JP2001191700A - 箔押し用版およびその製版システム - Google Patents

箔押し用版およびその製版システム

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JP2001191700A JP2000003871A JP2000003871A JP2001191700A JP 2001191700 A JP2001191700 A JP 2001191700A JP 2000003871 A JP2000003871 A JP 2000003871A JP 2000003871 A JP2000003871 A JP 2000003871A JP 2001191700 A JP2001191700 A JP 2001191700A
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Toshiyuki Suzuki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】2つ以上の絵柄が重なって存在するような場合
においても、照明の方向や見る角度によって2つ以上の
絵柄の内の1つを明瞭に視認できる箔押しを得るための
箔押し用版およびその製版システムを提供する。 【解決手段】m個の絵柄を表現する場合には、その絵柄
に対応するm個の互いに万線角度が異なる帯状の万線パ
ターンと、互いに万線角度が異なる帯状の第(m+1)
万線パターンを組み合わせ、単独絵柄部位、重なり絵柄
部位、背景の特性領域を形成するようにした箔押し用
版。および前記特性領域に対応する万線パターンを自動
生成しその領域に割り付ける箔押し用版製版システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は箔押しの技術分野に
属する。特に、照明の方向や見る角度により異なる絵柄
が強調表示される箔押し部を紙器、カード等の基材シー
ト表面に形成するための箔押し用版とその製造システム
に関する。
【0002】
【従来技術】箔押し用の箔シートは、基材フィルムの表
面に剥離層を形成し、さらにその剥離層の表面に金属箔
(金属圧延箔、金属蒸着層箔、着色層箔)を仮接着し、
さらにその金属箔の表面に加熱溶融接着層を形成した構
成を有する。そして、箔押しを行う場合には、上記の箔
シートの加熱溶融接着層と基材シートが対向するように
配置し、その箔シートの上方から箔押し用版により加熱
押圧する。金属箔と加熱溶融接着層から成る箔層は、加
熱押圧により加熱溶融接着層が溶融して接着性を発現す
る。したがって、箔層における箔押し用版の凸部におい
て加熱押圧された部位だけが基材シートに転写接着す
る。箔層におけるその他の部位は基材シートに転写接着
されず、箔シートの基材フィルムに残る。
【0003】このとき、箔押し用版の凸部に凹凸絵柄が
形成されている場合にはエンボシングされ、基材シート
には箔層が転写接着するとともに凹凸絵柄が形成され
る。基材シートにおける凹凸絵柄が形成された箔押し部
位は、金属光沢とともに絵柄が浮き出て、通常の印刷で
は得られない意匠効果を有する。特に、凹凸絵柄が万線
パターンによって形成されている場合には、照明の方向
や見る角度によって反射強度が変化し独特の意匠効果を
得ることができる。照明の方向や見る角度によって、2
つの絵柄の内の1つを明瞭に視認できるように凹凸絵柄
によって表現することも行われる。
【0004】このような、凹凸絵柄を有する箔押し用版
を製版する従来の方法においては、まず、作画ソフトを
組み込んだコンピュータシステムにおいて、デザイナー
が手作業により原画をデザインすることが行われる。そ
して、その原画からフィルム原版を作成し、フォトレジ
スト膜を形成した箔押し用版の金属基板にそのフィルム
原版を焼き付け現像する。そのレジストパターンを有す
る金属基板にエッチング技術を適用して凹凸絵柄を有す
る箔押し用版が作成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、照明の
方向や見る角度によって2つの絵柄の内の1つを明瞭に
視認できるように凹凸絵柄によって表現することが行わ
れる。しかし、従来においては2つの絵柄の一方がやや
強調されるにとどまり、1つだけを明瞭に視認できるよ
うにはできない。特に、2つ以上の絵柄が重なって存在
するような場合には、品質において十分に満足できるも
のではできてない。
【0006】また、上述のように、その箔押し用版は、
デザイナーが手作業により原画をデザインすることによ
って作成される。万線パターンの場合には、万線を一本
々々描き加える作業となるため極めて負荷が大きい。そ
