JP2001168655A - 入力リーク電流補償回路及びその補償方法 - Google Patents

入力リーク電流補償回路及びその補償方法

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JP2001168655A
JP2001168655A JP34826099A JP34826099A JP2001168655A JP 2001168655 A JP2001168655 A JP 2001168655A JP 34826099 A JP34826099 A JP 34826099A JP 34826099 A JP34826099 A JP 34826099A JP 2001168655 A JP2001168655 A JP 2001168655A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造のばらつきによる素子の特性変動を補償
する。 【解決手段】 トリミング可能なエミッタ抵抗R2を持
つカレントミラー回路構成の補償電流発生部6を有し、
入力端子1から入力される電流及び電圧に応じて前記第
2の抵抗のトリミング量を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は入力リーク電流補償
回路及びその補償方法に関し、特に半導体集積回路の入
力リーク電流補償回路及びその補償方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路に於ける入力リーク電流
補償回路は、入力段トランジスタのベース電流を抑制
し、入力インピーダンスを高くすることに有効で、一般
的なオペアンプから計測に用いられるような高精度な用
途まで幅ひろく使用されている。
【0003】差動増幅形式の入力トランジスタにおける
入力リーク電流補償回路の一例が特開平8−51323
号公報(以下、文献1という)に開示されている。図8
は文献1開示の第1の入力リーク電流補償回路の構成図
である。この第1の入力リーク電流補償回路は文献1に
おいて従来技術として開示されているものである。
【0004】同図において、Q5,Q11,Q12はN
PNトランジスタ、Q6,Q7,Q15,Q16はPN
Pトランジスタ、I5は定電流源、1は入力端子、2は
比較基準端子、3は出力端子を示している。本回路にお
いては、エミッタを共通接続したトランジスタQ11と
Q12により差動増幅回路を構成し、電流源I5はその
エミッタの共通の接続点に接続され、トランジスタQ1
1のベースに接続された入力端子1から入力信号が与え
られ、トランジスタQ12のベースに接続された比較基
準端子2から参照電圧が与えられ、トランジスタQ12
のコレクタ電流をトランジスタQ15およびQ16で構
成したカレントミラー回路を介して出力端子3から出力
信号として取り出すことができる。
【0005】このとき入力トランジスタQ11のコレク
タにトランジスタQ5のエミッタを接続し、トランジス
タQ5のベース電流をトランジスタQ6,Q7によるカ
レントミラー回路でミラーし、その出力電流(トランジ
スタQ7のコレクタ電流であり、IBCANとする)を
トランジスタQ1のベースに供給することで、入力端子
1から回路をみたときにインピーダンスが高く見え、入
力リーク電流が発生していないようにみせることができ
る。
【0006】又、これを改良した文献1における発明
は、入力信号の動作範囲によっては飽和状態になるトラ
ンジスタが発生し、図8の回路では目的の機能を十分果
たさないという課題を解決しようとするものである。こ
れを図9に説明する。図9は文献1開示の第2の入力リ
ーク電流補償回路の構成図である。その構成は図8の回
路にPNPトランジスタQ17と定電流源I8を追加し
たものである。
【0007】この構成においてトランジスタQ15とQ
17で構成するカレントミラー回路が、トランジスタQ
5の動作電流に相当する電流を第2の定電流源I8に流
し込み、NPNトランジスタQ5の動作電流を差動増幅
回路の入力段であるトランジスタQ11の動作電流と同
等にすることができ、トランジスタQ5のベース電流相
当をトランジスタQ6とQ7で構成するカレントミラー
回路を介してミラー電流としてトランジスタQ11のベ
ースに流し込むことができる。これよりトランジスタQ
11のベース電流を入力信号の動作電圧に影響されずに
相殺することができることになる。
【0008】又、この種の入力リーク電流補償回路の他
の例が特開平5−267949号公報(以下、文献2と
いう)及び特開平3−169108号公報(以下、文献
3という)に開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】文献1開示の従来技術
による回路は一般的な用途でのリーク電流補償回路とし
ては有効である。しかし、計測用途におけるより高い入
力インピーダンスや高精度な入力リーク電流の補償を求
められる場合には、これらの回路ではその要求を十分に
満足することはできない。その具体的な課題として以下
のような課題がある。なお課題の説明に際しては図8の
従来技術を想定して説明する。これは以下の課題が図9
の従来技術についても同様にあてはまるからである。
【0010】まず第1に製造ばらつきに起因する各素子
のパラメータ変動によるリーク電流補償機能の不完全さ
である。集積回路では個別半導体を接続して回路を構成
する場合に比較して、その相対的な素子精度のばらつき
は小さいが、皆無ということではない。ここでは電流増
幅率hFEのばらつきを想定して説明する。
【0011】図10は従来技術の図8のリーク電流補償
回路を簡略化した回路である。図10においてNPNト
ランジスタのhFEを標準で79とし、隣接するトラン
ジスタと±5%のばらつきがあったとする。PNPトラ
ンジスタのhFEは標準で39とするが、ここでは各P
NPトランジスタのばらつきは無いものとする。又、ベ
ース電流による誤差や、抵抗素子のばらつきもここでは
考慮しないことを前提とする。又、定電流源I1の電流
は1mAとする。
【0012】トランジスタQ11のhFEが標準どおり
79であり、トランジスタQ5のhFEが+5%あるい
は−5%のばらつきを有していたとする。トランジスタ
Q11のベース電流IBQ11は、 IBQ11=1mA×1/(79+1)=12.50μ
A である。このとき、トランジスタQ11のコレクタ電流
は ICQ11=IEQ11−IBQ11=987.5μA
(ここに、IEQ11はトランジスタQ11のエミッ
タ電流) である。これはそのままトランジスタQ5のエミッタ電
流であるから、トランジスタQ5のベース電流IBQ5
は、hFEのばらつきがないとしても、 IBQ5=987.5μA×1/(79+1)=12.
