A JP 2000394088A JP 2000394088 A JP2000394088 A JP 2000394088A JP 2001213200 A JP2001213200 A JP 2001213200A
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internal combustion
air
combustion engine
fuel
torque
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Toshiji Nogi
利治 野木
Mamoru Fujieda
藤枝  護
Takashige Oyama
宜茂 大山
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Hitachi Ltd
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、ポンピング損失を増大するこ
となく、エンジン出力を制御し、運転性を向上すること
にある。 【解決手段】気筒内に直接燃料を噴射する手段2と、気
筒内の空気量を制御する手段51と、変速機を備えたシ
ステムにおいて、駆動トルクを燃料噴射量と空気量,変
速機のギア段で制御する。絞り弁50の開度を大きく
し、燃料量によってエンジンの出力が応答良く制御され
るので、ポンピング損失が増大することなく、運転性が
向上できる。 【効果】シリンダ内への燃料噴射量で噴射量を制御でき
るので、ポンピング損失を増大することなく、応答良く
エンジン出力を制御し、運転性を向上できる。また、シ
リンダ内への燃料分布を任意に制御できるので、希薄燃
焼を行うことができ、燃費,排気浄化性の点でも有効で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエンジンの制御シス
テムに係り、特にシリンダ内に直接ガソリン系の燃料を
噴射して火花点火し、エンジントルクを制御する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】吸気管に取り付けた絞り弁でエンジント
ルクを制御する方法は公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、絞り弁
によって吸入空気量を制御しても、吸気管内の容積があ
るのでエンジンの出力を応答良く制御することができな
い。また、絞り弁があるので、吸入空気の流動損失,エ
ンジンのポンピング損失が大きくなり、燃費低減が困難
である。
【0004】本発明の目的は、ポンピング損失を増大す
ることなく、エンジントルクを制御し、運転性,燃費,
排気浄化性を向上することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、エンジ
ンの燃焼室に開口部をもつ燃料噴射弁によって燃料を噴
射し、変速機のギア比を切り替えるときにトルク段差が
無いように燃料量を変化させることによって達成され
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図1を用いて説
明する。吸入空気量は吸気管に取り付けたエアフローメ
ータ1によって計量される。エンジン回転数はクランク
角センサ9によって検出する。気筒内に吸入される空気
量,エンジン回転数に応じて、燃料量を決め、燃料を気
筒内に燃料噴射弁2より噴射する。空気量はアクセルワ
イヤに接続された絞り弁51とモータによって絞り弁を
制御する絞り弁50で制御する。空気量は絞り弁50の
みで制御してもよいが、アクセルワイヤに接続された絞
り弁51を取り付けると絞り弁50の異常動作時でも空
気量が多くなり過ぎることがない。気筒内に燃料を直接
噴射するので、吸気管13,吸気弁4に燃料が付着せず
燃料の吸入速度が大きい。また、燃料噴射時期を選ぶこ
とによって、気筒内の燃料の分布を制御することができ
る。燃料を吸気工程,圧縮工程に噴射する。点火プラグ
によって気筒内の混合気に点火する。点火プラグ周りに
濃混合気を形成することによって希薄混合気でも安定燃
焼をすることができる。排気管12にCO,HCを酸化
し、酸化雰囲気でNOxを還元できる機能をもった触媒
6を配置する。このため、希薄燃焼のように排気に酸素
があってもNOxを還元できる。排気に取り付けた空燃
比センサによって排気ガスの空燃比を検出し、目標空燃
比になっているかを調べる。目標空燃比より希薄であれ
ば、燃料量を増大する。さらに、酸化雰囲気でNOxを
還元するにはHCが必要であり、さらに触媒の浄化効率
が最大となるように触媒温度を制御するので、触媒温度
