JP2001187062A - 外科手術用吸収可能リベット／ピン適用装置 - Google Patents
外科手術用吸収可能リベット／ピン適用装置Info
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- Prostheses (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 患者の体内に整形外科用ファスナーを配備す
るリベット適用装置を提供する。 【解決手段】 本発明のリベット適用装置（１）はリベ
ット本体部分（１８）を挿入した後に、ピン（１７）を
リベット本体部分の中に移動してリベットを固定配置す
る。このリベット適用装置はハンマー（３）、ハンマー
・スプリング（９）、発射ピン（６）およびリベットを
配備するための受容器（３２）を備えている。リベット
適用装置のハンマーは装填グリップ部材（８）に取り付
けられている。この装填グリップ部材はハンマーを発射
可能状態にする。その後、リベットが受容器の中に挿入
される。この状態でハンマーの係合を解除すると、ハン
マーが発射ピンを駆動して、発射ピンがリベットピンを
リベットの中に挿入する。
るリベット適用装置を提供する。 【解決手段】 本発明のリベット適用装置（１）はリベ
ット本体部分（１８）を挿入した後に、ピン（１７）を
リベット本体部分の中に移動してリベットを固定配置す
る。このリベット適用装置はハンマー（３）、ハンマー
・スプリング（９）、発射ピン（６）およびリベットを
配備するための受容器（３２）を備えている。リベット
適用装置のハンマーは装填グリップ部材（８）に取り付
けられている。この装填グリップ部材はハンマーを発射
可能状態にする。その後、リベットが受容器の中に挿入
される。この状態でハンマーの係合を解除すると、ハン
マーが発射ピンを駆動して、発射ピンがリベットピンを
リベットの中に挿入する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は外科手術装置に関す
るものであり、特に、吸収可能な整形外科用ファスナー
を配給するための適用装置（applier)に関する。さらに
具体的に言えば、本発明は単発式リベット適用装置に関
し、この装置は可塑的または再構成的な外科手術処理の
ために特に頭蓋や顔面の硬質組織のような骨に医療装置
を固定するための吸収可能なポリマー・リベットおよび
ピンを駆動するものである。
るものであり、特に、吸収可能な整形外科用ファスナー
を配給するための適用装置（applier)に関する。さらに
具体的に言えば、本発明は単発式リベット適用装置に関
し、この装置は可塑的または再構成的な外科手術処理の
ために特に頭蓋や顔面の硬質組織のような骨に医療装置
を固定するための吸収可能なポリマー・リベットおよび
ピンを駆動するものである。
【０００２】
【従来の技術】現在では、骨板を骨折部位および外科治
療部位に取り付けるための種々の金属製ファスナーおよ
びこのようなファスナーを配備するための適用装置また
は駆動装置が存在しており、脊柱、頭蓋、および顎顔面
の骨板材が金属ネジにより固定されている。このような
金属ネジやその他のファスナーの不都合点はこれらが永
続的であって別の外科手術処理により取り除く必要があ
ることである。すなわち、これらのネジが体内に残って
いると、組織萎縮やこれに続く装置の緩みが生じるおそ
れがある。加えて、金属製および特に吸収可能なポリマ
ー・ネジを含むプラスチック製のネジは骨の中にネジ穴
を形成することを必要として、その外科手術処理に時間
がかかる等の手間を必要とする場合が多く、穴をあけた
骨の剥がれによる固定性の低下が生じやすい。
療部位に取り付けるための種々の金属製ファスナーおよ
びこのようなファスナーを配備するための適用装置また
は駆動装置が存在しており、脊柱、頭蓋、および顎顔面
の骨板材が金属ネジにより固定されている。このような
金属ネジやその他のファスナーの不都合点はこれらが永
続的であって別の外科手術処理により取り除く必要があ
ることである。すなわち、これらのネジが体内に残って
いると、組織萎縮やこれに続く装置の緩みが生じるおそ
れがある。加えて、金属製および特に吸収可能なポリマ
ー・ネジを含むプラスチック製のネジは骨の中にネジ穴
