JP2001185414A - 超伝導コイルの冷却構造 - Google Patents

超伝導コイルの冷却構造

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JP2001185414A
JP2001185414A JP36810299A JP36810299A JP2001185414A JP 2001185414 A JP2001185414 A JP 2001185414A JP 36810299 A JP36810299 A JP 36810299A JP 36810299 A JP36810299 A JP 36810299A JP 2001185414 A JP2001185414 A JP 2001185414A
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heat transfer
transfer plate
cooling
plate
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Toshiyuki Yamanaka
敏行 山中
Shunei Nakano
俊英 中野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】冷却通路が簡略化され伝熱性が向上するととも
に、高速の励消磁運転を行なえる超伝導コイルの冷却構
造を提供すること。 【解決手段】伝熱板(5)の片側を超伝導コイル(3)
の外形に合わせて端面加工し、前記伝熱板(5)の導線
心材(11)を前記超伝導コイル(3)に接着した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍機等により伝
導冷却される汎用の超伝導コイルにおける冷却構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】図6は、第1の従来例に係る冷凍機伝導
冷却型超伝導コイルの一般構成を示す図である。図6の
構成では、超伝導線材(図示せず)を円筒状に巻いた超
伝導コイル3の外周部、端部に、良熱伝導性の銅、アル
ミ(アルミニウム)等による冷却板4が取り付けられて
いる(冷却板4を省略する場合もある)。これにより、
超伝導コイル部での発熱および侵入熱が、冷却板4およ
び伝熱板5を介して冷凍機の低温端6へ伝えられ、極低
温に維持できるようになっている。
【0003】超伝導コイル3は、更にサーマルシールド
2並びに真空容器1に覆われて断熱されており、外部か
ら電流リード8を通じて励消磁できるようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、良熱伝導性の金
属で作られる冷却板4および伝熱板5は電気伝導性も良
く、励消磁に伴い超伝導コイル3が発生する磁場の時間
変化(磁場変化)により渦電流が発生する。この渦電流
による発熱は、磁場変化の2乗に比例して大きくなるた
め、大きな磁場変化があると冷凍機の冷凍能力を超える
渦電流損失が発生し、超伝導コイル3の温度が上昇し臨
界温度を越え、クエンチ(常伝導転移現象)が発生す
る。クエンチが発生すると最悪の場合コイルが破損する
し、良くても再度超伝導コイルを再冷却し、励磁を遅い
速度でやり直す必要があるといった問題点があった。
【0005】これらの問題を回避するため、従来の冷凍
機伝導冷却型超伝導コイルでは、励磁速度をクエンチに
至らない範囲で遅く設定している。そのため、超伝導コ
イルの励消磁に長時間がかかるといった問題点があっ
た。なお、一般に定格磁場に立ち上げるまでに数10分
から1時間程度は必要である。すなわち、このような構
造では、早い励消磁運転ができないという超伝導コイル
の性能上の限界につながっている。
【0006】図7は、第2の従来例に係る上記の第1の
従来例に対する対策構造を示す図であり、(a)は組み
立て外観図、(b)は伝熱経路を示す図であり(a)に
示したAの部分の断面構造を示す図である。この場合、
