JP2001174767A - 高速でポーラリゼーション非依存性のニオブ酸リチウム変調器 - Google Patents

高速でポーラリゼーション非依存性のニオブ酸リチウム変調器

Info

Publication number
JP2001174767A
JP2001174767A JP34951199A JP34951199A JP2001174767A JP 2001174767 A JP2001174767 A JP 2001174767A JP 34951199 A JP34951199 A JP 34951199A JP 34951199 A JP34951199 A JP 34951199A JP 2001174767 A JP2001174767 A JP 2001174767A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
lithium niobate
modulator
electrodes
optical waveguide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34951199A
Other languages
English (en)
Inventor
Kao Shangu-Don
カオ シャング−ドン
Kirk Lewis David
カーク ルイス デヴィッド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KUTERA CORP
Original Assignee
KUTERA CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KUTERA CORP filed Critical KUTERA CORP
Priority to JP34951199A priority Critical patent/JP2001174767A/ja
Publication of JP2001174767A publication Critical patent/JP2001174767A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Integrated Circuits (AREA)
  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 挿入損失が少なく、駆動電圧が低く、高速な
ポーラリゼーション非依存型のニオブ酸リチウム変調器
を提供する。 【解決手段】光変調器には少なくとも三つの電極と、電
極相互間に配した第一および第二のニオブ酸リチウム光
導波路が含まれる。第一の光導波路は光通信路信号を受
信し、第二の光導波路は光出力通信路信号を出力する。
クロス接続/遅延線路は第一の光導波路の第二端と第二
の光導波路の第一端をそれぞれ偏光維持光ファイバで相
互接続し、TEモードとTMモードの所定の回転を導入
する。その結果、第二の光導波路の第二端における偏光
成分は同量の位相変調を受ける。変調器には第一および
第二の光導波路を持つ別の形式で配される三つの電極が
含まれまた一方五つの電極が含まれ、第一および第二の
光導波路は単独一組、五つの電極相互間に位置決めされ
る二つの平行な枝路に分割される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、高速、長
距離送信、特に高速ソリトン送信における全光学再生中
継器に用いるニオブ酸リチウム導波路を使用したポーラ
リゼーション非依存性変調器に関する。
【0002】
【従来の技術、及び、発明が解決しようとする課題】電
気光学変調器は高速光送信システムの主要構成要素の一
つになった。広く用いられる電気光学変調器は大きな電
気光学係数と高品質結晶ゆえに一般的にはニオブ酸リチ
ウム(LiNbO3 )から製作される。さらにその上、
ニオブ酸リチウム結晶を使用し集積化した光学変調器を
製作することもできる。しかし、ニオブ酸リチウム変調
器は、本質的には、ポーラリゼーション依存性であり、
これは用途を大幅に制限する。例えば、インライン・ビ
ット同期化位相変調はシステム性能を改善する上で非常
に有効であることが確認されている。しかし、送信線路
の中間部における偏光の状態は期間を通じて変化し、そ
れが何らかの自動偏光追跡技法が採用されなければニオ
ブ酸リチウム変調器の適用を難しくする。これまで、ニ
オブ酸リチウム変調器はレーザ・ソースが依然として直
線的に偏光されるときの送信サイトに限って使用されて
いる。ポーラリゼーション依存性はニオブ酸リチウム結
晶の非対称的な電気光学応答に由来する。10Gbit/秒
〜40Gbit/秒システムの場合、送信線路の中間部また
は受信機の前のいずれかに位相変調器を使用することが
望ましい。しかし、ニオブ酸リチウム変調器はコストを
引き上げる自動偏光追跡技法の採用なしにはポーラリゼ
ーション依存性ゆえに使用され得ることはなかった。
【0003】全光学再生中継器は電子再生中継器と比較
し多くの利点をもつため、将来の大容量光回路網におけ
る主要な要素になることが期待されている。全光学再生
中継器から得られる利点とは、例えば、ビット速度非依
存性と、高速であることおよびコストの低さである。近
年、数種の全光学再生中継器、例えば、半導体光増幅器
(SOA)をベースとする再生中継器、非直線光ループ
・ミラー(NOLM)をベースとする再生中継器および
同期変調をベースとする再生中継器が提案されてきた。
【0004】高ビット速度(>10Gbit/秒)での本質
的に制限を受けない伝搬距離が同期変調の技法を用い論
証されてきた。これに関し、例えば、M.Nakazawa他によ
るもので、(a)1991年7月4日にElectronic Let
ters、第27巻、No.14、ページ1289〜1291
に記載され、“1000kmに亘る10Gbit/秒、単パ
ス・ソリトン送信(10 Gbit/s Single-Pass Soliton Tr
ansmission Over 1000km)”なる表題の論文と、(b)
1993年7月IEEE量子電子工学ジャーナル(IEEE
Journal of Quantum Electronics)、第29巻、N
o.7、ページ2189〜2197に記載され、「時間
と周波数領域でのソリトン送信制御(Soliton Transmis
sion Control In Time And Frequency Domains)」なる
表題の論文と、(c)1993年4月29日 Electron
