JP2001168880A - フレーム構成方法、フレーム構成装置およびフレーム構成転送システム - Google Patents

フレーム構成方法、フレーム構成装置およびフレーム構成転送システム

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JP2001168880A JP35493499A JP35493499A JP2001168880A JP 2001168880 A JP2001168880 A JP 2001168880A JP 35493499 A JP35493499 A JP 35493499A JP 35493499 A JP35493499 A JP 35493499A JP 2001168880 A JP2001168880 A JP 2001168880A
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q11/00Selecting arrangements for multiplex systems
    • H04Q11/04Selecting arrangements for multiplex systems for time-division multiplexing
    • H04Q11/0428Integrated services digital network, i.e. systems for transmission of different types of digitised signals, e.g. speech, data, telecentral, television signals
    • H04Q11/0478Provisions for broadband connections
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L69/00Network arrangements, protocols or services independent of the application payload and not provided for in the other groups of this subclass
    • H04L69/22Parsing or analysis of headers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 STM信号、ATMセル、およびIPパケッ
トを転送するフレームを構成するフレーム構成装置、お
よびフレーム構成方法を提供する。また、このフレーム
構成を転送するフレーム構成転送システムを提供する。 【解決手段】 STM信号、ATMセル、およびIPパ
ケットは、レイヤ1フレームペイロードにマッピングさ
れるレイヤ2フレームのペイロードに書き込まれる。S
TM信号、ATMセル、およびプライマリIPパケット
を転送するレイヤ1フレームは、ベストエフォートIP
パケットを転送するレイヤ1フレームに優先して転送さ
れる。STM信号を125μsec 単位により転送するた
めに、ベストエフォートIPパケットは、分割され、ま
たはスタッフデータが挿入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同一のフレームフ
ォーマットにより回線交換モード(STM;Synchronou
s Transfer Mode )、ATM交換モード(ATM;Asyn
chronous Transfer Mode)、およびIP(Internet Pro
tocol )を収容するSTMトラヒックとベストエフォー
トトラヒックの混在転送を行うフレーム構成方法、この
フレーム構成を作成するフレーム構成装置、およびこの
フレーム構成を転送する転送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、既存ネットワークは、音声電話網
を中心とした回線交換網、および専用回線を用いたネッ
トワークを中心にして構築されてきた。しかし、近年、
インターネット通信の急速な発展に伴い、データネット
ワーク、特にIP(Internet Protocol)を用いたネット
ワークは、急速に成長している。そのために、特に、音
声回線を利用するモデムを用いたトラフィックの増加
は、回線交換システムの使用状況を圧迫している。
【0003】また、IPデータは、回線交換処理された
後に、ルータ(Router)を用い専用線で構築されたIP
網によって転送されている。さらに、伝送システムは、
SONET(synchronous optical network )/SDH
(synchronous digital hierarchy ;同期デジタル・ハ
イアラーキ)の高速化、およびDWDM(光波長多重伝
送システム;Dense Wavelength Division Multiplexin
g)の導入により、大容量化が計られている。
【0004】今日のネットワークは、上記要因が複雑に
絡み合いながら、それぞれ独立に構築され、運用されて
いる。従って、ネットワークの構築、運用、および保守
は、複雑なものとなっている。
【0005】この複雑性を解消するため、回線交換モー
ド(STM)、ATM交換モード、およびIPを単一の
パケット転送のネットワークに収容することが、不可欠
になってきている。
【0006】すなわち、上記パケット転送のネットワー
クは、パケットベースの転送でありながら、既存の回線
交換モードにおけるSTMデータ、ATM交換モードに
おけるATMデータを転送し、かつ、上記既存のネット
ワークが有しているEnd-to-Endの回線品質監視機能を有
している必要がある。
【0007】一方、上記パケット転送のネットワーク
は、次世代のパケット通信が要求する、優先度の高いト
ラヒックを、上記既存のSTM信号並の品質によって転
送しなければならない。
【0008】次世代パケット通信は、上記要件を満たし
ている必要がある。このために、同一のフレームフォー
マットで回線交換モード、ATM交換モード、およびI
Pを収容するフレーム構成が求められている。さらに、
このフレームをもとにした転送方式の提案が求められて
いる。
【0009】フレーム構成に関する従来技術として、In
ternet Draft"draft-ietf-pppext-sdl-pol-00.txt",199
9,Lucent Technologies,IETF(Internet Engineering Ta
sk Force) に開示された「"Simple Data Link"Protoco
l」(SDL)がある。
【0010】図22は、この従来技術であるSDLが定
義するフレームフォーマットを示す図である。図22に
示すように、SDLは、ヘッダ情報として、2byteのPa
cketLength (パケット長)、およびこのPacket Length
(パケット長)に対するCRC(cyclic redundancy c
heck )16の演算結果を記す2byteのフィールドを有
している。さらに、ペイロードは、0から64Kbyte の
可変長のフィールドを有している。
【0011】このSDLが定義するフレームフォーマッ
トを受信した装置は、送信されてきたヘッダのCRC演
算を行うことにより、byte(バイト)同期、フレーム同
期をとることが可能になる。
【0012】このように、SDLが定義するフレームフ
ォーマットは、同一プロトコルにおける可変長のパケッ
トを連続して転送することを可能にする。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術によれば、個々のプロトコル(回線交換モード、
ATM交換モード、およびIPパケット)を混在して転
送することができない。
【0014】これは、上記SDLにより規定されるフレ
ームフォーマットが、リンク上において、常に一定周期
の転送を規定する機能を有していないためであり、ま
た、個々のフレームを転送する転送スケジューリングを
規定する機能を有していないからである。
【0015】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であり、同一のフレームフォーマットにより、回線交換
モード、ATM交換モード、およびIPを収容し、ST
Mトラヒックとベストエフォートトラヒックの混在転送
を行うフレームのフレーム構成方法に関する。
【0016】本発明は、上記STMトラヒックとベスト
エフォートトラヒックの混在転送を行うフレームを構成
するフレーム構成装置を提供することを目的とする。
【0017】また、本発明は、上記STMトラヒックと
ベストエフォートトラヒックの混在転送を行うフレーム
を転送するフレーム転送システムを提供することを目的
とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、物理層、およびデータリ
ンク層を統一し、回線交換モード(STM;Synchrouno
us Transfer Mode)のSTM信号、ATM交換モード
(ATM;Asynchronous Transfer Mode)のATMセ
ル、プライマリインターネットプロトコル(IP;Inte
rnet Protocol)パケット、およびベストエフォートIP
パケットを同一のフレームに収容するレイヤ1フレーム
を構成することを特徴としている。
【0019】請求項2記載の発明は、請求項1の方法に
おいて、レイヤ1フレームは、所定の情報を含むレイヤ
1フレームヘッダと、ATMセル、STM信号、および
IPパケットの内のいずれか一つを含むレイヤ1フレー
ムペイロードと、ペイロードに対しCRC(cyclic redu
ndancy check) 演算を行った結果が記されたCRCフィ
ールドとを有するものであることを特徴としている。
【0020】請求項3記載の発明は、請求項2の方法に
おいて、レイヤ1フレームペイロードは、可変の長さを
有するものであることを特徴としている。
【0021】請求項4記載の発明は、請求項3の方法に
おいて、可変長の長さは、0キロバイトから64キロバ
イトの長さであることを特徴としている。
【0022】請求項5記載の発明は、請求項2から4の
いずれか1の方法において、レイヤ1フレームヘッダ
は、レイヤ1フレームの長さを示すパケット長と、レイ
ヤ1フレーム上で転送されるトラヒック種別を示すプロ
トコル識別子と、レイヤ1フレーム上で転送されるトラ
ヒックを転送する優先度を示す優先度識別子と、レイヤ
1フレームの種別を示すフレームモードと、レイヤ1フ
レームの中に、スタッフデータが含まれているか否かを
示すスタッフと、レイヤ1フレームヘッダに対し、CR
C演算を行った演算結果が記されたヘッダCRCとを有
し、プロトコル識別子は、レイヤ1フレームが、IPv
4(Internet Protocol version 4) 、IPv6(Interne
t Protocol version 6) 、STM、ATM、OAM(Ope
rating andManagemant)、およびダミーフレームのいず
れか1のデータを含むものであるかを示すものであり、
ヘッダCRCは、伝送路を終端する箇所に、バイト同
期、およびフレーム同期を確立させるものであることを
特徴としている。
【0023】請求項6記載の発明は、請求項2から5の
いずれか1の方法において、レイヤ1フレームヘッダ
は、固定の長さを有するものであることを特徴としてい
る。
【0024】請求項7記載の発明は、請求項5または6
の方法において、レイヤ1フレームヘッダは、レイヤ1
フレームの中にスタッフデータが存在する場合に、スタ
ッフデータの長さを示すスタッフ長識別子をさらに有す
るものであることを特徴としている。
【0025】請求項8記載の発明は、請求項2から7の
いずれか1の方法において、レイヤ1フレームペイロー
ドは、レイヤ2フレームであることを特徴としている。
【0026】請求項9記載の発明は、請求項8の方法に
おいて、レイヤ2フレームは、レイヤ2フレームを転送
する転送先に関する情報が記載されたレイヤ2フレーム
ヘッダと、STM信号、ATMセル、およびIPパケッ
トのいずれか一つが記載されたレイヤ2フレームペイロ
ードとを有するものであることを特徴としている。
【0027】請求項10記載の発明は、請求項9の方法
において、レイヤ2ペイロードにSTM信号を書き込む
場合、レイヤ2フレームペイロードは、STM装置から
転送された、音声1チャンネル当たり8bit /125μ
秒で構成される64kbps×nのSTM信号のデータ列が
書き込まれるものであることを特徴としている。
【0028】請求項11記載の発明は、請求項9の方法
において、レイヤ2ペイロードにATMセルを書き込む
場合、レイヤ2フレームペイロードは、ATM装置から
転送されたATMセルが書き込まれるものであることを
特徴としている。
【0029】請求項12記載の発明は、請求項9または
10の方法において、レイヤ2ペイロードにSTM信号
を書き込む場合、優先度識別子は、CBR(Constant Bi
t Rate)トラヒックを示す情報が記載されるものであ
り、プロトコル識別子は、STM信号を示す情報が記載
されるものであることを特徴としている。
【0030】請求項13記載の発明は、請求項9または
12の方法において、レイヤ2ペイロードにATMセル
を書き込む場合、優先度識別子は、ATMセルの種別を
示す情報が記載されるものであり、プロトコル識別子
は、ATM信号を示す情報が記載されるものであること
を特徴としている。
【0031】請求項14記載の発明は、請求項9の方法
において、レイヤ2ペイロードにプライマリIPパケッ
トを書き込む場合、レイヤ2フレームペイロードは、プ
ライマリIPパケットが分割されずに書き込まれるもの
であることを特徴としている。
【0032】請求項15記載の発明は、請求項9または
14の方法において、レイヤ2ペイロードにプライマリ
IPパケットを書き込む場合、優先度識別子は、IPパ
ケットの種別を示す情報が記載されるものであり、プロ
トコル識別子は、IPパケットを示す情報が記載される
ものであることを特徴としている。
【0033】請求項16記載の発明は、請求項9、14
または15の方法において、レイヤ2フレームペイロー
ドにプライマリIPパケットを書き込む場合、レイヤ2
フレームラベルは、プライマリIPパケットを含むレイ
ヤ1フレームを転送する中継装置間のルーティングを示
すルートラベルと、プライマリIPパケットを含むレイ
ヤ1フレームを転送する中継装置間の波長を示すフロー
ラベルとを有するものであることを特徴としている。
【0034】請求項17記載の発明は、請求項1から9
のいずれか1の方法において、レイヤ2フレームペイロ
ードにベストエフォートIPパケットを書き込む場合、
ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレーム
に割り当てられる長さは、所定の長さから、STM信号
を含むレイヤ1フレームの長さ、ATMセルを含むレイ
ヤ1フレームの長さ、プライマリIPパケットを含むレ
イヤ1フレームの長さ、および所定の長さの間に転送さ
れた他のベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1
フレームの長さを減じた長さであることを特徴としてい
る。
【0035】請求項18記載の発明は、請求項9または
17の方法において、ベストエフォートIPパケット
は、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレ
ームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッ
ダの長さ、およびレイヤ2フレームヘッダの長さを減じ
た長さと、ベストエフォートIPパケットの長さが同じ
であった場合に、分割されずに、レイヤ2フレームペイ
ロードに書き込まれるものであることを特徴としてい
る。
【0036】請求項19記載の発明は、請求項9または
17の方法において、ベストエフォートIPパケット
は、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレ
ームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッ
ダの長さを減じた長さより長かった場合、先頭から、ベ
ストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに
割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッダの長
さを減じた長さ分、レイヤ2フレームペイロードに、B
OMとして書き込まれるものであることを特徴としてい
る。
【0037】請求項20記載の発明は、請求項19の方
法において、BOMとしてレイヤ2フレームペイロード
に書き込まれたベストエフォートIPパケットを除いた
ベストエフォートIPパケットは、ベストエフォートI
Pパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長
さから、レイヤ1フレームヘッダの長さ、およびレイヤ
2フレームヘッダの長さを減じた長さよりも長かった場
合、先頭から、ベストエフォートIPパケットを含むレ
イヤ1フレームに割り当てられる長さから、レイヤ1フ
レームヘッダの長さを減じた長さ分、レイヤ2フレーム
のペイロードに、COMとして書き込まれるものである
ことを特徴としている。
【0038】請求項21記載の発明は、請求項19また
は20の方法において、レイヤ2フレームペイロードに
書き込まれたベストエフォートパケットを除いたベスト
エフォートIPパケットは、ベストエフォートIPパケ
ットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さか
ら、レイヤ1フレームヘッダの長さ、およびレイヤ2フ
レームヘッダの長さを減じた長さよりも短かった場合、
レイヤ2フレームペイロードに、EOMとして書き込ま
れるものであることを特徴としている。
【0039】請求項22記載の発明は、請求項21の方
法において、最小ダミーフレームは、長さが、ベストエ
フォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当
てられる長さから、EOMであるレイヤ1フレームの長
さを減じた長さと同じであった場合、作成されるもので
あることを特徴としている。
【0040】請求項23記載の発明は、請求項21の方
法において、スタッフデータは、ベストエフォートIP
パケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さ
より、EOMであるレイヤ1フレームの長さと、最小ダ
ミーフレームの長さを加算した長さの方が長かった場
合、レイヤ1フレームペイロードに、ベストエフォート
IPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる
長さから、EOMであるレイヤ1フレームの長さを減じ
た長さ分、付加されるものであることを特徴としてい
る。
【0041】請求項24記載の発明は、請求項17の方
法において、ダミーフレームは、ベストエフォートIP
パケットがなかった場合に、ベストエフォートIPパケ
ットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さと同
じ長さ分、作成されるものであることを特徴としてい
る。
【0042】請求項25記載の発明は、請求項17の方
法において、ベストエフォートIPパケットは、長さ
が、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレ
ームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッ
ダの長さ、およびレイヤ2フレームヘッダの長さを減じ
た長さよりも短く、かつ、ベストエフォートIPパケッ
トの長さ、レイヤ1フレームヘッダの長さ、レイヤ2フ
レームヘッダの長さ、および最小ダミーフレームの長さ
を加算した長さと、ベストエフォートIPパケットを含
むレイヤ1フレームに割り当てられる長さが等しかった
場合、前記ベストエフォートIPパケットは、分割され
ず、レイヤ2フレームペイロードに書き込まれるもので
あることを特徴としている。
【0043】請求項26記載の発明は、請求項25の方
法において、ダミーフレームは、ベストエフォートIP
パケットを含むレイヤ1フレームが作成された後に作成
されるものであることを特徴としている。
【0044】請求項27記載の発明は、請求項17の方
法において、ベストエフォートIPパケットは、長さ
が、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレ
ームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッ
ダの長さ、およびレイヤ2フレームヘッダの長さを減じ
た長さよりも短く、かつ、ベストエフォートIPパケッ
トの長さ、レイヤ1フレームヘッダの長さ、レイヤ2フ
レームヘッダの長さ、および最小ダミーフレームの長さ
を加算した長さが、ベストエフォートIPパケットを含
むレイヤ1フレームに割り当てられる長さよりも長かっ
た場合、レイヤ2フレームペイロードに書き込まれ、ス
タッフデータは、ベストエフォートIPパケットを含む
レイヤ1フレームに割り当てられる長さから、レイヤ1
フレームヘッダ、レイヤ2フレームヘッダ、およびベス
トエフォートIPパケットの長さを減じた分、レイヤ1
フレームペイロードの最後に付加されるものであること
を特徴としている。
【0045】請求項28記載の発明は、請求項17の方
法において、ベストエフォートIPパケットは、長さ
が、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレ
ームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッ
ダの長さ、およびレイヤ2フレームヘッダの長さを減じ
た長さよりも短く、かつ、ベストエフォートIPパケッ
トの長さ、レイヤ1フレームヘッダの長さ、レイヤ2フ
レームヘッダの長さおよび最小ダミーフレームの長さを
加算した長さが、ベストエフォートIPパケットを含む
レイヤ1フレームに割り当てられる長さよりも短かった
場合、分割されずに、レイヤ2フレームペイロードに書
き込まれるものであることを特徴としている。
【0046】請求項29記載の発明は、請求項17から
28のいずれか1の方法において、レイヤ2フレームペ
イロードにベストエフォートIPパケットを書き込む場
合、レイヤ2フレームラベルは、ベストエフォートIP
パケットを含むレイヤ1フレームを転送する中継装置間
のルーティングを示すルートラベルと、ベストエフォー
トIPパケットを含むレイヤ1フレームを転送する中継
装置間の波長を示すフローラベルとを有するものである
ことを特徴としている。
【0047】請求項30記載の発明は、請求項17、2
0または21の方法において、レイヤ2フレームヘッダ
は、レイヤ1フレームがCOM、およびEOMのいずれ
か一であった場合、レイヤ1フレームペイロードに書き
込まれないものであり、レイヤ1フレームペイロード
は、レイヤ1フレームがCOM、およびEOMのいずれ
か一であった場合、レイヤ2フレームペイロードのみ書
き込まれるものであることを特徴としている。
【0048】請求項31記載の発明は、請求項9の方法
において、レイヤ2フレームペイロードにベストエフォ
ートIPパケットを書き込む場合、優先度識別子は、I
Pパケットの種別を示す情報が記載されるものであり、
プロトコル識別子は、IPパケットを示す情報が記載さ
れるものであることを特徴としている。
【0049】請求項32記載の発明は、請求項17から
30のいずれか1の方法において、レイヤ2フレームペ
イロードにベストエフォートIPパケットを書き込む場
合、優先度識別子は、IPパケットの種別を示す情報が
記載されるものであり、プロトコル識別子は、IPパケ
ットを示す情報が記載されるものであることを特徴とし
ている。
【0050】請求項33記載の発明は、物理層、および
データリンク層を統一し、回線交換モード(STM;Sy
nchrounous Transfer Mode)のSTM信号、ATM交換
モード(ATM;Asynchronous Transfer Mode)のAT
Mセル、プライマリインターネットプロトコル(IP;
Internet Protocol)パケット、およびベストエフォート
IPパケットを同一のフレームに収容するレイヤ1フレ
ームを構成するレイヤ1フレーム構成手段を有すること
を特徴としている。
【0051】請求項34記載の発明は、請求項33の装
置において、レイヤ1フレームは、所定の情報を含むレ
イヤ1フレームヘッダと、ATMセル、STM信号、お
よびIPパケットの内のいずれか一つを含むレイヤ1フ
レームペイロードと、ペイロードに対しCRC(cyclic
redundancy check) 演算を行った結果が記されたCRC
フィールドとを有するものであることを特徴としてい
る。
【0052】請求項35記載の発明は、請求項34の装
置において、レイヤ1フレームペイロードは、可変の長
さを有するものであることを特徴としている。
【0053】請求項36記載の発明は、請求項35の装
置において、可変長の長さは、0キロバイトから64キ
ロバイトの長さであることを特徴としている。
【0054】請求項37記載の発明は、請求項34から
36のいずれか1の装置において、レイヤ1フレームヘ
ッダは、レイヤ1フレームの長さを示すパケット長と、
レイヤ1フレーム上で転送されるトラヒック種別を示す
プロトコル識別子と、レイヤ1フレーム上で転送される
トラヒックを転送する優先度を示す優先度識別子と、レ
イヤ1フレームの種別を示すフレームモードと、レイヤ
1フレームの中に、スタッフデータが含まれているか否
かを示すスタッフと、レイヤ1フレームヘッダに対し、
CRC演算を行った演算結果が記されたヘッダCRCと
を有し、プロトコル識別子は、レイヤ1フレームが、I
Pv4(Internet Protocol version 4)、IPv6(Inte
rnet Protocol version 6) 、STM、ATM、OAM
(Operating and Managemant)、およびダミーフレームの
いずれか1のデータを含むものであるかを示すものであ
り、ヘッダCRCは、伝送路を終端する箇所に、バイト
同期、およびフレーム同期を確立させるものであること
を特徴としている。
【0055】請求項38記載の発明は、請求項34から
37のいずれか1の装置において、レイヤ1フレームヘ
ッダは、固定の長さを有するものであることを特徴とし
ている。
【0056】請求項39記載の発明は、請求項37また
は38の装置において、レイヤ1フレームヘッダは、レ
イヤ1フレームの中にスタッフデータが存在する場合
に、スタッフデータの長さを示すスタッフ長識別子をさ
らに有するものであることを特徴としている。
【0057】請求項40記載の発明は、請求項34から
39のいずれか1の装置において、レイヤ1フレームペ
イロードは、レイヤ2フレームであることを特徴として
いる。
【0058】請求項41記載の発明は、請求項40の装
置において、レイヤ2フレームは、レイヤ2フレームヘ
ッダと、レイヤ2フレームペイロードとを有するもので
あることを特徴としている。
【0059】請求項42記載の発明は、請求項41の装
置において、レイヤ2ペイロードにSTM信号を書き込
む場合、レイヤ2フレームペイロードは、STM装置か
ら転送された、音声1チャンネル当たり8bit /125
μ秒で構成される64kbps×nのSTM信号のデータ列
が書き込まれるものであることを特徴としている。
【0060】請求項43記載の発明は、請求項41の装
置において、レイヤ2ペイロードにATMセルを書き込
む場合、レイヤ2フレームペイロードは、ATM装置か
ら転送されたATMセルが書き込まれるものであること
を特徴としている。
【0061】請求項44記載の発明は、請求項41また
は42の装置において、レイヤ2ペイロードにSTM信
号を書き込む場合、優先度識別子は、CBR(Constant
BitRate)トラヒックを示す情報が記載されるものであ
り、プロトコル識別子は、STM信号を示す情報が記載
されるものであることを特徴としている。
【0062】請求項45記載の発明は、請求項41また
は44の装置において、レイヤ2ペイロードにATMセ
ルを書き込む場合、優先度識別子は、ATMセルの種別
を示す情報が記載されるものであり、プロトコル識別子
は、ATM信号を示す情報が記載されるものであること
を特徴としている。
【0063】請求項46記載の発明は、請求項41の装
置において、レイヤ2ペイロードにプライマリIPパケ
ットを書き込む場合、レイヤ2フレームペイロードは、
プライマリIPパケットが分割されずに書き込まれるも
のであることを特徴としている。
【0064】請求項47記載の発明は、請求項41また
は46の装置において、レイヤ2ペイロードにプライマ
リIPパケットを書き込む場合、優先度識別子は、IP
パケットの種別を示す情報が記載されるものであり、プ
ロトコル識別子は、IPパケットを示す情報が記載され
るものであることを特徴としている。
【0065】請求項48記載の発明は、請求項41、4
6または47の装置において、レイヤ2フレームペイロ
ードにプライマリIPパケットを書き込む場合、レイヤ
2フレームラベルは、プライマリIPパケットを含むレ
イヤ1フレームを転送する中継装置間のルーティングを
示すルートラベルと、プライマリIPパケットを含むレ
イヤ1フレームを転送する中継装置間の波長を示すフロ
ーラベルとを有するものであることを特徴としている。
【0066】請求項49記載の発明は、請求項33から
41のいずれか1の装置において、レイヤ2フレームペ
イロードにベストエフォートIPパケットを書き込む場
