JP2001188563A - オーディオ符号化のための効果的なセクション化法 - Google Patents

オーディオ符号化のための効果的なセクション化法

Info

Publication number
JP2001188563A
JP2001188563A JP2000000325A JP2000000325A JP2001188563A JP 2001188563 A JP2001188563 A JP 2001188563A JP 2000000325 A JP2000000325 A JP 2000000325A JP 2000000325 A JP2000000325 A JP 2000000325A JP 2001188563 A JP2001188563 A JP 2001188563A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
section
bit cost
merging
total bit
sections
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000000325A
Other languages
English (en)
Inventor
Oei Teo Chun
オエイ・テオ チュン
Hon Neo Sua
ホン・ネオ スア
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2000000325A priority Critical patent/JP2001188563A/ja
Publication of JP2001188563A publication Critical patent/JP2001188563A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ディジタルオーディオ圧縮システ
ムにおいて使用するための、特にAACアルゴリズムの
ための、効果的なセクション化の方法を提供する。 【解決手段】 このセクション化の方法は、スケールフ
ァクタバンドを結合すなわちマージしてセクションを形
成し、それらを同じ符号本を使用して表現する事ができ
るようにする。セクションを形成することによって、副
情報を表現するために必要なビット数が減少するので、
スペクトル係数を表現するために必要な全ビットコスト
を減少させることができる。節約されたビットは、音質
を改善するための他のオーディオ処理に割り当てること
ができる。この方法は特に、低いビットレートの符号化
に役立つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信及びディジタ
ル格納媒体のための、ディジタルオーディオ信号の符号
化と処理において、使用することができる。
【0002】
【従来の技術】ISO/JEC13818ー7、MPE
G−2のAdvanced Audio Coding
(AAC)において、いくつかのツールがオーディオ圧
縮を達成するため使用されている。要求ツールはすべて
のプロファイルにおいて必須である。オプションツール
は一部のプロファイルにおいては必ずしも必要でなく、
より効率的な符号化を達成するため提供されている。無
ノイズ符号化のツールはAAC符号器において要求ツー
ルの一つである。それはある繰り返し過程の一部であっ
て、それによって、量子化されたスペクトル係数が、割
り当てられたビット数内のある区間に集束する。無ノイ
ズ符号化は三つの主要なステップにおいて実行される。
すなわちスペクトルクリッピング、最大数のセクション
を用いるハフマン符号化、そして最低のビット数え上げ
数を得るためのセクションマージングである。スペクト
ルクリッピングはスペクトルの動的領域を制限すること
である。ハフマン符号化の過程は、スケールファクタ
と、各オーディオチャンネルの量子化されたスペクトル
係数との間の重複を、更に減らすことである。量子化さ
れたスペクトル係数はスケールファクタバンドにグルー
プ化され、スケールファクタバンドは結合またはマージ
され、スペクトル係数を符号化するために必要なビット
数を最小にするように、セクションを形成する。セクシ
ョンマージングはスケールファクタバンドの境界におい
てのみ行われる。
【0003】オーディオ符号化における典型的なセクシ
ョン化モジュールにおいては、図14に示されているよ
うに、ハフマン符号化モジュール6.1への入力はスケ
ールファクタバンドに区分化された、量子化されたスペ
クトル係数の集合である。各スケールファクタバンドに
おける最大値に基づいて、ハフマン符号化モジュール
6.1は各スケールファクタバンドに対して、使用する
ことができるすべての可能な符号本を決定する。このス
ケールファクタバンドを表現または符号化するために必
要なビット数、すなわちビットコストも又、6.1にお
いて決定される。これらの情報は、量子化されたスペク
トル係数全体の集合を表現するために必要なビット数が
最小になるような、最善のマージングを求めるために、
セクションマージングモジュール6.2によって使用さ
れる。同時に、各スケールファクタバンドによって使用
されるべき実際の符号本が決定される。副情報が一つの
セクションにおけるスケールファクタバンド数、及びそ
のセクションがどの符号本を使用しているかを示すため
に使われる。AAC規格においては、セクションにおい
て使用される符号本を指示するために、4ビットが使わ
れる。長いブロックタイプに対しては、5ビットが、各
セクションにおけるスケールファクタバンドの数を指示
するために使われ、各セクションにおける許容されるス
ケールファクタバンドの最大数は31である。一つのセ
クションに31より多いスケールファクタバンドがあれ
ば、更に5ビットが付け加えられる。短いブロックタイ
プに対しては、3ビットが各セクションにおけるスケー
ルファクタバンドの数を指示するために使われ、各セク
ションにおける許容されるスケールファクタバンドの最
大数は7である。上と同様に、一つのセクションに7よ
り多いスケールファクタバンドがあれば、更に3ビット
が付け加えられる。
【0004】要するに、一つのセクションにおいて使わ
れる符号本の何らかの変化に対して、9ビットが付加さ
れ、このセクションと長ブロックタイプに使用される符
号本を表現する。短ブロックタイプに対しては、同様に
7ビットが付加される。各セクションにおけるスケール
ファクタバンドの数が許容される最大数を超えれば、ブ
ロックタイプに依存して、5ビットまたは3ビットが付
け加えられる。このことは、セクションの数が増えれ
ば、副情報ビットが付加され、全体のビットコストの合
計がより高くなることを意味する。これが、スケールフ
ァクタバンドがマージされ、より大きいセクションを形
成すべき理由であり、ハフマン符号のコストを増加する
費用なしに、ビットコストの合計を減らす。
【0005】最適な結果を得るために、可能なマージン
グをすべて探索することは、可能な組み合わせの数が極
めて多いことから、莫大な労力が必要であり、実行する
のが不可能である。ビットコストを減らすために、スケ
ールファクタバンドをセクションにマージする一つのよ
り簡単な従来の方法は、図1に示されている。先ず1.
