JP2001182127A - 局部洗浄装置 - Google Patents

局部洗浄装置

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JP2001182127A
JP2001182127A JP2000266355A JP2000266355A JP2001182127A JP 2001182127 A JP2001182127 A JP 2001182127A JP 2000266355 A JP2000266355 A JP 2000266355A JP 2000266355 A JP2000266355 A JP 2000266355A JP 2001182127 A JP2001182127 A JP 2001182127A
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switch
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water
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JP2000266355A
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English (en)
Inventor
Ryosuke Hayashi
良祐 林
Yuichi Furuta
祐一 古田
Takemasu Okada
武倍 岡田
Takaaki Kuwabara
隆顕 桑原
Masaki Ohashi
政紀 大橋
Hiroyuki Adachi
弘之 安達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Aichi Electric Co Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Aichi Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下ケース側に全ての付随機器を組み付けた状
態で上ケースを被せ製品を組立てることができると共
に、装置本体内に設置したリモコン用受光器等の光電式
機器が結露するのを防ぐことが可能な局部洗浄装置を提
供する。 【解決手段】 下ケース35に熱交換器70や補助操作
ユニット150等の付随機器を直接若しくは間接に取付
け、上ケース31で被覆した局部洗浄装置において、下
ケース35に取付けられた熱交換器70などの発熱部材
と近接して、リモコン用受光器169や人体検知センサ
165等の光電式機器を配設するようにしたので、発熱
部材から発生する熱によって、光電式機器を予め温めて
おくことにより、光電式機器が結露するのを防ぐことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、局部洗浄のために
洗浄水の噴出を行う局部洗浄装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この局部洗浄装置については、局部洗浄
に際して以下のようなことが望まれている。例えば、水
を局部に吐出したのでは使用者に不快感を与えることか
ら、吐出する洗浄水を予め温水化することが必要とされ
る。また、この局部洗浄用の温水の温度を、その使用量
の多少に拘わらず使用初期から終了時まで適温に維持す
ることも必要とされる。よって、比較的大容量の温水タ
ンクを局部洗浄装置に組み込むことが行なわれていた。
装置本体に便座及び便蓋が回動自在に取付けてあり、装
置本体を便器の後部に取付けてあった。そして、上記装
置本体に、局部洗浄用の洗浄水を噴出するための洗浄ノ
ズル、洗浄水を加熱し豊富な適温の洗浄用温水を確保す
るための温水タンク、温水タンクで加熱した温水を洗浄
ノズルに供給するためのポンプ、洗浄ノズルから噴出す
る洗浄水の噴出を制御するための制御部等の局部洗浄に
必要な諸部材がすべて取付けてあった。このため、従来
の装置本体は便器より外に大きくはみ出した側方突出部
を有する大きなものとなっていた。このように常に豊富
な適温の洗浄用温水を確保することや付随機器の組み込
みが必要とされる反面、トイレ内での局部洗浄装置の設
置スペースは制約を受けるため、装置の小型化も求めら
れている。従って、近年では、リモコンによって操作可
能な局部洗浄装置も多く見受けられるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、局部洗浄装
置の付随機器は下ケース若しくは上ケースの何れかに一
方に固定されていたが、組立て性を考えた場合には全て
の付随機器を下ケースに取付ける方が望ましい。しか
し、そうしてしまうと、下ケースに付随機器のための取
付ボスを形成しなければならないため、下ケースには広
いスペースが必要となる。また、取付ボスに対してボル
ト固定する際のボルトを回すスペースを取付ボス上方に
は確保しておかなければならないため、デッドスペース
もできてしまう。更に、ボルト固定の箇所が多いと組み
付け時間が多くかかる。また、リモコンによって局部洗
浄装置を操作する場合、前記リモコンの受光器は、一般
に装置本体内に洗浄ノズル等とともに設置されている
が、例えば、寒冷期等外気温が低い時期においては、装
置本体内の温度は外気によって低下しており、かつ、受
光器自体も発熱量が少ないことから冷却されている関係
上、局部洗浄にあたり、洗浄ノズルを装置本体内に収納
した状態で前洗浄のために温水を噴出させると、前記受
光器は温水から発生する湯気によって結露してしまい、
この結果、リモコンからの赤外線信号が良好に受光でき
なくなる等、誤作動等を誘発するおそれがあった。本発
明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、下
ケース側に全ての付随機器を組み付けた状態で上ケース
を被せ製品を組立てることができると共に、装置本体内
に設置したリモコンの受光器等、光電式の機器が結露す
るのを防ぐことが可能な局部洗浄装置を提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用、効果】上記課題
を解決する為に、請求項1の発明においては、下ケース
に熱交換器等の付随機器を直接若しくは間接に取付け、
上ケースで被覆した局部洗浄装置において、前記下ケー
スに取付けられた発熱部材に近接して、リモコン用受光
器や人体検知センサ等の光電式機器を配設するようにし
たので、前記発熱部材から発生する熱によって、リモコ
ン用受光部や人体検知センサ等の光電式機器を予め温め
ておくことにより、前記光電式機器が結露するのを確実
に阻止し、光電式機器が誤作動等するのを良好に防ぐこ
とができる。
【0005】請求項2の発明においては、請求項1の発
明に加え、前記発熱部材として、下ケースに取付けた熱
交換器を利用するようにしたので、特別にリモコン用受
光部や人体検知センサ等の光電式機器を温めるための手
段や、装置本体内を換気するための手段等を設けなくて
も、良好に光電式機器の結露を防ぐことが可能となる。
【0006】請求項3の発明においては、請求項1の発
明に加え、前記発熱部材として、下ケースに取付けた負
荷制御用の素子を配置した制御基板を利用するようにし
たので、特別にリモコン用受光部や人体検知センサ等の
光電式機器を温めるための手段や、装置本体内を換気す
るための手段等を設けなくても、良好に光電式機器の結
露を防ぐことが可能となる。
【0007】請求項4の発明においては、請求項1の発
明に加え、前記発熱部材として、下ケースに取付けた負
荷制御用の素子に付設した放熱手段を利用するようにし
たので、特別にリモコン用受光部や人体検知センサ等の
光電式機器を温めるための手段や、装置本体内を換気す
るための手段等を設けなくても、良好に光電式機器の結
露を防ぐことが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して実施例につい
て説明する。図1は本発明の実施例に係る衛生洗浄装置
の便座、便蓋を取り外した状態での全体構成を示す斜視
図、図2は便蓋を開いた状態での全体構成を示す斜視
図、図3は便蓋、便座倒伏状態での全体構成を示す斜視
図、図4は平面図、図5は概略正面図、図6は概略左側
面図、図7は概略右側面図、図8は概略背面図、図9は
装置本体の左側面図、そして図10、図11は装置本体
30(内装機器省略)の分解斜視図である。
【0009】(外観部品全体構成の説明)図において、
10は便蓋、20は便座、30は洗浄装置本体である。
便蓋10及び便座20はヒンジブロック40及びソフト
閉止ユニット50を介して、洗浄装置本体30に回動自
在に支持される。
【0010】(装置本体30の説明)装置本体30は装
置の外郭を形成する上ケース31と下ケース35と、後
述する内装機器(付随機器)とからなり、上ケース31
は前方に傾斜部31aを設ける。この傾斜部31aは便
座20下面の傾斜部20fと便座20倒伏状態において
重合するよう形成し、この傾斜角度は後述する洗浄ノズ
ルの伸出角度と略同一とする。また、この傾斜部31a
に連続して便座・便蓋支持部31bを形成する。便座・
便蓋支持部31bは中央を隆起した膨出部の左右を前記
傾斜部31aに連続した傾斜凹部31c、31cとして
形成する。中央隆起部の側壁面31d、31dには、ヒ
ンジブロック40と係合する係合突起32、32を設け
る。この便座・便蓋支持部31bは、その頂上部に便蓋
10並びに便座20の回転中心軸と同心の円弧状で且つ
便蓋10倒伏位置を始点として便蓋10後端が開放した
終点位置まで描く軌跡に略相似形状とした曲面部31f
を備える。この曲面部31fには、運転状態等を表示す
る為の表示部用開口31g、便座20に着座した利用者
を検出する為の人体検出センサ用開口31hが配置され
る。また、曲面部31fは中央の曲率を最も大きく、左
右にいくに連れ小径とした樽形状とする。便蓋10の略
開放位置部分からはその高さを維持する略フラット面3
1pとする。上ケース31の左側面には、操作部33a
を、左後方上面にはリモコン受信部33bを設ける。そ
して、この樽形状の曲面部31f上を銘板34で覆うこ
とにより、表示部用開口31g、人体検出センサ用開口
30hを塞ぐ。
【0011】この銘板34には、人体検出センサ用開口
31hに対応する部分に半透明のスモーク板34aを一
体に形成し、表示部用開口31gに対応する位置に透明
部34bを一体に形成する。また裏側に熱カシメ用突起
34cを4個所設け、上ケース31に設けた熱カシメ用
孔31xにて熱カシメし、上ケース31に一体化する。
この銘板34は二色成形により形成され、下面をパール
調、上面を透明板とし、パール調下地側に文字、表示部
用開口、人体検出センサ用開口を形成し、上側透明板に
てその全てを覆うよう形成する。この表示部は、前記便
座・便蓋支持部に支持された便座及び便蓋が閉じた状態
及び開いた状態のいずれであっても、使用者が目視可能
である位置に配置されている。すなわち、便蓋が倒伏状
態に閉じているときには、表示部は便座の後端よりも後
部側に露出し、便座を開放したときには、表示部は便座
の下端よりも下側に、それぞれ使用者が便器に向かって
立ち姿勢をとったときに楽な姿勢での視認が可能となっ
ている。
【0012】下ケース35の両側方部35aは底面側に
向けて傾斜させており、その左傾斜部には、便座コード
取出口35b、電源コード取出口35c、傾斜部から側
方に突出する突出部35dを設け、右方部には便器自動
洗浄ユニット等のオプション機器への電力及び信号を供
給する為のオプション用コード取出口35eを設ける。
なお、突出部35d下方は切り欠いており、側方には給
水接続口35f及び水抜き栓用開口35gを設ける。上
ケース31,下ケース35の他の部位は夫々の内装部品
を説明する際に合わせて説明する。
【0013】上ケース31と下ケース35の連接構造を
説明する。上ケース31前面側には、傾斜部31a前面
より垂下された垂下壁31i内側に設けた係合爪31
j、31j、傾斜部3a内側に設けた位置決拘束用突部
31k、31kを設け、上ケース31背面壁31lに設
けた第2係合爪31m、31mを設ける。下ケース35
には、前面壁35hに、係合突部35i、35i、底面
には位置拘束用ボス孔35j、35jを設け、下ケース
35背面壁35kに第2係合突部35l、35lを設け
る。この構成により位置拘束用凸部31k、31kを位
置拘束用ボス孔35j、35jに合わせ、上ケース31
の前部を下ケース35に押し込むと係合爪31j、31
jが弾性変形しながら、係合突部35i、35iを乗り
上げ、係合爪31j、31jが係合突部35i、35i
に係合する。次に後部を押し込み、第2係合爪31m、
31mが弾性変形しながら、第2係合突部35l、35
lを乗り上げ、第2係合爪31m、31mが第2係合突
部35l、35lに係合する。これにより、上ケース3
1と下ケース35とは一体化する。なお、本実施例で
は、第2係合爪31m、第2係合突部35lとの係合部
分で連接を強固にするためにネジ止めを行っているが、
このネジ止めは省略しても良い。なお、上ケース31と
下ケース35との側面での合わせラインAを便座の下端
が描くラインBの延長線上とし、且つ下ケース35の両
側方に傾斜部35aを設けたので、下ケース35側面は
影となり、取出口等は見えづらいので非常にコンパクト
な印象を与える。また、突出部35dは逆に目立ち、水
抜き等のメンテナンス作業部を認知させることができ
る。このようにして、上ケース31と下ケース35が連
接されてなる装置本体30は、その嵩が約120mmと
され、成人であれば、片手の親指と中指とで何とか挟み
持つことのできる寸法であり、局部洗浄装置の取付け工
事などの際には、大変便利である。また、装置全体が薄
型になったことにより、小さなサイズの梱包ですむの
で、持ち運びも楽であるし、梱包材も小型化できる。
【0014】(便蓋10の説明)便蓋10は、便器の開
口部を塞ぎ上面が後部側ほど上方に反った凹形状となっ
