JP2001183488A - 下降管連結装置及び方法 - Google Patents
下降管連結装置及び方法Info
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Abstract
ックスに取付けられた炉心スプレー管路の下降管の交換
を容易にする装置の提供、および現場溶接を必要としな
いかかる装置の設定。 【解決手段】 連結装置36はくさびフランジ40、く
さび44、くさびハウジング48、管シール50、円筒
形の管52、エルボ56、下部フランジ62及びシュラ
ウドシール60を含んでいる。下降管20を連結装置3
6に連結するためには、くさびフランジ40、くさび4
4及びくさびハウジング48を貫通するようにして下降
管20が配置される。くさび44は、くさびハウジング
48内に延びて下降管20をくさびハウジング48に固
定する複数の柔軟な薄肉セグメント84を有している。
Description
更に詳しく言えば、かかる原子炉の原子炉圧力容器内に
おいて配管を連結するための装置及び方法に関する。
器(RPV)は概して円筒形の形状を有するのが通例で
あって、それの両端はたとえば下部鏡板及び着脱自在の
上部鏡板によって密閉されている。通例、炉心は炉心シ
ュラウド(又はシュラウド)によって包囲され、そして
炉心シュラウドはシュラウド支持構造物によって支持さ
れている。
て、かかる配管系はたとえばRPVを通して水を輸送す
るために使用される。たとえば、炉心スプレー配管はR
PVの外部からの水をRPVの内部の炉心スプレースパ
ージャに送るために使用される。炉心スプレー配管及び
炉心スプレースパージャは、炉心に水流を供給するため
に役立つ。
露された原子炉部品(たとえば、構造部材、配管、ファ
スナ及び溶接部)において起こる公知の現象である。原
子炉部品は、たとえば熱膨張の差、原子炉冷却水の閉込
めのために必要な運転圧力、及びその他の原因(たとえ
ば、溶接、冷間加工及びその他の不均質金属処理に由来
する残留応力)に関連した様々な応力を受ける。更にま
た、水の化学的性質、溶接、熱処理及び放射線が部品中
の金属のSCC感受性を高めることがある。
ごとき原子炉の内部配管は、SCCの結果として交換を
必要とする場合がある。炉心スプレー配管の交換に際し
ては、炉心スプレー管路の下降管の取外し及び交換が必
要となることが多い。しかるに、シュラウドに対する炉
心スプレー管路の下降管の取付部は、当初の原子炉建設
に際して設置されるのが通例であり、従って接近が困難
である。更にまた、炉心スプレー管路の下降管の交換は
利用可能な作業空間が限られていることによって一層面
倒になる。
の炉心スプレースパージャTボックスに固定された下部
エルボを含んでいる。原子炉内に交換用の下降管を設置
するためには、交換用の下部エルボをシュラウドに溶接
することが必要となる。しかるに、上記に説明した通
り、原子炉のこの区域に接近することは困難である。
ジャのTボックスに取付けられた炉心スプレー管路の下
降管の交換を容易にする装置を提供することは望ましい
わけである。また、現場溶接の必要なしに設置される上
記のごとき装置を提供することも望ましいのである。
を交換することは、下降管連結装置の使用によって達成
することができる。かかる下降管連結装置は、実施の一
態様に従えば、くさび、くさびフランジ及びくさびハウ
ジングを含んでいる。くさびは、長さ方向に延びる複数
の柔軟な薄肉セグメントを有するテーパ付きの割りスリ
ーブである。独立したくさびフランジは、くさびの上方
に配置されるように構成されていると共に、くさびフラ
ンジボルトを受入れるように寸法決定された2つの穴を
含んでいる。なお、各々の穴はボルトの緩み止めカラー
と嵌合し合う正方形のくぼみを有している。くさびハウ
ジングは実質的に円錐台形の形状を有するものであっ
て、大径端に位置するくさびハウジングフランジ、くさ
びに対応したテーパ付きの内腔、及びだぼボルトを受入
れるようにねじを切った2つの対向するだぼボルト穴を
有している。各々のだぼボルト穴は、ボルトの緩み止め
カラーと嵌合し合う正方形のくぼみを有している。
び2本のだぼボルトを用いて装置に連結される。詳しく
述べれば、くさびフランジボルトはくさびフランジを貫
