JP2001174497A - 熱電素子の通電試験方法および熱電素子の通電試験装置 - Google Patents

熱電素子の通電試験方法および熱電素子の通電試験装置

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JP2001174497A
JP2001174497A JP35915799A JP35915799A JP2001174497A JP 2001174497 A JP2001174497 A JP 2001174497A JP 35915799 A JP35915799 A JP 35915799A JP 35915799 A JP35915799 A JP 35915799A JP 2001174497 A JP2001174497 A JP 2001174497A
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thermoelectric
thermoelectric elements
thermoelectric element
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Seiya Nishimura
清矢 西村
Tatsuhiro Ozawa
竜広 小澤
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Yamaha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大容量の電源を必要とすることなく、熱電素
子の発熱側の温度を所定の温度に容易に維持できる熱電
素子の検査装置を提供する。 【解決手段】 本発明の熱電素子の通電試験装置は、複
数の熱電素子Xを収納する恒温槽10と、複数の熱電素
子Xを複数組に組分けして導電接続する接続線A,B
と、複数の熱電素子Xに電流を供給する熱電素子用電源
20と、複数の熱電素子Xの発熱側を加熱するホットプ
レート11a,11b,11c,11dと、加熱された
複数の熱電素子Xの発熱側の温度を所定の温度に制御す
る温度コントローラ40と、複数の熱電素子Xの電気的
特性を測定する電圧・電流計30と、組分けして導電接
続された複数の熱電素子Xの1組毎に順次切り換えて熱
電素子用電源20から給電するCh.セレクタ50とを
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペルチェ効果によ
る発熱・冷却およびゼーベック効果による熱発電を行う
熱電変換素子を構成する熱電素子の通電試験方法および
通電試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ゼーベック効果を利用した熱発電
装置あるいはペルチェ効果を利用した加熱、冷却装置が
開発され、実用化されるようになった。これらの熱発電
装置あるいは加熱、冷却装置に用いられる熱電変換素子
は、一般にN型半導体からなる熱電素子チップと、P型
半導体からなる熱電素子チップが2枚の基板に挟まれ、
かつ基板上で各熱電素子チップが金属などの導電性物質
を介してPN接合されている構造を有している。このよ
うな熱電変換素子においては、通電することにより、基
板の一方を冷却したり発熱させて温度調節する機能や、
2枚の基板に温度差を作り、発電させる機能を有してい
る。
【0003】ところで、この種の熱電変換素子(以下で
は、単に熱電素子という)は、製造後にオン/オフを繰
り返す耐久試験やエージングが行われるのが一般的であ
る。そして、このような耐久試験においては、例えば、
恒温槽内に熱電素子を配置した後、この恒温槽内を80
℃に加熱して熱電素子に最大の電流を流したり、電流を
遮断したりして、熱電素子の高温側(発熱側)の温度が
一定となるようにして通電試験を行うのが一般的であ
る。以下に、このような通電試験を図8および図9に基
づいて具体的に説明する。
【0004】図8はこのような通電試験装置の全体構成
を模式的に示すブロック図であり、図9はこのような通
電試験装置の動作を示すタイムチャートである。図8の
通電試験装置は、熱電素子Zを収納配置して熱電素子Z
の温度を一定に保持する恒温槽60と、熱電素子Zに給
電する熱電素子用電源70と、熱電素子Zの電圧値およ
び電流値を測定する電圧・電流計80と、恒温槽60内
の温度を一定に制御する温度コントローラ90と、これ
らの熱電素子用電源70、電圧・電流計80および温度
コントローラ90の動作を制御する図示しない制御装置
(例えば、マイクロコンピュータ)とから構成される。
【0005】そして、恒温槽60内には、熱電素子Zを
収容するワークe,f,g,hと、各ワークe,f,
g,h内に収容された熱電素子Zの高温側(発熱側)を
加熱するホットプレート(ヒータ)61e,61f,6
1g,61hと、これらのヒータ61e,61f,61
g,61hを駆動するヒータ駆動回路61と、図示しな
い冷却ファンを駆動するクーラ駆動回路62と、恒温槽
60内の所定の部位に設置されてこの部位の温度を検出
して検出信号を出力する温度センサ63とを備えてい
る。なお、各ヒータ61e,61f,61g,61hの
下部には放熱フィンが設けられている。
【0006】ついで、このように構成される通電試験装
置の動作を図9のタイムチャートに基づいて説明する。
まず、時刻t0において温度コントローラ90がヒータ
駆動指令を送出すると、ヒータ駆動回路61は駆動され
て各ヒータ61e,61f,61g,61hをそれぞれ
駆動する。これにより、恒温槽60内の温度は徐々に上
昇し、時刻t1において予め設定された所定の温度T
0(80℃)に達したことを温度センサ63が検出する
と、温度コントローラ90はヒータ駆動停止指令を送出
して、ヒータ駆動回路61は各ヒータ61e,61f,
61g,61hの駆動を停止させる。
【0007】ついで、時刻t2において熱電素子用電源
70をオン動作させて、各ワークe,f,g,hの熱電
素子Zへの給電を開始するとともに、各熱電素子Zに流
れる電流値と電圧値の測定動作を電圧・電流計80によ
り開始させる。熱電素子Zへの給電を開始すると、各熱
電素子Zの高温側(発熱側)は発熱(なお、低温側(吸
熱側)は吸熱する)するため、恒温槽60内の温度は徐
々に上昇し、時刻t3において、予め設定された所定の
高温度T1(100℃)に達したことを温度センサ63
が検出すると、温度コントローラ90はクーラ駆動指令
を送出して、クーラ駆動回路62は図示しない冷却ファ
ンを駆動させる。
【0008】これにより、恒温槽60内の温度は徐々に
低下し、時刻t4において、所定の温度T0(80℃)に
達したことを温度センサ63が検出すると、温度コント
ローラ90はクーラ駆動停止指令を送出して、クーラ駆
動回路62は冷却ファンの駆動を停止させる。
【0009】ついで、時刻t5において、時刻t2におい
て熱電素子Zへの給電を開始して所定の時間が経過する
と、熱電素子用電源70をオフ動作させて、各ワーク
e,f,g,hの各熱電素子Zへの給電を停止させる。
