JP2001203740A - モバイルパケットlan接続システム、パケット交換ゲートウェイおよびlan側接続装置 - Google Patents

モバイルパケットlan接続システム、パケット交換ゲートウェイおよびlan側接続装置

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JP2001203740A JP2000012244A JP2000012244A JP2001203740A JP 2001203740 A JP2001203740 A JP 2001203740A JP 2000012244 A JP2000012244 A JP 2000012244A JP 2000012244 A JP2000012244 A JP 2000012244A JP 2001203740 A JP2001203740 A JP 2001203740A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動機およびLAN間のパケット転送のため
のサービスを経済的に、かつ、簡易に提供する。 【解決手段】 パケット交換ゲートウェイ7は、DTE
から移動通信網を介して契約者に対応したLAN5への
接続要求を受け、当該LANのLAN側接続装置6Aに
対してダイヤルアップにより回線接続を行い、当該DT
Eと当該接続装置との間にパケット転送のためのリンク
を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、移動端末とLA
Nとを接続するモバイルパケットLAN接続システム、
同システムに好適なパケット交換ゲートウェイおよびL
AN側接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、携帯電話やPHSなどの移動端末
と企業のLANとの間でパケットの授受を行えるように
したLAN接続システムが運用されている。この種のL
AN接続システムのうち一般的によく知られているもの
として、移動通信網に接続された移動パケット通信用ゲ
ートウェイと、各LANとを各々専用線により常時接続
した形態のものがある。
【0003】このLAN接続システムにおいて、移動パ
ケット通信用ゲートウェイは、各移動端末が各LANと
の間でパケット通信を行う際に必要なIPアドレスを各
LAN毎に管理している。そして、移動パケット通信用
ゲートウェイは、ある移動端末から移動通信網を介して
LANへの接続要求を受け取ると、この移動端末に対
し、当該LANとの間でパケット通信を行うのに必要な
IPアドレスを払い出す。これにより移動端末は、この
IPアドレスを発アドレスとして使用し、移動パケット
通信用ゲートウェイとの間でIPパケットの送受信を行
うことが可能となる。移動パケット通信用ゲートウェイ
は、この移動端末から送られてくるIPパケットを専用
線を介してLANに送るとともに、専用線を介してLA
Nから送られてくるIPパケットを移動端末に送るので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のLAN接続システムは、移動パケット通信用ゲート
ウェイと各LANとが各々専用線によって常時接続され
ている。かかるLAN接続システムは、移動端末および
LAN間でパケット転送を頻繁に行うようなユーザにと
っては経済的なシステムであるということができる。し
かし、LAN接続システムのユーザの中には、移動端末お
よびLAN間のパケット転送をあまり頻繁に行わないユ
ーザもいる。このようなユーザにしてみれば、たまにし
か行わないパケット転送のために専用線を常時使用し、
その使用料を負担しなければならないので、LAN接続
システムは非経済的なシステムということになる。ここ
で、専用線を用いる代わりに、ゲートウェイとLANと
をVPN(Virtual PrivateNetwork;仮想私設網)を介
して接続する形態のLAN接続システムもある。しか
し、この形態のシステムにおいても、L2TP(Layer
2 Tunnel Protocol)等の既存のVPN用プロトコルを
使用しようとすると、ゲートウェイとLANとの間では
常時接続回線を使用しなければならなくなり、また、L
AN側においてはルータの再設定等、セキュリティ確保
のための作業負担が大きくなるという問題がある。ま
た、上述した従来のLAN接続システムは、移動端末と
LANとの間のルーチングを行うために、各LANにア
クセスするためのIPアドレスを移動パケット通信用ゲ
ートウェイが管理しなければならないという問題があっ
た。
【0005】この発明は、以上説明した事情に鑑みてな
されたものであり、その第1の目的は、移動端末および
LAN間のパケット転送のためのサービスを経済的に、
かつ、簡易に提供することができるモバイルパケットL
AN接続システムを提供することにある。また、この発
明の第2の目的は、LANにアクセスのためのIPアド
レスの管理を移動パケット通信用ゲートウェイが負担す
ることなく、LAN側から移動端末に対してIPアドレ
スを直接付与し、移動端末とLANとの間のIPパケッ
トのルーチングを行うことができるモバイルパケットL
AN接続システムを提供することにある。さらにこの発
明の第3の目的は、かかるモバイルパケットLAN接続
