JP2001173831A - 電磁弁マニホールド - Google Patents

電磁弁マニホールド

Info

Publication number
JP2001173831A
JP2001173831A JP36505899A JP36505899A JP2001173831A JP 2001173831 A JP2001173831 A JP 2001173831A JP 36505899 A JP36505899 A JP 36505899A JP 36505899 A JP36505899 A JP 36505899A JP 2001173831 A JP2001173831 A JP 2001173831A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
manifold
manifold base
solenoid valve
exhaust passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP36505899A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuzo Masuo
秀三 増尾
Naohiro Eguchi
尚宏 江口
Mitsuhiro Kosugi
光弘 小杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CKD Corp
Original Assignee
CKD Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CKD Corp filed Critical CKD Corp
Priority to JP36505899A priority Critical patent/JP2001173831A/ja
Publication of JP2001173831A publication Critical patent/JP2001173831A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetically Actuated Valves (AREA)
  • Valve Housings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 体格の大型化を招くことなく各電磁弁毎にマ
ニホールドベースに設けた各種制御弁の取り外し及び取
り付けに要する作業時間を短くする。 【解決手段】 各電磁弁18をマニホールドベース11
の排気流路14に連通する排気通路17上に、排気流路
14から電磁弁18側への作動流体の逆流を規制する逆
止弁19を設ける。逆止弁19は、マニホールドベース
11の各外側面で、電磁弁18が固定される弁固定面1
1b及び取付面11a以外の左右両側面11c,11d
に開口するように設けられた弁組付孔20に、逆止弁1
8の外周面に設けたOリング21を介在した状態で軸線
方向に取り付け及び取り外し可能に組み付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各電磁弁毎に逆止
弁等の各種制御弁をマニホールドベースに設けた電磁弁
マニホールドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば複数の流体圧シリンダを駆
動制御する電磁弁マニホールドには、そのマニホールド
ベースに設けた排気流路から各電磁弁を介して流体圧シ
リンダ側への流体の逆流を防止するための逆止弁を各電
磁弁毎に設けたものがある。
【0003】例えば、実開平7−38831号の弁組立
体では、各電磁弁が固定されるマニホールドベースの弁
固定面に弁組付孔を設け、この弁組付孔に逆止弁を組み
付けた状態で電磁弁を弁固定面上に固定するようにして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電磁弁
マニホールドを設置後にその使用状態によって各逆止弁
が不要になる場合があり、マニホールドベースから各逆
止弁を取り外す場合がある。又、各逆止弁を保守点検す
る場合には、逆止弁を取り外し、点検後に再び取り付け
る必要がある。
【0005】上記の弁組立体で各逆止弁をマニホールド
ベースから取り外す場合、マニホールドベースの弁固定
面に設けられた弁組付孔に逆止弁が組み付けられている
ので、各電磁弁を一旦マニホールドベースから取り外す
必要がある。従って、逆止弁を取り外すために要する作
業工数が多くなり、逆止弁の取り外し作業に長い時間が
かかる。
【0006】そこで、電磁弁をマニホールドベースから
取り外すことなく、制御弁を容易に取り外し及び取り付
けできるようにするため、マニホールドベースと各電磁
弁との間に介在させたブロック体に逆止弁を組み付ける
構造が考えられる。そして、各電磁弁はブロック体内に
設けた流路を介してマニホールドベースとの間で作動流
