JP2001204041A - デジタルカメラのキャリブレーション方法、当該キャリブレーション方法によって色補正がなされたデジタルカメラおよび記録媒体 - Google Patents

デジタルカメラのキャリブレーション方法、当該キャリブレーション方法によって色補正がなされたデジタルカメラおよび記録媒体

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JP2001204041A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 忠実な色再現が可能なようにデジタルカメラ
をキャリブレーションする方法、および当該キャリブレ
ーション方法によって色補正がなされたデジタルカメラ
を提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明によるデジタルカメラのキャリブ
レーション方法によれば、まず、基準画像データの明度
値、彩度値および色相角と、デジタルカメラの画像デー
タの明度値、彩度値および色相角との差分が、前記複数
の所定カラーに対してそれぞれ計算される。そして、当
該差分が所定の範囲内になるようにデジタルカメラの画
像データを色補正処理を行う。そして、所定のカラーに
対するデジタルカメラの画像データの各色成分(明度
値、彩度値および色相角)を基準画像データの各色成分
に近づけることが可能となり、忠実な色再現が可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルカメラに
よって撮像された実写画像データに対して最適な色補正
がなされるようにデジタルカメラを調整するためのキャ
リブレーション方法、当該キャリブレーション方法によ
る色補正がなされるデジタルカメラおよび記録媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータなどを用いて高品質の画像
データを取り扱う画像処理装置として、CCD等の撮像
手段により光を電気信号に変換し、その電気信号をデジ
タルデータに変換してフラッシュメモリ等の記録媒体に
記録するデジタルカメラが知られている。デジタルカメ
ラを用いると、パーソナルコンピュータ等を用いて画像
データの保存や様々な加工を個人で手軽に行えるほか、
プリンタに画像データを出力することによりフィルムの
現像をすることなく写真を印刷することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のデジタ
ルカメラにおいては適切な色補正がなされておらず、従
来のデジタルカメラによって撮像された画像を出力装置
に出力させると、明度・彩度・色相の点において実際の
画像とは相違しており、忠実な色再現がなされていなか
った。
【0004】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、忠実な色再現が可能なようにデジタルカ
メラをキャリブレーションする方法、当該キャリブレー
ション方法によって色補正がなされたデジタルカメラお
よび記録媒体を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み、請求項
1に記載の発明は、基準画像データに基づき、デジタル
カメラの画像データを色補正処理することによってデジ
タルカメラをキャリブレーションする方法であって、所
定の表色系において、複数の所定カラーに対する前記基
準画像データの明度値、彩度値および色相角を計算する
第1計算工程と、前記所定の表色系において、デジタル
カメラによって撮像された前記複数の所定カラーに対す
る前記デジタルカメラの画像データの明度値、彩度値お
よび色相角を計算する第2計算工程と、第1計算工程に
よって計算された基準画像データの明度値、彩度値およ
び色相角と、第2計算工程によって計算されたデジタル
カメラの画像データの明度値、彩度値および色相角との
差分を、前記複数の所定カラーに対してそれぞれ計算す
る差分計算工程と、を備え、前記差分計算工程によって
計算された明度値、彩度値および色相角の差分が所定の
範囲内になるようにデジタルカメラの画像データを色補
正処理するように構成される。
【0006】以上のように構成された基準画像データに
基づき、デジタルカメラの画像データを色補正処理する
ことによってデジタルカメラをキャリブレーションする
方法によれば、第1計算工程によって、所定の表色系に
おいて、複数の所定カラーに対する前記基準画像データ
の明度値、彩度値および色相角が計算され、第2計算工
程によって、前記所定の表色系において、デジタルカメ
ラによって撮像された前記複数の所定カラーに対する前
記デジタルカメラの画像データの明度値、彩度値および
色相角が計算される。そして、差分計算工程によって、
第1計算工程によって計算された基準画像データの明度
値、彩度値および色相角と、第2計算工程によって計算
されたデジタルカメラの画像データの明度値、彩度値お
よび色相角との差分が、前記複数の所定カラーに対して
それぞれ計算される。このようにして計算された明度
値、彩度値および色相角の差分が所定の範囲内になるよ
うにデジタルカメラの画像データが色補正処理される。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のキャリブレーション方法であって、前記デジタ
