JP2001188153A - 遮水性および難燃性のファイバを内蔵するケーブル - Google Patents

遮水性および難燃性のファイバを内蔵するケーブル

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JP2001188153A JP2000272662A JP2000272662A JP2001188153A JP 2001188153 A JP2001188153 A JP 2001188153A JP 2000272662 A JP2000272662 A JP 2000272662A JP 2000272662 A JP2000272662 A JP 2000272662A JP 2001188153 A JP2001188153 A JP 2001188153A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブルに遮水性および難燃性を付与するフ
ァイバを組み込むケーブルを提供すること。 【解決手段】 本発明のケーブルの好ましい実施形態
は、コアと、コアを囲む外被と、コアと外被の間および
コアの内部に配置された、市販されている超吸水性ファ
イバとを含む。ファイバはまた、テープに適用されて、
コアと外被の間に装備される。テープは、第1の層と超
吸水性ファイバとを組み込み、超吸水性ファイバは、第
1の層に適用されている。第1の層は、数ある中でも、
紡いで接着した不織ポリエステル材料と、ナイロンを紡
いで接着した織物と、不織ガラスと、ポリプロピレンを
溶解して吹きつけた不織物と、ポリウレタンを紡いで接
着した織物と、または、TCFセルロース織物とから形
成されるのが好ましい。さらに、ファイバは、重量で、
約ゼロ(0)%より大きい含水率を備え、それによっ
て、前記ケーブルの難燃性の特性を改善するのが好まし
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、ケーブルに遮水性およ
び難燃性の特性を付与するファイバを組み込むケーブ
ル、特に、光ファイバケーブルに関する。
【従来の技術】
【0002】たとえば、電気通信および電力のケーブル
のような多くの製品は、一般に、1つまたは複数の形で
の遮水性保護部、すなわち、耐水性外被、遮水性粉末お
よび編糸などを装備している。一般に、そのような遮水
性保護部は、水の損害または送信の損傷についての可能
性を低減するように、水が製品に入る可能性を低減させ
る、または、排除することを目的としている。たとえ
ば、ケーブルのスプライスクロージャーからのように、
水が電気通信ケーブルに入ると、水の凍結が、ケーブル
の光ファイバに微小の曲げを発生させて、その結果、ケ
ーブルでのファイバの劣化、または、信号損失を増加さ
せることになる。
【0003】これまで、いくつかの従来技術のケーブル
は、ケーブルへの水の浸透およびケーブルの中での移動
を防止するために、遮水性材料を組み込んできた。その
ような従来技術のケーブルの例は、たとえば、米国特許
第5,390,273号、(ラーマンへ付与)に記載さ
れている。その中に記載されたケーブルでは、遮水性材
料が、複数の光ファイバを囲む流体不透性管内と、障壁
層とその管との間の、いずれかの、そうでなければ空の
空間に配置されている。遮水性および/または吸水性化
合物は、互いに、およびケーブル内の管に対して光ファ
イバが移動できるように、知られているタイプのグリー
スの形であり、ゲル揺変性である。
【0004】知られている種類の遮水性化合物は、シリ
コン基材のゲル揺変性化合物、ポリブチレンのような炭
化水素オイルまたは重合体液を基材の化合物、および石
油グリースを含む。それらの組成物が、その後に継ぐの
を容易にするように充填化合物を除去するため、溶剤の
ような清浄剤を塗布し、必要とするために、いくらか汚
れるので、このような充填材の使用は、管理上の問題の
原因となる。また、これらの溶剤が、光ファイバ上の着
色材および被覆材に悪影響を与えないように、注意が払
われなければならない。求められているのは、コアがグ
リース状の材料で充填されているケーブルではなく、む
しろ、コアに沿った水の流れをさえぎるための他の装備
を含むケーブルである。
【0005】これまでに、いくつかの従来技術のケーブ
ルもまた、ケーブル内への水の浸透とケーブルの中での
水の移動を防止するために、遮水性テープを組み込ん
だ。この従来技術のケーブルの実施例は、たとえば、米
国特許第4,867,526号(アローヨに付与)に記
載されている。その中に記載されたケーブルでは、遮水
性テープが、送信媒体とケーブルの外被との間に配置さ
れ、それによって、送信媒体、すなわち、光ファイバの
まわりに遮水性障壁を形成している。遮水性テープは超
吸収材料、たとえば、超吸収ポリマー(SAP)を組み
込んでおり、これは蒸留水でその重量の約1000倍ま
で吸収することができる。SAPは、約3.8〜6.2
2g/ft2の装填で提供される。この工程により、テ
ープは、テープの基材より約10〜80%重くなる。水
に接触すると、遮水性テープのSAPは、水を吸収し
て、膨張し、それによって、ケーブルの中での水の移動
を防止する。さらに、膨張したSAPは、さらに水がケ
ーブルに入るのを防止する物理的障壁を形成する。
【0006】従来技術のケーブルでの他の実施例が、米
国特許第4,909,592号(アローヨ他に付与)に
記載されている。それらの従来技術のケーブルは、コア
管内に遮水装置を組み込んでいる。遮水装置は、テープ
または編糸、またはその両方、または複数のテープもし
くは編糸からなる。テープまたは編糸は、コアが空間を
意図的に含むように構成されており、コア管内に配置さ
れた光ファイバのまわりでの隙間のあるコアを完全には
充填していない。この隙間の空間により、光ファイバ
は、ケーブルの被覆から横方向に実質的に離れる。これ
により、ケーブルが、その曲がりによるのような圧力を
受けると、送信媒体は、少なくとも1つの横方向に大き
く動く。しかし、これらの空間を生じさせることは、コ
ア内の送信媒体を保護し、媒体を中心に位置付けるのに
効果的でない。さらに、水と接触すると、遮水装置は、
送信媒体への水の移動を防止するのに必要なだけ十分に
膨張しない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】これまで、遮水性と難
燃性の両方の特性を得るための他の従来技術での対策
は、ある成功手段を有する粉末の形で、ケーブル内にS
APを配置することであった。しかし、水をさえぎるこ
