JP2001196993A - 観測衛星の通信システム - Google Patents
観測衛星の通信システムInfo
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- JP2001196993A JP2001196993A JP2000003636A JP2000003636A JP2001196993A JP 2001196993 A JP2001196993 A JP 2001196993A JP 2000003636 A JP2000003636 A JP 2000003636A JP 2000003636 A JP2000003636 A JP 2000003636A JP 2001196993 A JP2001196993 A JP 2001196993A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来、地上受信局へ送信できる観測データ量
が限られ、待ち時間が長いという課題があった。 【解決手段】 極に近い場所に設置され、受信した観測
データを一時保存する蓄積中継地上局4と、地表面上の
観測対象5の上空を通過するときは観測データを収集
し、地上受信局2の可視領域20を通過するときは前記
収集した観測データを地上受信局に送信し、蓄積中継地
上局の可視領域40を通過するときには前記収集した観
測データを蓄積中継地上局に送信する観測衛星1Aと、
蓄積中継地上局の可視領域を通過するときは蓄積中継地
上局に保存していた観測衛星の観測データを自機に取り
込み、地上受信局の可視領域を通過するときには前記自
機に取込んだ観測衛星の観測データを地上受信局に送信
するデータ運搬衛星3とを備えた。 【効果】 送信できる観測データの量を増加でき、観測
データを衛星から地上局に送り得る状態になる迄の待ち
時間が短くできる。
が限られ、待ち時間が長いという課題があった。 【解決手段】 極に近い場所に設置され、受信した観測
データを一時保存する蓄積中継地上局4と、地表面上の
観測対象5の上空を通過するときは観測データを収集
し、地上受信局2の可視領域20を通過するときは前記
収集した観測データを地上受信局に送信し、蓄積中継地
上局の可視領域40を通過するときには前記収集した観
測データを蓄積中継地上局に送信する観測衛星1Aと、
蓄積中継地上局の可視領域を通過するときは蓄積中継地
上局に保存していた観測衛星の観測データを自機に取り
込み、地上受信局の可視領域を通過するときには前記自
機に取込んだ観測衛星の観測データを地上受信局に送信
するデータ運搬衛星3とを備えた。 【効果】 送信できる観測データの量を増加でき、観測
データを衛星から地上局に送り得る状態になる迄の待ち
時間が短くできる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数個の観測衛
星が極軌道を採って地球を周回しながら地球を観測する
編隊運行観測衛星システムにおいて、観測衛星が収集し
た観測データを地上受信局に速やかに送信する観測衛星
の通信システムに関するものである。
星が極軌道を採って地球を周回しながら地球を観測する
編隊運行観測衛星システムにおいて、観測衛星が収集し
た観測データを地上受信局に速やかに送信する観測衛星
の通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の観測衛星の通信システムについて
図面を参照しながら説明する。図14は、従来の観測衛
星の通信システムの構成を示す図である。
図面を参照しながら説明する。図14は、従来の観測衛
星の通信システムの構成を示す図である。
【0003】図14において、1a、1b、1cは編隊
運行している観測衛星、2は地上受信局、5は観測対
象、6a、6bは観測衛星1(1a、1b、1c)の南
下軌道、7は北上軌道、20は地上受信局2の可視領域
である。
運行している観測衛星、2は地上受信局、5は観測対
象、6a、6bは観測衛星1(1a、1b、1c)の南
下軌道、7は北上軌道、20は地上受信局2の可視領域
である。
【0004】図15は、従来の通信システムの観測衛星
の構成と観測データの収集過程を示す図である。同図に
おいて、1は観測衛星、11は観測装置、12は一時記
憶装置、13は送信装置、5は観測対象である。
の構成と観測データの収集過程を示す図である。同図に
おいて、1は観測衛星、11は観測装置、12は一時記
憶装置、13は送信装置、5は観測対象である。
【0005】図16は、従来の観測衛星の通信システム
による観測データを地上受信局へ送信する過程と地上受
信局の構成を示す図である。同図において、2は地上受
信局、21はアンテナ、22は観測データ受信装置、2
3は観測データ処理装置である。
による観測データを地上受信局へ送信する過程と地上受
信局の構成を示す図である。同図において、2は地上受
信局、21はアンテナ、22は観測データ受信装置、2
3は観測データ処理装置である。
【0006】つぎに、前述した従来の観測衛星の通信シ
ステムの動作について図面を参照しながら説明する。図
17は、従来の観測衛星の通信システムにおいて、観測
衛星が2日間に24周回して回帰する全軌道と、地上受
信局へ観測データを送信できる軌道位置を模式的に示す
図である。
ステムの動作について図面を参照しながら説明する。図
17は、従来の観測衛星の通信システムにおいて、観測
衛星が2日間に24周回して回帰する全軌道と、地上受
信局へ観測データを送信できる軌道位置を模式的に示す
図である。
【0007】図14に示す南下軌道6bで観測衛星1b
は、地表面上の観測対象5の上空を通過す時に、図15
に示す観測装置11によって収集した観測データを一時
記憶装置12の中に保存する。この南下軌道6bは、地
上受信局2の上を通過しないので、観測衛星1bは、何
回かの周回の後に南下軌道6aあるいは北上軌道7をと
り、地上受信局2の可視領域20を通過する時に、図1
6に示すように、一時記憶装置12から観測データを読
み出して、送信装置13から地上受信局2に送信する。
この地上受信局2では、観測データ受信装置22が観測
データを受信した後、観測データ処理装置23でデータ
の解析などの処理を行う。
は、地表面上の観測対象5の上空を通過す時に、図15
に示す観測装置11によって収集した観測データを一時
記憶装置12の中に保存する。この南下軌道6bは、地
上受信局2の上を通過しないので、観測衛星1bは、何
回かの周回の後に南下軌道6aあるいは北上軌道7をと
り、地上受信局2の可視領域20を通過する時に、図1
6に示すように、一時記憶装置12から観測データを読
み出して、送信装置13から地上受信局2に送信する。
この地上受信局2では、観測データ受信装置22が観測
データを受信した後、観測データ処理装置23でデータ
の解析などの処理を行う。
【0008】観測衛星1は、地球を何回か周回して元の
位置に回帰する。図17は、2日間に24周回して回帰
する観測衛星1の、全軌道と地上受信局2へ観測データ
を送信できる軌道位置を模式的に示す図である。
位置に回帰する。図17は、2日間に24周回して回帰
する観測衛星1の、全軌道と地上受信局2へ観測データ
を送信できる軌道位置を模式的に示す図である。
【0009】同図において、或る南下軌道6が地上受信
局2が設置されている位置の緯度線81を通過する点の
経度(東経)82をE−00度、その時の地上受信局2
のローカルな時刻63を第1日の00時として、以後、
2時間毎に南下軌道6が緯度81を通過する地点の経度
82が15度(=360度/24周回)ずつ西の方向へ
ずれていくことを示す。また、84は、経度E−00か
ら見て地球の裏側で北上軌道7が緯度線81を通過する
点の経度であり、2時間毎に15度ずつ西の方向にずれ
ていくことを示す。
局2が設置されている位置の緯度線81を通過する点の
経度(東経)82をE−00度、その時の地上受信局2
のローカルな時刻63を第1日の00時として、以後、
2時間毎に南下軌道6が緯度81を通過する地点の経度
82が15度(=360度/24周回)ずつ西の方向へ
ずれていくことを示す。また、84は、経度E−00か
ら見て地球の裏側で北上軌道7が緯度線81を通過する
点の経度であり、2時間毎に15度ずつ西の方向にずれ
ていくことを示す。
【0010】図17に示す北上軌道7が緯度線81を通
過する経度84は、地上受信局2のローカルな時刻が第
2日の00時に前述の東経E−00度となり、この時に
北上軌道7bは地上受信局2の可視領域20bを通過す
る。図17で例示するように、可視領域20の緯度幅が
15度(=360度/24周回)未満であれば、2日間
に観測衛星1が地上受信局2の可視領域20を通過する
回数は、南下軌道6で1回、北上軌道7で1回の合計2
回だけである。
過する経度84は、地上受信局2のローカルな時刻が第
2日の00時に前述の東経E−00度となり、この時に
北上軌道7bは地上受信局2の可視領域20bを通過す
る。図17で例示するように、可視領域20の緯度幅が
15度(=360度/24周回)未満であれば、2日間
に観測衛星1が地上受信局2の可視領域20を通過する