体を給排する構成とする。このような構成によれば、電
磁弁をブロック体から取り外すことなく、逆止弁をブロ
ック体に対し取り外し及び取り付けすることができる。
しかしながら、マニホールドベースと各電磁弁との間に
ブロック体を設けると、電磁弁マニホールドの体格が大
型化する問題がある。
【0007】これは、逆止弁に限らず、各電磁弁毎に速
度制御弁を設けた電磁弁マニホールドでも同様の問題と
なる。本発明は、上記問題点を解決するためになされた
ものであって、その目的は、電磁弁マニホールドの体格
の大型化を招くことなく、各電磁弁毎にマニホールドベ
ースに設けた各種制御弁の取り付け及び取り外しを従来
より短い作業時間で行うことができる電磁弁マニホール
ドを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、出力ポートが複数設けら
れるとともに給気流路及び排気流路が設けられたマニホ
ールドベースを備え、該マニホールドベースに設けられ
た弁固定面には、前記出力ポート毎に、該出力ポートに
連通されるとともに前記給気流路及び排気流路に連通さ
れる電磁弁が固定され、前記各電磁弁を前記排気流路に
連通するための前記マニホールドベースの排気通路上に
は、該電磁弁から前記排気流路に排出される流体を制御
する制御弁が設けられている電磁弁マニホールドにおい
て、前記制御弁は、前記マニホールドベースの外側面
で、前記弁固定面以外のいずれかの外側面に開口するよ
うに設けられた弁組付孔に取り付け及び取り外し可能に
組み付けられている電磁弁マニホールドである。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記各出力ポートは、前記マニホール
ドベースに設けられた取付面に設けられ、前記弁組付孔
は、前記マニホールドベースの外側面で、前記弁固定面
及び取付面を除くいずれかの外側面に設けられている。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、前記制御弁は前記弁組付孔に対し、シ
ール部材を介在した状態で嵌合することで取り付けら
れ、前記弁組付孔が設けられた前記マニホールドベース
の外側面には、該各弁組付孔に組み付けられた前記制御
弁に当接して該弁組付孔に保持する弁固定板が固定され
ている。
【0011】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
各電磁弁が固定されているマニホールドベースの弁固定
面以外の外側面でいずれかの外側面に開口するように設
けられた弁組付孔に対し、電磁弁を取り外すことなく制
御弁が取り外し及び取り付けされる。従って、制御弁の
取り外し及び取り付け時に、各電磁弁をマニホールドベ
ースから取り外す必要がない。
【0012】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の作用に加えて、マニホールドベースの弁
固定面及び取付面以外の外側面に弁組付孔を設けている
ことから、電磁弁マニホールドが設置されている状態で
各制御弁が取り外し及び取り付け可能となる。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の作用に加えて、弁組付孔に対し制御弁を
軸線方向に移動させるだけで、取り外し及び取り付けが
行われる。そして、弁組付孔内に組み付けられた制御弁
は、弁固定板によって固定される。
【0014】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明を具体化した第1の実施の形態を図1〜図5に従って
説明する。
【0015】図2,3に示すように、電磁弁マニホール
ド10は、略直方体のブロック体からなるマニホールド
ベース11を備えている。マニホールドベース11は、
その下面を取付面11aとし、この取付面11aには、
それぞれ外部の図示しない空圧機器に接続される出力ポ
ート12(図3に図示)が複数設けられている。又、マ
ニホールドベース11には、各空圧機器に供給するため
の作動流体が外部から供給される給気流路13と、各空
圧機器から排出される作動流体を外部に排出するための
排気流路14とが、それぞれマニホールドベース11の
長手方向に延びるように設けられている。
【0016】マニホールドベース11は、その上面を弁
固定面11bとし、この弁固定面11b上には、前記各
出力ポート12毎に、各出力ポート12に連通する出力
通路対15と、前記給気流路13に連通する給気通路1
6と、前記各排気流路14に連通する排気通路17とが
開口されている。
【0017】そして、弁固定面11bには、各出力ポー
ト12毎に、電磁弁18が取り付け及び取り外し可能に
固定されている。各電磁弁18は、出力通路対15を介
して出力ポート12に連通されるとともに、給気通路1
6を介して給気流路13に連通され、又、各排気通路1
