JP2001168941A - 衛星放送用チューナアダプタ装置 - Google Patents

衛星放送用チューナアダプタ装置

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JP2001168941A
JP2001168941A JP34986099A JP34986099A JP2001168941A JP 2001168941 A JP2001168941 A JP 2001168941A JP 34986099 A JP34986099 A JP 34986099A JP 34986099 A JP34986099 A JP 34986099A JP 2001168941 A JP2001168941 A JP 2001168941A
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broadcast tuner
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tuner
adapter device
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Toru Oguchi
徹 小口
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NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】デジタル衛星放送チューナとPCを接続する衛
星放送用チューナアダプタ装置において、PCのケース
を開ける等の分解作業を必要とせず且つデジタル衛星放
送チューナとPCが離れて配置される場合にも、MPE
G2トランスポートストリーム信号の信号品質を確保す
るための特別な手段を準備することなく受信システムを
構築できる衛星放送用チューナアダプタ装置を提供す
る。 【解決手段】デジタル衛星放送チューナ1をPC8から
リモートコントロールするコントロール手段5と、デジ
タル衛星放送チューナ1から出力されるMPEG2トラ
ンスポートストリームをPIDによりフィルタするフィ
ルタ手段6と、フィルタされたデータを記憶するFIF
O型メモリを可とするバッファメモリ手段7と、バッフ
ァメモリ手段7の内容をUSB経由でPC8に転送する
USB制御手段4とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は衛星放送用チューナ
アダプタ装置、特にデジタル衛星放送チューナとパーソ
ナルコンピュータ(PC)を接続するアダプタ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種のデジタル衛星放送チューナとP
Cを接続するアダプタ装置の従来技術は、例えば特開平
10−276230号公報の「データ放送受信機および
データ放送システム」に開示されている。即ち、PCの
拡張スロットに実装されたアダプタ装置にてデジタル衛
星放送チューナから出力されるMPEG(Moving Pictu
re Expert Group)2トランスポートストリーム信号を
受信する方法が開示されている。この場合に、アダプタ
装置をPCの拡張スロットに実装するために、PCのケ
ースを開ける等の分解作業が必要であり、容易に受信シ
ステムを構築できない。また、デジタル衛星放送チュー
ナのMPEG2トランスポートストリーム信号は、TT
L(トランジスタトランジスタロジック)レベルである
のが一般的である。そのため、デジタル衛星放送チュー
ナとPCが離れて配置される場合には、MPEG2トラ
ンスポートストリーム信号の信号品質を確保するため
に、デジタル衛星放送チューナの近傍でTTLレベルの
信号をRS−422やLVDS等の差動信号に変換し、
PCの近傍で差動信号をTTL信号に変換する必要があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のアダプ
タ装置は、次の如き幾つかの課題を有している。先ず第
1に、容易に受信システムを構築することができない。
その理由は、アダプタ装置をPCの拡張スロットに実装
するために、PCのケースを開ける等の分解作業が必要
なためである。
【0004】第2に、デジタル衛星放送チューナとPC
が離れて配置される場合には、回路規模が大きくなる。
その理由は、デジタル衛星放送チューナのMPEG2ト
ランスポートストリーム信号は、TTLレベルであるこ
とが一般的であるため、デジタル衛星放送チューナとP
Cが離れて配置される場合には、MPEG2トランスポ
ートストリーム信号の信号品質を確保するために、デジ
