JP2001211704A - 粉粒体施用機 - Google Patents

粉粒体施用機

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JP2001211704A
JP2001211704A JP2000028313A JP2000028313A JP2001211704A JP 2001211704 A JP2001211704 A JP 2001211704A JP 2000028313 A JP2000028313 A JP 2000028313A JP 2000028313 A JP2000028313 A JP 2000028313A JP 2001211704 A JP2001211704 A JP 2001211704A
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seeds
seeding
fertilizer
pressure
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Yasuo Oshita
泰生 大下
Hirotoshi Awazaki
弘利 粟崎
Jiro Watanabe
治郎 渡辺
Satoyuki Yugawa
智行 湯川
Masaru Oshima
勝 尾嶋
Satoru Kato
哲 加藤
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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HOKKAIDO NATIONAL AGRICULTURAL EXPERIMENT STATION
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉粒体施用機の粉粒体供給量や粉粒体供給深
さを安定させる。 【解決手段】 土壌表層部の土を掻き上げ後方に飛ばし
て砕土する土掻上装置12と、該土掻上装置によって後
方に飛ばされる土を受け止め土壌面に落として均平に鎮
圧する鎮圧板13と、土壌中に粉粒体を供給する粉粒体
供給装置16とを備え、前記土掻上装置12と前記鎮圧
板13の間で、土壌面よりも高く且つ前記土掻上装置1
2によって後方に飛ばされ前記鎮圧板13によって受け
止め土壌面に落とされた土がかからない位置に、前記粉
粒体供給装置16の粉粒体吐出口48aを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土壌表層部の土を
掻き上げて砕土しながら土壌中に肥料等の粉粒体を供給
する粉粒体施用機に関する。
【0002】
【従来の技術】水を入れていない乾田状態の水田に種子
(種籾)を直播きする水稲の直播栽培において、若干芽
の出かかった種子を播種すると、苗の成育が早く、苗立
ち率(播種した種子数に対する実際に出芽した種子数の
割合)が高いことが知られている。そこで、ポット状の
小室が形成された枠体に培土と種子を入れ、数日たって
種子から芽が出かかった状態にしてから、枠体から培土
ごと種子を取り出し、これを圃場に播種する栽培方法の
研究が進められている。
【0003】この栽培方法を実践するために、回転軸に
複数の耕耘爪を植設したロータを逆転方向(回転中心に
対し耕耘爪の先端が下、前、上、後の順に移動)に回転
させ、土壌表層部の土を掻き上げ後方に飛ばして砕土す
る土掻上装置と、下端が上下動するよう回動自在に設け
られ、前記土掻上装置によって後方に飛ばされる土を受
け止めて土壌面に落とし、それを下端部で均平に鎮圧し
て播種床を作る鎮圧板と、枠体から培土ごと種子を取り
出して前記播種床に播種する播種装置と、播種位置の側
条に施肥する施肥装置とを組み合わせて構成した乾田直
播機が開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の乾田直播機
は、播種床の底部に施肥を行うため、施肥装置の施肥パ
イプの肥料吐出口を鎮圧板の前側近傍で鎮圧板の下端よ
りも若干低位に位置するように配置し、この鎮圧板と肥
料吐出口との相対位置が変わらないように施肥パイプを
平行リンクを介して鎮圧板に支持させていた。この従来
構成のものでは、土掻上装置によって掻き上げられ鎮圧
板によって受け止められて落下した土の中に肥料が供給
されるので、施肥パイプに土が詰まって施肥が停止して