7を介して各排気流路14に連通されている。
【0018】電磁弁18は、図1に示すように、スプー
ル弁型の5ポート2位置弁対方向制御弁であって、一対
のスプール弁18aをそれぞれの電磁ソレノイド18b
で駆動するようになっている。各ポートは、2つの出力
ポート18c、1つの供給ポート18d及び2つの排気
ポート18eからなり、各出力ポート18cがそれぞれ
出力通路15に、給気ポート18dが給気通路16に、
そして、排気ポート18eが排気通路17にそれぞれ連
通されている。
【0019】そして、電磁弁18は、各電磁ソレノイド
18bへの非通電時には、各出力通路15にそれぞれ排
気通路17を連通させ、通電時には、各出力通路15に
給気通路16を連通させる。
【0020】図1に示すように、マニホールドベース1
1には、各出力ポート12毎に、排気流路14に連通す
る排気通路17上に、この排気通路17を通っての排気
流路14から電磁弁18側への作動流体の逆流を規制す
る制御弁としての逆止弁19が設けられている。
【0021】逆止弁19は、各出力ポート12毎に、マ
ニホールドベース11の左側面11c及び右側面11d
にそれぞれ開口するように設けられた弁組付孔20に組
み付けられている。逆止弁19は、弁組付孔20に対
し、逆止弁19との間を密封する一対のOリング21を
介在した状態で嵌合することで組み付けられている。
【0022】図4はその逆止弁19の断面図を示す。逆
止弁19は、略円筒状の胴部22を備え、この胴部22
の内部に弁室23を備えている。胴部22の一方の端面
には弁室23に連通する流入口24が開口され、同じく
外周面には弁室23に連通する複数の吐出口25が開口
されている。弁室23内には、圧縮コイルばね26によ
って付勢されて流入口24を閉塞する弁体27が設けら
れている。弁体27は、流入口24から弁室23内への
作動流体の流入を許容して吐出口25から排出させると
ともに吐出口25から弁室23への作動流体の流入を規
制する。
【0023】尚、吐出口25は、胴部22の外周面に設
けられた周溝28の底面に開口され、その周溝28は前
記排気流路14に連通されている。又、前記各Oリング
21は、胴部22の外周面において前記周溝28の両側
に設けられた各周溝29に装着されている。
【0024】図1,2に示すように、弁組付孔20が開
口されたマニホールドベース11の左右両側面11c,
11dには、マニホールドベース11の長手方向に延び
る溝30が設けられている。各溝30内には、同溝30
に沿って延びるように形成され、各弁組付孔20に組み
付けられた各逆止弁19に当接して、逆止弁19を弁組
付孔20内に保持する弁固定板31が設けられている。
【0025】図1に示すように、マニホールドベース1
1の左右両側面11c,11dに形成した溝30の上下
両面には、係止溝32がそれぞれ形成されている。マニ
ホールドベース11の左右両側面11c,11dには、
各電磁弁18毎に、その電磁弁18に接続された電気線
33が引き込まれる配線カバー34が上下一対の係止溝
32によって取り付け及び取り外し可能に固定されてい
る。各配線カバー34は、隣り合うもの同士が連通する
ように形成され、全体として各電磁弁18の電気線33
を外部から覆った状態でマニホールドベース11の長手
方向における一方の端部まで案内する。
【0026】各電磁弁18の電気線33は、図2に示す
ように、マニホールドベース11の一方の端部において
弁固定面11bに固定された電気コネクタブロック35
内に集合され、電気コネクタブロック35に設けられて
いるコネクタ36によって外部の図示しない弁制御装置
に接続される。
【0027】さらに、電気コネクタブロック35が設け
られたマニホールドベース11の端部には、各配線カバ
ー34によって同端部に案内された各電気線33を、外
部から覆ったままの状態で電気コネクタブロック35内
に導入するための配線カバー37が設けられている。配
線カバー37は、各配線カバー34と同様に、係止溝3
2に取り付け及び取り外し可能に固定されている。
【0028】尚、マニホールドベース11の左右両側面
11c,11dに設けられた配線カバー34列及び配線
カバー37は、マニホールドベース11の各端部で係止
溝32によって取り付け及び取り外し可能に左右両側面
11c,11dに固定される配線蓋38によって端部の
開口部が覆われている。
【0029】電磁弁マニホールド10は、図5に示すよ
うに、環状に形成されたシート状のパッキン39を介在
して取付台40の取付面40aに固定される。取付面4
0aには、マニホールドベース11の取付面11aに設
けられた各出力ポート12を内包する接続孔40bが設
けられている。又、パッキン39は、接続孔40bの辺
縁を内包する孔39aを備えている。そして、電磁弁マ
ニホールド10は、全ての出力ポート12が、パッキン
39の孔39aと取付台40の接続孔40bとを介して
外部に対して機密状態で取付台40の内部に連通する状
