JP2001180569A - 滑走艇の船形 - Google Patents
滑走艇の船形Info
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Abstract
き、ハルから生じるしぶきが船体上部にかかるのを低減
できる滑走艇の船形を提供する。 【解決手段】 滑走艇のハル1の形状を、滑走時の吃水
Bよりも上方でハル1の前部に、ハル1からのしぶきを
下方へ偏向する最下部の第1のしぶき抑え部11と、第
1のしぶき抑え部11の上方に位置してハル1からのし
ぶきを下方へ偏向する第2のしぶき抑え部12と、第2
のしぶき抑え部12の上方でハル・デッキの接合部31
に近接して位置しハル1からのしぶきを下方へ偏向する
第3のしぶき抑え部13とを備えた。
Description
るとき、またはジャンプして着水したときに船首の水切
り部から生じる水しぶき(スプレー)を抑制して走行の
快適性を高めた滑走艇の船形に関するものである。
図10の底面図に示すものがある(関連技術として、特
許第2883548号公報に記載のものがある)。図9
において、船体50の下部を構成するハル51と、上部
を構成するデッキ52とを、それぞれの全周にわたって
設けられたフランジ53で一体に接合して、船体50を
構成している。ハル51の底面の前部には、図10に示
すキールラインKから横方向に向かって後方に曲がって
延びる第1のストライプ54と、この第1のストライプ
54の前に設けられた第2のストライプ55とが設けら
れ、第1のストライプ54の後方から、キールラインK
を挟んで左右対称の位置に、それぞれ第1,第2の縦ス
トライプ56,57が形成されている。
は、船体50が水面を滑走するときの横滑りを抑制する
ものである。また、前記第1,第2のストライプ54,
55は、図9に示す船体50が水面を滑走したとき、船
体50の水切り部(船体50と水面との衝突部)から進
行方向に向かって生じるしぶきを下方へ偏向させて、船
体上部のデッキ52にかかるしぶきを低減するもので、
第1のストライプ54は、平水面または波高の小さい水
面の滑走時に生じるしぶきを下方に偏向させる位置に設
定され、第2のストライプ55は、波高が中程度の水面
を滑走するときに生じるしぶきを下方に偏向させる位置
にそれぞれ設定されている。
のストライプ55が有効に働く高さよりも高いときに滑
走した場合や、ジャンプして着水したとき、水面が第2
のストライプ55の位置より上方になると、発生するし
ぶきを第2のストライプ55では十分に抑制できない。
1の上縁のフランジ53には、フロントバンパー60が
ねじまたはリベットで取り付けられているが、通常はフ
ランジ53の下端とフロントバンパー60との間に、隙
間Fが存在している。このため、前記のように第2のス
トライプ55よりも上方に水面が達すると、隙間Fから
入った水がデッキ52とフロントバンパー60の間から
吹き出し、デッキ52の前部の上面をしぶきvが這い上
がることがある。このようなしぶきvの発生を防止する
には、図11(B)に示すように前記隙間Fを埋めて水
の侵入を遮る充填部材61を配設すればよいが、部品点
数と組立工数が増加するため、コスト高となる。
めになされたもので、その第1の目的は、水面を滑走し
ているとき、またはジャンプした着水時においても、船
体上部にかかるしぶきを低減して、走行の快適性を高め
た滑走艇を提供することにある。
などによりハルの長さが制限されるが、滑走艇の実際の
ハル長さよりもハル51のみ仮想的にハル長さの長い船
形とすることにより、波による船体の姿勢変化を少なく
して、走行の快適性を高めた滑走艇を提供することにあ
る。
るために、本発明に係る滑走艇のハル形状は、滑走時の
吃水よりも上方でハル前部に、ハルからのしぶきを下方
へ偏向する最下部の第1のしぶき抑え部と、第1のしぶ
き抑え部の上方に位置してハルからのしぶきを下方へ偏
向する第2のしぶき抑え部と、第2のしぶき抑え部の上
方でハル・デッキの接合部に近接して位置しハルからの
しぶきを下方へ偏向する第3のしぶき抑え部とが形成さ
れているものである。上記構成によれば、平水面から大
きな波浪水面まで、ハルから生じるしぶきを第1〜第3
のしぶき抑え部で下方へ偏向して、船体上部にかかるし
ぶきを低減できる。
記第1ないし第3のしぶき抑え部のそれぞれが、その下
方のハル外面とこの下方のハル外面の仮想延長面よりも