ルカメラの彩度値および色相角に関する画像データ処理
前に、デジタルカメラの画像データのグレー軸を前記所
定の表色系のグレー軸に一致させ、前記デジタルカメラ
の彩度値および色相角に関する画像データ処理後に、前
記所定の表色系のグレー軸に一致しているデジタルカメ
ラの画像データのグレー軸を基準画像データのグレー軸
に一致させるグレー軸移動工程をさらに備えて構成され
る。
【0008】さらに、請求項3に記載の発明は、請求項
1または2に記載のキャリブレーション方法であって、
所定のカラーに対するデジタルカメラの画像データの明
度値が大きい程、当該デジタルカメラの画像データの明
度値の補正量を大きくする明度補正工程をさらに備えて
構成される。
【0009】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
乃至3のいづれか一項に記載のキャリブレーション方法
であって、基準画像データの彩度値とデジタルカメラの
画像データの彩度値との差を前記複数の所定カラーに対
して計算し、当該計算された彩度差の絶対値の総和が最
小となるように彩度値の補正量を決定する彩度補正工程
をさらに備えて構成される。
【0010】さらに、請求項5に記載の発明は、請求項
1乃至4のいづれか一項に記載のキャリブレーション方
法であって、基準色に対する色相角の補正量に基づき、
所定の色相角におけるデジタルカメラの画像データの補
正量を決定する色相補正工程をさらに備えて構成され
る。
【0011】上記課題に鑑み、請求項6に記載の発明
は、請求項1乃至5のいづれか一項に記載のキャリブレ
ーション方法によって色補正がなされたデジタルカメラ
として構成される。
【0012】上記課題に鑑み、請求項7に記載の発明
は、基準画像データに基づき、デジタルカメラの画像デ
ータを色補正処理することによってデジタルカメラをキ
ャリブレーションする処理をコンピュータに実行させる
ためのプログラムを記録したコンピュータによって読取
可能な記録媒体であって、所定の表色系において、複数
の所定カラーに対する前記基準画像データの明度値、彩
度値および色相角を計算する第1計算処理と、前記所定
の表色系において、デジタルカメラによって撮像された
前記複数の所定カラーに対する前記デジタルカメラの画
像データの明度値、彩度値および色相角を計算する第2
計算処理と、第1計算処理によって計算された基準画像
データの明度値、彩度値および色相角と、第2計算処理
によって計算されたデジタルカメラの画像データの明度
値、彩度値および色相角との差分を、前記複数の所定カ
ラーに対してそれぞれ計算する差分計算処理と、を備
え、前記差分計算処理によって計算された明度値、彩度
値および色相角の差分が所定の範囲内になるようにデジ
タルカメラの画像データを色補正するデジタルカメラの
キャリブレーション処理をコンピュータに実行させるた
めのプログラムを記録してコンピュータによって読取可
能に構成される。
【0013】以上のように構成されたコンピュータによ
って読取可能な記録媒体によれば、基準画像データに基
づき、デジタルカメラの画像データを色補正処理するこ
とによってデジタルカメラをキャリブレーションする処
理をコンピュータに実行させるためのプログラムが記録
されている。当該プログラムの実行により、第1計算処
理によって、所定の表色系において、複数の所定カラー
に対する前記基準画像データの明度値、彩度値および色
相角が計算され、第2計算処理によって、前記所定の表
色系において、デジタルカメラによって撮像された前記
複数の所定カラーに対する前記デジタルカメラの画像デ
ータの明度値、彩度値および色相角が計算される。そし
て、差分計算処理によって、第1計算処理によって計算
された基準画像データの明度値、彩度値および色相角
と、第2計算処理によって計算されたデジタルカメラの
画像データの明度値、彩度値および色相角との差分が、
前記複数の所定カラーに対してそれぞれ計算され、前記
差分計算処理によって計算された明度値、彩度値および
色相角の差分が所定の範囲内になるようにデジタルカメ
ラの画像データが色補正される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施の形態を説明する。
【0015】図1は本発明の一実施形態による画像デー
タの色補正処理を行うデジタルカメラ10の構造を説明
するためのブロック図である。制御部11、集光レンズ
12、撮像手段としてのCCD(Charge Coupled Device)
13、A/D変換器14、画像データを一時的に記憶する
RAM(Random Access Memory)15、画像データを記録
するフラッシュメモリ16、画像を表示する液晶表示装
置(LCD)17、液晶表示装置に表示される画像のため
のデータが格納されるVRAM(Video RAM)18、フラッ
シュメモリ16の内容を外部機器に出力するためのイン
ターフェイス19などから構成される。
【0016】制御部11はCPUと、デジタルカメラ1
0の画像処理制御用プログラムなどが記録されたROM
と、入出力手段とを備え、デジタルカメラ10に設けら
れる他の装置の制御を行う。1つの制御部11で全ての
制御を行うほか、複数の制御部を設けてもよい。集光レ
ンズ12には集光レンズ12に入力される光量を調節す
るための絞り121が設けられている。
