JP2001167957A - 給電用パドルにおける電気配線規制構造 - Google Patents

給電用パドルにおける電気配線規制構造

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JP2001167957A
JP2001167957A JP34919399A JP34919399A JP2001167957A JP 2001167957 A JP2001167957 A JP 2001167957A JP 34919399 A JP34919399 A JP 34919399A JP 34919399 A JP34919399 A JP 34919399A JP 2001167957 A JP2001167957 A JP 2001167957A
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power supply
paddle
electric wiring
regulating
wall
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Sumitaka Senju
澄貴 千壽
Masahiko Terazoe
雅彦 寺添
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Toyota Industries Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】給電用パドルと受電器との間の無線通信の安定
性低下を回避する。 【解決手段】規制壁29には複数の規制溝291,29
2,293,294が凹設されている。規制壁29と通
信用アンテナ20とは平行状態で接近させてある。給電
ケーブル16を構成する給電線161は規制溝291に
通されており、給電線162は規制溝292に通されて
いる。信号線163は規制溝293に通されており、信
号線164は規制溝294に通されている。規制溝29
1,292に通された給電線161,162は通信用ア
ンテナ20の近くを横切り、規制溝293に通された信
号線163は通信用アンテナ20の近くを横切り、規制
溝294に通された信号線164は通信用アンテナ20
に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁誘導方式によ
って電源から受電器に電気を供給し、前記受電器側の無
線通信手段に対する無線通信手段を内部に備えた給電用
パドルにおける電気配線規制構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載されたバッテリに電気を充電
する充電装置としては、電磁誘導方式によって電源から
受電器に電気を供給する給電用パドルを備えた充電装置
がある。図9はその一例を示す。給電用パドル1は、地
上に設置された電源である給電スタンド2から延びる給
電ケーブル3の先端に取り付けられている。バッテリ4
を搭載した電気自動車5側には受電器であるチャージポ
ート6が搭載されている。給電用パドル1は鎖線で示す
ようにチャージポート6の差し込み口に差し込まれる。
この差し込み状態のもとに給電用パドル1側のコイルと
チャージポート6側のコイルとの間の電磁誘導作用によ
ってバッテリ4に対する充電が行われる。
【0003】このような充電装置にはインターロック機
能、モニタリング機能等の種々の機能が組み込まれてい
る。インターロック機能は、給電用パドル1とチャージ
ポート6との適正な結合を確認してから充電を開始する
機能である。モニタリング機能の例としてはバッテリ4
の充電状態を確認しながら充電を遂行するものがある。
あるいはバッテリ4の電圧に関する電気自動車5側の診
断結果に基づいて充電速度を決定する機能等がある。
【0004】電磁誘導方式の充電装置におけるこれらの
情報のやり取りは、給電用パドル1とチャージポート6
との間の無線通信によって行われる。そのため、チャー
ジポート6側には電波通信手段(図示略)が装着され、
この電波通信手段を構成するアンテナに対応する給電用
パドル1側のアンテナが給電用パドル1内に内蔵され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】給電用パドル1側のア
ンテナとチャージポート6側のアンテナとの間の良好な
通信性能を確保するため、給電用パドル1側のアンテナ
のインピーダンスマッチングが行なわれる。このインピ
ーダンスマッチングは、給電用パドル1側の前記コイル
に繋がる給電線、給電用パドル1側のアンテナに繋がる
信号線等の配線経路と、給電用パドル1側のアンテナと
の位置関係も考慮して行われる。しかし、給電用パドル
1の組み付け時、あるいは給電用パドル1の使用時の衝
撃によって前記給電線、信号線等が前記インピーダンス
マッチングを行なうときの本来の配線経路からずれるお
それがある。このようなずれは、通信性能の不安定性を
もたらす。
【0006】本発明は、給電用パドルと受電器との間の
無線通信の安定性の低下を回避することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、電