ハル外方へ偏位した上方のハル外面とを継ぐステップに
より形成されている。
は、前記第1および第2のしぶき抑え部のそれぞれが、
その上方および下方のハル外面から突出したストライプ
により形成されている。
に係る滑走艇のハル形状は、ハルの前部に、ハル上縁に
近接して位置するステップが形成され、ステップ下方の
ハル外面の仮想延長面よりも、ステップ上方のハル外面
がハルの外方に偏位しており、前記ステップ上方のハル
外面における船首部が、前記ハル・デッキ接合部からほ
ぼ垂直下方に伸びている。上記構成によれば、ステップ
下方のハル外面の前端をハルの上縁に向かって延長した
仮想延長線とハルの上縁とが交わる位置が、実際のハル
上縁の前端よりも前方となるので、それだけ実効的なハ
ル長さの長い船形となり、波による船体の姿勢変化が少
なくなって、走行の快適性が高まる。
面に基づいて説明する。図1の側面図に示した滑走艇
は、下側のハル1と上側のデッキ2から構成された船体
3内に、エンジン4と、このエンジン4の出力軸に連結
されたシャフト5で駆動される水ジェット推進機6(詳
細は省略)を備えている。この水ジェット推進機6はハ
ル1に設けられたダクト7内に装着されている。また、
前記デッキ2には、操縦用のハンドル27と、2人掛け
のシート28を設けている。前記ハル1の船底面20
は、図2の正面図に示すように、横断面ほぼV字形に形
成されている。このハル1とデッキ2は、それぞれ樹脂
で形成され、これら両者が、そのフランジ部1a,2a
を重合してなるフランジ、つまりハル・デッキ接合部3
1で接合されて、前記船体3を構成している。
ように、前記ハル1の前後方向に延びる中心線Aを挟ん
で左右両側に、前記中心線Aと平行状に延びる2本1組
の第1の縦ストライプ9と第2の縦ストライプ10が、
それぞれ船底面20から突出して形成されている。
Aから離れたハル1の幅方向外側位置に、このハル1の
後端から前部側にかけて設けられ、前記第2の縦ストラ
イプ10は、前記中心線A寄りに、後端が前記第1の縦
ストライプ9の後端位置よりも前方Fに位置し、かつ、
前端が第1の縦ストライプ9の前端位置よりも前方Fに
位置するように設けられている。前記第1,第2の縦ス
トライプ9,10は、図2に示すように、横断面がほぼ
三角形状に形成されている。
部、つまり、中心線Aに沿った図1に示すハル1のキー
ルラインKが前方Fに向かってせり上がっている部分に
は、滑走時の吃水線Bよりも上方で、図3の中心線Aか
ら幅方向外方に向かって後方に湾曲しながら延びる第1
のステップで形成された第1のしぶき抑え部11が設け
られている。ここで、キールラインKとは、ハル1の前
端から後端にかけてハル中心線Aに沿って延びるライン
をいい、通常、ハル1の最も下位に位置する部分であ
る。この第1のしぶき抑え部11は、図1に示す船底面
20に対して80〜110度の傾斜角θ1でもって起立
している段部(ステップ)である。この第1のしぶき抑
え部11の上方のハル外面は、第1のしぶき抑え部11
の下方のハル外面を上方へ延長した仮想延長面P1より
もハル外方へ偏位した第1の膨出面16で形成されてい
る。こうして、第1のしぶき抑え部11を形成するステ
ップが、その下方のハル外面15と上方のハル外面であ
る第1の膨出面16とを継いでいる。
部11の前方上方には、図3に示す中心線Aから幅方向
外方に向かって後方に湾曲しながら延びる第2のステッ
プで形成された第2のしぶき抑え部12が設けられてい
る。この第2のしぶき抑え部12は、図1に示す船底面
20に対して70〜120度の傾斜角θ2でもって起立
している段部からなる。この第2のしぶき抑え部12の
上方のハル外面は、このしぶき抑え部12の下方のハル
外面を上方へ延長した仮想延長面P2よりもハル外方へ
偏位した第2の膨出面17で形成されている。こうし
て、第2のしぶき抑え部12を形成するステップが、そ
の下方のハル外面である第1の膨出面16と上方のハル
外面である第2の膨出面17とを継いでいる。
部12の前方上方には、図3に示す中心線Aまたはキー
ルラインKから幅方向外方に向かって後方に滑らかに湾
曲しながら延びる第3のステップで形成された第3のし
ぶき抑え部13が設けられている。この第3のしぶき抑
え部13は、図1に示す船底面20に対して90〜13
0度の傾斜角θ3でもって起立している段部13からな
る。この第3のしぶき抑え部13の上方のハル外面は、
