JP2001167543A - 磁気ヘッド支持機構 - Google Patents
磁気ヘッド支持機構Info
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Abstract
に、ディスク面上のゴミやこぶなどの異物に衝突した際
に発生する上下動や、外部からの衝撃にかかわらず、磁
気ヘッドユニットの姿勢を安定に保つことができる磁気
ヘッド支持機構を提供する。 【解決手段】 第1の弾性部材28は摺動部接続点にお
いて摺動部26に接続され、弾性変形により磁気ヘッド
ユニット27を上下動可能に支持し、第2の弾性部材3
1は、一端が押圧点において磁気ヘッドコア23に対し
て接触してディスク60に押付ける向きに付勢する。好
ましくは、上記押圧点が、上記磁気ヘッドユニットの重
心と上記摺動部接続点との間であり、これら3つの点は
略摺動方向に並んでいる。
Description
対して接触摺動して光磁気記録を行なう光磁気記録用摺
動型の磁気ヘッドの支持機構に関する。
支持機構について、図8〜図10を参照して、以下説明
する。
持つ大容量ディスクとして注目されており、近年特に磁
界変調方式を用いたMD(ミニディスク)の普及がめざ
ましい。この光磁気ディスクの構成について図8を参照
して説明する。
ネート)などからなる光磁気ディスク基板61上に、A
lNからなる保護膜62を介して光磁気記録層63が設
けられる。この光磁気記録層63上に、再びAlNの保
護膜62とAlなどからなる反射膜64を設け、さら
に、この反射膜64上に紫外線硬化樹脂からなる樹脂保
護膜65を形成したものとなっている。MDの場合は、
接触摺動型の磁気ヘッドを用いるため、さらに、樹脂保
護膜65上にシリコンオイルなどの潤滑性の高い潤滑膜
66を塗布している。
構成について以下説明する。磁気ヘッド20は、エナメ
ルもしくは磁性メッキを施した線径φ40μm〜φ80
μmの導電性材料からなるコイル21をボビン22に巻
回し、それを材質がMnZnフェライト(マンガンジン
クフェライト)、NiZnフェライト(ニッケルジンク
フェライト)よりなる略E字型や断面T字型に成型され
た磁気ヘッドコア23の中心磁極コアに取り付けて形成
されるものである。
0に示すように、光磁気ディスク60に直接接触する部
分である摺動部26を有する磁気ヘッドスライダー部2
5に一体に取り付けられ磁気ヘッドユニット27を構成
する。この磁気ヘッドスライダー部25は低摩擦係数の
材料から金型で形成され、その材料としてはポリアリレ
ートやナイロン、ポリエステルなどの高分子材料のほか
にセラミックなどが用いられる。また、別の方法とし
て、磁気ヘッドスライダー部25を別の材料で形成し、
光磁気ディスク60と接触する摺動部26にテープ状の
低摩擦係数の材料を用いてこれを磁気ヘッドスライダー
部25に貼ることによって同様の効果を得てもよい。
ついて説明する。前述した光磁気ディスク60をはさん
で、一方にはレーザ光を照射する光ピックアップ50、
他方には、レーザスポット位置に合わせて移動する前述
した磁気ヘッドユニット27の内部に設けられる磁気ヘ
ッド20を配置し、この磁気ヘッド20の磁界発生方向
を記録信号に合わせて反転させることにより、光磁気デ
ィスク60上に信号を記録していく。さらに、この磁気
ヘッド20と磁気ヘッドスライダー部25は、ディスク
の面振れ、ディスク上のゴミ、こぶなどに追従して移動
可能とするために、通常厚さ30〜100μmの薄金属
からなる弾性部材28により、3〜10mNの予圧がか
けられて支持されている。また、この弾性部材28の一
端は固定部29により固定支持されている。
磁気ヘッドアーム30により、光ピックアップ50と連
結して支持されている。
ッド20と光磁気ディスク60との距離に大きく依存し
ており、その距離が離れるほど、光磁気ディスク60上
に所定の磁界を発生させるためには、磁気ヘッド20に
より多くの電流を流す必要がある。そのため、磁気ヘッ
ド20と光磁気ディスク60との間の距離は可能な限り
近づける必要がある。
20を内部に有している磁気ヘッドユニット27には、
