JP2001175630A - データ送信装置、データ受信装置、データ転送装置および方法 - Google Patents

データ送信装置、データ受信装置、データ転送装置および方法

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JP2001175630A
JP2001175630A JP35518799A JP35518799A JP2001175630A JP 2001175630 A JP2001175630 A JP 2001175630A JP 35518799 A JP35518799 A JP 35518799A JP 35518799 A JP35518799 A JP 35518799A JP 2001175630 A JP2001175630 A JP 2001175630A
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Takeshi Kawagishi
武士 川岸
Kiyoshi Sudo
清 須藤
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Fujitsu Ltd
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    • H04L1/1867Arrangements specially adapted for the transmitter end
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  • Signal Processing (AREA)
  • Multimedia (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 システム全体の動作停止を防止する。 【解決手段】 送信データ中の送信元アドレスからはエ
ラーが検出されず、送信データ全体からのみエラーが検
出された場合には送信元が特定できるため、データの再
送信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ送信装置お
よびデータ受信装置、並びに両者を組み合わせてなるデ
ータ転送装置および方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、シングルプロセッサ構成の計算機
による高速化の限界に伴い、マルチプロセッサ構成の計
算機システムが多く提案されている。
【0003】マルチプロセッサシステムでは、プロセッ
サモジュール間のデータ通信が実行される。
【0004】データ通信を実行する際に、データ送信相
手のプロセッサのアドレスを示す情報を送出するアドレ
スバス上で修復不可能なエラーが生じた場合、データ通
信に関わっていないプロセッサを含むシステム全体の運
用続行が不可能となるので、システム全体の動作を停止
させていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
ホストサーバ等の大規模システムが、前述のようなエラ
ーが生じるたびに停止していたのでは業務に大きな支障
をきたしかねない。
【0006】さらに、システムの動作を停止させただけ
では、エラーが生じた原因を解明できないため、同様の
エラーを多発させる原因にもなりかねない。
【0007】本発明の目的は、上記のような課題を解決
し、システム全体の動作停止を防止することができるデ
ータ送信装置およびデータ受信装置、並びに、両者を組
み合わせてなるデータ転送装置および方法を提供するこ
とにある。
【0008】本発明の他の目的は、送信データにエラー
が発生した場合、そのエラーの原因を把握してエラーの
再発を防止できるデータ送信装置およびデータ受信装
置、並びに、両者を組み合わせてなるデータ転送装置お
よび方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のデータ転送装置は以下のような構成を備え
る。
【0010】データ送信側は、送信したデータ中の誤り
が検出された場合に送信されてくる誤り検出信号を受信
する機能を有し、送信したデータに対応する誤り検出信
号を受信するか否か判断する手段と、判断結果に応じて
前記データの再送を制御する手段とを備える。
【0011】データ受信側は、送信されてくるデータの
誤り検出を行う機能を有し、受信したデータ中の誤りの
有無を検査し、該検査の結果該受信したデータ中に誤り
があることが判明した場合には、誤りの程度に応じて誤
り検出信号を生成するデータ受信手段を備える。
【0012】このような構成を採ることにより、受信さ
れた転送データからエラーが検出されたものの、送信元
のアドレス情報からはエラーが検出されなかった場合に
は、当該データを再度転送することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施の形態を詳細に説明する。
【0014】<実施形態1>図1は、本発明に係る実施
形態1のデータ転送装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0015】同図において、10はデータ送信装置、2
0はデータ受信装置であり、両者間でデータ転送が実行
される。ただし、データ送信装置10は、アドレスデー
タ30を送信し、かつ該送信したデータ中に誤りが検出
された際に返送されてくるエラー通知信号31を受信す
るものである。
【0016】データ送信装置10は、アドレス情報生成
部11、送信バッファ12、タイマー部13、カウンタ
ー部14、および送信制御部15を備えている。
【0017】アドレス情報生成部11は、転送されるデ
ータの送信先アドレスと送信元アドレスとで構成された
