JP2001190870A - 吸毛機能付バリカン - Google Patents

吸毛機能付バリカン

Info

Publication number
JP2001190870A
JP2001190870A JP2000005156A JP2000005156A JP2001190870A JP 2001190870 A JP2001190870 A JP 2001190870A JP 2000005156 A JP2000005156 A JP 2000005156A JP 2000005156 A JP2000005156 A JP 2000005156A JP 2001190870 A JP2001190870 A JP 2001190870A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hair
attachment
clipper
cutting blade
absorbing function
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000005156A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Fujiwara
充 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2000005156A priority Critical patent/JP2001190870A/ja
Publication of JP2001190870A publication Critical patent/JP2001190870A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Shavers And Clippers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 皮膚が吸いつかずスムーズに刈り込み作業を
行うことができ、同皮膚を傷つけることもなくて安全な
吸毛機能付バリカンを提供する。 【解決手段】 バリカン本体1に吸毛ケース2を付設
し、吸毛ケース2の吸引口3を同バリカン本体1の切断
刃4に近接配置してなる吸毛機能付バリカンにおいて、
吸引口3の口縁部分に空気が吸入される逃がし口部5を
形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、毛や毛屑を吸引し
ながら同毛を刈り込むもので、特に、犬や猫等のペット
用として最適な吸毛機能付バリカンに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、毛や毛屑を吸引しながら同毛
を切断して、一定の長さとなるように刈り込むことので
きるペット用の吸毛機能付バリカンは知られている。こ
の種の吸毛機能付バリカンとしては、例えば、バリカン
本体に吸毛ケースを付設し、該吸毛ケースの吸引口を同
バリカン本体の切断刃の刈り込み方向先側に近接配置し
てなるものがあった。
【0003】該吸毛機能付バリカンにおいては、切断刃
の刈り込み方向先側に位置する吸引口での吸引作用によ
って、切断されるべき毛が予め起毛され、該起毛された
状態にある毛は同切断刃で確実に切断されて、一定の長
さとなるよう適切に刈り込まれる。しかも、切断された
毛屑は吸引口から吸い込まれ、周辺に散乱しないように
吸毛ケース内へと吸引除去される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術にあっては、柔らかい皮膚にはえた毛を刈り込
む場合等に吸引口が同皮膚に吸着してしまって、切断刃
を有するバリカン本体を移動させ難くなるものであっ
た。そのため、刈り込み作業をスムーズに行うことがで
きず、しかも、皮膚が吸着し続けると共に切断刃が同じ
位置で動作することで、同皮膚を傷つけてしまうという
問題が発生していた。特に、皮膚の柔らかい犬や猫の腹
部の乳首付近やあご下等の部位を刈り込む際には、注意
を要すると共に時間もかかって、刈り込み作業が手間取
るものとなり問題となっていた。
【0005】本発明は、上記従来の技術における問題を
悉く解決するために発明されたもので、その課題は、柔
らかい皮膚にはえた毛を刈り込む際にあっても、該皮膚
を吸着させることなくスムーズに刈り込み作業を行うこ
とができ、同皮膚を傷つけることもなくて安全な吸毛機