第3のしぶき抑え部13の下方のハル外面を上方へ延長
した仮想延長面P3よりもハル外方へ偏位した第3の膨
出面18で形成されている。こうして、第3のしぶき抑
え部13を形成するステップが、その下方のハル外面で
ある第2の膨出面17と上方のハル外面である第3の膨
出面18とを継いでいる。この第3の膨出面18におけ
る船首部は、ハル1の上縁1b(フランジ部1aの根元
部)からほぼ垂直下方、すなわちハル上縁1bとなす角
度θ4が90〜100°、好ましくは90〜95度に設
定されている。
のしぶき抑え部11〜13はそれぞれ、底面視でキール
ラインK上に中央部を有し、このキールラインKを中心
として左右対称に後方へ湾曲して延びるほぼ弓形ないし
馬蹄形を呈している。前記第1の膨出面16は、最下部
の第1のしぶき抑え部11と下から2番目の第2のしぶ
き抑え部12とに挟まれた領域、第2の膨出面17は、
第2のしぶき抑え部12と最上部の第3のしぶき抑え部
13とに挟まれた領域の、それぞれほぼ全体にわたって
設けられている。また、第3の膨出面18は、第3のし
ぶき抑え部13からハル上縁1bに向かって前方上方へ
せり上がった領域に設けられている。第1ないし第3の
膨出面16〜18の左右両側縁は、それぞれ側部境界線
26,27,28で示されている。
断面図で示すように、滑走艇の繋留用のバウアイ22を
装着するための凹部20aが形成されており、この凹部
20a内にバウアイ22を入れ、ハル1の内面に当て付
けた当て板23の内側から、バウアイ22のねじ棒2
4,24にナット25をねじ込んで、バウアイ22をハ
ル1の船首部に取り付けている。
〜13の作用について説明する。図4(A)に示すよう
に、滑走艇が平水面を滑走しているときは、船底20の
波切り位置付近から発生したしぶきsは、最下部の第1
のしぶき抑え部11に当たり、水面に向かって下方へ偏
向され、しぶきsが船体上部であるデッキ2上にかかる
のを防止される。また、船体3がピッチングして船首が
下がったときは、前記第1のしぶき抑え部11に当たる
しぶきsにより生じる揚力で船首が持ち上げられるの
で、滑走艇のピッチング量が小さくなるように抑制され
る。
波高10cm以下程度の小さい波の水面滑走していると
きも、前記第1のしぶき抑え部11は前記平水面のとき
と同様に作用し、しぶきが船体上部であるデッキ2にか
かるのが防止されるとともに、船体3がピッチングして
船首が下がったときは、第1のしぶき抑え部11に当た
るしぶきsにより生じる揚力で船首が持ち上げられるの
で、ピッチング量が小さくなる。
波高10cmから30cmの範囲にある中程度の波の水
面を滑走しているときは、前記第1のしぶき抑え部11
の上方の第1の膨出面16に波が当り、発生したしぶき
sは第2のしぶき抑え部12に当たり、水面に向かって
下方へ偏向されるので、しぶきがデッキ2にかかるのが
防止される。また、第2のしぶき抑え部12に生じる揚
力によって船体3の船首が持ち上げられるので、ピッチ
ング量が小さくなる。
が、概ね波高30cmを越える大きい波の水面を滑走し
ているときは、前記第2のしぶき抑え部12の上方の第
2の膨出面17に波が当り、発生したしぶきsは第3の
しぶき抑え部13に当たり、水面に向かって下方に偏向
されるので、しぶきがデッキ2にかかるのが防止され
る。また、第3のしぶき抑え部13に生じる揚力によっ
て船体3の船首が高く持ち上げられるので、ピッチング
量が小さくなる。
は大きな波浪水面を滑走中にジャンプして船首が下がっ
た状態で着水したときも、第3のしぶき抑え部13によ
りしぶきsが下方に偏向されるとともに、第3のしぶき
抑え部13に生じる揚力によって船体3の船首が持ち上
げられるので、速やかにピッチングの少ない滑走姿勢に
回復することができる。
き抑え部13は、しぶきsをかき落すので、ハル・デッ
キ接合部31の下端とフロントバンパー40との間の隙
間Fからしぶきsが入るのを防止できる。また、前記前
記隙間Fにしぶきsが侵入するのは、フロントバンパー
40の下端部40aから第3のしぶき抑え部13までの
間の僅かな部分に船首の波切り部が位置した瞬間だけで
あるので、フロントバンパー40とデッキ2の隙間を通
って吹き出すしぶきs1は著しく減少する。
走行する際にしぶきsを有効に抑制するために、図1に
示す第1ないし第3のしぶき抑え部11〜13の上下方
向位置には好ましい範囲がある。すなわち、キールライ
ンKにおける船底面後部の直線部分を前方へ延長した延