の方法について諸問題がある。第1に、ケーブルの粉末
と化合物との間の摩擦は、微小曲げによる大きい損失を
発生する。第2に、粉末が、静電気付着によりケーブル
に挿入されるので、粉末は、時間が経つとケーブルの底
に定着しがちである。第3に、粉末は、均等に付着させ
ることが難しく、粉末の一部は、組立中に失われる。第
4に、粉末は、微小曲げ損失のためコア内部に使用する
ことができない。同様な理由から、前述の遮水性テープ
は、長く織られた面を使用するため、粉末の形の場合と
同様な多くの問題を呈する。
【0008】したがって、従来技術のこれらおよび他の
欠点を処理する改善されたケーブルとファイバが必要で
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のいくつかの目
的、利点および新規の特徴は、以下の説明に述べられて
おり、以下の検査により当業者に明らかになり、本発明
の実行により習知されるであろう。本発明の目的と利点
は、付属請求の範囲に詳細に指摘された手段と組み合わ
せにより具現化され、達成される。
【0010】本発明は、一般に、光ファイバケーブルま
たは電気光ケーブルのような、ケーブルに組み込まれた
難燃性の特性を有する遮水性ファイバを対象とする。好
ましい実施態様では、ケーブルのコア管は、超吸収性の
ファイバでの複数の束ねていない薄い糸状のより線によ
って囲まれた、1つまたは複数の光ファイバを含む。こ
のファイバの個々の長さは、1ミリメータを超え、この
ファイバは、互いに不規則に絡み合い、光ファイバに対
して効果的な緩衝を提供する。それらの束ねていない糸
状のより線は、超吸収性ファイバを含んでおり、このフ
ァイバは、遮水性で難燃性の特性を備えている。さら
に、ファイバは、重量で、約ゼロ(0)%より大きい含
水率を備え、それによって、テープの難燃性の特性を改
善する。別法として、ファイバは、2つの層のテープ間
に配置され、または、単一の層のテープに基材として適
用することができる。層は、数ある中でも、紡いで接着
した不織ポリエステル材料と、ナイロンを紡いで接着し
た織物と、不織ガラスと、ポリプロピレンを溶解して吹
きつけた不織物と、ポリウレタンを紡いで接着した織物
と、TCFセルロース織物とから形成されるのが好まし
い。
【0011】本発明の他の態様によれば、ファイバ充填
コアの実施態様は、すべての隙間の空間を充填し、緩衝
を十分に利用し、ファイバの特性を定着させるように、
コア管の内部およびコア管と外被との間の両方に、きっ
ちり詰め込まれた形状で、複数の束ねていないファイバ
を組み込んでいる。
【0012】本発明の他の態様によれば、通信および電
力ケーブルのようなケーブルは、たとえば、遮水性と難
燃性の両方の特性を有するファイバの複数の束ねていな
い糸状のより線を装備している。好ましい実施態様で
は、本発明のケーブルは、コアとコアを囲む外被を組み
込んでおり、束ねていないファイバのより線は、コアへ
のすべての隙間の空間をきっちりと充填する。ファイバ
は、重量で、約0パーセントより大きい含水率を含む。
【0013】本発明の多くの特徴と利点は、添付図面に
関連して読まれた以下の詳細な説明から、さらに容易に
明らかになるであろう。
【0014】図面に示されているように、本発明の説明
に詳細に参照される、同一の参照番号は、いくつかの図
面にわたって同一の部分を示す。本発明の態様によれ
ば、遮水性で難燃性のファイバが提供されており、この
ファイバは、これまで認識されていない難燃性の特性を
有する。図1に示されているように、本発明のファイバ
10の好ましい実施態様は、以下に説明される方法の1
つから作られたファイバを組み込んでいる。複数の束ね
ていないファイバ10は、互いにからみ合って、遮水性
と難燃性の特性を示す。図2に示されているように、好
ましい実施態様では、束ねていないファイバは、水の流
れに物理的障壁を形成し、コア管内の光ファイバを保護
し、中心に位置付けるように、コア管内と、コア管と外
被の間の領域とにきっちりと詰め込まれている。
【0015】図3に示されているように、他の実施形態
では、束ねていないファイバは、コア管内にきっちりと
詰め込まれ、ファイバを組み込んでいるテープは、コア
とジャケットの間に配置される。それらの材料(ファイ
バ)は、これまでのテープ上に与えたものとは異なる。
さらに、ファイバは、コア管の内部に組み込まれ、テー
プのまわりに詰め込まれて、すべての隙間の空間を充填
する。
【0016】ケーブル内に使用できる超吸収性ファイバ
の少なくとも3つの実施例がある。第1は、70%のポ
リアクリロニトル残留主鎖に、約30%のアンモニウム
ポリアクリレートと、部分的に加水分解されたポリアク
リルニトリル系繊維から作られたファイバである。これ
は、ランシールFファイバ(Lanseal−F fi
ber)という名で、日本で東洋紡社(Toyobo
Co.Limited)から市販されている。第2の実
施例は、ナトリウムアクリレートとヒドロキシルを含む
化合物との重合と交差結合によって、糸状体を形成し、
次いで、押出し成形によって、超吸水性ファイバをもた
らして、生成される。これは、オアシスファイバ(Oa
sis Fiber)という名で、英国でテクニカルア
ブソーベント社(Technical Absorbe
nts Ltd)から市販されている。第3は、無水マ
レイン酸とイソブチレンとの重合を含むARCO工程の
修正である。これは、カメロットファイバ(Camel
ot Fiber)という名で、カナダでカメロットス
ーパーアブソーベント社(Camelot Super
Absorbents Inc)から市販されてい
る。超吸収性ファイバは、以上の工程のいずれかの組合
せからも作ることができる。
【0017】以上に論じたように、所望の遮水性の特性
を提供するためには、従来技術の対策は、テープまたは
編糸の形で、コア内部に遮水装置を提供することであっ
た。テープと編糸は、扱いにくくて、製造することと、
送信媒体のまわりで正確な位置に置くことが難しく、そ
れ自体コア内にきっちりと詰め込むのに適していない。
ケーブルが、ケーブルを曲げるような圧力を受ける場合
に、少なくとも1つの横方向での送信媒体の動きを可能
にする隙間を意図的に生じさせるように、テープと編糸
は、コア内に配置されなければならない。隙間を生じさ
せることにより、従来技術は、送信媒体への水の移動を
防止するのに必要なだけ十分に膨張しない遮水装置の可
能性を未解決のままにしている。
【0018】本発明は、遮水性テープと編糸を組み込む
従来技術のケーブルの問題を処理している。超吸収性フ