摺動性の高い材料で設けられた摺動部26とそれ以外の
部分に通常20〜100μmになるように段差hが設け
られている。そして磁気ヘッド20が、直接光磁気ディ
スク60の潤滑膜66と接触することを防ぎつつ、摺動
部26と潤滑膜66とを接触させることで、複雑な機構
を必要とせず、ディスクと磁気ヘッドとの距離を一定に
保つことができる。これは接触摺動型磁気ヘッド(また
は、摺動型磁気ヘッド)と呼ばれ、現在一般的に多く用
いられている。
通り説明した接触摺動型の磁気ヘッド支持機構を用い
て、光磁気記録を行っている。
磁気ヘッドユニットを磁気ヘッド支持機構に採用した例
を図12に示す。なお、磁気ヘッド支持機構とは、磁気
ヘッドユニット27と、これを支持する弾性部材と、固
定部とを含んだ機構をいうものとする。図12では、磁
気ヘッド支持機構のうち磁気ヘッドユニット27の近傍
のみを拡大して表示している。
27の摺動部26がディスク上のゴミもしくはこぶなど
の異物に衝突し、または乗り上げたときに、磁気ヘッド
ユニット27が上下に振動し、磁気ヘッドユニット端部
33が光磁気ディスク60と衝突して光磁気ディスク6
0に損傷を与えたり、磁気ヘッドユニット27が上に跳
ね上げられることにより、磁気ヘッド20と光磁気ディ
スク60との距離が離れてしまい、光磁気ディスク60
の記録面上の磁界強度が低下する結果、良好な記録がで
きなくなるという問題がある。
8号で提案された機構がある。同号特許では、図14に
示すように、摺動方向に垂直方向であって磁気ヘッド重
心12をはさむように複数の摺動部11a,11bを配
置し、それぞれの摺動部上に第1および第2の弾性部材
として板ばね10a,10bを配置するとともに、磁気
ヘッド13の直上にも第3の弾性部材として板ばね10
cを設けるという構成をとる例が挙げられている。同号
特許によれば、このような構成にすることにより、磁気
ヘッド部の重心12を通るディスク面に垂直な直線を回
転中心とする変位に対しては、摺動部に設けられた板ば
ね10a,10b(第1および第2の弾性部材)により
抑えることが可能となり、磁気ヘッド部の上下方向の動
揺に対しては、磁気ヘッド13の直上に配置した第3の
弾性部材としての板ばね10cにより抑えることができ
るという効果が挙げられている。図14に示す構成であ
れば、摺動方向に対し垂直方向に並んで摺動部11a,
11bが設けられているため、図12に示した構造にお
ける場合のように、磁気ヘッドユニット端部がディスク
面に衝突するほどに磁気ディスクヘッドが上下に振動す
ることはない。
がっているため、図14に示すように、摺動方向に対し
垂直方向に並んで摺動部11a,11bが設けられてい
る横造では、ディスク最外周の記録を行う場合に、ディ
スク外周に位置する摺動部11a,11bがディスクエ
ッジに乗り上げてしまい、磁気ヘッド13とディスクと
の接触が保たれず、記録を行えないという問題が生じ
る。
ては、磁気ヘッド20の記録周波数が上がるにつれて磁
気ヘッドコイル21及び磁気ヘッドコア23の発熱が大
きくなるが、磁気ヘッドコア23と接している磁気ヘッ
ドスライダー部25に用いられている摺動特性の優れた
材料は、一般的に熱伝導率が低く、磁気ヘッドコア23
の熱を効率良く逃がすことができない。その結果、磁気
ヘッドコア23の温度が上昇して透磁率が低下するため
に磁気ヘッド20の発生磁界が低下するのみならず、磁
気ヘッドコイル21の表面被覆が焼損してしまい、磁気
ヘッド20が破損する恐れがあった。
第3の弾性部材としての板ばねを配置してはいるもの
の、発熱低減という点についての説明は無く、また、磁
気ヘッド部で最も発熱する磁気ヘッドコアに板ばねを配
置しているという記載もない。
り効率良い放熱を可能にするとともに、ディスク面上の
ゴミやこぶなどの異物に磁気ヘッドユニットが衝突し、
または乗り上げた際に発生する磁気ヘッドユニットの上
下動や、外部からの衝撃にかかわらず、磁気ヘッドユニ
ットの姿勢を安定に保つことができる磁気ヘッド支持機
構を提供することを目的とする。
に、本発明に基づく磁気ヘッド支持機構においては、磁