磁誘導方式によって電源から受電器に電気を供給し、前
記受電器側の無線通信手段に対する無線通信手段を内部
に備えた給電用パドルを対象とし、請求項1の発明で
は、前記給電用パドル側の無線通信手段の近くを通る電
気配線の経路を規制するための経路規制手段を前記給電
用パドルの内部に設けた。
【0008】給電用パドル側の無線通信手段の近くを通
る電気配線は、経路規制手段によって所定の経路に規制
される。前記所定の経路に電気配線があることを考慮し
たインピーダンスマッチングを行なっておけば、通信性
能の安定性が確保される。
【0009】請求項2の発明では、請求項1において、
前記経路規制手段は、前記給電用パドルのケースの内面
に突設された規制壁の先端に凹設された規制溝とした。
電気配線は規制溝に通される。規制溝は経路規制手段と
して簡便である。
【0010】請求項3の発明では、請求項2において、
前記ケースは、第1のケース片と第2のケース片とを合
わせて構成されており、前記規制壁は前記第1のケース
片と第2のケース片との少なくとも一方に設けた。
【0011】ケースに規制壁を設ける構成は簡便であ
る。請求項4の発明では、請求項2及び請求項3のいず
れか1項において、前記給電用パドル側の無線通信手段
は、電波通信用の通信用アンテナを含み、前記通信用ア
ンテナは、前記給電用パドルに対する前記受電器側の差
し込み口に前記給電用パドルを差し込んだ給電可能状態
では前記差し込み口よりも内側にあり、前記規制壁は、
前記給電可能状態では前記差し込み口の近傍にあるよう
にした。
【0012】規制壁は通信用アンテナの近くにあり、通
信用アンテナの近くを通る電気配線が規制壁上の規制溝
によって所定の経路に規制される。請求項5の発明で
は、請求項4において、前記規制壁は導電性樹脂製とし
た。
【0013】前記給電可能状態において受電器内から前
記差し込み口を経由して放射される放射ノイズが規制壁
によって吸収される。請求項6の発明では、請求項5に
おいて、前記規制壁は、前記給電可能状態では前記差し
込み口よりも外側で前記電気配線を包囲する包囲壁の一
部とした。
【0014】包囲壁内の電気配線から放射される放射ノ
イズが包囲壁によって吸収される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した第1の
実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。
【0016】図1(a)は、電気自動車(図示略)に搭
載された受電器であるチャージポート10に給電用パド
ル11を差し込んだ状態を示す。チャージポート10を
構成する受電用コイル37は、電気自動車に搭載された
バッテリ(図示略)に電気接続されている。給電用パド
ル11を構成するケース12は、合成樹脂製の一対のケ
ース片13,14を合体して構成されている。第1のケ
ース片13と第2のケース片14とは溶着して結合され
ている。図2に示すように、ケース12は、グリップ部
121と挿入部122とからなり、挿入部122の孔1
23にはフェライトコア15が嵌め込まれている。電源
である給電スタンド42〔図1(b)に図示〕に繋がる
給電ケーブル16は、グリップ部121側におけるケー
ス12内に配置されている。給電ケーブル16を構成す
る給電線161,162は、グリップ部121側のケー
ス12内を通って挿入部122側のケース12内でフェ
ライトコア15の周囲に巻き回されている。
【0017】図2に示すように、挿入部122側におけ
るケース片13の内面には実装基板17及び通信用アン
テナ20が取り付けられている。通信用アンテナ20に
は電波無線通信用の信号線164が電気的に接続されて
いる。実装基板17には赤外線センサ18及び通信回路
19が設けられている。通信回路19は赤外線センサ1
8を駆動するものである。実装基板17、赤外線センサ
18及び通信回路19は赤外線通信手段を構成する。通
信回路19には赤外線通信用の信号線163が電気的に
接続されている。電気配線である信号線163,164
は、電気配線である給電線161,162と共に給電ケ
ーブル16を構成する。図2及び図3に示す21,22
は磁石である。磁石21,22は、チャージポート10
に対する給電用パドル11の挿入を検出するためのもの
である。
【0018】図1(a)及び図2に示すように、グリッ
プ部121側におけるケース片13には導電性樹脂製の
包囲壁23が設けられている。包囲壁23はケース片1
3に対するインサート成形によって形成されている。包
囲壁23は、外壁24と環状の垂立壁25とからなる。
外壁24はケース片13の一部となってケース片13側
の外面の一部を形成する。図2に示すように、垂立壁2
5には給電ケーブル16挿通用の挿通溝251が形成さ
れている。図1(a)及び図3に示すように、グリップ
部121側におけるケース片14には導電性樹脂製の包
囲壁26が設けられている。包囲壁26はケース片14
に対するインサート成形によって形成されている。包囲
壁26は、外壁27と環状の垂立壁28とからなる。外
壁27はケース片14の一部となってケース片14側の
