JP2001171717A - 瓶および他の医療容器用のプラスチック閉鎖体 - Google Patents

瓶および他の医療容器用のプラスチック閉鎖体

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JP2001171717A
JP2001171717A JP2000321772A JP2000321772A JP2001171717A JP 2001171717 A JP2001171717 A JP 2001171717A JP 2000321772 A JP2000321772 A JP 2000321772A JP 2000321772 A JP2000321772 A JP 2000321772A JP 2001171717 A JP2001171717 A JP 2001171717A
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JP
Japan
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closure
container
plastic
polymer
cartridge
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JP2000321772A
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English (en)
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Hubert Jansen
ジャンセン ユベール
Jean-Claude Thibault
シーボルト ジャン−クロード
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Becton Dickinson and Co
Original Assignee
Becton Dickinson and Co
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D51/00Closures not otherwise provided for
    • B65D51/002Closures to be pierced by an extracting-device for the contents and fixed on the container by separate retaining means

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予め充填されたカートリッジ容器および医療
用容器を密封するのに適したプラスチックの閉鎖体を提
供する。 【解決手段】 本発明のプラスチック閉鎖体は、容器の
リム126を取囲む概ねチューブ状部分142と容器の
ネックに恒久的に半径方向に変形ないしはクリンプされ
る自由端部分144とを含んでいる。本発明のプラスチ
ック閉鎖体は、ポリマー、好ましくは、半径方向変形を
可能とすべく充分に展性があり、変形に続きその形状を
保つべく充分に剛性があり、且つ、変形に続きプラスチ
ック閉鎖体と容器との間の密封性を維持すべくクリープ
に対し充分に耐性のあるポリマーアロイまたは溶融配合
物から形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薬剤を包含する小
瓶のような容器を閉鎖または密封するキャップまたはカ
ラーの如きプラスチック閉鎖体であって、アルミニウム
のような可鍛性金属キャップまたはカラーに関係する問
題を排除する改良されたプラスチック閉鎖体に関する。
この発明のプラスチック閉鎖体は、弾性体ストッパを有
する従来の小瓶を密封するキャップとして、または流体
移送セットをカラーと別にあるいは一体的に保持するカ
ラーとして用いられ得る。
【0002】
【従来の技術】薬のような薬剤物質またはワクチンを、
後日の使用のために密封された瓶または他の容器内に保
存することは普通である。このような物質は、薬の寿命
を増大させ且つ在庫スペースを減少させるために、乾燥
または粉末形態にされてもよい。こうした乾燥或いは粉
末状物質は、一般的に密閉された瓶内に保存され、患者
に投与するために希釈剤や溶剤を加えて液体状態に復元
される。代わりに、この物質は液体または気体状態でさ
えあってもよい。
【0003】従来の薬剤物質を保管する瓶は、一般に、
開口端と、該開口端を取り囲むリム部と、該リム部に隣
接する減径されたネック部とを具えている。この瓶は、
通常は、瓶のネックに挿入されるチューブ部分と瓶のリ
ムに重なる平らなリム部分とを具えた弾性材料のストッ
パによってシールされている。このストッパは、通常は
アルミニウムのような薄い可鍛金属キャップによって瓶
に取付けられている。このアルミニウムのキャップはス
トッパと瓶のリム部分を取り囲むチューブ状部分と、ス