を温度センサー28で検出し、目標触媒温度、HCにな
るように燃料噴射量、点火時期を制御する。充電機14
は制御装置8によって充電動作を外部より制御できる。
減速時に充電動作を行い、減速エネルギを回収する。さ
らに、エンジンの吸入空気量は過給機11によって増大
させることができる。触媒の動作は排気酸素濃度でも影
響を受けるので、触媒入り口に空気導入通路34を設
け、制御弁34で空気量を制御する。空気はエアポンプ
35で導入してもよい。空気量を多くすると空気によっ
て触媒が冷却されるので触媒の温度制御のために使用し
てもよい。
【0007】図2に要求トルクTvとエンジントルクT
eの関係を示す。変速機のギア比が5段階のものを例と
して説明する。絞り弁全開で燃料量を変化させた。要求
トルクTvが小さいときにはギア比の小さい5速を選択
する。要求トルクTvが大きくなると燃料量を多くし
て、エンジントルクTeを大きくする。この時燃料量は
安定燃焼のための希薄限界以内でNOxの少ない空燃比
が30から20の間で変化させる。しかし、NOx触媒
の浄化率特性を考慮して空燃比の範囲を変えても良い。
また、安定燃焼限界がもっと大きい空燃比まで可能であ
れば、30以上にしても良い。大きな空燃比で運転する
とポンピング損失が少なくなり、燃費が向上する。要求
トルクTvがさらに大きくなるとギア比を大きくし、4
速にする。このとき、空燃比が20のままギアを切り替
えると駆動トルクが大きくなり過ぎ、トルクの段差が生
じ、運転性が悪化する。そこで燃料量を少なくし、エン
ジンの発生トルクを少なくして、駆動トルクの段差を防
止する。同様に要求トルク増大に従い、順次ギアを切り
替える。ここで、駆動トルクは次のように求めることが
できる。
【0008】 (駆動トルク)=(エンジントルク)×(ギア比) すなわち、ギア比が大きくなるほど駆動トルクが大きく
なる。空燃比の範囲を20から30のように固定として
選ぶと、トルク段差がないようにギア比を選ぶ。1速で
空燃比を20となりそれ以上トルクが必要なときには空
燃比をさらに小さくする。この時、空燃比を16などに
するとNOxが増大するので、空燃比が15までスキッ
プさせる。要求トルクTvは例えばアクセル開度によっ
て決める。アクセル開度が大きいときには要求トルクT
vが大きいとする。
【0009】図3に絞り弁開度θと要求トルクTvの関
係を示す。要求トルクTvが小さいときには絞り弁開度
θを小さくして、エンジントルクを小さくする。それ以
上のトルクでは絞り弁開度θを全開にして順次ギア比を
切り替える。1速ではNOxの発生量を考慮して、空燃
比をスキップさせるのでトルク段差が生じるため、絞り
弁開度を閉じる方向に制御して、トルク段差がないよう
にする。絞り弁開度はモータ等で制御する。閉じる方向
の制御で良いのでエンジンのトルクが運転者の意図に反
して大きくなることがない。絞り弁は全開にすることが
望ましいがエンジンの性能上全開運転ができないときに
はできる限り、絞り弁が開いた状態で運転する。
【0010】図4に要求駆動トルクTvと車速に対する
ギア位置Vの関係を示す。車速に応じてギア比を切り替
える。車速が高いほどギア比を小さくする。ギア比を大
きくすると駆動トルクを大きくすることができる。絞り
弁開度を全開として低速から車速を大きくする場合を例
にとり説明する。1速から2速の下限になると空燃比を
30から20に切り替え、トルク段差がないようにす
る。要求トルクの減少に伴い、空燃比を20から30に
する。車速がさらに大きくなると3速に切り替え、その
時に空燃比を20に変更し、トルク段差がないようにす
る。同様に5速まで繰り返す。1速で要求トルクを変化
させる場合には絞り弁全開で空燃比30とし、さらにト
ルクが必要なときには燃料量を多くして、空燃比を20
とする。トルクが少ないときには絞り弁開度を小さく
し、空気量を少なくする。空燃比を一定としたとき、空
気量が少なくなると燃料量が少なくするのでトルクが小
さくなる。要求トルクが小さく、かつ5速の下限車速よ
りも大きいときには5速を選択する。5速の下限車速よ
り車速を小さくすると、エンジン回転数が低くなり過ぎ
る。5速全開、空燃比20よりもトルクが必要なときに
は、車速が4速の下限よりも大きければ4速を選定す
る。そのとき空燃比を30としてトルクの段差が生じな
いようにする。4速で全開空燃比30よりもトルクを小
さくするときには絞り弁を閉じる。同様に、要求トルク
を大きくするときには、3速に変更する。同様に1速ま
でギアを変更しながら、トルク制御する。
【0011】図5に1速の下限車速以下における車速と
トルクコンバータ出口のエンジントルクTeの関係を示
す。下限車速以下では変速機と接続したままであるとエ
