JP2001177757A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2001177757A
JP2001177757A JP36297499A JP36297499A JP2001177757A JP 2001177757 A JP2001177757 A JP 2001177757A JP 36297499 A JP36297499 A JP 36297499A JP 36297499 A JP36297499 A JP 36297499A JP 2001177757 A JP2001177757 A JP 2001177757A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小さな回路規模で過順光や逆光での撮像を良
好に行う。 【解決手段】 被写体からの映像光10が、ズームレン
ズ11、絞り機構12、フォーカスレンズ13を通じて
撮像素子14の撮像面に照射される。この撮像素子14
からの撮像信号が、サンプルホールド回路15、可変利
得アンプ16を通じてアナログ/デジタル変換器17に
供給される。さらにこのアナログ/デジタル変換器17
で変換された信号がマトリクス及びγ補正回路18に供
給され、形成された映像信号が出力端子19に取り出さ
れる。またアナログ/デジタル変換器17からの信号が
明るさ検出回路20に供給され、この明るさ検出回路2
0からの信号がマイクロコンピュータ21に供給され
る。そしてこのマイクロコンピュータ21からの制御信
号で、絞り機構12、可変利得アンプ16の制御や、タ
イミング発生回路22を通じて撮像素子14の蓄積時間
の制御が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば民生用のビ
デオカメラやデジタルスチルカメラに使用して好適な撮
像装置に関する。詳しくは、民生用のビデオカメラ等
で、特に被写体のみに強い照明が当たっているようない
わゆる過順光や、被写体の背後から照明が当たっている
ようないわゆる逆光の状況での撮像を良好に行うため
の、露光制御等を効率よく正確に行えるようにするもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えばビデオカメラにおいて過順光や逆
光での撮影を行う技術として、本願出願人は先に特許第
2869976号及び第2860996号の特許権を得
ている。すなわちこれらの特許に開示された技術は、例
えば撮像面を任意に分割した区画ごとに撮像手段で撮像
された信号の明るさを検出し、このれらの各区画の明る
さに応じてそれぞれ重み付け加算等を施した後に平均値
や最大値などを算出し、これらの平均値や最大値などに
基づいて絞り機構等の制御を行うようにしたものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところがこの公報に開
示された技術において、分割された区画の明るさを検出
するためには1つの区画に対して1フィールドの検出期
間が必要とされる。また各区画の明るさに重み付け加算
をして平均値の検出を行うには、上述の分割したそれぞ
れの区画の明るさを全て検出する必要があり、そのため
には分割の数分のフィールド期間が掛かることになる。
従って上述した制御を行うためには、1回の検出ごとに
上述の分割の数分のフィールド期間の時間が必要とな
り、検出が間欠となって連続した制御を行うことができ
ないものである。
【0004】あるいは上述の明るさの最大値を検出する
ためには、例えば上述の分割された区画ごとの明るさを
検出し、これらの検出値を比較して最大値を判別するこ
とが行われる。その場合にも、上述と同様に分割した全
ての区画の明るさを検出する必要があり、そのためには
分割の数分のフィールド期間が掛かることになる。従っ
て上述の明るさの最大値を用いた制御を行うためには、
1回の検出ごとに上述の分割の数分のフィールド期間の
時間が必要となり、検出が間欠となって連続した制御を
行うことができないことになるものである。
【0005】これに対して、例えば上述の分割の数分の
検出手段を設けて、全ての区画の明るさを同時に検出す
る方法が考えられる。しかしながらこの方法では、例え
ば上述の特許第2869976号及び第2860996
号の発明に適用する場合には、その検出のための構成が
例えば9個必要となる。これはこのような構成を、例え
ばハードウェアで実現する場合には、回路規模が極めて
大きくなるものである。またこのような構成をソフトウ