図7の(a),(b)に示すように、冷却板4から伝熱
板5への伝熱経路は、冷却板導線心材→冷却板絶縁被覆
→接着材→絶縁伝熱部材(窒化アルミニウム等)16→
接着材→絶伝導板縁被覆→伝導板導線心材となり、それ
ぞれは薄い層といえども積算すれば伝熱性に限界があ
る。
【0007】本発明の目的は、冷却通路が簡略化され伝
熱性が向上するとともに、高速の励消磁運転を行なえる
超伝導コイルの冷却構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明の超伝導コイルの冷却構造は以
下の如く構成されている。
【0009】(1)本発明の超伝導コイルの冷却構造
は、伝熱板の片側を超伝導コイルの外形に合わせて端面
加工し、前記伝熱板の導線心材を前記超伝導コイルに接
着した。
【0010】(2)本発明の超伝導コイルの冷却構造は
上記(1)に記載の構造であり、かつ前記伝熱板の両端
面を、それらの接続部の外形と合わせた形状とした。
【0011】(3)本発明の超伝導コイルの冷却構造は
上記(1)に記載の構造であり、かつ前記伝熱板の前記
超伝導コイルに接着接続する部分をテーパー状に削いだ
構造とした。
【0012】(4)本発明の超伝導コイルの冷却構造は
上記(3)に記載の構造であり、かつ前記伝熱板の中央
部が絶縁材で含浸されない。
【0013】(5)本発明の超伝導コイルの冷却構造は
上記(1)に記載の構造であり、かつ前記伝熱板を平板
状とし、超伝導コイルのユニット同士の間に挿入した。
【0014】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1は、本
発明の第1の実施の形態に係る冷凍機伝導冷却型超伝導
コイルの構成を示す図であり、(a)は組み立て外観
図、(b)は伝熱板を示す図である。
【0015】図1の構成では、銅やアルミ(アルミニウ
ム)等の良熱伝導性の心材11を絶縁被覆(ホルマール
等)12した導線13を複数本束ね、全体をエポキシ樹
脂等の絶縁材14で含浸した構造の伝熱板5において、
片側51を超伝導コイル3(もしくはその外側に一体化
された冷却板4)の外形(外周のR部)形状に合わせて
端面機械加工したものを、超伝導コイル3(もしくはそ
の外側の冷却板4)の外周部にエポキシ等の伝熱性のあ
る接着剤または挿入剤を薄く塗布することで薄い層状に
密接着させ、かつ支持部材(図示せず)で固定し、もう
一方の端面52は表面に絶縁皮膜を施した後に、冷凍機
低温端6に連結した冷却構造をなす。また、熱接触を向
上させるために、連結部にインジウム等の軟金属17を
挿入することもある。
【0016】図1の構成では、超伝導コイル3の外周部
に被覆導線(心材は銅、アルミ等の良伝導材)を巻きま
わした構造の冷却板4が配設され、一体的にエポキシ等
で含浸されている。なお、冷却板4を省略することもあ
る。
【0017】一方、銅やアルミの心材11を絶縁被覆1
2した導線13を複数本束ね、全体をエポキシ樹脂等の
絶縁材14で含浸し固着した構造の伝熱板5とし、その
片側51は超伝導コイル3(もしくはその外側の冷却板
4)の外形形状に合わせて端面加工されている。これを
超伝導コイル3(もしくはその外側の冷却板4)の外周
部に合わせ、エポキシ樹脂等で薄い層状に密接着させ、
かつ支持部材(図示せず)で固定する。
【0018】伝熱板5のもう一方の端面52は、エポキ
シ樹脂等で絶縁皮膜した後に冷凍機低温端6に連結す
る。このとき、熱接触を向上させるために、連結部にイ
ンジウム等の軟金属17を挿入することもある。
【0019】本第1の実施の形態によれば、冷却板から
伝熱板に至る冷却通路が、冷却板導線心材→冷却板導線
絶縁被覆→エポキシ等の接着材→伝熱板導線心材とな
り、従来例に比べて簡略化され、伝熱性が向上する。ま
た、簡略化により部品点数が減り、価格低減の効果があ
る。
【0020】なお、渦電流損失は、無限長モデルにおい
て一般に下式で表される。
【0021】
【数1】