34μA である。
【0013】IBQ5はトランジスタQ11のベース電
流を相殺するためにPNPトランジスタQ6とQ7で構
成されるカレントミラー回路から出力する電流(即ち、
補償電流IBCAN)の基準となる電流である。この時
点で、0.16μA(即ち、12.50μA−12.3
4μA=0.16μA)の誤差を発生しているが、何ら
かの方法により調整し、NPNトランジスタのベース電
流自身による誤差分を補正し、トランジスタQ5のエミ
ッタ電流IEQ5=1mAとしたとする。
【0014】トランジスタQ5のhFEが+5%あるい
は−5%のばらつきがあると、トランジスタQ5のベー
ス電流IBQ5は、 hFEが+5%の場合 IBQ5’=1mA×1/(8
0×1.05)=11.90μA hFEがー5%の場合 IBQ5”=1mA×1/(8
0×0.95)=13.16μA となる。
【0015】IBQ11との差分を計算すると hFEが+5%の場合 12.50μA−11.90μ
A=0.6μA hFEがー5%の場合 12.50μA−13.16μ
A=−0.66μA となる。1μA以下の電流値なので一般的な用途では問
題にしないケースも多いかもしれないが、計測用途に使
用される場合では、例えばLSIテスターのピンエレク
トロニクスICの入力リーク電流の規格は±0.1μA
以内を求められるケースもあり、従来技術だけでは達成
しえない。
【0016】第2に入力トランジスタQ11のアーリー
電圧効果によりリーク補償電流の誤差が生じるという問
題がある。一般的に知られているようにアーリー電圧効
果によってトランジスタの特性として同じベース電流量
IBでもエミッタ、コレクタ間の電圧VCEが大きいほ
どコレクタ電流ICは大きくなる。これは見かけ上電流
増幅率hFEが大きくなったようにみえることになる。
このため入力信号の電圧によってトランジスタQ11の
ベース電流は変化するわけで、入力リーク電流の補償を
正確に行うには、この点についても何らかの対策が求め
られる。
【0017】第3に各トランジスタのベース電流自体が
入力リーク電流補償回路に与える誤差の問題がある。第
1の課題でも説明したように、NPNトランジスタQ1
1及びQ5のベース電流による影響を考慮すれば、それ
だけで0.16μAの誤差を発生している。このベース
電流の影響を考慮しないと正確なリーク電流補償は行え
ない。
【0018】このように高精度な補償性能を求められる
入力リーク電流補償回路においては、文献1開示の回路
ではその補償精度が不十分であり、用途によってはいっ
そうの性能の向上が求められる。又、文献2及び3にも
これらの課題を解決する技術は開示されていない。
【0019】そこで本発明の目的は、製造のばらつきに
よる素子の特性変動や、アーリー電圧効果による入力リ
ーク電流変動や、ベース電流の流入誤差に対処した入力
リーク電流の補償を行うことが可能な入力リーク電流補
償回路及びその補償方法を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、差動増幅形式の回路において、初段の入力
トランジスタのベース電流を正確に補償する入力リーク
電流補償回路であって、その補償回路は入力電流を補償
する電流量を調整して前記初段の入力トランジスタのベ
ースに供給する補償電流発生手段を含んでおり、さら
に、エミッタフォロア形式の入力バッファ手段と、前記
入力電流がその入力電圧により変化することを抑止する
ための入力トランジスタアーリー効果補償手段と、前記
補償電流発生手段が入力電流を検知するにおいて誤差と
なるベース電流を相殺するためのベース電流補償手段
と、前記入力バッファ手段にてシフトした入力電圧を補
正するための入力電圧補正手段と、前記各手段を経由し
た入力信号と比較基準端子からの入力信号とを差動増幅
し出力する差動増幅出力手段とを含むことを特徴とす
る。
【0021】又、本発明による他の発明は、差動増幅形
式の回路において、初段の入力トランジスタのベース電
流を正確に補償する入力リーク電流補償方法であって、
その補償方法は入力電流を補償する電流量を調整して前
記初段の入力トランジスタのベースに供給する補償電流
調整ステップを含むことを特徴とする。
【0022】本発明及び本発明による他の発明によれ
ば、製造のばらつきによる素子の特性変動を補償するこ
とが可能となる。さらに本発明によれば、アーリー電圧
