JP2001179056A - 膜処理方法 - Google Patents

膜処理方法

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JP2001179056A JP36567899A JP36567899A JP2001179056A JP 2001179056 A JP2001179056 A JP 2001179056A JP 36567899 A JP36567899 A JP 36567899A JP 36567899 A JP36567899 A JP 36567899A JP 2001179056 A JP2001179056 A JP 2001179056A
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  • Activated Sludge Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】膜装置をユニット化して処理量の増加にも対応
することが出来る上に、一定量のフラックスを長期間確
保して、処理量の更なる増加を図るのみならず、開枠洗
浄の回数を減らすことにより、開枠洗浄にかかる手間と
コストを削減でき、全体的なエネルギーコストを増加さ
せない膜処理方法を提供する。 【解決手段】原液槽4内の原液を原液ポンプ5により循
環洗浄タンク2に送り、該循環洗浄タンク2からのオー
バーフロー液を該原液槽4に返送し、該循環洗浄タンク
2内の原液を該循環洗浄タンク2とは別に設けられた膜
装置1内の並設された濾過膜間に形成される膜間流路内
に送ると共に、該膜間流路内の液を前記循環洗浄タンク
2に返送する循環系に循環ポンプ3を設けて前記膜間流
路内の液から濾液の取り出しエネルギーにより濾液を取
り出す膜処理方法であって、循環洗浄タンク2からのオ
ーバーフロー液量を絞り込むための絞り込み手段6によ
って原液ポンプ5の吐出エネルギーを前記濾液の取り出
しエネルギーに加算して濾液を取り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生物処理の反応槽
内の汚泥、反応槽から移送されてきた汚泥又はそれらの
濃縮汚泥、生物処理前のし尿廃水、凝集剤添加による凝
集反応液又はその反応液を沈殿槽で分離した濃縮汚泥及
びその上澄み液等の原液を膜瀘過するための膜処理方法
に関し、詳しくは無駄なエネルギーを低く抑えることが
できて長期間一定量のフラックスを得ることができる膜
処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】海洋や河川等の汚染の原因となる有機
物、窒素、リン等を含有する廃水を生物処理する際の固
液分離手段としては、従来、重力沈降式の沈殿槽が用い
られていたが、最近では設置スペースの減少、メンテナ
ンスの容易性等から膜分離技術が用いられるようになっ
てきた。
【0003】従来、膜処理方法としては、特開昭61−
86903号公報の図2に記載されている加圧式タイプ
の装置を用いた方法が知られている。
【0004】かかる加圧式タイプの膜処理装置は、原水
タンク内の原液をポンプによって膜装置に供給し、該ポ
ンプによる加圧力によって濾液の取り出しを行ってい
る。
【0005】しかし、かかる膜処理装置では膜装置から
原水タンクに戻るたびにエネルギーロスが生じるという
問題があった。
【0006】そこで、上記問題を解決する技術として特
開昭61−86903号公報の図1に記載の膜処理装置
がある。この膜処理装置は、循環ポンプによって与えら
れた圧力エネルギーを有効に利用するために限外濾過装
置から排出される濃縮液を直接ポンプの吸い込み口に戻
してクローズド化された循環系を形成するようにしたも
のである。
【0007】しかし、この膜処理装置を用いた方法で
は、加圧によって濾液を得る手段であるため、循環ポン
プの吐出圧力は変わらず、動力コストの低減にはなんら
寄与しない欠点がある上に、膜洗浄のためのメンテナン
スが大変であるという欠点があった。
【0008】かかる加圧方式の動力コストの問題を解決
する技術として、本出願人は特開平11−300168