タル衛星放送チューナの近傍でTTLレベルの信号をR
S−422やLVDS等の差動信号に変換し、PCの近
傍で差動信号をTTL信号に変換する必要があるためで
ある。
【0005】
【発明の目的】従って、本発明の目的は、PCのケース
を開ける等の分解作業を必要とせず且つデジタル衛星放
送チューナとPCが離れて配置される場合にも、MPE
G2トランスポートストリーム信号の信号品質を確保す
るための特別な手段を準備することなく受信システムを
構築できるデジタル衛星放送チューナとPCとを接続す
る衛星放送用チューナアダプタ装置を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明による衛星放送用チューナアダプタ装置
は、デジタル衛星放送チューナとPCを接続する装置で
あって、デジタル衛星放送チューナをPCからリモート
制御するコントロール手段と、デジタル衛星放送チュー
ナから出力されるMPEG2トランスポートストリーム
をPIDによりフィルタするフィルタ手段と、このフィ
ルタ手段でフィルタされたデータを記憶するバッファメ
モリ手段と、このバッファメモリ手段の記憶内容をUS
B経由でPCに転送するUSB制御手段とを備えること
を特徴とする。
【0007】好適実施形態例によると、接続されるデジ
タル衛星放送チューナの状態を示す情報を保持するレジ
スタ手段とこのレジスタ手段に保持されたデジタル衛星
放送チューナの状態を示す情報とに応じてPCからリモ
ート制御することを特徴とする。レジスタ手段は、ステ
ータスを入力とするシリアル・パラレル変換部と、アド
レスを入力とするアドレスレジスタと、これら両者の出
力を比較するコンパレータと、このコンパレータの出力
を入力とし、データを出力するデータレジスタとより構
成されることを特徴とする。また、フィルタ手段は、P
IDレジスタおよびコンパレータを含む複数のフィルタ
ブロックと、これらフィルタブロックの出力を入力と
し、バッファメモリライト制御信号を出力とするバッフ
ァメモリライト制御部とよりなることを特徴とする。コ
ントロール手段は、夫々コード状態およびコードデータ
を入力とするコード状態レジスタおよびコードデータレ
ジスタと、これら両レジスタの出力を入力としリモート
制御信号を出力するマイクロコンピュータとよりなるこ
とを特徴とする。また、フィルタ手段、コントロール手
段およびレジスタ手段の少なくとも一部はゲートアレイ
ブロックに集積されることを特徴とする。更に、バッフ
ァメモリ手段は、FIFO型メモリであることを特徴と
する。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明による衛星放送用チ
ューナアダプタ装置の好適実施形態例の構成および動作
を、添付図を参照して詳細に説明する。
【0009】先ず、図1は、本発明による衛星放送用チ
ューナアダプタ装置の好適実施形態例を含むチューナシ
ステムの構成を示すブロック図である。図1のチューナ
システムにおいて、デジタル衛星放送チューナ1は、本
発明によるデジタル衛星放送用チューナアダプタ装置
(以下衛星放送用チューナアダプタ装置という)2に接
続され、更にこの衛星放送用チューナアダプタ装置2は
USB(ユニバーサルシリアルバス)を介してPC8に接
続されている。また、衛星放送用チューナアダプタ装置
2は、ステータスレジスタ手段3、USB制御手段4、
リモートコントロール(以下リモコンと略す)制御手段
5、PID(パケット識別子)フィルタ手段6およびバッ
ファメモリ手段7より構成される。
【0010】ステータスレジスタ手段3は、デジタル衛
星放送チューナ1の機種および選局中のトランスポンダ
を表示するステータス信号の状態を保持する。このステ
ータスレジスタ手段3は、USB制御手段4に接続さ
れ、USBを経由してPC8からアクセスできるように
構成されている。また、リモコン制御手段5は、USB
制御手段4に接続され、USBを経由してPC8からア
クセスできるように構成されている。PC8は、ステー
タスレジスタ手段3に保持されたデジタル衛星放送チュ
ーナ1の機種を示す情報に応じて、目的のMPEG2ト
ランスポートストリームを含むトランスポンダをデジタ
ル衛星放送チューナ1に選局させるためのリモコン信号
の送信をリモコン制御手段5に指示する。そこで、リモ
コン制御手段5は、その指示に従ってデジタル衛星放送
チューナ1にリモコン信号を送信する。リモコン信号を
受信したデジタル衛星放送チューナ1は、リモコンコー
ドにより指定されたトランスポンダを選局し、MPEG
2トランスポートストリームおよび更新された選局中の
トランスポンダを表示するステータス信号を衛星放送用
チューナアダプタ装置2に送信する。
