JP2001182663A - 深層水回収装置 - Google Patents

深層水回収装置

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JP2001182663A
JP2001182663A JP36835099A JP36835099A JP2001182663A JP 2001182663 A JP2001182663 A JP 2001182663A JP 36835099 A JP36835099 A JP 36835099A JP 36835099 A JP36835099 A JP 36835099A JP 2001182663 A JP2001182663 A JP 2001182663A
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JP
Japan
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buoy
deep water
pump
recovery apparatus
water recovery
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JP36835099A
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Hideaki Maruki
英明 丸木
Hisao Yamaguchi
久雄 山口
Kohei Taruya
耕平 樽谷
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Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
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Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】深層水回収装置において、コストの低減と個々
のブイの小型化とブイの最適な組合せを図ることにあ
る。 【解決手段】海洋の深層水を取水管を通して汲み上げる
ポンプと、このポンプを駆動する機能を備えたポンプ機
能部のブイと、深層水を利用するための利用機能部のブ
イに分け、これらを連結機構により機械的あるいは機械
及び電気的に接続する構成とし、前記利用機能部のブイ
は、少なくとも貯水タンクブイを有し、この貯水タンク
ブイに前記ポンプ機能部のブイで汲上げた深層水を給水
手段により送水されるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば深層水を海
底から洋上へ汲み上げて、金属回収や地上側へ深層水を
移送するための機能を搭載し且つ海洋上に浮遊するブイ
を用いた深層水回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、エネルギー資源として海洋深層水
を利用又は活用して、金属回収や食品加工、医療品や化
粧品の製造、さらには冷熱を利用した冷却システムの開
発等に大きな期待が寄せられている。
【0003】ここで、上記海洋深層水とは、水深が20
0m以下の深さで水温が急に冷たくなっている層の海水
である。従って、この海洋深層水を利用又は活用するに
あたっては、深層水を洋上に汲上げて貯水する必要があ
る。
【0004】ところで、従来の洋上型深層水回収装置
は、一つブイに深層水の汲上げから貯水、供給、金属回
収等すべての機能を持たせて構成される場合が多い。
【0005】また、深層水回収装置は、風、太陽光、う
ねりや波等のエネルギー密度の低い自然エネルギーを利
用した発電やポンプが利用されるため、エネルギーの吸
収に必要な面や容積を広く取る必要があった。
【0006】さらに、深層水回収装置は、一体型の貯水
槽に貯められる貯水量が少ないため、所定の貯水量を超
えた深層水は海上へ放出しなければならず、貯水槽を大
きくするとブイ全体が大型化する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の深層
水回収装置では、一つのブイと一体型の貯水槽のため、
汲み上げた深層水を貯える貯水量に限度があり、生産性
を向上させるためには設備容量の大型化が必要となる。
