JP2001179627A - ディスクグラインダー用集塵装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】外部には金属粉塵が放出されず、スペースのい
らないディスクグラインダーのための環境保全の集塵装
置を提供すること。 【解決手段】ディスクグラインダー本体１の研磨砥石３
のホイールカバー４に、発生粉塵を吸引すべくホース６
を接続し、粉塵発生源の近くに耐熱性フィルター５を有
するカバー部２を設け、これらを脱着可能に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】［産業上の利用分野］ディスクグラインダ
ーにて各種材料を研磨する場合、被研磨接触面からその
材料の粉塵を発生するので、発生する部分を覆う形で、
適当なエアー引き込み口のある金属、合成樹脂のカバー
を設けた装置で作業している。被研磨材として金属材の
場合では、集塵機のホース等に損傷問題発生して、集塵
装置を利用しないのが実情である。耐熱性フィルターを
カバーの１部に設ける事で、工場で利用の多い各種金属
被研磨材の場合にも、集塵が可能となり、ディスクグラ
インダーの利用範囲は格段に広くなつた。

【０００２】［従来の技術］被研磨材が金属の場合、例
えば板金・製罐工場等では、研磨によって発生する金属
粉塵を、離れた処の別途の集塵装置で捉える方式が考え
られるが、火花を伴う金属粉塵のために、集塵用カバ
ー、ホースの損傷、集塵機の故障の原因となるので、現
実には使用していない。

【０００３】［発明が解決ようとする課題］集塵装置を
使用しないと当然、作業者への粉塵吸入の悪影響が出
る。作業の多い工場では、機械等への影響、その他環境
上問題が多く発生する。発生金属粉塵を、ディスクグラ
インダーのその発生源の近くに設置した耐熱性フィルタ
ーに、全て吸着収集してしまい、以降のホース等からは
エアーのみを外部に放出される。

【０００４】［発明が解決するための手段］被研磨材が
金属類なので、夥しい火花を伴った高熱粉塵が発生す
る。このため耐熱性フィルターをディスクグラインダー
のカバーの粉塵発生近くに設置して、それを吸着収集す
る。吸着収集物は、適時耐熱性フィルターを取り外して
清掃する。この耐熱性フィルターには、セラミックスフ
ィルター並びに金属製フィルター、炭化ケイ素繊維フィ
ルターがある。

【０００５】［発明の効果］金属類のディスクグライン
ダーの研磨物集塵カバーの１部に本発明の如く、耐熱性
フィルターを設置する事により、研磨物発生粉塵の外部
流出が無くなり、さらに作業者は金属粉塵の吸入が無く
なり、人体への悪影響が無い。周辺の金属粉塵の汚れも
無く、工場内の環境も良好となる。機械加工工場に於い
ては、研磨加工は従来から冷却水を使った湿式研磨が主
流であった。最近冷却水を使用しない乾式研磨の方式が
採用され始めたが、これらの場合には、益々発明の効果
は発揮されてくる。

【図面の簡単な説明】

【図１】全体図

【図２】カバー部斜視図

【図３】フイルター部組み立て断面図

【図４】（ａ）セラミックスフィルター側面図、正面図
（ｂ）金属製フィルター 側面図、正面図

【符号の説明】

１ ディスクグラインダー本体 １１ フィルタ
ーホルダー ２ カバー部 １２ 固定リング（耐熱性イミド ３ 研磨といし 樹脂製） ４ ホイールカバー １３ 脱着ネジ
部 ５ 耐熱性フィルター １４ 金網 ６ 吸引ホース １５ 補強材 ７ 吸引ポンプ ８ ホイールカバーとのネジ結合部 ９ 外筒 １０ 詰栓

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ディスクグラインダーにて金属類を研磨す
   る場合、研磨といしと被研磨面との接触により、夥しい
   火花を伴う金属粉塵が発生する。この高熱の金属粉塵を
   吸引ホースに導入する為、その発生の周りにカバーを設
   け、発生源の近くに、カバーに接続して耐熱性フィルタ
   ーを設置する。発生した高熱の金属粉塵は、この耐熱性
   フィルターに吸着収集する。吸引ポンプによって引かれ
   たホース中のエアーは金属粉塵を含まないクリヤーなも
   のである。