ェアで実現する場合にも、処理に必要なレジスタ等が多
数必要になり、装置の規模が大きくなってしまうもので
ある。
【0006】ところで、例えば撮像面を図7に示すよう
に上部の区画A、中央部の区画B、その周囲の区画Cの
3区画に分割し、これらの区画A〜Cの明るさを3個の
検出手段を用いて同時に検出し、制御を行う装置が提案
されている。すなわちこの装置においては、例えば区画
Aの明るさを20%、区画Bの明るさを100%、区画
Cの明るさを60%にして加算した値を用いて制御を行
う。これによって、例えば中央部の被写体に対する露光
等の制御が優先されて、被写体の過順光や逆光に対して
も、その撮像が良好に行われるようにしたものである。
【0007】しかしながらこの構成では、明るさを検出
する区画A〜Cの位置及び大きさが固定であるために、
例えば被写体が中央部の区画Bから外れた場合には、過
順光や逆光での撮像を良好に行うことができなくなって
しまう。またズームレンズをワイド側で使用した場合な
どで、被写体の映像が小さくなって中央部の区画Bに占
める割合が低くなった場合にも、過順光や逆光での撮像
を良好に行うことができなくなってしまう。これに対し
て、例えば中央部の区画Bを被写体の動きに合わせて移
動するには、極めて複雑な操作等が必要とされるもので
ある。
【0008】この出願はこのような点に鑑みて成された
ものであって、解決しようとする問題点は、例えばビデ
オカメラにおいて過順光や逆光での撮影を行う場合に、
従来の装置では、検出が間欠となって連続した制御を行
うことができないか、若しくは連続した制御を行うため
には装置の規模が大きくなってしまうものであり、さら
に固定の区画を設定して明るさを検出する構成を採った
場合には、例えば比較的小さな被写体が動き回っている
ような状況での良好な撮像を行うことができなかったと
いうものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため本発明において
は、撮像手段の撮像面を任意に分割した区画ごとの明る
さを第1の検出手段で検出し、この検出された値が最大
値または最小値を示した区画を判別し、この判別された
区画の明るさを第2の検出手段で検出して露光制御等を
行うものであって、これによれば、比較的小さな回路規
模で、各区画を小さく設定して小さな被写体に対しても
良好な検出を行うことができるようにすると共に、被写
体が複数の区画に亙って動き回っているような状況でも
良好に過順光や逆光での撮像を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】すなわち本発明は、被写体からの
映像光を露光して撮像を行う撮像手段と、この撮像手段
で撮像された信号をサンプルホールド及びアナログ/デ
ジタル変換する信号変換手段と、この信号変換手段で変
換された信号から映像信号を形成する信号処理手段とを
備える撮像装置であって、撮像手段で撮像の露光制御を
行うか及び/または信号変換手段で信号の利得制御を行
う制御手段と、撮像手段の撮像面を任意に分割した区画
ごとに撮像された信号の明るさを検出する第1の検出手
段と、この第1の検出手段で検出された値が最大値また
は最小値を示した分割した区画を判別する判別手段と、
この判別手段で判別された区画の撮像された信号の明る
さを検出する第2の検出手段とを有し、この第2の検出
手段の検出出力に応じて制御手段での露光制御及び/ま
たは利得制御を行ってなるものである。
【0011】以下、図面を参照して本発明を説明する
に、図1は本発明による撮像装置を適用した例えばビデ
オカメラの一実施形態を示す構成図である。
【0012】図1において、例えば被写体(図示せず)
からの映像光10が、ズームレンズ11、絞り機構1
2、フォーカスレンズ13を通じて例えばCCDからな
る撮像素子14の撮像面に照射される。これらのズーム
レンズ11〜撮像素子14によって撮像手段100が構
成される。さらにこの撮像素子14からの撮像信号が、
サンプルホールド回路15、可変利得アンプ16を通じ
てアナログ/デジタル変換器17に供給される。これら
のサンプルホールド回路15〜アナログ/デジタル変換
器17によって信号変換手段200が構成される。
【0013】さらにこのアナログ/デジタル変換器17
で変換された信号が、映像信号を形成するための信号処
理手段300を構成するマトリクス及びγ補正回路18
に供給され、形成された映像信号が出力端子19に取り
出される。またアナログ/デジタル変換器17からの信