外面を形成する。図3に示すように、垂立壁28には給
電ケーブル16挿通用の挿通溝281が形成されてい
る。包囲壁23側の垂立壁25の環状形状と、包囲壁2
6側の垂立壁28の環状形状とは互いに重ね合わせた位
置関係において同形同大である。図1(a)に示すよう
に、包囲壁23側の垂立壁25の先端面と包囲壁26側
の垂立壁28の先端面とは溶着して結合されている。包
囲壁23,26は収容室33を形成する。
【0019】図2、図4及び図5に示すように、包囲壁
23側の垂立壁25の一部である規制壁29には複数の
規制溝291,292,293,294が凹設されてい
る。図2に示すように、規制壁29と通信用アンテナ2
0とは、平行状態で接近して並列配置されている。包囲
壁23には取り付け座30が一体形成されており、取り
付け座30には金属製のクランプ31がねじ32によっ
て止着されている。クランプ31は給電ケーブル16を
締め付けており、給電ケーブル16はクランプ31の締
め付けによってグリップ部121内での経路を規制され
る。給電ケーブル16は、包囲壁23,26の垂立壁2
5,28に形成された挿通溝251,281を通って収
容室33に入り込んでいる。
【0020】図2に示すように、給電ケーブル16を構
成する給電線161,162及び信号線163,164
は、収容室33内で分岐している。給電線161は規制
溝291に通されており、給電線162は規制溝292
に通されている。信号線163は規制溝293に通され
ており、信号線164は規制溝294に通されている。
規制溝291,292に通された給電線161,162
は通信用アンテナ20の近くを横切っている。規制溝2
93に通された信号線163は通信用アンテナ20の近
くを横切っており、規制溝294に通された信号線16
4は通信用アンテナ20に接続されている。規制溝29
1,292,293,294は、給電用パドル11側の
通信用アンテナ20の近くを通る電気配線の経路を規制
する経路規制手段となる。
【0021】図1(a)に示すように、チャージポート
10を構成するアルミニウム製のケース34内には合成
樹脂製のハウジング35が収容されており、ハウジング
35にはフェライトコア36が保持されている。フェラ
イトコア36を構成する一対の磁極突起361,362
の一方の磁極突起361には受電用コイル37が巻き回
されている。給電用パドル11をチャージポート10の
挿入孔101に完全に挿入した図1(a)の状態では、
給電用パドル11側のフェライトコア15とチャージポ
ート10側の磁極突起361,362とが対向する。こ
の状態で給電用パドル11側の給電線161,162に
電気を供給すれば、電気自動車のバッテリに充電が行わ
れる。給電用パドル11をチャージポート10の挿入孔
101に完全に挿入した図1(a)の状態は給電可能状
態である。この給電可能状態では、規制壁29は、挿入
孔101の差し込み口102付近にあり、導電性樹脂製
の包囲壁23,26は、差し込み口102をほぼ封鎖す
る。
【0022】差し込み口102の周囲においてケース3
4には複数の導電性金属製の接触子341が配列されて
いる。図1(a)の給電可能状態では、接触子341が
導電性樹脂製の包囲壁23,26の外表面に弾性接触す
る。
【0023】図1(a)に示すように、ハウジング35
には赤外線センサ38及び通信回路39が収容されてい
る。通信回路39は赤外線センサ38を駆動するもので
ある。赤外線センサ38及び通信回路39は赤外線通信
手段を構成する。ハウジング35には通信用アンテナ4
0及び通信回路41が収容されている。通信用アンテナ
40及び通信回路41は、チャージポート10側の電波
通信手段を構成する。又、ハウジング35には磁気セン
サ44が取り付けられている。給電用パドル11をチャ
ージポート10の挿入孔101に完全に挿入した図1
(a)の状態では、チャージポート10側の赤外線セン
サ38と給電用パドル11側の赤外線センサ18とが対
向すると共に、チャージポート10側の通信用アンテナ
40と給電用パドル11側の通信用アンテナ20とが対
向する。又、図1(a)の給電可能状態では、給電用パ
ドル11側の磁石21,22のうちのいずれか一方とチ
ャージポート10側の磁気センサ44とが対向する。
【0024】本実施の形態では、給電用パドル11側の
赤外線センサ18、チャージポート10側の赤外線セン
サ38及び通信回路39を含む赤外線利用の無線通信手
段、及び給電用パドル11側の通信用アンテナ20、チ
ャージポート10側の通信用アンテナ40及び通信回路
41を含む電波利用の無線通信手段のいずれかを選択し
て使用することができる。電波利用の無線通信手段を選
択した場合、図1(b)に示す給電スタンド42内のコ
ントローラ43は、電波利用の無線通信手段を用いてイ
ンターロック制御、モニタリング制御を行ないつつ充電
制御を遂行する。図1(a)に示すようにチャージポー
ト10に給電用パドル11を挿入すると、磁気センサ4
4が磁石21(又は22)との対向によってONする。
通信回路41は、磁気センサ44のON情報を通信用ア
ンテナ40を介して給電用パドル11側の通信用アンテ
ナ20へ伝送する。コントローラ43は、磁気センサ4