ている蓋部分10aを有し、その後端両側には、ヒンジ
ブロック40、ソフト閉止ユニット50を介して前述の
便座・便蓋支持部31bに回転自在に支持されるヒンジ
部10bを有する。このヒンジ部10bは、蓋部分10
aから下方に湾曲傾斜した連結部10cを介在させて、
この蓋部分10aから延出形成する。便蓋10倒伏状態
での連結部10cの傾斜角は傾斜部31aの傾斜角と略
同一であり、連結部10cの両端側壁下端部が傾斜部3
1a上面と所定間隔(本実施例では2mmの微小隙間)
空けて略一致するよう形成する。また、ヒンジ部10b
はその内側にソフト閉止ユニット50を収納する収納部
10dを形成する。ヒンジ部10bの上方曲面部10e
は便蓋10倒伏状態において後述する便座のヒンジ部2
0c及びヒンジブロック40を覆い隠すよう収納部10
dよりも内方に延出形成し、上方を曲面部31fと略相
似な同心円弧状で且つ曲面部31fと連続面に形成す
る。
【0015】(便座20の説明)便座20は、中央部に
開口20aを備える座部分20bを有し、その後部両側
には、ヒンジブロック40、ソフト閉止ユニット50を
介して前述の便座・便蓋支持部31bに回転自在に支持
されるヒンジ部20cを有する。このヒンジ部20c
は、座部分20bから上方に湾曲傾斜した連結部20d
を介在させて、この座部分20bから延出形成する。ま
た、ヒンジ部20cはその内側にソフト閉止ユニット5
0を貫通収納する為の収納開口20gを有する収納部2
0eを設ける。ヒンジ部20c上方曲面部20hは便座
20倒伏状態においてヒンジブロック40を覆い隠すよ
う収納部20eよりも内方に延出形成し、上方を曲面部
31f、ヒンジ部10bと略相似な同心円弧状で且つ便
蓋1の略肉厚分小さい曲率で形成する。なお、便座20
の連結部20dの下面には傾斜部20fを形成する。ま
た、便座20の座面20bの後部側側端部に、便蓋10
の折り返し状の連結部10cを収容可能な凹部を形成し
て、便座20や便蓋10の倒伏状態において、便蓋10
の連結部10cを、その下端縁が便蓋10の外周部下端
縁と水平な一直線上に揃うように形成して水平端部をす
ると共にその水平端部が装置本体30の傾斜部31aの
近傍まで延伸するように形成している。
【0016】(便蓋10、便座20、装置本体30との
関係の説明)便蓋10、便座20、装置本体30は前述
のような形状とされているので、便蓋10、便座20倒
伏時には、装置本体30の曲面部31fと便蓋10の曲
面部10eとが同心円弧状の連続した面を形成するの
で、すっきりとした印象を与える。このすっきりとした
印象は便蓋10や便座20の側面が、装置本体30の側
面と同一平面上に形成されていることにより、さらに印
象を強めることに成功している。また、ヒンジ部20c
も同心状の形状としたので便蓋10を開放状態として
も、すっきりとした印象を変えることは無い。また、便
座・便蓋支持部31bの左右を傾斜凹部31cとして、
そこを便蓋10、便座20のヒンジ部10b、20cと
の回動空間としたので、便座20中央後端部20iを座
面として利用することができる。また、便座・便蓋支持
部31bの内方を収納空間としても有功利用しており、
装置本体30のコンパクト化を図ることができる。さら
に、装置本体30の最高高さ位置を、便蓋10の倒伏状
態での便蓋10の最高高さ位置よりも低く、すなわち装
置本体30のフラット面31pの上面を、便座20及び
便蓋10のヒンジ部位置よりも低くしているので、局部
洗浄装置の全体がコンパクト化され、装置の持ち運びや
すさ等が向上している。なお、装置本体30には、便座
20及び便蓋10のヒンジ部10c,20c間に、ヒン
ジ部10c,20cの最高高さと略同一高さとなり内部
に機能部品を収納している膨出部を形成しているが、こ
こで言う装置本体30の最高高さ位置はこの膨出部を含
まない。この膨出部はちょうど左右のヒンジ部10c,
20cの間に収まりきるので、ヒンジ部10c,20c
との一体感がある。よって、便蓋10又は便座20の後
方部にそれよりも高くそびえる部材がないため、この局
部洗浄装置のコンパクトさを一層目立たせることに成功
している。また、前記同心円弧の中心であり、便蓋1
0、便座20の回動中心をフラット面31pと略同一高
さとする。こうすることで、便蓋10、便座20のヒン
ジ部10b、20cの回動軌跡はフラット面31pより
も後部に描かれず、傾斜凹部31cを余分に取る必要が
なくなり、便蓋10倒伏状態での装置本体30との隙間
を狭くすることができる。さらにまた、装置本体30の
膨出部と、その枢軸方向外側にある便蓋10の一部分と
で、その高さ及び曲面状の表面Rを略等しくしている。
なお、便蓋10を閉じた状態で、便蓋10の端部と装置
本体30との隙間、便座20の端部と装置本体30との
隙間、及び便座20と便蓋10との隙間を、それぞれ約
2mm程の略均一寸法の微小隙間として設定した。この
微小隙間は、便座や便蓋を開放した状態でも、近い寸法
に維持される。よって、従来の局部洗浄装置が有してい
た装置本体と便蓋の間の窪みなどを排除した、表面ので
こぼこの少ないほぼフルフラットな表面を持ち且つ隙間
レスとすることができた。よって、製品の意匠性が極め
て向上するうえ、仮りに隙間に汚れが付着しても目立た
ない。
【0017】(ヒンジブロック4、ソフト閉止ユニット
5の説明)図12は、装置本体30に対する便蓋10及
び便座20の連接構造を示す概略断面図である。連接構
造は、ヒンジブロック40とソフト閉止ユニット50と
で構成され、ソフト閉止ユニット50は、便蓋10及び
便座20が閉じるときに抵抗を与えて緩やかに動作する
ように緩衝装置(図示せず)を内蔵するヒンジ胴部51
と、ヒンジ軸52とから構成され、ヒンジ軸52に対し
ヒンジ胴部51は回動自在とされている。なお、このヒ
ンジ胴部51及びその周囲は便蓋10及び便座20の上
面によって隠れるような構造とする。ヒンジブロック4
0には、ヒンジ軸52を挿入してこれらを固定支持する
ための支持孔40aを設ける。ヒンジブロック40の底
部には、装置本体30に設けた係合突起32に対応して
凹部40bを設ける。便蓋10及び便座20を装置本体
30に連接するためのヒンジブロック40は、装置本体
30に設けた係合突起32に凹部40bが嵌まり込んで
固定される。収納部20eの開口20gの一部に位置決
め凹部20jを、ヒンジ胴部51の一部に位置決凸部5
1aを設け、この凹凸により便座20の基端部に設けた
収納部20eの一方をヒンジ胴部51と一体に回動する
ように固定し、他方の収納部20e内にヒンジ胴部51
を貫通連結し回動自在に軸支させる。また、収納部10
dの一部に位置決め凹部10fを、ヒンジ胴部51の一
部に位置決凸部51bを設け、この凹凸により便座と固
定された収納部20eとは逆側の便蓋10の基端部に設
けた収納部10dをヒンジ胴部51と一体に回動するよ
うに固定し、他方の収納部10dをヒンジ胴部51に対
し回動自在に軸支させる。
【0018】図13は、ヒンジブロック40,サポート
カバー41と装置本体30に設けた係合突起32との連
接構造を示す斜視図である。図において、ヒンジブロッ
ク40には、樹脂等から形成されるカバー41が設けら
れ、支持孔40aと同心円形状に若干突出して設けた支
持ガイド40bに、支持ガイド40bと略同一形状の回
動孔41aを回動自在に軸支することにより、ヒンジブ
ロック40とカバー41は一体化される。カバー41の
裾部内側にはロック爪41bが設けられ、片側には把手
部41cが一体に設けられている。係合突起32前壁に
は、ロック爪41bが係合する係止溝32aが設けられ
る。なお、カバー41の側壁基端部内側には第2ロック
爪41dが設けられ、ヒンジブロック40側壁には、第
2ロック爪41dが弾性係合する第2係止溝40cが設
けられる。ヒンジブロック40の凹部に、テーパ状の形
状となっている係合突起32が挿入、嵌合する構造とな
っている。
【0019】図14は、ヒンジブロック40,サポート
カバー41と装置本体30の係合突起32との連接状態
を示す断面図である。サポートカバー41は折り返し部
41eを設け,略断面略L字の形状をなしている。図1
3に示したロック爪41bは、強度確保のため、折り返
し部41eに一体的に形成されている。第2ロック爪4
1dを第2係止溝40cに案内するために、溝40dが
ヒンジブロック40側壁に設けられた支持孔40aと同
心円弧上に第2係止溝40cよりも浅く形成される。ま
た、第2ロック爪41dと第2係止溝40cとのロック
が確実となるよう第2係止溝40cと溝40dとの間に
盛り上がり部40eを設けている。このように、第2ロ
ック爪41dと第2係止溝40cとを弾性係合として補
助ロック機構を形成しているので、ロック爪41bと係
止溝32aとは弾性係合ではなく、単なる係合とするこ
とができるので、ロック力の調整およびロック爪41b
の耐久性の確保等が容易である。また、これにより設計
の自由度が広がる。ヒンジブロック40の内部にはリブ
40fがあり,係合突起32と嵌合する構造となってい
る。このリブ40fの高さ調整にて係合突起32との嵌
合調整を行う。
【0020】図15は、ヒンジブロック40,サポート
カバー41と装置本体30との連接状態を示す断面図で
ある。図より明らかなように、連接状態では、ロック爪
41bが係止溝32aに係合しているので、この状態で
は、ヒンジブロック40と係合突起32の係合は外れな
い。この際、上記カバー41の第2ロック爪41dとヒ
ンジブロック4の第2係止溝40cとにより、回動方向
も規制される。係合を外したい場合は、把手41cに指
をかけて、第2ロック爪41dと第2係止溝40cとの
弾性係合を解除して、カバー41を回動することによ
り、ロック爪41bと係止溝32aとの係合を解除し、
便座20等を上方に持ち上げることでヒンジブロック4
0と装置本体30の係合を外すことができる。また、便
座20等を取り付けるときは、係合突起3eにヒンジブ
ロック4を挿入する。係合突起3eは外側先端程細くな
っているため、ヒンジブロック4を挿入しやすく、便座
20等の取付作業が容易となる。便座20の荷重等によ
るヒンジブロック40の支持孔40aの下向きの力は,
ヒンジブロック40の下端と装置本体30との接触部に
より受ける構造となっている。下向きの荷重を装置本体
30の表面にて受ける際には、ケーシング全体がたわみ
内部部品を破損させる恐れがあるため、装置本体30の
上ケース31の裏面に補強リブを配設している。
【0021】(内装部品の構成の説明)図16(a)は
上ケース31を取り外した状態の装置本体30の斜視
図、図16(b)は更に制御ユニットを取り外した斜視
図、図17は各ユニットを取り外した分解斜視図であ
る。図において、60はバルブユニット、70は熱交換
ユニット、90は流調、脈動ユニット、110はノズル
ユニット、130は乾燥、脱臭ユニット、150は補助
操作ユニット、160は第1制御ユニット、170は第
2制御ユニットである。
【0022】(バルブユニット60の説明)図18には
バルブユニット60の分解斜視図、図19には一部断面
図、図20、図21には組立てた状態での斜視図、図2
2、図23には下ケース35に設置する前の状態の斜視
図、図24、図25には下ケース35に設置した状態で
の斜視図を示す。図において、61はバルブ躯体、62
は給水接続管、63は水抜栓、64は温水ヒータ制御用
のトライアック、64aはトライアック64の放熱板、
61aは流路形成用板兼リモコン受光部取付板、65は
調圧弁、65aは調圧弁用開口塞板、61bは第2流路
形成用板兼リモコン受光部取付板、66は電磁弁、67
は流出接続管、68は入水温サーミスタである。バルブ
躯体61には、給水接続管62を取り付ける為の取付用
開口61c、水抜栓63にて通常閉塞される水抜き開口
61d、放熱板64aを取り付ける為の取付用貫通孔6
1e、流路形成用板兼リモコン受光取付板61aを取り
付け流路形成するための流路形成用溝61f、調圧弁6
5を取り付ける為の取付用貫通孔61g、第2流路形成
用板兼リモコン受光取付板61bを取り付け流路形成す
るための第2流路形成用溝61h、電磁弁66を取り付
ける為の取付用開口61i、流出接続管67を取り付け
る為の取付用開口61jを設ける。なお、図19に示す
ように取付貫通孔61eには逆止弁69を設け、また、
水抜き開口61dから逆止弁69を経由しないで流路形
成用溝61fに連絡するバイパス路61と水抜き開口6
1dから逆止弁69を経由し流路形成用溝61fに連絡
する本流路61lとを設ける。従って通常使用時の水の
流れは、給水接続管62→開口61c→開口61d→本
流路61l→(放熱板64a)→逆止弁69(貫通孔6
1e)→溝61f→調圧弁65→貫通孔61g→(塞板
65a)→溝61h→電磁弁66→開口61i→開口6
1j→流出接続管67となる。給水接続管62は略L字
形状に形成され、一端にフレキ管が螺合接続する雄ネジ
部62a、他端にバルブ躯体61に回動自在に嵌合固定
される嵌合挿入部62bを設ける。また、嵌合挿入部6
2bにはOリング(図示せず)を嵌め込む溝62c、抜
け止め用フランジ62dを設ける。このような構成によ
り、給水接続管62の嵌合挿入部62bを躯体61の開
口61cに挿入した後、略U字形状の取付部材62eを
ネジにより躯体61に固定することにより抜け止め用フ
ランジ62dが拘束され、躯体61に対し回動自在に固
定される。なお、給水接続管62の雄ネジ部62aは通
常下方に向けられて設置されるが、便器幅が大きい場
合、便器が干渉して取付かない。従って、そのような幅
広の便器に取り付ける場合には、給水接続管62を回動
し、下ケース35に設けた給水接続口35fから側方に
向けて給水接続管62の雄螺旋部62aを突出させてフ
レキ管(図示せず)と接続する。従って、幅広の便器で
あっても取付かないということはない。
【0023】水抜き栓63はつまみ63aと栓本体63
bからなり、つまみ63aの中心部には栓本体63bと
の接続の為の丸孔63cが開けられ、内側には躯体61
との接続の為の雌ネジが形成されている。栓本体63b
は、つまみ63aへの取付部63d及びOリング溝を形
