JP2001204659A - 吸込み口体及び循環式電気掃除機 - Google Patents

吸込み口体及び循環式電気掃除機

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JP2001204659A
JP2001204659A JP2000017159A JP2000017159A JP2001204659A JP 2001204659 A JP2001204659 A JP 2001204659A JP 2000017159 A JP2000017159 A JP 2000017159A JP 2000017159 A JP2000017159 A JP 2000017159A JP 2001204659 A JP2001204659 A JP 2001204659A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回転清掃体への埃の付着を少なくできる循環式
電気掃除機用の吸込み口体を得ることにある。 【解決手段】戻された排出空気を回収する継手管21が接
続された吸込み口体主部22の吸込み室35に回転清掃体22
を回転自在に収容した循環式電気掃除機用の吸込み口体
8を前提とする。吸込み室を区画する吸込み口体主部内
の主部中ケース(区画壁)33に、回転清掃体の上部周面
に沿うように接近して設けられる接近壁部62と、この接
近壁部よりも回転清掃体の上部周面から離れて設けられ
る離間壁部63とを設ける。離間壁部によって、回転清掃
体の軸方向に延びてこの清掃体の外周面と対向するとと
もに継手管に連通する流路61を形成する。この流路61に
吸込み口体主部22に戻された排出空気の一部を導入しか
つ流路61の長手方向に通して継手管21より回収すること
により、流路61内の排出空気の流れで回転清掃体22に付
着した埃を取除くようにしたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、掃除機本体内の電
動送風機の動作により吸込み口体から塵埃を吸引し、こ
の塵埃を集塵室のフィルターによって除去した後、電動
送風機から排出される空気を前記吸込み口体に戻して、
この戻された空気を回収し、循環させながら掃除をする
循環式電気掃除機、及びこの掃除機に用いられる前記吸
込み口体に関する。
【0002】
【従来の技術】塵埃を吸込む吸気口に臨む回転清掃体を
吸込み口体主部内に収容した吸込み口体は広く知られて
いる。回転清掃体の外周には、その使用に伴って綿埃等
が付着するが、非循環式電気掃除機に使用される吸込み
口体では、その吸気口から回転清掃体の回りを通って流
れる吸込み空気の勢いがかなり強いので、この吸込み気
流によって、回転清掃体外周面に付着した埃を比較的容
易に引き剥がして吸込むことが可能である。
【0003】しかし、最近実用に供された循環式電気掃
除機においては、非循環式電気掃除機のように吸込み空
気の勢いが強いと、それに応じて吸込み口体に戻される
排気の勢いも強くなるから、吸込み口体に戻された排気
の一部が吸気口から吹出して、被掃除面の塵埃を吹き飛
ばす可能性が高まる。そこで、こうしたことがないよう
に循環式電気掃除機においては、吸込み口体で吸込んで
回収される空気の勢いが非循環式電気掃除機に比較して
弱く設定されている。
【0004】そのため、循環式電気掃除機の吸込み口体
内に回転清掃体を設けた構成においては、使用に伴って
回転清掃体の外周に付着した綿埃等を循環する空気の勢
いで容易に除去することが困難であって、回転清掃体の
外周に埃が付着して残り易い。そして、回転清掃体の外
周への埃の付着量が増えると、被掃除面からの塵埃のか
き出し性能が低下するとともに、回転清掃体の軸受回り
に付着する埃により回転清掃体の回転がしずらくなる。
【0005】しかし、現在に至るまで、回転清掃体の外
周に付着した綿埃等を容易に除去できる有効な構成を備
えた循環式電気掃除機用の吸込み口体は提供されておら
ず、現状では、回転清掃体の外周に付着した綿埃を、使
用者の手作業によってこまめに除去する作業を余儀なく
されており、その改善が望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、回転清掃体への埃の付着を少なくできる吸
込み口体、及び使い勝手がよい循環式電気掃除機を得る
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明の吸込み口体は、電動送風機か
ら排出される空気を回収し循環させながら掃除をする電
気掃除機に備えられる吸込み口体において、被掃除面か
ら塵埃を吸込む吸気口、この吸気口に臨む吸込み室、及
びこの吸込み室内に前記排出空気を戻す吹出し口を有し
た吸込み口体主部と、前記吸込み室に連通して前記吸込
み口体主部に設けられ、前記吸込み室に戻された前記排
出空気を吸込んで回収する継手管と、前記吸込み室に回
転自在に収容された回転清掃体とを具備し、前記吸込み
室が前記回転清掃体の軸方向に延びて前記回転清掃体の
外周面と対向するとともに前記継手管に連通する流路を
有し、前記吸込み口体主部に戻された前記排出空気の一
部を前記流路の長手方向に通して前記継手管より吸込ん
で回収することを特徴とする。
【0008】この発明及び以下の各発明において、回転
清掃体は、吸込み口体主部に戻された排出空気によって
回転されるものでも、吸込み口体主部に設けた清掃体駆
動モータの動力により回転されるものでも、或るいはこ
れら双方の駆動力を併用して回転されるものであっても
よい。又、流路は、請求項3又は6のように段差を有す