ic Letters、第29巻、No.9、ページ729〜73
0に記載され、「無制限距離に亘るソリトン・データ送
信の実験的証明(Experimental Demonstration Of Soli
ton Data Transmission OverUnlimited Distances)」
なる表題の論文を参照する。使用されている同期変調器
の不利な点は限り無き偏光の追跡が求められようため、
偏光の依存性が恐らく集積化した高速送信機以外の実際
の用途に対し非常に有害な制約となることである。
【0005】P. Brindel他によるもので、1998年9
月にBCOC’98、ページ685と686に記載さ
れ、「40Mmをベースとするポーラリゼーション非依
存性、プッシュプルInPマッハ・ツェーンダー変調器
を介して行われた20Gbit/秒の光学的再生方式送信」
なる表題の論文にはポーラリゼーション依存性のないよ
り新型の変調器が開示されている。その変調器はInP
から製作されるマッハ・ツェーンダー変調器である。し
かし、このタイプの変調器には大きな挿入損失(>20
dB)があり、これは実用途への適用を困難にする。
【0006】有利なことに挿入損失が少なく(例えば、
<8dB)、駆動電圧が低く、高速の送信に広く利用で
きる、例えば、全光学再生中継器に使用するポーラリゼ
ーション非依存性のニオブ酸リチウム変調器を提供する
ことが望ましい。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、例えば、同期
ポーラリゼーション非依存性の全光学再生中継器に使用
ができるポーラリゼーション非依存性のニオブ酸リチウ
ム変調器に関する。
【0008】一つの観点から見れば、本発明は少なくと
も三つの電極と、第一および第二のニオブ酸リチウム光
導波路と、クロス接続/遅延線路手段とを備える光変調
器に関する。電極の少なくとも一つはその内部に進行波
を生成するための駆動電圧信号を受信するために結合さ
れる。第一および第二のニオブ酸リチウム光導波路はそ
の少なくとも三つの電極の間に配される。第一のニオブ
酸リチウム光導波路はその第一端で結合され、遠隔ソー
スからの光チャネル信号を受信する。第二のニオブ酸リ
チウム光導波路はその第二端で結合され、ポーラリゼー
ション非依存性の変調器からの光出力信号を出力する。
クロス接続/遅延線路手段はTEモードとTMモードの
所定の回転を光チャネル信号に導入するため第一のニオ
ブ酸リチウム光導波路の第二端と第二のニオブ酸リチウ
ム光導波路の第一端を相互接続する。これで第二のニオ
ブ酸リチウム光導波路の第二端における偏光成分が同量
の位相変調を受けることになる。
【0009】他の観点から見れば、本発明は基板と、第
一、第二、および第三の導電性を有する電極と、第一お
よび第二のニオブ酸リチウム光導波路と、クロス接続/
遅延線路手段とを備える光変調器に関する。第一、第
二、および第三の導電性を有する電極は基板上に互いに
実質的に平行に形成される。第一および第三の電極は所
定の固定電位に結合され、第二の電極はそれに沿い進行
波を形成するための電気的駆動電圧信号を受信するため
に結合される。第一および第二のニオブ酸リチウム光導
波路は基板上に形成され、互いに実質的に平行に方向設
定され、第一および第二の電極間に第一のニオブ酸リチ
ウム光導波路は配され、その第一端で結合し遠隔ソース
からの光チャネル信号を受信するようにする。第二のニ
オブ酸リチウム光導波路は第二および第三の電極の間に
配され、その第二端で結合し、変調器からの出力信号の
形成に用いられる。クロス接続/遅延線路手段は所定の
TEモードとTMモードの回転を光チャネル信号に導入
するため第一のニオブ酸リチウム光導波路の第二端と第
二のニオブ酸リチウム光導波路の第一端を相互接続す
る。これで第二のニオブ酸リチウム光導波路の第二端に
おける偏光成分が同量の位相変調を受けることになる。
【0010】さらに他の観点から見れば、本発明は基板
と、第一、第二、第三、第四、および第五の導電性を有
する電極と、第一および第二のニオブ酸リチウム光導波
路と、クロス接続/遅延線路手段とを備える光変調器に
関する。第一、第二、第三、第四、および第五の電導電
性を有する電極は基板上に互いに実質的に平行に形成さ
れる。第二および第四の電極は所定の固定電位に結合さ
れ、第一および第五の電極はそれに沿い進行波を形成す
るための第一の電気的駆動電圧信号を受信するために結
合され、第三の電極はこれに沿い進行波を形成するため
の第二の電気的駆動電圧信号を受信するために結合され
る。第一および第二のニオブ酸リチウム光導波路は基板
上に形成され、互いに実質的に平行に方向設定される。
第一のニオブ酸リチウム光導波路はその第一端に遠隔ソ
ースからの光チャネル信号を受信するために結合され、
次いで、その第二端で一体に結合され前に第一および第
二の電極間と第二および第三の電極間にそれぞれ伸びる
第一および第二の光路に分割される。第二のニオブ酸リ
チウム光導波路はその第二端で一体に結合され変調器か
らの出力チャネル信号を形成する前に第三および第四の
電極間と、第四および第五の電極間にそれぞれ伸びる第
一および第二の光路にその第一端で分割される。クロス
接続/遅延線路手段はTEモードとTMモードの所定の
回転を光チャネル信号に導入するため第一のニオブ酸リ
チウム光導波路の第二端と第二のニオブ酸リチウム光導
波路の第一端を相互接続する。これで第二のニオブ酸リ
チウム光導波路の第二端の偏光成分が同量の位相変調を
受けることになる。
【0011】本発明は、添付の図面および特許請求の範
囲に関する以下のさらに詳しい説明からよりよく理解す
ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、本発明による
同期全光学再生中継器10(破線で囲んだ矩形部内に示
す)のブロック図が示されている。再生中継器10は光
波長分割多重化分離装置(wavelength division demu
ltiplexer:WDD)12と、再生装置13aと13n
のみの素子をブロック図の形で示される複数N個の光信
号再生装置13a〜13n(破線で囲む矩形部内に示
す)と、光波長分割多重化装置(wavelength division
multiplexer:WDM)30とを備える。光信号再生
装置13a〜13nの各々は光パワー・タップ16と、
光フィルタ18と、電気光学変調器20と、高速光検出
装置(PHOTODET)22と、クロック信号復元回路(CR
C)24と、増幅器26と、駆動電圧回路(DRIVE V.)
