JP2001206276A - 磁場を利用した摩擦抵抗低減船 - Google Patents

磁場を利用した摩擦抵抗低減船

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Nobuko Wakayama
信子 若山
Yoshiaki Takahashi
義明 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイクロバブルの位置や動きを効果的に制御
して、航行時の動力を低減することができる摩擦抵抗低
減船を提供する。 【解決手段】 水中に勾配磁場を形成する磁場形成手段
40を、船体の外側から船体外板10に設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水中の船体外板表
面に気泡を放出しながら航行する摩擦抵抗低減船に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】特開昭50−83992号、特開昭53
−136289号、特開昭60−139586号、特開
昭61−71290号、実開昭61−39691号、及
び実開昭61−128185号等に、摩擦抵抗低減船に
係わる技術が開示されている。この摩擦抵抗低減船は、
船体(船体外板)から空気等の気体を水中に放出して、
船体外板上の境界層内に多数の気泡(マイクロバブル)
を介在させ、これにより船体と水との間に作用する摩擦
抵抗を低減させて、少ない動力コストで航行することを
目的とするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】こうした摩擦抵抗低減
船において、より少ない動力コストでの航行を実現する
には、水中への気体の放出に要する動力をなるべく少な
くするとともに、水中に介在するマイクロバブルを効果
的に摩擦抵抗の低減に利用する必要がある。従来より、
マイクロバブルを効果的に利用することを目的として、
船体外板上の水の流れを制御し、これによりマイクロバ
ブルの位置や動きを制御する試みがなされている。しか
しながら、無理に水の流れを制御しようとすると船体の
造波抵抗が増大してしまうなど、マイクロバブルの位置
や動きを水の流れで効果的に制御するのは困難であっ
た。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、マイクロバブルの位置や動きを効果的に
制御して、航行時の動力を低減することができる摩擦抵
抗低減船を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本出願人は、特開平8−
131710号公報において触れているように、液体と
気体(気泡)との体積磁化率の相違に着目し、液体を勾
配磁場中に置くことで、体積磁化率の差に起因する浮力
のような力を利用して、気泡の移動などの制御が可能に
なることを見出した。本発明は、この磁場による力を利
用して、下記技術により上記課題を解決するものであ
る。すなわち、請求項1に係る発明は、水中の船体外板
表面に気泡を放出しながら航行する摩擦抵抗低減船であ
って、船体の外側から前記船体外板に設置され、水中に
勾配磁場を形成する磁場形成手段を備える技術が採用さ
れる。また、請求項2に係る発明は、請求項1の摩擦抵
抗低減船において、前記磁場形成手段は、水との摩擦抵
抗が他に比べて大きい船体外板の所定領域に設置される
技術が採用される。また、請求項3に係る発明は、請求
項1または2の摩擦抵抗低減船において、前記磁場形成
手段は、前記船体外板の塗料に混入される粉体状の磁石
である技術が採用される。また、請求項4に係る発明
は、請求項1または2の摩擦抵抗低減船において、前記
磁場形成手段は、薄い板状部材である技術が採用され
る。
【0006】
【作用】本発明の摩擦抵抗低減船は、水中に勾配磁場を
形成する磁場形成手段を備えているため、気泡(マイク
ロバブル)に磁場浮力を与えてマイクロバブルの動きを
制御することが可能である。海水は、水と同様、反磁性
体であり、勾配磁場が形成された海水中に介在する気泡
は、磁場が増加する方向に力(磁場浮力)を受ける。よ
って、摩擦抵抗低減船が海洋を航行する場合には、船体
外板に近づくほど磁場強度が増大する勾配磁場を形成す
ることで、船体外板に向かう力を勾配磁場中のマイクロ
バブルに与えることが可能となる。また、マイクロバブ
ルを用いた摩擦抵抗低減船では、船体外板に近いマイク
ロバブルほど、摩擦抵抗の低減に効果的に作用すること
が知られている。本発明の摩擦抵抗低減船では、前記磁
場形成手段が船体の外側から船体外板に設置されるた
め、船体外板の表面近傍に勾配磁場を効率的に形成する
ことができる。したがって、マイクロバブルの位置や動
きを効果的に制御して、航行時の動力を低減することが