【0008】しかし、設備容量を大型化するには、構
造、コスト及び航路の制限などから限界がある。
【0009】従って、船による回収頻度が少なく、多く
の場合はせっかく汲み上げた深層水を洋上へたれ流さざ
るを得ない状況であり、またすべての機能を一つのブイ
に搭載することはブイの大型化につながるため、構造設
備上からも限界があり、設置場所の制限やコスト高など
の問題がある。
【0010】一方、深層水の利用分野は、多岐に渡り、
今後確立する利用技術もあることから、多用な利用機能
を目的に応じて組合せる必要性が生じている。
【0011】また、自然力を利用した発電やポンプは、
気象や波などの影響によりブイの姿勢変化や発電効率上
の適用が制約されるという問題等があった。
【0012】本発明は上記のような事情に鑑みてなされ
たもので、深層水を汲み上げる機能と深層水を利用する
機能とを分離した複数のブイを目的に応じ組合せて構成
することにより、コストの低減と個々のブイの小型化、
環境に合せた姿勢保持及び発電やポンプ技術を組合せて
最適化を図るようにした深層水回収装置を提供すること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、次のような手段により深層水回収装置を構
成する。
【0014】請求項1に対応する発明は、海洋の深層水
を取水管を通して汲み上げるポンプと、このポンプを駆
動する機能を備えたポンプ機能部を有するブイと、深層
水を目的に応じて利用又は活用するための利用機能部を
有するブイに分け、これらを連結機構により機械的ある
いは機械及び電気的に接続する構成とし、前記利用機能
部を有するブイは、少なくとも貯水タンクブイを有し、
この貯水タンクブイに前記ポンプ機能部を有するブイで
汲上げた深層水を給水手段により送水されるものであ
る。
【0015】請求項2に対応する発明は、請求項1に対
応する発明の深層水回収装置において、ポンプ機能部を
有するブイに、利用機能部を有するブイとして設けられ
たポンプを駆動するためのエネルギー源となる発電機能
を有するブイを連結機構により連結して電力の供給を受
けるようにしたものである。
【0016】請求項3に対応する発明は、請求項1に対
応する発明の深層水回収装置において、ブイ間を連結す
る連結機構は、一定の波力に対しては柔軟に変形し、過
大な波力が加わると折損する連結部材で構成された結合
部を有するものである。
【0017】請求項4に対応する発明は、請求項1に対
応する発明の深層水回収装置において、前記利用機能部
を有するブイは、複数の貯水タンクブイを有し、各貯水
タンクブイ間を伸縮自在な連結管により連結して深層水
を送水可能にしたものである。
【0018】請求項5に対応する発明は、請求項1に対
応する発明の深層水回収装置において、ポンプ機能部を
有するブイと利用機能部を有する複数のブイとを連結す
るための連結座を各ブイの周方向に一定の間隔で設け、
各ブイの任意の取付座に連結機構を規則的に連結すると
ともに、アンカー係留金具を取付けるようにしたもので
ある。
【0019】請求項6に対応する発明は、請求項1に対
応する発明の深層水回収装置において、ポンプ機能部を
有するブイに洋上で搭載機器の姿勢を水平に保つ姿勢保
持装置を搭載し、この姿勢保持装置は、ブイ浮力部材を
有する本体と、機器装置が搭載され且つ前記本体に三次
元的に可動自在に接続されたプラットフォームと、この
プラットフォームの下部に取付けられ、波あるいはうね
りによるブイの姿勢変化の影響を受けることなく常に水
平状態に前記プラットフォームを保持させる錘または回
転錘とから構成されたものである。
【0020】請求項7に対応する発明は、請求項6に対
応する発明の深層水回収装置において、ブイ浮力部材は
緩衝材としたものである。
【0021】請求項8に対応する発明は、請求項1に対
応する発明の深層水回収装置において、利用機能部を有
する貯水タンクブイとして、深層水を貯水する容器と係
留具とを有し、貯水を詰め替えることなく曳航あるいは
航行自在にして、洋上から港まで輸送可能にしたもので
ある。
【0022】請求項9に対応する発明は、請求項1又は
請求項6に対応する発明の深層水回収装置において、ポ
ンプ機能部のブイに監視装置あるいはデータ収集装置の
少なくとも一方及び制御装置を搭載し、この監視装置あ
るいはデータ収集装置の少なくとも一方により異常気象
が予測されると、前記制御装置からの指示により各ブイ