ァイバは、製造することと、コア管内に位置付けること
が比較的容易である。ファイバが、束ねてなく、織られ
た面の上に配置されるのではないので、ファイバは、圧
力を受けると、送信媒体が十分に動くことを可能にし、
それによって、送信媒体の微小曲がりの危険を制御す
る。さらに、束ねていないファイバは、すべての隙間の
空間を充填するように、コア内にきっちりと詰め込むこ
とができ、それによって、水が装媒媒体に移動する可能
性を減少させる。
【0019】以上に説明したように、テープでの遮水性
と難燃性の所望の特性を達成するための従来技術の対策
は、数ある中でも、塩またはイオンの化合物である水酸
化マグネシウムまたは硼酸亜鉛のような従来技術の難燃
剤をテープのSAP(超吸収性ポリマー、通常、ポリア
クリルレートナトリウム)に添加することであった。し
かし、従来技術の難燃剤が、テープのSAPに添加され
ると、水を吸収するSAPの能力は、著しく低下し、そ
れによって、テープの水をさえぎる能力が最低になる。
たとえば、1グラムのSAPは、一般に、約1000m
lの蒸留水を吸収することができる。しかし、1グラム
の同じSAPは、一般に、海水を約50mlまでしか吸
収することができない。海水は、普通、多くのイオン物
質、すなわち、ナトリウムおよびマグネシウムなどの一
価と二価のイオンを含んでいるからである。SAPが水
を吸収し、保持する機構は、同時係属出願の米国特許出
願No.09/258,491およびNo.09/25
8,533(いずれも1999年2月26日出願)に記
載されていて、その開示は、参照されて、本明細書に組
み込まれている。
【0020】以上に論じられたように、遮水性と難燃性
を組み合わせた特性を有するファイバは、多くの用途で
望まれている。これまで、遮水性と難燃性の所望の特性
を備えた従来技術の解決策は、たとえば、テープのSA
Pに難燃剤を添加することであった。従来技術の非ハロ
ゲン難燃剤は、燃焼中に酸/ガスを含む酸性または有毒
なハロゲンを放出しないので、多くの用途で好ましい。
しかし、従来技術の難燃剤の添加は、しばしば、難燃剤
が添加される前のSAPと比較して、遮水性の特性を低
下させたSAPの組成物になる。それらについての理由
は、また、前2件の同時係属出願の米国特許出願第09
/258,491号および第09/258,533号
(いずれも1999年2月26日出願)に記載されてい
る。超吸収性ファイバは、これまで知られていない難燃
性の特性を有することが発見された。さらに、本発明に
よれば(以下で詳細に示されるように)、たとえば従来
技術の遮水性テープのSAPに超吸収性ファイバを添加
することによって、または、超吸収性ファイバの含水率
を増加させることによって、超吸収性ファイバは、難燃
性および/または難燃性の添加物として利用することが
できる。
【0021】材料の難燃性の特性が本発明を実行するこ
とにより改善される機構は、これまで十分に理解されて
いない。しかし、超吸収性ファイバに吸収された、およ
び/または、結合された水の分子の放出、超吸収性ファ
イバのカーボキシレートからの二酸化炭素分子の放出、
同様に窒素の放出と酸素の消費が、重要であると考えら
れる。一般に、火災を止めるためには、火災の燃焼反応
を止めることが必要である。火災は、一般に、数ある中
でも、燃焼している基材の冷却、酸化している物質(空
気または酸素)の分離および/または置換により制御さ
れ、消火される。たとえば、水は、たいていの他の消火
物質より高い比熱と潜熱(蒸発熱など)を有するので、
効果的な消火物質である。他方、二酸化炭素は、全面被
覆と酸欠により火災を消火し、それによって、酸素が火
と基材に達するのを防止する。全面被覆が、基材の自己
発火温度以下に基材を冷却するのに必要なだけ長く維持
されると、火災は、消火される。
【0022】以上に論じたように、超吸収性ファイバ
は、一般に、水の分子を吸収し、結合することができ
る。超吸収性ファイバの燃焼過程中に、吸収され、結合
され、および/または、変換された水の分子は、一般
に、放出され、それによって、消火を助ける。しかし、
過剰な水が超吸収性ファイバの網状組織に吸収されない
場合でさえ、以下で詳細に説明されるように、超吸収性
ファイバは、一般に、難燃性の特性での前述の改善を示
す。したがって、超吸収性ファイバの二酸化炭素の分子
もまた、燃焼中に、ポリアクリル酸とポリアクリル酸エ
ステルのカーボキシレートからのように、放出され、そ
れによって、火の消火を助けると仮定される。超吸収性
ファイバ内にあるアンモニウムイオンは、燃焼中に、窒
素を放出する。窒素は、いくつかの難燃性の働きがある
ことが知られている。高温において、窒素はまた、酸素
によってさらに酸化され、より多くの酸素を消費する。
以上に述べたように、二酸化炭素と水は、消火に役立
つ。
【0023】本発明での前述の遮水性と難燃性の特性を
実証するために、5つのテストシリーズ(たとえば、テ
ストシリーズI−V)が実施された。第1、第2および
第3のテストシリーズは、超吸収性ファイバのサンプル
の限界酸素指数(LOI)を測定するために利用され
た。第4のテストシリーズは、蒸留水の吸収性と、超吸
収性ファイバのサンプルについての膨張高度とを測定す
るために利用された。第5のテストシリーズは、SAP
での水の浸透を測定するために利用された。
【0024】テストサンプルは、3つの市販されている
超吸収性ファイバ、オアシスタイプ101、オアシスタ
イプ102、およびオアシスタイプ103を利用して作
成された。これらのファイバはすべて、テクニカルアブ
ソーベント社(Technical Absorben
ts,Ltd)によって、製造されている。
【0025】テストシリーズI 第1のテストシリーズ(以下に説明される、実施例1−
1から1−4)は、規格ASTM手順(規格番号:D2
863−95)に従って実施された。それらのテスト
は、テープに組み込まれたファイバのローソク状燃焼を
維持するために必要とされる最小酸素濃度を測定するた
めに用いられた。
【0026】前述のASTMテスト手順に従って、試験
柱132内を上方へ流れる酸素と窒素の混合ガス130
(図5)での、燃焼をちょうど維持する酸素の最小濃度
が、ローソク状燃焼の平衡状態の下で測定された。平衡
は、2つの任意の基準での1つによって測定された、カ
ルボキシレートを濃縮した組成物から形成された試料1
34の燃焼から発生した熱と、周囲への熱損失との間の
関係によって、確立された。2つの任意の基準は、すな
わち、(1)燃焼時間、または(2)燃焼した組成物の
長さである。試験柱132は、最小内径75mmと最小
