JP2001180662A - 鮮度保持段ボール箱およびその製造方法。 - Google Patents
鮮度保持段ボール箱およびその製造方法。Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】箱内に保存される品物から蒸散する水分量に応
じて、透湿度が変化する防湿剤層が内側ライナー表面に
形成された鮮度保持段ボール箱を提供することにある。 【解決手段】ラジカル重合性モノマーを高分子乳化剤に
よって乳化重合することでエマルジョン化された合成樹
脂エマルジョンと、水性ワックスエマルジョンと、を含
む防湿剤による防湿剤層が内側ライナーの表面に形成さ
れている、鮮度保持段ボール箱によって解決される。
じて、透湿度が変化する防湿剤層が内側ライナー表面に
形成された鮮度保持段ボール箱を提供することにある。 【解決手段】ラジカル重合性モノマーを高分子乳化剤に
よって乳化重合することでエマルジョン化された合成樹
脂エマルジョンと、水性ワックスエマルジョンと、を含
む防湿剤による防湿剤層が内側ライナーの表面に形成さ
れている、鮮度保持段ボール箱によって解決される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、箱内の品物より蒸
散される水分量に応じて防湿効果が高まっていく鮮度保
持段ボール箱およびその段ボール箱製造方法に関する。
散される水分量に応じて防湿効果が高まっていく鮮度保
持段ボール箱およびその段ボール箱製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】収穫後の青果物、野菜は、蒸散によって
保持する水分が減少していき、経時的に鮮度が劣化して
いく。そこで、従来から、青果物、野菜等の保管、運搬
時の鮮度劣化を防止するため、防湿効果を有する鮮度保
持段ボール箱が使用されている。
保持する水分が減少していき、経時的に鮮度が劣化して
いく。そこで、従来から、青果物、野菜等の保管、運搬
時の鮮度劣化を防止するため、防湿効果を有する鮮度保
持段ボール箱が使用されている。
【0003】この鮮度保持段ボール箱は、箱内表面に透
湿度が一定の防湿剤が塗布されており、箱外へ透過する
水分量が抑制されるので、箱内の湿度を適度に保たれ、
品物の鮮度が保持される。
湿度が一定の防湿剤が塗布されており、箱外へ透過する
水分量が抑制されるので、箱内の湿度を適度に保たれ、
品物の鮮度が保持される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、箱内に
保存されている品物から蒸散される水分量は経過時間と
ともに変化するため、従来の、透湿度が一定の防湿剤層
が形成された鮮度保持段ボール箱では、蒸散水分の多い
保存初期には段ボール箱の一部に水滴が生じやすく、逆
に保存末期には蒸散水分量が減少して箱内が乾燥状態に
なりやすい傾向がある。特に、防湿剤層は内側ライナー
表面に形成されることが多く、その場合は箱内表面に水
滴が生じるため、品物が腐敗しやすくなってかえって品
物の鮮度を劣化させることもある。
保存されている品物から蒸散される水分量は経過時間と
ともに変化するため、従来の、透湿度が一定の防湿剤層
が形成された鮮度保持段ボール箱では、蒸散水分の多い
保存初期には段ボール箱の一部に水滴が生じやすく、逆
に保存末期には蒸散水分量が減少して箱内が乾燥状態に
なりやすい傾向がある。特に、防湿剤層は内側ライナー
表面に形成されることが多く、その場合は箱内表面に水
滴が生じるため、品物が腐敗しやすくなってかえって品
物の鮮度を劣化させることもある。
【0005】さらに、防湿剤層が形成された鮮度保持段
ボール箱は、以下のように製造方法にも欠点をも有す
る。段ボール箱を形成するライナー原紙へ防湿剤を塗布
するには、ロールコーターやバーコーターといった塗布
装置が使用されている。これらの塗布装置は、一部分に
防湿剤の不塗布部分を設ける機能を持たないため、ライ
ナー原紙の全面に防湿剤を塗布する。防湿剤はワックス
等の疎水性成分を含むため、全面に防湿剤が塗布される
と一般的な水性接着剤を使用することができない。従っ
て、専用の接着方法によって段ボール箱の製函を行なわ
なければならず、コスト高となっていた。
ボール箱は、以下のように製造方法にも欠点をも有す
る。段ボール箱を形成するライナー原紙へ防湿剤を塗布
するには、ロールコーターやバーコーターといった塗布
装置が使用されている。これらの塗布装置は、一部分に
防湿剤の不塗布部分を設ける機能を持たないため、ライ
ナー原紙の全面に防湿剤を塗布する。防湿剤はワックス
等の疎水性成分を含むため、全面に防湿剤が塗布される
と一般的な水性接着剤を使用することができない。従っ
て、専用の接着方法によって段ボール箱の製函を行なわ
