JP2001210555A - 電気二重層コンデンサ - Google Patents

電気二重層コンデンサ

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JP2001210555A JP2000016815A JP2000016815A JP2001210555A JP 2001210555 A JP2001210555 A JP 2001210555A JP 2000016815 A JP2000016815 A JP 2000016815A JP 2000016815 A JP2000016815 A JP 2000016815A JP 2001210555 A JP2001210555 A JP 2001210555A
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    • Y02E60/13Energy storage using capacitors

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エネルギーの出し入れがスムーズで、蓄積さ
れたエネルギーの損失を可能な限り抑制するようにした
電気二重層コンデンサを提供すること。 【解決手段】 一方の面に分極性電極層を形成し、他方
の面を電極露出面とした1対の集電体のうちいずれか一
方を陽極電極とし、他方を陰極電極とし、これらの陽極
電極3と陰極電極4の分極性電極層2側を対向させてそ
の間にセパレータ12を介在し、陽極電極10と陰極電
極11における電極露出面5を対向させてその間に、非
多孔質で電解液含浸後も電流通路のない絶縁フィルム1
8を介在し、これらの陽極電極3、陰極電極4、セパレ
ータ7、絶縁フィルム18を順次積層して渦巻き状に巻
回してなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2次電池の代替と
して使用され大容量を特徴とする電気二重層コンデンサ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】静電容量の大きなパワー用の電気二重層
コンデンサは、一般に、円筒型(又は、巻回型)と呼ば
れ、メモリのバックアップ電源として用いられるコイン
型とは区別されている。円筒型の電気二重層コンデンサ
の基本的な形態は、箔巻円筒型アルミニウム電解コンデ
ンサと類似した構造である。
【0003】さらに詳しくは、図3及び図4に示すよう
に、アルミニウム箔等の金属箔、パンチングメタルなど
からなる集電体1の一方の面に、活性炭と結着剤と導電
剤との混合物質からなる分極性電極層2を形成した1対
の電極を用意し、いずれか一方を陽極電極3とし、他方
を陰極電極4としている。これらの陽極電極3と陰極電
極4を、それぞれの分極性電極層2が対向するように配
置し、また、集電体1の他方の面である電極露出面5
に、それぞれリード端子6A、6Bを取付け、分極性電
極層2間及び電極露出面5間に、それぞれ絶縁体であっ
て、電解液の含浸後に電流通路を有する不織布からなる
セパレータ7、8を配置して渦巻状に巻回する。このよ
うにして巻回された外周には、巻き解けがないように粘
着テープ9を用いて固定してコンデンサ素子10を形成
している。このコンデンサ素子10を、有底円筒状の金
属ケース11内に電解液とともに収納し、封口体12に
て封口し、リード端子6A、6Bを封口体12の貫通孔
から外に引き出して電気二重層コンデンサ13としてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】セパレータ7、8は、
通常、合成繊維系やパルプ原料である天然繊維系の多孔
質の不織布が使用されており、分極性電極層2間のセパ
レータ7は、専ら電解液を保持して電解液中のイオンに
よる電子伝導が行われるような役割を有し、電極露出面
5間のセパレータ8は、専ら電気絶縁の役割が課せられ
ている。しかるに、従来の電気二重層コンデンサでは、
生産性の面から、分極性電極層2間のセパレータ7と電
極露出面5間のセパレータ8がともに同一構成のものが
用いられて、陽極電極3、陰極電極4とともに渦巻状に
巻回される。
【0005】電気二重層コンデンサのエネルギーの出し
入れがスムーズであるためには、即ち、低抵抗化にして