1において、現在のスケールファクタバンドのための、
すべての可能な符号本が決定される。次に、可能な符号
本のこのリスト1.2から、このスケールファクタバン
ドを符号化するための最小数のビットを使用する符号本
が、1.3において、最小符号本として選択される。次
いで、1.4において、以前のスケールファクタバンド
のための最小符号本と同じ符号本を現在のスケールファ
クタバンドのため使用した場合のビットコストを求め
る。もし1.5において、同じ符号本が使われた場合に
ビットコストが節約されることがわかれば、1.6にお
いて、現在の最小符号本が以前の最小符号本によって置
き換えられ、これら二つのスケールファクタバンドはマ
ージされるべきだと見なされる。そうでなければ、使用
される符号本に何の変更もない。この過程は、すべての
スケールファクタバンドが完了されるまで1.9、次の
スケールファクタバンドにおいても繰り返される1.
8。このようにして、同じハフマン符号本を使用して符
号化するところの、引き続くスケールファクタバンドが
一つのセクションにマージされる一方、他の個別のスケ
ールファクタバンドはそれ自身が一つのセクションとな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ビット割り当てモジュ
ールにおいて、より多くのビットを使用できれば、オー
ディオ信号の品質は改善する事ができる。これはスケー
ルファクタバンドにおける係数および副情報を表現する
ビットのコストを減らすことによって達成できる。この
ことは特に、低ビットレート符号化の場合に決定的であ
り、それによって、利用できるフリービットを能率的に
使用すれば音質の改善ができる。しかし従来技術におい
て提供されているセクション化の方法は、スケールファ
クタバンドの最適なマージングを達成するためによい結
果をもたらさない。それは、ハフマン符号本を使用して
スペクトル係数と副情報を表現する際に、可能な最小の
ビットコストを提供しない。それによれば、スケールフ
ァクタバンドのスペクトルの、より能率的な表現を見つ
けることができるにも関わらず、多くの重複したビット
が、表現において浪費されている。従って、スペクトル
で係数を表現するために必要なビット数が最小になるよ
うな、よいセクション化の方法が、スケールファクタバ
ンドの最適なマージングではないにしても、最適に近い
マージングを得るために必要である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、各スケールフ
ァクタバンドのスペクトル係数に対して使用できるすべ
てのハフマン符号本を見つける手段、各スケールファク
タバンドが、セクションにマージングされることなく、
それ自身セクションである場合の全ビットコストを計算
する手段、同じ最小符号本を使用する、引き続くスケー
ルファクタバンドをマージして、セクションを形成する
ための手段、セクションにマージングされない場合の全
ビットコストを基準全ビットコストとして割り当てる手
段、二つの隣接するセクションを最大のビット節約をも
たらすようにマージする手段、この新しいマージングか
ら得られるビットコストを全ビットコストとして再割り
当てする手段、新しくマージされたセクションとそれに
隣接するセクションが、同じ最小符号本を使用している
かどうかチェックする手段、及びもし新しくマージされ
たセクションとそれに隣接するセクションが同じ最小符
号本を使用しているならば、それらをマージする手段か
ら構成される。
【0008】
【発明の作用】本発明は、スペクトル係数に対する全ビ
ットコストが最小になるように、スケールファクタバン
ドをセクション化するいくつかの手段を提供する。先ず
各スケールファクタバンドに対して、使用することがで
きるすべてのハフマン符号本が決定される。セクション
化なしに、各スケールファクタバンドの最小符号本を使
用して、基準ビットコストが計算される。同じ最小符号
本を使用する、引き続くスケールファクタバンドはより
大きなバンドセクションにマージされる。すべてのセク
ションについて、もし二つの隣接するセクションが一時
的にマージされた場合の、新しい全ビットコストが計算
される。スペクトル係数の全ビットコストに関して、最
も節約となる一時的マージングが、永久的に実行され
る。それぞれの新しい永久的マージングに対して、この
新しくマージされたセクションとそれに隣接するセクシ
ョンが同じ最小符号本を使用するかどうかがチェックさ
れ、もしそうならば、それらは合併されて新しいセクシ
ョンを形成する。すべてのセクションが網羅されるか、
引き続くセクションをどのように更にマージしても全ビ
ットコストについて、何らの節約が得られなくなるま
で、以上の過程が繰り返される。スケールファクタバン
ドをセクション化する過程は、非線形最適化問題であ
る。それは、全ビットコスト、すなわちスペクトル係数
を表現するビット及び、対応する副情報ビットを含む、
符号化のため使用する全ビット数を、それが最小数に収
束するまで、逐次的に減らすことを目的とする。
【0009】
【発明の実施の形態】セクション化の方法の詳細を、M
PEG−2AACを一例として用いて、以下に説明す
る。この方法は同じような規格を用いる他のオーディオ
符号化アルゴリズムにも応用する事ができる。ある実際
的なデータを使った例も、説明する方法のより良い理解
をもたらすよう提供する。図2及び図3はセクション化
の方法のフローチャートを示す。スペクトル係数は、セ
クション化の前に、スケールファクタバンドにグループ
化されている。
【0010】ステップ2.1において、各スケールファ
クタバンドを符号化するために使用することができる、
すべての可能なハフマン符号本が決定される。これはす
べてのスケールファクタバンドに対して実行される。全
部で14個の符号本が使用可能である。符号本0はすべ
てゼロのスケールファクタバンドにおける係数を表現す
るため使用される。符号本1から11は非ゼロ係数のス
ケールファクタバンドを表現するため使用され、符号本
14と15は、スケールファクタバンドに対し、MPE
G−2AACにおける別の道具である、強度ステレオ符
号化が実行されることを、指示するために使用される。
【0011】ステップ2.2において、各スケールファ
クタバンドに対して、このスケールファクタバンドを表
現するため、最小数のビットを使用する符号本が決定さ
れる。この符号本は最小符号本として知られている。各
スケールファクタバンドの最小符号本を使用し、各スケ
ールファクタバンドをそれ自身でセクションとして扱う