トッパのリム部分に重なり内側に突出した環状部分と、
瓶のリム部分の下方で瓶のネックの内側に半径方向に折
り曲げて固定された、すなわち変形された末端部分とを
具えている。アルミニウムは延展性に富んでいるので、
このカラーはストッパと瓶のリムの寸法の許容誤差の累
積に順応する。標準型の薬瓶およびストッパの寸法と許
容誤差とは、国際標準機構(ISO)によって定められ
ている。
【0004】ストッパのリム部分に重なるアルミニウム
キャップの半径方向部分は閉じられてもよく、この場
合、アルミニウムキャップは、アルミニウムキャップの
瓶からの剥ぎ取りにより取外される。瓶のリムに重な
り、中央領域に位置されている予めスリットが形成され
たタブが設けられており、使用の前にキャップが頂部か
ら引き裂かれ、瓶から引き剥がされるのを可能としてい
る。アルミニウムキャップのこの閉鎖実施例は種々の不
利な点を有している。第一に、金属キャップの引き裂き
は、無菌グローブを切るまたは損傷させ、且つ薬剤を投
与する者を切る鋭利なエッジを創成し、これにより、健
康管理従事者および患者の両方を病気および薬剤汚染に
曝している。第二に、アルミニウムキャップの引き裂き
は、薬剤を汚染するかもしれない金属粒子を生じさせ
る。アルミニウムキャップの引き裂きに伴う危険性は、
「フリップオフ」のプラスチックキャップを追加するこ
とにより部分的に解決されている。かかる実施例の一つ
では、アルミニウムカラーが中央開口を含み、プラスチ
ックの浅いカップ状のキャップが、アルミニウムカラー
の中央開口内に受入れられ固定される中央突出リベット
部分を有するアルミニウムカラーの上に受入れられてい
る。このプラスチックキャップは、「フリップオフ」の
キャップに力を加えることにより、アルミニウムカラー
から取外され、これが、中央開口を取囲んでいる環状の
鋸歯状部分を引き裂き、皮下針等を受入れるべくカラー
の開口を露出させる。この実施例は、健康管理従事者の
無菌グローブを裂く可能性を減少させるが、排除はしな
い、しかしながら、より重要なことは、薬剤を汚染する
かもしれないアルミニウム粉塵が今なお創成されること
である。金属粉塵はまた、単にアルミニウムカラーを形
成し瓶に固着することによっても創成されるということ
を知ることもまた重要である。何故なら、アルミニウム
粉塵はアルミニウムカラーを形成し、カラーをクリンプ
し、そして「フリップオフ」のプラスチックキャップを
取外す際にも創成されるからである。
【0005】アルミニウムカラーはまた、薬瓶に流体移
送セットを固定するためにも用いられている。移送セッ
トは、例えば、乾燥または粉末薬を希釈剤または溶剤を
加えることにより再構成するような、注射器から瓶へ流
体を移送するために利用され得る。再構成された物質は
そこで瓶から注射器によって吸引され得る。移送セット
の内面は、薬剤流体経路の一部であってもよく、アルミ
ニウムのカラーまたはリングが、アルミニウム粒子を物
質が瓶に加えられる無菌ルームまたは薬剤流体経路にも
たらし物質を汚染する。アルミニウムのキャップまたは
カラーにコーティングを施すことにより、この問題を軽
減しようとする試みがあった。最後に、先行技術は、瓶
のリム部分にスナップ嵌めされ半径方向内方に突出する
端部を有しているスナップ嵌めのカップ状プラスチック
キャップまたはカラーを含んでいる。しかしながら、ス
ナップ嵌めのプラスチックカラーは瓶の最適な密封性を
保証せず、また標準の瓶およびストッパの許容誤差を要
求される程には吸収しない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、瓶および他の
医療容器のための閉鎖体であって、薬剤の瓶またはカー
トリッジのような従来の容器と共に利用され、容器の密
封性を保証し、且つ、内容物を汚染し得る金属粒子また
は粉塵無しで良好な清浄性のレベルを達成し、そして健
康管理従事者を鋭利な金属エッジに曝すことのない閉鎖
体への必要が未だ存在している。本発明のプラスチック
の閉鎖体は、これらの問題を解決し、容器を取付け且つ
密封するために以下に説明されるような本発明のプラス
チックの閉鎖体の使用を可能としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のカートリッジま
たは他の医療容器を密封するためのプラスチック閉鎖体
は、用いられたとき、容器のリム部分および弾性ストッ
パの累積許容誤差に順応するが可鍛性金属すなわちアル
ミニウムのキャップまたはカラーに関連する問題を排除
する。本発明のプラスチック閉鎖体は、製造および使用
するのに比較的廉価である。本発明のプラスチック閉鎖
体は、従来の薬剤カートリッジを密封するためのキャッ
プとして利用され得る。ここで用いられるとき、用語閉
鎖体はキャップまたはカラーのいずれかに対し包括的で
ある。
【0008】本発明の容器密封用プラスチック閉鎖体
は、開口端と該開口端に隣接する減径されたネック部と
を有する従来のカートリッジと共に利用され得る。本発
