JP2001203612A - 基地局装置及び伝播路推定方法 - Google Patents

基地局装置及び伝播路推定方法

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JP2001203612A
JP2001203612A JP2000011698A JP2000011698A JP2001203612A JP 2001203612 A JP2001203612 A JP 2001203612A JP 2000011698 A JP2000011698 A JP 2000011698A JP 2000011698 A JP2000011698 A JP 2000011698A JP 2001203612 A JP2001203612 A JP 2001203612A
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JP
Japan
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communication terminal
propagation path
base station
transmitted
frequency band
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JP2000011698A
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English (en)
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Atsushi Sumasu
淳 須増
Osamu Kato
修 加藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 上り回線と下り回線との周波数帯域が非
対称である無線通信システムにおいて、効果的に下り回
線の伝播路推定を行うこと。 【解決手段】 下り回線用の周波数帯域(f2)におい
て、基地局から通信端末に下りデータを送信するタイム
スロットtdと、通信端末から基地局にパイロットシンボ
ルを送信するタイムスロットtpとを、装置間で既知であ
る所定のタイミングで切替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下り回線の周波数
帯域が上り回線より広い非対称通信の無線通信システム
において使用される基地局装置及び伝播路推定方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、需要が急増している無線通信シス
テムでは、基地局から通信端末に信号を送信する上り回
線と、通信端末から基地局に信号を送信する下り回線と
を分割し、それぞれ伝播路を推定し、推定結果に基づい
て送信電力や伝送速度を設定してデータを送信してい
る。
【0003】無線通信システムの上り回線と下り回線と
を分ける方法として、TDD(TimeDivision Duplex)
方式、FDD(Frequency Division Duplex)方式、C
DD(Code Division Duplex)方式の3種類が挙げられ
る。
【0004】この中で、FDD方式は、上り回線と下り
回線とを周波数で分割する方式であり、上り回線と下り
回線とで異なる周波数を用いる。
【0005】ここで、将来的に、下り回線の情報量が上
り回線よりも圧倒的に多いデータ通信が主流となること
が予想され、下り回線の周波数帯域が上り回線より広い
非対称通信の無線通信システムの開発が進められてい
る。
【0006】上り回線と下り回線の周波数帯域が非対称
である無線通信システムは、特開平8−274701号
公報、及び、特開平9−51304号公報等に既に開示
されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、今までのとこ
ろ、上り回線と下り回線の周波数帯域が非対称である無
線通信システムにおいて、基地局装置が効果的に下り回
線の伝播路を推定する方法が開示されていない。これは
上り回線と下り回線ではレイリーフェージング特性等の
伝播路の特性が異なるために上り回線の受信信号から下
り回線の伝播路を推定することができなかったためであ
る。