これにより、恒温槽60内の温度は徐々に低下し、時刻
6において、予め設定された所定の低温度T2(60
℃)に達したことを温度センサ63が検出すると、温度
コントローラ90はヒータ駆動指令を送出して、ヒータ
駆動回路61は各ヒータ61e,61f,61g,61
hを駆動させる。
【0010】これにより、恒温槽60内の温度は徐々に
上昇し、時刻t7において、所定の温度T0(80℃)に
達したことを温度センサ63が検出すると、温度コント
ローラ90はヒータ駆動停止指令を送出して、ヒータ駆
動回路61は各ヒータ61e,61f,61g,61h
の駆動を停止させる。
【0011】ついで、熱電素子用電源70をオフ動作さ
せて所定の時間が経過すると、時刻t8において、再
度、熱電素子用電源70を所定の時間だけオン動作させ
て、各ワークe,f,g,hの各熱電素子Zへの給電を
開始させる。そして、このような動作を繰り返して行う
ことにより、恒温槽60内に配置された各熱電素子Zの
温度が一定(80℃)となるようにし、熱電素子Zに最
大の電流を流したり、電流を遮断したりして、熱電素子
Zの通電試験を行うようになされている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うなオン/オフを繰り返す通電試験を行う場合、全ての
熱電素子Zを同時に通電しようとすると、各々の熱電素
子Zは一斉に発熱して恒温槽60内の温度が急激に上昇
するようになり、恒温槽60内の温度を一定の温度(例
えば80℃)に保持することが困難であるという問題を
生じた。例えば、熱電素子1個の発熱量を10Wとし、
この熱電素子を200個用いて、熱電素子の温度が80
℃になった時点で通電試験を開始すると、全ての熱電素
子による総発熱量は2kW(10W×200=2kW)
となり、熱電素子の発熱側は120〜130℃に温度上
昇し、熱電素子の吸熱側は40〜50℃に温度上昇す
る。
【0013】また、熱電素子の消費電力は大きいため、
全ての熱電素子を同時に通電しようとすると、大容量の
電源が必要になるとともに、従来に比して高性能な熱電
素子にあっては、熱電素子のサイズが小型であるため、
同時に試験できる熱電素子の数も増大して、さらに大容
量の電源が必要になって、設備コストも上昇するという
問題も生じた。また、各熱電素子が一斉に発熱して恒温
槽内の温度が急激に上昇すると、冷却ファンを頻繁に作
動させて恒温槽内の温度を一定の温度(例えば80℃)
に保持させる必要があるため、さらに消費電力が増大し
て、さらに大容量の電源が必要になるという問題も生じ
た。
【0014】そこで、本発明は上記問題を解消するため
になされたものであって、大容量の電源を必要とするこ
となく、熱電素子を所定の温度に容易に維持できるとと
もに、消費電力を低減させることが可能な熱電素子の通
電試験方法および通電試験装置を提供することを目的と
するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記目的を達成するため、本発明の熱電素子の通電試験方
法は、複数組に組分けして導電接続された複数の熱電素
子を収納槽に収納した後、収納槽内の温度を所定の温度
に制御するとともに、組分けして導電接続された複数の
熱電素子の1組毎に順次切り換えて所定の電流を供給す
るようにしている。また、複数組に組分けして導電接続
された複数の熱電素子を収納槽に収納した後、収納槽内
の温度を所定の温度に制御するとともに、組分けして導
電接続された複数の熱電素子の1組毎に順次切り換えて
所定の電流を供給するとともに、所定の電流が供給され
ない複数の熱電素子の各組には微弱電流を供給するよう
にしている。
【0016】このように、組分けして導電接続された複
数の熱電素子の1組毎に順次切り換えて所定の電流を供
給するか、あるいは組分けして導電接続された複数の熱
電素子の1組毎に順次切り換えて所定の電流を供給する
とともに、所定の電流が供給されない複数の熱電素子の
各組には微弱電流を供給するようすると、全ての熱電素
子が一斉に所定の電流が供給されることがないため、各
々の熱電素子が一斉に発熱することが防止でき、収納槽
内の温度が急激に上昇することが防止できて、各熱電素
子の温度を一定に保持することが容易となり、この種の
熱電素子の通電試験の信頼性が向上する。
【0017】また、複数組に組分けして導電接続された
前記複数の熱電素子を収納槽に収納した後、収納槽内の
温度を所定の温度に制御するとともに、組分けして導電
接続された一方の組の熱電素子には一方の極性の電流を
供給し、他方の組の熱電素子には他方の極性の電流を供
給するとともに、これらの極性を所定時間毎に交互に切
り換えるようにしている。
【0018】このように、熱電素子に極性を交互に変え
て通電するようにすると、同じ側に配置された一方の組
の熱電素子が発熱反応を行っているときに、他方の組の
熱電素子は吸熱反応を行うこととなり、逆に、同じ側に
配置された一方の組の熱電素子が吸熱反応を行っている
ときに、他方の組の熱電素子は発熱反応を行うこととな
る。このため、収納槽内の温度変化が安定化されて、収
納槽内の温度制御が容易となり、温度制御するための電
力消費を低減させることが可能となる。
【0019】一方、本発明の熱電素子の通電試験装置
は、複数の熱電素子を収納する収納槽と、複数の熱電素
子を複数組に組分けして導電接続する接続手段と、複数
の熱電素子に電流を供給する熱電素子用電源と、収納槽
内を加熱する加熱手段と、収納槽内を冷却する冷却手段
と、収納槽内を所定の温度に制御する温度制御手段と、
熱電素子用電源と組分けして導電接続された複数の熱電
素子の1組との導電接続を順次切り換える切換手段と、
複数の熱電素子の電気的特性を測定する測定手段とを備
えるようにしている。
【0020】また、複数の熱電素子を収納する収納槽
と、複数の熱電素子を複数組に組分けして導電接続する
接続手段と、複数の熱電素子に電流を供給する熱電素子
用電源と、複数の熱電素子に微弱電流を供給する熱電素
子用微弱電源と、収納槽内を加熱する加熱手段と、収納
槽内を冷却する冷却手段と、収納槽内の温度を所定の温
度に制御する温度制御手段と、熱電素子用電源と組分け
して導電接続された複数の熱電素子の1組との導電接続
を順次切り換える切換手段と、複数の熱電素子の電気的
特性を測定する測定手段とを備えるようにしている。
【0021】このように、切換手段により熱電素子用電
源と組分けして導電接続された複数の熱電素子の1組と
の導電接続を順次切り換えるようにすると、全ての熱電
素子が一斉に給電されることがないため、各々の熱電素
子が一斉に発熱することが防止でき、収納槽内の温度が
急激に上昇することが防止できるようになる。このた
め、収納槽内の温度を一定の温度に保持することが可能
になるとともに、小容量の熱電素子用電源を用いること
ができるようになって、この種の通電試験装置を小型で
安価に形成することが可能となる。
【0022】そして、収納槽としては所定の温度に保持
できる恒温槽を用いることが好ましく、加熱手段として
