JP2001197076A - Atmネットワークにおけるipパケット転送方法及びipパケット中継システム - Google Patents

Atmネットワークにおけるipパケット転送方法及びipパケット中継システム

Info

Publication number
JP2001197076A
JP2001197076A JP2000005808A JP2000005808A JP2001197076A JP 2001197076 A JP2001197076 A JP 2001197076A JP 2000005808 A JP2000005808 A JP 2000005808A JP 2000005808 A JP2000005808 A JP 2000005808A JP 2001197076 A JP2001197076 A JP 2001197076A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
atm
address
packet
node
connection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000005808A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Sasagawa
靖 笹川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2000005808A priority Critical patent/JP2001197076A/ja
Publication of JP2001197076A publication Critical patent/JP2001197076A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大規模なATMネットワーク上でのIPパケ
ットの転送を可能な限り簡単に、かつ優れたスケーラビ
リティで実現するIPパケット転送方法及びIPパケッ
ト中継システムを提供するなど。 【解決手段】 IPパケット転送方法は、IPアドレス
に基づくIPパケットのルーチング機能と、IPパケッ
トのフォワーディング機能と、ATMのシグナリング機
能とを備え、前記IPパケットのルーチング機能と前記
ATMのシグナリング機能との連携によりATMコネク
ションを設定し、このATMコネクション上でIPパケ
ットをフォワーディングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はATM(Asynchrono
us Transfer Mode:非同期転送モード)ネットワークに
おけるIP(Internet Protocol)パケット転送方法及
びIPパケット中継システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年のインターネット利用の拡大に伴
い、レイヤ2で複数のLAN(Local Area Network)を
接続するためのブリッジや、レイヤ3でネットワーク相
互間を接続するためのルータなどを含むネットワーク中
継装置では、急速なトラヒック増大に対応し、網リソー
スの使用率の最適化及び複数のネットワークを効率的に
接続することが重要課題となっている。
【0003】複数のネットワークの効率的接続を実現す
るために、セルと称される固定長パケットの形態で転送
するATMネットワーク上で可変長パケット形態のIP
パケットを転送する手法、つまりIP over AT
Mが多数提案されている。CIP(Classical IP and A
RP over ATM),LANE(LAN Emulation),MPOA
(Multi Protocol Over ATM),MPLS(Multi Proto
col Label Switching),PAR(PNNI Augment Routin
g),I−PNNI(Integrated-PNNI)等がその例であ
る。なお、MPLSはATMネットワークに限定されな
い。
【0004】ここで、CIPはIPアプリケーションを
ATMネットワーク上で動作させる場合に必要なアドレ
ス解決に関する仕様であり、ATM ARP(Address
Resolution Protocol)と呼ばれるプロトコルを使用す
る。また、IPアドレス及びATMアドレスのテーブル
を保持するATM ARPサーバを用意している。
【0005】LANEはLAN(IPに限らない)アプ
リケーションをATMネットワーク上で動作させること
を目的としたMACレイヤのエミュレーションであり、
MACアドレスからATMアドレスを解決する(求め
る)。そのために、LEC(LAN Emulation Client),
LES(LAN Emulation Server),BUS(Broadcasta
nd Unknown Server),LECS(LAN Emulation Confi
guration Server)の4つのコンポーネントを用意して
いる。
【0006】これらのCIP及びLANEは、同一サブ
ネットワーク内のエンドシステム同士では、直接ATM
コネクションを設定することができるが、異なったサブ
ネットワーク間のエンドシステム同士を接続するには、
サブネットワーク間にネットワーク中継装置としてルー
タを介在させる必要がある。
【0007】MPOAはCIP及びLANEと同様に既
存IPアプリケーションをATMネットワーク上で動作
させるためのものであるが、サブネットワークをまたい
だエンドシステム同士で、直接ATMコネクションを設
定することを可能としている。そのために、上記LAN
Eの4つのコンポーネントに加えて、MPS(MPOA Ser
ver)とMPC(MPOA Client)とを用意している。
【0008】MPLSはIPレベル(レイヤ3)でのル
ーチング(通信経路制御)処理と、ATM,フレームリ
レー,Ethernetなどの下位レイヤ(レイヤ2)
のスイッチングとを融合し、IPパケットに「ラベル」
を付与し、このラベルによりレイヤ2のパケットのフォ
ワーディング(伝送、交換、転送を含む)を行うもので
ある。
【0009】ATMネットワークにおいてMPLSを実
現するATM−LSR(ATM LabelSwitching Router)
においては、VC(Virtual Channel)を識別するため
のVCI(Virtual Channel Identifiers)やVP(Vir
tual Path)を識別するためのVPI(Virtual Path Id
entifiers)をラベルとして使用することにより、レイ
ヤ3のIPパケットをATM層(レイヤ2)にマッピン
グ(インターワーキング)する。すなわち、ATMスイ
ッチのハードウェア上にルータ機能を実装し、ルータ機
能をベースとして、ATMコネクションを設定する。た
だし、ATMアドレス及びATM シグナリング(AT
M Signaling)は使用しない。
【0010】PARはI−PNNIの仕様完成までの暫
定的なプロトコルであり、全てのルータはIPルーチン
グプロトコルを実行し、全てのATMスイッチはPNN
I(Private Network-Network Interface)を実行す
る。また、ATMインターフェースを持つルータは、更
にPNNIも実行する。このように、ATMインターフ
ェースを持つルータがIPルーチングプロトコルとPN
NIとを実行することにより、ATMネットワーク上
で、PNNIによりATMコネクションの設定が可能と
なり、更にIPルーチングによりIPパケットの転送が
可能となる。
【0011】I−PNNIは、ルータ、ATMスイッ
チ、またはATMインターフェースを持つルータがPN
NIを実行し、ATMに関するトポロジ情報とIPに関
するトポロジ情報との双方をフラッディング(ブロード
キャストと同意)する。これにより、ATMコネクショ
ンの設定が可能となり、更にIPパケットの転送が可能
となる。
【0012】次に、網リソースの使用率の最適化に関し
ては、能率的で信頼できる網を活用し、同時に網リソー
スの使用率を最適化することを目的とするトラヒックエ
ンジニアリング(負荷分散)の実現手法が提案されてい
る。このトラヒックエンジニアリングは明示的ルーチン
グ(Explicit Routing)を用いて発信元と着信先との間
に複数のパスを設定し、その複数のパス間で負荷分散
(Load Balancing)を行い、輻輳の低減と網設備の有効
利用とを図る手法である。
【0013】ATMネットワーク上でIPパケットを転
送する場合、前述のようにLAN(IP)パケットを如
何にVCにマッピングするか、すなわち、MAC(I
P)アドレスを如何にATMアドレスにマッピングする
か(ATMアドレスの解決)が問題となる。
【0014】この問題を解決する手法として、上記CI
P,LANE,MPOA,及びMPLS等が考案されて
いる。しかし、CIP及びLANEはサブネットワーク
間にまたがった通信の場合、直接ATMコネクションを
設定することができず、ネットワーク中継装置としてル
ータを介在する必要がある。
【0015】MPOAはサブネットワーク間にまたがっ