【0008】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、上り回線と下り回線との周波数帯域が非対称であ
る無線通信システムにおいて、効果的に下り回線の伝播
路推定を行うことができる基地局装置及び伝播路推定方
法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の基地局装置は、
通信端末装置と上下の回線の周波数帯域幅が非対称であ
る無線通信を行う基地局装置であって、下り回線と同一
の周波数帯域にて前記通信端末装置から時間分割送信さ
れたパイロットシンボルに基づいて伝播路を推定する伝
播路推定手段を具備する構成を採る。
【0010】この構成により、上り回線と下り回線との
周波数が同一である場合、時間的に近傍の伝播路の特性
がほぼ等しいとみなすことができることから、通信端末
装置から送信されたパイロットシンボルに基づいて基地
局装置が伝播路推定を行うことができ、上り回線と下り
回線との周波数帯域が非対称である無線通信システムに
おいて、効果的に下り回線の伝播路推定を行うことがで
きる。
【0011】本発明の基地局装置は、通信端末装置から
パイロットシンボルが送信される時間を、無線通信を行
う通信端末装置の数あるいはそれ以上の数で時間分割し
て各通信端末装置に割当てる構成を採る。
【0012】本発明の基地局装置は、通信端末装置から
パイロットシンボルが送信される時間を、無線通信を行
う通信端末装置の数あるいはそれ以上の数で符号分割し
て各通信端末装置に割当てる構成を採る。
【0013】本発明の基地局装置は、通信端末装置から
パイロットシンボルが送信される時間を、無線通信を行
う通信端末装置の数あるいはそれ以上の数の周波数帯域
に分割して各通信端末装置に割当てる構成を採る。
【0014】これらの構成により、各通信端末が、割り
当てられた無線チャネルを用いてパイロットシンボルを
送信することができるので、基地局装置は各通信端末ご
とに伝播路を推定することができる。
【0015】本発明の基地局装置は、分割された周波数
帯域を、各通信端末に複数割当てる構成を採る。
【0016】本発明の基地局装置は、伝播路推定手段
は、通信端末装置からパイロットシンボルが送信されて
いる周波数帯域の伝播路を推定し、この推定した伝播路
を補間してパイロットシンボルが送信されていない周波
数帯域の伝播路を推定する構成を採る。
【0017】これらの構成により、パイロットシンボル
を送信しない帯域を補間して伝播路推定を行うことがで
きるので、伝播路推定の品質を向上させることができ
る。
【0018】本発明の基地局装置は、伝播路推定手段に
おいて推定された伝播路の逆特性を送信データの変調信
号に掛け合わせる逆等化処理手段を具備する構成を採
る。
【0019】この構成により、上り回線と下り回線との
周波数帯域幅が非対称である無線通信システムにおい
て、逆等化処理を行うことができるので、通信端末装置
の小型化を図ることができる。
【0020】本発明の基地局装置は、アレーアンテナを
構成する複数のアンテナ素子から信号を送受信する送受
信手段と、伝播路推定手段において推定された伝播路に
基づいて前記各アンテナ素子から送受信される信号に対
して重み付けを行う重み付け手段とを具備する構成を採
る。
【0021】この構成により、上り回線と下り回線との
周波数帯域幅が非対称である無線通信システムにおい
て、アレーアンテナを用いて送受信を行うことができる
ので、チャネル容量の増大を図ることができる。
【0022】本発明の通信端末装置は、上記基地局装置
に対し、下り回線と同一の周波数帯域にてパイロットシ
ンボルを送信する構成を採る。
【0023】この構成により、各通信端末が、割り当て
られた無線チャネルを用いてパイロットシンボルを送信
することができるので、基地局装置は各通信端末ごとに
伝播路を推定することができる。
【0024】本発明の伝播路推定方法は、上り回線と下
り回線の周波数帯域幅が非対称の無線通信を行う場合
に、通信端末装置から基地局装置に対して、下り回線と
同一の周波数帯域にてパイロットシンボルを所定の時間
で送信し、基地局装置が、受信した前記パイロットシン
ボルに基づいて伝播路を推定する方法を採る。
【0025】この方法により、上り回線と下り回線との
周波数が同一である場合、時間的に近傍の伝播路の特性
がほぼ等しいとみなすことができることから、通信端末
