JP2001212513A - 超音波発生装置 - Google Patents
超音波発生装置Info
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- JP2001212513A JP2001212513A JP2000065636A JP2000065636A JP2001212513A JP 2001212513 A JP2001212513 A JP 2001212513A JP 2000065636 A JP2000065636 A JP 2000065636A JP 2000065636 A JP2000065636 A JP 2000065636A JP 2001212513 A JP2001212513 A JP 2001212513A
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Abstract
も、また各共振周波数にばらつきがあっても、特定の振
動子にかかる電力に集中を起こさない超音波発生装置を
提供することにある。 【解決手段】 振動子の駆動回路は、トランジスタ11
〜14からなるブリッジ回路と、整合回路16と、その
出力側に直列に接続された整合トランス21〜24から
構成され、該整合トランス21〜24の二次側に振動子
31〜34が接続される。整合トランス21〜24は直
列に接続されているので、これらのトランスには等しい
正弦波電流i1が流れる。また、整合トランス21〜2
4の二次側に接続された振動子には、負荷の大きさをZ
とすると、i22×Z(i2は二次側の電流)の電力が
印加され、該振動子には負荷の大きさに応じた電力が印
加されることになる。また、振動子31〜34の共振周
波数に違いがあっても、ほぼ均等な振動をする。
Description
関し、特に、一台の発振器で複数個の超音波振動子を駆
動する場合に、該複数個の超音波振動子の中に、負荷の
加わり易い(外部に機械振動を伝え易い)振動子や負荷
の加わり難い振動子が含まれていたり、あるいは各超音
波振動子の共振周波数にばらつきがあったりしても、全
ての超音波振動子が安定的に動作するようにした超音波
発生装置に関する。
発生装置の振動系を大型化する要望が大きくなってきて
いるが、既存の電歪型振動子(以後、場合によっては単
に「振動子」と呼ぶことがある)を単品で使用すると投
入できる電力に限界があるので、振動系の大型化には限
度がある。また、たとえ振動系を大型化し、これを大電
力で駆動したとしても、振動子が単品の場合には、駆動
点より離れた場所では振動伝達の減衰が大きくなり、大
きな加工物を均一に加工するのは困難である。
を取付けて、多点で駆動することが考えられるが、電歪
型振動子の構造上の関係から、振動子本体の金属ブロッ
クが電力供給端子のマイナス電極となるため、複数個の
振動子を取付ける場合、各振動子を並列に接続する以外
に方法がない。
特性は、外部から大きな機械的負荷が加わると、電気的
な内部インピーダンスは高インピーダンスとなり、逆に
小さな機械的負荷の場合には、低インピーダンスとな
る。このため、複数個の振動子を並列接続した場合は、
各振動子に対する負荷のかかり具合が均一でないと、負
荷の小さい振動子に大きな電流が流れ、負荷の大きい振
動子には小さな電流しか流れなくなるという問題が生ず
る。換言すれば、軽負荷振動子に電力の集中が起き、振
動子破壊や超音波加工にむらが出るという問題がある。
数が同じであることを前提としたものであるが、各共振
周波数にばらつきがあると、共振点では低インピーダン
スとなり、共振点より少しでも離調すると高インピーダ
ンスとなるため、駆動周波数に近い共振周波数の振動子
のみが大きく振動し、該共振点から離れた共振周波数の
振動子は殆ど振れず、振動子に加わる電力に偏りが起き
るという問題が生じる。
独立した2個の振動子61、62を電源60に並列接続
し、定電圧駆動法により駆動し、アドミッタンスループ
を測定したところ、図9に示されているように、2個の
振動子61、62のアドミッタンスループが2つに分裂
することを観測した。これは、振動子61、62の共振
周波数に差があるため、各共振点のアドミッタンスが加
算されず、ほぼ個々の値を示していることを意味してい
る。
し、複数の振動子にかかる各負荷に差があっても、また
各共振周波数にばらつきがあっても、特定の振動子にか
かる電力に集中が起きない超音波発生装置を提供するこ
とにある。
ために、本発明の超音波発生装置は、発振器と、該発振
器に直列に接続された複数個の電歪型振動子とを備えた
点に第1の特徴がある。また、本発明の超音波発生装置
は、発振器と、該発振器に直列に接続された複数個のト
ランスの1次側巻線と、該トランスの各2次側巻線に接
続された電歪型振動子とを備えた点に第2の特徴があ