気ヘッドユニットと、第1の弾性部材と、第2の弾性部
材とを備え、上記磁気ヘッドユニットは、磁気ヘッドコ
アにコイルを巻回した磁気ヘッドと、摺動部とを含み、
上記摺動部がディスクに接触することによって、上記磁
気ヘッドを上記ディスクから一定の距離に位置させるこ
とができ、上記第1の弾性部材は、一端が固定部に接続
され、他端が摺動部接続点において上記摺動部に接続さ
れ、弾性変形により上記磁気ヘッドユニットを上下動可
能に支持し、上記第2の弾性部材は、一端が押圧点にお
いて上記磁気ヘッドコアに対して接触して上記ディスク
に押付ける向きに付勢する。
ドユニットが異物に衝突した場合、第2の弾性部材によ
って下向きの荷重が作用するため、振動の振幅を小さく
することができる。また、第2の弾性部材が磁気ヘッド
コアに接触しているので、第2の弾性部材として熱伝導
率の高い材質を用いることで、磁気ヘッドコアからの放
熱を効率良く行なうことができる。
摺動部接続点と、上記押圧点とが、略摺動方向に並んで
いる。
おける下向きの荷重が、異物衝突時の振動の振幅を低減
するために効率良く作用することができる。
記押圧点が、上記磁気ヘッドユニットの重心と上記摺動
部接続点との間である。
録時に磁気ヘッドユニットの後端が下がることを回避で
きる。
助摺動部を備え、上記摺動部と上記補助摺動部とが略摺
動方向に並んでおり、上記磁気ヘッドユニットの重心が
上記摺動部と上記補助摺動部との間にある。
ドユニットの端部がディスク面に衝突することを防止す
ることができる。また、補助摺動部が存在することによ
り、第2の弾性部材による磁気ヘッドコアに対する押圧
位置を磁気ヘッドユニット27の重心位置よりも補助摺
動部側にとることも可能となり、設計の自由度が増す。
が上記磁気ヘッドユニットの重心よりも上記補助摺動部
側にある。
との衝突によって後端が跳ね上がるいわゆる飛び跳ね量
を第2の弾性部材31が抑制しようとするモーメントは
より大きくなり、振動振幅をより効果的に低減すること
ができる。
押圧点における上記第2の弾性部材の先端が曲面であ
る。
ドユニットがディスク面に対して柔軟に回転運動でき、
ディスクのうねりや面ぶれなどに柔軟に追従することが
できる。
第2の弾性部材が非磁性材料からなる。
性部材が磁気ヘッドコアに直接接触しても磁気ヘッドの
磁気特性に影響を与えないため、磁気ヘッドの設計が容
易となる。
第2の弾性部材が、銅、アルミニウムおよびカーボンか
らなる群から選択された一以上の材料を主成分とする。
性部材の材質は非磁性でありかつ熱伝導率の高い材質と
なるため、磁気ヘッドの磁気特性に影響を与えることな
く、放熱を効率良く行なうことができる。
磁気ヘッドのコイル中心が、上記摺動部の重心に比べて
上記ディスクの外周側にずれている。
エッジが盛り上がっていても、その影響を受けず、磁気
ヘッドはより外周側に至るまで、ディスク面との間の確
実な距離を保つことができる。
ッド支持機構の構成について説明する。本実施の形態に
おける磁気ヘッド支持機構においては、磁気ヘッド2
0、磁気ヘッドスライダ部25の各構成および両者の組
合せ方については、従来技術に基づくものと同じであ
る。
においては、図1(a),(b)に示すように、一部分
が第1の弾性体28を構成する金属部材の、他の一部分
を磁気ヘッドユニット27に向けて延在させ、折り曲げ
ることによって第2の弾性体31を形成し、図2に示す
ように第2の弾性体31が磁気ヘッドコア23の上に直
接接触して荷重を加える構成となっている。第2の弾性
体31は、第1の弾性体28と一体であるため、部品点
数を増やすことなく、磁気ヘッドコア23への荷重付与
を実現することができる。一方、第1の弾性体28は、
摺動方向(図1(a),(b)における左右方向)に沿
って磁気ヘッドスライダー部25を支持するように形成
されている。
ったディスクエッジの盛り上がりに起因する磁気ヘッド
とディスク面との離間の問題を解決するために、磁気ヘ
ッドユニット27の中心線35に対し、対称になるよう
に磁気ヘッドコア23を配置する一方、中心線35から
ディスク内周側にオフセットした位置に摺動部26が形