る壁部によって形成されるものでも、或は段差を有する
ことなく回転清掃体の外周から次第に離れる壁部によっ
て形成されるものでもよい。更に、流路は、その長さが
請求項3のように回転清掃体の全長と略同じであって
も、又、これより短く回転清掃体の軸方向の一部の外周
面に対向する構成であってもよいとともに、回転清掃体
の外周面に対して流路は上方からだけではなく、前方又
は後方等いかなる方向から対向させてもよい。
【0009】この請求項1の発明においては、電動送風
機から排出されて吸込み口体主部に戻された排出空気
が、主に、主経路を経て流動される。すなわち、排出空
気は、吸込み口体主部の吹出し室から吸込み室に吹き出
され、この吸込み室から掃除機本体側に連通する継手管
に吸込まれて回収されるので、回転清掃体の回転に伴っ
て被掃除面からかき出される塵埃を吸気口から吸込んで
掃除ができる。この場合に、吸込み口体主部に戻された
排出空気の一部は、吸込み室の流路に流入し、この流路
内を通って継手管に吸込まれて回収され、前記主経路を
バイパスする。この流路は回転清掃体の長手方向に延び
て回転清掃体の外周面に対向しているから、既述のよう
に流路を流通する一部の排出空気によって回転清掃体の
外周に付着した埃を除去して継手管に吸込ませることが
できる。
【0010】請求項2に係る発明の吸込み口体は、前記
吸込み口体主部が前記吸込み室を区画する区画壁を備
え、この区画壁が、前記回転清掃体の上部周面に沿うよ
うに接近して設けられる接近壁部と、この接近壁部より
も前記回転清掃体の上部周面から離れて設けられて前記
流路を形成する離間壁部とを有していることを特徴とす
る。この発明において、区画壁は、請求項8のように吸
込み口体主部の主部上下両ケース間にこれらとは別体に
配置される壁であっても、また、吸込み口体主部の主部
上ケースであってもよい。
【0011】この発明においては、接近壁部と離間壁部
とを有する区画壁を採用することによって、回転清掃体
の外周に付着した埃を除去する前記流路を容易に形成で
きる。更に、回転清掃体とその外周に接近する接近壁部
との間の隙間を狭くできるので、前記吹出し口から吸込
み室内に吹き出された排出空気の一部を前記隙間に速い
速度で通過させ、流路を介して継手管に吸込ませること
ができ、それによっても回転清掃体の外周に付着した埃
を速やかに取除くことができる。しかも、区画壁は、回
転清掃体の上部を覆っているので、吸気口の形成、すな
わち被掃除面からの塵埃の吸込みの邪魔となることがな
い。
【0012】請求項3に係る発明の吸込み口体は、前記
流路が、前記回転清掃体の略全長にわたりこの回転清掃
体の外周面と対向して設けられていることを特徴とす
る。
【0013】この発明においては、回転清掃体の外周に
付着した埃に対する前記流路を通る排出空気による除去
作用を、回転清掃体の長手方向略全長にわたる及ぼし
て、回転清掃体の外周に付着した埃を除去できる。
【0014】請求項4に係る発明の吸込み口体は、前記
離間壁部が、前記接近壁部より上方へ折れ曲がった起立
部分を有して前記接近壁部に対し段差をなしてつながっ
ていることを特徴とする。
【0015】この発明においては、起立部分により段差
を設けることによって、接近壁部と離間壁部とを有する
区画壁を容易に形成できるから、所定の風路断面積の流
路及び回転清掃体とその外周に接近する接近壁部との間
の隙間を容易に形成できる。
【0016】請求項5に係る発明の吸込み口体は、前記
起立部分が前記回転清掃体の回転方向下流側に配置され
ていることを特徴とする。
【0017】この発明においては、回転清掃体の外周に
付着した埃を、回転清掃体の回転に伴い区画壁の起立部
分に衝突させることができ、それに伴い、分離された埃
を前記流路を通る空気によって継手管に吸込むことがで
きる。
【0018】請求項6に係る発明の吸込み口体は、前記
流路を前記回転清掃体の径方向中央部の上部外周面に対
向させて設けるとともに、この流路を形成する前記離間
壁部が、前記接近壁部より上方へ折れ曲がって相対向す
る一対の起立部分を有して前記接近壁部に対し段差をな
してつながっていることを特徴とする。
【0019】この発明においては、一対の起立部分を有
しているから、回転清掃体の回転方向に拘らず、回転清
掃体の外周に付着した埃を、回転清掃体の回転に伴って
起立部分に衝突させて分離することができる。
【0020】請求項7に係る発明の吸込み口体は、前記
継手管を前記流路に直接連通させるとともに、前記流路
に直接連通する排気導入部を前記区画壁に形成したこと
を特徴とする。この発明及び以下の各発明において、排
気導入部は孔又は切欠きにより形成することができる。
【0021】この発明においては、電動送風機から排出
された空気を、区画壁の排気導入部から直接導入して流
路内に流すとともに、この流路から継手管に直接吸込む
から、風路抵抗が少なく、吸込み口体主部に戻された排
出空気の一部を効率良く流路に流すことができる。
【0022】請求項8に係る発明の吸込み口体は、前記
継手管を前記流路の長手方向中央部に直接連通して設け
るとともに、前記排気導入部を前記流路の長手方向両端
部に直接連通して夫々設けたことを特徴とする。
【0023】この発明においては、流路の長手方向両端
部の排気導入部から夫々直接導入されて流路を通る排出
空気を、この流路の長手方向中央部において継手管に直
接吸込むから、流路の長手方向一端部から排出空気を導
入して長手方向他端部から吸込む構成に比較して、流路
を通る排出空気の風速の低下を少なくできる。
【0024】請求項9に係る発明の吸込み口体は、前記
一対の排気導入部を前記回転清掃体の両端部の軸受に対