28とを備える。
【0013】再生装置13a〜13nの各々では、WD
D12からの単独の光路(例えば、14a、14b、1
4c、14d、・・・または14n)は関連する光タッ
プ16の入力部に結合される。光タップ16には第一お
よび第二の光ファイバ17、21にそれぞれ結合する第
一および第二の光出力部がある。光タップ16からの第
一の光ファイバ17は光フィルタ18を介し電気光学変
調器20の第一の入力部に結合される。光タップ16か
らの第二の光ファイバ21は光検出装置22の入力部に
結合される。光検出装置22の出力はクロック信号復元
回路24の入力部に結合され、クロック信号復元回路2
4の出力は増幅器26の入力部に結合される。増幅器2
6の出力は駆動電圧回路28の入力部に結合され、駆動
電圧回路28の出力は変調器20の第二の入力部に結合
される。変調器20の出力はWDM30へのN個の光入
力部の内の単独の一つに結合される。電気光学変調器2
0は復元したクロック信号に同期するため、変調器20
とクロック信号復元回路24を複合すると変調器20は
同期変調器になる。
【0014】再生中継器10の動作時、N個の波長分割
多重化チャネルを含む光入力信号がWDD12への入力
として単一モード光ファイバ11から供給されるが、こ
こで、Nは≧2なる整数で構成することができる。WD
D20はN個の波長分割多重化チャネル信号をN個の個
別出力光路14a〜14nに沿って振り向ける波長分割
多重化分離装置である。受信した波長分割多重化光信号
の第一のチャネル信号は第一の再生装置13aの光タッ
プ16の入力部への光路14aに振り向けられる。同様
に、受信した波長分割多重化光信号の第二、第三、第
四、および第N番目のチャネル信号は第二、第三、第
四、および第N番目の再生装置13b、13c、13
d、および13nの関連する光タップ16の入力部への
光路14b、14c、14d、および14nにそれぞれ
振り向けられる。以下の説明は再生装置13aに限った
動作に関する。これ以外の再生装置13b〜13nの各
々は光路14b〜14nにそれぞれ振り向けられる受信
した波長分割多重化光チャネル信号の関連チャネル信号
に対して、相応の仕方で動作する。
【0015】再生装置13aにおいて、光タップ16の
第一の出力は受信した入力光チャネル信号の所定の一部
を再生装置13aで処理しようとする チャネル信号に
限ってパスバンドを与える光フィルタ18の入力部への
光ファイバ17に振り向ける。例えば、再生装置13a
にあって、フィルタ18は光路14aに向けてWDD1
2が振り向けたN個の波長分割多重化チャネル信号の内
の第一のチャネル信号の光信号を通過させ、何等かのノ
イズの光信号と、他のN−1個のチャネル信号の総てを
受け入れない構成である。フィルタ18からの光出力信
号は変調器20への第一の入力として出力される。
【0016】光タップ16の第二の出力は光路14aの
入力光チャネル信号の残る部分を高速光検出装置22の
入力部への光ファイバ21に振り向ける。光検出装置2
2はタップ16からの光入力信号をクロック信号復元回
路24の入力部に結合される対応の電気的チャネル信号
に変換する。クロック信号復元回路24はWDD12が
光路14aに振り向けた光チャネル信号のビット速度周
波数に対応する周波数を有する電気的クロック信号を生
成するために光検出装置22からの電気的チャネル信号
に応動する。クロック信号復元回路24は変調器20で
受信するクロック信号が光フィルタ18から変調器20
が受信する光チャネル信号と同相になるようクロック信
号の位相を調整するようにも機能する。これは本質的に
は増幅器26、駆動電圧回路18、フィルタ18の内の
一つまたはそれ以上および光タップ16から変調器20
までの光路17、21の長さの差によって導入される遅
延を補正する一回限りの位相調整である。
【0017】クロック信号復元回路24で生成されたク
ロック信号は所定の振幅に合わせ増幅器24で増幅さ
れ、駆動電圧回路28の入力部に結合される。駆動電圧
回路28は増幅したクロック信号に応動し、本発明によ
る変調器20を駆動する一つまたはそれ以上の駆動電圧
信号を生成する。変調器20はフィルタ18で受信した
光 チャネルパルス・ストリームの振幅および/または
位相を変調し、WDM30の単独入力部に結合される再
生された光出力信号を生成する。WDM30では、再生
装置13a〜13nにおける関連の変調器20から光路
14a〜14nに沿い伝搬する複数N個の再生された光
チャネル信号は多重化され、N波長分割多重化光出力信
号として光ファイバ34から送信される。光ファイバ3
4上のN波長分割多重化光出力信号は一般的には光増幅
器(図示せず)への入力として出力される。光増幅器は
エルビウムをドーピングしたファイバ増幅器(EDF
A)で、遠隔地への送信前に所定の振幅レベルに合わせ
N個の多重化光チャネル信号を増幅する。
【0018】図2を参照すると、例示としてのポーラリ
ゼーション非依存性位相変調器120の概略図が示され
ており、その位相変調器は本発明の第一の実施形態によ
る図1のポーラリゼーション非依存性全光学再生中継器
10における変調器20として使用ができる。ポーラリ
ゼーション非依存性位相変調器120はクロス接続/遅
延線路装置140と、導電性を有する第一の電極13
2、導電性を有する第二の電極133、導電性を有する
第三の電極134、第一のニオブ酸リチウム導波路13
6(斜線矩形部として示される)、第二のニオブ酸リチ
ウム導波路138(斜線矩形部として示される)を含む
ニオブ酸リチウム基板130と、を含む。第一のニオブ
酸リチウム導波路136は第一および第二の電極13
2、133間に、しかも平行に配され、一方、第二のニ
オブ酸リチウム導波路138は第二および第三の電極1
33、134間に、しかも平行に配される。第一および
第三の電極132、134は説明上接地電位とした基準
電位に結合される。第二の電極133はその第一端で図
1の駆動電圧回路28からの入力電圧(Vin)を受電
するために電気的に結合され、その反対側の第二端で何
等かの方法に従い駆動電圧回路28に戻し結合しその回
路を完成させる。第一のニオブ酸リチウム導波路136
はその第一端で図1のフィルタ18からの光チャネル信
号を受信するために結合され、その反対側の第二端で偏
光維持光ファイバ142を介しクロス接続/遅延線路装
置140の入力部に結合される。クロス接続/遅延線路
装置140の出力は偏光維持光ファイバ144を介し第
二のニオブ酸リチウム導波路138の第一端に結合され
る。第二のニオブ酸リチウム導波路138の反対側の第