システムに好適なパケット交換ゲートウェイおよびLA
N側接続装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、移動端末か
ら移動通信網を介して契約者に対応したLANへの接続
要求を受け、当該LANの接続装置に対してダイヤルア
ップにより回線接続を行い、当該移動端末と当該接続装
置との間にパケット転送のためのコネクションを形成す
ることを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の一
実施形態であるモバイルパケットLAN接続システムに
ついて説明する。
【0008】A.全体構成 図1は本実施形態に係るモバイルパケットLAN接続シ
ステムの全体構成を示すブロック図である。図1におい
て、移動通信網1は、例えばCDMA方式により移動機
(以下、MSという)および基地局(以下、BTSとい
う)間の無線接続を行う移動通信網である。また、移動
通信網2は、例えばTDMA方式によりMSおよびBT
S間の無線接続を行う移動通信網である。
【0009】図1には、移動通信網1のBTSを介して
他者との通信を行うMSと、移動通信網2のBTSを介
して他者との通信を行うMSが例示されている。これら
のMSには、図示しないアダプタ(以下、ADPとい
う)によりデータ端末(以下、DTEという)が各々接
続されている。各DTEは、各々に接続されたADPお
よびMSを介して、他のDTEとの間のデータ通信を行
うことができる。
【0010】移動パケット通信用ゲートウェイ3は、移
動通信網1と他の網との接続を行うための手段である。
また、移動パケット通信用ゲートウェイ4は、移動通信
網2と他の網との接続を行うための手段である。
【0011】LAN5は、本実施形態に係るモバイルパ
ケットLAN接続サービスを受けるユーザのLANであ
る。モバイルパケットLAN接続サービスを受けるLA
Nは、これ以外にも存在しているが、図面が煩雑になる
のを防止するため、図1では1個のLAN5のみが図示
されている。
【0012】この実施形態では、各LANに、モバイル
パケットLAN接続サービスを受けるための1または複
数のLAN側接続装置が備えられている。図1には、そ
の例として、LAN5に設けられたLAN側接続装置6
Aおよび6Bが図示されている。
【0013】パケット交換ゲートウェイ7は、移動通信
網およびゲートウェイを介してDTEからLANへの接
続要求を受け取り、そのLANのLAN側接続装置との
回線接続を行い、この回線を利用してDTEおよびLA
N間のIPパケットのルーチングを行う手段である。こ
こで、パケット交換ゲートウェイ7は、DTEおよびL
AN間においてパケット転送を行うのに必要な期間のみ
LAN側接続装置との間の回線を維持し、パケット転送
終了後は回線を切断する。
【0014】本実施形態では、パケット交換ゲートウェ
イ7およびLAN側接続装置間の通信回線として、IS
DN8、移動通信網1および2を利用することができ
る。また、この通信回線として、フレームリレーを利用
することも可能である。図1に示す例では、パケット交
換ゲートウェイ7は、ISDN8または移動通信網1の
いずれかを介してLAN5のLAN側接続装置6Aと回
線接続を行うことができ、移動通信網2を介してLAN
側接続装置6Bと回線接続を行うことができる。
【0015】B.各装置のプロトコルスタックおよび各
装置間に確立するコネクション 図2は、本実施形態に係るモバイルパケットLAN接続
システムを構成する各装置のプロトコルスタックを示す
ものである。また、図3は、各装置間に確立する各種の
コネクションを示す図である。なお、これらの図におい
て、ADP/MSは、DTEに接続されたADPおよび
MSを一体として捉えたものである。また、図2におい
てLAN側通信手段とは、具体的にはパケット交換ゲー
トウェイとLAN側接続装置との間の通信を行うISD
Nや移動通信網の交換機に相当する。
【0016】図2および図3に示すように、DTEは、
LAN側接続装置との間にPPP(Point to Point Pro
tocol)のコネクションを張り、このPPPコネクショ
ンを介してユーザIPパケットを含んだPPPフレーム
の授受を行う。
【0017】このPPPコネクションを張るに当たり、
本実施形態では、ADP/MSおよびパケット交換ゲー
トウェイ間の区間と、パケット交換ゲートウェイおよび
LAN側接続装置間の区間に第1および第2のIPトン
ネルを各々確立する。前者の区間にIPトンネル(第1
のIPトンネル)を確立し、DTEが送信するPPPフ
レームを伝送するためのプロトコルが網内IPであり、
この網内IPはADP/MS、移動パケット通信用ゲー
トウェイおよびパケット交換ゲートウェイに設けられて
いる。また、後者のIPトンネル(第2のIPトンネ
ル)を確立し、PPPフレームを伝送するためのプロト
コルがトンネル用IPであり、このトンネル用IPは、
パケット交換ゲートウェイ、LAN側回線およびLAN
側接続装置に設けられている。
【0018】本実施形態では、網内IPによりADP/
MSおよびパケット交換ゲートウェイ間に確立されるパ
スと、トンネル用IPによりパケット交換ゲートウェイ
およびLAN側接続装置間に確立されるパスとにより、