る。
個の電歪型振動子にかかる負荷の大きさに応じて、各電
歪型振動子に供給される電力が決定され、また該複数個
の電歪型振動子の共振周波数にばらつきがあっても、こ
れらを均等に振動させることができるようになる。
を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態の超音
波発生装置を示す回路図である。
に、トランジスタ11、12、13、および14からな
るフルブリッジ回路が接続され、ドライブ回路15か
ら、該トランジスタ11〜14をオン、オフする駆動信
号a,b,c,およびdが出力される。トランジスタ1
1と12の接続中点およびトランジスタ13と14の接
続中点は、コイル16aおよびコンデンサ16bからな
る整合回路16の入力側に接続されている。これらの回
路は発振器を構成しており、該発振器は、直列接続され
た複数個の整合トランス21,22,23,24の一次
側コイルと接続され、該整合トランス21,22,2
3,24の二次側コイルは、それぞれ電歪型振動子3
1,32,33および34と接続されている。また、該
振動子31,32,33および34の一端はアースに接
続されている。前記整合トランス21〜24としては、
製作が困難な高周波用大型整合トランスではなく、市販
の単体フェライトコアのトランスを使用することができ
る。
れる前記駆動信号a〜dと、前記整合回路16の入力側
の電圧v1と電流i1の波形図を示す。図示されている
ように、時刻t1〜t2では駆動信号aとdがH(ハ
イ)、bとcがL(ロウ)となり、トランジスタ11と
14がオン、12と13がオフになる。時刻t2〜t3
に進むと、駆動信号bとcがH、aとdがLとなり、ト
ランジスタ12と13がオン、11と14がオフにな
る。時刻t3以降は、前記の動作が繰返される。
24を発振器に直列に接続したので、各整合トランス2
1〜24の一次側コイルに流れる電流は等しくなる。ま
た、各整合トランス21〜24が同じ規格のトランスで
あれば、それらの二次側コイルに接続された振動子31
〜34に供給される電流i2は等しくなる。この結果、
大きな機械的負荷が加わった高インピーダンスZ1の振
動子には、大きな電力i22×Z1が供給され、小さな
機械的負荷が加わった低インピーダンスZ2の振動子に
は、小さな電力i22×Z2が供給され、低インピーダ
ンス振動子に供給される電力は抑制される。
が直列に接続されたことになり、振動子31〜34の各
共振周波数にばらつきがあっても、振動子31〜34が
均等に振動する。このことは、図3のような、独立した
2個の振動子61、62を実効電圧一定の電源60に直
列接続し、定電圧駆動法により駆動し、アドミッタンス
ループを測定すると、図4のような一つのループになる
ことから確認することができる。
用した時の回路図を示す。図5の振動子43、44は4
枚素子の例を示し、整合トランス41、42の2次側は
図示のように振動子43、44の各素子の電極と互い違
いに接続される。コーン45、46、およびホーン47
はアース(接地)電位となる。なお、図5中の図示され
ていない部分の回路は、図1と同一または同等の発振器
に接続されている。
43、44に対する負荷のかかり具合を、無負荷状態か
ら3KW投入可能な負荷状態まで変え、定振幅制御をか
けホーン各部に加わる負荷状態を種々に変化させてみ
て、各振動子43、44にかかる電圧と電流を測定した
ところ、各振動子43、44に負荷状態に応じた電力が
配分されることが測定された。振動子の個数を3個以上
にして前記と同様の実験をしても、同様の測定結果が得
られた。また、各振動子のそれぞれに共振誤差のあるホ
ーンを取付け、共振周波数が独立した状態にして駆動し
たところ、各振動子は均一に振動した。
す。図6において、図1と同一の符号は、同一または同
等物を示す。この実施形態の特徴は、整合トランス23
の二次側巻線の接続を、整合トランス21の二次側巻線
の接続と変えることにより振動子33を逆相接続した点
にある。この実施形態では、発振器としてドライブ回路
17、トランジスタ18,19からなるハーフブリッジ
(SEPP)回路を用いるのが好適である。この回路で
は、コイル16aとコンデンサ16bからなるLC回路
により特性を反転させて、定電圧に近いA電圧の特性
を、定電流化(i2電流)させている。
ば射出成型品55の上下に接して、それぞれ振動子5
1、52を有するホーン53、54を設け、これらを逆
相で振動させることにより、低騒音で射出成型品55の
ゲートを切断することができるようになる。
ては、整合回路16の出力側の回路に整合トランスを4
個直列接続した例であったが、本発明はこれに限定され
ず、4個以外の複数の整合トランスを直列接続し、各整
合トランスの二次側に振動子を接続するようにしても良
いことは勿論である。