号公報、特願平10−189746号、特願平10−2
49767号に記載の平膜を用いた膜処理装置を提案し
た。即ち、これらの技術は濾液を取り出す動力として循
環ポンプによらない技術であり、低動力、低コストで一
定の濾液量を長時間得られる点で優れており、また、原
液ポンプ1つでユニット化された複数の膜モジュールを
稼働させることが出来、処理量の増大を図りつつ全体的
なエネルギーコストを低減させる上で貢献している。
【0009】また、平膜方式では汚れ作業となる開枠洗
浄の回数を減少させることが重要であるが、かかる膜処
理装置は内部の原液を抜いて上水を入れて循環させるこ
とによって簡単に膜の洗浄が出来るという画期的なもの
であり、開枠洗浄回数を減少しつつ一定の処理量の確保
が出来た点で優れている。
【0010】更に、本発明者は従来の膜処理装置の実用
化に向かって研究を進め、膜フラックスを長期間一定に
維持させ、従来より更に開枠洗浄の頻度を少なくし、処
理量の増大を図ることが出来る極めて実際的な技術を開
発し、本発明に至った。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、膜
装置をユニット化して処理量の増加にも対応することが
出来る上に、一定量のフラックスを長期間確保して、処
理量の更なる増加を図るのみならず、開枠洗浄の回数を
減らすことにより、開枠洗浄にかかる手間とコストを削
減でき、全体的なエネルギーコストを増加させない膜処
理方法を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題は、以下の発明
によって解決される。
【0013】(請求項1)原液槽内の原液を原液ポンプ
により循環洗浄タンクに送り、該循環洗浄タンクからの
オーバーフロー液を該原液槽に返送し、該循環洗浄タン
ク内の原液を該循環洗浄タンクとは別に設けられた膜装
置内の並設された濾過膜間に形成される膜間流路内に送
ると共に、該膜間流路内の液を前記循環洗浄タンクに返
送する循環系に循環ポンプを設けて前記膜間流路内の液
から濾液の取り出しエネルギーにより濾液を取り出す膜
処理方法であって、循環洗浄タンクからのオーバーフロ
ー液量を絞り込むための絞り込み手段によって原液ポン
プの吐出エネルギーを前記濾液の取り出しエネルギーに
加算して濾液を取り出すことを特徴とする膜処理方法。
【0014】(請求項2)前記原液ポンプの吐出圧を、
濾過膜の耐圧から絞り込み前に負荷されている取り出し
エネルギーを引いただけの圧力以下に設定することを特
徴とする請求項1に記載の膜処理方法。
【0015】(請求項3)絞り込み手段が、流量調整弁
又は流量規制管であることを特徴とする請求項1又は2
に記載の膜処理方法。
【0016】(請求項4)流量規制管が、異なるサイズ
の配管の組み合わせであることを特徴とする請求項3に
記載の膜処理方法。
【0017】(請求項5)濾液取り出し量が設定量より
低下したことを示す信号により、原液槽へ返送するオー
バーフロー液の流量を制御することを特徴とする請求項
1〜4のいずれかに記載の膜処理方法。
【0018】(請求項6)膜装置内の原液を抜いた後、
循環洗浄タンクに洗浄水を投入することにより洗浄する
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の膜処
理方法。
【0019】(請求項7)前記膜装置から濾液を取り出
す吸引ポンプを有することを特徴とする請求項1〜6の
いずれかに記載の膜処理方法。
【0020】(請求項8)膜装置、循環洗浄タンク、循
環ポンプ及び絞り込み手段によりユニットを構成してお
り、複数のユニットに対して原液ポンプが1つであるこ
とを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の膜処理
方法。
【0021】(請求項9)膜装置、循環洗浄タンク、循
環ポンプ、吸引ポンプ及び絞り込み手段によりユニット
を構成しており、複数のユニットに対して原液ポンプが
1つであることを特徴とする請求項7に記載の膜処理方
法。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳述する。