しまったり、土の抵抗の影響を受け、肥料吐出口から吐
出される肥料の量が変動するという問題を有していた。
また、土の抵抗の影響を受け、肥料吐出口から肥料が吐
出されるタイミングがずれることにより、施肥深さも安
定しなかった。そこで本発明は、この乾田直播機のよう
な粉粒体施用機において、施肥量(粉粒体供給量)や施
肥深さ(粉粒体供給深さ)を安定させることを課題とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のように構成した。すなわち、本発明に
かかる粉粒体施用機は、土壌表層部の土を掻き上げ後方
に飛ばして砕土する土掻上装置と、該土掻上装置によっ
て後方に飛ばされる土を受け止め土壌面に落として均平
に鎮圧する鎮圧板と、土壌中に粉粒体を供給する粉粒体
供給装置とを備え、前記土掻上装置と前記鎮圧板の間
で、土壌面よりも高く且つ前記土掻上装置によって後方
に飛ばされ前記鎮圧板によって受け止められて土壌面に
落とされた土がかからない位置に、前記粉粒体供給装置
の粉粒体吐出口を設けたことを特徴としている。
【0006】この構成によれば、土掻上装置によって掻
き上げられた土が覆っていない状態の土壌面に粉粒体吐
出口から粉粒体が吐出され、その後、土掻上装置によっ
て掻き上げられた土で土壌面が覆われ、鎮圧板によって
均平に鎮圧される。このため、常に播種床の底部に粉粒
体が供給されると共に、その供給量や供給深さが安定す
る。
【0007】さらに、上記構成において、土掻上装置の
前方に、左右側方から土を土掻上装置へ案内する案内具
を設けた構成とすると、圃場を往復して作業を行う場
合、各行程ごとの播種床の土の量が安定するので好まし
い。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に表された実施の形態
に基づき、本発明を具体的に説明する。図1乃至図5は
粉粒体施用機としての乾田直播機の一例を表している。
この乾田直播機1は、芽出し処理された培土付きの種子
を播種するタイプであって、次のように芽出し処理され
た種子を使用する。
【0009】すなわち、図7に示すように、複数のポッ
ト状小室2,…が縦横に連設された枠体3に培土4を充
填し、その上にカルパー(酸素発生剤)コーティングし
て催芽処理した種子5を4〜6粒入れ、さらにその上に
培土4を覆土し鎮圧する。このように培土と種子を詰め
た枠体を約30℃で3日間程度保持し、種子から芽が1
0mm程度出た状態とする。そして、この芽出し処理され
た培土付きの種子を枠体ごと乾田直播機の後述する播種
装置に装填する。小室2,…の底部には切れ目2aが形
成されており、播種装置は、この切れ目から棒体を小室
内に挿入するか、或はエアを吹き込むかして枠体から培
土付きの種子を取り出し、それを土壌面に形成された播
種床に播種する。播種作業を行う前に培土に水を含ませ
ておくと、枠体からきれいに培土付き種子を取り出すこ
とができる。なお、地域性や気象条件等によっては、培
土と種子を詰めた枠体を約30℃で1日保持し、種子か
ら芽が1mm程度だけ出た状態のものを使用してもよい。
【0010】乾田直播機1は、機体の対地高さを決める
基準となる左右一対の基準輪10,10、土壌面に播種
床Aを形成するための左右一対の土寄せディスク11,
11と土掻上装置12と鎮圧板13、枠体3から培土ご
と種子を取り出して前記播種床に播種する播種装置1
4、播種後の播種床Aを鎮圧する鎮圧輪15、播種位置
の側条に施肥する施肥装置16等を備えている。機体の
前部には3点ヒッチ17が設けられ、図6に示すよう
に、該3点ヒッチにトラクタTのトップリンクL1及び
左右一対のロアリンクL2,L2の後端部を連結し、ト
ラクタTで牽引して使用される。使用時には、トラクタ
TのPTO軸から乾田直播機1の中継ケース18に動力
が伝達される。
【0011】基準輪10,10は、3点ヒッチ17のロ
アリンク連結フレーム17a,17aに上下取付高さ調
節可能に取り付けた基準輪支持パイプ20,20の下端
部に回転自在に支持されている。トラクタTに乾田直播
機1を連結した状態において、基準輪10,10が土壌
面に接地して乾田直播機の機体重量の一部を受け、機体
の進行に伴い土壌面上を転動するようになっている。基
準輪支持パイプ20には、基準輪10の外周部に付着し
た土を除去するスクレーパ20aが取り付けられてい
る。
【0012】土寄せディスク11,11は、基準輪1