成されている。これにより、磁気ヘッド25に対し摺動
部26はオフセット分だけディスク内周側に位置するこ
とになるので、図14の構造に比べて、磁気ヘッド25
はより外周側に至るまで、ディスクエッジの影響を受け
ず、磁気ヘッド25とディスク面との間の確実な距離を
保つことができる。
1は、上方から見て、磁気ヘッドユニット27の中心線
35上であって磁気ヘッドスライダー部25の重心とな
る位置を押圧しているので、オフセットした押圧位置を
有する第1の弾性体28と併せて、摺動方向垂直方向に
回転するモーメントを抑えることができる。
は磁気ヘッドスライダー部25に用いられている材質よ
りも熱伝導率の高い材質であり、かつばね性が良好であ
る材質であるならば何でもよいが、例えばBeCu(ベ
リリウム銅)やSUS304などが挙げられる。
性部材28に対する取付け位置としては、第1の弾性部
材28の中でも剛性の高い部分、例えば、図1(b)に
示すように、第1の弾性部材28を箱曲げ加工した部分
34に設けるのが望ましい。
ミやこぶなどの異物70が図2に示す磁気ヘッドユニッ
ト27の摺動部26に衝突し、または乗り上げた場合、
図3に示すようにその衝撃で磁気ヘッドユニットの端部
33が上下に振動する。磁気ヘッドユニット27が光磁
気ディスク60から離れる方向に振動する際には、第2
の弾性部材31による下向きの荷重が作用するため、生
じる最大振動変位は低減される。その結果、振動の振幅
は小さくなり、端部33のディスク面への衝突を起こり
にくくすることができ、距離が広がることによる磁界強
度も軽減することができる。
ア23に対する押圧位置としては、磁気ヘッドユニット
27の重心位置の直上ではなく、図3に示すように磁気
ヘッドユニット27の重心位置と摺動部26との間に設
けることとすれば、通常の記録時においても磁気ヘッド
ユニットの後端(固定部29側)が下がることを回避で
きるため、望ましい。
コア23に記録電流が印可されることによる発熱に関し
ても、効果がある。本実施の形態における磁気ヘッド支
持機構においては、磁気ヘッドコア23に対して、磁気
ヘッドスライダー部25の材料と比較して熱伝導率の高
い第2の弾性部材31を直接接触させている。そのた
め、効率良く熱を第2の弾性部材31に放熱することが
できる。その結果、磁気ヘッドコア23の温度上昇を回
避することが可能となる。
般的に大きいことから、放熱効果を上げるためには、磁
気ヘッドコア23と第2の弾性部材31との接触面を大
きくするために磁気ヘッドコア23表面にゲル状の熱伝
導性シリコンを塗布することが効果的である。この観点
からは、第2の弾性部材31と磁気ヘッドコア23との
接触部分が面接触となるように、弾性部材31の先端を
形成することが望ましい。
のうねりや面ぶれなどに柔軟に追従するためには、ディ
スク面に対して柔軟に回転運動できる必要がある。その
ためには、第2の弾性部材31と磁気ヘッドコア23の
接触部分において、第2の弾性部材31の先端を曲面と
し、点もしくは線接触とすることが望ましい。
32は磁気ヘッドコア23に直接接触しているため、磁
気ヘッドの磁気特性に影響を与えない方が磁気ヘッド2
0の設計が容易である。この点を考慮すれば、第2の弾
性部材32の材質は非磁性材料であることが望ましい。
的に伝達し、温度上昇を防止するという意味では、第2
の弾性部材32の材質は非磁性であり、かつ熱伝導率の
高い材質、たとえばCuやAlを主成分とした合金材料
を用いたり、カーボンを主成分とした材料を用いること
が効果的である。
28とは別の部品を用いて第1の弾性部材28に取り付
けた例を示す。この取付け方法にはスポット溶接や接着
などが考えられる。他の部分の構成については、実施の
形態1におけるものと同じである。
においては、第1の弾性部材28と第2の弾性部材31
の押圧位置が異なるため、磁気ヘッドユニット27が正
しい姿勢を維持するためには、第1の弾性部材28と第
2の弾性部材31との荷重のバランスをとる必要があ
る。しかし、第1の弾性部材28および第2の弾性部材
31は同一の部材から一体のものとして形成しているた