効果による入力リーク電流変動や、ベース電流の流入誤
差に対処した入力リーク電流の補償も可能となる。
【0023】具体的には、図1を参照すると、入力端子
1からの信号に対し、入力バッファ部4では、入力トラ
ンジスタアーリー効果補償部5(Q2,Q3,Q4)の
働きにより、第1のトランジスタQ1のエミッタ−コレ
クタ間電圧VCEが一定に固定された状態を保つことで
入力電圧の変化によりベース電流が変化することなしに
入力信号バイアス補正部8(Q10)に出力を伝達し、
さらに差動増幅出力部9(Q11,Q12)にて比較基
準端子の信号との差分を増幅され出力端子3から出力さ
れる。一方、入力バッファ部4(Q1)のベース入力電
流は、ベース電流補償部7(Q8,Q9)の働きにより
トランジスタQ1の動作電流の誤差となる他のトランジ
スタからのベース電流を相殺された状態で、補償電流発
生部6(Q5,Q6,Q7,R1,R2)により同量の
補償電流を供給されるように調整ができる。これにより
製造のばらつきによる素子の特性変動や、アーリー電圧
効果による入力リーク電流変動や、ベース電流の流入誤
差に対処した入力リーク電流の補償が安定的に実現でき
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照しながら説明する。まず、第1の実施
の形態について説明する。図1は本発明に係る入力リー
ク電流補償回路の第1の実施の形態の構成図である。
【0025】同図において、1は入力端子、2は比較基
準端子、3は出力端子、Q1,Q3,Q4,Q5,Q
8,Q9,Q11,Q12はNPNトランジスタ、Q
2,Q6,Q7,Q10はPNPトランジスタ、R1は
カレントミラーの基準抵抗、R2は補償電流を調整する
ためのトリミング抵抗、I1,I2,I3,I4,I5
は定電流源である。
【0026】そして入力端子1と己のベースが接続され
たエミッタフォロア出力型のトランジスタQ1と、この
トランジスタQ1のエミッタとアース間に接続される定
電流源I1から入力バッファ部4が構成され、この入力
バッファ部4のアーリー電圧効果を抑えるために、トラ
ンジスタQ1のエミッタに己のベースが接続されたトラ
ンジスタQ2と、トランジスタQ2のエミッタに己のエ
ミッタが接続されたトランジスタQ3と、このトランジ
スタQ3のベースに己のベースが、トランジスタQ1の
コレクタに己のエミッタが接続されたトランジスタQ4
と、トランジスタQ3のベース、コレクタおよびQ4の
ベースとVCC電源間に接続された定電流源I2から入
力トランジスタアーリー効果補償部5が構成され、トラ
ンジスタQ4のコレクタに己のエミッタが接続されたト
ランジスタQ5と、このトランジスタQ5のベース電流
を入力電流(トランジスタQ6のコレクタ電流)として
カレントミラーを構成するトランジスタQ6,Q7と、
このトランジスタQ6,Q7のエミッタとVCC電源の
間に接続され補償電流量(トランジスタQ7のコレクタ
電流)を調整する抵抗R1,R2から補償電流発生部6
が構成され、トランジスタQ1のコレクタ電流に誤差要
因として流入するトランジスタQ4,Q5のベース電流
を相殺するための、トランジスタQ1のコレクタに己の
ベースが接続されたトランジスタQ8と、トランジスタ
Q4のコレクタに己のベースが接続されたQ9と、トラ
ンジスタQ8のエミッタとアース間に接続された定電流
源I3からベース電流補償部7が構成され、入力バッフ
ァ部4によって1VBE分電圧が降下した入力信号を補
正するために、トランジスタQ1のエミッタに己のベー
スが接続されたPNPトランジスタによるエミッタフォ
ロア出力型のトランジスタQ10と、トランジスタQ1
0のエミッタとVCC電源の間に接続される定電流源I
4から入力電圧バイアス補正部8が構成され、トランジ
スタQ10の出力と比較基準端子2の信号を各々の入力
として己のベースに接続し、エミッタが共通接続された
トランジスタQ11,Q12と、このエミッタの共通接
続点とアースの間に接続された定電流源I5と、トラン
ジスタQ12のコレクタに接続された出力端子3から差
動増幅出力部9が構成されている。
【0027】続いて動作の説明を行う。まず入力バッフ
ァ部4は一般的なエミッタフォロア形式であり、特別な
工夫はない。ただし引用した従来技術の図8の回路では