は温度制御が容易で、各部位での温度のばらつきが少な
いホットプレートを用いることが好ましい。さらに、こ
れらの両長所を兼ね備えた構成とするために、収納槽と
して恒温槽を用い、かつ加熱手段としてホツトプレート
を用いるのがさらに好ましいということができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の熱電素子の通電
試験装置の実施の形態を図1および図2に基づいて具体
的に説明する。なお、図1はこの実施の形態の通電試験
装置の全体構成を模式的に示すブロック図であり、図2
はこのような通電試験装置の動作を示すタイムチャート
である。
【0024】本発明の熱電素子の通電試験装置は、熱電
素子Xを収納配置して熱電素子Xの高温側(発熱側)の
温度を一定に保持する恒温槽10と、熱電素子Xに電流
を供給する熱電素子用電源20と、熱電素子Xの電圧値
および電流値を測定する電圧・電流計30と、恒温槽1
0内の温度を一定に制御する温度コントローラ40と、
熱電素子用電源20および電圧・電流計30にそれぞれ
接続されて、恒温槽10内に収納配置された熱電素子X
を2組に組分けして導電接続する接続線A,Bに選択的
に接続するチャンネルセレクタ(Ch.セレクタ)50
とから構成される。
【0025】なお、本発明の熱電素子の通電試験装置
は、これらの熱電素子用電源20、電圧・電流計30、
温度コントローラ40およびCh.セレクタ50の動作
を制御する図示しない制御装置(例えば、マイクロコン
ピュータ)を備えている。
【0026】恒温槽10内には、熱電素子Xを収容する
ワークa,b,c,dと、各ワークa,b,c,d内に
収容された熱電素子Xの高温側(発熱側)を加熱するホ
ットプレート(以下では、単にヒータという)11a,
11b,11c,11dとを備えるとともに、これらの
ヒータ11a,11b,11c,11dを駆動するヒー
タ駆動回路11と、図示しない冷却ファンを駆動するク
ーラ駆動回路12と、恒温槽10内の所定の部位に設置
されてこの部位の温度を検出して検出信号を出力する温
度センサ13とを備えている。
【0027】なお、温度センサ13の設置部位は各熱電
素子Xの高温側(発熱側)の温度が検出できる場所とす
るのが望ましいが、そうでない場合は、各熱電素子Xの
高温側(発熱側)の温度と比例関係にある部位にするこ
とが好ましい。また、恒温槽10内に配置されて熱電素
子Xを収容するワークa,b,c,dは接続線A,Bに
より2組に組分けて導電接続されている。さらに、各ヒ
ータ11a,11b,11c,11dの下部には放熱フ
ィンが設けられている。
【0028】ついで、このように構成される熱電素子の
通電試験装置の動作を図2のタイムチャートに基づいて
説明する。まず、時刻t0において温度コントローラ4
0がヒータ駆動指令を送出すると、ヒータ駆動回路11
は駆動されて各ヒータ11a,11b,11c,11d
をそれぞれ駆動する。これにより、恒温槽10内の温度
は徐々に上昇し、時刻t1において予め設定された所定
の温度T0(80℃)に達したことを温度センサ13が
検出すると、温度コントローラ40はヒータ駆動停止指
令を送出して、ヒータ駆動回路11は各ヒータ11a,
11b,11c,11dの駆動を停止させる。
【0029】各ヒータ11a,11b,11c,11d
の駆動を停止させても、所定の温度T0(80℃)に上
昇した恒温槽10内は所定の時間内はこの温度T0(8
0℃)に保持される。ついで、時刻t2において熱電素
子用電源20をオン動作させるとともに、Ch.セレク
タ50をワークCh.1に切換動作させてワークa,c
の各熱電素子Xへの給電を開始させる。また、各熱電素
子Xへの給電を開始すると同時に、電圧・電流計30に
よりワークa,cの各熱電素子Xに流れる電流と電圧の
測定動作を開始させる。
【0030】ワークa,cの各熱電素子Xへの給電を開
始すると、ワークa,cの各熱電素子Xの高温側(発熱
側)は発熱(なお、低温側(吸熱側)は吸熱する)する
ため、恒温槽10内の温度は徐々に上昇し、時刻t3
おいて、予め設定された所定の高温度T1(85℃)に
達したことを温度センサ13が検出すると、温度コント
ローラ40はクーラ駆動指令を送出して、クーラ駆動回
路12は図示しない冷却ファンを駆動させる。これによ
り、恒温槽10内の温度は徐々に低下し、時刻t4にお
いて、所定の温度T0(80℃)に達したことを温度セ
ンサ13が検出すると、温度コントローラ40はクーラ
駆動停止指令を送出して、クーラ駆動回路12は冷却フ
ァンの駆動を停止させる。
【0031】ついで、時刻t5において、時刻t2におい
てワークa,cの各熱電素子Xへの給電を開始して所定
の時間が経過すると、Ch.セレクタ50をワークC
h.2に切換動作させてワークa,cの各熱電素子Xへ
の給電を停止させるとともに、ワークb,dの各熱電素
子Xへの給電を開始させる。これと同時に、電圧・電流
計30は、ワークb,dの各熱電素子Xに流れる電流と
電圧の測定動作を開始させる。ワークb,dの各熱電素
子Xへの給電を開始させることにより、恒温槽10内の
温度も徐々に上昇を続け、時刻t6において、時刻t5
おいてワークb,dの各熱電素子Xへの給電を開始して
所定の時間が経過し、恒温槽10内の温度が予め設定さ
れた所定の高温度T1(85℃)に達したことを温度セ
ンサ13が検出すると、熱電素子用電源20をオフ動作
させる。
【0032】これにより、恒温槽10内の温度は徐々に
低下し、時刻t7において、所定の温度T0(80℃)に
達したことを温度センサ13が検出すると、時刻t7
おいて熱電素子用電源20をオン動作させるとともに、
Ch.セレクタ50をワークCh.1に切換動作させて
ワークa,cの各熱電素子Xへの給電を再度開始させ
る。熱電素子Xへの給電を再度開始させると同時に、電
圧・電流計30により各ワークa,cの各熱電素子Xに
流れる電流と電圧の測定動作を再度開始させる。
【0033】ワークa,cの各熱電素子Xへの給電を開
始すると、ワークa,cの熱電素子Xの高温側(発熱
側)は発熱(なお、低温側(吸熱側)は吸熱する)する
ため、恒温槽10内の温度は徐々に上昇し、時刻t8
おいて、予め設定された所定の高温度T1(85℃)に
達したことを温度センサ13が検出すると、温度コント
ローラ40はクーラ駆動指令を送出して、クーラ駆動回
路12は図示しない冷却ファンを駆動させる。
【0034】これにより、恒温槽10内の温度は徐々に
低下し、時刻t9において、所定の温度T0(80℃)に
達したことを温度センサ13が検出すると、温度コント
ローラ40はクーラ駆動停止指令を送出して、クーラ駆
動回路12は冷却ファンの駆動を停止させる。このよう
な動作を繰り返して行って、各ワークa,b,c,dに
収容された各熱電素子Xに通電を行い、各熱電素子Xの
電気的特性を通電中に測定する。
【0035】上述したように、本発明においては、各ワ
ークa,b,c,dに収容された各熱電素子Xを接続線
A,Bによりワークa,cおよびb,dの2組に分けて
接続し、この2組のワークa,cおよびb,dをCh.