を形成することを必要として、その外科手術処理に時間
がかかる等の手間を必要とする場合が多く、穴をあけた
骨の剥がれによる固定性の低下が生じやすい。
【０００３】金属製ワイヤまたは縫合線は骨板材を骨に
取り付けるために使用できる。しかしながら、この技法
は多数の穴を形成して、ワイヤをそれらの穴に通し、さ
らに、ワイヤを結んで折り曲げた後に軟質組織への刺激
を防止するために余分のワイヤを切断する工程から成る
手間のかかる手法を必要とする。
取り付けるために使用できる。しかしながら、この技法
は多数の穴を形成して、ワイヤをそれらの穴に通し、さ
らに、ワイヤを結んで折り曲げた後に軟質組織への刺激
を防止するために余分のワイヤを切断する工程から成る
手間のかかる手法を必要とする。
【０００４】さらに、穴の中に挿入した後に、装置の半
径方向に柔軟な部分を通して、あるいは、その中に部材
を上方、すなわち、基端側に駆動することにより配備さ
れる装置に関するリベットの特許が幾つかある。この方
法は穴の深さを配備される装置の深さよりも深くして配
備処理の前に特定の種類の駆動装置によりこの装置を完
全に挿入するのに十分な空間部分を設けることを必要と
する。しかしながら、このような構成は、頭側および顎
顔面側の外科手術処理における場合のような、取り付け
のために骨の薄い層しか使用できない場合や、下層の軟
質組織の損傷を防ぐためにその骨の薄い層の深さ以上に
穴あけすることができない場合の外科的用途においては
望ましくない。このような場合には、適当な固定強度に
対応するファスナーの必要な長さは骨の全体の厚さに極
めて近い。
径方向に柔軟な部分を通して、あるいは、その中に部材
を上方、すなわち、基端側に駆動することにより配備さ
れる装置に関するリベットの特許が幾つかある。この方
法は穴の深さを配備される装置の深さよりも深くして配
備処理の前に特定の種類の駆動装置によりこの装置を完
全に挿入するのに十分な空間部分を設けることを必要と
する。しかしながら、このような構成は、頭側および顎
顔面側の外科手術処理における場合のような、取り付け
のために骨の薄い層しか使用できない場合や、下層の軟
質組織の損傷を防ぐためにその骨の薄い層の深さ以上に
穴あけすることができない場合の外科的用途においては
望ましくない。このような場合には、適当な固定強度に
対応するファスナーの必要な長さは骨の全体の厚さに極
めて近い。
【０００５】米国特許第４，５９０，９２８号はテーパ
ー状の同軸溝部および半径方向に柔軟な足部を有する細
長い円筒形の本体部分と、ヘッド部すなわち基端部を有
する端部の中に挿入可能なピンとから成るアンカー部材
を記載している。この本体部分は骨の中に形成した穴の
中に配置され、ピンは溝部の中に挿入されて足部を周囲
の骨の中に拡張させる。この本体部分およびピンは生体
許容性の材料により形成されていて、本体部分はその内
部に沿って長手方向に埋め込まれて延在しているカーボ
ン・ファイバーを収容している。カーボン・ファイバー
は体内に吸収または再吸収されないので、このファスナ
ーは部分的に吸収可能であるだけである。
ー状の同軸溝部および半径方向に柔軟な足部を有する細
長い円筒形の本体部分と、ヘッド部すなわち基端部を有
する端部の中に挿入可能なピンとから成るアンカー部材
を記載している。この本体部分は骨の中に形成した穴の
中に配置され、ピンは溝部の中に挿入されて足部を周囲
の骨の中に拡張させる。この本体部分およびピンは生体
許容性の材料により形成されていて、本体部分はその内
部に沿って長手方向に埋め込まれて延在しているカーボ
ン・ファイバーを収容している。カーボン・ファイバー
は体内に吸収または再吸収されないので、このファスナ
ーは部分的に吸収可能であるだけである。
【０００６】この米国特許第４，５９０，９２８号は剛
体のピンを有するファスナーを記載している。骨の組織
のヤング率および物質降伏応力のような材質が年齢と共
に顕著に変化し、同年齢および同性の個体間で顕著に異
なることは周知である。それゆえ、足部が半径方向に外
側に拡張できないほど周囲の骨が硬い場合に剛体のピン
が変形できないので、剛体のピンを使用することが装置
の固定能力を制限することになる。
体のピンを有するファスナーを記載している。骨の組織
のヤング率および物質降伏応力のような材質が年齢と共