明のプラスチック閉鎖体は、概ねチューブ状部分と閉鎖
体を容器に保持し且つキャップとして容器の開口端を密
封すべく容器の減径部分に対し半径方向に変形すなわち
クリンプされる部分とを含んでいる。本発明のプラスチ
ック閉鎖体はまた、従来の瓶および弾性ストッパと共に
キャップまたはカラーとして用いられ得る。好ましい実
施の形態では、本発明のプラスチック閉鎖体は、半径方
向の変形を許すべく充分に延展性があり、変形後もその
形状を保持すべく充分に剛性であり、そして半径方向へ
の変形後にプラスチックキャップと容器との間の密封性
を維持すべくクリープに対し充分に抵抗性(耐性)のあ
るポリマーから形成されている。
【0009】本発明のプラスチック閉鎖体の好ましい実
施の形態は、比較的強靭で柔軟な展性コポリマーおよび
比較的剛性のポリマーを含むポリマーアロイまたは溶融
配合物を含む複合ポリマーから形成されている。本発明
のプラスチック閉鎖体の最も好ましい実施の形態では、
複合ポリマーは比較的柔軟な展性コポリマーおよび比較
的剛性のポリマーのポリマーアロイである。好ましい比
較的剛性のポリマーはポリアミドまたはポリカーボネー
トであり、好ましい比較的柔軟なコポリマーはポリエス
テルまたはポリオレフィンから選ばれ得る。結果物のポ
リマーアロイまたは複合物は、好ましくは、1900M
Paより大きな曲げ弾性率で5%から10%の降伏点伸
びと100%より大きな破断点伸びとを有している。
【0010】容器またはカートリッジが開口端部に隣接
する半径方向リム部を含む場合、本発明のプラスチック
閉鎖体は、概ね筒状のチューブ状部分を含んでいる。チ
ューブ状部分は好ましくは、容器のリム部分上に受入れ
られるべく適合され容器のリム部分の外径と概ね等しい
か僅かに大きい内径を有し、容器のリム部分の下方に半
径方向内方に変形ないしはクリンプされ密封関係にされ
るべく適合された自由末端部を有している。本発明のプ
ラスチックキャップまたはカラーはまた、容器のリム部
分および/またはストッパに重なり半径方向内方に突出
する基端部分を含んでいる。この半径方向部分は閉鎖さ
れてもよく、より好ましくは、フリップオフまたは引き
剥がし形式のプラスチック閉鎖体またはシールでもって
閉鎖され得る中央開口を含む。好ましい実施の形態で
は、引き剥がしシールは適所に溶着または接着され不法
変更の指示を与えるループ付き端部、およびシールを取
除くのに掴まれる自由端部を含んでいる。
【0011】本発明の方法は、容器のリム部分の外径に
概ね等しいか僅かに大きい内径と概ね筒状のチューブ状
部分とを有し、且つ一体の半径方向リム部分を有するプ
ラスチック閉鎖体を形成し、該閉鎖体を、半径方向リム
部分が瓶のリム部分に重なり且つチューブ状部分が容器
のリムを取囲む状態で、容器のリムに配置し、そして、
カラーのチューブ状部分の自由端を容器のネック部分の
リム部分の下方に半径方向に永久的に変形ないしはクリ
ンプさせ、閉鎖体を容器に永久的に固定し容器の開口端
を密封することを含んでいる。本発明の方法の最も好ま
しい実施の形態では、本発明のプラスチック閉鎖体は、
比較的柔軟な展性ポリマーまたはコポリマーと比較的剛
性のポリマーを有するポリマーアロイまたは複合体から
プラスチック閉鎖体を射出成形することにより形成さ
れ、そこにおいてポリマーアロイまたは複合体は射出成
形中に形成される。容器上での閉鎖体の回転を防止する
のに弾性またはポリマーリングが利用される場合には、
このリングは閉鎖体を形成するポリマーで同時に射出成
形されるか、または環状溝が閉鎖体のチューブ部で自由
端の近傍に形成されてもよい。方法は、それから上述の
閉鎖体の自由端の半径方向への永久的変形の前に、環状
の弾性リングが容器のリム部分に付勢されるように環状
弾性リングを溝内に挿入することを含む。熱可塑性エラ
ストマーもまた、閉鎖体の内面にコーティングないしは
フィルムを形成すべく、閉鎖体を形成するポリマーと同
時に射出されてもよく、それはキャップのポリマーに一
体的に結合される。
【0012】本発明のプラスチック閉鎖体は、カートリ
ッジまたは従来の弾性体ストッパを有する他の医療容器
と共に、または先行技術で開示したような密封部材を有
している移送セット、またはより好ましくはカラー部分
が移送セットの構成要素と一体に形成され得る移送セッ
トとの組合せで、カラーとして利用され得る。本発明の
プラスチック閉鎖体が弾性体ストッパを有する容器を密
封するために用いられる場合には、閉鎖体のチューブ状
部分の自由端の容器のリム下方での半径方向への変形ま
たはクリンプの際に、閉鎖体の半径方向リップがストッ
パの弾性半径方向リップに受けられ且つ好ましくはそれ
に対して付勢される。かくて、本発明のプラスチック閉
鎖体は、アルミニウムのような可鍛性金属カラーまたは
キャップに関連する問題を排除し、そして特に保護被膜
を有するアルミニウムキャップと比べるとき、比較的廉
価で製造が簡単である。本発明のプラスチック閉鎖体
は、容器の優れた密封性を保証し、且つ、清浄な環境で
射出成形され、また必要ならば洗浄され得る。最後に、