ことによって、符号化のため要すべき全ビットコストが
計算される。この要すべき全ビットコストは、すべての
スケールファクタバンドにおける係数を表現するために
必要なビット数及び、セクションと使用する符号本を表
現するために必要な副情報ビット数を含む。この全ビッ
トコストは、ステップ2.4において、基準ビットコス
トとして設定され、ステップ2.11においてセクショ
ンのマージング基準として使用される。
【0012】ステップ2.3において、スケールファク
タバンドから、同じ符号本を最小符号本として使用す
る、引き続くスケールファクタバンドを捜す。これらの
スケールファクタバンドはマージされて、超スケールフ
ァクタバンドの初期の集合Ssfbを形成する。これら
超スケールファクタバンドはセクションとして知られて
いる。マージされることができない他のスケールファク
タバンドたちはそれぞれそれ自身がセクションとなる。
【0013】セクション化の過程はステップ2.5にお
いて、最初のセクションから始まる。ステップ2.7に
おいて、二つの引き続くセクションのみ、仮にマージさ
れ、ステップ2.10においてすべてのこのようなセク
ションの対が試みられるまで続けられる。そして、ステ
ップ2.6において、符号本は両方とも0、14及び1
5のいずれかを使用しているかどうかがチェックされ
る。0、14、あるいは15の符号本を使用するセクシ
ョンはスキップされ、ステップ2.12において次のセ
クションに進行する。ステップ2.7において、これら
二つのセクションが仮にマージされ、この新しいセクシ
ョンを含むすべてのセクションがそれぞれ最小符号本を
使用した場合の、新しい全ビットコストが計算される。
ステップ2.8において、新しい全ビットコストが以前
に計算された全ビットコストと比較される。もし新しい
全ビットコストの方が低ければ、ステップ2.9におい
て、新しい全ビットコストをもたらす、この二つのセク
ションが、後のステージでの実際のマージングのため選
択され格納される。ステップ2.9ではまた、ステップ
2.8において次の比較目的のため使用される全ビット
コストを、この新しい全ビットコスト値に等しく設定し
直す。この点まで、未だ、セクションの実際のマージン
グは起こらない。マージングは、どのマージングが最低
のビットコストをもたらすか、あるいは最大のビット節
約となるかを発見するために、一時的にのみ実行され
る。
【0014】ステップ2.10において、すべてのセク
ションに渡って、引き続く只二つのセクションのみが一
時的にマージされた後、ステップ2.11において、実
際のマージングのため選択された引き続くセクションの
対が、ビットの節約をもたらせば、ステップ2.13に
おいて、これらのセクションは永久的にマージされ、新
しいセクションを形成する。ステップ2.14と2.1
6において、この新しくマージされて得られたセクショ
ンとそれに隣接するセクションが、同じ最小符号本を使
用するかどうかがチェックされる。もし同じ符号本を使
用するならば、ステップ2.15と2.17において、
これらのセクションは再びマージされ、より大きな新し
いセクションを形成する。基準全ビットコストより低い
全ビットコストは、セクションのマージングのための新
しい基準となる。二つのセクションがマージされるとき
は、セクションの数は1だけ減少する。この過程は、更
にマージしても何らビットの節約をもたらさなくなる
か、すべてのスケールファクタバンドまたはすべてのセ
クションが只一つのセクションにマージされるまで繰り
返される。
【0015】要するに、この方法は、各繰り返しにおい
て、只二つの引き続くセクションがマージングのため考
慮されるような、逐次過程である。それは、最初のセク
ションから最後のセクションにわたって、最低の全ビッ
トコストをもたらすような、一対の引き続くセクション
のマージングを探索する。この新しい全ビットコストは
基準全ビットコストと比較され、もしこのセクションの
対が一つのより大きなセクションに合併されることによ
っビットの節約がもたらされるならば、それらは一つの
セクションにマージされる。より低い全ビットコストは
基準全ビットコストとなる。この繰り返し過程は、更に
セクションをマージしても何のビット節約をもたらされ
なくなるまで、繰り返される。
【0016】例示目的のため、12個のスケールファク
タバンドを使った例が、図4乃至図7に示されている。
最初のコラムはハフマン符号本HCBであり、第2コラ
ム以降はスケールファクタバンドsfb(あるいはマー
ジされた後はセクション)である。各セル内の数は各ス
ケールファクタバンドにおける係数を符号化するために
必要なビット数である。マイナス印を持ったセルはスケ
ールファクタバンドを符号化するために使うことができ
ない符号本を指示する。前記ステップ2.1は各スケー
ルファクタバンドに対するすべての可能な符号本を見つ
ける。これは図4の(a)に描かれている。前記ステッ
プ2.2は、何のマージングもなしに、各スケールファ
クタバンドの最小符号本を用いて符号化した場合の、全
ビットコストを計算する。図4の(a)から次のことが
得られる。 最小符号本:10、 8、 6、 8、 6、 8、
4、 6、 6、 6、 0、 0 対応するビット数:16、13、13、15、10、2
7、18、18、35、30、 0、 0 全ビットコスト:258
【0017】ステップ2.3は、同じ最小符号本使用す
る、引き続くスケールファクタバンドを探索し、それら
を一つのセクションにマージする。これは図4の(b)
に、初期セクションとともに示されている。 最小符号本: 10、 8、 6、 8、 6、
8、 4、 6、 0 対応するビット数:16、13、13、15、10、2
7、18、83、 0 セクション数:9 全ビットコスト:258
【0018】ステップ2.4は、基準全ビットコスト
を、全ビットコスト258ビットに設定する。ステップ
2.7、2.8、2.9,2.10及び2.12は、一
時的に、二つのセクションをマージして、最低の新しい
全ビットコストをもたらすような、二つのセクションの
マージングを見つける。図4の(b)から、セクション
5と6のマージングが最低の全ビットコストをもたらす
ことがわかる。 全ビットコスト:233
【0019】従って、これら二つのセクションがマージ
ングのため選択される。ステップ2.11はマージング
のための基準をチェックする。全ビットコスト233が
基準全ビットコスト258より小さいので、ステップ
2.13において、図5の(c)に示されているよう