成すると共にストレーナ63eの一端を支持する基端部
63f、ストレーナ63eの他端を支持するフランジ部
63g、先端に設けられる止水弁部63hからなる。取
付部63dは丸孔63cに回動自在でかつ外れないよう
な構造とする。基端部63fに設けられる溝にはOリン
グが嵌め込まれ、水抜き栓63装着時に開口61dから
水が漏れるのを防止する。同様に、止水弁部63hのO
リングはバイパス路61kから開口61dへの水の浸入
を防止する。このような構成により、水抜き時には、つ
まみ63aと躯体61との螺合を解いた後、つまみ63
aを引き外すことで水抜き栓63を躯体61から取り外
す。この際、つまみ63aと栓本体63bとは回動自在
に構成するので、栓本体63bは回転すること無くOリ
ングに回動力が伝わらないので、耐久性を増すことがで
きる。水抜き栓63を取り外すと、バルブユニット60
内の水は自重によりバイパス路61k、本流路61l、
開口61cを夫々通って開口61dから外部に排出され
る。
【0024】リモコン用受光器169は、流路形成用板
兼リモコン受光取付板61a及び第2流路形成用板兼リ
モコン受光取付板61bに設けた孔61qと、リモコン
用受光器169の両側に設けた突起169aにより、発
熱部材である熱交換ユニット70(熱交換ユニット70
は、後述する円筒状セラミックヒータ71への通電によ
って水を加熱することにより、その外周面から熱を発散
する)と、同じく、発熱部材であるトライアック64の
放熱板64aとに近接させた状態で、バルブユニット6
0上部に挟着固定する。リモコン用受光器169は、発
熱部材である熱交換ユニット70と、トライアック64
の放熱板64aとに近接して配置したことにより、熱交
換ユニット70及び放熱板64aからの熱の発散によっ
て予め温めておくことができる結果、寒冷期等において
も結露が発生するのを良好に防ぐことができる。
【0025】なお、バルブユニット60の固定は、下ケ
ース35の底面コーナー部に設けた突出部35d下方の
開口35x及び側方の開口35gから夫々給水接続部6
2及び水抜き栓63を外側に引き出した後、バルブ躯体
61に一体形成された2個所の取付部61m,61nを
下ケース35に設けたボス36a、36bにネジ止め固
定し、更にバルブ躯体61に一体形成された倒伏防止用
フランジ61pを上ケース31と下ケース35の接続に
使われたネジの先端で上から抑えつけることで行われ
る。
【0026】また、下ケース35へ組み付けた状態での
バルブユニット60収納時の嵩は110乃至120mm
程度とし、後述するノズルユニット110(嵩110m
m程度)にチューブの可動余裕(10mm程度)を採っ
た嵩と略同一高さとする。
【0027】(熱交換ユニット70(加熱機構)の説
明)図26には瞬間式熱交換ユニット70の分解斜視
図、図27は断面図、図28は下ケース35に設置した
状態での斜視図、図29は平面図を示す。熱交換ユニッ
ト70は熱交換部7A,温度安定部7B、出湯部7Cか
らなる。熱交換部7Aは、円筒状セラミックヒータ7
1、略円筒形状の熱交躯体72、バイメタルスイッチ7
3、水抜き栓74、温度ヒューズ75からなる。円筒状
セラミックヒータ71には、熱交躯体72の開放端の一
側を閉塞するための取付フランジ71aをガラス封止等
で一体に設ける。熱交躯体72は略円筒状の円筒躯体7
2aと、温度安定部7Bと接続される接続開放室72b
とで構成される。円筒躯体72aの開放端の一側にはセ
ラミックヒータ取付部72c、他側には水抜き栓取付部
72dを設け、円筒躯体72aの側壁面には、バイメタ
ル取付用開口72eを貫通して設ける。バイメタルスイ
ッチ73は、伝熱板73a、押え部材73b、バイメタ
ルスイッチ本体73cよりなり、伝熱板73aを介して
押さえ部材73bにより、前記バイメタル取付用開口7
2eにネジ4本で取り付ける。水抜き栓74は、ばね受
け74a、止水ばね74b、水抜き弁体74c、ゴム製
弁座74d、塞ぎ蓋74eから構成され、塞ぎ蓋74e
により前記水抜き栓取付部72dにネジ3本で取り付け
る。温度ヒューズ75は円筒躯体72aの外郭に一体形
成したヒューズ取付部(図示せず)と温度ヒューズ取付
板75aに一体形成されるヒューズ取付部75bとで挟
圧固定する。なお、その取付は温度ヒューズ取付板75
aをネジ1本で円筒躯体72aに取付けることで行われ
る。円筒躯体72の温度ヒューズ取付部(図示せず)よ
り上方には温度ヒューズ部が被水しないよう被水防止カ
サ72fを一体に設ける。円筒躯体72aと接続開放室
72bとの隔壁には伝熱開孔72gと連絡孔72hとを
設け、伝熱開孔72g上方には、フロートスイッチ収納
室下部を形成する下部室72iを形成する。なお、伝熱
開孔72gは金属製の伝熱板72jで塞ぐ。また、接続
開放室72bには連絡孔72hと下部室72iとを連絡
する連絡溝72kを形成する。また、連絡孔72h、下
部室72i、連絡溝72kの周囲には連結用フランジ7
2lを形成する。
【0028】温度安定部7Bは、流路形成体76、出湯
温を検知する湯温検知サーミスタ77、水の有無を検知
するフロートスイッチ78、フロート室塞ぎ蓋79にて
構成される。流路形成体76は、熱交躯体72への取付
用フランジ76aと、フロートスイッチ78を収納する
収納室76bとからなり、フランジ76aは、連絡孔7
2h、連絡溝72kの上方を覆うフランジ延出部76c
を有し、このフランジ延出部76cには湯温検知サーミ
スタ77を挿入固定するサーミスタ取付孔76dを設け
る。なお、フランジ延出部76cと連絡孔72h、連絡
溝72kとで熱交換部7Aとフロート収納室76bとを
連絡する連絡流路70aを形成する。収納室76bはフ
ランジ76aよりも下方に垂下する垂下部76eと上方
へ延出し上端を開放する円筒部76fとからなり、垂下
部76eは下部室72i内に挿入され、垂下部72i下
端にて伝熱板72jを押圧固定し、伝熱開孔72gを閉
塞する。円筒部72f側壁上方には出湯部7Cに連絡す
る連絡開口76gを形成し、その連絡開口76gから接
続部76hを延出形成する。円筒部76fの上端開放部
にフロートスイッチ78が一体化されたフロート室塞ぎ
蓋79をネジ止め固定する。
【0029】出湯部7Cは、出湯形成体80、調圧弁6
5に異常が起きた際所定圧力以上の圧力が2次側機器に
加わらないようにするための安全弁ユニット81、火傷
を負う程の高温となった際にヒータ71への通電を強制
的に遮断するためのリミットサーミスタ82,通水が無
い状態で、下流側に空気を取り入れる為のバキュームブ
レーカー83にて構成される。出湯形成体80は、温度
安定部7Bと接続するための接続凸部80a、リミット
サーミスタ取付部80b、安全弁取付部80c、バキュ
ームブレーカー取付部80dを備える。なお、流路構成
上、接続凸部80aとサーミスタ取付部80bとは略同
一面上に、安全弁取付部80cとバキュームブレーカー
取付部80dとは略一直線状に対向配置する。接続凸部
80aは、接続部76hに挿入される挿入部80eと、
取付用フランジ80fとで構成する。安全弁取付部80
cは、安全弁挿通部80gと、固定用ネジ部80hとで
構成する。安全弁ユニット81は、安全弁体81a、圧
力設定ばね81b、逃がし流路81c、固定用フランジ
81d、外周にOリング溝を形成した挿入部81eを一
体に有する弁体押え部材81fからなり、挿入部81e
を挿通部80gに挿入し、固定用フランジ81dをネジ
により固定用ネジ部80hに固定することで出湯形成体
80に一体化する。なお、弁体押え部材81fには、オ
ーバーフロー流出路81gが形成される。このような構
成により、通常、弁体81aは、出湯形成体80に形成
された安全弁座80iにばね81bにて押圧され止水さ
れているが、所定圧以上の水圧が加わると、安全弁体8
1aは開放し、オーバーフロー流出路81gからも水が
流出し始め、流出口83cから流出する水の圧力を所定
圧以下に調整する。バキュームブレーカー83は、バキ
ュームブレーカー弁体83a、空気取込口兼オーバーフ
ロー口83b及び流出口83cを有するキャップ83d
にて構成する。この構成によりバキュームブレーカー8
3は、通水していない状態では、バキュームブレーカー
弁体83aは重力により、出湯形成体80に形成したバ
キュームブレーカー弁座80jに着座し、通水時にはキ
ャップ83dに形成した弁座83eに着座する。なお、
安全弁80のオーバーフロー流出路81g及びバキュー
ムブレーカー83のオーバーフロー口83bに接続され
る樹脂製チューブの他端は下ケース35中央部前面に形
成される排出用トイ36vに固定する。従って、オーバ
ーフローした水は排出用トイ36vを伝って便器内へ排
出される。
【0030】熱交換ユニット70の組み付けは、熱交換
部7Aと温度安定部7Bとをパッキンを介してフランジ
72lとフランジ76aとで螺合固定し、更に、温度安
定部7Bと出湯部7CとをOリングを介して接続部76
hとフランジ80fとを螺合固定することで行われる。
なお、熱交換ユニット70の下ケース35への取付は円
筒躯体72aの対角に設けられた取付フランジ72m、
72nを下ケース35に設けたボス36c、36dにネ
ジ止めすることにより行われる。
【0031】上記構成により、バルブユニット60の流
出接続管67から熱交換ユニット70へ接続チューブを
介して導入された水は、流水状態にて円筒状セラミック
ヒータ71の内部流路71b及びセラミックヒータ71
と円筒躯体72aとで形成された円筒状流路72pで所
定水温に温められ、連通孔72h、連絡流路70aを介
してフロート収納室76bへと導入される。この収納室
76bは10乃至20cc程度の容量を有し、フロート
スイッチ78の動作ストロークを確保すると共に、攪拌
室としても機能し、温度ハンチングを極小にする。収納
室76bにより安定化された湯は、連絡開口76gを通
って出湯部7C内に形成した流路80iを介して、バキ
ューム弁体83aを押し上げ、流出口83cへと導出さ
れる。なお、下ケース35へ組み付けた状態での熱交換
ユニット70の嵩は110乃至120mm程度とし、後
述するノズルユニット110(嵩110mm程度)にチ
ューブの可動余裕(10mm程度)を採った嵩と略同一
高さとする。
【0032】(流調、脈動ユニット90の説明)図30
は流調、脈動ユニット90の分解斜視図、図31は流
調、脈動ユニット90の平面図、図32(a)は流調サ
ブユニット92の断面図、図32(b)は流調サブユニ
ット92のステータ92f、ロータ92dの平面図、図
33は流調サブユニット92の各回転位置での切欠溝9
2mと流調溝92pとの重合状態((a)0度、(b)
60度、(c)120度、(d)180度、(e)24
0度、(f)300度)、図34は流調サブユニット9
2の回転角度での切欠溝92mと流調溝92pとの重合
面積、図35は脈動サブユニット94の断面図、図36
は流調、脈動ユニット90の取付を説明する斜視図であ
る。流調、脈動ユニット90は流調サブユニット92、
脈動サブユニット94、防振プレート96からなり、流
調サブユニット92に設けた取付孔92a、92bによ
り防振ユニット96の取付ボス96a、96bにネジ止
め固定する。脈動サブユニット94は略対角に設けられ
た取付孔94u、94vを防振ゴム95a、95bを介
して防振プレート96の取付ボス96c、96dにネジ
止め固定する。なお、脈動サブユニット94のもう一方
の対角下端には環状溝94c、94dを、防振プレート
96のそれに対応する対角上面には弧状リブ96e、9
6fを夫々設け、その間に防振ゴム95c、95dを嵌
装する。
【0033】(防振プレート96の説明)防振プレート
96には流調サブユニット92及び脈動サブユニット9
4を取り付ける載置面の周囲に外輪壁96gを設け、載
置面より1段下げて排出トイ96hを設ける。この構成
により流調サブユニット92及び脈動サブユニット94
への結露水等を排出トイ96h、下ケース35を介して
便器へ排出する。また、外輪壁96gの一コーナー部を
上方に延出形成し、内壁側を流調サブユニット92と脈
動サブユニット94を接続するチューブのガイド壁96
iとし、そのガイド壁96i上方には略倒コ字状のコ字
状リブ96jを設け、このコ字状リブ96jにより流調
サブユニット92と脈動サブユニット94への電力線、
制御線等の配線を一括して保持する。防振プレート96
の一方の対角には取付孔96k、96lを設け、他方の
対角下面には弧状凹部96m、96nを設ける。また、
外輪壁96gには前方に突出する略T字形状突起96p
を設け、該突起96pは流調サブユニット92からノズ
ルユニット110へ接続されるチューブを紐等(図示
無)により締結固定する際に利用される。流調、脈動ユ
ニット90の下ケース35への取付は後述する。
【0034】(流調サブユニット92の説明)流調サブ
ユニット92は、流調ボディ92a、流調モータ92
b、ロータシャフト92c、ロータ92d、ロータスプ
リング92e、ステータ92fから主に構成される。流
調ボディ92aには、流入エルボ92g、バイパスポー
ト92h、流出ポート92i、機能部収納室92jを設
け、機能部収納室92j内にロータシャフト92c、ロ
ータ92d、ロータスプリング92e、ステータ92f
が収納される。ロータシャフト92c周囲にはYパッキ
ン92rを嵌め込み、ロータシャフト92cと機能部収
納室92jとの水密性を確保し、ロータシャフトの上方
には流調モータ92bの出力軸と一体連結する連結用凹
部92sを設ける。また、ロータシャフト92cとロー
タ92dとは位置拘束ボス92kによって回動不能に一
体化する。ロータスプリング92eは、ロータ92dと
ロータシャフト92cとの間に嵌装し、ロータ92dを
ステータ92f側へ押圧し、ロータ92dとステータ9
2fとの面の水密性を確保する。ステータ92fは、切
込凹溝92qにより位置拘束し、ネジにより流調ボディ
92aに回動不能にシールパッキン92t、92uを介
して固定一体化する。ロータ92dには扇状の切欠溝9
2mを設け、ステータ92fにはバイパスポート92h
へ水を導く為のバイパス孔92n、流出ポート92i側