の上、原画においては品質を把握することができないた
め、箔押し用版を作成し実際に箔押しを行ってみて評価
し、原画を修正する繰り返し作業となる。
【0007】本発明はこのような問題を解決するために
なされたものであり、その目的は、2つ以上の絵柄が重
なって存在するような場合においても、照明の方向や見
る角度によって2つ以上の絵柄の内の1つを明瞭に視認
できる箔押しを得るための箔押し用版を提供することに
ある。またその箔押し用版の原画を自動生成し、作業負
荷を大幅に軽減することができる製版システムを提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は下記の本発明
によって解決される。すなわち、本発明の請求項1に係
る箔押し用版は、万線角度の異なる複数の万線パターン
を用い長手方向が基準線の方向と一致する帯状の万線パ
ターンの組として複数の絵柄を表現する箔押し用版であ
って、前記複数の絵柄を第1絵柄〜第m絵柄から成るm
個の絵柄とするとき、前記基準線と成す角度が互いに異
なる第1万線パターン〜第(m+1)万線パターンの
(m+1)個の万線パターンが用いられ、前記第1絵柄
〜第m絵柄のいずれかが単独で存在する領域は、その絵
柄に対応する前記第1万線パターン〜第m万線パターン
のいずれか1つと前記第(m+1)万線パターンを含む
前記配列した万線パターンの組みが割り当てられ、前記
第1絵柄〜第m絵柄のいずれかが重なっている領域は、
その重なっている絵柄に対応する前記第1万線パターン
〜第m万線パターンのすべてと前記第(m+1)万線パ
ターンを含む前記配列した万線パターンの組みが割り当
てられ、前記第1絵柄〜第m絵柄のいずれも含まない領
域(背景領域)は、前記第(m+1)万線パターンだけ
から成る前記配列した万線パターンの組みが割り当てら
れているようにしたものである。本発明によれば、m個
の絵柄を表現する場合には、その絵柄に対応するm個の
互いに万線角度が異なる帯状の万線パターンと、互いに
万線角度が異なる帯状の第(m+1)万線パターンを組
み合わせ、単独絵柄部位、重なり絵柄部位、背景の特性
領域を形成する。したがって、2つ以上の絵柄が重なっ
て存在するような場合においても、照明の方向や見る角
度によって2つ以上の絵柄の内の1つを明瞭に視認でき
る箔押しを得るための箔押し用版が提供される。
【0009】また、本発明の請求項2に係る箔押し用版
製版システムは、万線角度の異なる複数の万線パターン
を用い長手方向が基準線の方向と一致する帯状の万線パ
ターンの組として複数の絵柄を表現する箔押し用版の製
版システムであって、前記複数の絵柄を記憶する絵柄記
憶手段と、前記絵柄記憶手段に記憶されている前記複数
の絵柄を第1絵柄〜第m絵柄から成るm個の絵柄とする
とき、基準線と万線の成す角度が互いに異なる第1万線
パターン〜第(m+1)万線パターンから成る(m+
1)個の万線パターンを生成し万線パターン記憶手段に
記憶する万線パターン生成手段と、配置指示入力に基づ
いて、前記第1絵柄〜第m絵柄を配置して配置画像を生
成し配置画像記憶手段に記憶する絵柄配置手段と、前記
配置画像記憶手段に記憶されている配置画像を前記基準
線に平行な所定の間隔の境界線によって区分し第1〜N
番目のN個の帯画像領域を生成し帯画像領域記憶手段に
記憶する帯画像領域生成手段と、pを1,2,・・・,
mかつqを0,1,2,・・・かつ(p+q×m)≦N
の条件下において前記帯画像領域記憶手段が記憶する第
(p+q×m)番目の帯画像領域でかつ前記第p絵柄が
存在する部分を前記配置画像記憶手段が記憶する前記配
置画像に基づいて判定し該部分に前記万線パターン記憶
手段が記憶する前記第p万線パターンを貼り付け、前記
条件下において前記帯画像領域記憶手段が記憶する前記
第(p+q×m)番目の帯画像領域でかつ前記第p絵柄
が存在しない部分を前記配置画像記憶手段が記憶する前
記配置画像に基づいて判定し該部分に前記万線パターン
記憶手段が記憶する前記第(m+1)万線パターンを貼
り付けることにより万線画像を生成し万線画像記憶手段
に記憶する万線画像生成手段とを有するようにしたもの
である。本発明によれば、照明の方向や見る角度によっ
て2つ以上の絵柄の内の1つを明瞭に視認できる箔押し
を得るための箔押し用版の原画を自動生成し、作業負荷
を大幅に軽減することができる製版システムが提供され
る。
【0010】また、本発明の請求項3に係る箔押し用版
製版システムは、請求項2記載の箔押し用版製版システ
ムにおいて、前記万線画像を透明フィルムに形成し原版
フィルムを生成するフィルム出力手段と、感光性レジス
ト膜を形成した箔押し用版に用いる金属板において、前