本発明のプラスチック閉鎖体は、瓶の許容誤差および特
に従来の瓶と弾性体ストッパとの組合せにおける許容誤
差変動の累積に順応する。本発明の他の優位点および利
的特徴は以下の好ましい実施の形態の説明、添付の請求
項および図面から充分に理解されよう。
【0013】
【発明の実施の形態】図1ないし3は、本発明の薬剤物
質容器、ストッパおよびキャップアセンブリ20の好ま
しい一実施の形態を図解している。上述のように、本発
明の閉鎖体は種々の容器を密封するのに利用され、特
に、図1ないし3に図解された従来の瓶22のような薬
剤を保持する容器および図4ないし8に示されたカート
リッジを密封するのに有用である。この瓶は、開口端部
24、環状の半径方向に延在するリム部分26およびリ
ム部分に隣接するネック部分28を含んでいる。瓶のネ
ック部分28は、リム部分26および容器部分30と比
べたとき減縮された径を有している。瓶の開口端部24
に隣接する内表面31は概ね円形である。この形式の医
薬用容器は一般にガラスまたは滅菌可能なプラスチック
から作られている。瓶の開口端部24は典型的には、図
1に示すように、瓶の開口端部24内に受入れられるチ
ューブ状の本体部分34と瓶のリム部分26に重なる平
坦なリム部分36とを有する弾性ストッパ32で閉鎖さ
れている。ストッパは、一般的には、合成または天然の
ゴムのような弾性材料から形成されている。平坦なリム
部分36の中心部分38は、例えば、皮下注射針でもっ
て、瓶から流体を吸い出すか、または瓶内の物質が乾燥
または粉末薬の場合に瓶に溶剤または希釈液を加えるか
のために、穿刺され得る。ストッパのチューブ状部分3
4は、緊密な締り嵌めをもたらすべく、瓶の円形内表面
31の内径よりも概ね大きな外径を有している。
【0014】閉鎖体40の好ましい一実施の形態が、図
1に瓶22およびストッパ32のアセンブリに取付けら
れて、図2にアセンブリの前で、図3にアセンブリ中で
示されている。カラー40のこの実施の形態は、瓶のリ
ム部分26およびストッパの平坦なリム部分36を取囲
むチューブ状部分42を含んでいる。瓶のリム部分26
の外表面が円形の場合には、カラーのチューブ状部分4
2もまた概ね円形である。図1に示されるように、チュ
ーブ状部分42の自由端44は内方に変形、すなわち、
瓶のリム部分26に隣接する表面の下側にクリンプさ
れ、カラー40を恒久的に瓶に固定し瓶を密封する。カ
ラー40のこの実施の形態はまた、瓶およびストッパの
リム部分26および36にそれぞれ重なる一体の半径方
向隣接部分46含んでいる。半径方向部分46は好まし
くはカラーのチューブ状部分42と一体である。カラー
40のこの実施の形態はまた、ストッパの中心部分38
に、好ましくはストッパの中心部分に同軸に整列されて
重なる中心開口48を含んでいる。しかしながら、以下
に説明されるように、中心開口48はこの発明のある用
途においては省略されてもよい。ここで用いられると
き、用語、基端および末端は説明の容易化のためのみに
用いられ、ここで、用語、基端はストッパのリム部分3
6に最も近い要素または要素の部分を意味し、用語、末
端はストッパのリム部分36からより離れた要素または
要素の部分を意味する。さらに、用語、キャップおよび
カラーはここでは時々互換的に用いられる。
【0015】この図解された実施の形態では、カラー4
0は浅いカップ形状のキャップ50を含んでいる。この
開示された実施の形態では、キャップ50は、カラーの
チューブ状部分42の基端部分を取囲むチューブ状部分
52、一体の中央半径方向橋渡し部分54およびこの開
示された実施の形態では中央橋渡し部分54と一体であ
る複数のU字状タブを含んでいる。U字状タブ56は、
カラー40にキャップ50を固定保持するために、カラ
ーの中心開口48を通って受入れられている。図2に示
すように、キャップ50は、カラーの瓶への組立ての前
にカラー40に予め組み込まれてもよい。タブ56はま
た別部材であるか、タブ56を含んでいるキャップ50
の中心部分が別部材であってもよい。
【0016】カラー40は、図2に示されるように、瓶
22に組み込まれる。典型的な用途では、ストッパのチ
ューブ状部分34が、一般に瓶が充填された後に、瓶2
2の開口24に最初に挿入される。上述のように、この
発明のプラスチックカラー40は図示の従来の医薬用瓶
を含む種々の容器に用いられ得る。このように、典型的
な用途では、瓶22が薬剤で最初に満たされる。カラー
40のチューブ状部分42がそれから、図3に示される
ように、ストッパのリム部分36および瓶のリム部分2
6上に受入れられる。(変形前が図3に想像線で示され
ている)自由端44が、図3に示されるクリンプ工具5
8のような適当な工具によって、瓶の半径方向リム26
の下に半径方向に変形される。開示されたクリンプ工具
の実施の形態は、カラーの自由端44を瓶のリム26の
下に変形すなわちクリンプさせる円錐状リム60を含ん
でいる。典型的な用途では、工具58がカラー40のリ