通してくさびハウジングにねじ込まれる。その結果、く
さびフランジボルトが固定された場合、くさびはくさび
ハウジングに対して下降管をしっかりと締付ける。だぼ
ボルトはだぼボルト穴及び下降管を貫通して延び、そし
てくさびハウジングと下降管との間に剪断方向の連結部
を形成する。締付けられたくさび、くさびハウジング及
び下降管は強固な連結部を形成するが、それは下降管及
びだぼボルト穴と整列している。
径端に連結された実質的に円筒形の管、円筒形の管の第
2の末端に連結されたエルボ、及びエルボの第2の末端
に連結された実質的に円形の下部フランジを含んでい
る。下部フランジはシュラウドから延びるTボックスの
一部を受入れるように寸法決定された内径を有するTボ
ックス開口を含むと共に、下部フランジ面上にはシュラ
ウドの座ぐり溝と係合して配管に加わる剪断荷重及び継
手の予荷重力を伝動するための円形リップが形成されて
いる。下部フランジはまた、下部フランジボルトを受入
れるように寸法決定された8つの下部フランジボルト穴
をも有している。なお、各々の下部フランジボルト穴は
ボルトの緩み止めカラーと嵌合し合う正方形のくぼみを
有している。下部フランジボルトは、利用可能な接近空
間に応じて8つの可能な位置のうちの3つに設置され
る。
共に、1本の下部フランジボルトを受入れるように寸法
決定されたボルト穴を有する実質的にL字形のクランプ
を含んでいる。ナットバーは、2本の下部フランジボル
トを受入れるように寸法決定されていて、2個のナット
を用いた連結により回転防止機構として働く。クランプ
はTボックスをシュラウドに対し軸方向に拘束するよう
に寸法決定されている結果、Tボックスが炉心に向かっ
て内方に移動することはない。
するためのシールが備わっている。管シール及びTボッ
クスシールはいずれも二重ダイアフラム型の封止装置で
あって、それらは自動補力機能を有するため、漏れを引
起こす傾向のある圧力差がシール表面の接触力を増大さ
せてシールを密着させる。かかる柔軟なタイプのシール
は封止を達成するために必要な追加の継手荷重を最小限
に抑える結果、所要のボルト及びボルト穴の寸法を最小
にして利用可能な接近空間内に納めることができる。特
に、シュラウドの内側への接近は多数の炉心スプレース
パージャノズルの存在によって制限される。
せることなく地震、重量、熱膨張及び水圧条件に基づい
て元来規定された配管荷重に抵抗するのに十分な強度及
び剛性をもってシュラウド及び下降管に対して機械的に
接合される。くさび及びくさびハウジングは、連続管の
曲げ強さ及び剛性を完全に再現するのに十分な長さにわ
たって下降管をしっかりと把持する。
に抵抗するように寸法決定されている。ボルト締めによ
るシュラウドへの下部フランジの連結は同様に強固な連
結であって、ボルトによる予荷重はシュラウドからの下
部フランジの分離を防止するのに十分なものである。下
降管の外側に下部フランジボルトを配置したことは、下
降管内の流体の過渡的な温度変化に原因する予荷重の変
化を最小限に抑える。
ドの熱的性質に整合した材料(たとえば、タイプ316
ステンレス鋼)で作製されるのが通例である。連結装置
の構成部品は、組立てを容易にし、強度を付与し、かつ
最適の耐食性を付与するように作製される。連結装置を
設置するためには、既存の下降管の下方部分が取除かれ
る。そのためには、たとえば、下部エルボの近くで下降
管の一部を切り放し、そして下部エルボをシュラウドか
ら取外せばよい。次に、シュラウドの外面及び下降管の
末端と整列した位置において、下降管に2つのだぼボル
ト穴が機械加工される。次いで、シュラウドの外面側か
つTボックスの切断端側においてTボックスを取巻く円
形の溝が適正な深さまで座ぐり加工される。次いで、接
近可能な位置において、3つの下部フランジボルト穴が
シュラウド中に機械加工される。
中に管シールを挿入した後、下降管の末端を覆うように
して交換用の連結装置、くさびフランジ、くさび及びく
さびハウジングが設置される。その結果、下降管はくさ
びハウジングの底部の内側において管シールに接して配
置される。次いで、くさびハウジングを貫通しながら2
本のだぼボルトを下降管のボルト穴にねじ込めば、連結
装置はシュラウドの外面と整列し、かつ管シールに管理