への流量を調整して水を導く流調溝92pを設ける。上
記構成により、流調モータ92bの回転がロータシャフ
ト92cを介してロータ92dに伝達され、ロータ92
dの切欠溝92mとステータ92fのバイパス孔92n
若しくは流調溝92pとの重合状態を変更し、図34に
示すような流量調節若しくは流路切換が行われる。
【0035】(脈動サブユニット94)脈動サブユニッ
ト94は、入水ボディ94a、ソレノイド94b、出水
ボディ94c、円筒状内筒94d、略円筒形状のポール
94e、略円筒形状のプランジャー94f、緩衝ばね9
4g、付勢ばね94h、断面コ字状の外郭ヨーク94i
で構成する。なお、付勢ばね94hの弾性力が緩衝ばね
94gの弾性力よりも大きい設定とする。ソレノイド9
4bは、樹脂性で非磁性材の円筒ボビン94p、円筒ボ
ビン94pに巻き付けられる銅等からなる巻線94q、
ボビン94pの外郭を囲む鉄等の磁性材からなる断面コ
字状の内側ヨーク94rからなる。ボビン94p内に内
筒94dを嵌め込み、この内筒94d内にポール94
e、緩衝ばね94g、プランジャー94f、付勢ばね9
4hを組込み、入水ボディ94aのフランジ部94j、
出水ボディ94cのフランジ部94kを外郭ヨーク94
iと内側ヨーク94rとで挟着一体化する。プランジャ
ー94f内には逆止弁94lが配置される。上記構成に
より、ソレノイド94bに通電がなされると、内側ヨー
ク94r→ポール94e→プランジャー94f→ヨーク
94iと閉磁回路が形成され、付勢ばね94hの弾性力
に抗して、プランジャー94fがポール94e側へ吸引
される。この時、ポール94eとプランジャー94fと
の間に形成されるチャンバ94m内の水は出水ボディ9
4c側へと圧送され、出湯口94tから樹脂製チューブ
を介してノズルユニット110へ送出される。ソレノイ
ド94bの通電を遮断すると付勢ばね94hによりプラ
ンジャー94fは押し戻される。その際、プランジャー
94f内の逆止弁94lが開き、流調サブユニット92
から入水ボディ94a内の水は、チャンバ94m内に流
入する。本実施例においては、70Hz乃至100Hz
でソレノイド94bへの通電をオンオフする。なお、プ
ランジャー94fが押し戻される際に、一次側に衝撃波
が発生するので、それを打ち消すために、入水ボディ9
4aにはアキュームレータ94nを設ける。脈動ユニッ
ト94は70Hz乃至100Hzで駆動されるため、大
きな振動が発生する。これは騒音の原因ともなるので、
前述した通り、脈動ユニット94は防振プレート96へ
防振ゴムを介して固定する。更に、これだけでは不十分
である為、防振プレート96の取付孔96k、96lを
防振ゴム95e、95fを介して取付ボス36e、36
fへネジ止め固定し、防振プレート96の環状溝96
m、96nを防振ゴム(図示なし)を介して略十字ボス
36g、略ト字ボス36hへ当接係止する。なお、防振
プレート94の質量を増す為に、流調サブユニット92
をネジ止め一体化する。このように多段防振を行うこと
で、下ケース35への振動伝達を極小とすることができ
る。
【0036】また、このような圧力変動を生じる脈動ユ
ニット94のような機器にバキュームブレーカーを設け
ている為、バキュームブレーカ97の動作が不安定にな
ってしまう。図61は本発明に用いたバキュームブレー
カー97を説明するための要部拡大図である。図におい
て、出水ボディー94cには空気流入路97dが設けら
れ、水圧がかかった際に、この空気流入路97dを塞ぐ
為にバキュームブレーカー弁体97aが設けられる。こ
のバキュームブレーカー弁体97aの移動を規制するリ
ング状の規制部材97eを設け、この規制部材97eを
形状記憶素子製の感温バネ97b及びバイアスバネ97
cにて各バネがもう一方のバネ側に付勢するように作用
して、バキュームブレーカー弁体97aを間接的に付勢
している。なお、感温バネ97bは図62に示すよう
に、低温では縮み、高温では伸びる特性を有し、その変
態点は20℃乃至30℃となっている。このような構成
であるから、通水が行われない時には、バキュームブレ
ーカー97の温度は室温程度まで下がっており、バイア
スバネ97cの付勢力により、規制部材97eは図61
(a)の位置に押し下げられる。この時水圧はかかって
いないので、弁体97aは空気流入口97dを開放す
る。なお、弁体97aには連通路97fを設けているの
で、空気流入路97dから出湯口94tへ大気が導入さ
れ、出湯口94tより下流側の配管内滞留水は後述する
ノズル噴出孔113d、113e、113fから排出さ
れる。熱交ユニット70により適温にされた湯が供給さ
れると、水圧により弁体97aは空気流入口97dを塞
ぐ。なお、湯の温度により感温バネ97bの付勢力が大
きくなる為、バイアスバネ97cに抗して規制部材97
eを空気流入口側に押し上げる。従って、弁体97aは
拘束され、出湯中に出湯口94t側に負圧が発生したと
しても、空気流入口97dを開放することは無い。すな
わち、この感温バネ97bが、洗浄水が所定水温以上の
時にバキュームブレーカーを動作させない動作制限手段
となっている。よって、水圧変化により開閉を行うバキ
ュームブレーカー97が洗浄水の圧力を変動する脈動ユ
ニット94の近傍に設けられているに関わらず、洗浄水
として湯が供給されている間はバキュームブレーカー弁
体97aが開閉動作を行うことはなく、異音等の発生は
生じない。
【0037】(ノズルユニット110の説明)図37は
ノズルユニット110の分解斜視図、図38は流路切換
ユニット100の分解斜視図、図39は流路切換ユニッ
ト100の断面図、図40はノズル本体111の断面
図、図41はノズルヘッド113の断面図、図42はノ
ズルユニットの取付説明図である。ノズルユニット11
0は流路切換ユニット100、ノズル本体111、ノズ
ル駆動ユニット120から構成し、流路切換ユニット1
00はノズル本体111後端に一体化され、ノズル本体
111はノズル駆動ユニット120に摺動自在に取り付
けられる。
【0038】(流路切換ユニット100の説明)流路切
換ユニット100は、切換モータ101、モータ取付板
102、伝達軸103、シール材104、流入孔105
aを有する流路切換ボディ105、切欠溝106aを有
する切換ロータ106、お尻1流出ポート107a、お
尻2流出ポート107b、ビデ流出ポート107cを有
する切換ステータ107にて構成する。
【0039】(ノズル本体111の説明)ノズル本体1
11は、ノズル胴体112、ノズルヘッド113、パッ
キン114、流入エルボ115からなり、ノズル胴体1
12後端には、流路切換ユニット100を収納する収納
部112aを設け、該収納部112aの一側壁には流入
孔112bを設け、該流入孔112bには流入エルボ1
15を接着または溶着等で一体化する。収納部112a
の他側壁には、ノズル駆動ユニットへの連結部112c
を設ける。ノズル胴体112の内部には、上方にお尻1
流路112d、下方にお尻2流路112e及びビデ流路
112fを形成し、先端にはお尻1連結用突起112
g、お尻2連結用突起112h、ビデ連結用突起112
iを設ける。ノズルヘッド113の後端には、お尻1連
絡流路113a、お尻2連絡流路113b、ビデ連絡流
路113cを設け、突起112g、h、iと流路113
a、b、cとの間にパッキン114を介装する。ノズル
ヘッド113先端には、奥から順にお尻1噴出孔113
d、お尻2噴出孔113e、ビデ噴出孔113fを設け
る。お尻1噴出孔113dと流路113aとは直線流路
にて形成されるが、流出ポート107b、107c、流
路112e、112f、連絡流路113b、113cは
中心からずれて配置されるので、お尻2噴出孔113
e、ビデ噴出孔113fとお尻2連絡流路113b、ビ
デ連絡流路113cとは図41(c)に示すように偏芯
して形成する。なお、ノズル胴体112の流入エルボ1
15付近には、流路切換ユニット100の配線を束ね固
定するための断面コ字状配線収納リブ112jを設け
る。
【0040】(ノズル駆動ユニット120の説明)ノズ
ル駆動ユニット120は、ノズル本体111を摺動自在
に支持するノズル支持台123、ノズル支持台123の
左側後方に取り付けられるノズル駆動用モータ124、
ノズル支持台123の右側後方に取り付けられ、ノズル
駆動用モータ124に回動不能に固定される大プーリー
125、ノズル支持台123の後端の取り付けられノズ
ル本体111の移動を拘束するストッパ126、ノズル
支持台123の前端及びストッパ126に取り付けられ
る2個の小プーリー127、大プーリー125及び小プ
ーリー127及びノズル本体111の連結部112cに
取り付け、ノズル本体111へモータの駆動を伝達する
タイミングベルト128、ノズル支持台123に上下動
自在に取り付けられタイミングベルトの弛みを調整する
為のテンショナ129にて構成する。ノズル支持台12
3の右側方にはタイミングベルトの外れ止め123cが
突設されている。ノズル支持台123の先端にはノズル
洗浄室121を設け、その側方には流調サブユニット9
2のバイパスポート92hに樹脂製チューブで接続され
る洗浄ポート122を形成する。
【0041】(ノズルユニット110の取付)ノズルユ
ニット110の取付は、ノズルユニット110を下ケー
ス35の左右動拘束壁36kに沿って前後方向にスライ
ドさせ、駆動ユニット120に設けた取付フランジ12
3aを下ケース35に設けた上下動拘束リブ36i内に
嵌め込み、取付フランジ123bを下ケース35に設け
たボス36iにネジ固定することで行われる。上記構成
により、ノズル用モータ124の正転逆転がタイミング
ベルト128によりノズル本体111に伝達されノズル
支持台123の傾斜に沿って2個の小プーリー127間
を往復動可能とされる。また、ノズル本体111収納
時、ノズルヘッド113はノズル洗浄室121内に有
り、洗浄ポート122から供給される水によりノズルヘ
ッド113が洗浄される。ノズル本体111の伸縮方向
の角度は、前述したとおり上ケース31の傾斜部31a
と略同一であるが、この傾斜角(水平面から30乃至4
0度)は、本出願人の長年の研究により得られたもので
あり、単一のノズル本体111からおしり及びビデを狙
うのに最適な角度であり、また、座る位置、体格等のば
らつきを吸収できる最適な角度でもある。また、本実施
例においては、ノズルユニット110の嵩は110mm
程度で、上ケースの略フラット面31pの嵩は120m
mとして、10mm程度の余裕を持った高さを有してい
るのは、ノズル本体111へ水を供給するチューブがノ
ズル本体111と共に可動する必要があるため、この可
動スペースを確保するためである。この余裕代は最低限
必要なもので、もし、この余裕が無い場合には、チュー
ブが上ケース31とノズルユニット110とで圧迫さ
れ、何れチューブは破損する。また、ノズルユニット1
10の奥行きは160mm程度であり、これも上ケース
の奥行きと略等しい。
【0042】(乾燥、脱臭ユニット130)図43は乾
燥、脱臭ユニット130の分解斜視図、図44は乾燥流
路形成上体131の斜視図、図45は乾燥流路形成下体
132の斜視図、図46は脱臭流路形成下体142の斜
視図、図47は組立状態での斜視図、図48は(a)背
面図、(b)正面図、(c)平面図、図49は一部を切
り欠いた平面図、図50は乾燥ヒータの側面図及び斜視
図である。乾燥、脱臭ユニット130は、乾燥流路形成
上体131、乾燥流路形成下体132、汚水侵入防止壁
133、乾燥ヒータ134、乾燥ヒータ収納箱135、
乾燥用サーミスタ136、乾燥用ファン137からなる
乾燥装置139と、目詰まり防止フィルタ141、脱臭
流路形成下体142、脱臭流路形成上体143、脱臭触
媒144、脱臭用ファン145からなる脱臭装置140
とからなる。
【0043】(乾燥装置139(温風発生機構)の説
明)乾燥流路形成上体131は、外壁面131a、上壁
面131b、内壁面131c、脱臭流路形成面131d
から構成され、乾燥流路形成上体131の外壁面131
a、内壁面131cには下方に突出する乾燥ヒータ13
4収納用突起(図示せず)を3個所、側方に突出する乾
燥用サーミスタ収納用突起を1個所、側方に突出するヒ
ータ線取出用突起131vを1個所設ける。更に、外壁
面131aには下ケース35への取付部131tを設け
る。また、乾燥流路形成上体131後端部131vより
も端は薄肉とし、乾燥用ファン挿入代を形成する。上壁
面131bは、傾斜面131hと乾燥ヒータ収納面13
1iからなり、傾斜面131gには上側に突出する突出
壁131jを設ける。この突出壁131jは、流調サブ
ユニット92のバイパスポート92hとノズルユニット
110の洗浄ポート122とを連結する樹脂製チューブ
の案内ガイドとして機能する。また、傾斜面131gと
上ケース31の傾斜部31aとで樹脂製チューブを挟
み、この樹脂製チューブにて脱臭用モータ145側への
汚水浸入を防止する。内壁面131cの側方には脱臭流
路形成部131dを形成する。この脱臭流路形成部13
1dは奥壁面131l、上壁面131bと連続形成され
る脱臭流路形成上面131m、脱臭吸込口132kを囲
み脱臭流路形成上面131mから前部及び側部に垂下連
設される周囲壁131pからなり、この周囲壁131p
には乾燥流路下体132との係合凹部及び下ケース35
への取付部131qを設ける。また、奥壁面131l後
部には乾燥用モータ取付部131w及び脱臭流路形成下
体142取付部131zを設ける。なお、乾燥流路形成
上体131の前面部には、汚水浸入防止壁133用ヒン
ジ受け131yを設け、汚水浸入防止壁133の両側に
はヒンジ133aを設ける。
【0044】乾燥流路形成下体132は、外壁面132
a、底面132b、内壁面132c、脱臭流路形成面1
32dから構成され、乾燥流路形成下体132の外壁面
132a、内壁面132cには乾燥ヒータ134収納用
切欠132eを3個所、乾燥用サーミスタ136収納用
切欠132fを1個所、ヒータ線取出用切欠132vを
1個所設け、後端には乾燥用ファン137取付用切欠1