に顕著に変化し、同年齢および同性の個体間で顕著に異
なることは周知である。それゆえ、足部が半径方向に外
側に拡張できないほど周囲の骨が硬い場合に剛体のピン
が変形できないので、剛体のピンを使用することが装置
の固定能力を制限することになる。
【０００７】このように、装置が必要とするよりも周囲
の骨が硬くてピンが剛体である場合に、このような剛体
のピンをテーパー状の穴に導入するのに必要な大きな力
により、足部が変形して使用不能になってしまったり、
ピンが破壊されることになる。従って、高い挿入負荷の
条件下において内部通路に適合するように半径方向に内
側に変形できる半径方向に圧縮可能あるいは柔軟性を有
するピンがあれば、広範囲な骨の材質にわたって比較的
に優れた特性のファスナーを構成することができる。
の骨が硬くてピンが剛体である場合に、このような剛体
のピンをテーパー状の穴に導入するのに必要な大きな力
により、足部が変形して使用不能になってしまったり、
ピンが破壊されることになる。従って、高い挿入負荷の
条件下において内部通路に適合するように半径方向に内
側に変形できる半径方向に圧縮可能あるいは柔軟性を有
するピンがあれば、広範囲な骨の材質にわたって比較的
に優れた特性のファスナーを構成することができる。
【０００８】米国特許第５，２６８，００１号は骨の中
に単一の骨ファスナーを据え付けるための装置を記載し
ている。この装置は骨の中に予め設けた穴の中に拡張可
能なスリーブを固定保持するためのホルダーにより構成
されている。このホルダーに対して移動可能なプランジ
ャーがピンを拡張可能なスリーブの穴の中に押し込む。
その後、ホルダーから拡張可能なスリーブを分離するた
めに取り付けられた手段（すなわち、環状カッター）が
拡張可能なスリーブを切断することにより、このスリー
ブがホルダーから放出される。典型的な処理方法は２個
以上のファスナーおよび可変量の適用力を必要とする。
に単一の骨ファスナーを据え付けるための装置を記載し
ている。この装置は骨の中に予め設けた穴の中に拡張可
能なスリーブを固定保持するためのホルダーにより構成
されている。このホルダーに対して移動可能なプランジ
ャーがピンを拡張可能なスリーブの穴の中に押し込む。
その後、ホルダーから拡張可能なスリーブを分離するた
めに取り付けられた手段（すなわち、環状カッター）が
拡張可能なスリーブを切断することにより、このスリー
ブがホルダーから放出される。典型的な処理方法は２個
以上のファスナーおよび可変量の適用力を必要とする。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】それゆえ、当該技術分
野おいて必要とされる物は頭側、顎顔面側、およびその
他の再構成的外科用途のための新規な吸収可能ファスナ
ーであり、この用途においてファスナーは当該ファスナ
ーと同一の深さを有する穴の中に挿入され、ファスナー
の上方から当該ファスナーの柔軟性を有する本体部分の
中にその下方すなわち先端側に向かって半径方向に圧縮
可能な部材を駆動することにより配備される。本発明は
上記の装置に使用するための適用装置を開示しており、
この適用装置は最少の力でリベット・ファスナーを発射
して処理速度を向上し、その処理を簡単化することがで
きる。この衝撃適用装置は異なる外科用途において必要
とされる程度の力の変化を生じることができる発射機構
により構成されている。
野おいて必要とされる物は頭側、顎顔面側、およびその
他の再構成的外科用途のための新規な吸収可能ファスナ
ーであり、この用途においてファスナーは当該ファスナ
ーと同一の深さを有する穴の中に挿入され、ファスナー
の上方から当該ファスナーの柔軟性を有する本体部分の
中にその下方すなわち先端側に向かって半径方向に圧縮
可能な部材を駆動することにより配備される。本発明は
上記の装置に使用するための適用装置を開示しており、
この適用装置は最少の力でリベット・ファスナーを発射
して処理速度を向上し、その処理を簡単化することがで
きる。この衝撃適用装置は異なる外科用途において必要
とされる程度の力の変化を生じることができる発射機構
により構成されている。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明者は中心軸、ハン
マー・チャンバー、ハンマー、付勢スプリング、装填グ