た通信の場合も直接ATMコネクションを設定すること
ができる。しかし、MPOAはこれを構成する各デバイ
スにATMの基本機能に加えて、次の機能を実装する必
要がある。つまり、エッジデバイスには、MPC、LE
C、及びL3(レイヤ3)フォワーディングエンジン
を、ルータには、MPS(NHSを含む)、LEC、及
びルーチングエンジンを、かつLANEサーバには、L
ES、BUS、及びLECSをそれぞれ実装する必要が
ある。
【0016】このように、MPOAは多くの機能の実装
が必要となり、複雑であるだけではなく、これらの機能
の制御のためのオーバーヘッドが大きい。また、MPO
Aは一般的にエンドシステム間のフローに対して1本の
コネクションを設定する必要があるため、コネクション
数の制限が問題となる。したがって、MPOAは、スケ
ーラビリティの問題があり、大規模ATMネットワーク
には適合し難い。
【0017】また、MPLSは前述のようにATMスイ
ッチのハードウェア上にルータ機能を実装し、ルータ機
能をベースとして、IPアドレスをベースにATMコネ
クションを設定するので(ただし、ATMアドレスも使
用しないし、ATM Signalingも使用しな
い)、その構成も簡単であり、アグリゲーション及びフ
ローマージ機能等により、スケーラビリティに優れてい
る。しかし、MPLSはルータ機能をベースとしている
ため、ATMスイッチの提供機能に関する親和性に乏し
い。元々、MPLSは従来のATMスイッチの機能(A
TM Signalingの機能)とは”ships
in the night”モード(完全に独立に動作
すること)のアーキテクチャである。
【0018】したがって、従来のATMスイッチが持っ
ているATM Signaling機能、QoS機能、
ソースルーチング(明示的ルーチング)機能等がMPL
Sで必要となる場合、これらの同様な機能を新たに定義
・実装する必要があり、実際にそのようにしている。
【0019】また、PARはATMネットワークとIP
ネットワークとの境界のルータ(エッジルータ)にPN
NIの実装が必須であり、I−PNNIはATMネット
ワークとIPネットワークとの境界のルータ(エッジル
ータ)及びIPネットワーク中のルータにPNNIの実
装が必須である。さらに、これらのエッジルータは比較
的大きなIPネットワークとATMネットワークとのイ
ンターワーク機能を有する必要がある。
【0020】ここで、PNNIはルーチング機能とし
て、次の機能を持つ。 (1)リンクステートルーチング技術 発信元にて目的のエンドシステムまでの到達可能性を認
識し、接続経路を選択可能とするために、ネットワーク
内のトポロジ情報をスイッチ間で相互に交換すること
(OSPF:Open Shortest Path Firstと同じ)。
【0021】(2)認識階層化技術 ネットワークが大規模になった場合に交換するトポロジ
情報を削減するために、ネットワーク内を論理化するた
めのアルゴリズム(OSPFと同じ)。
【0022】また、PNNIはシグナリング機能とし
て、次の機能を持つ。 (1)ソースルーチング機能 ATMエンドシステム間でQoSを保証するために、上
記ルーチング機能で選択した経路に基づいてパスを設定
する、すなわち明示的ルーチング機能。
【0023】(2)クランクバック機能 (3)ソフトPVC
【0024】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、大規
模なATMネットワーク上でのIPパケットの転送を可
能な限り簡単に、かつ優れたスケーラビリティで実現す
るIPパケット転送方法及びIPパケット中継システム
を提供することにある。
【0025】本発明の他の課題は、大規模なATMネッ
トワーク上でのIPパケットの転送をATMスイッチに
対して高い親和性で実現するIPパケット転送方法及び
IPパケット中継システムを提供することにある。
【0026】本発明の別の課題は、大規模なATMネッ
トワーク上でのIPパケットの転送をトラヒックエンジ
ニアリングに高い親和性で実現するIPパケット転送方
法及びIPパケット中継システムを提供することにあ
る。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のIPパケット転送方法及びIP中継システ
ムにおいては、次の手法を採る。
【0028】〔1〕ATMスイッチへのルーチングエン
ジンの実装とIPアドレスによるコネクション設定 上述したように、MPOAによる手法は、ATMスイッ
チとルータとをそれぞれ独立の機能としてとらえ、両機
能間のマッピング(インターワーキング)を実現するこ
とを可能にしている。PAR及びI−PNNIは、基本
的にはATMスイッチとルータとをそれぞれ独立の機能
としてとらえ、両機能間のマッピングを実現することを
可能にしている。また、IP及びATMのルーチングプ
ロトコルをPNNIに統合しようとしている。
【0029】MPLSによる手法は、ATMスイッチと
ルータとをそれぞれ独立の機能としてとらえ、ATMス
イッチのハードウェアのみを使用し、その上でルータコ
ンポーネント及びラベルスイッチングコンポーネントを
動作させる手法であり、ATM関連コンポーネントとは
完全に独立に動作すること、つまり”ships in
the night”モードを指向している。
【0030】本発明においては、これらの既存の手法に
変更を加え、ATMスイッチとルータとの機能を融合し
た装置(以降、ATMスイッチングルータと称する)及
び方法を考える。
【0031】本発明のIPパケット中継装置としてのA
TMスイッチングルータは、IPアドレスを理解できる
ので、IPアドレスそのままでルーチングが可能であ
る。また、ATM Signalingによりエンドツ
ーエンド(end to end)でダイナミックにコ
ネクションの設定が可能である。これを利用することに
より、簡単にIPアドレスに関連づけられたVCを設定
することが可能となる。その具体的な二つの手法を次に
示す。
【0032】手法1: (1)ATMシグナリングメッセージに設定するVCの
終端のノード(ルータ)のIPアドレスを設定する情報
要素を定義する。
【0033】(2)隣接ATMスイッチ間で互いのAT
Mアドレスを取得する手段を規定する。 (3)上記(1)の定義を使用し、VCの終端のノード
のIPアドレスをSETUPメッセージに設定する。
【0034】(4)それぞれのルータはSETUPメッ
セージ中のVCの終端のノードのIPアドレスをIPル
ーチングテーブル(IP経路情報テーブル)により検索
してネクストホップ(NEXT HOP)を決定し、上
記(3)によりNEXT HOPのATMアドレスをS
ETUPメッセージ中の着信側番号(CALLEDPA
RTY NUMBER)に設定し、SETUPメッセー
ジを送信する。
【0035】手法2: (1)ATMアドレスの種別にIPアドレスを追加定義
(E164/DCC/ICDと同列に)し、SETUP
メッセージ中のCALLED PARTY NUMBE
Rにこれを設定する。
【0036】(2)各ルータはCALLED PART
Y NUMBER中のIPアドレスをIPルーチングテ
ーブルにより検索してNEXT HOPを決定し、SE
TUPメッセージを転送する。
【0037】〔2〕I−PNNI,PARへの適用 さらに、本発明においては、上記〔1〕項の内容のI−
PNNI及びPARへの適用を考える。
【0038】上述したように、PNNIは、IPルーチ
ングプロトコルの1つであるOSPFと同等のルーチン
グ機能(ただし、扱うアドレスがIPかATMかの相違
はあるが)にATMコネクション設定のためのシグナリ
ング機能を追加したものと考えることができる。
【0039】また、概して言えば、このPNNIのAT
Mベースのトポロジ情報のフラッディング機能にIPア
ドレスベースのトポロジ情報のフラッディング機能を追
加したものがPAR及びI−PNNIと言える。
【0040】このPAR及びI−PNNIに上記〔1〕
項の考え方を適用する。これにより、IPネットワーク
上のルータはOSPF等の既存技術の実装のみで何ら変
更する必要が無く、全てのATMスイッチングルータは
PNNIのフラッディング機能を利用しIPベースのト
ポロジ情報のフラッディング機能を追加し、かつIPネ
ットワーク及びATMネットワークのエッジルータは上
記双方の機能を具備することにより、ネットワーク全体
としては、全てIPアドレスベース(IPアドレスベー
スでのルーチング,IPアドレスベースのATMコネク
ションの設定)でIPパケットの転送が可能となる。
【0041】その具体例を次に示す。 (1)ノード情報としてATMアドレスに加えてIPア
ドレスを追加し、ノード間でこの情報を交換する(PN
NIへのIPベースのトポロジ情報のフラッディング機
能の追加)。
【0042】(2)転送したいパケットの宛先(Des
tination)IPアドレスによりPNNIで交換
した種々の情報を基に転送ルートを決定する。 (3)PNNIのSETUPメッセージ中のCALLE
D PARTY NUMBERにDestinatio
n IPアドレスを、DTL(Designated Transit Lis
