JP2001208321A - 排ガス処理装置の腐食防止方法 - Google Patents

排ガス処理装置の腐食防止方法

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JP2001208321A JP2000019020A JP2000019020A JP2001208321A JP 2001208321 A JP2001208321 A JP 2001208321A JP 2000019020 A JP2000019020 A JP 2000019020A JP 2000019020 A JP2000019020 A JP 2000019020A JP 2001208321 A JP2001208321 A JP 2001208321A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】排ガス処理装置に腐食防止のために付設される
温風循環ダクトや排ガスバイパスダクトの腐食をも防止
することができる排ガス処理装置の腐食防止方法を提供
する。 【解決手段】(1)焼却炉で発生した排ガスを入口排ガ
スダクトを介して排ガス処理装置に供給して処理後、出
口排ガスダクトから排出する方法であって、前記焼却炉
の運転停止時に温風循環ダクトを介して温風ガスを循環
させ、前記焼却炉の定常運転時には該温風ガスの循環を
停止する排ガス処理装置の腐食防止方法において、前記
焼却炉の定常運転時に前記温風循環ダクトに外気を吸入
して流通させ、該温風循環ダクト内に排ガスが流入する
のを防止する排ガス処理装置の腐食防止方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は排ガス処理装置の腐
食防止方法に関し、さらに詳しくは廃棄物焼却炉に設置
される脱硝装置やダイオキシン除去装置などの排ガス処
理装置、特に該装置に付設される排ガスバイパスダクト
および温風循環ダクトの腐食を防止するのに好適な方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】廃棄物焼却炉から排出される窒素酸化物
(NOx)やダイオキシン(DNX)は近年特に大きな
問題となり、その排出基準が設定されたため、焼却設備
にはこれらを除去する脱硝装置やダイオキシン除去装置
が設置されるようになっている。これらの装置はダイオ
キシンの再合成や排ガス中のガス組成等の点から集塵装
置の後流に設置される。また廃棄物焼却炉からの排ガス
中には、高濃度の塩化水素(HCl)や硫黄酸化物(S
Ox)が含まれているため、集塵装置前流で消石灰等を
噴霧して反応させ、これらの成分を排ガスから除去して
いるが、上記成分が集塵装置を通過してダストとなって
脱硝装置やダイオキシン除去装置などの排ガス処理装置
に流入する場合がある。
【0003】このダストは非常に吸湿性が高く、また触
媒を劣化させる物質や、鋼材に対して腐食性の高い物質
を含むため、触媒または触媒を保持する反応塔にこれら
のダストが付着すると、焼却炉の運転停止時に、触媒に
付着したダストが吸湿して触媒に湿気を帯びさせるた
め、触媒の劣化や反応塔の腐食の原因となる。このた
め、焼却炉の停止時は電気ヒータを熱源とした温風発生
装置で温風を発生させ、この温風を温風循環ダクトによ
り反応塔内に循環させて保温状態を保持し、湿気が帯び
ないようにする方法が採用されている。
【0004】図5は、温風循環ダクトおよび排ガスバイ
パスダクトが付設された排ガス処理装置における焼却炉
の定常運転時の従来の運用説明図である。図5におい
て、図示しない焼却炉から排出された排ガスは入口排ガ
スダクト4Aを介して排ガス処理装置1に供給されて処
理された後、出口排ガスダクト4Bから排出される。入
口排ガスダクト4Aおよび出口排ガスダクト4Bにはそ
れぞれ装置入口ダンパ6および装置出口ダンパ7が設け
られている。また温風循環ダクト5が、該装置入口ダン
パ6と排ガス処理装置1の間の入口排ガスダクト4Aと
連通し、かつ該排ガス処理装置1と装置出口ダンパ6の
間の出口排ガスダクト4Bと連通するように設けられ、
該温風循環ダクト5には温風循環ヒータ2および温風循
環ファン3が設置されている。またバイパスダクト12
が、前記装置入口ダンパ6の前流の入口排ガスダクト4
Aと連通し、かつ装置出口ダンパ7の後流の出口排ガス
ダクト4Bと連通するように設けられている。さらに前
記温風循環ダクト5の入口排ガスダクト4Aおよび出口
排ガスダクト4Bとのそれぞれの連通部に温風循環出口
ダンパ8および温風循環入口ダンパ9がそれぞれ設けら
れ、またバイパスダクト12の入口排ガスダクト4Aお