充放電を速やかにするためには、分極性電極層2間のセ
パレータ7をできるだけ薄く、かつ、低密度にする必要
がある。また、電極露出面5間は、セパレータ8が薄す
ぎたり、低密度過ぎると、集電体1のカット時のとげに
よってセパレータ8に破損が生じて対向する電極露出面
5間の短絡等による漏れ電流によって、蓄積されたエネ
ルギーが放電してしまう。さらには、巻き込むときに伸
びて破損して巻取れなくなるなどの問題があった。
【0006】本発明は、エネルギーの出し入れがスムー
ズで、しかも、蓄積されたエネルギーの損失を可能な限
り抑制するようにした電気二重層コンデンサを提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、電気二重層コ
ンデンサに求められる特性の1つである低抵抗化を成し
遂げるために、陽極電極と陰極電極の分極性電極層間に
挾持されるものとして薄い低密度のセパレータを用い
る。また、電極露出面間に挾持されるものとして非多孔
質で電解液の含浸後も電流通路のない絶縁フィルムを用
いる。この絶縁フィルムは、多孔質ではないので、薄く
ても引っ張り強度が高く、巻取り時に分極性電極層間の
セパレータへの負担が低減することから、同セパレータ
が破損しにくく、しかも、両方にセパレータを用いるよ
りも、より薄くて低密度のセパレータを用いることがで
き、より低抵抗の電気二重層コンデンサが得られる。し
かも、セパレータと絶縁フィルムがともに薄くできるの
で、電気二重層コンデンサの全体の形状の小型化ができ
る。さらには、絶縁フィルムは、集電体のバリによって
も破損しにくく、その結果、電極露出面の短絡による漏
れ電流もなくなる。
【0008】セパレータに使用される材質は、少なくと
も10重量%以上の叩解可能なセルロース繊維原料を使
用して抄造されたものであり、溶剤紡糸レーヨンの単体
又は溶剤紡糸レーヨンと天然繊維を原料として混抄され
た不織布がよい。
【0009】また、これ以外でもマニラ麻、クラフト紙
等の天然繊維系や、ポリプロピレン、ポリエチレン等の
合成繊維系、ガラス繊維等の鉱物繊維系等の単体又は混
抄を使用することができる。以上のような物性値、材
質、原料であることが望ましいが、これ以外のセパレー
タとして機能する素材と絶縁性を保つ素材との組み合わ
せであれば、本発明としての効果が期待できる。
【0010】また、セパレータと絶縁フィルムの厚さ
は、同一である必要がなく、異なる厚さのものを用いる
ことによってより効果が現われることがある。低密度の
セパレータよりも絶縁フィルムの厚さを薄くすること
で、性能上重要な低密度のセパレータに多くの電解液が
保持され、寿命が改善される。絶縁フィルムをより薄く
することにより、金属ケース内部の陽極電極、陰極電極
等の収納効率を増大させる効果がある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づき説明する。図1において、3は陽極電極、4は、陰
極電極である。これら陽極電極3と陰極電極4は、集電
体1の片面に分極性電極層2を積層してなるものであ
る。さらに詳しくは、前記分極性電極層2は、大面積を
持った分極性の電極となるための物質、例えば、活性
炭、カーボンブラックなどに導電性を増大させるため
に、金属体、炭素、カーボン材を添加し、バインダーと
してポリビニリデンフルオライド(以下PVDFと略
す)を有機溶剤、例えばNメチルピロリドン(以下NM
Pと略す)と混練し、スラリー状にする。
【0012】ただし、主成分である活性炭の代わりとし
て、大表面積をもつ金属体、金属酸化物、酸化ルテニウ
ム、黒鉛、ポリアセン、ポリアセチレン、ポリピロー
ル、各種導電性ポリマーが使用可能である。
【0013】前記集電体1は、アルミニウム、タンタ
ル、チタン、ニオブ、ステンレススチール、ニッケル等
の高耐食性金属の箔、多数の極細孔を有するパンチング
メタル、薄板、導電性ゴム、導電性プラスチック等から
なる。この集電体1は、活性炭等から集電する効果を持
たせるために、表面を粗面化することが望ましい。通
常、アルミ電解コンデンサで用いられるような電気化学
的なエッチング処理をした5〜30μm厚程度のアルミ
ニウム箔が用いられる。この集電体1の片面に、前記分
極性電極層2を構成するスラリーを、塗工装置(コータ