回数は、南下軌道6で1回、北上軌道7で1回の合計2
回だけである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
観測衛星の通信システムでは、観測衛星1が地上受信局
2に観測データを送信できる通信可能時間は、その観測
衛星1が地上受信局2の可視領域20を通過する期間だ
けである。2日間にN周回(例えば、N=24)する場
合でも通信可能な周回は数回(例えば、2回)であり、
大部分の周回は地上受信局2の可視領域20を離れた軌
道を通る。このため、観測衛星1は、大部分の周回中に
は観測データを観測衛星1の中の一時記憶装置12に保
存し続け、地上受信局2への送信は、通信可能な軌道に
乗り地上受信局2の可視領域20を通過する迄待たせら
れる。この状況には、以下の二つの問題点があった。
観測衛星の通信システムでは、観測衛星1が地上受信局
2に観測データを送信できる通信可能時間は、その観測
衛星1が地上受信局2の可視領域20を通過する期間だ
けである。2日間にN周回(例えば、N=24)する場
合でも通信可能な周回は数回(例えば、2回)であり、
大部分の周回は地上受信局2の可視領域20を離れた軌
道を通る。このため、観測衛星1は、大部分の周回中に
は観測データを観測衛星1の中の一時記憶装置12に保
存し続け、地上受信局2への送信は、通信可能な軌道に
乗り地上受信局2の可視領域20を通過する迄待たせら
れる。この状況には、以下の二つの問題点があった。
【0012】すなわち、第1に、観測可能時間に比べて
通信可能時間が短いので地上受信局へ送信できる観測デ
ータ量が限られるという問題点があった。
通信可能時間が短いので地上受信局へ送信できる観測デ
ータ量が限られるという問題点があった。
【0013】第2に、観測データの入手迄に長い時間が
かかるという問題点があった。ある観測対象を観測して
から地上受信局へ送信するまでの待ち時間は、観測対象
が地上受信局の可視領域を通過する軌道の下にあって可
視領域を通過する直前の位置にあれば、観測データ収集
の後に即座に地上受信局へ送信できるが、逆に観測対象
が可視領域を通過した直後に位置していれば観測データ
を地上受信局に送るまでに長時間(例えば(N/2)周
回時間=24時間)待たねばならない。
かかるという問題点があった。ある観測対象を観測して
から地上受信局へ送信するまでの待ち時間は、観測対象
が地上受信局の可視領域を通過する軌道の下にあって可
視領域を通過する直前の位置にあれば、観測データ収集
の後に即座に地上受信局へ送信できるが、逆に観測対象
が可視領域を通過した直後に位置していれば観測データ
を地上受信局に送るまでに長時間(例えば(N/2)周
回時間=24時間)待たねばならない。
【0014】この発明は、前述した問題点を解決するた
めになされたもので、地上受信局へ送信できる観測デー
タの量を増加することができ、観測データを観測衛星か
ら地上受信局に送り得る状態になる迄の待ち時間が短く
することができる観測衛星の通信システムを得ることを
目的とする。
めになされたもので、地上受信局へ送信できる観測デー
タの量を増加することができ、観測データを観測衛星か
ら地上受信局に送り得る状態になる迄の待ち時間が短く
することができる観測衛星の通信システムを得ることを
目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る観測衛星の通信システムは、所定の経緯度に設置さ
れ、受信した観測データを解析処理する第1の地上局
と、極に近い場所に設置され、受信した観測データを一
時保存する第2の地上局と、地表面上の観測対象の上空
を通過するときは観測データを収集し、前記第1の地上
局の可視領域を通過するときは前記収集した観測データ
を前記第1の地上局に送信するとともに、前記第2の地
上局の可視領域を通過するときには前記収集した観測デ
ータを前記第2の地上局に送信する第1の衛星と、前記
第2の地上局の可視領域を通過するときは前記第2の地
上局に保存していた前記第1の衛星の観測データを自機
に取り込み、前記第1の地上局の可視領域を通過すると
きには前記自機に取込んだ前記第1の衛星の観測データ
を前記第1の地上局に送信する第2の衛星とを備えたも
のである。
る観測衛星の通信システムは、所定の経緯度に設置さ
れ、受信した観測データを解析処理する第1の地上局
と、極に近い場所に設置され、受信した観測データを一
時保存する第2の地上局と、地表面上の観測対象の上空
を通過するときは観測データを収集し、前記第1の地上
局の可視領域を通過するときは前記収集した観測データ
を前記第1の地上局に送信するとともに、前記第2の地
上局の可視領域を通過するときには前記収集した観測デ
ータを前記第2の地上局に送信する第1の衛星と、前記
第2の地上局の可視領域を通過するときは前記第2の地
上局に保存していた前記第1の衛星の観測データを自機
に取り込み、前記第1の地上局の可視領域を通過すると
きには前記自機に取込んだ前記第1の衛星の観測データ
を前記第1の地上局に送信する第2の衛星とを備えたも
のである。
【0016】この発明の請求項2に係る観測衛星の通信
システムは、前記第1の衛星が、前記第2の地上局の可
視領域を通過するときは前記第2の地上局に保存してい
た前記第2の衛星の観測データを自機に取り込み、前記
第1の地上局の可視領域を通過するときには前記自機に
取込んだ前記第2の衛星の観測データを前記第1の地上
局に送信し、前記第2の衛星が、地表面上の観測対象の
上空を通過するときは観測データを収集し、前記第1の
地上局の可視領域を通過するときは前記収集した観測デ
ータを前記第1の地上局に送信するとともに、前記第2
の地上局の可視領域を通過するときには前記収集した観
測データを前記第2の地上局に送信するものである。
システムは、前記第1の衛星が、前記第2の地上局の可
視領域を通過するときは前記第2の地上局に保存してい
た前記第2の衛星の観測データを自機に取り込み、前記
第1の地上局の可視領域を通過するときには前記自機に
取込んだ前記第2の衛星の観測データを前記第1の地上
局に送信し、前記第2の衛星が、地表面上の観測対象の
上空を通過するときは観測データを収集し、前記第1の
地上局の可視領域を通過するときは前記収集した観測デ
ータを前記第1の地上局に送信するとともに、前記第2
の地上局の可視領域を通過するときには前記収集した観
測データを前記第2の地上局に送信するものである。
【0017】この発明の請求項3に係る観測衛星の通信
システムは、前記第2の衛星が、地表面上の観測対象の
上空を通過するときは観測データを収集し、前記第1の
地上局の可視領域を通過するときは前記収集した観測デ
ータを前記第1の地上局に送信するとともに、前記第2
の地上局の可視領域を通過するときには前記収集した観
測データを前記第2の地上局に送信するものである。
システムは、前記第2の衛星が、地表面上の観測対象の
上空を通過するときは観測データを収集し、前記第1の
地上局の可視領域を通過するときは前記収集した観測デ
ータを前記第1の地上局に送信するとともに、前記第2
の地上局の可視領域を通過するときには前記収集した観
測データを前記第2の地上局に送信するものである。
【0018】この発明の請求項4に係る観測衛星の通信
システムは、前記第2の衛星と前記第1及び第2の地上
局との間の第2の通信速度を、前記第1の衛星と前記第
1及び第2の地上局との間の第1の通信速度に比べて、
高速化したものである。
システムは、前記第2の衛星と前記第1及び第2の地上
局との間の第2の通信速度を、前記第1の衛星と前記第
1及び第2の地上局との間の第1の通信速度に比べて、
高速化したものである。
【0019】この発明の請求項5に係る観測衛星の通信
システムは、前記第2の地上局が、前記受信した観測デ
ータの中に在る冗長性を除去してデータ圧縮した観測デ
ータを一時保存するものである。
システムは、前記第2の地上局が、前記受信した観測デ
ータの中に在る冗長性を除去してデータ圧縮した観測デ
ータを一時保存するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の実施の
形態1に係る観測衛星の通信システムについて図面を参
照しながら説明する。図1は、この発明の実施の形態1
に係る観測衛星の通信システムの構成を示す図である。
なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
形態1に係る観測衛星の通信システムについて図面を参
照しながら説明する。図1は、この発明の実施の形態1
に係る観測衛星の通信システムの構成を示す図である。
なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0021】図1において、1Aa、1Ae、1Afは
編隊運行している観測衛星、2は地上受信局、3f、3
hはデータ運搬衛星、4は蓄積中継地上局、5は観測対
象、6a、6e、6hは観測衛星の南下軌道、20は地
上受信局2の可視領域、40は蓄積中継地上局4の可視
領域である。
編隊運行している観測衛星、2は地上受信局、3f、3