【0011】PIDフィルタ手段6は、USB制御手段
4に接続され、USBを経由してPC8からアクセスで
きるように構成されている。このPIDフィルタ手段6
は、PC8により設定されたPIDによりデジタル衛星
放送チューナ1から送られるMPEG2トランスポート
ストリームをフィルタして、バッファメモリ手段7に格
納する。バッファメモリ手段7は、USB制御手段4に
接続され、USBを経由してPC8からアクセスできる
ように構成されている。PC8は、USB制御手段4と
のハンドシェークにより、バッファメモリ手段7に格納
されたMPEG2トランスポートパケットを引き取る。
【0012】次に、図1に示す本発明による衛星放送用
チューナアダプタ装置2の動作を、図2乃至図5を参照
して詳細に説明する。図2は、図1中のステータスレジ
スタ手段3の詳細構成を示す図である。図3は、図1中
のリモコン制御手段5の詳細構成を示す図である。図4
は、図1中のPIDフィルタ手段6の詳細構成を示す図
である。また、図5は、図1中のUSB制御手段4の詳
細構成を示す図である。
【0013】先ず、PC8は、目的のMPEG2トラン
スポートストリームを含むトランスポンダをデジタル衛
星放送チューナ1に選局させるためのリモコン信号を衛
星放送用チューナアダプタ装置2に送信させる。しか
し、リモコンコードおよびリモコンコード形態は、リモ
コン制御されるデジタル衛星放送チューナ1により異な
るため、接続されているデジタル衛星放送チューナ1の
機種を知る必要がある。
【0014】図2を参照すると、ステータスレジスタ手
段3は、アドレスレジスタ31、シリアル・パラレル変
換部32、コンパレータ(比較器)33およびデータレジ
スタ34より構成される。シリアル・パラレル変換部3
2にて、デジタル衛星放送チューナ1からシリアルで送
られてくるステータス信号をパラレルに変換する。ステ
ータス信号には、アドレス部とデータ部があり、例えば
アドレス1に対応するデータ部に機種が、アドレス2に
対応するデータ部に選局中のトランスポンダが繰り返し
出力されている。PC8は、接続されているデジタル衛
星放送チューナ1の機種を知るために、アドレスレジス
タ31に機種を示すアドレス1をライトする(書き込
む)。コンパレータ33は、シリアル・パラレル変換部
32にて変換されたステータスデータのアドレス部とア
ドレスレジスタ31の値を比較する。一致した場合に
は、ステータス信号のデータ部がデータレジスタ34に
格納される。PC8は、データレジスタ34をリードす
る(読み出す)ことにより、接続されているデジタル衛星
放送チューナ1の機種を知ることができる。PC8は、
デジタル衛星放送チューナ1の機種に応じて、目的のM
PEG2トランスポートストリームを含むトランスポン
ダをデジタル衛星放送チューナ1に選局させるためのリ
モコン信号の送信をリモコン制御手段5に指示する。
【0015】次に、図3を参照すると、リモコン制御手
段5は、コード形態レジスタ51、コードデータレジス
タ52およびリモコン制御マイコン(マイクロコンピュ
ータ)53より構成される。PC8は、デジタル衛星放
送チューナ1をリモコン制御するためのリモコンコード
形態をコード形態レジスタ51に、リモコンコードをコ
ードデータレジスタ52にライトする。コード形態レジ
スタ51とコードデータレジスタ52は、リモコン制御
マイコン53に接続されている。リモコン制御マイコン
53は、コード形態レジスタ51とコードデータレジス
タ52の値に応じて、リモコン信号を生成する。図2に
おいて、アドレスレジスタ31に選局中のトランスポン
ダを示すアドレスをライトし、データレジスタ34より
選局中のトランスポンダをリードすることにより、図3
のリモコン制御マイコン53より送信されたリモコン信
号によりデジタル衛星放送チューナ1のリモコン制御が
正しくなされたか否かを確認する。デジタル衛星放送チ
ューナ1は、衛星放送用チューナアダプタ装置2より指
定されたトランスポンダを選局し、MPEG2トランス
ポートストリームを衛星放送用チューナアダプタ装置2
に送信する。PIDフィルタ手段6は、予めPC8によ
り設定されたPIDにより、MPEG2トランスポート
ストリームをフィルタしてバッファメモリ手段7に格納
する。
【0016】次に、図4を参照して、PIDフィルタ手
段6を説明する。MPEG2トランスポートストリーム
は、188バイト固定長のMPEG2トランスポートパ
ケットによって構成され、トランスポートパケットは、
同期バイト、誤り表示、ユニット開始表示、トランスポ
ートパケットプライオリティ、PID、スクランブル制
御、アダプテーションフィールド制御、巡回カウンタ、
ペイロードからなる。PIDフィルタ手段6は、PID