高さ45mmの耐熱性ガラス管136を組み込んだ。試
験柱の底部138は、不燃性基板140に取り付けられ
ており、基板140は、基板140を通って試験柱13
2に入る混合ガス130を混合し、均等に分布するよう
に構成された。各試料134は、試験柱内に設置され、
混合ガス130の制御された流れが、試験柱に入るよう
にした。次に、試料が、点火焔(図示せず)により点火
された。次に、点火炎が、取り除かれ、タイマーが始動
した。各試料の燃焼は、規格ASTM手順に従って評価
された。次に、臨界酸素濃度が測定されるまで、前述の
手順が、異なる酸素濃度で繰り返された。臨界酸素濃度
は、標準の燃焼試験結果を起こす最低酸素濃度として定
義される。次に、限界酸素指数(LOI)が次の等式に
より計算された。 LOI=(100×O2)/(O2+N2) ただし、O2は、臨界濃度に対応する酸素の流量(mm
3/s)であり、N2は、臨界濃度に対応する窒素の流
量(mm3/s)である。
【0027】ファイバの難燃性についての含水率の影響
を実証するために、LOIが、数組のサンプルについて
測定され、それらのサンプルは、ファイバについての含
水率と装填の1つの範囲を含んでいる。
【0028】実施例1−1 この実施例の試料は、接着剤によって結合された、ラン
ター社(Lantor,Inc.)によって製造されて
いる2枚の不織ベースウェブの間に、テクニカルアブソ
ーベント社(Technical Absorbent
s,Ltd.)によって製造されている6mm長に切ら
れた長さのファイバ、3g/ft2のオアシスタイプ1
01を設置することによって、作られた。試料は、カー
バープレスで、平らにプレスされ、乾燥するようにし
て、超吸収性ファイバを形成した。次に、テープは、異
なる含水量にさらされて、その結果、次の含水率(重量
%)は、0、8.4、9.0、14.5になる。テープ
は、それぞれ、次の条件にさらされた。その条件は、そ
れは、100℃の室で2時間、80%の相対湿度と23
℃で3時間、周囲条件で24時間、80%の相対湿度と
23℃で0.5時間である。含水レベルを測定する方法
は、以下で説明される。テープは、以上に説明されたよ
うなテストを受けた。各含水率に対してのLOIは、表
1で以下に示されている。 表1:限界酸素指数(オアシスタイプ101、6mm、
3g/ft2)
【表1】
【0029】実施例1−2 この実施例の試料は、接着剤によって結合された2枚の
不織ベースウェブの間に、6mm長に切られた長さのフ
ァイバ、6g/ft2のオアシスタイプ101を設置す
ることによって、作られた。試料は、カーバープレス
で、平らにプレスされ、乾燥するようにして、超吸収性
ファイバを形成した。次に、テープは、異なる含水量に
さらされて、その結果、次の含水率(重量%)0、1
1.0、12.1、17.6になる。テープは、それぞ
れ、次の条件にさらされた。その条件は、それは、10
0℃の室で2時間、80%の相対湿度と23℃で3時
間、周囲条件で24時間、80%の相対湿度と23℃で
0.5時間である。含水レベルを測定する方法は、以下
で説明される。テープは、以上に説明されたようなテス
トを受けた。各含水率に対してのLOIは、表2で以下
に示されている。 表2:限界酸素指数(オアシスタイプ101、6mm、
6g/ft2)
【表2】
【0030】実施例1−3 この実施例の試料は、接着剤によって結合された2枚の
不織ベースウェブの間に、6mm長に切られた長さのフ
ァイバ、9g/ft2のオアシスタイプ101を設置す
ることによって、作られた。試料は、カーバープレス
で、平らにプレスされ、乾燥するようにして、超吸収性
ファイバを形成した。次に、テープは、異なる含水量に
さらされて、その結果、次の含水率(重量%)0、1
4.0、14.7、19.8になる。テープは、それぞ
れ、次の条件にさらされた。その条件は、100℃の室
で2時間、80%の相対湿度と23℃で3時間、周囲条
件で24時間、80%の相対湿度と23℃で0.5時間
である。含水レベルを測定する方法は、以下で説明され
る。テープは、以上に説明されたようなテストを受け
た。各含水率に対してのLOIは、表3で以下に示され
ている。 表3:限界酸素指数(オアシスタイプ101、6mm、
9g/ft2)
【表3】
【0031】実施例1−4 この実施例の試料は、接着剤によって結合された2枚の
不織ベースウェブの間に、6mm長に切られた長さのフ
ァイバ、12g/ft2のオアシスタイプ101を設置
することによって、作られた。試料は、カーバープレス
で、平らにプレスされ、乾燥するようにして、超吸収性
ファイバを形成した。次に、テープは、異なる含水量に
さらされて、その結果、次の含水率(重量%)0、1
5.3、16.6、20.5になる。テープは、それぞ
れ、次の条件にさらされた。その条件は、100℃の室
で2時間、80%の相対湿度と23℃で3時間、周囲条
件で24時間、80%の相対湿度と23℃で0.5時間
である。含水レベルを測定する方法は、以下で説明され
る。テープは、以上に説明されたようなテストを受け
た。各含水率に対してのLOIは、表4で以下に示され
ている。 表4:限界酸素指数(オアシスタイプ101、6mm、
12g/ft2)
【表4】 表1から4での情報の要約は、図6に見出すことができ
る。この図に示されているように、テープの層の間に含
まれているファイバの限界酸素指数は、それらのポリマ
ーでの含水率が増加するにつれて、増加する。したがっ
て、それらのファイバによって吸収され、結合された水
の分子は、ファイバの難燃性を高める。
【0032】テストシリーズII 第2のテストシリーズ(以下に説明される、実施例2−
1から2−5)は、規格ASTM手順(規格番号:D2
863−95)に従って実施された。それらのテスト
は、超吸収性ファイバの難燃性についての加えられた利
点を実証するために、1組の量の超吸収性粉末と共に、
テープに組み込まれたファイバのローソク状燃焼を維持
するために必要とされる最小酸素濃度を測定するために
用いられた。
【0033】実施例2−1 この実施例の試料は、接着剤によって結合された2枚の
不織ベースウェブの間に、住友精化化学社(Sumit
omo Seika Chemical)によって製造
されている2g/ft2のJ550粉末を設置すること
によって、作られた。試料は、カーバープレスで、平ら
にプレスされ、乾燥するようにして、超吸収性ファイバ
を形成した。次に、テープは、異なる含水量にさらされ
て、その結果、次の含水率(重量%)0、6.0、1
5.6になる。テープは、それぞれ、次の条件にさらさ