hはデータ運搬衛星、4は蓄積中継地上局、5は観測対
象、6a、6e、6hは観測衛星の南下軌道、20は地
上受信局2の可視領域、40は蓄積中継地上局4の可視
領域である。
【0022】図2は、この発明の実施の形態1に係る観
測衛星の通信システムにおける観測データの収集過程を
示す図である。同図において、1Aは観測衛星、11は
観測装置、12は一時記憶装置、13は送信装置、5は
観測対象である。
測衛星の通信システムにおける観測データの収集過程を
示す図である。同図において、1Aは観測衛星、11は
観測装置、12は一時記憶装置、13は送信装置、5は
観測対象である。
【0023】図3は、この発明の実施の形態1に係る観
測衛星の通信システムにおける観測衛星と蓄積中継地上
局間の観測データの中継過程及び蓄積中継地上局の構成
を示す図である。同図において、4は蓄積中継地上局、
41はアンテナ、42は中継受信装置、43は中継制御
装置、44は中継記憶装置、45は中継送信装置であ
る。
測衛星の通信システムにおける観測衛星と蓄積中継地上
局間の観測データの中継過程及び蓄積中継地上局の構成
を示す図である。同図において、4は蓄積中継地上局、
41はアンテナ、42は中継受信装置、43は中継制御
装置、44は中継記憶装置、45は中継送信装置であ
る。
【0024】図4は、この発明の実施の形態1に係る観
測衛星の通信システムにおける蓄積中継地上局とデータ
運搬衛星間の観測データの中継過程及びデータ運搬衛星
の構成を示す図である。同図において、3はデータ運搬
衛星、32は一時記憶装置、33は送信装置、34は受
信装置、35は運搬操作制御装置である。
測衛星の通信システムにおける蓄積中継地上局とデータ
運搬衛星間の観測データの中継過程及びデータ運搬衛星
の構成を示す図である。同図において、3はデータ運搬
衛星、32は一時記憶装置、33は送信装置、34は受
信装置、35は運搬操作制御装置である。
【0025】図5は、この発明の実施形態1におけるデ
ータ運搬衛星と地上受信局間の観測データの受信過程及
び地上受信局の構成を示す図である。同図において、2
は地上受信局、21はアンテナ、22は観測データ受信
装置、23は観測データ処理装置である。
ータ運搬衛星と地上受信局間の観測データの受信過程及
び地上受信局の構成を示す図である。同図において、2
は地上受信局、21はアンテナ、22は観測データ受信
装置、23は観測データ処理装置である。
【0026】つぎに、この実施の形態1に係る観測衛星
の通信システムの動作について図面を参照しながら説明
する。図6は、この発明の実施の形態1に係る観測衛星
の通信システムにおいて観測データを1機の観測衛星自
身と3機のデータ運搬衛星によって中継通信する過程を
時間的に説明する図である。
の通信システムの動作について図面を参照しながら説明
する。図6は、この発明の実施の形態1に係る観測衛星
の通信システムにおいて観測データを1機の観測衛星自
身と3機のデータ運搬衛星によって中継通信する過程を
時間的に説明する図である。
【0027】図6において、1Aa1は時刻00時(観
測衛星1Aが東経E−00に在って地上受信局2の可視
領域20を南下している時刻)の観測衛星、3i、3
j、3kは時刻00時の3機のデータ運搬衛星である。
測衛星1Aが東経E−00に在って地上受信局2の可視
領域20を南下している時刻)の観測衛星、3i、3
j、3kは時刻00時の3機のデータ運搬衛星である。
【0028】また、同図において、2は地上受信局、2
0aは南下中の衛星によって利用されている地上受信局
2の可視領域、20bは北上中の観測衛星によって利用
されている地上受信局2の可視領域である。
0aは南下中の衛星によって利用されている地上受信局
2の可視領域、20bは北上中の観測衛星によって利用
されている地上受信局2の可視領域である。
【0029】また、同図において、4は蓄積中継地上
局、40は蓄積中継地上局4の可視領域、81は地上受
信局2の在る位置の緯度線、82は南下軌道6が緯度線
81を通過する経度を表すと共に南下軌道の識別名称、
84は北上軌道7が緯度線81を通過する経度を表すと
共に北上軌道の識別名称、85は衛星が地球を2時間で
周回する毎に15度ずつ西の方向に移動し24周で回帰
する軌道全体模式図を示す。
局、40は蓄積中継地上局4の可視領域、81は地上受
信局2の在る位置の緯度線、82は南下軌道6が緯度線
81を通過する経度を表すと共に南下軌道の識別名称、
84は北上軌道7が緯度線81を通過する経度を表すと
共に北上軌道の識別名称、85は衛星が地球を2時間で
周回する毎に15度ずつ西の方向に移動し24周で回帰
する軌道全体模式図を示す。
【0030】図1において、観測対象5を観測して観測
データを得た観測衛星1Aeは、周回して蓄積中継地上
局4の可視領域40を通過中の軌道位置1Afにある時
に、観測データを蓄積中継地上局4に送信する。
データを得た観測衛星1Aeは、周回して蓄積中継地上
局4の可視領域40を通過中の軌道位置1Afにある時
に、観測データを蓄積中継地上局4に送信する。
【0031】この観測衛星1Aと時間的にずれて周回し
ているデータ運搬衛星3は、地上受信局2の可視領域2
0を通過する周回軌道6hに乗り、蓄積中継地上局4の
可視領域40を通過中の軌道位置3fにある時、蓄積中
継地上局4に観測データの読み出しと送信を指示し、送
られて来た観測データを受信して保存し、周回軌道6h
を南下して地上受信局2の可視領域20を通過中の軌道
位置3hに来た時に、観測データを地上受信局2に送信
する。
ているデータ運搬衛星3は、地上受信局2の可視領域2
0を通過する周回軌道6hに乗り、蓄積中継地上局4の
可視領域40を通過中の軌道位置3fにある時、蓄積中
継地上局4に観測データの読み出しと送信を指示し、送
られて来た観測データを受信して保存し、周回軌道6h
を南下して地上受信局2の可視領域20を通過中の軌道
位置3hに来た時に、観測データを地上受信局2に送信
する。
【0032】図2は、この発明の実施の形態1における
観測データの収集過程を示す図であり、従来例による観
測データの収集過程を示す図15に示す動作と同一であ
るので説明を省略する。
観測データの収集過程を示す図であり、従来例による観
測データの収集過程を示す図15に示す動作と同一であ
るので説明を省略する。
【0033】図3と図4は、この発明の実施の形態1に
おける観測データの中継過程を示す図である。図3に示
すように、観測データを一時記憶装置12に保存した状
態で蓄積中継地上局4の可視領域40を通過する観測衛
星1Aは、地上からの観測データ送信指示に従って観測
データを一時記憶装置12から読み出して蓄積中継地上
局4に向けて送信する。この蓄積中継地上局4は、受信
した観測データを中継記憶装置44に保存する。
おける観測データの中継過程を示す図である。図3に示
すように、観測データを一時記憶装置12に保存した状
態で蓄積中継地上局4の可視領域40を通過する観測衛
星1Aは、地上からの観測データ送信指示に従って観測
データを一時記憶装置12から読み出して蓄積中継地上
局4に向けて送信する。この蓄積中継地上局4は、受信
した観測データを中継記憶装置44に保存する。
【0034】図4に示すように、データ運搬衛星3が図
1の軌道位置3fに示す蓄積中継地上局4の可視領域4
0を通過する時、データ運搬衛星3の運搬操作制御装置
35は、蓄積中継地上局4に観測データ送信指示を出
す。それを受け取った蓄積中継地上局4の中継制御装置
43は、中継記憶装置44から観測データを読み出し
て、中継送信装置45経由でデータ運搬衛星3に送信す
る。この観測データを受信装置34経由で受け取ったデ
ータ運搬衛星3の運搬操作制御装置35は、それを一時
記憶装置32に保存する。
1の軌道位置3fに示す蓄積中継地上局4の可視領域4
0を通過する時、データ運搬衛星3の運搬操作制御装置
35は、蓄積中継地上局4に観測データ送信指示を出
す。それを受け取った蓄積中継地上局4の中継制御装置
43は、中継記憶装置44から観測データを読み出し
て、中継送信装置45経由でデータ運搬衛星3に送信す
る。この観測データを受信装置34経由で受け取ったデ
ータ運搬衛星3の運搬操作制御装置35は、それを一時
記憶装置32に保存する。
【0035】図5は、この発明の実施の形態1における
観測データの受信過程を示す図である。同図に示すよう
に、データ運搬衛星3が図1の軌道位置3hに示す地上
受信局2の可視領域20を通過する時、データ運搬衛星
3の運搬操作制御装置35は、一時記憶装置32に保存
していた観測データを読み出して、地上受信局2に送信
する。観測データを受信した地上受信局2の動作は、従
来例による観測データの受信過程を示す図16に示す動
作と同一であるので説明を省略する。
観測データの受信過程を示す図である。同図に示すよう
に、データ運搬衛星3が図1の軌道位置3hに示す地上
受信局2の可視領域20を通過する時、データ運搬衛星
3の運搬操作制御装置35は、一時記憶装置32に保存
していた観測データを読み出して、地上受信局2に送信
する。観測データを受信した地上受信局2の動作は、従