【0017】RAM15としてはセルフリフレッシュ機
能をもつDRAM(Dynamic RAM)が用いられる。フラッシ
ュメモリ16は通電しなくても記録内容を保持すること
のできる書換え可能な記録媒体であり、デジタルカメラ
10に内蔵されるか、あるいは着脱自在にデジタルカメ
ラ10に取り付けられている。フラッシュメモリ16と
して例えばPCMCIA規格に準拠したメモリカード、または
PCMCIAカードアダプタに取付け可能なメモリカードを用
いることにより、PCMCIAカード用スロットを有するパー
ソナルコンピュータでフラッシュメモリ16の内容を直
接読み書きすることができる。
【0018】本発明によるデジタルカメラのキャリブレ
ーション処理を実行するためのプログラムは、通常、コ
ンピュータが読取可能な形態でフロッピーディスク、C
D−ROMなどの記録媒体に記録されて流通する。当該
プログラムは、メディア読取装置によって読み取られて
ROMに書き込まれる。そして、CPUが所望のプログ
ラムを適宜ROMから読み出して所望の処理を実行する
ように構成されている。
【0019】図2に、本発明の一実施形態による画像処
理制御部30の機能ブロック図を示す。本発明の一実施
の形態にかかる、デジタルカメラのキャリブレーション
を行う画像処理制御部30は、デジタルカメラ10の制
御部11によって構成される。当該キャリブレーション
は、デジタルカメラ10によって撮影されたカラーチャ
ートの各カラーパッチの画像データを、測色計によって
測色された各カラーパッチの画像データにほぼ一致させ
ることができるように色補正を行うことによってなされ
る。なお、カラーチャートのカラーパッチの中で、高明
度領域および低明度領域のカラーパッチはノイズが発生
するため色補正用のデータとしては使用せず、色相・彩
度・明度を一通りカバーしている中明度領域を使用す
る。
【0020】図2に示すように、制御部11によって構
成される画像処理制御部30は、デジタルカメラのRG
B画像データをLab画像データに変換するための第1
データ変換部30aと、第1データ変換部30aによっ
て変換されたLab画像データに適切な明度・色相・彩
度補正を施すための色補正部30gと、当該色補正部3
0gによって色補正が施されたLab画像データをRG
Bデータに変換するための第2データ変換部30fと、
基準画像データとして測色計によって測色されたカラー
チャートのパッチデータ(XYZデータ)に基づきLa
bデータを計算して格納している基準画像データ計算・
格納部30hと、を備えて構成される。
【0021】色補正部30gは、デジタルカメラの色画
像データに関するグレー軸をL軸に一致させるための第
1ホワイトポイント補正部30bと;明度差を補正する
ための明度補正部30cと;色相および彩度の差を補正
するための色相・彩度補正部30dと;第1ホワイトポ
イント補正部によってL軸に一致するように補正された
デジタルカメラの色画像データのグレー軸を、測色計の
色画像データのグレー軸に一致させるための第2ホワイ
トポイント補正部30eと;をさらに備えている。
【0022】次に、図2を参照して、画像処理制御部3
0の動作を説明する。
【0023】デジタルカメラ10によって撮影された画
像はRGBデータであるのに対して、測色計による測色
データはXYZデータとして採取しているので、両者を
比較するには、まず、両データを同一の色空間(標準色
空間)に変換する必要がある。当該実施の形態では、色
を定量的に表現する空間としてLab空間を使用する。
Lab空間は、色の性質を「明度・彩度・色相」に分け
て表現した空間で、明度(L*)は色の明るさを0〜1
00で表しており、その数値が高いほど明るく低いほど
暗い色となる。また、色相および彩度はa**の組み合
わせによって表現することができる。
【0024】図2に示すように、デジタルカメラによっ
て撮像された各カラーパッチに基づき生成されたRGB
画像データは、まず第1データ変換部30aによってL
ab画像データに変換され、色補正部30gに供給され
る。色補正部30gは、基準画像データ計算・格納部に
格納されたカラーチャートのパッチデータ(Lab画像
データ)を参照して、デジタルカメラ10によって撮影
されたカラーチャートの各カラーパッチの画像データ
を、測色計によって測色された対応する各カラーパッチ
の画像データとほぼ一致するように色補正を行う。
【0025】次に、図3を参照して、測色計によって測
色されたカラーパッチのXYZデータに基づきLabデ
ータを計算する方法を説明する。当該実施の形態では、
外光を遮断した状態で既定の光源下で撮影を行い、光源
としてはD50光源(色温度5000K)を使用する。
【0026】図3のステップ50に示すように、基本的
には、以下の3式 L = 116(Y/Yn)1 / 3−16 … (1) a = 500((X/Xn)1 / 3−(Y/Yn)1 / 3) … (2) b = 200((Y/Yn)1 / 3−(Z/Zn)1 / 3) … (3) によって、XYZデータがLabデータに変換される。
ここで、Xn、Yn、Znは、D50光源下におけるXYZ系
の3刺激値である。
【0027】但し、X/Xn≦0.008856(ステップ52、
YES)の場合には、式(2)の(X/Xn)1 / 3が7.787(X
/Xn)+16/116に置換され(ステップ54)、Y/Yn≦0.