向して設けたことを特徴とする。
【0025】この発明においては、一対の排気導入部を
通って流路に導入される排出空気を、これらの導入部に
対向している回転清掃体の軸受に吹付けて、軸受回りに
ごみが付着することを防止できるとともに、軸受の冷却
も可能である。
【0026】請求項10に係る発明の吸込み口体は、前
記区画壁が、前記吸込み口体主部の主部下ケースと主部
上ケースとは別体であって、これら上下両ケース間に配
置されていることを特徴とする。
【0027】この発明においては、区画壁と主部上ケー
スとが別体であるから、区画壁の形状が吸込み口体主部
の外観に反映されることがない。
【0028】請求項11に係る発明の循環式電気掃除機
は、電動送風機の動作により吸込み口体から被掃除面の
塵埃を吸込み、この吸込んだ塵埃をフィルタに通して捕
捉し、前記フィルタを通過して前記電動送風機から排出
された空気を前記吸込み口体に戻し、この排出空気を回
収し循環させながら掃除をする循環式電気掃除機におい
て、前記吸込み口体が前記請求項1〜10のうちのいず
れか1項に記載の吸込み口体であることを特徴とする。
【0029】この発明においては、既述のように回転清
掃体の外周に付着した埃を前記流路を通る排出空気によ
って除去して、回転清掃体への埃の付着を少なくできる
吸込み口体を備えるから、回転清掃体の外周に付着した
埃を使用者の手作業によって除去する作業を少なくでき
る。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を図1ない
し図9を参照して説明する。
【0031】図1は循環式電気掃除機の全体を示す斜視
図であり、同図中符号1は一対の車輪2(一方のみ図
示)及び図示しない旋回輪により被掃除面上を自在に移
動できる掃除機本体である。掃除機本体1には、その前
部に設けられた吸塵口3に、可撓性の吸塵ホース4と非
可撓性の吸塵パイプ5とを有する吸塵用連通管6の一端
部つまり吸塵ホース4に設けた接続筒7が取外し可能に
嵌合して接続され、連通管6の他端部つまり吸塵パイプ
5には後述の吸込み口体8が接続されている。吸塵口3
には後述の電動送風機から排出された空気が、吸塵空気
と混じることがないように導かれるようになっている。
【0032】複数の合成樹脂製ケース部材を組合わせて
構成された掃除機本体1の前部には、上方を開口した集
塵室が形成されているとともに、後部には送風機室が形
成されている。集塵室には、その上面開口を通してフィ
ルタとしての集塵袋9が出し入れ可能に収容され、集塵
室の上面開口は開閉自在なケース蓋10によって気密的
に閉じられている。両側部に前記車輪2が回転自在に取
付けられた送風機室には、電動送風機11と、コードリ
ール12等が収容されている。電動送風機11から排出
された空気は、集塵室の一側部を迂回して配置された図
示しない戻し風路部材を介して吸塵口3に導かれるよう
に構成されている。なお、図1中13はコードリール装
に巻き取られる電源コードの先端に接続された差込プラ
グを示している。
【0033】前記吸塵ホース4は、例えば同軸構造の2
重管であって、その蛇腹状内管の内側空間で作られる通
気路には後述の吸込み口体8で吸込まれた塵埃が循環す
る空気とともに通され、前記内管と蛇腹状外管との間に
形成された環状の通気路には前記戻り風路部材から導か
れた排気が吸塵口3を経て通されるようになっている。
この吸塵ホース4の先端部にはく字状に形成されるとと
もに上方に突出する把手15を有した接続筒16が設け
られていて、把手15には電動送風機11等に対する各
種の運転開始及び運転中止を指示するための手元操作用
の制御スイッチ17が設けられている。
【0034】接続筒16に着脱可能に接続される2本継
ぎの吸塵パイプ5は、いずれも合成樹脂製の硬質管から
なり、塵埃を吸込むための第1パイプ5aと排気を吸込
み口体主部22内に戻すための第2パイプ5bとを有し
ている。第1パイプ5aは吸塵ホース4の内管に接続筒
16を介して連通され、同様に第2パイプ5bは吸塵ホ
ース4の内外両管間の環状通気路に接続筒16を介して
連通されるようになっている。
【0035】次に、図2〜図9を参照して吸塵パイプ5
の先端部に接続される前記吸込み口体8について説明す
る。吸込み口体8は、掃除機本体1側に連通される接続
部としての合成樹脂製の継手管21と、合成樹脂製の吸
込み口体主部22と、回転清掃体23と、清掃体駆動モ
ータ24と、戻り風路A及び吸込み風路Bとを備えてい
る。
【0036】前記吸塵パイプ5の先端部に着脱可能に嵌
入して取付けられることにより掃除機本体1側に連通さ
れる継手管21は、図2〜図6に示すように吸込み口体
主部22への固定部25と、この固定部25に上下方向
等に回動可能に連結された可動部26とを備えている。
【0037】図3、図6に示すように固定部25は、前
後両端が夫々開口された内管25aと、この外側に配置
された外管25bとを有している。内管25aの先端部
は、ラッパ状をなして外管25bの先端よりも突出さ
れ、吸込みの入口をなしている。内管25aは吸込み風
路Bの一部をなし、これら両管25a、25b間には戻
り風路Aの一部をなす通路27が形成されている。この
通路27から前方へ吹き出る空気は内管25aの入口を
なすラッパ状先端部の裏面によって流れを案内されるよ
うになっている。
【0038】図3等に示すように可動部26は、塵埃を
吸込むための第1パイプ26aと排気を吸込み口体主部
22内に戻すための第2パイプ26bとを有している。
第1パイプ26aは固定部25の内管25aに連通して
固定部25に連結され、同様に第1パイプ26aは通路