ー)を用いて付着させた後、50〜300℃で乾燥す
る。
【0014】このようにして形成された陽極電極3と陰
極電極4のそれぞれの集電体1の電極露出面5側に、引
き出し用のリード端子6A、6Bをそれぞれ電気的に接
続する。このリード端子6A、6Bをそれぞれを接続し
た陽極電極3と陰極電極4とを、それぞれの分極性電極
層2が向かい合うように配置し、この分極性電極層2間
にセパレータ7を介在する。また、分極性電極層2の反
対側の集電体1が向かい合う電極露出面5間には、非多
孔質で電解液を含浸後も電流通路のない絶縁フィルム1
8を介在させる。
【0015】前記セパレータ7には、前述のように、低
抵抗化を成し遂げるために薄くて低密度(0.01〜
0.8g/cm3)のもの、例えば、使用される材質
は、低密度セパレータとして、少なくとも10重量%以
上の叩解可能なセルロース繊維原料を使用して抄造され
たもので、溶剤紡糸レーヨンの単体又は溶剤紡糸レーヨ
ンと天然繊維を原料として混抄された不織布が用いられ
る。
【0016】また、これ以外でもマニラ麻、クラフト紙
等の天然繊維系や、ポリプロピレン、ポリエチレンなど
の合成繊維系、ガラス繊維等の鉱物繊維系等の単体又は
混抄を使用することができ、さらに、これ以外のセパレ
ータ7として機能する素材と絶縁性を保つ素材との組み
合わせであれば、本発明のセパレータ7として用いるこ
とができる。このセパレータ7の厚さは、10〜300
μmの範囲で選択でき、強度の面から絶縁フィルム18
と同等又は厚くすることが好ましい。
【0017】前記絶縁フィルム18には、薄くても高引
っ張り強度のものとして、例えば、ポリイミド、PPS
(ポリフェニレンサルファイト)、ポリプロピレン、ポ
リエステル、ポリエチレン、PVC(ポリ塩化ビニー
ル)、フッ素樹脂、ガラス繊維、紙素材、アセテート
布、ノーメックス布又は綿布の単体を用いてもよいが、
ガラス繊維、紙素材、アセテート布、ノーメックス布又
は綿布に、ポリイミド、PPS、ポリプロピレン、ポリ
エステル、ポリエチレン、PVC、フッ素樹脂等の絶縁
性樹脂を含浸させたものを用いてもよい。本発明に係る
絶縁フィルム18は、電解液を吸収しないもの又は吸収
しにくいものが好ましく、これによって、電解液をセパ
レータ7に保持させやすくなるので、電気二重層コンデ
ンサの寿命も向上する。さらには、この絶縁フィルム1
8の厚さは、1〜250μmの範囲で選択することがで
き、収納効率からセパレータ7と同等又は薄くすること
が好ましい。
【0018】以上のように構成された陽極電極3、セパ
レータ7、陰極電極4、絶縁フィルム18を順次積層し
つつ渦巻き状に巻き込み、最後に粘着テープ9で巻き解
れのないように外周を固定してコンデンサ素子10を形
成する。また、前記絶縁フィルム18は、陽極電極3と
陰極電極4との間に単に挟み込むだけでもよいが、円筒
形に巻き込むときに巻き解れがないように、図1に示す
ように、両面に接着剤層18Aを塗布した粘着テープ形
式のもの、陽極電極3又は陰極電極4の集電体1に熱融
着、冷間圧延で予め一体化しておいたもの等を用いても
よい。この絶縁フィルム18は、陽極電極3、陰極電極
4よりも幅をやや広くしておき、縁部がわずかはみに出
す程度にすると、陽極電極3と陰極電極4との間の絶縁
性が向上するという望ましい効果が得られる。
【0019】このようにして形成されたコンデンサ素子
10は、50℃以上300℃以下の温度で乾燥した後、
図4と同様に、有底円筒状の金属ケース11内に電解液
とともに収納し、封口体12にて封口し、リード端子6
A、6Bを封口体12の貫通孔から外に引き出して電気
二重層コンデンサ13とする。電解液は、例えば、4級
オニウム塩又はリチウム塩、ナトリウム塩等のアルカリ
金属塩を溶解したプロピレンカーボネイト、γ−ブチロ
ラクトン、エチレンカーボネイト、ブチレンカーボネイ
ト、スルホラン又はその誘導体との混合体、アセトニト
リル等からなる。
【0020】図2は、図3に示す従来型のものと、図1
に示す本発明によるものとの性能を比較したものであ
る。なお、陽極電極3と陰極電極4は、30g/m2
分極性電極層2を塗布して形成したものを、幅15m
m、長さ100mm用い、また、電解液として、テトラ
エチレンアンモニウムテトラフルオロボレイト1.0モ