DTEおよびLAN側接続装置間の接続が行われる。
【0019】また、本実施形態では、移動通信網側の複
数のDTEが共通のLANとの間でパケット通信を行う
ことがある。そこで、本実施形態では、図3に示すよう
に、LANへの接続要求を行った各DTEのADP/M
S毎に、当該ADP/MS、パケット交換ゲートウェイ
およびLAN側接続装置の3者間を結ぶモバイルトンネ
ルなるコネクションが各々確立され、このモバイルトン
ネルを介して、DTEおよびLAN側接続装置間でPP
Pフレームの授受が行われ、PPPコネクションが確立
される。そして、移動通信網側のDTEと、その通信相
手であるLAN内の装置は、このPPPコネクションを
介してユーザIPパケットの授受を行う。このようにL
ANへの接続を行おうとする各DTE毎にモバイルトン
ネルを確立し、このモバイルトンネルを利用してPPP
フレームの伝送を行うための機能が、ADP/MS、パ
ケット交換ゲートウェイおよびLAN側接続装置に設け
られている。
【0020】C.パケット交換ゲートウェイの機能 本実施形態において、モバイルパケットLAN接続サー
ビスを提供するための中心的な役割を果たすのは、パケ
ット交換ゲートウェイである。このパケット交換ゲート
ウェイは、以下の機能を有している。
【0021】a.DTEおよびLAN間でパケット転送
を行う期間のみパケット交換ゲートウェイおよび当該L
ANのLAN側接続装置間に通信回線を確立する機能 この機能を果たすために、パケット交換ゲートウェイに
設けられた不揮発性メモリには、図4に示すようなリン
クテーブルが設定されている。このリンクテーブルに
は、モバイルパケットLAN接続サービスを利用する各
DTE毎に、当該DTEに接続されたMSの発番号と、
当該DTEと接続すべきLANのLAN側接続装置のト
ンネルIPアドレスとが対応付けて記憶されている。こ
れらのMSの発番号およびLAN側接続装置のアドレス
は、モバイルパケットLAN接続サービスの提供を開始
するに先立って、予めリンクテーブル内に書き込まれ
る。
【0022】DTEからLANに対する接続要求が出力
されると、この接続要求はADPおよびMSによってパ
ケット交換ゲートウェイ宛てに送られる。パケット交換
ゲートウェイは、この接続要求に含まれるMSの発番号
に対応したLAN側接続装置のトンネルIPアドレスを
リンクテーブルから求め、このアドレスを用いて、IS
DN等のWAN(広域網)のルータ(図示略)にLAN
への接続要求を送る。この接続要求を受け取る各ルータ
は、当該ルータに収容されている各LAN側接続装置に
ついて、そのトンネルIPアドレスとダイヤルアップ用
アドレス(ISDNに接続されたLAN側接続装置の場
合にはそのISDN番号)を予め記憶している。各ルー
タは、パケット交換ゲートウェイから受け取った接続要
求に付与されているトンネルIPアドレスが、予め記憶
したものの中に含まれているか否かを判断し、該当する
トンネルIPアドレスがある場合には、これに対応した
ダイヤルアップ用アドレスを用いて当該LAN側接続装
置に対するダイヤルアップ接続を行い、通信回線を確立
するのである。
【0023】b.移動通信網側のDTEに接続されたA
DP/MSとLAN側接続装置とを結ぶモバイルトンネ
ルを確立し、このモバイルトンネルを利用して、ADP
/MSおよびパケット交換ゲートウェイ間のパスとパケ
ット交換ゲートウェイおよびLAN側接続装置間のパス
との間でPPPフレームの乗せ替えを行う機能
【0024】この機能を営むため、上記リンクテーブル
には、各DTE毎に、網内IPアドレスを記憶するため
にエリアと、当該DTEに対応したADP/MSに対し
て確立されたモバイルトンネルのIDを記憶するための
エリアが設けられている。これらの各エリアには、各M
SがLANとの間でパケット転送を行うときに、各々該
当する情報の書き込みが行われる。PPPフレームの乗
せ替えは、このリンクテーブル内の網内IPアドレスお
よびモバイルトンネルIDを参照することにより行われ
る。なお、この乗せ替えについては、説明の重複を避け
るため、本実施形態の動作説明の際に併せて説明する。
【0025】c.バッファ空き容量監視機能 パケット交換ゲートウェイは、各LAN毎に当該LAN
宛てに送信すべきIPパケットのバッファリングを行う
ための送信バッファと、当該LANから受信したIPパ
ケットのバッファリングを行う受信バッファを備えてい
る。また、各LANのLAN側接続装置は、パケット交
換ゲートウェイへ送信すべきIPパケットのバッファリ
ングを行うための送信バッファと、パケット交換ゲート
ウェイから受信したIPパケットのバッファリングを行
う受信サーバとを備えている。パケット交換ゲートウェ
イおよび各LAN側装置は、これらのバッファによるバ
ッファリングを行いつつDTEおよびLAN間のパケッ
ト転送を行う。
【0026】ここで、パケット交換ゲートウェイと各L
ANのLAN側接続装置との間のパケット転送は、各々
1本の通信回線を介して行われる。従って、共通のLA
N宛てのDTE宛ての多数のIPパケットが長時間に亙
ってパケット交換ゲートウェイに送られてくる場合もあ
り、かかる場合には、当該LANに対応したLAN側接
続装置の受信バッファまたはパケット交換ゲートウェイ
内の当該LANに対応した送信バッファが満杯となっ