アドレス情報をセル,パケット,フレーム等の何れかの
形式で生成するための回路であり、送信バッファ12
は、アドレス情報生成部11からのアドレス情報を保持
する。
【0018】タイマー部13は、後述するように送信制
御部13から指示に応答してリセットされると同時にタ
イマカウントを開始し、予め定められた時間になると送
信制御部13に対して割り込みを上げる。
【0019】なお、タイマー部13が送信制御部13に
対して割り込みを上げる予め決めれれた時間は、データ
送信装置10とデータ受信装置20とを結ぶ伝送路の距
離および性能に応じて定まるアドレスデータの転送時間
およびエラー通知信号の到達時間を考慮して決められて
いる。
【0020】カウンター部14は、データ送信装置10
によるデータ受信装置20へのアドレスデータ30の再
送回数を計数するカウンターであり、データ受信装置2
0によってアドレスデータ30が受信されればクリアさ
れ、アドレスデータ30の転送失敗の検出に応答して計
数内容が更新される。
【0021】送信制御部15は、送信バッファ12が保
持しているアドレス情報をアドレスデータ30として送
信するよう制御するとともに、タイマー部13の起動を
指示し、さらに、タイマー部13からの割り込みとデー
タ受信装置20からのエラー通知信号を受信し、双方の
受信タイミングに応じてアドレスデータ30の再送処理
を制御する。
【0022】送信制御部15は、タイマー部13からの
割り込みタイミングとデータ受信装置20からのエラー
通知信号31の受信タイミングとが一致した場合には、
アドレスデータ30の転送失敗と判断して、送信バッフ
ァ12が保持しているアドレス情報をアドレスデータ3
0として再送信するよう制御するとともに、タイマー部
13の再起動を指示し、カウンター部14の計数内容を
更新する。
【0023】送信制御部15は、タイマー部13からの
割り込みタイミングとデータ受信装置20からのエラー
通知信号31の受信タイミングとが一致しない場合、又
は、データ受信装置20からのエラー通知信号31を受
信しなかった場合には、アドレスデータ30の転送成功
と判断して、カウンター部14の計数内容をクリアす
る。
【0024】なお、再び転送失敗となれば、前述したデ
ータ再送信の処理が繰り返して実行されることになる
が、カウンター部14の計数内容が予め定められた値に
達すると、当該アドレスデータ30をデータ受信装置2
0へ送信することはそれ以降行わず、当該データ受信装
置20は故障と判定されてシステムを停止する。
【0025】データ受信装置20は、受信バッファ2
1、エラー検出部22、エラー通知部23、および受信
制御部24を備えている。
【0026】受信バッファ21は、データ送信装置10
から受信したアドレスデータ30を順次格納するもので
あり、エラー検出部22は、受信バッファ21に格納さ
れたアドレスデータ中の誤りの有無を検査するのもであ
る。
【0027】エラー検出部22は、誤り検査・訂正を行
うECC回路と誤り検出信号出力回路とを備え、受信デ
ータ中の誤りが訂正可能である場合には、受信データに
訂正を施して得たデータを受信制御部24に出力し、受
信データ中の誤りが訂正不可能である場合には、受信デ
ータ中の送信元アドレス情報(マスタID)に対応する
部分のデータについて誤りの有無を再度検査する。
【0028】エラー検出部22は、送信元アドレス情報
に対応する受信データ中に誤りが無い場合には、その送
信元アドレス情報の受信データを受信制御部24に出力
し、送信元アドレス情報の受信データ中の誤りが訂正可
能である場合には、その受信データに訂正を施して得た
送信元アドレス情報のデータを受信制御部24に出力
し、送信元アドレス情報(マスタID)の受信データ中
の誤りが訂正不可能である場合に限り、誤り検出信号を
生成して受信制御部24に出力する。
【0029】エラー通知部23は、検査の結果受信デー
タ中に訂正不可能な誤りがあるものの、送信元のアドレ
スデータ(マスタID)には訂正不可能な誤りがないこ
とが判明した場合に限り、エラー通知信号31を生成す
る回路である。
【0030】受信制御部24は、エラー検出部23から
の送信元アドレス情報データ(マスタID)の有無に応
じて、エラー通知部23に対してデータ送信装置10へ
のエラー通知信号31の生成・出力を指示し、エラー検
出部23からの誤り検出信号を受けた場合には、システ
ム停止などのエラー処理に移る。
【0031】以上の構成を有する本発明に係る実施形態
1のデータ転送装置の動作を、図2および図3を参照し
て説明する。
【0032】図2は、本発明に係る実施形態1のデータ
送信装置の動作を示すフローチャートである。
【0033】ステップS10では、送信制御部15がア
ドレス情報生成部11で生成され、送信バッファ12に
保持しているアドレス情報をアドレスデータ30として
送信するよう制御するとともに、タイマー部13の起動
を指示する。
【0034】次に、ステップS11では、送信制御部1
5がエラー通知信号31を受信したか否かを判断し、デ
ータ受信装置20からエラー通知信号31を受信するこ
となく、アドレスデータ30の送信が正常に行われてい
るときは、ステップS12に進んで、カウンター部14
の計数内容を「0」にクリアし、処理を終了する。
【0035】一方、ステップS11でデータ受信装置2
0からエラー通知信号31を受信した場合は、ステップ
S13に進み、データ受信装置20からのエラー通知信
号31と予め定められた時間になると送信制御部13に
対して上がるタイマー部13からの割り込みとの受信タ
イミングを比較して一致するか否かを判断し、タイマー
部13からの割り込みタイミングとデータ受信装置20
からのエラー通知信号31の受信タイミングとが一致し