セレクタ(切換手段)50により1組毎に順次切り換え
て熱電素子用電源20から給電するので、全ての熱電素
子Xが一斉に給電されることがない。このため、熱電素
子用電源20の容量を半分にすることが可能となり、熱
電素子用電源として小容量の電源を用いることができる
ようになって、この種の試験装置を小型で安価に形成す
ることが可能となる。
【0036】また、2組のワークa,cおよびb,dを
Ch.セレクタ(切換手段)50により1組毎に順次切
り換えて熱電素子用電源20から給電するので、恒温槽
10内は各ワークa,b,c,dに収容された各熱電素
子Xが常に発熱した状態となって、各ヒータ11a,1
1b,11c,11dの駆動時間(オン時間)を短くす
ることが可能になるとともに、各ヒータ11a,11
b,11c,11dのオン時間が短くなることで、冷却
ファンの駆動時間(オン時間)も短くなって、この種の
試験装置の電源容量も小さくすることが可能となり、こ
の種の試験装置をさらに小型で安価に形成することが可
能となる。
【0037】なお、本発明は上述した実施の形態に限ら
ず、種々の変形が可能である。以下にいくつかの変形例
を図に基づいて説明する。なお、図3は第1変形例の通
電試験装置の全体構成を模式的に示すブロック図であ
り、図4は図3の通電試験装置の動作を示すタイムチャ
ートである。また、図5は第2変形例の低温における通
電試験の動作を示すタイムチャートであり、図6は第3
変形例の常温における通電試験の動作を示すタイムチャ
ートである。また、図7は第4変形例の常温における通
電試験の動作を示すタイムチャートである。
【0038】(第1変形例)本第1変形例の熱電素子の
通電試験装置は、図3に示すように、図1の通電試験装
置に熱電素子用微弱電源を付加した点で相違するが、そ
の他は図1の通電試験装置と同様(図1と同一符号は同
一名称を表す)であるので、その説明は省略し、図4の
タイムチャートに基づいてその動作について説明する。
なお、図3の熱電素子用微弱電源21とは、熱電素子用
電源20よりも電源容量が小さい電源を意味し、例え
ば、熱電素子用電源20を1A〜30Aの電流を流すこ
とができる電源容量とした場合に、熱電素子用微弱電源
21は1mA〜1000mAの電流を流すことができる
電源容量である。
【0039】ついで、この第1変形例の熱電素子の通電
試験装置の動作を図4のタイムチャートに基づいて説明
する。まず、時刻t0において温度コントローラ40が
ヒータ駆動指令を送出すると、ヒータ駆動回路11は駆
動されて各ヒータ11a,11b,11c,11dをそ
れぞれ駆動する。これにより、恒温槽10内の温度は徐
々に上昇し、時刻t1において予め設定した所定の温度
0(80℃)に達したことを温度センサ13が検出す
ると、温度コントローラ40はヒータ駆動停止指令を送
出して、ヒータ駆動回路11は各ヒータ11a,11
b,11c,11dの駆動を停止させる。
【0040】各ヒータ11a,11b,11c,11d
の駆動を停止させても、所定の温度T0(80℃)に上
昇した恒温槽10内は所定の時間内はこの温度T0(8
0℃)に保持される。ついで、時刻t2において熱電素
子用微弱電源21をオン動作させて、ワークa,b,
c,dの各熱電素子Xへ微弱電流(例えば1〜500m
A)の給電を開始させる。また、時刻t2において熱電
素子用微弱電源21をオン動作させるとともに熱電素子
用電源20をオン動作させ、さらに、Ch.セレクタ5
0をワークCh.1に切換動作させてワークa,cの各
熱電素子Xへ電流(例えば1〜5A)の給電を開始させ
る。また、各熱電素子Xへ電流および微弱電流の給電を
開始すると同時に、電圧・電流計30によりワークa,
cの各熱電素子Xに流れる電流と電圧の測定動作を開始
させる。
【0041】ワークa,b,c,dの各熱電素子Xへ微
弱電流(例えば1〜500mA)の給電を開始させると
ともに、ワークa,cの各熱電素子Xへ通常電流(例え
ば1〜5A)の給電を開始させる。これにより、ワーク
b,dの各熱電素子Xの高温側(発熱側)は発熱量は少
ないが発熱し、ワークa,cの各熱電素子Xの高温側
(発熱側)は通常の発熱量で発熱(なお、低温側(吸熱
側)は吸熱する)する。このため、恒温槽10内の温度
は徐々に上昇(この場合、ワークb,dの各熱電素子X
の発熱分だけ恒温槽内の発熱量が増大するため、上述し
た実施の形態よりもヒータの駆動時間(オン時間)をさ
らに短くすることが可能となる。)し、時刻t3におい
て、予め設定された所定の高温度T1(85℃)に達し
たことを温度センサ13が検出すると、温度コントロー
ラ40はクーラ駆動指令を送出して、クーラ駆動回路1
2は図示しない冷却ファンを駆動させる。
【0042】これにより、恒温槽10内の温度は徐々に
低下し、時刻t4において、所定の温度T0(80℃)に
達したことを温度センサ13が検出すると、温度コント
ローラ40はクーラ駆動停止指令を送出して、クーラ駆
動回路12は冷却ファンの駆動を停止させる。ついで、
時刻t5において、時刻t2においてワークa,cの各熱
電素子Xへの給電を開始して所定の時間が経過すると、
Ch.セレクタ50をワークCh.2に切換動作させて
ワークa,cの各熱電素子Xへの通常電流の給電を停止
(この場合、微弱電流は給電されている)させるととも
に、ワークb,dの各熱電素子Xへ通常電流の給電を開
始させる。これと同時に、電圧・電流計30は、ワーク
b,dの各熱電素子Xに流れる電流と電圧の測定動作を
開始させる。
【0043】ワークb,dの各熱電素子Xへの給電を開
始させるこれにより、恒温槽10内の温度も徐々に上昇
を続け、時刻t6において、時刻t5においてワークb,
dの各熱電素子Xへの給電を開始して所定の時間が経過
し、恒温槽10内の温度が予め設定された所定の高温度
1(85℃)に達したことを温度センサ13が検出す
ると、熱電素子用電源20をオフ動作させる。これによ
り、恒温槽10内の温度は徐々に低下し、時刻t7にお
いて、所定の温度T0(80℃)に達したことを温度セ
ンサ13が検出すると、時刻t7において熱電素子用電
源20をオン動作させるとともに、Ch.セレクタ50
