JP2001177350A - フィードフォワード増幅器および歪み検出回路 - Google Patents

フィードフォワード増幅器および歪み検出回路

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JP2001177350A
JP2001177350A JP36086599A JP36086599A JP2001177350A JP 2001177350 A JP2001177350 A JP 2001177350A JP 36086599 A JP36086599 A JP 36086599A JP 36086599 A JP36086599 A JP 36086599A JP 2001177350 A JP2001177350 A JP 2001177350A
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input signal
distortion
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frequency
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Shinichi Omagari
新一 大曲
Akihiro Kirisawa
明洋 桐沢
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歪み検出ループにおいてパイロット信号を用
いずに歪みを検出し、また、入力レベルが大きく変動す
る場合でも安定して歪みを検出して入力信号を増幅する
フィードフォワード増幅器を提供する。 【解決手段】 フィードフォワード増幅器の歪み検出ル
ープは、ハイブリッド1で入力信号を2分岐する。ベク
トル変調器2は、分岐した一方の信号の位相および振幅
を調整し、主増幅器3は、この信号を増幅する。方向性
結合器24は、主増幅器3により歪みが発生した信号と
ハイブリッド1で分岐した他方の信号とを逆相で合成す
る。この合成により入力信号は抑圧される。歪み検出ル
ープ制御回路18は、入力信号の電圧レベルと抑圧され
た入力信号の電圧レベルとの差が最大になるようにベク
トル変調器2を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィードフォワー
ド増幅器およびフィードフォワード増幅器に適用される
歪み検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、フィードフォワード増幅器は、
入力信号を増幅する際に生じる歪みを歪み検出ループに
より検出し、その歪みを歪み除去ループにより除去して
増幅した入力信号を出力する。従来のフィードフォワー
ド増幅器では、歪み検出ループ、歪み除去ループそれぞ
れにおいてパイロット信号を用いて、歪みの検出制御お
よび除去制御を行っていた。
【0003】歪み除去ループで用いられるパイロット信
号は歪みとともに除去されるので、このパイロット信号
に対してはフィルタを用いる必要はない。
【0004】一方、歪み検出ループで用いられるパイロ
ット信号に関しては、フィルタにより除去しなければフ
ィードフォワード増幅器が出力してしまうという問題が
あった。また、歪み検出ループで用いられるパイロット
信号をフィルタで除去する際、パイロット信号の周波数
が入力信号の周波数に近いと、パイロット信号の除去と
ともに入力信号にも損失が生じてしまう。パイロット信
号の周波数を入力信号の周波数から遠ざけると、入力信
号を増幅する増幅器の利得および位相の周波数特性が、
パイロット信号の周波数を含む範囲で同等の特性を示す
必要がある。このような周波数特性が広帯域にわたって
同等の特性を示す増幅器を生産する場合、歩留まりが良
好でなかった。
【0005】そのため、PDC(Personal Digital Cell
ular )に用いられるフィードフォワード増幅器では、歪
み検出ループで用いられるパイロット信号の代わりに制
御チャネルの信号を用いていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、制御チャネル
として固定周波数が存在しないW−CDMA(WidebandC
ode Division Multiple Access)に適用されるフィード
フォワード増幅器では、このような方法を使用できなか
った。また、W−CDMAでは、通信トラフィックの状
況によって、あるいは送信電力制御によってフィードフ
ォワード増幅器の入力信号の入力レベルが大きく変動す
