JP2001198087A - コンピュータによる小児視力検査用視標読取管理装置及び視標管理データを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

コンピュータによる小児視力検査用視標読取管理装置及び視標管理データを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2001198087A
JP2001198087A JP2000009576A JP2000009576A JP2001198087A JP 2001198087 A JP2001198087 A JP 2001198087A JP 2000009576 A JP2000009576 A JP 2000009576A JP 2000009576 A JP2000009576 A JP 2000009576A JP 2001198087 A JP2001198087 A JP 2001198087A
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JP2000009576A
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Kazuko Sakamoto
和子 坂本
Akira Koyama
晃 小山
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MIMIR SUN BOW KK
MIMIR SUN-BOW KK
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MIMIR SUN BOW KK
MIMIR SUN-BOW KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視力検査に使用され、特にる小児利用者の視
標管理技術に関する。コンピュータによる視標読取管理
装置及び視標管理データを記録したコンピュータ読取可
能な記録媒体に関する。 【解決手段】 プログラムされたコンピュータによって
小児視力検査用に適用される視標読取管理装置であっ
て、視標管理データを記録した記録媒体への読み書き用
出力手段と前記本体と、入力装置、外部接続装置、前記
プログラムにより視標テーブルと、小児利用者ファイル
に前記視標テーブルから選択された視標コード及び視標
読取データ領域と、視標読取データファイルに前記視標
テーブルから選択された視標コード及び視標読取データ
領域とをメモリ上に作成し、それぞれ前記視標読取デー
タが前記利用者ファイルと前記視標読取データファイル
との間で対応ポインタ領域に格納された手段からなる視
標読取管理装置

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、子供の視力検査に
使用される小児利用者の視標管理技術に関する。特にコ
ンピュータによる小児視力検査用視標読取管理装置及び
視標管理データを記録したコンピュータ読取可能な記録
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】多くの成人者の視力検査では検査結果を
そのまま読み取り結果を知らせることが一般に行われて
いる。また、多数の場合でも視力検査の結果を個々に知
らせたり、それぞれ各検査結果について利用者別にデー
タを管理しているのが一般的である。さらに、小児にお
ける視力検査でも検査結果をそのまま読み取り結果を知
らせることは同様であるが、視標に工夫をこらしこれら
を選択して検査視標として利用することも行われてい
る。この結果は利用者別に視標管理データを作成して、
個々の小児利用者の視標管理を行った後、複数の小児利
用者の視標管理データから共通の小児利用者別データ等
に転記して集中管理している。
【0003】また、後述する小児の弱視早期発見といっ
た分野では前記検査を通じて、従来小児よりやや年齢の
高い未成年者、成人者等と同様な方法が用いられその発
見にとどまっていた。特に、よりレベルの高い訓練ソフ
トの研究開発、小児の弱視を理解してもらうといった面
での立ち後れがあった。例えば、3才から4才頃までに
弱視の早期発見を目的とした簡単なゲーム感覚を持たせ
たような訓練装置あるいは手法といった面での検討がな
されてこなかった。さらに、幼児利用者数や視標数が増
えると視標管理データから小児利用者別データ等への視
標データの転記量が膨大となり、記載漏れや記載ミスが
生じやすくなる。そこで、本発明では、コンピュータを
用いて各小児利用者の視標別の検査結果を管理し、さら
に小児時期における弱視判定結果を提供しようとするも
のである。
【0004】本発明の理解のため、小児における視力の