て、当該LAN宛てのIPパケットのバッファリングを
することができなくなり、IPパケットの消失を招くお
それがある。
【0027】そこで、本実施形態では、かかる事態を未
然に防止するため、パケット交換ゲートウェイおよびL
AN接続装置に対し、バッファの空き容量を監視する手
段と、この監視結果をパケットの送信側に報告する手段
とが設けられている。また、パケット交換ゲートウェイ
には、LAN側接続装置の受信バッファの空き容量が少
ない場合に、LAN宛てのIPパケットの送出を控える
等のフロー制御を行う手段が設けられている。
【0028】D.本実施形態の動作 以下、本実施形態の動作について説明する。 (1)パケット通信を開始するまでの手順 本実施形態では、DTEからLANに対する接続要求が
出力されることを契機として、DTEおよびLAN間の
パケット通信が開始される。図5は、この接続要求に応
じて、DTEとLANのRAS(Remote Access Serve
r)との間にPPPのコネクションが確立され、LAN
側からDTEにユーザIPアドレスが払い出されるまで
の過程の大略を示したものである。
【0029】まず、DTEに接続されたADP/MS
は、DTEからLANへの接続要求を受け取ると、ダイ
ヤルアップ接続要求を送信する。ここで、ダイヤルアッ
プ接続要求は、MSの発番号を含んでいる。このダイヤ
ルアップ接続要求は、移動パケット通信用ゲートウェイ
からパケット交換ゲートウェイにRADIUS(Remote
Authentication Dial-In User Service;ダイヤルイン
ユーザを対象とした遠隔認証サービス)プロトコルを用
いて通知され、パケット交換ゲートウェイが行う認証に
おいてDTEが正当である旨の判定がなされると、移動
パケット通信用ゲートウェイからDTEに対して、IP
トンネル用の網内IPアドレスが割り当てられる(以
上、ステップS1)。
【0030】このダイヤルアップ接続要求がパケット交
換ゲートウェイに送られると、パケット交換ゲートウェ
イ、LAN側回線接続手段およびLAN側接続装置によ
り、パケット交換ゲートウェイおよびLAN側接続装置
間のパスを確立するための処理が行われる(ステップS
2)。この処理において、パケット交換ゲートウェイ
は、まず、DTEの接続先であるLANを判定する。具
体的には、ダイヤルアップ接続要求に含まれているMS
の発番号に対応したLAN側接続装置のアドレスをリン
クテーブルの中から捜し出す。次に、パケット交換ゲー
トウェイは、このアドレスを用いて、LAN側接続装置
に対するダイヤルアップ接続を行い、LAN側接続装置
との間のパスを確立する。このとき、トンネル用IPに
より、パケット交換ゲートウェイとLAN側接続装置と
の間にIPトンネルが確立される。
【0031】次にDTEおよびLAN側接続装置間にモ
バイルトンネルを確立するための処理が実行される(ス
テップS3)。具体的には、まず、パケット交換ゲート
ウェイは、予め用意された複数のモバイルトンネルID
の中から空いているものを選択し、このモバイルトンネ
ルIDをDTEおよびLAN側接続装置間に確立するモ
バイルトンネルに割り当てるとともに、移動パケット通
信用ゲートウェイが当該DTEに対して払い出した網内
IPアドレスとともに、リンクテーブル内の当該DTE
に対応したエリアに書き込む。次にパケット交換ゲート
ウェイは、このモバイルトンネルIDを、網内IPによ
りADP/MSに対して通知するとともに、トンネル用
IPによりLAN側接続装置に通知する。さらにADP
/MS、パケット交換ゲートウェイおよびLAN側接続
装置間において各種制御情報の授受が行われ、ADP/
MS、パケット交換ゲートウェイおよびLAN側接続装
置の3者間にモバイルトンネルが確立する。
【0032】次にPPPコネクション確立のための処理
が行われる(ステップS4)。具体的には次の通りであ
る。まず、パケット交換ゲートウェイは、各パス毎に用
意されたバッファ類を初期化するとともに、DTEがL
AN側接続装置宛てに送信するPPPフレームを中継す
る。具体的には、パケット交換ゲートウェイは、まず、
網内IPヘッダとモバイルトンネルIDとが付加された
PPPフレームをDTE側から受け取る。ここで、網内
IPヘッダは、移動パケット通信用ゲートウェイから当
該DTEに払い出された網内IPアドレスを発IPアド
レス、パケット交換ゲートウェイのIPアドレスを着ア
ドレスとしている。また、モバイルトンネルIDは、パ
ケット交換ゲートウェイが当該DTEに対して通知した
IDである。次にパケット交換ゲートウェイは、PPP
フレームから網内IPヘッダを取り除き、その代わり
に、パケット交換ゲートウェイのIPアドレスを発アド
レス、LAN側接続装置のトンネル用IPアドレスを着
アドレスとするトンネル用IPヘッダを付加して、LA
N側接続装置へ送信する。LAN側接続装置では、パケ
ット交換ゲートウェイからの受信情報からPPPフレー
ムを取り出す。そして、このパケット交換ゲートウェイ
からのPPPフレームへの応答のためのPPPフレーム
に対し、パケット交換ゲートウェイからのPPPフレー
ムに付加されていたものと同じモバイルトンネルIDを
付加する。さらにLAN側接続装置のトンネル用IPア
ドレスを発アドレス、パケット交換ゲートウェイのIP