ム26の周りに回転され、図1および3に示されるよう
に、自由端44を変形すなわちクリンプする。ある用途
では、クリンプを促進するために、カラーの自由端44
または工具58を加熱するのが望ましい。密封された瓶
は後での使用のために保管される。
【0017】瓶が使用のために用意されたとき、キャッ
プ50は、キャップ50の一側にカラー40から上方に
力を加えることにより、簡単に取外され得、カラー40
からキャップ50を除去し、カラーの中心開口48およ
びストッパの中心部分38を露出させる。ストッパの中
心部分38はそこで、例えば、従来の皮下注射針で穿刺
され得、瓶の容器部分30へのアクセスをもたらす。キ
ャップ50の材料が、ポリエチレンまたはポリプロピレ
ンのように弾性を呈すべく選択された場合には、タブ5
6は親指の圧力の下に曲げられ、閉鎖体50の容易な除
去を可能とする。代わりに、キャップの材料が比較的硬
い場合には、タブ56の少なくとも幾つかが破損し、キ
ャップの除去を可能とする。カラーの半径方向部分46
が好ましくは、カラーの自由端44の半径方向変形の際
に弾性ストッパの弾性リム部分32に対して圧縮され、
設置に続く瓶の確実な密封を確実にする。タブ56はか
くて、図1に示されるように、ストッパの半径方向リム
32に圧縮される。
【0018】この発明のプラスチック閉鎖体のために選
ばれるポリマはその要求される物理的性質によって最も
よく説明され得る。ポリマは、半径方向変形ないしはク
リンプを可能とすべく充分な延展性があり、しかも変形
に続くその形状を保つべく充分に剛性でなければならな
い。このポリマはプラスチックキャップと容器との半径
方向変形に続く密封性を維持すべくクリープに対し充分
な抵抗性がなければならない。5%から10%の間の降
伏点伸びおよび100%より大きな破断点伸びを有し1
900MPaより大きな曲げ弾性率と組合されたポリマ
は優れた性能を有することが判明している。この発明の
プラスチック閉鎖体が医薬を包含する瓶を密封するため
に利用されている場合、ポリマーはまた滅菌可能である
べきであり、そして、以下に説明される瓶の移転セット
用のプラスチックカラーのような用途では、ポリマは好
ましくは比較的清澄であり、変形ないしはクリンプの応
力の下にその清澄性を維持する。あるポリマーアロイな
いしは溶融配合物またはアロイを含む複合ポリマー、お
よび異なる展性や剛性のポリマーを有するコポリマーが
多くの用途において好ましいことが判明している。すな
わち、本発明のプラスチック閉鎖体は、好ましくは、ポ
リマーアロイ、複合ポリマーまたは比較的剛性のポリマ
ーおよび比較的強靭で柔軟な展性コポリマーを含む複合
ポリマーから形成されている。最も好ましいポリマー
は、この用途に望まれるクリープに対する強度と耐性と
をもたらす剛性ポリマーとしてポリアミドまたはポリカ
ーボネートを含むポリマーアロイないしは溶融配合物で
ある。比較的柔軟な展性コポリマーはポリエステルまた
はポリオレフィンを含む種々のポリマーから選ばれても
よいが、ポリアミドまたはポリカーボネートおよびポリ
エステルを含むポリマーアロイはこの用途に対し特に適
していることが判明している。
【0019】以下に理解されるように、種々の重合溶融
配合物、アロイ、複合物およびコポリマーは急速な拡大
基調で開発されており、この発明のプラスチックカラー
は、ポリマーが上述の所望の物理的性質を有するなら
ば、特定のポリマーに限定されない。この発明のプラス
チックカラー用に適するポリマーは、溶融配合物でポリ
マーアロイであるEASTAR(登録商標) MBポリ
マー、および、テネシー州KingsportのEas
tman Chemical Companyおよびス
イス国ZugのEastman Chemical A
Gによって、取引名「DA003,DN003」および
「DN004」として販売されている純ポリマーである
EASTAR(登録商標)熱可塑性ポリマーを含んでい
る。これらの材料は、ポリカーボネートまたはポリアミ
ドとポリエステルとの重合溶融配合物、アロイ、および
コポリマーである。本明細書において使用される用語で
ある溶融配合物およびアロイは、異なる物理的性質また
は特性の2種以上のポリマーを有するポリマー組成物を
称し、ポリカーボネートまたはポリアミドおよびポリエ
ステルを含む上記のEastman Chemical
CompanyのEASTAR(登録商標)ポリマー
などである。本発明のプラスチックカラーに対して選択
されるポリマーは、フィラーおよび複合材として一層正
確に説明される他の成分を含んでもよい。ベースポリマ
ーは依然としてポリマー溶融配合物またはアロイである
が、本明細書中で使用される用語である複合材は、最も
広範な観念で使用されて、アロイまたは溶融配合物、複
合材、およびコポリマーを含む。以下に理解されるよう
に、原材料の製造者または供給者は、通常、顧客の仕様
に基づいてポリマーを配合する。そのポリマーは同時射
出されて、ポリマー溶融配合物、アロイ、あるいは複合
材が形成されてもよく、またはいかなる他の適当なプロ