合、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレ
ームに割り当てられる長さは、所定の長さから、STM
信号を含むレイヤ1フレームの長さ、ATMセルを含む
レイヤ1フレームの長さ、プライマリIPパケットを含
むレイヤ1フレームの長さ、および所定の長さの間に転
送された他のベストエフォートIPパケットを含むレイ
ヤ1フレームの長さを減じた長さであることを特徴とし
ている。
【0067】請求項50記載の発明は、請求項41また
は49の装置において、ベストエフォートIPパケット
は、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレ
ームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッ
ダの長さ、およびレイヤ2フレームヘッダの長さを減じ
た長さと、ベストエフォートIPパケットの長さが同じ
であった場合に、分割されずに、レイヤ2フレームペイ
ロードに書き込まれるものであることを特徴としてい
る。
【0068】請求項51記載の発明は、請求項41また
は49の装置において、ベストエフォートIPパケット
は、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレ
ームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッ
ダの長さを減じた長さより長かった場合、先頭から、ベ
ストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに
割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッダの長
さを減じた長さ分、レイヤ2フレームペイロードに、B
OMとして書き込まれるものであることを特徴としてい
る。
【0069】請求項52記載の発明は、請求項51の装
置において、BOMとしてレイヤ2フレームペイロード
に書き込まれたベストエフォートIPパケットを除いた
ベストエフォートIPパケットは、ベストエフォートI
Pパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長
さから、レイヤ1フレームヘッダの長さ、およびレイヤ
2フレームヘッダの長さを減じた長さよりも長かった場
合、先頭から、ベストエフォートIPパケットを含むレ
イヤ1フレームに割り当てられる長さから、レイヤ1フ
レームヘッダの長さを減じた長さ分、レイヤ2フレーム
のペイロードに、COMとして書き込まれるものである
ことを特徴としている。
【0070】請求項53記載の発明は、請求項51また
は52の装置において、レイヤ2フレームペイロードに
書き込まれたベストエフォートパケットを除いたベスト
エフォートIPパケットは、ベストエフォートIPパケ
ットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さか
ら、レイヤ1フレームヘッダの長さ、およびレイヤ2フ
レームヘッダの長さを減じた長さよりも短かった場合、
レイヤ2フレームペイロードに、EOMとして書き込ま
れるものであることを特徴としている。
【0071】請求項54記載の発明は、請求項53の装
置において、最小ダミーフレームは、長さが、ベストエ
フォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当
てられる長さから、EOMであるレイヤ1フレームの長
さを減じた長さと同じであった場合、作成されるもので
あることを特徴としている。
【0072】請求項55記載の発明は、請求項53の装
置において、スタッフデータは、ベストエフォートIP
パケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さ
より、EOMであるレイヤ1フレームの長さと、最小ダ
ミーフレームの長さを加算した長さの方が長かった場
合、レイヤ1フレームペイロードに、ベストエフォート
IPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる
長さから、EOMであるレイヤ1フレームの長さを減じ
た長さ分、付加されるものであることを特徴としてい
る。
【0073】請求項56記載の発明は、請求項49の装
置において、ダミーフレームは、ベストエフォートIP
パケットがなかった場合に、ベストエフォートIPパケ
ットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さと同
じ長さ分、作成されるものであることを特徴としてい
る。
【0074】請求項57記載の発明は、請求項49の装
置において、ベストエフォートIPパケットは、長さ
が、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレ
ームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッ
ダの長さ、およびレイヤ2フレームヘッダの長さを減じ
た長さよりも短く、かつ、ベストエフォートIPパケッ
トの長さ、レイヤ1フレームヘッダの長さ、レイヤ2フ
レームヘッダの長さ、および最小ダミーフレームの長さ
を加算した長さと、ベストエフォートIPパケットを含
むレイヤ1フレームに割り当てられる長さが等しかった
場合、前記ベストエフォートIPパケットは、分割され
ず、レイヤ2フレームペイロードに書き込まれるもので
あることを特徴としている。
【0075】請求項58記載の発明は、請求項57の装
置において、ダミーフレームは、ベストエフォートIP
パケットを含むレイヤ1フレームが作成された後に作成
されるものであることを特徴としている。
【0076】請求項59記載の発明は、請求項49の装
置において、ベストエフォートIPパケットは、長さ
が、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレ
ームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッ
ダの長さ、およびレイヤ2フレームヘッダの長さを減じ
た長さよりも短く、かつ、ベストエフォートIPパケッ
トの長さ、レイヤ1フレームヘッダの長さ、レイヤ2フ
レームヘッダの長さ、および最小ダミーフレームの長さ
を加算した長さが、ベストエフォートIPパケットを含
むレイヤ1フレームに割り当てられる長さよりも長かっ
た場合、レイヤ2フレームペイロードに書き込まれ、ス
タッフデータは、ベストエフォートIPパケットを含む
レイヤ1フレームに割り当てられる長さから、レイヤ1
フレームヘッダ、レイヤ2フレームヘッダ、およびベス
トエフォートIPパケットの長さを減じた分、レイヤ1
フレームペイロードの最後に付加されるものであること
を特徴としている。
【0077】請求項60記載の発明は、請求項49の装
置において、ベストエフォートIPパケットは、長さ
が、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレ
ームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッ
ダの長さ、およびレイヤ2フレームヘッダの長さを減じ
た長さよりも短く、かつ、ベストエフォートIPパケッ
トの長さ、レイヤ1フレームヘッダの長さ、レイヤ2フ
レームヘッダの長さおよび最小ダミーフレームの長さを
加算した長さが、ベストエフォートIPパケットを含む
レイヤ1フレームに割り当てられる長さよりも短かった
場合、分割されずに、レイヤ2フレームペイロードに書
き込まれるものであることを特徴としている。
【0078】請求項61記載の発明は、請求項49から
60のいずれか1の装置において、レイヤ2フレームペ
イロードにベストエフォートIPパケットを書き込む場
合、レイヤ2フレームラベルは、ベストエフォートIP
パケットを含むレイヤ1フレームを転送する中継装置間
のルーティングを示すルートラベルと、ベストエフォー
トIPパケットを含むレイヤ1フレームを転送する中継
装置間の波長を示すフローラベルとを有するものである
ことを特徴としている。
【0079】請求項62記載の発明は、請求項39、4
2または53の装置において、レイヤ2フレームヘッダ
は、レイヤ1フレームがCOM、およびEOMのいずれ
か一であった場合、レイヤ1フレームペイロードに書き
込まれないものであり、レイヤ1フレームペイロード
は、レイヤ1フレームがCOM、およびEOMのいずれ
か一であった場合、レイヤ2フレームペイロードのみ書
き込まれるものであることを特徴としている。
【0080】請求項63記載の発明は、請求項41の装
置において、優先度識別子は、IPパケットの種別を示
す情報が記載されるものであり、プロトコル識別子は、
IPパケットを示す情報が記載されるものであることを
特徴としている。
【0081】請求項64記載の発明は、請求項49から
62のいずれか1の装置において、優先度識別子は、I
Pパケットの種別を示す情報が記載されるものであり、
プロトコル識別子は、IPパケットを示す情報が記載さ
れるものであることを特徴としている。
【0082】請求項65記載の発明は、複数のエッジノ
ード装置、および複数のコアノード装置により構成され
ているフレーム構成転送システムにおいて、エッジノー
ド装置は、STM装置、ATM装置、およびIPルータ
とつながり、物理層、およびデータリンク層を統一し、
STM装置から入力されたSTM信号、ATM装置から
入力されたATMセル、およびIPルータから入力され
たプライマリIPパケット、およびベストエフォートI
Pパケットを同一のフレームに収容するレイヤ1フレー
ムを構成するレイヤ1フレーム構成手段と、レイヤ1フ
レーム構成手段により構成されたレイヤ1フレームを、
所定のコアノード装置へ転送するレイヤ1フレーム転送
手段と、コアノード装置から転送されてきたレイヤ1フ
レームをSTM信号、ATMセル、およびプライマリI
Pパケット、およびベストエフォートIPパケットに分
離するレイヤ1フレーム分離手段と、レイヤ1フレーム
分離手段により分離されたSTM信号を、STM装置へ
転送し、レイヤ1フレーム分離手段により分離されたA
TMセルを、ATM装置へ転送し、レイヤ1フレーム分
離手段により分離されたプライマリIPパケットを、I
Pルータへ転送し、および、レイヤ1フレーム分離手段
により分離されたベストエフォートIPパケットを、I
Pルータへ転送する信号転送手段とを有し、コアノード
装置は、エッジノード装置、および他のコアノード装置
とつながり、エッジノード装置から転送されたレイヤ1
フレームを、レイヤ1フレームを参照することにより、
所定のエッジノード装置、または他のコアノード装置へ
転送するものであることを特徴としている。
【0083】請求項66記載の発明は、請求項65のシ
ステムにおいて、レイヤ1フレームは、所定の情報を含
むレイヤ1フレームヘッダと、ATMセル、STM信
号、およびIPパケットの内のいずれか一つを含むレイ
ヤ1フレームペイロードと、ペイロードに対しCRC(c
yclic redundancy check) 演算を行った結果が記された
CRCフィールドとを有するものであることを特徴とし
ている。
【0084】請求項67記載の発明は、請求項66のシ
ステムにおいて、レイヤ1フレームペイロードは、可変
の長さを有するものであることを特徴としている。
【0085】請求項68記載の発明は、請求項67のシ
ステムにおいて、可変長の長さは、0キロバイトから6
4キロバイトの長さであることを特徴としている。
【0086】請求項69記載の発明は、請求項66から
68のいずれか1のシステムにおいて、レイヤ1フレー
ムヘッダは、レイヤ1フレームの長さを示すパケット長
と、レイヤ1フレーム上で転送されるトラヒック種別を
示すプロトコル識別子と、レイヤ1フレーム上で転送さ
れるトラヒックを転送する優先度を示す優先度識別子
と、レイヤ1フレームの種別を示すフレームモードと、
レイヤ1フレームの中に、スタッフデータが含まれてい
るか否かを示すスタッフと、レイヤ1フレームヘッダに
対し、CRC演算を行った演算結果が記されたヘッダC
RCとを有し、プロトコル識別子は、レイヤ1フレーム
が、IPv4(Internet Protocol version4) 、IPv
6(Internet Protocol version 6) 、STM、ATM、
OAM(Operating and Managemant)、およびダミーフレ
ームのいずれか1のデータを含むものであるかを示すも
のであり、ヘッダCRCは、伝送路を終端する箇所に、
バイト同期、およびフレーム同期を確立させるものであ
ることを特徴としている。
【0087】請求項70記載の発明は、請求項66から
69のいずれか1のシステムにおいて、レイヤ1フレー
ムヘッダは、固定の長さを有するものであることを特徴
としている。
【0088】請求項71記載の発明は、請求項69また
は70のシステムにおいて、レイヤ1フレームヘッダ
は、レイヤ1フレームの中にスタッフデータが存在する
場合に、スタッフデータの長さを示すスタッフ長識別子
をさらに有するものであることを特徴としている。
【0089】請求項72記載の発明は、請求項66から
71のいずれか1のシステムにおいて、レイヤ1フレー
ムペイロードは、レイヤ2フレームであることを特徴と
している。
【0090】請求項73記載の発明は、請求項72のシ
ステムにおいて、レイヤ2フレームは、レイヤ2フレー
ムヘッダと、レイヤ2フレームペイロードとを有するも
のであることを特徴としている。
【0091】請求項74記載の発明は、請求項73のシ
ステムにおいて、レイヤ2ペイロードにSTM信号を書
き込む場合、レイヤ2フレームペイロードは、STM装
置から転送された、音声1チャンネル当たり8bit /1
25μ秒で構成される64kbps×nのSTM信号のデー
タ列が書き込まれるものであることを特徴としている。
【0092】請求項75記載の発明は、請求項73のシ
ステムにおいて、レイヤ2ペイロードにATMセルを書
き込む場合、レイヤ2フレームペイロードは、ATM装
置から転送されたATMセルが書き込まれるものである
ことを特徴としている。
【0093】請求項76記載の発明は、請求項73また
は74のシステムにおいて、レイヤ2ペイロードにST
M信号を書き込む場合、優先度識別子は、CBR(Const
antBit Rate)トラヒックを示す情報が記載されるもの
であり、プロトコル識別子は、STM信号を示す情報が
記載されるものであることを特徴としている。
【0094】請求項77記載の発明は、請求項73また
は76のシステムにおいて、レイヤ2ペイロードにAT
Mセルを書き込む場合、優先度識別子は、ATMセルの
種別を示す情報が記載されるものであり、プロトコル識
別子は、ATM信号を示す情報が記載されるものである
ことを特徴としている。
【0095】請求項78記載の発明は、請求項73のシ
ステムにおいて、レイヤ2ペイロードにプライマリIP
パケットを書き込む場合、レイヤ2フレームペイロード
は、プライマリIPパケットが分割されずに書き込まれ
るものであることを特徴としている。
【0096】請求項79記載の発明は、請求項73また
は78のシステムにおいて、レイヤ2ペイロードにプラ
イマリIPパケットを書き込む場合、優先度識別子は、
IPパケットの種別を示す情報が記載されるものであ
り、プロトコル識別子は、IPパケットを示す情報が記
載されるものであることを特徴としている。
【0097】請求項80記載の発明は、請求項73、7
8または79のシステムにおいて、レイヤ2フレームペ
イロードにプライマリIPパケットを書き込む場合、レ
イヤ2フレームラベルは、プライマリIPパケットを含
むレイヤ1フレームを転送するコアノード装置間のルー
ティングを示すルートラベルと、プライマリIPパケッ
トを含むレイヤ1フレームを転送するコアノード装置間
の波長を示すフローラベルとを有するものであることを
特徴としている。
【0098】請求項81記載の発明は、請求項65から
73のいずれか1のシステムにおいて、レイヤ2フレー
ムペイロードにベストエフォートIPパケットを書き込
む場合、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1
フレームに割り当てられる長さは、所定の長さから、S
TM信号を含むレイヤ1フレームの長さ、ATMセルを
含むレイヤ1フレームの長さ、プライマリIPパケット
を含むレイヤ1フレームの長さ、および所定の長さの間
に転送された他のベストエフォートIPパケットを含む
レイヤ1フレームの長さを減じた長さであることを特徴
としている。
【0099】請求項82記載の発明は、請求項73また
は81のシステムにおいて、ベストエフォートIPパケ
ットは、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1
フレームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレーム
ヘッダの長さ、およびレイヤ2フレームヘッダの長さを
減じた長さと、ベストエフォートIPパケットの長さが
同じであった場合に、分割されずに、レイヤ2フレーム
ペイロードに書き込まれるものであることを特徴として
いる。
【0100】請求項83記載の発明は、請求項73また
は81のシステムにおいて、ベストエフォートIPパケ
ットは、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1
フレームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレーム
ヘッダの長さを減じた長さより長かった場合、先頭か
ら、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレ
ームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッ
ダの長さを減じた長さ分、レイヤ2フレームペイロード
に、BOMとして書き込まれるものであることを特徴と
している。
【0101】請求項84記載の発明は、請求項83のシ
ステムにおいて、BOMとしてレイヤ2フレームペイロ
ードに書き込まれたベストエフォートIPパケットを除
いたベストエフォートIPパケットは、ベストエフォー
トIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられ
る長さから、レイヤ1フレームヘッダの長さ、およびレ
イヤ2フレームヘッダの長さを減じた長さよりも長かっ
た場合、先頭から、ベストエフォートIPパケットを含
むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、レイヤ
1フレームヘッダの長さを減じた長さ分、レイヤ2フレ
ームのペイロードに、COMとして書き込まれるもので
あることを特徴としている。
【0102】請求項85記載の発明は、請求項83また
は84のシステムにおいて、レイヤ2フレームペイロー
ドに書き込まれたベストエフォートパケットを除いたベ
ストエフォートIPパケットは、ベストエフォートIP
パケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さ
から、レイヤ1フレームヘッダの長さ、およびレイヤ2
フレームヘッダの長さを減じた長さよりも短かった場
合、レイヤ2フレームペイロードに、EOMとして書き
込まれるものであることを特徴としている。
【0103】請求項86記載の発明は、請求項85のシ
ステムにおいて、最小ダミーフレームは、長さが、ベス
トエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割
り当てられる長さから、EOMであるレイヤ1フレーム
の長さを減じた長さと、同じであった場合、作成される
ものであることを特徴としている。
【0104】請求項87記載の発明は、請求項85のシ
ステムにおいて、スタッフデータは、ベストエフォート
IPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる
長さより、EOMであるレイヤ1フレームの長さと、最
小ダミーフレームの長さを加算した長さの方が長かった
場合、レイヤ1フレームペイロードに、ベストエフォー
トIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられ
る長さから、EOMであるレイヤ1フレームの長さを減
じた長さ分、付加されるものであることを特徴としてい
る。
【0105】請求項88記載の発明は、請求項81のシ
ステムにおいて、ダミーフレームは、ベストエフォート
IPパケットがなかった場合に、ベストエフォートIP
パケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さ
と同じ長さ分、作成されるものであることを特徴として
いる。
【0106】請求項89記載の発明は、請求項81のシ
ステムにおいて、ベストエフォートIPパケットは、長
さが、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フ
レームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘ
ッダの長さ、およびレイヤ2フレームヘッダの長さを減
じた長さよりも短く、かつ、ベストエフォートIPパケ
ットの長さ、レイヤ1フレームヘッダの長さ、レイヤ2
フレームヘッダの長さ、および最小ダミーフレームの長
さを加算した長さと、ベストエフォートIPパケットを
含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さが等しかっ
た場合、ベストエフォートIPパケットは、分割され
ず、レイヤ2フレームペイロードに書き込まれるもので
あることを特徴としている。
【0107】請求項90記載の発明は、請求項89のシ
ステムにおいて、ダミーフレームは、ベストエフォート
IPパケットを含むレイヤ1フレームが作成された後に
作成されるものであることを特徴としている。
【0108】請求項91記載の発明は、請求項81のシ
ステムにおいて、ベストエフォートIPパケットは、長
さが、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フ
レームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘ
ッダの長さ、およびレイヤ2フレームヘッダの長さを減
じた長さよりも短く、かつ、ベストエフォートIPパケ
ットの長さ、レイヤ1フレームヘッダの長さ、レイヤ2
フレームヘッダの長さ、および最小ダミーフレームの長
さを加算した長さが、ベストエフォートIPパケットを
含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さよりも長か
った場合、レイヤ2フレームペイロードに書き込まれ、
スタッフデータは、ベストエフォートIPパケットを含
むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、レイヤ
1フレームヘッダ、レイヤ2フレームヘッダ、およびベ
ストエフォートIPパケットの長さを減じた分、レイヤ
1フレームペイロードの最後に付加されるものであるこ
とを特徴としている。
【0109】請求項92記載の発明は、請求項81のシ
ステムにおいて、ベストエフォートIPパケットは、長
さが、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フ
レームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘ
ッダの長さ、およびレイヤ2フレームヘッダの長さを減
じた長さよりも短く、かつ、ベストエフォートIPパケ
ットの長さ、レイヤ1フレームヘッダの長さ、レイヤ2
フレームヘッダの長さおよび最小ダミーフレームの長さ
を加算した長さが、ベストエフォートIPパケットを含
むレイヤ1フレームに割り当てられる長さよりも短かっ
た場合、分割されずに、レイヤ2フレームペイロードに
書き込まれるものであることを特徴としている。
【0110】請求項93記載の発明は、請求項81から
92のいずれか1のシステムにおいて、レイヤ2フレー
ムペイロードにベストエフォートIPパケットを書き込
む場合、レイヤ2フレームラベルは、ベストエフォート
IPパケットを含むレイヤ1フレームを転送するコアノ
ード装置間のルーティングを示すルートラベルと、ベス
トエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームを転
送するコアノード装置間の波長を示すフローラベルとを
有するものであることを特徴としている。
【0111】請求項94記載の発明は、請求項71、7
4または85のシステムにおいて、レイヤ2フレームヘ
ッダは、レイヤ1フレームがCOM、およびEOMのい
ずれか一であった場合、レイヤ1フレームペイロードに
書き込まれないものであり、レイヤ1フレームペイロー
ドは、レイヤ1フレームがCOM、およびEOMのいず
れか一であった場合、レイヤ2フレームペイロードのみ
書き込まれるものであることを特徴としている。
【0112】請求項95記載の発明は、請求項73のシ
ステムにおいて、優先度識別子は、IPパケットの種別
を示す情報が記載されるものであり、プロトコル識別子
は、IPパケットを示す情報が記載されるものであるこ
とを特徴としている。
【0113】請求項96記載の発明は、請求項81から
94のいずれか1のシステムにおいて、優先度識別子
は、IPパケットの種別を示す情報が記載されるもので
あり、プロトコル識別子は、IPパケットを示す情報が
記載されるものであることを特徴としている。
【0114】請求項97記載の発明は、請求項65から
96のいずれか1のシステムにおいて、エッジノード装
置は、STM信号を含むレイヤ1フレームを、所定の時
間単位に、コアノード装置へ転送するものであることを
特徴としている。
【0115】請求項98記載の発明は、請求項97のシ
ステムにおいて、所定の時間は、125μ秒であり、所
定の長さは、125μ秒内に転送されるデータの長さで
あることを特徴としている。
【0116】請求項99記載の発明は、請求項65から
98のいずれか1のシステムにおいて、エッジノード装
置は、STM信号を含むレイヤ1フレーム、ATMセル
を含むレイヤ1フレーム、プライマリIPパケットを含
むレイヤ1フレーム、ベストエフォートIPパケットを
含むレイヤ1フレームの順に、フレーム多重し、所定の
コアノード装置へ、フレーム多重されたレイヤ1フレー
ムを転送するものであることを特徴としている。
【0117】請求項100記載の発明は、請求項65か
ら99のいずれか1のシステムにおいて、エッジノード
装置は、レイヤ1フレームペイロードに対し、CRC1
6の演算を施し、演算結果を、レイヤ1フレームに付加
するものであることを特徴としている。
【0118】請求項101記載の発明は、請求項65か
ら99のいずれか1のシステムにおいて、エッジノード
装置は、レイヤ1フレームペイロードに対し、CRC3
2の演算を施し、演算結果を、レイヤ1フレームに付加
するものであることを特徴としている。
【0119】請求項102記載の発明は、請求項65か
ら101のいずれか1のシステムにおいて、エッジノー
ド装置は、コアノード装置から転送されてきたレイヤ1
フレーム内のレイヤ1フレームヘッダをもとにビット同
期、バイト同期、およびフレーム同期を確立するもので
あることを特徴としている。
【0120】請求項103記載の発明は、請求項65か
ら102のいずれか1のシステムにおいて、レイヤ1フ
レーム分離手段は、レイヤ1フレームヘッダに記載され
たプロトコル識別子により、レイヤ2フレームペイロー
ドに書き込まれたデータがSTM信号であるか、ATM
セルであるか、またはIPパケットであるかを判断し、
レイヤ1フレームヘッダに記載されたパケット長識別子
により、フレーム多重されたレイヤ1フレームを分離す
るものであることを特徴としている。
【0121】請求項104記載の発明は、請求項65か
ら103のいずれか1のシステムにおいて、コアノード
装置は、レイヤ1フレームから、レイヤ2フレームを取
り出し、レイヤ2フレームヘッダから、レイヤ2フレー
ムペイロードに記されたデータを転送する他のコアノー
ド装置、またはエッジノード装置を判定し、レイヤ2フ
レームペイロードに記されたデータを転送する他のコア
ノード装置、またはエッジノード装置ごとに、レイヤ1
フレームを構築し、レイヤ1フレームをフレーム多重
し、フレーム多重されたレイヤ1フレームを、レイヤ2
フレームペイロードに記されたデータを転送する他のコ
アノード装置、またはエッジノード装置へ、転送するも
のであることを特徴としている。
【0122】請求項105記載の発明は、請求項65か
ら104のいずれか1のシステムにおいて、コアノード
装置は、STM信号を含むレイヤ1フレームを、レイヤ
2フレームペイロードを転送する他のコアノード装置、
またはエッジノード装置へ、所定の時間ごとに、転送す
るものであることを特徴としている。
【0123】請求項106記載の発明は、請求項105
記載のシステムにおいて、所定の時間は、125μ秒で
あることを特徴としている。
【0124】請求項107記載の発明は、請求項65か
ら106のいずれか1のシステムにおいて、コアノード
装置は、STM信号を含むレイヤ1フレーム、ATMセ
ルを含むレイヤ1フレーム、プライマリIPを含むレイ
ヤ1フレーム、ベストエフォートIPを含むレイヤ1フ
レームの順に、レイヤ2フレームペイロードを転送する
他のコアノード装置、またはエッジノード装置へ、レイ
ヤ1フレームを転送するものであることを特徴としてい
る。
【0125】請求項108記載の発明は、請求項65か
ら106のいずれか1のシステムにおいて、OAM(Ope
rating and Managemant)は、エッジノード装置に参照さ