ない場合には、アドレスデータ30の送信が正常に行わ
れたと判断して、ステップS12に進んで、カウンター
部14の計数内容を「0」にクリアし、処理を終了す
る。
【0036】また、タイマー部13からの割り込みタイ
ミングとデータ受信装置20からのエラー通知信号31
の受信タイミングとが一致した場合には、アドレスデー
タ30の転送失敗と判断して、ステップS14に進む。
【0037】ステップS14では、カウンター部14の
計数内容に1を加えて更新し、ステップS15では、カ
ウンター部14の計数内容が予め定められた値に達して
いるか否か判断し、カウンター部14の計数内容が予め
定められた値に達すると、アドレスデータ30をデータ
受信装置20へ送信することはそれ以降行わず、データ
受信装置20は故障と判定してシステムを停止する一
方、計数内容が規定値を超えていないときは、ステップ
S16に進む。
【0038】ステップS16では、送信バッファ12が
保持しているアドレス情報をアドレスデータ30として
再送信するとともに、タイマー部13の再起動を指示
し、再びステップS11に戻る。
【0039】図3は、本発明に係る実施形態1のデータ
受信装置の動作を示すフローチャートである。
【0040】ステップS20では、受信バッファ21に
データ送信装置10から受信したアドレスデータ30を
格納し、ステップS21では、エラー検出部22が受信
バッファ21に格納されたアドレスデータ中に誤りがあ
るか否かを判断し、アドレスデータ中に訂正不可能な誤
りがない場合には、受信データそのまま、あるいは必要
に応じて受信データに訂正を施して得たデータを受信制
御部24に出力して処理を終了する一方、受信データ中
の誤りが訂正不可能である場合には、ステップS22に
進む。
【0041】ステップS22では、受信データ中の送信
元アドレス情報(マスタID)に対応する部分のデータ
について誤りがあるか否かを判断し、送信元アドレス情
報(マスタID)の受信データ中の誤りが訂正不可能で
ある場合には、受信したデータについてはリトライ不可
エラーとして処理してシステムを停止する一方、送信元
アドレス情報(マスタID)の受信データ中の誤りが訂
正可能である場合には、ステップS23に進む。
【0042】ステップS23では、エラー通知部23が
エラー通知信号31を生成して出力してステップS20
に戻り、前述のアドレスデータの受信処理を繰り返す。
【0043】このように本実施形態1では、データ送信
装置とデータ受信装置との間でデータ送信中に通信エラ
ーが生じた場合であっても、データ送信装置のアドレス
情報(マスタID)が失われていなければ、簡単にリト
ライを行うことによりエラー回避ができるので、通信エ
ラーの発生により生じるシステム停止を最小限に抑える
ことができる。
【0044】<実施形態2>図4は本発明に係る実施形
態2のマルチプロセッサシステムの構成を示すブロック
図である。
【0045】同図において、40−0〜3は同一構成の
モジュールA,B,C,およびDであり、41はこれら
のモジュール40−0〜3が接続されたバスであり、こ
のように複数のモジュールを相互接続することによりマ
ルチプロセッサシステムを構築している。
【0046】各モジュール40−0〜3内において、4
2−0〜3はアドレス情報のバス41への送信を行うア
ドレス情報制御部、43−0〜3はバス41から受信さ
れたアドレス情報のエラーチェックを行い、その発生通
知のバス41への送信を行うエラーチェック部であり、
44−0〜3はエラー発生通知の受信タイミングとアド
レス情報送信タイミングとの比較を行い、アドレス情報
の再送を判断するタイミング一致チェック部であり、各
モジュールにおけるその他の機能は図示を省略してい
る。
【0047】図4において、モジュールD40−3をア
ドレス送信元モジュール、モジュールA40−0をアド
レス送信先モジュールとして、本実施形態2の動作を説
明する。
【0048】まず、アドレス送信元のモジュールD40
−3のアドレス情報制御部42−3より送信先のモジュ
ールA40−0に対して、バス41を介してアドレス信
号を送出すると、エラーチェック部43−0の受信バッ
ファでこれを受信する。
【0049】エラーチェック部43−0は、アドレス信
号にエラーが生じたか否かを判断し、通信エラーが発生
することなく、アドレス信号の送信が正常に行われたと
きは、後続のデータ通信処理を行い、アドレス信号にエ
ラーが生じたと判断された場合には、エラー発生通知を
他のモジュール40−1〜3に対して送出する。
【0050】このエラー通知信号を受信したモジュール
40−0以外の各モジュール40−1〜3は、それぞれ
のタミング一致チェック部44−1〜3において、エラ
ー通知信号の受信タイミングと自アドレス情報制御部か
ら送信されたアドレス信号の送信タイミングとを比較
し、両者のタイミングが予め決められた所定間隔である
か否か判断する。
【0051】アドレス信号の送信タイミングからこのア
ドレス信号に対応するエラー通知信号の受信タイミング
までの所定間隔は、各モジュールにごとに予め決められ
ており、各モジュール間を結ぶバス41の距離および性
能に応じて定まる。
【0052】モジュール40−0から送出されたエラー
発生通知は、モジュール40−3から送出されたアドレ
ス信号に対応する通知であるため、タミング一致チェッ
ク部44−1と44−2においては所定時間とは一致し
ないと判断され、タミング一致チェック部44−3にお
いてのみ所定時間と一致すると判断される。
【0053】そのため、モジュール40−1と40−2
のそれぞれのタミング一致チェック部44−1と44−
2は、受信したエラー通知信号に対しては処理を行わ
ず、モジュール40−3のタミング一致チェック部44
−3は、アドレス情報制御部42−3に対してアドレス