可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る摩擦抵抗低減
船の一実施形態について図面を参照して説明する。図1
には、本実施形態に係る摩擦抵抗低減船Sの船首近傍の
要部構成が示されており、符号10は船体外板、Lは水
面(喫水線)を示している。
【0008】この摩擦抵抗低減船Sには、喫水線L下の
船首10aから船底10bにかけて所定角度で傾斜する
水導入管20が設けられている。この水導入管20は、
船首10aの船体幅方向中央部で喫水線Lから所定深さ
の部位に設けられた円形もしくは楕円形状の水取り入れ
口20aと、船首10a近傍の船底10bの船体幅方向
中央部に設けられた楕円形状の水排出口20bとを接続
するものである。水導入管20の途中には、ドーム形状
の第1の気体放出部21が水導入管20の軸心に向かっ
て突出するように配設され、第1の気体放出部21の頂
部には気体を放出するための第1の放出口21aが設け
られている。また、船首10a近傍の右舷および左舷に
は、前記第1の気体放出部21とほぼ同一形状の第2の
気体放出部22が船体から水中に突出するように設けら
れ、この第2の気体放出部22の頂部には第2の放出口
22aが設けられている。
【0009】第1および第2の気体放出部21、22
は、図2に示されるように、内部に空間を有するチャン
バー形状に形成されており、縁部を船体(船体外板1
0)に当接された状態で船体との当接部を接合剤PAに
よって充填されて固定されている。また、船体(船体外
板10)の内側には気体導入パイプ(AIP:Air Indu
ction Pipe)23、24が溶接され、これにより、気体
導入パイプ23、24内の空間と第1および第2の気体
放出部21、22内の空間とが連通し、喫水線上の一端
(気体吸入口25a、26a、図1参照)が大気中に開
放されかつ喫水線L下の他端が放出口21a、22aを
介して水中(喫水線下)に開放される気体通路25、2
6が形成されるようになっている。
【0010】また、第1および第2の気体放出部21、
22の3次元形状は、外表面に沿って流れる水の流速を
大きくするとともに、表面に沿って流れる水に対する抗
力が極力小さくなるように、つまり抗力係数が最小とな
るように定められている。この気体放出部21、22の
高さ寸法、および配設される喫水線Lからの深さは、所
定航行速度Vsでの航行状態において第1および第2の
放出口21a、22aにおける水圧(静圧)が気体吸入
口25a、26aの圧力(大気圧)に対して負圧状態と
なるように、例えば数値流体力学(CFD:Computatio
nal Fluid Dynamics)による流場解析により定められて
いる。また、第1および第2の放出口21a、22a
は、本実施形態では、水の流れ方向に長軸を有する楕円
状に形成されている。この放出口21a、22aの形状
は、楕円状に限るものではなく、例えば十字状、あるい
は複数の孔からなる多孔質状でもよい。
【0011】また、気体通路25、26を形成している
気体放出部21、22、気体導入パイプ23、24は、
内壁が海水で腐食されないように耐食性のある材質で形
成されるかもしくは十分な耐食処理がそれぞれ施され、
さらに通路内を流れる流体になるべく余分な圧力損失を
与えないように断面積および形状が定められている。な
お、接合剤PAは、気体放出部21、22を船体外板1
0に固定することのほかに、船体外板10と気体放出部
21、22の外表面とがなるべく滑らかに連なるように
して両者の境目を流れる水の乱れを抑制することを目的
とするものである。
【0012】図1に戻り、この摩擦抵抗低減船Sには、
船体外板10に近づくほど磁場強度が増大する勾配磁場
を水中に形成するための磁場形成手段40が船体の外側
から設置されている。ここでは、磁場形成手段40は、
粉体状の永久磁石であり、塗料に混入された状態で船体
外板10の所定箇所に塗布された状態にある。また、こ
の磁場形成手段40は、船体外板10における一領域も
しくは複数の領域に集中して配されており、ここでは、
水排出口20bの周辺で船幅方向および船尾方向に分か
れた3つの領域、および船底10bの船幅方向中央部で
水排出口20bから船尾方向に延びた1つの領域に配さ
れている。こうした磁場形成手段40の塗布領域は、水
との摩擦抵抗が所定値(例えば平均値や、予め設定され
る基準値など)を超えるなど、他に比べて摩擦抵抗が大
きい領域であり、これらは前述した数値流体力学などに
よる流場解析により求められる。また、磁場形成手段4
0は、例えばネオジウム−鉄−ホウ素系など、磁力が強
くかつ水中に磁場を十分に形成可能なものが用いられ、
永久磁石20の強度や形状は、船体の形状や標準航行速
度などに応じて設計される。
【0013】このように構成される摩擦抵抗低減船S