なければならず、コスト高となっていた。
【0006】従って、本発明の第1の課題は、箱内に保
存される品物から蒸散する水分量に応じて、透湿度が変
化する防湿剤層が内側ライナー表面に形成された鮮度保
持段ボール箱と、その製造方法を提供することにある。
第2の課題は、前記防湿剤層が内側ライナーに形成され
た鮮度保持段ボールを、より安価に製造できる段ボール
箱の製造方法を提供することにある。
存される品物から蒸散する水分量に応じて、透湿度が変
化する防湿剤層が内側ライナー表面に形成された鮮度保
持段ボール箱と、その製造方法を提供することにある。
第2の課題は、前記防湿剤層が内側ライナーに形成され
た鮮度保持段ボールを、より安価に製造できる段ボール
箱の製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した請求
項1記載の発明は、ラジカル重合性モノマーを高分子乳
化剤によって乳化重合することでエマルジョン化された
合成樹脂エマルジョンと、水性ワックスエマルジョン
と、を含む防湿剤による防湿剤層が内側ライナーの表面
に形成されている、ことを特徴とする鮮度保持段ボール
箱である。
項1記載の発明は、ラジカル重合性モノマーを高分子乳
化剤によって乳化重合することでエマルジョン化された
合成樹脂エマルジョンと、水性ワックスエマルジョン
と、を含む防湿剤による防湿剤層が内側ライナーの表面
に形成されている、ことを特徴とする鮮度保持段ボール
箱である。
【0008】本発明者らは、ラジカル重合性モノマーを
高分子乳化剤によって乳化重合することでエマルジョン
化された合成樹脂エマルジョンと、水性ワックスエマル
ジョンと、を含む防湿剤によって内側ライナーの表面に
防湿剤層を形成すると、箱内の品物より蒸散される水分
と前記防湿剤層構成材料との反応によって前記防湿剤層
の透湿度が低下して、前記品物からの蒸散水分量に応じ
て防湿効果が高まることを知見した。従って、請求項1
記載の発明によれば、多くの水分が蒸散する保存初期に
は多くの水分が箱外へと透過し、品物の水分保持量が少
なくなる保存末期には箱外へ水分が透過しづらくなるの
で、箱内に保存される品物の鮮度が良好に保持される。
高分子乳化剤によって乳化重合することでエマルジョン
化された合成樹脂エマルジョンと、水性ワックスエマル
ジョンと、を含む防湿剤によって内側ライナーの表面に
防湿剤層を形成すると、箱内の品物より蒸散される水分
と前記防湿剤層構成材料との反応によって前記防湿剤層
の透湿度が低下して、前記品物からの蒸散水分量に応じ
て防湿効果が高まることを知見した。従って、請求項1
記載の発明によれば、多くの水分が蒸散する保存初期に
は多くの水分が箱外へと透過し、品物の水分保持量が少
なくなる保存末期には箱外へ水分が透過しづらくなるの
で、箱内に保存される品物の鮮度が良好に保持される。
【0009】前記防湿剤層は、前記合成樹脂エマルジョ
ンと水性ワックスエマルジョンとの比が、固形重量比で
90:10〜96:4(合成樹脂エマルジョン:水性ワ
ックスエマルジョン)の範囲にあることが好ましい。こ
の場合、合成樹脂エマルジョンと水性ワックスエマルジ
ョンの相溶性および分散性が高まり、より本発明の目的
を効果的に達成できる。
ンと水性ワックスエマルジョンとの比が、固形重量比で
90:10〜96:4(合成樹脂エマルジョン:水性ワ
ックスエマルジョン)の範囲にあることが好ましい。こ
の場合、合成樹脂エマルジョンと水性ワックスエマルジ
ョンの相溶性および分散性が高まり、より本発明の目的
を効果的に達成できる。
【0010】前記ラジカル重合性モノマーは、ラジカル
重合性不飽和二重結合を有するモノカルボン酸のアルキ
ルエステル類あるいはヒドロキシアルキルエステル類あ
るいはアミド類、またはラジカル重合性不飽和二重結合
を有するジカルボン酸のジアルキルエステル類、または
ビニル機含有芳香族モノマー類であることが好ましい。
重合性不飽和二重結合を有するモノカルボン酸のアルキ
ルエステル類あるいはヒドロキシアルキルエステル類あ
るいはアミド類、またはラジカル重合性不飽和二重結合
を有するジカルボン酸のジアルキルエステル類、または
ビニル機含有芳香族モノマー類であることが好ましい。
【0011】また、前記高分子乳化剤は、ラジカル重合
性不飽和二重結合を有するカルボン酸またはその無水物
と、ラジカル不飽和結合を有しかつ前記カルボン酸また
は無水物と共重合可能であるラジカル重合性モノマー
と、を塩基の存在下において水性化して得られる高分子
乳化剤であることが好ましい。
性不飽和二重結合を有するカルボン酸またはその無水物
と、ラジカル不飽和結合を有しかつ前記カルボン酸また
は無水物と共重合可能であるラジカル重合性モノマー
と、を塩基の存在下において水性化して得られる高分子
乳化剤であることが好ましい。
