JP2001173380A - トンネル内面止水又は補強方法及び装置 - Google Patents

トンネル内面止水又は補強方法及び装置

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JP2001173380A
JP2001173380A JP36047899A JP36047899A JP2001173380A JP 2001173380 A JP2001173380 A JP 2001173380A JP 36047899 A JP36047899 A JP 36047899A JP 36047899 A JP36047899 A JP 36047899A JP 2001173380 A JP2001173380 A JP 2001173380A
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JP
Japan
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tunnel
repair
repair material
internal surface
holding
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Application number
JP36047899A
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English (en)
Inventor
Naoyuki Nimiya
尚之 仁宮
Yukio Kimura
幸夫 木村
Masao Matsuyama
柾夫 松山
Yoshinori Yamamoto
吉記 山本
Tadao Kawachi
忠夫 河内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daimei Telecom Engineering Corp
Original Assignee
Daimei Telecom Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トンネル内径毎の管状セグメント又は管状体
を準備する必要のないトンネル内面止水又は補強方法及
び装置を得る。 【解決手段】 既設トンネル1の内面の湾曲に適合しこ
の湾曲を自己保持できる硬度及び可撓性を有する平坦な
樹脂製の補修材料4を、例えば、運搬台車5によりトン
ネル内面に搬送し、トンネル内で移動自在の作業車両3
に設けた保持押圧手段7により補修材料4をトンネル内
面に当接保持し、作業車両3に設けた超音融着手段8に
より互いに隣接する補修材料4の端縁を融着して補修材
料相互を順次結合してトンネル内面の全周にわたりまた
トンネルの所要スパンにわたりトンネル内面を補修材料
4でカバーし、止水又は補強する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数個のケーブル
及び/又は配管を収納する既設トンネルにおける漏水又
は亀裂を止水又は補強する止水又は補強方法及び装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来このような既設トンネルの補修にお
いては、特開昭57−130642号公報に記載のよう
に、トンネル内に管状セグメント(短パイプ)を熱溶着
によって順次継ぎ足してトンネル内面をカバーするか、
特開平5−193001号公報に記載のような潰れた連
続管状体をトンネル内面に挿入して加圧及び加熱により
膨張させ、トンネル内面をカバーすることが行われてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の既設ト
ンネルの止水又は補修にあっては、既設トンネルの内径
に応じた直径を有する短パイプや、トンネルの内径に応
じた直径に膨張する寸法の管状体を必要としていたた
め、トンネル内径毎の管状セグメント又は管状体を準備
する必要があった。更に、従来方法では火災の危険性の
ある加熱を必要としていた。
【0004】従って、本発明の目的は、このようなトン
ネル内径毎の管状セグメント又は管状体を準備し、加熱
する必要がなく、安全かつ迅速にトンネル内面を止水又
は補強できる方法及び装置を得るにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、トンネル内面を止水又は補強する方法に
おいて、トンネル内面の湾曲に適合しこの湾曲を自己保
持できる硬度及び可撓性を有する平坦な樹脂製の補修材
料をトンネル内面に当接保持し、互いに隣接する前記補
修材料の端縁に沿って超音波融着により補修材料相互を