能付バリカンを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
吸毛機能付バリカンは、バリカン本体に吸毛ケースを付
設し、該吸毛ケースの吸引口を同バリカン本体の切断刃
に近接配置してなる吸毛機能付バリカンであって、吸引
口の口縁部分に空気が吸入される逃がし口部を形成して
なるものである。
【0007】したがって、この場合には、吸毛ケースの
吸引口がバリカン本体の切断刃に近接配置されているの
で、該切断刃付近の毛が同吸引口での吸引作用によって
起毛され、該起毛された状態にある毛は同切断刃で切断
されることによって、一定の長さとなるように刈り込ま
れる。しかも、切断された毛屑は吸引口から吸い込ま
れ、周辺に散乱しないように吸毛ケース内へと吸引除去
される。
【0008】更に、前記吸引口の口縁部分には、空気が
吸入される逃がし口部が形成されているので、柔らかい
皮膚にはえた毛を刈り込む際にあっても、該皮膚が同吸
引口に吸着することはない。その際、逃がし口部からは
空気が吸入されるので、起毛も支障なく行われる。それ
故、スムーズに刈り込み作業を行うことができる。しか
も、皮膚の吸着がなくなると共に、切断刃を有するバリ
カン本体を移動させ易くなって、該切断刃が同じ位置で
動作し続けることもなくなり、同皮膚を傷つけてしまう
ことがない。
【0009】本発明の請求項2記載の吸毛機能付バリカ
ンは、上記請求項1記載の吸毛機能付バリカンにおい
て、バリカン本体に吸毛ケースを着脱自在に嵌着して付
設したことを特徴とするものである。
【0010】したがって、この場合は特に、バリカン本
体に吸毛ケースが着脱自在に嵌着されるので、該吸毛ケ
ースの付設は簡単に行われる。しかも、吸毛ケースをバ
リカン本体から取り外すことで、両者を分割して取り扱
うことができる。又、屋外等で毛屑を吸引除去する必要
がない際には、吸毛ケースが取り外されたバリカン本体
のみを使用して刈り込み作業を行うこともできる。
【0011】本発明の請求項3記載の吸毛機能付バリカ
ンは、上記請求項1又は2記載の吸毛機能付バリカンに
おいて、吸引口を切断刃の刈り込み方向先側に近接配置
したことを特徴とするものである。
【0012】したがって、この場合は特に、吸引口が切
断刃の刈り込み方向先側に近接配置されているので、該
吸引口での吸引作用によって切断されるべき毛が予め起
毛され、該起毛された状態にある毛は同切断刃で確実に
切断されて、一定の長さとなるよう適切に刈り込まれ
る。
【0013】本発明の請求項4記載の吸毛機能付バリカ
ンは、上記請求項1〜3のいずれか一つに記載の吸毛機
能付バリカンにおいて、吸毛ケースの両側壁部分に吸引
口の口縁と連続する切欠凹状の逃がし口部を配設形成し
たことを特徴とするものである。
【0014】したがって、この場合は特に、逃がし口部
が吸引口の口縁と連続する切欠凹状に形成されているの
で、該吸引口の口縁は皮膚との間で同逃がし口部にて開
口を形成し、該開口から空気が吸入されることによっ
て、毛は同皮膚に近い根元から確実に起毛される。しか
も、逃がし口部は吸毛ケースの両側壁部分に配設されて
おり、両側の同逃がし口部から均等に空気が吸入される
ので、毛は傾かないよう起毛されて一定の長さとなるよ
う確実に切断され、又、バリカン本体がバランス良く移
動されて、よりスムーズに刈り込み作業を行うことがで
きる。
【0015】本発明の請求項5記載の吸毛機能付バリカ
ンは、上記請求項1〜4のいずれか一つに記載の吸毛機
能付バリカンにおいて、切断刃及び吸引口の外側を覆う
ように嵌着されて、皮膚と同切断刃との間に間隔が保持
されるようになす略筒状のアタッチメントを備え、該ア
タッチメントによって逃がし口部が閉塞されるようにな
したことを特徴とするものである。
【0016】したがって、この場合は特に、アタッチメ
ントを嵌着させた状態で刈り込み作業を行うことによ
り、その際、皮膚と切断刃との間に間隔が保持されて、
該間隔寸法に応じた所定の長さとなるように、毛を長く
残してより安全に切断することができる。しかも、アタ
ッチメントが切断刃及び吸引口の外側を覆うように嵌着
されて逃がし口部を閉塞するので、該逃がし口部から空
気がもれるように吸引されることはなくなり、同アタッ
チメントの先端開口部分から確実に空気が吸引されて、
高い吸引効率を確保することができる。
【0017】本発明の請求項6記載の吸毛機能付バリカ
ンは、上記請求項5記載の吸毛機能付バリカンにおい
て、皮膚と切断刃との間隔寸法を可変とする嵌着深さ調
