JP2001190575A - 義歯不適合検査用の組成物キット - Google Patents
義歯不適合検査用の組成物キットInfo
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Abstract
で、短時間で客観的に評価することが可能な、義歯不適
合を検査するための検査材および検査方法を提供するこ
と。 【解決手段】 各組成物の総重量を基準として、還元麦
芽糖水飴5〜45重量%、ソルビトール5〜30重量
%、パラチノース10〜40重量%、水5〜30重量
%、並びにゼラチン、澱粉及びペクチンから成る群より
選択される固さ調節成分3〜37重量%を含有する組成
物の少なくとも2種類から成り、各組成物における固さ
調節成分の含有量が互いに異なることを特徴とする、義
歯不適合を検査するための組成物キット。
Description
咀嚼機能改善を検査するためのキットおよびそれを用い
た義歯不適合または咀嚼機能改善を検査する方法に関す
る。より詳細には、本発明は、固さの異なる少なくとも
2種類以上の組成物から成る検査用キットおよびそれを
用いた検査方法に関する。
数は年々増加の一途をたどっており、義歯に対する重要
度並びに関心度は年々高まっている。しかし、現状にお
いて、使用している義歯に十分に満足している患者は意
外と少なく、義歯患者は一般に、義歯に対して、はずれ
易い、噛みにくいまたは痛み等のような何らかの不快感
を持っていることが多い。このような不快感は義歯不適
合から生じるものであるが、義歯不適合を生み出す要因
としては、印象採得時の変形、義歯床製作時の変形、ま
たは顎堤の経年変化などを挙げることができる。現状に
おいては、口腔粘膜との適合が優れた、真に機能的な義
歯床を作製することは極めて困難なことであり、それ
が、義歯装着者の多くが、使用している義歯に十分満足
出来ない大きな理由となっている。
には、義歯適合検査剤を用いて義歯の適合状態を検査
し、その結果に基づき、義歯を適宜修正することが必要
となる。従来から知られている義歯床の適合検査材とし
ては、義歯の作製時に、義歯に薄く塗布して口腔内への
適合を検査する検査材や、患者が痛みを訴えた場合に義
歯の不適合部の粘膜に塗布して検査する検査材などが市
販され、臨床的に使用されている。しかし、これらの検
査材は咀嚼機能の改善を検査できるものではない。
実際に食物(生米またはピーナッツ等)を口に入れ、か
み砕いた後に、その食物を吐き出して、その食物が砕か
れた程度を評価する方法、咬合力を厚電素子で測定する
方法、顎関節付近の微弱な筋電圧を測定する方法、糖を
含有するチューインガムを一定回数咀嚼した後に溶出し
た糖の量を測定する方法、アデノシン3リン酸2ナトリ
ウム(ATP−G)顆粒を一定回数咀嚼した後に唾液中
に溶出したATP−Gを定量する方法、大きさと固さの
異なる複数個のゼリーを用いて「食べ易さ」を5段階評
価する方法などがある。しかし、従来の方法には、操作
が煩雑、食品の品質および規格を統一できないこと、短
時間で多数の検査ができない、特別の機材が必要、総義
歯の患者に適用できない、などの問題点があり、さらに
優れた検査材および検査方法を開発する必要があった。
来技術の問題点を解決することを課題とした。即ち、本
発明は、特別の機材を必要とすることなく簡単な操作
で、短時間で客観的に評価することが可能な、義歯不適
合を検査するための検査材および検査方法を提供するこ
とを解決すべき課題とした。本発明はまた、特別の機材
を必要とすることなく簡単な操作で、短時間で客観的に
評価することが可能な、咀嚼機能改善を検査するための
検査材および検査方法を提供することを解決すべき課題
とした。
鋭意検討を重ねた結果、固さの異なる3種類のグミ飴を
義歯患者に咀嚼させて、咀嚼力を3段階で評価すること
によって、義歯不適合並びに咀嚼機能改善を検査できる
ことを見出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発
明の一態様によれば、各組成物の総重量を基準として、