リップ部材、発射ピン、および受容器を備えたハンドル
から成るリベット適用装置を開示する。このハンドルは
その本体部分の基端部の近くにおいてその中心軸にほぼ
平行なハンマー・チャンバーを有している。また、ハン
マーはハンドルのハンマー・チャンバーの中に摺動可能
に取り付けられている。この適用装置の先端部はリベッ
トを保持するための受容器である。この受容器は中央通
路の中において適用装置内のハンマーに摺動可能に取り
付けた発射ピンに機械的に連携している。この中央通路
はハンマーと発射ピンとの間の機械的な連携を構成して
いる。３個の停止部材、すなわち、ハンマー停止部、発
射ピン停止部、および発射ピン・ガイド停止部が装置に
備えられていて、発射時におけるリベット・ピンの正確
な移動を確実に行う。装填グリップ部材はハンマーに機
械的に連結してハンマーを移動するための手段を構成し
ている。基端側チャンバー開口部が取外し可能に覆われ
てスプリングへのアクセス手段を構成している。
マー・チャンバー、ハンマー、付勢スプリング、装填グ
リップ部材、発射ピン、および受容器を備えたハンドル
から成るリベット適用装置を開示する。このハンドルは
その本体部分の基端部の近くにおいてその中心軸にほぼ
平行なハンマー・チャンバーを有している。また、ハン
マーはハンドルのハンマー・チャンバーの中に摺動可能
に取り付けられている。この適用装置の先端部はリベッ
トを保持するための受容器である。この受容器は中央通
路の中において適用装置内のハンマーに摺動可能に取り
付けた発射ピンに機械的に連携している。この中央通路
はハンマーと発射ピンとの間の機械的な連携を構成して
いる。３個の停止部材、すなわち、ハンマー停止部、発
射ピン停止部、および発射ピン・ガイド停止部が装置に
備えられていて、発射時におけるリベット・ピンの正確
な移動を確実に行う。装填グリップ部材はハンマーに機
械的に連結してハンマーを移動するための手段を構成し
ている。基端側チャンバー開口部が取外し可能に覆われ
てスプリングへのアクセス手段を構成している。
【００１１】必要に応じて、トリガー機構を備えていて
もよい。このトリガー機構はノッチ部を有するトリガー
・ピンとトリガー・ノッチ部を付勢するためのトリガー
・スプリングとにより構成されている。トリガー・ピン
は一般に水平軸に対してほぼ垂直に配置され、当該垂直
方向に摺動可能に取り付けられている。ハンマーは、当
該ハンマーを第１の位置において拘束し、トリガーの移
動に協同してハンマーを解除してハンマーを第２の位置
に移動することのできるトリガー機構に機械的に取り付
けられている。
もよい。このトリガー機構はノッチ部を有するトリガー
・ピンとトリガー・ノッチ部を付勢するためのトリガー
・スプリングとにより構成されている。トリガー・ピン
は一般に水平軸に対してほぼ垂直に配置され、当該垂直
方向に摺動可能に取り付けられている。ハンマーは、当
該ハンマーを第１の位置において拘束し、トリガーの移
動に協同してハンマーを解除してハンマーを第２の位置
に移動することのできるトリガー機構に機械的に取り付
けられている。
【００１２】リベットはリベット適用装置の先端部にお
ける受容器にプレス嵌めにより手動で装填される。トリ
ガーを発射状態にすることにより、リベットがリベット
適用装置から進出して、リベット・ピンがリベットの中
に押し込まれて、リベットが患者に固定できる。
ける受容器にプレス嵌めにより手動で装填される。トリ
ガーを発射状態にすることにより、リベットがリベット
適用装置から進出して、リベット・ピンがリベットの中
に押し込まれて、リベットが患者に固定できる。
【００１３】
【発明の実施の形態】本発明は中心軸３１を有する本体
部分２により構成されている単発式リベット適用装置１
を開示し、当該装置を図１および図２に示す。本体部分
２の中の基端部２３の近くで中心軸３１にほぼ整合した
領域にハンマー・チャンバー２１、ハンマー３、ハンマ
ー・スプリング９が備えられている。本発明の実施形態
の一例において、取外し可能なキャップ部材７が適用装
置１の基端部においてハンマー・チャンバー２１を封じ
ている。ハンマー３はハンマー・ヘッド部２２により構
成されており、このヘッド部２２からハンマー・ストラ
イカー・ロッド部２５が延出している。このハンマー３