態で取付面40a上に固定される。取付面40aに固定
された電磁弁マニホールド10の各出力ポート12は、
各電磁弁18によって駆動制御する流体圧機器に接続さ
れる。即ち、電磁弁マニホールド10は、取付台40に
よって各流体圧機器と機密状態で隔絶された空間で各流
体圧機器を駆動制御する。
【0030】次に、以上のように構成された電磁弁マニ
ホールドが有する各作用及び効果について説明する。 (1) 本実施の形態によれば、電磁弁18が固定され
ているマニホールドベース11の弁固定面11b以外の
左右両側面11c,11dに開口した弁組付孔20に対
して逆止弁19が取り外し及び取り付けされる。つま
り、各電磁弁18をマニホールドベース11に固定した
ままの状態で逆止弁19が取り外し及び取り付けされ
る。従って、電磁弁マニホールド10の体格の大型化を
招くことなく、各電磁弁18毎にマニホールドベース1
1に設けた逆止弁19の取り外し及び取り付け作業を、
短い作業時間で行うことができる。
【0031】(2) しかも本実施の形態によれば、電
磁弁マニホールド10が取付台40に設置されている状
態で、マニホールドベース11の左右両側面11c,1
1dに設けられた弁組付孔20を外部に開口させること
ができる。従って、電磁弁マニホールド10を取付台4
0に設置したままの状態で各逆止弁19の取り外し及び
取り付けを行うことができる。
【0032】(3) さらに本実施の形態によれば、弁
組付孔20に対し、Oリング21を介在させた状態で逆
止弁19を嵌合させることで取り付けられる。従って、
弁組付孔に対し、逆止弁を螺合によって取り付ける場合
に比較して、逆止弁19の取り外し及び取り付けをより
一層短い作業時間で行うことができる。
【0033】(4) 本実施の形態によれば、各弁組付
孔20に取り付けられている逆止弁19が、各弁組付孔
20が開口するマニホールドベース11の左右両側面1
1c,11dに固定され、逆止弁19に当接する弁固定
板31によって保持される。従って、弁組付孔20に取
り付けられている逆止弁19に、例えば排気通路17内
の作動流体の圧力に基づく軸線方向外向きの付勢力が加
わっても弁組付孔20から抜けることはない。
【0034】(5) 本実施の形態によれば、各電磁弁
18から排気流路14へ作動流体が排出されるときに
は、排気通路17上に設けられた逆止弁19によって排
出が許容される一方、電磁弁18から排気流路14へ作
動流体が排出されないときには、逆止弁19によって排
気流路14から電磁弁18への作動流体の逆流が規制さ
れる。従って、出力ポート12での出力動作が電磁弁1
8の作動に一致するように行われるので、各流体圧機器
を高い制御精度で駆動することができる。
【0035】(6) 本実施の形態によれば、各電磁弁
18に接続されている電気線33が、マニホールドベー
ス11に固定された配線カバー34列によって外部から
ほぼ覆われた状態でマニホールドベース11の長手方向
の一方の端部に案内されて電気コネクタブロック35に
接続される。従って、各電磁弁18に接続された電気線
33が外部に露出しないので、取り扱いや外部の掃除が
容易となり、又、美観が向上する。
【0036】(第2の実施の形態)次に、本発明を具体
化した第2の実施の形態を図6〜図8に従って説明す
る。尚、本実施の形態は、前記第1の実施の形態の制御
弁である逆止弁19を速度制御弁41に変更したこと
と、配線カバー34,37を設けないようにしたことの
みが第1の実施の形態と異なる。従って、第1の実施の
形態と同じ構成については、符号を同じにしてその説明
を省略し、速度制御弁41のみについて詳述する。
【0037】図6に示すように、マニホールドベース1
1には、各出力ポート12毎に、電磁弁18を排気流路
14に連通する排気通路17上に、この排気通路17を
通って電磁弁18から排気流路14へ排出される作動流
体の流量を制御する制御弁としての速度制御弁41が設
けられている。
【0038】速度制御弁41は、各出力ポート12対毎
に設けられ、マニホールドベース11の取付面11a及
び弁固定面11bを除く左右両側面11c,11dにそ
れぞれ開口するように設けられた弁組付孔20に組み付
けられている。速度制御弁41は、弁組付孔20に対
し、速度制御弁41との間を密封する一対のOリング2
1を介在した状態で嵌合することで組み付けられてい
る。
【0039】速度制御弁41は、図7に示すように、略
円筒状の胴部42を備え、この胴部42の内部には弁室
43を備えている。胴部42の両端面の一方には弁室4
3に連通する流入口44が開口され、同じく外周面には
弁室43に連通する複数の吐出口45が開口されてい
る。弁室43内には、流入口44の開口量を調整するた
めの弁体46が設けられている。弁体46には、胴部4
2の両端面の他方に形成された雌ねじ孔47に螺合する
雄ねじ軸48が形成されている。そして、胴部42から
外部に突出する雄ねじ軸48の端部に設けられた調整ノ