長線K1とフランジ上縁1bとの間隔に対して、第1の
しぶき抑え部11の基部(船底面20との接続部)の延
長線K1からの高さH1が、前記間隔D1の1/4〜1
/2に設定され〔H1=(1/4〜1/2)・D1〕、
第2のしぶき抑え部12の基部の延長線K1からの高さ
H2が,間隔D2の1/2〜2/3に設定され〔H2=
(1/2〜2/3)・D2〕、第3のしぶき抑え部13
の基部の延長線K1からの高さH3が,間隔D3の2/
3〜9/10に設定される〔H3=(2/3〜9/1
0)・D3〕のが好ましい。これにより、第1ないし第
3のしぶき抑え部11ないし13は、滑走艇の通常の走
行時の吃水Bに対し、その上方、10〜15cm程度、
30ないし40cm程度、40ないし60cm程度の位
置となる。
ル外面である第3の膨出面18は、その船首部がハル上
縁1bからほぼ垂直に下方へ延びているので、以下の理
由により、滑走艇の実効ハル長さを、実際のハル長さよ
り長い船形にすることが可能となる。
ハル長Lを、図7(A)に示すように、トランサム下端
部aから始まり、船首曲率部を経てハル・デッキ接合部
31の直前、つまりハル上縁1bの前端bまでとする
と、この第1実施形態の滑走艇の実効的なハル長さLe
は、前記トランザム下端部a(図6)が、図7(B)に
一点鎖線P30で示した前記仮想延長面P3の前縁とハ
ル上縁1bとの交点Q1(前端)までとなり、ハル2の
実際の前端Q2よりも、Q1とQ2の間隔Cだけ長くな
る。つまり、Le=L+Cとなる。通常、滑走艇は、ハ
ル長が長い程、波による船体の姿勢変化が少なくなり、
乗り心地が良くなる。したがって、この第1実施形態に
よれば、実際のハル1の長さを大きくすることなく、走
行の快適性を向上させることができる。
す側面図である。この第2実施形態は第1および第2の
しぶき抑え部21,22を船底面20から三角形状に突
出したストライプで形成し、第3のしぶき抑え部13
は、前記第1実施形態と同様に、ステップで形成したも
のである。第1のしぶき抑え部21を構成するストライ
プは、図8中の拡大断面図に示すように、後方(船尾
側)の斜面21aがしぶきを下向きに偏向させるよう
に、船底面20に対する後方斜面21aの傾斜角θ1が
80〜110度に設定されている。第2のしぶき抑え部
22を構成するストライプおよび第3のしぶき抑え部1
3を構成するステップも、その後方斜面の傾斜角が第1
実施形態の場合と同様に、それぞれ70〜120度、8
0〜130度に設定されている。
施形態と同様に、平水面から大きな波の水面におけるし
ぶきの抑制、および仮想ハル長の増大により、走行の快
適性が向上する効果が得られる。
ルのみの滑走艇にも適用できる。
方でハル前部に、小さな波によって生じるハルからのし
ぶきを下方へ偏向する第1のしぶき抑え部と、第1のし
ぶき抑え部の上方に位置して中程度の波によって生じる
ハルからのしぶきを下方へ偏向する第2のしぶき抑え部
と、第2のしぶき抑え部の上方でハル上縁に近接して位
置し大きな波によって生じるハルからのしぶきを下方へ
偏向する第3のしぶき抑え部とが形成されているので、
平水面から大きな波浪水面まで、ハルから生じるしぶき
を第1〜第3のしぶき抑え部で抑制して、船体上部にか
かるしぶきを低減することにより、走行の快適性を高め
ることができる。
位置するステップが形成され、このステップ下方のハル
外面の仮想延長面よりも、ステップ上方のハル外面がハ
ル外方に偏位しており、前記ステップ上方のハル外面に
おける船首部が、前記ハル上縁からほぼ垂直下方に伸び
ているものであるから、仮想的にハル長さの長い船形と
することができるので、波による船体の姿勢変化が少な
くなり、走行の快適性を向上させることができる。
ある。
作用を説明するための要部の側面図である。
するための要部の側面図である。
するための要部の縦断面図である。
ある。
上がるしぶきの発生メカニズムを説明するための要部の
縦断面図、(B)はしぶきの這い上がりの防止対策の一
例を示す要部の縦断面図である。
2…デッキ、3…船体、4…エンジン、6…水ジェット
推進機、11,21…第1のしぶき抑え部、16…第1
の膨出面、12,22…第2のしぶき抑え部、13…第
3のしぶき抑え部、16…第1の膨出面、17…第2の
膨出面、18…第3の膨出面、20…船底面、31…ハ
ル・デッキ接合部、40…フロントバンパー、A…中心
線、B…吃水線、K…キールライン