008856(ステップ56、YES)の場合には、式(1)
〜(3)の(Y/Yn)1 / 3が7.787(Y/Yn)+16/116に置換さ
れ(ステップ58)、Z/Zn≦0.008856(ステップ6
0、YES)の場合には、式(3)の(Z/Zn)1 / 3が7.78
7(Z/Zn)+16/116に置換される(ステップ62)。
【0028】このようにして、測色計によって測色され
たカラーパッチのXYZデータに基づきLabデータが
計算されて、基準画像データ計算・格納部30hに格納
される。
【0029】次に、色補正部30gによる色補正処理を
説明する。図4に、色補正部30gによる色補正処理の
フローチャートを示し、図5にグレー軸(ホワイトポイ
ント)の移動を説明するための図を示す。
【0030】当該色補正処理は、デジタルカメラの色画
像データ値をグラフ化したもの(以下、「デジタルカメ
ラのグラフ」と称する)と、測色計の色画像データ値を
グラフ化したもの(以下、「測色計のグラフ」と称す
る)とを近づけるように行うが、デジタルカメラのグラ
フと測色計のグラフとの差は、ホワイトポイントの差、
明度の差、各カラー毎の色相・彩度の差に分類すること
ができ、これらは以下のように独立して補正される。
【0031】当該実施の形態によれば、色補正部30g
は、デジタルカメラのグラフのグレー軸をLab空間の
L軸に合わせるための第1のホワイトポイント補正処理
(ステップ64)と;前記明度の差を補正するための明
度補正処理(ステップ66)と;前記彩度の差を補正す
るための彩度補正処理(ステップ67)と;前記色相の
差を補正するための色相補正処理(ステップ68)と;
前記第1のホワイトポイント補正処理によってL軸に合
わせられたデジタルカメラのグレー軸を測色計のグレー
軸に合わせるための第2のホワイトポイント補正処理
(ステップ70)と、からなる。
【0032】第1のホワイトポイント補正処理(ステッ
プ64) まず、第1ホワイトポイント補正部30bによる処理を
説明する。当該処理は、図5の点Aを点Oに移動させる
ための処理(処理)に相当する。
【0033】当該実施の形態においては、当該第1のホ
ワイトポイントの補正を行った後に明度補正を行うよう
に構成しているが、明度補正後に第1のホワイトポイン
トの補正を行なうようにすることもできる。
【0034】色相補正の際の回転補正および彩度方向へ
の伸縮補正を原点を中心にして行えるようにして、補正
演算を簡易化するために、初めにデジタルカメラのグラ
フのグレー軸をLab空間のL軸に合わせ(図5のの
処理)、回転および彩度方向に関する補正を行う。
【0035】Lab空間のL軸に対する、デジタルカメ
ラのグラフのグレー軸の変位の方向および程度は、明度
毎に異なるため、明度に応じた補正係数を決定する必要
がある。補正係数は、補正の対象となる中心軸(グレー
軸)のL**平面およびL**平面における近似曲線を
導出して、明度Lの時の近似曲線の値がa**平面にお
ける移動距離になる。
【0036】図6に、図4のステップ64における第1
のホワイトポイント補正処理を説明するためのフローチ
ャートを示す。
【0037】L**平面における中心軸の近似3次曲線
の式を a*=a1×L3+b1×L2+c1×L+d1 (a1、b1、c1、d1は、それぞれ曲線の係数)と
し、L**平面における中心軸の近似3次曲線の式を b*=a2×L3+b2×L2+c2×L+d2 (a2、b2、c2、d2は、それぞれ曲線の係数)と
すると、明度Lにおける中心軸のa*方向への補正係数
* reviceと、b*方向への補正係数b* reviceは、 a* revice=a1×L3+b1×L2+c1×L+d1 b* revice=a2×L3+b2×L2+c2×L+d2 となる(ステップ72)。したがって、補正対象となるデ
ジタルカメラのグラフの中心軸(グレー軸)のa**
標を(a* center,b* center)とした場合、補正後のa
**座標(a* center’,b* center’)は、 a* center’=a* center+a* revice* center’=b* center+b* revice となる(ステップ74)。
【0038】明度補正処理(ステップ66)次に、明度
補正部30cによる明度補正処理を説明する。図7に、
図4のステップ66における明度補正処理を説明するた
めのフローチャートを示す。
【0039】明度の差は、明度が高い部分では大きく、
明度の低い部分では小さい。このため、明度の高い部分
での補正量を大きく、明度の低い部分での補正量を小さ
く設定する必要がある。まず、デジタルカメラの明度の
最大値Lmax_DSC、および測色計の明度の最大値L
max_STDを算出する(ステップ76)。そして、明度0の
時の明度差がゼロであると仮定すると、補正対象となる