記感光性レジスト膜と前記原版フィルムとを密着露光す
る露光手段と、前記露光済の感光性レジスト膜を現像す
る現像手段と、前記現像済の感光性レジスト膜を介して
前記箔押し用版に用いる金属板をエッチングする腐食手
段と、前記エッチング済の箔押し用版に用いる金属板か
ら前記現像済の感光性レジスト膜を剥離する剥離手段と
を有するようにしたものである。本発明によれば、フォ
トエッチングプロセスによって箔押し用版が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明について実施の形態
を説明する。本発明の箔押し用版製版システムについて
説明する。本発明の箔押し用版についても、その製版シ
ステムにおける処理過程において詳細な説明が行われ
る。本発明の箔押し用版製版システムの構成を図1に示
す。図1において、1は本体、2は入力部、3は出力部
である。また、本体1において、4はインタフェース
部、5は処理部、6は記憶部である。また、処理部5に
おいて、11は万線パターン生成手段、12は絵柄配置
手段、13は帯画像領域生成手段、14は万線画像生成
手段である。また、記憶部6が記憶するデータとして、
21は絵柄、22は万線パターン、23は配置画像、2
4は帯画像領域、25は万線画像である。
【0012】箔押し用版製版システムの本体1は、パー
ソナルコンピュータ、ワークステーション等のデータ処
理装置のハードウェアとソフトウェアによって実現され
る。入力部2は、キーボード、マウス等から成り、出力
部3は、ディスプレイ、プロッタ、フィルム出力装置等
から成る。オペレータはGUI(graphical user inter
face)環境においてこのシステムを操作する。プロッタ
は作成した万線画像25を用紙に描画する等のためのも
のである。フィルム出力装置は作成した万線画像25を
光透過性のフィルムに出力し原版フィルムを得るための
ものである。
【0013】本体1においてインタフェース部4は、入
力部2と出力部3との入出力に関するデータ処理を行
う。また、図1には示してないが、インタフェース部4
は、LAN(local area network)等の通信回線を介し
て、通信回線に接続された外部システムと箔押し用版製
版システムとがデータ送信受信を行うためのデータ処理
を行う。たとえば、箔押し用版の元々の絵柄は外部のデ
ザインシステムで作成しておき、データベースシステム
に登録しておく。そして製版するときに、その登録され
た元々の絵柄をLANを介して箔押し用版製版システム
に入力する構成とすることができる。
【0014】本体1の処理部5はデータ処理を実行する
部分であり、記憶部6はデータ処理前とデータ処理後に
おけるデータを記憶する部分である。処理部5は主とし
てプログラムによって制御された動作を行うCPU(ce
ntral processor unit)から成る。また、記憶部6はR
AM(random access memory)等の主メモリやハードデ
ィスク記憶装置等から成る。
【0015】処理部5において、万線パターン生成手段
11は、絵柄記憶手段に記憶されている複数の絵柄を第
1絵柄〜第m絵柄から成るm個の絵柄とするとき、基準
線と万線の成す角度が互いに異なる第1万線パターン〜
第(m+1)万線パターンから成る(m+1)個の万線
パターンを生成し万線パターン記憶手段に記憶する。絵
柄配置手段12は、配置指示入力に基づいて、第1絵柄
〜第m絵柄を配置し配置画像を生成し配置画像記憶手段
に記憶する処理を行う。また、帯画像領域生成手段13
は、配置画像記憶手段に記憶されている配置画像を基準
線に平行な所定の間隔の境界線によって区分し第1〜N
番目のN個の帯画像領域を生成し帯画像領域記憶手段に
記憶する処理を行う。また、万線画像生成手段14は、
帯画像領域記憶手段に記憶されている所定の帯画像領域
に所定の万線パターンを形成することにより万線画像を
生成し万線画像記憶手段に記憶する処理を行う。
【0016】記憶部6において、絵柄21は、たとえば
前述のLANを介して箔押し用版製版システムに入力す
る等の方法で箔押し用版製版システムに入力する。ここ
では、絵柄21は、第1絵柄〜第m絵柄のm個の絵柄か
ら成る。また、万線パターン22は、前述の万線パター
ン生成手段11が生成したデータである。前述の万線パ
ターン記憶手段は記憶部6において万線パターン22を
記憶する部分に相当する。また、配置画像23は、前述
の絵柄配置手段12が生成したデータである。前述の配
置画像記憶手段は記憶部6において配置画像23を記憶
する部分に相当する。また、帯画像領域24は、前述の
帯画像領域生成手段13が生成したデータである。前述