節手段をアタッチメントに設け、該アタッチメントの嵌
着深さがどの位置に変更調節されても、同アタッチメン
トによって逃がし口部が閉塞されるようになしたことを
特徴とするものである。
【0018】したがって、この場合は特に、嵌着深さ調
節手段でアタッチメントの嵌着深さを変更調節して、皮
膚と切断刃との間隔寸法を変化させることができ、これ
により、刈り込み高さを変化調整することができるの
で、所望の長さとなるように毛を切断することができ
る。しかも、アタッチメントの嵌着深さがどの位置にあ
っても、逃がし口部は同アタッチメントによって閉塞さ
れるので、上記高い吸引効率が確保される。
【0019】本発明の請求項7記載の吸毛機能付バリカ
ンは、上記請求項6記載の吸毛機能付バリカンにおい
て、アタッチメントの嵌着部位における隙間開口を閉塞
する開閉自在なカバーを同アタッチメントに設けたこと
を特徴とするものである。
【0020】したがって、この場合は特に、アタッチメ
ントの嵌着深さがどの位置にあっても、該嵌着部位にお
ける隙間開口は開閉自在なカバーで閉塞されるので、同
アタッチメントの先端開口部分からのみ空気が吸引され
て、上記吸引効率はより向上される。
【0021】本発明の請求項8記載の吸毛機能付バリカ
ンは、上記請求項5〜7のいずれか一つに記載の吸毛機
能付バリカンにおいて、アタッチメントの刈り込み方向
先側の先端縁部分にくし刃状片を有する切欠状開口部を
形成したことを特徴とするものである。
【0022】したがって、この場合は特に、アタッチメ
ントの刈り込み方向先側の先端縁部分にくし刃状片を有
する切欠状開口部が形成されているので、該切欠状開口
部から同アタッチメント内へと毛はガイドされて効率良
く導入され、起毛も確実に行われて、よりスムーズに刈
り込み作業を行うことができる。しかも、くし刃状片の
存在によって皮膚が切欠状開口部内に入り込むことは防
止され、該皮膚と切断刃との間隔寸法が確保されて、毛
を同間隔寸法に応じた所定の長さとなるよう正確に切断
することができる。
【0023】本発明の請求項9記載の吸毛機能付バリカ
ンは、上記請求項5〜8のいずれか一つに記載の吸毛機
能付バリカンにおいて、アタッチメントの両側壁先端縁
をR形状に突出形成したことを特徴とするものである。
【0024】したがって、この場合は特に、アタッチメ
ントの両側壁先端縁がR形状に突出形成されているの
で、切断刃を有するバリカン本体を刈り込み方向へ移動
させている際、皮膚に対して同R形状の両側壁先端縁は
滑らかに摺接し、よりスムーズに刈り込み作業を行うこ
とができる。しかも、切断刃の位置に曲率中心が略合致
するR形状とすることで、アタッチメントと皮膚との相
対角度にある程度の変化を生じても、該皮膚と同切断刃
との間隔寸法は確保されるようになって、毛を同間隔寸
法に応じた所定の長さとなるよう正確に切断することが
できる。
【0025】
【発明の実施の形態】図1〜5は、本発明の請求項1〜
4に対応する一実施形態を示し、該実施形態の吸毛機能
付バリカンは、犬や猫等のペット用として最適に使用す
ることができるもので、バリカン本体1に吸毛ケース2
を付設し、該吸毛ケース2の吸引口3を同バリカン本体
1の切断刃4に近接配置してなるものであって、吸引口
3の口縁部分に空気が吸入される逃がし口部5を形成し
てなる。
【0026】該実施形態の吸毛機能付バリカンにおいて
は、バリカン本体1に吸毛ケース2を着脱自在に嵌着し
て付設している。又、吸引口3を切断刃4の刈り込み方
向先側に近接配置しており、この場合、吸毛ケース2の
両側壁部分に同吸引口3の口縁と連続する切欠凹状の逃
がし口部5を配設形成してもいる。
【0027】図3に示す如く、バリカン本体1はその先
端部分に切断刃4が設けられ、該切断刃4は下側の固定
刃4aと上側の可動刃4bとでなる。バリカン本体1の側面
には電源スイッチ11が設けられ、底面には接続端子12が
設けられており、該接続端子12に電気コード(図示せ
ず)が嵌合接続されて、同バリカン本体1に電源供給さ
れる。そして、電源スイッチ11をON操作することによ
り、切断刃4では可動刃4bが往復動して固定刃4aとの間
で毛をはさみ切りする。
【0028】図4、5に示す如く、吸毛ケース2は下側
ケース13と上側ケース14とが嵌合一体化されてなり、同
下側ケース13と上側ケース14との間には、前後方向に貫
通する吸引通気路15が形成されている。吸引通気路15の
偏平な前端開口が吸引口3となり、該吸引口3の両側に