る。歪み検出ループは、このように入力レベルが大きく
変動する場合でも安定して歪みを検出できることが望ま
しい。
【0007】本発明は、歪み検出ループにおいてパイロ
ット信号を用いずに歪みを検出し、また、入力レベルが
大きく変動する場合でも安定して歪みを検出し入力信号
を増幅するフィードフォワード増幅器、およびこのフィ
ードフォワード増幅器に適用される歪み検出回路を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるフィードフ
ォワード増幅器は、入力信号を増幅する際に生じる歪み
を検出する歪み検出回路と、増幅された入力信号と歪み
とを逆相で合成することにより歪みを除去して増幅され
た入力信号を出力する歪み除去回路とからなり、歪み検
出回路は、入力信号を増幅側信号と非増幅側信号とに2
分岐させる分岐回路と、非増幅側信号の逆相となるよう
に増幅側信号の位相および振幅を調整する調整手段と、
増幅側信号を増幅する増幅器と、位相および振幅を調整
され増幅された増幅側信号と非増幅側信号とを逆相で合
成して入力信号を抑圧し抑圧後の信号を歪みとして出力
する合成手段と、非増幅側信号の電圧レベルと抑圧後の
信号の電圧レベルとの差が最大となるように前記調整手
段を制御する抑圧制御手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0009】合成手段は、非増幅側信号を遅延させる遅
延線と、増幅側信号を減衰させる減衰手段と、増幅側信
号と非増幅側信号とを合成する方向性結合器とを有して
いてもよい。
【0010】また、抑圧制御手段は、ローカル信号と非
増幅側信号とを混合することにより非増幅側信号を周波
数変換しローカル信号と抑圧後の信号とを混合すること
により抑圧後の信号を周波数変換する周波数変換手段
と、周波数変換された非増幅側信号の電圧レベルを検出
する入力信号レベル検出回路と、周波数変換された抑圧
後の信号の電圧レベルを検出する抑圧後信号レベル検出
回路と、入力信号レベル検出回路が検出した電圧レベル
と抑圧後信号レベル検出回路が検出した電圧レベルとの
差が最大となるように調整手段を制御する歪み検出ルー
プ制御手段とを備えていてもよい。このような構成によ
れば、歪み検出ループにおいてパイロット信号を用いる
必要がない。また、入力信号の入力レベルそのものが低
くなったために抑圧後の信号の電圧レベルが低くなった
場合であっても、入力信号を抑圧した結果抑圧後の信号
の電圧レベルが低くなったと誤って判断することがな
い。そのため、安定した歪み検出を行って入力信号を増
幅することができる。
【0011】また、周波数変換された非増幅側信号に入
力信号の帯域幅以下の帯域幅で帯域制限を行う入力信号
フィルタ回路と、周波数変換された抑圧後の信号に入力
信号の帯域幅以下の帯域幅で帯域制限を行う抑圧後信号
フィルタ回路とを備え、入力信号レベル検出回路は、入
力信号フィルタ回路を通過した非増幅側信号の電圧レベ
ルを検出し、抑圧後信号レベル検出回路は、抑圧後信号
フィルタ回路を通過した抑圧後の信号の電圧レベルを検
出してもよい。このような構成によれば、歪み検出回路
内で抑圧された入力信号の電圧レベルが、増幅器により
発生した歪みより小さくなっても抑圧された入力信号の
電圧レベルを正確に検出することができる。
【0012】また、抑圧制御手段は、入力信号のチャネ
ルが複数存在し複数のチャネルのうちいずれか一つのチ
ャネルで入力信号が入力される場合に入力信号のチャネ
ルを特定する構成であってもよい。このような構成によ
れば、入力信号のチャネルが複数存在する場合であって
も、入力信号のチャネルがいずれのチャネルかを判断す
ることができる。
【0013】入力信号のチャネルの特定のために、例え
ば、周波数変換手段は、各チャネルに対応する各ローカ
ル周波数によって非増幅側信号を周波数変換し、入力信
号レベル検出回路は、各チャネルに対応する各周波数変
換後の非増幅側信号の電圧レベルを検出し、歪み検出ル
ープ制御手段は、各周波数変換後の非増幅側信号の中で
電圧レベルが最大である信号に対応するチャネルを入力
信号のチャネルと判断する。また、例えば、周波数変換
手段は、周波数が固定のローカル周波数によって非増幅
側信号を周波数変換し、入力信号フィルタ回路は、周波
数変換された非増幅側信号に各チャネルに対応する各帯
域制限を行い、歪み検出ループ制御手段は、各帯域制限
が行われた非増幅側信号の中でレベルが最大である信号
に対応するチャネルを入力信号のチャネルと判断する。
【0014】また、抑圧制御手段は、合成手段が出力し