t)に中継ノード(Transit Node)の論理
ノードIDを設定し、SETUPメッセージを送信す
る。
【0043】(4)これにより、PNNIのソースルー
チング機能及びクランクバック機能を利用したコネクシ
ョンの設定が可能となる。 〔3〕PNNIによるトラヒックエンジニアリングの実
現 PNNIは、上述のとおり、ソースルーチング(明示的
ルーチング)を実現しているが、その際のパス選択の条
件及び条件判定に使用するネットワークトポロジ情報に
ついて標準化している。また、DTL作成ノードにおい
て、パス選択に使用するパスの候補を選出する機能を標
準化している。ただし、特定のパス決定アルゴリズムは
規定されていない。この標準化内容がGCAC(Generi
c Connection Admission Control)である。
【0044】つまり、PNNIでは、既にトラヒックエ
ンジニアリングを実現するための基本機能(ソースルー
チング,QoSルーチング及びGCAC)が実現されて
おり、パス選択の条件及び条件判定に使用するネットワ
ークトポロジ情報を追加し、それに関するGCACを追
加定義し、更に特定のパス選択アルゴリズムを実装する
ことにより、容易にトラヒックエンジニアリングを実現
することができる。
【0045】このように、ATMネットワークにおいて
もそのままIPアドレスベースでルーチングを行い、P
NNIによりIPベースのトポロジ情報のフラッディン
グを行う。さらに、これらを基にATM Signal
ingによりIPアドレスベースでATMコネクション
を設定することにより、一層簡易にATMネットワーク
に親和性の高いIPパケット転送用のATMコネクショ
ンを設定することができる。
【0046】また、PNNIのトポロジ情報のフラッデ
ィング機能と、PNNIのソースルーチング機能と、Q
oSの設定機能と、GCACとを利用することにより、
ATMネットワークに一層親和性の高いトラヒックエン
ジニアリングを実現できる。
【0047】本発明の第1のIPパケット転送方法は、
IPアドレスに基づくIPパケットのルーチング機能
と、IPパケットのフォワーディング機能と、ATMの
シグナリング機能とを備え、前記IPパケットのルーチ
ング機能と前記ATMのシグナリング機能との連携によ
りATMコネクションを設定し、このATMコネクショ
ン上でIPパケットをフォワーディングする。
【0048】本発明の第2のIPパケット転送方法は、
設定対象のATMコネクションの終端のノードのIPア
ドレスを設定する情報要素をATMのシグナリングメッ
セージに定義し、隣接ノード間で互いのATMアドレス
を取得する手段を定義し、設定対象のATMコネクショ
ンの始端のノードは前記終端のノードのIPアドレスを
前記ATMのシグナリングメッセージの呼設定メッセー
ジに設定し、設定対象のATMコネクションの中継箇所
のノードは前記呼設定メッセージ中の前記終端のノード
のIPアドレスをIPルーチングテーブルにより検索し
てネクストホップを決定し、前記隣接ノードのATMア
ドレス取得手段により取得したネクストホップのATM
アドレスを前記呼設定メッセージ中の着信側番号に設定
した呼設定メッセージを送信することにより、前記設定
対象のATMコネクションを設定してIPパケットを前
記終端のノードまでフォワーディングする。
【0049】本発明の第3のIPパケット転送方法は、
ATMアドレス体系にIPアドレスを収容するととも
に、このIPアドレスをATMのシグナリングメッセー
ジの呼設定メッセージ中の着信側番号に設定可能とし、
設定対象のATMコネクションの始端のノードは設定対
象のATMコネクションの終端のノードのIPアドレス
を前記着信側番号に設定した前記呼設定メッセージを送
信し、設定対象のATMコネクションの中継箇所のノー
ドは前記呼設定メッセージ中の前記着信側番号をIPル
ーチングテーブルにより検索して前記呼設定メッセージ
の送出先を決定することにより、前記設定対象のATM
コネクションを設定してIPパケットを終端のノードま
でフォワーディングする。
【0050】本発明の第4のIPパケット転送方法は、
IPルーチングプロトコルをPNNIプロトコルに統合
し、IPアドレスベースのトポロジ情報とATMアドレ
スベースのトポロジ情報とをフラッディング可能とし、
ATMアドレス体系にIPアドレスを収容するととも
に、このIPアドレスをATMのシグナリングメッセー
ジの呼設定メッセージ中の着信側番号に設定可能とし、
設定対象のATMコネクションの始端のノードは設定対
象のATMコネクションの終端のノード及び中継箇所の
ノードの論理ノード識別子を前記トポロジ情報を基に決
定し、前記着信側番号及びDTLリストに設定した明示
的なソースルーチングにより前記呼設定メッセージを送
信することにより、前記設定対象のATMコネクション
を設定してIPパケットを前記終端のノードまでフォワ
ーディングする。
【0051】本発明の第5のIPパケット転送方法は、
上記第4のIPパケット転送方法において、前記PNN
Iプロトコルによりトラヒックエンジニアリングに使用
するトポロジ情報をフラッディングし、このトポロジ情
報を基にトラヒックエンジニアリング機能により決定し
た明示ルートを前記PNNIプロトコルのソースルーチ
ング機能により設定し、前記設定対象のATMコネクシ
ョンを設定してIPパケットを前記終端のノードまでフ
ォワーディングする。
【0052】また、本発明の第1のIPパケット中継シ
ステムは、ATMネットワークの始端、中継箇所及び終
端のそれぞれにルータを設け;設定対象のATMコネク
ションの前記始端のルータは、前記終端のルータのIP
アドレスをATMのシグナリングメッセージの呼設定メ
ッセージに設定する手段を有し;設定対象のATMコネ
クションの前記中継箇所のルータは、前記呼設定メッセ
ージ中の前記終端のルータのIPアドレスをIPルーチ
ングテーブルにより検索してネクストホップを決定する
手段を有し;前記始端及び中継箇所のルータは、隣接ル
ータのATMアドレスを取得する手段により取得したネ
クストホップのATMアドレスを前記呼設定メッセージ
中の着信側番号に設定した呼設定メッセージを送信する
手段をそれぞれ有し;前記設定対象のATMコネクショ
ンを設定してIPパケットを前記終端のルータまでフォ
ワーディングする。
【0053】本発明の第2のIPパケット中継システム
は、ATMネットワークの始端、中継箇所及び終端のそ
れぞれにルータを設け;設定対象のATMコネクション
の前記始端及び中継箇所のルータは、ATMアドレス体
系に収容可能としたIPアドレスをATMのシグナリン
グメッセージの呼設定メッセージ中の着信側番号に設定
する手段をそれぞれ有し;設定対象のATMコネクショ
ンの前記始端のノードは、設定対象のATMコネクショ
ンの前記終端のノードのIPアドレスを前記着信側番号
に設定した前記呼設定メッセージを送信する手段を有
し;前記中継箇所のノードは、前記呼設定メッセージ中
の前記着信側番号をIPルーチングテーブルにより検索
して前記呼設定メッセージの送出先を決定する手段を有
し;前記設定対象のATMコネクションを設定してIP
パケットを前記終端のノードまでフォワーディングす
る。
【0054】本発明の第3のIPパケット中継システム
は、ATMネットワークの始端、中継箇所及び終端のそ
れぞれにルータを設け;設定対象のATMコネクション
の前記始端及び中継箇所のルータは、IPルーチングプ
ロトコルをPNNIプロトコルに統合し、IPアドレス
ベースのトポロジ情報とATMアドレスベースのトポロ
ジ情報とをフラッディング可能とする手段と;ATMア
ドレス体系に収容可能としたIPアドレスをATMのシ
グナリングメッセージの呼設定メッセージ中の着信側番
号に設定する手段とを有し;前記始端のノードは、設定
対象のATMコネクションの前記終端及び中継箇所のノ
ードの論理ノード識別子を前記トポロジ情報を基に決定
する手段と;前記着信側番号及びDTLリストに設定し
て明示的なソースルーチングにより前記呼設定メッセー
ジを送信する手段とを有し;前記設定対象のATMコネ
クションを設定してIPパケットを前記終端のノードま
でフォワーディングする。
【0055】本発明の第4のIPパケット中継システム
は、上記第3のIPパケット中継システムにおいて、前
記始端及び中継箇所のルータは、前記PNNIプロトコ
ルによりトラヒックエンジニアリングに使用するトポロ
ジ情報をフラッディングする手段と;このトポロジ情報
を基にトラヒックエンジニアリング機能により決定した
明示ルートを前記PNNIプロトコルのソースルーチン
グ機能により設定する手段とを有し;前記設定対象のA
TMコネクションを設定してIPパケットを前記終端の
ノードまでフォワーディングする。
【0056】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。 〔第1の実施の形態〕本発明の第1の実施の形態のIP
パケット中継装置としてのATMスイッチングルータに
おいて、IPアドレスベースのホップバイホップ(ho
p by hop)によるATMコネクションの設定及
びIPパケットのフォワーディングの一例について、図