された圧縮力が加えられることになる。
る。下部フランジのリップがシュラウドの座ぐり溝と係
合しかつTボックスが下部フランジの開口内に延びてT
ボックスシールに接触するようにしながら、下部フラン
ジがシュラウドに隣接して配置される。次いで、下部フ
ランジのボルト穴、シュラウドのボルト穴、及びナット
バーを貫通して2本の下部フランジボルトが挿入され
る。第3の下部フランジボルトは、下部フランジのボル
ト穴、シュラウドのボルト穴、クランプのボルト穴、及
びナットを貫通して挿入される。これらの下部フランジ
ボルトは、連結装置の下部フランジをシュラウドに固定
する。次に、くさびフランジを貫通しながら2本のくさ
びフランジボルトをくさびハウジングにねじ込んでくさ
びを圧縮することにより、下降管が連結装置に固定され
る。くさびフランジボルトをねじ込むと、くさびはくさ
びフランジとくさびハウジングとの間に締付けられる。
その結果、くさびはくさびハウジング内に挿入され、そ
して下降管に接しながら圧縮されるため、下降管は連結
装置に対してしっかりと連結されることになる。ねじ込
みの完了後、ボルトの頭部に設けられた溝の中に緩み止
めカラーを圧入することにより、くさびフランジボル
ト、だぼボルト及び下部フランジボルトの回転が防止さ
れる。
容易にする。かかる連結装置はシュラウド及び下降管に
対して機械的に接合されるから、下降管を取巻く限られ
た空間内において、元の取付溶接に由来する亀裂が認め
られた材料に対して現場溶接を行う必要がない。更にま
た、このようして下降管とシュラウドのTボックスとの
間に得られた連結部は恒久的な交換品である。
容器(RPV)10の部分切欠き斜視図である。RPV
10は、シュラウド12、炉心スプレー管路の側管14
A及び14B、下降管20A及び20B、Tボックス接
合部24、Tボックス28、並びに炉心スプレースパー
ジャ(図1には示さず)を含んでいる。また、下降管2
0A及び20Bは下部エルボ32A及び32Bを含んで
いる。通例、下部エルボ32A及び32Bはシュラウド
12に溶接されている。
ュラウド12と原子炉圧力容器10の側壁との間に配置
されている。詳しく述べれば、下降管20Aは約12〜
15インチの幅を有するシュラウド12とRPV側壁と
の間の環状空間内かつ高放射線区域内において約60フ
ィートの水面下に配置されている。このように接近可能
性が限られていたため、交換用下降管の溶接はこれまで
実行できなかった。
は、下降管の交換を容易にする。図2、3、4、5及び
6を参照しながら詳しく述べれば、本発明の実施の一態
様に従って構成された下降管連結装置36は、くさびフ
ランジ40、くさび44、くさびハウジング48、管シ
ール50、実質的に円筒形の管52、エルボ56、Tボ
ックスシール60、下部フランジ62、ナットバー64
及びクランプ68を含んでいる。下降管連結装置36は
また、くさびフランジボルト72A及び72B、だぼボ
ルト74A及び74B、並びに下部フランジボルト76
A、76B及び76Cをも含んでいる。くさびフランジ
40は、くさびフランジボルト穴(図示せず)及び下降
管20Aを受入れるように寸法決定された開口(図示せ
ず)を有している。くさび44は、実施の一態様に従え
ば、実質的に長さ方向に沿って延びる柔軟な薄肉セグメ
ント84A、84B、84C、84D、84E、84
F、84G及び84H並びに下降管20Aを受入れるよ
うに寸法決定された実質的に円形の開口(図示せず)を
有するテーパ付きの割りスリーブである。
2、円錐台形部分92の大径端100に設けられたくさ
びハウジングフランジ96、並びにだぼボルト穴102
A及び102B(一方のみを示す)を含んでいる。くさ
びハウジングフランジ96は、くさびフランジボルト7
2A及び72Bを受入れるように寸法決定された2つの
くさびフランジボルト穴(図示せず)を有している。管
シール50は二重ダイアフラム型の封止装置であって、
これをくさびハウジング48内の円錐台形の小径端10
6に隣接した位置に配置した場合、下降管20Aがシー
ル50をくさびハウジング48に対して締付ける寸法に
なっている。柔軟なシール50は自動補力機能を有して
いるため、漏れを引起こす傾向のある圧力差がシール表