れることにより、パスの監視を行わせるものであること
を特徴としている。
【0126】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照しながら詳細に説明する。
【0127】以下、本発明の実施の形態におけるSTM
トラヒックとベストエフォートトラヒックの混在転送を
行うフレーム構成を、添付図面を参照しながら詳細に説
明する。
【0128】本発明の実施の形態における同一のフレー
ムフォーマットにより回線交換モード、ATMモード、
およびIPパケットを収容するフレームは、レイヤ1フ
レーム、およびレイヤ2フレームにより構成されてい
る。
【0129】上記レイヤ1フレームは、可変長のパケッ
ト転送を可能にする。このレイヤ1フレームは、可変長
である。
【0130】このレイヤ1フレームのヘッダは、図4に
示すように、パケットの優先度(Priority)識別子、上
位のプロトコル識別子(Protocol)識別子、フレームモー
ド(Frame Mode)識別子、スタッフィング用データがある
かないかを示す情報であるスタッフ(Stuff) 識別子、お
よび上位フィールドからCRC計算を行った計算結果で
あるヘッダCRC16(HeadeCRC16) 識別子を有し
ている。
【0131】スタッフィングされない場合、図7(a)
に示すように、上記レイヤ1フレームは、ヘッダに続
き、ペイロードのフィールドを持つ。このペイロード
は、0から64Kbyte の可変長の長さを有する。
【0132】上記レイヤ1フレームは、このペイロード
に続き、ペイロードCRC(Payload-CRC)のフィー
ルドを持つ。このペイロードCRC(Payload-CRC)
は、上記ペイロード全体に対してCRC計算を行った際
の計算結果である。
【0133】スタッフィングされる場合、図6に示すよ
うに、上記レイヤ1フレームは、ヘッダに引き続き、ペ
イロードのフィールドを有する。このペイロードは、0
から64Kbyte の可変長の長さを有する。
【0134】このペイロードの先頭は、Stuffing Lengt
h (スタッフィング長)を有する。このStuffing Lengt
h は、上記スタッフィングされたデータ長を示す。
【0135】また、ペイロードの最後は、スタッフデー
タを有する。このスタッフデータは、上記Stuffing Len
gth により指定する長さを有する。
【0136】上記レイヤ1フレームは、このペイロード
に引き続き、ペイロードCRC(Payload-CRC)のフ
ィールドを有する。このペイロードCRC(Payload-C
RC)は、上記ペイロード全体に対してCRC計算を行
った際の計算結果である。
【0137】上記ヘッダCRC(Header- CRC)16
は、上記レイヤ1フレームを受信した装置に対し、ビッ
ト(bit )同期、バイト(byte)同期、およびフレーム
同期を行わせることが可能になる。上記ペイロードCR
C(Payload-CRC)は、ペイロードの品質監視を行
う。
【0138】このように、上記レイヤ1フレームは、装
置に対し、ビット(bit )同期、バイト(byte)同期、
フレーム同期、およびペイロード品質監視を行わせるこ
とが可能になる。すなわち、上記レイヤ1フレームは、
既存のレイヤ1が有する基本機能を実現することができ
る。
【0139】上記レイヤ2フレームは、レイヤ1フレー
ムのペイロード上にマッピングされる。このレイヤ2フ
レームは、上記レイヤ1フレームのプロトコル識別子
(Protocol)の識別子に応じ、ペイロード上にマルチプ
ロトコルのデータを転送することが可能である。
【0140】上記マルチプロトコルの対象として、AT
M、STM、IPv4(internet protocol version
4)、IPv6(internet protocol version 6 )、お
よびMPLS(Multiprotocol label switchin)等があ
げられる。
【0141】レイヤ2フレームのヘッダは、レイヤ1フ
レームのペイロードの先頭に割り当てられる。そして、
転送するプロトコル種別に応じ、レイヤ2フレームのヘ
ッダ長が変わる。
【0142】ここで、IPパケットを転送する場合のレ
イヤ2フレームのヘッダとして、ルートラベル(Route L
abel) 、およびフローラベル(Flow Label)の2種類のラ
ベルを定義する。
【0143】上記ルートラベル(Route Label) は、ネッ
トワーク内のノード間のルーティングにおいて参照され
るフィールドである。上記フローラベル(Flow Label)
は、ノード間が複数のOCH(伝送路、波長;Optical
Channne )により構成されている場合に、このフレーム
を、どのOCHへ転送するか選択するために使用される
フィールドである。
【0144】また、ネットワークのIngress 箇所(入り
口)からEgress箇所(出口)までのパスを監視するため
にの特殊なレイヤ2フレーム、OAM(Operating and M
anagemant )フレームを定義する。
【0145】次に、レイヤ2フレームの分割について説
明する。ここで、STM等、CBR(Constant Bit Rat
e)トラヒックを運ぶレイヤ2フレームについて考え
る。なお、通常の転送においては、1つのレイヤ2フレ
ームは、1つのレイヤ1フレームと対応している。
【0146】POS(Packet over SONET, RFC2615 [Int
ernet Engineering Task Fore])等通常のパケットベー
スの転送においては、CBRトラヒックは、一定周期
(125μsec )でフレームを転送しなければならな
い。
【0147】しかし、転送中のレイヤ2フレームが最後
まで転送された後でなければ、CBRトラヒックのフレ
ームは、転送されることがない。つまり、通常のパケッ
トベースの転送においては、個々のパケットが可変長に
なるため、STM信号は、一定周期で転送されない。
【0148】このような現象を回避するために、本発明
の実施の形態における長いフレーム長を有する低優先の
レイヤ2フレームは、複数のレイヤ1フレームに分割さ
れる。
【0149】また、CBRトラヒック等、高優先のレイ
ヤ1フレームは、低優先のレイヤ2フレーム転送中にお
いても、割り込んで転送される。
【0150】分割されたレイヤ1フレームは、レイヤ2
フレームの先頭を含むBOM(Beginning of Messag
e)、レイヤ2フレームの最後を含むEOM(End of Me
ssage)、およびレイヤ2フレームにおいてBOMとE
OMに挟まれた領域に存在するフレームを含むCOM
(Continuation of Message )により構成される。
【0151】つまり、レイヤ2フレームは、その先頭か
らBOM、複数のCOM、およびEOMというレイヤ1
フレームに分割される。
【0152】レイヤ1フレームが上述の通りにレイヤ2
フレームを分割したBOM、COM、またはEOMであ
るか、または、分割されていないフレーム(single fra
me)であるかの判別は、レイヤ1フレームのヘッダ内に
存在するフレームモード(Frame Mode)フィールド(識
別子)参照をすることにより行われる。
【0153】上記レイヤ1フレームを終端する側は、レ
イヤ1フレームのヘッダに記憶されている上記パケット
の優先度(Priority)識別子、および上記プロトコル
(Protocol)識別子が同一となるレイヤ1フレームのみ
を取り出す。すると、同一のレイヤ2フレームを構成す
るBOM、COM、およびEOMは、必ず連続して転送
される。
【0154】これにより、上記レイヤ1フレームを終端
する側は、分割されたレイヤ1フレームから、レイヤ2
フレームを、容易に構築することが可能になる。
【0155】本発明の実施の形態におけるレイヤ2フレ
ームのヘッダの縮退について説明する。
【0156】レイヤ2フレームがBOM、COM、およ
びEOMに分割された際、このCOM、およびEOMが
持つべきレイヤ2フレームのヘッダ情報は、BOMのヘ
ッダ情報と同一である。
【0157】そこで、本発明の実施の形態におけるCO
M、およびEOMは、レイヤ2フレームのヘッダ情報を
縮退する。つまり、BOMは、レイヤ2フレームのヘッ
ダを有す。そして、COM、およびEOMは、レイヤ2
フレームのヘッダを有しない。
【0158】ここで、BOMは、Uncompressed Frameと
呼び、COM、およびEOMは、Compressed Flameと呼
ぶ。
【0159】本発明の実施の形態におけるAggregate フ
レーム(集合フレーム)による転送を説明する。
【0160】本発明の実施の形態におけるレイヤ2フレ
ームは、上位プロトコルであるATM、STM、IP、
またはMPLS等を転送するに当たり、複数の転送単位
を、1つのフレーム上に乗せて転送することができる。
【0161】例えば、STM信号は、1byte単位ではな
く、Nbyte単位により転送される。個々のbyteを64kb
psの1CHに対応づけることにより、既存の回線交換機
間での64kbps×Nのトランク信号は、転送される。
【0162】この場合、レイヤ2フレームを生成するネ
ットワークエッジ装置は、125μsec 単位のSTMデ
ータをより集め、レイヤ2フレームに詰め込む。同様
に、ATM信号を転送する場合、このネットワークエッ
ジ装置は、複数のATMセルを1つのレイヤ2フレーム
に乗せて転送する。
【0163】本発明の実施の形態におけるSTM信号を
一定周期(125μsec )により転送する動作を説明す
る。
【0164】STM信号を運ぶレイヤ1フレームを一定
周期により転送する場合、このレイヤ1フレームの一つ
手前のレイヤ1フレームの長さが、問題になる。
【0165】例えば、STM用レイヤ1フレームを転送
する前に、転送すべきレイヤ1フレームが、ない状況を
想定する。このように、転送すべきパケットがない場合
であっても、レイヤ1フレームによるbit 同期、byte同
期、およびフレーム同期は、維持されなければならな
い。
【0166】そのため、ダミー用フレームが、転送され
る。これにより、転送すべきレイヤ1フレームがない空
間は、埋められる。
【0167】このダミー用フレームは、レイヤ1フレー
ムのヘッダのプロトコル識別子(Protocol)により規定
される。また、このダミー用フレームのパケット長は、
可変長である。
【0168】ここでSTM用レイヤ1フレームを転送す
る前の空間が、最短のダミーフレームの長さよりも短い
場合、この空間の一つ前に転送されるレイヤ1フレーム
は、スタッフデータが挿入される。これにより、空間が
埋められ、レイヤ1フレームは、常に連続する。
【0169】このスタッフデータの長さは、最小のダミ
ーフレームの長さ以下であり、「レイヤ1フレームのヘ
ッダ長+Payload CRC長」以下となる。具体的には、
このスタッフデータの長さは、数byteになる。
【0170】このように、ダミーフレームとスタッフデ
ータが導入されることにより、レイヤ1フレームを連続
転送し、フレーム同期を維持することが可能になる。ま
た、STM用レイヤ1フレームを、厳密に一定周期(1
25μsec )によって転送することが、可能になる。
【0171】図1は、本発明の実施の形態におけるレイ
ヤ1フレームの基本フレーム構成を示す。図1に示すよ
うに、このレイヤ1フレームは、ヘッダ6byte(Header
6Byte)、ペイロード0−64Kbyte (Payload 0-64kb
ytes)により構成され、オプションで、ペイロードのC
RC16、もしくはCRC32演算結果により構成され
る。
【0172】図2は、本発明の実施の形態におけるレイ
ヤ2フレームの基本フレーム構成と、レイヤ1フレーム
の基本フレーム構成の対応を示す図である。
【0173】図2に示すように、レイヤ2フレームは、
ヘッダ(L2 Header )、およびデータ部(Data)により
構成される。
【0174】このレイヤ2フレームは、図2に示すよう
に、レイヤ1フレームのペイロード0−64Kbyte (Pa
yload 0-64kbyte )部分に対応する。
【0175】図3は、本発明の実施の形態におけるAT
Mセル、STM信号、IPパケットをレイヤ2フレーム
へマッピングした場合の、フレーム構成を示す。
【0176】ここで、図3(a)に示すレイヤ1フレー
ムのペイロード(Payload )部分には、同一VPI(仮
想パス識別子;virtual path identifier )を持つ複数
のATMセル、およびヘッダ(Layer2 Header )により
構成されるレイヤ2フレームがマッピングされている。
【0177】図3(b)に示すレイヤ1フレームのペイ
ロード(Payload )部分には、各行き先ごとに区分され
た音声データ64kbps×nのSTM、およびヘッダ(La
yer2Header )により構成されるレイヤ2フレームがマ
ッピングされている。
【0178】図3(c)に示すレイヤ1フレームのペイ
ロード(Payload )部分には、IPパケット、およびヘ
ッダ(Layer2 Header )により構成されるレイヤ2フレ
ームがマッピングされている。
【0179】図4(a)は、本発明の実施の形態におけ
るレイヤ1フレームのヘッダを示す図である。
【0180】図4(a)に示すように、レイヤ1フレー
ムのヘッダは、パケット長(PacketLength )識別子、
優先度(Priority)識別子、プロトコル(Protocol)識
別子、フレームモード(Frame Mode)識別子、スタッフ
(Stuff )識別子、およびヘッダCRC16(HeaderC
RC16)識別子により構成される。
【0181】また、スタッフデータがある場合には、さ
らに、図5に示すように、レイヤ1フレームのヘッダ
は、スタッフデータ長(Stuffing Length )識別子が付
加された構成となる。
【0182】上記パケット長(Packet Length )識別子
は、レイヤ1フレームのペイロード長を示す。上記優先
度(Priority)識別子は、レイヤ1フレームの優先度を
示す。上記プロトコル(Protocol)識別子は、レイヤ2
フレームを転送するプロトコルを示す。上記フレームモ
ード(Frame Mode)識別子は、レイヤ1フレームにレイ
ヤ2フレームをマッピングする方法を示す。
【0183】スタッフ(Stuff )識別子は、スタッフデ
ータの有無を示す。ヘッダCRC16(HeaderCRC1
6)識別子は、上記フィールドすべてにCRC演算を行
って得られた計算結果が記されている。スタッフデータ
長(Stuffing Length )識別子は、スタッフデータの長
さを示す。
【0184】図4(b)は、上記フレームモード(Fram
e Mode)識別子のコードを示す。図4(b)に示すよう
に、フレームモード(Frame Mode)識別子は、Single F
rame、BOM、COM、またはEOMである。
【0185】図4(c)は、上記スタッフ(Stuff )の
有無を示すコード表である。図4(d)は、上記プロト
コル(Protocol)識別子の種類を示す。図4(d)に示
すように、このプロトコル(Protocol)識別子は、IP
v4、IPv6、STM、ATM、OAM、およびダミ
ーフレームがある。
【0186】上記スタッフデータ長(Stuffing Length
)識別子は、図6に示すように、ペイロードの最後に
スタッフデータが挿入された場合、挿入される。
【0187】本発明の実施の形態におけるレイヤ1フレ
ームの転送方式を説明する。STM信号、およびATM
セルを収容するレイヤ1フレームを転送する場合、一定
周期ごとに、STM信号、およびATMセルを収容する
レイヤ1フレームが、転送される。そして、残りの空間
にIPパケットを含むレイヤ1フレームが、収容され
る。
【0188】ここで、本発明の実施の形態におけるIP
パケットの優先度(Priority)は、プライマリIP(Pr
imary IP)と、ベストエフォートIP(Best Effort
IP)がある。
【0189】プライマリIP(Primary IP)は、帯域保
証されるIPパケットや、低遅延転送要求のIPパケッ
トであり、ベストエフォートIP(Best Effort IP)より
も優先されて転送される。
【0190】すなわち、一定周期ごとに、STM信号、
およびATMセルを含むレイヤ1フレームが転送され、
残りの空間で、プライマリIP(Primary IP)パケット、
およびベストエフォートIP(Best Effort IP)パケット
を含むレイヤ1フレームが順次転送される。
【0191】本発明の実施の形態における可変長のベス
トエフォートIP(Best Effort IP)パケットを転送する
際、一定周期で転送されるSTM、ATMのレイヤ2フ
レームの転送と重なる場合のレイヤ1フレームの転送方
式を、図8、図9、および図10を参照しながら説明す
る。
【0192】このベストエフォートIP(Best Effort I
P)パケットのレイヤ2フレームの転送と、固定周期によ
り転送されるSTM信号/ATMセルを収容するレイヤ
2フレームの転送が重なる場合、ベストエフォートIP
(Best Effort IP)パケットのレイヤ2フレームは、複数
のレイヤ1フレームに分割される。
【0193】この分割されたフレームは、それぞれ、B
OM、COM、およびEOMと定義される。
【0194】図9は、このベストエフォートIP(Best
Effort IP)パケットのレイヤ2フレームを、BOMとE
OMに分割した場合の例を示す。
【0195】このベストエフォートIP(Best Effort I
P)パケットのレイヤ2フレームは、二つに分割される。
このベストエフォートIP(Best Effort IP)パケットの
レイヤ2フレームの先頭部分を含むレイヤ1フレーム
は、BOM(Beginning of Message)である。
【0196】このベストエフォートIP(Best Effort I
P)パケットのレイヤ2フレームの最終部分を含むレイヤ
1フレームは、EOM(End of Message)である。
【0197】図10は、このベストエフォートIP(Bes
t Effort IP)パケットのレイヤ2フレームを、BOM、
COM、およびEOMに分割した場合の例を示す。
【0198】上述の通り、このベストエフォートIP(B
est Effort IP)パケットのレイヤ2フレームの先頭部分
を含むレイヤ1フレームは、BOM(Beginning of Mess
age)である。また、このベストエフォートIP(Best Ef
fort IP)パケットのレイヤ2フレームの最終部分を含む
レイヤ1フレームは、EOM(End of Message)である。
【0199】図8に示すように、上記BOM、およびE
OMに挟まれた領域は、COM(Continuation of Messa
ge) である。このCOMは、上記ベストエフォートIP
(Best Effort IP)パケットのレイヤ2フレームの長さに
より、複数生成されることもある。また、このCOM
は、図9に示すように、上記ベストエフォートIP(Bes
t Effort IP)パケットのレイヤ2フレームの長さによ
り、生成されない場合もある。
【0200】図9、および図10に示すように、レイヤ
1フレームのヘッダ内の優先度(Priority)識別子、およ
びプロトコル(Protocol)フィールド(識別子)が同一と
なるレイヤ1フレームのみを取り出した場合、同一のレ
イヤ2フレームを構成する上記BOM、COM、および
EOMは、必ず連続して転送される。
【0201】受信側終端は、レイヤ1フレーム中のベス
トエフォートIP(Best Effort IP)がBOM、COM、
EOM、またはシングルフレーム(Single frame)である
かを、図4(b)に示すレイヤ1フレームのヘッダにお
けるフレームモード(Frame Mode)フィールドを参照する
ことにより識別する。
【0202】つまり、上記フレームモード(Frame Mode)
が「00」であった場合、このベストエフォートIP(B
est Effort IP)パケットは、分割されずに、レイヤ1フ
レームへマッピングされたものである。
【0203】上記フレームモード(Frame Mode)が「0
1」であった場合、このベストエフォートIP(Best Ef
fort IP)パケットは、分割されたものであり、かつ、B
OM(Beginning of Messege)である。
【0204】上記フレームモード(Frame Mode)が「0
1」であった場合、このベストエフォートIP(Best Ef
fort IP)パケットは、分割されたものであり、かつ、B
OM(Beginning of Messege)である。
【0205】上記フレームモード(Frame Mode)が「1
0」であった場合、このベストエフォートIP(Best Ef
fort IP)パケットは、分割されたものであり、かつ、C
OM(Continuation of Message) である。
【0206】上記フレームモード(Frame Mode)が「1
1」であった場合、このベストエフォートIP(Best Ef
fort IP)パケットは、分割されたものであり、かつ、E
OM(End of Message)である。
【0207】このように、レイヤ2フレームのBOM、
COM、およびEOMは連続して転送される。従って、
レイヤ1フレーム受信側は、同一のプロトコル(Protoco
l)、優先度(Priority)のレイヤ1フレームを、取り出
し、管理することにより、受信したレイヤ1フレームが
COM、またはEOMであれば、このCOM、またはE
OMが、すでに受信したBOMと同じレイヤ2フレーム
を構成するものであることを判断することができる。
【0208】そのため、上述の通り、本発明の実施の形
態におけるCOM、およびBOMは、レイヤ2フレーム
ヘッダを有しない。従って、COM、およびBOMは、
レイヤ2のペイロード部分が長くなり、より多くの情報
を転送することが可能になる。
【0209】このレイヤ1フレームの構成を、図7を用
いて説明する。図7(a)は、レイヤ1フレームの構成
を示す。レイヤ1フレームのヘッダ部分は、図7(a)
に示すように、パケット長(Packet Length) 識別子、優
先度(Priority)識別子、プロトコル(Protocol)識別子、
およびヘッダCRC16(Header CRC16)識別子により構
成されている。
【0210】レイヤ1フレームのペイロード(Payload)
は、図7(a)に示すように、ヘッダの後ろ側の、0か
ら64Kbyte の可変長領域に存在する。さらに、ペイロ
ードCRC16(Payload CRC 16 ) 、もしくはペイロー
ド32(Payload CRC 32 ) は、オプションで付加され
る。
【0211】図7(b)に示すように、Uncompressed F
rameであるBOMは、レイヤ2フレームのヘッダであ
る、ルートラベル(Route Label) 、およびフローラベル
(FlowLabel)と、データ(Deata Area)が、レイヤ1フレ
ーム内のペイロード(Payload)に、マッピングされる。
【0212】図7(c)に示すように、Compressed Fra
meであるCOM、またはEOMは、レイヤ2のヘッダで
ある、ルートラベル(Route Label) 、およびフローラベ
ル(Flow Label)は付加されず、データ(Data Area) のみ
が、レイヤ1フレーム内のペイロード(Payloas) に、マ
ッピングされる。
【0213】上述のように、レイヤ1フレームの特徴の
一つは、図9、および図10に示すように、STMを運
ぶレイヤ1フレームを、必ず、一定周期(125μsec
)により転送することにある。
【0214】上記実施の形態によれば、伝送路上におい
て、STM用レイヤ1フレームは、一定周期により転送
が行われる。また、中継するノード装置のスイッチ部
は、STM信号を、最優先のトラヒックとして転送す
る。
【0215】そして、STM用レイヤ1フレームを一定
周期により転送するために、上述の通り、STM用レイ
ヤ1フレームの転送と、転送時間が重なるベストエフォ
ートIP(Best Effort IP)パケットのレイヤ1フレーム
は、分割される。
【0216】しかし、ベストエフォートIP(Best Effo
rt IP)パケットのレイヤ1フレームを分割し、STM用
レイヤ1フレームを優先して転送するだけでは、STM
用レイヤ1フレームを一定周期により転送することはで
きない。
【0217】図9、および図10に示すように、STM
用レイヤ1フレームは、一定周期(125μsec )ごと
に、転送される。また、ATM用レイヤ1フレーム、お
よびプライマリIP(Primary IP)用レイヤ1フレーム
も、図9、および図10に示すように、優先して転送さ
れる。
【0218】そのため、ベストエフォートIP(Best Ef
fort IP)用レイヤ1フレームは、上記一定時間(125
μsec )から、STM用レイヤ1フレーム、ATM用レ
イヤ1フレーム、およびプライマリIP(Primary IP)用
レイヤ1フレームを転送した残りの時間に転送される。
【0219】このベストエフォートIP(Best Effort I
P)用レイヤ1フレームを転送する空間(ベストエフォー
トIP転送スペース;Best Effort IP Transfer Space)
の長さLは、上記ATM用レイヤ1フレーム、およびプ
ライマリIP用レイヤ1フレームの長さにより、変動す
る。
【0220】また、上述の通り、STM用レイヤ1フレ
ームは、一定時間ごとに転送されなければならない。
【0221】そこで、ベストエフォートIP(Best Effo
rt IP)用レイヤ1フレームの長さは、上記ベストエフォ
ートIP転送スペース(Best Effort IP Transfer Spac
e) の長さLにあわせる必要がある。
【0222】このベストエフォートIP転送スペース(B
est Effort IP Transfer Space) の長さLを、送信側
が、ダミーフレーム、またはスタッフデータにより埋め
合わせる動作を、図6、20、21を参照しながら説明
する。
【0223】上記ダミーフレームは、図21(a)に示
すように、ペイロードがすべてヌル(Null)となるレイヤ
1フレームである。ヌル(Null)の大きさが0Kbyte のダ
ミーフレームは、最小ダミーフレームという。この最小
ダミーフレームは、図21(b)に示すように、ヘッダ
と、ペイロードCRC(PayloadCRC)のみにより構成され
る。
【0224】上記スタッフデータは、上記ベストエフォ
ートIP転送スペース(Best EffortIP Transfer Space)
の長さLに、ベストエフォートIP(Best Effort IP)
の長さを合わせるために挿入されるデータである。
【0225】このスタッフデータは、図6に示すよう
に、ペイロードにおいて、データ(Data Area) の後ろに
付加される。そして、ペイロードに付加された場合、ス
タッフデータ長(Stuff Length)が、ペイロードの先頭に
付加される。また、ヘッダ中のスタッフ(Stuff) は、図
4(c)に示すように、1と記される。
【0226】図20は、本発明の実施の形態におけるベ
ストエフォートIP(Best Effort IP)用レイヤ2フレー
ムを、分割して転送するか否か決定するアルゴリズムを
示す。
【0227】送信側は、ベストエフォートIP(Best Ef
fort IP)用レイヤ1フレーム転送指示を受け、かつベス
トエフォートIP転送スペース(Best Effort IP Transf
er Space) の長さLをパラメータとして受信すると、E
OM(End of Message)が残っているか判断する(ステッ
プS2200)。
【0228】EOMが残っている場合(ステップS22
00/YES)、EOMの長さ(EOM長)は、上記パ
ラメータとして受信したベストエフォートIP転送スペ
ース(Best Effort IP Transfer Space) の長さLと比較
される(ステップS2201)。
【0229】上記EOM長がLよりも長かった場合(ス
テップS2201/EOM長>L)、EOMの先頭部分
が、取り出される。この取り出される長さは、ヘッダと
あわせて、Lになる分、取り出される。
【0230】この取り出された部分は、COMとして転
送される。残りの部分は、EOMとして格納される(ス
テップS2202)。これにより、処理が終了する。
【0231】上記EOM長がLと同じであった場合(ス
テップS2201/EOM長=L)、EOMは、転送さ
れる(ステップS2203)。これにより処理が終了す
る。
【0232】上記EOM長がLよりも短かった場合(ス
テップS2201/EOM長<L)、EOM長と上記最
小ダミーフラグの長さdを足し合わせた長さと、上記L
を比較する(ステップS2204)。
【0233】上記EOM長と上記dを足し合わせた長さ
が上記Lと等しかった場合(ステップS2204/L=
EOM長+d)、上記EOMは、転送される(ステップ
S2207)。次いで最小ダミーフレームが、転送され
る(ステップS2208)。これにより、処理が終了す
る。
【0234】上記EOM長と上記dを足し合わせた長さ
が上記Lよりも長かった場合(ステップS2205/L
<EOM長+d)、EOMは、ペイロードの後ろに、ス
タッフデータが挿入される。
【0235】このスタッフデータの長さは、上記Lから
EOM長に1byte加えた長さを減算したものである。こ
の1byteは、スタッフデータの長さを表示するスタッフ
データ長(Stuffing Length) を挿入するための領域であ
る。
【0236】従って、図6に示すように、EOMは、レ
イヤ1フレームのペイロードの先頭に1byteのスタッフ
データ長(Stuffing Length) と、レイヤ1フレームのペ
イロードの最後に上記スタッフデータが挿入される(ス
テップS2205)。
【0237】その後、このEOMは、転送される(ステ
ップS2206)。これにより、処理は、終了する。