ンジン回転数が低くなり過ぎ、極端にはエンストを生ず
る。そのような領域では変速機とエンジンを直結するい
わゆるロックアップを解除し、トルクコンバータを介し
て接続する。車速が小さくなるとトルクコンバータの入
り口,出口の回転数に差を生ずるすべり領域となる。す
べり領域ではトルクが増倍され、トルクコンバータ出口
のエンジントルクが大きくなる。空燃比によってエンジ
ントルクを変化できる。例えばエンジン回転数が800
rpm 以下ではロックアップを解除する。しかし、トルク
コンバータによってすべりがあると、トルクコンバータ
でエネルギの伝達損失があり、燃費が悪化する。
【0012】図6に空燃比とNOx排出量の関係を示
す。空燃比が16程度でNOx排出量が増大する。空燃
比15では三元触媒が効果的であるが、空燃比が大きく
なるとNOxを還元できない。NOx還元触媒を配置す
ればNOxを除去できるが基本的にはエンジンから排出
されるNOxを少なくするのが望ましい。そのため、N
Oxの排出の多くなる空燃比をスキップさせる。このと
き、空燃比のスキップによりトルク段差を生ずるので、
前述のように絞り弁で空気量を制御する。
【0013】図7に変速機およびエンジンの制御のフロ
ーチャート図を示す。アクセル開度、車速よりギア段数
r=5の時のエンジン回転数を計算する。エンジン回転
数が例えば800rpm 以下ではギア段数を1速小さく
し、エンジン回転数が800rpm 以下とならないように
ギア段数を小さくする。フローチャートでは順次、ギア
段数を小さくしていくが、最低許容エンジン回転数と車
速よりギア段数を決めてもよい。ギア段数が1速より大
きいときにはロックアップする。ギア段数が1速である
とエンジン回転数が最低許容エンジン回転数よりも低く
てもそれ以上ギア段数を小さくできないのでロックアッ
プを解除する。ギア段数を決めると運転者が要求する駆
動トルクに対して、要求エンジントルク(要求トルク)
を計算する。次に、要求トルクより燃料量を計算し、絞
り弁全開としたときの空燃比を計算する。空燃比が30
以上では不安定な燃焼となるので、空燃比が30となる
ように絞り弁開度を計算する。これによって、決定した
燃料量,絞り弁開度,ギア段数となるように各アクチュ
エータ(燃料噴射弁,絞り弁,変速機)を制御する。一
方、空燃比が20以下の場合、ギア段数r−1として、
エンジン回転数を計算しなおす。このとき、駆動トルク
段差がないように燃料量を制御する。また、ギア段数が
1速ではそれ以上にギア段数を小さくできないので空燃
比を12から15とする。このとき、NOxの排出量が
少なくなるように空燃比をスキップさせているので、駆
動トルクの段差がないように絞り弁開度を計算し、アク
チュエータを制御する。
【0014】図8にアクセル開度と要求駆動トルクの関
係を示す。アクセル開度が小さいほど、要求駆動トルク
を小さくする。車速が大きくなるほど同じアクセル開度
では要求駆動トルクを小さくする。要求駆動トルクが負
になっているのはエンジンブレーキを意味する。車速が
大きいほど同じアクセル開度ではエンジンブレーキのき
きが良い。
【0015】図9に示すようにアクセル開度と車速に対
して要求駆動トルクを決める。これらの値はマップとし
て制御用のコンピュータのメモリに記憶させておく。例
えばアクセル開度および車速を16分割して、256個
の要求駆動トルク値を記憶させる。
【0016】図10にエンジン回転数とエンジントルク
の関係を示す。同じエンジン回転数では絞り弁開度が大
きいほどトルクが大きくなる。絞り弁開度を制御するこ
とによってエンジントルクを制御できる。また、空燃比
によってエンジントルクが異なるので絞り弁開度,燃料
量を変化させて、トルクを制御する。
【0017】図11はエンジン回転数とエンジントルク
の関係をマップの形にしたものの概念図である。エンジ
ン回転数とエンジントルクの関係の値はマップとして制
御用のコンピュータのメモリに記憶させておく。例えば
エンジン回転数およびエンジントルクを16分割して、
256個の絞り弁開度を記憶させる。このようなマップ
から絞り弁開度を決める。
【0018】本発明の他の効果として、過給しない場合
は過給した場合に比べて、吸入空気量が多くなり、エン
ジントルクが図12に示すように増大する。過給手段と
して、排気ターボを用いると、運転者の意志とは無関係
に過給しない場合(a)と過給した場合(b)のトルク
特性をとるので加速時に急にエンジンの出力が大きくな
るなど違和感がある。
【0019】図13はエンジントルクと絞り弁開度の時
間変化を示すタイムチャート図である。アクセルを踏む
と空気量が増えて燃料噴射量が大きくなる。過給した場
合、空気量が急に大きくなるので、図13(b)に示す