入力端子1の信号を直接にトランジスタQ11のベース
に入力しているが、本発明では、より精度の高い入力リ
ーク電流補償を行うために、入力バッファ部4を独立さ
せている。
【0028】次に入力トランジスタアーリー効果補償部
5であるが、アーリー電圧効果によってトランジスタの
特性として同じベース電流量IBでもエミッタ、コレク
タ間の電圧VCEが大きいほどコレクタ電流ICは大き
くなる。これは見かけ上電流増幅率hFEが大きくなっ
たようにみえることになる。本回路では定電流源I1に
よりトランジスタQ1のコレクタ電流は一定にされてい
るので、トランジスタQ1のベース電流即ち入力リーク
電流が入力信号の電圧によって変化するわけである。こ
れは、入力リーク電流補償の誤差要因になると共に入力
インピーダンスも不安定にする。そこでトランジスタQ
1のエミッターコレクタ間の電圧VCEQ1を入力電圧
の変化に影響されず一定を保つ機能を実現させた。これ
はトランジスタQ1のエミッタの電圧に対し、トランジ
スタQ2のベースーエミッタ間電圧でVBE1段分上昇
し、トランジスタQ3のエミッターベース間電圧でさら
にVBE1段分上昇し、トランジスタQ4のベース−エ
ミッタ間電圧でVBE1段分降下した電圧をトランジス
タQ1のコレクタに印加することで実現している。最終
的にVCEQ1=VBE×(1+1−1)となり、この
VCEQ1はVBEQ1にほぼ等しくなる。即ち、VC
BQ1はほぼ0Vとなる。これはアーリー効果による影
響を抑止すると共に、ミラー効果による高域特性の悪化
に対しても抑止効果がある。また定電流源I2は、この
回路部が電圧を決定するためのみの役割であるから、定
電流源I1に比して小さな電流量であってよい。
【0029】次に補償電流発生部6の動作の説明を図2
を用いて行う。図2は図1に示した回路に具体的な定数
を設定した回路図である。同図においてはベース電流補
償部7以降の後段の回路は省略している。またこの回路
ではNPNトランジスタの電流増幅率hFE(NPN)
を標準で79,PNPトランジスタhFE(PNP)を
標準で39,定電流源I1の電流量を1mA、抵抗R1
の値を10KΩ固定、抵抗R2を10KΩを中心にトリ
ミングで調整可能なものとする。この回路においてトラ
ンジスタQ5の電流増幅率hFE(NPN)が−5%変
動してhFE=75であったとする。その他のトランジ
スタの電流増幅率hFE(NPN)及びhFE(PN
P)は標準値であるとし、また各トランジスタのベース
電流による誤差やアーリー電圧効果による誤差もここで
は考慮しないこととする。
【0030】まず、トランジスタQ1のベース電流IB
Q1について計算すると、 IBQ1=ICQ1/hFE(NPN)+1)=100
0/80=12.5uA である。ここで、トランジスタQ5のエミッタ電流IB
Q5についてベース電流誤差を補償したとして、トラン
ジスタQ1のエミッタ電流IEQ1=トランジスタQ5
のエミッタ電流IEQ5とするなら、 IBQ5=IEQ5/(hFE(NPN)+1)×0.
95)=1000/76=13.16μA である。ここでトランジスタQ6,Q7によるカレント
ミラー回路が従来技術の図8のようにミラー電流を調整
する機能を持たない回路であれば、この電流がそのまま
補償電流発生部6の出力電流IBCANとして出力され
るので、入力端子2からみると12.5−13.16=
−0.66μAの電流が入力リーク電流として発生して
しまう。そこで、本発明の回路ではトランジスタQ6,
Q7のエミッタとVCC電源の間に各々基準となる抵抗
R1とトリミングにより調整可能な抵抗R2を接続する
ことで、このカレントミラー回路の出力電流を抵抗R2
のトリミング調整により増減できるようにしている。
【0031】一般にエミッタ抵抗による電圧降下がある
程度大きいとカレントミラー回路の入出力電流比は Iout/Iin=Rin/Rout という式に近似されることが知られている。図2では抵
抗R1を10KΩとし、抵抗R2を10KΩを中心にト
リミングで調整できるようにしている。トランジスタQ
6のコレクタ電流(即ちIin)が13.16μA、抵
抗R1(即ちRin)が10KΩ、最終的に調整したい
補償電流IBCAN(即ちIout)がIBQ1と同量
の12.5μAであるなら、求める抵抗R2(即ちRo
ut)の調整値は、 Rout=Rin×Iin/Iout=10K×13.