は、停船状態において、気体通路25、26内に船体周
りの水面Lと同じ高さまで海水が入り込んでいる。航行
状態になると、水導入管20内および船体外板10上に
水が流れるようになり、図2に示されるように、水中に
突出している第1および第2の気体放出部21、22の
近傍を流れる水の流線が局所的に狭まる。これにより、
第1および第2の放出口21a、22aの圧力(静圧)
が低くなり、所定の航行速度Vsにおいて気体吸入口2
5a、26aの圧力(大気圧)に対して負圧になる。そ
して、気体通路25、26内の海水が排出された後、連
続的に大気中から気体吸入口25a、26aを介して気
体通路25、26内に気体(空気)が流入し、この空気
が放出口21a、22aから水中に排出されて、マイク
ロバブルMBが発生する。
【0014】第1の放出口21aから発生したマイクロ
バブルMBは、水導入管20を抜けて水排出口20bか
ら船底10bに排出される。また、第2の放出口22a
から発生したマイクロバブルMBは、その多くが船側に
沿って船底10bに流れる。このマイクロバブルMBが
船尾方向に流れ、船体外板10を覆うことで、船体外板
10と水との摩擦抵抗が低減されるようになる。
【0015】図3に示す座標軸は、横軸が磁場強度
(H)を表し、縦軸が船体外板10からの法線方向の距
離(y)を表している。磁場形成手段40により、水中
には、船体外板10に近づくほど磁場強度が増大する勾
配磁場が、船体外板10から例えば約10mm程度の領
域内に形成されている。海水は反磁性体であるので、勾
配磁場中のマイクロバブルMBには、空気と海水との体
積磁化率の差に起因する磁場浮力が作用し、マイクロバ
ブルMBは磁石に引き付けられるように振る舞う。この
とき、所定径のマイクロバブルMBに対し、重力場にお
ける浮力は、船体外板10からの距離に関わらずほぼ一
定の大きさでマイクロバブルMBに作用する。一方、磁
場浮力は、図中矢印Mで示すように、磁場強度と磁場勾
配との積に比例して船体外板10に近づくほど大きくマ
イクロバブルMBに作用する。そのため、勾配磁場中の
マイクロバブルMBは、船体外板10に近いマイクロバ
ブルMBほど大きな磁場浮力Mを受けて船体外板10に
近づきやすくなり、近づくほど船体外板10から離れに
くくなる。これらにより、この摩擦抵抗低減船Sでは、
勾配磁場が形成されていない場合に比べて、船体外板1
0近傍にマイクロバブルがより多く介在するようになる
とともに、船体外板10に近い領域ほどマイクロバブル
が集まりやすくなる。
【0016】マイクロバブルを用いた摩擦抵抗低減船で
は、境界層の底部付近、すなわち船体外板に近いマイク
ロバブルほど、摩擦抵抗の低減に効果的に作用すること
が知られている。しかも、所定領域内に占めるマイクロ
バブルの割合、いわゆるボイド率が大きいほど摩擦低減
の効果が大きいことが本出願人によって明らかにされて
いる。すなわち、本実施形態の摩擦抵抗低減船Sによれ
ば、空気と海水との体積磁化率の差に起因する磁場浮力
の作用によって、より多くのマイクロバブルを船体外板
10上に介在させることができ、しかも船体外板10に
近づくほどボイド率が増大するので、船体と水との間に
作用する摩擦抵抗を効果的に低減することができる。
【0017】ところで、一般に、磁場は磁場形成手段か
ら離れるにしたがってその磁場強度が急速に低下する。
そのため、仮に船体外板10の内側に磁場形成手段を設
置し、所定の厚みを有する船体外板10およびその塗料
を介して勾配磁場を形成した場合、磁場形成手段から水
中までの距離が長くなってしまい、水中に強い磁場を形
成するのは難しい。本実施形態の摩擦抵抗低減船Sで
は、塗料に磁石を混入してそれを塗布することにより、
船体の外側から磁場形成手段40を設置し、水に直接接
するように磁場形成手段40を配しているため、船体外
板10を介することによる磁場強度の減衰を回避して、
強い磁場を水中に効率的に形成することができる。した
がって、マイクロバブルの位置や動きを効果的に制御し
て航行時の動力を低減することができる。
【0018】また、本実施形態の摩擦抵抗低減船Sで
は、水との摩擦抵抗が大きい領域、すなわちマイクロバ
ブルによる摩擦抵抗の低減効果が大きい領域に磁場形成
手段40が設置されるため、磁場浮力を利用してその領
域の摩擦抵抗を効果的に低減することができる。しか
も、磁場形成手段40の設置面積を効果的に少なくでき
るため、材料コストや作業コストの低減を図ることがで
きる。また、勾配磁場の形成には永久磁石を利用するた
め新たなエネルギーを必要としない。さらに、塗料に磁
石を混入させたものを用いるため、この塗料を塗布する
だけで、所望の領域に勾配磁場を容易に形成することが
できる。
【0019】なお、上述した実施形態において示した各