た歪みの電圧レベルが第一のしきい値より小さいと判断
したときに調整手段の制御を停止してもよい。例えば、
歪み検出ループ制御手段は、入力信号レベル検出回路が
検出した電圧レベルが第二のしきい値以下である場合に
歪みの電圧レベルが第一のしきい値より小さいと判断し
て調整手段の制御を停止する。このような構成によれ
ば、増幅器によって生じた歪みが小さく歪みを除去する
必要がない場合に調整手段の制御を停止し、電圧レベル
が低いために発生する誤作動を排除することができる。
【0015】また、本発明による歪み検出回路は、入力
信号を増幅して出力するフィードフォワード増幅器に適
用され、入力信号を増幅側信号と非増幅側信号とに2分
岐させる分岐回路と、非増幅側信号の逆相となるように
増幅側信号の位相および振幅を調整する調整手段と、増
幅側信号を増幅する増幅器と、位相および振幅を調整さ
れ増幅された増幅側信号と非増幅側信号とを逆相で合成
して入力信号を抑圧し抑圧後の信号を歪みとして出力す
る合成手段と、非増幅側信号の電圧レベルと抑圧後の信
号の電圧レベルとの差が最大となるように前記調整手段
を制御する抑圧制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明によるフィードフ
ォワード増幅器の実施の一形態を示す構成図である。図
1に示すフィードフォワード増幅器は、歪み検出ループ
と歪み除去ループとにより構成される。
【0017】歪み検出ループは、ハイブリッド1、ベク
トル変調器2、主増幅器3、減衰器4、遅延線5、ミキ
サ8,13、バンドパスフィルタ9,14、レベル検出
回路10,15、サンプルホールド回路11,16、A
−D変換器12,17、歪み検出ループ制御回路18、
発振器19及び方向性結合器21ないし24により構成
される。歪み検出ループは、入力信号を2分岐させ、一
方の信号を増幅させる。増幅された入力信号には歪みが
生じるが、他方の信号に歪みは生じない。歪み検出ルー
プは、この二つの信号を逆相で合成させ入力信号を相殺
し、増幅器により生じた歪みを検出する。以下に、この
歪み検出ループの構成を説明する。
【0018】ハイブリッド1は、フィードフォワード増
幅器に入力された入力信号を2分岐させる。ベクトル変
調器2は、後述する歪み検出ループ制御回路18の制御
により、2分岐した入力信号の一方の位相および振幅を
調整する。この調整により、分岐した一方の信号は、他
方の信号に対し逆相となる。主増幅器3は、位相および
振幅を調整された入力信号を増幅する。この際、入力信
号に歪みが発生する。方向性結合器21は、増幅された
入力信号を2分岐させ、一方を歪み除去ループへ伝送さ
せ、他方を減衰器4に伝送する。減衰器4は、入力信号
を減衰させ、方向性結合器23は、減衰した信号とハイ
ブリッド1で分岐した他方の信号とを合成する。この合
成で入力信号が相殺されることにより抑圧され、主増幅
器3で発生した歪みが検出される。減衰器4は、方向性
結合器21の結合量、減衰器4の減衰量および方向性結
合器23の結合量の和が主増幅器3の利得とほぼ等しく
なるように信号を減衰する。
【0019】遅延線5は、ハイブリッド1で分岐したも
う一方の入力信号を伝送する。遅延線5は、主増幅器3
と同じ遅延を有し方向性結合器23における合成のタイ
ミングを合わせる。方向性結合器22は、遅延線5を通
過した信号を2分岐し、一方を方向性結合器23へ、他
方をミキサ13へ伝送する。方向性結合器24は、方向
性結合器23によって合成された信号を2分岐し、一方
を歪み除去除去ループへ、他方をミキサ8に伝送する。
なお、図1に示すフィードフォワード増幅器は、信号を
順方向に伝送させるアイソレータ6および7を備えてい
る。本発明においてアイソレータ6および7を備えてい
なくてもよいが、インピーダンス整合のために備えてい
ることが望ましい。
【0020】ミキサ8は、発振器19が出力するローカ
ル信号と方向性結合器23によって合成された信号とを
混合して、合成された信号の周波数を中間周波数に変換
する。バンドパスフィルタ9は、周波数変換した信号に
対して、フィードフォワード増幅器への入力信号の帯域
幅または入力信号の帯域幅より狭い帯域幅で帯域制限を
行う。この帯域制限により、歪みが除去され、方向性結
合器23における抑圧後の入力信号が残る。
【0021】レベル検出回路10は、バンドパスフィル
タ9を通過した信号の電圧レベルを対数変換し、対数変
換された入力信号の変化量(すなわち”dB”で表され
る変化量)に比例する変化量で信号を出力する。例え
ば、入力信号が1dB変化した場合の出力電圧は50m
V変化させ、入力信号が10dB変化した場合の出力信