16/12.5=10.53KΩ と計算される。このトリミング調整を実施することでI
BCAN=12.5μAとなり、入力リーク電流をより
精度よく補償することができる。
【0032】次にベース電流補償部7について説明す
る。本回路全体が入力リーク電流補償回路として正確に
動作するにはトランジスタQ1のベース電流とトランジ
スタQ5のベース電流を等しくすることが重要な課題で
あるが、トランジスタQ4のベース電流IBQ4と、ト
ランジスタQ5のベース電流IBQ5がトランジスタQ
1のコレクタに流れ込んでくる分だけ誤差が発生する。
つまりトランジスタQ5のコレクタ電流はQ1のコレク
タ電流より小さくなるわけで、電流増幅率hFEが同じ
なら、トランジスタQ5のベース電流も小さくなる。
【0033】一般に、IE=IC+IB, IC=hF
E×IB ゆえ、IC=IE×hFE/(hFE+1)
であり、定電流源I1から溯って計算すると、 ICO1=1mA×(79/79+1)=987.5μ
A ICQ5=987.5μA×(79/79+1)=97
5.2μA となり、約2%の誤差を生じているはずである。そこ
で、ベース電流補償部7では定電流源I1と等量の定電
流源I3をもとにトランジスタQ8,Q9のベース電流
を各々トランジスタQ4,Q5のエミッタから吸い出す
ことにより流れ込んだベース電流分を相殺する働きをす
る。これにより、補償電流発生部6では、より正確な入
力電流を基準に動作できることになる。ベース電流によ
る誤差分は補償電流発生部6の抵抗R2のトリミング量
に換算し調整することも可能であり、抵抗R2の調整幅
が十分余裕をもって設計可能ならば、本補償部7の省略
は可能である。しかし、設計の条件で抵抗R2の調整幅
が十分とれない場合や、製造精度がよくhFEのばらつ
きが少なく、抵抗R2による個別のトリミング調整が省
略可能である場合は、本補償部7の役割は重要である。
【0034】次に入力電圧バイアス補正部8について説
明する。入力バッファ部4は、エミッタフォロア形式の
回路ゆえにトランジスタQ1のエミッタからの出力信号
はVBE1段分電圧が降下している。この信号をこのま
ま後段の差動増幅出力部9に入力したのでは、比較基準
信号2からの入力との正確な差動比較ができないので、
定電流源I4とPNP型のトランジスタQ10によるエ
ミッタフォロア形式の回路をつくり、トランジスタQ1
のエミッタからの信号を1VBE昇圧されることで、本
来の信号電圧を再現する働きをしている。
【0035】最後に差動増幅部9について説明する。こ
の回路部についてはトランジスタQ11,Q12と定電
流源I5で構成した一般的な差動増幅回路を基本として
いる。ただし入力端子1の信号が差動増幅部9に入力と
して伝達されるまでにトランジスタQ1およびQ10に
2段のトランジスタを介していることについて、比較基
準端子3からの入力信号との差動比較の誤差要因となる
ことも考えられる。そのために差動増幅部9について
は、第3図に示すような構成(これを第2の実施の形態
とする)とすることも可能である。
【0036】次に、その第2の実施の形態について説明
する。図3は第2の実施の形態の構成図である。同図に
おいてはトランジスタQ13,Q14とダイオードD1
と定電流源I6,I7が、その構成部品として追加され
ている。作用としては比較基準端子2の信号はトランジ
スタQ14によりNPN型のエミッタフォロアとして出
力され、その信号がさらにトランジスタQ13によりP
NP型のエミッタフォロアとして出力され、トランジス
タQ12のベースに入力されることで、入力端子1の伝
達経路と同等な段数のトランジスタを介したのち差動比
較することができる。定電流源I6は定電流源I4と、
定電流源I7は定電流源I1と同量の電流量を設定す
る。ダイオードD1は定電流源I1の電流経路における
トランジスタQ1以外のトランジスタを等価的に示した
ものである。また従来技術の図8や図9では差動増幅し
た出力をさらにカレントミラー回路によりミラーして出
力しているが、本発明ではこの回路部分に直接関係する
ような内容はないので、図1,図2及び図3では省略し
ている。
【0037】次に、第3の実施の形態について説明す
る。第3の実施の形態は本発明の調整の手順及び方法に
関するものである。図4は第3の実施の形態を説明する
ための構成図であり、補償電流発生部6のトリミング対
象となる抵抗値の調整システムの構成を示している。同
図を参照すると、抵抗値の調整システムは、可変定電圧
装置10と、電圧計11と、電流計12と、本発明の入
力リーク電流補償回路を含む半導体集積回路13と、抵
抗の値を変更するための抵抗加工装置14とから構成さ
れる。図5は調整の手順を示すフローチャートである。
