JP2001197074A - データ送受信装置を利用したローカルエリアネットワーク、および、ローカルエリアネットワークに利用される中継装置 - Google Patents

データ送受信装置を利用したローカルエリアネットワーク、および、ローカルエリアネットワークに利用される中継装置

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JP2001197074A
JP2001197074A JP2000004163A JP2000004163A JP2001197074A JP 2001197074 A JP2001197074 A JP 2001197074A JP 2000004163 A JP2000004163 A JP 2000004163A JP 2000004163 A JP2000004163 A JP 2000004163A JP 2001197074 A JP2001197074 A JP 2001197074A
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JP
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line modem
local area
router
side power
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Hiroshi Mano
浩 真野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤレスルータを設置する際にLAN用の
配線工事を不要にする。 【解決手段】 外部ネットワークと無線にて接続するこ
とにより情報の授受が可能なデータ送受信装置12、お
よび、当該データ送受信装置12と接続されるととも
に、電力線を介した通信が可能なルータ側パワーライン
モデム14を有する中継装置16と、情報通信機器PC
に接続可能であり、かつ、ルータ側パワーラインモデム
14と、電力線Aを介して通信が可能なユーザ側パワー
ラインモデム20a〜20dとを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ送受信装
置、好ましくは、ワイヤレスルータを利用したローカル
エリアネットワーク、および、これに利用可能な中継装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複数のパーソナルコンピュータを
利用するために、ワイヤレスルータを配置し、ワイヤレ
スルータと複数のパーソナルコンピュータとの間にEt
hernetを設ける技術が提案されている。また、施
設内や施設間に有線のネットワークを張設する手間を省
くために、ワイヤレスルータを利用することも提案され
ている。
【0003】図3は、従来のワイヤレスルータを利用し
たローカルエリアネットワークの概略を示す図である。
図3に示すように、ワイヤレスルータ12は、従来、有
線で行っていたインターネットサービスプロバイダ(I
SP)との接続を無線で行うようにしたものであり、例
えば、キャリア会社の線路が引かれている電柱上に、対
応する無線機(図示せず)が配置され、この無線機とワ
イヤレスルータとが無線にて接続される。ワイヤレスル
ータ40から各パーソナルコンピュータ(PC)までは
有線で接続される。
【0004】ワイヤレスルータ40は、アンテナ42を
介して上述したように電柱などに配置された無線機(図
示せず)と通信を行う。ワイヤレスルータ3は、HUB
8に接続されている。HUB44は、複数のパソコン
(PC)の各々に収容されたLANカード46a〜46
dにも接続されている。同じネットワーク内のPCは、
それぞれ、HUB44を経由して他のPCと通信するこ
とができるとともに、ワイヤレスルータ40を介して外
部のネットワーク(インターネット)に接続され得る。
ワイヤレスルータ40は各加入者宅のベランダや屋上に
置かれることが多い。これに対して、キャリア会社の無
線機(図示せず)は電柱やビルの屋上に置かれることが
多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、ワイ
ヤレスルータを利用すれば、キャリア会社の回線を直接
加入者宅まで引き込む必要はなく、工事が簡便になると
いうメリットがある。その一方、加入者宅においては、