は逃がし口部5が配設形成されている。逃がし口部5は
切欠凹状で、上側ケース14の両側壁部分の前端縁に切欠
されて凹んだような形状として形成されている。下側ケ
ース13の後端部分には、前記吸引通気路15の後端開口と
なる略円筒状の接続口16が形成されており、該接続口16
の前側には上側ケース14の後端部分が係止され、同接続
口16は吸引装置(図示せず)へと後側に連通接続され
る。
【0029】又、下側ケース13の両側には上記バリカン
本体1を嵌合保持する側片部17が配設されており、一方
の該側片部17には同バリカン本体1の電源スイッチ11を
露出させる凹状開口18が形成されている。更に、両方の
側片部17の前端付近の外面には、後述する別の実施形態
の吸毛機能付バリカンとして使用される場合に、アタッ
チメント6を着脱自在に嵌着させるための凸リブ19が配
設形成されている。そして、図2に示す如く、吸毛ケー
ス2がバリカン本体1に嵌着されて取り付けられると、
吸引口3は同バリカン本体1の切断刃4の刈り込み方向
先側となる上側に近接配置され、又、電源スイッチ11が
凹状開口18から露出される。
【0030】したがって、該実施形態の吸毛機能付バリ
カンにおいては、吸毛ケース2の吸引口3がバリカン本
体1の切断刃4の刈り込み方向先側に近接配置されてい
るので、該切断刃4付近にあって切断されるべき毛は、
同吸引口3での吸引作用によって予め起毛される。そし
て、起毛された状態にある毛が切断刃4で確実に切断さ
れて、一定の長さとなるよう適切に刈り込まれる。しか
も、切断された毛屑は吸引口3から吸い込まれ、周辺に
散乱しないように吸毛ケース2内へと吸引除去されるの
で、屋内で刈り込み作業を行うのに最適となる。
【0031】更に、前記吸引口3の口縁部分には、空気
が吸入される逃がし口部5が形成されているので、柔ら
かい皮膚にはえた毛を刈り込む際にあっても、該皮膚が
同吸引口3に吸着することはない。すなわち、逃がし口
部5は吸引口3の内部が真空になるのを防ぐ逃げとして
作用し、該吸引口3への皮膚の吸着は防止される。その
際、空気は逃がし口部5から吸入されて、吸引口3内で
起毛が支障なく行われる。それ故、スムーズに刈り込み
作業を行うことができる。しかも、皮膚の吸着がなくな
ると共に、切断刃4を有するバリカン本体1を移動させ
易くなって、該切断刃4が同じ位置で動作し続けること
もなくなり、同皮膚を傷つけてしまうことがなくて安全
である。このようなことは、特に、犬や猫の腹部の乳首
付近やあご下等の皮膚の柔らかい部位を刈り込む際に有
用となる。
【0032】又、該実施形態の吸毛機能付バリカンにお
いては、バリカン本体1に吸毛ケース2が着脱自在に嵌
着されるので、該吸毛ケース2の付設取り付け作業は簡
単に行われる。しかも、吸毛ケース2をバリカン本体1
から取り外すことで、両者を分割しコンパクトにして梱
包することができる。又、屋外等で毛屑を吸引除去する
必要がない際には、吸引装置等が付随して接続される吸
毛ケース2を取り外した状態とし、小型となるバリカン
本体1のみを使用して刈り込み作業を行うこともでき、
使い勝手は良好で便利である。
【0033】又、該実施形態の吸毛機能付バリカンにお
いては、逃がし口部5が吸引口3の口縁と連続する切欠
凹状に形成されているので、該吸引口3の口縁は皮膚と
の間で同逃がし口部5にて開口を形成し、該開口から空
気が同皮膚に沿うように吸入されることによって、毛は
該皮膚に近い根元から確実に起毛される。しかも、逃が
し口部5は吸毛ケース2の両側壁部分に配設されてお
り、両側の同逃がし口部5から均等に空気が吸入される
ので、毛は傾かないように起毛されて一定の長さとなる
よう確実に切断され、又、切断刃4を有するバリカン本
体1がバランス良く移動されて、よりスムーズに刈り込
み作業を行うことができる。
【0034】図6〜11は、本発明の請求項1〜9全て
に対応する別の実施形態を示し、該実施形態の吸毛機能
付バリカンにおいては、切断刃4及び吸引口3の外側を
覆うように嵌着されて、皮膚Sと同切断刃4との間に間
隔が保持されるようになす略筒状のアタッチメント6を
備え、該アタッチメント6によって逃がし口部5が閉塞
されるようになしている。ここで、アタッチメント6が
嵌着されない使用状態では、バリカン本体1、吸毛ケー
ス2、その他の構造が上記実施形態におけると全く同様
であり、上記実施形態におけると全く同様の作用効果を
奏することになるので、その説明は省略する。