号が信号処理手段300に内蔵される明るさ検出回路2
0にも供給され、この明るさ検出回路20では撮像手段
100からの撮像信号のレベルが検出される。そしてこ
の明るさ検出回路20からの信号が装置全体のシステム
制御手段としてのマイクロコンピュータ21に供給され
る。
【0014】これによりマイクロコンピュータ21で
は、明るさ検出回路20で検出された撮像手段100で
の撮像信号のレベルが演算処理される。そしてこの演算
結果に基づいて上述の絞り機構12や可変利得アンプ1
6の制御が行われる他、タイミング発生回路22を通じ
て撮像素子14の蓄積時間の制御が行われる。すなわち
この制御によって、撮像手段100での撮像の露光制御
と信号変換手段200での信号の利得制御が行われる。
なお、撮像手段100での撮像の露光制御はこの他に、
いわゆるNDフィルター等を用いて行うこともできる。
【0015】さらにこのマイクロコンピュータ21から
の制御信号によって、使用者の操作(図示せず)等に従
ったズームレンズ11の駆動や、自動焦点調節等のフォ
ーカスレンズ13の制御が行われる。またこのマイクロ
コンピュータ21からの制御信号がマトリクス及びγ補
正回路18に供給されて、ホワイトバランスの調整等の
制御が行われる。さらにこのマイクロコンピュータ21
からの制御信号が明るさ検出回路20にも供給されて、
例えば図2に示すように撮像素子14の撮像面を分割し
た区画A〜H及び区画A′〜H′ごとの明るさの検出が
行われる。
【0016】すなわちこのマイクロコンピュータ21か
らは、例えば上述の図2に矢印で示すように各区画を走
査する枠0と枠1が指定され、この枠0と枠1で指定さ
れた区画で撮像された信号の明るさが検出される。な
お、検出は例えば1フィールドの検出期間を使って行わ
れる。またこの実施形態では枠0と枠1とは同時に指定
され、2つの検出手段を用いて同時に検出が行われる。
これによって1フィールドに2区画ずつの検出が行われ
る。さらにこの検出信号がマイクロコンピュータ21に
供給されて、検出値が最大または最小を示した区画が判
別される。
【0017】さらにマイクロコンピュータ21からは、
上述の判別された区画の枠2が指定され、この枠2で指
定された区画で撮像された信号の明るさが検出される。
なおこの検出は毎フィールドに行われる。そしてこの検
出信号がマイクロコンピュータ21に供給され、この検
出信号に応じて上述の撮像手段100での撮像の露光制
御及び/または信号変換手段200での信号の利得制御
が行われる。従ってこの実施形態によれば、最大または
最小を示した区画の判別は例えば8フィールドごとに行
われ、判別された区画の明るさの検出は毎フィールドに
行われる。
【0018】なお図3には、上述のマイクロコンピュー
タ21で行われる処理の一実施形態のフローチャートを
示す。この図3において、ステップ〔1〕でフィールド
の開始位置が判別され、開始位置になるとステップ
〔2〕で信号処理手段300とのシリアル通信が行われ
る。そしてステップ〔3〕で、上述の枠0、枠1、枠2
についてそれぞれの明るさの検出値を、それぞれの枠に
対応する区画の面積で割った評価値が求められる。また
ステップ〔4〕で、上述の求められた評価値がレジスタ
(図示せず)の対応する配列に格納される。
【0019】さらにステップ〔5〕で枠0、枠1が1画
面分を走査したか否か判断される。そして1画面分の走
査が行われていた“Yes”のときは、ステップ〔6〕
で、上述のレジスタに格納された評価値の最大または最
小を示した区画が判別される。すなわち上述の実施形態
によれば、最大または最小を示した区画の判別は、例え
ば8フィールドごとに行われるものである。そしてこの
ステップ〔6〕で、例えば評価値が最大を示す区画の判
別は、例えば図4に示すサブルーチンで実行される。図
4にはこのサブルーチンの一実施形態のフローチャート
を示す。
【0020】図4において、まずステップ〔21〕で各
レジスタ〔A−MAX〕〔A−MAX−No〕〔B−M
AX〕〔B−MAX−No〕〔カウンター〕の値が
“0”にされる。次にステップ〔22〕で、上述のレジ
スタ(図示せず)に格納された評価値の内の枠0のレジ
スタ〔カウンター〕の値で示される配列に格納された評
価値がレジスタ〔A〕に書き込まれ、上述のレジスタ
(図示せず)に格納された評価値の内の枠1のレジスタ
〔カウンター〕の値で示される配列に格納された評価値
がレジスタ〔B〕に書き込まれる。
【0021】さらにステップ〔23〕で、レジスタ
〔A〕の値がレジスタ〔A−MAX〕の値より大きいか