32gを設ける。なお、この取付用切欠132g付近の
底面132bを先に行くに連れ薄くし、この付近の外壁
面132aが弾性変形可能に形成する。更に、外壁面1
32aには下ケース35への取付部132tを設ける。
また、乾燥流路形成下体132後端にストッパリブ13
2vを設け、乾燥用ファン挿入代を形成する。底面13
2bは、傾斜面132hと乾燥ヒータ設置面132iか
らなり、傾斜面132g裏側には下方に垂下する垂下壁
132jを設け、下ケース35の開口36lとで脱臭吸
込口132kを形成する。なお、垂下壁132jの側面
壁には目詰まり防止フィルタ141係止用開口132u
を設ける。
【0045】内壁面132cの側方には脱臭流路形成面
132dを形成する。この脱臭流路形成面132dは奥
壁面132l、底面132m、前壁132nからなり、
前壁132nには、脱臭吸込口132kを囲む周囲壁1
32pが連設され、この周囲壁132pには乾燥流路上
体131との係合爪及び下ケース35への取付部132
qを設ける。また、前壁132nと周囲壁132pとの
間には目詰まり防止フィルタ141取付用開口132
r、脱臭流路形成下体142を仮固定するためのフック
132sを設ける。目詰まり防止フィルタ141には係
止突起141aと、弾性係止片141bを設け、前記開
口132uに係止突起141aを挿入し、取付用開口1
32rに弾性係止片141bを弾性係合させることで目
詰まり防止フィルタ141を開口132kに取付ける。
【0046】乾燥ヒータ134は、マイカ等の耐熱性を
有する2個の支持板134a、134bを対称線部分に
形成したスリットを相互に噛み合わせて接合し、それら
の長手方向一端を固定金具134cを用いて挟持一体化
して横断面X字形状となる主体134dを構成し、この
主体134dの周部となる各支持体134a、134b
の稜線部分に等間隔で複数の凹部134e、凹部134
fを形成する。なお、凹部134eは傾斜を付けて形成
する。また、この傾斜は上下の稜線で逆とする。以上の
ように構成してなる主体134dの外周、即ち、各支持
板134a、134bの稜線部分において、該稜線上に
形成した凹部134eに嵌合させて数本のコイル状電熱
線134gを交互に、且つ各支持体134a,134b
の一側から他側に向かって螺旋状となるように捲回す
る。なお、支持体134bは2枚のマイカ板からなり、
温度ヒューズ134は2枚のマイカ板に収納用切込を設
けその部分に挟み込み、2枚のマイカ板間で、リード線
取出部134iと電熱線134g、電熱線134gと温
度ヒューズ134h、温度ヒューズ134hとリード線
取出部134jとを夫々結線接続している。このように
結線された乾燥ヒータ134を乾燥ヒータ収納箱135
内に収納しユニット化する。なお、支持体134aに設
けた3個所の取付部134kは収納箱に設けたスリット
135aから外側へ突出させる。ところで、従来は支持
板134b上に温度ヒューズ134hが設置され、ま
た、結線も支持板134b上で行われていたのだが、2
枚のマイカ板の間で結線を行うようにしたので、乾燥用
ヒータ134を従来よりも薄くすることが可能である。
また、凹部134eを傾斜して設けたので、コイル場電
熱線134g捲回時、外れにくくすることができ、作業
性が向上する。乾燥用ファン137は中央にモータ(図
示無)を一体化しており、その下部を吸込口(図示無)
とし、周囲の一端を吐出口137aとする。また、乾燥
用ファン137の周囲に2個所の取付部137b、13
7cを設ける。なお、この乾燥用ファン137は脱臭用
ファン145と兼用する。
【0047】上記構成により乾燥装置139は次のよう
に組立てられる。乾燥流路形成下体132の乾燥用サー
ミスタ収納用切欠132fにサーミスタ136を挿入
し、乾燥ヒータ134が収容された乾燥ヒータ収納箱1
35の取付部134kをヒータ収納用切欠132eに嵌
め込み、ヒータ線取出用切欠132vからヒータ用のリ
ード線を取出した後、乾燥流路形成上体131の外壁面
131aと乾燥流路形成下体132の外壁面132aと
に設けた数箇所のスナップフィット構造(図示無)と、
乾燥流路形成上体131の周囲壁131pと乾燥流路形
成下体132の周囲壁132pとに設けたスナップフィ
ット構造(図示無)とで一体化する。この際、乾燥ヒー
タ収納用突起(図示無)にてヒータ取付部134kが、
乾燥用サーミスタ収納用突起にてサーミスタ136が、
ヒータ線取出用突起131vにてヒータ用リード線が夫
々の切欠内へ拘束される。また、乾燥流路形成上体13
1の内壁面131cと乾燥流路形成下体132の内壁面
132cとは係合し、各々の外壁面131a、132a
及び内壁面131c、132cと上壁面131b、底面
132bとで乾燥用送風路を形成する。その乾燥用送風
路の終端開口139aに汚水浸入防止壁133をヒンジ
部133a、ヒンジ受け131yによって取付け、送風
が無い時には汚水侵入防止壁133で開口139aを閉
塞し、送風されると風の力で汚水侵入防止壁133を押
し開き開口139aを開放する。乾燥用送風路の始端1
39bには、乾燥流路形成上体131後端部131vの
乾燥用ファン挿入代及び乾燥流路形成下体132後端の
ストッパリブ132vによる乾燥用ファン挿入代を形成
しており、この挿入代に乾燥用ファン137の吹出口1
37aを挿入する。この挿入は、乾燥用モータ取付部1
31w、乾燥用モータ取付部132wの間に取付部13
7cを嵌め込み、そこを中心に乾燥用ファン137を回
して吹出口137aを開口139bに挿入する。この
時、乾燥用ファン137の突部(組立ての為のスナップ
フィット部を兼用する)が取付用切欠132g内に弾性
係合して仮固定される。その後、モータ取付部131
w、取付部137c、モータ取付部132wとをネジに
より固定一体化することで乾燥装置139は組立てられ
る。
【0048】(脱臭装置140)脱臭流路形成下体14
2は、中央に吸込開口142bを有するモータ載置面1
42a、開口142bから窪んで設けられる吸込ダクト
形成壁142c、載置面142aから延出された脱臭流
路形成上面142d、上面142d縁に突出して設けら
れるモータ拘束壁142e、脱臭触媒144を収納する
触媒収納下部142f、触媒収納下部142fと載置面
142aとを連絡する連絡流路を形成する為の側壁14
2gとで構成する。なお、触媒収納下部142f側壁に
はスナップフィット用の拘束爪142hを左右夫々2個
所設ける。また、載置面142aと上面142dの境部
分裏面に垂下する垂下壁142iを、載置面142aに
は脱臭用モータ145固定用のボス142j、142k
を、上面142dには乾燥装置139との一体化する為
の取付部142lが夫々設けられる。脱臭流路形成下体
143は、傾斜面143aと触媒収納上部143bにて
構成し、傾斜面143a前端には、脱臭用モータ145
の吹出口145aを挿入する為の挿入口143cを形成
する。また、触媒収納上部143bの側壁にはスナップ
フィット用の拘束片143dを左右夫々2個所設ける。
脱臭触媒144は、従来から使用されているものと同様
で、活性炭等をハニカム形状に形成したものである。
【0049】上記構成により、脱臭装置140は次のよ
うに組立てられる。脱臭流路形成下体142の触媒収納
下部142fに脱臭触媒144を挿入し、脱臭流路形成
上体143をスナップフィット構造(拘束爪142hと
拘束片143dの弾性係合)で脱臭流路形成下体142
に一体化する。脱臭流路形成下体142の側壁142g
と脱臭流路形成上体143の挿入口143cとで形成さ
れる脱臭用ファン挿入口に脱臭用ファン145の吹出口
145aを挿入し、脱臭用モータ145を載置面142
aに載置する。その際、脱臭用モータ145の取付部1
45b、145cは夫々固定用ボス142j、142k
に、脱臭用モータ145外周はモータ拘束壁142e
に、脱臭用モータ145の吸込口(図示無)は開口14
2bに夫々セットする。その後、取付部145b、14
5cを固定用ボス142j、142kにネジ固定するこ
とで一体化する。
【0050】(乾燥装置139と脱臭装置140との組
立ての説明)上記のように組立てられた乾燥装置139
と脱臭装置140は以下のように組立てられる。乾燥装
置139の脱臭流路形成上面131m、脱臭流路形成面
132dの夫々の縁部131m1、132d1、に脱臭
装置140の吸込ダクト形成壁142c、モータ拘束壁
142eの夫々の縁部142c1、142e1を挿入す
る。その際、乾燥装置139のフック132sに脱臭装
置の垂下壁142iが弾性係合し仮固定される。その
後、取付部142lを取付部131zにネジ固定するこ
とで一体化する。上記構成により、乾燥用送風路の下部
に設けられた脱臭吸込口132kから吸込まれた悪臭
は、脱臭流路形成上面131m、周囲壁131p、周囲
壁132pで形成した導入ダクト140aから、脱臭流
路形成下面132m、脱臭流路形成上面142dで形成
した案内ダクト140b、吸込ダクト形成壁142c、
開口142bを介して脱臭用ファン吸込口(図示無)へ
吸引され、吹出口145aから脱臭触媒144へと送出
され、触媒144の吸着脱臭により無臭化されて上ケー
ス31背面に形成された吹出口32xよりトイレ室内へ
排出される。また、下ケース35と乾燥、脱臭ユニット
130との下部吸込空間140Sから乾燥用ファン13
7内に空気を吸引し、吸引された空気は乾燥ヒータ13
4で温められ終端開口139aから温風を吹出す。な
お、温風サーミスタ136で温風温度を検出し、所定の
温度となるよう乾燥ヒータ134の通電を制御する。こ
の乾燥、脱臭ユニット130の下ケース35への取付
は、取付部131t、132tを下ケース35に設けた
取付ボス36jに、取付部131q、132qを取付ボ
ス36kに、取付部137bを取付ボス36mにネジ固
定することで行われる。
【0051】(補助操作ユニット150)図51には補
助操作ユニット150の拡大斜視図を示す。補助操作ユ
ニット150は、スイッチが配置されるスイッチ基板1
51、スイッチ基板151及びホールICからなる便蓋
の倒伏状態を検知するスイッチ基板(図示無)を一体化
しケースに取り付ける取付基板152及び便蓋倒伏検知
スイッチ基板(図示無)にて構成する。取付基板152
には、下ケース35に設けた挿入ガイド36q、36q
に差し込まれる下側拘束部152a、上ケース31に設
けた二条リブ32aで挟み込まれる上側拘束部152
b、上ケース31に設けたリブ32bにより押圧される
押圧部152c、便蓋倒伏検知スイッチ基板(図示無)
を挿入する挿入ガイド152d、便蓋倒伏検知スイッチ
基板(図示無)を固定する固定爪152e、スイッチ基
板151を固定する固定爪152f、スイッチ基板15
1に設けられるガイド孔151aを挿入するガイド用突
起152gを設ける。また、スイッチ基板151の配線
をまとめて保持する為の保持片152hを取付基板15
2の側周部に設ける。なお、便蓋倒伏検知スイッチ基板
(図示無)は便蓋10のヒンジ部に収納された磁石10
xの磁力を感知することで、便蓋の倒伏状態を検知す
る。なお、図10に示したように、上ケース31の側面
にはスイッチ用開口33eを設け、該開口33eに機械
的操作機構として、弾性変形可能な伝達板33cを表面
シート33dにより上ケース31に一体的に取りつけて
おく。すなわち、表面シート33dの印字部を押圧する
と、伝達板33cが上ケース31の内部側に弾性変形し
てスイッチ基板151のスイッチに接触し、スイッチが
オンされるのである。 上記構成により、補助操作ユニ
ット150は下ケース35に設けた挿入ガイド36qに
下側拘束部152aが嵌合仮固定された後、上ケース3
1を被せる際に、2条リブ32aにより挟まれ、押圧部
152cがリブ32bで押されることで、下側拘束部1
52aと挿入ガイド36qとの嵌合が強化される。
【0052】(第1制御ユニット160)第1制御ユニ
ット160は、図16乃至図17に示されるように、ポ
ッティングケース160aと制御基板(図示無)により
構成され、ポッティングケース160aには、下端に下
ケース35に設けたヒンジ受け36rに回動自在に支持
されるヒンジ軸161、側壁に下ケース35のボス36
tにネジ固定される固定孔162を有する。ポッティン
グケース160aの表面には主にAC負荷を制御する為
の素子が配置される制御基板が配され、裏側には人体検
知センサ165及び異常状態報知或いはリモコン信号受
信確認音を発生するブザー167が取付けられる。ま
た、下ケース35の中央付近に設けられた被水防止壁3
6tとポッティングケース160aの側壁とで制御基板
への被水を防止する。ポッティングケース160aの左
側壁には便座20が倒伏状態にあることを検知する為の
ホールIC等からなる便座倒伏検知スイッチ基板(図示
無)を取付ける為の取付部168が一体に形成される。
この便座倒伏検知スイッチ基板により便座20のヒンジ
部内に設けた磁石20xの磁力を感知することで、倒伏
状態を検知する。
【0053】図63に人体検知センサ165の取付構造
を示す。160bは内部にスプリング160fを収納す
る位置決めボス、160cは小径部160d及び大径部
160eを有し、内部にネジ溝を形成した取付用ボスで
あり、ポッティングケース160aの裏面に一体に形成
される。人体検知センサ165は、センサ取付台165
aと、発光素子及び受光素子を搭載したセンサ基板16
5fからなる。センサ取付台165a下面には位置拘束
杆165b、環状ボス165cを設け、環状ボス165
cには、取付用孔165gを設けるが、この取付用孔1
65gは、ポッティングケース160aの小径部160
dよりも大きく、大径部160eよりも小さい径とす
る。人体検知センサ165の取付は位置拘束杆165b
を位置決めボス160b内に嵌挿し、環状ボス165c
を取付用ボス160cに係合載置した状態で、ネジ16
5dをワッシャ165eを介して取付用ボス160c内
に螺合固定することで行われる。従って、上方への抜け
は、位置拘束杆165bと位置決めボス160bとのラ
ップ代及びワッシャ165eとで防止されるが、取付孔