【0012】この場合、前記塩基は、アルカリ金属の水
酸化物または有機アミンであることが好ましい。
酸化物または有機アミンであることが好ましい。
【0013】前記水性ワックスエマルジョンは、融点が
50〜120℃の間にある、パラフィンワックスまたは
マイクロクリスタリンワックスを水性化して得られる水
性ワックスエマルジョンであることが好ましい。
50〜120℃の間にある、パラフィンワックスまたは
マイクロクリスタリンワックスを水性化して得られる水
性ワックスエマルジョンであることが好ましい。
【0014】一方、本発明にかかる鮮度保持段ボール箱
の製造方法である、請求項7記載の発明は、ラジカル重
合性モノマーを高分子乳化剤によって乳化重合すること
でエマルジョン化した合成樹脂エマルジョンと、水性ワ
ックスエマルジョンとを混合して防湿剤を生成し、その
防湿剤をライナー原紙に塗布して表面に防湿剤層を形成
し、その湿剤剤層形成面が表面となるように段ボール紙
を形成し、その段ボール紙をシートカッターによって段
ボール箱の展開状態に切断し、次いで、展開状態の段ボ
ール紙を前記防湿剤層形成面が内側となるように製函す
る、ことを特徴とする鮮度保持段ボール箱の製造方法で
ある。
の製造方法である、請求項7記載の発明は、ラジカル重
合性モノマーを高分子乳化剤によって乳化重合すること
でエマルジョン化した合成樹脂エマルジョンと、水性ワ
ックスエマルジョンとを混合して防湿剤を生成し、その
防湿剤をライナー原紙に塗布して表面に防湿剤層を形成
し、その湿剤剤層形成面が表面となるように段ボール紙
を形成し、その段ボール紙をシートカッターによって段
ボール箱の展開状態に切断し、次いで、展開状態の段ボ
ール紙を前記防湿剤層形成面が内側となるように製函す
る、ことを特徴とする鮮度保持段ボール箱の製造方法で
ある。
【0015】前記防湿剤を、印刷機によって、段ボール
製函時の糊代部分となる部分を除いて塗布し、前記糊代
部分を水性接着剤によって接着して、前記段ボール箱を
製函することが好ましい。印刷機を用いると、印刷版に
よって塗布パターンを自由に設定することができるの
で、段ボール製函時の糊代部分については防湿剤を塗布
しないようにすることができ、その糊代部分については
水性接着剤を用いて接着することができるので、より容
易にそして安価に段ボール製函を行なうことができる。
製函時の糊代部分となる部分を除いて塗布し、前記糊代
部分を水性接着剤によって接着して、前記段ボール箱を
製函することが好ましい。印刷機を用いると、印刷版に
よって塗布パターンを自由に設定することができるの
で、段ボール製函時の糊代部分については防湿剤を塗布
しないようにすることができ、その糊代部分については
水性接着剤を用いて接着することができるので、より容
易にそして安価に段ボール製函を行なうことができる。
【0016】前記水性接着剤は、酢酸ビニル系エマルジ
ョン接着剤であることが好適である。
ョン接着剤であることが好適である。
【0017】また、前記印刷機は、段ボール箱外面印刷
用の印刷機とすることができる。
用の印刷機とすることができる。
【0018】さらに、前記カットマークセンサーを、そ
のカットマークセンサー読み取り面が前記段ボールシー
トの防湿剤層非形成面となるように、前記シートカッタ
ーに取付け、前記防湿剤層形成面が段ボールの内側を形
成する面としてシートカッターから前記段ボールシート
を配出させることができる。
のカットマークセンサー読み取り面が前記段ボールシー
トの防湿剤層非形成面となるように、前記シートカッタ
ーに取付け、前記防湿剤層形成面が段ボールの内側を形
成する面としてシートカッターから前記段ボールシート
を配出させることができる。
【0019】一般的に、シートカッターで切断された段
ボール紙は、カットマークセンサーの読み取り面にした
がって、読み取り面側が外側ライナー側となるように配
出される。従って、カットマークセンサーの読み取り面
を、防湿剤層非形成面とすることで、防湿剤層の形成さ
れていない面が外側ライナーを形成する面としてシート
カッターから配出される。すなわち防湿剤層形成面が段
ボール箱の内側ライナーを形成する面としてシートカッ
ターから配出される。このように、防湿剤層を形成した
場合はカットマークセンサーの取付け位置を適宜変更し
て、防湿剤層形成面が内側ライナー表面となるように配
出されることが好ましい。特に、ライナー原紙への印刷
から段ボール箱の製函までを連続的に流れ作業で行なう
場合には、段ボールの製函がより安価にそして迅速に行
なえるようになる。
ボール紙は、カットマークセンサーの読み取り面にした
がって、読み取り面側が外側ライナー側となるように配
出される。従って、カットマークセンサーの読み取り面
を、防湿剤層非形成面とすることで、防湿剤層の形成さ
れていない面が外側ライナーを形成する面としてシート