レジスタ61およびコンパレータ62を含む複数のフィ
ルタブロック60およびバッファメモリライト制御部6
3より構成される。MPEG2トランスポートストリー
ムのPIDが、PC8により予めフィルタしたいPID
の値が設定されたPIDレジスタ61の値をコンパレー
タ62により比較する。このコンパレータ62は、両P
IDが一致の時に“1”を、不一致の時に“0”を出力
する。バッファメモリライト制御部63は、フィルタブ
ロック60からの出力が“1”の時に、バッファメモリ
手段7のライト制御信号を生成する。このとき、フィル
タブロック60を複数個用いて、複数のPIDを同時に
フィルタする構成としても良い。この場合に、バッファ
メモリライト制御部63は、フィルタブロック60の何
れかの出力が“1”の時にバッファメモリライト制御信
号を生成する。これにより、PIDが一致したMPEG
2トランスポートパケットのみがバッファメモリ手段7
に書き込まれる。PC8は、USB制御手段4とのハン
ドシェークにより、バッファメモリ手段7に格納された
MPEG2トランスポートパケットを引き取る。
【0017】図5を参照すると、USB制御手段4は、
PC8からの要求に応じて衛星放送用チューナアダプタ
装置2の全体を制御するCPU41と、このCPU41
のプログラムおよび処理データを格納するメモリ43
と、USBのプロトコルに従いPC8と通信するUSB
制御部44と、CPU41からの要求に応じてバッファ
メモリ手段7からデータをリードするためのバッファメ
モリリード制御信号を生成するバッファメモリリード制
御部45と、これら各部を相互接続するCPUバス42
とにより構成されている。PC8は、USB制御部44
を通じてCPU41に、バッファメモリ手段7に格納さ
れたMPEG2トランスポートパケットの引き取りを要
求する。CPU41は、USB制御部44を通じてPC
8に引き渡すデータの準備ができていないことを通知す
ると同時にバッファメモリリード制御部45よりバッフ
ァメモリ手段7からデータをリードするためのバッファ
メモリリード制御信号を出力する。バッファメモリ手段
7に格納されたMPEG2トランスポートパケットは、
バッファメモリリード制御信号により出力され、CPU
バス42を通じてCPU41にリードされる。CPU4
1は、リードしたMPEG2トランスポートパケットを
メモリ43に格納する。USB制御部44は、PC8か
ら出力される次のMPEG2トランスポートパケットの
引き取り要求に対し、メモリ43に格納されたMPEG
2トランスポートパケットを引き渡し、PC8からのM
PEG2トランスポートパケットの引き取りが完了す
る。
【0018】次に、本発明による衛星放送用チューナア
ダプタ装置の第2実施形態例を、図6を参照して説明す
る。この衛星放送用チューナアダプタ装置9は、例えば
NEC社製の4ビットシングルチップマイコンUPD1
7225であるリモコン制御マイコン10と、PIDフ
ィルタ14、マイコン制御部13、ステータスレジスタ
12の機能を集積したゲートアレイブロック11と、F
IFOメモリ15と、サイプレス社製AN2131QC
であるUSBコントローラ16で構成される。デジタル
衛星放送チューナ1は、衛星放送用チューナアダプタ装
置9に接続される。デジタル衛星放送チューナ1の機種
および選局中のトランスポンダを表示するステータス信
号の状態がステータスレジスタ12に保持される。ステ
ータスレジスタ12は、USBコントローラ16に接続
され、USBを経由してPC8からアクセスできるよう
に構成されている。PC8は、ステータスレジスタ12
に保持されたデジタル衛星放送チューナ1の機種を示す
情報に応じて、目的のMPEG2トランスポートストリ
ームを含むトランスポンダをデジタル衛星放送チューナ
1に選局させるためのリモコンコードのコード形態およ
びコードデータをマイコン制御部13にライトする。リ
モコン制御マイコン10はマイコン制御部13に設定さ
れた値により、デジタル衛星放送チューナ1にリモコン
信号を送信する。
【0019】リモコン信号を受信したデジタル衛星放送
チューナ1は、リモコン信号により指定されたトランス
ポンダを選局し、MPEG2トランスポートストリーム
および更新された選局中のトランスポンダを表示するス
テータス信号を衛星放送用チューナアダプタ装置9に送
信する。PIDフィルタ14は、USBコントローラ1
6に接続され、USBを経由してPC8からアクセスで
きるように構成されている。このPIDフィルタ14
は、PC8により設定されたPIDによりデジタル衛星
放送チューナ1から送られるMPEG2トランスポート
ストリームをフィルタしてFIFOメモリ15に格納す