よび出口排ガスダクト4Bとのそれぞれの連通部にバイ
パス入口ダンパ15およびバイパス出口ダンパ16がそ
れぞれ設けられている。なお、前記排ガス処理装置とし
ては、排ガス脱硝装置やダイオキシン除去装置などが挙
げられる。
【0005】このような装置において、図示しない焼却
炉の定常運転時には、入口排ガスダクト4Aの装置入口
ダンパ6および装置出口ダンパ7が「開」になり、焼却
炉で排出された排ガスが入口排ガスダクト4Aに導かれ
て排ガス処理装置1に供給され、該装置1で処理された
排ガスは出口排ガスダクト4Bを経てさらに図示しない
後流の装置に導かれる。焼却炉の定常運転中は、排ガス
処理装置1に排ガスが供給されて約200℃前後の温度
となり、該排ガス処理装置1内の腐食が生じないため、
温風循環ダクト5に設置された温風循環ヒータ2および
温風循環ファン3が停止され、さらに温風循環出口ダン
パ8および温風循環入口ダンパ9が「閉」にされて温風
循環ダクト5への排ガスの流入が阻止される。またバイ
パス入口ダンパ15およびバイパス出口ダンパ16が
「閉」にされてバイパスダクト12への排ガスの流入も
阻止される。
【0006】しかし、上記した温風循環ヒータ2および
温風循環ファン3は、焼却炉の運転時には停止されるた
め、温風循環ダクト5内の温度が低くなり、温風循環ダ
クトの出入口ダンパ8、9から該ダクト内に少量ながら
リークした排ガスが冷やされ、ドレンを生じ、この排ガ
ス中のHClやSOxが溶け込んだドレンが温風循環ダ
クト5の部材を腐食するという問題があった。一方、焼
却炉の起動時等では、排ガス温度が低いことから前流の
集塵装置をバイパスさせることが多く、このバイパスし
た排ガスは脱硝装置やダイオキシン除去装置をもバイパ
スさせる必要がある。このために設置される排ガスバイ
パスダクト12にも、焼却炉の定常運転中には排ガスが
流れないため、上記の温風循環ダクト5と同様の問題が
あった。
【0007】このような温風循環ダクト5およびバイパ
スダクト12への排ガスのリークによるダクトの腐食を
防止するために、排ガスがリークしないように排ガスダ
クトと連通する各ダクトに設けるダンパに密閉性のよい
ダンパを使用する方法が採用されている。しかし、密閉
性のよいダンパ仕様にしても、排ガスダクトに接続した
取出し座に堆積したダストや排ガス中のダストが、ダン
パの開閉時にダンパシール面に付着し、シール性が低下
して排ガスのリーク防止効果が経時的に低下し、リーク
量が増加するため、上記のダクト内のドレンの発生は避
けられない状況にあった。このため、ダクトの材質を耐
酸性のある高価な材質にする必要があり、装置コストの
増大を招いていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
従来技術の問題点を解決し、排ガス処理装置に腐食防止
のために付設される温風循環ダクトや排ガスバイパスダ
クトの腐食をも防止することができる排ガス処理装置の
腐食防止方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
について鋭意検討した結果、炉の運転中に温風循環ダク
トおよび排ガスバイパスダクト内に外気を吸入して流通
させてこれらのダクト内に排ガスが流入しないようにす
ることにより、上記課題が達成できることを見いだし、
本発明に到達したものである。すなわち、本願で特許請
求される発明は以下の通りである。
【0010】(1)焼却炉で発生した排ガスを入口排ガ
スダクトを介して排ガス処理装置に供給して処理後、出
口排ガスダクトから排出する方法であって、前記焼却炉
の運転停止時に温風循環ダクトを介して温風ガスを循環
させ、前記焼却炉の定常運転時には該温風ガスの循環を
停止する排ガス処理装置の腐食防止方法において、前記
焼却炉の定常運転時に前記温風循環ダクトに外気を吸入
して流通させ、該温風循環ダクト内に排ガスが流入する
のを防止することを特徴とする排ガス処理装置の腐食防
止方法。 (2)焼却炉で発生した排ガスを入口排ガスダクトを介
して排ガス処理装置に供給して処理後、出口排ガスダク
トから排出する方法であって、前記焼却炉の運転停止時
に温風循環ダクトを介して温風ガスを循環させ、前記焼
却炉の定常運転時には該温風ガスの循環を停止し、さら
に前記燃焼炉の起動時に発生する排ガスを排ガスバイパ
スダクトにより排ガス処理装置をバイパスさせて該排ガ
ス処理装置の腐食を防止する方法において、前記焼却炉
の定常運転時に前記温風循環ダクトおよび排ガスバイパ
スダクトに外気を吸入して流通させ、該温風循環ダクト
および排ガスバイパスダクト内に排ガスが流入するのを
防止することを特徴とする排ガス処理装置の腐食防止方
