JP2001170692A - セメントまじり汚泥の処理方法 - Google Patents

セメントまじり汚泥の処理方法

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宏之 西村
Masahiro Miura
正広 三浦
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健一 上嶋
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    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全国に点在する生コン工場またはセメント製
品製造工場もしくはその両方のセメント廃液沈殿槽底部
に沈降した汚泥、およびセメントを用いた各種工法にお
いて発生する汚泥の処理方法を提供すること。 【解決手段】 セメントまじり汚泥に、古紙の破砕物を
単独で添加して混合するか、あるいは、はじめに古紙の
破砕物を添加して混合し、次に、水溶性高分子物質を添
加して混合するか、あるいは、古紙の破砕物と水溶性高
分子とを同時に添加して混合することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セメントまじり汚泥の
処理方法に関し、例えば、全国に点在する生コン工場ま
たはセメント製品製造工場のセメント廃液沈殿槽底部に
沈降した汚泥の処理方法に関する。また、本発明は、セ
メント系固結剤を地盤に注入する薬液注入工法、とりわ
け、高圧噴射攪拌工法、たとえば、ジェットグラウト工
法、CCP工法、その他の類似工法等において、軟弱地
盤を改良する目的で地上から注入したセメントミルク
が、土砂を伴って地上に排出される際、多量に発生する
セメントまじり汚泥の処理方法に関する。さらに本発明
は、セメント系固結剤を土中で混合攪拌処理する固結工
法、とりわけ、機械攪拌式深層混合処理工法において、
軟弱地盤を改良する目的で地上から注入したセメントミ
ルクまたは粉末が、土砂を伴って地上に排出される際、
多量に発生するセメントまじり汚泥の処理方法に関す
る。上記薬液注入工法は地盤改良工法の一種で、薬液等
を地盤に注入し、地盤の透水性を減少させたり、地盤の
強度を増加させる工法である。上記薬液の定義について
定説はなく、例えば建設省「薬液注入工法による建設工
事の施工に関する暫定指針」によれば、薬液とは次に掲
げる物質の1つ以上をその成分の一部に含有する液体を
いう。 けい酸ナトリウム(水ガラス)、リグニン又はその
誘導体、ポリイソシアネート、尿素、ホルムアルデ
ヒド初期縮合物、アクリルアミド また、固結工法とは、地盤改良工法の一工法で、セメン
ト、石灰などの固結材を土中で混合攪拌処理するもの、
土の間げきに注入材を圧入するもの、土に電気化学な処
理をあたえて固結するものおよび土に熱的な処理をして
固結するものを総称して固結工法という。主な工法とし
ては次のものである。 (1) 表層固結工法 例えば石灰安定処理の場合、表層土に石灰を添加し、土
中の粘土鉱物と消石灰との化学硬化反応を利用して、土
の安定性と耐久性を維持または増大することを目的とす
る。 (2) 深層混合処理工法 比較的深層の軟弱地盤に石灰、セメントなどの安定材を
混合、攪拌し、土を化学的に固結させる工法である。
【0002】
【従来の技術】上記セメントまじり汚泥の処理は、汚泥
をそのままタンクローリーで産業廃棄物処理場に運搬、
廃棄するか、現場に堆積して天日乾燥し、その後、ダン
プで産業廃棄物処理場に運搬、廃棄する方法しか無かっ
た。しかし、タンクローリーでの運搬は輸送費がかか
り、また、天日乾燥法は、現場に仮置きする広い場所が
必要であり、問題があった。さらに、比重の高いセメン
トまじり汚泥を放置すると、おおきなブロック状に固ま
ってしまい、それを破砕するのに多くの手間を要すると
いう問題もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
対して、生コン工場またはセメント製品製造工場のセメ
ント廃液沈殿槽底部に沈降した汚泥、セメント系固結剤
を地盤に注入する薬液注入工法、またはセメント系固結
剤を土中で混合攪拌処理する固結工法において、地上に
排出される汚泥などを、できるだけ短時間で、簡単かつ
経済的に処理することができ、かつ、得られる処理物
を、ただちに汎用ダンプカーで運搬でき、かつ再利用も
可能な強度を有する形にまで処理することができるセメ