の帯画像領域記憶手段は記憶部6において帯画像領域2
4を記憶する部分に相当する。また、万線画像25は、
前述の万線画像生成手段14が生成したデータである。
前述の万線画像記憶手段は記憶部6において万線画像2
5を記憶する部分に相当する。
【0017】以上の構成において、次に、本発明の箔押
し用版製版システムの動作について説明する。本発明の
箔押し用版製版システムにおいて処理が行われるデータ
の形態を模式図として図2、図3に示す。図2、図3に
おいて、(A)は第1絵柄、(B)は第2絵柄、(C)
は第3絵柄、(D)は配置画像、(E)は帯画像領域、
(F)は万線画像、(G)は万線画像の第1絵柄単独領
域、(H)は万線画像の背景領域、(I)は万線画像の
第1,3絵柄重複領域、(J)は万線画像の第3絵柄単
独領域、(K)は万線画像の第2絵柄単独領域、(L)
は万線画像の第1,2絵柄重複領域、(M)は万線画像
の第1,2,3絵柄重複領域、(N)は万線画像の第
2,3絵柄重複領域の形態を示す模式図である。
【0018】また、本発明の箔押し用版製版システムに
おける処理過程の概要をフロー図として図4に示す。本
発明の箔押し用版製版システムは箔押し用版を製版する
ための原画を作成する過程と、原画に基づいて箔押し用
版を作成する過程の2つの過程に大別することができ
る。図1に示した、箔押し用版製版システムの構成は前
半の工程、すなわち原画を作成する工程に属するシステ
ムの部分である。図4に示すように、この原画を作成す
る工程は、基本的に、(m+1)個の万線パターンを生
成するステップS1、m個の絵柄を配置するステップS
2、配置した画像において帯画像領域を生成するステッ
プS3、生成した帯画像領域に万線パターンを形成する
ステップS4から成る。図1〜図4に基づいて、次に、
本発明の箔押し用版製版システムの動作について説明す
る。無用な煩雑さを避け簡明とするため、図等の具体的
な例としては絵柄の個数が3(m=3)として説明す
る。
【0019】製版に用いる絵柄が箔押し用版製版システ
ムに存在しない場合には、オペレータは、まず、前述
のLANを介したデータ転送、絵柄が描かれた用紙を
スキャナーで読み取る、MO(magneto-optical)デ
ィスク等の記憶媒体から読み取る、等の方法によりシス
テムに入力する。入力した第1絵柄(A)と第2絵柄
(B)と第3絵柄(C)は記憶部6に絵柄21として記
憶する。ここで、第1絵柄(A)と第2絵柄(B)と第
3絵柄(C)は、連続的なトーンを有する濃淡画像では
なく、線画またはシルエット画のような2値画像であ
る。また、図2においては、重なり具合が分かりやすい
ように輪郭線だけが示されている。実際は、第1絵柄
(A)は「△」ではなく「▲」のように描くべきであ
り、内部が「1」、外部が「0」のように図形の内外で
異なった画素値を有する。第2絵柄(B)、第3絵柄
(C)も同様である。
【0020】次に、万線パターン生成手段11は、記憶
部6に記憶されている絵柄21が第1絵柄〜第m絵柄か
ら成るm個の絵柄とするとき、基準線と万線の成す角度
が互いに異なる第1万線パターン〜第(m+1)万線パ
ターンから成る(m+1)個の万線パターンを生成し万
線パターン22として記憶部6に記憶する。したがっ
て、絵柄21が第1絵柄〜第3絵柄から成る3個の絵柄
であると、基準線と万線の成す角度が互いに異なる第1
万線パターン〜第4万線パターンから成る4個の万線パ
ターンを生成し万線パターン22として記憶部6に記憶
する。最も単純な万線パターンを生成する方法は、∠3
60度を(m+1)で割り算し、等角度間隔の万線角度
を有する(m+1)個の万線パターンを生成する方法で
ある。したがって、m=3であると、∠A=∠72度、
∠B=∠144度、∠C=∠216度、∠D=∠288
度の4つの角度を有する万線パターンが生成される。
【0021】万線パターンが箔押し用版製版システムに
存在しない場合には、オペレータは、前述のLANを
介したデータ転送、MO(magneto-optical)ディス
ク等の記憶媒体から読み取る、等の方法によりシステム
に入力することもできる。ここでは、万線パターンは、
万線角度が異なる(m+1)個の万線パターンの組みと
して取り扱われる。したがって、所定の万線角度、所定
の万線間隔の基準となる万線パターンを用意し、その基
準となる万線パターンを前述のようにして演算した角度
で回転して、(m+1)個の万線パターンの組みを生成
してもよい。
【0022】また、万線間隔は、箔押し用版のサイズに
よって適正な値が存在し、版のサイズの1/6000〜
1/150とすると得られる効果と取り扱うデータ容量
とのバランスがよい。たとえば、版の対角サイズが10