ように運転者の意志とは無関係にトルクが大きくなり、
違和感がある。過給しない場合、絞り弁開度に対するエ
ンジントルクの変化が(a)に示すようになる。このた
め、過給の回転数が高くなるまでには慣性力によってあ
る程度の時間を要するため、加速時の途中から過給され
るようになる。
【0020】図14に本発明の第二実施例の制御ブロッ
ク図を示す。車体の加速度を加速度センサで検出し、ア
クセルペダルに対して、所望の軸トルクであるかを比較
し、所望の軸トルクでない場合にはエンジンの出力を修
正する。エンジンの出力は、燃料噴射量または絞り弁開
度によって空気量を制御する。エンジンの出力を修正す
る手段で所望の駆動トルクを得られない場合はエンジン
の変速比を修正する。
【0021】図15に燃料量と車体加速度の時間変化を
示す。アクセル開度に対して、目標加速度を図のように
決めるため、燃料量を大きくして、エンジントルクを大
きくする。筒内噴射では気筒内に直接燃料を噴射できる
ので吸気管などへの燃料の付着がなく対応良くトルクを
制御できる。加速度を検出して目標加速度となるように
燃料量を制御する。
【0022】図16に吸入空気量,燃料量と車体加速度
の時間変化を示す。アクセル開度に対して、目標加速度
を図のように決めるため、燃料量,吸入空気量を大きく
して、エンジントルクを大きくする。吸入空気量は絞り
弁開度で制御するが、吸気管内の容積によって遅れが生
じ、対応良くトルクを制御できない。このため、エンジ
ントルクの大きな変化を空気量で制御し、変動の小さな
制御を燃料量で行う。このような制御では空燃比の変化
の範囲を狭くできるとともに、広い範囲でエンジントル
クを制御することができる。
【0023】本発明では、絞り弁全開領域を多く用いる
ので、減速時エンジンブレーキがききずらい。そこで、
減速時には、充電機を動作させ、充電制御を行う。これ
によって、減速時のエンジンブレーキを行うことがで
き、かつ減速時のエネルギを回収することができる。こ
れに減速状態は例えば噴射パルスTpが設定値Tpc以
下かつ絞り弁開度が所定値以下でかつエンジン回転数N
が設定値以上では減速と判断し、充電動作を行う。その
他噴射パルスが設定値以上や設定値以下でもアクセル開
度が設定値以上では充電動作を行う。充電動作中の場合
には、充電目標電圧を高くし、充電負荷を大きくする。
充電負荷として、燃料ヒータなど他の負荷を用いても良
い。絞り弁を用いた場合には、減速時には絞り弁を閉じ
る。
【0024】このように、駆動トルクに応じて変速機の
ギア比を選定し、さらに駆動トルクが必要な場合には変
速機のギア比を大きくする。ギア比を切り替えるとき
に、駆動トルクが変動しないように燃料噴射量を制御す
る。エンジンの燃焼室に開口部をもつ燃料噴射弁によっ
て燃料を噴射するので、吸気管などへの付着がなく、燃
料の流入速度が大きく、燃料量によってエンジントルク
を高応答で制御できる。空燃比を大きく設定できるの
で、絞り弁開度を大きくでき、ポンピング損失を少なく
できるので燃費を向上できる。また空燃比を大きくでき
るので、排気中のCO,HCを少なくできる。
【0025】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、エ
ンジンのシリンダ内へ直接噴射する燃料の噴射量を制御
できるので、ポンピング損失を増大することなく、応答
良くエンジン出力を制御し、運転性を向上できる。ま
た、シリンダ内への燃料分布を任意に制御できるので、
希薄燃焼を行うことができ、燃費,排気浄化性の点でも
有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す概念図。
【図2】要求トルクとエンジントルクとの相関図。
【図3】絞り弁開度と要求トルクとの相関図。
【図4】要求駆動トルクとギヤ位置との相関図。
【図5】車速とエンジントルクとの相関図。
【図6】空燃比とNOx排出量との相関図。
【図7】変速機及びエンジンの制御フローチャート図。
【図8】アクセル開度と要求駆動トルクとの相関図。
【図9】アクセル開度と車速との相関図。
【図10】エンジン回転数とエンジントルクとの相関
図。
【図11】エンジン回転数とエンジントルクとの相関
図。
【図12】エンジン回転数とエンジントルクとの相関
図。
【図13】エンジントルクと絞り弁開度の時間変化を示
すタイムチャート図。
【図14】本発明の第二実施例の制御ブロック図。
【図15】燃料量と車体加速度の時間変化を示すタイム
チャート図。
【図16】空気量,燃料量と車体加速度の時間変化を示
すタイムチャート図。
【符号の説明】
1…エアフロメータ、2…燃料噴射弁、3…点火プラ