4のON情報の入力に基づいてモニタリング制御を行な
いつつ充電制御を開始する。
【0025】第1の実施の形態では以下の効果が得られ
る。 (1-1)規制壁29に形成された規制溝291,29
2,293,294は、給電用パドル11側の通信用ア
ンテナ20の近くを通る電気配線である給電線161,
162及び信号線163,164の経路を規制する経路
規制手段となる。給電用パドル11側の通信用アンテナ
20のインピーダンスマッチングは、通信用アンテナ2
0の近くを通る給電線161,162及び信号線16
3,164の経路を考慮して行われる。通信用アンテナ
20を横切る電気配線の経路は、インピーダンスマッチ
ングに大きな影響を与える。通信用アンテナ20の近く
での給電線161,162及び信号線163,164の
経路は、規制溝291,292,293,294によっ
て規制されるため、給電用パドル11の組み付け時、あ
るいは給電用パドル11の使用時の衝撃による通信用ア
ンテナ20付近での給電線161,162及び信号線1
63,164の経路変動は生じない。従って、通信用ア
ンテナ20付近での給電線161,162及び信号線1
63,164の経路変動に起因するインピーダンスマッ
チングの不適正な変化は回避され、通信性能の安定性が
確保される。
【0026】(1-2)規制溝291,292,293,
294は、形成容易性、配線容易性の上で経路規制手段
として簡便である。 (1-3)規制溝291,292,293,294を形成
した規制壁29は、導電性樹脂製の包囲壁23の一部で
あり、包囲壁23は合成樹脂製のケース片13の一部で
ある。ケース片13に対してインサート成形で包囲壁2
3を設けるのは容易である。従って、ケース片13に規
制壁29を設ける構成は簡便である。
【0027】(1-4)給電用パドル11をチャージポー
ト10の差し込み口102に差し込んだ給電可能状態で
は、給電用パドル11側の通信用アンテナ20は差し込
み口102よりも内側、即ち挿入孔101内にあり、規
制壁29はほぼ差し込み口102上にある。規制壁29
は通信用アンテナ20の直ぐ近くにある。通信用アンテ
ナ20の直ぐ近くにある規制壁29に規制溝291,2
92,293,294を設けた構成は、通信用アンテナ
20の近くを通る給電線161,162及び信号線16
3,164の経路の変動を防止する上で有効である。
【0028】(1-5)差し込み口102をほぼ封鎖する
導電性樹脂製の包囲壁23,26は、チャージポート1
0内から差し込み口102を経由して放射される放射ノ
イズを吸収する。包囲壁23,26に吸収された放射ノ
イズの一部は、ノイズ電流として接触子341及びケー
ス34を経由して電気自動車側のアース部へ流れる。
又、包囲壁23,26によって形成される収容室33内
の給電線161,162から放射される放射ノイズも包
囲壁23,26に吸収される。チャージポート10から
の放射ノイズの漏れ、及びグリップ部121側の給電線
161,162からの放射ノイズの漏れを防止するため
の包囲壁23,26の一部である規制壁29に規制溝2
91,292,293,294を設けた構成は簡便であ
る。
【0029】(1-6)1つの規制溝に1本の電気配線の
経路を規制させる構成は、電気配線の確実な経路規制を
行なう上で有利である。 (1-7)規制溝291,292,293,294によっ
て経路規制された給電線161,162及び信号線16
3,164は、ケース片13側に取り付けられた通信用
アンテナ20の上を横切らせてある。通信用アンテナ2
0と並列関係にある規制壁29上に規制溝291,29
2,293,294を列設した構成は、給電線161,
162及び信号線163,164の配線作業を容易にす
る。
【0030】次に、図6の第2の実施の形態を説明す
る。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付し
てある。この実施の形態では、包囲壁23の外壁24の
内面に複数の規制ピン241,242,243,24
4,245,246が一体形成されている。規制ピン2
41,242は給電線161の経路を規制し、規制ピン
242,243は給電線162の経路を規制する。規制
ピン244,245は信号線163の経路を規制し、規
制ピン245,246は信号線164の経路を規制す
る。
【0031】この実施の形態では、第1の実施の形態に
おける(1-1)項及び(1-2)項と同様の効果が得られ
る。次に、図7の第3の実施の形態を説明する。第1の
実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付してある。
【0032】この実施の形態では、規制溝291,29
2,293,294を形成する溝形成壁295,29
6,297,298が規制壁29の両側に張り出してい
る。溝形成壁295,296,297,298の長さが
長いほど規制溝291,292,293,294の経路
規制作用が高まる。
【0033】図8の第4の実施の形態では、規制溝29
1,292,293,294を形成する溝形成壁29
5,296,297,298が規制壁29の片側にのみ
張り出している。この実施の形態においても、第3の実