カッターから配出される。すなわち防湿剤層形成面が段
ボール箱の内側ライナーを形成する面としてシートカッ
ターから配出される。このように、防湿剤層を形成した
場合はカットマークセンサーの取付け位置を適宜変更し
て、防湿剤層形成面が内側ライナー表面となるように配
出されることが好ましい。特に、ライナー原紙への印刷
から段ボール箱の製函までを連続的に流れ作業で行なう
場合には、段ボールの製函がより安価にそして迅速に行
なえるようになる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の鮮度保持段ボール箱は、
ラジカル重合性モノマーを高分子乳化剤によって乳化重
合して得られる合成樹脂エマルジョンと、水性ワックス
エマルジョンとを、含む防湿剤層が内側ライナーの表面
に形成されている。
ラジカル重合性モノマーを高分子乳化剤によって乳化重
合して得られる合成樹脂エマルジョンと、水性ワックス
エマルジョンとを、含む防湿剤層が内側ライナーの表面
に形成されている。
【0021】以下に前記防湿剤層の構成材料について詳
述する。前記合成樹脂エマルジョンを得るための前記ラ
ジカル重合性モノマーとしては、ラジカル重合性不飽和
二重結合を有するモノカルボン酸のアルキルエステル類
またはヒドロキシアルキルエステル類またはアミド類、
あるいはラジカル重合性不飽和二重結合を有するジカル
ボン酸のジアルキルエステル類、あるいはビニル機含有
芳香族モノマー類、が挙げられる。
述する。前記合成樹脂エマルジョンを得るための前記ラ
ジカル重合性モノマーとしては、ラジカル重合性不飽和
二重結合を有するモノカルボン酸のアルキルエステル類
またはヒドロキシアルキルエステル類またはアミド類、
あるいはラジカル重合性不飽和二重結合を有するジカル
ボン酸のジアルキルエステル類、あるいはビニル機含有
芳香族モノマー類、が挙げられる。
【0022】特に、前記ラジカル重合性モノマー中に、
ラジカル重合性不飽和二重結合を有するモノカルボン
酸、またはジカルボン酸、またはビニル機含有芳香族モ
ノマー類、を40重量部以上含むことが好ましい。この
場合水性ワックスエマルジョンとの相溶性が高くなり、
本発明の目的をより効果的に達成できる。
ラジカル重合性不飽和二重結合を有するモノカルボン
酸、またはジカルボン酸、またはビニル機含有芳香族モ
ノマー類、を40重量部以上含むことが好ましい。この
場合水性ワックスエマルジョンとの相溶性が高くなり、
本発明の目的をより効果的に達成できる。
【0023】さらに、前記ラジカル重合性不飽和二重結
合を有するモノカルボン酸のアルキルエステル類として
は、アクリル酸、クロトン酸などの炭素原子数3~4の
モノカルボン酸と炭素原子数8〜18のモノアルコール
とのエステル化合物が好ましく、前記ラジカル重合性不
飽和二重結合を有するモノカルボン酸のヒドロキシアル
キルエステル類としては、アクリル酸、クロトン酸など
の炭素原子数3~4のモノカルボン酸と炭素原子数2〜
9個のジオールとのエステル化合物が好ましく、前記ラ
ジカル重合性不飽和二重結合を有するモノカルボン酸の
アミド類としては、アクリル酸、クロトン酸などの炭素
原子数3~4のモノカルボン酸と炭素原子1〜18のア
ミンとのアミド化合物が好ましい。また、ラジカル重合
性不飽和二重結合を有するジカルボン酸のジアルキルエ
ステル類としては、マレイン酸、フマル酸、シトラコン
酸、イタコン酸など炭素原子数4〜5のジカルボン酸と
アルコールとのジエステル化合物が好適であり、ビニル
機含有芳香族モノマー類としては、スチレン、ビニルト
ルエン、α―ビニルトルエンなどの炭素原子数8〜10
のものが好適である。
合を有するモノカルボン酸のアルキルエステル類として
は、アクリル酸、クロトン酸などの炭素原子数3~4の
モノカルボン酸と炭素原子数8〜18のモノアルコール
とのエステル化合物が好ましく、前記ラジカル重合性不
飽和二重結合を有するモノカルボン酸のヒドロキシアル
キルエステル類としては、アクリル酸、クロトン酸など
の炭素原子数3~4のモノカルボン酸と炭素原子数2〜
9個のジオールとのエステル化合物が好ましく、前記ラ
ジカル重合性不飽和二重結合を有するモノカルボン酸の
アミド類としては、アクリル酸、クロトン酸などの炭素
原子数3~4のモノカルボン酸と炭素原子1〜18のア
ミンとのアミド化合物が好ましい。また、ラジカル重合
性不飽和二重結合を有するジカルボン酸のジアルキルエ
ステル類としては、マレイン酸、フマル酸、シトラコン
酸、イタコン酸など炭素原子数4〜5のジカルボン酸と
アルコールとのジエステル化合物が好適であり、ビニル
機含有芳香族モノマー類としては、スチレン、ビニルト
ルエン、α―ビニルトルエンなどの炭素原子数8〜10
のものが好適である。
【0024】次いで、乳化重合のために使用される前記