発育と脳への刺激そして脳の発達及び同時期における弱
視の問題点について触れると以下が要点となる。こども
の視力は、生後急速に発育し、6歳くらいには大人とほ
ぼ同じにまで発育する。つまり0歳から6歳程度までが
視力の発育期である。最近この発育期における小児視力
に対する研究が重要視され、さらにその結果必要とされ
る各種の検査用機器、とりわけ小児に十分配慮した視力
検査ならびに視力発育を手助けする機器の開発が必要と
なってきた。
【0005】この前提としては、子どもの視力が発育す
るために必要な背景技術について確認することが重要で
ある。また、小児の脳の発達との関係でも子どもの視力
の発育がポイントとなる。例えば、小児期における視力
の発育程度は大凡つぎの程度とされている。生後1月で
は眼前の光に感じて手を動かす程度から、2ヶ月では眼
前手動、視力0.01、4ケ月で0.02〜0.05程
度が正常とされている。さらに、6ケ月で0.04〜
0.08、1歳で0.2〜0.25、3歳で0.6〜
0.8にまで視力の発育が認められる。4歳にもなると
視力は0.8〜1.0に達し、5〜6歳では1.0〜
1.2となり、ほぼ視力の発育が完成する。この間視力
の発育とともに必要なことは両目の視線が一致してい
て、両目でピントのあったものを常に見ていること、そ
のピントの合った情報がくり返し脳に送られることによ
って脳の成長が促される。したがって、視力の発育期は
6才までとの認識が必要で、同時に視覚からの繰り返し
の刺激による情報伝達で、視覚にかかわる脳の発達に寄
与する極めて重要な点となる。
【0006】また、視力の発育の点から見ても乳児期に
おける特徴も認められる。乳児期には絵本やおもちゃ、
また公園の草木など目にやさしいものを見たり、近くの
もの、遠くのものを見ることによって、眼の能力が発達
していく。自然の色の美しさは眼にも優しく、また夜は
早めに寝る習慣をつけるといった、生体リズムに合わせ
た眼の健康に留意することは、小児における眼球の直径
から見た発育との関わりからでもある。例えば、新生児
では眼球の直径が17.6mm、6ケ月で19・8m
m、3年で22・0mm、6歳で23・6mmとなり、
成人の23・8mmとほぼ同じ程度に達する。眼球の発
達は小児には遠視の傾向があるのは、眼球が小さいため
焦点が網膜の外に結ばれるためといわれている。生まれ
たばかりの赤ちゃんはほとんどが遠視といわれ、眼球が
成長するに従い、子どもの遠視は弱くなり、小児期の遠
視は、眼球が大きくなるにしたがい弱まる傾向にあり、
逆に近視は眼球が大きくなるに従い強まってくる。
【0007】知られているように、視力の種類として
は、矯正視力と裸眼視力、字づまり視力と字ひとつ視
力、遠見視力と近見視力及び動態視力と瞬間視力があ
る。このなかで、字づまり視力とはアルファベットの
「C」の文字と類似した、正確には大きさを変えてラン
ドルト環の上下左右等に一部切れた隙間が確認できるか
の視力であり、視標を一つずつ見せて測る視力を字ひと
つ視力という。小児は字づまり視力より字ひとつ視力の
方がよいという結果が出ている。
【0008】つぎに、弱視について述べるとつぎのよう
になる。小児の視力の発育期に、なんらかの理由で視力
の発達が遅れた弱視に限定して説明する。例えば、小児
における視力検査で、たとえ目が悪くても、子どもは自
分から見えないとの確認が得られない状態といえる。こ
れは、生まれた時から、世の中はぼんやりしたものと思
っているからである。この視力の発育期に強い遠視や乱
視のせいで恒常的にピンボケの映像しか見られないでい
ると、脳が視覚情報を受け取るシステムが正常に成長で
きず、いつまで経ってもぼんやりとしたぼけた映像しか
見ないので、システムはそのぼやけた映像に見合った状
態でストップするためである。運動能力や知能と同じで
使わないと成長しなくなってしまう、これが弱視であ
る。映像は視神経を通じて脳に伝わり、脳で理解して初
めてモノが見えるため、正常な目の場合、目の網膜にピ
ントの合った映像が結ばれ、視神経を通り外界から送ら
れてくるピントの合ったきれいな映像を刺激として視力
も発達する。これをくり返すことにより脳はよりきれい
な映像を理解しようとし、さらに視力が発達していくと
いうことになる。
【0009】また、メガネをかけた場合での説明とし
て、裸眼で同じ程度の視力の屈折異常の子と弱視の子の
見え方を対比すると、当然おなじ様なピンぼけの映像に
なる。ここでメガネをかけると、普通の屈折異常ははっ
きりと物が見えるが、弱視の子は前と同じようにピンぼ
けの状態でしか見ることができない。メガネをかけても
モノが見えない状態、これが弱視である。
【0010】メガネを掛けても視力を矯正できない理由
としては、例えば、近視・遠視・乱視などの屈折異常で
焦点がずれている場合、見えている映像は当然ぼんやり