cm程度の場合には、万線間隔は0.1mmとする。ま
た、万線の幅は、万線の部分が箔押し用版の凸部となる
場合には万線間隔の約1/2またはそれよりも細くす
る。逆に、万線の幅は、万線の部分が箔押し用版の凹部
となる場合には万線間隔の約1/2またはそれよりも太
くする。このような形態を有する万線パターンの組み
は、前述のように入力または生成して記憶部6に万線パ
ターン24として記憶する(ステップS1)。
【0023】次に、オペレータは、出力部3のディスプ
レイをモニターしながら、入力部2のマウス、キーボー
ドを操作して、製版する箔押し用版の外形を示す枠(た
とえば矩形枠)を指定するとともに、第1絵柄(A)と
第2絵柄(B)と第3絵柄(C)をその枠の内部に配置
する指定を行う。このオペレータの配置指示入力に基づ
いて、絵柄配置手段12は第1絵柄(A)と第2絵柄
(B)と第3絵柄(C)を配置し、配置画像(D)を生
成する。また、配置した画像である配置画像(D)は記
憶部6に配置画像23として記憶する(ステップS
2)。
【0024】配置画像23において、各画素はすくなく
ともmビットの画素値を有する。m=3であると、たと
えば、背景領域の画素の画素値は(000)、第1絵柄
単独領域の画素の画素値は(001)、第2絵柄単独領
域の画素の画素値は(010)、第1,2絵柄重複領域
の画素の画素値は(011)、第1,3絵柄重複領域の
画素の画素値は(101)、第2,3絵柄重複領域の画
素の画素値は(110)、第1,2,3絵柄重複領域の
画素の画素値は(111)の値を有する。
【0025】次に、オペレータは、帯画像領域を生成す
る指示を箔押し用版製版システムに与える。そのとき、
生成する帯の幅と、帯の長手方向となる基準線を指定す
る。帯の幅は箔押し用版のサイズによって適正な値が存
在し、版のサイズの1/2000〜1/50とすると得
られる効果と取り扱うデータ容量とのバランスがよい。
この帯の幅は前述の万線間隔に対して3倍の寸法であ
る。たとえば、版の対角サイズが10cm程度の場合に
は、帯の幅を0.3mmとする。基準線としては、特別
な効果を狙うのでなければ、水平方向(左右方向)また
は垂直方向(天地方向)のいずれかを指定する。この帯
の幅と基準線の指定は、その都度オペレータが指示入力
するのではなく、指示入力がない場合には所定のデフォ
ルト値を用いるようにすると便利である。
【0026】前述の帯画像領域を生成する指示がある
と、帯画像領域生成手段13は、帯の幅と基準線の指定
に基づいて配置画像(D)を基準線に平行な所定の間隔
の境界線によって区分し第1〜N番目のN個の帯画像領
域(E)を生成する。また、生成した帯画像領域(E)
は記憶部6に帯画像領域24として記憶する(ステップ
S3)。
【0027】図2に示すように帯画像領域(E)は水平
方向を基準線としたものである。また、生成した領域で
ある帯画像領域(E)は記憶部6に帯画像領域24とし
て記憶する。配置画像23を画素の集合であると見做す
とき、帯画像領域24は、その集合の部分集合を定義す
るデータである。すなわち、i行j列の画素から成る配
置画像23における画素(i,j)の各々が第1〜N帯
画像領域のどこに属するかを示すデータである。
【0028】次に、万線画像生成手段14は、pを1,
2,・・・,mかつqを0,1,2,・・・かつ(p+
q×m)≦Nの条件下において記憶部6に記憶されてい
る帯画像領域24の第(p+q×m)番目の帯画像領域
でかつ第p絵柄が存在する部分を記憶部6に記憶されて
いる配置画像23に基づいて判定しその部分に記憶部6
が記憶している万線パターン22の第p万線パターンを
貼り付け、前述の条件下において帯画像領域24の第
(p+q×m)番目の帯画像領域でかつ第p絵柄が存在
しない部分を配置画像23に基づいて判定しその部分に
万線パターン22の第(m+1)万線パターンを貼り付
けることにより万線画像を生成し万線画像記憶手段に記
憶する。
【0029】m=3,N=100であると、p=1,
2,3である。また、(p+q×m)≦Nの条件は、
(p+q×3)≦100となるから、p=1のときq=
0,1,2,・・・,33、p=1,2のときq=0,
1,2,・・・,32である。p=1のとき、万線画像
生成手段14は、帯画像領域24の第1,4,7,・・
・,97,100番目の帯画像領域でかつ第1絵柄が存
在する部分を配置画像23に基づいて判定しその部分に
万線パターン22の第1万線パターンを貼り付ける。ま
た、前述の条件下において帯画像領域24の第1,4,
7,・・・,97,100番目の帯画像領域でかつ第1
絵柄が存在しない部分を配置画像23に基づいて判定し
その部分に万線パターン22の第4万線パターンを貼り