ベランダや屋上にワイヤレスルータを設置し、これに電
源を供給する(図3の符号A参照)とともに、ハブ44
とワイヤレスルータ40との間をLANケーブルにて接
続する必要がある(図3の符号B参照)。また、ハブ4
4とLANカード46a〜dとの間も、それぞれ、LA
Nケーブルにて接続する必要がある(図3において、た
とえば、符号C参照)。このとき、ベランダなどの屋外
にコンセント(電源プラグ)がある場合は、そこからワ
イヤレスルータへ電源を供給することができるが、存在
しない場合には、屋内の電源プラグから屋外に電力線を
引き出して、これをワイヤレスルータに接続する必要が
ある。また、LANの線(符号B参照)は、何らかの方
法で壁などを貫通させて屋内に引きこみ、ワイヤレスル
ータ40とHUB44との接続をなす必要がある。一般
の家屋においてLAN用の配線が予め準備されているこ
とはほとんどないため、従来のシステムによれば、ワイ
ヤレスルータを設置する際にLAN用の配線工事が必要
であった。この配線工事のコスト・労力は無視できない
ものであるとともに、LANケーブルが邪魔で見栄えが
よくないという問題があった。
【0006】本発明は、係る課題を解決するためになさ
れたもので、ワイヤレスルータを設置する際にLAN用
の配線工事を行う必要がないワイヤレスルータを利用し
たローカルエリアネットワークを提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、外部ネ
ットワークと無線にて接続することにより情報の授受が
可能なデータ送受信装置と、当該データ送受信装置と接
続されるとともに、電力線を介した通信が可能なルータ
側パワーラインモデムと、情報通信機器に接続可能であ
り、かつ、前記ルータ側パワーラインモデムと、電力線
を介して通信が可能なユーザ側パワーラインモデムとを
備えたローカルエリアネットワークにより達成される。
本発明によれば、データ送受信装置に与えられる外部ネ
ットワークからの情報が、パワーラインモデムを介し
て、電力線に供給される。この電力線が屋内など特定の
施設内のネットワークを形成するため、LANケーブル
を屋内に引き回す必要なく、上記施設内にネットワーク
を形成することができ、かつ、パワーラインモデムおよ
びデータ送受信装置を介して、外部との情報の授受を実
現することが可能となる。前記データ送受信装置および
前記ルータ側パワーラインモデムが、一体として配置さ
れているのが望ましい。また、前記電力線として、たと
えば、家庭内に配設された家庭用電力線を利用すること
ができる。
【0008】本発明の好ましい実施態様においては、前
記データ送受信装置および前記ルータ側パワーラインモ
デムが、前記ユーザ側パワーラインモデムとは別の所定
の位置に配置され、当該位置に近接する電源プラグを介
して電力が供給されるとともに、前記電源プラグを介し
て、前記ユーザ側パワーラインモデムとの間の通信が可
能である。これにより、データ送受信装置およびルータ
側パワーラインモデムを配置して、隣接する電源プラグ
との接続をなせば、上記データ送受信装置およびルータ
側パワーラインモデムに電力が供給され、作動可能な状
態となり、かつ、当該電源プラグとの接続により情報の
授受が可能となる。すなわち、設置工事や配線工事など
をほとんど要することなく、施設内にある複数台の情報
通信機器の接続や、情報通信機器から外部への通信が可
能となる。本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記一体として形成されたデータ送受信装置および
ルータ側パワーラインモデムが屋外に設置されている。
【0009】また、本発明の目的は、前記ローカルエリ
アネットワークに利用する、データ送受信装置およびパ
ワーラインモデムを有する中継装置によっても達成され
る。上記発明の実施態様において、データ送受信装置と
してワイヤレスルータを利用することが可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態につき説明を加える。図1は、本発明の
実施の形態にかかるワイヤレスルータを利用したローカ
ルエリアネットワークシステムの概略構成を示す図であ
る。この実施の形態において、ワイヤレスルータは、従
来、有線で行っていたインターネットサービスプロバイ
ダ(ISP)との接続を無線で行うようにしたものであ
る。例えば、後述するように、キャリア会社の線路が架