1から図7を併せ参照して説明する。
【0057】図1はATMスイッチングルータの構成を
示す。図2はATMコネクション設定シーケンスを示
す。図3及び図4はユーザ・ユーザ情報要素(user
−user information elemen
t)を使用したVC(Virtual Channel)の終端のノー
ドのIPアドレスの設定例を示す。図5,図6及び図7
は処理手順のフローチャートを示す。
【0058】図1に示すATMスイッチングルータ1
は、図2中のATMルータ及びエッジ(Edge)ルー
タに適用され、隣接ルータ(ノード)間ATMアドレス
分配部12により隣接ATMスイッチングルータ間で互
いのATMアドレスを交換し、隣接ATMスイッチング
ルータのATMアドレスをATMアドレス管理部11に
て管理する。ATMスイッチングルータ1は、図3及び
図4に示すように、例えばuser−user inf
ormation elementにVCの終端のノー
ドのIPアドレスを設定するように定義し、これを図2
に示すSETUPメッセージに設定する。
【0059】このATMスイッチングルータ1において
は、呼管理部18が、自身が始点(始端)となるATM
コネクション設定時に、その終点(終端)となるノード
(ATMスイッチングルータ1が配置されている通信
局)のIPアドレスを基にIPルーチングテーブル(図
示省略)を検索してNEXT HOPを求め、そのNE
XT HOPに対応したATMアドレスをATMアドレ
ス管理部11より求める。
【0060】呼管理部18は、自身が中継ノードとなる
場合は、ATM Signaling処理部17から通
知される終点のIPアドレスを基にIPルーチングテー
ブルを検索してNEXT HOPを求め、そのNEXT
HOPに対応したATMアドレスをATMアドレス管
理部11より求める。
【0061】また、呼管理部18は、自身が終点ノード
となる場合は、ATM Signaling処理部17
から通知される終点のIPアドレスが自己IPアドレス
であることにより判断する。
【0062】これにより、図2に示すシーケンスで、I
Pアドレスベースによるhop by hopでのAT
Mコネクションを設定することができる。ここで、呼管
理部18が設定したコネクションのVPI/VCI及び
ポート番号とそのコネクションとでフォワーディングす
るIPパケットの集合をフォワーディングテーブル管理
部15に通知することにより、フォワーディング制御部
16が受信IPパケットの転送先コネクションをフォワ
ーディングテーブル管理部15を参照することにより決
定し、そのコネクションでIPパケットをフォワーディ
ングする。
【0063】一層詳述すると、ATMスイッチングルー
タ1において、VC管理部10は自装置のVPI/VC
Iの空塞管理を行う。ATMアドレス管理部11は隣接
ノードのATMアドレスを隣接ルータ間ATMアドレス
分配部12からの通知により管理する。隣接ルータ間A
TMアドレス分配部12はすべての隣接ATMスイッチ
ングルータ間で、自身のATMアドレスを分配するとと
もに、それぞれのATMアドレスを取得する。その取得
方法には、コンフィギュレーション/ILMI/すべて
のルータグループのマルチキャストアドレス宛てのUD
Pパケット/SNMP等のうちのどれかを採用できる。
【0064】IPルーチングテーブル管理部13はIP
ルーチングプロトコル処理部14より通知されたIPル
ーチング情報を管理する。IPルーチングプロトコル処
理部14は隣接ノードとの相互動作により、OSPF等
のルーチングプロトコルを実行し、ルーチングテーブル
を作成する。フォワーディングテーブル管理部15は設
定されたATMコネクションのポート番号及びVPI/
VCIとそのコネクション上をフォワーディングすべき
IPパケットの集合との対応を管理する。
【0065】なお、フォワーディングすべきIPパケッ
トのキー情報としては、Destination のフ
ルIPアドレス,Destination のネットワ
ークプレフィックス,Source IPアドレス/S
ource ポート番号/Destination I
Pアドレス/Destinationポート番号/プロ
トコルIDの組,TOSフィールド等様々なバリエーシ
ョンが考えられる。
【0066】フォワーディング制御部16は受信パケッ
トを基にフォワーディングテーブル管理部15を参照
し、そのパケットを転送すべきATMコネクションを求
め、IPヘッダを編集し、このATMコネクションにI
Pパケットをフォワーディングする。
【0067】ATM Signaling処理部17は
隣接ノードとの相互動作及び自ノードの呼管理部18か
らの指示により、設定すべきATMコネクションのVP
I/VCIを決定するとともに、そのコネクションのト
ラヒックパラメータ等の各種情報のネゴシエーションを
行う。
【0068】ここで、ATMコネクションの始点のAT
M Signaling処理部17は呼管理部18から
の指示により、そのコネクションの終点のIPアドレス
をuser−user information el
ementに設定し、NEXT HOPのATMアドレ
スをCALLED PARTY NUMBERに設定
し、トラヒックパラメータ等の各種情報を設定してSE
TUPメッセージを送信する。
【0069】一方、SETUPメッセージを受信したA
TM Signaling処理部17は、SETUPメ
ッセージ中の各種情報を呼管理部18に通知し、呼管理
部18からの指示により、次の処理を行う。
【0070】(1)自身を終点としたATMコネクショ
ンを設定するために、送信元ノードに肯定応答を返送す
る。 (2)そのATMコネクションの設定を拒否するため
に、送信元ノードに否定応答を返送する。
【0071】(3)自身を中継ノードとしたATMコネ
クションを設定するために、NEXT HOPのATM
アドレスをCALLED PARTY NUMBERに
設定し直し、SETUPメッセージを中継し、送信先か
らの肯定応答を待って、送信元に肯定応答を返送すると
ともに、呼管理部18に結果を通知する。
【0072】呼管理部18はVC管理部10,ATMア
ドレス管理部11,及びIPルーチングテーブル管理部
13を参照し、ATM Signaling処理部17
に指示して、ATMコネクションを設定するとともに、
そのATMコネクション上を転送すべきIPパケットの
集合を決定し、フォワーディングテーブル管理部15に
登録する。
【0073】また、呼管理部18におけるATMコネク
ションの設定に関する具体的機能は次のとおりである。 (1)ATMコネクションの始点となるATMスイッチ
ングルータ1における呼管理部18としては、そのAT
Mコネクションの設定トリガ(外部からの指示/IPル
ーチングテーブルの変化等のトポロジの変化/データパ
ケットの受信等様々なトリガの中の1つまたは複数)を
検出し、終点ノードのIPアドレス,NEXT HOP
のATMアドレス及びトラヒックパラメータ等を指定し
てATMSignaling処理部17にATMコネク
ションの設定を指示する。
【0074】(2)ATMコネクションの中継点となる
ATMスイッチングルータ1における呼管理部18とし
ては、ATM Signaling処理部17から通知
された終点ノードのIPアドレスが自身のIPアドレス
でないことにより自身が中継ノードであると判断し、そ
のIPアドレスを基にIPルーチングテーブル管理部1
3を参照することによりNEXT HOPを決定し、こ
のNEXT HOPに対してATMコネクションの設定
が可能(リソース/障害状況等により)であることをチ
ェックし、NEXT HOPのATMアドレスをATM
アドレス管理部11から求め、ATM Signali
ng処理部17にSETUPメッセージの中継を指示す
る。
【0075】(3)ATMコネクションの終点となるA
TMスイッチングルータ1における呼管理部18として
は、ATM Signaling処理部17から通知さ
れた終点ノードのIPアドレスが自身のIPアドレスで
あることにより自身が終点ノードであると判断し、AT
Mコネクションの設定が可能(リソース)であることを
チェックし、ATM Signaling処理部17に
肯定応答の送信を指示する。
【0076】ドライバ/レシーバ19は隣接ルータ間A
TMアドレス分配部12,IPルーチングプロトコル処
理部14,フォワーディング制御部16,及びATM
Signaling処理部17に入出力する各種情報及
び信号のインターフェース部である。
【0077】〔第2の実施の形態〕本発明の第2の実施
の形態のIPパケット中継装置としてのATMスイッチ
ングルータにおいて、IPアドレスベースのホップバイ
ホップ(hop by hop)によるATMコネクシ
ョンの設定及びIPパケットのフォワーディングの他の
例について、図8から図14を併せ参照して説明する。
【0078】図8はATMスイッチングルータの構成を
示す。図9はATMコネクション設定シーケンスを示
す。図10及び図11はCALLED PARTY N
UMBERへのIPアドレスの定義例を示す。図12,
図13及び図14は処理手順のフローチャートを示す。