信号の再送を要求し、アドレス情報制御部42−3はア
ドレス信号の再送を行う。
【0054】このように本実施形態2では、モジュール
間のアドレス送信中に通信エラーが生じた場合であって
も、送信元もモジュールに対してエラー通知を行うこと
により簡単にリトライを行うことができるので、通信エ
ラーの発生により生じるシステム停止を最小限に抑える
ことができる。
【0055】<実施形態3>図5は、本発明が適用され
る計算機システムの構成を示すブロック図である。
【0056】同図において、50-0〜3はマルチプロ
セッサ構成のノードを表し、ノード50−0,ノード5
0−1,ノード50−2及びノード50−3は同一のキ
ャビネット構成のノードであり、51はケーブルであ
る。
【0057】本実施形態の計算機システムは、ノード5
0−0,ノード50−1,ノード50−2およびノード
50−3の4つのノードがケーブル51を介して相互に
接続された構成を採る、クラスタ型並列計算機システム
である。ただし、これら本実施形態におけるシステムの
構成は、本発明を限定するものではない。
【0058】各ノードは、最大8つからなる複数のシス
テムボード52―0〜7と、これらを接続するクロスバ
ボード53から構成されている。
【0059】クロスバボードは、アドレス情報バス,キ
ャッシュ状態バス,データ制御バス,データバスから構
成され、各システムボード52−0〜7はこれらのバス
によって相互に接続されるとともに、各ノード50−0
〜3もこれらのバスによって相互に接続される。
【0060】図6は、本発明が適用されるシステムボー
ドの構成を示すブロック図である。
【0061】同図に示されるように、システムボード
は、4つのプロセッサモジュール60−0〜3、4つの
メモリモジュール61−0〜3、3つのPCIスロット
62−0〜2、および、これらを接続するスヌープシス
テムコントローラSSC63およびシステムクロスバS
CB64から構成されている。
【0062】本実施形態のシステムボードは、プロセッ
サモジュール60−0,プロセッサモジュール60−
1,プロセッサモジュール60−2,およびプロセッサ
モジュール60−3の4つのプロセッサがSSC63お
よびSCB64を介して相互に接続された構成を採る、
マルチプロセッサシステムである。ただし、これら本実
施形態におけるシステム構成は、本発明を限定するもの
ではない。
【0063】メモリモジュール61−0〜3の各々は、
プログラムおよびデータを保持する主記憶および主記憶
制御回路を備え、主記憶は主記憶回路によりSSC63
およびSCB64と接続される。
【0064】4つのメモリモジュール61−0〜3は6
4Mビット単位にインタリーブされており、このインタ
リーブ単位はプロセッサモジュール60−0〜3内のキ
ャッシュ・メモリのラインサイズにより定まる。
【0065】また、各メモリモジュール61−0〜3に
SDRAMを用いて、外部から入力されるクロック信号
に同期してデータの入力を行ってもよく、SDRAMは
100MHz以上の動作周波数に追随することができる
ため、計算機システムの動作を高速化させるのに有用で
ある。
【0066】なお、これらメモリ構成、インタリーブサ
イズ等は、本発明を限定するものではない。
【0067】プロセッサモジュール60−0〜3の各々
は、プログラム命令を主記憶から順次読み出し、順次そ
れらの命令を実行するためのCPUと、主記憶の一部分
の写しを格納するためのキャシュ・メモリと、これを制
御するキャシュ制御回路と、他のプロセッサモジュー
ル,メモリモジュール,またはPCIスロットに実装さ
れる拡張モジュールとの間でデータ通信を行うためのデ
ータ転送装置とを備えている。
【0068】PCIスロット62−0〜2の各々は、外
部インタフェース拡張用に用意されており、これらのス
ロットに各種カード(拡張モジュール)を実装すること
により大規模なシステムを構築することができる。
【0069】スヌープシステムコントローラSSC63
は、並列にアドレスが転送可能な相互結合網を備え、プ
ロセッサモジュール内のキャッシュ・メモリ内容の一貫
性を保証するために採用されたスヌープキャッシュ方式
を制御する制御回路である。
【0070】システムクロスバSCB64は、並列にデ
ータが転送可能な相互結合網を備えたデータバスであ
る。
【0071】図7は、本発明に係る実施形態3のマルチ
プロセッサシステムの構成を示すブロック図であり、図
8は、本発明に係る実施形態3のアドレス情報データ送
信時のデータフォーマットを示す図である。
【0072】図7において、70−0〜3は同一構成の
モジュールA,B,C,およびDであり、71はこれら
のモジュール70−0〜3と相互に接続され、各モジュ
ールの状態を監視するモジュールEであり、このように
複数のモジュールを相互接続することによりマルチプロ
セッサシステムを構築している。
【0073】なお、モジュール70−0〜3は、図6中
のプロセッサモジュール60−0〜3に対応しており、
プロセッサモジュール60−0〜3と同じ構成を備える
ものであり、監視モジュール71は、図6中のスヌープ
システムコントローラSSC63に対応しており、スヌ
ープシステムコントローラSSC63と同じ構成を備え
るものである。
【0074】各モジュール70−0〜3は、アドレス情
報制御部72−0〜3、エラーチェック部73−0〜
3、ID変更部74−0〜3、IDチェック部75−0
〜3、リトライカウンタ部76−0〜3を備えており、
各モジュールにおけるその他の機能は図示を省略してい
る。
【0075】図8において、80はアドレス情報の送信
元を示すマスタID情報であり、81は送信先を示すア
ドレス情報であり、82はマスタID情報のエラーチェ
ックを行うためのマスタIDチェックビットであり、8