装置から送信されたパイロットシンボルに基づいて基地
局装置が伝播路推定を行うことができ、上り回線と下り
回線との周波数帯域が非対称である無線通信システムに
おいて、効果的に下り回線の伝播路推定を行うことがで
きる。
【0026】本発明の伝播路推定方法は、基地局装置
が、通信端末装置からパイロットシンボルが送信される
時間を、無線通信を行う通信端末装置の数あるいはそれ
以上の数で時間分割して各通信端末装置に割当て、前記
各通信端末装置が割当てられた時間でパイロットシンボ
ルを送信する方法を採る。
【0027】本発明の伝播路推定方法は、基地局装置
が、通信端末装置からパイロットシンボルが送信される
時間を、無線通信を行う通信端末装置の数あるいはそれ
以上の数で符号分割して各通信端末装置に割当て、前記
各通信端末装置が割当てられた符号をパイロットシンボ
ルに乗算して送信する方法を採る。
【0028】本発明の伝播路推定方法は、基地局装置
が、通信端末装置からパイロットシンボルが送信される
時間を、無線通信を行う通信端末装置の数あるいはそれ
以上の数の周波数帯域に分割して各通信端末装置に割当
て、前記各通信端末装置が割当てられた周波数帯域でパ
イロットシンボルを送信する方法を採る。
【0029】これらの方法により、各通信端末が、割り
当てられた無線チャネルを用いてパイロットシンボルを
送信することができるので、基地局は各通信端末ごとに
伝播路を推定することができる。
【0030】本発明の伝播路推定方法は、基地局装置
が、各通信端末にパイロットシンボルを送信する周波数
帯域を複数割当てる方法を採る。
【0031】本発明の伝播路推定方法は、基地局装置
が、通信端末装置からパイロットシンボルが送信されて
いる周波数帯域の伝播路を推定し、これらの推定結果を
補間してパイロットシンボルが送信されていない周波数
帯域の伝播路を推定する方法を採る。
【0032】これらの方法により、パイロットシンボル
を送信しない帯域を補間して伝播路推定を行うことがで
きるので、伝播路推定の品質を向上させることができ
る。
【0033】本発明の逆等化処理方法は、基地局装置
が、上記いずれかの伝播路推定方法によって推定された
伝播路の逆特性を送信データの変調信号に掛け合わせる
方法を採る。
【0034】この方法により、上り回線と下り回線との
周波数帯域幅が非対称である無線通信システムにおい
て、逆等化処理を行うことができるので、通信端末装置
の小型化を図ることができる。
【0035】本発明の重み付け方法は、基地局装置が、
アレーアンテナを構成する複数のアンテナ素子から信号
を送受信し、上記いずれかの伝播路推定方法によって推
定された伝播路に基づいて送信信号に対して重み付けを
行う方法を採る。
【0036】この方法により、上り回線と下り回線との
周波数帯域幅が非対称である無線通信システムにおい
て、アレーアンテナを用いて送受信を行うことができる
ので、チャネル容量の増大を図ることができる。
【0037】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、下り回線の周波
数帯域を時間分割し、通信端末が、下り回線の周波数帯
域を使用してパイロットシンボルを装置間で既知のタイ
ミングで送信し、基地局がこのパイロットシンボルを受
信し、その受信電力に基づいて伝播路を推定することで
ある。
【0038】以下、本発明の実施の形態について、添付
図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実
施の形態に係る基地局の構成を示すブロック図である。
【0039】図1に示す基地局において、アンテナ10
1は、上り回線固有の周波数帯域(f1)にて通信端末
から送信された信号を受信する。受信RF部102は、
アンテナ101に受信された信号に対して増幅処理、周
波数変換処理等を行いベースバンド信号を取り出す。復
調部103は、受信RF部102から出力されたベース
バンド信号に対して復調処理を行って受信データを取り
出す。
【0040】また、アンテナ151は、下り回線固有の
周波数帯域(f2)にて通信端末から送信された信号を
受信する。また、周波数帯域(f2)に周波数変換され
た信号を通信端末に向けて送信する。
【0041】切替部152は、タイミング制御部155
の制御に基づいて、アンテナ151に受信された受信信
号を受信RF部153に出力し、送信RF部158から