還元麦芽糖水飴5〜45重量%、ソルビトール5〜30
重量%、パラチノース10〜40重量%、水5〜30重
量%、並びにゼラチン、澱粉及びペクチンから成る群よ
り選択される固さ調節成分3〜37重量%を含有する組
成物の少なくとも2種類から成り、各組成物における固
さ調節成分の含有量が互いに異なることを特徴とする、
義歯不適合を検査するための組成物キットが提供され
る。
重量を基準として、還元麦芽糖水飴5〜45重量%、ソ
ルビトール5〜30重量%、パラチノース10〜40重
量%、水5〜30重量%、並びにゼラチン、澱粉及びペ
クチンから成る群より選択される固さ調節成分3〜37
重量%を含有する組成物の少なくとも2種類から成り、
各組成物における固さ調節成分の含有量が互いに異なる
ことを特徴とする、咀嚼機能改善を検査するための組成
物キットが提供される。
さ調節成分の含有量が互いに異なる第1、第2及び第3
の組成物から成る。好ましくは、固さ調節成分はゼラチ
ンである。好ましくは、各組成物の固さ調節成分はゼラ
チンであり、第1の組成物のゼラチン含有量は4重量%
以上6重量%未満であり、第2の組成物のゼラチン含有
量は6重量%以上10重量%未満であり、第3の組成物
のゼラチン含有量は10重量%以上13重量%未満であ
る。
重量を基準として、還元麦芽糖水飴5〜45重量%、ソ
ルビトール5〜30重量%、パラチノース10〜40重
量%、水5〜30重量%、並びにゼラチン、澱粉及びペ
クチンから成る群より選択される固さ調節成分3〜37
重量%を含有し、各組成物における固さ調節成分の含有
量が互いに異なる少なくとも2種類の組成物を義歯を有
する義歯患者に順番に咀嚼させ、上記各組成物を咀嚼す
る義歯患者の能力を評価することを含む、義歯患者の義
歯不適合を検査する方法が提供される。本発明の別の態
様によれば、各組成物の総重量を基準として、還元麦芽
糖水飴5〜45重量%、ソルビトール5〜30重量%、
パラチノース10〜40重量%、水5〜30重量%、並
びにゼラチン、澱粉及びペクチンから成る群より選択さ
れる固さ調節成分3〜37重量%を含有し、各組成物に
おける固さ調節成分の含有量が互いに異なる少なくとも
2種類の組成物を被験者に順番に咀嚼させ、上記各組成
物を咀嚼する被験者の能力を評価することを含む、被験
者の咀嚼機能改善を検査する方法が提供される。
施方法について詳細に説明する。本明細書において、
「義歯」とは、人工の歯を意味し、単数でも複数でもよ
い。なお、複数個の義歯の場合には、顎粘膜に直接接す
る「台」を作製し、それに義歯を植立させる。当該
「台」の部分は「義歯床」とも称される。本発明で単に
「義歯」という場合には、この義歯台をも含む意味で用
いられる。本明細書において、「義歯不適合」とは、義
歯を有する患者の歯肉の表面の立体的形状に義歯床が1
00%適合していない状態を意味する。このような場
合、特に咀嚼時には義歯床の受ける力を歯肉の複数の特
定の部分で支えるため、不適合が進み、患者はその部分
に痛みを感じるようになる。本明細書において、「咀
嚼」とは食物を口に入れ、かみ砕いて消化するまでの口
腔、咽頭で行われる全ての生理過程を意味する。本明細
書において、「咀嚼機能」とは、咀嚼の能力を意味す
る。
する。本発明で用いる組成物は、組成物の総重量を基準
として、還元麦芽糖水飴5〜45重量%、ソルビトール
5〜30重量%、パラチノース10〜40重量%、水5
〜30重量%、並びにゼラチン、澱粉及びペクチンから
成る群より選択される固さ調節成分3〜37重量%を含
有する。
トール75〜95重量%、マルトトリイトール2〜15
重量%、ソルビトール1〜4重量%、及びその他の成分
としてマルトースを含有し、好ましくは、マルチトール
90〜95重量%、マルトトリイトール2〜9重量%、
ソルビトール1〜4重量%及びマルトース5〜15重量
%を含有する。本発明で用いる還元麦芽糖水飴は、以下
のようにして製造される。澱粉1重量部と水10重量部
にα−アミラーゼ1.0〜0.1単位を加え、90℃で
糊化し、直ちに130℃に加熱して酵素反応を止め、5
0℃まで急冷し、ブルラナーゼ50単位とβ−アミラー