め、板厚に差をつけることは困難であり、押圧位置や長
さによって荷重のバランスをとる必要があった。
第1の弾性部材28と第2の弾性部材31とは、それぞ
れの弾性部材に適した材質や板厚などを別個独立に選択
することができるため、設計の自由度が増し、荷重のバ
ランスをとることが容易となる。その結果として、より
特性の向上した磁気ヘッド支持機構を提供することがで
きる。
摺動部26が衝突し、または乗り上げた際には、磁気ヘ
ッドユニット27の端部33が光磁気ディスク60と衝
突し光磁気ディスク60に損傷を与えてしまう危険があ
り、実施の形態1,2においては、その危険は低減され
ているが、完全に解消されたわけではない。そこで、そ
のような損傷を防止するために、補助摺動部(第2の摺
動部)32を設けた例を図5、図6に示す。摺動部26
と補助摺動部32とは、磁気ヘッドユニット27の重心
位置をはさむように摺動方向に沿って配置されている。
他の部分の構成については、実施の形態1または2にお
けるものと同じである。
部32があることによって、端部33のディスク面への
衝突のおそれはなくなる。また、磁気ヘッドユニット2
7が異物70に衝突し、または乗り上げた場合には、図
7に示すように磁気ヘッドユニット27が上下に振動す
るが、第2の弾性部材31による下向きの荷重が作用す
るため、振動の振幅は小さくなり、距離が広がることに
よる磁界強度低下の問題も軽減することができる。ま
た、磁気ヘッドスライダー部25の材料と比較して熱伝
導率の高い第2の弾性部材31を直接接触させているた
めに効率良く熱を第2の弾性部材31に放熱することが
できる。
部32が存在するため、第2の弾性部材31による磁気
ヘッドコア23に対する押圧位置を、磁気ヘッドユニッ
ト27の重心位置よりも補助摺動部32側にとることが
可能となる。なぜなら、補助摺動部32によって磁気ヘ
ッドユニット27の後端が支持されているため、第2の
弾性部材31による下向き荷重によって後端が下がるお
それがないからである。第2の弾性部材31による押圧
位置を磁気ヘッドユニット27の重心位置よりも補助摺
動部32側にとることにより、異物70との衝突によっ
て後端が跳ね上がるいわゆる飛び跳ね量を第2の弾性部
材31が抑制しようとするモーメントはより大きくな
り、振動振幅をより効果的に低減することができる。
ての点で例示であって制限的なものではない。本発明の
範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって
示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での
すべての変更を含むものである。
に衝突し、または乗り上げた場合においても、磁気ヘッ
ドユニットの上下方向の振動振幅を低減することができ
るため、磁気ヘッドユニットの端部のディスク面への衝
突や、ディスク面から離れることによる磁界強度低下の
問題を生じにくくすることができる。また、第2の弾性
部材は磁気ヘッドコアに付勢しているため、磁気ヘッド
コアからの放熱を効率良く行なうことができる。
ッド支持機構の、(a)は平面図、(b)は側面図であ
る。
ッド支持機構の磁気ヘッドユニット近傍を拡大した側面
図である。
ッド支持機構の磁気ヘッドユニットが異物に衝突した状
況の説明図である。
ッド支持機構の平面図である。
ッド支持機構の側面図である。
ッド支持機構の磁気ヘッドユニット近傍を拡大した側面
図である。
ッド支持機構の磁気ヘッドユニットが異物に衝突した状
況の説明図である。
面図である。
磁気ヘッド支持機構の配置の、(a)は平面図、(b)
は側面図である。
気ヘッドユニット近傍を拡大した側面図である。
気ヘッドユニットが異物に衝突した状況の説明図であ
る。
構の、(a)は平面図、(b)は側面図である。
動部、12 磁気ヘッド部の重心、13,20 磁気ヘ
ッド、21 コイル、22 ボビン、23 磁気ヘッド
コア、25 磁気ヘッドスライダー部、26 摺動部、
27 磁気ヘッドユニット、28 弾性部材(第1の弾
性部材)、29 固定部、30 磁気ヘッドアーム、3