【0023】本発明に用いられる膜は、特に限定され
ず、例えば限外濾過膜、精密濾過膜等のいずれでもよ
く、膜の形態としては平膜が好ましい。
【0024】本発明において、原液としては、例えば生
物処理の反応槽内の汚泥、反応槽から移送されてきた汚
泥又はそれらの濃縮汚泥、生物処理前のし尿廃水、凝集
剤添加による凝集反応液又はその反応液を沈殿槽で分離
した濃縮汚泥及びその上澄み液等が挙げられる。また、
本発明は、廃水の再利用、有価物の回収、雨水の利用、
各種分離濃縮、各種分離濃縮精製等にも適用できる。従
って、かかる目的を達成する範囲で、本発明の原液には
各種原液が含まれる。
【0025】以下、本発明に係る膜処理方法の実施の形
態について、この膜処理方法を実施するために好適な膜
処理装置の一例を示す図面に基づいて説明する。
【0026】図1は、膜処理装置を示す概略構成図であ
り、図2は、膜装置の実施の形態を示す一部切欠する要
部断面図である。
【0027】図1において、U1、U2はそれぞれ膜処
理ユニットであり、U1及びU2は同一の構成であるの
で、以下、U1について主に説明をする。
【0028】1は原液を瀘液と濃縮液とに分離する膜装
置、2は膜装置1に原液を供給すると共に原液及び膜装
置1により分離された濃縮液が返送されて貯溜される循
環洗浄タンク、3は膜装置1と循環洗浄タンク2との間
で循環流を作り出す循環ポンプ、4は原液が貯溜される
原液槽、5は該原液槽4から前記循環洗浄タンク2へ原
液を移送するための原液ポンプ、6は循環洗浄タンク2
から原液槽4へのオーバーフロー液を返送する返送管4
02途上に介設されたオーバーフロー液量を絞り込む絞
り込み手段の一例である流量調整弁である。
【0029】膜装置1は、図2に示すように、所定間隔
をおいて立設されたフレーム板101,102により開
枠可能な側枠を構成し、このフレーム板101,102
の間に複数の仕切り板103を並列的に設け、該フレー
ム板101,102の間を複数(図示例は7つ)のブロ
ックS1,…S7に区画している。
【0030】この仕切り板103には上部又は下部に液
の流通口104が形成され、この流通口104によって
隣接するブロック同士が連絡されている。この仕切り板
103は、隣接する仕切り板103で流通口104が上
下交互に配置されるようにして、隣接するブロック内の
液の流れが上向きと下向きとに交互に形成されるように
することが好ましい。
【0031】この仕切り板103によって区画される膜
装置1の各ブロックS内には、それぞれ膜付き板105
が複数並設されている。
【0032】上記膜付き板105は、上下端部近傍に開
口106,107を形成した膜支持部材108と、その
両側面に固定された平膜(瀘過膜)109とからなって
おり、該平膜109は上下の開口106,107にそれ
ぞれ嵌着されたシールリング110,111によって膜
支持部材108に固定されている。
【0033】上記膜支持部材108は板材によって形成
され、その表面は断面波形の凹凸状に形成されている。
平膜109は、この膜支持部材108の両側面において
該膜支持部材108との間に若干の間隙を確保して平膜
109を透過した瀘液の排出部112を形成している。
【0034】113は膜支持部材108の下端に設けら
れた瀘液の排出溝であり、それぞれ瀘液集合管301と
連結し、瀘液を瀘液集合管301を介して外部に取り出
し可能に構成されている。
【0035】複数並設された膜付き板105同士の間、
膜付き板105とフレーム板101,102の間及び膜
付き板105と仕切り板103との間には、膜付き板1
05の外縁に沿ってパッキン114が設けられ、液の外
部漏れを防止している。従って、膜装置1は、側枠を構
成するフレーム板101,102とパッキン114とに
よって水密状に形成されている。
【0036】また同時に、パッキン114は隣接する膜
付き板105同士、膜付き板105とフレーム板10
1,102との間及び膜付き板105と仕切り板103
との間にそれぞれ原液或いは濃縮液が流れる膜間流路1
15を形成している。従って、この膜間流路115の間