面の接触力を増大させてシールを密着させる。シール5
0は封止を達成するために必要な追加の継手荷重を最小
限に抑える結果、所要のだぼボルト74A及び74B、
くさびフランジボルト72A及び72B、だぼボルト穴
102A及び102B、並びにくさびフランジボルト穴
の寸法を最小にして利用可能な接近空間の範囲内に納め
ることができる。
端112を有する実質的に円筒形のものである。管の第
1の末端108は、くさびハウジング48の小径端10
6に連結されている。管の第2の末端112は、下部エ
ルボの第1の末端116に連結されている。下部エルボ
の第2の末端118は、下部フランジ62に連結されて
いる。下部フランジ62は、Tボックス開口(図示せ
ず)、8つの下部フランジボルト穴(図示せず)、並び
にテーパピン穴122A、122B及び122C(2つ
だけを示す)を有する円形リップ120を含んでいる。
下部フランジのTボックス開口は、Tボックス28の一
部を受入れるように寸法決定されている。8つの下部フ
ランジボルト穴の各々は、ボルトの緩み止めカラー(図
示せず)と嵌合し合う正方形のくぼみ(図示せず)を有
している。Tボックスシール60は、管シール50と同
じ二重ダイアフラム型の封止装置である。
6Cは、利用可能な接近空間に応じて下部フランジボル
ト穴の3つを貫通して延びるように寸法決定されてい
る。テーパピン穴98A、98B及び98Cは、下部フ
ランジのリップ120を半径方向に貫通して延び、そし
てテーパピン124A、124B及び124C(2本だ
けを示す)を受入れるように寸法決定されている。テー
パピン124A、124B及び124Cは、下部フラン
ジのテーパピン穴122A、122B及び122Cを貫
通して延びかつ設置に際してTボックスシール60を適
当な位置に保持するように寸法決定されている。
ト128A及び128Bを含んでいる。部材126は、
下部フランジボルト76A及び76Bを受入れるように
寸法決定された2つの穴(図示せず)を有している。ク
ランプ68は実質的にL字形のものであって、一方の脚
132を貫通しかつ下部フランジボルト76Cを受入れ
るように寸法決定されたボルト穴(図示せず)を有して
いる。くさびフランジボルト72A及び72Bは、くさ
びフランジ40及びくさびハウジングフランジ96のく
さびフランジボルト穴を貫通して延びるように形成され
ている。だぼボルト74A及び74Bは、くさびハウジ
ングのだぼボルト穴102A及び102B並びに下降管
のだぼボルト穴136A及び136B(1つだけを示
す)を貫通して延びるように形成されている。
下方部分を交換する際には、炉心スプレー管路の側管1
4Aと下部エルボ32Aとの間で下降管20Aが切り放
される。次いで、シュラウドのTボックス28から下部
エルボ32Aが取除かれる。連結装置36と連結される
べき下降管20Aの末端の近傍に、だぼボルト穴136
A及び136Bが通例は機械加工によって形成される。
次いで、通例は適正な深さまでの座ぐり加工により、T
ボックス28の周囲のシュラウドの外面に円形の溝15
4が形成される。溝154は連結装置36に対して剪断
方向の拘束をもたらすものであって、下部フランジのリ
ップ120を受入れて下部フランジ62がシュラウド1
2に隣接するように寸法決定されている。シュラウド1
2から延びるTボックス28の一部は、たとえば座ぐり
加工によって適当な長さに切断される。次いで、8つの
下部フランジボルト穴(図示せず)の3つと整列した接
近可能な位置において、通例は機械加工により、シュラ
ウド12中に3つの下部フランジボルト穴(図示せず)
が形成される。
管20Aとくさびハウジング48との間に配置しながら
下降管20Aがくさびハウジング48内に挿入される。
ねじを切ったくさびハウジングのだぼボルト穴102A
及び102B並びに下降管のだぼボルト穴136A及び
136Bの中に、だぼボルト74A及び74Bがそれぞ
れ挿入される。
容されるようにしながら、下部フランジ62がシュラウ
ド12に隣接して配置される。下部フランジ62及びシ
ュラウド12に設けられた下部フランジボルト穴の中に
下部フランジボルト76A、76B及び76Cが挿入さ
れる。次いで、シュラウド12の内側にナットバー64
が配置され、そして下部フランジボルト76A及び76