【0035】したがって、該実施形態の吸毛機能付バリ
カンにおいては、アタッチメント6を嵌着させた状態で
刈り込み作業を行うことにより、その際に、皮膚Sと切
断刃4との間に間隔が保持される。そして、この間隔寸
法に応じた所定の長さとなるように、アタッチメント6
を使用しない際(上記実施形態での使用状態)よりも毛
を長く残し、皮膚Sから離れた位置で切断して、より安
全に刈り込み作業を行うことができる。しかも、この場
合、アタッチメント6は略筒状であり、切断刃4及び吸
引口3の外側を覆うように嵌着されて、逃がし口部5を
必然的に閉塞するので、該逃がし口部5から空気がもれ
るように吸引されることはなくなり、同アタッチメント
6の先端開口部分から確実に空気が吸引されて、高い吸
引効率を確保することができる。
【0036】又、該実施形態の吸毛機能付バリカンにお
いては、皮膚Sと切断刃4との間隔寸法を可変とする嵌
着深さ調節手段7をアタッチメント6に設け、該アタッ
チメント6の嵌着深さがどの位置に変更調節されても、
同アタッチメント6によって逃がし口部5が閉塞される
ようになしている。この場合、アタッチメント6は上下
に開口連通した断面略四角形の略筒状であり、その後側
壁上部及び前側壁下部が各々切欠状に開口されている。
そして、アタッチメント6の上方開口と後側壁上部の切
欠状開口とが連続した開口を形成し、該開口から同アタ
ッチメント6内にバリカン本体1及び吸毛ケース2の先
端部分は挿入嵌合される。
【0037】又、アタッチメント6の後側壁上部の切欠
状開口付近で、該アタッチメント6の両側壁内面には上
下複数段の凹溝20が並設形成されており、該凹溝20は前
記嵌着深さ調節手段7となる。この嵌着深さ調節手段7
では、上下いずれかの凹溝20を選択して、吸毛ケース2
の前端付近の外面に形成された凸リブ19(上記実施形態
でも説明)に、同選択した凹溝20を係合させることで、
アタッチメント6の嵌着深さが変更調節される。ここで
は、図6、8、9に示す如く、アタッチメント6の嵌着
深さが三段階に変更調節され、いずれの嵌着深さにあっ
ても同アタッチメント6の両側壁によって、逃がし口部
5は必然的に閉塞される。
【0038】したがって、該実施形態の吸毛機能付バリ
カンにおいては、前記のように、嵌着深さ調節手段7で
アタッチメント6の嵌着深さを変更調節して、皮膚Sと
切断刃4との間隔寸法を変化させることができる。これ
により、刈り込み高さを適宜選択して変化調整し得るた
め、所望の長さとなるように毛を適切に切断することが
できる。しかも、アタッチメント6の嵌着深さがどの位
置にあっても、逃がし口部5は同アタッチメント6によ
って必然的に閉塞されるので、上記高い吸引効率が確保
される。
【0039】又、該実施形態の吸毛機能付バリカンにお
いては、アタッチメント6の嵌着部位における隙間開口
を閉塞する開閉自在なカバー8を同アタッチメント6に
設けている。この場合、アタッチメント6の前記後側壁
上部の切欠状開口でバリカン本体1との間に隙間開口は
形成され、該隙間開口を開閉するカバー8が同切欠状開
口の下縁両側に配設されるヒンジ21を介して枢支されて
いる。又、両側のヒンジ21にはねじりバネ22が配設され
ており、該ねじりバネ22によってカバー8は後側閉じ方
向へ弾発付勢されている。したがって、この場合、図
6、8、9に示す如く、アタッチメント6の嵌着深さが
いずれの位置にあっても、該嵌着部位における隙間開口
は開閉自在なカバー8で内側から必然的に閉塞されるの
で、同アタッチメント6の先端開口部分からのみ空気が
吸引されて、上記吸引効率はより向上される。
【0040】又、該実施形態の吸毛機能付バリカンにお
いては、図7に示す如く、アタッチメント6の刈り込み
方向先側(前側)の先端縁部分に、三本のくし刃状片9
を有する切欠状開口部10を形成している。この切欠状開
口部10は、アタッチメント6の前記前側壁下部が切欠状
に開口されたものである。したがって、この場合、切欠
状開口部10からアタッチメント6内へと、毛はほぐされ
ながらガイドされて効率良く導入され、これにより起毛
も確実に行われて、よりスムーズに刈り込み作業を行う
ことができる。しかも、図10(a)に示す如く、くし
刃状片9の存在によって皮膚Sが切欠状開口部10内に入
り込むことは防止され、該皮膚Sと切断刃4との間隔寸
法L2が確保されて、毛を同間隔寸法L2に応じた所定の長
さとなるよう正確に揃えて切断することができる。
【0041】すなわち、くし刃状片9が存在しない場合