高分子乳化剤は、ラジカル重合性不飽和二重結合を有す
るカルボン酸またはその無水物と、ラジカル不飽和結合
を有しかつ前記カルボン酸または無水物と共重合可能で
あるラジカル重合性モノマーと、を塩基の存在下におい
て水性化して得ることができる。
高分子乳化剤は、ラジカル重合性不飽和二重結合を有す
るカルボン酸またはその無水物と、ラジカル不飽和結合
を有しかつ前記カルボン酸または無水物と共重合可能で
あるラジカル重合性モノマーと、を塩基の存在下におい
て水性化して得ることができる。
【0025】前記高分子乳化剤を得るための前記ラジカ
ル重合性不飽和二重結合を有するカルボン酸またはその
無水物としては、アクリル酸、クロトン酸など炭素原子
数3〜4のものカルボン酸またはその無水物、あるいは
マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸などの炭素原子数
4〜5のジカルボン酸またはその無水物、あるいはジカ
ルボン酸のモノアルキルエステル類またはモノヒドロキ
シエステル類またはモノアミド類またはそれらの無水物
が挙げられる。また、前記ラジカル不飽和結合を有しか
つ前記カルボン酸または無水物と共重合可能であるラジ
カル重合性モノマーとしては、ラジカル重合性不飽和結
合を有するモノカルボン酸のアルキルエステル類あるい
はヒドロキシアルキルエステル類あるいはアルキルアミ
ド類、またはラジカル重合性不飽和結合を有するジカル
ボン酸のジアルキルエステル類、またはビニル基芳香族
モノマー類などが挙げられる。
ル重合性不飽和二重結合を有するカルボン酸またはその
無水物としては、アクリル酸、クロトン酸など炭素原子
数3〜4のものカルボン酸またはその無水物、あるいは
マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸などの炭素原子数
4〜5のジカルボン酸またはその無水物、あるいはジカ
ルボン酸のモノアルキルエステル類またはモノヒドロキ
シエステル類またはモノアミド類またはそれらの無水物
が挙げられる。また、前記ラジカル不飽和結合を有しか
つ前記カルボン酸または無水物と共重合可能であるラジ
カル重合性モノマーとしては、ラジカル重合性不飽和結
合を有するモノカルボン酸のアルキルエステル類あるい
はヒドロキシアルキルエステル類あるいはアルキルアミ
ド類、またはラジカル重合性不飽和結合を有するジカル
ボン酸のジアルキルエステル類、またはビニル基芳香族
モノマー類などが挙げられる。
【0026】前記高分子乳化剤を水性化するさいに必要
とされる塩基は、好適には、アルカリ金属の水酸化物ま
たは有機アミンが使用される。特に、好適には、アルカ
リ金属の水酸化物として水酸化ナトリウムおよび水酸化
カルシウムなどが挙げられ、有機アミンとしてモノエタ
ノールジアミン、ジエタノールアミン、トリエタノール
アミン、モルホリンなどが挙げられる。
とされる塩基は、好適には、アルカリ金属の水酸化物ま
たは有機アミンが使用される。特に、好適には、アルカ
リ金属の水酸化物として水酸化ナトリウムおよび水酸化
カルシウムなどが挙げられ、有機アミンとしてモノエタ
ノールジアミン、ジエタノールアミン、トリエタノール
アミン、モルホリンなどが挙げられる。
【0027】一方、前記水性ワックスエマルジョンとし
ては、パラフィンワックス、低融点ポリエチレンワック
ス、脂肪酸エステルワックス、脂肪酸ワックス、石油油
脂ワックス、合成樹脂ワックス、マイクロクリスタリン
ワックス等を既知の方法で水性化したものを使用するこ
とができる。特に、融点が、50〜120℃の範囲にあ
るパラフィンワックスまたはマイクロクリスタリンワッ
クスを水性化して得られる水性ワックスエマルジョンを
使用するのが好適である。
ては、パラフィンワックス、低融点ポリエチレンワック
ス、脂肪酸エステルワックス、脂肪酸ワックス、石油油
脂ワックス、合成樹脂ワックス、マイクロクリスタリン
ワックス等を既知の方法で水性化したものを使用するこ
とができる。特に、融点が、50〜120℃の範囲にあ
るパラフィンワックスまたはマイクロクリスタリンワッ
クスを水性化して得られる水性ワックスエマルジョンを
使用するのが好適である。
【0028】前記合成樹脂エマルジョンと水性ワックス
エマルジョンとの比は、固形重量比で90:10〜9
6:4の範囲にあることが好ましい。
エマルジョンとの比は、固形重量比で90:10〜9
6:4の範囲にあることが好ましい。
【0029】その他、前記防湿剤には、安定剤、消泡
剤、耐水剤、粘性改良剤、保水剤、防腐剤、着色剤等を
適宜添加することができる。
剤、耐水剤、粘性改良剤、保水剤、防腐剤、着色剤等を
適宜添加することができる。
【0030】次いで、本発明の鮮度保持段ボール箱をよ
り安価に提供できる段ボール箱の製造方法を詳述する。