隔はパッキン114によって規制され、このパッキン1
14の厚みを調整することによって膜間流路115の間
隔を調整することができる。
【0037】この膜間流路115の間隔は、該流路の閉
塞を防止する観点から1.5mm以上が好ましく、より
好ましくは3.0mm以上である。上限は膜装置1の体
積効率のために8.0mm以下が好ましく、より好まし
くは6.0mm以下である。
【0038】更に、パッキン114は膜付き板105に
おいて膜支持部材108の両側面に平膜109の外縁を
固定する機能も果たしている。
【0039】なお、膜装置1におけるブロックSの区画
数(仕切り板103の枚数+1)及び各ブロックS内に
設けられる膜付き板105の枚数は、フラックスや処理
量、後述する循環ポンプ3の容量等の諸条件を勘案して
適宜決められる。
【0040】かかる膜装置1には、一方のフレーム板1
01に原液を導入するための流入口116が形成され、
他方のフレーム板102に濃縮液を流出するための流出
口117が形成され、それぞれ導入管201及び返送管
202によって循環洗浄タンク2に連結されている。
【0041】循環洗浄タンク2は、原液が貯溜された原
液槽4から原液ポンプ5の作動により移送供給された原
液と、前記膜装置1から排出された濃縮液とが循環洗浄
タンク2内で所定の高さを有して満たされており、膜装
置1に新たな原液を供給するために該膜装置1に並設さ
れている。
【0042】この循環洗浄タンク2は、原液槽4から供
給管401を介して供給される原液を受け入れる原液受
入部203を有し、更に、膜装置1の流出口117から
返送管202を通って循環洗浄タンク2内に排出された
濃縮液をオーバーフローさせ、返送管402を介して原
液槽4へ戻す濃縮液排出部204を、返送管202の連
結部位よりも上部に有している。そして、該返送管40
2途上には、前述の通り流量調整弁6を有している。
【0043】そして、循環洗浄タンク2内の原液は、導
入管201を経て膜装置1の流入口116から該膜装置
1内に導入される。前記膜装置1における流入口116
がフレーム板101の下部に形成され、また流出口11
7がフレーム板102の上部に形成されており、流入口
116から導入された循環洗浄タンク2内の原液は、該
膜装置1内において、膜装置1の流入口116、各ブロ
ックS内の膜間流路115、開口106,107、流通
口104を流通して各ブロックS内を上向き、下向きに
交互に流れた後、流出口117及び返送管202を経て
再び循環洗浄タンク2に返送され、これにより膜装置1
と循環洗浄タンク2との間で液が循環する循環流路(循
環系)を構成している。
【0044】膜装置1と循環洗浄タンク2との間で構成
される上記循環流路途上には循環ポンプ3が介設され、
この循環ポンプ3の作動により所定の流速が作り出され
て上記循環流路内に液を循環流通させると共に、膜洗浄
機能も果たしている。循環ポンプ3は、図示するよう
に、膜装置1と循環洗浄タンク2とを連結している導入
管201と返送管202とのうち、原液を循環洗浄タン
ク2から膜装置1に導入する導入管201のライン中に
介設することが好ましい。
【0045】この循環ポンプ3としてはラインポンプを
好ましく用いることができる。これにより低動力、低コ
スト化に寄与することができる。
【0046】循環途上において膜間流路115を流通し
た原液は、いわゆる濾液の取り出しエネルギーにより平
膜109を透過して瀘過され、その瀘過された瀘液は、
瀘液排出部113及び瀘液集合管301を介して膜装置
1の外部に取り出される。同時に、原液ポンプ5によっ
て移送供給される原液槽4内の原液を循環洗浄タンク2
内に原液受入部203から受入れ、循環洗浄タンク2内
の余分な原液或いは濃縮液を濃縮液排出部204からオ
ーバーフローさせて原液槽4へ戻すわけであるが、本発
明では該濃縮液の返送管402の途上に設けられた流量
調整弁6により、オーバーフロー液の流量を制限するこ
とによって前記濾液の取り出しエネルギーに加えて、原
液ポンプの吐出エネルギーを付加することによりフラッ
クス量を増大させ、開枠洗浄回数を減少させることが重
要である。
【0047】尚、前記濾液の取り出しエネルギーは、主