【0238】上記EOM長と上記dを足し合わせた長さ
が上記Lよりも短かった場合(ステップS2204/l
>EOM長+d)、EOMは、転送される。そして、上
記パラメータとして受信したLは、EOM長を差し引い
たものに更新される(ステップS2209)。
【0239】EOMが残っていなかった場合(ステップ
S2200/NO)、または、上記LからEOM長を差
し引いたものに更新した場合(ステップS2209)、
送信側は、次に転送するベストエフォートIP(Best Ef
fort IP)用パケットがあるか検索する(ステップS22
10)。
【0240】次に転送するベストエフォートIP(Best
Effore IP)用パケットがない場合(ステップS2210
/NO)、長さLのダミーフレームを送出する(ステッ
プS2211)。これにより、STM信号を含むレイヤ
1フレームの送出の周期は、合わせられる。これによ
り、処理は終了する。
【0241】次に転送するベストエフォートIP(Best
Effort IP)用パケットがある場合(ステップS2210
/YES)、送信側は、この次に転送するベストエフォ
ートIP(Best Effort IP)用パケットの長さを、取得す
る(ステップS2212)。
【0242】この次に転送するベストエフォートIP(B
est Effort IP)用パケットの長さMと、上記Lを比較す
る(ステップS2213)。
【0243】上記Lが上記Mよりも小さかった場合(ス
テップS2213/L<M)、上記次に転送するベスト
エフォートIP(Best Effort IP)用パケットは、BOM
の長さがLになるように、BOMとEOMに分割される
(ステップS2214)。
【0244】その後、このBOMは、転送される。ま
た、このEOMは、格納される(ステップS221
5)。これにより、処理は、終了する。
【0245】上記Lと上記Mが同じ長さで合った場合
(ステップS2213/L=M)、上記次に転送するベ
ストエフォートIP(Best Effort IP)用パケットは、分
割されず、シングルフレーム(Single Frame)として転送
される(ステップS2216)。これにより、処理は、
終了する。
【0246】上記Lが上記Mよりも大きかった場合(ス
テップS2213/L>M)、送信側は、上記M(上記
次に転送するベストエフォートIP(Best Effort IP)用
パケットをシングルフレーム(Single Frame)に変換した
場合の長さ)と上記d(最小ダミーフレームの長さ)を
足し合わせた長さと、上記L(ベストエフォートIP転
送スペース(Best Effort IP Transfer Space) の長さを
比較する(ステップS2217)。
【0247】上記Mと上記dを足し合わせた長さが上記
Lよりも長かった場合(ステップS2217/L<M+
d)、上記次に転送するベストエフォートIP(Best Ef
fortIP )用パケットは、スタッフデータが、ペイロー
ドの最後に、挿入される。また、上記次に転送するベス
トエフォートIP(Best Effort IP)用パケットは、スタ
ッフデータの長さを示すスタッフデータ長(Stuffing Le
ngth) が、ペイロードの先頭に、挿入される。
【0248】上記スタッフデータ長(Stuffing Length)
は、1Kbyte である。また、上記スタッフデータは、上
記Lから上記Mを減算し、さらに上記スタッフデータ長
(Stuffing Length)を減算したものである(ステップS
2221)。
【0249】この次に転送するベストエフォートIP(B
est Effort IP)用パケットは、レイヤ1フレームとして
転送される(ステップS2222)。これにより、処理
は、終了する。
【0250】上記Mと上記dを足し合わせた長さが上記
よりも短かった場合(ステップS2217/L>M+
d)、上記次に転送するベストエフォートIP(Best Ef
fort IP)用パケットは、シングルフレーム(Single Fram
e)に変換され、転送される。次いで、上記Lは、上記M
を減算したものに更新され(ステップS2218)、ス
テップS2212へ戻る。
【0251】上記実施の発明によれば、ベストエフォー
トIP(Best Effort IP)用レイヤ1フレームの転送領域
であるベストエフォートIP転送スペース(Best Effort
IPTransfer Space) は、必ず埋められる。従って、S
TM用レイヤ1フレームは、必ず、一定周期により転送
される。すなわち、STM信号は、パケットベースのネ
ットワークを介して、エンドツーエンド(end-to-end)に
転送されるようになる。
【0252】次に、本発明の実施の形態におけるレイヤ
2フレームのヘッダについて、図3、図7、図12、図
13を用いて説明する。
【0253】IP(Internet Protocol) パケットを、レ
イヤ2フレームに乗せて転送する場合、レイヤ2フレー
ムは、図3(c)に示すように、ルートラベル(Route L
abel) 、およびフローラベル(Flow Label)により構成さ
れるヘッダが付加される。
【0254】このルートラベル(Route Label) は、中間
装置間のルーティングにおいて参照されるフィールドで
ある。上記フローラベル(Flow Label)は、中間装置間の
リンクが複数のOCH(Optical Channel;波長、伝送
路)により構成される場合、転送先のOCHを選別する
ために用いられるフィールドである。
【0255】上述の通り、レイヤ2フレームのヘッダで
あるルートラベル(Route Label) 、およびフローラベル
(Flow Label)は、ベストエフォートIP(Best Effort I
P)用レイヤ2フレームの場合、図7(b)に示すよう
に、BOM(Beginning of Message)のみに付加され、図
7(c)に示すように、COM(Continuation of Messa
ge) 、およびEOM(End of Message)には付加されな
い。
【0256】なお、上記ルートラベル(Route Label) 、
およびフローラベル(Flow Label)を用いた転送処理の動
作は、後述する。
【0257】本発明の実施の形態におけるOAM(Opera
ting and Managemant )フレームについて図19、およ
び図21を用いて説明する。
【0258】レイヤ1フレームのペイロードCRC(Pay
load CRC) は、リンクの品質監視を行うことができる
が、パス監視を行うことができない。そのため、図21
に示すOAMフレームは、図19に示すように、ネット
ワークのIngress (入り口)からEgress(出口)のパス
監視を行う。
【0259】上記本発明の実施の形態によれば、必ず1
25μsec 周期により、上記フレームが転送され、物理
層のビット同期が確立され、またヘッダ(Header)のCR
C16によりフレーム同期が確立されることにより、S
TM信号は、必ず125μsec 周期に、転送されるよう
になる。また、STM信号は、エンドツーエンド(end-t
o-end)の回線品質監視機能を有したまま、転送される。
【0260】さらに、STM信号、ATMセル、および
IPパケットが共通のフレーム構成により転送されるた
め、一つのネットワークは、異なる種類の情報を、同時
に、同一の方法により扱うことが可能になる。
【0261】従って、従来、交換回線ネットワーク、A
TM交換ネットワーク、およびIPネットワークとし
て、それぞれ別々のネットワークであったネットワーク
は、単一のものとして構築することが可能になる。
【0262】上記本発明の実施の形態によれば、IP用
フレームの転送情報として、ルートラベル(Route Labe
l) 、およびフレーラベル(Flow Label)が定義されるこ
とにより、将来WDN(wavelength division multiple
xing)技術により、個々のリンクが複数の波長で構成さ
れる場合においても、IPパケットは、簡易に転送さ
れ、かつ、IPフレーの経路は、保持される。
【0263】以下、本発明の実施の形態におけるSTM
トラヒックとベストエフォートトラヒックの混在転送を
行うフレームを転送する転送システムについて、詳細に
説明する。
【0264】図11は、本発明の実施の形態におけるネ
ットワーク構成を示す構成図である。図11に示すよう
に、このネットワークは、STM装置1100、111
1、ATM装置1101、1112、IPルータ110
2、1113、エッジノード装置(Edge Node 、EN)
1103、1106、1108、1110、およびコア
ノード装置(Core Node 、CN)1104、1105、
1107、1109により構成されている。
【0265】エッジノード装置(EN)1103、11
06、1108、1110は、既存のSTM装置110
0、1111、ATM装置1101、1112、IPル
ータ1102、1113等と接続する。すなわち、エッ
ジノード装置(EN)は、既存装置とネットワークの分
岐点となる。
【0266】エッジノード装置(EN)1103、11
06、1108、1110は、STM信号、ATM信
号、IPパケット等を、図3に示すレイヤ2フレーム、
またはレイヤ1フレームへマッピングし、ネットワーク
側に転送する。
【0267】エッジノード装置(EN)1103、11
06、1108、1110は、ネットワーク側から送ら
れてくるレイヤ1フレームを終端し、STM信号、AT
M信号、IPパケットを取り出す。取り出されたSTM
信号、ATM信号、IPパケットは、それぞれSTM装
置1100、1111、ATM装置1101、111
2、IPルータ1102、1113へ転送される。
【0268】コアノード装置(CN)1104、110
5、1107、1109は、レイヤ1フレームを終端
し、レイヤ2フレームを取り出す。取り出されたレイヤ
2フレームのヘッダ情報をもとに、コアノード装置(C
N)1104、1105、1107、1109は、レイ
ヤ2フレームのスイッチングを行う。
【0269】コアノード装置(CN)1104、110
5、1107、1109は、上記レイヤ2フレームを、
レイヤ1フレームに変換し、上記ヘッダ情報に基づき、
所定の方路へ、出力する。
【0270】図14は、エッジノード装置(EN)11
03、1106、1108、1110の送信部の内部構
成を示す構成図である。以下、図14を用いて、エッジ
ノード装置(EN)1103、1106、1108、1
110の送信部を、詳細に説明する。
【0271】エッジノード装置(EN)1103、11
06、1108、1110は、IPパケット受信部14
03、ATMセル受信部1404、STM信号受信部1
405、ルートラベル(Route Label) 生成部1406、
フローラベル(Flow Label)生成部1407、IP用レイ
ヤ2フレーム生成部1408、ATM用フレーム生成部
1409、STM用フレーム生成部1410、タイマー
(Timer) 1411、IP用レイヤ1フレーム生成部14
12、スケジューラ部1413、およびフレーム多重部
1414により構成されている。
【0272】STM信号受信部1405は、STM信号
のレイヤ2フレーム組立において、STM信号を、ST
M装置1402から受信する。
【0273】このSTM信号は、行き先ごとに識別さ
れ、音声1チャンネルあたり8bit /125μsec によ
り構成される64kbps×nのデータ列と、信号情報であ
る。
【0274】STM信号受信部1405は、所定のST
M信号を、STM用フレーム生成部1410へ送信す
る。STM用フレーム生成部1410は、上記STM信
号を、125μsec 単位により集め、レイヤ2フレーム
を生成する。
【0275】STM用フレーム生成部1410は、CB
R転送を示す優先度(Priority)識別子、およびSTM信
号を示すプロトコル(Protocol)識別子を組み込み、レイ
ヤ1フレームを生成する。
【0276】また、STM用フレーム生成部1410
は、上記生成したレイヤ1フレームに対し、CRC16
の演算を行い、演算結果を、レイヤ1フレームヘッダの
最後に付加する。さらに、STM用フレーム生成部14
10は、オプションで、レイヤ1フレームのペイロード
に対し、CRC16、またはCRC32の演算を行い、
演算結果を付加する。
【0277】ATMセル受信部1404は、ATM信号
のレイヤ2フレーム組立において、ATM信号を、AT
M装置1401から受信する。ATMセル受信部140
4は、所定のATMセルを、ATM用フレーム生成部1
409に格納する。
【0278】ATM用フレーム生成部1409は、この
ATMセルをもとに、ATMセルのレイヤ2フレームを
生成する。ATM用フレーム生成部1409は、このA
TMセルのレイヤ2フレームに、ATMの種別(CB
R、UBR(unspecified bit rate)等)を示す優先度(P
riority)識別子)、ATM信号を示すプロトコル(Proto
col)識別子を組み込み、レイヤ1フレームを生成する。
【0279】また、ATM用フレーム生成部1409
は、上記生成したレイヤ1フレームに対し、CRC16
の演算を行い、その演算結果を、レイヤ1フレームヘッ
ダの最後に付加する。さらに、ATM用フレーム生成部
1409は、オプションで、レイヤ1フレームのペイロ
ードに対し、CRC16、またはCRC32の演算を行
い、演算結果を付加する。
【0280】IPパケット受信部1403は、IPパケ
ットの組立において、IPパケットデータを、IPルー
タ1400から受信する。IPパケット受信部1403
は、所定のIPパケットを、IP用レイヤ2フレーム生
成部1408に格納する。
【0281】この際、IPパケットのヘッダ情報は、ル
ートラベル(Route Label) 生成部1406、およびフロ
ーラベル(Flow Label)生成部1407へ、転送される。
【0282】ルートラベル(Route Label) 生成部140
6は、IPパケットのヘッダに存在する宛先IPアドレ
ス、または宛先IPアドレスと送信元IPアドレスの組
をもとに、ルートラベル(Route Label) を判定し、この
判定結果を、IP用レイヤ2フレームへ送信する。
【0283】フローラベル(Flow Label)生成部1407
は、IPパケットのヘッダ情報をもとに、フローラベル
(Flow Label)を生成し、このフローラベルを、IP用レ
イヤ2フレームへ送信する。
【0284】IP用レイヤ2フレーム生成部1408
は、上記IPパケットデータ、上記ルートラベル(Route
Label) 、および上記フローラベル(Flow Label)をもと
に、レイヤ2フレームを生成する。このレイヤ2フレー
ムは、IP用レイヤ1フレーム生成部1412へ送信さ
れ、格納される。
【0285】IP用レイヤ1フレーム生成部1412
は、プライマリIP(Primary IP)と、ベストエフォート
IP(Best Effort IP)に分類する。そして、ベストエフ
ォートIP(Best Effort IP)は、IP用レイヤ1フレー
ム生成部1412により、プライマリIP(Primary IP)
に優先して、送出フレーム多重部1414へ、送出され
る。
【0286】IP用レイヤ1フレーム生成部1412
は、上記ベストエフォートIP(BestEffort IP)を、上
記分割方法に従い、BOM、COM、およびEOMに分
離する。また、IP用レイヤ1フレーム生成部1412
は、上記ベストエフォートIP(Best Effort IP)に、上
記方法に従い、上記スタッフデータを挿入する。
【0287】上記ベストエフォートIPを、上記シング
ルフレーム(Single Frame)にするか、上記BOM、CO
M、EOMに分割するか、または上記スタッフデータを
挿入するかの判断は、上述の通り、図20に示すフロー
チャートに従い、上記ベストエフォートIP転送スペー
ス(Best Effort IP Transfer Space) の長さLにより決
定される。
【0288】IP用レイヤ1フレーム生成部1412
は、上記ベストエフォートIPに、シングルフレーム(S
ingle Frame)、BOM、COM、EOMの区別を示すフ
レームモード(Frame Mode)、IPプロトコルを示すプロ
トコル(Protocol)識別子、およびスタッフデータの有無
を示すスタッフ(Stuff) をヘッダとして組み込み、レイ
ヤ1フレームを生成する。
【0289】IP用レイヤ1フレーム生成部1412
は、上記組み立てられたレイヤ1フレームヘッダに対し
て、CRC16の演算を施し、この演算結果を、上記レ
イヤ1フレームのヘッダの最後に、付加する。
【0290】上記スタッフデータを、上記レイヤ1フレ
ームに挿入する場合、図6に示すように、IP用レイヤ
1フレーム生成部1412は、ヘッダCRC16(Heade
r CRC16)の後ろに、スタッフデータ長を示すスタッフデ
ータ長(Stuffing Length) を組み込み、さらに、ペイロ
ードの最後に、スタッフデータを挿入する。
【0291】また、オプションにより、IP用レイヤ1
フレーム生成部1412は、上記レイヤ1フレームのペ
イロードに対し、CRC16、またはCRC32の演算
を施し、この演算結果を付加する。
【0292】スケジューラ部1413は、STM用フレ
ーム生成部1410に対して、タイマー(Timer) 141
1の内部時刻をもとにして、125μsec 単位に、ST
M用レイヤ1フレームを、フレーム多重部1414へ、
出力させる。
【0293】STM用フレーム生成部1410からフレ
ーム多重部1414へ上記STM用レイヤ1フレームを
送出させた後、スケジューラ部1413は、ATM用フ
レーム生成部1409に対して、ATM用レイヤ1フレ
ームを、フレーム多重部1414へ、出力させる。
【0294】ATM用フレーム生成部1409からフレ
ーム多重部1414へ上記ATM用レイヤ1フレームを
送出させた後、スケジューラ部1414は、IPレイヤ
1フレーム生成部1412に対して、プライマリ(Prima
ry) IP用レイヤ1フレームを、シングルフレーム(Sin
gle Frame)の形で、フレーム多重部1414へ、出力さ
せる。
【0295】IP用レイヤ1フレーム生成部1412か
らフレーム多重部1414へ上記プライマリ(Primary)
IP用レイヤ1フレームを送出させた後、スケジューラ
部1414は、IP用レイヤ1フレーム生成部1412
に対して、ベストエフォートIP(Best Effort IP)用レ
イヤ1フレームを、シングルフレーム(Single Frame)、
またはBOM、COM、EOMの形で、フレーム多重部
1414へ、出力させる。
【0296】フレーム多重部1414は、スケジューラ
部1413に従い、STM用フレーム生成部1410、
ATM用フレーム生成部1409、およびIP用レイヤ
1フレーム生成部1412から送出された、STM用レ
イヤ1フレーム、ATM用レイヤ1フレーム、プライマ
リIP(Primary IP)用レイヤ1フレーム、およびベスト
エフォートIP(Best Effort IP)用レイヤ1フレーム
を、図9、または図10に示すように、フレーム多重す
る。フレーム多重されたレイヤ1フレームは、フレーム
多重部1414から、伝送路へ、出力される。
【0297】図15は、エッジノード装置(EN)11
03、1106、1108、1110の受信部の内部構
成を示す構成図である。以下、図15を用いながら、エ
ッジノード装置(EN)1103、1106、110
8、1110の受信部を、詳細に説明する。
【0298】図15によれば、エッジノード装置(E
N)1103、1106、1108、1110は、IP
パケット送信部1503、ATMセル送信部1504、
STM送信部1505、フレーム終端部1506、15
07、1508、およびフレーム分離部1509により
構成されている。
【0299】フレーム分離部1509は、上記レイヤ1
フレームのヘッダ(Header)により、ビット同期、バイト
同期、およびフレーム同期を確立する。
【0300】上記ビット同期、バイト同期、およびフレ
ーム同期を確立した後、フレーム分離部1509は、レ
イヤ1フレームのヘッダ(Header)内のプロトコル(Proto
col)を参照する。これにより、フレーム分離部1509
は、上記レイヤ1フレームのペイロードに積載されてい
るデータがSTM信号であるか、ATMセルであるか、
またはIPパケットであるかを識別する。
【0301】次いで、フレーム分離部1509は、パケ
ット長(Packet length) を参照することにより、パケッ
トの全長を把握し、これにより、ペイロード部分の区切
りを認識する。
【0302】上記レイヤ1フレームがSTM用レイヤ1
フレームであった場合、フレーム分離部1509は、フ
レーム終端部1508へ、上記レイヤ1フレームを転送
する。
【0303】同様に、レイヤ1フレームがATM用レイ
ヤ1フレームであった場合、フレーム終端部1507
へ、レイヤ1フレームがIP用レイヤ1フレームであっ
た場合、フレーム終端部1506へ、フレーム分離部1
509へ、上記レイヤ1フレームを転送する。
【0304】フレーム終端部1508は、上記転送され
たレイヤ1フレームから、STMデータを抽出する。こ
の抽出されたSTMデータは、STM送信部1505へ
転送される。STM送信部1505は、このSTMデー
タを、STM装置1502へ、転送する。
【0305】フレーム終端部1507は、上記転送され
たレイヤ1フレームから、ATMセルを抽出する。この
抽出されたATMセルは、ATMセル送信部1504へ
転送される。ATM送信部1504は、このATMセル
を、ATM装置1501へ、転送する。
【0306】フレーム終端部1506は、上記転送され
たレイヤ1フレームがシングルフレーム(Single Frame)
であった場合、上記レイヤ1フレームから、レイヤ2フ
レームを取り出す。また、このレイヤ2フレームにスタ
ッフデータが挿入されていた場合、フレーム終端部15
06は、上記レイヤ2フレームから、上記スタッフデー
タを取り除く。
【0307】次いで、フレーム終端部1506は、上記
レイヤ2フレームから、IPパケットを取り出す。この
IPパケットは、フレーム終端部1506から、IPパ
ケット送信部1503へ送信される。IPパケット送信
部1503は、IPルータ1500へ、上記IPパケッ
トを送信する。
【0308】フレーム終端部1506は、上記転送され
たレイヤ1フレームがBOMであった場合、EOMがフ
レーム分離部1509から転送されてくるまで、このレ
イヤ1フレームを蓄積する。
【0309】EOM受信後、フレーム終端部1506
は、上記BOM、COM、およびEOMをつなげ、もと
のレイヤ2フレームを構築する。このレイヤ2フレーム
構築をする際、フレーム終端部1506は、レイヤ1フ
レームごとに、スタッフデータの有無を確認する。この
確認の結果、スタッフデータが含まれているレイヤ1フ
レームが存在した場合、フレーム終端部1506は、上
記レイヤ1フレームから、上記スタッフデータを取り除
く。
【0310】上記再構築されたレイヤ2フレームは、フ
レーム終端部1506により、IPパケットが取り出さ
れる。このIPパケットは、IPパケット送信部150
3へ、転送される。IPパケット送信部1503は、I
Pルータ1500へ、このIPパケットを、転送する。
【0311】図16は、コアノード装置(CN)110
4、1105、1107、1109の内部構成を示す構
成図である。以下、コアノード装置(CN)1104、
1105、1107、1109の動作を、図16を参照
しながら、詳細に説明する。
【0312】図16によれば、コアノード装置(CN)
1104、1105、1107、1109は、受信部1
600、1601、レイヤ2フレームスイッチ160
2、および送信部1603、1604により構成されて
いる。
【0313】受信部1600、1601は、各入力方向
ごとに、バイト同期、およびフレーム同期を確立する。
このバイト同期、およびフレーム同期は、レイヤ1フレ
ームのヘッダ(Header)に存在するCRC16をもとに、
確立される。
【0314】レイヤ2フレームスイッチ1602は、レ
イヤ2フレームのヘッダに存在するラベル情報から、フ
レームごとに、行き先方路を決定し、スイッチングを行
う。送信部1603、1604は、この行き先方路へ、
レイヤ2フレームを転送するために、レイヤ1フレーム
を再構築する。
【0315】図17は、アノード装置(CN)110
4、1105、1107、1109の受信部1600、
1601の内部構成を示す構成図である。以下、図16
に示す受信部1600、1601の内部構成を、図17
を参照しながら、詳細に説明する。
【0316】図17によれば、図16に示す受信部16
00、1601は、レイヤ1終端部1700、STM用
レイヤ2終端部1701、ATM用レイヤ2終端部17
02、IP用レイヤ2終端部1703、フレーム多重部
1704、および優先処理用スケジューラ1705によ
り構成されている。
【0317】レイヤ1終端部1700は、レイヤ1フレ
ームを終端し、レイヤ2フレームを取り出す。レイヤ1
終端部1700は、このレイヤ1フレームのヘッダが有
するプロトコル(Protocol)識別子に従い、上記レイヤ2
フレームの種別(STM用、ATM用、IPパケット
用)を判定する。
【0318】レイヤ1終端部1700は、レイヤ1フレ
ームを、レイヤ2フレームの種別ごとに、STM用レイ
ヤ2終端部1701、ATM用レイヤ2終端部、または
IP用レイヤ2終端部1703へ転送する。
【0319】STM用レイヤ2終端部1701は、レイ
ヤ1終端部1700より転送されたレイヤ1フレームか
ら、レイヤ2フレームを取り出す。ATM用レイヤ2終
端部1702は、レイヤ1終端部1700より転送され
たレイヤ1フレームから、レイヤ2フレームを取り出
す。
【0320】IP用レイヤ2終端部1703は、レイヤ
1終端部1700より転送されたレイヤ1フレームがシ
ングルフレーム(Single Frame)であった場合、このレイ
ヤ1フレームより、レイヤ2フレームを取り出す。
【0321】IP用レイヤ2終端部1703は、レイヤ
1終端部1700より転送されたレイヤ1フレームがB
OMであった場合、EOMがレイヤ1終端部1700か
ら転送されてくるまで、BOM、およびCOMを蓄積す
る。
【0322】EOMがレイヤ1終端部1700から転送
されてくると、IP用レイヤ2終端部1703は、BO
M、COM、およびEOMのペイロードをつなげ、レイ
ヤ2フレームを構築(再構築)する。
【0323】また、レイヤ1フレームからレイヤ2フレ
ームを取り出す際、レイヤ1フレームのヘッダが有する
スタッフ(Stuff) を参照することにより、IP用レイヤ
2終端部1703は、レイヤ1フレーム内にスタッフデ
ータが存在するか否か判断する。
【0324】レイヤ1フレーム内にスタッフデータが存
在する場合、ペイロードから、ペイロードの最後に付加
されたスタッフデータ長(Stuffing Length) に記載され
た長さのスタッフデータを、取り除く。
【0325】優先処理用スケジューラ1705は、ST
M用レイヤ2終端部1701、ATM用レイヤ1終端部
1702、およびIP用レイヤ2終端部1703に格納
されているレイヤ2フレームの有無、および優先度(Pri
ority)等を管理する。
【0326】優先度(Priority)のもっとも高いSTM用
レイヤ2フレームがSTM用レイヤ2終端部1701に
存在した場合、優先処理用スケジューラ1705は、フ
レーム多重部1704に対して、このSTM用レイヤ2
フレームを、最優先で読み出すように、指示する。
【0327】次に優先度(Priority)の高いATM用レイ
ヤ2フレームがATM用レイヤ2終端部1702に存在
した場合、優先処理用スケジューラ1705は、フレー
ム多重部1704に対して、このATM用レイヤ2フレ
ームを、読み出すように、指示する。
【0328】プライマリIP(Primary IP)レイヤ2フレ
ームがIP用レイヤ2終端部1705に存在した場合、
優先処理用スケジューラ1705は、ATM用レイヤ2
フレームがATM用レイヤ2終端部1702に存在しな
ければ、フレーム多重部1704に対して、このプライ
マリIP(Primary IP)レイヤ2フレームを、IP用レイ
ヤ2終端部1705から読み出すように、指示する。
【0329】ベストエフォートIPは、優先度(Primar
y) がもっとも低いフレームである。従って、STM用
レイヤ2フレーム、ATM用レイヤ2フレーム、および
プライマリIP(Primary) 用レイヤ2フレームが、受信
部1600、1601内に存在しなかった場合に限り、
優先処理用スケジューラ1705は、フレーム多重部1
704に対して、このベストエフォートIP(Best Effo
rt IP)用レイヤ2フレームを、IP用レイヤ2終端部1
705から読み出すように、指示する。
【0330】フレーム多重部1704は、優先処理用ス
ケジューラ1705からの指示に従い、レイヤ2フレー
ムを、STM用レイヤ2終端部1701、ATM用レイ
ヤ2終端部1702、またはIP用レイヤ2終端部17
03から取り出す。
【0331】フレーム多重部1704は、このレイヤ2
フレームを、レイヤ2フレームヘッダ1602へ、転送
する。
【0332】図18は、図16に示す送信部1603、
1604の内部構成を示す構成図である。以下、図16
に示す送信部1603、1604の内部構成を、図18
を参照しながら説明する。
【0333】図18によれば、図16に示す送信部16
03、1604は、フレーム多重部1800、STM用
レイヤ1生成部1801、ATM用レイヤ1生成部18
02、IP用レイヤ1生成部1803、フレーム分離部
1804、および送信スケジューラ1805により構成
されている。
【0334】フレーム分離部1804は、レイヤ2フレ
ームを転送するプロトコル種別(STM、ATM、IP
等)に従い、レイヤ2フレームを、STM用レイヤ1生
成部1801、ATM用レイヤ1生成部1802、また