ブ49が操作されると、弁体46は流入口44に対して
軸線方向に接近又は離間する。すると、流入口44の開
口量が変化する。尚、雄ねじ軸48には、ロックナット
50が螺合されている。
【0040】尚、吐出口45は、胴部42の外周面に設
けられた周溝51の底面に開口され、周溝51は排気流
路14に連通されている。又、前記Oリング21は、胴
部42の外周面において前記周溝51の両側に設けられ
た各周溝52に装着されている。
【0041】図6に示すように、弁組付孔20が開口さ
れたマニホールドベース11の左右両側面11c,11
dに設けられた溝30には、この溝30に沿ってマニホ
ールドベース11の長手方向に延びる弁固定板53が固
定されている。弁固定板53は、各弁組付孔20に取り
付けられた各速度制御弁41に当接して、速度制御弁4
1を弁組付孔20内に固定保持する。弁固定板53は、
各弁組付孔20毎に、速度制御弁41の胴部42に設け
られた小径部42aに嵌合する嵌合孔53aを備えてい
る。そして、弁固定板53は、各速度制御弁41を、胴
部42の小径部42aに嵌合した嵌合孔53aによって
回動不能に固定するとともに、小径部42aと外側の周
溝52側との段差面にその内側面を当接することで弁組
付孔20から抜けないように固定する。そして、速度制
御弁41は、調整ノブ49が回動されると、胴部42が
回動しないままで雄ねじ軸48が軸線回りに回動し弁体
46と流入口44との位置関係が変更されて開口量が変
化する。
【0042】弁固定板53の外面には、図8に示すよう
に、各速度制御弁41毎に、速度制御弁41によって制
御される電磁弁18から排気流路14への作動流体の排
出流量の目安となる調整ノブ49の目盛り54が設けら
れている。
【0043】以上のように構成された電磁弁マニホール
ドは、第1の実施の形態において(1)〜(4)に記載
した各作用及び効果と、以下に記載する各作用及び効果
とを有する。
【0044】(7) 本実施の形態によれば、各電磁弁
18から排気流路14へ作動流体が排出されるとき、排
気通路17上に設けられた速度制御弁41によってその
流量が所定の設定値未満に調整される。従って、送り工
程で流体圧シリンダから排出される作動流体の排出量が
予め設定された排出量を超えないようにして、流体圧シ
リンダの送り工程時の作動速度が所定の速度を超えない
ようにするメータアウト制御を行うことができる。
【0045】(8) 本実施の形態によれば、弁固定板
52に設けられた調整ノブ49の目盛り54によって、
速度制御弁41によって制御される電磁弁18からの作
動流体の排出流量が判断可能となる。従って、電磁弁1
8によって制御する流体圧機器の作動速度の調整を容易
に行うことができる。
【0046】(第3の実施の形態)次に、本発明を具体
化した第3の実施の形態を図9に従って説明する。尚、
本実施の形態は、前記第1の実施の形態における弁固定
板31を蓋板55に変更したことと、配線カバー34,
37を設けないようにしたことのみが第1の実施の形態
と異なる。従って、第1の実施の形態と同じ構成につい
ては、符号を同じにしてその説明を省略し、蓋板55の
みについて詳述する。尚、本実施の形態の逆止弁は、前
記第1の実施の形態の逆止弁19と若干形状が異なるが
基本的な構成は同一であるので同じ符号を付して説明を
省略する。
【0047】図9に示すように、弁組付孔20が開口さ
れたマニホールドベース11の左右両側面11c,11
dに設けられた溝30には、溝30に沿ってマニホール
ドベース11の長手方向に延びる蓋板55が固定されて
いる。蓋板55は、各弁組付孔20に組み付けられた各
逆止弁19に当接して、逆止弁19を弁組付孔20内に
保持する。又、蓋板55は、各弁組付孔20の開口部全
体を覆うとともに、溝30の殆どの部分を埋めるように
形成されている。
【0048】以上のように構成された電磁弁マニホール
ドは、第1の実施の形態において(1)〜(5)に記載
した各作用及び効果を有する。以下、本発明を具体化し
たその他の実施の形態を列挙する。
【0049】○ 各実施の形態では、マニホールドベー
ス11に設けた弁組付孔20に、逆止弁19をOリング
21を介在した状態で嵌合させることで取り付けるよう
にした。これを、弁組付孔20を雌ねじ孔として、外周
面に雄ねじ部を形成した逆止弁19を螺合させることで
取り付ける構成としてもよい。この場合にも、電磁弁マ
ニホールド10の体格の大型化を招くことなく、各電磁
弁18毎にマニホールドベース11に設けた逆止弁19
の取り外し及び取り付け作業を、短い作業時間で行うこ
とができる。
【0050】○ 第1の実施の形態では弁固定板31を
設けたが、各配線カバー34に一体に固定部を設け、こ
の固定部を弁組付孔20に組み付けられている逆止弁1
9に当接させることで逆止弁19を弁組付孔20内に保
持するようにしてもよい。この場合には、配線カバーを
固定することで逆止弁が弁組付孔20内に保持されるの
で、逆止弁19を固定するための別部材が不要となり、