に前記循環洗浄タンク2の液面の高さに起因するヘッド
圧が支配的であり、循環ポンプ3の循環圧力の寄与は小
さいものと考えらている。
【0048】このように循環洗浄タンク2からのオーバ
ーフロー液の流量が制限されることによって、原液ポン
プ5から循環洗浄タンク2及び絞り込み手段(流量調整
弁6)まで液が満たされるので、いわゆるパスカルの原
理によって原液ポンプの吐出エネルギーを膜装置1にか
けることが可能となる。すなわち、オーバーフロー液の
流量を絞り込むことによって、循環洗浄タンク2から膜
装置1内へ流れ込む液の圧力が高くなるので、膜装置1
内の膜間流路側の圧力が高くなり、前記濾液の取り出し
エネルギーに加えて、平膜109への押し込み圧が付加
されるのである。
【0049】本発明者は、後述する実施例からも明らか
なように、50(L/m2hr)であったフラックス量
に対して、60(L/m2hr)というフラックス量が
安定して得られることが非常に実用的価値が高いという
ことを見出した。
【0050】かかるフラックス量の安定的増大を図るた
めには、原水ポンプ5は原液槽4から循環洗浄タンク2
への揚程分の前記吐出エネルギーに加えて原液ポンプに
吐出圧を付加することが好ましい。
【0051】本発明の比較となる処理方法は特開平11
−300168号公報記載の処理方法であるので、これ
を従来法として以下に説明する。
【0052】従来法の原液ポンプは循環洗浄タンク2に
原液を満たせるだけの揚程のもので良かったので低動力
であった。この従来の原液ポンプの吐出圧をP1とする。
これに対して本発明では、原液ポンプの圧力を絞り込み
手段を利用して膜装置へ負荷するものであるので、原液
ポンプの吐出圧力の最低は従来のP1より大きければ良
い。また、最大(Max)は、膜装置の耐圧や膜装置内で
の循環液の圧力損失に影響し、本発明では濾過膜の耐圧
から絞り込み前に負荷されている取り出しエネルギーを
引いただけの圧力以下に設定することが好ましい。
【0053】具体的には、実施例でも説明するように、
従来、膜装置の入り口圧力を100KPaとして処理を
行って濾液を50L/m2hr得ていた処理法に対し
て、+100KPa付加(原液ポンプの吐出仕様をそれ
だけ負荷できるように大きく設計する)して、その10
0KPaのエネルギーを絞り込み手段の利用により、濾
液の取り出しエネルギーに加算する。こうすることによ
って、100KPaのエネルギーが加算されて濾液の量
が60L/m2hrに増加し、しかも安定して得られる
のである。
【0054】例えば、耐圧600KPaの膜を用いた膜
装置であって膜装置の総圧損が85KPaの場合、原液
ポンプを流量10m3/hr、最大吐出圧220KPa
として流量規制を行うと、膜装置には最大220KPa
+85KPa=305KPaの押し込み圧を付加するこ
とができるのである。
【0055】この実施の形態に示す膜処理装置は、膜装
置1と、循環洗浄タンク2と、循環ポンプ3が介設され
た循環流路(循環系)と、循環洗浄タンク2からのオー
バーフロー液量を絞り込むための絞り込み手段である流
量調整弁6が一組となって一つの膜処理ユニットUを構
成している。このように膜処理を行う膜装置1を有する
膜処理ユニットUの数を増加させることにより処理量の
増加に容易に対応することが可能となる。
【0056】なお、図1では、この膜処理ユニットUを
U1、U2の2ユニット設けた場合を示しているが、膜
処理ユニットUの数は所望の処理量に応じて適宜決定さ
れるものであり、1台であってもよく2以上の複数ユニ
ットであってもよく、この図示例に限定されない。
【0057】また、原液槽4から1台の原液ポンプ5に
より各膜処理ユニットU1、U2の循環洗浄タンク2へ
原液を移送供給する配管及び該循環洗浄タンク2からの
オーバーフロー液を戻す配管も各膜処理ユニットU1、
U2に共通とすることができるため、これら配管に介設
されたアクセサリー類に要する設備コストも従来に比し
て過度に増加することはない。
【0058】従って、処理量の増加を図り得る膜処理装
置でありながら、省コスト化及び省スペース化を図るこ
とができる。
【0059】また、各膜処理ユニットU1、U2に共通