れた。その条件は、100℃の室で2時間、周囲条件で
24時間、80%の相対湿度と23℃で2時間である。
含水レベルを測定する方法は、以下で説明される。テー
プは、以上に説明されたようなテストを受けた。各含水
率に対してのLOIは、表5で以下に示されている。 表5:限界酸素指数(J550、2g/ft2)
【表5】
【0034】実施例2−2 この実施例の試料は、接着剤によって結合された2枚の
不織ベースウェブの間に、2g/ft2のJ550粉末
と、52mm長に切られた長さのファイバ、4g/ft
2のオアシスタイプ102とを設置することによって、
作られた。試料は、カーバープレスで、平らにプレスさ
れ、乾燥するようにして、超吸収性ファイバを形成し
た。次に、テープは、異なる含水量にさらされて、その
結果、次の含水率(重量%)0、6.8、21.4にな
る。テープは、それぞれ、次の条件にさらされた。その
条件は、100℃の室で2時間、周囲条件で24時間、
80%の相対湿度と23℃で2時間である。含水レベル
を測定する方法は、以下で説明される。テープは、以上
に説明されたようなテストを受けた。各含水率に対して
のLOIは、表6で以下に示されている。 表6:限界酸素指数(J550粉末、2g/ft2、オ
アシスタイプ102、52mm、4g/ft2)
【表6】
【0035】実施例2−3 この実施例の試料は、接着剤によって結合された2枚の
不織ベースウェブの間に、2g/ft2のJ550粉末
と、52mm長に切られた長さのファイバ、8g/ft
2のオアシスタイプ102とを設置することによって、
作られた。試料は、カーバープレスで、平らにプレスさ
れ、乾燥するようにして、超吸収性ファイバを形成し
た。次に、テープは、異なる含水量にさらされて、その
結果、次の含水率(重量%)0、10.6、24.7に
なる。テープは、それぞれ、次の条件にさらされた。そ
の条件は、100℃の室で2時間、周囲条件で24時
間、80%の相対湿度と23℃で2時間である。含水レ
ベルを測定する方法は、以下で説明される。テープは、
以上に説明されたようなテストを受けた。各含水率に対
してのLOIは、表7で以下に示されている。 表7:限界酸素指数(J550粉末、2g/ft2、オ
アシスタイプ102、52mm、8g/ft2)
【表7】
【0036】実施例2−4 この実施例の試料は、接着剤によって結合された2枚の
不織ベースウェブの間に、2g/ft2のJ550粉末
と、52mm長に切られた長さのファイバ、14g/f
t2のオアシスタイプ102とを設置することによっ
て、作られた。試料は、カーバープレスで、平らにプレ
スされ、乾燥するようにして、超吸収性ファイバを形成
した。次に、テープは、異なる含水量にさらされて、そ
の結果、次の含水率(重量%)0、15.1、27.2
になる。テープは、それぞれ、次の条件にさらされた。
その条件は、100℃の室で2時間、周囲条件で24時
間、80%の相対湿度と23℃で2時間である。含水レ
ベルを測定する方法は、以下で説明される。テープは、
以上に説明されたようなテストを受けた。各含水率に対
してのLOIは、表8で以下に示されている。 表8:限界酸素指数(J550粉末、2g/ft2、オ
アシスタイプ102、52mm、14g/ft2)
【表8】
【0037】実施例2−5 この実施例の試料は、接着剤によって結合された2枚の
不織ベースウェブの間に、2g/ft2のJ550粉末
と、52mm長に切られた長さのファイバ、16g/f
t2のオアシスタイプ102とを設置することによっ
て、作られた。試料は、カーバープレスで、平らにプレ
スされ、乾燥するようにして、超吸収性ファイバを形成
した。次に、テープは、異なる含水量にさらされて、そ
の結果、次の含水率(重量%)0、15.8、27.0
になる。テープは、それぞれ、次の条件にさらされた。
その条件は、100℃の室で2時間、周囲条件で24時
間、80%の相対湿度と23℃で2時間、含水レベルを
測定する方法は、以下で説明される。テープは、以上に
説明されたようなテストを受けた。各含水率に対しての
LOIは、表9で以下に示されている。 表9:限界酸素指数(J550粉末、2g/ft2、オ
アシスタイプ102、52mm、16g/ft2)
【表9】 表5から9での情報の要約は、図8に見出すことができ
る。この図に示されているように、テープの層の間に含
まれているファイバの限界酸素指数は、それらのポリマ
ーでの含水率が増加するにつれて、増加する。したがっ
て、それらのファイバによって吸収され、結合された水
の分子は、ファイバの難燃性を高める。
【0038】テストシリーズIII 第3のテストシリーズ(以下に説明される、実施例3−
1)は、規格ASTM手順(規格番号:D2863−9
5)の修正版に従って実施された。それらのテストは、
皿の中でのファイバの燃焼を維持するために必要とされ
る最小酸素濃度を測定するために用いられた。それらの
サンプルはまた、ファイバのLOIについての含水の影
響をみるために、様々な含水量にさらされた。
【0039】実施例3−1 この実施例の試料は、1/2”の高さで2”の直径での
アルミニウム皿の中に、52mm長に切られた長さのフ
ァイバ、約2gのオアシスタイプ102を設置すること
によって、作られれる。ファイバは、皿の中に均等にぎ
っしりと分配された。次に、サンプルは、異なる含水量
にさらされて、その結果、次の含水率(重量%)0、1
4.2、30.7、39.5になる。サンプルは、それ
ぞれ、次の条件にさらされた。その条件は、100℃の
室で2時間、周囲条件で24時間、75%の相対湿度と
23℃で23時間、75%の相対湿度と23℃で3時間
である。含水レベルを測定する方法は、以下で説明され
る。テープは、以上に説明されたようなテストを受け
た。各含水率に対してのLOIは、表10で以下に示さ
れている。 表10:限界酸素指数(オアシスタイプ102、52m
m)
【表10】 表10での情報の要約は、図6に示されている。この図
に示されているように、ファイバの限界酸素指数は、そ
れらのポリマーでの含水率が増加するにつれて、増加す
る。したがって、それらのファイバによって吸収され、
結合された水の分子は、ファイバの難燃性を高める。
【0040】ファイバでの含水レベルを高めることは、
組成物(図3、4)の難燃性の特性を高めることができ
ることが、以上に示された。しかし、ファイバを「あら
かじめ装填する」使用についての適切な含水量は、特定
の用途により変わる。
【0041】所与のファイバまたはファイバテープの含
水レベルは、第1に、約2グラムの3つのサンプルをそ