ゼ30単位を加え、46時間糊化し、マルトース液を得
る。これにニッケルを触媒とし、水素圧20〜100k
g/cm3、温度90〜125℃で水素添加する。その
後、乾燥し、粉末状の乾燥還元麦芽糖水飴が得られる。
水分を25〜30%含有するものを還元麦芽糖水飴と称
する。本発明で用いる組成物は、組成物の総重量を基準
として還元麦芽糖水飴を5〜45重量%含有するが、こ
れより含有量が少ないと結晶が生じるという問題が生
じ、これより含有量が多いと吸湿して組成物の表面がべ
たつき取り扱いが困難になるという問題が生じる。還元
麦芽糖水飴の含有量は、好ましくは20〜40重量%で
ある。
ースおよび/またはケトースを還元して得られるポリヒ
ドロキシアルカンを意味し、D−グリシトールを80重
量%以上含有する。本発明で用いる組成物は、組成物の
全重量を基準としてソルビトールを5〜30重量%の比
率で含有するが、これよりソルビトールの含有量が少な
いと、組成物が固くなるという問題が生じ、これよりソ
ルビトールの含有量が多いと、組成物が柔らかくなると
いう問題が生じる。ソルビトールの含有量は、好ましく
は10〜20重量%である。
チュロースとも称され、ブドウ糖と果糖がα−1,6−
結合した2糖類である。製造方法はショ糖に酵素(グル
コシルトランスフェラーゼ)の1種を作用させて、ブド
ウ糖と果糖のα−1,2結合を一旦解離させ、次にα−
1,5に再結合させる転移反応で製造される。本発明で
用いる組成物は、組成物の全重量を基準としてパラチノ
ースを10〜40重量%含有するが、これよりソルビト
ールの含有量が多いと、結晶化の問題が生じる。パラチ
ノースの含有量は、好ましくは15〜30重量%であ
る。
イオン水、水道水などが挙げられ、好ましくは脱イオン
水である。本発明で用いる組成物は、組成物の全重量を
基準として水を5〜30重量%の比率で含有するが、こ
れより水の含有量が少ないと、糖類が結晶化するという
問題が生じ、これより水の含有量が多いと、柔らかすぎ
て場合によっては離水するという問題が生じる。水の含
有量は、好ましくは5〜20重量%、より好ましくは1
5〜17重量%である。
変性コラーゲンを意味し、その他に脂質、多糖類などを
含有してもよい。また、分子量は15,000〜25
0,000であり、好ましくは100,000〜20
0,000である。本発明で用いる澱粉は、高等植物の
種子や根茎などの貯蔵器官に含有されるα−1,4−グ
ルカンを意味し、アミロース25〜27重量%、アミロ
ペクチン75〜73重量%を含有する。本発明において
は、トウモロコシ澱粉が好ましい。本発明で用いるペク
チンは、カルボキシル基の一部がメチルエステル化し、
金属イオンと塩を形成しているポリガラクツロン酸を意
味する。分子量は50,000〜200,000であ
る。金属イオンとしては、ナトリウムまたはカリウムな
どが挙げられる。メチルエステル化率4.1〜5.8%
で分子量50,000〜200,000のものが好まし
い。
及びペクチンから成る群より選択される1種または複数
の固さ調節成分を組成物の総重量を基準として3〜37
重量%の比率で含有する。これより上記成分の含有量が
少ないと、固さ、ガム性、付着性などが脆くなるという
問題があり、これより上記成分の含有量が多いと、固
さ、ガム性、付着性などが強すぎてゴム状になるという
問題が生じる。ゼラチンは組成物の全重量を基準として
5〜20重量%含有されるのが好ましい。さらに、ゼラ
チンを10〜15重量%、澱粉を0〜3重量%、ペクチ
ンを0〜1.5重量%含有することが好ましい。本発明
は、上記した固さ調節成分の含有量が異なる(即ち、固
さの異なる)少なくとも2種類以上(好ましくは3種
類)の組成物を用いて義歯不適合を検査したり、特には
咀嚼機能改善を検査することを特徴とする。固さ調節成
分としてゼラチンを用いる場合には、例えば、第1の組
成物のゼラチン含有量を4重量%以上6重量%未満と
し、第2の組成物のゼラチン含有量を6重量%以上10
重量%未満とし、第3の組成物のゼラチン含有量を10
重量%以上13重量%未満とすることが好ましい。より