ントまじり汚泥の処理方法を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、セメントまじり汚泥、すなわち、セメン
トが含まれている各種汚泥に、古紙破砕物を添加、混合
して処理することを特徴とするセメントまじり汚泥の処
理方法を提供する。また、本発明は、セメントまじり汚
泥に、古紙の破砕物を添加、混合して処理する古紙添加
ステップと、水溶性高分子物質を添加、混合して処理す
る高分子物質添加ステップとを含んでなることを特徴と
するセメントまじり汚泥の処理方法をも提供する。
【0005】本発明のセメントまじり汚泥の処理方法
は、その汚泥に、古紙の破砕物を単独で添加して混合す
るか、あるいは、はじめに古紙の破砕物を添加、混合
し、次に、水溶性高分子物質を添加、混合するか、ある
いは、古紙の破砕物と水溶性高分子物質とを同時に添
加、混合することによって実施する。
【0006】古紙のみをセメントまじり汚泥に添加した
場合にも、見かけ上、ぱさぱさになり、本発明の目的を
一部達成するが、水溶性高分子を併用することで、固化
後の処理物の粒状化がはかられ、処理物の再利用を考え
る場合、きわめて有利である。再利用の用途としては、
路床材、路盤材、裏込め材などが考えられる。
【0007】本発明で対象となるセメントまじり汚泥
は、比重1.40から1.90、汚泥中のセメント含有量5重量
%以上、含水比120%以下のセメントまじり汚泥である
ことが好ましい。1.40より比重の低い廃液は、機械脱水
等により、脱水、減容化をおこなうのが通例であり、逆
に、1.90より比重の高い汚泥は、流動性が低く、あえて
処理する必要がない場合が多い。汚泥中のセメント含有
量5重量%未満では、再利用に必要な強度が得られにく
い。含水比120%以上では、古紙や水溶性高分子の添加
量を増やしても、粒状の改良物が得られにくい。
【0008】汚泥の比重を1.40から1.90の範囲にしたの
は以下の理由による。生コン工場などのセメント廃液ピ
ット底部に溜まったスラッジの場合、スラッジの下部は
比重が高く、上部ほど比重が低いが、一般に、比重1.40
から1.90の範囲にある場合が多い。また、コラムジェッ
ト工法などの高圧噴射工法や、CMC工法などの機械攪
拌式深層混合処理工法の場合、水セメント比が50:50セ
メントスラリー(比重1.50程度)を高圧で地下に圧入す
る方法が多く採用されるが、これが地上に戻ってくる場
合、土砂分を含んで比重が上昇したり、逆に、地下水が
混入して比重が低下したりして、廃液の比重は、1.40か
ら1.90の範囲になる場合が多い。
【0009】本発明で用いられる古紙としては、例え
ば、古新聞、古雑誌、古ダンボール、古電話帳など、吸
水性にすぐれたものが用いられる。古紙の破砕物は、最
近、家畜の敷料として注目されており、多くの吸収材に
ない特徴を有している。すなわち、比重1.40から1.90の
セメントまじり汚泥に、古紙の破砕物を添加、混合する
と、1〜3分の間に吸水が進み、汚泥の流動性が著しく低
下する。
【0010】一方、他の吸水材、たとえば、衛生用品に
広く使われている吸水性ポリマーは、吸水力があるもの
の、吸水後もポリマー同士のすべり現象が残り、処理物
の改良効果が弱い。天然鉱物ではベントナイトの吸水力
がずば抜けているが、粉末品は水を吸うと粘着性が障害
になり、破砕品はコストが高く、本発明の目的にはそぐ
わない。コットン、わら、もみがら、おがくず、材木チ
ップなども良好な結果をえられない。
【0011】古紙の破砕物としては、例えば古新聞、古
雑誌、古ダンボール、古電話帳などを、20mm四方以下に
カットしたものであり、さらに好ましくは、5mm四方以
上10mm四方以下にカットしたものが好ましい。20mm四方
より大きな古紙破砕物は取り扱いに難があり好ましくな
い。また、5mm四方未満のサイズの古紙をつくるのは、
コストがかかり過ぎて実用的でない。古紙破砕物の添加
量は、底泥1m3あたり、10kgから100kgの範囲内が好まし
い。この程度の添加量では、処理後の汚泥の増量はわず
かである。
【0012】本発明に用いる水溶性高分子物質は、天然
系のものでも、合成されたものであってもよい。合成品
には、半合成品も含まれる。さらに、この水溶性高分子
物質は、ガム類またはその誘導体類、でんぷんまたはそ
の誘導体類、アルギン酸ソーダ、セルロース誘導体類、
カルボキシル基を含む水溶性合成高分子物質からなるグ
ループから選ばれた1種又は2種以上の組み合わせを用