る。FIFOメモリ15は、USBコントローラ16に
接続され、USBを経由してPC8からアクセス可能に
構成されている。PC8は、USBコントローラ16と
のハンドシェークにより、FIFOメモリ15に格納さ
れたMPEG2トランスポートパケットを引き取る。
【0020】次に、図6の衛星放送用チューナアダプタ
装置9の動作を、図7乃至図10を参照して詳細に説明
する。図7は、図6中のステータスレジスタ12の詳細
構成を示す図である。図8は、図6中のマイコン制御部
13の詳細構成を示す図である。図9は、図6中のPI
Dフィルタ14の詳細構成を示す図である。また、図1
0は、図6中のUSBコントローラ16の詳細構成を示
す図である。
【0021】先ず、図7を参照すると、PC8は、目的
のMPEG2トランスポートストリームを含むトランス
ポンダをデジタル衛星放送チューナ1に選局させるため
のリモコン信号を衛星放送用チューナアダプタ装置9に
送信させる。しかし、リモコンコードおよびリモコンコ
ード形態は、リモコン制御されるデジタル衛星放送チュ
ーナ1により異なるため、接続されているデジタル衛星
放送チューナ1の機種を知る必要がある。ステータスレ
ジスタ12は、シリアル・パラレル変換部121にて、
デジタル衛星放送チューナ1からシリアルで送られてく
るステータス信号をパラレルに変換する。ステータス信
号には、8ビットのアドレス部と16ビットのデータ部
があり、例えばアドレス1に対応するデータ部に機種
が、アドレス2に対応するデータ部に選局中のトランス
ポンダが示される。
【0022】ステータスレジスタ12は、シリアル・パ
ラレル変換機121、アドレスレジスタ122、コンパ
レータ123およびデータレジスタ124より構成され
る。PC8は、接続されているデジタル衛星放送チュー
ナ1の機種を知るために、アドレスレジスタ122に機
種を示すアドレス1をライトする。コンパレータ123
は、シリアル・パラレル変換部121にて変換されたス
テータスデータのアドレス部とアドレスレジスタ122
の値を比較する。一致した場合に、ステータス信号のデ
ータ部がデータレジスタ124に格納される。PC8
は、データレジスタ124をリードすることにより、接
続されているデジタル衛星放送チューナ1の機種を知る
ことができる。PC8は、デジタル衛星放送チューナ1
の機種に応じて、目的のMPEG2トランスポートスト
リームを含むトランスポンダをデジタル衛星放送チュー
ナ1に選局させるためのリモコンコードのコード形態お
よびコードデータをマイコン制御部13にライトする。
【0023】次に、図8を参照すると、マイコン制御部
13は、コード形態レジスタ131およびコードデータ
レジスタ132より構成される。PC8は、デジタル衛
星放送チューナ1をリモコン制御するためのリモコンコ
ード形態を4ビットのコード形態レジスタ131に、リ
モコンコードを4ビットのコードデータレジスタ132
にライトする。ここで、リモコンコード形態は、接続さ
れるデジタル衛星放送チューナ1が、例えばNEC社製
であれば1、SONY(株)製であれば2、松下(株)製で
あれば3の如く予め決められている。コード形態レジス
タ131とコードデータレジスタ132は、リモコン制
御マイコン10に接続されている。リモコン制御マイコ
ン10は、コード形態レジスタ131とコードデータレ
ジスタ132の値に応じて、リモコン信号を生成する。
図7において、アドレスレジスタ122に選局中のトラ
ンスポンダを示すアドレスをライトし、データレジスタ
124より選局中のトランスポンダをリードして、リモ
コン制御マイコン10より送信されたリモコン信号によ
り、デジタル衛星放送チューナ1のリモコン制御が正し
くなされたか否かを確認する。デジタル衛星放送チュー
ナ1は、衛星放送用チューナアダプタ装置9より指定さ
れたトランスポンダを選局し、MPEG2トランスポー
トストリームを衛星放送用チューナアダプタ装置9に送
信する。PIDフィルタ14は、予めPC8により設定
されたPIDにより、MPEG2トランスポートストリ
ームをフィルタしてFIFOメモリ15に格納する。
【0024】次に、図9を参照して、PIDフィルタ1
4を詳細に説明する。このPIDフィルタ14は、PI
Dレジスタ142およびコンパレータ143を含む複数
のフィルタブロック141およびこれら複数のフィルタ
ブロック141の出力が入力され、FIFO(先入れ先
出し)メモリライト制御信号を出力するFIFOメモリ
ライト制御部144より構成される。MPEG2トラン
スポートストリームは、188バイト固定長のMPEG
2トランスポートパケットによって構成される。MPE
G2トランスポートパケットは、同期バイト、誤り表
示、ユニット開始表示、トランスポートパケットプライ