デジタルカメラの明度がL max_DSCの時の補正量は、L
max_STD−Lmax_DSCであり、明度0の時の補正量は0に
なる。すなわち、明度が低くなるにしたがって、補正量
がLmax_STD−Lmax _DSCから0になるような式を求め
る。なお、この時の補正量の変化は、明度が高いときは
大きく、明度が低くなるにしたがって穏やかに変化する
ように設定することが好ましい。当該実施の形態では、
明度Lにおける明度補正量L* reviceを L* revice=(Lmax_STD−Lmax_DSC)×(L2/L
max_DSC 2) によって算出する(ステップ78)。
【0040】色相・彩度の補正処理(ステップ67およ
び68) 次に、色相・彩度補正部30dによる色相・彩度の補正
処理を説明する。
【0041】第1のホワイトポイント補正処理によっ
て、デジタルカメラのグラフのグレー軸がLab空間の
L軸と一致している。そこで、色相の補正は、Lab空
間のL軸を中心として前記デジタルカメラのグラフを回
転させることによって行い、彩度方向の補正は、デジタ
ルカメラのグラフを伸縮させることによって行なう。こ
の際、回転させる角度、および伸縮させる度合いが補正
係数として必要になる。
【0042】彩度方向への伸縮補正(ステップ67) 図8に、図4のステップ67における彩度補正処理を説
明するためのフローチャートを示す。
【0043】カラーチャートの所定のカラーパッチ点に
対応するデジタルカメラのグラフ上の点Cおよび測色計
のグラフ上の点Dに対して、a**平面上におけるそれ
ぞれの中心から点Cおよび点Dまでの距離(半径rDSC
STD)を計算して、各カラー毎の演算処理を以下のよう
に行い、彩度方向の伸縮係数を決定する。
【0044】デジタルカメラのグラフの座標C
(a* DSC,b* DSC)、デジタルカメラのグラフの中心軸
(グレー軸)の座標 (a* DSC_center,b* DSC_center)、
測色計のグラフの座標D(a* STD,b* STD)、および測色
計のグラフの中心軸(グレー軸)の座標
(a* STD_center,b* STD_center)より、デジタルカメラ
のグラフの中心軸から点Cまでの距離rDSCおよび測色
計のグラフの中心軸から点Dまでの距離rSTDは、 rDSC=((a* DSC−a* DSC_center)2+(b* DSC−b*
DSC_center)2)1/2STD=((a* STD−a* STD_center)2+(b* DSC−b*
STD_center)2)1/2 により算出される(ステップ80)。さらに、彩度方向へ
の伸縮補正係数をKとすると、彩度方向への伸縮補正を
行なった後のrDSC'は、 rDSC'=(((a* DSC−a* DSC_center)×K)2+((b* DSC
* DSC_center)×K)2) 1/2 となり、各カラー毎の Σ(rSTD−rDSC')2 が最小となるように、彩度方向への伸縮補正係数Kが算
出される(ステップ82)。
【0045】なお、彩度値に応じて、彩度の補正量を調
整することもできる。
【0046】色相方向への回転補正(ステップ68) ステップ67において伸縮補正係数Kを求め、伸縮補正
処理を行った後、a**平面上における、各中心軸(デ
ジタルカメラのグラフのグレー軸および測色計のグラフ
の中心軸)を中心とした+a*軸からの角度を計算して
各カラー毎の角度差の合計が最小になるように色相方向
の回転補正係数を決定する。
【0047】図9に、図4のステップ68における色相
補正処理を説明するためのフローチャートを示す。
【0048】色相(補正係数:α)、彩度(補正係数:
K)による補正後のデジタルカメラの座標(a* DSC’,
* DSC’)は、
【0049】
【数1】 によって求まる(ステップ84)。座標(a* DSC’,b
* DSC’)のLab空間のグレー軸からの距離をrDSC
とすると、+a*軸からの角度DDSC’は、a×sin
(b* DSC'/rDSC')>0の場合(ステップ86、Ye
s)、 DDSC’=a×cos(a* DSC'/rDSC') となる(ステップ88)。一方、a×sin(b* DSC'
/rDSC')>0でない場合(ステップ86、No)、 DDSC’=360−a×cos(a* DSC'/rDSC') となる(ステップ90)。そして、測色計のグラフのa
*軸からの角度をDSTDとすると、色相方向への回転補正
係数αは、各カラー毎の Σ|DSTD −DDSC'| を最小にする値として求まる(ステップ92)。
【0050】補正の対象となるカラーのa**座標を
(a*,b*)、色相方向への回転補正係数をα(単位:
度)、彩度方向への伸縮補正係数をKとすると、補正後
の座標(a*',b*')は、
【数2】 によって求められる(ステップ94)。
【0051】中間色に対する補正処理 以上で求めた補正係数は、いずれも赤、緑、青、シア