いることができる。上記水溶性高分子物質の添加量が、
セメントまじり汚泥1m3に対し、0.2kg〜20kgであること
が好ましい。詳しく述べれば、天然系の場合にあっては
1.0〜20kg、半合成系の場合にあっては1.0〜15kg、合成
系の場合にあっては0.2〜5.0kgを用いることが好まし
い。
【0013】
【発明の実施態様】以下、本発明の実施態様として、施
工方法の代表例である建設重機を使用した施工方法につ
いて説明するが、本発明の内容はこの実施態様に制限さ
れない。セメントまじり汚泥を20〜50m3の掘り込みピッ
トに約3/4量程度とり、古紙破砕物と水溶性高分子とを
上記の添加量の範囲内で添加し、バックホウで良く攪拌
する。以上の作業の結果、泥状、または、半泥状のセメ
ントまじり汚泥は、ばさばさ、もしくは、粒状の状態に
変わる。これを汎用ダンプカーで搬出する。養生ヤード
または再利用先で3日間以上養生すれば、各種用途に再
利用も可能になる。攪拌、混合に使用するバックホウ
は、バケット内に攪拌羽根を有するものであれば、効率
良く作業を進めることができる。
【0014】施工方法は、重機による現地混合のほか、
バッチ式あるいは連続式の混練ミキサー、例えば、パド
ルミキサーなどの混合機械によっても良く、その他、該
汚泥と上記添加材を十分混ぜ合わせられるものであれば
手段を問わない。
【0015】
【実施例】本発明の実施の形態を実施例をあげて説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。 実施例1 比重1.70、含水比54%、推定セメント含有量20重量%の
ジェットグラウト工事から発生したセメント混じり汚泥
1.0リットルを卓上型ミキサーにとり、はじめに、ジャ
パンクリエイティブル社製の古紙破砕品(大きさ10mm以
下、商品名あんしん君)を50グラムを加えて1分間混合
し、つぎに、東亜合成社の水溶性高分子粉末(商品名:
T−140、化学名:アクリルアミドとアクリル酸の共
重合物)を1グラム添加し、さらに1分間混合した。処理
物は粒状になった。処理物の性状試験結果を表1に示
す。
【0016】
【表1】 1) 実施例1は、1.5kgのランマーで4層、計96回突き
固めてから養生した。実施例2は、養生してから、1.5k
gのランマーで3層、計75回突き固め、測定した供し
た。比較例は、処理直後、流動性があったため、一軸圧
縮強度測定用のモードに詰め、タッピングして、そのま
ま養生した。 2) 古紙破砕物および水溶性高分子の添加量は、汚泥1
リットルあたりである。
【0017】実施例2 比重1.46、含水比103%、推定セメント含有量50重量%
の生コン工場廃液ピット沈降スラッジ(セメント混じり
汚泥)1.0リットルを卓上型ミキサーにとり、ジャパン
クリエイティブル社製の古紙破砕品(大きさ10mm以下、
商品名あんしん君)を70グラムと、東亜合成社の水溶性
高分子粉末(商品名:T−140、化学名:アクリルア
ミドとアクリル酸の共重合物)1.5グラムとを同時に添
加し、1分間混合した。処理物は粒状の状態になった。
実施例1と同様、処理物の性状試験結果を行い、結果を
表1に示した。
【0018】比較例1 実施例1と同じセメント混じり汚泥1.0リットルを、た
て30cm、横20cm、深さ3cmのバットに入れ、屋外に放置
して、天日乾燥した。1日目は泥状、2日目は半固形
状、3日目に完全固形状になったが、3日後、バットか
ら取り出したところ全体が一つに固まっており、数cm以
下の粒状にするには、破砕の工程を必要とした。
【0019】表1に示すように、実施例1では、処理物
の外見が粒状で、好ましい改良状態であった。7日後の
一軸圧縮強度も13.7kg/cm2と、高い強度を示した。実施
例2では、含水比が高かったこと、処理前にセメントの
水和反応が終了していることから、コーン指数で強度評
価をおこなったが、第4種改良土の基準(2kg/cm2)を上
回る2.8kg/cm2の強度がえられ、再利用可能と判断され
た。一方、比較例1に示すように、実施例1と同じ汚泥
を無処理で放置した場合、固まるまで3日を要し、固ま
ったものは高い強度を呈するものの、ブロック状で破砕
しないと取り扱い困難な状況であった。
【0020】
【発明の効果】本発明の処理法によれば、泥状、また
は、半泥状のセメント混じり汚泥を、大きな塊に形成さ
せることなく、短時間でばさばさの状態に、もしくは粒
状に変えることができ、養生日数をとらずに処理後ただ
ちに搬出が可能であるから、狭い現場でも処理作業をお