順次結合し、止水又は補強すべきトンネル内面全体を前
記補修材料でカバーするまで前記サイクルを繰り返すこ
とを特徴とする。
【0006】更に、本発明は、トンネル内面を止水又は
補強する装置において、トンネル内面の湾曲に適合しこ
の湾曲を自己保持できる硬度及び可撓性を有する平坦な
樹脂製の補修材料をトンネル内面に搬送する搬送手段
と、トンネル内で移動自在の作業手段であって、補修材
料をトンネル内面に当接保持するようトンネル内面の周
方向に回動自在及び伸縮自在の保持押圧手段、及び前記
保持押圧手段によってトンネル内面に保持される互いに
隣接する補修材料の端縁を超音波融着して補修材料相互
を順次結合するようトンネル内面の周方向に回動自在の
超音波融着手段を有する作業手段とを具えたことを特徴
とする。
【0007】本発明によれば、互いに隣接する平坦な補
修材料の端縁相互を超音波融着してトンネル内面をカバ
ーするよう順次結合していくため、トンネル内径に適合
する寸法の管状セグメント又は管状体を準備する必要は
ない。
【0008】更に、トンネル内にガス管が敷設されてい
てガス漏れを生じている場合、又はガス管が敷設されて
なくても、例えば、メタンガスが充満しているような場
合でも、本発明によれば、熱溶着ではなく、超音波融着
であるため、爆発の危険性はなく安全に作業することが
できる。
【0009】本発明の好適な実施例においては、前記平
坦な樹脂製の補修材料を矩形形状の個別の補修ピース、
又はリールの周りに巻いた補修材料ロールから繰り出す
連続した補修ストリップとする。この連続した補修スト
リップによれば、補修材料の運搬台車及び受け渡し手段
は不要である。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、図面につき本発明の好適な
実施の形態を説明する。
【0011】図1は、平坦な樹脂製の補修材料を個別の
補修ピースとした本発明による既設トンネル内面止水又
は補強方法を実施する好適な実施の形態の線図的説明図
である。本発明方法によれば、既設のトンネル1の漏水
又は破損個所2の付近に作業手段としての作業車両3を
移動し、補修ピースをストックしてあるトンネル内空間
から適量の補修ピースを4を搬送する搬送手段としての
運搬台車5を作業車両3に追随させる。
【0012】作業車両3には、例えば、受け渡し手段6
により運搬台車5から受け取った補修ピース4を、図3
に示すように、トンネル1の内面に当接保持するようト
ンネル内面の周方向に回動自在及び伸縮自在の保持押圧
手段7、及びこの保持押圧手段7によってトンネル1の
内面に保持される互いに隣接する補修材料の端縁を超音
波融着して補修材料相互を順次結合するようトンネル内
面の周方向に回動自在の超音波融着手段8を設ける。受
け渡し手段6及び保持押圧手段7は、真空源に接続した
吸着カップ7Aを端部に有する伸縮自在かつ関節動作す
るアームにより構成すると好適である。
【0013】このようにトンネル内面の周方向に沿って
回動自在の保持押圧手段7及び超音波融着手段8によっ
て、互いに隣接する補修ピース4の端縁を融着して補修
ピース4相互を順次結合してトンネル内面の全周にわた
りまたトンネル1の所要スパンにわたりトンネル内面を
補修ピース4でカバーする。
【0014】更に、運搬台車5、受け渡し手段6、押圧
保持手段7、及び超音波融着手段8の動作をモニタする
モニタ手段と、これらの各種の手段を遠隔操作する図示
しない制御手段を設けると好適である。
【0015】
【実施例】図2には、樹脂製の補修材料をリールの周り
に巻いた補修材料ロール9から繰り出す連続した補修ス
トリップ10とした本発明によるトンネル内面止水又は
補強方法を実施する他の実施例の線図的説明図である。
この実施例によれば、図1の実施の形態のような運搬台
車5及び受け渡し手段6は不要である。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、補修材料が管状セグメ
ント又は管状体ではなく、平坦な樹脂製の補修材料例え
ば、矩形形状の個別の補修ピース、又は連続した補修ス
トリップであるため、トンネル内径に適合するものを準
備する必要はなく、どのような内径であってもトンネル
内面に適合して、止水又は補強することができる。
【0017】また、熱溶着等の加熱が必要ではなく、超
音波融着で補修材料の端縁に沿って互いに隣接する補修
材料相互を融着してトンネル内面をカバーしていくた
め、メタンガスが充満していたり、ガス管が敷設されて
いるトンネルに漏れがあっても、爆発火災の危険性なく
作業することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 平坦な樹脂製の補修材料を個別の補修ピース