に、これら二つのセクションはマージされ、より大きな
セクションを形成する。 最小符号本: 10、 8、 6、 8、 6、
6、 6、 0 対応するビット数:16、13、13、15、10、4
8、83、 0 セクション数:8 全ビットコスト:233
【0020】ステップ2.14、2.15、2.16、
及び2.17は、この新しいセクションに隣接し、かつ
その最小符号本と同じ最小符号本を使用するセクション
をチェックする。この新しいセクションsect6に隣
接する両方のセクションがともに、新しいセクションの
最小本と同じ最小本を使用するので、図5の(d)及び
図6の(e)に示されているように、それらはともにこ
の新しいセクションにマージされ、より大きなセクショ
ンを形成する。 最小符号本: 10、 8、 6、 8、 6、
0 対応するビット数:16、13、13、15、141、
0 セクション数:6 全ビットコスト:233
【0021】上記過程は、図6の(f)及び図7の
(g)に示されているように、最初のセクションから初
めて繰り返される。図7の(h)から、セクション0と
セクション1をマージすることによって、全ビット数は
225ビットになる。これは図7の(g)から導かれ
る、それ以前のマージから得られた、基準全ビットコス
ト220ビットより大きい。従って、これら二つのセク
ションはマージされないで、本過程が終了する。図7の
(i)は只3個のセクションに区分化された、スケール
ファクタバンドに対する最終的な符号本の選択を示して
いる。 最小符号本: 8、 6、0 対応するビット数: 58、141、0 セクション数:3 全ビットコスト:220
【0022】全ビットコストは、当初のセクション化な
しの場合における258ビットから、只3個のセクショ
ンに区分化された場合における220ビットに減らされ
ている。
【0023】上とは別のセクション化の方法が図8およ
び図9に示されている。この方法もまた、ステップ4.
1において、各スケールファクタバンドを符号化するた
め使用できるすべての可能な符号本を発見することによ
って始まる。ステップ4.2において、セクション化な
しで、各スケールファクタに対して、その最小符号本を
用いた場合における、全ビットコストが、計算される。
この全ビットコストは、ステップ4.10におけるセク
ションマージングを繰り返すための基準として、ステッ
プ4.4において、基準全ビットコストとして設定され
る。ステップ4.3において、最小符号本として同じ符
号本を使用する、引き続くスケールファクタバンドが、
マージされ、超スケールファクタバンドSsfbの初期
集合を形成する。これらの超スケールファクタバンドは
セクションとして知られている。マージされないその他
のスケールファクタバンドは、各々それ自身がセクショ
ンとなる。
【0024】ステップ4.5において最初のセクション
から始めて、第1及び第2セクションが一時的にマージ
され、新しい全ビットコストがステップ4.7において
計算される。このマージングは、ステップ4.6におい
て、これら二つのセクションが符号本0、14あるいは
15を使用しないという条件の下でのみ行われる。ステ
ップ4.8において、もし第1及び第2セクションのマ
ージングが何のビット節約ももたらさないならば、マー
ジング過程は次のセクションに進む,ステップ4.1
1。すなわち、今や、第2及び第3セクションのマージ
ングを試みれれる。もしステップ4.8において、第1
及び第2セクションのマージングがビット節約をもたら
せば、この新しいビットコストが、ステップ4.8及び
4.10における次の比較のため、全ビットコストとし
て設定され、ステップ4.13において、これら二つの
セクションは永久的にマージされ、より大きなセクショ
ンを形成する。次いで、この新しいセクションに隣接す
るセクションが、この新しいセクションの最小符号本と
同じ最小符号本を使用するかどうかがチェックされる。
すなわち、ステップ4.14において、この新しいセク
ションとそのの右隣のセクションが同じ最小符号本を使
用するかどうかがチェックされる。もしそうであれば、
ステップ4.15において、これら二つのセクションは
マージされ、より大きなセクションを形成する。ステッ
プ4.16において、この新しいセクションとそのの左
隣のセクションが同じ最小符号本を使用するかどうかが
チェックされる。もしそうであれば、ステップ4.17
において、これら二つのセクションはマージされ、より
大きなセクションを形成する。前の方法と同じように、
二つのセクションのどのようなマージングによってもセ
クション数は一つだけ減少する。以上の過程は、次のセ
クションとともに続けられ、可能なマージが探索され
る。すなわち今や、第3と第4のセクションのマージン
グが試みられ、新しいビットコストが計算される。この
ように、以上の過程は、ステップ4.9において、すべ
てのセクションについて完了したことが判定されるまで
繰り返される。ステップ4.10において、セクション
のマージングの一回の繰り返しの結果得られた全ビット
コストが、基準全ビットコストと比較される。もしこの
セクションマージングの繰り返しによって全体のビット
節約をもたらせば、更にもう一回の繰り返しが、再びス
テップ4.4から始められる。本過程は更なるセクショ
ンマージングが何のビット節約ももたらさないか、すべ
てのセクションが只一つのセクションにマージされたと
き終了する。
【0025】要するに、本方法は前の方法に類似してい
る。本方法は又最初のセクションから最後のセクション
まで探索する。しかし全ビットコストが基準全ビットコ
ストより低ければ、それをもたらすどの二つの引き続く
セクションのマージングも直ちに実行する。このこと
は、最初のセクションから最後のセクションまでの一回
の繰り返しによって、二つ以上のマージングが可能であ
ること、従って、より速い計算時間を意味する。各繰り
返しの後、この過程は、セクションの更なるマージング
が何のビット節約ももたらさなくなるまで繰り返され
る。
【0026】この別の方法は、図10〜図13におい
て、別の例を用いて描写されている。前記ステップ4.
1においては、各スケールファクタバンドに対してすべ
ての可能な符号本を見つける。これは図10の(a)に
示されている。ステップ4.2では、セクション化され
ない場合の全ビットコストを計算する。図10の(a)
から次のことが得られる。 最小符号本:10、 8、 6、 8、 6、 8、
4、 6、 6、 6、 0、 0 対応するビット数:16、13、13、15、10、2