165gと小径部165d、環状ボス165cと大径部
165eとは余裕があるため、その分左右及び上下に移
動自在に固定されている。上ケース31には補整部材と
しての位置拘束用リブ32dが設けられているが、この
位置拘束用リブ32dは下方では人体検知センサ165
の幅よりも大きな間隔を有し、上方になるに連れ人体検
知センサ165の幅と略同一の間隔としている。従っ
て、上ケース31を下ケース35に取付ける際に、上ケ
ース31に設けた位置拘束用リブ32dで人体検知セン
サ165の両側部を挟み込みながらスプリング160f
に抗して下向きに付勢することで人体検知センサ165
の取付位置が微調整され、最終的な位置に拘束固定され
る。また、人体検知センサ165は、発熱部材である制
御基板(制御基板はAC負荷を制御する為の素子が配置
されている関係上電力消費量が多く、この結果、発熱量
も多い)を表面に配したポッティングケース160aの
裏側に取付けられるとともに、発熱部材である熱交換ユ
ニット70及び後述する放熱部品を配置した第2制御ユ
ニット170とも近接した状態となっているので、人体
検知センサ165は、前記制御基板,熱交換ユニット7
0及び第2制御ユニット170から発生する熱によって
常時温められた状態となっている結果、寒冷期等におい
ても、センサ基板175fに搭載した発光素子及び受光
素子が結露するのを良好に防ぐことができる。
【0054】(第2制御ユニット170)図64(a)
には第2制御ユニット170の概略上面図を示す。第2
制御ユニット170は、クランク形状のポッティングケ
ース170aと主にDC負荷を制御する為の素子が配置
される2枚の制御基板171,172により構成され、
ポッティングケース170aには、下方に延びる4本の
取付脚170b、制御基板と各内装機器の配線をまとめ
て保持する配線保持部170c、ポッティングケース1
70a裏面に一体に形成するチューブ保持部170d、
ポッティングケース170a側壁に一体に形成する配線
受けリブ170eを設ける。また、制御基板の部品の一
つであるトランス170fには撓み変形可能な樹脂素材
で形成された表示基板175を片持ち状に、多少の自由
度を持たせて取り付ける。ポッティングケース170a
をクランク形状とし、ノズルユニット110後端部のス
ペースを開放する開放部170gを設けることにより、
ノズルユニットに接続される樹脂製チューブの移動スペ
ースを確保する。また、前方にはヒンジ用スペース17
0hを設けることで、上ケース31の左右に傾斜凹部3
1cを形成することができる。制御基板171と制御基
板172とは、コネクタ171aとコネクタ172aと
で結線され、制御基板171の外周側171bにモータ
等の負荷の接続配線を接続するためのコネクタを配置す
ることで、制御基板171のパターン形成を容易にす
る。また、上ケース31とのクリアランスに最も余裕が
ある便座・便蓋支持部31bの中央隆起部の下方に位置
する基板172には、放熱部品を集中的に配置する。こ
れにより、基板の発熱による上ケース31の変形などを
防止する。なお、この制御基板171、172は、大型
に成形された制御基板を2分割してそれぞれの制御基板
とすれば、製造コストを下げることができる。また、図
64(b)で示すように、放熱部品を配置した制御基板
172に、前記放熱部品(トランジスタ等)に付設した
放熱器172bを介してリモコン用受光器169を取付
けるようにすれば、リモコン用受光器169は、放熱器
172bからの放熱により温められるだけでなく、制御
基板172に配置した他の放熱部品からの放熱によって
も温められるため、寒冷期等における結露の発生を良好
に防ぐことができる。図16、図64を参照して、この
ポッティングケース170aの配線保持部170cに
は、上方に伸びる複数の鍵状爪片170iを設けてお
り、配線がばらけるのを防止している。また、鍵状爪片
170iは、その上端が上ケース31の裏面に近接し
て、上ケース31の撓みによる変形を支える形態となっ
ており、ケース内の付随機器に余計な力がかかるのを防
いでいる。
【0055】(リモコン180)図52にはリモコン1
80の正面図を示す。リモコン180には、お尻1洗浄
スイッチ181、お尻2洗浄スイッチ182、ビデ洗浄
スイッチ183、止スイッチ184が設けられ、投光LE
D185により、装置本体30の受光器169へと信号
が送信される。リモコン180の表面には蓋186が設
けられ、隠蔽部に設けられる脱臭入切スイッチ、ノズル
洗浄用スイッチ、節電スイッチ等の比較的使用頻度の少
ないスイッチ群189、液晶表示部188を隠蔽する。
比較的使用頻度の少ないスイッチ群189の中でもムー
ブ入切スイッチ、マッサージ入切スイッチ、温度調節ス
イッチ、流量調節スイッチ等使用頻度が中程度のスイッ
チ189を蓋186隠蔽時にも操作できるように開口群
187を設け、液晶表示部188のうち使用頻度が中程
度のスイッチに関する表示部が露出するよう開口部18
8bを設ける。スモーク190の内部には発光LEDが
配され、赤外線信号を装置本体30の受光部169に送
信する。
【0056】次いで、リモコンのより具体的な実施例を
図53、図54により説明する。図53(c)の正面図
における最上面に、便器洗浄スイッチ「流す大」と「流
す小」が設けられている。このスイッチは、左側の「流
す大」は大便時の便器洗浄スイッチであり、「流す小」
は小用時の便器洗浄スイッチである。スイッチの前面寄
りには、横長な突起が設けられていて、そこが操作スイ
ッチであることが意匠的にわかるように配慮されてい
る。また、この突起により、このリモコンの上面にちょ
っとした小物(ヘアピンなど軽いもの)を仮置きした場
合には、その小物の落下防止の役目も果たす。なお、こ
の便器洗浄スイッチを設けず、局部洗浄装置の動作のみ
を遠隔操作するスイッチのみを設けるようにしてもよ
い。また、同図の便器洗浄スイッチの直下に、図面左側
から順に、「止スイッチ」、「おしり洗浄スイッチ(お
尻1洗浄スイッチ)」、「やわらか洗浄スイッチ(お尻
2洗浄スイッチ)」、「ビデ洗浄スイッチ」、「乾燥ス
イッチ」が並設されている。この部分は、局部洗浄装置
の最もよく使用されるスイッチであるので、スイッチ釦
の大きさを大きくし、わかりやすい絵文字表示としてい
る。また、個々のスイッチ自体は四角形であり、リモコ
ンの前面と略面一となる形態なので、操作スイッチであ
ることが意匠的にわかるよう、各スイッチの表面に小突
起(止スイッチ)やエンボス加工(その他のスイッチの
丸部分)を設けている。また、これらのスイッチは、従
来のリモコンのスイッチと異なり、互いに四角形の辺同
士を隣接させてリモコンの端から端までを操作スイッチ
が連続した形態となっている。このことにより、スイッ
チ個々の大きさを大きくすることができるので、操作時
の的が大きくなり操作がし易くなった。また、弱視者に
とっても主要操作スイッチが横一列に並んだ形態である
ので、意匠的なまとまりがあるうえ、指先でのタッチに
よりスイッチ群の個々のスイッチの識別が可能となるの
で、弱視者にとっても操作のしやすいものとなる。な
お、図52の実施例の投光LEDの位置に乾燥スイッチを
配置している関係上、図53の実施例では、便器洗浄ス
イッチの裏側に投光LEDを内蔵させて、便器洗浄スイッ
チの側壁投光部からLEDの投光を行っている。
【0057】さらに、上記主要操作スイッチの直下に
は、蓋により隠蔽された操作面に、洗浄や乾燥の諸設定
値の変更を行う設定変更スイッチ部が設けられている。
多数設けられた設定変更スイッチのうち、蓋閉止時に
は、ムーブ洗浄の入切り、マッサージ洗浄の入切り、水
勢の強弱調節、ノズルの洗浄位置の前後調節のスイッチ
と水勢及び洗浄位置が表示された液晶表示部が、蓋に開
けられた開口群から表面側に露出して、各スイッチが操
作可能になっている。また、蓋開放時には、加えて、節
電機能の設定スイッチ、ノズルそうじ用スイッチ(ノズ
ル洗浄用スイッチ)、温水温度設定スイッチ、便座温度
設定スイッチ、乾燥温度設定スイッチ、脱臭入切りスイ
ッチが設けられている。さらに中央の液晶表示部は、前
述の水勢及び洗浄位置の表示に加えて、節電機構の設定
条件、温水温度の数値表示、便座暖房温度の数値表示、
乾燥温度(高、中、低)、脱臭の有無を表示可能として
いる。
【0058】液晶表示部の表示内容を詳述する。表示部
左上の「タイマー節電」の表示は節電タイマーのスイッ
チ入り時にのみ文字表示を行う。その下の「節電時間」
では3時間、6時間、9時間の複数の設定時間から選択
された時間を選択表示する。その下の「おまかせ節電」
は、おまかせ節電の入り時にのみ文字表示を行う。な
お、おまかせ節電とは、局部洗浄装置の使用履歴を記憶
して装置自体で使用状態を推測し、その推測値により装
置が自動的に人の使用状態には通電、非使用時には非通
電もしくは小量通電とするものである。その下の水勢表
示は、強弱スイッチの操作により使用者が選択した水勢
までの棒線表示を行う。さらに、その下の洗浄位置表示
は、前後調節スイッチにより選択された洗浄位置をノズ
ル噴出絵の選択表示で示すものである。なお、水勢表示
と洗浄位置表示の間に示される黒丸に4重円弧を施した
マークは、各操作スイッチの操作時にのみ数秒間点滅表
示するものである。スイッチ操作でこの表示が点滅すれ
ば、リモコン側の回路は正常で、局部洗浄装置本体側の
異常であることと推測でき、スイッチ操作してもこの表
示が点滅しなければリモコンの回路あるいは構造面で異
常があると推測でき、異常個所の特定がしやすいという
利点がある。続けて、液晶表示部の右上部の温水温度表
示は、設定された温水温度をデジタル表示する。その下
の便座暖房温度表示は、設定された便座暖房温度をデジ
タル表示する。その下の乾燥温度表示は、高中低から選
択された乾燥温度を選択表示する。その下の脱臭表示
は、脱臭スイッチ入り時に脱臭の文字表示を行う。以上
説明したように、洗浄や乾燥の諸設定値のうち、使用者
の好みによって変更することが多い設定値のみ、蓋を開
かずに変更でき、且つその変更部分のみ表示が外から見
えるようになっているのである。これにより、多数の設
定スイッチの多くを蓋の下部に覆っておきながら、使用
者が日常使用する設定スイッチのみを外部に露出させて
使い勝手を向上させている。
【0059】また、ムーブ洗浄の入切り、マッサージ洗
浄の入切り、水勢の強弱調節、ノズルの洗浄位置の前後
調節のスイッチは、蓋の表面側の縦一列に並んで配設さ
れているうえ、2つのスイッチが対になって1つの機能
の切換えを行うスイッチ(水勢の強弱調節、洗浄位置調
節のスイッチ)では、対になるスイッチの間をスイッチ
より背の低い突リブにより結んでいる。このため、意匠
的なまとまりがあるうえ、指先でのタッチによりスイッ
チ群の個々のスイッチの識別が可能となるので、弱視者
にとっても操作のしやすいものとなる。また、水勢調節
や洗浄位置調節では、スイッチは指先で押せる程度の小
さな円形スイッチの表面に「強」、「弱」の表示を施
し、水勢調節スイッチあるいは洗浄位置調節スイッチで
あることは、液晶表示部の文字表示にて識別するように
している。したがって、スイッチが設けられた蓋あるい
は操作面自体に文字が書かれていないので、長期間使用
する間に文字が擦れて消えてしまうこともないうえ、ス
ッキリとした外観が得られている。
【0060】なお、各設定変更スイッチのうち、蓋閉止
時に蓋で隠蔽されるスイッチについては、蓋閉止時にそ
のスイッチの動作を禁止する機構とはなっていないた
め、閉じている蓋を強く押してしまうと蓋が撓んで知ら
ぬうちにスイッチを押してしまい、使用者の意図に関わ
らず設定が変わってしまう可能性がある。この誤動作を
防ぐために、断面図に示すごとく、蓋の裏面にスイッチ
誤動作防止部を設けている。このスイッチ吸収部は、蓋
をスイッチ側に押し込んだときに、スイッチが設けられ
た操作面に当接してそれ以上の押し込みがないようにす
る当接壁と該当接壁の内側を凹設させて当接壁が操作面
に当接した時にスイッチの押し込みがないようにスイッ
チ頭部を収めるスイッチ収容部とで構成される。このス
イッチ誤動作防止部を蓋閉止時に蓋で隠蔽されるスイッ
チに対応させて設けることにより、例えば使用者が知ら
ぬうちに洗浄温度や便座温度が高くあるいは低くなるこ
とがなくなる等、スイッチの誤動作を防止できる。
【0061】(オプション機器用コンセント195)図
65(a)には、オプション機器用コンセント195の
概略背面図、図65(b)にはオプション機器用コンセ
ント195の概略分解斜視図を示す。乾燥ユニット14
0の下部吸込空間140Sで、下ケース35の右背面コ
ーナー部にはオプション機器用コンセント195を設け
る。オプション機器用コンセント195は、ゴム等の弾
性部材からなる防水ブッシュ196及びコンセント受体
197からなる。防水ブッシュ196は、4つに分割さ
れる閉塞片196aとコンセント受体197が嵌合され
る嵌合部196bからなり、コンセント受体197は、
電力供給の為のマイナス極197a、プラス極197
b、下ケース35に取付ける為の取付部197c、第2
制御ユニット170に接続するための接続線197dか
ら構成される。このように構成されたオプション機器用
コンセント195にオプション機器のコンセント198
を差し込むことで、弾性部材からなる閉塞片196aが
押し広げられ、コンセント198とコンセント受体19
7とが電気的に接続されることで、オプション機器に局
部洗浄装置から電力が供給される。オプション機器を接
続しない場合には、閉塞片196aにより、ケース内の
ゴミ等の侵入が防止される。なお、オプション機器とし
ては、リモコン便器洗浄ユニット等(図示無)がある。
【0062】(本体着脱検知機構、水抜機構の説明)本
実施例においても、特開平8−326130号等で提案
した局部洗浄装置本体の着脱機構を備える。鉤状突起と
鉤状凹部との係合による着脱機構については、特開平8
−326130号の内容とまったく同様なので、本願で
は説明しないが、本体着脱検知機構、水抜機構において
は異なるので、その点について、図66を用いて説明を
行う。図において、1は便器(図示無)に固定される係