付ける。
【0030】p=2のとき、万線画像生成手段14は、
帯画像領域24の第2,5,8,・・・,98番目の帯
画像領域でかつ第2絵柄が存在する部分を配置画像23
に基づいて判定しその部分に万線パターン22の第2万
線パターンを貼り付ける。また、前述の条件下において
帯画像領域24の第2,5,8,・・・,98番目の帯
画像領域でかつ第2絵柄が存在しない部分を配置画像2
3に基づいて判定しその部分に万線パターン22の第4
万線パターンを貼り付ける。
【0031】p=3のとき、万線画像生成手段14は、
帯画像領域24の第3,6,9,・・・,99番目の帯
画像領域でかつ第3絵柄が存在する部分を配置画像23
に基づいて判定しその部分に万線パターン22の第3万
線パターンを貼り付ける。また、前述の条件下において
帯画像領域24の第3,6,9,・・・,99番目の帯
画像領域でかつ第3絵柄が存在しない部分を配置画像2
3に基づいて判定しその部分に万線パターン22の第4
万線パターンを貼り付ける。
【0032】上述のようにして万線画像25を生成し記
憶部6に記憶する。この万線画像25において第1絵柄
が単独で存在する第1絵柄単独領域(G)は、図3に示
すように、基準線と万線の成す角度が∠A=∠72度の
第1絵柄を現す第1万線パターンと、基準線と万線の成
す角度が∠D=∠288の背景を現す第4万線パターン
とによって形成される。
【0033】また、この万線画像25において第2絵柄
が単独で存在する第2絵柄単独領域(K)は、図3に示
すように、基準線と万線の成す角度が∠B=∠144度
の第2絵柄を現す第2万線パターンと、基準線と万線の
成す角度が∠D=∠288の背景を現す第4万線パター
ンとによって形成される。
【0034】また、この万線画像25において第3絵柄
が単独で存在する第3絵柄単独領域(J)は、図3に示
すように、基準線と万線の成す角度が∠C=∠216度
の第3絵柄を現す第3万線パターンと、基準線と万線の
成す角度が∠D=∠288の背景を現す第4万線パター
ンとによって形成される。
【0035】また、この万線画像25において第1,2
絵柄が重複して存在する第1,2絵柄重複領域(L)
は、図3に示すように、基準線と万線の成す角度が∠A
=∠72度、∠B=∠144度の第1,2絵柄を現す第
1,2万線パターンと、基準線と万線の成す角度が∠D
=∠288の背景を現す第4万線パターンとによって形
成される。
【0036】また、この万線画像25において第1,3
絵柄が重複して存在する第1,3絵柄重複領域(I)
は、図3に示すように、基準線と万線の成す角度が∠A
=∠72度、∠C=∠216度の第1,3絵柄を現す第
1,3万線パターンと、基準線と万線の成す角度が∠D
=∠288の背景を現す第4万線パターンとによって形
成される。
【0037】また、この万線画像25において第2,3
絵柄が重複して存在する第2,3絵柄重複領域(N)
は、図3に示すように、基準線と万線の成す角度が∠B
=∠144度、∠C=∠216度の第2,3絵柄を現す
第2,3万線パターンと、基準線と万線の成す角度が∠
D=∠288の背景を現す第4万線パターンとによって
形成される。
【0038】また、この万線画像25において第1,
2,3絵柄が重複して存在する第1,2,3絵柄重複領
域(M)は、図3に示すように、基準線と万線の成す角
度が∠A=∠72度、∠B=∠144度、∠C=∠21
6度の第1,2,3絵柄を現す第1,2,3万線パター
ンによって形成される。
【0039】また、この万線画像25において第1,
2,3絵柄のいずれも存在しない背景領域(H)は、図
3に示すように、基準線と万線の成す角度が∠D=∠2
88の背景を現す第4万線パターンとによって形成され
る。
【0040】以上、本発明の箔押し用版製版システムの
動作について説明した。上述のように、箔押し用版製版
システムにおいては万線画像25が得られる。この万線
画像は箔押し用版そのものではなく、その原画である。
この原画に基づいて原版フィルムを作成し、その原版フ
ィルムに基づいて、フォトエッチング法、電離放射線硬
化法、等により金属や耐熱性樹脂から成る箔押し用版を
作成する。
【0041】次に、その原画に基づいて箔押し用版を作
成する過程について説明する。本発明の箔押し用版製版
システムにおいて原画から箔押し用版を作成する過程を
フロー図として図5に示す。図5に基づいて説明する。
まず、ステップS11において、フィルム出力装置(図
1参照)を用い、記憶部6に記憶されている万線画像2
5を透明フィルムに形成し原版フィルムを生成する。原
版フィルムは、箔押し用版において凸部となる部分が透
明で、凹部となる部分が遮光されるパターン、すなわち