法。
【0011】(3)前記温風循環ダクトと前記排ガスバ
イパスダクトを連通する配管を設け、該温風循環ダクト
に設けた外気吸入口から外気を吸入し、該外気を前記配
管を介して排ガスバイパスダクトに流入させることを特
徴とする(2)に記載の排ガス処理装置の腐食防止方
法。 (4)前記入口排ガスダクトおよび出口排ガスダクト内
が正圧であるときは、温風循環ダクトに設けた外気吸入
口から外気を吸入し、該外気を該温風循環ダクトに設置
した循環ファンにより循環させることを特徴とする
(1)または(3)に記載の排ガス処理装置の腐食防止
方法。
【0012】(5)前記入口排ガスダクトおよび出口排
ガスダクト内が負圧であるときは、温風循環ダクトに設
けた外気吸入口から外気を吸入し、該外気を、前記出口
排ガスダクトの前記温風循環ダクトとの連通部の後流に
設置した誘引通風機により循環させることを特徴とする
(1)に記載の排ガス処理装置の腐食防止方法。 (6)前記入口排ガスダクトおよび出口排ガスダクト内
が負圧であるときは、温風循環ダクトおよび排ガスバイ
パスダクトにそれぞれ設けた外気吸入口から外気を吸入
し、該外気を、前記出口排ガスダクトの温風循環ダクト
および排ガスバイパスダクトとの連通部の後流に設置し
た誘引通風機により循環させることを特徴とする(2)
に記載の排ガス処理装置の腐食防止方法。 (7)前記排ガス処理装置が、排ガス脱硝装置および/
またはダイオキシン除去装置であることを特徴とする
(1)〜(6)のいずれかに記載の排ガス処理装置の腐
食防止方法。
【0013】
【作用】本発明によれば、温風循環ダクトおよび排ガス
バイパスダクト内に外気(大気)を吸入して流通させて
いるため、これらのダクトに設けられた閉止ダンパの気
密性が低い場合でもこれらのダクト内に排ガスが流れ込
むことはなく、また多少流入したとしても空気が流れて
いるためドレン化することがないため、ダクトの腐食を
起こすことがない。従って、上記ダクトの材質に普通鋼
板を用いることができ、装置コストの低減を図ることが
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例により詳細
に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。 実施例1 図1は、本発明の一実施例を示す排ガス処理装置の焼却
炉の定常運転時における運用説明図である。この図1に
示す運用は、入口および出口排ガスダクト内のガス圧が
正圧の場合に好適である。図1において、図5と異なる
点は、入口排ガスダクト4Aにバイパスダクト12、バ
イパス入口ダンパ15およびバイパス出口ダンパ16を
設置せず、温風循環ダクト5の温風循環入口ダンパ9の
近傍に大気吸入口10と大気吸入ダンパ11を設け、該
大気吸入ダンパ11と温風循環出口ダンパ8を「開」、
温風循環入口ダンパ9を「閉」として温風循環ファン3
を起動させて外気を大気吸入口11から吸入して温風循
環ダクト5内に流通させた点である。なお、この時の温
風循環ヒータ2は停止状態にある。
【0015】このような運用によれば、焼却炉の運転時
に、温風循環ファン3を起動させて大気吸入口10から
外気を吸入して温風循環ダクト5内に流通させ、該外気
を温風循環出口ダンパ8から入口排ガスダクト4Aに送
り込むようにしているため、該温風循環出口ダンパ8か
らの排ガスの流入が阻止され、また温風循環入口ダンパ
9のシール性が低下して排ガスが流入したとしても温風
循環ダクト5内に常に外気が流れているためドレンの発
生を防ぐことができ、温風循環ダクトの腐食が防止され
る。
【0016】実施例2 図2は、本発明の他の実施例を示す排ガス処理装置の焼
却炉の定常運転時における運用説明図である。この図2
に示す運用は、排ガスダクト内のガス圧が正圧の場合に
好適である。図2において、図5と異なる点は、温風循
環ダクト5の温風循環入口ダンパ9の近傍に大気吸入口
10と大気吸入ダンパ11を設け、さらに温風循環入口
ダンパ8およびバイパス入口ダンパ15のそれぞれ近傍
に温風循環ダクト5とバイパスダクト12を連通する接
続ダクト13と該接続ダクト13内に接続ダンパ14を
設け、前記大気吸入ダンパ11、接続ダンパ14および
バイパス出口ダンパ16を「開」、温風循環入口ダンパ
9、温風循環出口ダンパ8およびバイパス入口ダンパ1
5を「閉」とし、温風循環ファン3を起動させて外気を
大気吸入口10から吸入し、温風循環ダクト5を経由し
てバイパスダクト12に流通させた点である。
【0017】このような運用では、焼却炉の運転時に、
温風循環ファン3を起動させて大気吸入口11から外気
を吸入し、該外気を温風循環ダクト5、接続ダクト13