【0079】図8に示すATMスイッチングルータ2に
おいては、ATMアドレスの種別にIPアドレスを追加
定義し、つまりCALLED PARTY NUMBE
RINFORMATION ELEMENTにIPアド
レスを設定可能とし、ATM Signaling処理
部25がこれを使用し、さらに呼管理部26がCALL
ED PARTY NUMBER INFORMATI
ON ELEMENTを基にNEXT HOPを決定す
る。
【0080】これにより、図9に示すシーケンスでIP
アドレスベースによるhop byhopでのATMコ
ネクションを設定することができる。一層詳述すると、
ATMスイッチングルータ2において、VC管理部20
は自装置のVPI/VCIの空塞管理を行う。IPルー
チングテーブル管理部21はIPルーチングプロトコル
処理部22より通知されたIPルーチング情報を管理す
る。IPルーチングプロトコル処理部22は隣接ノード
との相互動作により、OSPF等のルーチングプロトコ
ルを実行し、ルーチングテーブルを作成する。
【0081】フォワーディングテーブル管理部は23は
設定されたATMコネクションのポート番号及びVPI
/VCIとそのコネクション上をフォワーディングすべ
きIPパケットの集合との対応を管理する。なお、フォ
ワーディングすべきIPパケットのキー情報としては、
Destination のフルIPアドレス,Des
tination のネットワークプレフィックス,S
ource IPアドレス/Source ポート番号
/Destination IPアドレス/Desti
nationポート番号/プロトコルIDの組,TOS
フィールド等の様々なバリエーションが考えられる。
【0082】フォワーディング制御部24は受信パケッ
トを基にフォワーディングテーブル管理部23を参照
し、そのパケットを転送すべきATMコネクションを求
め、IPヘッダを編集し、このATMコネクションにI
Pパケットをフォワーディングする。
【0083】ATM Signaling処理部25は
隣接ノードとの相互動作及び自己ノードの呼管理部26
からの指示により設定すべきATMコネクションのVP
I/VCIを決定するとともに、そのコネクションのト
ラヒックパラメータ等の各種情報のネゴシエーションを
行う。
【0084】ここで、ATMコネクションの始点のAT
Mスイッチングルータ2におけるATM Signal
ing処理部25は呼管理部26からの指示により、そ
のコネクションの終点のIPアドレスをCALLED
PARTY NUMBERINFORMATION E
LEMENTに設定し、トラヒックパラメータ等の各種
情報を設定してSETUPメッセージをNEXT HO
Pに送信する。
【0085】また、SETUPメッセージを受信したA
TMスイッチングルータ2におけるATM Signa
ling処理部25は、SETUPメッセージ中の各種
情報を呼管理部26に通知し、呼管理部26からの指示
により次の処理を行う。
【0086】(1)自身を終点としたATMコネクショ
ンを設定するために、送信元ノードに肯定応答を返送す
る。 (2)そのATMコネクションの設定を拒否するため
に、送信元ノードに否定応答を返送する。
【0087】(3)自身を中継ノードとしたATMコネ
クションを設定するために、NEXT HOPにSET
UPメッセージを中継し、送信先からの肯定応答を待っ
て、送信元に肯定応答を返送するとともに、呼管理部2
6に結果を通知する。
【0088】呼管理部26はVC管理部20及びIPル
ーチングテーブル管理部21を参照し、ATM Sig
naling処理部25に指示してATMコネクション
を設定するとともに、このATMコネクション上を転送
すべきIPパケットの集合を決定し、フォワーディング
テーブル管理部23に登録する。
【0089】また、呼管理部18におけるATMコネク
ションの設定に関する具体的機能は次のとおりである。 (1)ATMコネクションの始点となるATMスイッチ
ングルータ2における呼管理部26としては、そのAT
Mコネクションの設定トリガ(外部からの指示/IPル
ーチングテーブルの変化等のトポロジの変化/データパ
ケットの受信等様々なトリガの中の1つまたは複数)を
検出し、終点ノードのIPアドレス,NEXT HOP
のATMアドレス及びトラヒックパラメータ等を指定し
てATMSignaling処理部25にATMコネク
ションの設定を指示する。
【0090】(2)ATMコネクションの中継点となる
ATMスイッチングルータ2における呼管理部26とし
ては、ATM Signaling処理部25から通知
されたCALLED PARTY NUMBERが自身
のIPアドレスでないことにより自身が中継ノードであ
ると判断し、そのIPアドレスを基にIPルーチングテ
ーブル管理部21を参照することによりNEXT HO
Pを決定し、このNEXT HOPに対してATMコネ
クションの設定が可能(リソース/障害状況等により)
であることをチェックし、ATM Signaling
処理部25にSETUPメッセージの中継を指示する。
【0091】(3)ATMコネクションの終点となるA
TMスイッチングルータ2における呼管理部26として
は、ATM Signaling処理部25から通知さ
れた終点ノードのIPアドレスが自身のIPアドレスで
あることにより自身が終点ノードであると判断し、AT
Mコネクションの設定が可能(リソース)であることを
チェックし、ATM Signaling処理部25に
肯定応答の送信を指示する。
【0092】ドライバ/レシーバ27はIPルーチング
プロトコル処理部22,フォワーディング制御部24,
及びATM Signaling処理部25に入出力す
る各種情報及び信号のインターフェース部である。
【0093】〔第3の実施の形態〕本発明の第3の実施
の形態のIPパケット中継装置としてのATMスイッチ
ングルータにおいて、IPアドレスベースのソースルー
チング(明示的ルーチング)によるATMコネクション
の設定及びIPパケットのフォワーディングの一例につ
いて、図15から図19を併せ参照して説明する。
【0094】図15はATMスイッチングルータの構成
を示す。図16はATMコネクション設定シーケンスを
示す。図17,図18及び図19は処理手順のフローチ
ャートを示す。
【0095】図15に示すATMスイッチングルータ3
においては、PNNIのルーチング機能及びシグナリン
グ機能をPNNIルーチング処理部33及びPNNI
Signaling処理部36にそれぞれ実装する。こ
のPNNIルーチング処理部33にノード情報としてA
TMアドレスとともにIPアドレスを追加し、ノード間
でこの情報を交換する。すなわち、PNNIへIPベー
スのトポロジ情報のフラッディング機能を追加する。ま
た、呼管理部37が転送経路を決定する際に、IPルー
チングテーブルに加えて上記のATMベース及びIPベ
ースのトポロジ情報を参照する。
【0096】さらに、PNNI Signaling処
理部36がCALLED PARTY NUMBERに
Destination IPアドレスを設定可能とす
るために、図10及び図11に示すCALLED PA
RTY NUMBERへのIPアドレスの定義機能の追
加を行う。
【0097】これにより、PNNIのソースルーチング
機能及びクランクバック機能を利用したコネクションの
設定が可能となり、図16に示すシーケンスでIPアド
レスベースによるソースルーチングでのATMコネクシ
ョンを設定することができる。
【0098】一層詳述すると、ATMスイッチングルー
タ3において、VC管理部30は自装置のVPI/VC
Iの空塞管理を行う。IPルーチングテーブル管理部3
1はPNNIルーチング処理部33より通知されたIP
ルーチング情報を管理する。トポロジ情報管理部32は
PNNIルーチング処理部33からの指示により、IP
アドレスベースのトポロジ情報とATMアドレスベース
のトポロジ情報とを統合して管理する。
【0099】PNNIルーチング処理部33は隣接ノー
ドとの相互動作により、PNNIのルーチングプロトコ
ルにATMアドレスベースのトポロジ情報のフラッディ
ングに加えて、IPアドレスベースのトポロジ情報のフ
ラッディング機能を追加して実行することにより、IP
ルーチングテーブルを作成するとともに、ATMアドレ
スベース及びIPアドレスベースのトポロジ情報を統合
してデータベースを作成する。
【0100】フォワーディングテーブル管理部34は設
定されたATMコネクションのポート番号及びVPI/
VCIとそのコネクション上をフォワーディングすべき
IPパケットの集合との対応を管理する。なお、フォワ
ーディングすべきIPパケットのキー情報としては、D
estination のフルIPアドレス,Dest
ination のネットワークプレフィックス,So
urce IPアドレス/Source ポート番号/
Destination IPアドレス/Destin
ationポート番号/プロトコルIDの組,TOSフ
ィールド等の様々なバリエーションが考えられる。
【0101】フォワーディング制御部35は受信パケッ
トを基にフォワーディングテーブル管理部34を参照
し、このパケットを転送すべきATMコネクションを求