としたピンぼけ映像である。これにめがねをかけれぱ、
矯正され、ピントの合った像が網膜に結ばれる。普通な
らば、これではっきりした状態のモノが見えるわけであ
るが、弱視の場合は、網膜にピントが合っても、ピンぼ
けの映像としか見られない。これは、先に述べたよう
に、視覚情報を受け取る部分の一部が未発違であるた
め、映像を理解することができないことによる。この結
果、メガネをかけ網膜にピントを合わせてもぼんやりと
したモノしか見られないこととなる。
【0011】また、弱視にも強弱があり、弱い弱視と強
い弱視とが知られている。前者は矯正視力が0.3以下
の場合、後者は特にO.1以下の場合であるとされてい
る。これまでのデータで、弱視の割合は3歳児の95%
が0.5以上の視力を持っており、3歳児における視力
検診では矯正視力が0.3以下の弱視者が毎年O.8%
程度出現している。その種類としては、屈折異常弱視、
不同視弱視、斜視弱視及び形態覚遮断弱視がある。屈折
異常弱視は、両眼が強度の近視・遠視・乱視のため、ピ
ントが合わず発達不足が原因で弱視となる。屈折異常弱
視の症状としては、ものを見るとき目を細めたり、テレ
ビに顔を近付けて見る動作がみられる。また、症状が重
くなると活動性がなくなり、いかにも見にくそうにして
いることから、気を付けて視察していれば早めに発見で
きる。
【0012】不同視弱視とは、屈折の程度が左右の目で
異なる状態を不同視という。遠視、近視または乱視の屈
折度が強い方の目は発達不足になり、弱視になる場合
で、片目をつぶりまぶしがる、顔を横に向ける、あごを
上げてものを見るなどの症状が認められる。通常の生活
では、良い方の目でモノを見ているため、発見が遅れる
ケースが多く特に注意が必要な弱視である。斜視弱視と
は、斜視があると両方の視線が目標に正しく向かわない
ためものが二重に見えることになり、ものが二重に見え
ると脳が混乱するため抑制をかけ、斜視になっている目
を使わないようにする。そのため使わない目は発達不足
になり弱視になる場合がある。目の位置がずれている、
目付きがおかしい、無意識に片目をつぶる、モノを上手
くつかめない等の症状が認められる。
【0013】先天性白内障とは、生まれつきに水晶体が
濁っている病気で、白く濁ったレンズが光を遮断してし
まい、網膜へ十分な光が入らず、早い手術を受ける必要
がある。目の中の栄養を担当する眼房水がたまり、眼圧
が上昇するため、眼球全体が大きくなる病気であり、角
膜が混濁するため光が遮断されてしまう。また、眼内に
くる血液が不足して視神経が萎縮して視力が損なわれる
ことになる。先天性角膜混濁とは、先天性のほか鉗子分
娩や、そのほかハサミなどによる外傷や角膜炎の後に起
こりやすい病気で、角膜の濁りが外界からの光を遮断す
るため、形を認識する感覚への刺激を大きく損なうこと
が認められる。先天性眼瞼下垂とは、まぶたを上げる筋
肉が弱かったり、神経に麻痩があるため生まれつきまぶ
たが垂れ下がっている病気で、瞳孔が隠れるほど強く下
がってしまうとまぶたが光をさえぎってしまうこととな
る。
【0014】このような弱視の発見率として、治療の必
要な弱視の発見率は約O.8%といわれている。全国の
3歳児は毎年約120万名、年間9600名程度の弱視
の子どもたちがいることになり、実際には受診率は85
%程度なので、約15%(1500名)の子どもたちが
弱視に気づかず、手遅れになりかねない状況にある。し
たがって、本発明ではこれらの弱視者の発見には検診は
早期発見、早期治療により治ることのできる疾患を発見
するために本発明の装置及び記録媒体として提供される
ものである。本発明によれば強い斜視や病気による弱視
は3歳前に発見されるケースが多いが、軽い斜視、不同
視弱視、屈折異常弱視はそれ以前に発見しにくいのでこ
れらの発見に好適な前記装置等を提供することで小児視
力検診用の装置として提供することを目的としている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、視力検査デー
タを基本とする従来の視標管理手法をそのままシステム
化すると、同一の小児利用者名や各視標などを複数のフ
ァイルに重複して格納せざるを得ず、メモリの使用効率
が低下するとともに、検索時間も長くなる。本発明の課
題は、コンピュータを用いた複数の小児利用者の各小児
利用者別視標別の検査結果を管理し、さらに小児時期に
おける弱視判定結果の管理を効率的に行うことにある。
この装置はいわゆるスクリーニング手法を使用し、疾患
を持っている確立が高いかどうかの判定手段を被験者と
のゲーム感覚を利用した装置として提供するものであ
る。したがって、この手法を用いた視力検査をうけ、早
期発見・早期治療へのステップを提供しうるものであ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、プログラムさ