オリティ、PID、スクランブル制御、アダプテーショ
ンフィールド制御、巡回カウンタ、ペイロードからな
る。図9のPIDフィルタ14は、MPEG2トランス
ポートパケットのPIDが、PC8により予めフィルタ
したいPIDの値が設定されたPIDレジスタ142の
値を比較する。一致の時に“1”を、不一致の時に
“0”を出力するコンパレータ143よりなるフィルタ
ブロック141およびこれからの出力が“1”の時に、
FIFOメモリ15のライト制御信号を生成するFIF
Oメモリライト制御部144により構成される。
【0025】この特定例において、PIDフィルタ14
は、フィルタブロック141を8個用いて、8個までの
PIDを同時にフィルタ可能な構成となっている。この
場合に、FIFOメモリライト制御部144は、フィル
タブロック141の何れかの出力が“1”のとき、FI
FOメモリライト制御信号を生成する。これにより、P
IDが一致したMPEG2トランスポートパケットのみ
がFIFOメモリ15に書き込まれる。PC8は、US
Bコントローラ16とのハンドシェークにより、FIF
Oメモリ15に格納されたMPEG2トランスポートパ
ケットを引き取る。
【0026】図10のUSBコントローラ16は、PC
8からの要求に応じて衛星放送用アダプタ装置9全体を
制御する8ビットのCPU161と、そのCPU161
のプログラムおよび処理データを格納する例えば8Kバ
イトのメモリ163と、USBのプロトコルに従いPC
8と通信するUSB制御部164と、CPU161から
の要求に応じてFIFOメモリ15からデータをリード
するためのFIFOメモリリード制御信号を生成するF
IFOメモリリード制御部165と、これら各部を相互
接続する例えば8ビットのCPUバス162とにより構
成される。PC8は、USB制御部164およびCPU
バス162を通じてCPU161に、FIFOメモリ1
5に格納されたMPEG2トランスポートパケットの引
き取りを要求する。CPU161は、CPUバス162
およびUSB制御部164を通じてPC8に引き渡すデ
ータが準備未完了であることを通知すると同時にFIF
Oメモリリード制御部165よりFIFOメモリ15か
らデータをリードするためのFIFOメモリリード制御
信号を出力する。FIFOメモリ15に格納されたMP
EG2トランスポートパケットは、FIFOメモリリー
ド制御信号により出力され、CPUバス162を通じて
CPU161にリードされる。CPU161は、リード
したMPEG2トランスポートパケットをメモリ163
に格納する。USB制御部164はPC8からの次のM
PEG2トランスポートパケット引き取り要求に対し、
メモリ163に格納されたMPEG2トランスポートパ
ケットを引き渡し、PC8からのMPEG2トランスポ
ートパケットの引き取りが完了する。
【0027】以上、本発明による衛星放送用チューナア
ダプタ装置の好適実施形態例の構成および動作を説明し
た。しかし、本発明は斯かる特定実施形態例のみに限定
されるべきではなく、特定用途に応じて種々の変形変更
が可能であること、当業者には容易に理解できよう。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
の衛星放送用チューナアダプタ装置によれば、PCのケ
ースを開ける等の分解作業を必要とせず、デジタル衛星
放送チューナとPCが離れて配置される場合にも、MP
EG2トランスポートストリーム信号の信号品質を確保
するための特別な手段を準備することなく容易に受信シ
ステムを構築できる。その理由は、 MPEG2トラン
スポートストリームをPIDでフィルタし、必要なバン
ド幅を最小限に押さえ、PCでのセクション形成作業に
CPUの負荷をかけずに行う構成としたため、システム
構築が容易で最長5mまで信号品質を確保できるUSB
が使用できるようになったためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による衛星放送用チューナアダプタ装置
の好適実施形態例の構成を示すブロック図である。
【図2】図1中のステータスレジスタ手段の詳細構成を
示す図である。
【図3】図1中のリモコン制御手段の詳細構成を示す図
である。
【図4】図1中のPIDフィルタ手段の詳細構成を示す
図である。
【図5】図1中のUSB制御手段の詳細構成を示す図で
ある。
【図6】本発明による衛星放送用チューナアダプタ装置
の他の実施実施例の構成を示すブロック図である。
【図7】図6中のステータスレジスタの相殺構成を示す
図である。
【図8】図6中のマイコン制御部の詳細構成を示す図で
ある。
【図9】図6中のPIDフィルタの相殺構成を示す図で