来例による観測データの受信過程を示す図16に示す動
作と同一であるので説明を省略する。
【0036】図6は、この発明の実施の形態1における
1機の観測衛星1Aの観測データを観測衛星1A自身と
3機のデータ運搬衛星3によって中継通信する過程を、
1回帰期間=48時間を取って説明する図である。4機
の衛星は地上受信局2の可視領域20を通過する時間間
隔がほぼ等間隔(=6時間)に配置されているものとす
る。
1機の観測衛星1Aの観測データを観測衛星1A自身と
3機のデータ運搬衛星3によって中継通信する過程を、
1回帰期間=48時間を取って説明する図である。4機
の衛星は地上受信局2の可視領域20を通過する時間間
隔がほぼ等間隔(=6時間)に配置されているものとす
る。
【0037】また、第1日の時刻00時(観測衛星1A
が東経E−00に在って地上受信局2の可視領域20を
南下している時刻)に、1機の観測衛星1Aと、3機の
データ運搬衛星3が、図6の1Aa1(南下軌道E−0
0の上)と、3i(南下軌道E−135の上)、3j
(南下軌道E−270の上)、3k(南下軌道E−45
の上)の位置に在るとする。
が東経E−00に在って地上受信局2の可視領域20を
南下している時刻)に、1機の観測衛星1Aと、3機の
データ運搬衛星3が、図6の1Aa1(南下軌道E−0
0の上)と、3i(南下軌道E−135の上)、3j
(南下軌道E−270の上)、3k(南下軌道E−45
の上)の位置に在るとする。
【0038】この配置では、第1日の06時には、デー
タ運搬衛星3iが可視領域20bを通過(3i1に図
示)、第1日の12時には、データ運搬衛星3jが可視
領域20aを通過(3j1に図示)、第1日の18時に
は、データ運搬衛星3kが可視領域20bを通過(3k
1に図示)、第2日の00時には、観測衛星1Aが可視
領域20bを通過(1Aa2に図示)し、以下6時間毎
にいずれかの衛星が可視領域20bあるいは20aを通
過する。
タ運搬衛星3iが可視領域20bを通過(3i1に図
示)、第1日の12時には、データ運搬衛星3jが可視
領域20aを通過(3j1に図示)、第1日の18時に
は、データ運搬衛星3kが可視領域20bを通過(3k
1に図示)、第2日の00時には、観測衛星1Aが可視
領域20bを通過(1Aa2に図示)し、以下6時間毎
にいずれかの衛星が可視領域20bあるいは20aを通
過する。
【0039】観測衛星1Aは、第1日の時刻00時で南
下軌道E−00に在って地上受信局2の可視領域20a
を通過した以降の24時間は地上受信局2の可視領域2
0を通過しないので、この間は観測データを地上受信局
2へ直接には送信できない。その代わりに、観測衛星1
Aaが南下軌道E−15、E−30、E−45、E−6
0、...、E−105、E−120に入り始めの位置
で蓄積中継地上局4の可視領域40内を通過している時
に、1周回の間に収集して一時記憶装置12に保存して
いた観測データを蓄積中継地上局4に向けて送信する。
下軌道E−00に在って地上受信局2の可視領域20a
を通過した以降の24時間は地上受信局2の可視領域2
0を通過しないので、この間は観測データを地上受信局
2へ直接には送信できない。その代わりに、観測衛星1
Aaが南下軌道E−15、E−30、E−45、E−6
0、...、E−105、E−120に入り始めの位置
で蓄積中継地上局4の可視領域40内を通過している時
に、1周回の間に収集して一時記憶装置12に保存して
いた観測データを蓄積中継地上局4に向けて送信する。
【0040】データ運搬衛星3iは、第1日の06時に
地上受信局2の可視領域20bを通過する直前に、即ち
南下軌道E−180に乗り蓄積中継地上局4の可視領域
40を通過する時に、蓄積中継地上局4に保存している
観測データ(この例では観測衛星1Aaが南下軌道E−
15、E−30に入り始めの位置で蓄積中継地上局4に
送信しておいた観測データ)を蓄積中継地上局4から送
ってもらい自機内の一時記憶装置32に保存する。
地上受信局2の可視領域20bを通過する直前に、即ち
南下軌道E−180に乗り蓄積中継地上局4の可視領域
40を通過する時に、蓄積中継地上局4に保存している
観測データ(この例では観測衛星1Aaが南下軌道E−
15、E−30に入り始めの位置で蓄積中継地上局4に
送信しておいた観測データ)を蓄積中継地上局4から送
ってもらい自機内の一時記憶装置32に保存する。
【0041】そのすぐ後に、図中3i1の位置で、デー
タ運搬衛星3iは、地上受信局2の可視領域20bを通
過する時に自機内の一時記憶装置32に保存していた観
測データを地上受信局2に送信する。
タ運搬衛星3iは、地上受信局2の可視領域20bを通
過する時に自機内の一時記憶装置32に保存していた観
測データを地上受信局2に送信する。
【0042】観測衛星1Aaが南下軌道E−45、E−
60、E−75に入り始めの位置で蓄積中継地上局4に
送信しておいた観測データは、データ運搬衛星3jが南
下軌道E−360に乗り蓄積中継地上局4の可視領域4
0を通過する時に、蓄積中継地上局4から送ってもらい
自機内の一時記憶装置32に保存する。
60、E−75に入り始めの位置で蓄積中継地上局4に
送信しておいた観測データは、データ運搬衛星3jが南
下軌道E−360に乗り蓄積中継地上局4の可視領域4
0を通過する時に、蓄積中継地上局4から送ってもらい
自機内の一時記憶装置32に保存する。
【0043】第1日の12時に、データ運搬衛星3j
は、地上受信局2の可視領域20aを通過するときに、
図中3j1の位置で自機内の一時記憶装置32に保存し
ていた観測データを地上受信局2に送信する。
は、地上受信局2の可視領域20aを通過するときに、
図中3j1の位置で自機内の一時記憶装置32に保存し
ていた観測データを地上受信局2に送信する。
【0044】同様の動作過程で、観測衛星1Aaが南下
軌道E−90、E−105、E−120に入り始めの位
置で蓄積中継地上局4に送信しておいた観測データは、
第1日の18時に、データ運搬衛星3kが可視領域20
bにて地上受信局2に向けて送信する。
軌道E−90、E−105、E−120に入り始めの位
置で蓄積中継地上局4に送信しておいた観測データは、
第1日の18時に、データ運搬衛星3kが可視領域20
bにて地上受信局2に向けて送信する。
【0045】観測衛星1Aaが南下軌道E−12
0、...、南下軌道E−180の間に収集した観測デ
ータは、観測衛星1Aa自らが第2日の00時に図中1
Aa2の位置で、可視領域20bにて地上受信局2に向
けて送信する。以下、これを繰り返して、観測データの
中継通信を行う。
0、...、南下軌道E−180の間に収集した観測デ
ータは、観測衛星1Aa自らが第2日の00時に図中1
Aa2の位置で、可視領域20bにて地上受信局2に向
けて送信する。以下、これを繰り返して、観測データの
中継通信を行う。
【0046】このようにして、2日間に観測衛星1Aの
観測データを地上受信局2に送信する回数は、自ら地上
受信局2に直接に送信する2回と、蓄積中継地上局4と
データ運搬衛星3による6回の中継通信を合計した8回
となり、その間隔は6時間となる。
観測データを地上受信局2に送信する回数は、自ら地上
受信局2に直接に送信する2回と、蓄積中継地上局4と
データ運搬衛星3による6回の中継通信を合計した8回
となり、その間隔は6時間となる。
【0047】すなわち、この実施の形態1は、極軌道を
とり複数個で編隊運行する観測衛星が観測データを地上
受信局へ送信する編隊運行観測衛星システムにおいて、
周回ごとに通過する極に近い場所に蓄積中継地上局4を
設置し、観測衛星1Aがこの蓄積中継地上局4の可視領
域40を通過し蓄積中継地上局4と観測衛星1Aの間で
通信が可能になる度に、観測衛星1A上の一時記憶装置
12に保存していた観測データを蓄積中継地上局4に送
信して、蓄積中継地上局4の中継記憶装置44の中に保
存しておき、地上受信局2の可視領域20を通過する軌
道に乗ったデータ運搬衛星3が蓄積中継地上局4の可視
領域40を通過する度に、蓄積中継地上局4に保存して
いた他の観測衛星1Aの観測データを自機に取り込んで
一時記憶装置32に保存し、そのデータ運搬衛星3が地
上受信局2の可視領域20を通過する時に、一時記憶装
置32に保存していた他の観測衛星1Aの観測データを
地上受信局2に送信する中継通信方式である。
とり複数個で編隊運行する観測衛星が観測データを地上
受信局へ送信する編隊運行観測衛星システムにおいて、
周回ごとに通過する極に近い場所に蓄積中継地上局4を
設置し、観測衛星1Aがこの蓄積中継地上局4の可視領
域40を通過し蓄積中継地上局4と観測衛星1Aの間で
通信が可能になる度に、観測衛星1A上の一時記憶装置
12に保存していた観測データを蓄積中継地上局4に送
信して、蓄積中継地上局4の中継記憶装置44の中に保
存しておき、地上受信局2の可視領域20を通過する軌
道に乗ったデータ運搬衛星3が蓄積中継地上局4の可視
領域40を通過する度に、蓄積中継地上局4に保存して
いた他の観測衛星1Aの観測データを自機に取り込んで
一時記憶装置32に保存し、そのデータ運搬衛星3が地
上受信局2の可視領域20を通過する時に、一時記憶装