二端は光ファイバ146を介しWDM30の所定の光入
力部に結合される。
【0019】第一および第二のニオブ酸リチウム導波路
136、138はニオブ酸リチウム基板130上に形成
され、意図する用途に従いxカットまたはzカットのい
ずれかにすることができる。電極132、133、13
4の位置はxカットとzカットの光導波路136、13
8では異なることになる。変調器120内部の電極13
2、133、134の配置はxカットの光導波路13
6、138に対し示されており、ここで光導波路13
6、138は電極132、133、134の間に配され
る。zカットの光導波路136、138の場合、第二
(中間)の電極133は十分な幅をもち光導波路13
6、138の双方の上部に広がる。
【0020】動作時、第一の光導波路136の入力は図
1の光フィルタ18から単一モードの光ファイバに結合
されるため、TEモードとTMモードの双方をモード結
合を導入することなく第一の光導波路136内に結合す
ることができる。第一および第三の電極132、134
は接地電位に設定され、他方、第二の電極133は図1
の駆動電圧回路28からの駆動電圧(Vin)がもたら
す左から右へ走る進行波を印加される。駆動電圧(Vi
n)は本質的にはクロック信号復元回路24で適切に位
相調整されたもので、図1のクロック信号復元回路24
からの復元されたクロック信号のパルス・ストリームで
ある。第二の電極133の駆動電圧(Vin)が発生す
る進行波は第一および第二の光導波路136、138内
部の光信号と共に伝搬し、ニオブ酸リチウム結晶の電気
・光学応答により光学場の位相を修正する。さらに詳し
くは、第二の電極133内に生じる進行波は光導波路1
36、138の内部に若干の光学的変化を誘導し、光信
号に所定の位相の調整をする電界を提供する。一般に、
第一および第二の光導波路136、138への入力光学
場は二つの直交する偏光(TEモードとTMモード)に
一致する。二つの直交する偏光(ポーラリゼーション)
の両成分は第二の電極133内の進行電気波が発生させ
る位相変調を受けるが、TEモードとTMモードの変調
深度にはニオブ酸リチウム結晶の非対象的な電気・光学
応答のために大きな差がある。
【0021】ポーラリゼーション依存性を補正するた
め、第一および第二の偏光維持光ファイバ142、14
4を用い、クロス接続/遅延線路装置140から第二の
光導波路138の入力部への第一の光導波路136の出
力のルート設定をする。クロス接続/遅延線路装置14
0において、第一および第二の偏光維持光ファイバ14
2、144は軸を相互に90度回転させて一体に結合さ
れる。その結果、TEモードとTMモードは第二の光導
波路138の入力部で90度回転する。第二の電極13
3に生じる同じ進行電磁波によって駆動される第二の光
導波路138を通過した後、二つの偏光成分(TEモー
ドとTMモード)は同量の位相変調を受ける。第二の光
導波路138の出力は図1のWDM30の所定の入力部
に結合した信号モード光ファイバ146に結合される。
【0022】変調器120の変調速度が光信号の横通過
時間(transverse time)よりも小さいとき、第一およ
び第二の偏光維持光ファイバ142、144は単純に一
体添え接ぎ(スプライス)ができる。さもなければ、同
調調節自在の遅延線路を使用し光学場と駆動電気信号
(Vin)の位相を整合させるべきである。これは高速
周期位相変調器にとって非常に大切なことである。第一
および第二の偏光維持光ファイバ142、144の長さ
はTE成分とTM成分相互間に有意の群遅延が生じない
よう、できる限り一致させるべきである。クロス接続/
遅延線路装置140における遅延線路(図示せず)は光
学場が第二の光導波路138の入力部における電界と同
位相になるような方法で調整される。クロス接続/遅延
線路装置140の遅延線路はファイバを上面に巻き付け
た周知のピエゾ・ドラムで制御するファイバ・ストレッ
チャのような、例えば、全ファイバ・タイプ、あるいは
自由空間にあって単に機械的なものにすることができ
る。ニオブ酸リチウム結晶は群遅延のみならず、位相歪
みの原因となる大きな複屈折性であることは周知であ
る。第一および第二の光導波路136、138は同一で
あり、入力光学場は90度だけ回転させるため、変調器
120は複屈折の完全な補正を可能にする。
【0023】図3を参照すると、本発明の第二の実施形
態による、図1のポーラリゼーション非依存性全光学再
生中継器10における変調器20として使用ができる例
示としてのポーラリゼーション非依存性振幅/位相変調
器220の概略図が示されている。ポーラリゼーション
非依存性振幅/位相変調器220はクロス接続/遅延線
路装置240と、導電性の第一の電極232、導電性の
第二の電極233、導電性の第三の電極234、導電性
の第四の電極235、導電性の第五の電極236、二つ
の平行な枝路237a、237bを持つ第一のニオブ酸
リチウム導波路237、二つに平行な枝路238a、2
38bを持つ第二のニオブ酸リチウム導波路238を含
むニオブ酸リチウム基板230とを含む。第一のニオブ
酸リチウム導波路237は一端で図1の光フィルタ18
の出力部に結合され、その第一の枝路237aは第一と
第四の電極232、235との間に平行に配され、一
方、第二の枝路237bは第二と第四の電極233、2
35との間に平行に配される。第一および第二の枝路2
37a、237bの各々は隣接電極232、233、2
35の端部を通り過ぎた後、結合されて単一の光導波路
となる。その単一の光導波路237は次いで、第一の偏
光光ファイバ242を介しクロス接続/遅延線路装置2
40の入力部に結合される。
【0024】第二のニオブ酸リチウム導波路238は第
二の偏光維持光ファイバ244を介しクロス接続/遅延
線路装置240からの出力に一端で結合させる。第二の
導波路238はその第一の枝路238aを第二と第五の
電極233、236との間に平行に配し、他方、その第
二の枝路238bを第三と第五の電極234、236と
の間に平行に配している。第一および第二の枝路238
a、238bの各々は隣接電極233、234、236
の端部を通り過ぎた後、結合されて単一の光導波路とな
る。次いで、その単一の光導波路238は図1のWDM
30の所定の入力部に光ファイバ246を介し結合され
る。第四および第五の電極235、236は接地電位に
結合される。第一および第三の電極232、234はそ
の一端で電気的に結合され、図1に示す駆動電圧回路2
8からの第一の入力電圧(V1)を受電する。第二の電
極233はその一端で電気的に結合され、図1に示す駆