構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発
明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づ
き種々変更可能である。例えば上述した実施形態では、
磁石を混入した塗料を船体外板に塗布することにより勾
配磁場を形成しているが、本発明はこれに限るものでは
なく、図4に示されるように、薄い板状部材の永久磁石
からなる磁場形成手段41を船底10bに設置してもよ
い。この場合、すでにある船体に追加して磁場形成手段
41を設置できるなど、船体の外側に勾配磁場を容易に
形成することができ、メンテナンスなどの作業も容易に
行うことが可能となる。また、磁場形成手段41を設置
する領域は、前述したように摩擦抵抗の大きいところに
設置するのが効果的であるが、この図4のように、船首
から船尾方向に帯状の領域を並べて配したり、あるいは
マイクロバブルの流れの方向に多数に分布させて配して
もよい。さらに、勾配磁場を形成するための永久磁石も
しくは電磁石を、船体の内側にも設置しておき、それを
補強するように船体の外側からこれまで説明した磁場形
成手段を設けてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
以下の効果を得ることができる。請求項1に係る摩擦抵
抗低減船は、磁場形成手段を備えているため、気泡が介
在する水中に勾配磁場を形成し、気泡と液体との体積磁
化率の差に起因する磁場浮力を気泡に作用させ、気泡の
位置や動きを適切に制御することで、船体と水との摩擦
抵抗を効果的に低減することができる。しかも、磁場形
成手段は、船体の外側から設置されるため、船体外板の
表面近傍に勾配磁場を効率的に形成することができる。
したがって、マイクロバブルの位置や動きを効果的に制
御して、航行時の動力を低減することができる。
【0021】請求項2に係る摩擦抵抗低減船では、水と
の摩擦抵抗が大きい領域に磁場形成手段が設置されるた
め、磁場浮力を利用してその領域の摩擦抵抗を効果的に
低減することができる。しかも、磁場形成手段の設置面
積を効果的に少なくできるため、材料コストや作業コス
トの低減を図ることができる。
【0022】請求項3に係る摩擦抵抗低減船では、磁場
形成手段が船体外板の塗料に混入される粉体状の磁石で
あるので、この塗料を塗布するだけで、船体の外側から
しかも所望の領域に勾配磁場を容易に形成することがで
きる。
【0023】請求項4に係る摩擦抵抗低減船では、磁場
形成手段が薄い板状部材であるので、船体外板に簡単に
磁場形成手段を設置でき、船体の外側に勾配磁場を容易
に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る摩擦抵抗低減船の一実施形態を
示しており、(a)は船首近傍の要部構成図、(b)は
船底の様子を示す図である。
【図2】 図1の気体放出部を示す縦断面図である。
【図3】 船体外板近傍の勾配磁場を説明するための図
である。
【図4】 本発明の他の実施形態を示しており、船底の
様子を示す図である。
【符号の説明】
MB マイクロバブル S 摩擦抵抗低減船 10 船体外板 21 第1の気体放出部 21a 第1の放出口 22 第2の気体放出部 22a 第2の放出口 23、24 気体導入パイプ 25、26 気体通路 40、41 磁場形成手段
フロントページの続き (74)上記2名の代理人 100064908 弁理士 志賀 正武 (外1名) (72)発明者 若山 信子 茨城県つくば市東1丁目1番地 工業技術 院物質工学工業技術研究所内 (72)発明者 高橋 義明 東京都江東区豊洲二丁目1番1号 石川島 播磨重工業株式会社東京第一工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中の船体外板表面に気泡を放出しなが
    ら航行する摩擦抵抗低減船であって、 船体の外側から前記船体外板に設置され、水中に勾配磁
    場を形成する磁場形成手段を備えることを特徴とする磁
    場を利用した摩擦抵抗低減船。
  2. 【請求項2】 前記磁場形成手段は、水との摩擦抵抗が
    他に比べて大きい船体外板の所定領域に設置されること
    を特徴とする請求項1記載の磁場を利用した摩擦抵抗低
    減船。
  3. 【請求項3】 前記磁場形成手段は、前記船体外板の塗
    料に混入される粉体状の磁石であることを特徴とする請
    求項1または2記載の磁場を利用した摩擦抵抗低減船。
  4. 【請求項4】 前記磁場形成手段は、薄い板状部材であ
    ることを特徴とする請求項1または2記載の磁場を利用
    した摩擦抵抗低減船。
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