置32に保存していた他の観測衛星1Aの観測データを
地上受信局2に送信する中継通信方式である。
【0048】この実施の形態1によれば、観測衛星1A
から観測データを地上受信局2に送信できる回数が増加
して、地上受信局2へ送信できる観測データの量を増加
できる。さらに、観測データを観測衛星1Aから地上受
信局2に送り得る状態になる迄の待ち時間が短くでき
る。これらによって観測データ通信が効率的な編隊運行
観測衛星システムを実現できる。
から観測データを地上受信局2に送信できる回数が増加
して、地上受信局2へ送信できる観測データの量を増加
できる。さらに、観測データを観測衛星1Aから地上受
信局2に送り得る状態になる迄の待ち時間が短くでき
る。これらによって観測データ通信が効率的な編隊運行
観測衛星システムを実現できる。
【0049】実施の形態2.この発明の実施の形態2に
係る観測衛星の通信システムについて図面を参照しなが
ら説明する。図7は、この発明の実施の形態2に係る観
測衛星の通信システムのデータ運搬機能付き観測衛星の
構成を示すブロック図である。
係る観測衛星の通信システムについて図面を参照しなが
ら説明する。図7は、この発明の実施の形態2に係る観
測衛星の通信システムのデータ運搬機能付き観測衛星の
構成を示すブロック図である。
【0050】図7において、3Aはデータ運搬機能付き
観測衛星、31は観測装置、32は一時記憶装置、33
は送信装置、34は受信装置、35は運搬操作制御装置
である。
観測衛星、31は観測装置、32は一時記憶装置、33
は送信装置、34は受信装置、35は運搬操作制御装置
である。
【0051】つぎに、この実施の形態2に係る観測衛星
の通信システムの動作について図面を参照しながら説明
する。図8は、この発明の実施の形態2に係る観測衛星
の通信システムのデータ運搬機能付き観測衛星の動作
(観測、中継通信)を示す図である。
の通信システムの動作について図面を参照しながら説明
する。図8は、この発明の実施の形態2に係る観測衛星
の通信システムのデータ運搬機能付き観測衛星の動作
(観測、中継通信)を示す図である。
【0052】このデータ運搬機能付き観測衛星3Aは、
図4及び図5に示すデータ運搬衛星3に観測装置31を
具備したもので、上記実施の形態1での観測衛星1Aと
データ運搬衛星3の両方の働きをさせるものである。そ
して、この実施の形態2に係る観測衛星の通信システム
は、従来の観測衛星1に代えて、全ての衛星をデータ運
搬機能付き観測衛星3Aに置き換える。
図4及び図5に示すデータ運搬衛星3に観測装置31を
具備したもので、上記実施の形態1での観測衛星1Aと
データ運搬衛星3の両方の働きをさせるものである。そ
して、この実施の形態2に係る観測衛星の通信システム
は、従来の観測衛星1に代えて、全ての衛星をデータ運
搬機能付き観測衛星3Aに置き換える。
【0053】図8(a)に示すように、データ運搬機能
付き観測衛星3Aは、観測対象5の観測データを収集す
る。
付き観測衛星3Aは、観測対象5の観測データを収集す
る。
【0054】次に、同図に示すように、地上受信局2の
可視領域20を通過する時に、地上受信局2へ直接に観
測データを送信する。
可視領域20を通過する時に、地上受信局2へ直接に観
測データを送信する。
【0055】図8(b)に示すように、データ運搬機能
付き観測衛星3Asは,地上受信局2の可視領域20か
ら離れた軌道にある期間は、蓄積中継地上局4の可視領
域40を通過する毎に、1周回の観測データを蓄積中継
地上局4へ送信する。
付き観測衛星3Asは,地上受信局2の可視領域20か
ら離れた軌道にある期間は、蓄積中継地上局4の可視領
域40を通過する毎に、1周回の観測データを蓄積中継
地上局4へ送信する。
【0056】次に、同図に示すように、この観測データ
を蓄積中継地上局4から地上受信局2へ中継通信するの
は編隊運用している他のデータ運搬機能付き観測衛星3
Atの役割とする。
を蓄積中継地上局4から地上受信局2へ中継通信するの
は編隊運用している他のデータ運搬機能付き観測衛星3
Atの役割とする。
【0057】勿論、図8(b)に示すデータ運搬機能付
き観測衛星3Asは、他のデータ運搬機能付き観測衛星
3Aのために蓄積中継地上局4ら地上受信局2へ中継通
信する機能を果たす。
き観測衛星3Asは、他のデータ運搬機能付き観測衛星
3Aのために蓄積中継地上局4ら地上受信局2へ中継通
信する機能を果たす。
【0058】すなわち、この実施の形態2は、上記実施
の形態1のデータ運搬衛星3にデータ運搬機能と観測の
機能を持たせて、他の観測衛星3Aの観測データ中継通
信をするとともに、自らも観測データを収集して地上受
信局2へ向けて直接に送信、あるいは観測データを他の
データ運搬機能付き観測衛星3Aと蓄積中継地上局4に
より地上受信局2へ中継通信する中継通信方式である。
の形態1のデータ運搬衛星3にデータ運搬機能と観測の
機能を持たせて、他の観測衛星3Aの観測データ中継通
信をするとともに、自らも観測データを収集して地上受
信局2へ向けて直接に送信、あるいは観測データを他の
データ運搬機能付き観測衛星3Aと蓄積中継地上局4に
より地上受信局2へ中継通信する中継通信方式である。
【0059】この実施の形態2によれば、観測データの
収集と観測データの中継通信をする衛星を一体化でき
る。これにより、或る観測衛星3Aの観測データの中継
通信機能が編隊運用の他の全ての観測衛星3Aにより提
供され、また自らも他の観測衛星3Aの中継通信の役割
を果たす。その結果、少ない数の観測衛星3Aで上記実
施の形態1と同様の効果を得る事ができる。
収集と観測データの中継通信をする衛星を一体化でき
る。これにより、或る観測衛星3Aの観測データの中継
通信機能が編隊運用の他の全ての観測衛星3Aにより提
供され、また自らも他の観測衛星3Aの中継通信の役割
を果たす。その結果、少ない数の観測衛星3Aで上記実
施の形態1と同様の効果を得る事ができる。
【0060】実施の形態3.この発明の実施の形態3に
係る観測衛星の通信システムについて図面を参照しなが
ら説明する。図9及び図10は、この発明の実施の形態
3に係る観測衛星の通信システムの動作を示す図であ
る。
係る観測衛星の通信システムについて図面を参照しなが
ら説明する。図9及び図10は、この発明の実施の形態
3に係る観測衛星の通信システムの動作を示す図であ
る。
【0061】図9(a)に示すように、編隊運行する観
測衛星1Aと地上受信局2から構成される既設の観測衛
星システムに対して、図9(b)に示すように、蓄積中
継地上局4とデータ運搬機能付き観測衛星3Aを付加し
たもので、上記実施の形態1のデータ運搬衛星3に代え
て、上記実施の形態2のデータ運搬機能付き観測衛星3
Aを付加したものである。
測衛星1Aと地上受信局2から構成される既設の観測衛
星システムに対して、図9(b)に示すように、蓄積中
継地上局4とデータ運搬機能付き観測衛星3Aを付加し
たもので、上記実施の形態1のデータ運搬衛星3に代え
て、上記実施の形態2のデータ運搬機能付き観測衛星3
Aを付加したものである。
【0062】図9(a)に示すように、観測衛星1Aが
地上受信局2に観測データを送信するのと同様に、図9
(c)に示すように、蓄積中継地上局4に対しても観測
データを送信させる。
地上受信局2に観測データを送信するのと同様に、図9
(c)に示すように、蓄積中継地上局4に対しても観測
データを送信させる。
【0063】(1)既設の方法に従って観測データを地
上受信局2へ直接に送信する形態(図9(b))と、
(2)上記実施の形態1で記述したように、観測衛星1
Aが地上受信局2の可視領域20から離れた軌道にある
期間は、蓄積中継地上局4とデータ運搬機能付き観測衛
星3Aによる中継通信により観測データを地上受信局2
へ送信する形態(図9(c))と、(3)付加したデー
タ運搬機能付き観測衛星3Aが観測データを地上受信局
2へ直接に送信する形態(図10(a))と、(4)デ
ータ運搬機能付き観測衛星3Asが地上受信局2の可視
領域20から離れた軌道にある期間は、蓄積中継地上局
4とデータ運搬機能付き観測衛星3Atによる中継通信
により観測データを地上受信局2へ送信する形態(図1
0(b))の全てを可能にする。
上受信局2へ直接に送信する形態(図9(b))と、
(2)上記実施の形態1で記述したように、観測衛星1
Aが地上受信局2の可視領域20から離れた軌道にある
期間は、蓄積中継地上局4とデータ運搬機能付き観測衛
星3Aによる中継通信により観測データを地上受信局2
へ送信する形態(図9(c))と、(3)付加したデー
タ運搬機能付き観測衛星3Aが観測データを地上受信局
2へ直接に送信する形態(図10(a))と、(4)デ
ータ運搬機能付き観測衛星3Asが地上受信局2の可視
領域20から離れた軌道にある期間は、蓄積中継地上局
4とデータ運搬機能付き観測衛星3Atによる中継通信
により観測データを地上受信局2へ送信する形態(図1
0(b))の全てを可能にする。
【0064】このようにして、既設の観測衛星1Aとデ
ータ運搬機能付き観測衛星3Aの混在する編隊運行観測