はハンマー・スプリング９により適用装置の先端部に向
けて付勢されている。装填グリップ部材８は開口部２８
を介してハンマー３に機械的に連結していて、中心軸３
１に対してほぼ垂直または平行に延在できる（図７およ
び図８参照）。
部分２により構成されている単発式リベット適用装置１
を開示し、当該装置を図１および図２に示す。本体部分
２の中の基端部２３の近くで中心軸３１にほぼ整合した
領域にハンマー・チャンバー２１、ハンマー３、ハンマ
ー・スプリング９が備えられている。本発明の実施形態
の一例において、取外し可能なキャップ部材７が適用装
置１の基端部においてハンマー・チャンバー２１を封じ
ている。ハンマー３はハンマー・ヘッド部２２により構
成されており、このヘッド部２２からハンマー・ストラ
イカー・ロッド部２５が延出している。このハンマー３
はハンマー・スプリング９により適用装置の先端部に向
けて付勢されている。装填グリップ部材８は開口部２８
を介してハンマー３に機械的に連結していて、中心軸３
１に対してほぼ垂直または平行に延在できる（図７およ
び図８参照）。
【００１４】さらに、中央通路３０がハンマー・チャン
バー２１から受容器３２まで延在している。ハンマー・
ストライカー・ロッド部２５はこの中央通路３０の中に
摺動可能に取り付けられている。発射ピン６もまた中央
通路３０の中に摺動可能に取り付けられていてストライ
カー・ピン２６を介して受容器３２と機械的に連携して
いる。
バー２１から受容器３２まで延在している。ハンマー・
ストライカー・ロッド部２５はこの中央通路３０の中に
摺動可能に取り付けられている。発射ピン６もまた中央
通路３０の中に摺動可能に取り付けられていてストライ
カー・ピン２６を介して受容器３２と機械的に連携して
いる。
【００１５】必要に応じて、トリガー機構４を備えても
よく、この機構４はトリガー・ノッチ部１１を有するト
リガー・ピン２７と、トリガー・ノッチ部１１をハンマ
ー・ノッチ部１０に対して付勢するためのトリガー・ス
プリング５により構成されている。このトリガー機構４
は一般に水平軸３１に対してほぼ垂直に配置されてい
る。
よく、この機構４はトリガー・ノッチ部１１を有するト
リガー・ピン２７と、トリガー・ノッチ部１１をハンマ
ー・ノッチ部１０に対して付勢するためのトリガー・ス
プリング５により構成されている。このトリガー機構４
は一般に水平軸３１に対してほぼ垂直に配置されてい
る。
【００１６】適用装置１に装填する場合は、ハンマー・
スプリング９を圧縮しながら装填グリップ部材８を適用
装置１の基端部２３に向けて引っ張る。これにより、ハ
ンマー・ノッチ部１０（図２参照）がトリガー機構４の
一部であるトリガー・ノッチ部１１に係合し、ハンマー
３が発射可能状態になる。
スプリング９を圧縮しながら装填グリップ部材８を適用
装置１の基端部２３に向けて引っ張る。これにより、ハ
ンマー・ノッチ部１０（図２参照）がトリガー機構４の
一部であるトリガー・ノッチ部１１に係合し、ハンマー
３が発射可能状態になる。
【００１７】リベット１２（図６参照）はリベット・ピ
ン１７およびリベット本体部分１８により構成されてい
る。このリベット１２はリベット・ピン１７を受容器３
２の中に挿入するか、受容器３２をリベット・ピン１７
の上方に配置することにより装填される。
ン１７およびリベット本体部分１８により構成されてい
る。このリベット１２はリベット・ピン１７を受容器３
２の中に挿入するか、受容器３２をリベット・ピン１７
の上方に配置することにより装填される。
【００１８】トリガー機構４が押圧されると適用装置１
が発射状態になって、トリガー・ノッチ部１１がハンマ
ー・ノッチ部１０との係合から解除される。その後、ハ
ンマー３が発射ピン６に向かって加速して発射ピン６に
衝突し、この発射ピン６がリベット・ピン１７に衝突す
る。また、ハンマー３は、ハンマー停止部４０がハンマ
ー・チャンバー壁部３９に衝突すると、その先端側への
移動が停止される。同様に、発射ピンおよび発射ピン・
ガイドは、発射ピン停止部１５および発射ピン・ガイド
停止部４１が通路壁部１６およびガイド開口部壁部４２
（図３および図７参照）に衝突すると、それぞれの先端
側への移動が停止される。このことはリベット・ピンの
移動を精度よく制御する上で有効である。すなわち、こ