出力された送信信号をアンテナ151に出力する。
【0042】また、受信RF部153は、アンテナ15
1に受信された信号に対して増幅処理、周波数変換処理
等を行いパイロットシンボルを取り出す。伝播路推定部
154は、受信RF部153から出力されたパイロット
シンボルに対して等化処理を行って伝播路を推定する。
【0043】また、タイミング制御部155は、切替部
152の送受信を切換えるタイミングを制御する。
【0044】また、変調部156は、送信データに対し
てQPSK等の変調処理を行う。プリコーダ157は、
伝播路推定部154にて推定された伝播路の逆特性を変
調部156の出力信号に掛け合わせる処理(プリコーデ
ィング)を行う。送信RF部158は、プリコーダ15
7の出力信号に対して増幅処理、周波数変換処理等を行
い、周波数帯域(f2)の信号を出力する。
【0045】図2は、本実施の形態に係る通信端末の構
成を示すブロック図である。
【0046】図2に示す通信端末において、変調部20
1は、送信データに対してQPSK等の変調処理を行
う。送信RF部202は、変調部201の出力信号に対
して増幅処理、周波数変換処理等を行い、周波数帯域
(f1)の信号を出力する。アンテナ203は、送信R
F部202の出力信号を周波数帯域(f1)にて基地局
に向けて送信する。
【0047】また、アンテナ251は、下り回線固有の
周波数帯域(f2)にて基地局から送信された信号を受
信する。また、周波数帯域(f2)に周波数変換された
信号を基地局に向けて送信する。
【0048】切替部252は、タイミング制御部255
の制御に基づいて、アンテナ251に受信された受信信
号を受信RF部253に出力し、送信RF部257から
出力された送信信号をアンテナ251に出力する。
【0049】受信RF部253は、アンテナ251に受
信された信号に対して増幅処理、周波数変換処理等を行
いベースバンド信号を取り出す。復調部254は、受信
RF部253から出力されたベースバンド信号に対して
復調処理を行って受信データを取り出す。
【0050】タイミング制御部255は、切替部252
の送受信を切換えるタイミングを制御する。
【0051】また、パイロットシンボル生成部256
は、基地局において伝播路を推定するために用いられる
パイロットシンボルを生成する。送信RF部257は、
パイロットシンボル生成部256の出力信号に対して増
幅処理、周波数変換処理等を行い、周波数帯域(f2)
の信号を出力する。
【0052】次に、本実施の形態における周波数帯域
(f1)の上り回線の信号の流れについて説明する。
【0053】通信端末から送信されるデータは、変調部
201にて変調され、送信RF部202にて増幅され、
周波数帯域(f1)に周波数変換され、アンテナ201
から基地局に向けて無線送信される。
【0054】そして、通信端末から無線送信された周波
数帯域(f1)の信号は、基地局のアンテナ101に受
信され、受信RF部102にて増幅され、ベースバンド
に周波数変換され、復調部103にて復調されデータが
取り出される。
【0055】次に、本実施の形態における周波数帯域
(f2)の下り回線の信号の流れについて説明する。
【0056】基地局から送信されるデータは、変調部1
56にて変調され、プリコーダ157にてプリコーディ
ングされ、送信RF部158にて増幅され、周波数帯域
(f2)に周波数変換され、切替部152を経由してア
ンテナ151から通信端末に向けて無線送信される。
【0057】そして、基地局から無線送信された周波数
帯域(f2)の信号は、通信端末のアンテナ251に受
信され、切替部252を経由して受信RF部253に入
力され、受信RF部253にて増幅され、ベースバンド
に周波数変換され、復調部254にて復調されデータが
取り出される。
【0058】次に、本実施の形態における周波数帯域
(f2)の上り回線の信号の流れについて説明する。
【0059】通信端末のパイロットシンボル生成部25
6で生成されたパイロットシンボルは、送信RF部25
7にて増幅され、周波数帯域(f2)に周波数変換さ
れ、切替部252を経由してアンテナ251から基地局
に向けて無線送信される。
【0060】そして、通信端末から無線送信された周波
数帯域(f2)の信号は、基地局のアンテナ151に受
信され、切替部152を経由して受信RF部153に入
力され、受信RF部153にて増幅され、ベースバンド