間を連結する連結機構を遠隔操作あるいは手動により開
放し、ブイ同士の衝突による損傷を防止するようにした
ものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。
【0024】図1は本発明による深層水回収装置の第1
の実施の形態を示す基本構成図である。
【0025】図1において、深層水回収装置1は、大き
く分けてポンプ機能部2を有するブイ(以下単にポンプ
機能ブイ2と呼ぶ)と利用機能部3を有するブイ(以下
単に利用機能ブイ3と呼ぶ)群との2種類のブイにより
構成され、これらポンプ機能ブイ2と利用機能ブイ3群
とは、連結機構4により機械的にあるいは機械及び電気
的に接続され、ポンプ機能ブイ2からの深層水を給水装
置7を介して供給する構成としてある。
【0026】ポンプ機能ブイ2は、容器と一体になった
浮力体12を本体とし、この浮力体12にポンプ5と、
給水装置7、取水管6、位置保持装置8、発電装置9、
電源部10、制御装置11、灯13、取付座17等より
構成されている。
【0027】ここで、上記ポンプ5には、給水装置7と
海底へ延ばした取水管6とが接続されている。位置保持
装置8はアンカーなどによる係留での位置を保持するも
のである。また、電源部10は、発電装置9からの電気
を蓄電すると共に、ポンプ5、制御装置11、灯13へ
電気を供給するものである。さらに、制御装置11は、
ポンプ5や発電装置9を制御する機能を有している。
【0028】また、利用機能ブイ3は、容器と一体とな
った浮力体12を本体とし、この浮力体12にポンプ機
能ブイ2のポンプ5から給水装置7を介して給水される
深層水利用機能である貯水タンク31のみ、又はこの貯
水タンク31と金属回収装置32、海洋牧場装置(養魚
場)33、データ収集装置34、実験装置35、魚食品
加工プラント36、エネルギー供給プラント37等の少
なくとも一つの機能とを搭載したブイ単独または組合せ
で構成されている。
【0029】ここで、金属回収装置32は、貯水タンク
31に貯められた深層水からある特定の希少金属を吸着
や分離等により回収するものである。海洋牧場装置(養
魚場)33は、栄養豊かな深層水の供給を受け、魚網内
の魚に栄養を補給して養殖するものである。データ収集
装置34は海洋観測、気象、深層水などのデータを収集
してこれらの分析やプラント運用データの記録等を行う
ものである。食品加工プラント36は、深層水や塩等食
品としての加工を行うものである。エネルギー供給発電
プラント37は、波浪や太陽光など自然エネルギーで発
電した電気を蓄えて電気を必要とするブイに給電するも
のである。
【0030】一方、ポンプ機能ブイ2と利用機能ブイ3
群とは、各々の浮力体12の周方向に一定の間隔を存し
て設けられた取付座17に連結機構4あるいはケーブル
無しの連結機構4´を挿入することで連結される。この
場合、各ブイの連結配置は、設置環境の流れや波などの
条件を考慮し、最適な位置の取付座17に組み合わせら
れる。
【0031】図2は、図1に示すポンプ機能ブイ2と、
利用機能ブイ3群として3つの貯水タンク31、データ
収集装置34及びエネルギー発電プラント37とをケー
ブル付の連結機構4あるいはケーブル無しの連結機構4
´により連結した構成の外観を示す図である。なお、図
2においては、利用機能部3の各ブイの周面に緩衝材3
0を巻付けたものを対象に示してある。
【0032】図2において、貯水タンク31aは、ポン
プ機能ブイ2から三次元位置補正の自由度及びバネなど
による姿勢保持機能を有した給水装置7により深層水が
供給され、さらにこの貯水タンク31aから貯水タンク
31b、貯水タンク31cへは伸縮自在な連結菅64を
通して深層水を順次送水することで貯水される。
【0033】また、エネルギー供給発電プラント37
は、風車とソーラのハイブリット発電機38にて発電し
た電気をケーブル付き連結機構4を介してポンプ機能ブ
イ2へ供給する。
【0034】さらに、データ収集装置34は、ポンプ機
能ブイ2とケーブル付の連結機構4を介して連結されて
いる。
【0035】従って、このような連結構成のポンプ機能
ブイ2と利用機能ブイ3群とすれば、波やうねりによる
ブイ間の距離や姿勢のズレの影響を受けることがない。
【0036】ここで、各機能ブイ間を連結する連結機構
の構成について図3(a)〜(c)により説明する。