ネガパターンを有する。
【0042】次に、ステップS12において、箔押し用
版に用いる金属板に光硬化性の感光性レジスト膜を形成
したものを用意しておく。そして、密着露光装置を用い
感光性レジスト膜と原版フィルムとを密着露光する。金
属板としては、銅、鉄、真鍮、等の金属または合金を使
用することができる。次に、ステップS13において、
現像装置を用い、密着露光済の感光性レジスト膜を現像
する。さらに、必要に応じて、その感光性レジスト膜を
加熱処理し被膜を硬化させ、腐食レジストマスクを得
る。次に、ステップS14において、腐食装置を用い、
その腐食レジストマスクを介して箔押し用版に用いる金
属板をエッチングする。
【0043】次に、ステップS15において、エッチン
グ済の箔押し用版に用いる金属板から腐食レジストマス
クを剥離する。以上のステップにより、金属板に万線画
像(E)が形成される。さらに、このステップの後、箔
押しが行われないようにする金属板の部分、すなわち、
金属板の周囲部分だけをエッチングまたは機械加工によ
って掘り下げる処理が行われる。その他の必要とされる
後処理がすべて行われ箔押し用版が完成する。
【0044】箔押し用版の断面形状と箔押しを行った用
紙の断面形状を模式図として図6に示す。図6(A)は
押圧により版と用紙が接触した状態、図6(B)は離れ
た状態を示す。箔押し用版61を用紙62に押圧するこ
とによりエンボシングが行われ用紙62には凹凸形状が
形成される。ただし、図6に示すように、箔押し用版6
1の凹凸形状と用紙62の凹凸形状は完全に一致するわ
けではない。箔押し用版61の凹凸形状において、凹部
の奥まったところまでは用紙62は入り込まない。その
ため用紙62の凸部は半円柱の表面形状(蒲鉾形状)の
ような形状となる。勿論、この半円柱の軸方向は万線の
方向と一致する。
【0045】図6では示してないが、箔押しを行う場合
には、箔押し用版61と用紙62との間に箔押シートを
介在させる。箔押しを行うことにより、金属箔は用紙6
2の半円柱の表面を含む全表面に形成される。この金属
箔により光の反射率が高まるとともに、半円柱の表面形
状は特異な反射特性を有する。すなわち、同方向の光線
を入射した場合においても、半円柱の軸方向によっては
光線の反射方向による強度が異なるという、光反射にお
ける異方性を有することになる。このため、光線の入射
方向と観測者の視認方向を固定した場合においても、半
円柱の軸方向によって、明るく見える領域と暗く見える
領域の差異が生じる。したがって、本発明の箔押し用版
を用いて箔押しを行った箔押し部分は、その面の傾きを
変化させたり、見る角度を変えたり、光線の方向を変え
ることにより特定の絵柄だけを明るく見せることができ
る。
【0046】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る箔押し用版によ
れば、2つ以上の絵柄が重なって存在するような場合に
おいても、照明の方向や見る角度によって2つ以上の絵
柄の内の1つを明瞭に視認できる箔押しを得るための箔
押し用版が提供される。
【0047】また、本発明の請求項2に係る箔押し用版
製版システムによれば、照明の方向や見る角度によって
2つ以上の絵柄の内の1つを明瞭に視認できる箔押しを
得るための箔押し用版の原画を自動生成し、作業負荷を
大幅に軽減することができる製版システムが提供され
る。また、本発明の請求項3に係る箔押し用版製版シス
テムによれば、フォトエッチングプロセスによって箔押
し用版が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の箔押し用版製版システムの構成を示す
図である。
【図2】本発明の箔押し用版製版システムにおいて処理
が行われるデータの形態を示す模式図(その1)であ
る。
【図3】本発明の箔押し用版製版システムにおいて処理
が行われるデータの形態を示す模式図(その2)であ
る。
【図4】本発明の箔押し用版製版システムにおける処理
過程の概要を示すフロー図である。
【図5】本発明の箔押し用版製版システムにおいて原画
から箔押し用版を作成する過程を示すフロー図である。
【図6】箔押し用版の断面形状と箔押しを行った用紙の
断面形状を示す模式図である。
【符号の説明】
1 本体 2 入力部 3 出力部 4 インタフェース部 5 処理部 6 記憶部 11 万線パターン生成手段 12 絵柄配置手段 13 帯画像領域生成手段 14 万線画像生成手段 21 絵柄 22 万線パターン 23 配置画像 24 帯画像領域 25 万線画像 61 箔押し用版 62 用紙