をワークCh.1に切換動作させてワークa,cの各熱
電素子Xへの給電を再度開始させる。熱電素子Xへの給
電を再度開始させると同時に、電圧・電流計30により
各ワークa,cの各熱電素子Xに流れる電流と電圧の測
定動作を再度開始させる。
【0044】ワークa,cの各熱電素子Xへの給電を開
始すると、ワークa,cの熱電素子Xの高温側(発熱
側)は発熱(なお、低温側(吸熱側)は吸熱する)する
ため、恒温槽10内の温度は徐々に上昇し、時刻t8
おいて、予め設定された所定の高温度T1(85℃)に
達したことを温度センサ13が検出すると、温度コント
ローラ40はクーラ駆動指令を送出して、クーラ駆動回
路12は図示しない冷却ファンを駆動させる。
【0045】これにより、恒温槽10内の温度は徐々に
低下し、時刻t9において、所定の温度T0(80℃)に
達したことを温度センサ13が検出すると、温度コント
ローラ40はクーラ駆動停止指令を送出して、クーラ駆
動回路12は冷却ファンの駆動を停止させる。このよう
な動作を繰り返して行って、各ワークa,b,c,dに
収容された各熱電素子Xに通電を行い、各熱電素子Xの
電気的特性を通電中に測定する。
【0046】上述したように、本第1変形例において
は、恒温槽10内の温度を予め設定された所定の高温度
0(80℃)に維持しつつ、ワークa,b,c,dの
各熱電素子Xへ常に微弱電流(例えば1〜500mA)
を供給し、Ch.セレクタ50をワークCh.1あるい
はワークCh.2に交互に切り換えて、ワークa,cの
各熱電素子Xあるいはワークb,dの各熱電素子Xに通
常の電流を供給して通電試験を行うようにしている。こ
のため、ワークb,dの各熱電素子Xの発熱分あるいは
ワークa,cの各熱電素子Xの発熱分だけ恒温槽10内
の発熱量が増大して、上述した実施の形態よりもヒータ
の駆動時間(オン時間)をさらに短くすることが可能と
なり、電力消費量を低減させることが可能となる。
【0047】(第2変形例)本第2変形例は、低温度
(例えば−40℃)における熱電素子の通電試験を行う
場合であって、図5のタイムチャートに基づいて説明す
る。なお、この場合は、冷却ファンに代えて冷凍サイク
ル等からなる冷却装置を用い、かつヒータを省略した点
において上述した実施形態および第1変形例とは相違す
る。したがって、その他は図1の通電試験装置と同様
(図1と同一符号は同一名称を表す)であるので、その
説明は省略し、図5のタイムチャートに基づいてその動
作について説明する。
【0048】まず、時刻t0において温度コントローラ
40が冷却装置駆動指令を送出すると、クーラ駆動回路
12は駆動されて図示しない冷却装置を駆動する。これ
により、恒温槽10内の温度は徐々に低下し、時刻t1
において予め設定した所定の低温度T0(−40℃)に
達したことを温度センサ13が検出すると、温度コント
ローラ40は冷却装置駆動停止指令を送出して、クーラ
駆動回路12は冷却装置の駆動を停止させる。冷却装置
の駆動を停止させることにより、恒温槽10内の温度は
徐々に上昇する。
【0049】ついで、時刻t2において熱電素子用電源
20をオン動作させるとともに、Ch.セレクタ50を
ワークCh.1に切換動作させてワークa,cの各熱電
素子Xへ電流(例えば1〜5A)の給電を開始させる。
また、各熱電素子Xへ電流の給電を開始すると同時に、
電圧・電流計30によりワークa,cの各熱電素子Xに
流れる電流と電圧の測定動作を開始させる。ワークa,
cの各熱電素子Xへ電流(例えば1〜5A)の給電を開
始させると、ワークa,cの各熱電素子Xの高温側(発
熱側)は発熱(なお、低温側(吸熱側)は吸熱する)す
るため、恒温槽10内の温度は徐々に上昇し、時刻t3
において、予め設定された所定の高温度T1(−35
℃)に達したことを温度センサ13が検出すると、温度
コントローラ40は冷却装置駆動指令を送出して、クー
ラ駆動回路12は図示しない冷却装置を駆動させる。
【0050】これにより、恒温槽10内の温度は徐々に
低下し、時刻t4において、所定の低温度T0(−40
℃)に達したことを温度センサ13が検出すると、温度
コントローラ40は冷却装置の駆動を停止させることに
より、恒温槽10内の温度は徐々に上昇する。冷却装置
の駆動を停止させることにより、恒温槽10内の温度は
徐々に上昇する。ついで、時刻t5において、時刻t2
おいてワークa,cの各熱電素子Xへの給電を開始して
所定の時間が経過すると、Ch.セレクタ50をワーク
Ch.2に切換動作させてワークa,cの各熱電素子X
への電流の給電を停止させるとともに、ワークb,dの
各熱電素子Xへ電流の給電を開始させる。これと同時
に、電圧・電流計30は、ワークb,dの各熱電素子X
に流れる電流と電圧の測定動作を開始させる。
【0051】ワークb,dの各熱電素子Xへの給電を開
始させるこれにより、恒温槽10内の温度も徐々に上昇
を続け、時刻t6において、予め設定された所定の高温
度T1(−35℃)に達したことを温度センサ13が検
出すると、温度コントローラ40は冷却装置駆動指令を
送出して、クーラ駆動回路12は図示しない冷却装置を
駆動させる。これにより、恒温槽10内の温度は徐々に
低下し、時刻t7において、所定の低温度T0(−40
℃)に達したことを温度センサ13が検出すると、温度
コントローラ40は冷却装置の駆動を停止させることに
より、恒温槽10内の温度は徐々に上昇する。
【0052】ついで、時刻t8において、時刻t5におい
てワークb,dの各熱電素子Xへの給電を開始して所定
の時間が経過すると、熱電素子用電源20をオフ動作さ
せてワークb,dの各熱電素子Xへ電流の給電を停止さ
せる。ワークa,cの各熱電素子Xへ電流の給電を停止
させて所定の時間が経過すると、時刻t9において、熱
電素子用電源20をオン動作させるとともに、Ch.セ
レクタ50をワークCh.1に切換動作させてワーク
a,cの各熱電素子Xへの給電を開始させ、電圧・電流
計30により各ワークa,cの各熱電素子Xに流れる電
流と電圧の測定動作を再度開始させる。
【0053】これにより、恒温槽10内の温度は徐々に
