JP2001180748A - 容器入り液体製品 - Google Patents

容器入り液体製品

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JP2001180748A
JP2001180748A JP37238899A JP37238899A JP2001180748A JP 2001180748 A JP2001180748 A JP 2001180748A JP 37238899 A JP37238899 A JP 37238899A JP 37238899 A JP37238899 A JP 37238899A JP 2001180748 A JP2001180748 A JP 2001180748A
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JP
Japan
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container
cap
organic pigment
liquid
container body
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JP37238899A
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Yohei Saito
洋平 斉藤
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 黄変を防止し、商品価値の高いプラスチック
製容器入りの液体製品を提供すること。 【解決手段】 容器本体3の開口部にキャップ1、また
はキャップ1と中栓2を装着されたプラスチック製容器
に過酸化水素、界面活性剤、金属封鎖剤、ラジカルトラ
ップ剤を主成分とする液体漂白剤4を充填された液体容
器であって、容器本体3、キャップ1または中栓2の少
なくともいずかに有機顔料を含有せしめる。また、前記
有機顔料を、アゾ系、イソインドリノン系、フタロシア
ニン系、チオインジゴ系、アンスラキノン系、ジオキサ
ジン系、キナクリドン系、ペリノン系、ペリレン系の群
から選ばれた1つまたは2つ以上の顔料から構成する。
また、前記容器本体3、キャップ1および中栓2の少な
くとも1つ以上に、イエロー色、クリーム色、ベージュ
色またはブラウン色をした有機顔料を含有せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、過酸化水素、界面
活性剤、金属封鎖剤、ラジカルトラップ剤を主成分とす
る液体漂白剤を充填された容器入り液体製品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プラスチック製の容器を着色する
には、耐候性、耐熱性、収縮性などの関係で無機顔料を
主体とした着色剤が多く使われていた。このプラスチッ
ク製容器の着色に際しては、色相、明度および彩度の3
つの条件を満たすために、1種類または数種類の顔料を
組み合わせ、容器本体、キャップ、中栓をブルー、ホワ
イト、レッド、グリーン、ピンクなどの必要な色に調色
して使用することが多い。
【0003】しかしながら、図1に示すように、容器本
体3の開口部にキャップ1と中栓2を装着されたプラス
チック製容器に過酸化水素、界面活性剤、金属封鎖剤、
ラジカルトラップ剤を主成分とする液体漂白剤4を充填
した容器入り液体製品の場合、無機顔料の触媒作用によ
って液体漂白剤4中の過酸化水素とフェノール系化合物
の酸化反応が促進され、口部を含めた容器の内面に黄変
物質が付着し、容器全体が黄色に変色して見えることが
あった。特に、無機顔料を用いて淡いブルー、ホワイ
ト、レッド、グリーン、ピンクなどに着色した容器に前
記液体漂白剤4を入れ、高温下で暗室に入れておいた場
合、上記現象が起こりやすい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題を解決するためになされたもので、黄変を防止
し、商品価値の高い容器入り液体製品を提供することを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明は、容器本体3の開口部にキ
ャップ1、またはキャップ1と中栓2を装着されたプラ
スチック製容器に過酸化水素、界面活性剤、金属封鎖
剤、ラジカルトラップ剤を主成分とする液体漂白剤4を
充填された液体容器であって、前記容器本体3、キャッ
プ1または中栓2の少なくともいずかに有機顔料が含有
されていることを特徴とする容器入り液体製品としたも
のである。
【0006】また、請求項2記載の発明は、前記有機顔
料が、アゾ系、イソインドリノン系、フタロシアニン
系、チオインジゴ系、アンスラキノン系、ジオキサジン
系、キナクリドン系、ペリノン系、ペリレン系の群から
選ばれた1つまたは2つ以上の顔料からなることを特徴
とするものである
【0007】また、請求項3記載の発明は、前記容器本
体3、キャップ1および中栓2の少なくとも1つ以上
に、イエロー色、クリーム色、ベージュ色またはブラウ
ン色をした有機顔料が含有されていることを特徴とする
ものである。
【0008】上記のような構成とした場合、有機顔料が
無機顔料のような触媒作用を発揮することがないので、
内容物中の過酸化水素とフェノール系化合物の酸化反応
が促進されることがなくなり、液体漂白剤4を充填され
たプラスチック製容器の黄変を防ぐことができる。ま
た、容器本体3、キャップ1、中栓2などをイエロー、
クリーム、ベージュ、ブラウンなどの所要の色からなる
有機顔料によって色調しておくことにより、たとえ黄変
が発生してもこれらの色で黄変を掩蔽することができ、
容器の黄変をより目立たなくすることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。 [I]実施例1(中栓2の黄変テスト) LLDPE樹脂に有機顔料としてシアニンブルーを0.
088%、シアニングリーンを0.032%それぞれ添
加混合し、この樹脂を用いて図1に示すような中栓2を
作製し、この中栓を従来品のプラスチック製容器の中栓
と取り替え、各テスト温度毎に3個のテスト容器(No.1
〜No.3)を用意した。そして、このテスト容器に過酸化
水素、界面活性剤、金属封鎖剤、ラジカルトラップ剤を
主成分とする液体漂白剤4を充填した後、65℃、50
℃、40℃にそれぞれ温度設定した恒温槽内に入れ、そ
れぞれの温度で30〜35日にわたる中栓の黄変テスト
を行なった。その結果を以下に示す。比較例として、従
来品の中栓(無機顔料としてコバルトブルーを0.06
2%、有機顔料としてシアニングリーンを0.008%
それぞれ添加混合したもの)のテスト結果も併記した。
なお、各表中における黄変判定は次の評価基準によっ
た。 ○ :黄変なし ○’:ごく僅かに黄変 △ :僅かに黄変 ▲ :黄変 ■ :かなりの黄変
【0010】(1)雰囲気温度65℃の場合 雰囲気温度65℃における黄変テストの結果を表1に示
す。
【0011】
【表1】
【0012】(2)雰囲気温度50℃の場合 雰囲気温度50℃における黄変テストの結果を表2に示
す。
【0013】
【表2】
【0014】(3)雰囲気温度40℃の場合 雰囲気温度40℃における黄変テストの結果を表3に示
す。
【0015】
【表3】
【0016】[II]実施例2(キャップ1の黄変テス
ト) PP樹脂に有機顔料としてシアニンブルーを0.075
%、シアニングリーンを0.045%それぞれ添加混合
し、この樹脂を用いて図1に示すようなキャップ1を作
製し、このキャップ1を従来品のプラスチック製容器の
キャップと取り替え、各テスト温度毎に3個のテスト容
器(No.1〜No.3)を用意した。そして、このテスト容器
に過酸化水素、界面活性剤、金属封鎖剤、ラジカルトラ
ップ剤を主成分とする液体漂白剤4を充填した後、65
℃、50℃、40℃にそれぞれ温度設定した恒温槽内に
入れ、それぞれの温度で30〜35日にわたる黄変テス
トを行なった。その結果を以下に示す。
【0017】(1)雰囲気温度65℃の場合 雰囲気温度65℃における黄変テストの結果を表4に示
す。
【0018】
【表4】
【0019】(2)雰囲気温度50℃の場合 雰囲気温度50℃における黄変テストの結果を表5に示
す。
【0020】
【表5】
【0021】(3)雰囲気温度40℃の場合 雰囲気温度40℃における黄変テストの結果を表6に示
す。
【0022】
【表6】
【0023】[III] 実施例3(容器本体3の黄変テス
ト) HDPE樹脂に有機顔料としてシアニンブルーを0.0
55%、シアニングリーンを0.065%それぞれ添加
混合し、この樹脂を用いて図1に示すような容器本体3
を作製し、この容器本体3に従来のキャップと中栓を取
り付け、各テスト温度毎に3個のテスト容器(No.1〜N
o.3)を用意した。そして、このテスト容器に過酸化水
素、界面活性剤、金属封鎖剤、ラジカルトラップ剤を主
成分とする液体漂白剤4を充填した後、65℃、50
℃、40℃にそれぞれ温度設定した恒温槽内に入れ、そ
れぞれの温度で30〜35日にわたる黄変テストを行な
った。その結果を以下に示す。
【0024】(1)雰囲気温度65℃の場合 雰囲気温度65℃における黄変テストの結果を表7に示
す。
【0025】
【表7】
【0026】(2)雰囲気温度50℃の場合 雰囲気温度50℃における黄変テストの結果を表8に示
す。
【0027】
【表8】
【0028】(3)雰囲気温度40℃の場合 雰囲気温度40℃における黄変テストの結果を表9に示
す。
【0029】
【表9】
【0030】上記表1〜表9から明らかなように、本発
明によれば容器の黄変を効果的に防止できることが確認
された。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の容器入り
液体製品は、容器本体、キャップまたは中栓の少なくと
もいずかに有機顔料を含有せしめたので、液体漂白剤を
充填されたプラスチック製容器の黄変を防止することが
でき、商品価値の高い容器入り液体製品を提供すること
ができる。また、有機顔料によって、容器本体、キャッ
プ、中栓などをイエロー、クリーム、ベージュ、ブラウ
ンなどの所要の色からなる顔料で色調しておくことによ
り、たとえ黄変が発生したとしてもこれらの色で黄変を
掩蔽することができ、容器の黄変をより目立たなくする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用される容器の首部部分の一部拡大
断面図である。
【符号の説明】
1 キャップ 2 中栓 3 容器本体 4 液体漂白剤