の1台の原液ポンプ5に対して各膜処理ユニットU1、
U2は並列的であるために、本発明の特徴である膜間流
路側に圧力をかけるために原液ポンプ5に付加する吐出
圧は、ユニットが増加してもユニット1台分の場合と同
じだけでよいので、複数ユニットのフラックスの長期維
持化および開枠頻度の減少が低コストでできる。
【0060】更に、自動洗浄の方法としては、1台の原
液ポンプ5を各膜処理ユニットU1、U2に共通として
いるため、この1台の原液ポンプ5を停止し、各循環洗
浄タンク2に洗浄水を満たすことにより、複数のユニッ
トの自動洗浄を同時に行うことも出来るが、安定的に処
理水を得ることができるという効果を発揮するために
は、原液ポンプ5を停止させず、複数の膜処理ユニット
のうち少なくとも1台は稼働させておくことが好まし
い。
【0061】以下、この方法を図3に基いて説明する。
【0062】水洗のスタート時点では、洗浄弁V1を閉
として、洗浄弁V2、洗浄弁V3を開として、膜装置1
内の循環液を排出する。更に膜装置1に残った循環液は
洗浄弁V5を開いて洗浄水を入れて洗浄弁V2より所定
時間排出させる。その後、洗浄弁V2を閉じて循環洗浄
タンク2に満水となるまで洗浄水を満たす。
【0063】次に循環ポンプを稼動し、濾液を循環させ
るために洗浄弁V4を開く。濾液は外部に排出されず、
膜装置1内を循環する。
【0064】洗浄後、洗浄弁V3、洗浄弁V4を閉じ、
洗浄弁V1を開くことにより通常運転に戻すのである。
かかる自動水洗により、開枠回数を減少させることが出
来るのである。
【0065】尚、上記実施の形態では、運転開始と同時
に流量調整弁6によりオーバーフロー液の流量を規制す
ることにより原液ポンプ5の吐出圧を膜装置1にかける
ようにしていたが、他の形態として、図3に示すように
流量調整弁6として電磁弁を用いる方法もあり、濾液集
合管301又は濾液が集合する前の各々の濾液管(図示
せず)に別々に、濾液量を測定するための濾液流量計3
02を取り付けて、該濾液流量計302の示す値が低下
すると、図示しない膜装置の圧力調整システムが作動す
るようにしてもよい。このとき、該圧力調整システムは
前記濾液流量計302と流量調整弁6を連絡しており、
圧力調整システムからの信号により、流量調整弁6によ
り循環洗浄タンク2からのオーバーフロー液の流量が絞
り込まれるようになっている。
【0066】上記実施の形態では、膜支持部材108と
して表面に凹凸を有する板材を用いた場合について説明
したが、これに限定されず、膜支持部材がポーラス構造
の板材であってもよいし、膜支持部材が合成繊維製の板
材であってもよい。
【0067】また、膜間流路115を流通する原液から
平膜109を透過して瀘過される瀘液の取り出しに、吸
引ポンプ(図示せず)を付加的に用いるようにすると、
フラックス量の長期維持化および開枠頻度の減少のため
に好ましい。
【0068】更に、上記の実施の形態では、循環洗浄タ
ンク2からのオーバーフロー液の流量を調節するために
流量調整弁6を設けた場合を説明したが、流量調整弁6
を設ける代わりに図4に示すように各膜処理ユニットの
濃縮液排出管204と排出管402との連結部位に設け
られた流量規制管205a、205b、205c、‥‥
による方法もある。流量規制管205a、205b、2
05c、はそれぞれ直径が異なっていても良いし、同じ
でも良い。例えば、流量規制管205a、205b、20
5c、‥‥の全部にオーバーフロー液を流しておいて、
調整システムからの信号により、該流量規制管205
a、205b、205c、‥‥に選択的にオーバーフロ
ー液を流すようにしてオーバーフロー液の流量を調節す
るようにしてもよい。
【0069】
【実施例】前述した膜処理装置1ユニットに対して原液
ポンプ1台を設けて、テストを行った結果を以下に示
す。
【0070】テスト条件 膜装置 型 式:UFP−70型(7S12P;Sはブロック
数、Pは膜間流路の数を示す。) 膜銘柄:IRIS−3038(ポリアクリロニトリル
製) 分画分子量:20,000 膜枚数:77枚 膜面積:26.95m2 原液ポンプ 渦巻ポンプ(太平洋機工社製):10m3/hr×2.