およびバイパスダクト12に順に流通させてバイパス出
口ダンパ16を経由して出口排ガスダクト4Bに送り込
むようにしているため、該バイパス出口ダンパ16から
排ガスが流入するのが阻止され、また温風循環入口ダン
パ9、温風循環出口ダンパ8およびバイパス入口ダンパ
15のシール性が低下して排ガスが流入したとしても温
風循環ダクト5およびバイパスダクト12に常に外気が
流れているためドレンの発生を防ぐことができ、温風循
環ダクト5およびバイパスダクト12の腐食が防止され
る。
【0018】実施例3 図3は、本発明のさらに他の実施例を示す排ガス処理装
置の焼却炉の定常運転時における運用説明図である。こ
の図3に示す運用は、排ガスダクト内のガス圧が負圧の
場合に好適である。図3において、図1と異なる点は、
温風循環ダクト5の温風循環出口ダンパの近傍に大気吸
入口10および大気吸入ダンパ11を設け、さらに温風
循環ダクト5の出口排ガスダクト4Bとの連通部の後流
に誘引通風機17を設け、大気吸入ダンパ11と温風循
環入口ダンパ9を「開」、温風循環出口ダンパ8を
「閉」とし、該誘引通風機17を起動させて前記大気吸
入口10から外気を吸入して温風循環入口ダクト9から
出口排ガスダクト4Bに外気を流通させるようにした点
である。
【0019】このような運用では、焼却炉の運転時に、
誘引通風機17の起動により大気吸入口10から外気が
吸入され、外気は温風循環ダクト5を経て温風循環入口
ダンパ9から出口排ガスダクト4Bに送り込まれるた
め、該温風循環入口ダンパ9からの排ガスの流入が阻止
され、また温風循環出口ダンパ8のシール性が低下して
排ガスが流入したとしても温風循環ダクト5内に常に外
気が流れているためドレンの発生を防ぐことができ、温
風循環ダクトの腐食が防止される。このように排ガスダ
クトの圧力が負圧である場合にはその負圧を利用して大
気を吸入することができ、温風循環ファン3の起動が不
要となる。
【0020】実施例4 図4は、本発明のさらに他の実施例を示す排ガス処理装
置の焼却炉の定常運転時における運用説明図である。こ
の図3に示す運用も、排ガスダクト内のガス圧が負圧の
場合に好適である。図4において、図5と異なる点は、
温風循環ダクト5の温風循環出口ダンパ8の近傍および
バイパスダクト12のバイパス入口ダンパ15の近傍に
それぞれ大気吸入口10および大気吸入ダンパ11を設
け、さらにバイパスダクト12と出口排ガスダクト4B
の連通部の後流に誘引通風機17を設け、前記大気吸入
ダンパ11、温風循環入口ダンパ9およびバイパス出口
ダンパ16を「開」、温風循環出口ダンパ8およびバイ
パス入口ダンパ15を「閉」とし、誘引通風機17を起
動させて前記それぞれの大気吸入口10から外気を吸入
して温風循環入口ダンパ9およびバイパス出口ダンパ1
6から出口排ガスダクト4Bに外気を流通させるように
した点である。このような運用でも、図3に示した運用
と同様の効果を得ることができる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、焼却炉の定常運転時
に、温風循環ダクトまたはバイパスダクト内に排ガスが
流入してドレンを発生してダクトを腐食させるのを防止
でき、排ガス処理装置の含む設備の安定した運用が可能
となるとともに、ダクトの材質として普通鋼材が使用で
き、経済的な設備を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す排ガス処理装置の焼却
炉の定常運転時における運用説明図。
【図2】本発明の他の実施例を示す排ガス処理装置の焼
却炉の定常運転時における運用説明図。
【図3】本発明のさら他の実施例を示す排ガス処理装置
の焼却炉の定常運転時における運用説明図。
【図4】本発明のさら他の実施例を示す排ガス処理装置
の焼却炉の定常運転時における運用説明図。
【図5】従来技術による排ガス処理の焼却炉の定常運転
時における運用説明図。
【符号の説明】
1…排ガス処理装置、2…温風循環ヒータ、3…温風循
環ファン、4A…入口排ガスダクト、4B…出口排ガス
ダクト、5…温風循環ダクト、6…装置入口ダンパ、7
…装置出口ダンパ、8…温風循環出口ダンパ、9…温風
循環入口ダンパ、10…大気吸入口、11…大気吸入ダ
ンパ、12…バイパスダンパ、13…接続ダクト、14
…接続ダンパ、15…バイパス入口ダンパ、16…バイ
パス出口ダンパ、17…誘引通風機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 勇人 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日立 株式会社呉工場内 Fターム(参考) 3K065 AA24 AB01 AC19 BA01 3K070 DA02 DA05 DA22 DA75 DA76