動電圧回路28からの第二の入力電圧(V2)を受電す
る。第一、第二、および第三の電極232、233、2
34の他端は駆動電圧回路への戻りリードに結合し、回
路を完成させる。偏光維持光入力ファイバ242および
偏光維持光出力ファイバ244に対するクロス接続/遅
延線路装置240の動作はクロス接続/遅延線路装置1
40と、図2の変調器120における入力と出力偏光維
持光ファイバ142、144に関し前に解説したものと
同じである。異なる条件に対しては本発明の基本概念を
変えずに電極(例えば、232、233、234、23
5、236)の異なる配列ができることを理解する必要
がある。
【0025】ニオブ酸リチウム導波路237の枝路23
7a、237bに関係する電極232、233、235
と、ニオブ酸リチウム導波路238の枝路238a、2
38bに関係する電極233、234、236は電極1
32、133、134と、図2の光導波路136、13
8に関し前文に説明したものと同じような方法で動作す
る。さらに詳しくは、駆動電圧回路28からのV1入力
は電極232、234の内部に進行波を伝搬させ、これ
がニオブ酸リチウム結晶内部での電気・光学応答によっ
て光導波路枝路237a、238b内部に伝搬する光信
号に所定の位相と振幅の両変化をもたらす。同様に、駆
動電圧回路28からのV2入力は電極233の内部に進
行波を伝搬させ、これがニオブ酸リチウム結晶内部での
電気・光学応答によって光導波路枝路237b、238
aの内部に伝搬する光信号に所定の位相と振幅の両変化
をもたらす。枝路237a、237bと枝路238a、
238bが結合され、それぞれ光導波路237、238
からの出力が形成されると、フィルタ18(図1に示
す)からの入力光信号は振幅と位相が共に変調され、W
DD30(図1に示す)への出力として供給される。
【0026】同期全光学再生中継器に変調器220の構
成を利用するにはプッシュプル構造の採用が優る。振幅
と位相の変調が同時に実行できるため、振幅変調器の後
に単独の位相変調器をカスケード配列する必要はない。
プッシュプル構造を達成するため、入力電圧V1、V2
は下式で与えられる値にすべきである。
【0027】V1,2=V0(t)±V(t) ここで、tは時間であり、V0、Vは共に図1のクロッ
ク信号復元回路24からのクロック信号と同一波形であ
る。電圧V0は位相変調の役割を担い、一方、電圧Vは
振幅変調の役割を担うもので、プッシュプル振幅であ
る。V0とVとの間の位相差は「チャープ」(chirp)
の望ましい符合に従いゼロ度または180度にすること
ができる。「チャープ」とはパルスの期間を通じた周波
数変化のため、パルス全幅に亘る周波数が均一でないこ
とを示す。例えば、光ファイバのような色分散素子の内
部にパルスを発射すると、高周波部分と比較し低周波部
分は速く進行するため、パルスにチャープが発生する。
従って、パルス前縁の周波数はパルス後縁よりも低くな
り、「チャープ」と言われるものが生じる。
【0028】図4を参照すると、本発明によるもので図
3の振幅/位相変調器220を使用したときにプッシュ
プル変調を達成するため、図1の再生中継器10の駆動電
圧回路28として使用ができる駆動電圧回路328(破
線で囲む矩形内に示す)の概略図が示されている。駆動
電圧回路328は、振幅減衰器(AMPLITUDE ATTEN.)3
30と、加算器回路(+)332と、減算器回路(−)
334とを含む。駆動電圧回路328にあって、増幅し
た電気的クロック信号は増幅器26(図1に示す)から
受信され、第一および第二の電気路340、342に分
割される。第一の電気路340におけるクロック信号の
一部は振幅減衰器330によってその振幅が減衰されて
出力信号電圧V0を生成し、一方、第二の電気路342
のクロック信号の一部は信号電圧Vを有する。信号電圧
V0は加算器回路332と減算器回路334の各々への
第一の入力として出力され、他方、信号電圧Vは加算器
回路332と減算器回路334の各々への第二の入力と
して出力される。加算器回路332はVとV0の信号を
加算し図3の変調器220結合されるV1出力信号を生
成し、一方、減算器回路はVとV0の減算をして図3の
変調器220に結合されるV2出力信号を生成する。加
算器回路332と減算器回路334によってそれぞれ生
成されるV1、V2信号の各々には図3の変調器220
のプッシュプル操作に必要な所定の位相の遅延が含まれ
る。
【0029】図4の駆動電圧回路328にあって、復元
したクロック信号は二つの枝路340、342に分割さ
れる。枝路340の振幅減衰器330は出力信号V0を
生成するが、これは復元したクロック信号を減衰させた
ものであり、最終的には図3の変調器220位相変調の
役割を担う。枝路342の内部を伝搬する信号Vは復元
したクロック信号に対応し、最終的には図3の変調器2
20でのプッシュプル振幅変調の役割を担う。加算器回
路332はクロック信号V、V0の双方を受信し、受信
した二つの信号を加算して図3の変調器220に出力さ
れる出力信号V1=V0+Vを生成する。減算器回路3
34は枝路342の信号Vを振幅減衰器330の出力部
におけるV0信号から減算し、図3の変調器220に出
力される信号V2=V0−Vを生成する。信号V、V
0、V1、V2は総て波形が同じで同相であるが、振幅
減衰器330、加算器回路332および減算器回路33
4の動作のために振幅が異なる。
【0030】V0、V信号に対し示した役割を理解する
ため、例えば、振幅減衰器330からの信号V0のみが
加算器回路332と減算器回路334への入力として出
力されるのであれば、加算器回路332と減算器回路3
34の出力は厳密に同一信号(+V0)になり、V1、
V2信号として出力されよう。この同じ信号が図3の変
調器220の第一、第二、および第三の電極232、2
33、234に印加されることになり、導波路枝路23
7a、237b、238a、238bに位相変調のみを
発生させることになる。しかし、例えば枝路342の信
号のみが加算器回路332と減算器回路334への入力
として出力されるならば、加算器回路332からの出力
信号V1はプラスV信号(+V)に対応することにな
り、一方、減算器回路334からの出力信号V2はマイ
ナス信号(−V)に対応することになる。この状態のも
とで、+Vおよび−V信号は位相外れであり、加算器回
路332と減算器回路334の各自でV0と複合する
と、信号V1とV2の一部をそれぞれ形成する。従っ
て、V1信号(+V部分)を図3の変調器220の電極
232、234に印加し、V2信号(−V部分)を図3