7、18、18、35、30、 0、 0 全ビットコスト:258
【0027】ステップ4.3では、同じ最小符号本使用
する、引き続くスケールファクタバンドを探索し、それ
らを一つのセクションにマージする。これは図10の
(b)に、初期セクションとともに示されている。 最小符号本: 10、 8、 6、 8、 6、
8、 4、 6、 0 対応するビット数:16、13、13、15、10、2
7、18、83、 0 セクション数:9 全ビットコスト:258
【0028】ステップ4.4では、基準全ビットコスト
を、全ビットコスト258ビットに設定する。ステップ
4.7及び4.8では、一時的に、二つのセクションを
マージして、新しいビットコストを見つける。これは図
10の(b)に示されている。図10の(b)から分か
るように、セクション0とセクション1のマージングが
何のビット節約ももたらさないので、それらはマージさ
れない。それらがマージされないので、試みるべき次の
二つのセクションはセクション1と2である。セクショ
ン1と2のマージングは新しいビットコスト244をも
たらし、これは初期の258ビットより低い。従って、
これら二つのセクションはマージされ、図11の(c)
に示されているように、新しいセクション1を形成し、
全ビットコストは244ビットに設定される。ステップ
4.12,4.13、4.14及び4.15ではこの新
しいセクションに隣接し、この新しいセクションと同じ
最小符号本を使用するセクションをチェックする。新し
いセクション2とセクション1が同じ最小符号本を使用
するので、これらはマージされ、図11の(d)に示さ
れているように、より大きな新しいセクション1を形成
する。 最小符号本: 10、 8、 6、 8、 4、
6、 0 対応するビット数:16、41、10、27、18、8
3、 0 セクション数:7 全ビットコスト:244
【0029】上記過程は、引き続いて、セクション2と
3を仮にマージし、新しい全ビットコスト231を得
る。これもまた、全ビットコスト244より低いので、
これらのセクションはマージされ、図12の(e)に示
されているように、新しいセクション2を形成し、全ビ
ットコストは231に設定される。このセクション2と
これに隣接するセクション1は、同じ最小符号本を使用
するのでマージされ、図12の(f)に示されているよ
うに、新しい、より大きなセクション1を形成する。 最小符号本: 10、 8、 4、 6、 0 対応するビット数:16、79、18、83、 0 セクション数:5 全ビットコスト:231
【0030】次に、セクション2と3を仮にマージし、
新しいビットコスト224を得る。これもまた、全ビッ
トコスト231より低いので、これら二つのセクション
はマージされ、新しい、図13の(g)に示されている
ように、より大きなセクション2を形成する。 最小符号本: 10、 8、 6、0 対応するビット数: 16、79、101、0 セクション数:4 全ビットコスト:224
【0031】この時点において、一回目の繰り返しが完
了する。ステップ4.9において、全ビットコストが基
準全ビットコストと比較される。この例では全ビットコ
ストは基準全ビットコストより低いので、更に上記繰り
返しが、より低い全ビットコストを求めて実行される。
図13の(g)に示されているように、セクション0と
1のマージング及びセクション1と2のマージングはと
もに、何らビット節約をもたらさない。従って本マージ
ング過程は修了する。図13の(h)は最終的な、四つ
のセクションに区分化された、各スケールファクタバン
ドに対する符号本を示している。全ビットコストは、初
期の、セクション化なしの場合における258ビットか
ら、只4個のセクションに対する、224ビットに減少
している。
【0032】
【発明の効果】本発明において開示された方法は、スケ
ールファクタバンドの良好なセクション化を提供し、最
大のビット節約をもたらす。節約されたビットは他の信
号処理モジュールにおいて使用することができ、音質の
いっそうの改善をもたらす。網羅的な一つの方法は最大
の節約を得るため使用することができる一方、より高速
の、別の方法は、処理時間を減少させるため使用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のセクション化法を示すフローチャー
ト。
【図2】 本発明の第1実施例に係るセクション化法を
示すフローチャート。
【図3】 図2のフローチャートとともに、第1実施例
に係るセクション化法を示す部分フローチャート。
【図4】 図2および図3のフローチャートの各ステッ
プについて実施例を示すテーブル。
【図5】 図4に続いて各ステップでのマージングの段
階を示すテーブル。
【図6】 図5に続いてマージングの段階を示すテーブ
ル。
【図7】 図6に続いてマージングの最終段階を示すテ
ーブル。
【図8】 本発明の第2実施例に係るセクション化法を
示すフローチャート。
【図9】 図8のフローチャートとともに第2実施例に
係るセクション化法の部分フローチャート。
【図10】 図8および図9のフローチャートの各ステ
ップについて実例を示すテーブル。
【図11】 図10に続いてマージングの段階を示すテ
ーブル。
【図12】 図11に続いてマージングの段階を示すテ
ーブル。
【図13】 図12に続いてマージングの最終段階を示
すテーブル。
【図14】 セクションマージングのブロック図。
【符号の説明】
6.1…ハフマン符号化モジュール 6.2…セクションマージングモジュール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スア ホン・ネオ シンガポール534415シンガポール、タイ・ セン・アベニュー、ブロック1022、04− 3530番、タイ・セン・インダストリアル・ エステイト、パナソニック・シンガポール 研究所株式会社内 Fターム(参考) 5D045 DA20 5J064 AA01 BA09 BA13 BA15 BC14 BD01 9A001 EE04 HH15 KK43

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーディオ信号の引き続くスケールファ
    クタバンドを、各々セクションと呼ばれる複数のグルー
    プに、マージする方法であって、 a)各スケールファクタバンドに対して、符号化するた
    めに使用する事ができる、すべての可能なハフマン符号
    本を見つけるステップ、 b)最小符号本と呼ばれる、最低のビットコストを持つ