Bがナットバーの部材124中に挿入されかつナットバ
ーのナット128A及び128Bと係合させられる。次
に、下部フランジボルト76Cがクランプのボルト穴を
貫通するようにしてクランプ68が配置されると共に、
クランプ68がTボックス28に隣接して配置される。
その後、ナット140を用いて下部フランジボルト76
Cを固定することによってTボックス28が拘束され
る。
2Bをねじ込めば、くさび44がくさびフランジ40と
くさびハウジング48との間に締付けられ、それによっ
て連結装置36と下降管20Aとの間に強固な継手が形
成される。だぼボルト74A及び74B並びに下部フラ
ンジボルト76A、76B及び76Cをねじ込んだ後、
緩み止めカラー160A、160B、160C、160
D、160E、160F及び160G(4個だけを示
す)を正方形のくぼみの中に配置し、そしてボルト72
A、72B、74A、74B、76A、76B及び76
Cの頭部に設けられた溝(図示せず)の中に圧入するこ
とによって回転が防止される。
系の荷重を顕著に変化させることなく地震、重量、熱膨
張及び水圧条件に基づいて元来規定された配管荷重に抵
抗するのに十分な強度及び剛性をもってシュラウド12
及び下降管20Aに対して機械的に接合される。くさび
44及びくさびハウジング48は、連続管の曲げ強さ及
び剛性を完全に再現するのに十分な長さにわたって下降
管20Aをしっかりと把持する。
じり及び鉛直荷重に抵抗するように寸法決定されてい
る。ボルト締めによるシュラウド12への下部フランジ
62の連結は同様に強固な連結であって、ボルトによる
予荷重はシュラウド12からの下部フランジ62の分離
を防止するのに十分なものである。下降管20Aの外側
に下部フランジボルト76A、76B及び76Cを配置
したことは、下降管20A内の流体の過渡的な温度変化
に原因する予荷重の変化を最小限に抑える。下降管20
Aは通例500°Fを越えるシュラウド12内に低温
(約50°F)の非常用冷却水を注入するために使用さ
れることを考えれば、このような過渡的変化は顕著なも
のであり得る。従って、下部フランジボルト76A、7
6B及び76Cの温度は付随する下部フランジ62及び
シュラウド12の温度に応じて変化する傾向があるか
ら、下部フランジとシュラウドとの継手は熱膨張の差に
よる過大応力や緩みを生じることがない。
で作製されるのが通例であり、従って付随する下降管2
0A及びシュラウド12の熱的性質に整合している。溶
接時の残留応力を除去して最適の耐食性を付与するた
め、連結装置36には溶体化熱処理が施される。また、
かじりや膠着を生じることなく組立てを容易にすると共
に完全な締付けが起こるのを防止するため、くさび44
の表面には窒化物硬化処理が施される。シール50及び
60並びにボルト72A、72B、74A、74B、7
6A、76B及び76Cは時効硬化Ni−Cr−Fe合
金X−750から成るのが通例であるが、これは高い強
度を付与することによって限られた利用可能な接近空間
内におけるそれらの寸法を最小にするためである。合金
X−750はまた、良好な耐食性と共に、ねじ式連結部
の係合時におけるかじり抵抗性をも付与する。
説明から、本発明の目的が達成されることは明らかであ
る。本発明が詳細に記載されかつ例示されているとは言
え、上記の説明はもっぱら例示を目的としたものに過ぎ
ないのであって、本発明を制限する意図は存在しないこ
とを明確に理解すべきである。従って、本発明の精神及
び範囲は前記特許請求の範囲のみによって限定される。
路の下降管の斜視図である。
態様に係わる交換用下降管連結装置とを示す側面図であ
る。
立面図であって、Tボックス及び下降管連結装置を示し
ている。
Claims (20)
- 【請求項1】 原子炉(10)内の炉心シュラウド(1
2)に炉心スプレー管路の下降管(20)を連結するた
めの下降管連結装置(36)において、前記下降管(2
0)と係合すべきくさびハウジング(48)と、前記く
さびハウジング(48)と係合すべきくさびフランジ
(40)と、前記くさびハウジング(48)内に配置さ
れて前記下降管(20)と前記装置(36)との相対運
動を制限するように構成された、複数のセグメント(8
4)を有するくさび(44)とを含むことを特徴とする