ある。
【図10】図6中のUSBコントローラの詳細構成を示
す図である。
【符号の説明】
1 デジタル衛星放送チューナ 2、9 デジタル衛星放送用チューナアダプタ
装置 3、12 レジスタ手段(ステータスレジスタ) 4、16 USB制御手段 5、10 コントロール手段(リモコン制御手
段) 6、14 フィルタ手段(PIDフィルタ手段) 7、15 バッファメモリ手段(FIFO) 8 パーソナルコンピュータ(PC) 11 ゲートアレイブロック 31、122 アドレスレジスタ 32、121 シリアル・パラレル変換部 33、123 コンパレータ 34、124 データレジスタ 51、131 コード形態レジスタ 52、132 コードデータレジスタ 53 リモコン制御マイコン 60、141 PIDフィルタブロック 61、142 PIDレジスタ 62、143 コンパレータ 63 バッファメモリライト制御部 144 FIFOメモリライト制御部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタル衛星放送チューナとパーソナルコ
    ンピュータを接続する衛星放送用チューナアダプタ装置
    において、 前記デジタル衛星放送チューナを前記パーソナルコンピ
    ュータからリモートコントロールするコントロール手段
    と、 前記デジタル衛星放送チューナから出力されるMPEG
    2トランスポートストリームをPIDによりフィルタす
    るフィルタ手段と、 該フィルタ手段でフィルタされたデータを記憶するバッ
    ファメモリ手段と、 該バッファメモリ手段の記憶内容をUSB経由で前記パ
    ーソナルコンピュータに転送するUSB制御手段とを備
    えることを特徴とする衛星放送用チューナアダプタ装
    置。
  2. 【請求項2】接続される前記デジタル衛星放送チューナ
    の状態を示す情報を保持するレジスタ手段と該レジスタ
    手段に保持された前記デジタル衛星放送チューナの状態
    を示す情報とに応じて前記パーソナルコンピュータから
    リモートコントロールすることを特徴とする請求項1に
    記載の衛星放送用チューナアダプタ装置。
  3. 【請求項3】前記レジスタ手段は、前記ステータスを入
    力とするシリアル・パラレル変換部と、アドレスを入力
    とするアドレスレジスタと、前記シリアル・パラレル変
    換部および前記アドレスレジスタの出力を比較するコン
    パレータと、該コンパレータの出力が入力され、データ
    を出力とするデータレジスタとを有することを特徴とす
    る請求項2に記載の衛星放送用チューナアダプタ装置。
  4. 【請求項4】前記フィルタ手段は、PIDレジスタおよ
    びコンパレータを含む複数のフィルタブロックと、該複
    数のフィルタブロックの出力を入力とし、バッファメモ
    リライト制御信号を出力するバッファメモリライト制御
    部とより構成されることを特徴とする請求項1、2又は
    3に記載の衛星放送用チューナアダプタ装置。
  5. 【請求項5】前記コントロール手段は、夫々コード形態
    およびコードデータを入力とするコード形態レジスタお
    よびコードデータレジスタと、該両レジスタの出力を入
    力とし、リモート制御信号を出力するマイクロコンピュ
    ータとにより構成されることを特徴とする請求項1乃至
    4のいずれかに記載の衛星放送用チューナアダプタ装
    置。
  6. 【請求項6】前記フィルタ手段、コントロール手段およ
    びレジスタ手段の少なくとも一部はゲートアレイブロッ
    クに集積することを特徴とする請求項1乃至5のいずれ
    かに記載の衛星放送用チューナアダプタ装置。
  7. 【請求項7】前記バッファメモリ手段は、FIFO型メ
    モリであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか
    に記載の衛星放送用チューナアダプタ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003081916A1 (en) * 2002-03-26 2003-10-02 Koninklijke Philips Electronics N.V. A high frequency tuner
JP2012165418A (ja) * 2005-06-01 2012-08-30 Trec 2000 International Ltd デュアルテレビジョンチューナ

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