合部材、2は水抜き用レバー、3は着脱検知バー、4は
着脱検知スイッチである。1には突出部1aが設けてあ
る。水抜きレバー2は、水抜栓74を付勢する水抜栓付
勢部2aと下ケース35内壁面に沿って動作させる為の
ガイド部2bとでL字状に形成し、ガイド部2b中途に
は下ケース35に設けた水抜レバー用開口38から外部
に突出する水抜き操作用取手2c、ガイド部2b終端裏
面にはスライド溝2dを設ける。着脱検知バー3の回動
軸3aにはバネ(図示無)を配置し、このバネのトーシ
ョン力により常時は着脱検知バー3を着脱検知スイッチ
4側に付勢する。なお、着脱検知バー3の終端上面には
突起3bを設け、この突起3bは水抜きレバー2のスラ
イド溝下端に干渉するよう配置される。着脱検知スイッ
チ4はマイクロスイッチなどから構成され、スイッチ杆
4aが回動することでスイッチのオンオフが行われる。
次に動作を説明する。図66(a)に示すように下ケー
ス35を含む装置本体30を係合部材1に取付けた状態
では、この突出部1aにより着脱検知バー3をバネのト
ーション力に抗して外側に開いた状態で保持する。この
時、突起3bとスライド溝2dとは当接しているので、
水抜きレバー2は動かすことができない。図66(b)
に示すように装置本体30を係合部材1から取り外すと
着脱検知バー3はバネのトーション力により、着脱検知
スイッチ4のスイッチ杆4aを押し、スイッチオン状態
とする。この時、突起3bはスライド溝2dの中程まで
図上右方向に移動しているので、突起3bとスライド溝
2dとには移動代が確保され、水抜きレバー2を操作す
ることができる。この状態で図66(c)に示すよう
に、水抜き操作用取手2cを図上右側に操作すると、水
抜栓付勢部2aにより、水抜き栓74の水抜き弁体74
cは押込まれ、ゴム製弁座74dから離座し、下ケース
35下面に設けた水抜き孔39(図17参照)から水が
排出される。水抜き操作用取手2cを戻し忘れた状態で
図66(d)に示すように装置本体30を係合部材1に
再度取付けると、突出部1aにより着脱検知バー3をバ
ネのトーション力に抗して外側に開き、着脱検知スイッ
チ4をオフ状態にすると共に、突起3bとスライド溝2
dにより、水抜きレバー2を元の位置へ押し戻す。従っ
て、水抜き操作後水抜きレバー2を元に戻し忘れても、
装置本体30を取付けることで水抜き操作は解除され、
通常使用状態へと戻すことができる。
【0063】(動作の説明)図55には水路系ブロック
図、図56にはお尻1洗浄スイッチを操作した時のタイ
ムチャート、図57には前洗浄モードのフローチャー
ト、図58には胴部洗浄モード1のフローチャートを示
す。また、図67に、タイムチャートの変形例を示す。
使用者が便座20へ着座すると人体検知センサ165に
より着座が検出される。この検出信号により、待機モー
ドから捨水モードへと移行する。捨水モードでは、電磁
弁66及びセラミックヒータ71への通電が開始と共
に、流調サブユニット92をバイパスポート92h及び
流出ポート92iの双方ともに開状態の位置へ移行し、
お尻1噴出孔113d、お尻2噴出孔113e、ビデ噴
出孔113f及び洗浄ポート122の全てのポートから
水を吐出し、ノズルヘッド113の洗浄を行う。着座か
ら所定時間(本実施例では15秒)経過若しくは所定温
度(本実施例では30℃)をリミットサーミスタ68で
検知すると、電磁弁66及びセラミックヒータ71への
通電を停止し、捨水モードを終了し保温モードへと移行
する。保温モードでは、セラミックヒータ71のワット
容量1200Wのうち20乃至100W程度しか利用しな
い。というのも、貯湯式であれば、自然対流し易い構造
を採っているのだが、本発明の熱交換ユニット70は瞬
間式である為、自然対流が起こりにくい構造であるため
通水の無い状態で1200Wのフル通電を行ってしまう
と、核沸騰(特定箇所のみ加熱される)を起こし、熱溜
りが発生し、おしり洗浄の際にハンチング(熱湯と冷水
とが不定の周期で不安定に吐出される状態)を起こす可
能性があるからである。なお、貯湯量はわずか(本実施
例では10〜20cc程度)なために、低ワットであっ
ても熱交換ユニット70内の湯は冷めることはない。
【0064】お尻1洗浄スイッチ181を押すと、保温
モードから前洗浄モードへと移行する。前洗浄モード
は、流路切換ユニット100の流路をお尻1流路107
aに切換え、この切換動作が完了すると流調サブユニッ
ト92をバイパス孔92n側へと移行すると同時に、電
磁弁66及びセラミックヒータ71への通電を開始し、
洗浄ポート122からノズルヘッド113の洗浄を行
う。リミットサーミスタ68で検知する出湯温度が所定
温度(本実施例では30℃〜設定温度+2.5℃)範囲
内が所定時間(本実施例では1.5秒)継続するか若し
くは所定時間(本実施例では5秒)経過すると前洗浄モ
ードからノズル胴部洗浄モード1へと移行する。ノズル
胴部洗浄モード1では、ノズルモータ124へ通電を開
始し、ノズル本体111を所定の位置へ移動する。その
際、バイパスポート92hから湯は出たままなので、ノ
ズル本体111の胴部分を洗浄することができる。ノズ
ル本体111を所定位置へ移動完了すると、ノズル胴部
洗浄モード1からソフトスタートモードへ移行する。ソ
フトスタートモードでは、流調サブユニット92をバイ
パス孔92nから流調溝92pへとを切り替える。流調
サブユニット92のロータ92dが設定流量よりも3ス
テップ低い位置へ移動するタイミングに合わせて、脈動
サブユニット94を駆動し、お尻の洗浄を開始する。ロ
ータ92dが設定流量の位置に移動完了するとソフトス
タートモードから本洗浄モードへと移行する。なお、設
定流量よりも数ステップ前の段階で脈動サブユニット9
4を動作させるのは、洗浄開始時点では洗浄水流路内に
空気が入っているため、脈動サブユニット94を動作さ
せると大きな音が発生してしまうので、その音を押さえ
且つ設定流量よりも小流量の段階で脈動を発生させるた
めである。設定流量が小さく、3ステップ前から脈動サ
ブユニット94を動作できない場合は、設定流量に達し
てから脈動サブユニット94を動作させる。本洗浄モー
ドでは設定流量の洗浄を行う。
【0065】止スイッチ184を押すと、本洗浄モード
からノズル胴部洗浄モード2へ移行する。ノズル胴部洗
浄2では流調サブユニット92を流調溝92pからバイ
パス孔92nへ切換え、バイパス孔92nへの移行が完
了すると、ノズルモータ124へ通電し、ノズル本体1
11を装置本体30内に収納すると同時に、流路切換ユ
ニット100を流路117a、117b、117c全て
開放する位置へと移行しておく。この時も、バイパス孔
92nから湯が出たままなので、ノズル本体111の胴
部分は洗浄される。ノズル本体111の収納を完了する
とノズル胴部洗浄モードから後洗浄モードへと移行す
る。後洗浄モードでは、流調サブユニット92をバイパ
ス孔92nから流調溝92pへと流路を切り替え、更に
脈動サブユニット94を駆動して、噴出孔113d,1
13e、113fから湯を噴出し、ノズルヘッド113
の洗浄を行う。所定時間(本実施例では3秒)経過後、
電磁弁66及びヒータ71への通電を停止して後洗浄モ
ードから水抜/保温モードへ移行する。水抜/保温モー
ドではまずバキュームブレーカー83が作動して、バキ
ュームブレーカー83から流調サブユニット92までの
流路内の滞留水を排出する。そして、バキュームブレー
カー97付近の滞留水温度が下がって感温バネ97bの
付勢力が弱まり、バキュームブレーカー97が動作し、
流調サブユニット92からノズルユニット110までの
滞留水が抜ける。なお本発明の局部洗浄装置において
は、脈動ユニット94などは冷めやすい樹脂材料で作製
されているので、洗浄後間もなく水抜きが行われる。使
用者が用を足し終え、離座すると、流調サブユニット9
2は初期位置であるバイパス流路のみを開放する位置へ
移行する。この間、熱交換ユニット70の制御は前述し
た保温モードの制御を行う。
【0066】なお、滞留水の排出は、水圧有り(動圧
時)の時に空気流入路97dを塞いでいたバキュームブ
レーカー弁体97aが、洗浄が終了して静圧となったと
きに開いて大気を配管内に導入することにより行われ
る、いわゆる配管内の水圧差を利用した動作である。こ
れに代えて、洗浄水の温度により感温バネを動作させ
て、洗浄水が所定温度以上のときに弁体97aを閉じて
洗浄水の排出を行わないようにして、洗浄水が低温とな
った時に弁体97aを開き、空気流入路97dから大気
を導入して滞留水を排出してという水温のみによる水抜
き機構とすることも可能である。しかし、洗浄水の圧力
変化によるよりも温度変化による方が応答速度が遅いの
で得策ではなく、バキュームブレーカー97と水温によ
る動作制限手段とを組合せる方が効果的なのである。
【0067】なお、お尻2スイッチ182、ビデスイッ
チ183を操作した際には、上記説明のお尻1流路10
7aをお尻2流路107b、ビデ流路107cに読替え
た制御が行われる。
【0068】図59は着座中の各モードでの熱交換ユニ
ット70の制御概念図を示す。捨水モードでは、入水温
サーミスタ68によるフィードフォワード制御(以下F
F1という)を行う。このFF1はできるだけ短時間で
行うために、目標温度を60℃とした過剰通電を行う。
この時の通電量演算式は、 W(FF1)=α1×(60−Thc) (W:投入ワット、α1:ゲイン、Thc:入水温サー
ミスタ68の検出温度)である。なお、湯温検知サーミ
スタ77により40℃を検知すると、捨水モードから保
温モードへと移行する。保温モードでは、湯温検知サー
ミスタ77によるフィードバック制御(以下FB1とい
う)を行う。このFB1ではヒータ通電量のマックス値
を20Wとし、更に目標温度を60℃とした過剰なフィ
ードバック制御を行う。この保温モード中にお尻1洗浄
スイッチ181(若しくはお尻2洗浄スイッチ182、
ビデ洗浄スイッチ183)の操作が行われると、保温モ
ードから前洗浄モード〜後洗浄モードへ移行する。前洗
浄モード〜後洗浄モードでは、当初フィードフォワード
制御(以下FF2という)が行われる。このFF2で
は、目標温度を(設定温度+20℃)とした過剰通電を
行う。この時の通電量演算式は、 W(FF2)=α2×(Tt+20−Thc) (W:投入ワット、α2:ゲイン、Tt:設定温度、T
hc:入水温サーミスタ68の検出温度)である。
【0069】リミットサーミスタ82で(設定温度−5
℃)を検知するとフィードバック制御(以下FB2とい
う)+フィードフォワード制御(以下FF3という)へ
移行する。このFB2は目標温度=設定温度とした湯温
検知サーミスタ77によるフォードバック制御であり、
FF3は目標温度を設定温度としたフィードフォワード
制御である。この時の通電量演算式は、 W(FB2+FF3)=α3×(Tt−Thc)+GP
(Tt−Thh)+GI(Tt−Thh)+WI’+G
D(Thh’−Thh) (W:投入ワット、α3:ゲイン、Tt:設定温度、T
hc:入水温サーミスタ68の検出温度、Thh:湯温
検知サーミスタ77の検出温度、GP:比例ゲイン、G
I:積分ゲイン、GD:微分ゲイン、WI’:前回の積
分投入ワット数、Thh’:前回の湯温検知サーミスタ
77の検出値)である。リミットサーミスタ82で(設
定温−2.5℃)を検知するとFB2とはゲインを変更
したフォードバック制御(以下FB3)を行う。このと
きの通電量演算式は、 W(FB3+FF3)=α3×(Tt−Thc)+GP
(Tt−Thh)+(GI’(Tt−Thh)+W
I’)+GD’(Thh’−Thh) (W:投入ワット、α3:ゲイン、Tt:設定温度、T
hc:入水温サーミスタ68の検出温度、Thh:湯温
検知サーミスタ77の検出温度、GP:比例ゲイン、G
I’:積分ゲイン(GI’>GI)、GD’:微分ゲイ
ン(GD’<GD)、WI’:前回の積分投入ワット
数、Thh’:前回の湯温検知サーミスタ77の検出
値)である。なお、リミットサーミスタ82で設定温度
〜(設定温度+1.5℃)の検知であれば、前回までの
通電量を維持する。更にリミットサーミスタ82で(設
定温度+1.5℃)以上を検知すると、またFB2+F
F3での制御を行う。
【0070】上記を整理すると (設定温度−5℃)まで・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・FF2 (設定温度−5℃)から(設定温度−2.5℃)・・・・・・・FF3+FB2 (設定温度−1.5℃)から設定温度まで・・・・・・・・・・・・・FF3+FB3 設定温度から(設定温度+1.5℃)・・・・・・・・・・・・・・・前回の通電量を維持 (設定温度+1.5℃)から(設定温度+2.5℃)・・・FF3+FB3 (設定温度+2.5℃)以上・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・FF3+FB2 このようにリミットサーミスタ82の検出温度によっ
て、制御式を変更するのは、局部は非常に敏感な部分で
あり、オーバーシュートには敏感に反応するため、オー
バーシュートを抑えるためである。また、リミットサー
ミスタ82が配置された部分は撹拌された後の安定した
温度を検出できるからである。
【0071】図67に示すタイムチャートの変形例で
は、図56のタームチャートと比べると、着座検知時に
は前回使用した残水の捨て水をお尻1流路107aから
の噴射で行い、お尻1洗浄スイッチ181を押すとノズ
ルの前洗浄動作をバイパスポート92hからの噴射で行
う点が大きく異なる。
【0072】なお、図60には上記制御を行った本発明
の局部洗浄装置を用いて使用中に断水が起こった時の実
験データを示す。本データから断水中には、本来必要な
投入熱量の1/3程度で設定温度以上となることが分か
る。このまま通電を続けてしまうと熱交換ユニット70
が焼損してしまう可能性もあることから、本来必要な投
入熱量の1/3程度の状態が5秒以上続いたときには、
断水と判断して、全ての制御を停止するようにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置の便座