    前記ハフマン符号本を使用してフレームのスペクトル係
    数を表現するために必要な、全ビットコストを計算する
    ステップ、 c)同じ前記最小符号本を持つ、引き続くスケールファ
    クタバンドを探索し、それらを一つの前記セクションと
    してマージするステップ、 d)基準全ビットコストを前記全ビットコストに等しく
    設定するステップ、 e)前記マージされるべきセクションが符号本0または
    強度ステレオ符号化符号本を使用しないかどうかをチェ
    ックするステップ、 f)引き続く前記セクションのすべての対に渡って、一
    対だけ一時的にマージすることにより得られる新しい全
    ビットコストを計算し、そのうち、最低の前記新しい全
    ビットコストをもたらす、一対のセクションを見つけ、
    この最低の前記新しい全ビットコストが前記全ビットコ
    ストより小さければ、前記全ビットコストをこの新しい
    全ビットコストに等しく設定し直すステップ、 g)もし前記全ビットコストが前記基準全ビットコスト
    より低ければ、ビット節約をもたらすと言い、前記一対
    のセクションを永久的にマージするステップ、 h)前記一対のセクションのマージングにより得られた
    新しいセクションとそれに隣接するセクションが、同じ
    最小符号本を持つかどうかをチェックするステップ、 i)前記新しいセクションと前記それに隣接するセクシ
    ョンが同じ最小符号本を持てば、それらをマージし更に
    新しいセクションを形成するステップ、 j)前記全ビットコストを新しい基準全ビットコストと
    して設定するステップ、 k)何の前記ビット節約ももたらさなくなるまで、前記
    ステップを繰り返すステップからなる方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法であって、a)にお
    いて、前記ハフマン符号本が符号本0から15までであ
    ることができ、各前記ハフマン符号本は、量子化係数の
    異なった最大の絶対値を表現するために使用され、各前
    記スケールファクタバンドにおける最大のスペクトル係
    数が、すべての前記可能なハフマン符号本を決定するた
    めに使用されることを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の方法であって、b)にお
    いて、前記最小符号本が前記スケールファクタバンドを
    表現するために最小数のビットを使用する前記ハフマン
    符号本であることを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の方法であって、c)にお
    いて前記探索がすべてのスケールファクタバンドに渡っ
    て行われ、マージされる前記スケールファクタバンドは
    前記セクションと呼ばれる前記スケールファクタバンド
    のより大きなグループを形成し、マージされない前記ス
    ケールファクタバンドはそれぞれそれ自身が前記セクシ
    ョンとなり、前記マージするステップは隣接する前記ス
    ケールファクタバンドの対に対してのみ行われることを
    特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の方法であって、d)にお
    いて、前記基準全ビットコストが前記セクションたちを
    マージするための基準または条件となることを特徴とす
    る方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の方法であって、e)にお
    いて、前記チェックが非ゼロの係数を持つセクションに
    対してのみ行われることを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の方法であって、f)にお
    いて、前記新しい前記全ビットコストは、前記スペクト
    ル係数を表現するために必要なビット数、及び前記セク
    ションを表現するために必要な副情報から計算され、前
    記副情報は、前記セクションを表現するために使用され
    る前記符号本、及び各セクションにおける前記スケール
    ファクタバンドの数を含むことを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の方法であって、f)にお
    いて、引き続く前記セクションの一対だけを一時的にマ
    ージする度に、前記新しい前記全ビットコストと前記全
    ビットコストを比較し、もし前記新しい前記ビットコス
    トが、このマージング前の前記全ビットコストより小さ
    ければ、前記全ビットコストをこの新しい前記ビットコ
    ストに等しく設定し直すことを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の方法であって、h)にお
    いて、前記チェックが前記新しいセクションの直後のセ
    クション及び直前のセクションに対して行われることを
    特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の方法であって、g)お
    よびi)において、二つの前記セクションのマージング
    は前記セクションの合計数を一つだけ減らすことを特徴
    とする方法。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の方法であって、j)に
    おいて、前記基準全ビットコストは、前記セクションの
    マージングのための、新しい基準または条件となること
    を特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 請求項1記載の方法であって、k)に
    おいて、前記繰り返すステップはステップe)からステ
    ップj)までが、引き続く、隣接するセクションのどの
    ようなマージングも前記ビット節約をもたらさなくなる
    まで、繰り返される、繰り返し過程であることを特徴と
    する方法。
  13. 【請求項13】 オーディオ信号の引き続くスケールフ
    ァクタバンドを、各々セクションと呼ばれる複数のグル
    ープに、マージする方法であって、 a)各スケールファクタバンドに対して、符号化するた
    めに使用する事ができる、すべての可能なハフマン符号