1 第2の弾性部材、32 補助摺動部(第2の摺動
部)、33磁気ヘッドユニット端部、34 箱曲げ加工
した部分、35 中心線、50光ピックアップ、60
光磁気ディスク、61 光磁気ディスク基板、62 保
護膜、63 光磁気記録層、64 反射膜、65 樹脂
保護膜、66 潤滑膜、67 ディスクカートリッジ、
70 異物。
Claims (9)
- 【請求項1】 磁気ヘッドユニットと、第1の弾性部材
と、第2の弾性部材とを備え、 前記磁気ヘッドユニットは、磁気ヘッドコアにコイルを
巻回した磁気ヘッドと、摺動部とを含み、前記摺動部が
ディスクに接触することによって、前記磁気ヘッドを前
記ディスクから一定の距離に位置させることができ、 前記第1の弾性部材は、一端が固定部に接続され、他端
が摺動部接続点において前記摺動部に接続され、弾性変
形により前記磁気ヘッドユニットを上下動可能に支持
し、 前記第2の弾性部材は、一端が押圧点において前記磁気
ヘッドコアに対して接触して前記ディスクに押付ける向
きに付勢する、磁気ヘッド支持機構。 - 【請求項2】 前記摺動部接続点と、前記押圧点とが、
略摺動方向に並んでいる、請求項1に記載の磁気ヘッド
支持機構。 - 【請求項3】 前記押圧点が、前記磁気ヘッドユニット
の重心と前記摺動部接続点との間である、請求項2に記
載の磁気ヘッド支持機構。 - 【請求項4】 一以上の補助摺動部を備え、前記摺動部
と前記補助摺動部とが略摺動方向に並んでおり、前記磁
気ヘッドユニットの重心が前記摺動部と前記補助摺動部
との間にある、請求項2に記載の磁気ヘッド支持機構。 - 【請求項5】 前記押圧点が前記磁気ヘッドユニットの
重心よりも前記補助摺動部側にある、請求項4に記載の
磁気ヘッド支持機構。 - 【請求項6】 前記押圧点における前記第2の弾性部材
の先端が曲面である、請求項1から5のいずれかに記載
の磁気ヘッド支持機構。 - 【請求項7】 前記第2の弾性部材が非磁性材料からな
る、請求項1から6のいずれかに記載の磁気ヘッド支持
機構。 - 【請求項8】 前記第2の弾性部材が、銅、アルミニウ
ムおよびカーボンからなる群から選択された一以上の材
料を主成分とする、請求項7に記載の磁気ヘッド支持機
構。 - 【請求項9】 前記磁気ヘッドのコイル中心が、前記摺
動部の重心に比べて前記ディスクの外周側にずれてい
る、請求項1から8のいずれかに記載の磁気ヘッド支持
機構。
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JP34850399A JP3549793B2 (ja) | 1999-12-08 | 1999-12-08 | 磁気ヘッド支持機構 |
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JP (1) | JP3549793B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SG107115A1 (en) * | 2001-10-02 | 2004-11-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Head slider and head supporting device and disk drive |
-
1999
- 1999-12-08 JP JP34850399A patent/JP3549793B2/ja not_active Expired - Fee Related
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SG107115A1 (en) * | 2001-10-02 | 2004-11-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Head slider and head supporting device and disk drive |
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