3はアドレス情報データ全体のエラーチェックを行うた
めの全データチェックビットである。
【0076】アドレス情報制御部72−0〜3はアドレ
ス情報の送信を行い、エラーチェック部73−0〜3は
モジュール71から受信されたアドレス情報のエラーチ
ェックを行って、エラー検出信号の送信を行う。
【0077】エラー検出信号は、2ビットで表され、ア
ドレス情報にエラーが発生しない場合には「00」、ア
ドレス情報にエラーが発生した場合で、マスタIDにエ
ラーが発生していないときは「01」、マスタIDにエ
ラーが発生しているときは「10」とする。
【0078】ID変更部74−0〜3はモジュール71
から受信されたマスタID情報の変更を行い、IDチェ
ック部75−0〜3はモジュール71から受信したアド
レス情報データ中のマスタIDと自モジュールのIDと
を比較し、リトライカウンタ部76−0〜3はアドレス
情報の再送回数を計数する。
【0079】監視モジュール71は、各モジュール70
−0〜3から送信されてくるアドレス情報およびエラー
検出信号をスヌープして各モジュール70−0〜3へ転
送する機能を備えている。
【0080】以上の構成を有する本発明に係る実施形態
3のマルチプロセッサシステムの動作を、図9、図10
および図11を参照して説明する。
【0081】なお、以下の動作説明においては、モジュ
ール70−3をアドレス情報の送信元モジュール、モジ
ュールA70−0をアドレス情報の送信先モジュールと
して説明するが、モジュール71のスヌープ制御により
モジュール70−3から送信されたアドレス情報は他の
モジュール70−1〜3にも送信されて、モジュールA
70−0と同じように処理動作する。
【0082】図9は、本発明に係る実施形態3のアドレ
ス情報送信元モジュールの動作を示すフローチャートで
ある。
【0083】ステップS30では、送信元のモジュール
D70−3内のアドレス情報制御部72−3より送信先
のモジュールA70−0に対して図8に示すアドレス情
報データが送信される。この時、アドレス情報データ内
のマスタID情報にはモジュールD70−3のID
「D」を、またアドレス情報にはモジュールA70−0
のID「A」をセットする。
【0084】次に、ステップS31では、モジュール7
1から転送されてくるアドレス情報データとエラー検出
信号「01」から自モジュール宛のエラー検出信号「0
1」を受信したか否かを判断する。この時、IDチェッ
ク部75−3はモジュール71から受信したアドレス情
報データ中のマスタIDと自モジュールのIDとを比較
し、これらのIDが一致していれば受信したエラー検出
信号「01」を自モジュール宛のエラー検出信号と判断
する。
【0085】モジュールE71から自モジュール宛にエ
ラー検出信号「01」を受信することなく、アドレス情
報データの送信が正常に行われているときは、ステップ
S32に進んで、リトライカウンタ部76−3の計数内
容を「0」にクリアし、処理を終了する。
【0086】一方、ステップS31でモジュールE71
からエラー検知信号「01」を受信した場合は、ステッ
プS33に進み、リトライカウンタ部76−3の計数内
容に1を加えて更新し、ステップS34では、リトライ
カウンタ部76−3の計数内容が予め定められた値に達
しているか否か判断し、リトライカウンタ部76−3の
計数内容が予め定められた値に達すると、アドレス情報
データを送信先モジュールA70−0へ送信することは
それ以降行わず、送信先モジュールA70−0は故障と
判定してシステムを停止する一方、計数内容が規定値を
超えていないときは、ステップS35に進む。
【0087】ステップS35では、アドレス情報制御部
72−3がアドレス情報データ再送し、再びステップS
31に戻る。
【0088】図10は、本発明に係る実施形態3のアド
レス情報送信先モジュールの動作を示すフローチャート
である。
【0089】ステップS40では、モジュールE71か
ら転送されたアドレス情報データを受信し、ステップS
41では、エラーチェック部73−0が受信したアドレ
ス情報データの全チェックビット83に基づきアドレス
情報データ中に誤りがあるか否かを判断し、アドレス情
報データ中に誤りがない場合には、アドレス情報データ
が自モジュール宛のデータか否かの後処理を行ってステ
ップS40に戻り、前述のアドレスデータの受信処理を
繰り返す一方、受信データ中の誤りがある場合には、ス
テップS42に進む。
【0090】ステップS42では、エラーチェック部7
3−0が受信したアドレス情報データのマスタIDチェ
ックビット83に基づきアドレス情報データ中のマスタ
ID情報に誤りがあるか否かを判断し、マスタID情報
に誤りがある場合には、ステップS43に進み、マスタ
ID情報に誤りがない場合には、ステップS44に進
む。
【0091】ステップS43では、受信したアドレス情
報データをリトライ不可エラー有するデータとして破棄
し、ID変更部74−0がマスタID情報80をモジュ
ール70−0〜3のIDとは異なるIDに変換したアド
レス情報データをモジュールE71へ送信してステップ
S40に戻り、前述のアドレスデータの受信処理を繰り
返す。
【0092】ステップS44では、送信元モジュール7
0−3へエラー検出信号「01」を出力してステップS
40に戻り、前述のアドレスデータの受信処理を繰り返
す。
【0093】図11は、本発明に係る実施形態3の監視
モジュールの動作を示すフローチャートである。
【0094】ステップS50では、各モジュール70−
0〜3から送信されてくるアドレス情報データを受信
し、ステップS51ではアドレス情報データのマスタI
D情報80をスヌープしてマスタID情報80が各モジ
ュール70−0〜3の何れかのIDである否かを判断す
る。