衛星システムに対して、上記実施の形態1と同様の観測
データの中継通信機能を実現する。
ータ運搬機能付き観測衛星3Aの混在する編隊運行観測
衛星システムに対して、上記実施の形態1と同様の観測
データの中継通信機能を実現する。
【0065】すなわち、この実施の形態3は、編隊運行
する観測衛星1Aと地上受信局2から構成される既設の
編隊運行観測衛星システムに対して、蓄積中継地上局4
とデータ運搬機能付き観測衛星3Aを付加し、既設の観
測衛星1Aが地上受信局2に観測データを送信するのと
同様に、蓄積中継地上局4に対しても観測データを送信
することにより、観測衛星1Aとデータ運搬機能付き観
測衛星3Aの混在する編隊運行観測衛星システムに対し
て観測データの中継通信機能を具備できる中継通信方式
である。
する観測衛星1Aと地上受信局2から構成される既設の
編隊運行観測衛星システムに対して、蓄積中継地上局4
とデータ運搬機能付き観測衛星3Aを付加し、既設の観
測衛星1Aが地上受信局2に観測データを送信するのと
同様に、蓄積中継地上局4に対しても観測データを送信
することにより、観測衛星1Aとデータ運搬機能付き観
測衛星3Aの混在する編隊運行観測衛星システムに対し
て観測データの中継通信機能を具備できる中継通信方式
である。
【0066】この実施の形態3によれば、既存の観測衛
星1Aをそのまま利用し続け、新規に追加する観測衛星
3Aは勿論のこと、既存の観測衛星1Aにも上記実施の
形態1と同様の効果を活用できる。これにより、既存の
編隊運行観測衛星システムを上記実施の形態1による、
より効率的な編隊運行観測衛星システムへ移行する事が
円滑にできる。
星1Aをそのまま利用し続け、新規に追加する観測衛星
3Aは勿論のこと、既存の観測衛星1Aにも上記実施の
形態1と同様の効果を活用できる。これにより、既存の
編隊運行観測衛星システムを上記実施の形態1による、
より効率的な編隊運行観測衛星システムへ移行する事が
円滑にできる。
【0067】実施の形態4.この発明の実施の形態4に
係る観測衛星の通信システムについて図面を参照しなが
ら説明する。図11及び図12は、この発明の実施の形
態4に係る観測衛星の通信システムの動作を示す図であ
る。
係る観測衛星の通信システムについて図面を参照しなが
ら説明する。図11及び図12は、この発明の実施の形
態4に係る観測衛星の通信システムの動作を示す図であ
る。
【0068】図11(a)に示すように、既設の観測衛
星1Aに関わる通信回線、即ち観測衛星1Aから地上受
信局2への通信回線と、観測衛星1Aから蓄積中継地上
局4への通信回線の通信速度は既設の値に維持し続けた
ままで、データ運搬機能付き観測衛星3Aに関わる通信
回線、即ちデータ運搬機能付き観測衛星3Aと蓄積中継
地上局4の間の送信・受信回線と、データ運搬機能付き
観測衛星3Aと地上受信局2の間の通信回線の通信速度
だけを高速化する。その様子を図11の中で太線で示
す。
星1Aに関わる通信回線、即ち観測衛星1Aから地上受
信局2への通信回線と、観測衛星1Aから蓄積中継地上
局4への通信回線の通信速度は既設の値に維持し続けた
ままで、データ運搬機能付き観測衛星3Aに関わる通信
回線、即ちデータ運搬機能付き観測衛星3Aと蓄積中継
地上局4の間の送信・受信回線と、データ運搬機能付き
観測衛星3Aと地上受信局2の間の通信回線の通信速度
だけを高速化する。その様子を図11の中で太線で示
す。
【0069】(1)既設の観測衛星1Aは元のままの通
信速度で観測データを地上受信局2へ直接に送信する形
態(図11(b))と、(2)既設の観測衛星1Aは元
のままの通信速度で観測データを蓄積中継地上局4に送
信し、データ運搬機能付き観測衛星3Aが高速な通信速
度で蓄積中継地上局4から地上受信局2へ観測データを
中継通信する形態(図11(c))と、(3)データ運
搬機能付き観測衛星3Aが高速な通信速度で直接に地上
受信局2へ観測データを地上受信局2へ直接に送信する
形態(図12(a))と、(4)データ運搬機能付き観
測衛星3Asが地上受信局2の可視領域20から離れた
軌道にある期間は、蓄積中継地上局4とデータ運搬機能
付き観測衛星3Atによる中継通信により観測データを
地上受信局2へ送信する一連の過程を高速な通信速度で
実行する通信形態(図12(b))の全てを可能にす
る。
信速度で観測データを地上受信局2へ直接に送信する形
態(図11(b))と、(2)既設の観測衛星1Aは元
のままの通信速度で観測データを蓄積中継地上局4に送
信し、データ運搬機能付き観測衛星3Aが高速な通信速
度で蓄積中継地上局4から地上受信局2へ観測データを
中継通信する形態(図11(c))と、(3)データ運
搬機能付き観測衛星3Aが高速な通信速度で直接に地上
受信局2へ観測データを地上受信局2へ直接に送信する
形態(図12(a))と、(4)データ運搬機能付き観
測衛星3Asが地上受信局2の可視領域20から離れた
軌道にある期間は、蓄積中継地上局4とデータ運搬機能
付き観測衛星3Atによる中継通信により観測データを
地上受信局2へ送信する一連の過程を高速な通信速度で
実行する通信形態(図12(b))の全てを可能にす
る。
【0070】このようにして、既設の観測衛星1Aとデ
ータ運搬機能付き観測衛星3Aの混在する編隊運行観測
衛星システムの通信速度を部分的に高速化する中継通信
機能を実現する。
ータ運搬機能付き観測衛星3Aの混在する編隊運行観測
衛星システムの通信速度を部分的に高速化する中継通信
機能を実現する。
【0071】なお、上記実施の形態1において、同様
に、データ運搬衛星3の通信速度を高速化してもよい。
さらに、上記実施の形態2において、全てのデータ運搬
機能付き観測衛星3Aの通信速度を高速化してもよい。
に、データ運搬衛星3の通信速度を高速化してもよい。
さらに、上記実施の形態2において、全てのデータ運搬
機能付き観測衛星3Aの通信速度を高速化してもよい。
【0072】すなわち、この実施の形態1は、既設の観
測衛星1Aとデータ運搬機能付き観測衛星3Aが混在す
る編隊運行観測衛星システムにおいて、既設の観測衛星
1Aに関わる通信回線の通信速度は元のままに保ち、デ
ータ運搬機能付き観測衛星3Aに関わる通信回線の通信
速度だけを高速化して、蓄積中継地上局4からデータ運
搬機能付き観測衛星3A経由で地上受信局2に至る中継
通信の通信速度を高速化できる中継通信方式である。
測衛星1Aとデータ運搬機能付き観測衛星3Aが混在す
る編隊運行観測衛星システムにおいて、既設の観測衛星
1Aに関わる通信回線の通信速度は元のままに保ち、デ
ータ運搬機能付き観測衛星3Aに関わる通信回線の通信
速度だけを高速化して、蓄積中継地上局4からデータ運
搬機能付き観測衛星3A経由で地上受信局2に至る中継
通信の通信速度を高速化できる中継通信方式である。
【0073】この実施の形態4によれば、既存の観測衛
星1Aの通信速度は元のままに保ち、新規に追加する観
測衛星3Aに関わる観測データの通信速度の高速化が円
滑にできる。この通信速度の高速化は新規に追加する観
測衛星3Aの観測データの通信を高速化するのは勿論の
こと、既存の観測衛星1Aの観測データの中継通信を高
速化できる。これにより、上記各実施の形態の観測デー
タ通信が効率的な編隊運行観測衛星システムの通信性能
を更に高める。
星1Aの通信速度は元のままに保ち、新規に追加する観
測衛星3Aに関わる観測データの通信速度の高速化が円
滑にできる。この通信速度の高速化は新規に追加する観
測衛星3Aの観測データの通信を高速化するのは勿論の
こと、既存の観測衛星1Aの観測データの中継通信を高
速化できる。これにより、上記各実施の形態の観測デー
タ通信が効率的な編隊運行観測衛星システムの通信性能
を更に高める。
【0074】実施の形態5.この発明の実施の形態5に
係る観測衛星の通信システムについて図面を参照しなが
ら説明する。図13は、この発明の実施の形態5に係る
観測衛星の通信システムの蓄積中継地上局の構成を示す
図である。
係る観測衛星の通信システムについて図面を参照しなが
ら説明する。図13は、この発明の実施の形態5に係る
観測衛星の通信システムの蓄積中継地上局の構成を示す
図である。
【0075】図13において、4Aは蓄積中継地上局、
41はアンテナ、42は中継受信装置、43は中継制御
装置、44は中継記憶装置、45は中継送信装置、46
はデータ圧縮装置である。
41はアンテナ、42は中継受信装置、43は中継制御
装置、44は中継記憶装置、45は中継送信装置、46
はデータ圧縮装置である。
【0076】図13に示すように、蓄積中継地上局4A
は、観測衛星1Aあるいはデータ運搬機能付き観測衛星
3Aから受信して中継記憶装置44に保存した観測デー
タを読み出して、データ圧縮装置46により観測データ
の中に在る冗長性を除去するデータ圧縮をし観測データ
のサイズを小さくして再び中継記憶装置44に蓄積して
おき、データ運搬衛星3や、データ運搬機能付き観測衛
星3Aから観測データ取り込み要求が来たときに、デー
タ圧縮した観測データを送り出す。これにより以後の中
継過程における通信時間を短縮することができる。
は、観測衛星1Aあるいはデータ運搬機能付き観測衛星