【0037】図3(a)に示すようにそれぞれのブイに
設けられた取付座17のコネクタ受溝に合せてケーブル
付きの連結機構4の両端に有する防水構造のプラグ4a
を嵌込み、コネクタ受溝の上部壁面に設けられたキー差
込み穴18に抜け止めキー19を差込むだけで簡単に連
結可能な構造になっている。
【0038】上記プラグ4aは、図3(b)に示すよう
に中心部に電気的に接続するためのコネクタ4bが存
し、その外周部に防水のためのOリング4cを介して機
械的な結合をするためのプラグ本体4dが設けられた構
造のものである。
【0039】また、プラグ本体4dに取付けられる連結
ロット4eは、運用海域の条件に合せた強度のものが選
定され、波やうねりによる伸縮や曲げに柔軟で復元力の
あるファイバー複合材や樹脂材あるいは金属材を用い
て、一定の伸縮や曲げに対して柔軟な構成にしてある。
しかし、台風や異常高波など過大な力を受けた時には連
結ロット4eが折損する恐れがあるため、図3(c)に
示すようにブイ間を連結するプラグ4aをケーブル16
により接続しておくことにより、ブイ間の衝突を防止で
きると共に、連結ロット4eが折れてブイが衝突しない
距離まで離れてもケーブル16により回収することがで
きる。
【0040】上記ではプラグ方式の連結機構によりブイ
相互間を連結する場合について述べたが、ジョイント方
式の連結機構や波に対して柔軟なロープ材による連結機
構を用いても良い。
【0041】図4はかかる連結機構の構成例を示す斜視
図である。
【0042】図4に示すように連結ジョイント40は、
ブイ側に旋回自在に取付けられる取付部材41と連結棒
43とをピンジョイント44により首振り自在に取付
け、他端を伸縮自在な伸縮機構45を介してもう一方の
ブイに取付け可能にして、三次元的なうねりや波の影響
を吸収する構造としたものである。
【0043】この場合、ブイ30側には自動連結器46
が設けられ、図1に示す制御装置11からの指示によ
り、遠隔自動操作または手動制御で連結ピン47を上下
動させることにより、連結ジョイントとの連結開放作業
を行えるようになっている。
【0044】図5は、図1に示すポンプ機能ブイ2と、
利用機能ブイ3群として連結機構4´を介して連結され
た2連の曳航貯水ブイ60a,60b及び金属回収装置
32を連結機構4´を介して連結した曳航貯水ブイの構
成例を示す斜視図である。
【0045】図5において、ポンプ機能ブイ2に連結機
構4´を介して2連の曳航貯水ブイ60a,60bを連
結しており、この曳航貯水ブイ60a,60bは連結管
64にて深層水を送る構成となっている。
【0046】この曳航貯水ブイ60a,60bは、浮力
を有し、マンホール65より深層水を注入できる容器6
1と、この容器61を係留及び連結するための取付座1
7bと、電気的あるいは機械的に接続するコネクタ63
を有しており、必要に応じてソーラパネル62や深層水
移送ポンプ(図示せず)が設けられる。
【0047】また、曳航船71には曳航貯水ブイ60b
が牽引棒66を介して連結されている。
【0048】なお、67は曳航貯水ブイ60a,60b
に接続されたアンカーであり、また68はマーカブイで
ある。
【0049】従って、ポンプ機能ブイ2に利用機能ブイ
3として曳航貯水ブイ60a,60bを連結しておくこ
とにより、空の曳航機能ブイとの入替えや、深層水を貯
水した曳航貯水ブイごと曳航輸送することが可能とな
り、積み替えの作業が省略でき、必要に応じて曳航貯水
ブイを連結することで容量を大型化できるため、回収頻
度も削減できる。
【0050】また、アンカー67を用いて深層水を海上
備蓄し、必要な時期に曳航輸送することにより安定的に
深層水を供給することができる。
【0051】さらに、曳航貯水ブイ60は必要に応じて
連結やソーラパネル62や深層水移送ポンプ(図示せ
ず)を追加した構成とすることにより、自立航行や位置
の維持制御などの機能を付加することができる。
【0052】このように本発明の第1の実施の形態で
は、ポンプ機ブイ2と利用機能ブイ3とに分け、且つ利
用機能3を目的や用途に応じて分散したブイを適宜組合
せ接続する構成としたので、ブイの小型化とコストを削
減できるとともに、汲上げた深層水を無駄なく利用運搬
することができ、希薄な自然力のエネルギーであっても
複数の発電装置を設置することで、広い範囲で得ること
ができる。
【0053】図6は本発明による深層水回収装置の第2