に周波数変換され、伝播路推定部154に入力される。
伝播路推定部154では、パイロットシンボルによって
等化処理が行われ、伝播路が推定される。
【0061】次に、各周波数帯域(f1、f2)における
信号の種類と時間との関係について、図3を用いて説明
する。
【0062】図3に示すように、周波数帯域(f1)で
は、常時、通信端末から基地局に上りデータが送信され
る。一方、周波数帯域(f2)では、基地局から通信端
末に送信される下りデータと、通信端末から基地局に送
信されるパイロットシンボルとが、所定のタイミングで
切替えられる。なお、通信端末が周波数帯域(f2)で
パイロットシンボルを送信するタイミングは、装置間で
既知であれば、定期的であっても不定期であってもよ
い。
【0063】図3において、タイムスロットtdは、基地
局から下りデータを送信する時間であり、タイムスロッ
トtpは、通信端末からパイロットシンボルを送信する時
間である。
【0064】このように、上り回線と下り回線との周波
数が同一であるTDD方式では、時間的に近傍の伝播路
の特性がほぼ等しいとみなすことができることから、通
信端末が、装置間で既知であるタイミングでパイロット
シンボルを送信することにより、基地局は、直前のパイ
ロットシンボルに基づいて伝播路を推定することがで
き、プリコーデングにより送信信号の伝播路による影響
を補償することができる。
【0065】ここで、基地局は複数の通信端末に対して
無線チャネルを割当てて同時に無線通信を行う。これ
は、本発明におけるパイロットシンボルに関しても同様
である。
【0066】複数の無線チャネルを分割する方式とし
て、TDMA(Time Division Multiple Access)方
式、FDMA(Frequency Division Multiple Access)
方式、CDMA(Code Division Multiple Access)方
式の3種類が挙げられる。
【0067】以下、それぞれの方式によりパイロットシ
ンボル送信用の無線チャネルを分割する場合について、
図4を用いて説明する。
【0068】図4(a)は、TDMA方式により無線チ
ャネルを分割する場合を示し、図4(b)は、FDMA
方式により無線チャネルを分割する場合を示し、図4
(c)は、CDMA方式により無線チャネルを分割する
場合を示す。
【0069】TDMA方式による場合、図4(a)に示
すように、タイムスロットtpを通信端末の数のサブスロ
ットに分割し、各サブスロットにおいて各通信端末(u
1,u2…un)がパイロットシンボルを送信する。
【0070】また、FDMA方式による場合、図4
(b)に示すように、タイムスロットtpの時間におい
て、周波数帯域(f2)を通信端末の数のだけ分割し、
分割された各帯域内にて各通信端末(u1,u2…un)
がパイロットシンボルを送信する。
【0071】また、CDMA方式による場合、図4
(c)に示すように、タイムスロットtpの時間、周波数
帯域(f2)において、各通信端末(u1,u2…un)が
固有の拡散符号を乗算したパイロットシンボルを送信す
る。
【0072】このように、上記いずれかの方式により無
線チャネルを分割し、各通信端末が、割り当てられた無
線チャネルを用いてパイロットシンボルを送信すること
により、基地局は各通信端末ごとに伝播路を推定するこ
とができる。
【0073】また、FDMA方式において、周波数帯域
(f2)の2ヶ所以上を使用して各通信端末(u1,u2
…un)のパイロットシンボルを送信することもでき
る。これにより、パイロットシンボルを送信しない帯域
を補間して伝播路推定を行うことができるので、伝播路
推定の品質を向上させることができる。
【0074】なお、本発明は、図5に示すように、アレ
ーアンテナにて信号を送信する基地局にも有効である。
図5の基地局は、図1の基地局と比較して、アンテナ1
51がアンテナ素子151-1〜151-nからなるアレー
アンテナであり、重み付け部161-1〜161-n及び加
算部162を追加した構成を採る。
【0075】重み付け部161-1〜161-nは、伝播路
推定部154の制御に基づいて、各アンテナ素子151
-1〜151-nから送受信される信号に対して重み付けを
行う。
【0076】加算部162は、各重み付け部161-1〜
161-nから出力された重み付け後の受信信号を加算す
る。
【0077】受信RF部153は、アンテナ151の各