はIP用レイヤ1生成部1803へ転送する。
【0335】送信スケジューラ1805は、STM用レ
イヤ1生成部1801、ATM用レイヤ1生成部180
2、およびIP用レイヤ1生成部1803に格納されて
いるレイヤ2フレームの有無、優先度(Priority)等を管
理する。
【0336】送信スケジューラ1805は、STM用レ
イヤ1生成部1801に対して、125μsec 単位に、
STM用レイヤ1フレームを送出するように、指示す
る。
【0337】STM用レイヤ1生成部1701は、内部
に蓄積したレイヤ2フレームを、レイヤ1フレームへ変
換し、このレイヤ1フレームを、フレーム多重部180
0に出力する。
【0338】この変換は、レイヤ1フレーム内のヘッダ
に、CBR転送を示す優先度(Priority)識別子、および
STM信号を示すプロトコル(Protocol)が組み込まれ、
レイヤ1フレーム内のペイロードに、レイヤ2フレーム
が組み込まれることにより行われる。
【0339】次いで、STM用レイヤ1生成部1701
は、上記組み立てたレイヤ1フレームのヘッダ部分に対
してCRC16の演算を施し、この演算結果を、レイヤ
1フレームのヘッダの最後に、付加する。
【0340】さらに、オプションにより、STM用レイ
ヤ1生成部1701は、上記レイヤ1フレームのペイロ
ード部分に対して、CRC16、またはCRC32の演
算を施し、この演算結果を付加する。
【0341】ATM用レイヤ1生成部1802は、AT
Mセルのレイヤ2フレームに、ATMの種別(CBR、
UBR(unspecified bit rate)等)を示す優先度(Prior
ity)識別子)、ATM信号を示すプロトコル(Protocol)
識別子を組み込み、レイヤ1フレームを生成する。
【0342】また、ATM用フレーム生成部1409
は、上記生成したレイヤ1フレームに対し、CRC16
の演算を行い、その演算結果を、レイヤ1フレームヘッ
ダの最後に付加する。さらに、ATM用フレーム生成部
1409は、オプションで、レイヤ1フレームのペイロ
ードに対し、CRC16、またはCRC32の演算を行
い、演算結果を付加する。
【0343】IP用レイヤ1生成部1803は、プライ
マリIP(Primary IP)と、ベストエフォートIP(Best
Effort IP)に分類する。そして、ベストエフォートIP
(Best Effort IP)は、IP用レイヤ1生成部1803に
より、プライマリIP(Primary IP)に優先して、フレー
ム多重部1800へ、送出される。
【0344】IP用レイヤ1生成部1803は、上記ベ
ストエフォートIP(Best Effort IP)を、上記分割方法
に従い、BOM、COM、およびEOMに分離する。ま
た、IP用レイヤ1生成部1803は、上記ベストエフ
ォートIP(Best Effort IP)に、上記方法に従い、上記
スタッフデータを挿入する。
【0345】上記ベストエフォートIPを、上記シング
ルフレーム(Single Frame)にするか、上記BOM、CO
M、EOMに分割するか、または上記スタッフデータを
挿入するかの判断は、上述の通り、図20に示すフロー
チャートに従い、上記ベストエフォートIP転送スペー
ス(Best Effort IP Transfer Space) の長さLにより決
定される。
【0346】IP用レイヤ1生成部1803は、上記ベ
ストエフォートIPに、シングルフレーム(Single Fram
e)、BOM、COM、EOMの区別を示すフレームモー
ド(Frame Mode)、IPプロトコルを示すプロトコル(Pro
tocol)識別子、およびスタッフデータの有無を示すスタ
ッフ(Stuff) をヘッダとして組み込み、レイヤ1フレー
ムを生成する。
【0347】IP用レイヤ1生成部1803は、上記組
み立てられたレイヤ1フレームヘッダに対して、CRC
16の演算を施し、この演算結果を、上記レイヤ1フレ
ームのヘッダの最後に、付加する。
【0348】上記スタッフデータを、上記レイヤ1フレ
ームに挿入する場合、図6に示すように、IP用レイヤ
1生成部1803は、ヘッダCRC16(Header CRC16)
の後ろに、スタッフデータ長を示すスタッフデータ長(S
tuffing Length) を組み込み、さらに、ペイロードの最
後に、スタッフデータを挿入する。
【0349】また、オプションにより、IP用レイヤ1
生成部1803は、上記レイヤ1フレームのペイロード
に対し、CRC16、またはCRC32の演算を施し、
この演算結果を付加する。
【0350】送信スケジューラ1805は、STM用レ
イヤ1生成部1801に対して、125μsec 単位に、
STM用レイヤ1フレームを、フレーム多重部1800
へ、出力させる。
【0351】STM用レイヤ1生成部1801からフレ
ーム多重部1800へ上記STM用レイヤ1フレームを
送出させた後、送信スケジューラ1805は、ATM用
レイヤ1生成部1802に対して、ATM用レイヤ1フ
レームを、フレーム多重部1800へ、出力させる。
【0352】ATM用レイヤ1生成部1802からフレ
ーム多重部1800へ上記ATM用レイヤ1フレームを
送出させた後、送信スケジューラ部1805は、IPレ
イヤ1レイヤ1生成部1803に対して、プライマリ(P
rimary) IP用レイヤ1フレームを、シングルフレーム
(Single Frame)の形で、フレーム多重部1800へ、出
力させる。
【0353】IP用レイヤ1生成部1803からフレー
ム多重部1800へ上記プライマリ(Primary) IP用レ
イヤ1フレームを送出させた後、スケジューラ部180
5は、IP用レイヤ1生成部1803に対して、ベスト
エフォートIP(Best EffortIP)用レイヤ1フレーム
を、シングルフレーム(Single Frame)、またはBOM、
COM、EOMの形で、フレーム多重部1800へ、出
力させる。
【0354】フレーム多重部1800は、STM用レイ
ヤ1生成部1801、ATM用レイヤ1生成部180
2、およびIP用レイヤ1生成部1803から送出され
た、STM用レイヤ1フレーム、ATM用レイヤ1フレ
ーム、プライマリIP(PrimaryIP)用レイヤ1フレー
ム、およびベストエフォートIP(Best Effort IP)用レ
イヤ1フレームを、図9、または図10に示すように、
フレーム多重する。フレーム多重されたレイヤ1フレー
ムは、フレーム多重部1800から、伝送路へ、出力さ
れる。
【0355】次に、監視について、図19を用いながら
説明する。図19は、レイヤ1フレームが、エッジノー
ド装置(EN)1900から、コアノード装置(CN)
1901、1902、1903を経由し、エッジノード
装置(EN)1904に到達するまでのリンク監視、お
よびパス監視を説明する。
【0356】図19に示すように、個々のリンク監視
は、コアノード装置(CN)1901、1902、19
03、およびエッジノード装置(EN)1904が、レ
イヤ1フレームのペイロードCRC(Payload CRC) を参
照することにより行われる。
【0357】また、Ingress (入り口)からEngress
(出口)までのパス監視は、図19に示すように、OA
Mフレームを、エッジノード装置(EN)1904が参
照することにより行われる。
【0358】上記本発明の実施の形態によれば、必ず1
25μsec 周期により、上記フレームが転送され、物理
層のビット同期が確立され、またヘッダ(Header)のCR
C16によりフレーム同期が確立されることにより、S
TM信号は、必ず125μsec 周期に、転送されるよう
になる。また、STM信号は、エンドツーエンド(end-t
o-end)の回線品質監視機能を有したまま、転送される。
【0359】さらに、STM信号、ATMセル、および
IPパケットが共通のフレーム構成により転送されるた
め、一つのネットワークは、異なる種類の情報を、同時
に、同一の方法により扱うことが可能になる。
【0360】特に、コアノード装置(CN)は、上記レ
イヤ1フレームヘッダを参照することにより、ビット同
期、およびフレーム同期を確立し、またレイヤ2フレー
ムスイッチを用いることにより、STM用レイヤ1フレ
ーム、ATM用レイヤ1フレーム、およびIP用レイヤ
1フレームを、それぞれ指定された方路へ、出力する。
【0361】従って、従来、交換回線ネットワーク、A
TM交換ネットワーク、およびIPネットワークとし
て、それぞれ別々のネットワークであったネットワーク
は、単一のものとして構築することが可能になる。
【0362】上記本発明の実施の形態によれば、IP用
フレームの転送情報として、ルートラベル(Route Labe
l) 、およびフレーラベル(Flow Label)が定義されるこ
とにより、将来WDN(wavelength division multiple
xing)技術により、個々のリンクが複数の波長で構成さ
れる場合においても、IPパケットは、簡易に転送さ
れ、かつ、IPフレーの経路は、保持される。
【0363】以下、本発明の実施の形態におけるSTM
トラヒックとベストエフォートトラヒックの混在転送を
行うフレームを転送する転送システムの動作について、
詳細に説明する。
【0364】まず、図11に示す本発明の実施の形態に
おけるSTMトラヒックとベストエフォートトラヒック
の混在転送を行うフレームを転送する転送システムにお
いて、STM信号が伝達される様子を、以下に詳細に説
明する。
【0365】図14に示すように、エッジノード装置
(EN)1103の送信部は、STM信号受信部140
5により、STM装置1402(1100)から、ST
M信号を受信し蓄積する。STM信号受信部1405
は、STM装置1402とエッジノード装置(EN)間
で規定されるレイヤ1を終端した後、このSTM信号
を、取り出し、STM用フレーム生成部1410へ、転
送する。
【0366】上記STM装置1100(1402)とE
N間1103のレイヤ1は、SDH(Synchrounousdigi
tal hierarchy ;同期デジタル・ハイアラーキ)、また
はPDH(Plesiochronous Digital Hierarchy)等、既
存の規格である。
【0367】上記STM信号は、STM用フレーム生成
部1410により、レイヤ2フレームに変換される。具
体的には、STM装置1100(1402)により行き
先ごとに識別された、音声1チャンネル当たり8bit /
125μsec によって構成された64kbps×nチャンネ
ルのデータ列は、レイヤ2フレームのデータ(Data)とな
る。また、上記STM信号を転送する転送先に応じたヘ
ッダが、STM用フレーム生成部1410により、付加
される。これにより、図3(b)に示すレイヤ2フレー
ムが、生成される。
【0368】このレイヤ2フレームに、STM用フレー
ム生成部1410は、CBR転送を示す優先度(Priorit
y)識別子、STM信号を示すプロトコル(Protocol)識別
子、レイヤ2フレームとレイヤ1フレームの対応を示す
フレームモード(Frame Mode)、およびスタッフデータの
有無を示すスタッフ(Stuff) を、レイヤ1ヘッダとして
付与する。
【0369】ここで、図4に示すSTM用レイヤ1フレ
ームのヘッダは、フレームモード(Frame Mode)が常にシ
ングルモード(Single Mode) とされ、スタッフ(Stuff)
が常にNo Stuffing とされる。
【0370】上記レイヤ1フレームのヘッダは、CRC
16の演算が施され、この演算結果がヘッダの最後に付
加される。また、オプションにより、レイヤ1フレーム
のペイロードは、CRC16、またはCRC32の演算
が施され、この演算結果が付加される。
【0371】これにより、STM用レイヤ1フレーム
は、図1に示すフレーム構成を有す。より具体的には、
STM用レイヤ1フレームは、図3(b)に示すよう
に、図2に示すレイヤ2フレームがマッピングされてい
る。また、STM用レイヤ1フレームのヘッダは、図4
に示すパラメータが図5に示す配列で記されている。
【0372】上記フレームモード(Frame Mode)は、レイ
ヤ2フレームとレイヤ1フレームの対応関係を示す。図
4(b)は、このフレームモード(Frame Mode)の種類を
示す。図4に示すように、このフレームモード(Frame M
ode)は、シングルフレーム(Single Frame)、BOM(Beg
inning of Message)、COM(Continuation of Messag
e) 、およびEOM(End of Message)がある。
【0373】シングルフレーム(Single frame)は、レイ
ヤ1フレームのペイロード部分に、レイヤ2フレームす
べてがマッピングされているものである。BOMは、レ
イヤ1フレームのペイロード部分に、レイヤ2フレーム
の先頭部分がマッピングされているものである。
【0374】EOMは、レイヤ1フレームのペイロード
部分に、レイヤ2フレームの最終部分がマッピングされ
ているものである。COMは、上記BOM、およびEO
Mに含まれていないレイヤ2フレームが、レイヤ1フレ
ームのペイロード部分にマッピングされたものである。
【0375】エッジノード装置(EN)1103のスケ
ジューラ部1413は、STM用フレーム生成部141
0、ATM用フレーム生成部1409、またはIP用レ
イヤ1フレーム生成部1412内に、転送すべきレイヤ
1フレームが存在しているか管理している。
【0376】スケジューラ部1413は、STM用フレ
ーム生成部1410が転送すべきSTM用レイヤ1フレ
ームを有していた場合、STM用フレーム生成部141
0に対して、125μsec 単位に、STM用レイヤ1フ
レームを転送するように、要求する。STM用フレーム
生成部1410は、この要求に従い、このSTM用レイ
ヤ1フレームを、125μsec 単位に、フレーム多重部
1414へ、出力する。
【0377】フレーム多重部1414は、ATM用フレ
ーム生成部1410により入力された上記STM用レイ
ヤ1フレームを、ATM用フレーム生成部1409、お
よびIP用レイヤ1フレーム生成部1412から入力さ
れたレイヤ1フレームとフレーム多重し、伝送路へ転送
する。
【0378】エッジノード装置(EN)1103から伝
送路へ転送されたレイヤ1フレームは、コアノード装置
(CN)1104の受信部1600、1601に存在す
るレイヤ1終端部1700により終端される。
【0379】レイヤ1終端部1700は、各入力方路ご
とに、レイヤ1フレームのヘッダ(Header)に存在するC
RC16に基づき、バイト同期、およびフレーム同期を
確立させる。
【0380】このフレーム同期は、レイヤ1終端部17
00がヘッダ(Header)のCRC16をチェックすること
により行われる。ヘッダ(Header)内のCRC16のチェ
ック結果が0であった場合、レイヤ1終端部1700
は、フレーム同期がとれているものと判断する。
【0381】レイヤ1終端部1700は、次のフレーム
のフレーム同期をとるために、ヘッダ(Header)内に存在
するパケット長(Packet Length) を参照する。これによ
り、レイヤ1終端部1700は、次のフレームのヘッダ
(Header)に含まれているCRC16を参照することが可
能になる。
【0382】次いで、レイヤ1終端部1700は、レイ
ヤ1フレームのヘッダに存在するプロトコル(Protocol)
識別子を参照することにより、レイヤ1フレームのペイ
ロードにマッピングされたレイヤ2フレームの種類(S
TM、ATM、IP)を判定する。
【0383】レイヤ1終端部1700に、STM用レイ
ヤ1フレームであると判定されたレイヤ1フレームは、
STM用レイヤ2フレーム1701へ、転送される。S
TMレイヤ2フレーム1701は、この転送されてきた
STM用レイヤ1フレームから、STM用レイヤ2フレ
ームを取り出す。
【0384】優先処理用スケジューラ1705は、ST
M用レイヤ2終端部1701に、STM用レイヤ2フレ
ームが存在するか確認する。STM用レイヤ1フレーム
のヘッダに存在する優先度(Priority)は、他のレイヤ1
フレームの優先度(Priority)よりも高く設定されてい
る。
【0385】従って、STM用レイヤ2終端部1701
に、上記STM用レイヤ2フレームが存在していた場
合、優先処理用スケジューラ1705は、STM用レイ
ヤ2フレームを、フレーム多重部1704へ転送するよ
うに、STM用レイヤ2終端部1701へ、要求する。
【0386】この要求に基づき、STM用レイヤ2終端
部1701は、フレーム多重部1704へ、上記STM
用レイヤ2フレームを、転送する。フレーム多重部17
04は、ATM用レイヤ2終端部1702から転送され
てきたATM用レイヤ2フレーム、およびIP用レイヤ
2終端部1703から転送されてきたIP用レイヤ2フ
レームとフレーム多重する。
【0387】フレーム多重部1704は、フレーム多重
したレイヤ2フレームを、レイヤ2フレームスイッチ1
602へ、転送する。レイヤ2フレームスイッチは、レ
イヤ2フレームのヘッダに存在するラベル情報をもと
に、所定の出力方路(送信部1603、または送信部1
604)へ、転送する。
【0388】コアノード装置(CN)1104の送信部
1603、1604内のフレーム分離部1804は、レ
イヤ2フレームを転送するプロトコル(Protocol)種別
(STM、ATM、IP)を判別する。このプロトコル
(Protocol)種別がSTMであるレイヤ2フレームは、S
TM用レイヤ1生成部1801へ、転送される。
【0389】送信スケジューラ1805は、STM用レ
イヤ1生成部1801に格納されているレイヤ2フレー
ムの有無を管理する。STM用レイヤ1生成部1801
に、STM用レイヤ2フレームが格納されていた場合、
送信スケジューラ1805は、STM用レイヤ1生成部
に対し、STM用レイヤ1フレームを、フレーム多重部
1800へ、125μsec 単位で送出するように、指示
する。このSTM用レイヤ1フレームの転送は、他のレ
イヤ1フレームの転送より優先される。
【0390】この指示を受け、STM用レイヤ1生成部
1801は、格納しているSTM用レイヤ2フレーム
を、STM用レイヤ1フレームへ変換し、フレーム多重
部1800へ、転送する。フレーム多重部1800は、
このSTM用レイヤ1フレームを、ATM用レイヤ1生
成部1802から転送されてきたATM用レイヤ1フレ
ーム、およびIP用レイヤ1生成部1803から転送さ
れてきたIP用レイヤ1フレームを、フレーム多重す
る。このレイヤ1フレームは、伝送路へ、転送される。
【0391】その後、STM用レイヤ1フレームは、1
1に示すコアノード装置(CN)1105、コアノード
装置(CN)1109を経由し、エッジノード装置(E
N)1110へ、転送される。
【0392】エッジノード装置(EN)1110は、コ
アノード装置(CN)1109から、レイヤ1フレーム
を取得する。エッジノード装置(EN)1110の受信
部内のフレーム分離部1509は、このレイヤ1フレー
ムのヘッダ(Header)から、ビット同期、バイト同期、お
よびフレーム同期を確立する。
【0393】フレーム同期が確立された後、フレーム分
離部1509は、レイヤ1フレーム内のプロトコル(Pro
tocol)識別子を参照し、レイヤ1フレームのペイロード
に積載されているデータがSTM用レイヤ2フレームで
あるか、ATM用レイヤ2フレームであるか、またはI
P用レイヤ2フレームであるか識別する。
【0394】また、フレーム分離部1509は、レイヤ
1フレームのヘッダ内に存在するパケット長(Packet Le
ngth) を参照することにより、パケットの全長を把握
し、ペイロード部分の区切りを認識する。レイヤ1フレ
ーム内のペイロードに積載されているデータがSTM用
レイヤ2フレームであった場合、フレーム分離部150
9は、フレーム終端部1508へ、上記STM用レイヤ
2フレームを転送する。
【0395】フレーム終端部1508は、このSTM用
レイヤ2フレームから、STMデータを抽出し、STM
送信部1505へ、転送する。このSTMデータは、S
TM装置1502へ、転送される。
【0396】上記実施の形態によれば、STM信号を含
むSTM用レイヤ1フレームは、必ず、125μsec 単
位により、転送先へ転送される。また、STM信号を転
送するために必要な、エンドツーエンド(end-to-end)の
回線品質監視機能が、実現される。
【0397】図11に示す本発明の実施の形態における
STMトラヒックとベストエフォートトラヒックの混在
転送を行うフレームを転送する転送システムにおいて、
ATM信号が伝達される様子を、以下に詳細に説明す
る。
【0398】エッジノード装置(EN)1103内のA
TMセル受信部1404は、ATM装置1101(14
01)から、ATM信号を受信する。ATMセル受信部
1404は、ATM装置1101(1401)とエッジ
ノード装置(EN)1103の間において規定されるレ
イヤ1を終端した後、ATMセル同期をとる。ATMセ
ル受信部1404は、ATM用フレーム生成部1409
に、ATMセルを出力する。
【0399】ATM用フレーム生成部1409は、上記
ATMセルを、VP(virtual path;仮想パス)単位に
より集め、図3(a)に示すATM用レイヤ2フレーム
を組み立てる。図3(a)に示すように、このATM用
レイヤ2フレームは、複数のATMセルが組み込まれて
いる。ATMフレーム生成部1409は、ATM用レイ
ヤ2フレームのヘッダを作成し、このATM用レイヤ2
フレームに付加する。
【0400】ATM用フレーム生成部1409は、AT
Mの種別(CBR、UBR等)を示す優先度(Priority)
識別子、このレイヤ2フレームがATM用であることを
示すプロトコル(Protocol)識別子、レイヤ2フレームと
レイヤ1フレームの対応関係を示すフレームモード(Fra
me Mode)、スタッフデータの有無を示すスタッフ(Stuf
f) を、レイヤ1フレームのヘッダとして付加する。
【0401】上記ATM用レイヤ1フレームは、図4に
示すフレームモード(Frame Mode)が常にシングルモード
(Single Mode) となり、スタッフ(Stuff) は常にNo Stu
ffing となる。
【0402】ATM用フレーム生成部1409は、この
ATM用レイヤ1フレームのヘッダに対し、CRC16
演算を施し、この演算結果を、上記ヘッダの最後に付加
する。ATM用フレーム生成部1409は、さらにオプ
ションで、上記ATM用レイヤ1フレームのペイロード
部分に対して、CRC16、またはCRC32演算を施
し、この演算結果を付加する。
【0403】スケジューラ部は、STM用レイヤ1フレ
ームを転送した後、上記ATM用レイヤ1フレームを、
フレーム多重部1414へ転送するように、要求する。
フレーム多重部1414は、この要求に従い、このAT
M用レイヤ1フレームを、フレーム多重部1414へ、
転送する。
【0404】フレーム多重部1414は、このATM用
レイヤ1フレームと、STM用フレーム生成部1410
から転送されたSTM用レイヤ1フレームと、IP用レ
イヤ1フレーム生成部1412から転送されたIP用レ
イヤ1フレームをフレーム多重し、伝送路に転送する。
【0405】コアノード装置(CN)1104の受信部
1600、1601内のレイヤ1終端部1700は、各
入力方路ごとに、レイヤ1フレームのヘッダ(Header)内
に存在するCRC16をチェックすることにより、バイ
ト同期、およびフレーム同期を確立する。
【0406】レイヤ1終端部1700は、上記レイヤ1
フレームのヘッダ(Header)内に存在するプロトコル(Pro
tocol)識別子を参照し、ATM用レイヤ1フレームを、
ATM用レイヤ2終端部1702へ、転送する。
【0407】ATM用レイヤ2終端部1702は、転送
されてきたATM用レイヤ1フレームから、ATM用レ
イヤ2フレームを取り出す。
【0408】優先処理用スケジューラ1705は、AT
M用レイヤ2終端部1702に格納された上記ATM用
レイヤ2フレームを、STM用レイヤ2終端部1701
に格納されていたSTM用レイヤ2フレームをフレーム
多重部1704へ転送した後、フレーム多重部1704
へ、転送する。
【0409】フレーム多重部1704は、このATM用
レイヤ2フレームと、STM用レイヤ2終端部1701
から転送されたSTM用レイヤ2フレーム、およびIP
用レイヤ2終端部1703から転送されたIP用レイヤ
2フレームをフレーム多重し、このレイヤ2フレーム
を、レイヤ2フレームスイッチ1602へ転送する。
【0410】レイヤ2フレームスイッチ1602は、こ
のレイヤ2フレームのヘッダにあるラベル情報をもと
に、所定の出力方路(送信部1603、または送信部1
604)へ、上記レイヤ2フレームを、転送する。
【0411】コアノード装置(CN)1104の送信部
1603、1604内のフレーム分離部1804は、上
記フレーム多重されたレイヤ2フレームを分離する。フ
レーム分離部1804は、分離されたATM用レイヤ2
フレームを、ATM用レイヤ1生成部1802へ、転送
する。
【0412】ATM用レイヤ1生成部1802は、上記
転送されてきたATM用レイヤ2フレームから、ATM
用レイヤ1フレームを作成する。
【0413】送信スケジューラ1805は、STM用レ
イヤ1生成部1801に対して125μsec 単位にST
M用レイヤ1フレームをフレーム多重部1800へ転送
するように指示した後、ATM用レイヤ1生成部180
2に対して、上記ATM用レイヤ1フレームを、フレー
ム多重部1800へ転送するように指示する。
【0414】この指示を受け、ATM用レイヤ1生成部
1802は、上記生成したATM用レイヤ1フレーム
を、フレーム多重部1800へ、転送する。フレーム多
重部1800は、このATM用レイヤ1フレームと、S
TM用レイヤ1生成部1801から転送されてきたST
M用レイヤ1フレーム、およびIP用レイヤ1生成部1
803から転送されてきたIP用レイヤ1フレームをフ
レーム多重し、伝送路へ転送する。
【0415】ATM用レイヤ1フレームは、コアノード
装置(CN)1105、コアノード装置(CN)110
9を経由し、エッジノード装置(EN)1110へ、転
送される。
【0416】エッジノード装置1110の送信部内のフ
レーム分離部1509は、コアノード装置1109か
ら、レイヤ1フレームが入力されると、このレイヤ1フ
レームのヘッダから、ビット同期、バイト同期、および
フレーム同期を確立する。
【0417】フレーム同期確立後、フレーム分離部15
09は、上記レイヤ1フレームのヘッダが有するプロト
コル(Protocol)を参照することにより、このレイヤ1フ
レームがATM用レイヤ1フレームであるか識別され
る。
【0418】次いで、フレーム分離部1509は、上記
レイヤ1フレームのヘッダが有するパケット長(Packet
Length) を参照することにより、パケットの全長を把握
し、ペイロード部分の区切りを認識する。その後、AT
M用レイヤ1フレームは、フレーム終端部1507へ、
転送される。
【0419】フレーム終端部1507は、このATM用
レイヤ1フレームから、ATM用レイヤ2フレームを取
り出す。次いで、フレーム終端部1507は、このAT
M用レイヤ2フレームから、ATMデータを抽出する。
抽出されたATMデータは、フレーム終端部1507か
ら、ATMセル送信部1504へ、転送される。ATM
セル送信部1504は、ATM装置1112(150
1)へ、上記ATMデータを転送する。
【0420】上記実施の形態によれば、ATMセルは、
異なる種類のSTM信号、およびIPパケットと、共通
のフレーム構成により転送される。従って、一つのネッ
トワークは、異なる種類の情報を、同時に、同一の方法
により扱うことが可能になる。
【0421】従って、従来、交換回線ネットワーク、A
TM交換ネットワーク、およびIPネットワークとし
て、それぞれ別々のネットワークであったネットワーク
は、単一のものとして構築することが可能になる。
【0422】図11に示す本発明の実施の形態における
STMトラヒックとベストエフォートトラヒックの混在
転送を行うフレームを転送する転送システムにおいて、
IPパケットが伝達される様子を、以下に詳細に説明す
る。
【0423】IPルータ1102(1400)から送出
されたIPパケットデータは、エッジノード装置(E
N)1103内のIPパケット受信部1403により受
信される。IPパケット受信部1403は、IPルータ
1102(1400)とエッジノード装置(EN)11
03との間に規定されるレイヤ1、およびレイヤ2を終
端し、IPパケットを取り出す。このIPパケットは、
IPレイヤ2フレームフレーム生成部1408に格納さ
れる。
【0424】この際、ルートラベル(Route Label) 生成
部1406は、このIPパケットのヘッダかをもとに、
このIPパケットをネットワーク内で転送させるために
使用されるルートラベル(Route Label) を判定する。
【0425】この判定は、上記IPパケットのヘッダに
存在するIPレイヤの情報(宛先IPアドレス、送信元
IPアドレス、上位プロトコル識別子)、またはIPパ
ケットのペイロード部分の先頭に存在する上位プロトコ
ル(TCP(tape carrier package)、UDP(user data
gram protocol))のヘッダ情報をもとに行われる。
【0426】ルートラベル(Route Label) 生成部140
6は、上記判定したルートラベル(Route Label) を、I
P用レイヤ2フレーム生成部1408に、出力する。
【0427】また、フローラベル(Flow Label)生成部1
406は、上記IPパケットのヘッダ情報をもとに、フ
ローラベル(Flow Label)を生成する。フローラベル(Flo
w Label)は、ネットワーク内において、一つのリンクを
構成する複数のOCHに、フロー分散を行う場合に参照
されるフィールドである。
【0428】このフローラベル(Flow Label)は、まず、
同一のIPフローが同一のフローラベル(Flow Label)を