具体的な実施態様としては、例えば、5重量%、8重量
%及び11重量%のゼラチン含有量を有する固さの異な
る3種類の組成物を挙げることができる。
ナトリウム、シクロデキストリン、エリスリトール、サ
ッカリン塩などの添加物を含有してもよい。これらの添
加物の含有量は、組成物の総重量を基準として12〜2
0重量%が好ましい。本発明で用いる組成物はまた、薬
草系香料(ハッカ、ユーカリ等)、フルーツ系香料(バ
イン、イチゴ、レモン等)等の香料を、組成物の総重量
を基準として1/200〜1/2000重量添加しても
よい。
りである。組成物100g中で 還元麦芽糖水飴 15〜25g ソルビトール 10〜18g パラチノース 20〜35g 水 10〜20g ゼラチン 5〜20g 澱粉 3〜7g ペクチン 2〜6g
示す。先ず、本発明の組成物を含有する加熱水溶液を調
製する。この溶液を、熱時、乾燥したコーンスターチに
石こう系または金属の型を押し付けて形成された凹型の
くぼみに分注した後に乾燥する。乾燥体をコーンスター
チから取り出し、付着したコーンスターチをふるい落と
す。上記のようにして製造した組成物の形状は特に限定
されないが、球形、卵型、六面体、シート状、多面体の
塊状などを挙げることができ、卵形、球形またはこれに
類似する形状が好ましい。
の重量は0.01〜7gであり、0.05〜5gが好ま
しい。上記した通り製造した組成物の物性としては、硬
さ(g)100〜200(但し、圧縮応力4mm)、柔
らかさ(cm/dyn)0.5〜1.5、ヤング率(d
yn/cm2)1,000×104〜2,000×1
04、歯切れよさ50〜100、破断強度(g/cm2)
20,000〜30,000が好ましい。上記物性は、
不動工業(株)製レオメーターNRM−2010J−C
W型を用いて、アダプター5mm径、スピード8cm/
分、室温(20℃)の条件で測定した。
上の組成物から成る検査用キットは、義歯不適合および
/または咀嚼機能改善の検査に用いることができる。本
明細書中以下において、固さも異なる組成物をそれぞれ
第1の組成物、第2の組成物などと称する。検査におい
ては、被験者は第1の組成物を1個あるいは複数個を口
腔内に入れ、一般的には5〜20回、好ましくは8〜1
5回咀嚼する。咀嚼速度は、一般的には0.8〜2回/
秒であり、好ましくは1〜1.4回/秒である。咀嚼終
了後、被験者が該組成物を十分にかみ砕くことができた
かどうか、あるいは口腔内に何らかの違和感(噛みにく
いまたは痛み等のような何らかの不快感など)が生じた
かどうかを評価する。以下、第2の組成物以降について
も同様に咀嚼および評価を行う。全ての組成物について
評価を行うことによって、義歯不適合の程度を検査する
ことができる。なお、被験者の年齢、性別等に応じて、
使用する組成物の量、咀嚼回数、咀嚼速度を適宜変更す
ることも可能である。
換または調整するなどして該不適合を治療する場合に
は、そのような治療の前、治療中、または治療後に本発
明の組成物キットを用いて、各治療段階における咀嚼能
力を評価することによって咀嚼機能改善を検査すること
ができる。即ち、治療前には一番柔らかい第1の組成物
しか咀嚼できなかったが、治療後にはより固い第2また
は第3の組成物をも咀嚼することができた場合には、被
験者の咀嚼機能が改善したものと評価することができ
る。以下の実施例により本発明をさらに詳細に説明する
が、本発明は実施例によって限定されることはない。
ール、パラチノース、ゼラチン及びエリスリトールを加
え、180℃に加熱して溶解した。溶液を型に入れて固
めることにより、長円平型で1個当たりの量約4g、表
面積約3.4cm2の試料を得た。上記で得た各種ゼラ
チン含量を有する試料について、固さを測定した。測定
の結果を以下の表1に示す。
有量の調節によって所望の固さを有する試料を調製する
ことが可能であることが分かる。
合および咀嚼機能改善の検査 実施例1で作製したゼラチン含量5重量%、8重量%及
び11重量%の3種の試料を用いて義歯患者の義歯不適
合および咀嚼機能改善を検査した。義歯患者(内訳は、
日常生活でよくかめる患者3名(被験者1〜3)、少し