の実施の形態を示す基本構成図であり、図1と同一部分
には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異な
る点について述べる。
【0054】第2の実施の形態では、図6に示すように
プンプ機能ブイ2に図1の基本機能に加えて、位置保持
装置8´、監視装置14、人工衛星101(GPS)か
らの電波を検出するアンテナ15、姿勢保持装置20と
利用機能ブイ3との間を接続する連絡ケーブル16を追
加搭載し、各利用機能ブイ3には緩衝材30を巻き付け
た構成とするものである。
【0055】ここで、上記位置保持装置8´は、図1の
位置保持装置8がアンカーなどによる係留での位置を保
持しているのに対して、推進機8a、操舵機構8bを用
いて自らGPS101による位置認識データなどを基
に、能動的に位置補正を行う機能を有している。
【0056】また、監視装置14は、アンテナ15を介
してGPSによる位置認識や、運用状況、深層水、海洋
測定データの通信及び運用監視を行うとともに、制御装
置11へ制御に必要な情報提供と外界からの制御指令を
伝える機能を有している。
【0057】さらに、姿勢保持装置20は、詳細を後述
する例えば図7に示すような機械的な姿勢保持装置が使
用され、監視装置14による傾き、波やうねりの測定デ
ータや予測の姿勢を基に、制御装置11が駆動機構など
を用いて能動的にプラットフォームの姿勢25が水平に
なるようにしたものである。
【0058】なお、取付座17は、図4に示すジョイン
ト式の連結機構4に対して自動連結器46を制御装置1
1の指示により自動又は手動で連結ピン47を上下さ
せ、連結開放作業の遠隔操作や自動化を図るようにして
ある。
【0059】図7は、姿勢保持装置20の構造を示す断
面図である。
【0060】図7(a)において、21は浮力体12に
一体的に取付けられた外胴21で、この外胴21の上下
部の開口部には蛇腹状のカバー29が設けられている。
【0061】また、25は外胴21内に水平に設けられ
たプラットフォームで、このプラットフォーム25の下
部にはバランス錘24を有し、上面には外胴21の上部
カバー26を液密に貫通させた菅体を介して給水装置
7、風車8、アンテナ15等の必要な機能機器が搭載さ
れている。
【0062】このプラットフォーム25の上面の外周側
には、同図(b)に示すように120度の間隔を存して
3個の玉受け28が取付金具26によりそれぞれ取付け
られ、これら3点の玉受け28は外胴21の内面に接
し、波やうねりにより浮力体12の姿勢が変化しても、
プラットフォーム25を水平に保つように転動できるよ
うになっている。
【0063】さらに、上記バランス錘24にはポンプ貯
蔵部が上記管体に連通させて取付けられ、このポンプ貯
蔵部5aには取水管6が連結されている。
【0064】従って、このような構成の姿勢保持装置2
0にあっては、プラットフォーム25が下部のバランス
錘24により玉受け28が外胴21の内面を転動して機
械的に水平に保つ構造となっているので、アンテナや風
車などの姿勢が波やうねりで変わることがない。
【0065】なお、上記構成のジャイロ姿勢保持装置2
0において、能動的な姿勢保持装置とする場合には、監
視装置14、データ収集装置34のブイなどからのデー
タを基に制御装置11により、取付金具26に電導駆動
で玉受け28を駆動して姿勢を変えることで水平に保つ
ことができる。
【0066】図8は、ジャイロ姿勢保持装置20´の構
造を示す断面図である。
【0067】図8(a)において、29aは外周面に緩
衝材30を巻付けた浮力体12の中央に有する穴部の周
面に取付けられたカバー、25aはこのカバー29aの
内側に水平に設けられた上下半部に分離可能な卵形のプ
ラットフォームで、このプラットフォーム25aの下半
部の底部には同図(b)に示すようにバランス錘24a
を有し、上下半部の接合部がリング22に一対の取付け
ピン23により首振自在に取付けられ、さらに90度ず
れたリング22の位置が一対のリング取付座121を介
してカバー29aの内周面に回動自在に取付けられる。
【0068】また、プラットフォーム25aの上半部の
頂部には管体を介して給水装置7、風車8、アンテナ1
5等の必要な機能機器が搭載されている。さらに、プラ
ットフォーム25aに内蔵された図示しないポンプの吐
出口に上記管体を介して給水装置7が接続され、プラッ