逆止弁19を取り外し及び取り付けするときの作業工数
が増大しない。
【0051】○ 第1の実施の形態では弁固定板31と
逆止弁19とを別体としたが、これを、弁固定板31と
逆止弁19とを一体化した構成としてもよい。この場合
には、各逆止弁19の取り外しと、取り付け固定とを、
より少ない工数で行うことができる。
【0052】同様に、第3の実施の形態における蓋板5
5を、各逆止弁19と一体化して実施してもよい。又、
弁固定板31あるいは蓋板55に一体化する逆止弁19
の数は、マニホールドベース11に設けられた全ての逆
止弁19でなくてもよく、一部の複数の逆止弁19ある
いは個々の1個の逆止弁19であってもよい。
【0053】○ 第1〜第3の各実施の形態で、弁組付
孔20に取り付けて排気通路17上に設置する制御弁
は、逆止弁19あるいは速度制御弁41に限らない。そ
の他、例えば、流体圧機器から電磁弁18を介して排気
通路17に排出される作動流体の圧力を予め設定したリ
リーフ圧に制御するリリーフ弁であってもよい。
【0054】○ 第1〜第3の各実施の形態で、弁組付
孔20と、逆止弁19あるいは速度制御弁41との間
を、弁組付孔20の内周面に設けた周溝に装着したOリ
ングで密封するようにしてもよい。
【0055】あるいは、弁組付孔20に、逆止弁19あ
るいは速度制御弁41を取り付ける度に弁組付孔20と
制御弁との間に塗布する液状パッキンであってもよい。 ○ 第2の実施の形態のマニホールドベース11に設け
た弁組付孔20と、第3の実施の形態のマニホールドベ
ース11に設けた弁組付孔20とを同形状とするととも
に、速度制御弁41及び逆止弁19の組付部の外径及び
長さを同じに形成する。このことにより、同一のマニホ
ールドベース11に対して逆止弁19及び速度制御弁4
1のいずれをも必要に応じて組み付けることができるよ
うにしてもよい。この場合には、マニホールドベース1
1を共通化することができる。
【0056】以下、特許請求の範囲に記載した各発明の
外に前述した各実施の形態及び各別例から把握される技
術的思想をその効果とともに記載する。 (1) 請求項1又は請求項2に記載の発明において、
前記制御弁は前記弁組付孔に対し螺合することで取り付
けられる。このような構成によれば、弁組付孔に組み付
けた制御弁を固定するための弁固定板とシール部材とが
不要となる。
【0057】(2) 請求項1〜請求項3のいずれか一
項に記載の発明において、前記制御弁と前記弁組付孔と
の間を密封するシール部材が設けられている。このよう
な構成によれば、制御弁と弁組付孔との間からの作動流
体の漏れが規制される。
【0058】(3) 請求項1〜請求項3のいずれか一
項に記載の発明において、前記制御弁は、前記排気流路
から電磁弁側への作動流体の逆流を規制する逆止弁であ
る。このような構成によれば、出力ポートからの出力動
作が電磁弁の作動に応じて行われるので、各流体圧機器
を高い制御精度で駆動制御することができる。
【0059】(4) 請求項1〜請求項3のいずれか一
項に記載の発明において、前記制御弁は、前記電磁弁か
ら前記排気流路へ排出される作動流体の流量を制限する
速度制御弁である。このような構成によれば、流体圧シ
リンダの送り工程時の作動速度を所定の速度未満に制御
するメータアウト制御を行うことができる。
【0060】(5) 請求項3に記載の発明において、
前記制御弁は、前記電磁弁から前記排気流路へ排出され
る作動流体の流量を制限する速度制御弁であって、前記
弁固定板には、前記速度制御弁が制御する前記電磁弁か
ら前記排気流路への作動流体の排出量の目安となる調整
ノブの目盛り(54)が設けられている。このような構
成によれば、各速度制御弁が制御する作動流体の排出流
量が目盛りで視認されるので、電磁弁が制御する流体圧
機器の作動速度の調整を容易に行うことができる。
【0061】(6) 請求項1〜請求項3のいずれか一
項に記載の発明において、前記マニホールドベースに
は、前記各電磁弁に接続された電気線をほぼ外部に対し
て覆った状態で、該マニホールドベースの長手方向にお
けるいずれか一方の端部に案内する配線カバーが固定さ
れている。このような構成によれば、各電磁弁に接続さ
れている電気線が外部に露出しないので、取り扱いや掃
除が容易となる。
【0062】(7) 上記(6)において、前記配線カ
バーは、前記弁組付孔が設けられた前記マニホールドベ
ースの外側面に固定されるとともに、前記弁組付孔に組
み付けられている前記制御弁に当接して該弁組付孔内に
保持する固定部が一体に設けられている。このような構
成によれば、上記(6)の効果を有する配線カバーを固
定することで制御弁が弁組付孔内に保持されるので、制
御弁を固定するための別部材が不要となり、制御弁を取
り外し及び取り付けするときの作業工数が増大しない。
【0063】(8) 請求項3に記載の発明において、
前記弁固定板は、前記制御弁に一体化されている。この