れぞれ量り分けて、それらの重量を記録することによっ
て、測定される。次に、サンプルは、100℃で、2時
間以上、暑い空気中に置かれた。その後、サンプルは、
すぐに、デシケータの中に置かれて、15分間冷却し
た。それから、サンプルは、再び重さが量られ、それら
の重量が、記録された。所与のサンプルの含水率は、次
のように計算された。 M=(B−A)100/B ただし、Mは、含水率(重量%)であり、Bは、乾燥さ
せる前のサンプルの重量であり、Aは、乾燥させた後の
サンプルの重量である。
【0042】実際のテストのデータに基づいて、遮水性
テープへのファイバの添加は、テープに添加されたファ
イバの量に比例して、テープのLOIを増加させること
がわかる。さらに、遮水性テープのファイバへの含水の
添加は、テープ内のファイバに添加された含水量に比例
して、テープのLOIを増加させることがわかる。
【0043】テストシリーズIV このシリーズは、蒸留水でのテープ試料の吸収性を測定
するために実施された。
【0044】実施例4−1 この実施例では、試料は、蒸留水でのファイバとファイ
バテープ試料の吸収性を測定するために、標準自由膨張
テストに従って実施された。試料は、次の超吸収性ファ
イバ、超吸収性粉末、およびベースウェブから形成さ
れ、オアシスタイプ101、6mm(3、6、および9
g/ft2)で作られたテープと、J550F(2g/
ft2)とオアシスタイプ102、52mm(4、8、
14、および16g/ft2)とで作られたテープと、
オアシスタイプファイバ101、6mmに切られた長さ
のものである。各サンプルは、重さが量られ、重量は、
記録された。各サンプルは、分離した容器の中に置かれ
た。試料のグラム当たり約800mlの蒸留水が、容器
に注がれ、試料と水は、適度な混合になるのが必要なの
で、かき混ぜられる。30分後、容器の中身は、10分
間、米国標準試験ふるい(NO.35)にかけられた。
ふるいにかけられた後に、ふるいに残っている材料は、
重さが量られ、重量は、記録された。各サンプルについ
ての吸収性は、以下の式によって、計算された。 吸収性=[(ゲルの質量)−(始めのサンプルの質
量)]/(始めのサンプルの質量) 各サンプルについての吸収性のデータは、表11で以下
に示されている。 表11.超吸収性粉末を有する超吸収性ファイバを組み
込むテープ試料と、超吸収性粉末を有さない超吸収性フ
ァイバを組み込むテープ試料と、ファイバ試料との吸収
性蒸留水
【表11】
【0045】実施例4−2 この実施例では、テストは、蒸留水でのテープ試料の膨
張高度を測定するために、カップとラムのテストに従っ
て実施された。図7に示されているように、カップとラ
ムのテストは、カップ142を利用する。カップは、ラ
ムがカップ内で垂直に往復運動できるように、ラム14
6と協力する内側壁144を含む。ラムは、ラムの垂直
の移動を測定するメータ148に取り付けられる。テス
ト手順に従って、6mmの長さに切られた、平均サンプ
ル質量0.20gのオアシスタイプ101は、カップの
内側領域と一致するような大きさにされ、カップの中に
設置され、ラムは、カップの中で、ファイバの上部に引
き下げられる。80グラムの蒸留水は、水が、ラムを通
して形成された穴152を通じて流れるように、カップ
に注がれる。このようにして、水が、ファイバの接触で
きるようにする。所定の時間の後に、ラムの垂直の移動
が、記録された。ファイバについての等しい表面領域を
基準として比較した平均膨張高度のデータは、それぞ
れ、テーブル12、13、14で以下に示されている。 表12:蒸留水でのファイバ試料の膨張高度(1分)
【表12】
【0046】実施例4−3 この実施例では、テストは、蒸留水でのテープ試料の膨
張高度を測定するために実施された。テストは、試料
が、試料の膨張高度データを記録する前に、2分間静止
するようにするのを除いて、実施例4−2で述べられた
手順に従って実施された。各テープについての等しい表
面領域を基準として比較した平均膨張高度のデータは、
テーブル13で以下に示されている。 表13:蒸留水でのファイバ試料の膨張高度(2分)
【表13】
【0047】実施例4−4 この実施例では、テストは、蒸留水でのテープ試料の膨
張高度を測定するために実施された。テストは、試料
が、試料の膨張高度データを記録する前に、10分間静
止するようにするのを除いて、実施例4−2と4−3で
述べられた手順に従って実施された。各テープについて
の等しい表面領域を基準として比較した平均膨張高度の
データは、テーブル14で以下に示されている。 表14:蒸留水でのファイバ試料の膨張高度(10分)
【表14】
【0048】テストシリーズV シリーズは、ファイバで充填されたケーブルに沿った水
の浸透(移動)の量を測定するために実施された。2、
12のファイバリボンを含む、1メータ長で0.40”
の外径、0.33”の内径のコア管は、オアシスタイ
プ、52mm超吸収性ファイバで充填された。このケー
ブル試料は、蒸留水の3’6”フィートの高さの柱を含
む、水を保持するタンクに取りつけられた。タンク上の
バルブは、開かれていて、ケーブル試料上に3’6”圧
力水頭を置いた。指定された時間の後に、ケーブル試料
を下って移動した水の距離が、記録された。テストから
の結果は、次のとおりである。
【0049】実施例5−1 この実施例では、試料は、12.4%の含水率の装填
で、3.58g/ftのタイプ112ファイバを用い
て、テストされた。移動した距離は、表15で以下に示
されている。 表15:水の透過テスト、オアシスタイプ112、52
mm(3.58g/ft)
【表15】
【0050】実施例5−2 この実施例では、試料は、14.2%の含水率の装填
で、4.68g/ftのケーブルでの、タイプ102フ
ァイバ、EXA8328001を用いて、テストされ
た。移動した距離は、表16で以下に示されている。 表16:水の透過テスト、オアシスタイプ112、52
mm(4.68g/ft)
【表16】
【0051】実施例5−3 この実施例では、試料は、12.4%の含水率の装填
で、1.71g/ftのケーブルでの、タイプ112フ
ァイバを用いて、テストされた。移動した距離は、表1
7で以下に示されている。 表17:水の透過テスト、オアシスタイプ112、52
mm(1.71g/ft)
【表17】
【0052】実施例5−4 この実施例では、試料は、14.2%の含水率の装填
で、1.160g/ftのケーブルでの、タイプ102
ファイバ、EXA8328001を用いて、テストされ
た。移動した距離は、表18で以下に示されている。 表18:水の透過テスト、オアシスタイプ102、52