【0022】Qeddy :渦電流損失 ρ :比抵抗 B :磁場 W :板幅 したがって、板幅W(心材11の径に相当)を細くする
ことにより、渦電流損失を低減できる。心材11が電気
的に接触していれば大きな幅を持った従来の冷却板と同
じになってしまい、渦電流損失の低減効果がない。その
ため、電気的に絶縁する必要があり、心材11に絶縁被
覆12を施している。
【0023】このように実効的に分割構造とした冷却板
4や伝熱板5により、冷却板4部や伝熱板5部での渦電
流が低減され、高速の励消磁(磁場変化)に対して安定
した運転のできる冷凍機伝導冷却型の超伝導コイル装置
を提供できる。
【0024】(第2の実施の形態)図2は、本発明の第
2の実施の形態に係る冷凍機伝導冷却型超伝導コイルの
構成を示す図であり、(a)は組み立て外観図、(b)
は伝熱板を示す図である。
【0025】図2の構成では、銅やアルミ(アルミニウ
ム)等の心材11を絶縁被覆12した導線13を複数本
束ね、全体をエポキシ樹脂等の絶縁材14で含浸した構
造の伝熱板5において、片側面51を超伝導コイル3
(もしくはその外側の冷却板4)の外形形状(および寸
法)に合わせて端面機械加工し、もう一方の端面52は
冷凍機低温端6の外形形状(および寸法)に合わせて機
械加工により外形変換したもので、それぞれ、超伝導コ
イル3に接着しまた冷凍機低温端6に連結した冷却構造
をなす。また、熱接触を向上させるために、連結部にイ
ンジウム等の軟金属17を挿入することもある。
【0026】図2の構成については、第1の実施の形態
に対し伝熱板5の部分のみ説明を加える。銅やアルミの
心材11を絶縁被覆12した導線13を複数本束ね、全
体をエポキシ樹脂等の絶縁材14で含浸し固着した構造
の伝熱板5とし、その片側は超伝導コイル3(もしくは
その外側の冷却板4)の外形寸法に合わせた形状とし、
もう一方は冷凍機の低温端6の外形寸法に合わせた形状
としている。したがって、被覆導線13を束ねる時に中
央部で徐々に形状を変換している。この伝熱板5におい
て、超伝導コイル3(もしくはその外側の冷却板4)の
外形形状に合わせて端面加工されており、これを超伝導
コイル3(もしくはその外側の冷却板4)外周部に合わ
せ、エポキシ等で薄い層状に密接着させ、かつ支持部材
(図示せず)で固定する。
【0027】伝熱板5のもう一方の端面は、冷凍機低温
端6に合わせて連結する。この時、熱接触を向上させる
ために、連結部にインジウム等の軟金属17を挿入する
こともある。
【0028】本第2の実施の形態によれば、第1の実施
の形態と同様の作用効果を奏するとともに、超伝導コイ
ル(もしくはその外側の冷却板)側と冷凍機の低温端側
ともに、外形(コイルの軸方向)全体に伝熱板を接続で
きるので、伝熱板の全面が伝熱有効面になり伝熱量を最
大限にとれる。
【0029】(第3の実施の形態)図3は、本発明の第
3の実施の形態に係る冷凍機伝導冷却型超伝導コイルの
構成を示す図であり、(a)は組み立て外観図、(b)
は伝熱板を示す図である。
【0030】図3の構成では、銅やアルミ(アルミニウ
ム)等の心材11を絶縁被覆12した導線13を複数本
束ね、全体をエポキシ樹脂等の絶縁材14で含浸した構
造の伝熱板5において、片側面51を超伝導コイル3
(もしくはその外側の冷却板4)の外形幅に合わせた形
状とし、もう一方の端面52は冷凍機低温端6の形状に
合わせて外形変換したものとしている。さらに、超伝導
コイル3(もしくはその外側の冷却板4)に接着する部
分をテーパ状に薄く削いだ形状とし、これにより可撓性
を与え、超伝導コイル3(もしくはその外側の冷却板
4)に添わせて巻き付け接着し、固定した冷却構造をな
している。
【0031】図3の構成については、第2の実施の形態
に対し伝熱板5の部分のみ説明を加える。銅やアルミの
心材11を絶縁被覆12した導線13を複数本束ね、全
体をエポキシ樹脂等の絶縁材14で含浸し固着した構造
の伝熱板5とし、その片側は超伝導コイル3(もしくは
その外側の冷却板4)の外形幅寸法に合わせた形状と
し、もう一方は冷凍機の低温端6の外形寸法に合わせた