セスにより形成されてもよい。しかしながら、所望の物
理的特性を有する他のポリマーも、本発明のプラスチッ
クカラーまたはキャップにおいて利用されてもよいこと
が予想される。ある用途においては、図2に示されるカ
ラーの少なくとも内表面43を熱可塑性エラストマーで
被覆することが所望されることもあり、またはカラー全
体が熱可塑性エラストマーの薄層を有することもある。
その熱可塑性ポリマー被覆は、皮膜として、またはカラ
ー40を形成するポリマーとの同時射出により適用され
てもよい。カラー40および閉鎖体50は、従来の射出
成形プロセスによって形成され得る。
【0020】図1ないし3は、薬剤物質用の瓶すなわち
容器の図示を含んでいるが、この発明は薬剤物質で予め
充填されているカートリッジを閉鎖または密封するのに
特に有用である。かかるカートリッジは周知であり、典
型的には、注入装置と共に用いられ、ここで、カートリ
ッジは注射投与の前に医療専門家によって注入装置の適
当な部分に挿入される。カートリッジは典型的には所望
の薬剤物質で予め満たされている。種々のカートリッジ
デザインが物質を異なる形態で収容すべく利用されてい
る。
【0021】図4および5は、本発明に従いデザインさ
れたプラスチック閉鎖体140を含むカートリッジの一
例を図解している。この例では、カートリッジ122が
180で概略的に図解された注入装置内で利用されてい
る。カートリッジ122は、プラスチック閉鎖体140
と協働する弾性体のストッパ部材132により閉鎖され
ている開口端部124を含んでいる。カートリッジ12
2の反対側端部では、ストッパ部材170がカートリッ
ジ122の内部131内に物質を維持すべく作用してい
る。ストッパ部材170はまた、注入器180の注入機
構160と従来の方法で協働する。
【0022】図5から最も良く分かるように、弾性体の
ストッパ部材132は開口124を横切って延在し、カ
ートリッジ122のリム部分126に対して休止する部
分136を含んでいる。ストッパ部材132の中心部分
138は開口124を横切り、例えば、皮下注射針装置
によって穿刺可能であり、かくてカートリッジ122内
の薬剤物質が所望の方法で注射され得る。
【0023】キャップ140は、カートリッジ122の
縮径されたネック部分128に向かってクリンプないし
は半径方向内方に変形される部分144を有している。
キャップ140の半径方向部分146は、カートリッジ
122の肩部分126の端部に対してストッパ部材13
2を適所に効果的に維持している。
【0024】図6および7は他の実施の形態例を図解
し、ここでは、本発明に従いデザインされたプラスチッ
ク閉鎖体がカートリッジ222の端部に設けられてい
る。この例では、カートリッジ222は二つのストッパ
部材270および272を含んでいる。例えば、カート
リッジ222が薬剤供給者によって予め充填されると
き、第一の物質276が両ストッパ部材270および2
72の間に維持されている。第二の物質278はストッ
パ部材272およびカートリッジ222の開口端部にお
けるストッパ部材232の間に維持されている。バイパ
ス通路274が設けられており、かくて、注入機構が用
いられ、ストッパ部材270がストッパ部材232を含
んでいるカートリッジ222の開口端部に向けて移動さ
れるとき、ストッパ部材272は同じ方向に進み、物質
すなわち流体276がバイパス通路274を通って流れ
物質278と混合する。当業者は、この形式のカートリ
ッジは、乾燥、粉末または凍結乾燥形態で維持されてい
る薬剤物質によって予め充填されているカートリッジの
ために特に有用であることを認識しよう。物質276
は、典型的には、物質278を患者に注射する前に物質
を再構成するために用いられる。
【0025】図7から最も良く分かるように、キャップ
240はチューブ状カラー部分242、およびカートリ
ッジ222の端部における肩部分226に少なくとも部
分的に係合する、半径方向にクリンプないしは変形され
る部分244を含んでいる。この実施の形態におけるス
トッパ部材232は中心部分238およびカートリッジ
222の端部に係合する追加のフランジ部分236を含
んでいる。それ以外、図6および7の例の作用は上述と
同じである。
【0026】図8は他の実施の形態を図解しており、こ
こで、本発明に従いデザインされたプラスチックキャッ
プ340はカートリッジ322の端部を閉鎖すべく用い
られている。この例では、カートリッジ322は開口端
部324におけるストッパ部材338、および反対側の
端部におけるストッパないしはプランジャ部材370を
含んでいる。プランジャ部材370とストッパ部材33
8との間には二つの個別のチャンバ380および382
が存在する。チャンバ分離部分384は、チャンバ38
0および382内の物質を、所望の注入手順または所望
の混合操作の完了が必要とされるまで互いに別々に維持
すべく作用する。図8に図解されているような多チャン
バカートリッジの作動はこの分野では知られている。本
