JP2001198541A - 容器ホルダー - Google Patents

容器ホルダー

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数本のバイヤル瓶等の容器を一度に簡便か
つ確実に保持することができ、加えて有機溶媒槽等の洗
浄槽での浸漬洗浄に際して容器外周面をも有機溶媒等の
洗浄液と接触させることができる、容器を洗浄する際に
用いられる容器ホルダーを提供すること。 【解決手段】 合成樹脂製パイプの長手方向が切除され
て形成された断面円弧状部分により囲まれた容器収納部
と容器挿嵌口とを有する容器保持部材が円周方向にほぼ
等間隔で6個連結させ、容器保持部材の中央に配設され
た保持部材固定パイプに、6個の結束部材を用いて6個
の容器保持部材をそれぞれ固定する。バイヤル瓶等の容
器は、容器ホルダーの容器保持部材の内周面に露出した
結束部材の突条部分と容器保持部材の両端縁部の3箇所
で保持される。また、容器ホルダーを接続ツールで接続
・固定して1群の容器ホルダーとすることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバイヤル瓶等の容器
を洗浄する際に用いられる、複数本のバイヤル瓶等の容
器を一度に保持することのできる容器ホルダーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】実験室や試験室等で使用される容器は、
原料や製品のサンプル検査など同じ種類・形状の容器を
複数個同時に使用することが多く、これに伴い容器保持
具等に様々な工夫がなされている。例えば、特開平11
−253821号公報には、複数個の容器を収容して整
理保管するために、病原体等の検査、試験、研究に用い
るシャーレを複数個積み重ねてコンパクトに収容できる
シャーレストッカーが記載されている。このシャーレス
トッカーは、ベース上に四本の金属製の整理規制桿を円
方向に等間隔で鉛直に立設し、シャーレの大きさに対応
した半円形上に形成し、上下方向に相対向しているリン
グ桿を連結させる金属製の四個のシャーレ保持部材を背
合わせに四本の規制桿に挟ませて、シャーレの横方向の
動きを規制してシャーレを生理保管するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】バイヤル瓶等のサンプ
ル検査等に使用される容器は、一回の検査で多数のサン
プルを試験することからその使用個数は多く、使用済み
容器は通常洗浄され、次のサンプル検査に用いられる。
そして、これら容器の中でも、有機溶媒槽等の洗浄槽へ
の浸漬洗浄が必要とされるバイアル瓶等の容器を洗浄す
る場合、洗浄槽にバイヤル瓶等の容器を1本ずつ投入し
ていたが、バイアル瓶等の容器が容易に沈漬せず、1本
ずつ人手により液面下に漬け込み、また洗浄後には、有
機溶媒槽等に浸漬されたバイアル瓶等の容器を1本ずつ
取り出さなければならず、手間がかかるという問題があ
った。
【0004】本発明の課題は、複数本のバイヤル瓶等の
容器を一度に簡便かつ確実に保持することができ、加え
て有機溶媒槽等の洗浄槽での浸漬洗浄に際して容器外周
面をも有機溶媒等の洗浄液と接触させることができる、
容器を洗浄する際に用いられる容器ホルダーを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、複数本の
バイヤル瓶を一度に簡便かつ確実に保持することができ
る容器ホルダー、例えば、合成樹脂製パイプの長手方向
が切除されて形成された断面円弧状部分により囲まれた
容器収納部及び容器挿嵌口を有する容器保持部材が複数
個連結された容器ホルダーを数個試作し、その問題点等
を検討したところ、バイヤル瓶を保持しうる容器保持部
材の数が多ければ多い程バイアル瓶を保持した容器ホル
ダーが容易に沈漬すること、容器保持部材を円周方向に
ほぼ等間隔で複数個連結することにより安定的に載置で
きることがわかったが、容器保持部材の上記容器収納部
にバイヤル瓶を隙間なく面接触させると、バイヤル瓶の
外周面が洗浄されないことがわかった。そこで、前記容
器保持部材の内周面の容器挿嵌口から遠く離れた部分に
突条を設けたところ、容器保持部材の内周面とバイヤル