下降管連結装置(36)。 - 【請求項2】 前記くさびフランジ(40)及び前記く
さびハウジング(48)の各々が少なくとも1つのくさ
びフランジボルト穴を有すると共に、前記装置(36)
が互いに整列した前記くさびフランジボルト穴を貫通し
て延びるように形成された少なくとも1本のくさびフラ
ンジボルト(72)を更に含む請求項1記載の下降管連
結装置(36)。 - 【請求項3】 前記下降管(20)が少なくとも1つの
だぼボルト穴(136)を有すると共に、前記くさびハ
ウジング(48)が前記下降管(20)の前記だぼボル
ト穴(136)と実質的に整列するように形成された少
なくとも1つのだぼボルト穴(102)と、前記くさび
ハウジング及び前記下降管の前記だぼボルト穴(102
及び136)を貫通して延びるように形成された少なく
とも1本のだぼボルト(74)を含む請求項1記載の下
降管連結装置(36)。 - 【請求項4】 円筒形の管(52)及びエルボ(56)
を更に含んでいて、前記管の第1の末端(108)は前
記くさびハウジング(48)に連結され、かつ前記エル
ボ(56)は前記管の第2の末端(112)に連結され
ている請求項1記載の下降管連結装置(36)。 - 【請求項5】 前記エルボの第2の末端(118)に連
結された下部フランジ(62)を更に含んでいて、前記
エルボの第2の末端(118)は前記炉心シュラウド
(12)に連結されるように構成されている請求項4記
載の下降管連結装置(36)。 - 【請求項6】 前記下部フランジ(62)が少なくとも
1つの下部フランジボルト穴を有すると共に、前記下降
管連結装置(36)が前記下部フランジボルト穴を貫通
して延びる少なくとも1本の下部フランジボルト(7
6)を更に含む請求項5記載の下降管連結装置(3
6)。 - 【請求項7】 前記下部フランジボルト(76)と係合
すべき少なくとも1個のナット(128)を有するナッ
トバー(64)を更に含む請求項6記載の下降管連結装
置(36)。 - 【請求項8】 前記下部フランジボルト(76)と係合
すべきクランプ(68)を更に含む請求項6記載の下降
管連結装置(36)。 - 【請求項9】 前記くさびハウジング(48)及び前記
下降管(20)と係合すべき管シール(50)を更に含
む請求項1記載の下降管連結装置(36)。 - 【請求項10】 前記管シール(50)が柔軟な二重ダ
イアフラム型の封止装置である請求項9記載の下降管連
結装置(36)。 - 【請求項11】 前記下部フランジ(62)及び前記シ
ュラウド(12)と係合すべきシュラウドシール(6
0)を更に含む請求項1記載の下降管連結装置(3
6)。 - 【請求項12】 下降管連結装置(36)を用いて原子
炉(10)内の炉心シュラウド(12)に炉心スプレー
管路の下降管(20)を連結するための方法において、
前記下降管連結装置(36)に前記下降管(20)を連
結する工程と、前記炉心シュラウド(12)に前記下降
管連結装置(36)を連結する工程とを含むことを特徴
とする方法。 - 【請求項13】 前記下降管連結装置(36)がくさび
フランジ(40)及びくさび(44)を含んでいて、前
記下降管連結装置(36)に前記下降管(20)を連結
する前記工程が前記くさびフランジ(40)及び前記く
さび(44)内に前記下降管(20)を挿入する工程を
含む請求項12記載の方法。 - 【請求項14】 前記下降管連結装置(36)が少なく
とも1つのくさびフランジボルト穴を有するくさびハウ
ジング(48)及び少なくとも1本のくさびフランジボ
ルト(72)を含み、かつ前記くさびフランジ(40)
が少なくとも1つのくさびフランジボルト穴を有してい
て、前記下降管連結装置(36)に前記下降管(20)
を連結する前記工程が前記くさびフランジ(40)及び
前記くさびハウジング(48)のボルト穴の中に前記く
さびフランジボルト(72)を挿入する工程を更に含む
請求項13記載の方法。 - 【請求項15】 前記下降管連結装置(36)が管シー
ル(50)を含んでいて、前記下降管連結装置(36)
に前記下降管(20)を連結する前記工程が前記下降管
(20)と前記下降管連結装置(36)との間に前記管
シール(50)を係合させる工程を更に含む請求項14