有している必要がある。この同一のIPフローは、宛先
IPアドレスと送信元IPアドレスの組が一致するフロ
ー、または宛先IPアドレス、送信元IPアドレス、お
よび他のIPヘッダ情報を含めた組み合わせが一致する
フローである。
【0429】次に、このフローラベル(Flow Label)は、
ヘッダ情報等から一意に計算される値であるが、IPヘ
ッダ情報に応じて、なるべくランダムな値になる必要が
ある。
【0430】上記フローラベルは、例えば、IPレイヤ
の情報を入力として、フローラベル(Flow Label)生成部
1407がハッシュ(Hash)演算を行った演算結果であっ
てもよい。
【0431】IP用レイヤ2フレーム生成部1408
は、図3(c)に示すように、レイヤ2フレームのデー
タに、IPパケットを組み込み、さらに、レイヤ2フレ
ームのヘッダに、上記ルートラベル(Route Label) 、お
よびフローラベル(Flow Label)を組み込む。生成された
IP用レイヤ2フレームは、IP用レイヤ1フレーム生
成部1412に、格納される。
【0432】スケジューラ1413は、IP用レイヤ1
フレーム生成部1412に、IP用レイヤ1フレームが
存在している場合、IP用レイヤ1フレーム生成部14
12に対して、このIP用レイヤ1フレームを、フレー
ム多重部へ転送するように、指示する。
【0433】この指示は、スケジューラ部1413がA
TM用フレーム生成部1409に、ATM用レイヤ1フ
レームをフレーム多重部1414へ転送するように指示
した後に行われる。この指示を受け、IP用レイヤ1フ
レーム生成部1412は、プライマリIP(Primary IP)
用レイヤ1フレームを、ベストエフォートIP(BestEff
ort IP)用レイヤ1フレームに優先して、転送する。
【0434】上記ベストエフォートIP(Best Effort I
P)用レイヤ1フレームは、図9、および図10に示すよ
うに、125μsec の転送空間から、STM用レイヤ1
フレーム、ATM用レイヤ1フレーム、およびプライマ
リIP(Primary IP)用レイヤ1フレームを除いた空間に
より転送されなければならない。この空間は、ベストエ
フォートIP転送スペース(Best Effort IP Transfer S
pace) という。
【0435】従って、ベストエフォートIP(Best Effo
rt IP)用レイヤ1フレーム転送要求時、スケジューラ部
1413は、このベストエフォートIP転送スペース(B
estEffort IP Transfer Space) の大きさ(byte数)L
を、IP用レイヤ1フレーム生成部1412へ、通知す
る。
【0436】このベストエフォートIP転送スペース(B
est Effort IP Transfer Space) の大きさ(byte数)L
をもとに、IP用レイヤ1フレーム生成部1412は、
フレーム多重部1414へ転送するベストエフォートI
P(Best Effort IP)用レイヤ1フレームの大きさ(Byte
数)Lを決定する。この決定のアルゴリズムを、図20
に示す。
【0437】IP用レイヤ1フレーム生成部1412
は、スケジューラ部1413から、ベストエフォートI
P(Best Effort IP)用レイヤ1フレーム転送指示を受
け、かつベストエフォートIP転送スペース(Best Effo
rt IP Transfer Space) の長さLをパラメータとして受
信すると、IP用レイヤ1フレーム生成部1412内
に、EOM(End of Message)が残っているか判断する
(ステップS2200)。
【0438】IP用レイヤ1フレーム生成部1412内
にEOMが残っている場合(ステップS2200/YE
S)、EOMの長さ(EOM長)は、IP用レイヤ1フ
レーム生成部1412により、上記パラメータとして受
信したベストエフォートIP転送スペース(Best Effort
IP Transfer Space) の長さLと比較される(ステップ
S2201)。
【0439】上記EOM長がLよりも長かった場合(ス
テップS2201/EOM長>L)、EOMの先頭部分
が、IP用レイヤ1フレーム生成部1412により、取
り出される。この取り出される長さは、ヘッダとあわせ
て、Lになる分、取り出される。
【0440】この取り出された部分は、COMとして、
IP用レイヤ1フレーム生成部1412から、フレーム
多重部1414へ、転送される。残りの部分は、EOM
として、IP用レイヤ1フレーム生成部1412内に、
格納される(ステップS2202)。これにより、処理
が終了する。
【0441】上記EOM長がLと同じであった場合(ス
テップS2201/EOM長=L)、EOMは、IP用
レイヤ1生成部1412から、フレーム多重部1414
へ、転送される(ステップS2203)。これにより処
理が終了する。
【0442】上記EOM長がLよりも短かった場合(ス
テップS2201/EOM長<L)、IP用レイヤ1フ
レーム生成部1412は、EOM長と上記最小ダミーフ
ラグの長さdを足し合わせた長さと、上記Lを比較する
(ステップS2204)。
【0443】上記EOM長と上記dを足し合わせた長さ
が上記Lと等しかった場合(ステップS2204/L=
EOM長+d)、上記EOMは、IP用レイヤ1フレー
ム生成部1412から、フレーム多重部1414へ、転
送される(ステップS2207)。次いで最小ダミーフ
レームが、IP用レイヤ1フレーム生成部1412か
ら、フレーム多重部1414へ、転送される(ステップ
S2208)。これにより、処理が終了する。
【0444】上記EOM長と上記dを足し合わせた長さ
が上記Lよりも長かった場合(ステップS2205/L
<EOM長+d)、EOMは、IP用レイヤ1フレーム
生成部1412により、ペイロードの後ろに、スタッフ
データが挿入される。
【0445】このスタッフデータの長さは、上記Lから
EOM長に1byte加えた長さを減算したものである。こ
の1byteは、スタッフデータの長さを表示するスタッフ
データ長(Stuffing Length) を挿入するための領域であ
る。
【0446】従って、図6に示すように、EOMは、I
P用レイヤ1フレーム生成部1412により、IP用レ
イヤ1フレームのペイロードの先頭に1byteのスタッフ
データ長(Stuffing Length) と、IP用レイヤ1フレー
ムのペイロードの最後に上記スタッフデータが挿入され
る(ステップS2205)。
【0447】その後、このEOMは、IP用レイヤ1フ
レーム生成部1412から、フレーム多重部1414
へ、転送される(ステップS2206)。これにより、
処理は、終了する。
【0448】上記EOM長と上記dを足し合わせた長さ
が上記Lよりも短かった場合(ステップS2204/l
>EOM長+d)、EOMは、IP用レイヤ1フレーム
生成部1412から、フレーム多重部1414へ、転送
される。そして、上記パラメータとして受信したLは、
IP用レイヤ1フレーム生成部1412により、EOM
長を差し引いたものに更新される(ステップS220
9)。
【0449】EOMが残っていなかった場合(ステップ
S2200/NO)、または、上記LからEOM長を差
し引いたものに更新した場合(ステップS2209)、
IP用レイヤ1フレーム生成部1412は、次に転送す
るベストエフォートIP(Best Effort IP)用パケット
が、IP用レイヤ2フレーム生成部1408内にあるか
検索する(ステップS2210)。
【0450】次に転送するベストエフォートIP(Best
Effore IP)用パケットがない場合(ステップS2210
/NO)、IP用レイヤ1フレーム生成部1412は、
長さLのダミーフレームを送出する(ステップS221
1)。これにより、STM送出の周期は、合わせられ
る。これにより、処理は終了する。
【0451】次に転送するベストエフォートIP(Best
Effort IP)用パケットが、IP用レイヤ2フレーム生成
部1408内にある場合(ステップS2210/YE
S)、IP用レイヤ1フレーム生成部1412は、この
次に転送するベストエフォートIP(Best Effort IP)用
パケットの長さを、IP用レイヤ2フレーム生成部14
08から取得する(ステップS2212)。
【0452】IP用レイヤ1フレーム生成部1412
は、この次に転送するベストエフォートIP(Best Effo
rt IP)用パケットの長さMと、上記Lを比較する(ステ
ップS2213)。
【0453】上記Lが上記Mよりも小さかった場合(ス
テップS2213/L<M)、上記次に転送するベスト
エフォートIP(Best Effort IP)用パケットは、BOM
の長さがLになるように、IP用レイヤ2フレーム生成
部1408により、BOMとEOMに分割される(ステ
ップS2214)。
【0454】その後、このBOMは、IP用レイヤ1フ
レーム生成部1412へ転送され、IP用レイヤ1フレ
ームに変換される。このIP用レイヤ1フレームは、I
P用レイヤ1フレーム生成部1412から、フレーム多
重部1414へ、転送される。また、このEOMは、I
P用レイヤ1フレーム生成部1412へ、格納される
(ステップS2215)。これにより、処理は、終了す
る。
【0455】上記Lと上記Mが同じ長さで合った場合
(ステップS2213/L=M)、上記次に転送するベ
ストエフォートIP(Best Effort IP)用パケットは、I
P用レイヤ2フレーム生成部1408により分割され
ず、シングルフレーム(Single Frame)として、IP用レ
イヤ1フレーム生成部1412から、フレーム多重部1
414へ、転送される(ステップS2216)。これに
より、処理は、終了する。
【0456】上記Lが上記Mよりも大きかった場合(ス
テップS2213/L>M)、IP用レイヤ1フレーム
生成部1412は、上記M(上記次に転送するベストエ
フォートIP(Best Effort IP)用パケットをシングルフ
レーム(Single Frame)に変換した場合の長さ)と上記d
(最小ダミーフレームの長さ)を足し合わせた長さと、
上記L(ベストエフォートIP転送スペース(Best Effo
rt IP Transfer Space) の長さを比較する(ステップS
2217)。
【0457】上記Mと上記dを足し合わせた長さが上記
Lよりも長かった場合(ステップS2217/L<M+
d)、上記次に転送するベストエフォートIP(Best Ef
fortIP )用パケットは、IP用レイヤ1フレーム生成
部1412により、スタッフデータが、ペイロードの最
後に、挿入される。また、上記次に転送するベストエフ
ォートIP(Best Effort IP)用パケットは、スタッフデ
ータの長さを示すスタッフデータ長(Stuffing Length)
が、IP用レイヤ1フレーム生成部1412により、ペ
イロードの先頭に、挿入される。
【0458】上記スタッフデータ長(Stuffing Length)
は、1Kbyte である。また、上記スタッフデータは、上
記Lから上記Mを減算し、さらに上記スタッフデータ長
(Stuffing Length)を減算したものである(ステップS
2221)。
【0459】この次に転送するベストエフォートIP(B
est Effort IP)用パケットは、レイヤ1フレームとして
転送される(ステップS2222)。これにより、処理
は、終了する。
【0460】上記Mと上記dを足し合わせた長さが上記
よりも短かった場合(ステップS2217/L>M+
d)、上記次に転送するベストエフォートIP(Best Ef
fort IP)用パケットは、シングルフレーム(Single Fram
e)に変換され、転送される。次いで、上記Lは、上記M
を減算したものに更新され(ステップS2218)、ス
テップS2212へ戻る。
【0461】上記アルゴリズムにより、STM用レイヤ
1フレーム、ATM用レイヤ1フレーム、およびプライ
マリIP(Primary IP)用レイヤ1フレーム転送空間以外
の空間は、埋められる。従って、STM用レイヤ1フレ
ームは、厳密に、125μsec 単位で転送される。
【0462】フレーム多重部1414は、このベストエ
フォートIP(Best Effort IP)用レイヤ1フレームと、
STM用フレーム生成部1410から転送されたSTM
用レイヤ1フレーム、およびATM用フレーム生成部1
409から転送されたATM用レイヤ1フレームをフレ
ーム多重し、伝送路へ転送する。
【0463】コアノード装置(CN)1104のレイヤ
1終端部1700は、伝送路から、上記フレーム多重さ
れたレイヤ1フレームを受信する。レイヤ1終端部17
00は、各入力方路ごとに、レイヤ1フレームのヘッダ
(Header)内のCRC16を参照することにより、バイト
同期、およびフレーム同期を確立する。
【0464】レイヤ1終端部1700は、上記レイヤ1
フレームのヘッダに存在するプロトコル(Protocol)識別
子を参照することにより、IP用レイヤ1フレームを、
IP用レイヤ2終端部1703へ、転送する。
【0465】IP用レイヤ2終端部1701は、レイヤ
1終端部1700から転送されてきたレイヤ1フレーム
がシングルフレーム(Single Frame)であった場合、IP
用レイヤ1フレームのペイロードから、IP用レイヤ2
フレームを取り出す。
【0466】IP用レイヤ2終端部1701は、レイヤ
1終端部1700から転送されてきたレイヤ1フレーム
がBOMであった場合、COM、EOM受信後に、BO
M、COM、およびEOMをつなぎ、レイヤ2フレーム
を構築する。
【0467】スタッフデータがIP用レイヤ1フレーム
に含まれている場合、IP用レイヤ2終端部1703
は、スタッフデータを、IP用レイヤ1フレームから取
り除く。
【0468】優先処理用スケジューラ1705は、IP
用レイヤ2終端部1703に対して、STM用レイヤ2
終端部1701、ATMレイヤ2終端部1702への指
示に次いで、プライマリIP(Primary IP)用レイヤ2フ
レームを、フレーム多重部1704へ転送するように、
指示する。
【0469】この指示の後、優先処理用スケジューラ1
705は、IP用レイヤ2終端部1703に対して、ベ
ストエフォートIP(Best Effort IP)用レイヤ2フレー
ムを、フレーム多重部1704へ転送するように、指示
する。
【0470】IP用レイヤ2終端部1703は、上記指
示に基づき、IP用レイヤ2フレームを、フレーム多重
部1704へ、転送する。フレーム多重部1704は、
このIP用レイヤ2フレームと、STM用レイヤ2フレ
ーム、およびATM用レイヤ2フレームをフレーム多重
し、レイヤ2フレームスイッチ1602へ、転送する。
【0471】レイヤ2フレームスイッチは、レイヤ2フ
レームヘッダにあるラベル情報をもとに、所定の出力方
路(送信部1603、または送信部1604)へ、この
レイヤ2フレームを、転送する。
【0472】コアノード装置1104の送信部160
3、1604内のフレーム分離部1804は、上記フレ
ーム多重されたレイヤ2フレームの中から、IP用レイ
ヤ2フレームを、IP用レイヤ1生成部1803へ、転
送する。
【0473】IP用レイヤ1生成部1803は、送信ス
ケジューラ1805の指示に従い、このIP用レイヤ2
フレームを、IP用レイヤ1フレームに変換し、フレー
ム多重部1704へ、転送する。この変換は、上記エッ
ジノード装置(EN)1103において行われた変換と
同じものである。
【0474】フレーム多重部1800は、この転送され
てきたIP用レイヤ1フレームを、STM用レイヤ1生
成部1801から転送されてきたSTM用レイヤ1フレ
ーム、およびATM用レイヤ1生成部1802から転送
されてきたATM用レイヤ1フレームをフレーム多重
し、伝送路へ転送する。
【0475】次に、このIP用レイヤ1フレームが、ネ
ットワーク内において、以下に転送されるか、図12を
参照しながら説明する。
【0476】IP用レイヤ2フレームのヘッダに存在す
るルートラベル(Route Label) は、レイヤ1フレームを
転送する中継ノード(コアノード装置;CN)を指定す
る。図12に示す例においては、レイヤ1フレームは、
エッジノード装置(EN)1200、コアノード装置
(CN)1201、コアノード装置(CN)1202、
コアノード装置(CN)1203、エッジノード装置
(EN)1207の順に転送される。
【0477】各コアノード装置(CN)間のリンク(Lin
k)は、複数の波長により構成されている。しかし、この
ルートラベル(Route Label) は、どの波長上に転送する
か規定せず、中継ノードの転送順序を指定するだけであ
る。
【0478】IP用レイヤ2フレームのヘッダに存在す
るフローラベル(Flow Label)は、リンクが複数の波長か
ら構成されている場合に、どの波長上に、レイヤ1フレ
ームを転送するか規定する。どの波長上に転送するか
は、各コアノード装置(CN)がIP用レイヤ2フレー
ム単位に決定する。
【0479】ただし、コアノード装置(CN)におい
て、同じフローラベル(Flow Label)を有するIP用レイ
ヤ2フレームは、同一の波長上に転送される。
【0480】エッジノード装置(EN)1110の受信
部内に存在するフレーム分離部1509は、伝送路から
転送されてきたレイヤ1フレームを、このレイヤ1フレ
ームのヘッダ(Header)を参照することによって、ビット
同期、バイト同期、およびフレーム同期を確立する。
【0481】フレーム分離部1509は、上記レイヤ1
フレームのプロトコル(Protocol)識別子、およびパケッ
ト長(Packet Length) を参照することにより、フレーム
多重されたレイヤ1フレームからIP用レイヤ1フレー
ムを取り出し、フレーム終端部1506へ、転送する。
【0482】フレーム終端部1506は、転送されてき
たレイヤ1フレームがシングルフレーム(Single Frame)
である場合、このIP用レイヤ1フレームから、IP用
レイヤ2フレームを取り出す。
【0483】フレーム終端部1506は、転送されてき
たレイヤ1フレームがBOMであった場合、COM、お
よびEOMが転送されてくるまでこのレイヤ1フレーム
を蓄積し、BOM、COM、およびEOMからレイヤ2
フレームを構築する。
【0484】上記レイヤ1フレームにスタッフデータが
含まれている場合、フレーム終端部1506は、このレ
イヤ1フレームから、このスタッフデータを取り除く。
【0485】さらに、フレーム終端部1506は、この
IP用レイヤ2フレームから、IPパケットを取り出
す。このIPパケットは、IPパケット送信部1503
へ転送される。
【0486】IPパケット送信部1503は、このIP
パケットを、IPルータ1113(1500)へ、転送
する。
【0487】IPパケットは、種類の異なるSTM信
号、およびATMセルと共通のフレーム構成により転送
される。従って、一つのネットワークは、異なる種類の
情報を、同時に、同一の方法により扱うことが可能にな
る。
【0488】そのため、従来、交換回線ネットワーク、
ATM交換ネットワーク、およびIPネットワークとし
て、それぞれ別々のネットワークであったネットワーク
は、単一のものとして構築することが可能になる。
【0489】上記本発明の実施の形態によれば、IP用
フレームの転送情報として、ルートラベル(Route Labe
l) 、およびフローラベル(Flow Label)が定義されるこ
とにより、将来WDN(wavelength division multiple
xing)技術により、個々のリンクが複数の波長で構成さ
れる場合においても、IPパケットは、簡易に転送さ
れ、かつ、IPフレーの経路は、保持される。
【0490】また、プライマリIPパケットを含むプラ
イマリIP用レイヤ1フレームは、STM信号を含むS
TM用レイヤ1フレーム同様の品質により、転送される
ことが可能になる。
【0491】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、STM信号、ATMセル、およびIPパケッ
トと、異なるデータを、同一のフレームにより転送する
ことが可能になる。
【0492】本発明によれば、STM信号、ATMセ
ル、およびIPパケットと、異なるデータを、同一のネ
ットワークにより転送することが可能になる。
【0493】本発明によれば、行き先の異なるSTM信
号、ATMセル、およびIPパケットを含むフレームを
転送した場合であっても、それぞれ所定の行き先へ、転
送される。
【0494】本発明によれば、交換回線ネットワーク、
ATM交換ネットワーク、およびIPパケットネットワ
ークと、異なるネットワークを統合したネットワークを
構築することが可能になる。
【0495】本発明によれば、フレームを転送する途中
において発生するビット誤りを検出することが可能にな
る。
【0496】本発明によれば、STM信号、ATMセ
ル、およびIPパケットのデータ量に影響されることな
く、フレームを構成することが可能になる。従って、少
量のデータしかなかった場合であっても、フレームは、
構成される。また、本発明によれば、多量のデータがあ
る場合であっても、所定のデータのみに転送能を振り分
けることなく、すべてのデータを転送することが可能に
なる。
【0497】本発明によれば、125μsec 周期のフレ
ームを構成することが可能になると同時に、このフレー
ムにより、物理層のビット同期を確立することが可能に
なる。また、このフレームのヘッダにより、バイト同
期、およびフレーム同期を確立することが可能になる。
【0498】本発明によれば、フレームのヘッダを参照
することにより、このフレームが転送しているデータの
種類を知得することが可能になる。
【0499】本発明によれば、フレームのヘッダを参照
することにより、このフレームの転送における優先度を
知得することが可能になる。従って、STM信号を運ぶ
フレームは、他のデータを運ぶフレームに優先して、転
送される。
【0500】本発明によれば、OAMフレームを参照す
ることにより、リンク監視を行うことが可能になる。
【0501】本発明によれば、フレームのヘッダが所定
の長さであることにより、ヘッダに記載された情報を、
容易に判読することが可能になる。
【0502】本発明によれば、データの長さを調整する
ためのスタッフデータが存在する場合に、フレームのヘ
ッダを参照することで、このスタッフデータを、容易に
取り除くことが可能になる。
【0503】本発明によれば、既存の回線交換機間の6
4kbps×nのトランク信号を転送することが可能にな
る。
【0504】本発明によれば、ベストエフォートIPパ
ケットの長さを調節することにより、STM信号を運ぶ
フレームを、必ず125μsec 単位に、転送することが
可能になる。
【0505】また、本発明によれば、ベストエフォート
IPパケットがない場合であっても、ダミーフレームを
転送することにより、STM信号を運ぶフレームを、必
ず125μsec 単位に、転送することが可能になる。
【0506】本発明によれば、スタッフデータを導入す
ることにより、STM信号を運ぶフレームを、必ず12
5μsec 単位に、転送することが可能になる。
【0507】本発明によれば、STM信号を、他のデー
タに優先して転送することが可能になる。また、本発明
によれば、ATM信号を、IPパケットに優先して転送
することが可能になる。
【0508】本発明によれば、優先度の高いトラヒック
であるプライマリIPパケットを、既存のSTM信号並
の品質により転送することが可能になる。
【0509】本発明によれば、優先度の低いトラヒック
であるベストエフォートIPパケットを、低優先により
転送することで、優先度の高いトラヒックであるSTM
信号、ATMセル、およびプライマリIPパケットを、
優先して転送することが可能になる。
【0510】本発明によれば、データ転送を中継するコ
アノード装置は、フレームのヘッダを参照することによ
り、転送されてきたフレームの種類を判定することが可
能になる。これにより、このコアノード装置は、転送さ
れてきたフレームを転送する優先度を判定することが可
能になる。
【0511】本発明によれば、データ転送を中継するコ
アノード装置は、STM信号を、他のデータに優先して
転送することが可能になる。
【0512】本発明によれば、データ転送を中継するコ
アノード装置は、フレームを分解することにより、この
データを転送する転送先を知得することが可能になる。
【0513】本発明によれば、データ転送を中継するコ
アノード装置は、ルートラベルを参照することにより、
コアノード装置間の転送順序を知得することが可能にな
る。
【0514】本発明によれば、データ転送を中継するコ
アノード装置は、フローラベルを参照することにより、
リンクが複数の波長により構成されている場合に、どの
波長上にフレームを転送すべきか知得することが可能に
なる。
【0515】本発明によれば、OAMフレームにより、
パス監視を行うことが可能になる。また、本発明によれ
ば、フレームのペイロードCRCを参照することによ
り、リンク監視を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるレイヤ1の基本フ
レーム構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるレイヤ2の基本フ
レーム構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるマルチプロトコル
をレイヤ2フレームへマッピングする例を示す図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態におけるレイヤ1のヘッダ
構成を示す。
【図5】本発明の実施の形態におけるレイヤ1にスタッ
フィングを行った場合のヘッダ拡張を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態におけるスタッフィングさ
れた領域と実際のペイロード領域を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態におけるIPパケット転送
時のレイヤ2のヘッダ構成を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態におけるBOM、COM、
EOM定義を用い、レイヤ2フレームをレイヤ1フレー
ムにマッピングした例を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態におけるレイヤ1フレーム
の転送を示す第1の図である。
【図10】本発明の実施の形態におけるレイヤ1フレー
ムの転送を示す第2の図である。
【図11】本発明の実施の形態におけるネットワークを
示すネットワークモデル図である。
【図12】本発明の実施の形態におけるネットワークに
おいて、ルートラベルにより転送する例を示す図であ
る。
【図13】本発明の実施の形態におけるネットワークに
おいて、フローラベルによりトランク内へ転送する例を
示す図である。
【図14】本発明の実施の形態におけるEdge No
deの送信部の内部構成を示す構成図である。
【図15】本発明の実施の形態におけるEdge No
deの受信部の内部構成を示す構成図である。
【図16】本発明の実施の形態におけるCore No
deの構成を示す構成図である。
【図17】本発明の実施の形態におけるCore No
deの受信部の内部構成を示す構成図である。
【図18】本発明の実施の形態におけるCore No
deの送信部の内部構成を示す構成図である。
【図19】本発明の実施の形態におけるレイヤ1フレー
ム、およびレイヤ2フレームによりネットワークを監視
を示す図である。
【図20】本発明の実施の形態におけるBOM/COM
/EOMに分割する動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図21】本発明の実施の形態におけるダミーフレー
ム、最小ダミーフレーム、およびOAMフレームの構成
を示す図である。
【図22】従来技術におけるSimple Data Link Protoco
l のフレームを示す図である。
【符号の説明】 1100、1111 STM装置 1101、1112 ATM装置 1102、1113 IPルータ 1103、1106、1108、1110 EN 1104、1105、1107、1109 CN 1200、1203、1206、1207 EN 1201、1202、1204、1205 CN 1208 レイヤ2フレーム 1300、1303、1306、1307 EN 1301、1302、1304、1304 CN 1308 レイヤ2フレーム 1400 IPルータ 1401 ATM装置 1402 STM装置 1403 IPパケット受信部 1404 ATMセル受信部 1405 STM信号受信部 1406 Route Label 生成部 1407 Flow Label生成部 1408 IP用レイヤ2フレーム生成部 1409 ATM用フレーム生成部 1410 STM用フレーム生成部 1411 Timer 1412 IP用レイヤ1フレーム生成部 1413 スケジューラ 1414 フレーム多重部 1500 IPルータ 1501 ATM装置 1502 STM装置 1503 IPパケット送信部 1504 ATMセル送信部 1505 STM送信部 1506、1507、1508 フレーム終端部 1509 フレーム分離部 1600、1601 受信部 1602 レイヤ2フレームスイッチ 1603、1604 送信部 1700 レイヤ1終端部 1701 STM用レイヤ2終端部 1702 ATM用レイヤ2終端部 1703 IP用レイヤ2終端部 1704 フレーム多重部 1705 優先処理用スケジューラ 1800 フレーム多重部 1801 STM用レイヤ1生成部 1802 ATM用レイヤ1生成部 1803 IP用レイヤ1生成部 1804 フレーム分離部 1805 送信スケジューラ 1900、1904 EN 1901、1902、1903 CN
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 11/20 A 102A