め、IPヘッダを編集し、このATMコネクションにI
Pパケットをフォワーディングする。
【0102】PNNI Signaling処理部36
は隣接ノードとの相互動作及び自己ノードの呼管理部3
7からの指示により設定すべきATMコネクションのV
PI/VCIを決定するとともに、そのコネクションの
トラヒックパラメータ等の各種情報のネゴシエーション
を行う。
【0103】ここで、ATMコネクションの始点のAT
Mスイッチングルータ3におけるPNNI Signa
ling処理部36は、呼管理部37からの指示によ
り、そのコネクションの終点のIPアドレスをCALL
ED PARTY NUMBER INFORMATI
ON ELEMENTに設定し、そのコネクションの中
継ノードのノードIDをDTL(Designated Transit L
ist)に設定し、トラヒックパラメータ等の各種情報を
設定してSETUPメッセージをNEXT HOPに送
信する。
【0104】また、SETUPメッセージを受信したA
TMスイッチングルータ3におけるPNNI Sign
aling処理部36は、SETUPメッセージ中の各
種情報を呼管理部37に通知し、呼管理部37からの指
示により、次の処理を行う。
【0105】(1) 自身を終点としたATMコネクシ
ョンを設定するために、送信元ノードに肯定応答を返送
する。 (2) そのATMコネクションの設定を拒否するため
に、送信元ノードに否定応答を返送する。
【0106】(3) 自身を中継ノードとしたATMコ
ネクションを設定するために、NEXT HOPにSE
TUPメッセージを中継し、送信先からの肯定応答を待
って送信元に肯定応答を返送するとともに、呼管理部3
7に結果を通知する。
【0107】呼管理部37はVC管理部30,IPルー
チングテーブル管理部31,及びトポロジ情報管理部3
2を参照し、PNNI Signaling処理部36
に指示して、ATMコネクションを設定するとともに、
このATMコネクション上を転送すべきIPパケットの
集合を決定し、フォワーディングテーブル管理部34に
登録する。
【0108】また、呼管理部37におけるATMコネク
ションの設定に関する具体的機能は次のとおりである。 (1)ATMコネクションの始点となるATMスイッチ
ングルータ3における呼管理部37としては、そのAT
Mコネクションの設定トリガ(外部からの指示/IPル
ーチングテーブルの変化等のトポロジの変化/データパ
ケットの受信等様々なトリガの中の1つまたは複数)を
検出し、終点ノードのIPアドレス,中継ノードのノー
ドID及びトラヒックパラメータ等を指定してPNNI
Signaling処理部36にATMコネクション
の設定を指示する。
【0109】(2)ATMコネクションの中継点となる
ATMスイッチングルータ3における呼管理部37とし
ては、PNNI Signaling処理部36から通
知されたCALLED PARTY NUMBERが自
身のIPアドレスでないことにより自身が中継ノードで
あると判断し、DTL/トラヒックパラメータ等を基に
IPルーチングテーブル管理部31またはトポロジ情報
管理部32を参照することによりNEXT HOPを決
定し、このNEXT HOPに対してATMコネクショ
ンの設定が可能(リソース/障害状況等により)である
ことをチェックし、PNNI Signaling処理
部36にSETUPメッセージの中継を指示する。
【0110】(3)ATMコネクションの終点となるA
TMスイッチングルータ3における呼管理部37として
は、PNNI Signaling処理部36から通知
されたCALLED PARTY NUMBERが自身
のIPアドレスであることにより自身が終点ノードであ
ると判断し、ATMコネクションの設定が可能(リソー
ス)であることをチェックし、PNNI Signal
ing処理部36に肯定応答の送信を指示する。
【0111】ドライバ/レシーバ38はPNNIルーチ
ング処理部33,フォワーディング制御部35,及びP
NNI Signaling処理部36に入出力する各
種情報及び信号のインターフェース部である。
【0112】〔第4の実施の形態〕本発明の第4の実施
の形態のIPパケット中継装置としてのATMスイッチ
ングルータにおいて、トラヒックエンジニアリング(負
荷分散)の一例について、図20から図24を併せ参照
して説明する。
【0113】図20はATMスイッチングルータの構成
を示す。図21はトラヒックエンジニアリング(負荷分
散)の実現例を示す。図22,図23及び図24は処理
手順のフローチャートを示す。
【0114】図20に示すATMスイッチングルータ4
においては、図15に示すATMスイッチングルータ3
の構成にトラヒックエンジニアリング処理部40を追加
している。したがって、ATMスイッチングルータ3と
同一構成要素は同一参照数字で示している。
【0115】また、PNNIルーチング処理部33に現
状のトポロジ状態パラメータに加えて、トラヒックエン
ジニアリング用にATMコネクション毎の現在の転送セ
ルレート及びポート全体での現在の転送セルレートをフ
ラッディングする。なお、負荷分散アルゴリズムの手法
によって、多様なパラメータが考えられる。
【0116】さらに、図21に示すように、トラヒック
エンジニアリング処理部40において、トポロジ情報を
基に、ルート1に加えて、ルート2及びルート3の負荷
分散用のATMコネクションの設定トリガを検出し、具
体的負荷分散用の経路を決定するアルゴリズムを実装
し、PNNI Signaling処理部36のソース
ルーチング機能を使用して、決定した経路を明示してA
TMコネクションを設定し、この負荷分散用の複数のA
TMコネクションに割り当てるIPパケットの集合をト
ポロジ情報を基にダイナミックに変更するアルゴリズム
を実装する。
【0117】このように、PNNIのトポロジ情報のフ
ラッディング機能と、PNNIのソースルーチング機能
と、QoSの設定機能とを利用することにより、ATM
ネットワークに一層親和性の高いトラヒックエンジニア
リングを実現できる。
【0118】次に、ATMスイッチングルータ4におけ
るトラヒックエンジニアリング処理部40の機能につい
て、一層詳述する。 (1)負荷分散用コネクションの追加/削除トリガ検出
処理 既に設定されているルートの全てのリンクについて、そ
のコネクションについての現在の転送セルレート及びポ
ート全体での現在の転送セルレートがコネクション毎及
びポート全体のルート追加閾値を一つでも超えていて、
その超過分を他ルートに変更した場合も変更ルートで閾
値を超えてしまう場合、負荷分散用コネクションを追加
設定する。
【0119】また、既に設定されているルートの全ての
リンクについて、そのコネクションについての現在の転
送セルレート及びポート全体での現在の転送セルレート
がルート削除閾値を下回っていて、そのルートを他ルー
トに変更した場合も変更ルートで閾値を下回る場合に負
荷分散用コネクションを削除する。
【0120】(2)負荷分散用コネクションの経路決定
処理 トラヒックエンジニアリング処理部40はトポロジ情報
管理部32を参照し、設定するルートの全てのリンクに
ついて、そのリンクのポート全体での空き帯域がコネク
ション毎のルート追加閾値以上であるルートを決定す
る。
【0121】(3)負荷分散用コネクションへのIPパ
ケットのマッピング処理 トラヒックエンジニアリング処理部40はトポロジ情報
管理部32を参照し、設定した複数のルートにおける現
在の転送セルレートの差分が閾値を超えている場合にそ
のルート(転送セルレートの大きいルート)にマッピン
グしているパケットの一部をもう一つのルート(転送セ
ルレートの大きいルート)にマッピングし直す。
【0122】また、設定したルートの全てのリンクにつ
いて、一つでもポート全体の空き帯域が閾値を下回った
場合は、そのルートにマッピングしているパケットの一
部を別のルートにマッピングし直す。これを周期的に繰
りし、閾値の中に収まるまで続ける。なお、これら2つ
の条件については、後の条件を優先する。
【0123】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ATM機能とIP機能とのインターワーク機能のオーバ
ーヘッドの少ないATMネットワークにおけるIPパケ
ットの転送(中継)を行うことができる。
【0124】また、本発明によれば、ATMネットワー
ク(特にQoS機能)に親和性が高く)、更にIPネッ
トワーク(特にIPアドレスベースのルート設定)に親
和性の高いATMネットワークにおけるIPパケットの
転送(中継)を行うことができる。
【0125】さらに、本発明によれば、トラヒックエン
ジニアリング(特にトポロジ情報のフラッディング,ソ
ースルーチング及びQoS機能)に親和性の高いATM
ネットワークにおけるIPパケットの転送(中継)を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態におけるATMス
イッチングルータの構成を示すブロック図。
【図2】 第1の実施の形態におけるATMコネクショ
ン設定シーケンスを示す。