号は500mV変化させるように信号を出力する。レベ
ル検出回路10は、RSSI (Receive Signal Strengt
h Indicator)回路等により構成される。サンプルホール
ド回路11は、後述する歪み検出ループ制御回路18か
らトリガーを受信し、レベル検出回路10の出力信号の
瞬時値を検出し記憶する。A−D変換器12は、サンプ
ルホールド回路11が記憶した信号をA−D変換する。
【0022】ミキサ13は、発振器19が出力するロー
カル信号と遅延線5を通過した信号とを混合して、遅延
線5を通過した信号の周波数を中間周波数に変換する。
バンドパスフィルタ14は、バンドパスフィルタ9と同
一の帯域制限を行う。レベル検出回路15は、レベル検
出回路10と同様の構成であり、バンドパスフィルタ1
4を通過した信号のレベルを対数変換し、対数変換され
た入力信号の変化量(すなわち”dB”で表される変化
量)に比例する変化量で信号を出力する。サンプルホー
ルド回路16は、後述する歪み検出ループ制御回路18
からトリガーを受信し、レベル検出回路15の出力信号
の瞬時値を検出し記憶する。A−D変換器17は、サン
プルホールド回路16が記憶した信号をA−D変換す
る。
【0023】歪み検出ループ制御回路18は、サンプル
ホールド回路11,16にトリガーを出力し、また、A
−D変換器12,17から信号を入力する。A−D変換
器17の出力の電圧レベルは、フィードフォワード増幅
器への入力信号に対応するレベルであり、A−D変換器
12の出力の電圧レベルは、抑圧された入力信号に対応
するレベルである。歪み検出ループ制御回路18は、こ
の二つの電圧レベルの差が最大となるように、ベクトル
変調器2を制御する。電圧レベルの差が最大となったと
いうことは、方向性結合器23における合成での入力信
号の抑圧量が最大であることを意味する。すなわち、方
向性結合器23の出力は、入力信号が最も抑圧され歪み
だけが残っているので、この信号により歪みを検出する
ことができる。
【0024】次に、歪み検出ループの動作を入力信号の
変化により説明する。図2は、歪み検出ループにおける
入力信号のスペクトラムの変化の例を示す説明図であ
る。フィードフォワード増幅器に入力された入力信号
は、図2(a)に示すように周波数がF2の範囲に含ま
れる信号であるとする。この信号は、ハイブリッド1に
より分岐され、一方はベクトル変調器2を通過し主増幅
器3で増幅される。この増幅により、図2(b)に示す
ようにF1やF3の範囲の周波数を有する歪みが生じ
る。この信号は、方向性結合器21、減衰器4、方向性
結合器23を通過することにより、主増幅器3で増加し
た利得分だけ減衰する。
【0025】F1やF3の範囲の周波数を有する歪みが
発生した入力信号と遅延線5を通過した入力信号は方向
性結合器23で合成される。このとき逆相で合成される
ので、入力信号が互いに相殺し、入力信号が抑圧された
信号が出力される。遅延線5を通過した信号に歪みは含
まれていないので、歪みは抑圧されない。したがって、
合成された信号のスペクトラムは、図2(c)に示すよ
うになる。
【0026】合成された信号の周波数は、ミキサ8で中
間周波数に変換され、バンドパスフィルタ9において帯
域制限される。この帯域制限は、図2(a)の入力信号
の帯域幅またはそれより狭い帯域幅で行われるので、歪
み成分が除去される。よって、バンドパスフィルタ9の
出力は、図2(d)のようになる。
【0027】遅延線5を通過した入力信号も、ミキサ1
3で中間周波数に変換され、バンドパスフィルタ14に
おいて帯域制限される。バンドパスフィルタ14の出力
は、周波数変換された入力信号である。歪み検出ループ
制限回路18は、入力信号の電圧レベルと図2(d)の
ように抑圧された入力信号の電圧レベルとの差が最大と
なるように(すなわち入力信号の抑圧量が最大となるよ
うに)制御する。
【0028】歪み検出ループは、パイロット信号を用い
ずに、歪み検出ループ制御回路18が入力信号の電圧レ
ベルと抑圧された入力信号の電圧レベルとの差が最大と
なるように制御することで入力信号の抑圧量を最大と
し、歪み成分を検出している。このように検出すれば、
入力信号の入力レベルが大きく変動する場合でも歪みを
検出できる。
【0029】パイロット信号を用いずに抑圧量が最大と
なるように制御する場合、A−D変換器12の出力のみ
を監視し、A−D変換器12の出力が最小となるように
制御する方法もある。しかし、そのような制御では、入
力信号を抑圧した結果A−D変換器の出力が低くなった
のか、入力レベルが変動した結果出力が低くなったのか