アドレスを着アドレスとするトンネル用IPヘッダを付
加してIPパケットを構成し、パケット交換ゲートウェ
イへ送信する。
【0033】パケット交換ゲートウェイは、このLAN
側接続装置からの受信情報からPPPフレームとモバイ
ルトンネルIDを取り出す。次に、リンクテーブルの中
からモバイルトンネルIDに対応した網内IPアドレ
ス、すなわち、接続要求元であるDTEに払い出された
網内IPアドレスを読み出す。そして、PPPフレーム
に付加されていたトンネル用IPヘッダを取り除き、そ
の代わりに、パケット交換ゲートウェイのIPアドレス
を発アドレス、DTEの網内IPアドレスを着アドレス
とする網内IPヘッダを付加してDTEへ送信する。D
TEでは、パケット交換ゲートウェイから受信したIP
パケットから網内IPヘッダを取り除き、LAN側接続
装置から当該DTE宛ての応答として送信されたPPP
フレームを取り出す。
【0034】以上の手続が行われることにより、DTE
およびLAN側接続装置間にモバイルトンネルが確立
し、DTEとLANのRASとの間にPPPのコネクシ
ョンが確立される(ステップS4)。
【0035】そして、DTEがLAN内の装置(例えば
図1におけるメールサーバ6CやWebサーバ6D)と
の間でパケット通信を行う際に発IPアドレスとして使
用するユーザIPアドレスが、LANのRASからPP
Pコネクションを介してDTEへ払い出される(ステッ
プS5)。
【0036】(2)パケット通信 次に、移動通信網側のDTEからLAN側のサーバ(例
えば図1におけるメールサーバ6CやWebサーバ6
D)にユーザIPパケットを送る場合を例に、本実施形
態において行われるパケット通信について説明する。
【0037】図6は、図2に示した各プロトコルによっ
て生成されるパケットまたはフレームの構成を例示する
ものである。
【0038】まず、送信元であるDTEでは、TCPま
たはUDPにより、LAN側のサーザ宛てのデータに対
して、TCPまたはUDPのヘッダを付加したパケット
が生成される(図6(a)参照)。そして、DTEでは
ユーザIPにより、ユーザIPアドレスを発アドレス、
LAN側のサーバのIPアドレスを着アドレスとして含
むユーザIPヘッダが付加され、IPパケットが生成さ
れる(図6(b)参照)。ここで、発アドレスであるユ
ーザIPアドレスは、上述したように、PPPコネクシ
ョンを介してLANのRASから払い出され、パケット交
換ゲートウェイを介してDTEに送られたものである。
DTEでは、このようにして生成されたIPパケットに
対して、さらにPPPヘッダが付加され、PPPフレー
ムが生成される(図6(c)参照)。このPPPフレー
ムは、DTEからADP/MSに送られる。
【0039】次に、ADP/MSでは、モバイルトンネ
ルによりPPPフレームに対してパケット交換ゲートウ
ェイから通知されたモバイルトンネルIDが付加され、
さらに網内IPにより、網内IPアドレスを発アドレ
ス、パケット交換ゲートウェイのIPアドレスを着アド
レスとする網内IPヘッダが付加され、IPパケットが
生成される(図6(d)参照)。ここで、発アドレスで
ある網内IPアドレスは、上述したPPPコネクション
の確立の際に、移動パケット通信用ゲートウェイからD
TEに払い出されたものである。
【0040】ADP/MSの網内IPにより生成された
IPパケットは、移動通信網を介して移動パケット通信
用ゲートウェイに送られ、この移動パケット通信用ゲー
トウェイの網内IPによりパケット交換ゲートウェイに
送られる。
【0041】パケット交換ゲートウェイでは、網内IP
により、このIPパケットが受信され、IPパケットか
らモバイルトンネルID付きのPPPフレームが取り出
される。このPPPフレームは、モバイルトンネルによ
り、トンネル用IPに引き渡される。トンネル用IPで
は、このPPPフレームに対し、パケット交換ゲートウ
ェイのIPアドレスを発アドレス、LAN側接続装置の
IPアドレスを着アドレスとして含むトンネルIPヘッ
ダが付加され、IPパケットが生成される。
【0042】このIPパケットは、パケット交換ゲート
ウェイおよびLAN側接続装置間に確立された回線を介
してLAN側接続装置に送られる。LAN側接続装置の
トンネル用IPには、図6(e)に示すように、トンネ
ルIPヘッダを有するIPパケットが到達する。そし
て、トンネル用IPにより、このIPパケットからモバ
イルトンネルID付きのPPPフレームが取り出され、
モバイルトンネルによりPPPに引き渡される(図6
(f)参照)。PPPでは、このPPPフレームからI
Pパケットが取り出される。そして、ユーザIPでは、
このPPPから取り出されたIPパケットがLAN内の
装置宛てのIPパケットか否かが判断され、LAN5内
の装置宛てのIPパケットはLAN内に出力される(図
6(g)参照)。
【0043】この例において、このLANに出力された
IPパケットは、LAN内のサーバのIPアドレスを着
IPアドレスとして含んでいる。従って、このIPパケ
ットは、LAN内のサーバによって受信されることとな
る(図6(h)参照)。
【0044】以上、1つのDTEがLAN側の装置に対
してパケットを送る場合を例に説明したが、本実施形態
では複数のDTEが同一のLAN宛てにパケットを送る
ことも可能である。図7は、この場合の動作を分かり易