発明に従いデザインされたプラスチックキャップ340
を用いることにより、上述のように従来のアルミニウム
キャップを用いるのに比べさらなる有利性がもたらされ
る。
【0027】薬剤物質を維持するためのカートリッジの
幾つかの例が示されたが、本発明はこれらの例に限定さ
れるものではない。開口端部の近傍に縮径されたネック
部分を有し、本発明に従いデザインされたプラスチック
キャップないしは閉鎖体に適応する形式ないしは形態の
多数のカートリッジが、この開示の利便を有する当業者
には理解されるように、用いられ得る。
【0028】理解されるように、本発明の開示されたプ
ラスチック閉鎖体の例に対し添付の請求の範囲内で種々
の変更がなされ得る。それ故、本発明に対し与えられる
法的保護の範囲は請求の範囲を検討することにより決定
され得るのみである。
【図面の簡単な説明】
【図1】弾性ストッパを有している従来の瓶に固定され
密封している本発明のプラスチック閉鎖体の好ましい一
実施の形態の側断面図である。
【図2】図1に示された従来の瓶の開口端、弾性ストッ
パおよびプラスチック閉鎖体の、閉鎖体の自由端の半径
方向変形前における分解側断面図である。
【図3】図1に示されたアセンブリの一部断面側面図で
あり、閉鎖体の半径方向変形またはクリンピングを説明
している。
【図4】注入装置に用いられるカートリッジに組込まれ
た本発明のプラスチック閉鎖体の断面図である。
【図5】図4の選択部分の拡大図である。
【図6】本発明のプラスチックカラーを有する他のカー
トリッジの例の断面図である。
【図7】図6の選択部分の拡大図である。
【図8】本発明に従いデザインされた閉鎖体を有する他
のカートリッジの例の断面図である。
【符号の説明】
22 瓶 24 開口端部 26 リム部分 28 ネック部分 30 容器部分 32 弾性体ストッパ 40 閉鎖体(カラー) 42 チューブ状部分 44 自由端 46 半径方向部分 50 キャップ 122、222、322 カートリッジ 124 開口端部 126 リム部分 128 ネック部分 132 弾性体ストッパ部材 140、240、340 閉鎖体(キャップ) 142 チューブ状部分 144 自由端 146 半径方向部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 595117091 1 BECTON DRIVE, FRA NKLIN LAKES, NEW JE RSEY 07417−1880, UNITED STATES OF AMERICA (72)発明者 ジャン−クロード シーボルト フランス 38120 サン テグレーヴ リ ュ ドゥ キュヴィユー 18

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口端部と前記開口端部に隣接する縮径
    部分とを有する容器を密封するプラスチック閉鎖体であ
    って、前記プラスチック閉鎖体は概ねチューブ状の部分
    と前記容器の前記縮径部分に向けて恒久的に半径方向に
    変形される部分とを有し、前記プラスチック閉鎖体は半
    径方向の変形を可能にすべく充分に展性があり、変形に
    続くその形状を保持すべく充分に剛性があり、且つ、半
    径方向の変形に続き前記容器の所望の位置に留まるべく
    クリープに対し充分な耐性のあるポリマーから形成され
    ていることを特徴とする容器密封用プラスチック閉鎖
    体。
  2. 【請求項2】 前記ポリマーは、比較的清澄であり、変
    形の応力の下にその清澄性を維持することを特徴とする
    請求項1に記載の容器密封用プラスチック閉鎖体。
  3. 【請求項3】 前記プラスチック閉鎖体は、比較的柔軟
    な展性ポリマーと比較的剛性のポリマーとを含む複合ポ
    リマーから形成されていることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の容器密封用プラスチック閉鎖体。
  4. 【請求項4】 前記閉鎖体は、柔軟な展性コポリマーと
    前記比較的剛性のポリマーとを備えるポリマーアロイか
    ら形成されていることを特徴とする請求項3に記載の容
    器密封用プラスチック閉鎖体。
  5. 【請求項5】 前記比較的剛性のポリマーは、ポリカー
    ボネートまたはポリアミドであることを特徴とする請求
    項3または4に記載の容器密封用プラスチック閉鎖体。
  6. 【請求項6】 前記比較的柔軟なポリマーは、ポリエス
    テルまたはポリオレフィンであることを特徴とする請求
    項3または4に記載の容器密封用プラスチック閉鎖体。
  7. 【請求項7】 前記ポリマーは、1,800MPaより
    大きい曲げ弾性率を有し、5%および10%の間の降伏
    点伸びおよび100%より大きい破断点伸びを有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の容器密封用プラスチッ