27に連通して固定部25に連結されている。第1パイ
プ26aは吸塵パイプ5の第1パイプ5aに着脱自在に
嵌合して接続され、同様に第2パイプ26bも吸塵パイ
プ5aの第2パイプ5bに着脱自在に嵌合して接続され
るようになっている。
【0039】固定部25は、その内管25aのラッパ状
先端部を吸込み口体主部22の後述する主部下ケースと
主部中ケースとで上下から挟まれるとともに、外筒25
bを吸込み口体主部22の後述する主部上ケースと主部
下ケースとで上下から挟まれて、吸込み口体主部22の
後部側でかつ吸込み口体主部22の幅方向中央部に取付
けられている。なお、図2中28は清掃体駆動モータ2
4に電力を供給するための一対の端子ピンのうちの一方
を示しており、これらのピン28は吸塵パイプ5に継手
管21を接続した時に、吸塵パイプ5の先端部に設けた
図示しない端子接触片に接続され、それにより、吸塵パ
イプ5内の図示しない電気配線を介して前記制御スイッ
チ17による清掃体駆動モータ24に対する通断電がな
されるようになっている。
【0040】図3に示すように吸込み口体主部22は、
主部上ケース31と、主部下ケース32と、これらの間
に挟着される主部中ケース33とを有して形成され、主
部上下両ケース31、32はねじ止めにより連結されて
いる。
【0041】この吸込み口体主部22内は、吹出し室3
4と、この吹出し室34の下側の吸込み室35とに区画
されていて、主部中ケース33は両室34、35間の区
画壁をなしている。吹出し室34は、主部上ケース31
と主部中ケース33との間に形成されており、吸込み室
35は、主部下ケース32と主部中ケース33とで区画
されている。主部下ケース32の底壁には、吸込み口体
8の幅方向に延びる長方形の開口からなる吸気口36が
吸込み室35に臨んで形成されている。主部下ケース3
2の底壁には、その前後両端部に夫々図示しない走行用
のローラ37、38が取付けられているとともに、吸気
口36の後縁に沿って延びる固定ブラシ39が取付けら
れている。
【0042】前記内管25aのラッパ状先端部は、図6
等に示すように吸気口36の後縁から立上った主部下ケ
ース32の上向きリブ41の長手方向中央部に開口され
て、吸込み室35の長手方向中央部に直接連通してい
る。こうして連通された吸込み室35と継手管21にお
ける内管25aの内側流路及び第1パイプ26aとは吸
込み風路Bを形成している。この風路Bを通って、後述
のように吸込み室35に吹出された排出空気とともに吸
気口36を経て被掃除面側から吸込まれる塵埃が、掃除
機本体1側に吸込まれるようになっている。
【0043】内管25aのラッパ状先端部の上部は、主
部中ケース33の幅方向中央部から上向きに一体に突設
した半楕円形状の内管カバー部42で覆われている。図
4に示すように上向きリブ41との間に主部中ケース3
3の後縁部を挟み込んだ主部上ケース32の下向きリブ
43には、一対の切欠き44が設けられ、この切欠き4
4の開放端が主部中ケース33の後縁部で閉じられるこ
とによって主部中ケース33の上側に通気孔45が形成
されている。これら左右一対の通気孔45により、前記
固定部25の通路27と吹出し室34とが連通されるよ
うになっている。
【0044】図3に示すように前記吸気口36の前側に
は、主部下ケース32の底壁と、この底壁内面に接近し
た主部中ケース33の前縁とによって吹出し口46が形
成されている。この吹出し口46は、吸込み口体主部2
2の幅方向略全長にわたり延びて形成され、吹出し室3
4と吸込み室35とを連通している。そのため、前記電
動送風機11からの排出されて吹出し室34内に戻され
た排出空気が、吹出し口46を通って吸込み室35内に
吹き出されるようになっている。本実施形態では戻され
た排出排気が吸込み口体主部22の後側に向けて略水平
に吹き出されるように吹出し口46が設けられている。
【0045】既述のように互いに連通している継手管2
1の第2パイプ26b、通路27、通気孔45、吹出し
室34、及び吹出し口46は、前記戻り風路Aを形成し
ており、この風路Aを通って吸込み室35への排気の吹
出しがなされる。又、この戻り風路A及び吸込み風路B
は、吸込み口体8内での空気の主たる流通経路(主経
路)をなしている。
【0046】図3、図5、図6に示すように回転清掃体
23は、回転軸51に清掃部材として1以上のブレード
52を取付けるとともに、回転軸51の両端部にこの軸
51を回転自在に支持する軸受53、54を夫々取付
け、かつ、一方の軸受54を貫通した回転軸51の一端
部に歯付きプーリ55を装着して形成されている。ブレ
ート52は回転軸51と本実施形態のように平行であっ
ても、そうではなく捻ってあったり、V字状などに曲げ
て設けられていてもよいとともに、これらのブレード5
2はブラシ毛の列により形成してもよい。
【0047】回転清掃体23は、その軸受、5453を
主部下ケース32の幅方向両端部に設けられた図示しな
い軸受保持部に夫々に回り止めして取付けることによ
り、吸気口36と平行な姿勢でこれに臨んで吸込み室3
5に配置されている。この回転清掃体23が回転される
時、そのブレード52の先端部は吸気口36を通過して
被掃除面に接するようになっている。
【0048】回転清掃体23は、吸込み口体主部22に
内蔵された清掃体駆動モータ24の動力で回転駆動され
るが、その回転は前記吹出し口46からブレード52に
吹付けられる空気によっても補助される。図3中矢印E
は回転清掃体23の回転方向を示しており、この回転は
吸込み口体8が押し動かされる時に回転清掃体23のブ
レード52が被掃除面に接して連れ回りする方向(順方
向)と同じである。