を判断できず、常時安定して歪みを検出できない。本発
明による検出では、入力レベルが大きく変動してもこの
ような問題は生じない。
【0030】このような歪み検出ループを有する歪み検
出回路を備えたフィードフォワード増幅器によれば、W
−CDMAのように入力レベルが大きく変動する場合で
も安定した歪み除去を行いつつ、入力信号を増幅するこ
とができる。
【0031】また、歪み検出ループ制御回路18は、A
−D変換器17の出力があらかじめ定めたしきい値より
低い場合、発生する歪みの電圧レベルも低いと判断して
ベクトル変調器2の制御を一時的に停止してもよい。フ
ィードフォワード増幅器に入力された入力レベルが低い
と、発生する歪みの電圧レベルも低く、歪み除去を行う
必要がない。また、このような場合にベクトル変調器2
を制御しようとすると、A−D変換器12,17等に分
解能以下の低い電圧レベルの信号が入力され、誤作動が
生じる場合がある。歪み検出ループ制御回路18が、A
−D変換器17の出力があらかじめ定めたしきい値より
低いときにベクトル変調器2の制御を一時的に停止させ
れば、このような誤作動を避けることができる。
【0032】次に、歪み除去ループの構成について説明
する。歪み除去ループは、パイロット信号発生器30、
遅延線31、ベクトル変調器32、補助増幅器33、発
振器34、ミキサ35、バンドパスフィルタ36、レベ
ル検出回路37、歪み除去ループ制御回路38および方
向性結合器25,26により構成される。歪み除去ルー
プは、方向性結合器21が出力する歪みが生じた入力信
号と方向性結合器24が出力する歪みとを逆相で合成す
ることにより歪みを相殺し、増幅後の入力信号を出力す
る。
【0033】ベクトル変調器32は、後述する歪み除去
ループ制御回路38の制御により、歪みの位相および振
幅を調整する。この調整により歪みは、方向性結合器2
1が出力する信号に対して逆相となる。補助増幅器33
は、位相および振幅を調整された歪みを増幅する。ま
た、遅延線31は、方向性結合器21が出力する歪みが
生じた入力信号と歪みの合成のタイミングを合わせる。
また、パイロット信号発生器30は、ベクトル変調器2
を通過した信号に対しパイロット信号を付加する。した
がって、歪みが生じた入力信号および歪みには、このパ
イロット信号が付加されている。
【0034】方向性結合器25は、歪みを含んだ入力信
号と歪みとを逆相で合成する。この結果、歪みおよびパ
イロット信号は抑圧される。方向性結合器25で合成さ
れた信号は、方向性結合器26で分岐し、一方はフィー
ドフォワード増幅器から出力され、他方はミキサ35へ
伝送される。図1に示すフィードフォワード増幅器は、
バンドイリミネーションフィルタ39を備えている。本
発明においてバンドイリミネーションフィルタ39を備
えていなくてもよいが、パイロット信号のスプリアスを
除去するため備えていることが望ましい。
【0035】ミキサ35は、発振器34が出力するロー
カル信号と歪みが抑圧された信号とを混合して、歪みが
抑圧された信号の周波数を中間周波数に変換する。バン
ドパスフィルタ9は、周波数変換した信号に対してパイ
ロット信号の周波数で帯域制限を行う。この帯域制限に
より、抑圧されたパイロット信号のみが出力される。レ
ベル検出回路37は、抑圧されたパイロット信号の電圧
レベルを検出し、歪み除去ループ制御回路38に出力す
る。歪み除去ループ制御回路38は、抑圧されたパイロ
ット信号の電圧レベルが最小となるように、ベクトル変
調器32を制御する。抑圧されたパイロット信号の電圧
レベルが最小ということは、方向性結合器25において
パイロット信号とともに抑圧される歪みの抑圧量が最大
であることを意味する。この結果、フィードフォワード
増幅器は増幅した入力信号のみを出力することができ
る。
【0036】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。図3は、本発明によるフィードフォワード増幅
器の他の実施の形態を示す構成図である。図3に示すフ
ィードフォーワード増幅器において、歪み検出ループの
バンドパスフィルタ9,14までの構成と歪み除去ルー
プの構成は、図1に示すフィードフォワード増幅器と同
様である。
【0037】図3に示す実施の形態では、バンドパスフ
ィルタ9から出力された抑圧後の入力信号およびバンド
パスフィルタ14から出力された入力信号は、それぞれ
LOG検波回路50,51に入力される。LOG検波回
路50,51は、バンドパスフィルタ9,14を通過し
た信号のレベルを対数変換し、対数変換された入力信号