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼却炉で発生した排ガスを入口排ガスダ
    クトを介して排ガス処理装置に供給して処理後、出口排
    ガスダクトから排出する方法であって、前記焼却炉の運
    転停止時に温風循環ダクトを介して温風ガスを循環さ
    せ、前記焼却炉の定常運転時には該温風ガスの循環を停
    止する排ガス処理装置の腐食防止方法において、前記焼
    却炉の定常運転時に前記温風循環ダクトに外気を吸入し
    て流通させ、該温風循環ダクト内に排ガスが流入するの
    を防止することを特徴とする排ガス処理装置の腐食防止
    方法。
  2. 【請求項2】 焼却炉で発生した排ガスを入口排ガスダ
    クトを介して排ガス処理装置に供給して処理後、出口排
    ガスダクトから排出する方法であって、前記焼却炉の運
    転停止時に温風循環ダクトを介して温風ガスを循環さ
    せ、前記焼却炉の定常運転時には該温風ガスの循環を停
    止し、さらに前記燃焼炉の起動時に発生する排ガスを排
    ガスバイパスダクトにより前記排ガス処理装置をバイパ
    スさせて該排ガス処理装置の腐食を防止する方法におい
    て、前記焼却炉の定常運転時に前記温風循環ダクトおよ
    び排ガスバイパスダクトに外気を吸入して流通させ、該
    温風循環ダクトおよび排ガスバイパスダクト内に排ガス
    が流入するのを防止することを特徴とする排ガス処理装
    置の腐食防止方法。
  3. 【請求項3】 前記温風循環ダクトと前記排ガスバイパ
    スダクトを連通する配管を設け、該温風循環ダクトに設
    けた外気吸入口から外気を吸入し、該外気を前記配管を
    介して排ガスバイパスダクトに流入させることを特徴と
    する請求項2に記載の排ガス処理装置の腐食防止方法。
  4. 【請求項4】 前記入口排ガスダクトおよび出口排ガス
    ダクト内が正圧であるときは、温風循環ダクトに設けた
    外気吸入口から外気を吸入し、該外気を該温風循環ダク
    トに設置した循環ファンにより循環させることを特徴と
    する請求項1または3に記載の排ガス処理装置の腐食防
    止方法。
  5. 【請求項5】 前記入口排ガスダクトおよび出口排ガス
    ダクト内が負圧であるときは、温風循環ダクトに設けた
    外気吸入口から外気を吸入し、該外気を、前記出口排ガ
    スダクトの前記温風循環ダクトとの連通部の後流に設置
    した誘引通風機により循環させることを特徴とする請求
    項1に記載の排ガス処理装置の腐食防止方法。
  6. 【請求項6】 前記入口排ガスダクトおよび出口排ガス
    ダクト内が負圧であるときは、温風循環ダクトおよび排
    ガスバイパスダクトにそれぞれ設けた外気吸入口から外
    気を吸入し、該外気を、前記出口排ガスダクトの温風循
    環ダクトおよび排ガスバイパスダクトとの連通部の後流
    に設置した誘引通風機により循環させることを特徴とす
    る請求項2に記載の排ガス処理装置の腐食防止方法。
  7. 【請求項7】 前記排ガス処理装置が、排ガス脱硝装置
    および/またはダイオキシン除去装置であることを特徴
    とする請求項1〜6のいずれかに記載の排ガス処理装置
    の腐食防止方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017159278A (ja) * 2016-03-11 2017-09-14 株式会社プランテック フィルタ装置、焼却設備、濾布通過ガス量の調節方法
KR102184996B1 (ko) * 2019-10-31 2020-12-01 에이치엘비파워(주) 유체제어 저항을 최소화한 스마트 폐열회수시스템

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JP2017159278A (ja) * 2016-03-11 2017-09-14 株式会社プランテック フィルタ装置、焼却設備、濾布通過ガス量の調節方法
KR102184996B1 (ko) * 2019-10-31 2020-12-01 에이치엘비파워(주) 유체제어 저항을 최소화한 스마트 폐열회수시스템

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