0,10の外側位置に前端側の間隔が広くなるように平
面視ハ字形に配置され、下端部が土壌中に潜った状態と
なる高さに支持されている。この土寄せディスク11,
11は、機体の進行によって土を内側に寄せる作用をす
る。各土寄せディスク11は左右フレーム21、前後フ
レーム22、及び上下フレーム23を介してロアリンク
連結フレーム20に支持されているが、これら各フレー
ム21,22,23は大径パイプの中に小径パイプをス
ライド自在に挿入して両パイプを固定ピン24,…で固
定した構造になっていて、土寄せディスク11の機体に
対する左右位置、前後位置、及び上下位置を複数段階に
それぞれ変更可能となっている。
【0013】土掻上装置12は、左右方向の回転軸26
aに複数の耕耘爪26b,…を植設した土掻上ロータ2
6を逆転方向(回転中心に対し耕耘爪の先端が下、前、
上、後の順に移動)に回転させ、土壌表層部(深さ約5
cm)の土を掻き上げて砕土するようになっている。土掻
上ロータ26の前方から上方にかけてロータカバー28
が設けられ、土掻上ロータ26によって掻き上げられた
土はこのロータカバー28の内側面に沿って後方に飛ば
される。ロータカバー28の内側面には、ゴム板29が
スプリング30を介して弾力的に支持される状態で設け
られている。このゴム板29を設けることにより、ロー
タカバー28に直接土が付着することを防止すると共
に、土が当たるときの衝撃を緩和している。ゴム板29
に土に当たると、ゴム板29が振動して土が落とされ
る。また、ロータカバー28の前端部と土壌面との間に
は、土掻上ロータ26が掻き上げた土が前方に飛び出す
のを規制するゴムカバー31が設けられている。
【0014】鎮圧板13は、下端部が後方に湾曲し、そ
の下端部の下面に8個の作溝体33,…が左右並列に等
間隔で取り付けられた板で、土掻上装置12の後方に上
端を支点に回動自在に設けられ、鎮圧スプリング34に
よって下端側が下向きに付勢されている。作業時には、
土掻上装置12によって後方に飛ばされる土を鎮圧板1
3が受けて下方に落とし、その下方に落ちた土の上を鎮
圧板13の下端部が通過することにより、表面を均平に
鎮圧して播種床Aを形成すると共に8条の播種溝Bを形
成する。播種溝Bの深さは15〜20mmで、播種された
培土付き種子3,4の上に10mm程度の覆土がなされる
ようになっている(図8参照)。鎮圧スプリング34の
張力を変更することにより、鎮圧力を調節する。
【0015】鎮圧板13の前方には選別格子35が設け
られていて、前方から飛んでくる土のうち比較的大きな
塊は選別格子35の前方に落とし、細かく砕土化された
ものだけが鎮圧板13まで届くようになっている。これ
により、播種床Aの表面部は細かい土で被覆された状態
となり、播種された種子の出芽や苗の成育に好ましい環
境が得られる。
【0016】播種装置14は、枠体搬送台37に沿って
枠体3を1ピッチづつ間欠的に搬送し、所定の取出位置
Pで前記切れ目から押出しピン38,…を小室内に挿入
して横一列の各小室2,…から培土ごと種子を後方に取
り出し、その取り出した培土付き種子Sを左右一対の横
送りベルト39,39で左右両側に搬送して播種ガイド
40,40の中に落とし込み、該播種ガイド内を通って
播種溝Bに培土付き種子を案内するようになっている。
横送りベルト39,39の上面よりも少し高い位置で枠
体3から培土付き種子を取り出すようになっているの
で、取り出し時に培土付き種子が横送りベルト39,3
9と擦れて培土が崩れることがない。培土付き種子が取
り出された空の枠体は枠体搬送台37の搬送終端部に設
けた回収部41に回収される。なお、前述したように、
切れ目から小室2,…内にエアを吹き込んで枠体3から
培土付き種子を取り出すように構成してもよい。
【0017】鎮圧輪15は、8条分の左右幅を有し、外
周部の前記作溝体33,…に対応する左右位置に環状溝
15a,…が形成されたローラ状の車輪で、上下に回動
自在で鎮圧スプリング42によって下向きに付勢された
鎮圧輪支持アーム43,43によって左右両端が回転自
在に軸支されている。機体の進行に伴い鎮圧輪15は播
種後の播種床Aの上面を転動し、播種床Aを鎮圧すると
共に、播種溝B,…を埋め戻す(図8参照)。播種溝
B,…の上を環状溝15a,…が通過するので、播種さ
れた培土付き種子Sの芽が播種床Aの上面よりも上に出
ていても、これを鎮圧輪15が踏み潰すことがない。鎮