ル/リッターを、プロピレンカーボネイトに溶解させた
もの200μl注入したものを用いた。
【0021】図2において、従来例1は、陽極電極3と
陰極電極4の分極性電極層2間と電極露出面5間にとも
に、厚さ50μmで密度0.6g/m3のマニラ麻から
なるセパレータ7、8を介在したものであり、静電容量
1.0F、内部抵抗300mΩ、ショート率0.5%で
ある。これに対し、本発明1は、陽極電極3と陰極電極
4の分極性電極層2間にセパレータ7が従来例と同一の
マニラ麻のものが用いられ、電極露出面5間に従来例1
のセパレータ8より十分に薄いの厚さ30μmのポリイ
ミドテープからなる非多孔質で、電解液含浸後も電流通
路のない絶縁フィルム18を用いたものであり、静電容
量が1.2Fに、内部抵抗が290mΩに、ショート率
が0.1%にいずれの特性も向上している。
【0022】従来例2は、分極性電極層2間と電極露出
面5間にともに、クラフト紙のセパレータ12を用い、
本発明2は、分極性電極層2間に従来例と同一のクラフ
ト紙のセパレータ7が用いられ、電極露出面5間に従来
例2のセパレータ8より十分に薄い厚さの30μmのポ
リイミドテープからなる非多孔質で、電解液含浸後も電
流通路のない絶縁フィルム18を用いたものであり、本
発明2は、いずれの特性も従来例2よりも向上してい
る。
【0023】従来例3、4と本発明3〜7とは、分極性
電極層2間にレーヨン系のセパレータ12を用いたもの
であり、これらのうち、従来例3では、厚さ50μmの
レーヨン系のセパレータ12を用いているが、本発明3
〜7では、厚さ50μmのレーヨン系のセパレータ12
を用いた例がないので、特性の比較はしなかった。従来
例4は、分極性電極層2間と電極露出面5間にともに、
厚さ40μmのレーヨン系のセパレータ7を用い、本発
明3は、分極性電極層2間に従来例と同一の厚さ40μ
mのレーヨン系のセパレータ7を用い、電極露出面5間
に厚さがさらに薄い30μmのポリイミドテープからな
る非多孔質で、電解液含浸後も電流通路のない絶縁フィ
ルム18を用いたものであり、本発明3が従来例4より
もいずれの特性も向上している。
【0024】本発明4は、本発明3よりも絶縁フィルム
18の幅を1mmだけ広くしたものであるが、この結
果、本発明3よりもショート率が向上している。本発明
5、本発明6、本発明7は、それぞれ非多孔質で、電解
液含浸後も電流通路のない絶縁フィルム18として厚さ
40μmのPPSテープ、厚さ30μmのポリプロピレ
ンテープ、厚さ20μmのアセテート布を用いた例であ
り、特に、本発明7の絶縁フィルム18として厚さ20
μmのアセテート布を用いた例が、厚さを薄くしながら
特性が最も向上している。
【0025】
【発明の効果】本発明は、陽極電極3と陰極電極4の分
極性電極層2を、セパレータ12を介在して対向させ、
電極露出面5間に非多孔質で、電解液含浸後も電流通路
のない絶縁フィルム18を介在し、これらの陽極電極
3、陰極電極4、セパレータ7、絶縁フィルム18を渦
巻き状に巻回したので、集電体1のとげ等によって電極
露出面5間の短絡による漏れ電流がほとんどなくなり、
蓄積されたエネルギーの放電を防止でき、また、巻取り
時に分極性電極層2間のセパレータ7の破損がなく、し
かも、セパレータ7と絶縁フィルム18がともに薄くで
きるので、電気二重層コンデンサの全体の形状の小型化
ができる。
【0026】セパレータ7と絶縁フィルム18は、厚さ
の異なるもの、例えば、絶縁フィルム18の厚さをセパ
レータ7よりも薄くすることで、性能上重要な低密度の
セパレータ7により多くの電解液が保持され、寿命がさ
らに改善される。絶縁フィルム18をより薄くすること
により、金属ケース11内部の陽極電極3、陰極電極4
等の収納効率を増大させる効果がある。
【0027】絶縁フィルム18は、陽極電極3、陰極電
極4よりも幅をやや広くしておき、縁部がわずかはみ出
す程度にすると、陽極電極3と陰極電極4との間の絶縁
性が向上するという望ましい効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電気二重層コンデンサの主要な構
成要素であるコンデンサ素子10の一実施例を示す分解
拡大図である。
【図2】本発明品と従来品の特性の比較のための説明図
である。
【図3】従来の電気二重層コンデンサの主要な構成要素