トフォーム25aの下半部の真下に連結された取水管6
がポンプの吸込口に接続されている。
【0069】従って、このような構成のジャイロ姿勢保
持装置20´にあっては、プラットフォーム25aがリ
ング22を介して首振り自在に且つ90度異なる位置の
リング22がカバー29aを介して浮力体12に回動自
在に取付けることで、ジャイロと同様にプラットフォー
ム25aの姿勢を常時水平に保持することができる。
【0070】なお、バランス錘24aを中空で給水管を
通して周方向に回転させる機構を設けて、ジャイロ効果
の安定性を図るようにしてもよい。
【0071】また、上記構成のジャイロ姿勢保持装置2
0´において、能動的な姿勢保持装置とする場合には、
監視装置14、データ収集装置34のブイなどからのデ
ータを基に制御装置11により取付けピン23とリング
22の取付座121に設けられた駆動機構を制御してリ
ングの姿勢を変えることで水平に保つことができる。
【0072】図9は、水撃ポンプ5aをジャイロ姿勢保
持装置20´に組込んだ場合の構造を示す断面図で、図
8と同一部品には同一符号を付してその説明を省略し、
ここでは異なる部分について述べる。
【0073】図9において、ジャイロ姿勢保持装置20
´のプラットフォーム25a内に水平板59を配設し、
この水平板59に水撃ポンプ5aが搭載される。
【0074】この水撃ポンプ5aは、導管内を流れる水
を急激に堰き止めると管内に瞬間的な圧力上昇が起き、
この水撃を利用して高所へ揚水するポンプであり、その
構成は圧力タンク51と、この圧力タンク51の下部に
接続された弁室55と、この弁室55の一側方につなが
る入力管53及び他側方につながる排水口57と、圧力
タンク51と弁室55との連通部に取付けられた揚水弁
54と、弁室55と排水口57間に設けられた排水弁5
7とを備え、前記入力管53には水源容器58を介して
取水管6が接続され、また揚水菅52には給水装置7が
接続される。
【0075】このような構成の水撃ポンプ5aにおい
て、深層水は取水管6から水源容器58を経て入力管5
3から落差のある弁室55へ流れ、圧力タンク51の圧
力と揚水弁54および排水弁56とをサイクル動作させ
ることにより、深層水を汲上げて揚水管52を通して給
水装置7へ送り出す。
【0076】このような水撃ポンプ5aをジャイロ姿勢
保持装置20´に組込むことで、姿勢を水平に保ち、波
やうねりの影響による入力管53からの空気の混入や排
水管57の水没による排水不良を防止することができ
る。
【0077】図10は、図6に示すポンプ機能ブイ2
と、利用機能ブイ3群として貯水タンク31、金属回収
装置32、海洋牧場装置33、データ収集装置34、食
品加工プラント36及びエネルギー発電プラント37と
を組合せて構成した海上プラントの外観を示す図であ
る。
【0078】この場合、上記海上プラントの各部相互間
は、連結部材400により連結されているが、これら各
連結部材400は、アンカー67と組合せて各ブイとの
距離を保ち、バランス良く洋上に保持するため、ワイヤ
又はロットで張力が調整できる構造になっている。ま
た、海上牧場装置33と食品加工プラント36との間を
材料供給パイプライン361で接続し、海上牧場装置3
3から食品加工プラント36に材料の供給が行えるよう
にしている。
【0079】ここで、貯水タンク31のブイは、深層水
を貯水するとともに、必要な時期に必要な量を目的のブ
イへ供する役目を担っている。
【0080】上記金属回収装置32は、金属回収フィル
ター321と排水口322とが設けられ、ポンプ機能ブ
イ2より深層水の供給を受け、深層水からある特定の希
少金属を吸着や分離などの方式により、カセット式容器
である金属回収フィルター321にて簡単に回収し、新
しい金属回収フィルターを交換できるようになってい
る。
【0081】上記海上牧場装置33は魚網331、放水
口332、餌付け口333、集魚灯334、魚網331
に取付けられたブイ335を備えている。
【0082】上記データ収集装置34は、センサユニッ
ト341が備えられ、海洋観測、気象、深層水などのデ
ータ収集、分析、記録とプラント運用データの収集記録
などの機能を有している。
【0083】上記食品加工プラント36は着脱容器72
が備えられ、深層水や塩など食品としての加工を行い、
製品はパッケージして荷積をした着脱容器72にて、ま