【0049】図5に示すように清掃体駆動モータ24
は、回転清掃体23の後側において主部下ケース32に
搭載されて、その出力軸に装着された歯付きプーリ56
と回転清掃体23の歯付きプーリ55とは、これらにわ
たって巻掛けららたタイミングベルト57により連結さ
れている。したがって、この伝動機構58を介して清掃
体駆動モータ24は回転清掃体23を順方向に回転駆動
させるようになっている。又、伝動機構58は、それへ
の塵埃の付着を防止するために、清掃体駆動モータ24
の出力軸側にも被って設けられた防塵ケース59で覆わ
れている。
【0050】前記吸込み室35は、回転清掃体23の軸
方向に延びて回転清掃体23の外周面と対向しかつ継手
管21に連通する流路61を有している。この流路61
は、図6を除く図3〜図9に示すように回転清掃体23
の上部を覆って配置されている前記主部中ケース33
が、接近壁部62と離間壁部63とを有していることに
よって形成されている。
【0051】詳しくは、接近壁部62は、回転清掃体2
3の上部周面との間に空気の流速を高めて流通させるた
めの狭い隙間Gを形成して、回転清掃体23の上部周面
に沿うように接近して設けられている。離間壁部63は
接近壁部62から盛上がるように接近壁部62に対して
継手管21側に一体に連続して設けられている。それに
よって離間壁部63は、回転清掃体23の上部周面から
離れて設けられ、この壁部63の内側空間部分を下方及
び後方は夫々開放する流路61としている。したがっ
て、流路61はこれに隣接して回転清掃体23の周面及
びこの周面に対向する壁部との間に形成される流路より
大きな流路断面積を有して形成されている。この流路6
1は回転清掃体23の略全長にわたり、この清掃体23
の上部外周面に対向している。
【0052】しかも、図3等に示すように離間壁部63
は、回転清掃体23から離れる方向へ折れ曲がった部
分、例えば、近壁部62から上方へ折れ曲がった起立部
分63a有しており、それによって接近壁部62とは段
差をなして一体につなげられている。この起立壁部63
aは回転清掃体23の回転方向下流側に設けられてい
る。
【0053】流路61の長手方向中央部には前記継手管
21の入口、つまり、内管25aのラッパ状部分が直接
連通されている。この流路61を吸込み口体主部22内
を通る排出空気の主経路のバイパスとするために、流路
61には吹出し室34内に戻された排出空気の一部が導
入される。そのために、離間壁部63には継手管21の
入口に対して回転清掃体23の軸方向に離れた位置、例
えば離間壁部63の主部中ケース33における離間壁部
63の長手方向両端部には、流路61に直接連通する一
対の排気導入部としての風導入孔64が夫々が開けられ
ている。
【0054】これらの風導入孔64は、図5に示すよう
に前記一対の軸受53、54の夫々の真上に対向して個
別に開口されている。これらの風導入孔64より離間壁
部63の内側に導入された空気は、流路61内をその長
手方向、言い換えれば、回転清掃体23の外周面にその
軸方向に沿いながら流動して継手管21の内管25aに
吸込まれて回収される。
【0055】前記構成の吸込み口体8及びこれを備えた
循環式電気掃除機を用いて掃除をする場合は、掃除機本
体1に吸塵ホース4、吸塵パイプ5を図1に示すように
順に接続し、吸塵パイプ5の先端部に吸込み口体8の継
手管21を接続し、吸込みホース4の把手15に設けた
制御スイッチ17のうちのいずれかを閉成操作する。こ
の閉成操作がされることにより掃除機本体1に内蔵の電
動送風機11が駆動し、又、吸込み口体8に内蔵の清掃
体駆動モータ24が駆動して回転清掃体23が回転駆動
される。なお、スイッチ操作により被掃除面に応じて回
転清掃体23の回転は任意に停止させることができる。
【0056】電動送風機11の吸込み作用によって吸込
み口体8の吸込み室35内の空気が吸込まれるととも
に、吸気口36から床面の塵埃が吸込まれ、継手管2
1、吸塵パイプ5、吸塵ホース4、及び吸塵口3の夫々
の吸込み風路を経て(図1に実線の矢印で示す経路)集
塵室内に吸込まれる。塵埃は集塵袋9によって除去され
吸込み気流は排気風として電動送風機11から排出さ
れ、この排出風は掃除機本体1の図示しない戻る風路部
材、吸塵口3、吸塵ホース4、吸塵パイプ5、及び吸込
み口体8の継手管21の排気風路を経て(図1に点線の
矢印で示す経路)、吹出し口46から吸込み室35内に
吹き出される。
【0057】以上のように電動送風機11から排出され
て吸込み口体8に戻された空気(排出空気)の吸込み口
体8内での主たる流れは次の通りである。排出空気は、
まず、可動部26の第2パイプ26bから固定部25の
通路27を通って、内管25aのラッパ状部分の裏面に
吹き当たって、主として左右方向に導かれながら吸込み
口体8の後部空間内に吹き出される。この後、排出空気
は前記後部空間から左右一対の通気口45を通って吹出
し室34に流入し、この室34の吹出し口46から回転
清掃体23のブレード52に吹き付けられながら、吸込
み室35に吹き出される。
【0058】このような吸込み口体8内での主経路を通
って流動する排出空気は、吸込み室35内の回転清掃体
23の周囲を通り抜けて、継手管21の内管25a及び
これに連通する第1パイプ26aを通って、既述のよう
に掃除機本体1側に吸込まれて回収されるものであり、
それに伴って回転清掃体23のブレード52がかき上げ
た被清掃面の塵埃を吸気口36から吸込んで、被掃除面
を掃除することができる。すなわち、以上のようにして
電動送風機11から排出された空気を実質的に完全循環
させながら、被掃除面を吸込み掃除することができる。