アンテナ素子151-1〜151-nに受信されたそれぞれ
の信号及び加算部162の加算結果に対して増幅処理、
周波数変換処理等を行いパイロットシンボルを取り出
す。
【0078】伝播路推定部154は、受信RF部153
から出力されたパイロットシンボルに基づいて等化処理
を行って伝播路を推定する。また、伝播路推定部154
は、推定した伝播路に基づいて重み付け部161-1〜1
61-nを制御する。
【発明の効果】以上説明したように、本発明の基地局装
置及び伝播路推定方法によれば、通信端末が、装置間で
既知であるタイミングでパイロットシンボルを送信し、
基地局が、直前のパイロットシンボルに基づいて伝播路
を推定することができるので、上り回線と下り回線との
周波数帯域が非対称である無線通信システムにおいて、
効果的に下り回線の伝播路を推定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る基地局の構成を示
すブロック図
【図2】上記実施の形態に係る通信端末の構成を示すブ
ロック図
【図3】上記実施の形態に係る各周波数帯域における信
号の種類と時間との関係を説明する図
【図4】上記実施の形態に係るパイロットシンボル送信
用の無線チャネルの分割方式を説明する図
【図5】本発明の一実施の形態に係るアレーアンテナを
有する基地局の構成を示すブロック図
【符号の説明】
101、151、203、251 アンテナ 102、153、253 受信RF部 103、254 復調部 152、252 切替部 154 伝播路推定部 155、255 タイミング制御部 156、201 変調部 157 プリコーダ 158、202、257 送信RF部 161 重み付け部 162 加算部 256 パイロットシンボル生成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K046 AA05 BB05 EE00 EE06 EE42 EE59 EF05 5K067 AA23 BB21 CC02 CC04 CC10 DD00 DD42 EE10 FF00 KK03 LL11

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信端末装置と上下の回線の周波数帯域
    幅が非対称である無線通信を行う基地局装置であって、
    下り回線と同一の周波数帯域にて前記通信端末装置から
    時間分割送信されたパイロットシンボルに基づいて伝播
    路を推定する伝播路推定手段を具備することを特徴とす
    る基地局装置。
  2. 【請求項2】 通信端末装置からパイロットシンボルが
    送信される時間を、無線通信を行う通信端末装置の数あ
    るいはそれ以上の数で時間分割して各通信端末装置に割
    当てることを特徴とする請求項1記載の基地局装置。
  3. 【請求項3】 通信端末装置からパイロットシンボルが
    送信される時間を、無線通信を行う通信端末装置の数あ
    るいはそれ以上の数で符号分割して各通信端末装置に割
    当てることを特徴とする請求項1記載の基地局装置。
  4. 【請求項4】 通信端末装置からパイロットシンボルが
    送信される時間を、無線通信を行う通信端末装置の数あ
    るいはそれ以上の数の周波数帯域に分割して各通信端末
    装置に割当てることを特徴とする請求項1記載の基地局
    装置。
  5. 【請求項5】 分割された周波数帯域を、各通信端末に
    複数割当てることを特徴とする請求項4に記載の基地局
    装置。
  6. 【請求項6】 伝播路推定手段は、通信端末装置からパ
    イロットシンボルが送信されている周波数帯域の伝播路
    を推定し、この推定した伝播路を補間してパイロットシ
    ンボルが送信されていない周波数帯域の伝播路を推定す
    ることを特徴とする請求項4又は請求項5記載の基地局
    装置。
  7. 【請求項7】 伝播路推定手段において推定された伝播
    路の逆特性を送信データの変調信号に掛け合わせる逆等
    化処理手段を具備することを特徴とする請求項1から請
    求項6のいずれかに記載の基地局装置。
  8. 【請求項8】 アレーアンテナを構成する複数のアンテ
    ナ素子から信号を送受信する送受信手段と、伝播路推定
    手段において推定された伝播路に基づいて前記各アンテ