の変化量(すなわち”dB”で表される変化量)に比例
する変化量で信号を出力する。減算器53は、オペアン
プ等で構成され、LOG検波回路50,51の出力の電
圧レベルの差分をとる。A−D変換器54は、減算器の
出力をA−D変換する。歪み検出ループは、A−D変換
器54が出力する差分が最大となるようにベクトル変調
器2を制御する。このような構成のフィードフォワード
増幅器であっても、図1に示すフィードフォワード増幅
器と同様の効果を得られる。
【0038】図3に示すフィードフォワード増幅器にお
いて、歪み検出ループ制御回路18は、LOG検波回路
51の出力があらかじめ定めたしきい値より低い場合、
発生する歪みの電圧レベルも低いと判断してベクトル変
調器の制御を一時的に停止してもよい。LOG検波回路
51の出力があらかじめ定めたしきい値より低いか否か
を判断するには、図3に示すようにスイッチ52を設
け、歪み検出ループ制御回路18は判断時にスイッチ5
2を切とし、このときのA−D変換器54の出力により
判断すればよい。
【0039】また、上記の各実施例において、バンドパ
スフィルタ9および14を配置しなくてもよい。しか
し、バンドパスフィルタ9を配置しない場合、方向性結
合器23での合成により抑圧された入力信号の電圧レベ
ルが歪みの電圧レベルより低くなると、レベル検出回路
10やLOG検波回路50で検出する抑圧後の電圧レベ
ルに誤差が生じる。したがって、バンドパスフィルタ9
または14を配置する構成とすることが望ましい。
【0040】また、入力信号のチャネルが複数存在し、
フィードフォワード増幅器に入力される入力信号は、複
数のチャネルのうちいずれか一つのチャネルで入力され
る場合がある。このような場合に、発振器19は、各チ
ャネルに対応するローカル周波数でローカル信号をミキ
サ8,13に発信し、いずれのチャネルの入力信号が入
力された場合でも、ミキサ8,13が出力する中間周波
数が一定になるようにしてもよい。このとき、各チャネ
ルに対応するローカル周波数は、”各チャネル−中間周
波数”として求める。
【0041】発振器19は、ローカル周波数を固定とし
てローカル信号をミキサ8,13に発信し、中間周波数
が各チャネルで変化するようにしてもよい。この場合、
バンドパスフィルタ9,14は各チャネルに対応するフ
ィルタを備え、スイッチ等で切り替えて入力信号のチャ
ネルに対応するフィルタを選択する。
【0042】入力信号のチャネルが複数存在する場合、
歪み検出ループは、フィードフォワード増幅器にどのチ
ャネルの入力信号が入力されたのかを判断した後に歪み
除去のためベクトル変調器2の制御を開始する。入力信
号のチャネルの判断は、以下のように行う。
【0043】発振器19のローカル周波数をチャネル毎
に可変とする場合、ミキサ13は発振器19の各チャネ
ルに対応するそれぞれのローカル周波数のローカル信号
によって、入力信号を周波数変換する。この場合の中間
周波数はいずれも同一である。入力信号を各ローカル周
波数で周波数変換して得られたそれぞれの信号は、バン
ドパスフィルタ14を通過し、レベル検出器15、サン
プルホールド回路16、A−D変換器17を介して、歪
み検出ループ制御回路18に入力される。歪み検出ルー
プ制御回路18は、最も電圧レベルが高い信号を判断
し、この信号に用いたローカル周波数に対応するチャネ
ルを入力信号のチャネルと判断する。
【0044】また、発振器19のローカル周波数を固定
とする場合、ミキサ13はこのローカル周波数によって
入力信号を周波数変換する。この場合、バンドパスフィ
ルタ14は各チャネルに対応するフィルタを備えてい
る。バンドパスフィルタ14は、各フィルタをスイッチ
等で切り替え、周波数変換された入力信号を各フィルタ
に通過させる。各フィルタを通過したそれぞれの信号
は、レベル検出器15、サンプルホールド回路16、A
−D変換器17を介して、歪み検出ループ制御回路18
に入力される。歪み検出ループ制御回路18は、最も電
圧レベルが高い信号を判断し、この信号を通過させたフ
ィルタに対応するチャネルを入力信号のチャネルと判断
する。
【0045】図3に示す構成のフィードフォワード増幅
器において、入力信号のチャネルの判断を行う場合、ス
イッチ52を切として、上記と同様の判断を行えばよ
い。
【0046】また、以上の各実施例において、歪み検出
ループ制御回路18が、入力信号の電圧レベルが低いた
め歪みの電圧レベルも低いと判断する場合、A−D変換
器17,54の出力レベルにより判断した。このように
判断するのではなく、方向性結合器23により出力され
る歪みの電圧レベルを直接検出し、そのレベルがしきい