瓶の外周面との間に隙間が形成され、容器外周面の洗浄
が可能となるばかりでなく、容器保持部材の容器挿嵌口
を形成する両端縁部と前記突条との3箇所で、バイヤル
瓶が確実に保持されることを見い出し、本発明を完成さ
せるに至った。
【0006】すなわち本発明は、合成樹脂製パイプの長
手方向が切除されて形成された断面円弧状部分により囲
まれた容器収納部と容器挿嵌口とを有する容器保持部材
が複数個連結した容器ホルダーであって、前記容器保持
部材の内周面の容器挿嵌口から遠く離れた部分に突条が
設けられていることを特徴とする容器ホルダー(請求項
1)や、合成樹脂製パイプの半径をrとしたときに、断
面円弧状部分の長さがπrより大きいことを特徴とする
請求項1記載の容器ホルダー(請求項2)や、容器保持
部材が円周方向にほぼ等間隔で複数個連結していること
を特徴とする請求項1又は2記載の容器ホルダー(請求
項3)や、容器保持部材を連結するための結束部材の一
部を容器保持部材の内周面に露出させ、該露出部分を突
条とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載
の容器ホルダー(請求項4)や、6個の容器保持部材の
中央に配設された保持部材固定パイプに、6個の結束部
材を用いて6個の容器保持部材をそれぞれ固定すること
を特徴とする請求項3又は4記載の容器ホルダー(請求
項5)や、容器ホルダーを接続することができる接続ツ
ールにより、互いに接続されていることを特徴とする請
求項1〜5のいずれか記載の容器ホルダー(請求項6)
に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の容器ホルダーとしては、
合成樹脂製パイプの長手方向が切除されて形成された断
面円弧状部分により囲まれた容器収納部と容器挿嵌口と
を有する容器保持部材が複数個連結した容器ホルダーで
あって、前記容器保持部材の内周面の容器挿嵌口から遠
く離れた部分に突条が設けられているものであればどの
ようなものでもよく、かかる突条を設けることにより、
容器保持部材内周面と容器外周面との間に隙間が生じ、
容器外周面を洗浄液と接触させることができるばかりで
なく、容器保持部材の挿嵌口から容器収納部内に容器を
前記突条に当接するまで挿嵌すると、パイプ長手方向の
切除により形成された容器保持部材の両端縁部の原型に
復帰しようとする弾性力により、容器を確実に保持する
ことができる。また、パイプ長手方向の切除部分は容器
を挿嵌することができる幅とすることが必要であるが、
上記断面円弧状部分の断面を半円以上、すなわちパイプ
の半径をrとしたときに断面円弧状部分の長さをπrよ
り大きくすると、前記弾性力がパイプ中心方向に向か
い、容器をより確実に保持しうることから好ましい。
【0008】容器ホルダーにおける複数個の容器保持部
材の連結の仕方としては、これら容器保持部材を直線状
に一列に並べて適宜手段により連結することもできる
が、容器保持部材を円周方向にほぼ等間隔で連結すると
載置した場合の安定性が増すので好ましい。また、オー
トサンプラー用のバイヤル瓶等の小さい保持容器の場
合、より多くの保持容器を同時処理して洗浄効率を一層
高めるために、接続ツールを用いて、例えば2〜10
個、好ましくは3〜7個の容器ホルダー同士を接続し、
この接続された複数個の容器ホルダーを1群の容器ホル
ダーとして取り扱うこともできる。かかる接続ツールと
しては、複数個の容器ホルダーを接続・固定して1群の
容器ホルダーとして取り扱うことができるものであれば
特に制限されるものではないが、容器保持部材を円周方
向にほぼ等間隔で複数個連結してなる容器ホルダーを接
続する場合の接続ツールとしては、例えば、両端部に係
止部を有するテフロン(登録商標)製の板状体を具体的
に例示することができる。また、接続ツールの使用に際
しては、容器ホルダーにバイヤル瓶を装着した後、接続
ツールの係止部を容器保持部材間に上方から嵌入する
か、あるいは、接続ツールを同様に用いてあらかじめ容
器ホルダーを接続した後、バイヤル瓶を上方から装着し
てもよい。その他、容器保持部材を円周方向にほぼ等間
隔で複数個連結してなる容器ホルダーの場合、該容器ホ
ルダーを2段以上積み上げて1つの容器ホルダーとする
こともできる。