の変調器220の電極233に印加すると、二つの信号
(+Vおよび−V)はニオブ酸リチウム光導波路枝路2
37a、237bとニオブ酸リチウム光導波路枝路23
8a、238bにプッシュプル変調を生じさせる。さら
に詳しくは、図3に示すニオブ酸リチウム光導波路23
7において、第一の枝路237aは第一の電極232に
印加され+V部分を内部に含むV1信号の影響を受け、
一方、第二の電極237bは第二の電極233に印加さ
れ−V部分を内部に含むV2信号の影響を受ける。V
1、V2の両信号には導波路237、238を通過時に
図1のフィルタ18から受信する光 チャネル信号の所
定の位相変調をもたらす役割を担う共通電圧V0を含
む。しかし、V1とV2との間の差にはプッシュプル装
置としての変調器220をそれぞれ駆動する+Vと−V
が含まれるが、枝路237aはV1信号の+V部分でプ
ッシュされ、枝路237bはV1信号の−V部分でプル
される。
【0031】図2および図3の変調器120、220は
ポーラリゼーション非依存性、高速、低挿入損失、低駆
動電圧、良好な信頼性、および製造の容易さを供与して
くれるため、ポーラリゼーション非依存性変調器は図1
の同期全光学再生中継器10の主要構成要素である。変
調器120、220は入力信号パルスの再波形整形を実
行するが、クロック・パルスの範囲を超えるパルス歪み
は切り取られるため、光パルスは周期的振幅変調により
再波形整形される。変調器120、220はタイミング
の再調整をも実行するが、ここでタイミング・ジッタは
周期的振幅変調で補正される。さらにその上、パルス相
互間に存在するノイズは実質的には排除されるから、同
期振幅変調は信号対雑音比の改善に有効である。パルス
歪みのみならずタイミング・ジッタの制御にも利用でき
る周波数チャープの生成は位相変調によって行われる。
【0032】本発明の上記特定の実施形態は本発明の一
般原理を説明しているにすぎないことを理解されたい。
上記原理に一致する種々の変更は当業技術分野に熟達し
た者であれば、実行が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による同期全光学再生中継器のブロック
図を示す。
【図2】本発明の第一の実施形態による図1の再生中継
器に使用する例示としてのポーラリゼーション非依存性
位相変調器の概略図である。
【図3】本発明の第二の実施形態による図1の再生中継
器に使用する例示としてのポーラリゼーション非依存性
振幅/位相変調器の概略図である。
【図4】本発明による図3の振幅/位相変調器を用い図
1の再生中継器でのプッシュプル変調を達成する駆動電
圧複合回路の概略図である。
フロントページの続き (72)発明者 デヴィッド カーク ルイス アメリカ合衆国.33445 フロリダ,デル レイ ビーチ,ナンバー202,サウス サ イテイション ドライヴ 4795 Fターム(参考) 2H047 LA12 NA02 QA03 RA08 TA22 2H079 AA02 AA12 BA01 BA03 CA05 DA03 EA05 EB15 GA01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光変調器であって、 少なくとも一つの電極がその内部に進行波を生成するた
    め駆動電圧信号を受信するように結合されている少なく
    とも三つの電極と、 前記少なくとも三つの電極の間に配され、第一のニオブ
    酸リチウム光導波路が遠隔ソースからの光チャネル信号
    を受信するために第一端で結合され、第二のニオブ酸リ
    チウム光導波路がポーラリゼーション非依存性の前記変
    調器からの光出力信号を出力するために第二端で結合さ
    れる前記第一および第二のニオブ酸リチウム光導波路
    と、 前記第二のニオブ酸リチウム光導波路の第二端の偏光成
    分が同量の位相変調を受けるよう前記光チャネル信号に
    TEモードとTMモードの所定の回転を導入するため、
    前記第一のニオブ酸リチウム光導波路の第二端と前記第
    二のニオブ酸リチウム光導波路の第一端を相互接続する
    クロス接続/遅延線路手段とを備える光変調器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光変調器において、前
    記クロス接続/遅延線路手段が前記第一のニオブ酸リチ
    ウム光導波路の前記第二端と前記第二のニオブ酸リチウ
    ム光導波路の前記第一端に第一および第二の偏光維持光
    ファイバで結合される光変調器。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の光変調器において、前
    記変調器が、 基板と、 前記基板上に互いに実質的に平行に形成される導電性を
    有する第一、第二、および第三の電極を含み、前記第一
    および第三の電極が所定の固定電位に結合され、前記第
    二の電極がそれに沿い進行波を形成するためクロック信
    号復元手段からの電気的駆動電圧信号を受信するために
    結合される前記少なくとも三つの電極と、 前記第1および第2のニオブ酸リチウム光導波線は前記
    基板上に形成され、互いに実質的に平行に方向設定さ
    れ、前記第一のニオブ酸リチウム光導波路が前記第一と
    第二の電極との間に配され、関連する前記光チャネル信
    号を受信するために第一端で結合され、前記第二のニオ
    ブ酸リチウム光導波路が前記第二と第三の電極との間に
    配され、前記変調器からの出力信号の形成に使用するた
    め第二端で結合される光変調器。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の光変調器において、前
    記クロス接続/遅延線路手段が前記第一のニオブ酸リチ
    ウム光導波路の前記第二端と、前記第二のニオブ酸リチ
    ウム光導波路の前記第一端に第一および第二の偏光維持
    光ファイバでそれぞれ接続される光変調器。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の光変調器において、前
    記変調器が、 基板と、 前記少なくとも三つの電極は前記基板上に互いに実質的
    に平行に形成される導電性を有する第一、第二、第三、
    第四、および第五の電極を含み、前記第二および第四の
    電極が所定の固定電位に結合され、前記第一および第五
    の電極がそれに沿い進行波を形成するため前記クロック