mm(1.16g/ft)
【表18】 以上のテストシリーズから、限定するわけではないが、
オアシスファイバにような超吸収性ファイバは、コア管
内の水の浸透を止める、または、緩やかにするのに効果
的であると言うことができる。また、コア管内のファイ
バの量または密度を増加させることは、コア管内の水の
浸透を実質的に緩やかにするのではない。
【0053】観察 前述のテストシリーズを通じて得られたテストデータ
は、次のことを明らかにした。(1)組成物への超吸収
性ファイバの添加は、組成物のLOIを増加させ、この
場合、添加された超吸収性ファイバの量に正比例した量
で、LOIを増加させる。(2)遮水性テープへの超吸
収性ファイバの添加は、テープに添加された超吸収性フ
ァイバの量に比例して、テープのLOIを増加させる。
(3)遮水性テープへの超吸収性ファイバの添加は、テ
ープに添加された超吸収性ファイバの量に比例して、テ
ープの吸収性を増加させる。(4)超吸収性ファイバの
LOIは、超吸収性ファイバでの含水率が増加するにつ
れて、増加する。(5)ファイバの形での超吸収性ファ
イバは、コア管内の水の浸透を効果的に止める。
【0054】このデータに基づいて、ファイバは、テー
プの吸水度全体での劣化を生じさせないで、遮水性テー
プを使用するための難燃性の添加物として効果的に利用
される。特に、本発明のファイバ10は、難燃性と遮水
性の特性の両方をファイバに付与する添加物として、超
吸収性ファイバを効果的に利用する。これは、従来技術
を実行する場合、たとえば、遮水性テープのSAPに従
来技術の難燃剤(塩類)を添加する場合に、よく起こる
ような、ファイバの吸収度全体を犠牲にすることなく達
成される。
【0055】説明を容易にするために、限定するためで
ないが、平方フィート当たり4グラムと8グラムの超吸
収性ファイバを組み込んでいるテープ10が、前述のテ
ストシリーズを通じて利用された。さらに、含水率は、
重量で、約5%から約40%の間で変えられた。しか
し、特定の用途での、利用される超吸収性ファイバの量
と、利用される超吸収性ファイバの含水率はどちらも、
用途の必要性により変えることができる。特に、テープ
での効果的な難燃性は、約2%の低さの含水率で、テー
プにあらかじめ装填することによって、達成できること
が測定された。さらに、製造および/または設計を考察
することにより、限定された厚さを有するファイバ10
を作成するのが、これまで望ましかった。超吸収性ファ
イバでのポリアクリレートの量が、多少は、ファイバの
厚さに影響があるので、テープの形にプレスされたファ
イバ10は、約0.016インチより薄い厚さであるの
が好ましく、したがって、約12g/ft2より小さい
好ましい装填になる。
【0056】本発明の他の態様によれば、ファイバ10
は、たとえば、ケーブル50(図1)のような構造に直
接に組み込むことができる。ケーブル50は、コア管5
4を囲む、プラスチックで形成された外被52を組み込
む。コア管54は、光ファイバ58のような、送信媒体
56を含む。ファイバ10は、光ファイバを保護し、中
心に位置付け、さらに、炎と水から守るため、すべての
隙間の空間を充填するように、コア管54の内部にも装
備される。そのように構成されて、ファイバ10は、外
被と送信媒体との間の遮水層を提供し、それによって、
水がコアに入るのを潜在的に防止する。さらに、図2に
示されているように、ファイバ10は、外被52とコア
管54との間の隙間の空間を充填するように装備され
る。他の実施形態(図3)は、コア管54の内部にあ
る、テープ60内に組み込まれたファイバ10を組み込
むことができる。したがって、テープは、外被と送信媒
体の間に配置される。他の実施形態(図4)は、コア管
54の内部にある、テープ60内に組み込まれたファイ
バ10を組み込むことができる。したがって、テープ6
0は、外被52と送信媒体58の間で、テープ60のま
わりに配置され、コア管54と外被52との間の隙間の
空間を充填する。
【0057】前述の説明は、図示と説明のために提示さ
れた。それは、徹底的に完全であったり、または、本発
明を開示された形に正確に限定するものではない。理解
できる修正または変形は、上記教示から可能である。し
かし、論じられた実施態様は、本発明の原理と実際の適
用の最良な例証を提示するように選択され、説明されて
おり、それによって、一般の当業者は、考えた特定の使
用に適するように、多くの実施態様と多様な修正で発明
を利用することができる。そのような修正と変形は、そ
れらが公正に、法的に与えられた権利の教示に従って解
釈されるとき、付属請求の範囲により決定された発明の
範囲にある。
【図面の簡単な説明】
【図1】コア管内に組み込まれた本発明のファイバを組
み込む代表的ケーブルの断面図である。
【図2】コア管内に組み込まれ、コア管と外被との間で
のすべての隙間の空間を充填する、本発明のファイバを
組み込む代表的ケーブルの断面図である。
【図3】超吸収性ファイバを組み込むテープが、コア管
と外被との間に配置されている、コア管内に組み込まれ
た本発明のファイバを組み込む代表的ケーブルの断面図
である。
【図4】超吸収性ファイバを組み込むテープが、コア管
と外被との間に配置され、超吸収性ファイバが、コア管
と外被との間のテープのまわりでのすべての隙間の空間
を充填している、コア管内に組み込まれた本発明のファ
イバを組み込む代表的ケーブルの断面図である。
【図5】本発明に従って形成された超吸収性ファイバと
超吸収性ファイバを含むテープとの物理的特性を分析す
るのに利用された代表的な試験装置の斜視図である。
【図6】本発明に利用された代表的な超吸収性ファイバ
についての限界酸素指数対含水率を示すグラフである。
【図7】本発明に従って形成された超吸収性ファイバを
含むテープの吸収性を分析するのに利用された代表的な
試験装置の斜視図である。
【図8】代表的なSAPの吸収性での従来技術の難燃性
の影響を示すグラフである。
【符号の説明】
10 ファイバ 12 ファイバ 50 ケーブル 52 外被 54 コア管 56 送信媒体 58 光ファイバ 60 テープ 130 混合ガス 132 試験柱 134 試料 136 耐熱性ガラス管 138 試験柱の底部 140 基板 142 カップ 144 内側壁 146 ラム 148 メータ 150 テープ 152 穴
フロントページの続き (71)出願人 596077259 600 Mountain Avenue, Murray Hill, New Je rsey 07974−0636U.S.A.