く示したものである。この図7には、移動通信網に接続
されたDTE1a〜1cが、同一のLANに接続された
DTE2a〜2cにIPパケットを転送する場合の各I
Pパケットの転送過程が例示されている。
【0045】この図7に示すように、DTE1a〜1c
は、各々の送信データの宛先であるDTE2a〜2cの
各IPアドレスを着アドレスとして含むPPPフレーム
A〜Cを出力する。各DTEに接続されたADP/MS
は、各PPPに対して、移動パケット通信用ゲートウェ
イから払い出された網内IPアドレスIP−Ma〜IP
−Mcを含む網内IPヘッダを付加し、IPパケットと
してパケット交換ゲートウェイに送る。
【0046】パケット交換ゲートウェイでは、このIP
パケットにおける網内IPヘッダを共通のトンネル用I
PアドレスIP−TNを含むトンネル用IPヘッダに付
け替え、LAN側接続装置に送る。そして、LAN側接
続装置では、このようにして送られてくる各IPパケッ
トからトンネルIP用ヘッダを外してPPPフレームを
取り出し、これらのPPPフレームからDTE2a〜2
c宛てのIPパケットを取り出してLANに送出するの
である。以上が移動通信網に接続されたDTEからLA
Nに対してパケットを送る場合の動作である。
【0047】本実施形態では、LAN側から移動通信網
に接続されたDTE宛てにパケットを送ることもでき
る。この場合、パケット交換ゲートウェイでは、トンネ
ル用IPがLAN側接続装置から送られてきたIPパケ
ットからモバイルトンネルID付きのPPPフレームを
取り出し、モバイルトンネルがモバイルトンネルIDに
対応した網内IPアドレスをリンクテーブルから読み出
す。そして、パケット交換ゲートウェイの網内IPは、
パケット交換ゲートウェイのIPアドレスを発アドレ
ス、モバイルトンネルにより読み出された網内IPアド
レスを着アドレスとする網内IPヘッダをPPPフレー
ムに付加してIPパケットを生成して送信する。このI
Pパケットは、移動パケット通信用ゲートウェイを介し
て、該当するDTE宛てに送られることとなる。
【0048】(3)フロー制御 図7は本実施形態において行われるフロー制御の様子を
示すものである。LAN側接続装置は、パケット交換ゲ
ートウェイからIPパケットを受け取って受信バッファ
に蓄積すると、この受信バッファの空き容量を示す情報
をIPパケットに載せてパケット交換ゲートウェイに送
り返す。パケット交換ゲートウェイは、LAN側接続装
置の受信バッファの空き容量が少なくなると、当該LA
N側接続装置宛てのIPパケットの送出を抑制するフロ
ー制御を行う。
【0049】また、パケット交換ゲートウェイは、ある
LAN宛てのIPパケットをDTEから受信すると、そ
のLANに対応した送信バッファにIPパケットを蓄積
するとともに、この送信バッファの空き容量を当該DT
E宛てに送り返す。DTEは、IPパケットの送り先で
あるLANに対応した送信バッファの空き容量が少なく
なったことを検知すると、パケット交換ゲートウェイに
対するIPパケットの送出を抑制するフロー制御を行
う。バッファの空き容量を示す情報を載せたIPパケッ
トは、モバイルトンネル用の制御情報として送受信され
る。
【0050】(4)回線切断制御 パケット交換ゲートウェイは、各LANに対応した送信
バッファにおけるIPパケットの蓄積状況を監視してい
る。そして、あるLANに対応した送信バッファが空で
ある状態が一定時間以上継続すると、そのLANのLA
N側接続装置との間に確立していた通信回線を切断し、
このLANを利用する各DTEに対し、通信回線切断の
報告を行う。
【0051】このように本実施形態によれば、DTEお
よびLAN間のパケット通信に必要な期間のみパケット
交換ゲートウェイと当該LANのLAN接続装置との間
の通信回線が維持されるので、パケットの送受信を頻繁
に行わないような場合であっても、安価にパケット通信
を行うことができる。
【0052】E.LAN側接続装置の構成例 図9は本実施形態に係るモバイルパケットLAN接続シ
ステムに好適なLAN側接続装置の一例であるLAN側
接続装置600の構成を示すブロック図である。このL
AN側接続装置600において、トンネル用IP部60
1は、前掲図2におけるトンネル用IPとしての機能を
営む部分である。このトンネル用IP部601は、IS
DN/FRインタフェース602を介してISDN8に
接続されるとともに、移動機インタフェース603を介
してMSに接続されている。
【0053】また、トンネル用IP部601は、スイッ
チ610により、USBポート611またはPPP終端
部612のうちいずれか一方に接続される。スイッチ6
10によりUSBポート611が選択されている場合、
トンネル用IP部601は、このUSBポート611を
介してLANのRASに接続される。この場合、移動機
インタフェース603またはISDN/FR602によ
りパケット交換ゲートウェイから受信されたパケット
は、トンネル用IP部601によりトンネル用IPヘッ
ダが除去され、この結果得られるPPPフレームがスイ
ッチ610およびUSBポート611を介してRASに
送られる。そして、RASにより、PPPフレーム内の
ユーザIPパケットがLANに送出され、宛先であるD
TEによって受信される。また、LANから移動通信網