Claims (4)
- 【請求項1】 滑走艇におけるハルの形状であって、 滑走時の吃水よりも上方でハル前部に、ハルからのしぶ
きを下方へ偏向する最下部の第1のしぶき抑え部と、第
1のしぶき抑え部の上方に位置してハルからのしぶきを
下方へ偏向する第2のしぶき抑え部と、第2のしぶき抑
え部の上方でハル・デッキの接合部に近接して位置しハ
ルからのしぶきを下方へ偏向する第3のしぶき抑え部と
が形成されている滑走艇の船形。 - 【請求項2】 請求項1において、前記第1ないし第3
のしぶき抑え部のそれぞれが、その下方のハル外面とこ
のハル外面の仮想延長面よりもハル外方へ偏位した上方
のハル外面とを継ぐステップにより形成されている滑走
艇の船形。 - 【請求項3】 請求項1において、前記第1および第2
のしぶき抑え部のそれぞれが、その上方および下方のハ
ル外面から突出したストライプにより形成されている滑
走艇の船形。 - 【請求項4】 滑走艇におけるハルの形状であって、 ハルの前部に、ハル上縁に近接して位置するステップが
形成され、ステップ下方のハル外面の仮想延長面より
も、ステップ上方のハル外面がハルの外方に偏位してお
り、前記ステップ上方のハル外面における船首部が、前
記ハル上縁からほぼ垂直下方に伸びている滑走艇の船
形。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37311599A JP2001180569A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 滑走艇の船形 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37311599A JP2001180569A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 滑走艇の船形 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001180569A true JP2001180569A (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=18501601
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP37311599A Pending JP2001180569A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 滑走艇の船形 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001180569A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6883455B2 (en) * | 2002-06-17 | 2005-04-26 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Personal watercraft and buffer member for personal watercraft |
WO2017094073A1 (ja) * | 2015-11-30 | 2017-06-08 | 森 敏文 | 船舶推進装置及び船舶 |
-
1999
- 1999-12-28 JP JP37311599A patent/JP2001180569A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6883455B2 (en) * | 2002-06-17 | 2005-04-26 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Personal watercraft and buffer member for personal watercraft |
WO2017094073A1 (ja) * | 2015-11-30 | 2017-06-08 | 森 敏文 | 船舶推進装置及び船舶 |
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---|---|---|---|
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