の装置は当該装置内に組み込んだ３個の停止部１５，４
０，４１によりリベット・ピンの過剰な移動を防止して
いる。その後、装填グリップ部材８を使用し、トリガー
機構４を押圧してハンマー３を再び発射可能状態にする
ことにより、新しいリベットを装填することなく付加的
な発射を行うことができる。このようなリベット適用装
置１の発射動作により、リベット適用装置は最少の力お
よび最少の反発力で（図６参照）リベット１２を骨板材
２０（またはその他の医療装置）の中に配備できる。
が発射状態になって、トリガー・ノッチ部１１がハンマ
ー・ノッチ部１０との係合から解除される。その後、ハ
ンマー３が発射ピン６に向かって加速して発射ピン６に
衝突し、この発射ピン６がリベット・ピン１７に衝突す
る。また、ハンマー３は、ハンマー停止部４０がハンマ
ー・チャンバー壁部３９に衝突すると、その先端側への
移動が停止される。同様に、発射ピンおよび発射ピン・
ガイドは、発射ピン停止部１５および発射ピン・ガイド
停止部４１が通路壁部１６およびガイド開口部壁部４２
（図３および図７参照）に衝突すると、それぞれの先端
側への移動が停止される。このことはリベット・ピンの
移動を精度よく制御する上で有効である。すなわち、こ
の装置は当該装置内に組み込んだ３個の停止部１５，４
０，４１によりリベット・ピンの過剰な移動を防止して
いる。その後、装填グリップ部材８を使用し、トリガー
機構４を押圧してハンマー３を再び発射可能状態にする
ことにより、新しいリベットを装填することなく付加的
な発射を行うことができる。このようなリベット適用装
置１の発射動作により、リベット適用装置は最少の力お
よび最少の反発力で（図６参照）リベット１２を骨板材
２０（またはその他の医療装置）の中に配備できる。
【００１９】加えて、ハンマー３をさらに基端側に引っ
張るか、あるいはキャップ部材７を取り外してハンマー
・スプリング９を取り替えることにより、衝撃力の大き
さを変えることができる。
張るか、あるいはキャップ部材７を取り外してハンマー
・スプリング９を取り替えることにより、衝撃力の大き
さを変えることができる。
【００２０】図９は単発式リベット適用装置の第３の実
施形態を示しており、この装置においては、ガン・ハン
ドル５１の組み込みが可能である。トリガー・ピン５０
はカム・トリガー５２に連結している。このカム・トリ
ガー５２が押圧されると、トリガー・ピン５０がハンマ
ー３との係合を解除する。この結果として生じるハンマ
ー３の移動は既に説明した発射動作と同様である。
施形態を示しており、この装置においては、ガン・ハン
ドル５１の組み込みが可能である。トリガー・ピン５０
はカム・トリガー５２に連結している。このカム・トリ
ガー５２が押圧されると、トリガー・ピン５０がハンマ
ー３との係合を解除する。この結果として生じるハンマ
ー３の移動は既に説明した発射動作と同様である。
【００２１】本発明の実施態様は以下の通りである。 （１）前記ハンマーがヘッド部および当該ヘッド部から
延出するストライカー・ロッド部により構成されている
請求項１に記載のリベット適用装置。 （２）前記発射ピンがヘッド部および当該ヘッド部から
延出するストライカー・ピンにより構成されている実施
態様（１）に記載のリベット適用装置。 （３）前記リベット適用装置がトリガー機構を有してい
る実施態様（１）に記載のリベット適用装置。 （４）前記トリガー機構がトリガー・ノッチ部を有する
トリガー・ピンにより構成されている実施態様（３）に
記載のリベット適用装置。 （５）前記トリガー機構が前記トリガー・ノッチ部を前
記ストライカー・ロッド部の中に付勢するためのスプリ
ングを有している実施態様（４）に記載のリベット適用
装置。
延出するストライカー・ロッド部により構成されている
請求項１に記載のリベット適用装置。 （２）前記発射ピンがヘッド部および当該ヘッド部から
延出するストライカー・ピンにより構成されている実施
態様（１）に記載のリベット適用装置。 （３）前記リベット適用装置がトリガー機構を有してい
る実施態様（１）に記載のリベット適用装置。 （４）前記トリガー機構がトリガー・ノッチ部を有する
トリガー・ピンにより構成されている実施態様（３）に
記載のリベット適用装置。 （５）前記トリガー機構が前記トリガー・ノッチ部を前
記ストライカー・ロッド部の中に付勢するためのスプリ