    信号復元手段からの第一の電気的駆動電圧信号を受信す
    るように結合され、前記第三の電極がそれに沿い進行波
    を形成するため前記クロック信号復元手段からの第二の
    電気的駆動電圧信号を受信するために結合され、 前記第一および第二のニオブ酸リチウム導波線は前記基
    板上に形成され、互いに実質的に平行に方向設定され、
    前記第一のニオブ酸リチウム光導波路がその第一端で結
    合され関連の前記光チャネル信号を受信し、その第二端
    で一体に結合される前に前記第一および第二の電極と前
    記第二と第三の電極との間にそれぞれ伸びる第一および
    第二の光路に分割され、前記第二のニオブ酸リチウム光
    導波路がその第二端で一体に結合され前記変調器からの
    出力チャネル信号を形成する前に前記第三および第四の
    電極と前記第四と第五の電極との間にそれぞれ伸びる第
    一および第二の光路にその第一端で分割される。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の光変調器において、前
    記クロス接続/遅延線路手段が前記第一のニオブ酸リチ
    ウム光導波路の前記第二端と、前記第二のニオブ酸リチ
    ウム光導波路の前記第一端に第一および第二の偏光維持
    光ファイバで結合される光変調器。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の光変調器において、さ
    らに、駆動電圧手段を備え、該駆動電圧手段が、 復元したクロック信号の振幅を所定の量だけ減衰させ、
    前記変調器での位相変調を担う出力信号を生成する振幅
    減衰手段と、 前記振幅減衰手段からの出力信号と、前記変調器でのプ
    ッシュプル振幅を担う受信した復元クロック信号とを加
    算し、前記変調器が使用する第一の電気的駆動電圧信号
    を生成する加算器と、 前記振幅減衰手段からの前記出力信号と、前記受信した
    復元クロック信号相互の減算をして前記変調器が使用す
    る第二の電気的駆動電圧信号を生成する減算手段とを備
    える光変調器。
  8. 【請求項8】 光変調器であって、 基板と、 前記基板上に互いに実質的に平行に形成され、第一の、
    第三の電極が所定の固定電位に結合され、第二の電極が
    それに沿い進行波を形成するため電気的駆動電圧信号を
    受信するために結合される導電性を有する前記第一、第
    二、および第三の電極と、 前記基板上に形成され、互いに実質的に平行に方向設定
    され、第一のニオブ酸リチウム光導波路が前記第一およ
    び第二の電極間に配され、遠隔ソースからの光チャネル
    信号を受信するために第一端で結合され、第二のニオブ
    酸リチウム光導波路が前記第二および第三の電極間に配
    され、前記変調器からの出力信号の形成に使用するため
    第二端で結合される前記第一および第二のニオブ酸リチ
    ウム光導波路と、 前記第二のニオブ酸リチウム光導波路の第二端の偏光成
    分が同量の位相変調を受けるよう前記光チャネル信号に
    TEモードとTMモードの所定の回転を導入するため前
    記第一のニオブ酸リチウム光導波路の第二端と前記第二
    のニオブ酸リチウム光導波路の第一端を相互接続するク
    ロス接続/遅延線路手段とを備える光変調器。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の光変調器において、前
    記クロス接続/遅延線路手段が前記第一のニオブ酸リチ
    ウム光導波路の前記第二端と、前記第二のニオブ酸リチ
    ウム光導波路の前記第一端に第一および第二の偏光維持
    光ファイバでそれぞれ結合される光変調器。
  10. 【請求項10】 光変調器であって、 基板と、 前記基板上に互いに実質的に平行に形成され、第二およ
    び第四の電極が所定の固定電位に結合され、第一および
    第五の電極がそれに沿い進行波を形成するため第一の電
    気的駆動電圧信号を受信するために結合され、第三の電
    極がそれに沿い進行波を形成するため第二の電気的駆動
    電圧信号を受信するために結合される導電性を有する前
    記第一、第二、第三、第四、および第五の電極と、 前記基板上に形成され、互いに実質的に平行に方向設定
    され、前記第一のニオブ酸リチウム光導波路が遠隔ソー
    スからの光チャネル信号を受信するために第一端で結合
    され、次いで、第二端で一体に結合される前に前記第一
    および第二の電極間と前記第二および第三の電極間にそ
    れぞれ伸びる第一および第二の光路に分割され、前記第
    二のニオブ酸リチウム光導波路が前記変調器からの出力
    チャネル信号を形成するために第二端で一体に結合され
    る前に前記第三および第四の電極間と前記第四および第
    五の電極間にそれぞれ伸びる第一および第二の光路に分
    割される前記第一および第二のニオブ酸リチウム光導波
    路と、 前記第二のニオブ酸リチウム光導波路の第二端の偏光成
    分が同量の位相変調を受けるよう前記光チャネル信号に
    TEモードとTMモードの所定の回転を導入するため前
    記第一のニオブ酸リチウム光導波路の第二端と前記第二
    のニオブ酸リチウム光導波路の第一端とを相互接続する
    クロス接続/遅延線路手段とを備える光変調器。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の光変調器におい
    て、前記クロス接続/遅延線路手段が前記第一のニオブ
    酸リチウム光導波路の前記第二端と前記第二のニオブ酸
    リチウム光導波路の前記第一端に第一および第二の偏光
    維持光ファイバでそれぞれ接続される光変調器。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載の光変調器におい
    て、さらに、駆動電圧手段を備え、該駆動電圧手段が、 復元したクロック信号の振幅を所定の量だけ減衰させ、
    前記変調器での位相変調を担う出力信号を生成する振幅
    減衰手段と、 前記振幅減衰手段からの出力信号と、前記変調器でのプ
    ッシュプル振幅変調を担う受信した復元クロック信号を
    加算し前記変調器が使用する前記第一の電気的駆動電圧
    信号を生成する加算器と、 前記振幅減衰手段からの出力信号と前記受信した復元ク