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)コア管と、前記コア管は、その中
    に送信媒体を有し、(B)前記コア管を囲む外被と、
    (C)前記コア管内に挿入された、束ねていない不織
    で、薄い糸状のより線の形での複数の超吸水性で難燃性
    のファイバとを含むことを特徴とするケーブル。
  2. 【請求項2】 前記超吸水性ファイバは、長さの範囲が
    1から50ミリメータであることを特徴とする請求項1
    記載のケーブル。
  3. 【請求項3】 前記超吸水性ファイバは、以下の方法の
    1つで、約30%のアンモニウムポリアクリレートと7
    0%のポリアクリロニトルの主鎖との混合物への部分的
    に加水分解されたポリアクリルニトリル系繊維の添加に
    よって、作られたことを特徴とする請求項1に記載のケ
    ーブル。
  4. 【請求項4】 前記超吸水性ファイバは、ナトリウムア
    クリレートとヒドロキシルとを含む化合物を加熱するこ
    とによる重合と交差結合によって、糸状体を形成して、
    次いで押出し成形によって、作られたことを特徴とする
    請求項1に記載のケーブル。
  5. 【請求項5】 前記超吸収性ファイバは、無水マレイン
    酸とイソブチレンとの重合によって、作られたことを特
    徴とする請求項1に記載のケーブル。
  6. 【請求項6】 前記超吸収性ファイバは、1つまたは複
    数の次の方法によって作られた超吸収性ファイバの化合
    物であって、前記方法は、(A)約30%のアンモニウ
    ムポリアクリレートと70%のポリアクリロニトルの主
    鎖との混合物に、部分的に加水分解されたポリアクリル
    ニトリル系繊維を添加する方法、(B)ナトリムアクリ
    レートとヒドロキシルとを含む化合物を加熱することに
    より重合と交差結合をして、糸状体を形成し、次いで押
    出し成形する方法、(C)無水マレイン酸とイソブチレ
    ンを重合する方法であることを特徴とする請求項1に記
    載のケーブル。
  7. 【請求項7】 前記超吸収性ファイバは、重量で、約ゼ
    ロ(0)%より大きい含水率を有し、それによって、前
    記含水率は、前記ケーブルの難燃性の能力を改善するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のケーブル。
  8. 【請求項8】(A)コア管と、前記コア管は、その中に
    送信媒体を有し、(B)前記コア管を囲む外被と、
    (C)前記コア管内に挿入された、束ねていない、不織
    で、薄い糸状のより線の形での複数の超吸水性で難燃性
    のファイバと、(D)前記コアと前記コア管と前記外被
    との間に配置されたテープとを含むケーブルであって、
    前記テープは、紡いで接着した不織ポリエステル材料
    と、ナイロンを紡いで接着した織物と、不織ガラスと、
    ポリプロピレンを溶解して吹きつけた不織物と、ポリウ
    レタンを紡いで接着した織物と、TCFセルロース織物
    とからなるグループの少なくとも1つから形成された第
    1の層を有し、前記超吸水性ファイバは、前記第1の層
    に適用されることを特徴とするケーブル。
  9. 【請求項9】 前記超吸収性ファイバは、重量で、約ゼ
    ロ(0)%より大きい前記含水率を有し、それによっ
    て、前記含水率は、そのようなケーブルの難燃性を改善
    することを特徴とする請求項8に記載のケーブル。
  10. 【請求項10】 前記超吸収性ファイバは、約30%の
    アンモニウムポリアクリレートと70%のポリアクリロ
    ニトルの主鎖との混合物への、部分的に加水分解された
    ポリアクリルニトリル系繊維の添加によって、作られた
    ことを特徴とする請求項8に記載のケーブル。
  11. 【請求項11】 前記超吸水性ファイバは、ナトリウム
    アクリレートとヒドロキシルとを含む化合物を加熱する
    ことによる重合と交差結合によって、糸状体を形成し
    て、次いで押出し成形によって、作られたことを特徴と
    する請求項8に記載のケーブル。
  12. 【請求項12】 前記超吸収性ファイバは、無水マレイ
    ン酸とイソブチレンとの重合によって、作られたことを
    特徴とする請求項8に記載のケーブル。
  13. 【請求項13】 前記超吸収性ファイバは、1つまたは
    複数の前記方法によって作られた超吸収性ファイバの化
    合物であって、前記方法は、(A)約30%のアンモニ
    ウムポリアクリレートと70%のポリアクリロニトルの
    主鎖との混合物に、部分的に加水分解されたポリアクリ
    ルニトリル系繊維を添加する方法、(B)ナトリムアク
    リレートとヒドロキシルとを含む化合物を加熱すること
    により重合と交差結合をして、糸状体を形成し、次いで
    押出し成形する方法、(C)無水マレイン酸とイソブチ
    レンを重合する方法であることを特徴とする請求項8に
    記載のケーブル。
  14. 【請求項14】 前記テープは、テープの平方フィート
    当たり4.3グラムの装填での前記超吸収性ファイバを
    有することを特徴とする請求項8に記載のケーブル。
  15. 【請求項15】 前記テープは、第2の層を有し、前記
    超吸収性ファイバは、前記第1の層と前記第2の層の間
    に、少なくとも部分的には配置されることを特徴とする
    請求項8に記載のケーブル。
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