【0095】マスタID情報が各モジュール70−0〜
3の何れかのIDである場合には、ステップS52に進
み、各モジュールへ受信したアドレス情報データを転送
してステップS50に戻り、前述のアドレスデータの受
信処理を繰り返す一方、マスタID情報が各モジュール
70−0〜3の何れかのIDではない場合には、先に転
送したアドレス情報データにリトライ不可能なエラーが
生じたと判断してシステムを停止する。
【0096】このように本実施形態3では、アドレス情
報データにエラーが生じた場合であっても、マスタID
情報にエラーがなければ、アドレス情報データの送信元
にて再送信を行うことによりエラー回避ができるので、
通信エラーの発生により生じるシステム停止を最小限に
抑えることができる。
【0097】<実施形態4>図12は、本発明に係る実
施形態4のマルチプロセッサシステムの構成を示すブロ
ック図である。
【0098】図12において、90−0〜3は同一構成
のモジュールA,B,C,およびDであり、91はこれ
らのモジュール90−0〜3と相互に接続され、各モジ
ュールの状態を監視するモジュールEであり、このよう
に複数のモジュールを相互接続することによりマルチプ
ロセッサシステムを構築している。
【0099】なお、モジュール90−0〜3は、図6中
のプロセッサモジュール60−0〜3に対応しており、
プロセッサモジュール60−0〜3と同じ構成を備える
ものであり、監視モジュール91は、図6中のスヌープ
システムコントローラSSC63に対応しており、スヌ
ープシステムコントローラSSC63と同じ構成を備え
るものである。
【0100】各モジュール90−0〜3は、アドレス情
報制御部92−0〜3、エラーチェック部93−0〜
3、タイミング一致チェック部94−0〜3を備えてお
り、各モジュールにおけるその他の機能は図示を省略し
ている。
【0101】アドレス情報制御部92−0〜3はアドレ
ス情報の送信を行い、エラーチェック部93−0〜3は
モジュール91から受信されたアドレス情報のエラーチ
ェックを行って、エラー検出信号の送信を行う。
【0102】エラー検出信号は、2ビットで表され、ア
ドレス情報にエラーが発生しない場合には「00」、ア
ドレス情報にエラーが発生した場合で、マスタIDにエ
ラーが発生していないときは「01」、マスタIDにエ
ラーが発生しているときは「10」とする。
【0103】タイミング一致チェック部94−0〜3は
モジュール71から受信したエラー検出信号の受信タイ
ミングとアドレス情報送信タイミングとの比較を行い、
アドレス情報の再送を判断する。
【0104】監視モジュール91は、各モジュール70
−0〜3から送信されてくるアドレス情報およびエラー
検出信号をスヌープして各モジュール90−0〜3へ転
送する機能とアドレス情報データが正常にブロードキャ
ストされたことを示す信号をアドレス情報データの送信
元モジュールに送信する機能を備えている。
【0105】図12において、モジュールD90−3を
アドレス送信元モジュール、モジュールA90−0をア
ドレス送信先モジュールとして、本実施形態4の動作を
説明する。
【0106】まず、アドレス送信元のモジュールD90
−3のアドレス情報制御部92−3より送信先のモジュ
ールA90−0に対して、アドレス情報データを送出す
ると、エラーチェック部93−0の受信バッファでこれ
を受信する。
【0107】エラーチェック部93−0は、アドレス情
報データにエラーが生じたか否かを判断し、通信エラー
が発生することなく、アドレス情報データの送信が正常
に行われたときは、後続のデータ通信処理を行い、アド
レス情報データにエラーが生じたと判断された場合に
は、エラー検出信号「01」を送出する。
【0108】このエラー検出信号を受信したモジュール
90−0以外の各モジュール90−1〜3は、それぞれ
のタミング一致チェック部94−1〜3において、エラ
ー検出信号の受信タイミングとモジュールE91から送
信されたアドレス情報データが正常にブロードキャスト
されたことを示す信号の受信タイミングとを比較し、両
者のタイミングが予め決められた所定間隔であるか否か
判断する。
【0109】エラー検出信号の受信タイミングとモジュ
ールE91から送信されたアドレス情報データが正常に
ブロードキャストされたことを示す信号の受信タイミン
グの所定間隔は、各モジュールにごとに予め決められて
おり、各モジュール間を結ぶバス41の距離および性能
に応じて定まる。
【0110】モジュール91から送出されたアドレス情
報データが正常にブロードキャストされたことを示す信
号は、モジュール90−3から送出されたアドレス情報
データに対応する通知であるため、タミング一致チェッ
ク部94−3においてのみ所定時間と一致すると判断さ
れる。
【0111】そのため、モジュール90−3のタミング
一致チェック部94−3は、アドレス情報制御部92−
3に対してアドレス信号の再送を要求し、アドレス情報
制御部92−3はアドレス信号の再送を行う。
【0112】このように本実施形態4では、モジュール
間のアドレス送信中に通信エラーが生じた場合であって
も、送信元もモジュールに対してアドレス情報データが
正常にブロードキャストされたことを示す信号通知を行
うことにより簡単にリトライを行うことができるので、
通信エラーの発生により生じるシステム停止を最小限に
抑えることができる。
【0113】<実施形態4>図13と図14は、本発明
に係る実施形態5のアドレス情報送信元モジュールの動
作を示すフローチャートであり、図15は、本発明に係
る実施形態5のアドレス情報送信先モジュールの動作を
示すフローチャートである。
【0114】本実施形態5は、本実施形態1〜4の送信
側の装置あるいはモジュールに複数のアドレス情報を一
度に送出する機能を追加したものであり、アドレス情報