上昇し、時刻t10において、予め設定された所定の高温
度T1(−35℃)に達したことを温度センサ13が検
出すると、温度コントローラ40は冷却装置駆動指令を
送出して、クーラ駆動回路12は図示しない冷却装置を
駆動させる。これにより、恒温槽10内の温度は徐々に
低下し、時刻t11において、所定の低温度T0(−40
℃)に達したことを温度センサ13が検出すると、温度
コントローラ40は冷却装置の駆動を停止させる。この
ような動作を繰り返して行って、各ワークa,b,c,
dに収容された各熱電素子Xに通電を行い、各熱電素子
Xの電気的特性を通電中に測定する。
【0054】上述したように、本第2変形例において
は、恒温槽10内の温度を予め設定された所定の低温度
0(−40℃)に維持しつつ、Ch.セレクタ50を
ワークCh.1あるいはワークCh.2に交互に切り換
えて、ワークa,cの各熱電素子Xあるいはワークb,
dの各熱電素子Xに通常の電流を供給して通電試験を行
うようにしている。このため、冷却装置を頻繁に駆動す
ることなく低温度における熱電素子の通電試験を行うこ
とができるようになる。
【0055】(第3変形例)本第3変形例は、常温(2
5℃)における熱電素子の通電試験を行う場合であっ
て、図6のタイムチャートに基づいて説明する。なお、
この場合の通電試験装置は、図1の通電試験装置と同様
(図1と同一符号は同一名称を表す)であるので、その
説明は省略し、図6のタイムチャートに基づいてその動
作について説明する。
【0056】まず、時刻t0において温度コントローラ
40が冷却ファン駆動指令を送出すると、クーラ駆動回
路12は駆動されて図示しない冷却ファンを駆動する。
これにより、恒温槽10内の温度は徐々に低下し、時刻
1において温度コントローラ40がヒータ駆動指令を
送出すると、ヒータ駆動回路11は駆動されて各ヒータ
11a,11b,11c,11dをそれぞれ駆動する。
これにより、恒温槽10内の温度は徐々に上昇し、時刻
2において所定の温度T0(25℃)に達したことを温
度センサ13が検出すると、温度コントローラ40はヒ
ータ駆動停止指令を送出して、ヒータ駆動回路11は各
ヒータ11a,11b,11c,11dの駆動を停止さ
せる。
【0057】各ヒータ11a,11b,11c,11d
の駆動を停止させても、所定の温度T0(25℃)に上
昇した恒温槽10内は所定の時間内はこの温度T0(2
5℃)に保持される。ついで、時刻t3において熱電素
子用電源20をオン動作させ、さらに、Ch.セレクタ
50をワークCh.1に切換動作させてワークa,cの
各熱電素子Xへ電流(例えば1〜5A)の給電を開始さ
せる。また、各熱電素子Xの給電を開始すると同時に、
電圧・電流計30によりワークa,cの各熱電素子Xに
流れる電流と電圧の測定動作を開始させる。
【0058】ワークa,cの各熱電素子Xへ電流(例え
ば1〜5A)の給電を開始させると、ワークa,cの各
熱電素子Xの高温側(発熱側)は発熱するため、恒温槽
10内の温度は徐々に上昇し、時刻t4において、予め
設定された所定の高温度T1(30℃)に達したことを
温度センサ13が検出すると、温度コントローラ40は
クーラ駆動指令を送出して、クーラ駆動回路12は図示
しない冷却ファンを駆動させる。これにより、恒温槽1
0内の温度は徐々に低下し、時刻t5において、所定の
温度T0(25℃)に達したことを温度センサ13が検
出すると、温度コントローラ40はクーラ駆動停止指令
を送出して、クーラ駆動回路12は冷却ファンの駆動を
停止させる。
【0059】ついで、時刻t6において、時刻t3におい
てワークa,cの各熱電素子Xへの給電を開始して所定
の時間が経過すると、Ch.セレクタ50をワークC
h.2に切換動作させてワークa,cの各熱電素子Xへ
の通常電流の給電を停止させるとともに、ワークb,d
の各熱電素子Xへ通常電流の給電を開始させる。これと
同時に、電圧・電流計30は、ワークb,dの各熱電素
子Xに流れる電流と電圧の測定動作を開始させる。
【0060】ワークb,dの各熱電素子Xへの給電を開
始させるこれにより、恒温槽10内の温度も徐々に上昇
を続け、時刻t7において、予め設定された所定の高温
度T1(30℃)に達したことを温度センサ13が検出
すると、温度コントローラ40はクーラ駆動指令を送出
して、クーラ駆動回路12は図示しない冷却ファンを駆
動させる。これにより、恒温槽10内の温度は徐々に低
下し、時刻t8において、所定の温度T0(25℃)に達
したことを温度センサ13が検出すると、温度コントロ
ーラ40はクーラ駆動停止指令を送出して、クーラ駆動
回路12は冷却ファンの駆動を停止させる。
【0061】時刻t8においてワークb,dの各熱電素
子Xへの給電を開始して所定の時間が経過すると、熱電
素子用電源20をオフ動作させる。これにより、恒温槽
10内の温度は徐々に低下し、時刻t9において、予め
設定された所定の低温度T2(20℃)に達したことを
温度センサ13が検出すると、温度コントローラ40は
ヒータ駆動指令を送出して、ヒータ駆動回路11は各ヒ
ータ11a,11b,11c,11dを駆動させ、温度
上昇させて時刻t10において、温度コントローラ40は
ヒータ駆動停止指令を送出して、ヒータ駆動回路11は
各ヒータ11a,11b,11c,11dの駆動を停止
させる。
【0062】ついで、時刻t11において熱電素子用電源
20をオン動作させるとともに、Ch.セレクタ50を
ワークCh.1に切換動作させてワークa,cの各熱電
素子Xへの給電を再度開始させる。熱電素子Xへの給電
を再度開始させると同時に、電圧・電流計30により各
ワークa,cの各熱電素子Xに流れる電流と電圧の測定
動作を再度開始させる。このような動作を繰り返して行
って、各ワークa,b,c,dに収容された各熱電素子
Xに通電を行い、各熱電素子Xの電気的特性を通電中に
測定する。
【0063】上述したように、本第3変形例において
は、恒温槽10内の温度を常温(25℃)に維持しつ
つ、Ch.セレクタ50をワークCh.1あるいはワー
クCh.2に交互に切り換えて、ワークa,cの各熱電
素子Xあるいはワークb,dの各熱電素子Xに通常の電