【0059】この掃除において回転駆動される回転清掃
体23の外周面に綿埃等が付着することは防止できない
が、その付着は以下の理由によって少なくできる。
【0060】すなわち、吹出し室34を区画している主
部中ケース33の回転清掃体23に対する離間壁部63
には、吹出し室34に臨んで一対の風導入孔64が形成
されているから、既述のように吹出し室34に戻されて
前記主経路を流れようとする排出空気の一部は、風導入
孔64を通って吸込み室35の流路61に流入し(図5
中矢印参照)、この流路61内を通って継手管21に吸
込まれ回収される。つまり、前記主経路を流れようとす
る排出空気の一部は、前記主経路をバイパスする流路6
1を通って回収される。
【0061】この流路61は回転清掃体23の長手方向
に延びて回転清掃体23の外周面に対向して形成された
構成であるから、流路61を流通する排出空気を、回転
清掃体23の軸方向に沿って回転清掃体23の外周面に
吹き抜けさせることができる。それによって、回転清掃
体23の外周に付着した綿埃等を除去して継手管21に
吸込ませることができる。
【0062】この場合に、流路61が回転清掃体23の
略全長にわたりこの回転清掃体23の外周面と対向して
設けられているから、既述の埃を除去作用を、回転清掃
体23の長手方向略全長にわたって及ぼして、回転清掃
体23の外周略全体から埃を除去できる。更に、流路6
1内の空気を吸込んで回収する継手管21の入口(前記
内管25aのラッパ状部分)は、流路61に直接連通し
ているとともに、風導入孔64も流路61に直接連通し
ていて、それにより、吹出し室34内に戻された排出空
気の一部を、流路61に直接導入させるとともに流路6
1から継手管21の内管25aに直接吸込むから、連通
部材を介して間接的に連通されている場合に比較して、
風路抵抗が少ない。したがって、吸込み口体主部22に
戻された排出空気の一部が効率良く流路61に流される
ため、回転清掃体23の外周に付着した綿埃等を容易に
除去して継手管21に吸込ませることができる。
【0063】しかも、流路61の長手方向両端部の風導
入孔64から夫々吹込まれて流路61を通る空気を、こ
の流路61の長手方向中央部において継手管21の内管
25aに吸込むから、流路61の長手方向一端部から空
気を導入して長手方向他端部から吸込む構成に比較し
て、流路61を通る空気の風速の低下を少なくできる。
このように流路61をバイパスする排出空気の流速が速
いので、それにより、回転清掃体23の外周に付着した
綿埃等を容易に除去して継手管21に吸込ませることが
できる。
【0064】その上、流路61を形成する離間壁部63
が、接近壁部62より上方へ折れ曲がった起立部分63
aを有して接近壁部62に対し段差をなしてつながって
いるから、主部中ケース32において段差を境に接近壁
部62と離間壁部63とを容易に形成できる。それによ
り、所定の風路断面積の流路61及び回転清掃体23と
その外周に接近する接近壁部62との間に狭い隙間G
(図3参照)を容易に形成できる。前記隙間Gによっ
て、吹出し口46から吸込み室35に吹き出されて回転
清掃体23の回りを流動する排出空気の内、回転清掃体
23とその外周に接近する接近壁部62との間を通る空
気の流速を高めることができるので、この隙間Gを通っ
て継手管21に吸込まれる高速の排出空気によって、回
転清掃体23の外周に付着している埃を容易に取除くこ
とができる。
【0065】以上のような回転清掃体22からの埃の除
去に拘らず、回転清掃体23の外周に付着した埃が絡ま
って紐状に連続するようになることがあるが、このよう
に付着した埃を起立部分63aにより分離して除去でき
る。すなわち、前記紐状の埃は回転清掃体23の回転に
伴う遠心力で引き回される。ところで、回転清掃体23
の回転方向下流側には、流路61を形成する離間壁部6
3の起立部分が配置されているので、前記遠心力により
引き回される紐状の埃は、回転清掃体23が一回転する
間に起立部分63aに衝突して移動を妨げられる。その
ため、紐状の埃が千切られ易くなって、起立部分63a
において千切られた埃を流路61を通る排出空気によっ
て継手管21に吸込んで除去することができる。
【0066】更に、前記一対の風導入孔64は回転清掃
体23の両端部の軸受53、54に個別に対向している
から、これら風導入孔64を通って流路61に導入され
る空気を、軸受53、54に吹付けることができる。そ
れにより、軸受53、54の回りにごみが付着すること
を防止できるとともに、軸受53、54の冷却も可能で
あるから、回転清掃体23の回転性能を保全することが
できる以上のように流路61をバイパスする排出空気に
よって回転清掃体23に付着した埃を除去できるから、
回転清掃体23の外周に付着した埃を使用者の手作業に
よって除去する作業を少なくでき、電気掃除機の使い勝
手を向上できる。
【0067】又、既述のように流路61を形成するの
に、回転清掃体23の上部周面に沿うように接近して設
けられる接近壁部62と、この接近壁部62よりも回転
清掃体の上部周面から離れて設けられる離間壁部63と
を有した主部中ケース33を採用したから、回転清掃体
23の外周に付着した埃を除去する流路61を容易に形
成できる。しかも、主部中ケース33は回転清掃体23
の上部を覆っているので、流路61を形成するための構
成が、吸込み口体主部22の吸気口36の形成、すなわ
ち被掃除面からの塵埃の吸込みの邪魔となることがな
い。
【0068】その上、流路61を形成する壁は、吸込み
口体主部22の主部下ケース31と主部上ケース32と
の間に配置されていて、これらケース31、32とは別