かめる患者3名(被験者4〜6)、全くかめない患者3
名(被験者7〜9)の合計9名)に上記3種類の試料を
咀嚼させ、うまくかめたかどうかを評価した。評価の結
果を以下に示す(以下において、〇はうまくかめた場
合、△は少しかめたが違和感が若干あった場合、×はほ
とんどかめず違和感がかなりあった場合を示す)
度合いと、固さの異なる3種類の試料をかむことができ
る能力とは相関関係を有していた。また、上記の被験者
7〜9の義歯を適合するように再調整した後に、再度同
様の評価試験を行った結果、5重量%、8重量%及び1
1重量%の全ての試料について、評価が〇または△にな
り、咀嚼機能の改善を評価することができた。
合を簡便かつ正確に検査することが可能になった。ま
た、本発明の検査用キットにより、義歯を有する患者の
咀嚼機能改善を簡便かつ正確に検査することが可能にな
った。
Claims (7)
- 【請求項1】 各組成物の総重量を基準として、還元麦
芽糖水飴5〜45重量%、ソルビトール5〜30重量
%、パラチノース10〜40重量%、水5〜30重量
%、並びにゼラチン、澱粉及びペクチンから成る群より
選択される固さ調節成分3〜37重量%を含有する組成
物の少なくとも2種類から成り、各組成物における固さ
調節成分の含有量が互いに異なることを特徴とする、義
歯不適合を検査するための組成物キット。 - 【請求項2】 各組成物の総重量を基準として、還元麦
芽糖水飴5〜45重量%、ソルビトール5〜30重量
%、パラチノース10〜40重量%、水5〜30重量
%、並びにゼラチン、澱粉及びペクチンから成る群より
選択される固さ調節成分3〜37重量%を含有する組成
物の少なくとも2種類から成り、各組成物における固さ
調節成分の含有量が互いに異なることを特徴とする、咀
嚼機能改善を検査するための組成物キット。 - 【請求項3】 固さ調節成分の含有量が互いに異なる第
1、第2及び第3の組成物から成る、請求項1または2
に記載のキット。 - 【請求項4】 固さ調節成分がゼラチンである、請求項
1から3の何れか1項に記載のキット。 - 【請求項5】 各組成物の固さ調節成分がゼラチンであ
り、第1の組成物のゼラチン含有量が4重量%以上6重
量%未満であり、第2の組成物のゼラチン含有量が6重
量%以上10重量%未満であり、第3の組成物のゼラチ
ン含有量が10重量%以上13重量%未満である、請求
項3に記載のキット。 - 【請求項6】 各組成物の総重量を基準として、還元麦
芽糖水飴5〜45重量%、ソルビトール5〜30重量
%、パラチノース10〜40重量%、水5〜30重量
%、並びにゼラチン、澱粉及びペクチンから成る群より
選択される固さ調節成分3〜37重量%を含有し、各組
成物における固さ調節成分の含有量が互いに異なる少な
くとも2種類の組成物を義歯を有する義歯患者に順番に
咀嚼させ、上記各組成物を咀嚼する義歯患者の能力を評
価することを含む、義歯患者の義歯不適合を検査する方
法。 - 【請求項7】 各組成物の総重量を基準として、還元麦
芽糖水飴5〜45重量%、ソルビトール5〜30重量
%、パラチノース10〜40重量%、水5〜30重量
%、並びにゼラチン、澱粉及びペクチンから成る群より
選択される固さ調節成分3〜37重量%を含有し、各組
成物における固さ調節成分の含有量が互いに異なる少な
くとも2種類の組成物を被験者に順番に咀嚼させ、上記
各組成物を咀嚼する被験者の能力を評価することを含
む、被験者の咀嚼機能改善を検査する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000007316A JP2001190575A (ja) | 2000-01-17 | 2000-01-17 | 義歯不適合検査用の組成物キット |
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Publication Number | Publication Date |
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