れたコンピュータによって小児視力検査用に適用される
視標読取管理装置であって、視標管理データを記録した
コンピュータ読み取り可能な記録媒体への読み書き用出
力手段と、主制御部と、該主制御部により制御されるメ
モリと、入出力制御部とからなるコンピュータ本体と、
該入出力制御部に接続された入力装置、表示装置及び前
記出力装置を含む外部接続装置と、前記プログラムによ
り視標テーブルと、小児利用者ファイルに前記視標テー
ブルから選択された視標コード及び視標読取データ領域
と、視標読取データファイルに前記視標テーブルから選
択された視標コード及び視標読取データ領域とをメモリ
上に作成し、それぞれ前記視標読取データが前記利用者
ファイルと前記視標読取データファイルとの間で対応ポ
インタ領域に格納された手段とを備えた小児視力検査用
に適用される視標読取管理装置により提供される。
【0017】また、前記メモリ上に弱視判定用テーブル
領域を作成した前記の小児視力検査用に適用される視標
読取管理装置により提供される。
【0018】さらに、視標管理データを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記視標管理
データは、前記記録媒体に各小児利用者別に形成される
小児利用者ファイル及び視標読取データファイルに記録
され、前記小児利用者ファイルは、各小児利用者用視標
テーブルとポインタを対応づけて記録した視標データ領
域を有し、前記視標読取データファイルは、各小児利用
者用視標テーブルとその視標テーブルの視標読取データ
を対応づけて記録した視標読取データ領域を有し、前記
視標読取データ領域は、視標テーブルに基づいてソート
されており、前記ポインタは、対応する視標テーブルの
視標読取データがソートされて記録された領域の先頭ア
ドレスを指すものであることを特徴とする視標管理デー
タを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体によ
り提供される。
【0019】さらにまた、前記読み取り可能な記録媒体
が光磁気記録媒体または磁気記録媒体である前記の視標
管理データを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体により効果的に提供される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、具体的に発明の実施の形態
について説明する。図面を参照して説明すると、図1は
コンピュータによる小児視力検査用視標読取管理装置の
ブロック図である。図2は視標読取処理の概略図、図3
は視標読取処理のフロー、図4は記録媒体の小児利用者
ファイル及び視標読取データファイル構成の一例であ
る。
【0021】図1は、本発明の記録媒体を用いた視標管
理装置のハードウエア構成図である。ここでCPU1、
それとデータをやりとりするメモリ2、この制御を行う
入出力制御部3、これに接続された入力装置4、モニタ
5、プリンタ等の出力装置6及び外部記憶装置7(ハー
ドディスク、フロッピーディスク等の主または補助記憶
装置等)を基本構成としている。このほかマウスポイン
タ、LAN、通信回線、音声/ビデオ入出力部等が必要
により接続される。また、視標テーブル21、小児利用
者ファイル22、視標読取データファイル23、マスタ
ファイル24及び弱視判定テーブル25とをメモリ2上
に作成及び格納しておく。
【0022】図2は、視標読取とその前準備の一連の流
れを概要を示したものである。まず読取用視標表示用モ
ニタの画像調整、被験者、ここでは利用者として表示さ
れる小児利用者とモニタとの位置関係の調整である。距
離及び目の高さと視標表示高さのそれぞれ位置関係の調
整、その他の画面の明るさ等調整する段階が前準備であ
る。その後視標読取ステップに入る。ここではプログラ
ムされたなかで一例としてその流れを示してあり、必ず
しもこれに限定されない。基本としては視標コードの選
択、すなわち表示される形状、大きさの変化が含まれ
る。目の左右の交替、各視標の表示、読取結果、正否判
定、それらの繰り返し、最後にスクリーニングとしての
判定で、弱視ではないか、眼科医への検診の必要性等が
ないかといったアドバイス判定がプログラムされてい
る。
【0023】図3は、視標管理装置により実行される視
標管理データ処理のフローチャートの一例であり、図4
は、本発明の記録媒体に形成される小児利用者ファイル
及び視標データファイルの一例である。図1ないし図4
でこの視標管理装置で各小児利用者別の視標管理データ
を作成する場合、CPUと図示しないプログラムによっ
て実現される主制御部1が、小児利用者別に小児利用者
ファイル22と視標読取データファイル23とをメモリ