体の主部中ケース33であるから、流路61を作るため
に主部中ケース33に要求される形状が、吸込み口体主
部22の外観に反映されることがない。したがって、吸
込み口体主部22の外観形状を流路61を形成する壁に
制約されることなく任意にでき、設計の自由度が高い。
【0069】図10は本発明の第2の実施の形態を示し
ている。この第2実施形態は、流路を形成する主部中ケ
ースの離間壁部回りの構成が第1実施形態とは以下のよ
うに異なり、それ以外の構成は図10に示されない部分
を含めて第1実施形態と同じであるので、同一構成部分
については第1実施形態と同一符号を付してその説明及
び作用効果を省略する。
【0070】この第2実施形態では離間壁部163を、
接近壁部62より上方へ折れ曲がって相対向する一対の
起立部分64を有して接近壁部62に対し段差をなして
形成している。そのため、これら一対の起立部分64間
に形成される離間壁部163の内側空間、つまり、流路
61は、回転清掃体23の径方向中央部の上部外周面に
対向して形成されている。この構成に付随して接近壁部
62は前後一対設けられ、かつ、主部中ケース33の内
管カバー部42は傾斜して設けられてとともに、このカ
バー部42によって戻し風路Aの流路断面積が狭まるこ
とがないように主部上ケース31の形状が変更されてい
る。なお、これらの点以外の構成は第1実施形態と同一
である。
【0071】このように一対の起立部分64を有した離
間壁部163を採用することにより、回転清掃体23が
どの方向に回転しても、回転清掃体23の外周に付着し
絡まって紐状に連続するようになった埃を、回転清掃体
23の回転に伴ってその回転方向下流側に位置するいず
れか一方の起立部分64において千切る作用を得ること
ができる。したがって、回転清掃体23の回転方向ひい
てはこれを回転駆動する清掃体駆動モータ24の回転方
向が、操作スイッチでの指令に応じて切換わる場合にお
いても、回転清掃体23の外周に付着した埃を有効に除
去して、本発明の所期の課題を解決できる。
【0072】なお、上記各実施形態は、キャニスタータ
イプの循環式電気掃除機に発明を適用した例を説明した
が、本発明は、アップライト式或はハンデー式など他の
形式の循環式電気掃除機にも適用できる。
【0073】
【発明の効果】本発明は、以上説明した形態で実施さ
れ、以下に記載される効果を有する。
【0074】請求項1の発明によれば、吸込み口体主部
に戻された排出空気の一部を、回転清掃体の長手方向に
延びて回転清掃体の外周面に対向している流路に流通さ
せて掃除機本体側に連通する継手管に吸込ませるから、
この空気の流れによって回転清掃体の外周に付着した埃
を除去して、回転清掃体への埃の付着を少なくできる循
環式電気掃除機用の吸込み口体を提供できる。
【0075】請求項2の発明によれば、区画壁の採用に
より前記流路を容易に形成できるとともに、この区画壁
の接近壁部と回転清掃体との間の隙間を通る空気の流速
を高めて、回転清掃体の外周に付着した埃を取除くこと
ができ、しかも、区画壁を被掃除面からの塵埃の吸込み
の邪魔となることなく設け得る循環式電気掃除機用の吸
込み口体を提供できる。
【0076】請求項3の発明によれば、流路を通る排出
空気によって回転清掃体の外周略全体から埃を除去でき
る循環式電気掃除機用の吸込み口体を提供できる。
【0077】請求項4の発明によれば、段差を設けた区
画壁の採用により、所定の風路断面積の流路及び回転清
掃体とその外周に接近する接近壁部との間の隙間を容易
に形成できる循環式電気掃除機用の吸込み口体を提供で
きる。
【0078】請求項5の発明によれば、回転清掃体の外
周に付着した埃を、区画壁の起立部分において分離して
除去できる循環式電気掃除機用の吸込み口体を提供でき
る。
【0079】請求項6の発明によれば、一対の起立部分
を有しているから、回転清掃体の回転方向に拘らず、回
転清掃体の外周に付着した埃を分離して除去できる循環
式電気掃除機用の吸込み口体を提供できる。
【0080】請求項7の発明によれば、吸込み口体主部
に戻された排出空気の一部を流路に効率良く流すことが
でき、それにより回転清掃体の外周に付着した埃を容易
に除去できる循環式電気掃除機用の吸込み口体を提供で
きる循環式電気掃除機用の吸込み口体を提供できる。
【0081】請求項8の発明によれば、流路を通る空気
の風速の低下が少ないから、回転清掃体の外周に付着し
た埃の除去作用を向上できる循環式電気掃除機用の吸込
み口体を提供できる。
【0082】請求項9の発明によれば、流路に導入され
る空気を回転清掃体の軸受に吹付けて、軸受回りにごみ
が付着することを防止し、かつ、軸受の冷却も可能であ
るから、回転清掃体の回転性能を保全することができる
循環式電気掃除機用の吸込み口体を提供できる。
【0083】請求項10の発明によれば、区画壁の形状
が吸込み口体主部の外観に反映されることがなく、した
がって、外観形状の設計を区画壁に制約されることなく
任意にできる循環式電気掃除機用の吸込み口体を提供で
きる。
【0084】請求項11の発明によれば、吸込み口体の
回転清掃体の外周に付着した埃を使用者の手作業によっ
て除去する作業を少なくできるので、使い勝手がよい循
環式電気掃除機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る循環式電気掃除機
の使用状態を示す斜視図。
【図2】本発明の第1実施形態に係る吸込み口体を示す
斜視図。
【図3】図2の吸込み口体を示す縦断側面図。
【図4】図3中Z−Z線に沿う吸込み口体の断面図。
【図5】図2の吸込み口体をその主部上ケースを取外し