ン、マゼンタ、イエローの純色付近の値であるため、そ
のまま中間色への補正に使用することはできない。そこ
で、中間色の場合には、以下のように補正係数の調整を
行う。
【0052】但し、補正係数の調整の際、ある境界線を
境に急激な補正係数の変更を行えば当然カラーのジャン
プが起こってしまう。したがって、補正係数の変化は色
相の変化に伴って滑らかに行う必要がある。
【0053】さらに、同一の補正係数を使用する場合で
あっても、グレー軸付近と外周付近とでは座標の移動距
離が異なるため、グレー軸から遠ざかるに連れて補正を
抑制しなければならない。
【0054】中間色の補正係数を決定するためには、ま
ず補正対象となる色がどのような色であるかを特定する
必要がある。具体的には、測色計のグラフにおいて、グ
レー軸を中心としたときに赤、緑、青、シアン、マゼン
タ、黄のグラフの近似直線と+a*軸とがなす角度を調
べる。
【0055】図10に、a**平面上において、グレー
軸を中心としたときの各カラーの近似直線と+a*軸と
がなす角度(以下、「色相角」と称する)を説明するた
めの図を示す。図10に示すように、赤の近似直線と+
*軸とがなす角度は39°であり、黄の近似直線と+
*軸とがなす角度は84°であり、緑の近似直線と+
*軸とがなす角度は148°であり、シアンの近似直
線と+a*軸とがなす角度は226°であり、青の近似
直線と+a*軸とがなす角度は285°であり、マゼン
タの近似直線と+a*軸とがなす角度は344°であ
る。
【0056】当該実施の形態では、補正対象となるカラ
ーの色相角に基づき、上記6色のいずれの2色間に位置
しているかを調べ、当該2色の近似曲線からの角度の比
率に応じた重み付けを補正係数に対して行う。
【0057】補正対象となるデジタルカメラのカラーの
+a*軸からの色相角をθ、当該θを挟む2つのカラー
(純色)の色相角、色相回転補正係数、彩度伸縮補正係
数をそれぞれθ1、α1、k1、θ2、α2、k2とすると、
補正対象となるカラーの補正係数α、kは、
【0058】
【数3】 となる。このようにして得られたαおよびkの値を式
(4)に代入することによって、補正の対象となる上記
中間色のa**座標(a*,b*)に基づき、補正後の座
標(a*',b*')が算出される。
【0059】なお、本処理では、純色の範囲を[各純色
の角度]±5°としており、当該範囲のカラーに対して
は純色と同一の補正係数を使用する。
【0060】第2のホワイトポイント補正処理(ステッ
プ70) さらに、第2ホワイトポイント補正部30eによる処理
を説明する。当該処理は、図5の点Oを点Bに移動させ
るための処理(処理)に相当する。
【0061】Lab空間のL軸に対する、測色計のグラ
フのグレー軸の変位の方向および程度は、明度毎に異な
るため、明度に応じた補正係数を決定する必要がある。
補正係数は、補正の対象となる中心軸(グレー軸)のL
**平面およびL**平面における近似曲線を導出し
て、明度Lの時の近似曲線の値がa**平面における移
動距離になる。
【0062】図11に、図4のステップ70における第
2のホワイトポイント補正処理を説明するためのフロー
チャートを示す。
【0063】L**平面における中心軸の近似3次曲線
の式を a*=a3×L3+b3×L2+c3×L+d3 (a3、b3、c3、d3は、それぞれ曲線の係数)と
し、L**平面における中心軸の近似3次曲線の式を b*=a4×L3+b4×L2+c4×L+d4 (a4、b4、c4、d4は、それぞれ曲線の係数)と
すると、明度Lにおける中心軸のa*方向への補正係数
* revice と、b*方向への補正係数b* revice は、 a* revice =a3×L3+b3×L2+c3×L+d3 b* revice =a4×L3+b4×L2+c4×L+d4 となる(ステップ96)。したがって、補正対象となるデ
ジタルカメラのグラフの中心軸(グレー軸)のa**
標を(a* center ,b* center )とした場合、補正後
のa**座標(a* center",b* center"))は、 a* center"=a* center +a* revice * center"=b* center +b* revice となる(ステップ98)。
【0064】図12〜14に、色補正部30gによる色
補正処理前(図12(a)、図13(a)および図14
(a))および色補正処理後(図12(b)、図13
(b)および図14(b))における測色計のグラフと
デジタルカメラのグラフを示す。図12〜14におい
て、R,Y,G,C,B,M(実線)は、測色計の赤、黄、緑、シ
アン、青、マゼンタの近似曲線を示し、R',Y',G',C',
B',M'は、デジタルカメラの赤、黄、緑、シアン、青、
マゼンタの近似曲線を示している。図12は測色計のグ