【0038】図5を参照すると、第1の手順Aとして、
半導体集積回路13の設計仕様に規定される入力電圧範
囲で、可変定電圧装置10から電圧を発生させ、入力端
子1へ印加する。このときの電圧を電圧計11で測定
し、電流を電流計12で測定する。可変定電圧装置10
から印加する電圧を順次変化させながら、そのときの電
流値を電流計12で測定する。
【0039】第2の手順Bとして、各印加電圧にて測定
した電流値から入力リーク電流の平均値や最大値を計算
し、半導体集積回路の設計仕様に規定される入力リーク
電流の許容値の範囲内におさめるための、入力リーク電
流の調整値を決定し、調整を行うのに必要な補償電流発
生部6のトリミング抵抗R2の調整値を決定する。
【0040】第3の手順Cとして、抵抗加工装置14に
より補償電流発生部6のトリミング抵抗R2を手順Bで
求めた調整値になるように加工する。この時に求める調
整値に正確に調整するためには常に電流を測定しながら
加工をする方法もある。
【0041】第4の手順Dとして、再度半導体集積回路
13の設計仕様に規定される入力電圧範囲で、可変定電
圧装置10から電圧を発生させ、入力端子2へ印加し、
電流計12で入力リーク電流を測定する。
【0042】第5の手順Eとして、第4の手順Dにて測
定された入力リーク電流値が再度半導体集積回路の設計
仕様に規定される入力リーク電流の許容範囲であること
を確認する。許容範囲に収まっていなければ、第3の手
順Cへ戻り抵抗加工装置14により半導体集積回路13
のうちの補償電流発生部6のトリミング抵抗を再度加工
する。
【0043】以上説明したような入力リーク電流補償回
路の構成と調整方法の実行によって、製造ばらつきやア
ーリー電圧効果やベース電流よる誤差要因があっても、
正確な入力リーク電流の補償調整が可能な半導体集積回
路が実現できる。
【0044】次に、第4の実施の形態について説明す
る。第4の実施の形態は上記第3の実施の形態で述べた
トリミング抵抗R2の加工方法に関するものである。図
6及び図7はトリミング抵抗R2の加工方法を示す模式
説明図である。
【0045】半導体回路の抵抗を微細に調整する方法と
しては、例えば図6に示す方法がある。図6を参照する
と、ポリシリコンやニクロムによって薄膜抵抗素子21
をつくり、抵抗体21をレーザビームやイオンビームに
よりトリミングして一部22を切断する方法が一般的に
知られている。この方法によれば、抵抗体21の抵抗値
は切断により増加することになるので、抵抗値を減少さ
せるためには別の調整方法が必要となる。なお、抵抗体
21の両端には端子23,24が接続されている。
【0046】又、抵抗素子自体を連続的に加工できない
場合は図7に示す方法がある。図7に示すように、基準
抵抗35と、調整用抵抗31と、調整用抵抗32とを直
列に接続し、さらに調整用抵抗31と並列に短絡経路3
3を接続し、かつ調整用抵抗32と並列に短絡経路34
を接続することにより抵抗体37を生成する。そして、
この短絡経路33,34を切断したり、復旧したりする
ことでの調整も可能である。ただし、この調整方法では
図6に示すような連続的な抵抗量の調整ではなく、段階
的な抵抗量の調整となる。なお、抵抗体37の両端には
端子35,36が接続されている。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、差動増幅形式の回路に
おいて、初段の入力トランジスタのベース電流を正確に
補償する入力リーク電流補償回路であって、その補償回
路は入力電流を補償する電流量を調整して前記初段の入
力トランジスタのベースに供給する補償電流発生手段を
含んでおり、さらに、エミッタフォロア形式の入力バッ
ファ手段と、前記入力電流がその入力電圧により変化す
ることを抑止するための入力トランジスタアーリー効果
補償手段と、前記補償電流発生手段が入力電流を検知す
るにおいて誤差となるベース電流を相殺するためのベー
ス電流補償手段と、前記入力バッファ手段にてシフトし
た入力電圧を補正するための入力電圧補正手段と、前記
各手段を経由した入力信号と比較基準端子からの入力信
号とを差動増幅し出力する差動増幅出力手段とを含むた
め、製造のばらつきによる素子の特性変動を補償するこ
とが可能となる。さらに本発明によれば、アーリー電圧
効果による入力リーク電流変動や、ベース電流の流入誤
差に対処した入力リーク電流の補償も可能となる。
【0048】又、本発明による他の発明によれば、差動
増幅形式の回路において、初段の入力トランジスタのベ
ース電流を正確に補償する入力リーク電流補償方法であ
って、その補償方法は入力電流を補償する電流量を調整
して前記初段の入力トランジスタのベースに供給する補