2上に作成し、視標読取予定の視標コードを各々視標テ
ーブル21から索出して各々の小児利用者ファイル22
の視標エリア222に格納しておく。
【0024】視標読取データを蓄積する場合は、まず、
小児利用者コードの入力を待つ(S101)。小児利用
者コードが入力された場合は小児利用者別ファイル22
と視標ファイル23とを特定し、視標コードの入力を待
つ(S103)。入力された視標コードが小児利用者フ
ァイル22に既に格納された視標コードである場合は視
標読取データの入力を待ち(S105)、視標読取デー
タが入力されると、これを視標ファイル23の既蓄積分
の視標読取データの末尾に視標コードとともに固定長デ
ータとして追加蓄積する(S106)。他に入力すべき
視標読取データがある場合はS103の処理に戻る(S
107)。
【0025】S104の処理において入力された視標コ
ードが小児利用者ファイル22に既に格納された視標コ
ードでない場合はその視標コードに対応する視標コード
を視標テーブル21から索出して、これを小児利用者フ
ァイル22の視標エリア222に格納する(S10
8)。そして、その追加視標コードについての視標読取
データの入力を待つ(S105)。さらに、その追加視
標コードの選択は後述する弱視判定テーブルにしたがっ
た視標コードの同一視標コードの繰り返し選択や類似し
た視標コードの選択をすることが可能となっている。図
示しないプログラム指令にしたがった手順により視標コ
ードを順次変化させ利用者に提供することも可能とな
る。これらの視標コードの順次変化させる提供プログラ
ムは小児時期の視力検診におけるスクリーニングととも
にゲーム感覚を持ち込み小児に参加させる気持ちを高め
る効果がある。
【0026】また、同一視標コードの繰り返し選択や類
似した視標コードの選択は弱視判定で小児の弱視原因の
発見といった面でのスクリーニング効果が期待できる。
さらに、これらのほかランダムに視標コードを発生させ
るプログラムによっては視標読取データの再現性を上
げ、より正確な読取結果がでるため弱視判定で小児の弱
視原因の発見でのスクリーニング効果が同様期待でき
る。
【0027】その後、視標読取データファイル23内の
全視標読取データを視標コード順にソートし(S10
9)、視標コード別先頭アドレスを検出してこれらを小
児利用者ファイル22の該当ポインタ領域223へ格納
する(S110)。さらに、S110として格納された
各利用者の視標データ領域223の視標読取データを各
視標コードごとに弱視判定テーブル25により図示しな
いプログラムによって実現される判定手段により演算さ
れ各利用者ファイルの該当ポインタ領域223へ格納さ
れる。これらは、選択またはその全部のデータファイル
をモニタで表示でき、プリンタへ表示される。また、同
様に外部記憶装置にも記憶される。
【0028】このような手順により視標読取データが蓄
積された視標読取データファイル23及び小児利用者フ
ァイル22の内容を示したのが図4である。視標読取デ
ータファイル23には、ソートされた視標コード別視標
読取データの正否結果(d01〜d13と表示するが正
しかったか、そうでなかったかの2値情報が通常である
が、その他の症状、あいまいであったと、不明な結果と
いった関連情報を表示を除外していない。ここではそれ
らを包含した場合も含まれるとして理解すべきであ
る。)が各々連続して蓄積され、それぞれの視標コード
ごとの各先頭アドレスa01〜a13が小児利用者別フ
ァイル22の対応ポインタ領域223に格納されてい
る。また、小児利用者別ファイル22の末尾に設けた最
終アドレス表示には、最終データd09のアドレスa1
3が対応して格納されている。
【0029】個々の小児利用者についての視標読取デー
タに関する情報を検索する場合は、当該小児利用者の小
児利用者ファイル22を選択し、その視標エリア222
及び該当ポインタ領域223の格納データに基づき、視
標コード名及び視標コード別視標読取データに関する情
報にアクセスする。このとき、視標コード名、視標コー
ド別視標読取データ数は、それぞれエリア222に格納
された視標コード、ポインタ領域223に格納された各
先頭アドレス間及び最終アドレスとの差分から直ちに判
る。図示の例では、この利用者の視標コード数が9、読
取データの数は6であり、しかも特定の視標コードのデ
ータ数が他の視標読取コードの視標読取データよりも相
対的に多いことが利用者ファイル22を参照することで
直ちに判る。
【0030】例えば、視標コードA、Dは視標の大きさ
が大、ついでEは中、最後にIで小となって3回目で視
標読取が正解となったことがわかり、やや弱視ではない
かといった判定が可能となる。ここでは大中小の視標と
視標コードを変化させて読取データが得られたがこれら
組合せに予めプログラム上判定可能なデータの利用によ