とした本発明によるトンネル内面止水又は補強方法を実
施する好適な実施の形態の線図的説明図である。
【図2】 樹脂製の補修材料をリールの周りに巻いた補
修材料ロールから繰り出す連続した補修ストリップ9と
した本発明によるトンネル内面止水又は補強方法を実施
する他の実施例の線図的説明図である。
【図3】 本発明による方法によりトンネル内面を補修
材料でカバーする状況を示す説明図である。
【符号の説明】
1 既設トンネル 2 漏水又は破損個所 3 作業車両 4 補修ピース 5 運搬台車 6 受け渡し手段 7 保持押圧手段 7A 吸着カップ 8 超音波融着手段 9 補修材料ロール 10 補修ストリップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松山 柾夫 東京都品川区西五反田2丁目11番20号 大 明株式会社内 (72)発明者 山本 吉記 東京都品川区西五反田2丁目11番20号 大 明株式会社内 (72)発明者 河内 忠夫 東京都品川区西五反田2丁目11番20号 大 明株式会社内 Fターム(参考) 2D055 BB01 GA06 GA08 KB11 LA02 LA06 LA16 LA17

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネル内面を止水又は補強するため、 トンネル内面の湾曲に適合しこの湾曲を自己保持できる
    硬度及び可撓性を有する平坦な樹脂製の補修材料をトン
    ネル内面に当接保持し、 互いに隣接する前記補修材料の端縁に沿って超音波融着
    により補修材料相互を順次結合し、 止水又は補強すべきトンネル内面全体を前記補修材料で
    カバーするまで前記サイクルを繰り返すことを特徴とす
    るトンネル内面止水又は補強方法。
  2. 【請求項2】 前記樹脂製の補修材料を矩形形状の個別
    の補修ピースとした請求項1記載のトンネル内面止水又
    は補強方法。
  3. 【請求項3】 前記樹脂製の補修材料をリールの周りに
    巻いた補修材料ロールから繰り出す連続した補修ストリ
    ップとした請求項1記載のトンネル内面止水又は補強方
    法。
  4. 【請求項4】 トンネル内面を止水又は補強するため、 トンネル内面の湾曲に適合しこの湾曲を自己保持できる
    硬度及び可撓性を有する平坦な樹脂製の補修材料をトン
    ネル内面に搬送する搬送手段と、 トンネル内で移動自在の作業手段であって、前記補修材
    料をトンネル内面に当接保持するようトンネル内面の周
    方向に回動自在及び伸縮自在の保持押圧手段、及び前記
    保持押圧手段によってトンネル内面に保持される互いに
    隣接する補修材料の端縁を超音波融着して補修材料相互
    を順次結合するようトンネル内面の周方向に回動自在の
    超音波融着手段を有する作業手段とを具えたことを特徴
    とするトンネル内面止水又は補強装置。
  5. 【請求項5】更に、前記搬送手段及び作業手段の動作を
    モニタするモニタ手段と、前記搬送手段及び作業手段を
    遠隔操作する制御手段とを設けた請求項4記載のトンネ
    ル内面止水又は補強装置。
  6. 【請求項6】 前記平坦な樹脂製の補修材料を矩形形状
    の個別の補修ピースとし、前記搬送手段を、運搬台車
    と、前記運搬台車から補修ピースをトンネル内面の所要
    位置に転送する受け渡し手段とにより構成した請求項4
    記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記平坦な樹脂製の補修材料をリールの
    周りに巻いた補修材料ロールから繰り出す連続した補修
    ストリップとした請求項4記載の装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108386219A (zh) * 2018-04-18 2018-08-10 招商局重庆交通科研设计院有限公司 一种隧道支护结构的支撑系统及操作方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108386219A (zh) * 2018-04-18 2018-08-10 招商局重庆交通科研设计院有限公司 一种隧道支护结构的支撑系统及操作方法
CN108386219B (zh) * 2018-04-18 2023-08-11 招商局重庆交通科研设计院有限公司 一种隧道支护结构的支撑系统及操作方法

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