    本を見つけるステップ、 b)最小符号本と呼ばれる、最低のビットコストを持つ
    前記ハフマン符号本を使用してフレームのスペクトル係
    数を表現するために必要な、全ビットコストを計算する
    ステップ、 c)同じ前記最小符号本を持つ、引き続くスケールファ
    クタバンドを探索し、それらを一つの前記セクションと
    してマージするステップ、 d)前記全ビットコストを基準全ビットコストとして設
    定するステップ、 e)前記セクションとそれに引き続く前記セクションが
    符号本0または強度ステレオ符号化符号本を使用しない
    かどうかをチェックするステップ、 f)もし計算された新しい全ビットコストが前記全ビッ
    トコストより低ければ、ビット節約をもたらすと言い、
    前記セクションとそれに引き続く前記セクションの対
    を、新しいセクションとして永久的にマージするステッ
    プ、 g)前記新しい全ビットコストを前記全ビットコストと
    して設定するステップ、 h)前記新しいセクションとそれに隣接するセクション
    が、同じ最小符号本を持つかどうかをチェックするステ
    ップ、 i)前記新しいセクションと前記それに隣接するセクシ
    ョンが同じ最小符号本を持てば、それらをマージし更に
    新しいセクションを形成するステップ。 j)前記全ビットコストを新しい基準全ビットコストと
    して設定するステップ、 k)何の前記ビット節約ももたらさなくなるまで、前記
    ステップを繰り返すステップからなる方法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の方法であって、a)
    において、前記ハフマン符号本が符号本0から15まで
    であることができ、各前記ハフマン符号本は、量子化係
    数の異なった最大の絶対値を表現するために使用され、
    各前記スケールファクタバンドにおける最大のスペクト
    ル係数がすべての前記可能なハフマン符号本を決定する
    ために使用されることを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 請求項13記載の方法であって、b)
    において、前記最小符号本が前記スケールファクタバン
    ドを表現するために最小数のビットを使用する前記ハフ
    マン符号本であることを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】 請求項13記載の方法であって、c)
    において前記探索がすべてのスケールファクタバンドに
    渡って行われ、マージされる前記スケールファクタバン
    ドは前記セクションと呼ばれる前記スケールファクタバ
    ンドのより大きなグループを形成し、マージされない前
    記スケールファクタバンドはそれぞれそれ自身が前記セ
    クションとなり、前記マージするステップは隣接する前
    記スケールファクタバンドの対に対してのみ行われるこ
    とを特徴とする方法。
  17. 【請求項17】 請求項13記載の方法であって、d)
    において、前記基準全ビットコストが前記セクションた
    ちをマージするための基準または条件となることを特徴
    とする方法。
  18. 【請求項18】 請求項13記載の方法であって、e)
    において、前記チェックが非ゼロの係数を持つセクショ
    ンに対してのみ行われることを特徴とする方法。
  19. 【請求項19】 請求項13記載の方法であって、f)
    において、前記永久的にマージするステップが、引き続
    く前記セクションの対を一時的にマージし、このマージ
    ングによってもたらされる全ビットコストを計算し、こ
    の一時的マージングはすべての引き続く前記セクション
    の対に対して行われ、前記全ビットコストに関して、前
    記ビット節約をもたらす、どのような前記一時的マージ
    ングも永久的となることを特徴とする方法。
  20. 【請求項20】 請求項13記載の方法であって、g)
    において、前記全ビットコストは前記セクションのマー
    ジングのための新しい基準または条件となることを特徴
    とする方法。
  21. 【請求項21】 請求項13記載の方法であって、h)
    において、前記チェックが前記新しいセクションの直後
    のセクション及び直前のセクションに対して行われるこ
    とを特徴とする方法。
  22. 【請求項22】 請求項13記載の方法であって、f)
    およびi)において、二つの前記セクションのマージン
    グは前記セクションの合計数を一つだけ減らすことを特
    徴とする方法。
  23. 【請求項23】 請求項13記載の方法であって、j)
    において、前記基準全ビットコストは、前記セクション
    のマージングのための、新しい基準または条件となるこ
    とを特徴とする方法。
  24. 【請求項24】 請求項13記載の方法であって、k)
    において、前記繰り返すステップはステップe)からス
    テップj)までが、引き続く、隣接するセクションのど
    のようなマージングも前記ビット節約をもたらさなくな
    るまで、繰り返される、繰り返し過程であることを特徴
    とする方法。
JP2000000325A 2000-01-05 2000-01-05 オーディオ符号化のための効果的なセクション化法 Pending JP2001188563A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000000325A JP2001188563A (ja) 2000-01-05 2000-01-05 オーディオ符号化のための効果的なセクション化法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000000325A JP2001188563A (ja) 2000-01-05 2000-01-05 オーディオ符号化のための効果的なセクション化法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001188563A true JP2001188563A (ja) 2001-07-10

Family

ID=18529692