設されている電柱などに配置された無線機(図3参照)
とワイヤレスルータとが無線にて接続される。ワイヤレ
スルータから各パーソナルコンピュータ(PC)までは
後述するように電力線により接続される。
【0011】図1に示すように、このシステムは、ワイ
ヤレスルータ12およびパワーラインモデム14を有す
る中継装置16と、上記中継装置16と、電力線Aを介
してそれぞれ接続されたパワーラインモデム20a〜2
0dを有している。このパワーラインモデム20a〜2
0dには、それぞれ、パーソナルコンピュータ(PC)
を含む情報通信機器が接続されている。中継装置16
は、加入者宅の屋上やベランダに設置される。この中継
装置16は、後述するように、アンテナ18を介して、
無線機との通信によりデータの授受が可能である。その
一方、中継装置16のワイヤレスルータ12は加入者宅
内のネットワークにパワーラインモデム14を介して有
線で接続可能である。パワーラインモデムは、電力線を
介して通信をなす装置であり、通信用の配線が不要であ
るという特徴がある。すなわち、中継装置16のパワー
ラインモデム(ルータ側パワーラインモデム)14と、
PC等が接続されたパワーラインモデム(ユーザ側パワ
ーラインモデム)20a〜20dとの間には共通の電力
線(図1のA、例えば、AC100Vライン)のみが配
設されていればよく、通信用の配線(LANコード)が
不要である。
【0012】中継装置16は、隣接する電源プラグ22
と接続されている。これにより、中継装置16のワイヤ
レスルータ12およびパワーラインモデム14に電力を
供給することが可能となる。その一方、ユーザ側パワー
ラインモデム20a〜20dも、それぞれ、電源プラグ
22a〜22dに接続されている。これにより、これら
モデムにも電源を供給することができる。図1に示すよ
うに、電源プラグ22、22a〜22dは、共通の電力
線Aに接続されている。したがって、これらパワーライ
ンモデム14、20a〜20dの間では、情報の授受が
可能となる。
【0013】図1のネットワークは、図3の従来のネッ
トワークと同様に、コンピュータ相互間の通信とともに
インターネットを介して外部のコンピュータと通信する
ことができる。図2は、中継装置およびその周辺に配置
された設備の概略を示す図である。図2に示すように、
電柱30には、キャリア会社からの通信線路32が架設
されており、この線路32は、分配器等を介して無線機
34に接続されている。無線機34は、ワイヤレスルー
タを備えており、これにより、加入者宅36のたとえば
屋上に配置された中継装置16との情報の授受が可能と
なっている。加入者宅36の屋外に電源プラグ22が配
設されていれば、これとの接続をなせばよい。電源プラ
グ22に接続された電力線Aは、加入者宅36の屋内の
電源プラグ22a〜22dにも接続されているため、ユ
ーザは、電源プラグにパワーラインモデムを介して、P
Cなどの情報通信機器を接続することにより、上記キャ
リア会社の線路32を介したデータ通信が可能となる。
【0014】このように、本実施の形態によれば、従来
よりも配線工事が大幅に軽減される。すなわち、ワイヤ
レスルータ側の中継装置16にパワーラインモデム14
が内蔵され、屋外と屋内のLAN接続は電力線Aを介し
て行なわれるので、LANケーブル用の壁(図1の符号
24参照)の貫通工事などが不要になる。すなわち、電
源プラグ22があれば足りる。さらに,家庭内に複数の
PCを置く場合や、家庭内の複数の場所でPCを接続す
る場合には、LANの敷設工事が不要になるというメリ
ットがある。すなわち、電源プラグがあるとこであれ
ば、LANケーブルを敷設することなく、どこにでもコ
ンピュータなどの情報通信機器を設置することができ
る。
【0015】本発明は、以上の実施の形態に限定される
ことなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内
で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内
に包含されるものであることは言うまでもない。たとえ
ば、上記実施の形態においては、パーソナルコンピュー
タが、ユーザ側パワーラインモデムに接続されている
が、これに限定されるものではなく、インターネットテ
レビジョン、通信機能が付加されたゲーム機器などが接
続されても良い。
【0016】また、上記実施の形態においては、図3に
示すように、加入者宅の屋上に中継装置16を配置した