形状としている。したがって、被覆導線13を束ねる時
に中央部で徐々に形状を変換している。この伝熱板5に
おいて、超伝導コイル3(もしくはその外側の冷却板
4)に接着する部分をテーパー状に薄く削ぎ、これを超
伝導コイル3(もしくはその外側の冷却板4)外周に添
わせて巻き付ける。この際、エポキシ等で薄い層状に密
接着させ、かつ支持部材(図示せず)で固定する。な
お、被覆導線13の全数は伝熱板5に亘って同一であ
る。
【0032】伝熱板5のもう一方の端面は、冷凍機低温
端6に合わせて連結する。この時、熱接触を向上させる
ために、連結部にインジウム等の軟金属17を挿入する
こともある。
【0033】本第3の実施の形態によれば、第2の実施
の形態と基本的に同様の作用効果を奏するとともに、第
2の実施の形態では接着するべき面が正しく加工されて
いないと部分的に浮き上がった形となり所定の熱伝導が
得られない場合があるが、本構造によれば、その可撓性
により超伝導コイル(冷却板)側となじみ良く接合さ
れ、確実に熱伝導性が得られる。
【0034】(第4の実施の形態)図4は、本発明の第
4の実施の形態に係る冷凍機伝導冷却型超伝導コイルの
構成を示す図であり、(a)は組み立て外観図、(b)
は伝熱板を示す図である。
【0035】図4の構成では、銅やアルミ(アルミニウ
ム)等の心材11を絶縁被覆12した導線13を複数本
束ね、中央部53を除いてエポキシ樹脂等の絶縁材14
で含浸した構造の伝熱板5において、片側面51を超伝
導コイル3(もしくはその外側の冷却板4)の外形幅に
合わせた形状とし、もう一方の端面52は冷凍機低温端
6の形状に合わせて外形変換したものとしている。さら
に、超伝導コイル3(もしくはその外側の冷却板4)に
接着する部分をテーパ状に薄く削いだ形状とし、これに
より可撓性を与え、超伝導コイル3(もしくはその外側
の冷却板4)に添わせて巻き付け接着し、固定した冷却
構造をなしている。
【0036】図4の構成については、第3の実施の形態
に対し伝熱板5の部分のみ説明を加える。銅やアルミの
心材11を絶縁被覆12した導線13を複数本束ね、中
央部53を除いてエポキシ樹脂等の絶縁材14で含浸し
固着した構造の伝熱板5としている。それ以外の構成は
第3の実施の形態と同じである。中央部53はエポキシ
等の絶縁材で含浸されておらず、複数本の被覆導線がた
だ束ねられた状態である。これにより、この部分での可
撓性が得られる。
【0037】本第4の実施の形態によれば、第3の実施
の形態と基本的に同様の作用効果を奏するとともに、エ
ポキシ等で含浸されていない中央部は可撓性が高いの
で、超伝導コイル側と冷凍機側を組み立てる際に、伝熱
板自身で寸法調整が可能であり組み立て性が極めて高
い。すなわち、超伝導コイルや冷凍機等の設置精度は粗
くてよいので、コスト削減の効果がある。
【0038】(第5の実施の形態)図5は、本発明の第
5の実施の形態に係る冷凍機伝導冷却型超伝導コイルの
構成を示す図であり、(a)は組み立て外観図並びに断
面図、(b)は伝熱板を示す図である。
【0039】図5の構成では、銅やアルミ(アルミニウ
ム)等の心材11を絶縁被覆12した導線13を複数本
で一層(もしくは数層)に並べ、これを一体化するため
に薄くエポキシ等の絶縁材14で含浸して薄い平板状の
構造の伝熱板5とし(配線用フラットケーブルのイメー
ジ)、これを超伝導コイルの単位ユニット3aの間に挿
入・組み立てた構造の超伝導コイル3としている。さら
に、超伝導コイル3からはみ出した部分を丸めて束ね、
冷凍機の低温端面6側へ連結する。
【0040】図5の構成では、銅またはアルミ等の金属
線の心材11にホルマール等の絶縁材12が塗布された
複数本の絶縁被覆導線13を一層(または数層)に密に
並べ、これを出来るだけ薄くエポキシ等の絶縁材14で
含浸し平板状の伝熱板5としている。
【0041】超伝導コイル3は、例えばダブルパンケー
キ型構造の場合、複数のユニット3aを軸方向に積み上
げ、組立て・固定するが、このユニット3a同士の間に