流を供給して通電試験を行うことが可能となり、電力消
費量を低減させることが可能となる。
【0064】(第4変形例)本第4変形例の熱電素子の
通電試験装置は、図1の通電試験装置のCh.セレクタ
50に極性反転器を付加した点で相違するが、その他は
図1の通電試験装置と同様(図1と同一符号は同一名称
を表す)であるので、その説明は省略し、図7のタイム
チャートに基づいてその動作について説明する。
【0065】ついで、この第4変形例の熱電素子の通電
試験装置の動作を図7のタイムチャートに基づいて説明
する。まず、時刻t0において温度コントローラ40が
ヒータ駆動指令を送出すると、ヒータ駆動回路11は駆
動されて各ヒータ11a,11b,11c,11dをそ
れぞれ駆動する。これにより、恒温槽10内の温度は徐
々に上昇し、時刻t1において所定の温度T0(80℃)
に達したことを温度センサ13が検出すると、温度コン
トローラ40はヒータ駆動停止指令を送出して、ヒータ
駆動回路11は各ヒータ11a,11b,11c,11
dの駆動を停止させる。
【0066】各ヒータ11a,11b,11c,11d
の駆動を停止させても、所定の温度T0(80℃)に上
昇した恒温槽10内は所定の時間内はこの温度T0(8
0℃)に保持される。ついで、時刻t2において熱電素
子用電源20をオン動作させるとともに、Ch.セレク
タ50はワークCh.1を正極性に切換動作させ、ワー
クCh.2を負極性に切換動作させる。これにより、ワ
ークa,cの各熱電素子Xへ正極性の電流(例えば1〜
5A)の給電を開始させるとともに、ワークb,dの各
熱電素子Xへ負極性の電流(例えば1〜5A)の給電を
開始させる。これと同時に、電圧・電流計30によりワ
ークa,b,c,dの各熱電素子Xに流れる電流と電圧
の測定動作を開始させる。
【0067】これにより、ワークa,cの各熱電素子X
の高温側(発熱側)は発熱し、ワークb,dの各熱電素
子Xの高温側(発熱側)は吸熱する。このため、恒温槽
10内の温度は安定性が増して、極めて緩やかに上昇す
る。ついで、熱電素子用電源20をオン動作させて所定
の時間が経過すると、時刻t3において、熱電素子用電
源20を所定の時間だけオフ動作(なお、このオフ動作
時間はオン動作時間よりも短い)させる。この後、時刻
4において、再度、熱電素子用電源20をオン動作さ
せるとともに、Ch.セレクタ50はワークCh.1を
負極性に切換動作させ、ワークCh.2を正極性に切換
動作させる。これにより、ワークa,cの各熱電素子X
へ負極性の電流(例えば1〜5A)の給電を開始させる
とともに、ワークb,dの各熱電素子Xへ正極性の電流
(例えば1〜5A)の給電を開始させる。
【0068】これにより、ワークb,dの各熱電素子X
の高温側(発熱側)は発熱し、ワークa,cの各熱電素
子Xの高温側(発熱側)は吸熱する。このため、恒温槽
10内の温度は安定性が増して、極めて緩やかに上昇す
る。ついで、熱電素子用電源20をオン動作させて所定
の時間が経過すると、時刻t5において、熱電素子用電
源20を所定の時間だけオフ動作させる。この後、時刻
6において、再度、熱電素子用電源20をオン動作さ
せるとともに、Ch.セレクタ50はワークCh.1を
正極性に切換動作させ、ワークCh.2を負極性に切換
動作させる。これにより、ワークa,cの各熱電素子X
へ正極性の電流(例えば1〜5A)の給電を開始させる
とともに、ワークb,dの各熱電素子Xへ負極性の電流
(例えば1〜5A)の給電を開始させる。
【0069】ついで、時刻t7において、予め設定され
た所定の高温度T1(85℃)に達したことを温度セン
サ13が検出すると、温度コントローラ40はクーラ駆
動指令を送出して、クーラ駆動回路12は図示しない冷
却ファンを駆動させる。これにより、恒温槽10内の温
度は徐々に低下し、時刻t8において、所定の温度T
0(80℃)に達したことを温度センサ13が検出する
と、温度コントローラ40はクーラ駆動停止指令を送出
して、クーラ駆動回路12は冷却ファンの駆動を停止さ
せる。
【0070】上述したように、本第4変形例において
は、恒温槽10内の温度を予め設定された所定の高温度
0(80℃)に維持しつつ、Ch.セレクタ50をワ
ークCh.1あるいはワークCh.2に交互に切り換え
て、ワークa,cの各熱電素子Xあるいはワークb,d
の各熱電素子Xに交互に極性が異なる電流を供給して通
電試験を行うようにしている。このため、ワークa,c
の各熱電素子Xの発熱分はワークb,dの各熱電素子X
の吸熱分により吸収され、あるいはワークb,dの各熱
電素子Xの発熱分はワークa,cの各熱電素子Xの吸熱
分により吸収されることとなるため、恒温槽10内の雰
囲気温度の安定性が向上して、ヒータあるいはクーラー
の付加を軽減させることが可能となる。
【0071】なお、上述した実施の形態および各変形例
においては、各ワークa,b,c,dに収容された各熱
電素子Xを接続線A,Bによりワークa,cおよびb,
dの2組に分けて接続し、この2組のワークa,cおよ
びb,dをCh.セレクタ(切換手段)50により1組
毎に順次切り換えて熱電素子用電源20から給電する例
について説明したが、用いるワークの個数は4個に限ら
ず使用する恒温槽の大きさに応じて適宜選択するように
すればよく、また、接続線もA,Bの2組に限らず、使
用するワークの個数に応じて選択して組分けし、これら
をCh.セレクタ(切換手段)により順次切り換えて通
電するようにすればよい。
【0072】この場合、同時にオン状態になる組が存在
することもあるが、要するに、全ての組がオン状態にな
らないように切り換えるようにすればよい。また、上述
した実施の形態においては、給電中に各熱電素子Xの電
気的特性を測定する例について説明したが、電気的特性
の測定を通電後に行うようにしても良い。さらに、上述
した実施の形態および各変形例においては、各ワーク
a,b,c,dを恒温槽内に収容する例について説明し
たが、恒温槽に限らず、各ワークa,b,c,dを保温
状態が良好な収容槽に収容するようにしてもよい。ま
た、これらのワークa,b,c,dをホットプレートで