ような構成によれば、制御弁の取り外しと、取り付け固
定とを、少ない工数で行うことができる。
【0064】
【発明の効果】請求項1〜請求項3に記載の発明によれ
ば、電磁弁マニホールドの体格の大型化を招くことな
く、各電磁弁毎にマニホールドベースに設けた各種制御
弁の取り外し及び取り付け作業を、短い作業時間で行う
ことができる。
【0065】加えて請求項2又は請求項3に記載の発明
によれば、電磁弁マニホールドを設置したままの状態で
各制御弁の取り外し及び取り付けを行うことができる。
加えて請求項3に記載の発明によれば、各弁組付孔に組
み付けた制御弁を確実にマニホールドベースに固定する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態の電磁弁マニホールドを示
す断面図。
【図2】 電磁弁マニホールドの分解斜視図。
【図3】 電磁弁マニホールドの下側からの平面図。
【図4】 逆止弁の断面図。
【図5】 電磁弁マニホールド及び取付台を示す斜視
図。
【図6】 第2の実施の形態の電磁弁マニホールドを示
す断面図。
【図7】 速度制御弁の断面図。
【図8】 弁固定板の正面図。
【図9】 第3の実施の形態の電磁弁マニホールドを示
す断面図。
【符号の説明】
10…電磁弁マニホールド、11…マニホールドベー
ス、11a…取付面、11b…弁固定面、11c,11
d…外側面、12…出力ポート、13…給気流路、14
…排気流路、17…排気通路、18…電磁弁、19…制
御弁としての逆止弁、20…弁組付孔、21…シール部
材としてのOリング、31…弁固定板、41…制御弁と
しての速度制御弁、53…弁固定板、54…目盛り、5
5…弁固定板としての蓋体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小杉 光弘 愛知県小牧市応時二丁目250番地 シーケ ーディ 株式会社内 Fターム(参考) 3H051 AA01 BB02 CC01 FF05 3H106 DA07 DA13 DA23 DA32 DB02 DB12 DB23 DB32 DC02 DD02 EE35 GC26 KK02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力ポートが複数設けられるとともに給
    気流路及び排気流路が設けられたマニホールドベースを
    備え、 該マニホールドベースに設けられた弁固定面には、前記
    出力ポート毎に、該出力ポートに連通されるとともに前
    記給気流路及び排気流路に連通される電磁弁が固定さ
    れ、 前記各電磁弁を前記排気流路に連通するための前記マニ
    ホールドベースの排気通路上には、該電磁弁から前記排
    気流路に排出される流体を制御する制御弁が設けられて
    いる電磁弁マニホールドにおいて、 前記制御弁は、前記マニホールドベースの外側面で、前
    記弁固定面以外のいずれかの外側面に開口するように設
    けられた弁組付孔に取り付け及び取り外し可能に組み付
    けられている電磁弁マニホールド。
  2. 【請求項2】 前記各出力ポートは、前記マニホールド
    ベースに設けられた取付面に設けられ、 前記弁組付孔は、前記マニホールドベースの外側面で、
    前記弁固定面及び取付面を除くいずれかの外側面に設け
    られている請求項1に記載の電磁弁マニホールド。
  3. 【請求項3】 前記制御弁は前記弁組付孔に対し、シー
    ル部材を介在した状態で嵌合することで取り付けられ、 前記弁組付孔が設けられた前記マニホールドベースの外
    側面には、該各弁組付孔に組み付けられた前記制御弁に
    当接して該弁組付孔に保持する弁固定板が固定されてい
    る請求項2に記載の電磁弁マニホールド。
JP36505899A 1999-12-22 1999-12-22 電磁弁マニホールド Pending JP2001173831A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36505899A JP2001173831A (ja) 1999-12-22 1999-12-22 電磁弁マニホールド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36505899A JP2001173831A (ja) 1999-12-22 1999-12-22 電磁弁マニホールド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001173831A true JP2001173831A (ja) 2001-06-29

Family