グ、4…吸気弁、5…排気弁、6…触媒、7…空燃比セ
ンサ、8…制御装置、14…充電機。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年1月25日(2001.1.2
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 内燃機関の制御装置
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
請求項1】燃料を燃焼室に噴射する開口部を備えた燃
料噴射手段と、前記燃焼室に吸入される空気量を制御す
る空気量制御手段と、前記燃焼室内の混合気に点火する
点火手段とを備えた内燃機関の制御装置であって、前記
制御装置は、前記燃料噴射手段又は前記空気量制御手段
を制御することにより空燃比を変化させてエンジントル
ク制御すると共にNOxの排出の多くなる空燃比をスキ
ップさせることを特徴とする内燃機関の制御装置。
請求項2】燃料を燃焼室に噴射する開口部を備えた燃
料噴射手段と、前記燃焼室に吸入される空気量を制御す
る空気量制御手段と、前記燃焼室内の混合気に点火する
点火手段とを備えた内燃機関の制御装置であって、前記
制御装置は、前記燃料噴射手段又は前記空気量制御手段
を制御することにより空燃比を変化させてエンジントル
ク制御する第一モードと、前記第一のトルクよりも大き
いエンジントルク領域において、前記燃料噴射手段又は
前記空気量制御手段を制御することにより空燃比をほぼ
一定としてエンジントルク制御する第二のモードとを有
し、NOxの排出の多くなる空燃比をスキップさせるこ
とを特徴とする内燃機関の制御装置。
請求項3】請求項2に記載の内燃機関の制御装置にお
いて、前記第一のトルクよりも小さいエンジントルク領
域において、前記燃料噴射手段又は前記空気量制限手段
を制御することにより空燃比をほぼ一定としてエンジン
トルク制御する第三のモードとを有することを特徴とす
る内燃機関の制御装置。
請求項4】請求項1又は2に記載の内燃機関の制御装
置において、前記スキップさせる空燃比は、空燃比の値
が15から20の領域であることを特徴とする内燃機関
の制御装置。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、燃料を
燃焼室に噴射する開口部を備えた燃料噴射手段と、前記
燃焼室に吸入される空気量を制御する空気量制御手段
と、前記燃焼室内の混合気に点火する点火手段とを備え
た内燃機関の制御装置であって、前記制御装置は、前記
燃料噴射手段又は前記空気量制御手段を制御することに
より空燃比を変化させてエンジントルク制御すると共に
NOxの排出の多くなる空燃比をスキップさせることを
特徴とする内燃機関の制御装置によって達成される。ま
た、本発明の目的は、燃料を燃焼室に噴射する開口部を
備えた燃料噴射手段と、前記燃焼室に吸入される空気量
を制御する空気量制御手段と、前記燃焼室内の混合気に
点火する点火手段とを備えた内燃機関の制御装置であっ
て、前記制御装置は、前記燃料噴射手段又は前記空気量
制限手段を制御することにより空燃比を変化させてエン
ジントルク制御する第一モードと、前記第一のトルクよ
りも小さいエンジントルク領域において、前記燃料噴射
手段又は前記空気量制限手段を制御することにより空燃
比をほぼ一定としてエンジントルク制御する第二のモー
ドとを有し、NOxの排出の多くなる空燃比をスキップ
させることを特徴とする内燃機関の制御装置によっても
達成される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 29/06 F02D 29/06 G 41/02 301 41/02 301A 41/04 301 41/04 301J 305 305J 310 310J 43/00 301 43/00 301G 301K 301B 301T

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の燃焼室に燃料を噴射する開口部
    を備えた燃料噴射手段と、気筒内の空気量を制御する空
    気量制御手段と、変速機とを備えたシステムにおいて、
    駆動トルクを燃料噴射量と空気量、及び、変速機のギア
    段の少なくともいずれかひとつで制御する駆動トルク制
    御手段を備えたことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1の記載において、前記駆動トルク
    制御手段はエンジントルクがあらかじめ定められた値よ
    り小さいときには空燃比をほぼ一定として絞り弁を制御
    し、トルクがあらかじめ定められた前記値より大きいと