ラフおよびデジタルカメラのグラフのa**平面上への
投射を示し、図13は測色計のグラフおよびデジタルカ
メラのグラフのL**平面上への投射を示し、図14は
測色計のグラフおよびデジタルカメラのグラフのL**
平面上への投射を示している。図12〜14より、色補
正処理により各純色の近似曲線が接近することが明らか
になる。さらに、デジタルカメラのグラフと測色計のグ
ラフとの対応する点間の距離の平均値ΔEが、色補正前
で12.1であったのに対して、色補正により7.6に
減少した。このことも、各純色の近似曲線が色補正処理
により互いに接近することを示している。
【0065】上記実施の形態においては、図6、図7、
図8、図9および図11のフローチャートに示す数式に
よって色補正処理を行っているが、上記数式によって求
められる色補正処理を色変換テーブルや簡易色変換テー
ブルによって行うこともできる。
【0066】以上のように、色補正が施されたLab画
像データは、第2画像データ変換部30fによってRG
B画像データに変換されて色補正後の画像データとして
出力される。そして、キャリブレーション(上記色補
正)がなされた画像データがメモリカード16に記録さ
れ、LCD17に供給される。このようにして、忠実な
色再現が可能なようにデジタルカメラをキャリブレーシ
ョンすることができる。
【0067】
【発明の効果】本発明による基準画像データに基づきデ
ジタルカメラの画像データを色補正処理することによっ
てデジタルカメラをキャリブレーションする方法、また
は記録媒体に記録されているプログラムの実行によれ
ば、基準画像データの明度値、彩度値および色相角と、
デジタルカメラの画像データの明度値、彩度値および色
相角との差分が、前記複数の所定カラーに対してそれぞ
れ計算され、当該差分が所定の範囲内になるようにデジ
タルカメラの画像データを色補正処理しているので、所
定のカラーに対するデジタルカメラの画像データの各色
成分(明度値、彩度値および色相角)を基準画像データ
の各色成分に近づけることが可能となり、忠実な色再現
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるデジタルカメラを
示すブロック図である。
【図2】本発明による画像処理制御部の機能ブロック図
である。
【図3】測色計によって測色されたカラーパッチのXY
Zデータに基づきLabデータを計算する方法を説明す
るフローチャートである。
【図4】色補正部30gによる色補正処理を説明するフ
ローチャートである。
【図5】グレー軸の移動を説明するための図である。
【図6】図4のステップ64における第1のホワイトポ
イント補正処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図7】図4のステップ66における明度補正処理を説
明するためのフローチャートである。
【図8】図4のステップ67における彩度補正処理を説
明するためのフローチャートである。
【図9】図4のステップ68における色相補正処理を説
明するためのフローチャートである。
【図10】グレー軸を中心としたときの各カラーの近似
直線と+a*軸とがなす角度を説明するための図であ
る。
【図11】図4のステップ70における第2のホワイト
ポイント補正処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図12】測色計のグラフおよびデジタルカメラのグラ
フのa**平面上への投射を示し、(a)が色補正部3
0gによる色補正処理前の状態を示し、(b)が色補正
処理後の状態を示している。
【図13】測色計のグラフおよびデジタルカメラのグラ
フのL**平面上への投射を示し、(a)が色補正部3
0gによる色補正処理前の状態を示し、(b)が色補正
処理後の状態を示している。
【図14】測色計のグラフおよびデジタルカメラのグラ
フのL**平面上への投射を示し、(a)が色補正部3
0gによる色補正処理前の状態を示し、(b)が色補正
処理後の状態を示している。
【符号の説明】
10 デジタルカメラ 11 制御部 12 集光レンズ 13 CCD 14 A/D変換器 15 RAM 16 フラッシュメモリ 17 LCD 18 VRAM 19 インターフェイス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE17 CH08 CH20 DB02 DB06 DB09 DC25 DC33 5C065 AA03 BB01 CC01 DD01 5C066 AA01 EA07 EA13 EB01 GA01 JA05 KD01 5C079 HB01 HB06 HB11 LA23 LB01 MA11 NA03 PA00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準画像データに基づき、デジタルカメ