側のDTEへのパケット転送の場合には、これとは逆の
経路を辿ってパケットが転送されることとなる。一方、
スイッチ610によりPPP終端部612が選択されて
いる場合、このPPP終端部612により移動通信網側
のDTEとの間のPPPコネクションの終端が行われ
る。
【0054】PPP終端部612は、ルータ613を介
してLANに接続されている。また、ルータ613に
は、IPプール614が接続されている。このIPプー
ル614は、LAN内のDTEまたはLANに接続され
るDTEに付与すべきIPアドレスを格納する記憶手段
である。本実施形態では、移動通信網側のDTEからL
ANへの接続要求が出力された場合、このIPプール6
14内のIPアドレスの1つが選択され、当該DTEに
付与される。
【0055】また、LAN側接続装置612およびルー
タ613間には、TCP終端部615が介挿されてい
る。移動通信網側のDTEとの間のトランスポート層の
通信制御は、このTCP終端部615によって終端する
こともできるし、LANに接続されたDTEにおいて終
端することもできる。
【0056】また、PPP終端部612には、認証サー
バ616が接続されている。本実施形態では、移動通信
網側のDTEとこのLAN側接続装置600のPPP終
端部612との間にPPPコネクションが確立したと
き、この認証サーバ616がLANへの接続を要求して
いる移動通信網側のDTEの認証を行う。以上がLAN
側接続装置600の構成の詳細である。
【0057】ユーザは、このLAN側接続装置600を
1台入手することにより、移動通信網経由またはISD
N経由のうち任意のルートを介してパケット交換ゲート
ウェイからのダイヤルアップ接続を受けることができ
る。また、このLAN側接続装置600によれば、RA
Sを介してLANへの接続を行う形態とLANへ直接接
続を行う形態のうち所望の形態を選択することができ
る。LANがRASを備えているか否かに拘わらず、こ
のLAN側接続装置600を用いて、本実施形態に係る
モバイルパケットLAN接続サービスの提供を受けるこ
とができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、移動機およびLAN間のパケット転送のためのサー
ビスを経済的に、かつ、簡易に提供することができる。
また、この発明によれば、LANにアクセスのためのI
Pアドレスの管理を移動パケット通信用ゲートウェイが
負担することなく、LAN側から移動機に対してIPア
ドレスを直接付与し、移動機とLANとの間のIPパケ
ットのルーチングを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態であるモバイルパケッ
トLAN接続システムの構成を示すブロック図である。
【図2】 同システムにおける各装置のプロトコルスタ
ックを示す図である。
【図3】 同システムにおいて各装置間に確立する各種
のコネクションを示す図である。
【図4】 同システムにおけるパケット交換ゲートウェ
イ内のリンクテーブルを例示する図である。
【図5】 同システムにおいてパケット通信が開始され
るまでの手続を示すシーケンス図である。
【図6】 同システムにおいて行われるパケット通信の
過程を示す図である。
【図7】 同システムにおいて移動通信網側の複数のD
TEとLAN側の複数のDTEとの間で行われるパケッ
ト通信を例示した図である。
【図8】 同システムにおいて行われるフロー制御を説
明する図である。
【図9】 同システムに好適なLAN側接続装置の構成
例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,2……移動通信網、3,4……移動パケット通信用
ゲートウェイ、5……LAN、6A,6B……LAN側
接続装置。
フロントページの続き (72)発明者 桜井 鐘治 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エヌ・ ティ・ティ移動通信網株式会社内 (72)発明者 舩渡 大地 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エヌ・ ティ・ティ移動通信網株式会社内 (72)発明者 小林 勝美 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エヌ・ ティ・ティ移動通信網株式会社内 (72)発明者 廣野 正彦 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エヌ・ ティ・ティ移動通信網株式会社内 Fターム(参考) 5K030 HA08 HC14 HD03 HD06 JT09 LB02 LB20 5K033 CB08 CC01 DA06 DA19 DB18 5K067 AA41 BB21 CC08 DD23 EE02 EE10 EE16 GG02 HH05 HH13 9A001 BB04 CC04 CC05 CC06 CC08 DD10 JJ18 JJ27 KK56 LL03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動端末から移動通信網を介して契約者
    に対応したLANへの接続要求を受け、当該LANの接