であるコンデンサ素子10を示す分解拡大図である。
【図4】一般的な円筒型コンデンサの一部切り欠いた斜
視図である。
【符号の説明】
1…集電体、2…分極性電極層、3…陽極電極、4…陰
極電極、5…電極露出面、6A、6B…リード端子、
7、8…セパレータ、9…粘着テープ、10…コンデン
サ素子、11…金属ケース、12…封口体、13…電気
二重層コンデンサ、18…絶縁フィルム、18A…接着
剤層。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の面に分極性電極層を形成し、他方
    の面を電極露出面とした1対の集電体のうちいずれか一
    方を陽極電極とし、他方を陰極電極とし、これらの陽極
    電極と陰極電極のそれぞれの分極性電極層を対向させて
    その間にセパレータを介在し、前記陽極電極と陰極電極
    におけるそれぞれの電極露出面を対向させてその間に、
    非多孔質で電解液含浸後も電流通路のない絶縁フィルム
    を介在し、これらを積層して渦巻き状に巻回してなるこ
    とを特徴とする電気二重層コンデンサ。
  2. 【請求項2】 絶縁フィルムは、ポリイミド、PPS
    (ポリフェニレンサルファイト)、ポリプロピレン、ポ
    リエステル、ポリエチレン、PVC(ポリ塩化ビニー
    ル)、フッ素樹脂、ガラス繊維、紙素材、アセテート
    布、ノーメックス布若しくは綿布の単体又はガラス繊
    維、紙素材、アセテート布、ノーメックス布若しくは綿
    布に、ポリイミド、PPS、ポリプロピレン、ポリエス
    テル、ポリエチレン、PVC若しくはフッ素樹脂を含浸
    させたものからなることを特徴とする請求項1記載の電
    気二重層コンデンサ。
  3. 【請求項3】 絶縁フィルムの厚さが1〜250μm、
    セパレータの厚さが10〜300μmであって、絶縁フ
    ィルムの厚さがセパレータの厚さと同等又は薄いものか
    らなることを特徴とする請求項1記載の電気二重層コン
    デンサ。
  4. 【請求項4】 絶縁フィルムは、陽極電極及び陰極電極
    よりもその幅がやや広いものからなることを特徴とする
    請求項1記載の電気二重層コンデンサ。
  5. 【請求項5】 絶縁フィルムは、熱融着、冷間圧延又は
    接着剤にて陽極電極と陰極電極における集電体の電極露
    出面に貼着して陽極電極及び陰極電極と一体化してなる
    ことを特徴とする請求項1記載の電気二重層コンデン
    サ。
  6. 【請求項6】 セパレータは、密度が0.01〜0.8
    g/cm3の範囲内であることを特徴とする請求項1記
    載の電気二重層コンデンサ。
  7. 【請求項7】 セパレータは、低密度セパレータとし
    て、少なくとも10重量%以上の叩解可能な再生セルロ
    ース繊維原料を使用して抄造されたものからなることを
    特徴とする請求項1記載の電気二重層コンデンサ。
  8. 【請求項8】 セパレータは、溶剤紡糸レーヨンの単体
    又は他繊維との混合物を原料として混抄されたものから
    なることを特徴とする請求項1記載の電気二重層コンデ
    ンサ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005340609A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd コンデンサ及びその製造方法
JP2005340610A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd コンデンサ及びその製造方法
JP2006344806A (ja) * 2005-06-09 2006-12-21 Nec Tokin Corp 電気二重層コンデンサ

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JP2005340609A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd コンデンサ及びその製造方法
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