【図3】 第1の実施の形態におけるCALLED P
ARTY NUMBERへのIPアドレスの定義例を示
す。
【図4】 第1の実施の形態におけるCALLED P
ARTY NUMBERへのIPアドレスの定義例を示
す。
【図5】 第1の実施の形態における処理手順のフロー
チャート。
【図6】 第1の実施の形態における処理手順のフロー
チャート。
【図7】 第1の実施の形態における処理手順のフロー
チャート。
【図8】 本発明の第2の実施の形態におけるATMス
イッチングルータの構成を示すブロック図。
【図9】 第2の実施の形態におけるATMコネクショ
ン設定シーケンスを示す。
【図10】 第2の実施の形態におけるCALLED
PARTY NUMBERへのIPアドレスの定義例を
示す。
【図11】 第2の実施の形態におけるCALLED
PARTY NUMBERへのIPアドレスの定義例を
示す。
【図12】 第2の実施の形態における処理手順のフロ
ーチャート。
【図13】 第2の実施の形態における処理手順のフロ
ーチャート。
【図14】 第2の実施の形態における処理手順のフロ
ーチャート。
【図15】 本発明の第3の実施の形態におけるATM
スイッチングルータの構成を示すブロック図。
【図16】 第3の実施の形態におけるATMコネクシ
ョン設定シーケンスを示す。
【図17】 第3の実施の形態における処理手順のフロ
ーチャート。
【図18】 第3の実施の形態における処理手順のフロ
ーチャート。
【図19】 第3の実施の形態における処理手順のフロ
ーチャート。
【図20】 本発明の第4の実施の形態におけるATM
スイッチングルータの構成を示すブロック図。
【図21】 第4の実施の形態におけるトラヒックエン
ジニアリングの実現例を示す。
【図22】 第4の実施の形態における処理手順のフロ
ーチャート。
【図23】 第4の実施の形態における処理手順のフロ
ーチャート。
【図24】 第4の実施の形態における処理手順のフロ
ーチャート。
【符号の説明】
1,2,3,4 ATMスイッチングルータ(IPパ
ケット中継装置) 10,20,30 VC管理部 11 ATMアドレス管理部 12 隣接ルータ間ATMアドレス分配部 13,21,31 IPルーチングテーブル管理部 14,22 IPルーチングプロトコル処理部 15,23,34 フォワーディングテーブル管理部 16,24,35 フォワーディング制御部 17,25 ATM Signaling処理部 18,26,37 呼管理部 19,27,38 ドライバ/レシーバ 32 トポロジ情報管理部 33 PNNIルーチング処理部 36 PNNI Signaling処理部 40 トラヒックエンジニアリング処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 GA01 GA04 HA10 HB11 HB28 HB29 HC14 HD03 HD06 HD09 LA11 LB05 LC05 5K033 AA02 AA03 AA04 CB01 CB02 CB09 CB14 CC01 DA01 DA05 DB18 EC03 9A001 BB04 CC03 CC06 DD10 KK56

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 IPアドレスに基づくIPパケットのル
    ーチング機能と、IPパケットのフォワーディング機能
    と、ATMのシグナリング機能とを備え、前記IPパケ
    ットのルーチング機能と前記ATMのシグナリング機能
    との連携によりATMコネクションを設定し、このAT
    Mコネクション上でIPパケットをフォワーディングす
    るATMネットワークにおけるIPパケット転送方法。
  2. 【請求項2】 設定対象のATMコネクションの終端の
    ノードのIPアドレスを設定する情報要素をATMのシ
    グナリングメッセージに定義し、 隣接ノード間で互いのATMアドレスを取得する手段を
    定義し、 設定対象のATMコネクションの始端のノードは前記終
    端のノードのIPアドレスを前記ATMのシグナリング
    メッセージの呼設定メッセージに設定し、 設定対象のATMコネクションの中継箇所のノードは前
    記呼設定メッセージ中の前記終端のノードのIPアドレ
    スをIPルーチングテーブルにより検索してネクストホ
    ップを決定し、 前記隣接ノードのATMアドレス取得手段により取得し
    たネクストホップのATMアドレスを前記呼設定メッセ
    ージ中の着信側番号に設定した呼設定メッセージを送信
    することにより、 前記設定対象のATMコネクションを設定してIPパケ
    ットを前記終端のノードまでフォワーディングする請求
    項1記載のATMネットワークにおけるIPパケット転
    送方法。
  3. 【請求項3】 ATMアドレス体系にIPアドレスを収
    容するとともに、このIPアドレスをATMのシグナリ
    ングメッセージの呼設定メッセージ中の着信側番号に設
    定可能とし、 設定対象のATMコネクションの始端のノードは設定対
    象のATMコネクションの終端のノードのIPアドレス
    を前記着信側番号に設定した前記呼設定メッセージを送
    信し、 設定対象のATMコネクションの中継箇所のノードは前
    記呼設定メッセージ中の前記着信側番号をIPルーチン
    グテーブルにより検索して前記呼設定メッセージの送出
    先を決定することにより、 前記設定対象のATMコネクションを設定してIPパケ
    ットを終端のノードまでフォワーディングする請求項1
    記載のATMネットワークにおけるIPパケット転送方
    法。
  4. 【請求項4】 IPルーチングプロトコルをPNNIプ
    ロトコルに統合し、IPアドレスベースのトポロジ情報
    とATMアドレスベースのトポロジ情報とをフラッディ
    ング可能とし、 ATMアドレス体系にIPアドレスを収容するととも
    に、このIPアドレスをATMのシグナリングメッセー
    ジの呼設定メッセージ中の着信側番号に設定可能とし、 設定対象のATMコネクションの始端のノードは設定対
    象のATMコネクションの終端のノード及び中継箇所の
    ノードの論理ノード識別子を前記トポロジ情報を基に決
    定し、 前記着信側番号及びDTLリストに設定した明示的なソ
    ースルーチングにより前記呼設定メッセージを送信する
    ことにより、 前記設定対象のATMコネクションを設定してIPパケ
    ットを前記終端のノードまでフォワーディングする請求
    項1記載のATMネットワークにおけるIPパケット転
    送方法。
  5. 【請求項5】 前記PNNIプロトコルによりトラヒッ
    クエンジニアリングに使用するトポロジ情報をフラッデ
    ィングし、 このトポロジ情報を基にトラヒックエンジニアリング機
    能により決定した明示ルートを前記PNNIプロトコル
    のソースルーチング機能により設定し、 前記設定対象のATMコネクションを設定してIPパケ
    ットを前記終端のノードまでフォワーディングする請求
    項4記載のATMネットワークにおけるIPパケット転
    送方法。
  6. 【請求項6】 ATMネットワークの始端、中継箇所及
    び終端のそれぞれにルータを設け;設定対象のATMコ
    ネクションの前記始端のルータは、前記終端のルータの
    IPアドレスをATMのシグナリングメッセージの呼設
    定メッセージに設定する手段を有し;設定対象のATM
    コネクションの前記中継箇所のルータは、前記呼設定メ
    ッセージ中の前記終端のルータのIPアドレスをIPル
    ーチングテーブルにより検索してネクストホップを決定
    する手段を有し;前記始端及び中継箇所のルータは、隣
    接ルータのATMアドレスを取得する手段により取得し
    たネクストホップのATMアドレスを前記呼設定メッセ
    ージ中の着信側番号に設定した呼設定メッセージを送信
    する手段をそれぞれ有し;前記設定対象のATMコネク
    ションを設定してIPパケットを前記終端のルータまで
    フォワーディングするATMネットワークにおけるIP
    パケット中継システム。
  7. 【請求項7】 ATMネットワークの始端、中継箇所及
    び終端のそれぞれにルータを設け;設定対象のATMコ
    ネクションの前記始端及び中継箇所のルータは、ATM
    アドレス体系に収容可能としたIPアドレスをATMの
    シグナリングメッセージの呼設定メッセージ中の着信側
    番号に設定する手段をそれぞれ有し;設定対象のATM
    コネクションの前記始端のノードは、設定対象のATM
    コネクションの前記終端のノードのIPアドレスを前記
    着信側番号に設定した前記呼設定メッセージを送信する
    手段を有し;前記中継箇所のノードは、前記呼設定メッ
    セージ中の前記着信側番号をIPルーチングテーブルに
    より検索して前記呼設定メッセージの送出先を決定する