    ラの画像データを色補正処理することによってデジタル
    カメラをキャリブレーションする方法であって、 所定の表色系において、複数の所定カラーに対する前記
    基準画像データの明度値、彩度値および色相角を計算す
    る第1計算工程と、 前記所定の表色系において、デジタルカメラによって撮
    像された前記複数の所定カラーに対する前記デジタルカ
    メラの画像データの明度値、彩度値および色相角を計算
    する第2計算工程と、 第1計算工程によって計算された基準画像データの明度
    値、彩度値および色相角と、第2計算工程によって計算
    されたデジタルカメラの画像データの明度値、彩度値お
    よび色相角との差分を、前記複数の所定カラーに対して
    それぞれ計算する差分計算工程と、 を備え、前記差分計算工程によって計算された明度値、
    彩度値および色相角の差分が所定の範囲内になるように
    デジタルカメラの画像データを色補正処理するデジタル
    カメラのキャリブレーション方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のキャリブレーション方
    法であって、前記デジタルカメラの彩度値および色相角
    に関する画像データ処理前に、デジタルカメラの画像デ
    ータのグレー軸を前記所定の表色系のグレー軸に一致さ
    せ、前記デジタルカメラの彩度値および色相角に関する
    画像データ処理後に、前記所定の表色系のグレー軸に一
    致しているデジタルカメラの画像データのグレー軸を基
    準画像データのグレー軸に一致させるグレー軸移動工程
    をさらに備えているキャリブレーション方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のキャリブレー
    ション方法であって、所定のカラーに対するデジタルカ
    メラの画像データの明度値が大きい程、当該デジタルカ
    メラの画像データの明度値の補正量を大きくする明度補
    正工程をさらに備えているキャリブレーション方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいづれか一項に記載の
    キャリブレーション方法であって、基準画像データの彩
    度値とデジタルカメラの画像データの彩度値との差を前
    記複数の所定カラーに対して計算し、当該計算された彩
    度差の絶対値の総和が最小となるように彩度値の補正量
    を決定する彩度補正工程をさらに備えているキャリブレ
    ーション方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいづれか一項に記載の
    キャリブレーション方法であって、基準色に対する色相
    角の補正量に基づき、所定の色相角におけるデジタルカ
    メラの画像データの補正量を決定する色相補正工程をさ
    らに備えているキャリブレーション方法。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいづれか一項に記載の
    キャリブレーション方法によって色補正がなされたデジ
    タルカメラ。
  7. 【請求項7】 基準画像データに基づき、デジタルカメ
    ラの画像データを色補正処理することによってデジタル
    カメラをキャリブレーションする処理をコンピュータに
    実行させるためのプログラムを記録したコンピュータに
    よって読取可能な記録媒体であって、 所定の表色系において、複数の所定カラーに対する前記
    基準画像データの明度値、彩度値および色相角を計算す
    る第1計算処理と、 前記所定の表色系において、デジタルカメラによって撮
    像された前記複数の所定カラーに対する前記デジタルカ
    メラの画像データの明度値、彩度値および色相角を計算
    する第2計算処理と、 第1計算処理によって計算された基準画像データの明度
    値、彩度値および色相角と、第2計算処理によって計算
    されたデジタルカメラの画像データの明度値、彩度値お
    よび色相角との差分を、前記複数の所定カラーに対して
    それぞれ計算する差分計算処理と、 を備え、前記差分計算処理によって計算された明度値、
    彩度値および色相角の差分が所定の範囲内になるように
    デジタルカメラの画像データを色補正するデジタルカメ
    ラのキャリブレーション処理をコンピュータに実行させ
    るためのプログラムを記録したコンピュータによって読
    取可能な記録媒体。
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