はa,b,c,dの順に送出されるものとし、各モジュ
ールにブロードキャストされる順序も同様とする。
【0115】エラー通知が監視モジュールからブロード
キャストされてきた場合、自モジュール宛のエラー通知
かをマスタIDの比較により判断し、エラー通知がどの
アドレス情報を指しているかをコマンドIDの比較によ
りチェックしてアドレス再送を行い、このとき送出順序
を保持するために、後続のアドレス情報も同様に再送す
る。
【0116】また、アドレスバス上に生じたエラーのた
めエラーが修復されずに再送処理を繰り返すことを防ぐ
ため、各アドレス情報ごとにリトライカウンタA,B,
CおよびDを設け、リトライが所定回数を超えた場合に
は再送を中止する。
【0117】図13において、ステップS60では、す
べてのリトライカウンタA,B,CおよびDの値を0に
リセットし、アドレス情報をa,b,c,dの順に送出
する。
【0118】次に、ステップS62−aでは、アドレス
情報aについて自モジュール宛のエラー通知信号「0
1」を受信したか否かを判断する。この時、受信したア
ドレス情報データ中のマスタIDと自モジュールのID
とを比較し、これらのIDが一致していれば受信したエ
ラー通知信号「01」を自モジュール宛のエラー検出信
号と判断する。
【0119】自モジュール宛にエラー検出信号「01」
を受信することなく、アドレス情報データの送信が正常
に行われているときは、ステップS62−bに進んで、
アドレス情報bについて自モジュール宛のエラー通知信
号「01」を受信したか否かを判断する。
【0120】一方、ステップS62−aにおいてエラー
検知信号「01」を受信した場合は、ステップS63−
aに進み、リトライカウンタAの計数内容に1を加えて
更新し、ステップS64−aでは、リトライカウンタA
の計数内容が予め定められた値に達しているか否か判断
し、リトライカウンタAの計数内容が予め定められた値
に達すると、アドレス情報の再送処理はそれ以降行わ
ず、エラー処理を行った後にステップS62−bに進む
一方、計数内容が規定値を超えていないときは、ステッ
プS65−aに進む。
【0121】ステップS65−aでは、アドレス情報
a,b,c,dを再送し、再びステップS62−aに戻
る。
【0122】以下、アドレス情報b,c,dの順に同様
の処理(ステップS62−b,c,d〜S66−b,
c,d)を行う。
【0123】このとき、ステップS65−bでは、アド
レス情報b,c,dを再送し、ステップS65−cで
は、アドレス情報c,dを再送し、ステップS65−d
では、アドレス情報dを再送する。
【0124】図15において、ステップS70−aで
は、アドレス情報aを受信し、ステップS71−aで
は、受信したアドレス情報aに誤りがあるか否かを判断
し、アドレス情報aに誤りがない場合には、ステップS
70−bに進む一方、アドレス情報aに誤りがある場合
には、ステップS72−aに進む。
【0125】ステップS72−aでは、アドレスエラー
通知を送信してステップS70−aに戻り、前述のアド
レス情報Aの受信処理を繰り返す。
【0126】以下、アドレス情報b,c,dの順に同様
の処理(ステップS70−b,c,d〜S72−b,
c,d)を行う。
【0127】このように本実施形態5では、複数のアド
レス情報のうちどれかに通信エラーが生じた場合であっ
ても、後続のアドレス情報もリトライさせることで送信
順序を維持することができ、複数のアドレス情報を順番
通り送受信することがとともに、アドレスバス上で故障
が生じているのにリトライを繰り返してシステム停止が
する事態を回避することができる。
【0128】以上、図面に基づいて本発明に係る実施形
態を説明してきたが、当業者にとっては種々の変更が可
能であり、例えば,エラー検出回路としてECCに代え
てパリティチェック回路等の他の回路構成を採用するこ
とも可能である。
【0129】以上の説明により、本発明は以下のような
特徴を開示する。 (1)複数のデータ処理モジュール間を接続し、少なく
ともターゲットアドレスと、送信元を示すマスタIDか
らなるアドレス情報を送出するアドレスバスにおいて、
アドレス情報全体に対して第1のチェックビットと、マ
スタIDのみを対象とした第2のチェックビットを付与
し、アドレスバス監視回路において第1のチェックビッ
トによるアドレス情報全体に訂正不可能なエラーを検出
したが、第2のチェックビットによりマスタIDにはエ
ラーを検出しなかった場合、エラー検出回路からリトラ
イ可能なエラー通知をスヌープアドレスから所定のタイ
ミングで受信したアドレス送信元がアドレス情報の再送
出を行う。 (2)複数のデータ処理モジュール間を接続し、少なく
ともターゲットアドレスと、送信元を示すマスタIDか
らなるアドレス情報を送出するアドレスバスにおいて、
送出アドレス情報に訂正不可能なエラーが検出されたこ
とを示す通知を、送信元に対するアドレスが正常にブロ
ードキャストされたことを示す通知から所定のタイミン
グにで行うことにより、送出元は自己が送出したアドレ
スのエラーを認識し、アドレスを再送出する。 (3)前記1項において、第2のチェックビットによ
り、マスタIDにエラーを検出した場合、リトライ不可
として通知する。 (4)前記1項において、第2のチェックビットによる
マスタIDにも訂正不可能なエラーを検出した場合、リ
トライ可能エラーを通知するのと同時に、スヌープアド
レス情報のマスタIDをあり得ない数値に変更すること
によりアドレス送出のリトライを抑止する。 (5)前記1または2項において、所定回数リトライを
繰り返してもエラーが連続した場合、リトライを中止
し、リトライ不可能なエラーとしてエラー処理を開始す
る。 (6)前記1〜5項において、アドレス情報として、タ