    きには空燃比を変化させるように制御することを特徴と
    する内燃機関の制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1の記載において、前記駆動トルク
    制御手段は変速時に駆動トルクの変動が無いように燃料
    量を制御することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  4. 【請求項4】請求項1の記載において、前記駆動トルク
    制御手段は変速時に空燃比を切り替え、そのときにトル
    クの変動が無いように変速機のギア比を選ぶことを特徴
    とする内燃機関の制御装置。
  5. 【請求項5】請求項1の記載において、前記駆動トルク
    制御手段は最小ギア比を選択するときにNOxの排出量
    が多くなる空燃比をさけ、そのときに駆動トルクの段差
    がないよう絞り弁開度を制御することを特徴とする内燃
    機関の制御装置。
  6. 【請求項6】請求項1の記載において、前記駆動トルク
    制御手段は減速時に充電動作を行うことを特徴とする内
    燃機関の制御装置。
  7. 【請求項7】請求項1の記載において、前記駆動トルク
    制御手段は触媒温度を予め決めた値に制御することを特
    徴とする内燃機関の制御装置。
  8. 【請求項8】請求項7の記載において、前記駆動トルク
    制御手段は触媒温度を点火時期で制御することを特徴と
    する内燃機関の制御装置。
  9. 【請求項9】請求項1の記載において、前記駆動トルク
    制御手段は排気濃度を予め決めた値に制御することを特
    徴とする内燃機関の制御装置。
  10. 【請求項10】請求項9の記載において、前記駆動トル
    ク制御手段は排気濃度を触媒の入り口に取り付けた空気
    導入手段で行うことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  11. 【請求項11】燃料噴射手段は内燃機関の燃焼室に燃料
    を噴射する開口部を備え、空気量制御手段は気筒内の空
    気量を制御する内燃機関の制御方法において、前記内燃
    機関に接続された変速機の出力側の駆動トルクを、前記
    燃料噴射手段の燃料噴射量と前記空気量制御手段の空気
    量、及び、前記変速機のギア段の少なくともいずれかひ
    とつで制御することを特徴とする内燃機関の制御方法。
  12. 【請求項12】請求項11の記載において、内燃機関の
    出力側のエンジントルクが小さいときには空燃比をほぼ
    一定として絞り弁を制御し、トルクが大きいときには空
    燃比を制御することを特徴とする内燃機関の制御方法。
  13. 【請求項13】請求項11の記載において、変速時に駆
    動トルクの変動が無いように燃料量を制御することを特
    徴とする内燃機関の制御方法。
  14. 【請求項14】請求項11の記載において、変速時に空
    燃比を切り替え、そのときにトルクの変動が無いように
    変速機のギア比を選ぶことを特徴とする内燃機関の制御
    方法。
  15. 【請求項15】請求項11の記載において、最小ギア比
    を選択するときにNOxの排出量が多くなる空燃比をさ
    け、そのときに駆動トルクの段差がないよう絞り弁開度
    を制御することを特徴とする内燃機関の制御方法。
  16. 【請求項16】請求項11の記載において、減速時に充
    電動作を行うことを特徴とする内燃機関の制御方法。
  17. 【請求項17】請求項11の記載において、触媒温度を
    予め決めた値に制御することを特徴とする内燃機関の制
    御方法。
  18. 【請求項18】請求項17の記載において、触媒温度を
    点火時期で制御することを特徴とする内燃機関の制御方
    法。
  19. 【請求項19】請求項11の記載において、排気濃度を
    予め決めた値に制御することを特徴とする内燃機関の制
    御方法。
  20. 【請求項20】請求項19の記載において、排気濃度を
    触媒の入り口に取り付けた空気導入手段で行うことを特
    徴とする内燃機関の制御方法。
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JP2011094595A (ja) * 2009-11-02 2011-05-12 Toyota Motor Corp 内燃機関の制御装置

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