Claims (108)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物理層、およびデータリンク層を統一
    し、 回線交換モード(STM;Synchrounous Transfer Mod
    e)のSTM信号、ATM交換モード(ATM;Asynchr
    onous Transfer Mode)のATMセル、プライマリイン
    ターネットプロトコル(IP;Internet Protocol)パケ
    ット、およびベストエフォートIPパケットを同一のフ
    レームに収容するレイヤ1フレームを構成することを特
    徴とするフレーム構成方法。
  2. 【請求項2】 前記レイヤ1フレームは、所定の情報を
    含むレイヤ1フレームヘッダと、 前記ATMセル、前記STM信号、および前記IPパケ
    ットの内のいずれか一つを含むレイヤ1フレームペイロ
    ードと、 該ペイロードに対しCRC(cyclic redundancy check)
    演算を行った結果が記されたCRCフィールドとを有す
    るものであることを特徴とする請求項1記載のフレーム
    構成方法。
  3. 【請求項3】 前記レイヤ1フレームペイロードは、可
    変の長さを有するものであることを特徴とする請求項2
    記載のフレーム構成方法。
  4. 【請求項4】 前記可変長の長さは、0キロバイトから
    64キロバイトの長さであることを特徴とする請求項3
    記載のフレーム構成方法。
  5. 【請求項5】 前記レイヤ1フレームヘッダは、前記レ
    イヤ1フレームの長さを示すパケット長と、 前記レイヤ1フレーム上で転送されるトラヒック種別を
    示すプロトコル識別子と、 前記レイヤ1フレーム上で転送されるトラヒックを転送
    する優先度を示す優先度識別子と、 前記レイヤ1フレームの種別を示すフレームモードと、 前記レイヤ1フレームの中に、スタッフデータが含まれ
    ているか否かを示すスタッフと、 前記レイヤ1フレームヘッダに対し、前記CRC演算を
    行った演算結果が記されたヘッダCRCとを有し、 前記プロトコル識別子は、前記レイヤ1フレームが、I
    Pv4(Internet Protocol version 4) 、IPv6(Int
    ernet Protocol version 6) 、STM、ATM、OAM
    (Operating and Managemant)、およびダミーフレームの
    いずれか1のデータを含むものであるかを示すものであ
    り、 前記ヘッダCRCは、伝送路を終端する箇所に、バイト
    同期、およびフレーム同期を確立させるものであること
    を特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載のフ
    レーム構成方法。
  6. 【請求項6】 前記レイヤ1フレームヘッダは、固定の
    長さを有するものであることを特徴とする請求項2から
    5のいずれか1項に記載のフレーム構成方法。
  7. 【請求項7】 前記レイヤ1フレームヘッダは、前記レ
    イヤ1フレームの中に前記スタッフデータが存在する場
    合に、該スタッフデータの長さを示すスタッフ長識別子
    をさらに有するものであることを特徴とする請求項5ま
    たは6に記載のフレーム構成方法。
  8. 【請求項8】 前記レイヤ1フレームペイロードは、レ
    イヤ2フレームであることを特徴とする請求項2から7
    のいずれか1項に記載のフレーム構成方法。
  9. 【請求項9】 前記レイヤ2フレームは、前記レイヤ2
    フレームを転送する転送先に関する情報が記載されたレ
    イヤ2フレームヘッダと、 前記STM信号、前記ATMセル、および前記IPパケ
    ットのいずれか一つが記載されたレイヤ2フレームペイ
    ロードとを有するものであることを特徴とする請求項8
    記載のフレーム構成方法。
  10. 【請求項10】 前記レイヤ2ペイロードに前記STM
    信号を書き込む場合、前記レイヤ2フレームペイロード
    は、STM装置から転送された、音声1チャンネル当た
    り8bit /125μ秒で構成される64kbps×nのST
    M信号のデータ列が書き込まれるものであることを特徴
    とする請求項9に記載のフレーム構成方法。
  11. 【請求項11】 前記レイヤ2ペイロードに前記ATM
    セルを書き込む場合、前記レイヤ2フレームペイロード
    は、ATM装置から転送されたATMセルが書き込まれ
    るものであることを特徴とする請求項9に記載のフレー
    ム構成方法。
  12. 【請求項12】 前記レイヤ2ペイロードに前記STM
    信号を書き込む場合、前記優先度識別子は、CBR(Con
    stant Bit Rate)トラヒックを示す情報が記載されるも
    のであり、 プロトコル識別子は、前記STM信号を示す情報が記載
    されるものであることを特徴とする請求項9または10
    に記載のフレーム構成方法。
  13. 【請求項13】 前記レイヤ2ペイロードに前記ATM
    セルを書き込む場合、前記優先度識別子は、前記ATM
    セルの種別を示す情報が記載されるものであり、 前記プロトコル識別子は、ATM信号を示す情報が記載
    されるものであることを特徴とする請求項9または12
    に記載のフレーム構成方法。
  14. 【請求項14】 前記レイヤ2ペイロードに前記プライ
    マリIPパケットを書き込む場合、前記レイヤ2フレー
    ムペイロードは、前記プライマリIPパケットが分割さ
    れずに書き込まれるものであることを特徴とする請求項
    9に記載のフレーム構成方法。
  15. 【請求項15】 前記レイヤ2ペイロードに前記プライ
    マリIPパケットを書き込む場合、前記優先度識別子
    は、IPパケットの種別を示す情報が記載されるもので
    あり、 前記プロトコル識別子は、前記IPパケットを示す情報
    が記載されるものであることを特徴とする請求項9また
    は14に記載のフレーム構成方法。
  16. 【請求項16】 前記レイヤ2フレームペイロードに前
    記プライマリIPパケットを書き込む場合、前記レイヤ
    2フレームラベルは、前記プライマリIPパケットを含
    むレイヤ1フレームを転送する中継装置間のルーティン
    グを示すルートラベルと、 前記プライマリIPパケットを含むレイヤ1フレームを
    転送する中継装置間の波長を示すフローラベルとを有す
    るものであることを特徴とする請求項9、14または1
    5に記載のフレーム構成方法。
  17. 【請求項17】 前記レイヤ2フレームペイロードに前
    記ベストエフォートIPパケットを書き込む場合、前記
    ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレーム
    に割り当てられる長さは、所定の長さから、前記STM
    信号を含むレイヤ1フレームの長さ、前記ATMセルを
    含むレイヤ1フレームの長さ、前記プライマリIPパケ
    ットを含むレイヤ1フレームの長さ、および前記所定の
    長さの間に転送された他のベストエフォートIPパケッ
    トを含むレイヤ1フレームの長さを減じた長さであるこ
    とを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の
    フレーム構成方法。
  18. 【請求項18】 前記ベストエフォートIPパケット
    は、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1
    フレームに割り当てられる長さから、前記レイヤ1フレ
    ームヘッダの長さ、および前記レイヤ2フレームヘッダ
    の長さを減じた長さと、前記ベストエフォートIPパケ
    ットの長さが同じであった場合に、分割されずに、前記
    レイヤ2フレームペイロードに書き込まれるものである
    ことを特徴とする請求項9または17に記載のフレーム
    構成方法。
  19. 【請求項19】 前記ベストエフォートIPパケット
    は、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1
    フレームに割り当てられる長さから、前記レイヤ1フレ
    ームヘッダの長さを減じた長さより長かった場合、先頭
    から、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ
    1フレームに割り当てられる長さから、前記レイヤ1フ
    レームヘッダの長さを減じた長さ分、前記レイヤ2フレ
    ームペイロードに、前記BOMとして書き込まれるもの
    であることを特徴とする請求項9または17に記載のフ
    レーム構成方法。
  20. 【請求項20】 前記BOMとしてレイヤ2フレームペ
    イロードに書き込まれたベストエフォートIPパケット
    を除いた前記ベストエフォートIPパケットは、前記ベ
    ストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに
    割り当てられる長さから、前記レイヤ1フレームヘッダ
    の長さ、および前記レイヤ2フレームヘッダの長さを減
    じた長さよりも長かった場合、先頭から、前記ベストエ
    フォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当
    てられる長さから、前記レイヤ1フレームヘッダの長さ
    を減じた長さ分、前記レイヤ2フレームのペイロード
    に、前記COMとして書き込まれるものであることを特
    徴とする請求項19に記載のフレーム構成方法。
  21. 【請求項21】 前記レイヤ2フレームペイロードに書
    き込まれたベストエフォートパケットを除いた前記ベス
    トエフォートIPパケットは、前記ベストエフォートI
    Pパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長
    さから、前記レイヤ1フレームヘッダの長さ、および前
    記レイヤ2フレームヘッダの長さを減じた長さよりも短
    かった場合、前記レイヤ2フレームペイロードに、前記
    EOMとして書き込まれるものであることを特徴とする
    請求項19または20に記載のフレーム構成方法。
  22. 【請求項22】 前記最小ダミーフレームは、長さが、
    前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレ
    ームに割り当てられる長さから、前記EOMであるレイ
    ヤ1フレームの長さを減じた長さと同じであった場合、
    作成されるものであることを特徴とする請求項21記載
    のフレーム構成方法。
  23. 【請求項23】 前記スタッフデータは、前記ベストエ
    フォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当
    てられる長さより、前記EOMであるレイヤ1フレーム
    の長さと、前記最小ダミーフレームの長さを加算した長
    さの方が長かった場合、前記レイヤ1フレームペイロー
    ドに、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ
    1フレームに割り当てられる長さから、前記EOMであ
    るレイヤ1フレームの長さを減じた長さ分、付加される
    ものであることを特徴とする請求項21記載のフレーム
    構成方法。
  24. 【請求項24】 ダミーフレームは、前記ベストエフォ
    ートIPパケットがなかった場合に、前記ベストエフォ
    ートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てら
    れる長さと同じ長さ分、作成されるものであることを特
    徴とする請求項17に記載のフレーム構成方法。
  25. 【請求項25】 前記ベストエフォートIPパケット
    は、長さが、前記ベストエフォートIPパケットを含む
    レイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記レイ
    ヤ1フレームヘッダの長さ、および前記レイヤ2フレー
    ムヘッダの長さを減じた長さよりも短く、かつ、前記ベ
    ストエフォートIPパケットの長さ、前記レイヤ1フレ
    ームヘッダの長さ、前記レイヤ2フレームヘッダの長
    さ、および前記最小ダミーフレームの長さを加算した長
    さと、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ
    1フレームに割り当てられる長さが等しかった場合、前
    記ベストエフォートIPパケットは、分割されず、前記
    レイヤ2フレームペイロードに書き込まれるものである
    ことを特徴とする請求項17記載のフレーム構成方法。
  26. 【請求項26】 前記ダミーフレームは、前記ベストエ
    フォートIPパケットを含むレイヤ1フレームが作成さ
    れた後に作成されるものであることを特徴とする請求項
    25記載のフレーム構成方法。
  27. 【請求項27】 前記ベストエフォートIPパケット
    は、長さが、前記ベストエフォートIPパケットを含む
    レイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記レイ
    ヤ1フレームヘッダの長さ、および前記レイヤ2フレー
    ムヘッダの長さを減じた長さよりも短く、かつ、前記ベ
    ストエフォートIPパケットの長さ、前記レイヤ1フレ
    ームヘッダの長さ、前記レイヤ2フレームヘッダの長
    さ、および前記最小ダミーフレームの長さを加算した長
    さが、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ
    1フレームに割り当てられる長さよりも長かった場合、
    前記レイヤ2フレームペイロードに書き込まれ、 前記スタッフデータは、前記ベストエフォートIPパケ
    ットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さか
    ら、前記レイヤ1フレームヘッダ、前記レイヤ2フレー
    ムヘッダ、および前記ベストエフォートIPパケットの
    長さを減じた分、前記レイヤ1フレームペイロードの最
    後に付加されるものであることを特徴とする請求項17
    記載のフレーム構成方法。
  28. 【請求項28】 前記ベストエフォートIPパケット
    は、長さが、前記ベストエフォートIPパケットを含む
    レイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記レイ
    ヤ1フレームヘッダの長さ、および前記レイヤ2フレー
    ムヘッダの長さを減じた長さよりも短く、かつ、前記ベ
    ストエフォートIPパケットの長さ、前記レイヤ1フレ
    ームヘッダの長さ、前記レイヤ2フレームヘッダの長さ
    および前記最小ダミーフレームの長さを加算した長さ
    が、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1
    フレームに割り当てられる長さよりも短かった場合、分
    割されずに、前記レイヤ2フレームペイロードに書き込
    まれるものであることを特徴とする請求項17記載のフ
    レーム構成方法。
  29. 【請求項29】 前記レイヤ2フレームペイロードに前
    記ベストエフォートIPパケットを書き込む場合、前記
    レイヤ2フレームラベルは、前記ベストエフォートIP
    パケットを含むレイヤ1フレームを転送する中継装置間
    のルーティングを示すルートラベルと、 前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレ
    ームを転送する中継装置間の波長を示すフローラベルと
    を有するものであることを特徴とする請求項17から2
    8のいずれか1項に記載のフレーム構成方法。
  30. 【請求項30】 前記レイヤ2フレームヘッダは、前記
    レイヤ1フレームがCOM、およびEOMのいずれか一
    であった場合、前記レイヤ1フレームペイロードに書き
    込まれないものであり、 前記レイヤ1フレームペイロードは、前記レイヤ1フレ
    ームがCOM、およびEOMのいずれか一であった場
    合、前記レイヤ2フレームペイロードのみ書き込まれる
    ものであることを特徴とする請求項17、20または2
    1に記載のフレーム構成方法。
  31. 【請求項31】 前記レイヤ2フレームペイロードに前
    記ベストエフォートIPパケットを書き込む場合、前記
    優先度識別子は、IPパケットの種別を示す情報が記載
    されるものであり、 前記プロトコル識別子は、前記IPパケットを示す情報
    が記載されるものであることを特徴とする請求項9記載
    のフレーム構成方法。
  32. 【請求項32】 前記レイヤ2フレームペイロードに前
    記ベストエフォートIPパケットを書き込む場合、前記
    優先度識別子は、IPパケットの種別を示す情報が記載
    されるものであり、 前記プロトコル識別子は、前記IPパケットを示す情報
    が記載されるものであることを特徴とする請求項17か
    ら30のいずれか1項に記載のフレーム構成方法。
  33. 【請求項33】 物理層、およびデータリンク層を統一
    し、 回線交換モード(STM;Synchrounous Transfer Mod
    e)のSTM信号、ATM交換モード(ATM;Asynchr
    onous Transfer Mode)のATMセル、プライマリイン
    ターネットプロトコル(IP;Internet Protocol)パケ
    ット、およびベストエフォートIPパケットを同一のフ
    レームに収容するレイヤ1フレームを構成するレイヤ1
    フレーム構成手段を有することを特徴とするフレーム構
    成装置。
  34. 【請求項34】 前記レイヤ1フレームは、所定の情報
    を含むレイヤ1フレームヘッダと、 前記ATMセル、前記STM信号、および前記IPパケ
    ットの内のいずれか一つを含むレイヤ1フレームペイロ
    ードと、 該ペイロードに対しCRC(cyclic redundancy check)
    演算を行った結果が記されたCRCフィールドとを有す
    るものであることを特徴とする請求項33記載のフレー
    ム構成装置。
  35. 【請求項35】 前記レイヤ1フレームペイロードは、
    可変の長さを有するものであることを特徴とする請求項
    34記載のフレーム構成装置。
  36. 【請求項36】 前記可変長の長さは、0キロバイトか
    ら64キロバイトの長さであることを特徴とする請求項
    35記載のフレーム構成装置。
  37. 【請求項37】 前記レイヤ1フレームヘッダは、前記
    レイヤ1フレームの長さを示すパケット長と、 前記レイヤ1フレーム上で転送されるトラヒック種別を
    示すプロトコル識別子と、 前記レイヤ1フレーム上で転送されるトラヒックを転送
    する優先度を示す優先度識別子と、 前記レイヤ1フレームの種別を示すフレームモードと、 前記レイヤ1フレームの中に、スタッフデータが含まれ
    ているか否かを示すスタッフと、 前記レイヤ1フレームヘッダに対し、前記CRC演算を
    行った演算結果が記されたヘッダCRCとを有し、 前記プロトコル識別子は、前記レイヤ1フレームが、I
    Pv4(Internet Protocol version 4) 、IPv6(Int
    ernet Protocol version 6) 、STM、ATM、OAM
    (Operating and Managemant)、およびダミーフレームの
    いずれか1のデータを含むものであるかを示すものであ
    り、 前記ヘッダCRCは、伝送路を終端する箇所に、バイト
    同期、およびフレーム同期を確立させるものであること
    を特徴とする請求項34から36のいずれか1項に記載
    のフレーム構成装置。
  38. 【請求項38】 前記レイヤ1フレームヘッダは、固定
    の長さを有するものであることを特徴とする請求項34
    から37のいずれか1項に記載のフレーム構成装置。
  39. 【請求項39】 前記レイヤ1フレームヘッダは、前記
    レイヤ1フレームの中に前記スタッフデータが存在する
    場合に、該スタッフデータの長さを示すスタッフ長識別
    子をさらに有するものであることを特徴とする請求項3
    7または38に記載のフレーム構成装置。
  40. 【請求項40】 前記レイヤ1フレームペイロードは、
    レイヤ2フレームであることを特徴とする請求項34か
    ら39のいずれか1項に記載のフレーム構成装置。
  41. 【請求項41】 前記レイヤ2フレームは、レイヤ2フ
    レームヘッダと、レイヤ2フレームペイロードとを有す
    るものであることを特徴とする請求項40記載のフレー
    ム構成装置。
  42. 【請求項42】 前記レイヤ2ペイロードに前記STM
    信号を書き込む場合、前記レイヤ2フレームペイロード
    は、STM装置から転送された、音声1チャンネル当た
    り8bit /125μ秒で構成される64kbps×nのST
    M信号のデータ列が書き込まれるものであることを特徴
    とする請求項41に記載のフレーム構成装置。
  43. 【請求項43】 前記レイヤ2ペイロードに前記ATM
    セルを書き込む場合、前記レイヤ2フレームペイロード
    は、ATM装置から転送されたATMセルが書き込まれ
    るものであることを特徴とする請求項41に記載のフレ
    ーム構成装置。
  44. 【請求項44】 前記レイヤ2ペイロードに前記STM
    信号を書き込む場合、前記優先度識別子は、CBR(Con
    stant Bit Rate)トラヒックを示す情報が記載されるも
    のであり、 プロトコル識別子は、前記STM信号を示す情報が記載
    されるものであることを特徴とする請求項41または4
    2に記載のフレーム構成装置。
  45. 【請求項45】 前記レイヤ2ペイロードに前記ATM
    セルを書き込む場合、前記優先度識別子は、前記ATM
    セルの種別を示す情報が記載されるものであり、 前記プロトコル識別子は、ATM信号を示す情報が記載
    されるものであることを特徴とする請求項41または4
    4に記載のフレーム構成装置。
  46. 【請求項46】 前記レイヤ2ペイロードに前記プライ
    マリIPパケットを書き込む場合、前記レイヤ2フレー
    ムペイロードは、前記プライマリIPパケットが分割さ
    れずに書き込まれるものであることを特徴とする請求項
    41に記載のフレーム構成装置。
  47. 【請求項47】 前記レイヤ2ペイロードに前記プライ
    マリIPパケットを書き込む場合、前記優先度識別子
    は、IPパケットの種別を示す情報が記載されるもので
    あり、 前記プロトコル識別子は、前記IPパケットを示す情報
    が記載されるものであることを特徴とする請求項41ま
    たは46に記載のフレーム構成装置。
  48. 【請求項48】 前記レイヤ2フレームペイロードに前
    記プライマリIPパケットを書き込む場合、前記レイヤ
    2フレームラベルは、前記プライマリIPパケットを含
    むレイヤ1フレームを転送する中継装置間のルーティン
    グを示すルートラベルと、 前記プライマリIPパケットを含むレイヤ1フレームを
    転送する中継装置間の波長を示すフローラベルとを有す
    るものであることを特徴とする請求項41、46または
    47に記載のフレーム構成装置。
  49. 【請求項49】 前記レイヤ2フレームペイロードに前
    記ベストエフォートIPパケットを書き込む場合、前記
    ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレーム
    に割り当てられる長さは、所定の長さから、前記STM
    信号を含むレイヤ1フレームの長さ、前記ATMセルを
    含むレイヤ1フレームの長さ、前記プライマリIPパケ
    ットを含むレイヤ1フレームの長さ、および前記所定の
    長さの間に転送された他のベストエフォートIPパケッ
    トを含むレイヤ1フレームの長さを減じた長さであるこ
    とを特徴とする請求項33から41のいずれか1項に記
    載のフレーム構成装置。
  50. 【請求項50】 前記ベストエフォートIPパケット
    は、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1
    フレームに割り当てられる長さから、前記レイヤ1フレ
    ームヘッダの長さ、および前記レイヤ2フレームヘッダ
    の長さを減じた長さと、前記ベストエフォートIPパケ
    ットの長さが同じであった場合に、分割されずに、前記
    レイヤ2フレームペイロードに書き込まれるものである
    ことを特徴とする請求項41または49に記載のフレー
    ム構成装置。
  51. 【請求項51】 前記ベストエフォートIPパケット
    は、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1
    フレームに割り当てられる長さから、前記レイヤ1フレ
    ームヘッダの長さを減じた長さより長かった場合、先頭
    から、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ
    1フレームに割り当てられる長さから、前記レイヤ1フ
    レームヘッダの長さを減じた長さ分、前記レイヤ2フレ
    ームペイロードに、前記BOMとして書き込まれるもの
    であることを特徴とする請求項41または49に記載の
    フレーム構成装置。
  52. 【請求項52】 前記BOMとしてレイヤ2フレームペ
    イロードに書き込まれたベストエフォートIPパケット
    を除いた前記ベストエフォートIPパケットは、前記ベ
    ストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに
    割り当てられる長さから、前記レイヤ1フレームヘッダ
    の長さ、および前記レイヤ2フレームヘッダの長さを減
    じた長さよりも長かった場合、先頭から、前記ベストエ
    フォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当
    てられる長さから、前記レイヤ1フレームヘッダの長さ
    を減じた長さ分、前記レイヤ2フレームのペイロード
    に、前記COMとして書き込まれるものであることを特
    徴とする請求項51に記載のフレーム構成装置。
  53. 【請求項53】 前記レイヤ2フレームペイロードに書
    き込まれたベストエフォートパケットを除いた前記ベス
    トエフォートIPパケットは、前記ベストエフォートI
    Pパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長
    さから、前記レイヤ1フレームヘッダの長さ、および前
    記レイヤ2フレームヘッダの長さを減じた長さよりも短
    かった場合、前記レイヤ2フレームペイロードに、前記
    EOMとして書き込まれるものであることを特徴とする
    請求項51または52に記載のフレーム構成装置。
  54. 【請求項54】 前記最小ダミーフレームは、長さが、
    前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレ
    ームに割り当てられる長さから、前記EOMであるレイ
    ヤ1フレームの長さを減じた長さと同じであった場合、
    作成されるものであることを特徴とする請求項53記載
    のフレーム構成装置。
  55. 【請求項55】 前記スタッフデータは、前記ベストエ
    フォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当
    てられる長さより、前記EOMであるレイヤ1フレーム
    の長さと、前記最小ダミーフレームの長さを加算した長
    さの方が長かった場合、前記レイヤ1フレームペイロー
    ドに、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ
    1フレームに割り当てられる長さから、前記EOMであ
    るレイヤ1フレームの長さを減じた長さ分、付加される
    ものであることを特徴とする請求項53記載のフレーム
    構成装置。
  56. 【請求項56】 ダミーフレームは、前記ベストエフォ
    ートIPパケットがなかった場合に、前記ベストエフォ
    ートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てら
    れる長さと同じ長さ分、作成されるものであることを特
    徴とする請求項49に記載のフレーム構成装置。