償電流調整ステップを含むため、製造のばらつきによる
素子の特性変動を補償することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る入力リーク電流補償回路の第1の
実施の形態の構成図である。
【図2】図1に示した回路に具体的な定数を設定した回
路図である。
【図3】第2の実施の形態の構成図である。
【図4】第3の実施の形態を説明するための構成図であ
る。
【図5】調整の手順を示すフローチャートである。
【図6】トリミング抵抗R2の加工方法を示す模式説明
図である。
【図7】トリミング抵抗R2の加工方法を示す模式説明
図である。
【図8】文献1開示の第1の入力リーク電流補償回路の
構成図である。
【図9】文献1開示の第2の入力リーク電流補償回路の
構成図である。
【図10】従来技術の図8のリーク電流補償回路を簡略
化した回路である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 比較基準端子 3 出力端子 4 入力バッファ部 5 アーリー効果補償部 6 補償電流発生部 7 ベース電流補償部 8 入力電圧バイアス補正部 9 差動増幅出力部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 差動増幅形式の回路において、初段の入
    力トランジスタのベース電流を正確に補償する入力リー
    ク電流補償回路であって、 入力電流を補償する電流量を調整して前記初段の入力ト
    ランジスタのベースに供給する補償電流発生手段を含む
    ことを特徴とする入力リーク電流補償回路。
  2. 【請求項2】 前記入力リーク電流補償回路は、さらに
    エミッタフォロア形式の入力バッファ手段と、前記入力
    電流がその入力電圧により変化することを抑止するため
    の入力トランジスタアーリー効果補償手段と、前記補償
    電流発生手段が入力電流を検知するにおいて誤差となる
    ベース電流を相殺するためのベース電流補償手段と、前
    記入力バッファ手段にてシフトした入力電圧を補正する
    ための入力電圧補正手段と、前記各手段を経由した入力
    信号と比較基準端子からの入力信号とを差動増幅し出力
    する差動増幅出力手段とを含むことを特徴とする請求項
    1記載の入力リーク電流補償回路。
  3. 【請求項3】 前記入力トランジスタアーリー効果補償
    手段は、前記入力バッファ手段の第1のトランジスタの
    エミッタに己のベースが接続される第2のトランジスタ
    と、前記第2のトランジスタのエミッタに己のエミッタ
    が接続された第3のトランジスタと、前記第3のトラン
    ジスタのベースに己のベースが接続され、前記第1のト
    ランジスタのコレクタに己のエミッタが接続された第4
    のトランジスタと、電源と前記第3のトランジスタのコ
    レクタ、ベース及び前記第4のトランジスタのベースと
    の間に接続された第2の定電流源とを含んで構成され、
    前記入力バッファ手段の前記第1のトランジスタのコレ
    クタ・エミッタ間電圧を入力電圧によらず一定とするこ
    とで入力電流がその入力電圧により変化することを抑止
    することを特徴とする請求項2記載の入力リーク電流補
    償回路。入力リーク電流補償回路
  4. 【請求項4】 前記補償電流発生手段は、前記入力トラ
    ンジスタアーリー効果補償手段の前記第4のトランジス
    タのコレクタに己のエミッタが接続される第5のトラン
    ジスタと、前記第5のトランジスタのベースに己のコレ
    クタ及びベースが接続された第6のトランジスタと、前
    記第6のトランジスタのエミッタと電源に両端を接続し
    た第1の抵抗と、前記第5のトランジスタのベースに己
    のベースが接続された第7のトランジスタと、前記第7
    のトランジスタのエミッタと前記電源に両端を接続した
    抵抗量が調整可能な第2の抵抗とを含んで構成され、前
    記第5のトランジスタにより入力電流を検知し前記第6
    及び第7のトランジスタと前記第1及び第2の抵抗によ
    るカレントミラーにおける抵抗値の調整により前記第7
    のトランジスタのコレクタの電流を補償電流として発生
    することを特徴とする請求項2又は3記載の入力リーク
    電流補償回路。
  5. 【請求項5】 前記ベース電流補償手段は、前記入力ト
    ランジスタアーリー効果補償手段の前記第4のトランジ
    スタのエミッタに己のベースが接続された第8のトラン
    ジスタと、前記補償電流発生手段の前記第5のトランジ