【0009】容器保持部材の内周面の容器挿嵌口から遠
く離れた部分に設けられる突条は、パイプ長手方向に連
続した直線状のものであっても、その一部の線分状のも
のであってもよい。また、かかる突条を容器保持部材の
内周面に配設する方法としては特に制限されるものでは
ないが、容器保持部材を連結するための結束部材の一部
を容器保持部材の内周面に露出させ、該露出部分を突条
とすることもでき、この場合、別途突条を配設する手間
が不要となることから好ましい。例えば、6個の容器保
持部材の中央に配設された保持部材固定パイプに、6個
の結束部材を用いて6個の容器保持部材をそれぞれ固定
することもできる。
【0010】本発明の容器ホルダーに保持される保持容
器としては、例えばバイヤル瓶等の断面円形の容器を挙
げることができるが、その他断面楕円状等の柱状容器な
ど、本発明の容器ホルダーにて保持されることが可能な
容器であればどのようなものでもよい。また、かかる容
器の外周面を傷つけることなく、その弾性力により確実
に保持しうる観点からして、前記容器保持部材の材質と
しては、弾性力があり、耐有機溶媒性を有するポリエチ
レン等の有機高分子合成樹脂が好ましい。
【0011】
【実施例】以下、本発明の容器ホルダーの実施例を図面
により詳細に説明するが、本発明の技術的範囲はかかる
実施例により限定されるものではない。なお、図1は本
発明の容器ホルダーの斜視図、図2は本発明の容器ホル
ダーの平面図、図3はバイヤル瓶を挿着した本発明の容
器ホルダーの斜視図、図4はバイヤル瓶を挿着した本発
明の容器ホルダーの平面図、図5は容器保持部材と保持
部材固定パイプとを結束部材を用いて固定した状態の概
略縦断面図、図6はバイヤル瓶を挿着した本発明の容器
ホルダーが洗浄槽に沈降している状態を示す図、図7は
接続ツールを容器ホルダーに用いるときの説明図、図8
は接続ツールの横断面図、図9は接続ツールにより接続
・固定された本発明の1群の容器ホルダーの平面図であ
る。また、上記図1〜9において、1と11は容器ホル
ダー、2は容器保持部材、3は容器保持部材の両端縁
部、4は容器収納部、5は容器挿嵌口、6は断面円弧状
部分、7は結束具、8は突条部分、9は保持部材固定パ
イプ、10は接続ツール、12は接続ツールの係止部、
13は接続ツールのネック部、Bはバイヤル瓶、Wは洗
浄槽をそれぞれ示している。
【0012】図1〜4に示される本発明の容器ホルダー
1は、中密度ポリエチレン製のパイプ(長さ40mm、
外径35mm、厚さ3mm)の長手方向が切除されて形
成された6個の容器保持部材2が、保持部材固定パイプ
9を介して円周方向にほぼ等間隔で連結され、容器保持
部材2には、断面円弧状部分6(70mm)により囲ま
れた容器収納部4と容器挿嵌口5とが形成されている。
6個の容器保持部材2と保持部材固定パイプ9とには、
図5に示すように、対向する位置にそれぞれ2つの孔が
設けられており、この孔に低密度ポリエチレン製のバン
ド状結束具7を挿通した後、結束することにより6個の
容器保持部材2が保持部材固定パイプ9に固定されてい
る。また図3及び4に示されるように、容器挿嵌口5か
ら挿嵌されたバイアル瓶B(外径30mm)は、容器収
納部4内に押し込まれ、容器保持部材の両端縁部3と突
条部分8の3箇所で固定されている。この突条部分8は
図5に示すように、保持部材固定パイプ9とそれぞれの
容器保持部材2とを結束している結束具7の容器保持部
材2内周面に露出している部分から構成されている。そ
して、バイアル瓶Bが挿着された容器ホルダー1は、図
6に示されるように、洗浄槽Wに沈積される。
【0013】次に、図7〜9により、接続ツール10を
用いて、図1〜4に示される容器ホルダーと同タイプの
複数個の容器ホルダー11を接続して1群の容器ホルダ
ーとして使用する場合について説明する。図7及び図8
に示されるように、接続ツール10はその両端部に係止
部12を有するテフロン製の板状体(横幅35mm、高
さ20mm)から構成されている。接続ツール10の本
体板状部は中心部からその両外側に向かって厚みが薄く
なるように形成され、厚みが薄くなったネック部13の
外側に膨らみをもった係止部12が一体的に形成されて
いる。また、容器ホルダー11は、図1〜4に示される