とめて回収船へ引き渡すことができる。
【0084】上記エネルギー供給プラント37は、波浪
エネルギー発電ユニット371を備え、波浪エネルギー
で発電した電気を蓄えたり、ポンプ機能2のブイを組合
せ接続することで、柔軟に対応することができる。
【0085】このように本発明の第2の実施の形態で
は、ポンプ機能ブイ2と利用機能ブイ3とに分け、且つ
利用機能ブイ3を目的や用途に応じて分散したブイを適
宜組合せ接続して海洋プラントを構成することにより、
ブイの小型化とコストを削減できるとともに、汲上げた
深層水を無駄なく利用運搬することができ、希薄な自然
力のエネルギーであっても複数の発電装置を設置するこ
とで、広い範囲で電力を得ることができる。
【0086】なお、本発明は、上記第1の実施の形態及
び第2の実施の形態で述べた構成に限定されるものでは
なく、以下のような構成としても同様に実施できるもの
である。
【0087】(1)連結機構4は、ブイ間の連結だけで
なく、深層水の給水、通信、給電の機能をすべて備えた
ものであってもよい。
【0088】(2)位置保持装置8は、複数あるいは各
ブイ毎に有するものであってもよい。
【0089】(3)位置保持装置8´、アンカーを有せ
ず、GPS機能との組合せで位置を認識し、自律航行に
より位置補正を行うことにより、常に同じ位置に漂流さ
せることもできる。
【0090】(4)各利用機能ブイは、異常時に連結機
構が離れて流されても、発信器など無線信号を発信する
ことにより、位置を把握できる構成としてもよい。
【0091】(5)発電装置を有さず、充電したバッテ
リーなどを利用する電源部であってもよい。
【0092】(6)ポンプ5及び取水管6は、複数台有
する構成でもよい。
【0093】(7)姿勢保持装置20は、バランス錘2
4をコマ状に回転させることにより、ジャイロ効果で姿
勢保持を図る構造としてもよい。
【0094】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、深層
水を汲み上げる機能と深層水を利用する機能とに分離し
た複数のブイを利用目的に応じ組合せることで、コスト
の低減と個々のブイの小型化、環境に合せた姿勢保持及
び発電やポンプ技術の組合せによる適用性の向上を図る
ことができる深層水回収装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による深層水回収装置の第1の実施の形
態を示す基本構成図。
【図2】同実施の形態において、ポンプ機能部のブイ
と、利用機能部のブイ群として貯水タンク、データ収集
装置及びエネルギー発電プラントとを組合せて連結した
構成を示す外観図。
【図3】同実施の形態において、各機能部のブイ間を連
結するプラグ方式の連結機構を示す構成説明図。
【図4】同じくジョイント方式の連結機構を示す構成説
明図。
【図5】同実施の形態において、ポンプ機能部のブイ
と、利用機能部のブイ群として2連の曳航貯水ブイ及び
金属回収装置を連結した曳航貯水ブイを示す外観図。
【図6】本発明による深層水回収装置の第2の実施の形
態を示す基本構成図。
【図7】同実施の形態における姿勢保持装置の構造を示
す断面図。
【図8】図7と異なるジャイロ姿勢保持装置の構造を示
す断面図。
【図9】同実施の形態において、水撃ポンプをジャイロ
姿勢保持装置に組込んだ場合の構造を示す断面図。
【図10】同実施の形態の基本構成に基いてポンプ機能
部のブイと、用途及び目的に応じた利用機能部のブイ群
とを組合せて構成した海上プラントを示す外観図。
【符号の説明】
1…深層水回収装置 2…ポンプ機能ブイ 3…利用機能ブイ 4,4´…連結機構 5…ポンプ 6…取水管 7…給水装置 8,8´…位置保持装置 9…発電装置 10…電源部 11…制御装置 12…浮力体 13…灯 14…制御装置 15…アンテナ 16…連絡ケーブル 17…取付座 30…緩衝材 31…貯水タンク 32…金属回収装置 33…海洋牧場装置 34…データ収集装置 35…実験装置 36…食品加工プラント 37…エネルギー供給発電プラント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 久雄 神奈川県川崎市幸区堀川町66番2 東芝エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 樽谷 耕平 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海洋の深層水を取水管を通して汲み上げ