り安価に提供できる段ボール箱の製造方法を詳述する。
【0031】本発明者らは、本発明に係る防湿剤と印刷
用インクとの類似性から、前記防湿剤が一般的な印刷機
を使用してライナー原紙に塗布できることを発見した。
印刷機は、印刷版によって塗布パターンを自由に設定す
ることができるため、前記印刷機の使用により、段ボー
ル製函時の糊代部分を除いて、防湿剤を塗布することが
できるようになる。
用インクとの類似性から、前記防湿剤が一般的な印刷機
を使用してライナー原紙に塗布できることを発見した。
印刷機は、印刷版によって塗布パターンを自由に設定す
ることができるため、前記印刷機の使用により、段ボー
ル製函時の糊代部分を除いて、防湿剤を塗布することが
できるようになる。
【0032】前記印刷機は、段ボール製函工程の一部に
組み込まれている段ボール箱外面印刷用の印刷機を使用
する。印刷後の段ボール紙は、シートカッターにおい
て、段ボール箱の展開状態に切断される。シートカッタ
ーで切断された段ボール紙は、カットマークセンサーに
よって、表面側と裏面側を読み取って判断し、通常は、
印刷面が外側ライナーを形成するように排出される。従
って、印刷機を使用する場合は、カットマークセンサー
の表面側と裏面側とを入れ替えて、印刷面が内側ライナ
ーとなるように排出されるようにする。
組み込まれている段ボール箱外面印刷用の印刷機を使用
する。印刷後の段ボール紙は、シートカッターにおい
て、段ボール箱の展開状態に切断される。シートカッタ
ーで切断された段ボール紙は、カットマークセンサーに
よって、表面側と裏面側を読み取って判断し、通常は、
印刷面が外側ライナーを形成するように排出される。従
って、印刷機を使用する場合は、カットマークセンサー
の表面側と裏面側とを入れ替えて、印刷面が内側ライナ
ーとなるように排出されるようにする。
【0033】前記印刷機は、具体的には、ロータリース
クリーン印刷機、フレキソ多色印刷機等が挙げられる。
クリーン印刷機、フレキソ多色印刷機等が挙げられる。
【0034】印刷機で使用する印刷版としては、樹脂
版、版ロール(ロール表面に所定の図柄を彫り込んだも
の)、ゴムロール、PS版などを使用することができ
る。段ボール箱製函時の糊代部分に防湿剤が塗布されな
いようにするためには、従来の印刷技術で行なわれてい
るように、予め印刷版に糊代部分に凹部を設けたり、切
り欠きを形成したりするなどして加工をすればよい。
版、版ロール(ロール表面に所定の図柄を彫り込んだも
の)、ゴムロール、PS版などを使用することができ
る。段ボール箱製函時の糊代部分に防湿剤が塗布されな
いようにするためには、従来の印刷技術で行なわれてい
るように、予め印刷版に糊代部分に凹部を設けたり、切
り欠きを形成したりするなどして加工をすればよい。
【0035】次いで、本発明品の実施例と比較例との性
能を比較したので以下に示す。
能を比較したので以下に示す。
【0036】(実験例)本発明品にかかる防湿剤層が形
成されたライナー原紙および従来の防湿剤層が形成され
たライナー原紙の、透湿度の経時的な変化を測定し比較
した。
成されたライナー原紙および従来の防湿剤層が形成され
たライナー原紙の、透湿度の経時的な変化を測定し比較
した。
【0037】実施例1として、ライナー原紙(透湿度:
約5000g/m2・24h:温度40℃、湿度90%
において)に、本発明にかかる防湿剤を、印刷機を用い
て3回、重なるように塗布して、防湿性を付加した。こ
の実施例1の初期の透湿度は164g/m2・24hで
あった。また、比較例1として、合成樹脂を界面活性剤
でエマルジョン化する従来方法で製造した防湿剤をライ
ナー原紙に、実施例1と同様に印刷機を使用して3回、
重ねて塗布して防湿性を付加した。比較例1の初期の透
湿度は176g/m2・24hであった。さらに、比較
例2として、ワックスエマルジョンを含有しない防湿剤
を塗布したライナー原紙を使用した。比較例2の初期の
透湿度は、703g/m2・24hであった。それぞれ
の透湿度の経時的な変化を表1にまとめた。
約5000g/m2・24h:温度40℃、湿度90%
において)に、本発明にかかる防湿剤を、印刷機を用い
て3回、重なるように塗布して、防湿性を付加した。こ
の実施例1の初期の透湿度は164g/m2・24hで
あった。また、比較例1として、合成樹脂を界面活性剤
でエマルジョン化する従来方法で製造した防湿剤をライ
ナー原紙に、実施例1と同様に印刷機を使用して3回、
重ねて塗布して防湿性を付加した。比較例1の初期の透
湿度は176g/m2・24hであった。さらに、比較
例2として、ワックスエマルジョンを含有しない防湿剤
を塗布したライナー原紙を使用した。比較例2の初期の
透湿度は、703g/m2・24hであった。それぞれ
の透湿度の経時的な変化を表1にまとめた。