り、より的確な判定作業が適用できる。詳細を検索する
場合は、ポインタ領域223の先頭アドレスを経由して
視標読取データファイル23の蓄積領域から該当する視
標読取データを抽出して表示する。これにより、検索処
理が迅速化される。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、同一利用者について
の視標読取結果については利用者ファイルと視標読取デ
ータファイルのみで管理できるのでファイル使用効率が
高まり、また、利用者ファイルから直ちに判る情報につ
いては敢えて検索しなくとも済むので、検索時間の短縮
化も図れるという、特有の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンピュータによる小児視力検査用視標読取管
理装置のブロック図。
【図2】視標読取処理の概略図。
【図3】視標読取処理のフロー。
【図4】記録媒体の小児利用者ファイル及び視標読取デ
ータファイル構成。
【符号の説明】
1 CPU 2 メモリ 3 入出力制御部 4 入力装置 5 モニタ 6 出力装置 7 外部記憶装置 21 視標テーブル 22 小児利用者ファイル 23 視標読取データファイル 24 マスタファイル 25 弱視判定テーブル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プログラムされたコンピュータによって小
    児視力検査用に適用される視標読取管理装置であって、
    視標管理データを記録したコンピュータ読み取り可能な
    記録媒体への読み書き用出力手段と、主制御部と、該主
    制御部により制御されるメモリと、入出力制御部とから
    なるコンピュータ本体と、該入出力制御部に接続された
    入力装置、表示装置及び前記出力装置を含む外部接続装
    置と、前記プログラムにより視標テーブルと、小児利用
    者ファイルに前記視標テーブルから選択された視標コー
    ド及び視標読取データ領域と、視標読取データファイル
    に前記視標テーブルから選択された視標コード及び視標
    読取データ領域とをメモリ上に作成し、それぞれ前記視
    標読取データが前記利用者ファイルと前記視標読取デー
    タファイルとの間で対応ポインタ領域に格納された手段
    とを備えた小児視力検査用に適用される視標読取管理装
  2. 【請求項2】前記メモリ上に弱視判定用テーブル領域を
    作成した請求項1記載の小児視力検査用に適用される視
    標読取管理装置。
  3. 【請求項3】視標管理データを記録したコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体であって、前記視標管理データ
    は、前記記録媒体に各小児利用者別に形成される小児利
    用者ファイル及び視標読取データファイルに記録され、
    前記小児利用者ファイルは、各小児利用者用視標テーブ
    ルとポインタを対応づけて記録した視標データ領域を有
    し、前記視標読取データファイルは、各小児利用者用視
    標テーブルとその視標テーブルの視標読取データを対応
    づけて記録した視標読取データ領域を有し、前記視標読
    取データ領域は、視標テーブルに基づいてソートされて
    おり、前記ポインタは、対応する視標テーブルの視標読
    取データがソートされて記録された領域の先頭アドレス
    を指すものであることを特徴とする視標管理データを記
    録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  4. 【請求項4】前記読み取り可能な記録媒体が光磁気記録
    媒体または磁気記録媒体である請求項3記載の視標管理
    データを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT15287U1 (de) * 2015-10-30 2017-05-15 Dr Radner Wolfgang Programmlogik zur Erstellung von Satzoptotypen bzw. Testsätzen

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JPH05508786A (ja) * 1990-06-29 1993-12-09 レイ,シャーリー・エイチ 視覚機能障害の検査及び治療
JPH09171516A (ja) * 1995-10-18 1997-06-30 Canon Inc 情報管理方法及び装置

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