圧力調節ハンドル44を操作して鎮圧輪15の上下位置
を変更することにより、播種溝の深さを調節する。ま
た、鎮圧輪支持アーム43,43には、鎮圧輪15の外
周面に付着した土を除去するスクレーパ45が取り付け
られている。
【0018】施肥装置16は、肥料ホッパ46内の粉粒
状肥料を繰出器47,…によって一定量づつ繰り出し、
それを施肥パイプ48,…を介して播種位置の側条に供
給するようになっている。施肥パイプ48の肥料吐出口
48aは、左右位置が播種位置の側方約3cmの位置、前
後位置が土掻上装置12と鎮圧板13の間で鎮圧板13
から比較的離れた位置、また上下位置が土壌面よりも高
く且つ土掻上装置12によって飛ばされる土の飛行経路
よりも低い位置に設けられている。これにより、肥料吐
出口48aから吐出される肥料Hは土掻上装置12によ
って掻き上げられた土が鎮圧板13に当たって落下する
前に播種床Aの底部に供給され、その上に掻き上げられ
た土で覆土されることとなる。これにより、図8に示す
ように、常に播種された種子の側方約3cm、下方約3cm
の位置に施肥が行われる。また、施肥量も常に一定して
いる。この位置に施肥を行うと、出芽した種子が肥料と
接触して障害を受けることがなく、また根が伸長したと
きに肥料の吸収が良好に行われる。
【0019】施肥装置の繰出器47を駆動するモータ5
0は、鎮圧板13の角度を検出するセンサ51の検出結
果に応じて出力が制御され、鎮圧板13が鎮圧作用を行
っている時だけ繰出器47が作動し、鎮圧板13が鎮圧
作用を行っていない時には繰出器47の作動が停止する
ようになっている。
【0020】また、符号53は、肥料ホッパ46への肥
料補給作業等を行うために作業者が乗ることのできるス
テップである。
【0021】この乾田直播機1は以上の構成で、播種装
置14の枠体搬送台37に枠体3を搭載すると共に施肥
装置16の肥料ホッパ46に肥料を入れ、乾田状態の水
田内をトラクタTで乾田直播機1を牽引すると、土寄せ
ディスク11,11、土掻上装置12及び鎮圧板13に
よって形成された播種床Aの底部に肥料Hが供給される
と共に、播種床Aの播種溝B,…に培土付き種子Sが播
種され、その後を鎮圧輪15で播種床Aの鎮圧及び播種
溝B,…を埋め戻す。これらの作業は乾田状態で行われ
るので、施肥された肥料Hや播種された培土付き種子S
が水に流されることがなく、施肥深さ及び播種深さを一
定に保つことができる。また、土掻上装置12に先行し
て土寄せディスク11,11で土を内側に寄せておくこ
とにより、鎮圧板13に押された土が左右側方の離れた
位置まで波及することがなく、圃場を往復して作業を行
う場合に各行程の播種床の土の量を一定に維持できる。
このように施肥及び播種作業を行った後、水田に水を入
れて水稲を栽培する。
【0022】次に、図9乃至図11は芽出し処理された
コーティング種子をそのまま播種するタイプの乾田直播
機を表している。この乾田直播機1′は、播種装置60
を除いて、前記乾田直播機1とほぼ同じ構成である。
【0023】乾田直播機1′の播種装置60は、芽出し
処理されたコーティング種子を収容する種子ホッパ61
を備えている。種子ホッパ61の内部は、下部で互いに
連通する前側の種子収容部60aと後側の種子繰出部6
0bとに仕切られており、種子繰出部60bの傾斜した
底面部に、適数個づつ種子を収容して保持する種子保持
凹部62a,…が等間隔で環状に配置して形成された播
種板62が設けられている。この播種板62を取付軸6
3を支点にして回転させると、種子繰出部60bの下部
で種子保持凹部62aに保持された種子が種子繰出部6
0bの下部に運ばれ、そこで播種パイプ64に落とし込
まれ、該播種パイプを通って播種溝Bに導かれる。
【0024】播種板62は播種モータ66によって駆動
される。符号67は播種板取付軸63に取り付けたベベ
ルギヤ、符号68は播種モータ66の出力軸に取り付け
たベベルギヤで、両ギヤは互いに噛み合っている。播種
モータ65は、施肥モータ50と同様に、鎮圧板13の
角度を検出するセンサ51の検出結果に応じて出力が制
御され、鎮圧板13が鎮圧作用を行っている時だけ播種
板62が繰り出し作動し、鎮圧板13が鎮圧作用を行っ
ていない時には播種板62の繰り出し作動が停止するよ
うになっている。
【0025】この乾田直播機1′も、前記乾田直播機1
と同様に、トラクタTで牽引して使用される。作業時に