    スタのエミッタに己のベースが接続され、己のエミッタ
    が前記第8のトランジスタのコレクタと接続され、さら
    に己のコレクタが前記電源に接続された第9のトランジ
    スタと、前記第8のトランジスタのエミッタとアースに
    両端を接続した第3の定電流源とを含んで構成され、前
    記第4のトランジスタ及び前記第5のトランジスタのベ
    ース電流相当分を吸い出すことにより前記第5のトラン
    ジスタの入力電流の検知誤差を抑止することを特徴とす
    る請求項2乃至4いずれかに記載の入力リーク電流補償
    回路。
  6. 【請求項6】 前記入力電圧補正手段は、前記第1のト
    ランジスタのエミッタに己のベースが接続され、己のコ
    レクタがアースされた第10のトランジスタと、前記第
    10のトランジスタのコレクタと前記電源に両端を接続
    した第4の定電流源とを含んで構成されることを特徴と
    する請求項2乃至5いずれかに記載の入力リーク電流補
    償回路。
  7. 【請求項7】 前記差動増幅出力手段は、前記第10の
    トランジスタのエミッタに己のベースが接続され、己の
    コレクタが前記電源に接続された第11のトランジスタ
    と、前記第11のトランジスタのエミッタに己のエミッ
    タが接続され、己のコレクタが前記電源に接続された第
    12のトランジスタと、前記第11及び第12のトラン
    ジスタのエミッタとアース間に両端を接続した第5の定
    電流源とを含んで構成されることを特徴とする請求項2
    乃至6いずれかに記載の入力リーク電流補償回路。
  8. 【請求項8】 前記差動増幅出力手段は、前記比較基準
    端子から差動増幅の入力までの経路途中に、入力端子の
    信号が前記差動増幅出力手段に伝達されるまでに経由す
    る前記入力バッファ手段及び前記入力電圧補正手段のト
    ランジスタの段数と同等のエミッタフォロア形式のトラ
    ンジスタ段数を有する差動比較誤差補正手段を含むこと
    を特徴とする請求項2乃至7いずれかに記載の入力リー
    ク電流補償回路。
  9. 【請求項9】 前記第2の抵抗はその一部を切断するこ
    とにより抵抗量を調整可能としたことを特徴とする請求
    項4乃至8いずれかに記載の入力リーク電流補償回路。
  10. 【請求項10】 前記第2の抵抗は複数個の抵抗と、少
    なくとも前記抵抗のうちの1個の抵抗と並列接続された
    短絡経路とを含んで構成され、前記短絡経路を切断又は
    接続することにより抵抗量を調整可能としたことを特徴
    とする請求項4乃至8いずれかに記載の入力リーク電流
    補償回路。
  11. 【請求項11】 差動増幅形式の回路において、初段の
    入力トランジスタのベース電流を正確に補償する入力リ
    ーク電流補償方法であって、入力電流を補償する電流量
    を調整して前記初段の入力トランジスタのベースに供給
    する補償電流調整ステップを含むことを特徴とする入力
    リーク電流補償方法。
  12. 【請求項12】 前記入力リーク電流補償方法が用いら
    れる補償電流発生手段は、第4のトランジスタのコレク
    タに己のエミッタが接続される第5のトランジスタと、
    前記第5のトランジスタのベースに己のコレクタ及びベ
    ースが接続された第6のトランジスタと、前記第6のト
    ランジスタのエミッタと電源に両端を接続した第1の抵
    抗と、前記第5のトランジスタのベースに己のベースが
    接続された第7のトランジスタと、前記第7のトランジ
    スタのエミッタと前記電源に両端を接続した抵抗量が調
    整可能な第2の抵抗とを含んで構成され、前記第5のト
    ランジスタにより入力電流を検知し前記第6及び第7の
    トランジスタと前記第1及び第2の抵抗によるカレント
    ミラーにおける抵抗値の調整により前記第7のトランジ
    スタのコレクタの電流を補償電流として発生するよう構
    成されており、前記補償電流調整ステップは、入力電流
    及び入力電圧を測定する第1ステップと、前記第1ステ
    ップで測定した電流値及び電圧値に基づき前記第2の抵
    抗のトリミング量を決定する第2ステップと、前記第2
    ステップで決定されたトリミング量に基づき前記第2の
    抵抗を加工する第3ステップとを含むことを特徴とする
    請求項11記載の入力リーク電流補償方法。
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