が、この位置に限定されることはない。しかしながら、
加入者宅の外壁など屋外に配置された電源プラグの近傍
に配置するのが望ましい。さらに、前記実施の形態にお
いては、ワイヤレスルータを利用して、無線によるデー
タ通信を実現しているがこれに限定されるものではな
く、他のデータ送受信装置を利用できることも言うまで
もない。なお、本明細書において、手段とは必ずしも物
理的手段を意味するものではなく、各手段の機能が、ソ
フトウェアによって実現される場合も、もちろん包含す
る。また、一つの手段の機能が、二つ以上の物理的手段
により実現されても、若しくは、二つ以上の手段の機能
が、一つの物理的手段により実現されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の実施の形態にかかるワイヤ
レスルータを利用したローカルエリアネットワークシス
テムの概略を示す図である。
【図2】 図2は、本実施の形態にかかる中継装置およ
びその周辺の機器を示す図である。
【図3】 図3は、従来のワイヤレスルータを利用した
ローカルエリアネットワークシステムの構成例を示す図
である。
【符号の説明】
12 ワイヤレスルータ 14 パワーラインモデム 16 中継装置 20 パワーラインモデム 22 電源プラグ 24 壁

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部ネットワークと無線にて接続するこ
    とにより情報の授受が可能なデータ送受信装置と、当該
    データ送受信装置と接続されるとともに、電力線を介し
    た通信が可能なルータ側パワーラインモデムと、情報通
    信機器に接続可能であり、かつ、前記ルータ側パワーラ
    インモデムと、電力線を介して通信が可能なユーザ側パ
    ワーラインモデムとを備えたことを特徴とするデータ送
    受信装置を利用したローカルエリアネットワーク。
  2. 【請求項2】 前記データ送受信装置および前記ルータ
    側パワーラインモデムが、一体として配置されることを
    特徴とする請求項1に記載のローカルエリアネットワー
    ク。
  3. 【請求項3】 前記電力線が、家庭内あるいは特定の施
    設内に配設された家庭用電力線であることを特徴とする
    請求項1または2に記載のローカルエリアネットワー
    ク。
  4. 【請求項4】 前記データ送受信装置および前記ルータ
    側パワーラインモデムが、前記ユーザ側パワーラインモ
    デムとは別の所定の位置に配置され、当該位置に近接す
    る電源プラグを介して電力が供給されるとともに、前記
    電源プラグを介して、前記ユーザ側パワーラインモデム
    との間の通信が可能であることを特徴とする請求項1な
    いし3の何れか一項に記載のローカルエリアネットワー
    ク。
  5. 【請求項5】 前記一体として形成されたデータ送受信
    装置およびルータ側パワーラインモデムが屋外に設置さ
    れたことを特徴とする請求項2ないし4の何れか一項に
    記載のローカルエリアネットワーク。
  6. 【請求項6】 前記データ送受信装置が、ワイヤレスル
    ータであることを特徴とする請求項1ないし5の何れか
    一項に記載のローカルエリアネットワーク。
  7. 【請求項7】 外部ネットワークと無線にて接続するこ
    とにより情報の授受が可能なデータ送受信装置と、当該
    データ送受信装置と接続されるとともに、電力線を介し
    た通信が可能なルータ側パワーラインモデムとを備え、
    前記電力線を介して、パーソナルコンピュータを含む情
    報通信機器に接続されたユーザ側パワーラインモデムと
    の間で情報の授受が可能であることを特徴とする中継装
    置。
  8. 【請求項8】 ユーザ側パワーラインモデムと別の位置
    に配置され、当該位置に隣接する電源プラグを介して電
    力が供給されるとともに、前記電源プラグを介して、前
    記ユーザ側パワーラインモデムとの間の通信が可能であ
    ることを特徴とする請求項7に記載の中継装置。
  9. 【請求項9】 前記データ送受信装置が、ワイヤレスル
    ータであることを特徴とする請求項7または8に記載の
    中継装置。
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