加熱する例について説明したが、ホットプレートに限ら
ず、各ワークa,b,c,dを均等に加熱できる電熱ヒ
ータ等を用いるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の熱電素子の通電試験装置の全体構成
を模式的に示すブロック図である。
【図2】 図1の通電試験装置の動作を示すタイムチャ
ートである。
【図3】 本発明の第1変形例の熱電素子の通電試験装
置の全体構成を模式的に示すブロック図である。
【図4】 図3の通電試験装置の動作を示すタイムチャ
ートである。
【図5】 本発明の第2変形例の通電試験装置の動作を
示すタイムチャートである。
【図6】 本発明の第3変形例の通電試験装置の動作を
示すタイムチャートである。
【図7】 本発明の第4変形例の通電試験装置の動作を
示すタイムチャートである。
【図8】 従来例の熱電素子の通電試験装置の全体構成
を模式的に示すブロック図である。
【図9】 図8の通電試験装置の動作を示すタイムチャ
ートである。
【符号の説明】
10…恒温槽(収納槽)、11…ヒータ駆動回路、a,
b,c,d…ワーク、11a,11b,11c,11d
…ホットプレート(加熱手段)、X…熱電素子、A,B
…接続線(接続手段)、12…クーラ駆動回路、13…
温度センサ、20…熱電素子用電源、30…電圧・電流
計(測定手段)、40…温度コントローラ(温度制御手
段)、50…チャンネルセレクタ(切換手段)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の熱電素子を所定の温度に保持する
    とともに、該熱電素子に電流を供給して、該熱電素子の
    電気的特性を測定する熱電素子の通電試験方法であっ
    て、 複数組に組分けして導電接続された前記複数の熱電素子
    を収納槽に収納した後、 前記収納槽内の温度を所定の温度に制御するとともに、 前記組分けして導電接続された前記複数の熱電素子の1
    組毎に順次切り換えて所定の電流を供給するようにした
    ことを特徴とする熱電素子の通電試験方法。
  2. 【請求項2】 複数の熱電素子を所定の温度に保持する
    とともに、該熱電素子に電流を供給して、該熱電素子の
    電気的特性を測定する熱電素子の通電試験方法であっ
    て、 複数組に組分けして導電接続された前記複数の熱電素子
    を収納槽に収納した後、 前記収納槽内の温度を所定の温度に制御するとともに、 前記組分けして導電接続された前記複数の熱電素子の1
    組毎に順次切り換えて所定の電流を供給するとともに、
    所定の電流が供給されない複数の熱電素子の各組には微
    弱電流を供給するようにしたことを特徴とする熱電素子
    の通電試験方法。
  3. 【請求項3】 複数の熱電素子を所定の温度に保持する
    とともに、該熱電素子に電流を供給して、該熱電素子の
    電気的特性を測定する熱電素子の通電試験方法であっ
    て、 複数組に組分けして導電接続された前記複数の熱電素子
    を収納槽に収納した後、 前記収納槽内の温度を所定の温度に制御するとともに、 前記組分けして導電接続された一方の組の熱電素子には
    一方の極性の電流を供給し、他方の組の熱電素子には他
    方の極性の電流を供給するとともに、これらの極性を所
    定時間毎に交互に切り換えるようにしたことを特徴とす
    る熱電素子の通電試験方法。
  4. 【請求項4】 複数の熱電素子を所定の温度に保持する
    とともに、該熱電素子に電流を供給して、該熱電素子の
    電気的特性を測定する熱電素子の通電試験装置であっ
    て、 前記複数の熱電素子を収納する収納槽と、 前記複数の熱電素子を複数組に組分けして導電接続する
    接続手段と、 前記複数の熱電素子に電流を供給する熱電素子用電源
    と、 前記収納槽内を加熱する加熱手段と、 前記収納槽内を冷却する冷却手段と、 前記収納槽内を所定の温度に制御する温度制御手段と、 前記熱電素子用電源と前記組分けして導電接続された前
    記複数の熱電素子の1組との導電接続を順次切り換える
    切換手段と、 前記複数の熱電素子の電気的特性を測定する測定手段と
    を備えたことを特徴とする熱電素子の通電試験装置。
  5. 【請求項5】 前記切換手段に前記熱電素子用電源の極
    性を切り換える極性切換手段を備えるようにしたことを
    特徴とする請求項4に記載の熱電素子の通電試験装置。
  6. 【請求項6】 複数の熱電素子を所定の温度に保持する
    とともに、該熱電素子に電流を供給して、該熱電素子の
    電気的特性を測定する熱電素子の通電試験装置であっ
    て、 前記複数の熱電素子を収納する収納槽と、 前記複数の熱電素子を複数組に組分けして導電接続する
    接続手段と、 前記複数の熱電素子に電流を供給する熱電素子用電源
    と、 前記複数の熱電素子に微弱電流を供給する熱電素子用微
    弱電源と、 前記収納槽内を加熱する加熱手段と、 前記収納槽内を冷却する冷却手段と、 前記収納槽内を所定の温度に制御する温度制御手段と、 前記熱電素子用電源と前記組分けして導電接続された前
    記複数の熱電素子の1組との導電接続を順次切り換える
    切換手段と、 前記複数の熱電素子の電気的特性を測定する測定手段と
    を備えたことを特徴とする熱電素子の通電試験装置。
  7. 【請求項7】 前記切換手段による切り換えを所定の時
    間毎に行うようにしたことを特徴とする請求項4から請
    求項6のいずれかに記載の熱電素子の通電試験装置。
  8. 【請求項8】 前記収納槽は恒温槽であることを特徴と
    する請求項4から請求項7のいずれかに記載の熱電素子
    の通電試験装置。
  9. 【請求項9】 前記加熱手段はホットプレートであるこ
    とを特徴とする請求項4から請求項7のいずれかに記載
    の熱電素子の通電試験装置。
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