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体の開口部にキャップ、またはキ
    ャップと中栓を装着されたプラスチック製容器に過酸化
    水素、界面活性剤、金属封鎖剤、ラジカルトラップ剤を
    主成分とする液体漂白剤を充填された液体容器であっ
    て、前記容器本体、キャップまたは中栓の少なくともい
    ずかに有機顔料が含有されていることを特徴とする容器
    入り液体製品。
  2. 【請求項2】 前記有機顔料が、アゾ系、イソインドリ
    ノン系、フタロシアニン系、チオインジゴ系、アンスラ
    キノン系、ジオキサジン系、キナクリドン系、ペリノン
    系、ペリレン系の群から選ばれた1つまたは2つ以上の
    顔料からなることを特徴とする請求項1記載の容器入り
    液体製品。
  3. 【請求項3】 前記容器本体、キャップおよび中栓の少
    なくとも1つ以上に、イエロー色、クリーム色、ベージ
    ュ色またはブラウン色をした有機顔料が含有されている
    ことを特徴とする請求項1記載の容器入り液体製品。
JP37238899A 1999-12-28 1999-12-28 容器入り液体製品 Pending JP2001180748A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101575921B1 (ko) * 2008-06-30 2015-12-08 써번 벤쳐스 피티와이 리미티드 약하게 밀봉된 출입부 및 증기를 투과하는 벤트를 구비한 용기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101575921B1 (ko) * 2008-06-30 2015-12-08 써번 벤쳐스 피티와이 리미티드 약하게 밀봉된 출입부 및 증기를 투과하는 벤트를 구비한 용기

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