    ナ素子から送受信される信号に対して重み付けを行う重
    み付け手段とを具備することを特徴とする請求項1から
    請求項7のいずれかに記載の基地局装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8のいずれかに記載
    の基地局装置に対し、下り回線と同一の周波数帯域にて
    パイロットシンボルを送信することを特徴とする通信端
    末装置。
  10. 【請求項10】 上り回線と下り回線の周波数帯域幅が
    非対称の無線通信を行う場合に、通信端末装置から基地
    局装置に対して、下り回線と同一の周波数帯域にてパイ
    ロットシンボルを所定の時間で送信し、基地局装置が、
    受信した前記パイロットシンボルに基づいて伝播路を推
    定することを特徴とする伝播路推定方法。
  11. 【請求項11】 基地局装置が、通信端末装置からパイ
    ロットシンボルが送信される時間を、無線通信を行う通
    信端末装置の数あるいはそれ以上の数で時間分割して各
    通信端末装置に割当て、前記各通信端末装置が割当てら
    れた時間でパイロットシンボルを送信することを特徴と
    する請求項10記載の伝播路推定方法。
  12. 【請求項12】 基地局装置が、通信端末装置からパイ
    ロットシンボルが送信される時間を、無線通信を行う通
    信端末装置の数あるいはそれ以上の数で符号分割して各
    通信端末装置に割当て、前記各通信端末装置が割当てら
    れた符号をパイロットシンボルに乗算して送信すること
    を特徴とする請求項10記載の伝播路推定方法。
  13. 【請求項13】 基地局装置が、通信端末装置からパイ
    ロットシンボルが送信される時間を、無線通信を行う通
    信端末装置の数あるいはそれ以上の数の周波数帯域に分
    割して各通信端末装置に割当て、前記各通信端末装置が
    割当てられた周波数帯域でパイロットシンボルを送信す
    ることを特徴とする請求項10記載の伝播路推定方法。
  14. 【請求項14】 基地局装置が、各通信端末にパイロッ
    トシンボルを送信する周波数帯域を複数割当てることを
    特徴とする請求項13記載の伝播路推定方法。
  15. 【請求項15】 基地局装置が、通信端末装置からパイ
    ロットシンボルが送信されている周波数帯域の伝播路を
    推定し、これらの推定結果を補間してパイロットシンボ
    ルが送信されていない周波数帯域の伝播路を推定するこ
    とを特徴とする請求項13又は請求項14記載の伝播路
    推定方法。
  16. 【請求項16】 基地局装置が、請求項10から請求項
    15のいずれかに記載の伝播路推定方法によって推定さ
    れた伝播路の逆特性を送信データの変調信号に掛け合わ
    せることを特徴とする逆等化処理方法。
  17. 【請求項17】 基地局装置が、アレーアンテナを構成
    する複数のアンテナ素子から信号を送受信し、請求項1
    0から請求項15のいずれかに記載の伝播路推定方法に
    よって推定された伝播路に基づいて送信信号に重み付け
    を行うことを特徴とする重み付け方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8559965B2 (en) 2006-12-26 2013-10-15 Panasonic Corporation Radio base station device, radio terminal device, and radio communication system
US9820768B2 (en) 2012-06-29 2017-11-21 Ethicon Llc Ultrasonic surgical instruments with control mechanisms
US9883884B2 (en) 2007-03-22 2018-02-06 Ethicon Llc Ultrasonic surgical instruments
JP2019004231A (ja) * 2017-06-12 2019-01-10 株式会社東芝 無線通信装置及び無線通信方法

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