上記の平板状の伝熱板5を挿入し締め上げる。
【0042】コイル3からはみ出した側の伝熱板5は適
当な位置において、その可撓性を利用して丸めた形(図
示せず)にし、一括して冷凍機の低温端面6側に導き連
結する。
【0043】本第5の実施の形態によれば、コイルユニ
ット同士の間に伝熱板を挿入できるので、超伝導コイル
の励消磁時にコイル自身で発生する交流損を効率的に外
部に伝熱させ得ると共に、伝熱板での渦電流発熱が小さ
い。また、可撓性があるので、コイル外部で伝熱板を丸
めた形にでき、冷凍機低温端までの引き回し、連結が簡
便で、組み立て性が良い。
【0044】本発明は上記各実施の形態のみに限定され
ず、要旨を変更しない範囲で適時変形して実施できる。
【0045】
【発明の効果】本発明の超伝導コイルの冷却構造によれ
ば、冷却通路が簡略化され伝熱性が向上するとともに、
高速の励消磁運転を行なうことができる。
【0046】本発明の超伝導コイルの冷却構造によれ
ば、伝熱板の全面が伝熱有効面になり伝熱量を最大限に
とることができる。
【0047】本発明の超伝導コイルの冷却構造によれ
ば、伝熱板と超伝導コイルの接続面積が増大し、かつ可
撓性が与えられて接着面とのなじみ性が向上する。
【0048】本発明の超伝導コイルの冷却構造によれ
ば、中央部の可撓性が高くなるため、超伝導コイル側と
冷凍機側を組み立てる際に伝熱板自身で寸法調整が可能
であり、組み立て性が極めて良好になる。
【0049】本発明の超伝導コイルの冷却構造によれ
ば、超伝導コイルの励消磁時にコイル自身で発生する交
流損を効率的に外部に伝熱させ得ると共に、伝熱板での
渦電流発熱が小さくなる。また、可撓性があるので、組
立て性が良好になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る冷凍機伝導冷
却型超伝導コイルの構成を示す図。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る冷凍機伝導冷
却型超伝導コイルの構成を示す図。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る冷凍機伝導冷
却型超伝導コイルの構成を示す図。
【図4】本発明の第4の実施の形態に係る冷凍機伝導冷
却型超伝導コイルの構成を示す図。
【図5】本発明の第5の実施の形態に係る冷凍機伝導冷
却型超伝導コイルの構成を示す図。
【図6】第1の従来例に係る冷凍機伝導冷却型超伝導コ
イルの一般構成を示す図。
【図7】第2の従来例に係る第1の従来例に対する対策
構造を示す図。
【符号の説明】
1…真空容器 2…サーマルシールド 3…超伝導コイル 4…冷却板 5…伝熱板 6…冷凍機低温端 7…熱スイッチ 8…電流リード 11…心材 12…絶縁被覆 13…導線 14…絶縁材 16…絶縁伝熱部材 17…軟金属

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伝熱板の片側を超伝導コイルの外形に合わ
    せて端面加工し、前記伝熱板の導線心材を前記超伝導コ
    イルに接着したことを特徴とする超伝導コイルの冷却構
    造。
  2. 【請求項2】前記伝熱板の両端面を、それらの接続部の
    外形と合わせた形状としたことを特徴とする請求項1に
    記載の超伝導コイルの冷却構造。
  3. 【請求項3】前記伝熱板の前記超伝導コイルに接着接続
    する部分をテーパー状に削いだ構造としたことを特徴と
    する請求項1に記載の超伝導コイルの冷却構造。
  4. 【請求項4】前記伝熱板の中央部が絶縁材で含浸されな
    いことを特徴とする請求項3に記載の超伝導コイルの冷
    却構造。
  5. 【請求項5】前記伝熱板を平板状とし、超伝導コイルの
    ユニット同士の間に挿入したことを特徴とする請求項1
    に記載の超伝導コイルの冷却構造。
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