ングを有している実施態様（４）に記載のリベット適用
装置。
【００２２】（６）前記ストライカー・ロッド部が前記
トリガー・ノッチ部を前記トリガー・ピン上に係合する
ためのハンマー・ノッチ部を有している実施態様（５）
に記載のリベット適用装置。 （７）前記ハンマーがハンマー停止部を有している実施
態様（１）に記載のリベット適用装置。 （８）前記発射ピンが発射ピン停止部を有している実施
態様（２）に記載のリベット適用装置。 （９）前記発射ピン停止部が、前記発射ピン・ストライ
カーが前記受容器を越えて延出しないように配置されて
いる実施態様（８）に記載のリベット適用装置。 （１０）前記ハンマー停止部が、前記発射ピン・ストラ
イカーが前記受容器を越えて移動しないように前記ハン
マー・ストライカーを停止するように配置されている実
施態様（７）に記載のリベット適用装置。
トリガー・ノッチ部を前記トリガー・ピン上に係合する
ためのハンマー・ノッチ部を有している実施態様（５）
に記載のリベット適用装置。 （７）前記ハンマーがハンマー停止部を有している実施
態様（１）に記載のリベット適用装置。 （８）前記発射ピンが発射ピン停止部を有している実施
態様（２）に記載のリベット適用装置。 （９）前記発射ピン停止部が、前記発射ピン・ストライ
カーが前記受容器を越えて延出しないように配置されて
いる実施態様（８）に記載のリベット適用装置。 （１０）前記ハンマー停止部が、前記発射ピン・ストラ
イカーが前記受容器を越えて移動しないように前記ハン
マー・ストライカーを停止するように配置されている実
施態様（７）に記載のリベット適用装置。
【００２３】（１１）前記発射ピンが当該発射ピンから
前記中心軸にほぼ垂直に延出する少なくとも１個の発射
ガイドを有している実施態様（２）に記載のリベット適
用装置。 （１２）前記少なくとも１個の発射ガイドが、前記発射
ピン・ストライカーが前記受容器を越えて延出しないよ
うに配置されている実施態様（１１）に記載のリベット
適用装置。 （１３）前記本体部分が当該本体部分から延出するガン
・ハンドルを有している請求項１に記載のリベット適用
装置。 （１４）トリガー機構が前記ガン・ハンドルの中に配置
されている実施態様（１３）に記載のリベット適用装
置。
前記中心軸にほぼ垂直に延出する少なくとも１個の発射
ガイドを有している実施態様（２）に記載のリベット適
用装置。 （１２）前記少なくとも１個の発射ガイドが、前記発射
ピン・ストライカーが前記受容器を越えて延出しないよ
うに配置されている実施態様（１１）に記載のリベット
適用装置。 （１３）前記本体部分が当該本体部分から延出するガン
・ハンドルを有している請求項１に記載のリベット適用
装置。 （１４）トリガー機構が前記ガン・ハンドルの中に配置
されている実施態様（１３）に記載のリベット適用装
置。
【００２４】
【発明の効果】従って、本発明によれば、従来に比して
優れたリベット適用装置が提供できる。
優れたリベット適用装置が提供できる。
【図１】リベット適用装置の斜視図である。
【図２】線Ｘ−Ｘに沿うリベット適用装置の一実施形態
の断面図である。
の断面図である。
【図３】線Ｘ−Ｘに沿う発射前のリベット適用装置の詳
細な破断図である。
細な破断図である。
【図４】線Ｘ−Ｘに沿う発射後のリベット適用装置の詳
細な破断図である。
細な破断図である。
【図５】発射後のリベット適用装置の斜視図である。
【図６】骨板材内にリベットを配備する前のリベット適
用装置の胴体部分の断面図である。
用装置の胴体部分の断面図である。
【図７】それぞれ、リベットの胴体部分の断面図であ
り、図７（Ａ）は発射前の適用装置の機構およびリベッ
トの状態を示している図であり、図７（Ｂ）は骨板材内
にリベットを配備した後のリベット適用装置を示してい
る図である。
り、図７（Ａ）は発射前の適用装置の機構およびリベッ
トの状態を示している図であり、図７（Ｂ）は骨板材内
にリベットを配備した後のリベット適用装置を示してい
る図である。
【図８】それぞれ、リベット適用装置の第２の実施形態
の断面図であり、図８（Ａ）は発射前の適用装置の機構
およびリベットの状態を示している図であり、図８
（Ｂ）はリベットを配備した後のリベット適用装置を示
している図である。
の断面図であり、図８（Ａ）は発射前の適用装置の機構