3Aから受信して中継記憶装置44に保存した観測デー
タを読み出して、データ圧縮装置46により観測データ
の中に在る冗長性を除去するデータ圧縮をし観測データ
のサイズを小さくして再び中継記憶装置44に蓄積して
おき、データ運搬衛星3や、データ運搬機能付き観測衛
星3Aから観測データ取り込み要求が来たときに、デー
タ圧縮した観測データを送り出す。これにより以後の中
継過程における通信時間を短縮することができる。
【0077】すなわち、この実施の形態5は、蓄積中継
地上局4Aにおいて、観測衛星1A等から受信して中継
記憶装置44に保存した観測データを読み出して、デー
タ圧縮装置46により観測データの中に在る冗長性を除
去するデータ圧縮をして観測データのサイズを小さくし
て中継記憶装置44に保存しておき、データ運搬機能付
き観測衛星3A等から観測データ取り込み要求が来たと
きに、データ圧縮した観測データを送り出す中継通信方
式である。
地上局4Aにおいて、観測衛星1A等から受信して中継
記憶装置44に保存した観測データを読み出して、デー
タ圧縮装置46により観測データの中に在る冗長性を除
去するデータ圧縮をして観測データのサイズを小さくし
て中継記憶装置44に保存しておき、データ運搬機能付
き観測衛星3A等から観測データ取り込み要求が来たと
きに、データ圧縮した観測データを送り出す中継通信方
式である。
【0078】この実施の形態5によれば、観測データ中
継通信のための通信データ量を減少させる事ができる。
これは、データ運搬機能付き観測衛星3A内の一時記憶
装置32の容量削減に効果がある。更に、地上受信局2
および蓄積中継地上局4Aの全通信時間は観測衛星1A
等が地上受信局2の可視領域20を通過する時間に限ら
れるので、観測データ中継のための通信データ量の減少
は、観測対象5の増加あるいは編隊運行観測衛星システ
ムの観測衛星の数の増加を可能にする。
継通信のための通信データ量を減少させる事ができる。
これは、データ運搬機能付き観測衛星3A内の一時記憶
装置32の容量削減に効果がある。更に、地上受信局2
および蓄積中継地上局4Aの全通信時間は観測衛星1A
等が地上受信局2の可視領域20を通過する時間に限ら
れるので、観測データ中継のための通信データ量の減少
は、観測対象5の増加あるいは編隊運行観測衛星システ
ムの観測衛星の数の増加を可能にする。
【0079】
【発明の効果】この発明の請求項1に係る観測衛星の通
信システムは、以上説明したとおり、所定の経緯度に設
置され、受信した観測データを解析処理する第1の地上
局と、極に近い場所に設置され、受信した観測データを
一時保存する第2の地上局と、地表面上の観測対象の上
空を通過するときは観測データを収集し、前記第1の地
上局の可視領域を通過するときは前記収集した観測デー
タを前記第1の地上局に送信するとともに、前記第2の
地上局の可視領域を通過するときには前記収集した観測
データを前記第2の地上局に送信する第1の衛星と、前
記第2の地上局の可視領域を通過するときは前記第2の
地上局に保存していた前記第1の衛星の観測データを自
機に取り込み、前記第1の地上局の可視領域を通過する
ときには前記自機に取込んだ前記第1の衛星の観測デー
タを前記第1の地上局に送信する第2の衛星とを備えた
ので、送信できる観測データの量を増加でき、観測デー
タを衛星から地上局に送り得る状態になる迄の待ち時間
が短くできるという効果を奏する。
信システムは、以上説明したとおり、所定の経緯度に設
置され、受信した観測データを解析処理する第1の地上
局と、極に近い場所に設置され、受信した観測データを
一時保存する第2の地上局と、地表面上の観測対象の上
空を通過するときは観測データを収集し、前記第1の地
上局の可視領域を通過するときは前記収集した観測デー
タを前記第1の地上局に送信するとともに、前記第2の
地上局の可視領域を通過するときには前記収集した観測
データを前記第2の地上局に送信する第1の衛星と、前
記第2の地上局の可視領域を通過するときは前記第2の
地上局に保存していた前記第1の衛星の観測データを自
機に取り込み、前記第1の地上局の可視領域を通過する
ときには前記自機に取込んだ前記第1の衛星の観測デー
タを前記第1の地上局に送信する第2の衛星とを備えた
ので、送信できる観測データの量を増加でき、観測デー
タを衛星から地上局に送り得る状態になる迄の待ち時間
が短くできるという効果を奏する。
【0080】この発明の請求項2に係る観測衛星の通信
システムは、以上説明したとおり、前記第1の衛星が、
前記第2の地上局の可視領域を通過するときは前記第2
の地上局に保存していた前記第2の衛星の観測データを
自機に取り込み、前記第1の地上局の可視領域を通過す
るときには前記自機に取込んだ前記第2の衛星の観測デ
ータを前記第1の地上局に送信し、前記第2の衛星が、
地表面上の観測対象の上空を通過するときは観測データ
を収集し、前記第1の地上局の可視領域を通過するとき
は前記収集した観測データを前記第1の地上局に送信す
るとともに、前記第2の地上局の可視領域を通過すると
きには前記収集した観測データを前記第2の地上局に送
信するので、観測データの収集と観測データの中継通信
をする衛星を一体化できるという効果を奏する。
システムは、以上説明したとおり、前記第1の衛星が、
前記第2の地上局の可視領域を通過するときは前記第2
の地上局に保存していた前記第2の衛星の観測データを
自機に取り込み、前記第1の地上局の可視領域を通過す
るときには前記自機に取込んだ前記第2の衛星の観測デ
ータを前記第1の地上局に送信し、前記第2の衛星が、
地表面上の観測対象の上空を通過するときは観測データ
を収集し、前記第1の地上局の可視領域を通過するとき
は前記収集した観測データを前記第1の地上局に送信す
るとともに、前記第2の地上局の可視領域を通過すると
きには前記収集した観測データを前記第2の地上局に送
信するので、観測データの収集と観測データの中継通信
をする衛星を一体化できるという効果を奏する。
【0081】この発明の請求項3に係る観測衛星の通信
システムは、以上説明したとおり、前記第2の衛星が、
地表面上の観測対象の上空を通過するときは観測データ
を収集し、前記第1の地上局の可視領域を通過するとき
は前記収集した観測データを前記第1の地上局に送信す
るとともに、前記第2の地上局の可視領域を通過すると
きには前記収集した観測データを前記第2の地上局に送
信するので、送信できる観測データの量を増加でき、観
測データを衛星から地上局に送り得る状態になる迄の待
ち時間が短くできるという効果を奏する。
システムは、以上説明したとおり、前記第2の衛星が、
地表面上の観測対象の上空を通過するときは観測データ
を収集し、前記第1の地上局の可視領域を通過するとき
は前記収集した観測データを前記第1の地上局に送信す
るとともに、前記第2の地上局の可視領域を通過すると
きには前記収集した観測データを前記第2の地上局に送
信するので、送信できる観測データの量を増加でき、観
測データを衛星から地上局に送り得る状態になる迄の待
ち時間が短くできるという効果を奏する。
【0082】この発明の請求項4に係る観測衛星の通信
システムは、以上説明したとおり、前記第2の衛星と前
記第1及び第2の地上局との間の第2の通信速度を、前
記第1の衛星と前記第1及び第2の地上局との間の第1
の通信速度に比べて、高速化したので、システム全体の
通信性能を更に高めることができるという効果を奏す
る。
システムは、以上説明したとおり、前記第2の衛星と前
記第1及び第2の地上局との間の第2の通信速度を、前
記第1の衛星と前記第1及び第2の地上局との間の第1
の通信速度に比べて、高速化したので、システム全体の
通信性能を更に高めることができるという効果を奏す
る。
【0083】この発明の請求項5に係る観測衛星の通信
システムは、以上説明したとおり、前記第2の地上局
が、前記受信した観測データの中に在る冗長性を除去し
てデータ圧縮した観測データを一時保存するので、通信
データ量を減少することができるという効果を奏する。
システムは、以上説明したとおり、前記第2の地上局
が、前記受信した観測データの中に在る冗長性を除去し
てデータ圧縮した観測データを一時保存するので、通信
データ量を減少することができるという効果を奏する。
【図1】 この発明の実施の形態1に係る観測衛星の通
信システムの構成を示す図である。
信システムの構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る観測衛星の通
信システムの観測衛星の観測データの収集過程を示す図
である。
信システムの観測衛星の観測データの収集過程を示す図
である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る観測衛星の通
信システムおける蓄積中継地上局の構成と観測データを
観測衛星から蓄積中継地上局へ送信する過程を示す図で
ある。
信システムおける蓄積中継地上局の構成と観測データを
観測衛星から蓄積中継地上局へ送信する過程を示す図で
ある。
【図4】 この発明の実施の形態1に係る観測衛星の通
信システムにおけるデータ運搬衛星の構成と観測データ