記載の方法。 - 【請求項16】 前記下降管連結装置(36)が少なく
とも1つのボルト穴を有する下部フランジ(62)を含
み、前記下降管連結装置(36)が少なくとも1本の下
部フランジボルト(76)を含み、かつ前記炉心シュラ
ウド(12)が少なくとも1つのボルト穴を有してい
て、前記炉心シュラウド(12)に前記下降管連結装置
(36)を連結する前記工程が前記下部フランジのボル
ト穴及び前記炉心シュラウドのボルト穴の中に前記下部
フランジボルト(76)を挿入する工程を含む請求項1
3記載の方法。 - 【請求項17】 前記下降管連結装置(36)がシュラ
ウドシール(60)を含んでいて、前記炉心シュラウド
(12)に前記下降管連結装置(36)を連結する前記
工程が前記下部フランジ(62)と前記炉心シュラウド
(12)との間に前記シュラウドシール(60)を係合
させる工程を更に含む請求項16記載の方法。 - 【請求項18】 前記下降管連結装置(36)が少なく
とも1個のナット(128)を有するナットバー(6
4)を含んでいて、前記炉心シュラウド(12)に前記
下降管連結装置(36)を連結する前記工程が前記炉心
シュラウド(12)の内側に前記ナットバー(64)を
配置して前記下部フランジボルト(76)を前記ナット
バーのナット(128)に係合させる工程を更に含む請
求項16記載の方法。 - 【請求項19】 前記下降管連結装置(36)が少なく
とも1個の圧入式緩み止めカラー(160)を含んでい
て、前記炉心シュラウド(12)に前記下降管連結装置
(36)を連結する前記工程が前記圧入式緩み止めカラ
ー(160)を用いて前記下部フランジボルト(76)
を固定する工程を更に含む請求項16記載の方法。 - 【請求項20】 前記下降管連結装置(36)がクラン
プ(68)を含んでいて、前記炉心シュラウド(12)
に前記炉心スプレー管路(20)を連結する前記工程が
前記炉心シュラウド(12)の内側に前記クランプ(6
8)を配置して前記下部フランジボルト(76)を前記
クランプ(68)に係合させる工程を更に含む請求項1
2記載の方法。
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JP36387399A JP4472815B2 (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | 下降管連結装置及び方法 |
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JP36387399A JP4472815B2 (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | 下降管連結装置及び方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2001183488A true JP2001183488A (ja) | 2001-07-06 |
JP2001183488A5 JP2001183488A5 (ja) | 2007-02-08 |
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JP (1) | JP4472815B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009122099A (ja) * | 2007-11-15 | 2009-06-04 | Ge-Hitachi Nuclear Energy Americas Llc | 原子炉内の炉心溶射下降管を修理する方法および装置 |
-
1999
- 1999-12-22 JP JP36387399A patent/JP4472815B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009122099A (ja) * | 2007-11-15 | 2009-06-04 | Ge-Hitachi Nuclear Energy Americas Llc | 原子炉内の炉心溶射下降管を修理する方法および装置 |
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