20、便蓋10を取り外した状態での全体構成を示す斜
視図
【図2】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置の便蓋
10を開いた状態での全体構成を示す斜視図
【図3】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置の便蓋
10、便座20倒伏状態での全体構成を示す斜視図
【図4】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置の平面
【図5】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置の概略
正面図
【図6】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置の概略
左側面図
【図7】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置の概略
右側面図
【図8】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置の概略
背面図
【図9】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置から便
蓋、便座を外した装置本体の右側面図
【図10】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置の装
置本体30(内装機器省略)の分解斜視図
【図11】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置の装
置本体30(内装機器省略)の分解斜視図
【図12】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置の装
置本体30に対する便蓋10及び便座20の連接構造を
示す概略断面図
【図13】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置のヒ
ンジブロック40,サポートカバー41と装置本体30
に設けた係合突起32との連接構造を示す斜視図
【図14】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置のヒ
ンジブロック40,サポートカバー41と装置本体30
の係合突起32との連接状態を示す断面図
【図15】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置のヒ
ンジブロック40,サポートカバー41と装置本体30
との連接状態を示す断面図
【図16】 (a)上ケース31を取り外した状態の
装置本体30の斜視図、(b)制御ユニット160、1
70を取り外した斜視図
【図17】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置の各
ユニットを取り外した分解斜視図
【図18】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置のバ
ルブユニット60の分解斜視図
【図19】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置のバ
ルブユニット60一部断面図
【図20】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置のバ
ルブユニット60を組立てた状態での斜視図
【図21】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置のバ
ルブユニット60を組立てた状態での斜視図
【図22】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置のバ
ルブユニット60を下ケース35に設置する前の状態の
斜視図
【図23】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置のバ
ルブユニット60を下ケース35に設置する前の状態の
斜視図
【図24】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置のバ
ルブユニット60を下ケース35に設置した状態での斜
視図
【図25】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置のバ
ルブユニット60を下ケース35に設置した状態での斜
視図
【図26】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置の熱
交換ユニット70の分解斜視図
【図27】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置の熱
交換ユニット70の断面図
【図28】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置の熱
交換ユニット70の下ケース35に設置した状態での斜
視図
【図29】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置の熱
交換ユニット70の平面図
【図30】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置の流
調、脈動ユニット90の分解斜視図
【図31】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置の流
調、脈動ユニット90の平面図
【図32】 (a)本発明の実施例に係る局部洗浄装
置の流調、脈動ユニット90拡大断面図、(b)流調、
脈動ユニット90のステータ、ロータの平面図
【図33】 本発明の実施例に係る流調、脈動ユニッ
ト90の流調サブユニット82の各回転位置での切欠溝
92mと流調溝92pとの重合状態((a)0度、
(b)60度、(c)120度、(d)180度、
(e)240度、(f)300度)
【図34】 本発明の実施例に係る流調、脈動ユニッ
ト90の流調サブユニット82の回転角度での切欠溝9
2mと流調溝92pとの重合面積
【図35】 本発明の実施例に係る流調、脈動ユニッ
ト90の脈動サブユニット94の断面図
【図36】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置の流
調、脈動ユニット90の取付を説明する斜視図
【図37】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置のノ
ズルユニット110の分解斜視図
【図38】 本発明の実施例に係るノズルユニット1
10の流路切換ユニット100の分解斜視図
【図39】 本発明の実施例に係るノズルユニット1
10の流路切換ユニット100の断面図
【図40】 本発明の実施例に係るノズルユニット1
10のノズル本体111の断面図
【図41】 本発明の実施例に係るノズルユニット1
10のノズルヘッド113の断面図
【図42】 本発明の実施例に係るノズルユニット1
10のノズルユニットの取付説明図
【図43】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置の乾
燥、脱臭ユニット130の分解斜視図
【図44】 図43の乾燥流路形成上体131の拡大
【図45】 図43の乾燥流路形成下体132の拡大
【図46】 図43の脱臭流路形成下体142の拡大
【図47】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置の乾
燥、脱臭ユニット130の組立状態での斜視図
【図48】 (a)本発明の実施例に係る局部洗浄装
置の乾燥、脱臭ユニット130の背面図、(b)本発明
の実施例に係る局部洗浄装置の乾燥、脱臭ユニット13
0の正面図、(c)本発明の実施例に係る局部洗浄装置
の乾燥、脱臭ユニット130の平面図
【図49】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置の乾
燥、脱臭ユニット130の一部を切り欠いた平面図
【図50】 本発明の実施例に係る乾燥、脱臭ユニッ
ト130の乾燥ヒータの側面図及び斜視図
【図51】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置の補
助操作ユニット150の拡大斜視図
【図52】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置のリ
モコン180の正面図
【図53】 図52のリモコンの変形例を示す図で、
(a)平面図、(b)蓋閉止状態の右側面図、(c)蓋
閉止状態の正面図、(d)蓋開放状態の正面図
【図54】 図53のリモコンのスイッチ誤動作防止
部を示す断面図
【図55】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置の水
路系ブロック図
【図56】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置の水
路系タイムチャート
【図57】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置の前
洗浄モードのフローチャート
【図58】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置の胴
部洗浄モード1のフローチャート
【図59】 本発明の実施例に係る熱交換ユニット7
0の各モードでの制御概念図
【図60】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置の断
水時の実験データ
【図61】 本発明に用いたバキュームブレーカー9
7を説明するための要部拡大図
【図62】 本発明に用いた感温バネの特性図
【図63】 本発明の実施例に係る人体検知センサ1
65と取付説明図
【図64】 (a)本発明の実施例に係る第2制御ユ
ニット170の概略上面図、(b)リモコン用受光器1
69を第2制御ユニット170に取付けた例を示す要部
拡大図
【図65】 (a)本発明の実施例に係るオプション
機器用コンセント195の概略背面図、(b)本発明の
実施例に係るオプション機器用コンセント195の概略
分解斜視図
【図66】 本発明の実施例に係る本体着脱検知機
構、水抜機構の説明図
【図67】 本発明の実施例に係る局部洗浄装置の水
路系タイムチャートの変形例(図56の変形例)
【符号の説明】
31 … 上ケース 35 … 下ケース 64a … 放熱板(発熱部材) 70 … 熱交換ユニット(発熱部材) 151 … スイッチ基板(スイッチ機構) 160a … ポッティングケース 165 … 人体検知センサ(光電式機器) 169 … リモコン用受光器(光電式機器) 172 … 制御基板 172b … 放熱器(発熱部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 武倍 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 桑原 隆顕 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 大橋 政紀 愛知県春日井市愛知町1番地 愛知電機株 式会社内 (72)発明者 安達 弘之 愛知県春日井市愛知町1番地 愛知電機株 式会社内 Fターム(参考) 2D037 AB13 2D038 BB18 BC01 DA00 GA02 JA05 JB04 JC03 JC11 JC15 JF03 JF05 KA00 KA01 KA07 KA13 KA14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下ケースに熱交換器等の付随機器を直接
    若しくは間接に取付け、上ケースで被覆した局部洗浄装
    置において、前記下ケースに取付けられた発熱部材に近
    接して、リモコン用受光器や人体検知センサ等の光電式
    機器を配設するようにしたことを特徴とする局部洗浄装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の局部洗浄装置において、
    前記発熱部材は、熱交換器であることを特徴とする局部
    洗浄装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の局部洗浄装置において、
    前記発熱部材は、負荷制御用の素子を配置した制御基板
    であることを特徴とする局部洗浄装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の局部洗浄装置において、
    前記発熱部材は、負荷制御用の素子に付設した放熱手段
    であることを特徴とする局部洗浄装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100631023B1 (ko) 2005-06-30 2006-10-04 웅진코웨이주식회사 열교환 장치
KR101153111B1 (ko) 2005-06-17 2012-06-04 주식회사 동양 위생세정기
CN103266655A (zh) * 2013-05-27 2013-08-28 无锡欧枫科技有限公司 智能坐便器集成机芯
CN103690096A (zh) * 2013-12-11 2014-04-02 厦门佳普乐电子科技有限公司 一种改进的智能盖板固定座

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CN103266655A (zh) * 2013-05-27 2013-08-28 无锡欧枫科技有限公司 智能坐便器集成机芯
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