容器ホルダー1と異なり、互いに隣り合う容器保持部材
2の間に、前記接続ツール10の本体板状部の厚みが薄
くなったネック部13を嵌入することができる間隙を有
している。図7には、バイヤル瓶Bが装着された容器ホ
ルダー11の容器保持部材2間に、接続ツール10の係
止部11を嵌入する様子が図示されている。また、図9
には、7個の容器ホルダー1同士を12個の接続ツール
10で互いに接続・固定した1群の容器ホルダーが示さ
れている。
【0014】
【発明の効果】本発明によると、複数本のバイヤル瓶等
の容器を一度に簡便かつ確実に保持することができ、加
えて容器を有機溶媒槽等での浸漬洗浄に際して容器外周
面をも有機溶媒等の洗浄液と接触させ、容器の内外周面
を洗浄することができる。その結果、有機溶媒槽等での
浸漬洗浄に引き続き実施される超音波洗浄の際、バイヤ
ル瓶等の容器が挿着された容器ホルダーごと超音波洗浄
器に浸漬させても、容器外周面に残存する汚れに起因す
るコンタミネーションを防ぐことができる。また、分析
に際してバイヤル瓶等の容器の外周面にサンプルNo等
を油性のフェルトペン等を用いて記入する場合も多く、
かかる外周面の記号等も洗浄することができる。また、
オートサンプラー用のバイヤル瓶等の小型容器の場合、
接続ツールを用いて複数個の容器ホルダーを1群の容器
ホルダーとして取り扱うことにより、より多くの容器を
同時処理して洗浄効率を一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の容器ホルダーの斜視図である。
【図2】本発明の容器ホルダーの平面図である。
【図3】バイヤル瓶を挿着した本発明の容器ホルダーの
斜視図である。
【図4】バイヤル瓶を挿着した本発明の容器ホルダーの
平面図である。
【図5】容器保持部材と保持部材固定パイプとを結束部
材を用いて固定した状態の概略縦断面図である。
【図6】バイヤル瓶を挿着した本発明の容器ホルダーが
洗浄槽に沈降している状態を示す図である。
【図7】接続ツールを容器ホルダーに用いるときの説明
図である。
【図8】接続ツールの横断面図である。
【図9】接続ツールにより接続・固定された本発明の1
群の容器ホルダーの平面図である。
【符号の説明】
1 容器ホルダー 2 容器保持部材 3 容器保持部材の両端縁部 4 容器収納部 5 容器挿嵌口 6 断面円弧状部分 7 結束具 8 突条部分 9 保持部材固定パイプ 10 接続ツール 11 容器ホルダー 12 接続ツールの係止部 13 接続ツールのネック部 B バイヤル瓶 W 洗浄槽

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製パイプの長手方向が切除され
    て形成された断面円弧状部分により囲まれた容器収納部
    と容器挿嵌口とを有する容器保持部材が複数個連結した
    容器ホルダーであって、前記容器保持部材の内周面の容
    器挿嵌口から遠く離れた部分に突条が設けられているこ
    とを特徴とする容器ホルダー。
  2. 【請求項2】 合成樹脂製パイプの半径をrとしたとき
    に、断面円弧状部分の長さがπrより大きいことを特徴
    とする請求項1記載の容器ホルダー。
  3. 【請求項3】 容器保持部材が円周方向にほぼ等間隔で
    複数個連結していることを特徴とする請求項1又は2記
    載の容器ホルダー。
  4. 【請求項4】 容器保持部材を連結するための結束部材
    の一部を容器保持部材の内周面に露出させ、該露出部分
    を突条とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    記載の容器ホルダー。
  5. 【請求項5】 6個の容器保持部材の中央に配設された
    保持部材固定パイプに、6個の結束部材を用いて6個の
    容器保持部材をそれぞれ固定することを特徴とする請求
    項3又は4記載の容器ホルダー。
  6. 【請求項6】 容器ホルダーを接続することができる接
    続ツールにより、互いに接続されていることを特徴とす
    る請求項1〜5のいずれか記載の容器ホルダー。
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