否か判断される。そしてこの判断が“Yes”のときは
ステップ〔24〕でレジスタ〔A〕の値がレジスタ〔A
−MAX〕に書き込まれ、レジスタ〔カウンター〕の値
がレジスタ〔A−MAX−No〕に書き込まれる。ま
た、ステップ〔23〕の判断が“No”のときはそのま
ま次のステップ〔25〕に進められる。これによってレ
ジスタ〔A−MAX〕〔A−MAX−No〕には、それ
ぞれ評価値が大きくなったときにその値と位置の配列の
値が記憶される。
【0022】また、ステップ〔25〕で、レジスタ
〔B〕の値がレジスタ〔B−MAX〕の値より大きいか
否か判断される。そしてこの判断が“Yes”のときは
ステップ〔26〕でレジスタ〔B〕の値がレジスタ〔B
−MAX〕に書き込まれ、レジスタ〔カウンター〕の値
がレジスタ〔B−MAX−No〕に書き込まれる。さら
にステップ〔25〕の判断が“No”のときはそのまま
次のステップ〔27〕に進められる。これによってレジ
スタ〔B−MAX〕〔B−MAX−No〕には、それぞ
れ評価値が大きくなったときにその値と位置の配列の値
が記憶される。
【0023】さらにステップ〔27〕でレジスタ〔カウ
ンター〕の値が“+1”増加され、ステップ〔28〕で
レジスタ〔カウンター〕の値が例えば“8”以上か否か
判断される。そしてこの判断が“No”のときはステッ
プ〔22〕に戻されて、上述のステップ〔22〕〜〔2
7〕の処理が、例えば上述の実施形態においては8回繰
り返される。従ってステップ〔28〕の判断が“Ye
s”になったときには、レジスタ〔A−MAX〕〔A−
MAX−No〕及び〔B−MAX〕〔B−MAX−N
o〕には、それぞれ評価値の最大値とその位置の配列の
値が記憶される。
【0024】また、ステップ〔29〕でレジスタ〔A−
MAX〕の値がレジスタ〔B−MAX〕の値より大きい
か否か判断される。そしてこの判断が“Yes”のとき
は、ステップ〔30〕で枠0に明るさの最大値があり、
その最大値の区画がレジスタ〔A−MAX−No〕の値
の位置とされる。これに対して、ステップ〔29〕での
判断が“No”のときは、ステップ〔31〕で枠1に明
るさの最大値があり、その最大値の区画がレジスタ〔B
−MAX−No〕の値の位置とされる。さらにこの処理
の後にメインルーチンに戻される。
【0025】そこでメインルーチンでは、このステップ
〔6〕が終了したときと、上述のステップ〔5〕で“N
o”のときにステップ〔7〕に進められる。そしてこの
ステップ〔7〕では、枠2の評価値と明るさの目標値と
の差分が求められる。またステップ〔8〕で、上述の求
められた目標値との差分から、上述の絞り機構12、可
変利得アンプ16、撮像素子14の蓄積時間を決めるた
めのタイミング発生回路22等への制御値が算出され
る。
【0026】さらにステップ
〔9〕で、任意のテーブル
等を用いて次に検出される区画に相当する枠0、枠1の
位置と大きさが設定される。またステップ〔10〕で、
上述のステップ〔6〕で求められた明るさが最大値の区
画に相当する枠2の位置と大きさが設定される。そして
ステップ〔11〕で、上述のステップ〔8〕で算出され
た絞り機構12、可変利得アンプ16、タイミング発生
回路22等への制御値が出力されて、ステップ〔1〕に
戻される。従って次のフィールドでは、上述のステップ
〔9〕〔10〕で設定された枠0、枠1、枠2について
処理が行われ、順次この処理が繰り返される。
【0027】かくしてこの装置においては、例えば図5
の上部に示す垂直同期信号(VD)に対して、枠0及び
枠1の検出が図2に記した区画A〜H及び区画A′〜
H′について図示の〔枠0〕〔枠1〕の項目に示すよう
に行われる。またこの検出値の信号処理手段300から
マイクロコンピュータ21への通信、及びマイクロコン
ピュータ21から信号処理手段300への枠0及び枠1
の設定の通信が、それぞれ図示の〔シリアル通信0〕
〔シリアル通信1〕の項目に示すように行われる。な
お、図中の矢印はそれぞれの通信の方向を示し、文字は
通信内容を示す。
【0028】さらにマイクロコンピュータ21では、図
示の〔設定0〕〔設定1〕の項目に示すように枠0及び
枠1が検出する区画A〜H及び区画A′〜H′の設定が
行われる。ここで例えば図面の左端で設定された区画B
は、次のフィールドで枠設定(B)として信号処理手段
300へ通信され、さらに次のフィールドで検出が実行
され、この検出値(B)はさらにその次のフィールドで
マイクロコンピュータ21へ通信される。このようにし
て、マイクロコンピュータ21での設定が行われた3フ
ィールド後に、設定された区画の検出値が得られること