2KW 最大吐出圧220KPa 循環ポンプ ラインポンプ(テラルキョクトウ社製):72m3/h
r×5.5KW 吸引ポンプ 自吸式ポンプ(荏原社製):1.5m3/hr×0.4
kw 原液(し尿処理場の活性汚泥液) MLSS:7,000〜9,500mg/リットル 循環洗浄タンクへの供給量:10m3/hr
【0071】以上の稼働条件の下で、運転フラックス、
膜装置の入口圧力及び濾液圧力を測定した結果を図5に
示す。
【0072】図5において、流量規制をしていない状態
でフラックスを50(L/m2hr)で運転した結果を
bに示し、流量規制を行うことにより膜装置に100K
Paの入口圧力を付加した結果をaに示す。
【0073】図5からも明らかなように、本発明の膜処
理方法によれば、60(L/m2hr)のフラックスが
安定的に得られた。
【0074】
【発明の効果】本発明に係る膜処理方法によれば、膜装
置をユニット化して処理量の増加にも対応することが出
来る上に、一定量のフラックスを長期間確保して、処理
量の更なる増加を図るのみならず、開枠洗浄の回数を減
らすことにより、開枠洗浄にかかる手間とコストを削減
でき、全体的なエネルギーコストの増加させない膜処理
方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】膜処理装置を示す概略構成図
【図2】膜装置の実施の形態を示す一部切欠する要部断
面図
【図3】膜処理装置の他の実施の形態を示す概略構成図
【図4】本発明の他の膜処理方法を説明する膜処理装置
を示す概略構成図
【図5】運転フラックス、入口圧力、濾液圧力を示すグ
ラフ
【符号の説明】
1 膜装置 101,102 フレーム板 103 仕切り板 104 流通口 105 膜付き板 106,107 開口 108 膜支持部材 109 平膜(瀘過膜) 110,111 シールリング 112 瀘液の排出部 113 瀘液の排出溝 114 パッキン 115 膜間流路 116 原液の流入口 117 原液の流出口 2 循環洗浄タンク 201 導入管 202 返送管 203 原液受入部 204 濃縮液排出部 205a、205b、205c 流量規制管 3 循環ポンプ 301 濾液集合管 302 濾液流量計 4 原液槽 401 供給管 402 排出管 5 原液ポンプ 6 流量調整弁 V1〜V5 洗浄弁 S ブロック U 膜処理ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 公勇 千葉県市原市千種海岸3 三井化学株式会 社市原工場内 Fターム(参考) 4D006 GA06 GA07 HA48 JA52A JA56A KA02 KA12 KA63 KB13 KB21 KD08 KE02Q KE02R PB08 PC61 PC62 PC64 4D028 AA08 AC01 BD11 BD16 BE02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原液槽内の原液を原液ポンプにより循環洗
    浄タンクに送り、該循環洗浄タンクからのオーバーフロ
    ー液を該原液槽に返送し、該循環洗浄タンク内の原液を
    該循環洗浄タンクとは別に設けられた膜装置内の並設さ
    れた濾過膜間に形成される膜間流路内に送ると共に、該
    膜間流路内の液を前記循環洗浄タンクに返送する循環系
    に循環ポンプを設けて前記膜間流路内の液から濾液の取
    り出しエネルギーにより濾液を取り出す膜処理方法であ
    って、循環洗浄タンクからのオーバーフロー液量を絞り
    込むための絞り込み手段によって原液ポンプの吐出エネ
    ルギーを前記濾液の取り出しエネルギーに加算して濾液
    を取り出すことを特徴とする膜処理方法。
  2. 【請求項2】前記原液ポンプの吐出圧を、濾過膜の耐圧
    から絞り込み前に負荷されている取り出しエネルギーを
    引いただけの圧力以下に設定することを特徴とする請求
    項1に記載の膜処理方法。
  3. 【請求項3】絞り込み手段が、流量調整弁又は流量規制
    管であることを特徴とする請求項1又は2に記載の膜処
    理方法。
  4. 【請求項4】流量規制管が、異なるサイズの配管の組み
    合わせであることを特徴とする請求項3に記載の膜処理
    方法。
  5. 【請求項5】濾液取り出し量が設定量より低下したこと
    を示す信号により、原液槽へ返送するオーバーフロー液
    の流量を制御することを特徴とする請求項1〜4のいず
    れかに記載の膜処理方法。
  6. 【請求項6】膜装置内の原液を抜いた後、循環洗浄タン
    クに洗浄水を投入することにより洗浄することを特徴と
    する請求項1〜5のいずれかに記載の膜処理方法。
  7. 【請求項7】前記膜装置から濾液を取り出す吸引ポンプ
    を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記
    載の膜処理方法。
  8. 【請求項8】膜装置、循環洗浄タンク、循環ポンプ及び
    絞り込み手段によりユニットを構成しており、複数のユ
    ニットに対して原液ポンプが1つであることを特徴とす
    る請求項1〜6のいずれかに記載の膜処理方法。
  9. 【請求項9】膜装置、循環洗浄タンク、循環ポンプ、吸
    引ポンプ及び絞り込み手段によりユニットを構成してお
    り、複数のユニットに対して原液ポンプが1つであるこ
    とを特徴とする請求項7に記載の膜処理方法。
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