て示す平面図。
【図6】図2の吸込み口体をその主部上ケース及び主部
中ケースを取外して示す斜視図。
【図7】図2の吸込み口体が備える主部中ケースを示す
斜視図。
【図8】図2の吸込み口体が備える主部中ケースを示す
平面図。
【図9】(A)は図8中Y方向から見た主部中ケースの
端面図。(B)は図8中X方向から見た主部中ケースの
端面図。(C)は図8中W−W線に沿う主部中ケースの
断面図。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係る吸込み口体
を示す縦断側面図。
【符号の説明】
1…掃除機本体 4…吸塵ホース 5…吸塵パイプ 8…吸込み口体 9…集塵袋(フィルター) 11…電動送風機 21…継手管 22…吸込み口体主部 23…回転清掃体 24…清掃体駆動モータ 31…主部上ケース 32…主部下ケース 33…主部中ケース(区画壁) 34…吹出し室 35…吸込み室 36…吸気口 46…吹出し口 53、54…回転清掃体の軸受 61…流路 62…主部中ケースの接近壁部 63…主部中ケースの離間壁部 63a、163a…離間壁部の起立部分 64…風導入孔(排気導入部) A…戻り風路 B…吸込み風路 G…隙間

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動送風機から排出される空気を回収し
    循環させながら掃除をする電気掃除機に備えられる吸込
    み口体において、 被掃除面から塵埃を吸込む吸気口、この吸気口に臨む吸
    込み室、及びこの吸込み室内に前記排出空気を戻す吹出
    し口を有した吸込み口体主部と、 前記吸込み室に連通して前記吸込み口体主部に設けら
    れ、前記吸込み室に戻された前記排出空気を吸込んで回
    収する継手管と、 前記吸込み室に回転自在に収容された回転清掃体とを具
    備し、 前記吸込み室が前記回転清掃体の軸方向に延びて前記回
    転清掃体の外周面と対向するとともに前記継手管に連通
    する流路を有し、前記吸込み口体主部に戻された前記排
    出空気の一部を前記流路の長手方向に通して前記継手管
    より吸込んで回収することを特徴とする吸込み口体。
  2. 【請求項2】 前記吸込み口体主部が前記吸込み室を区
    画する区画壁を備え、この区画壁が、前記回転清掃体の
    上部周面に沿うように接近して設けられる接近壁部と、
    この接近壁部よりも前記回転清掃体の上部周面から離れ
    て設けられて前記流路を形成する離間壁部とを有してい
    ることを特徴とする請求項1に記載の吸込み口体。
  3. 【請求項3】 前記流路が、前記回転清掃体の略全長に
    わたりこの回転清掃体の外周面と対向して設けられてい
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の吸込み口
    体。
  4. 【請求項4】 前記離間壁部が、前記接近壁部より上方
    へ折れ曲がった起立部分を有して前記接近壁部に対し段
    差をなしてつながっていることを特徴とする請求項2又
    は3に記載の吸込み口体。
  5. 【請求項5】 前記起立部分が前記回転清掃体の回転方
    向下流側に配置されていることを特徴とする請求項4に
    記載の吸込み口体。
  6. 【請求項6】 前記流路を前記回転清掃体の径方向中央
    部の上部外周面に対向させて設けるとともに、この流路
    を形成する前記離間壁部が、前記接近壁部より上方へ折
    れ曲がって相対向する一対の起立部分を有して前記接近
    壁部に対し段差をなしてつながっていることを特徴とす
    る請求項2又は3に記載の吸込み口体。
  7. 【請求項7】 前記継手管を前記流路に直接連通させる
    とともに、前記流路に直接連通する排気導入部を前記区
    画壁に形成したことを特徴とする請求項2〜6のうちの
    いずれか1項に記載の吸込み口体。
  8. 【請求項8】 前記継手管を前記流路の長手方向中央部
    に直接連通して設けるとともに、前記排気導入部を前記
    流路の長手方向両端部に直接連通して夫々設けたことを
    特徴とする請求項7に記載の吸込み口体。
  9. 【請求項9】 前記一対の排気導入部を前記回転清掃体
    の両端部の軸受に対向して設けたことを特徴とする請求
    項8に記載の吸込み口体。
  10. 【請求項10】 前記区画壁が、前記吸込み口体主部の
    主部下ケースと主部上ケースとは別体であって、これら
    上下両ケース間に配置されていることを特徴とする請求
    項2〜9のうちのいずれか1項に記載の吸込み口体。
  11. 【請求項11】 電動送風機の動作により吸込み口体か
    ら被掃除面の塵埃を吸込み、この吸込んだ塵埃をフィル
    タに通して捕捉し、前記フィルタを通過して前記電動送
    風機から排出された空気を前記吸込み口体に戻し、この
    排出空気を回収し循環させながら掃除をする循環式電気
    掃除機において、 前記吸込み口体が前記請求項1〜10のうちのいずれか
    1項に記載の吸込み口体であることを特徴とする循環式
    電気掃除機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011043264A (ja) * 2009-08-19 2011-03-03 Daikin Industries Ltd 空気調和装置の室内ユニット
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