は、土寄せディスク11,11、土掻上装置12及び鎮
圧板13によって形成された播種床Aの底部に施肥装置
16によって施肥されると共に、播種床Aの播種溝B,
…に播種装置60によって種子が播種され、そのあとを
鎮圧輪15で播種床Aの鎮圧及び播種溝B,…を埋め戻
す。その後、水田に水を入れて水稲を栽培する。
【0026】以上説明した実施の形態1,1′はいずれ
も乾田直播機であるが、本発明はそれ以外の粉粒体施用
機、例えば粉粒体である肥料の施用を行う施肥機、粉粒
体である種子の施用を行う播種機、或は粉粒体である薬
剤の施用を行う薬剤施用機にも適用できる。
【0027】
【発明の効果】本発明にかかる粉粒体施用機は、粉粒体
供給装置の粉粒体吐出口を、土掻上装置と鎮圧板の間
で、土壌面よりも高く且つ土掻上装置によって後方に飛
ばされ鎮圧板によって受け止め土壌面に落とされた土が
かからない位置に設けることにより、土掻上装置によっ
て掻き上げられた土が存在しない土壌面に粉粒体吐出口
から粉粒体が吐出されるので、常に播種床の底部に粉粒
体が供給されると共に、その供給量や供給深さが安定す
るようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】乾田直播機の側面図である。
【図2】基準輪及び土寄せディスクの支持部の平面図で
ある。
【図3】播種装置の要部の背面図である。
【図4】鎮圧板の背面図である。
【図5】鎮圧輪の背面図である。
【図6】図1に示す乾田直播機の使用状態を表す側面図
である。
【図7】図1に示す乾田直播機に使用する培土付き種子
を示す図である。
【図8】図1に示す乾田直播機により土壌に播種された
種子の状態を示す図である。
【図9】異なる乾田直播機の側面図である。
【図10】播種装置の断面図である。
【図11】播種板の形状を示す図である。
【符号の説明】
A 播種床 B 播種溝 H 肥料 S 培土付き種子 1,1′ 乾田直播機(粉粒体施用機) 3 枠体 4 培土 5 種子 10 基準輪 11 土寄せディスク 12 土掻上装置 13 鎮圧板 14,60 播種装置 15 鎮圧輪 16 施肥装置 48 施肥パイプ 48a 肥料吐出口(粉粒体吐出口)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大下 泰生 北海道札幌市豊平区福住2条4丁目2番18 −506 (72)発明者 粟崎 弘利 北海道札幌市豊平区羊ケ丘1番地 農試宿 舎1号棟405 (72)発明者 渡辺 治郎 北海道札幌市豊平区羊ケ丘1番地 農試宿 舎C−8−3 (72)発明者 湯川 智行 北海道札幌市豊平区羊ケ丘1番地 農試宿 舎1号棟203 (72)発明者 尾嶋 勝 北海道美唄市西2条南2丁目4番5号 (72)発明者 加藤 哲 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B034 AA09 BA07 BB01 BC06 JA08 JA14 JB02 2B052 BA04 BC05 BC08 BC09 BC10 BC13 BC14 BC15 DA02 EC02 2B054 BA02 BB01 CA04 CB08 CB15 2B060 AC03 AD07 BA04 BB01 BB05 BB06 CB07 CB17 CC02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 土壌表層部の土を掻き上げ後方に飛ばし
    て砕土する土掻上装置と、該土掻上装置によって後方に
    飛ばされる土を受け止め土壌面に落として均平に鎮圧す
    る鎮圧板と、土壌中に粉粒体を供給する粉粒体供給装置
    とを備え、前記土掻上装置と前記鎮圧板の間で、土壌面
    よりも高く且つ前記土掻上装置によって後方に飛ばされ
    前記鎮圧板によって受け止められて土壌面に落とされた
    土がかからない位置に、前記粉粒体供給装置の粉粒体吐
    出口を設けたことを特徴とする粉粒体施用機。
  2. 【請求項2】 土掻上装置の前方に、左右側方から土を
    土掻上装置へ案内する案内具を設けた請求項1に記載の
    粉粒体施用機。
JP2000028313A 2000-02-04 2000-02-04 粉粒体施用機 Pending JP2001211704A (ja)

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