    手段を有し;前記設定対象のATMコネクションを設定
    してIPパケットを前記終端のノードまでフォワーディ
    ングするATMネットワークにおけるIPパケット中継
    システム。
  8. 【請求項8】 ATMネットワークの始端、中継箇所及
    び終端のそれぞれにルータを設け;設定対象のATMコ
    ネクションの前記始端及び中継箇所のルータは、IPル
    ーチングプロトコルをPNNIプロトコルに統合し、I
    Pアドレスベースのトポロジ情報とATMアドレスベー
    スのトポロジ情報とをフラッディング可能とする手段
    と;ATMアドレス体系に収容可能としたIPアドレス
    をATMのシグナリングメッセージの呼設定メッセージ
    中の着信側番号に設定する手段とを有し;前記始端のノ
    ードは、設定対象のATMコネクションの前記終端及び
    中継箇所のノードの論理ノード識別子を前記トポロジ情
    報を基に決定する手段と;前記着信側番号及びDTLリ
    ストに設定して明示的なソースルーチングにより前記呼
    設定メッセージを送信する手段とを有し;前記設定対象
    のATMコネクションを設定してIPパケットを前記終
    端のノードまでフォワーディングするATMネットワー
    クにおけるIPパケット中継システム。
  9. 【請求項9】 前記始端及び中継箇所のルータは、前記
    PNNIプロトコルによりトラヒックエンジニアリング
    に使用するトポロジ情報をフラッディングする手段と;
    このトポロジ情報を基にトラヒックエンジニアリング機
    能により決定した明示ルートを前記PNNIプロトコル
    のソースルーチング機能により設定する手段とを有し;
    前記設定対象のATMコネクションを設定してIPパケ
    ットを前記終端のノードまでフォワーディングする請求
    項8記載のATMネットワークにおけるIPパケット中
    継システム。
JP2000005808A 2000-01-06 2000-01-06 Atmネットワークにおけるipパケット転送方法及びipパケット中継システム Pending JP2001197076A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000005808A JP2001197076A (ja) 2000-01-06 2000-01-06 Atmネットワークにおけるipパケット転送方法及びipパケット中継システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000005808A JP2001197076A (ja) 2000-01-06 2000-01-06 Atmネットワークにおけるipパケット転送方法及びipパケット中継システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001197076A true JP2001197076A (ja) 2001-07-19

Family

ID=18534429

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000005808A Pending JP2001197076A (ja) 2000-01-06 2000-01-06 Atmネットワークにおけるipパケット転送方法及びipパケット中継システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001197076A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004039016A1 (ja) * 2002-10-23 2004-05-06 Elwing Co.,Ltd. データ転送方法及びその装置
US8027262B2 (en) 2004-05-14 2011-09-27 Fujitsu Limited Method and apparatus for keeping track of virtual LAN topology in network of nodes
JP2016105561A (ja) * 2014-12-01 2016-06-09 沖電気工業株式会社 通信制御装置及びネットワークシステム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004039016A1 (ja) * 2002-10-23 2004-05-06 Elwing Co.,Ltd. データ転送方法及びその装置
US8027262B2 (en) 2004-05-14 2011-09-27 Fujitsu Limited Method and apparatus for keeping track of virtual LAN topology in network of nodes
JP2016105561A (ja) * 2014-12-01 2016-06-09 沖電気工業株式会社 通信制御装置及びネットワークシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5828844A (en) Internet NCP over ATM
KR100308593B1 (ko) 패킷스위칭된 트래픽을루팅하는방법
US7808968B1 (en) Method for determining non-broadcast multiple access (NBMA) connectivity for routers having multiple local NBMA interfaces
US6069895A (en) Distributed route server
US7035259B2 (en) Label switch network system
KR101342944B1 (ko) 이더넷의 gμpls 제어
US6205146B1 (en) Method of dynamically routing to a well known address in a network
US7457277B1 (en) System and method for network layer protocol routing in a peer model integrated optical network
JP2001197116A (ja) ラベルスイッチングシステムにおける明示ルート指定方法及びパケット中継装置
US20030174706A1 (en) Fastpath implementation for transparent local area network (LAN) services over multiprotocol label switching (MPLS)
JP3688408B2 (ja) パケット転送制御方法及びノード装置
US6614792B1 (en) Proxy MPC for providing MPOA services to legacy lane clients in an asynchronous transfer mode network
US6289017B1 (en) Method of providing redundancy and load sharing among multiple LECs in an asynchronous mode network
SE520563C2 (sv) System och metod för resursreservering av genvägar, s.k. cut- through routing, i ATM-nät som överför IP-trafik
EP1773026A1 (en) Unified inverse address resolution
JP2001197076A (ja) Atmネットワークにおけるipパケット転送方法及びipパケット中継システム
JP4502692B2 (ja) L3ip転送を有するsvc/spvc
Bahattab RETRACTED ARTICLE: A Survey on Packet Switching Networks
Cisco Configuring Transparent Bridging
Cisco Configuring Transparent Bridging
Cisco Configuring Transparent Bridging
Cisco Configuring Transparent Bridging
Cisco Configuring Transparent Bridging
Cisco Configuring Transparent Bridging
Cisco Configuring Transparent Bridging

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081216

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090414