には、図10(b)に示す如く、皮膚Sが切欠状開口部
10内に入り込んでしまい、該皮膚Sと切断刃4との間隔
寸法L2は、同切断刃4からアタッチメント6先端までの
距離寸法L1よりも、前記入り込んだ分だけ短くなって、
同間隔寸法L2が確保されない。これに対して、くし刃状
片9が存在する場合には、図10(a)に示す如く、皮
膚Sが切欠状開口部10内に入り込むことは防止され、該
皮膚Sと切断刃4との間隔寸法L2が、同切断刃4からア
タッチメント6先端までの距離寸法L1と等しくなって、
同間隔寸法L2は確保される。このようなことは、特に、
くし刃状片9が存在しないと切欠状開口部10内に入り込
み易い、犬や猫の足等の細い部位を刈り込む際に有用と
なる。
【0042】又、該実施形態の吸毛機能付バリカンにお
いては、アタッチメント6の両側壁先端縁をR形状に突
出形成しており、該R形状の曲率中心を切断刃4の位置
に略合致させている。したがって、この場合、図11に
示す如く、切断刃4を有するバリカン本体1を刈り込み
方向へ移動させている際、アタッチメント6のR形状の
両側壁先端縁は皮膚Sに対して滑らかに摺接し、よりス
ムーズに刈り込み作業を行うことができる。しかも、切
断刃4の位置に曲率中心が略合致するR形状となってい
るので、アタッチメント6と皮膚Sとの相対角度にある
程度の変化を生じても、該皮膚Sと同切断刃4との間隔
寸法は確保されて、毛を同間隔寸法に応じた所定の長さ
となるよう正確に切断することができる。
【0043】図12は、本発明の請求項1〜9全てに対
応する更に別の実施形態を示し、該実施形態の吸毛機能
付バリカンにおいては、アタッチメント6の両側壁内面
に並設形成された上下複数段の凹部24が嵌着深さ調節手
段7となる。この嵌着深さ調節手段7では、上下いずれ
かの凹部24を選択して吸毛ケース2の前端付近の外面に
形成された凸起23(上記実施形態の凸リブ19と形成位置
は同じ)に係合させることで、同アタッチメント6の嵌
着深さが五段階に変更調節される。又、アタッチメント
6の後側壁上部の切欠状開口で、バリカン本体1との間
に形成される隙間開口は、上下方向に伸縮されることで
開閉自在な蛇腹状のカバー8によって常に閉塞される。
なお、それ以外は、図6〜11に示した上記実施形態に
おけると全く同様の構造であり、同上記実施形態におけ
ると全く同様の作用効果が奏されるので、その説明は省
略する。
【0044】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1記載の吸
毛機能付バリカンにおいては、柔らかい皮膚にはえた毛
を刈り込む際にあっても、該皮膚が吸引口に吸着するこ
とはなく、スムーズに刈り込み作業を行うことができ、
しかも、同皮膚を傷つけてしまうことがなくて安全であ
る。
【0045】又、本発明の請求項2記載の吸毛機能付バ
リカンにおいては、特に、吸毛ケースの付設が嵌着によ
って簡単に行われ、しかも、該吸毛ケースをバリカン本
体から取り外すことで、コンパクトに梱包することがで
き、同バリカン本体のみで刈り込み作業を行うこともで
きて便利である。
【0046】又、本発明の請求項3記載の吸毛機能付バ
リカンにおいては、特に、切断刃の刈り込み方向先側に
近接した吸引口での吸引作用によって、切断されるべき
毛が予め起毛され、該起毛された状態にある毛は同切断
刃で確実に切断されて、一定の長さとなるよう適切に刈
り込まれる。
【0047】又、本発明の請求項4記載の吸毛機能付バ
リカンにおいては、特に、逃がし口部が皮膚との間で開
口を形成して根元から確実に起毛され、しかも、両側か
ら均等に空気が吸入されて毛は確実に切断され、バリカ
ン本体もバランス良く移動されてよりスムーズに刈り込
み作業を行うことができる。
【0048】又、本発明の請求項5記載の吸毛機能付バ
リカンにおいては、特に、アタッチメントを嵌着するこ
とで、皮膚と切断刃との間に間隔が保持されて、毛を所
定の長さとなるようより安全に切断することができ、し
かも、逃がし口部は閉塞されて、高い吸引効率を確保す
ることができる。
【0049】又、本発明の請求項6記載の吸毛機能付バ
リカンにおいては、特に、アタッチメントの嵌着深さを
調節して刈り込み高さを変化調整することで、所望の長
さとなるように毛を切断することができ、その際、逃が
し口部は同アタッチメントで閉塞されて、上記高い吸引
効率が確保される。
【0050】又、本発明の請求項7記載の吸毛機能付バ
リカンにおいては、特に、アタッチメントの嵌着部位に