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 敏之 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 遠藤 典秀 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 2H084 AA26 AA30 AA40 AE01 AE06 AE10 BB02 BB13 CC01 CC20 3B005 EA08 EB10 FA04 FA07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】万線角度の異なる複数の万線パターンを用
    い長手方向が基準線の方向と一致する帯状の万線パター
    ンの組として複数の絵柄を表現する箔押し用版であっ
    て、 前記複数の絵柄を第1絵柄〜第m絵柄から成るm個の絵
    柄とするとき、前記基準線と成す角度が互いに異なる第
    1万線パターン〜第(m+1)万線パターンの(m+
    1)個の万線パターンが用いられ、 前記第1絵柄〜第m絵柄のいずれかが単独で存在する領
    域は、その絵柄に対応する前記第1万線パターン〜第m
    万線パターンのいずれか1つと前記第(m+1)万線パ
    ターンを含む前記配列した万線パターンの組みが割り当
    てられ、 前記第1絵柄〜第m絵柄のいずれかが重なっている領域
    は、その重なっている絵柄に対応する前記第1万線パタ
    ーン〜第m万線パターンのすべてと前記第(m+1)万
    線パターンを含む前記配列した万線パターンの組みが割
    り当てられ、 前記第1絵柄〜第m絵柄のいずれも含まない領域(背景
    領域)は、前記第(m+1)万線パターンだけから成る
    前記配列した万線パターンの組みが割り当てられてい
    る、 ことを特徴とする箔押し用版。
  2. 【請求項2】万線角度の異なる複数の万線パターンを用
    い長手方向が基準線の方向と一致する帯状の万線パター
    ンの組として複数の絵柄を表現する箔押し用版の製版シ
    ステムであって、 前記複数の絵柄を記憶する絵柄記憶手段と、 前記絵柄記憶手段に記憶されている前記複数の絵柄を第
    1絵柄〜第m絵柄から成るm個の絵柄とするとき、基準
    線と万線の成す角度が互いに異なる第1万線パターン〜
    第(m+1)万線パターンから成る(m+1)個の万線
    パターンを生成し万線パターン記憶手段に記憶する万線
    パターン生成手段と、 配置指示入力に基づいて、前記第1絵柄〜第m絵柄を配
    置して配置画像を生成し配置画像記憶手段に記憶する絵
    柄配置手段と、 前記配置画像記憶手段に記憶されている配置画像を前記
    基準線に平行な所定の間隔の境界線によって区分し第1
    〜N番目のN個の帯画像領域を生成し帯画像領域記憶手
    段に記憶する帯画像領域生成手段と、 pを1,2,・・・,mかつqを0,1,2,・・・か
    つ(p+q×m)≦Nの条件下において前記帯画像領域
    記憶手段が記憶する第(p+q×m)番目の帯画像領域
    でかつ前記第p絵柄が存在する部分を前記配置画像記憶
    手段が記憶する前記配置画像に基づいて判定し該部分に
    前記万線パターン記憶手段が記憶する前記第p万線パタ
    ーンを貼り付け、前記条件下において前記帯画像領域記
    憶手段が記憶する前記第(p+q×m)番目の帯画像領
    域でかつ前記第p絵柄が存在しない部分を前記配置画像
    記憶手段が記憶する前記配置画像に基づいて判定し該部
    分に前記万線パターン記憶手段が記憶する前記第(m+
    1)万線パターンを貼り付けることにより万線画像を生
    成し万線画像記憶手段に記憶する万線画像生成手段と、 を有することを特徴とする箔押し用版製版システム。
  3. 【請求項3】請求項2記載の箔押し用版製版システムに
    おいて、前記万線画像を透明フィルムに形成し原版フィ
    ルムを生成するフィルム出力手段と、 感光性レジスト膜を形成した箔押し用版に用いる金属板
    において、前記感光性レジスト膜と前記原版フィルムと
    を密着露光する露光手段と、 前記露光済の感光性レジスト膜を現像する現像手段と、 前記現像済の感光性レジスト膜を介して前記箔押し用版
    に用いる金属板をエッチングする腐食手段と、 前記エッチング済の箔押し用版に用いる金属板から前記
    現像済の感光性レジスト膜を剥離する剥離手段と、 を有することを特徴とする箔押し用版製版システム。
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