およびリベットの状態を示している図であり、図８
（Ｂ）はリベットを配備した後のリベット適用装置を示
している図である。
【図９】リベット適用装置の第３の実施形態の斜視図で
ある。
ある。
１ 適用装置 ２ 本体部分 ３ ハンマー ４ トリガー機構 ６ 発射ピン ８ 装填グリップ部材 ９ ハンマー・スプリング １０ ハンマー・ノッチ部 １１ トリガー・ノッチ部 １２ リベット １５ 発射ピン停止部 ２１ ハンマー・チャンバー ２２ ハンマー・ヘッド部 ２３ 基端部 ２５ ハンマー・ストライカー・ロッド部 ２６ ストライカー・ピン ２８ 開口部 ３０ 中央通路 ３１ 中心軸 ３２ 受容器 ４０ ハンマー停止部 ４１ 発射ピン・ガイド停止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デビッド・ダブリュ・オーバーエイカー アメリカ合衆国、08801 ニュージャージ ー州、アナンデイル、ウェスト・ストリー ト 32 (72)発明者 ケビン・エル・クーパー アメリカ合衆国、07059 ニュージャージ ー州、ウォレン、アリーイ・ドライブ 15
Claims (1)
- 【請求項１】 中心軸、基端部および先端部を有する本
体部分により構成されているリベット適用装置におい
て、 前記本体部分の基端部の近くにおいて前記中心軸に整合
して配置されているハンマー・チャンバーから成り、当
該ハンマー・チャンバーがその中に摺動可能に取り付け
られたハンマーを収容しており、当該ハンマーがハンマ
ー・スプリングにより前記リベット適用装置の先端部に
向けて付勢されていて、前記本体部分を貫通する開口部
を介して装填グリップ部材に機械的に連結されて、ハン
マーが第１の位置から第２の位置に移動するように構成
されており、さらに、 前記リベット適用装置の先端部に配置されてリベットを
保持するための受容器から成り、当該受容器が通路を介
して前記本体部分の中に摺動可能に取り付けられている
発射ピンに機械的に連携しており、当該通路が本体部分
の中心軸に概ね整合していて前記ハンマー・チャンバー
に連接しており、 前記ハンマーがその第１の位置から第２の位置に移動す
る時に前記発射ピンに接触し、この発射ピンが前記受容
器の中に駆動されるリベット適用装置。
Applications Claiming Priority (2)
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|---|---|---|---|
| US437457 | 1999-11-10 | ||
| US09/437,457 US6273893B1 (en) | 1999-11-10 | 1999-11-10 | Absorbable rivet/pin applier for use in surgical procedures |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001187062A true JP2001187062A (ja) | 2001-07-10 |
| JP4334756B2 JP4334756B2 (ja) | 2009-09-30 |
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ID=23736530
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000342187A Expired - Lifetime JP4334756B2 (ja) | 1999-11-10 | 2000-11-09 | 外科手術用吸収可能リベット／ピン適用装置 |
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|---|---|
| US (1) | US6273893B1 (ja) |
| EP (1) | EP1099414B1 (ja) |
| JP (1) | JP4334756B2 (ja) |
| DE (1) | DE60035841T2 (ja) |
| NO (1) | NO343731B1 (ja) |
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