ID=18483336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36505899A Pending JP2001173831A (ja) 1999-12-22 1999-12-22 電磁弁マニホールド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001173831A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008208904A (ja) * 2007-02-26 2008-09-11 Ckd Corp 電磁弁サブベース及び電磁弁ブロック
JP2015136565A (ja) * 2014-01-24 2015-07-30 Smc株式会社 酸素濃縮器
JP2015150209A (ja) * 2014-02-14 2015-08-24 Smc株式会社 酸素濃縮器
US11971112B1 (en) * 2023-04-26 2024-04-30 Ckd Corporation Electromagnetic valve manifold

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008208904A (ja) * 2007-02-26 2008-09-11 Ckd Corp 電磁弁サブベース及び電磁弁ブロック
JP2015136565A (ja) * 2014-01-24 2015-07-30 Smc株式会社 酸素濃縮器
JP2015150209A (ja) * 2014-02-14 2015-08-24 Smc株式会社 酸素濃縮器
US11971112B1 (en) * 2023-04-26 2024-04-30 Ckd Corporation Electromagnetic valve manifold

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2502737A1 (en) Pressure regulator and shut-off valve
JPH0564242B2 (ja)
EP1306596A3 (en) Dual pilot manifold assembly for a safety relief valve
US6192912B1 (en) Low profile pneumatically activated valve assembly
US5186147A (en) Multi-port return type pressure regulator
EP0081910B1 (en) Motor driven fluid control valve
JP2001173831A (ja) 電磁弁マニホールド
US20030106597A1 (en) Gas supply unit
EP0643811B1 (en) Valve construction
JP2922453B2 (ja) ガス供給集積ユニット
US3260278A (en) Regulating valve having removable valve unit
US4382451A (en) Electronic valve assembly for glassware forming machinery
US4293004A (en) Electronic valve assembly for glassware forming machinery
GB2212562A (en) Actuator control means
US20040155210A1 (en) Instrument mounting apparatus for a fluid control valve
JP4499423B2 (ja) シリンダヘッド
WO1988001706A1 (en) Hydraulic pilot type direction control valve
JPH01134029A (ja) 燃料制御装置
CA1244285A (en) Valve arrangement with at least two diaphragms
SE8500569L (sv) Tryckkompenserad, enhetlig hydraulisk ventil
EP1385072A3 (de) Regulierventil
JPH0716080Y2 (ja) エゼクタ装置
JP2000009240A (ja) 流体作動機器の速度調整装置
JP2504050Y2 (ja) バルブユニット
JPH0612494Y2 (ja) 圧力調整器付きガスメータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060926

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081017

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081111

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090609