値以下である場合に、ベクトル変調器2の制御を停止し
てもよい。
【0047】また、上記の各実施例において、主増幅器
3とベクトル変調器2の配置を入れ替えた構成としても
よい。ただし、主増幅器3の後にベクトル変調器2を配
置する場合、ベクトル変調器2において損失が生じる。
よって、主増幅器3とベクトル変調器2の配置は、図1
および図3に示す配置であることが望ましい。
【0048】また、上記の各実施例において、歪み除去
検出ループは、方向性結合器25で合成された信号を分
岐させ、その信号に含まれるパイロット信号が最小にな
るように制御している。このように制御するのではな
く、方向性結合器25で合成される二つの信号(すなわ
ち、補助増幅器33から出力された信号と遅延線31を
通過した信号)に含まれるパイロット信号の電圧レベル
を検出し、歪み除去ループ38が二つのパイロット信号
の電圧レベルの差が最小となるようにベクトル変調器3
2を制御する構成であってもよい。ただし、方向性結合
器25で合成された信号に含まれるパイロット信号の電
圧レベルが最小となるように制御する方が精度において
優れているので、合成された信号により制御を行うこと
が望ましい。
【0049】
【発明の効果】本発明によるフィードフォワード増幅器
によれば、非増幅側信号の電圧レベルと抑圧後の信号の
電圧レベルとの差が最大となるように調整手段を制御す
る構成としたので、W−CDMAのように入力レベルが
大きく変動する場合でも安定して歪みを検出して入力信
号を増幅することができる。
【0050】本発明による歪み検出回路によれば、非増
幅側信号の電圧レベルと抑圧後の信号の電圧レベルとの
差が最大となるように調整手段を制御する構成としたの
で、入力信号の入力レベルそのものが低くなったために
抑圧後の信号の電圧レベルが低くなったのか、入力号を
抑圧した結果抑圧後の信号の電圧レベルが低くなったの
かを判断できる。そのため、安定した歪み検出を行うこ
とができる。また、歪みを検出するためににパイロット
信号を発生させる必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるフィードフォワード増幅器の実
施の一形態を示す構成図である。
【図2】 歪み検出ループにおける入力信号のスペクト
ラムの変化の例を示す説明図である。
【図3】 本発明によるフィードフォワード増幅器の他
の実施の形態を示す構成図である。
【符号の説明】
1 ハイブリッド 2 ベクトル変調器 3 主増幅器 4 減衰器 5 遅延線 8 ミキサ 9 バンドパスフィルタ 10 レベル検出器 13 ミキサ 14 バンドパスフィルタ 15 レベル検出器 18 歪み除去ループ制御回路 19 発振器 21〜26 方向性結合器 30 パイロット信号発生器 32 ベクトル変調器 33 補助増幅器 38 歪み除去ループ制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J090 AA01 CA21 FA08 FA17 GN04 GN07 HA01 HA25 HA38 KA15 KA19 KA23 KA26 KA32 KA34 KA44 KA53 KA55 MA14 NN11 SA13 TA01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を増幅する際に生じる歪みを検
    出する歪み検出回路と、増幅された入力信号と歪みとを
    逆相で合成することにより歪みを除去して増幅された入
    力信号を出力する歪み除去回路とからなるフィードフォ
    ワード増幅器であって、 歪み検出回路は、入力信号を増幅側信号と非増幅側信号
    とに2分岐させる分岐回路と、 非増幅側信号の逆相となるように増幅側信号の位相およ
    び振幅を調整する調整手段と、 増幅側信号を増幅する増幅器と、 位相および振幅を調整され増幅された増幅側信号と非増
    幅側信号とを逆相で合成して入力信号を抑圧し抑圧後の
    信号を歪みとして出力する合成手段と、 非増幅側信号の電圧レベルと抑圧後の信号の電圧レベル
    との差が最大となるように前記調整手段を制御する抑圧
    制御手段とを備えたことを特徴とするフィードフォワー
    ド増幅器。
  2. 【請求項2】 合成手段は、非増幅側信号を遅延させる
    遅延線と、増幅側信号を減衰させる減衰手段と、増幅側
    信号と非増幅側信号とを合成する方向性結合器とを有す
    る請求項1記載のフィードフォワード増幅器。
  3. 【請求項3】 抑圧制御手段は、ローカル信号と非増幅