を蓄積中継地上局からデータ運搬衛星に送信する過程を
示す図である。
信システムにおけるデータ運搬衛星の構成と観測データ
を蓄積中継地上局からデータ運搬衛星に送信する過程を
示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態1に係る観測衛星の通
信システムにおいて、観測データをデータ運搬衛星から
地上受信局に送信する過程を示す図である。
信システムにおいて、観測データをデータ運搬衛星から
地上受信局に送信する過程を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態1に係る観測衛星の通
信システムの動作(観測衛星の観測データを観測衛星自
身とデータ運搬衛星によって中継通信する過程)を示す
図である。
信システムの動作(観測衛星の観測データを観測衛星自
身とデータ運搬衛星によって中継通信する過程)を示す
図である。
【図7】 この発明の実施の形態2に係る観測衛星の通
信システムのデータ運搬機能付き観測衛星の構成を示す
ブロック図である。
信システムのデータ運搬機能付き観測衛星の構成を示す
ブロック図である。
【図8】 この発明の実施の形態2に係る観測衛星の通
信システムの観測、中継通信を示す図である。
信システムの観測、中継通信を示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態3に係る観測衛星の通
信システムの観測、中継通信を示す図である。
信システムの観測、中継通信を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態3に係る観測衛星の
通信システムの観測、中継通信を示す図である。
通信システムの観測、中継通信を示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態4に係る観測衛星の
通信システムの観測、中継通信を示す図である。
通信システムの観測、中継通信を示す図である。
【図12】 この発明の実施の形態4に係る観測衛星の
通信システムの観測、中継通信を示す図である。
通信システムの観測、中継通信を示す図である。
【図13】 この発明の実施の形態5に係る観測衛星の
通信システムの蓄積中継地上局の構成を示す図である。
通信システムの蓄積中継地上局の構成を示す図である。
【図14】 従来の観測衛星の通信システムの構成を示
す図である。
す図である。
【図15】 従来の観測衛星の通信システムの観測衛星
の構成と観測データの収集過程を示す図である。
の構成と観測データの収集過程を示す図である。
【図16】 従来の観測衛星の通信システムにおいて観
測データを地上受信局へ送信する過程と地上受信局の構
成を示す図である。
測データを地上受信局へ送信する過程と地上受信局の構
成を示す図である。
【図17】 従来の観測衛星の通信システムの動作(観
測衛星が2日間に24周回して回帰する全軌道と、地上
受信局へ観測データを送信できる軌道位置)を模式的に
示す図である。
測衛星が2日間に24周回して回帰する全軌道と、地上
受信局へ観測データを送信できる軌道位置)を模式的に
示す図である。
1A 観測衛星、2 地上受信局、3 データ運搬衛
星、3A データ運搬機能付き観測衛星、4、4A 蓄
積中継地上局、5 観測対象、11 観測装置、12
一時記憶装置、13 送信装置、21 アンテナ、22
観測データ受信装置、23 観測データ処理装置、3
1 観測装置、32 一時記憶装置、33送信装置、3
4 受信装置、35 運搬操作制御装置、41 アンテ
ナ、42中継受信装置、43 中継制御装置、44 中
継記憶装置、45 中継送信装置、46 データ圧縮装
置。
星、3A データ運搬機能付き観測衛星、4、4A 蓄
積中継地上局、5 観測対象、11 観測装置、12
一時記憶装置、13 送信装置、21 アンテナ、22
観測データ受信装置、23 観測データ処理装置、3
1 観測装置、32 一時記憶装置、33送信装置、3
4 受信装置、35 運搬操作制御装置、41 アンテ
ナ、42中継受信装置、43 中継制御装置、44 中
継記憶装置、45 中継送信装置、46 データ圧縮装
置。
Claims (5)
- 【請求項1】 所定の経緯度に設置され、受信した観測
データを解析処理する第1の地上局と、 極に近い場所に設置され、受信した観測データを一時保
存する第2の地上局と、 地表面上の観測対象の上空を通過するときは観測データ
を収集し、前記第1の地上局の可視領域を通過するとき
は前記収集した観測データを前記第1の地上局に送信す
るとともに、前記第2の地上局の可視領域を通過すると
きには前記収集した観測データを前記第2の地上局に送
信する第1の衛星と、 前記第2の地上局の可視領域を通過するときは前記第2
の地上局に保存していた前記第1の衛星の観測データを
自機に取り込み、前記第1の地上局の可視領域を通過す
るときには前記自機に取込んだ前記第1の衛星の観測デ
ータを前記第1の地上局に送信する第2の衛星とを備え
たことを特徴とする観測衛星の通信システム。 - 【請求項2】 前記第1の衛星は、前記第2の地上局の
可視領域を通過するときは前記第2の地上局に保存して
いた前記第2の衛星の観測データを自機に取り込み、前
記第1の地上局の可視領域を通過するときには前記自機
に取込んだ前記第2の衛星の観測データを前記第1の地
上局に送信し、 前記第2の衛星は、地表面上の観測対象の上空を通過す
るときは観測データを収集し、前記第1の地上局の可視
領域を通過するときは前記収集した観測データを前記第
1の地上局に送信するとともに、前記第2の地上局の可
視領域を通過するときには前記収集した観測データを前
記第2の地上局に送信することを特徴とする請求項1記
載の観測衛星の通信システム。 - 【請求項3】 前記第2の衛星は、地表面上の観測対象
の上空を通過するときは観測データを収集し、前記第1
の地上局の可視領域を通過するときは前記収集した観測
データを前記第1の地上局に送信するとともに、前記第
2の地上局の可視領域を通過するときには前記収集した
観測データを前記第2の地上局に送信することを特徴と
する請求項1記載の観測衛星の通信システム。 - 【請求項4】 前記第2の衛星と前記第1及び第2の地
上局との間の第2の通信速度を、前記第1の衛星と前記
第1及び第2の地上局との間の第1の通信速度に比べ
て、高速化したことを特徴とする請求項1、2又は3記
載の観測衛星の通信システム。 - 【請求項5】 前記第2の地上局は、前記受信した観測
データの中に在る冗長性を除去してデータ圧縮した観測
データを一時保存することを特徴とする請求項1、2又
は3記載の観測衛星の通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000003636A JP2001196993A (ja) | 2000-01-12 | 2000-01-12 | 観測衛星の通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000003636A JP2001196993A (ja) | 2000-01-12 | 2000-01-12 | 観測衛星の通信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001196993A true JP2001196993A (ja) | 2001-07-19 |
Family
ID=18532548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000003636A Pending JP2001196993A (ja) | 2000-01-12 | 2000-01-12 | 観測衛星の通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001196993A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010258507A (ja) * | 2009-04-21 | 2010-11-11 | Tokai Univ | 衛星通信システム及びその周波数特性補正方法 |
JP2012501135A (ja) * | 2008-08-28 | 2012-01-12 | セントル ナショナル デチュード スパシアル (セー.エヌ.エ.エス) | 衛星データの取得および送還の方法およびシステム |
JP2012501136A (ja) * | 2008-08-28 | 2012-01-12 | セントル ナショナル デチュード スパシアル (セー.エヌ.エ.エス) | 衛星データを受信及び記録する地上局のグリッド |
-
2000
- 2000-01-12 JP JP2000003636A patent/JP2001196993A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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