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000000325A Pending JP2001188563A (ja) 2000-01-05 2000-01-05 オーディオ符号化のための効果的なセクション化法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001188563A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007219438A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Oki Electric Ind Co Ltd 符号本選択方法及び符号本選択装置
US7283967B2 (en) 2001-11-02 2007-10-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Encoding device decoding device
JP2008032823A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Toshiba Corp 音声符号化装置
GB2454190A (en) * 2007-10-30 2009-05-06 Cambridge Silicon Radio Ltd Minimising a cost function in encoding data using spectral partitioning
KR101377668B1 (ko) 2007-05-18 2014-03-26 삼성전자주식회사 적응적 양자화 및 역양자화 방법 및 장치

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7283967B2 (en) 2001-11-02 2007-10-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Encoding device decoding device
US7328160B2 (en) 2001-11-02 2008-02-05 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Encoding device and decoding device
US7392176B2 (en) 2001-11-02 2008-06-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Encoding device, decoding device and audio data distribution system
JP2007219438A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Oki Electric Ind Co Ltd 符号本選択方法及び符号本選択装置
JP2008032823A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Toshiba Corp 音声符号化装置
KR101377668B1 (ko) 2007-05-18 2014-03-26 삼성전자주식회사 적응적 양자화 및 역양자화 방법 및 장치
GB2454190A (en) * 2007-10-30 2009-05-06 Cambridge Silicon Radio Ltd Minimising a cost function in encoding data using spectral partitioning
US8332217B2 (en) 2007-10-30 2012-12-11 Cambridge Silicon Radio Limited Fast spectral partitioning for efficient encoding

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3503409B1 (en) Adaptive grouping of parameters for enhanced coding efficiency
US6349152B1 (en) Table-based compression with embedded coding
CN102124655B (zh) 用以对符号编码的方法、用以对符号解码的方法、用以将符号从发射机发送至接收机的方法、编码器、解码器、及用以将符号从发射机发送至接收机的系统
US20020049586A1 (en) Audio encoder, audio decoder, and broadcasting system
US7788106B2 (en) Entropy coding with compact codebooks
CN101868821A (zh) 用于处理信号的方法和装置
KR100954180B1 (ko) 보장된 최대 비트 레이트를 가지는 정보의 무손실 인코딩
CA2601821A1 (en) Planar multiband antenna
JP2002135131A (ja) 可変サイズベクトルエントロピ符号化を実行するための方法および装置
US20140006036A1 (en) Method and apparatus for coding and decoding
US20090074076A1 (en) Method and device for vector quantization
CN101266795B (zh) 一种格矢量量化编解码的实现方法及装置
JP2001188563A (ja) オーディオ符号化のための効果的なセクション化法
JPH09106299A (ja) 音響信号変換符号化方法および復号化方法
JP2705377B2 (ja) 帯域分割符号化方法
JP2655063B2 (ja) 音声符号化装置
JPH09230898A (ja) 音響信号変換符号化方法及び復号化方法
JP2003195894A (ja) 符号化装置、復号化装置、符号化方法、及び復号化方法
JP2969047B2 (ja) データ圧縮装置
JP2897940B2 (ja) 音声の線形予測パラメータ符号化方法
JP3236758B2 (ja) 可変長データのcrc演算装置
JP2001296893A (ja) グループ化方法及びグループ化装置
JP2003108192A (ja) オーディオ信号符号化方法
JPH0588572B2 (ja)
JPS63109681A (ja) 画像処理装置