【0038】
【表1】
【0039】表1より、実施例1は、日数の経過ととも
に透過度が低下し防湿効果が高まっているのに対し、比
較例1は、175g/m2・24h前後を推移してお
り、透湿度は変化するもの経時的に低下することはなか
った。割合的には、実施例1の透湿度が、7日間で初期
の透湿度30%程度にまで低下しているのに対し、比較
例2は、初期の96%程度にまでしか透湿度が低下して
いない。この程度の低下では、青果物の水分蒸散量に応
じて透湿度が低下する効果は得られない。また、比較例
1および2ともに3日後までは透湿度が若干低下して防
湿効果が初期よりは向上しているが、4日後には再び透
湿度が向上し防湿効果が低下する現象が観察された。こ
のことからも、比較例1および2に関しては、経時的に
防湿効果が高まる結果は得られないといえる。
に透過度が低下し防湿効果が高まっているのに対し、比
較例1は、175g/m2・24h前後を推移してお
り、透湿度は変化するもの経時的に低下することはなか
った。割合的には、実施例1の透湿度が、7日間で初期
の透湿度30%程度にまで低下しているのに対し、比較
例2は、初期の96%程度にまでしか透湿度が低下して
いない。この程度の低下では、青果物の水分蒸散量に応
じて透湿度が低下する効果は得られない。また、比較例
1および2ともに3日後までは透湿度が若干低下して防
湿効果が初期よりは向上しているが、4日後には再び透
湿度が向上し防湿効果が低下する現象が観察された。こ
のことからも、比較例1および2に関しては、経時的に
防湿効果が高まる結果は得られないといえる。
【0040】(実験例2)次いで、実施例1および比較
例1を用いて、それぞれ段ボール箱を製函し、2kgの
ナスを詰めて、気温25℃で通気性の良い日陰に7日間
放置し、ナスの鮮度保持状態を観察した。結果は、透湿
度が変化する実施例1を使用した本発明品の鮮度保持段
ボールでは、箱内に詰めたナスの鮮度はきわめて良好で
あった。それに対して、比較例1を使用した防湿段ボー
ル箱に詰めたナスの鮮度保持状態は悪く商品価値を失っ
ていた。
例1を用いて、それぞれ段ボール箱を製函し、2kgの
ナスを詰めて、気温25℃で通気性の良い日陰に7日間
放置し、ナスの鮮度保持状態を観察した。結果は、透湿
度が変化する実施例1を使用した本発明品の鮮度保持段
ボールでは、箱内に詰めたナスの鮮度はきわめて良好で
あった。それに対して、比較例1を使用した防湿段ボー
ル箱に詰めたナスの鮮度保持状態は悪く商品価値を失っ
ていた。
【0041】
【発明の効果】以上詳述のとおり、本発明のよれば、内
部に保存される青果物、野菜などの鮮度を保持すること
が可能となる。また、水性接着剤を使用して鮮度保持段
ボール箱を容易に製造することが可能となる。
部に保存される青果物、野菜などの鮮度を保持すること
が可能となる。また、水性接着剤を使用して鮮度保持段
ボール箱を容易に製造することが可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠原 定男 愛媛県川之江市川之江町4087−11 エリエ ール印刷株式会社内 (72)発明者 藤原 恒夫 愛媛県川之江市川之江町4087−11 エリエ ール印刷株式会社内 Fターム(参考) 3E060 BC02 BC04 BC08 DA21 DA30 EA06 EA12 3E067 AA11 AB08 AB09 BA06A BB02A BB26A CA05 EE34 EE35 EE47 GD01 4L055 AG33 AG51 AG62 AG70 AG97 AH23 AH37 AJ01 BE08 FA30 GA06 GA47
Claims (9)
- 【請求項1】ラジカル重合性モノマーを高分子乳化剤に
よって乳化重合することでエマルジョン化された合成樹
脂エマルジョンと、水性ワックスエマルジョンと、を含
む防湿剤による防湿剤層が内側ライナーの表面に形成さ
れている、ことを特徴とする鮮度保持段ボール箱。 - 【請求項2】前記防湿剤層は、前記合成樹脂エマルジョ
ンと水性ワックスエマルジョンとの比が、固形重量比で
90:10〜96:4(合成樹脂エマルジョン:水性ワ
ックスエマルジョン)の範囲にある請求項1記載の鮮度
保持段ボール箱 - 【請求項3】前記ラジカル重合性モノマーは、 ラジカル重合性不飽和二重結合を有するモノカルボン酸
のアルキルエステル類あるいはヒドロキシアルキルエス
テル類あるいはアミド類、 またはラジカル重合性不飽和二重結合を有するジカルボ
ン酸のジアルキルエステル類、 またはビニル機含有芳香族モノマー類である請求項1記
載の鮮度保持段ボール箱。 - 【請求項4】前記高分子乳化剤は、ラジカル重合性不飽
和二重結合を有するカルボン酸またはその無水物と、ラ
ジカル不飽和結合を有しかつ前記カルボン酸または無水