    側信号とを混合することにより非増幅側信号を周波数変
    換しローカル信号と抑圧後の信号とを混合することによ
    り抑圧後の信号を周波数変換する周波数変換手段と、 周波数変換された非増幅側信号の電圧レベルを検出する
    入力信号レベル検出回路と、 周波数変換された抑圧後の信号の電圧レベルを検出する
    抑圧後信号レベル検出回路と、 入力信号レベル検出回路が検出した電圧レベルと抑圧後
    信号レベル検出回路が検出した電圧レベルとの差が最大
    となるように調整手段を制御する歪み検出ループ制御手
    段とを備えたことを特徴とする請求項1または請求項2
    記載のフィードフォワード増幅器。
  4. 【請求項4】 周波数変換された非増幅側信号に入力信
    号の帯域幅以下の帯域幅で帯域制限を行う入力信号フィ
    ルタ回路と、周波数変換された抑圧後の信号に入力信号
    の帯域幅以下の帯域幅で帯域制限を行う抑圧後信号フィ
    ルタ回路とを備え、入力信号レベル検出回路は、入力信
    号フィルタ回路を通過した非増幅側信号の電圧レベルを
    検出し、抑圧後信号レベル検出回路は、抑圧後信号フィ
    ルタ回路を通過した抑圧後の信号の電圧レベルを検出す
    る請求項3記載のフィードフォワード増幅器。
  5. 【請求項5】 抑圧制御手段は、入力信号のチャネルが
    複数存在し複数のチャネルのうちいずれか一つのチャネ
    ルで入力信号が入力される場合に入力信号のチャネルを
    特定する請求項1ないし請求項4記載のフィードフォワ
    ード増幅器。
  6. 【請求項6】 周波数変換手段は、各チャネルに対応す
    る各ローカル周波数によって非増幅側信号を周波数変換
    し、入力信号レベル検出回路は、各チャネルに対応する
    各周波数変換後の非増幅側信号の電圧レベルを検出し、
    歪み検出ループ制御手段は、各周波数変換後の非増幅側
    信号の中で電圧レベルが最大である信号に対応するチャ
    ネルを入力信号のチャネルと判断する請求項5記載のフ
    ィードフォワード増幅器。
  7. 【請求項7】 周波数変換手段は、周波数が固定のロー
    カル周波数によって非増幅側信号を周波数変換し、入力
    信号フィルタ回路は、周波数変換された非増幅側信号に
    各チャネルに対応する各帯域制限を行い、歪み検出ルー
    プ制御手段は、各帯域制限が行われた非増幅側信号の中
    でレベルが最大である信号に対応するチャネルを入力信
    号のチャネルと判断する請求項5記載のフィードフォワ
    ード増幅器。
  8. 【請求項8】 抑圧制御手段は、合成手段が出力した歪
    みの電圧レベルが第一のしきい値より小さいと判断した
    ときに調整手段の制御を停止する請求項1ないし請求項
    7記載のフィードフォワード増幅器。
  9. 【請求項9】 歪み検出ループ制御手段は、入力信号レ
    ベル検出回路が検出した電圧レベルが第二のしきい値以
    下である場合に歪みの電圧レベルが第一のしきい値より
    小さいと判断して調整手段の制御を停止する請求項8記
    載のフィードフォワード増幅器。
  10. 【請求項10】 入力信号を増幅して出力するフィード
    フォワード増幅器に適用される歪み検出回路であって、 入力信号を増幅側信号と非増幅側信号とに2分岐させる
    分岐回路と、 非増幅側信号の逆相となるように増幅側信号の位相およ
    び振幅を調整する調整手段と、 増幅側信号を増幅する増幅器と、 位相および振幅を調整され増幅された増幅側信号と非増
    幅側信号とを逆相で合成して入力信号を抑圧し抑圧後の
    信号を歪みとして出力する合成手段と、 非増幅側信号の電圧レベルと抑圧後の信号の電圧レベル
    との差が最大となるように前記調整手段を制御する抑圧
    制御手段とを備えたことを特徴とする歪み検出回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003087065A (ja) * 2001-09-07 2003-03-20 Hitachi Kokusai Electric Inc 電力増幅器
JP2006279251A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Hitachi Kokusai Electric Inc フィードフォワード増幅器

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