    るポンプと、このポンプを駆動する機能を備えたポンプ
    機能部を有するブイと、深層水を目的に応じて利用又は
    活用するための利用機能部を有するブイに分け、これら
    を連結機構により機械的あるいは機械及び電気的に接続
    する構成とし、 前記利用機能部を有するブイは、少なくとも貯水タンク
    ブイを有し、この貯水タンクブイに前記ポンプ機能部を
    有するブイで汲上げた深層水を給水手段により送水され
    ることを特徴とする深層水回収装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の深層水回収装置におい
    て、ポンプ機能部を有するブイに、利用機能部を有する
    ブイとして設けられたポンプを駆動するためのエネルギ
    ー源となる発電機能を有するブイを連結機構により連結
    して電力の供給を受けるようにしたことを特徴とする深
    層水回収装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の深層水回収装置におい
    て、ブイ間を連結する連結機構は、一定の波力に対して
    は柔軟に変形し、過大な波力あるいは潮流による位置移
    動力が加わると折損する連結部材で構成された結合部を
    有することを特徴とする深層水回収装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の深層水回収装置におい
    て、前記利用機能部を有するブイは、複数の貯水タンク
    ブイを有し、各貯水タンクブイ間を伸縮自在な連結管に
    より連結して深層水を送水可能にしたことを特徴とする
    深層水回収装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の深層水回収装置におい
    て、ポンプ機能部を有するブイと利用機能部を有する複
    数のブイとを連結するための連結座を各ブイの周方向に
    一定の間隔で設け、各ブイの任意の取付座に連結機構を
    規則的に連結するとともに、アンカー係留金具を取付け
    るようにしたことを特徴とする深層水回収装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の深層水回収装置におい
    て、ポンプ機能部を有するブイに洋上で搭載機器の姿勢
    を水平に保つ姿勢保持装置を搭載し、 この姿勢保持装置は、ブイ浮力部材を有する本体と、機
    器装置が搭載され且つ前記本体に三次元的に可動自在に
    接続されたプラットフォームと、このプラットフォーム
    の下部に取付けられ、波あるいはうねりによるブイの姿
    勢変化の影響を受けることなく常に水平状態に前記プラ
    ットフォームを保持させる錘または回転錘とから構成さ
    れたことを特徴とする深層水回収装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の深層水回収装置におい
    て、ブイ浮力部材は緩衝材であることを特徴とする深層
    水回収装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の深層水回収装置におい
    て、利用機能部を有する貯水タンクブイとして、深層水
    を貯水する容器と係留具とを有し、貯水を詰め替えるこ
    となく曳航あるいは航行自在にして、洋上から港まで輸
    送可能にしたことを特徴とする深層水回収装置。
  9. 【請求項9】 請求項1又は請求項6記載の深層水回収
    装置において、ポンプ機能部を有するブイに監視装置あ
    るいはデータ収集装置の少なくとも一方及び制御装置を
    搭載し、 この監視装置あるいはデータ収集装置の少なくとも一方
    により異常気象が予測されると、前記制御装置からの指
    示により各ブイ間を連結する連結機構を遠隔操作あるい
    は手動により開放するようにしたことを特徴とする深層
    水回収装置。
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