施の形態と同様の効果が得られる。
【0034】本発明では以下のような実施の形態も可能
である。 (1)ケース片13あるいはケース片14に規制ピンを
一体形成すること。 (2)ケース片14側に規制溝、あるいは規制ピンを設
けること。 (3)ケース片13及びケース片14の両方に規制溝、
あるいは規制ピンを設けること。 (4)ケース片13あるいはケース片14に規制壁を一
体形成すること。 (5)ケース片13あるいはケース片14に取り付けら
れたクランプによって電気配線を把持して経路を規制す
ること。 (6)赤外線利用の無線通信手段を本発明の適用対象と
すること。
【0035】前記した実施の形態から把握できる請求項
記載以外の発明について以下にその効果と共に記載す
る。 (1)請求項4乃至請求項6のいずれか1項において、
前記電気配線は、前記通信用アンテナを横切る給電用パ
ドルにおける電気配線規制構造。
【0036】通信用アンテナを横切る電気配線の経路が
経路規制手段によって規制され、電気配線の経路変動に
起因する給電用パドルと受電器との間の電波無線通信の
安定性の低下が回避される。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように本発明では、給電用
パドル側の無線通信手段の近くを通る電気配線の経路を
経路規制手段によって規制するようにしたので、電気配
線の経路変動に起因する給電用パドルと受電器との間の
電波無線通信の安定性の低下を回避し得るという優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示し、(a)は断面図。
(b)は給電スタンドの簡略図。
【図2】ケース片13側の断面図。
【図3】ケース片14側の断面図。
【図4】図2のA−A線断面図。
【図5】要部斜視図。
【図6】第2の実施の形態を示す縦断面図。
【図7】第3の実施の形態を示す要部平断面図。
【図8】第4の実施の形態を示す要部平断面図。
【図9】従来の充電装置を示す斜視図。
【符号の説明】
10…受電器となるチャージポート。102…差し込み
口。11…給電用パドル。12…ケース。13…第1の
ケース片。14…第2のケース片。161,162…電
気配線となる給電線。163,164…電気配線となる
信号線。20…給電用パドル側の通信用アンテナ。23
…包囲壁。29…規制壁。291,292,293,2
94…経路規制手段となる規制溝。40…受電器側の電
波利用の無線通信手段を構成する通信用アンテナ。41
…受電器側の電波利用の無線通信手段を構成する通信回
路。42…電源となる給電スタンド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺添 雅彦 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 Fターム(参考) 5G003 AA01 BA01 FA01 FA06 GB08 5G363 AA11 AA20 BA01 BB06 DA20 DC02 DC08 5H115 PG04 PI16 PO16 UI40

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電磁誘導方式によって電源から受電器に電
    気を供給し、前記受電器側の無線通信手段に対する無線
    通信手段を内部に備えた給電用パドルにおいて、 前記給電用パドル側の無線通信手段の近くを通る電気配
    線の経路を規制するための経路規制手段を前記給電用パ
    ドルの内部に設けた給電用パドルにおける電気配線規制
    構造。
  2. 【請求項2】前記経路規制手段は、前記給電用パドルの
    ケースの内面に突設された規制壁の先端に凹設された規
    制溝である請求項1に記載の給電用パドルにおける電気
    配線規制構造。
  3. 【請求項3】前記ケースは、合成樹脂製の第1のケース
    片と合成樹脂製の第2のケース片とを合わせて構成され
    ており、前記規制壁は前記第1のケース片と第2のケー
    ス片との少なくとも一方に設けられている請求項2に記
    載の給電用パドルにおける電気配線規制構造。
  4. 【請求項4】前記給電用パドル側の無線通信手段は、電
    波通信用の通信用アンテナを含み、前記通信用アンテナ
    は、前記給電用パドルに対する前記受電器側の差し込み
    口に前記給電用パドルを差し込んだ給電可能状態では前
    記差し込み口よりも内側にあり、前記規制壁は、前記給
    電可能状態では前記差し込み口の近傍にある請求項2及
    び請求項3のいずれか1項に記載の給電用パドルにおけ
    る電気配線規制構造。
  5. 【請求項5】前記規制壁は導電性樹脂製である請求項4
    に記載の給電用パドルにおける電気配線規制構造。
  6. 【請求項6】前記規制壁は、前記給電可能状態では前記
    差し込み口よりも外側で前記電気配線を包囲する包囲壁
    の一部である請求項5に記載の給電用パドルにおける電
    気配線規制構造。
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