    ロック信号相互の減算をし前記変調器が使用する前記第
    二の電気的駆動電圧信号を生成する減算手段とを備える
    光変調器。
JP34951199A 1999-12-08 1999-12-08 高速でポーラリゼーション非依存性のニオブ酸リチウム変調器 Pending JP2001174767A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34951199A JP2001174767A (ja) 1999-12-08 1999-12-08 高速でポーラリゼーション非依存性のニオブ酸リチウム変調器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34951199A JP2001174767A (ja) 1999-12-08 1999-12-08 高速でポーラリゼーション非依存性のニオブ酸リチウム変調器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001174767A true JP2001174767A (ja) 2001-06-29

Family

ID=18404243

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34951199A Pending JP2001174767A (ja) 1999-12-08 1999-12-08 高速でポーラリゼーション非依存性のニオブ酸リチウム変調器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001174767A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011100168A (ja) * 2011-02-21 2011-05-19 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd 光導波路素子
CN108107607A (zh) * 2016-11-24 2018-06-01 天津领芯科技发展有限公司 一种低损耗低驱动电压的高速偏振控制器及光量子偏振态控制模块

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011100168A (ja) * 2011-02-21 2011-05-19 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd 光導波路素子
CN108107607A (zh) * 2016-11-24 2018-06-01 天津领芯科技发展有限公司 一种低损耗低驱动电压的高速偏振控制器及光量子偏振态控制模块
CN108107607B (zh) * 2016-11-24 2024-01-16 天津领芯科技发展有限公司 一种低损耗低驱动电压的高速偏振控制器及光量子偏振态控制模块

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6337755B1 (en) Polarization independent all-optical regenerators
KR101052957B1 (ko) 광 스위치 및 광 스위치를 이용한 광 파형 모니터 장치
JP5856083B2 (ja) 光信号増幅装置
JP3223562B2 (ja) 光送信装置、光伝送装置および光変調器
EP0643498B1 (en) Ultra-high capacity non-soliton optical transmission using optical phase conjugation
JP4683099B2 (ja) 光多値変調信号発生装置
JP2003107541A (ja) 信号光を波形整形するための方法、装置及びシステム
EP0845175B1 (en) Compensation of dispersion
JP3178792B2 (ja) 全光学式周波数倍化器
JP2001148660A (ja) 光信号発生回路および光伝送路
Heismann et al. Lithium niobate integrated optics: Selected contemporary devices and system applications
EP1171968B1 (en) Device and method for compensating polarization mode dispersion in an optical communication system
US6148122A (en) High speed lithium niobate polarization independent modulators
US20050013618A1 (en) Optical receiving method, optical receiver and optical transmission system using the same
US20020018267A1 (en) Methods and apparatus for adaptive optical distortion compensation using magneto-optic device
JP2001174767A (ja) 高速でポーラリゼーション非依存性のニオブ酸リチウム変調器
EP1109051A1 (en) Polarisation independent optical phase modulator
EP1107488A1 (en) Polarization independent all-optical regenerators
JPH1172757A (ja) 光パルス多重装置
EP1363420A2 (en) Optical modulation/multiplexing circuit
EP1137208B1 (fr) Régénérateur optique synchrone par modulation d'intensité et modulation de phase par effet Kerr croisé
JP2001186090A (ja) ポーラリゼーション非依存性の全光学再生中継器
Jinno Ultrafast time-division demultiplexer based on electrooptic on/off gates
JP3697512B2 (ja) 光分散等化方法及び光分散等化器
JP3219121B2 (ja) ダーク光ソリトンの伝送方法