によれば、複数個の電歪型振動子を発振器に対して直列
に接続したので、各振動子に、それぞれの負荷の大きさ
に応じた電力を供給することができるようになり、偏っ
た電力集中による振動子破壊を防止でき、超音波加工を
均一に行えるようになる。
つきがあっても、各振動子はほぼ均等に振動し、振動子
に均一な電力を供給することができるようになる。
接続し、該トランスの二次側に複数個の電歪型振動子を
接続するようにしたので、該電歪型振動子の一端をアー
スに落とすことができ、複数個の電歪型振動子を直列接
続することが容易に行えるようになる。
振動子の数だけ取付けることにより電力の分散が図れる
ようになる。このため、製作が困難な高周波用大型整合
トランスを使用する必要がなくなり、市販の単体フェラ
イトコアが使えるため、容易に大電力超音波発生装置を
製作することができるようになる。
る。
および整合回路の出力電流の波形図である。
である。
ある。
である。
イブ回路、16…整合回路、21〜24…整合トラン
ス、31〜34…振動子。
Claims (4)
- 【請求項1】発振器と、 該発振器に直列に接続された複数個の電歪型振動子とを
具備したことを特徴とする超音波発生装置。 - 【請求項2】発振器と、 該発振器に直列に接続された複数個のトランスの1次側
巻線と、 該トランスの各2次側巻線に接続された電歪型振動子と
を具備したことを特徴とする超音波発生装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の超音波発生装置におい
て、 前記トランスの2次側巻線の接続を変えることにより、
前記複数個の電歪型振動子が互いに逆相に接続されるよ
うにすることを特徴とする超音波発生装置。 - 【請求項4】 請求項2に記載の超音波発生装置におい
て、 前記トランスの各2次側巻線に接続された電歪型振動子
の一方の電極を接地するようにしたことを特徴とする超
音波発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000065636A JP2001212513A (ja) | 2000-02-03 | 2000-02-03 | 超音波発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000065636A JP2001212513A (ja) | 2000-02-03 | 2000-02-03 | 超音波発生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001212513A true JP2001212513A (ja) | 2001-08-07 |
Family
ID=18585129
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000065636A Pending JP2001212513A (ja) | 2000-02-03 | 2000-02-03 | 超音波発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001212513A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012250766A (ja) * | 2011-05-11 | 2012-12-20 | Ishida Co Ltd | 包装機の横シール装置 |
KR101267815B1 (ko) | 2010-11-09 | 2013-06-04 | 주식회사 웨이전스 | 장초음파 미용기 |
US9579846B2 (en) | 2011-05-11 | 2017-02-28 | Ishida Co., Ltd. | Lateral sealing device of packaging machine |
-
2000
- 2000-02-03 JP JP2000065636A patent/JP2001212513A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101267815B1 (ko) | 2010-11-09 | 2013-06-04 | 주식회사 웨이전스 | 장초음파 미용기 |
JP2012250766A (ja) * | 2011-05-11 | 2012-12-20 | Ishida Co Ltd | 包装機の横シール装置 |
US9579846B2 (en) | 2011-05-11 | 2017-02-28 | Ishida Co., Ltd. | Lateral sealing device of packaging machine |
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