おける隙間開口がカバーで閉塞されることによって、同
アタッチメントの先端開口部分からのみ空気は吸引され
ることになり、上記吸引効率がより向上される。
【0051】又、本発明の請求項8記載の吸毛機能付バ
リカンにおいては、特に、毛がガイドされて効率良く導
入され、起毛も確実に行われて、よりスムーズに刈り込
み作業を行うことができ、その際、くし刃状片によって
皮膚と切断刃との間隔寸法が確保されて、同毛は所定の
長さとなるよう正確に切断される。
【0052】又、本発明の請求項9記載の吸毛機能付バ
リカンにおいては、特に、アタッチメントのR形状の両
側壁先端縁が皮膚に滑らかに摺接して、よりスムーズに
刈り込み作業は行われ、しかも、切断刃の位置に曲率中
心が略合致する前記R形状とすることで、前記皮膚と同
切断刃との間隔寸法は確保されるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である吸毛機能付バリカン
の要部を示す斜視図。
【図2】同吸毛機能付バリカンの全体を示し、(a)は
側面図、(b)は底面図。
【図3】同吸毛機能付バリカンにおけるバリカン本体を
示し、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は底面
図。
【図4】同吸毛機能付バリカンにおける吸毛ケースを示
し、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は底面
図。
【図5】図4(a)におけるX−X断面図。
【図6】別の実施形態である吸毛機能付バリカンの使用
状態を示す側面図。
【図7】同使用状態における要部を示す正面図。
【図8】同吸毛機能付バリカンの異なる使用状態を示す
側面図。
【図9】同吸毛機能付バリカンの更に異なる使用状態を
示す側面図。
【図10】同吸毛機能付バリカンの使用状態における要
部を示す(a)は正面図、(b)はその比較使用状態を
例示する正面図。
【図11】同吸毛機能付バリカンの使用状態における要
部を示す側面図。
【図12】更に別の実施形態である吸毛機能付バリカン
の使用状態を示す側面図。
【符号の説明】
1 バリカン本体 2 吸毛ケース 3 吸引口 4 切断刃 5 逃がし口部 6 アタッチメント 7 嵌着深さ調節手段 8 カバー 9 くし刃状片 10 切欠状開口部 S 皮膚

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バリカン本体に吸毛ケースを付設し、該
    吸毛ケースの吸引口を同バリカン本体の切断刃に近接配
    置してなる吸毛機能付バリカンであって、吸引口の口縁
    部分に空気が吸入される逃がし口部を形成してなる吸毛
    機能付バリカン。
  2. 【請求項2】 バリカン本体に吸毛ケースを着脱自在に
    嵌着して付設したことを特徴とする請求項1記載の吸毛
    機能付バリカン。
  3. 【請求項3】 吸引口を切断刃の刈り込み方向先側に近
    接配置したことを特徴とする請求項1又は2記載の吸毛
    機能付バリカン。
  4. 【請求項4】 吸毛ケースの両側壁部分に吸引口の口縁
    と連続する切欠凹状の逃がし口部を配設形成したことを
    特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の吸毛機
    能付バリカン。
  5. 【請求項5】 切断刃及び吸引口の外側を覆うように嵌
    着されて、皮膚と同切断刃との間に間隔が保持されるよ
    うになす略筒状のアタッチメントを備え、該アタッチメ
    ントによって逃がし口部が閉塞されるようになしたこと
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の吸毛
    機能付バリカン。
  6. 【請求項6】 皮膚と切断刃との間隔寸法を可変とする
    嵌着深さ調節手段をアタッチメントに設け、該アタッチ
    メントの嵌着深さがどの位置に変更調節されても、同ア
    タッチメントによって逃がし口部が閉塞されるようにな
    したことを特徴とする請求項5記載の吸毛機能付バリカ
    ン。
  7. 【請求項7】 アタッチメントの嵌着部位における隙間
    開口を閉塞する開閉自在なカバーを同アタッチメントに
    設けたことを特徴とする請求項6記載の吸毛機能付バリ
    カン。
  8. 【請求項8】 アタッチメントの刈り込み方向先側の先