    続装置に対してダイヤルアップにより回線接続を行い、
    当該移動端末と当該LANとの間のパケット通信のため
    のコネクションを形成するコネクション形成手段を具備
    することを特徴とするモバイルパケットLAN接続シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記コネクションを介して、前記LAN
    側から前記移動端末に対してユーザIPアドレスを払い
    出し、当該移動端末は当該ユーザIPアドレスを用いて
    当該LAN側の装置とパケット通信を行うことを特徴と
    する請求項1に記載のモバイルパケットLAN接続シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記コネクション形成手段は、パケット
    交換ゲートウェイを有し、該パケット交換ゲートウェイ
    は、移動端末からLANへの接続要求に応じて、各移動
    端末毎に、当該移動端末との間に第1のIPトンネルを
    確立するとともに、接続要求のあった各LAN毎に、当
    該LANのLAN側接続装置との間に第2のIPトンネ
    ルを確立することを特徴とする請求項1に記載のモバイ
    ルパケットLAN接続システム。
  4. 【請求項4】 前記パケット交換ゲートウェイは、前記
    移動端末からの接続要求毎に、 a.当該移動端末と当該LANとの間に仮想的なコネク
    ションであるモバイルトンネルを確立し、 b.該モバイルトンネルにモバイルトンネル識別子を付
    与し、 c.該モバイルトンネル識別子を当該移動端末および当
    該LANのLAN側接続装置に通知し、 d.該モバイルトンネル識別子と当該移動端末のために
    確立された前記第1のIPトンネルを利用するためのト
    ンネルIPアドレスとを対応付けて記憶し、 前記LAN側接続装置は、移動端末宛てのパケットに当
    該移動端末に対応したモバイルトンネル識別子を付与し
    て、前記第2のIPトンネルを介して前記パケット交換
    ゲートウェイに送り、 前記パケット交換ゲートウェイは、前記第2のIPトン
    ネルを介して送られてくるパケットに付与されたモバイ
    ルトンネル識別子から当該移動端末に対応した前記第1
    のIPトンネル用のトンネルIPアドレスを求め、この
    トンネルIPアドレスを用いて当該パケットを当該移動
    端末宛てに送ることを特徴とする請求項3に記載のモバ
    イルパケットLAN接続システム。
  5. 【請求項5】 前記接続要求を送信した移動端末に対し
    て、前記第1のIPトンネル用のトンネルIPアドレス
    を払い出す移動パケット通信用ゲートウェイを具備する
    ことを特徴とする請求項3に記載のモバイルパケットL
    AN接続システム。
  6. 【請求項6】 移動端末から移動通信網を介して契約者
    に対応したLANへの接続要求を受け、当該LANの接
    続装置に対してダイヤルアップにより回線接続を行い、
    当該移動端末と当該LANとの間のパケット通信のため
    のコネクションを形成することを特徴とするパケット交
    換ゲートウェイ。
  7. 【請求項7】 通信網を介して通信を行う通信手段と、 LANとのインタフェースとを具備し、 常時は前記LANに接続されていない他の装置から前記
    LANに対する接続要求が送信され、この接続要求を受
    けた通信網内のパケット交換ゲートウェイが前記通信手
    段に対してダイヤルアップ接続要求を送ってきた場合
    に、当該パケット交換ゲートウェイと前記LANとを結
    ぶコネクションを形成し、前記他の装置から当該パケッ
    ト交換ゲートウェイを経由して送られてくるパケットを
    LANに送信するとともに、LANから前記他の装置宛
    てのパケットを当該パケット交換ゲートウェイに送るこ
    とを特徴とするLAN側接続装置。
  8. 【請求項8】 前記通信手段は、固定網を介して他との
    通信を行う第1の通信手段と、移動通信網を介して他と
    の通信を行う第2の通信手段とを具備することを特徴と
    する請求項7に記載のLAN側接続装置。
  9. 【請求項9】 前記他の装置との間にPPPコネクショ
    ンを確立する手段と、 前記他の装置に対し、当該PPPコネクションを介して
    ユーザIPアドレスを払い出す手段とを具備することを
    特徴とする請求項7に記載のLAN側接続装置。
  10. 【請求項10】 前記パケット交換ゲートウェイとの間
    にIPトンネルを確立し、このIPトンネルにより複数
    の他の装置との間でパケットの授受を行うトンネル用I
    P部を具備することを特徴とする請求項7に記載のLA
    N側接続装置。
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JP2010028422A (ja) * 2008-07-18 2010-02-04 Hitachi Kokusai Electric Inc ゲートウェイ装置

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