  57. 【請求項57】 前記ベストエフォートIPパケット
    は、長さが、前記ベストエフォートIPパケットを含む
    レイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記レイ
    ヤ1フレームヘッダの長さ、および前記レイヤ2フレー
    ムヘッダの長さを減じた長さよりも短く、かつ、前記ベ
    ストエフォートIPパケットの長さ、前記レイヤ1フレ
    ームヘッダの長さ、前記レイヤ2フレームヘッダの長
    さ、および前記最小ダミーフレームの長さを加算した長
    さと、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ
    1フレームに割り当てられる長さが等しかった場合、前
    記ベストエフォートIPパケットは、分割されず、前記
    レイヤ2フレームペイロードに書き込まれるものである
    ことを特徴とする請求項49記載のフレーム構成装置。
  58. 【請求項58】 前記ダミーフレームは、前記ベストエ
    フォートIPパケットを含むレイヤ1フレームが作成さ
    れた後に作成されるものであることを特徴とする請求項
    57記載のフレーム構成装置。
  59. 【請求項59】 前記ベストエフォートIPパケット
    は、長さが、前記ベストエフォートIPパケットを含む
    レイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記レイ
    ヤ1フレームヘッダの長さ、および前記レイヤ2フレー
    ムヘッダの長さを減じた長さよりも短く、かつ、前記ベ
    ストエフォートIPパケットの長さ、前記レイヤ1フレ
    ームヘッダの長さ、前記レイヤ2フレームヘッダの長
    さ、および前記最小ダミーフレームの長さを加算した長
    さが、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ
    1フレームに割り当てられる長さよりも長かった場合、
    前記レイヤ2フレームペイロードに書き込まれ、 前記スタッフデータは、前記ベストエフォートIPパケ
    ットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さか
    ら、前記レイヤ1フレームヘッダ、前記レイヤ2フレー
    ムヘッダ、および前記ベストエフォートIPパケットの
    長さを減じた分、前記レイヤ1フレームペイロードの最
    後に付加されるものであることを特徴とする請求項49
    記載のフレーム構成装置。
  60. 【請求項60】 前記ベストエフォートIPパケット
    は、長さが、前記ベストエフォートIPパケットを含む
    レイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記レイ
    ヤ1フレームヘッダの長さ、および前記レイヤ2フレー
    ムヘッダの長さを減じた長さよりも短く、かつ、前記ベ
    ストエフォートIPパケットの長さ、前記レイヤ1フレ
    ームヘッダの長さ、前記レイヤ2フレームヘッダの長さ
    および前記最小ダミーフレームの長さを加算した長さ
    が、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1
    フレームに割り当てられる長さよりも短かった場合、分
    割されずに、前記レイヤ2フレームペイロードに書き込
    まれるものであることを特徴とする請求項49記載のフ
    レーム構成装置。
  61. 【請求項61】 前記レイヤ2フレームペイロードに前
    記ベストエフォートIPパケットを書き込む場合、前記
    レイヤ2フレームラベルは、前記ベストエフォートIP
    パケットを含むレイヤ1フレームを転送する中継装置間
    のルーティングを示すルートラベルと、 前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレ
    ームを転送する中継装置間の波長を示すフローラベルと
    を有するものであることを特徴とする請求項49から6
    0のいずれか1項に記載のフレーム構成装置。
  62. 【請求項62】 前記レイヤ2フレームヘッダは、前記
    レイヤ1フレームがCOM、およびEOMのいずれか一
    であった場合、前記レイヤ1フレームペイロードに書き
    込まれないものであり、 前記レイヤ1フレームペイロードは、前記レイヤ1フレ
    ームがCOM、およびEOMのいずれか一であった場
    合、前記レイヤ2フレームペイロードのみ書き込まれる
    ものであることを特徴とする請求項39、42または5
    3に記載のフレーム構成装置。
  63. 【請求項63】 前記優先度識別子は、IPパケットの
    種別を示す情報が記載されるものであり、 前記プロトコル識別子は、前記IPパケットを示す情報
    が記載されるものであることを特徴とする請求項41記
    載のフレーム構成装置。
  64. 【請求項64】 前記優先度識別子は、IPパケットの
    種別を示す情報が記載されるものであり、 前記プロトコル識別子は、前記IPパケットを示す情報
    が記載されるものであることを特徴とする請求項49か
    ら62のいずれか1項に記載のフレーム構成装置。
  65. 【請求項65】 複数のエッジノード装置、および複数
    のコアノード装置により構成されているフレーム構成転
    送システムにおいて、 前記エッジノード装置は、 STM装置、ATM装置、およびIPルータとつなが
    り、 物理層、およびデータリンク層を統一し、前記STM装
    置から入力されたSTM信号、ATM装置から入力され
    たATMセル、およびIPルータから入力されたプライ
    マリIPパケット、およびベストエフォートIPパケッ
    トを同一のフレームに収容するレイヤ1フレームを構成
    するレイヤ1フレーム構成手段と、 該レイヤ1フレーム構成手段により構成されたレイヤ1
    フレームを、所定の前記コアノード装置へ転送するレイ
    ヤ1フレーム転送手段と、 前記コアノード装置から転送されてきた前記レイヤ1フ
    レームを前記STM信号、前記ATMセル、および前記
    プライマリIPパケット、および前記ベストエフォート
    IPパケットに分離するレイヤ1フレーム分離手段と、 該レイヤ1フレーム分離手段により分離された前記ST
    M信号を、前記STM装置へ転送し、前記レイヤ1フレ
    ーム分離手段により分離された前記ATMセルを、前記
    ATM装置へ転送し、前記レイヤ1フレーム分離手段に
    より分離された前記プライマリIPパケットを、前記I
    Pルータへ転送し、および、前記レイヤ1フレーム分離
    手段により分離された前記ベストエフォートIPパケッ
    トを、前記IPルータへ転送する信号転送手段とを有
    し、 前記コアノード装置は、 前記エッジノード装置、および他の前記コアノード装置
    とつながり、 前記エッジノード装置から転送された前記レイヤ1フレ
    ームを、該レイヤ1フレームを参照することにより、所
    定の前記エッジノード装置、または他のコアノード装置
    へ転送するものであることを特徴とするフレーム構成転
    送システム。
  66. 【請求項66】 前記レイヤ1フレームは、所定の情報
    を含むレイヤ1フレームヘッダと、 前記ATMセル、前記STM信号、および前記IPパケ
    ットの内のいずれか一つを含むレイヤ1フレームペイロ
    ードと、 該ペイロードに対しCRC(cyclic redundancy check)
    演算を行った結果が記されたCRCフィールドとを有す
    るものであることを特徴とする請求項65記載のフレー
    ム構成転送システム。
  67. 【請求項67】 前記レイヤ1フレームペイロードは、
    可変の長さを有するものであることを特徴とする請求項
    66記載のフレーム構成転送システム。
  68. 【請求項68】 前記可変長の長さは、0キロバイトか
    ら64キロバイトの長さであることを特徴とする請求項
    67記載のフレーム構成転送システム。
  69. 【請求項69】 前記レイヤ1フレームヘッダは、前記
    レイヤ1フレームの長さを示すパケット長と、 前記レイヤ1フレーム上で転送されるトラヒック種別を
    示すプロトコル識別子と、 前記レイヤ1フレーム上で転送されるトラヒックを転送
    する優先度を示す優先度識別子と、 前記レイヤ1フレームの種別を示すフレームモードと、 前記レイヤ1フレームの中に、スタッフデータが含まれ
    ているか否かを示すスタッフと、 前記レイヤ1フレームヘッダに対し、前記CRC演算を
    行った演算結果が記されたヘッダCRCとを有し、 前記プロトコル識別子は、前記レイヤ1フレームが、I
    Pv4(Internet Protocol version 4) 、IPv6(Int
    ernet Protocol version 6) 、STM、ATM、OAM
    (Operating and Managemant)、およびダミーフレームの
    いずれか1のデータを含むものであるかを示すものであ
    り、 前記ヘッダCRCは、伝送路を終端する箇所に、バイト
    同期、およびフレーム同期を確立させるものであること
    を特徴とする請求項66から68のいずれか1項に記載
    のフレーム構成転送システム。
  70. 【請求項70】 前記レイヤ1フレームヘッダは、固定
    の長さを有するものであることを特徴とする請求項66
    から69のいずれか1項に記載のフレーム構成転送シス
    テム。
  71. 【請求項71】 前記レイヤ1フレームヘッダは、前記
    レイヤ1フレームの中に前記スタッフデータが存在する
    場合に、該スタッフデータの長さを示すスタッフ長識別
    子をさらに有するものであることを特徴とする請求項6
    9または70に記載のフレーム構成転送システム。
  72. 【請求項72】 前記レイヤ1フレームペイロードは、
    レイヤ2フレームであることを特徴とする請求項66か
    ら71のいずれか1項に記載のフレーム構成転送システ
    ム。
  73. 【請求項73】 前記レイヤ2フレームは、レイヤ2フ
    レームヘッダと、レイヤ2フレームペイロードとを有す
    るものであることを特徴とする請求項72記載のフレー
    ム構成転送システム。
  74. 【請求項74】 前記レイヤ2ペイロードに前記STM
    信号を書き込む場合、前記レイヤ2フレームペイロード
    は、STM装置から転送された、音声1チャンネル当た
    り8bit /125μ秒で構成される64kbps×nのST
    M信号のデータ列が書き込まれるものであることを特徴
    とする請求項73に記載のフレーム構成転送システム。
  75. 【請求項75】 前記レイヤ2ペイロードに前記ATM
    セルを書き込む場合、前記レイヤ2フレームペイロード
    は、ATM装置から転送されたATMセルが書き込まれ
    るものであることを特徴とする請求項73に記載のフレ
    ーム構成転送システム。
  76. 【請求項76】 前記レイヤ2ペイロードに前記STM
    信号を書き込む場合、前記優先度識別子は、CBR(Con
    stant Bit Rate)トラヒックを示す情報が記載されるも
    のであり、 プロトコル識別子は、前記STM信号を示す情報が記載
    されるものであることを特徴とする請求項73または7
    4に記載のフレーム構成転送システム。
  77. 【請求項77】 前記レイヤ2ペイロードに前記ATM
    セルを書き込む場合、前記優先度識別子は、前記ATM
    セルの種別を示す情報が記載されるものであり、 前記プロトコル識別子は、ATM信号を示す情報が記載
    されるものであることを特徴とする請求項73または7
    6に記載のフレーム構成転送システム。
  78. 【請求項78】 前記レイヤ2ペイロードに前記プライ
    マリIPパケットを書き込む場合、前記レイヤ2フレー
    ムペイロードは、前記プライマリIPパケットが分割さ
    れずに書き込まれるものであることを特徴とする請求項
    73に記載のフレーム構成転送システム。
  79. 【請求項79】 前記レイヤ2ペイロードに前記プライ
    マリIPパケットを書き込む場合、前記優先度識別子
    は、IPパケットの種別を示す情報が記載されるもので
    あり、 前記プロトコル識別子は、前記IPパケットを示す情報
    が記載されるものであることを特徴とする請求項73ま
    たは78に記載のフレーム構成転送システム。
  80. 【請求項80】 前記レイヤ2フレームペイロードに前
    記プライマリIPパケットを書き込む場合、前記レイヤ
    2フレームラベルは、前記プライマリIPパケットを含
    むレイヤ1フレームを転送する前記コアノード装置間の
    ルーティングを示すルートラベルと、 前記プライマリIPパケットを含むレイヤ1フレームを
    転送する前記コアノード装置間の波長を示すフローラベ
    ルとを有するものであることを特徴とする請求項73、
    78または79に記載のフレーム構成転送システム。
  81. 【請求項81】 前記レイヤ2フレームペイロードに前
    記ベストエフォートIPパケットを書き込む場合、前記
    ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレーム
    に割り当てられる長さは、所定の長さから、前記STM
    信号を含むレイヤ1フレームの長さ、前記ATMセルを
    含むレイヤ1フレームの長さ、前記プライマリIPパケ
    ットを含むレイヤ1フレームの長さ、および前記所定の
    長さの間に転送された他のベストエフォートIPパケッ
    トを含むレイヤ1フレームの長さを減じた長さであるこ
    とを特徴とする請求項65から73のいずれか1項に記
    載のフレーム構成転送システム。
  82. 【請求項82】 前記ベストエフォートIPパケット
    は、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1
    フレームに割り当てられる長さから、前記レイヤ1フレ
    ームヘッダの長さ、および前記レイヤ2フレームヘッダ
    の長さを減じた長さと、前記ベストエフォートIPパケ
    ットの長さが同じであった場合に、分割されずに、前記
    レイヤ2フレームペイロードに書き込まれるものである
    ことを特徴とする請求項73または81に記載のフレー
    ム構成転送システム。
  83. 【請求項83】 前記ベストエフォートIPパケット
    は、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1
    フレームに割り当てられる長さから、前記レイヤ1フレ
    ームヘッダの長さを減じた長さより長かった場合、先頭
    から、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ
    1フレームに割り当てられる長さから、前記レイヤ1フ
    レームヘッダの長さを減じた長さ分、前記レイヤ2フレ
    ームペイロードに、前記BOMとして書き込まれるもの
    であることを特徴とする請求項73または81に記載の
    フレーム構成転送システム。
  84. 【請求項84】 前記BOMとしてレイヤ2フレームペ
    イロードに書き込まれたベストエフォートIPパケット
    を除いた前記ベストエフォートIPパケットは、前記ベ
    ストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに
    割り当てられる長さから、前記レイヤ1フレームヘッダ
    の長さ、および前記レイヤ2フレームヘッダの長さを減
    じた長さよりも長かった場合、先頭から、前記ベストエ
    フォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当
    てられる長さから、前記レイヤ1フレームヘッダの長さ
    を減じた長さ分、前記レイヤ2フレームのペイロード
    に、前記COMとして書き込まれるものであることを特
    徴とする請求項83に記載のフレーム構成転送システ
    ム。
  85. 【請求項85】 前記レイヤ2フレームペイロードに書
    き込まれたベストエフォートパケットを除いた前記ベス
    トエフォートIPパケットは、前記ベストエフォートI
    Pパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長
    さから、前記レイヤ1フレームヘッダの長さ、および前
    記レイヤ2フレームヘッダの長さを減じた長さよりも短
    かった場合、前記レイヤ2フレームペイロードに、前記
    EOMとして書き込まれるものであることを特徴とする
    請求項83または84に記載のフレーム構成転送システ
    ム。
  86. 【請求項86】 前記最小ダミーフレームは、長さが、
    前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレ
    ームに割り当てられる長さから、前記EOMであるレイ
    ヤ1フレームの長さを減じた長さと、同じであった場
    合、作成されるものであることを特徴とする請求項85
    記載のフレーム構成転送システム。
  87. 【請求項87】 前記スタッフデータは、前記ベストエ
    フォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当
    てられる長さより、前記EOMであるレイヤ1フレーム
    の長さと、前記最小ダミーフレームの長さを加算した長
    さの方が長かった場合、前記レイヤ1フレームペイロー
    ドに、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ
    1フレームに割り当てられる長さから、前記EOMであ
    るレイヤ1フレームの長さを減じた長さ分、付加される
    ものであることを特徴とする請求項85記載のフレーム
    構成転送システム。
  88. 【請求項88】 ダミーフレームは、前記ベストエフォ
    ートIPパケットがなかった場合に、前記ベストエフォ
    ートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てら
    れる長さと同じ長さ分、作成されるものであることを特
    徴とする請求項81に記載のフレーム構成転送システ
    ム。
  89. 【請求項89】 前記ベストエフォートIPパケット
    は、長さが、前記ベストエフォートIPパケットを含む
    レイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記レイ
    ヤ1フレームヘッダの長さ、および前記レイヤ2フレー
    ムヘッダの長さを減じた長さよりも短く、かつ、前記ベ
    ストエフォートIPパケットの長さ、前記レイヤ1フレ
    ームヘッダの長さ、前記レイヤ2フレームヘッダの長
    さ、および前記最小ダミーフレームの長さを加算した長
    さと、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ
    1フレームに割り当てられる長さが等しかった場合、前
    記ベストエフォートIPパケットは、分割されず、前記
    レイヤ2フレームペイロードに書き込まれるものである
    ことを特徴とする請求項81記載のフレーム構成転送シ
    ステム。
  90. 【請求項90】 前記ダミーフレームは、前記ベストエ
    フォートIPパケットを含むレイヤ1フレームが作成さ
    れた後に作成されるものであることを特徴とする請求項
    89記載のフレーム構成転送システム。
  91. 【請求項91】 前記ベストエフォートIPパケット
    は、長さが、前記ベストエフォートIPパケットを含む
    レイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記レイ
    ヤ1フレームヘッダの長さ、および前記レイヤ2フレー
    ムヘッダの長さを減じた長さよりも短く、かつ、前記ベ
    ストエフォートIPパケットの長さ、前記レイヤ1フレ
    ームヘッダの長さ、前記レイヤ2フレームヘッダの長
    さ、および前記最小ダミーフレームの長さを加算した長
    さが、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ
    1フレームに割り当てられる長さよりも長かった場合、
    前記レイヤ2フレームペイロードに書き込まれ、 前記スタッフデータは、前記ベストエフォートIPパケ
    ットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さか
    ら、前記レイヤ1フレームヘッダ、前記レイヤ2フレー
    ムヘッダ、および前記ベストエフォートIPパケットの
    長さを減じた分、前記レイヤ1フレームペイロードの最
    後に付加されるものであることを特徴とする請求項81
    記載のフレーム構成転送システム。
  92. 【請求項92】 前記ベストエフォートIPパケット
    は、長さが、前記ベストエフォートIPパケットを含む
    レイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記レイ
    ヤ1フレームヘッダの長さ、および前記レイヤ2フレー
    ムヘッダの長さを減じた長さよりも短く、かつ、前記ベ
    ストエフォートIPパケットの長さ、前記レイヤ1フレ
    ームヘッダの長さ、前記レイヤ2フレームヘッダの長さ
    および前記最小ダミーフレームの長さを加算した長さ
    が、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1
    フレームに割り当てられる長さよりも短かった場合、分
    割されずに、前記レイヤ2フレームペイロードに書き込
    まれるものであることを特徴とする請求項81記載のフ
    レーム構成転送システム。
  93. 【請求項93】 前記レイヤ2フレームペイロードに前
    記ベストエフォートIPパケットを書き込む場合、前記
    レイヤ2フレームラベルは、前記ベストエフォートIP
    パケットを含むレイヤ1フレームを転送する前記コアノ
    ード装置間のルーティングを示すルートラベルと、 前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレ
    ームを転送する前記コアノード装置間の波長を示すフロ
    ーラベルとを有するものであることを特徴とする請求項
    81から92のいずれか1項に記載のフレーム構成転送
    システム。
  94. 【請求項94】 前記レイヤ2フレームヘッダは、前記
    レイヤ1フレームがCOM、およびEOMのいずれか一
    であった場合、前記レイヤ1フレームペイロードに書き
    込まれないものであり、 前記レイヤ1フレームペイロードは、前記レイヤ1フレ
    ームがCOM、およびEOMのいずれか一であった場
    合、前記レイヤ2フレームペイロードのみ書き込まれる
    ものであることを特徴とする請求項71、74または8
    5に記載のフレーム構成転送システム。
  95. 【請求項95】 前記優先度識別子は、IPパケットの
    種別を示す情報が記載されるものであり、 前記プロトコル識別子は、前記IPパケットを示す情報
    が記載されるものであることを特徴とする請求項73に
    記載のフレーム構成転送システム。
  96. 【請求項96】 前記優先度識別子は、IPパケットの
    種別を示す情報が記載されるものであり、 前記プロトコル識別子は、前記IPパケットを示す情報
    が記載されるものであることを特徴とする請求項81か
    ら94のいずれか1項に記載のフレーム構成転送システ
    ム。
  97. 【請求項97】 前記エッジノード装置は、前記STM
    信号を含む前記レイヤ1フレームを、所定の時間単位
    に、前記コアノード装置へ転送するものであることを特
    徴とする請求項65から96のいずれか1項に記載のフ
    レーム構成転送システム。
  98. 【請求項98】 前記所定の時間は、125μ秒であ
    り、 前記所定の長さは、125μ秒内に転送されるデータの
    長さであることを特徴とする請求項97記載のフレーム
    構成転送システム。
  99. 【請求項99】 前記エッジノード装置は、前記STM
    信号を含むレイヤ1フレーム、前記ATMセルを含むレ
    イヤ1フレーム、前記プライマリIPパケットを含むレ
    イヤ1フレーム、前記ベストエフォートIPパケットを
    含むレイヤ1フレームの順に、フレーム多重し、前記所
    定のコアノード装置へ、前記フレーム多重されたレイヤ
    1フレームを転送するものであることを特徴とする請求
    項65から98のいずれか1項に記載のフレーム構成転
    送システム。
  100. 【請求項100】 前記エッジノード装置は、前記レイ
    ヤ1フレームペイロードに対し、CRC16の演算を施
    し、演算結果を、前記レイヤ1フレームに付加するもの
    であることを特徴とする請求項65から99のいずれか
    1項に記載のフレーム構成転送システム。
  101. 【請求項101】 前記エッジノード装置は、前記レイ
    ヤ1フレームペイロードに対し、CRC32の演算を施
    し、演算結果を、前記レイヤ1フレームに付加するもの
    であることを特徴とする請求項65から99のいずれか
    1項に記載のフレーム構成転送システム。
  102. 【請求項102】 前記エッジノード装置は、前記コア
    ノード装置から転送されてきた前記レイヤ1フレーム内
    の前記レイヤ1フレームヘッダをもとにビット同期、バ
    イト同期、およびフレーム同期を確立するものであるこ
    とを特徴とする請求項65から101のいずれか1項に
    記載のフレーム構成転送システム。
  103. 【請求項103】 前記レイヤ1フレーム分離手段は、
    前記レイヤ1フレームヘッダに記載されたプロトコル識
    別子により、レイヤ2フレームペイロードに書き込まれ
    たデータが前記STM信号であるか、前記ATMセルで
    あるか、または前記IPパケットであるかを判断し、前
    記レイヤ1フレームヘッダに記載されたパケット長識別
    子により、前記フレーム多重されたレイヤ1フレームを
    分離するものであることを特徴とする請求項65から1
    02のいずれか1項に記載のフレーム構成転送システ
    ム。
  104. 【請求項104】 前記コアノード装置は、前記レイヤ
    1フレームから、前記レイヤ2フレームを取り出し、 前記レイヤ2フレームヘッダから、前記レイヤ2フレー
    ムペイロードに記されたデータを転送する前記他のコア
    ノード装置、または前記エッジノード装置を判定し、 前記レイヤ2フレームペイロードに記されたデータを転
    送する前記他のコアノード装置、または前記エッジノー
    ド装置ごとに、前記レイヤ1フレームを構築し、 該レイヤ1フレームをフレーム多重し、 該フレーム多重されたレイヤ1フレームを、前記レイヤ
    2フレームペイロードに記されたデータを転送する前記
    他のコアノード装置、または前記エッジノード装置へ、
    転送するものであることを特徴とする請求項65から1
    03のいずれか1項に記載のフレーム構成転送システ
    ム。
  105. 【請求項105】 前記コアノード装置は、前記STM
    信号を含むレイヤ1フレームを、前記レイヤ2フレーム
    ペイロードを転送する前記他のコアノード装置、または
    前記エッジノード装置へ、所定の時間ごとに、転送する
    ものであることを特徴とする請求項65から104のい
    ずれか1項に記載のフレーム構成転送システム。
  106. 【請求項106】 前記所定の時間は、125μ秒であ
    ることを特徴とする請求項105記載のフレーム構成転
    送システム。
  107. 【請求項107】 前記コアノード装置は、前記STM
    信号を含むレイヤ1フレーム、前記ATMセルを含むレ
    イヤ1フレーム、前記プライマリIPを含むレイヤ1フ
    レーム、前記ベストエフォートIPを含むレイヤ1フレ
    ームの順に、前記レイヤ2フレームペイロードを転送す
    る前記他のコアノード装置、または前記エッジノード装
    置へ、前記レイヤ1フレームを転送するものであること
    を特徴とする請求項65から106のいずれか1項に記
    載のフレーム構成転送システム。
  108. 【請求項108】 前記OAM(Operating and Managem
    ant)は、前記エッジノード装置に参照されることによ
    り、パスの監視を行わせるものであることを特徴とする
    請求項65から106のいずれか1に記載のフレーム構
    成転送システム。
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