になる。
【0029】そして例えば区画H及びH′の検出値
(H)(H′)がマイクロコンピュータ21に供給され
ると、それまでの検出値(A)〜(H)(A′)〜
(H′)の中の最大値を示した区画が判別される。さら
にこの判別された区画が、図示の〔設定2〕の項目に示
すように設定され、この区画が次のフィールドで〔シリ
アル通信2〕の項目に示すように枠設定として信号処理
手段300へ通信される。これによって枠2の検出が図
示の〔枠2〕の項目に示すように行われ、設定の行われ
た3フィールド後から設定された区画の検出値が得られ
ることになる。
【0030】こうしてこの装置によれば、例えば8フィ
ールドを掛けて全撮像面を16分割した各区画の明るさ
が検出され、その中の最大値の検出された区画に関し
て、その3フィールド後から毎フィールドに明るさが検
出される。そしてこの検出値に基づいて、上述の絞り機
構12、可変利得アンプ16、撮像素子14の蓄積時間
を決めるためのタイミング発生回路22等への制御値が
算出され、これによって撮像手段100で撮像の露光制
御及び/または信号変換手段300で信号の利得制御等
が行われる。
【0031】すなわちこの装置によれば、例えば撮像面
を16分割した区画を用いて検出を行うので、被写体が
比較的小さな場合にもその被写体の明るさを正確に捕ら
えることができる。また、明るさが最大値を示す区画を
判別することにより、被写体が複数の区画に亙って動き
回っているような状況でも検出を行う区画を追従させる
ことができる。さらに明るさが最大値を示す区画に対し
てはその明るさの検出を毎フィールドに行うので、検出
が連続的に行われて途切れのない制御を行うことができ
るものである。
【0032】さらに上述の実施形態では、16分割した
区画の明るさを検出する第1の検出手段を2個と、最大
値を示す区画の明るさを検出する第2の検出手段を1個
の、計3個の検出手段を用いて検出を行っているが、こ
れは例えば上述の図7で説明した装置と同様の構成を用
いて実施できるものである。これに対して第1の検出手
段を1個にして、明るさが最大値を示す区画の判別を1
6フィールドごとにすることもできる。あるいは第1の
検出手段を3個にして判別を16/3フィールドごとに
したり、さらに区画を24分割に細分化することも可能
である。
【0033】一方、上述の実施形態では、明るさが最大
値を示す区画が変化した場合に、その区画での検出が開
始されるまでには最大で11フィールドの遅れが生じる
ことになる。これに対しては、例えば図6に示すように
枠2で明るさを検出する区画の範囲を、上述の16分割
した区画A〜H、A′〜H′の周囲に拡大して検出を行
うようにすることができる。これによれば、明るさが最
大値を示す区画が隣接の区画に変化しても検出を継続す
ることができ、その区画での検出が開始されるまでの遅
れ時間内の問題を解消することができる。
【0034】すなわち例えば図6に示す枠2を用いるこ
とにより、同じ被写体が動いている場合には、その被写
体が隣接の区画に移動しても上述の拡大の範囲内であれ
ば前の区画での検出を行うことができる。そして11フ
ィールド以内の遅れで次の区画での検出が開始されるこ
とになり、被写体が余程の高速で動いていない限り継続
して検出を行うことができるものである。またこの区画
の切り換えにヒステリシスを持たせることが可能にな
り、これによって例えば区画の境界上にある被写体に対
しても安定な検出を行うことが可能になる。
【0035】さらに上述の実施形態では明るさの最大値
を検出するとしたが、これは例えば被写体のみに強い照
明が当たっているようないわゆる過順光に対する検出を
行う場合に有効なものである。すなわちこの場合には、
いわゆる過順光の中で明るくなり過ぎている被写体に対
して、その明るさの最大値が適度な大きさになるよう
に、上述の撮像手段100で撮像の露光制御及び/また
は信号変換手段300で信号の利得制御等が行われる。
これによって過順光の中に置かれた被写体の撮影を良好
に行うことができるものである。
【0036】これに対して、例えば被写体の背後から照
明が当たっているようないわゆる逆光に対する検出も上
述の装置を用いて行うことができる。その場合には、上
述の枠0、枠1、枠2においてそれぞれ明るさの最小値
を検出して行う。またその検出は、まず上述の図4のス
テップ〔21〕でレジスタ〔A−MAX〕〔B−MA
X〕の値をそれぞれ“FFh”(8ビットデータの場
合)とした上で、さらにステップ〔23〕〔25〕でレ