    ク閉鎖体。
  8. 【請求項8】 前記容器は、前記開口端部に隣接する半
    径方向リムを含み、前記プラスチック閉鎖体は前記容器
    のリムを取囲むチューブ状部分と前記容器の前記リム上
    に受けられる一体の半径方向リム部分とを有し、前記チ
    ューブ状部分は前記容器の前記リムの下側に半径方向内
    方に変形される自由端を有し、且つ、前記閉鎖体の筒状
    チューブ状部分は前記自由端に隣接する内表面に保持さ
    れた環状の弾性リングを含み、前記閉鎖体の前記容器上
    での回転を防止することを特徴とする請求項1に記載の
    容器密封用プラスチック閉鎖体。
  9. 【請求項9】 前記容器は、前記開口端部に隣接する半
    径方向リムおよび前記容器の前記開口端部を横切って延
    在し前記容器の前記リム部分に重なる弾性体ストッパを
    含み、前記閉鎖体は、前記容器の前記リム部分を取囲み
    前記容器の前記リム部分の下側に半径方向内方に変形さ
    れそして係合する自由末端を有するチューブ状部分と前
    記ストッパの前記リム部分に重なる一体の基端側半径方
    向部分とを有することを特徴とする請求項1に記載の容
    器密封用プラスチック閉鎖体。
  10. 【請求項10】 前記閉鎖体の前記基端側半径方向部分
    は、前記ストッパの中心部分に重なる中心開口を含み、
    前記閉鎖体は、前記閉鎖体の基端部分に重なるチューブ
    状部分と前記閉鎖体の前記中心開口に重なる半径方向部
    分とを有するカップ状キャップを含み、前記キャップは
    前記閉鎖体の前記中心開口内に受入れられる保持要素に
    よって前記閉鎖体に固定されていることを特徴とする請
    求項9に記載の容器密封用プラスチック閉鎖体。
  11. 【請求項11】 前記保持要素は、前記キャップと一体
    で前記閉鎖体の前記中心開口を通って受入れられる離間
    されたU字状のタブであり、その各々が前記中心開口に
    隣接する前記閉鎖体の一部に係合する自由端を有するこ
    とを特徴とする請求項10に記載の容器密封用プラスチ
    ック閉鎖体。
  12. 【請求項12】 前記容器は、薬剤物質を包含すべく適
    合されたカートリッジであることを特徴とする請求項1
    に記載の容器密封用プラスチック閉鎖体。
  13. 【請求項13】 前記カートリッジは少なくとも二つの
    チャンバを有することを特徴とする請求項12に記載の
    容器密封用プラスチック閉鎖体。
  14. 【請求項14】 前記カートリッジは、前記カートリッ
    ジ内で複数の物質を選択的に移動させる一つ以上のスト
    ッパを含むことを特徴とする請求項12に記載の容器密
    封用プラスチック閉鎖体。
  15. 【請求項15】 前記プラスチック閉鎖体は、前記チュ
    ーブ状部分の自由端の内表面に弾性体被膜を含み、前記
    弾性体被膜は前記内表面に一体に結合されていることを
    特徴とする請求項1に記載の容器密封用プラスチック閉
    鎖体。
  16. 【請求項16】 密封されたカートリッジアセンブリで
    あって、開口端部と前記開口端部を取囲む半径方向リム
    部分と前記リム部分に隣接する縮径されたネック部分と
    を有するカートリッジ、および前記カートリッジの前記
    リム部分を取囲み、前記ネック部分に向けて半径方向内
    方に恒久的に変形されカラーを前記カートリッジに保持
    する自由端を有するチューブ状部分を有するプラスチッ
    クカラーを備え、前記プラスチックカラーは半径方向の
    変形を可能にすべく充分に展性があり、変形に続くその
    形状を保持すべく充分に剛性があり、且つ、変形に続き
    前記カラーと前記カートリッジとの間に前記シール部材
    を維持するべくクリープに対し充分な耐性のあるポリマ
    ーから形成されていることを特徴とする密封されたカー
    トリッジアセンブリ。
  17. 【請求項17】 前記カートリッジは、複数のチャンバ
    を有することを特徴とする請求項16に記載のカートリ
    ッジアセンブリ。
  18. 【請求項18】 複数のチャンバに維持されている異な
    る物質を選択的に分離または混合すべくカートリッジ内
    で移動する複数のストッパ部材を含むことを特徴とする
    請求項17に記載のカートリッジアセンブリ。
  19. 【請求項19】 複数のチャンバの一つから複数のチャ
    ンバのもう一つに物質の選択的移動を可能とするバイパ
    スを含むことを特徴とする請求項17に記載のカートリ
    ッジアセンブリ。
  20. 【請求項20】 前記シール部材は弾性体ストッパであ
    ることを特徴とする請求項16に記載のカートリッジア
    センブリ。
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