    端縁部分にくし刃状片を有する切欠状開口部を形成した
    ことを特徴とする請求項5〜7のいずれか一つに記載の
    吸毛機能付バリカン。
  9. 【請求項9】 アタッチメントの両側壁先端縁をR形状
    に突出形成したことを特徴とする請求項5〜8のいずれ
    か一つに記載の吸毛機能付バリカン。
JP2000005156A 2000-01-14 2000-01-14 吸毛機能付バリカン Pending JP2001190870A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000005156A JP2001190870A (ja) 2000-01-14 2000-01-14 吸毛機能付バリカン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000005156A JP2001190870A (ja) 2000-01-14 2000-01-14 吸毛機能付バリカン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001190870A true JP2001190870A (ja) 2001-07-17

Family

ID=18533837

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000005156A Pending JP2001190870A (ja) 2000-01-14 2000-01-14 吸毛機能付バリカン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001190870A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6665938B2 (en) Hair clipping device with adjustable deflecting comb assembly
JP4242582B2 (ja) 多数カッティング・エッジを有する回転ブレードセットを備えたヘア・クリッピング・デバイス
CA2364394C (en) Hair clipping device with internal vacuum
EP1295687B1 (en) Hair clipper with tethered trimmer attachment and on-board attachment storage
JP5085540B2 (ja) 一体型湿式シェービング及びトリミング手段
US7040021B2 (en) Hair trimming device with removably mountable components for removal of split ends and styling of hair
GB2383554A (en) Hair clipper with pivoting handle
EP3552512B1 (en) Lice comb
MXPA03009753A (es) Dispositivo para recortar el pelo con componentes montables amovibles para quitar puntas partidas y estilizacion del pelo.
JPH03236887A (ja) ヘアカッター
US5231762A (en) Grooming attachment for vacuum-drawn clippers
JP2001190870A (ja) 吸毛機能付バリカン
JPH01212588A (ja) ヘアカッター
JP2002126377A (ja) 吸毛機能付バリカン
KR20210043841A (ko) 코털깎이
KR20210008225A (ko) 애완동물 미용 흡입 이발기
JP3508124B2 (ja) 吸引式電動バリカン
JP3593714B2 (ja) 眉用かみそり
KR200493576Y1 (ko) 빗을 포함하는 헤드
KR100597688B1 (ko) 미용가위
KR200398688Y1 (ko) 슬립형 전기바리깡
JPS6121015Y2 (ja)
KR200382077Y1 (ko) 삽출식 비산방지판이 구비된 전기 바리깡
JP2001128729A (ja) 爪が飛ばない爪切り
JPH08182873A (ja) カッター