ジスタ〔A〕〔B〕の値がレジスタ〔A−MAX〕〔B
−MAX〕の値より小さいか否か判断することで行うこ
とができる。これによりいわゆる逆光の中で暗くなって
いる被写体の明るさが適度になるように露光制御等を行
うことができる。
【0037】従って上述の装置においては、撮像手段の
撮像面を任意に分割した区画ごとの明るさを第1の検出
手段で検出し、この検出された値が最大値または最小値
を示した区画を判別し、この判別された区画の明るさを
第2の検出手段で検出して露光制御等を行うことによっ
て、比較的小さな回路規模で、各区画を小さく設定して
小さな被写体に対しても良好な検出を行うことができる
ようにすると共に、被写体が複数の区画に亙って動き回
っているような状況でも良好に過順光や逆光での撮像を
行うことができる。
【0038】これによって、例えばビデオカメラにおい
て過順光や逆光での撮影を行う場合に、従来の装置で
は、検出が間欠となって連続した制御を行うことができ
ないか、若しくは連続した制御を行うためには装置の規
模が大きくなってしまうものであり、さらに固定の区画
を設定して明るさを検出する構成を採った場合には、例
えば比較的小さな被写体が動き回っているような状況で
の良好な撮像を行うことができなかったものを、本発明
によればこれらの問題点を容易に解消することができる
ものである。
【0039】なお本発明は、上述の説明した実施の形態
に限定されるものではなく、本発明の精神を逸脱するこ
となく種々の変形が可能とされるものである。
【0040】
【発明の効果】従って請求項1の発明によれば、撮像手
段の撮像面を任意に分割した区画ごとの明るさを第1の
検出手段で検出し、この検出された値が最大値または最
小値を示した区画を判別し、この判別された区画の明る
さを第2の検出手段で検出して露光制御等を行うことに
よって、比較的小さな回路規模で、各区画を小さく設定
して小さな被写体に対しても良好な検出を行うことがで
きるようにすると共に、被写体が複数の区画に亙って動
き回っているような状況でも良好に過順光や逆光での撮
像を行うことができるものである。
【0041】これによって、例えばビデオカメラにおい
て過順光や逆光での撮影を行う場合に、従来の装置で
は、検出が間欠となって連続した制御を行うことができ
ないか、若しくは連続した制御を行うためには装置の規
模が大きくなってしまうものであり、さらに固定の区画
を設定して明るさを検出する構成を採った場合には、例
えば比較的小さな被写体が動き回っているような状況で
の良好な撮像を行うことができなかったものを、本発明
によればこれらの問題点を容易に解消することができる
ものである。
【0042】さらに請求項2の発明によれば、撮像手段
での露光制御は、撮像手段に設けられる絞り機構及び/
または撮像手段の蓄積時間を制御して行うことによっ
て、良好に過順光や逆光での撮像を行うことができるも
のである。
【0043】また、請求項3の発明によれば、最大値ま
たは最小値を示した区画を判別するための撮像された信
号の明るさの検出は各分割された区画を所定期間ごとに
順番に走査して行い、露光制御及び/または利得制御を
行うための撮像された信号の明るさの検出は判別された
区画を所定期間ごとに毎回繰り返して行うことによっ
て、連続した制御を比較的小さな回路規模で行うことが
できるものである。
【0044】さらに請求項4の発明によれば、最大値ま
たは最小値を示した区画を判別するための撮像された信
号の明るさの検出を、複数の分割された区画を同時に、
且つ複数の区画が撮像手段の撮像面の互いに異なる部分
を所定期間ごとに順番に走査して行うことによって、明
るさを検出する区画の判別を短い時間で良好に行うこと
ができるものである。
【0045】また、請求項5の発明によれば、露光制御
及び/または利得制御を行うための撮像された信号の明
るさの検出を、判別された区画の周囲を任意に拡大した
区画について行うことによって、明るさを検出する区画
の判別に遅れ時間を含んでいて、その明るさを検出する
区画が変化した場合にも、明るさの検出を良好に行うこ
とができるものである。
【0046】さらに請求項6の発明によれば、撮像手段
での撮像が過順光のときは、判別手段で最大値を示した
区画を判別して露光制御及び/または利得制御を行うこ
とによって、過順光の中に置かれた被写体の撮影を良好
に行うことができるものである。
【0047】また、請求項7の発明によれば、撮像手段
での撮像が逆光のときは、判別手段で最小値を示した区
画を判別して露光制御及び/または利得制御を行うこと