ーゲットアドレス、マスタIDの他に、ひとつの送信元
が複数のアドレスを発行場合に、その発行順を示すコマ
ンドIDを持ち、マスタIDとコマンドIDを対象とし
た第2のチェックビットを付与する。 (7)前記6項において、同一マスタからの先行するア
ドレスでリトライが発生した場合、後続のアドレス送出
もリトライとする。 (8)前記7項において、同一マスタからの先行するア
ドレスでリトライ不可エラーが通知されたか、リトライ
可能なエラーにおけるリトライ数が所定回数を超えた場
合は、後続のアドレス送出をリトライとせずそのまま送
出する。
【0130】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ア
ドレスバス上で修復不可能なエラーが生じても、可能な
限りシステム全体の運用を継続することが可能になる。
【0131】また、他の発明によれば、これに加えて、
システム停止が必要な場合でも、その状態を正確に把握
し、故障原因を的確に把握することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態1のデータ転送装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る実施形態1のデータ送信装置の動
作を示すフローチャートである。
【図3】本発明に係る実施形態1のデータ受信装置の動
作を示すフローチャートである。
【図4】本発明に係る実施形態2のマルチプロセッサシ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図5】本発明が適用される計算機システムの構成を示
すブロック図である。
【図6】本発明が適用されるシステムボードの構成を示
すブロック図である。
【図7】本発明に係る実施形態3のマルチプロセッサシ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図8】本発明に係る実施形態3のアドレス情報データ
送信時のデータフォーマットを示す図である。
【図9】本発明に係る実施形態3のアドレス情報送信元
モジュールの動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明に係る実施形態3のアドレス情報送信
先モジュールの動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明に係る実施形態3の監視モジュールの
動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明に係る実施形態4のマルチプロセッサ
システムの構成を示すブロック図である。
【図13】本発明に係る実施形態5のアドレス情報送信
元モジュールの動作を示すフローチャートである。
【図14】本発明に係る実施形態5のアドレス情報送信
元モジュールの動作を示すフローチャート(続き)であ
る。
【図15】本発明に係る実施形態5のアドレス情報送信
先モジュールの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 データ送信装置 11 アドレス情報生成部 12 送信バッファ12 13 タイマー部 14 カウンター部 15 送信制御部 20 データ受信装置 21 受信バッファ 22 エラー検出部 23 エラー通知部23 24 受信制御部 30 アドレスデータ 31 エラー通知信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B045 BB02 BB12 BB28 BB34 BB47 FF02 GG06 JJ02 JJ14 JJ32 JJ37 JJ45 5K014 AA03 AA04 DA02 EA00 EA08 FA03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信したデータ中の誤りが検出された場
    合に送信されてくる誤り検出信号を受信する機能を有す
    るデータ送信装置であって、 送信したデータに対応する誤り検出信号を受信するか否
    か判断する手段と、 判断結果に応じて前記データの再送を制御する手段とを
    備えることを特徴とするデータ送信装置。
  2. 【請求項2】 送信されてくるデータの誤り検出を行う
    機能を有するデータ受信装置であって、 受信したデータ中の誤りの有無を検査し、該検査の結果
    該受信したデータ中に誤りがあることが判明した場合に
    は、誤りの程度に応じて誤り検出信号を生成するデータ
    受信手段を備えることを特徴とするデータ受信装置。
  3. 【請求項3】 送信したデータ中の誤りが検出された場
    合に送信されてくる誤り検出信号を受信する機能を有
    し、 送信したデータに対応する誤り検出信号を受信するか否
    か判断する手段と、 判断結果に応じて前記データの再送を制御する手段とを
    備えるデータ送信装置と、 送信されてくるデータの誤り検出を行う機能を有し、 受信したデータ中の誤りの有無を検査し、該検査の結果
    該受信したデータ中に誤りがあることが判明した場合に
    は、誤りの程度に応じて誤り検出信号を生成するデータ
    受信手段を備えるデータ受信装置とからなることを特徴
    とするデータ転送装置。
  4. 【請求項4】 送信元のアドレス情報を少なくとも含む
    データの転送方法であって、 受信された転送データからエラーが検出されたものの、
    送信元のアドレス情報からはエラーが検出されなかった
    場合には、当該データを再度転送することを特徴とする
    データ転送方法。
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