こなえる。また、搬出先において一定時間養生したあと
の処理物は、強度があり、透水性にも優れているので、
広範囲の用途に再利用可能である。さらに、本発明で用
いる古紙は、安価であり、豊富に存在し、最近余りぎみ
の古紙の再利用途の拡大に貢献する点も特筆される事項
である。よって、得られる経済的効果は非常に大きい。
フロントページの続き (72)発明者 上嶋 健一 東京都渋谷区幡ヶ谷1丁目7番5号 株式 会社テルナイト本社内 Fターム(参考) 4D059 AA30 BG00 BJ01 BK30 DA04 DB16 DB20 DB24 DB29 DB34 DB40 EB01

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セメントまじり汚泥に、古紙の破砕物を
    添加、混合して処理する工程を含むことを特徴とするセ
    メントまじり汚泥の処理方法。
  2. 【請求項2】 セメントまじり汚泥に、古紙の破砕物と
    水溶性高分子物質を添加、混合して処理する工程を含む
    ことを特徴とするセメントまじり汚泥の処理方法。
  3. 【請求項3】 セメントまじり汚泥に、古紙の破砕物を
    添加、混合して、該汚泥の見掛け上の含水比を低下さ
    せ、次に、水溶性高分子物質を添加、混合して処理する
    ことを特徴とする請求項2に記載の処理方法。
  4. 【請求項4】 セメントまじり汚泥に、古紙の破砕物と
    水溶性高分子物質とを同時に添加、混合して処理するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の処理方法。
  5. 【請求項5】 セメントまじり汚泥が、比重1.40から1.
    90であり、かつ、汚泥中のセメント含有量が5重量%以
    上であり、かつ、含水比が120%以下であることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれかに記載の処理方法。
  6. 【請求項6】 セメントまじり汚泥が、生コン工場また
    はセメント製品製造工場のセメント廃液沈殿槽底部に沈
    降した汚泥であることを特徴とする請求項1〜5のいず
    れかに記載の処理方法。
  7. 【請求項7】 セメントまじり汚泥が、セメント系固結
    剤を地盤に注入する薬液注入工法、または、セメント系
    固結剤を土中で混合攪拌処理する固結工法において、地
    上に排出される汚泥であることを特徴とする請求項1〜
    5のいずれかに記載の処理方法。
  8. 【請求項8】 古紙の破砕物の大きさが、20mm以下であ
    ることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の処
    理方法。
  9. 【請求項9】 古紙の破砕物の添加量が、セメントまじ
    り汚泥1m3あたり、10kgから100kgの範囲内であること
    を特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の処理方
    法。
  10. 【請求項10】 水溶性高分子物質が、ガム類またはそ
    の誘導体類、でんぷんまたはその誘導体類、アルギン酸
    ソーダ、セルロース誘導体類およびカルボキシル基を含
    む水溶性合成高分子物質からなるグループから選ばれた
    少なくとも1種の水溶性高分子物質からなることを特徴
    とする請求項2〜9のいずれかに記載の処理方法。
  11. 【請求項11】 水溶性高分子物質の添加量が、セメン
    トまじり汚泥1m3に対し、0.2〜20kgであることを特徴と
    する請求項2〜10のいずれかに記載の処理方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014505006A (ja) * 2010-12-21 2014-02-27 マペイ ソシエタ ペル アチオニ セメント組成物から骨材を製造する方法
WO2016198384A1 (en) * 2015-06-08 2016-12-15 Cemex Research Group Ag Method to produce aggregates from unsettled cementitious mixtures

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