によって、逆光の中で暗くなっている被写体の撮影を良
好に行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用される撮像装置の一実施形態の構
成図である。
【図2】その説明のための撮像面の区画を示す図であ
る。
【図3】その動作の説明のためのフローチャート図であ
る。
【図4】その動作の説明のためのフローチャート図であ
る。
【図5】その動作の説明のための図である。
【図6】その説明のための撮像面の区画を示す図であ
る。
【図7】従来技術の説明のための撮像面の区画を示す図
である。
【符号の説明】
100…撮像手段、200…信号変換手段、300…信
号処理手段、10…映像光、11…ズームレンズ、12
…絞り機構、13…フォーカスレンズ、14…撮像素
子、15…サンプルホールド回路、16…可変利得アン
プ、17…アナログ/デジタル変換器、18…マトリク
ス及びγ補正回路、19…出力端子、20…明るさ検出
回路、21…マイクロコンピュータ、22…タイミング
発生回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体からの映像光を露光して撮像を行
    う撮像手段と、 この撮像手段で撮像された信号をサンプルホールド及び
    アナログ/デジタル変換する信号変換手段と、 この信号変換手段で変換された信号から映像信号を形成
    する信号処理手段とを備える撮像装置であって、 前記撮像手段で撮像の露光制御を行うか及び/または前
    記信号変換手段で信号の利得制御を行う制御手段と、 前記撮像手段の撮像面を任意に分割した区画ごとに前記
    撮像された信号の明るさを検出する第1の検出手段と、 この第1の検出手段で検出された値が最大値または最小
    値を示した前記分割した区画を判別する判別手段と、 この判別手段で判別された区画の前記撮像された信号の
    明るさを検出する第2の検出手段とを有し、 この第2の検出手段の検出出力に応じて前記制御手段で
    の前記露光制御及び/または前記利得制御を行う、 ことを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の撮像装置において、 前記撮像手段での露光制御は、前記撮像手段に設けられ
    る絞り機構及び/または前記撮像手段の蓄積時間を制御
    して行うことを特徴とする撮像装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の撮像装置において、 前記最大値または最小値を示した区画を判別するための
    前記撮像された信号の明るさの検出は各前記分割された
    区画を所定期間ごとに順番に走査して行い、 前記露光制御及び/または前記利得制御を行うための前
    記撮像された信号の明るさの検出は前記判別された区画
    を前記所定期間ごとに毎回繰り返して行うことを特徴と
    する撮像装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の撮像装置において、 前記最大値または最小値を示した区画を判別するための
    前記撮像された信号の明るさの検出を、複数の前記分割
    された区画を同時に、且つ前記複数の区画が前記撮像手
    段の撮像面の互いに異なる部分を前記所定期間ごとに順
    番に走査して行うことを特徴とする撮像装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の撮像装置において、 前記露光制御及び/または前記利得制御を行うための前
    記撮像された信号の明るさの検出を、前記判別された区
    画の周囲を任意に拡大した区画について行うことを特徴
    とする撮像装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の撮像装置において、 前記撮像手段での撮像が過順光のときは、前記判別手段
    で最大値を示した区画を判別して前記露光制御及び/ま
    たは前記利得制御を行うことを特徴とする撮像装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の撮像装置において、 前記撮像手段での撮像が逆光のときは、前記判別手段で
    最小値を示した区画を判別して前記露光制御及び/また
    は前記利得制御を行うことを特徴とする撮像装置。
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