物と共重合可能であるラジカル重合性モノマーと、を塩
基の存在下において水性化して得られる請求項1記載の
鮮度保持段ボール。 - 【請求項5】前記水性ワックスエマルジョンは、融点が
50〜120℃の間にある、パラフィンワックスまたは
マイクロクリスタリンワックスを水性化して得られる水
性ワックスエマルジョンである請求項1記載の鮮度保持
段ボール箱。 - 【請求項6】ラジカル重合性モノマーを高分子乳化剤に
よって乳化重合することでエマルジョン化した合成樹脂
エマルジョンと、水性ワックスエマルジョンとを混合し
て防湿剤を生成し、 その防湿剤をライナー原紙に塗布して表面に防湿剤層を
形成し、 その湿剤剤層形成面が段ボール紙の表面となるように段
ボール紙を形成し、 その段ボール紙をカットマークセンサーを備えるシート
カッターによって段ボール箱の展開状態に切断し、 次いで、展開状態の段ボール紙を前記防湿剤層形成面が
内側となるようにして製函する、 ことを特徴とする鮮度保持段ボール箱の製造方法。 - 【請求項7】前記防湿剤を、印刷機によって、段ボール
製函時の糊代部分となる部分を除いて塗布し、前記糊代
部分を水性接着剤によって接着して、前記段ボール箱を
製函する請求項6記載の鮮度保持段ボール箱の製造方
法。 - 【請求項8】前記印刷機は、段ボール箱外面印刷用の印
刷機である請求項7記載の段ボール箱の製造方法。 - 【請求項9】前記カットマークセンサーを、そのカット
マークセンサー読み取り面が前記段ボールシートの防湿
剤層非形成面となるように、前記シートカッターに取付
け、 前記防湿剤層形成面が段ボールの内側を形成する面とし
てシートカッターから前記段ボールシートを配出させる
請求項6記載の鮮度保持段ボールの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37251699A JP2001180662A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 鮮度保持段ボール箱およびその製造方法。 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37251699A JP2001180662A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 鮮度保持段ボール箱およびその製造方法。 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001180662A true JP2001180662A (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=18500580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP37251699A Pending JP2001180662A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 鮮度保持段ボール箱およびその製造方法。 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001180662A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8187536B2 (en) | 2003-09-12 | 2012-05-29 | Leica Biosystems Nussloch Gmbh | System and method for the unequivocal allocation of histological cassettes and specimen slides |
-
1999
- 1999-12-28 JP JP37251699A patent/JP2001180662A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8187536B2 (en) | 2003-09-12 | 2012-05-29 | Leica Biosystems Nussloch Gmbh | System and method for the unequivocal allocation of histological cassettes and specimen slides |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060309 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060428 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060901 |