JP2001166931A - 制御カード及びこれを用いた遊技機制御システム - Google Patents

制御カード及びこれを用いた遊技機制御システム

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JP2001166931A
JP2001166931A JP33610699A JP33610699A JP2001166931A JP 2001166931 A JP2001166931 A JP 2001166931A JP 33610699 A JP33610699 A JP 33610699A JP 33610699 A JP33610699 A JP 33610699A JP 2001166931 A JP2001166931 A JP 2001166931A
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Mitsuo Chihara
光雄 千原
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EVER PROSPECT INTERNATL Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遊技機からプログラム格納部分の取り外しが
容易で、正規の検査時及び不正なプログラムが使用され
ている疑いのある場合に、即座に外して検査機に装着が
できるプログラム格納方式を提供しようとするものであ
る。 【構成】 遊技機に装着して使用され、この遊技機を
制御するプログラムを記憶するプログラム記憶手段を、
当該プログラム記憶手段の記憶内容を検査するプログラ
ム検査機と前記遊技機との両方に、着脱耐久性を有して
相互に往来自由に着脱できる接続端子を備えたカード状
外装体内に収容して、制御カードを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ台等の
遊技機に使用される制御カード及びこれを用いた遊技機
制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ台等の遊技機の制御には
マイクロプロセッサーが使用され、その制御に必要なプ
ログラムは一度だけ書き込み可能な、デュアルインライ
ン形ICであるPROMに記憶されていた。そしてこの
PROMは、それに記憶されているプログラムが、正規
のものか不正に作成されたものであるかの検査をする必
要があることから、遊技機から取り外す必要があり、こ
のためICソケットを介してプリント基板に実装されて
いた。また、このプログラムの検査ずみのPROMを遊
技機に挿着後も、遊技機を不正に動作させるプログラム
を作成し、正規のものと交換して使用する不正が行われ
ていた。そのため、検査が終了したPROMを遊技機に
挿着後は、封印等を行う等して、これらの不正防止が試
みられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような状況の中
で、正規の検査時以外にも、不正なプログラムが使用さ
れている疑いのある場合に、プログラム格納部分を即座
に外してプログラム検査機にかけ、プログラムを検査す
るシステムを採用することにより、不正を防止する方法
が検討された。しかし、デュアルインライン形ICであ
るPROMのICソケットへの挿着は、PROMのリー
ド片を正確にICソケットのソケット穴に挿入する必要
があり、作業中にリード片を曲げたり破損したりするこ
ともあって、挿入作業には細心の注意を要し、非常に時
間のかかる作業であるため、PROMをICソケットに
挿着する方法では、このような方法の実現が困難であっ
た。そのため、プログラムの検査が容易に行えるように
するべく、プログラム格納部分の遊技機への着脱が容易
なプログラム格納方式が望まれていた。
【0004】一方で、プログラム格納部分の遊技機への
着脱が容易なプログラム格納方式が出現した場合には、
不正に作成されたプログラムの遊技機への着脱も容易に
なることから、不正に作成されたプログラムの不正使用
が増加する恐れもあり、このため、不正に作成されたプ
ログラムを有するプログラム格納部分が、遊技機に装着
されるのを抑制する遊技機制御システムも望まれてい
た。
【0005】また、別の側面からの問題として、プログ
ラムの修正に関する問題も生じていた。即ち、最近のパ
チンコ台等の遊技機は非常に複雑な機能を備えており、
その制御を行うためのプログラムも複雑になり、ステッ
プ数も格段に増大してきている。このようなプログラム
に検査等で誤りが発見された場合、誤りの部分がたとえ
プログラムの一部であっても、その修正はプログラム全
体を対象にして行う必要があることから、修正作業が手
間のかかるものであり改善策が望まれていた。
【0006】この発明は、以上の点に鑑みてなされたも
のであって、遊技機からプログラム格納部分の取り外し
が容易で、正規の検査時及び不正なプログラムが使用さ
れている疑いのある場合に、即座に外して検査機に装着
ができるプログラム格納方式、不正なプログラムが遊技
機に装着されるのを抑制する遊技機制御システム及び、
プログラムの修正がプログラム全体を対象にして行う必
要のない遊技機制御システムを提供しようとするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述したように、検査の
ためにプログラムを格納したPROMそのものを着脱し
ようとすれば、非常に面倒な作業となるが、カードをコ
ネクタに装着する方法であれば、さほど困難な作業とも
ならず、着脱の繰り返し耐久性もあることから、本発明
者はプログラムの格納部をカードに保持させることを着
想するに至った。また、本発明者は、このカードの着脱
の時刻を記録すれば、この記録から不正な着脱を発見す
ることができ、不正なプログラムを有するカードの遊技
機への装着を抑制することができる点及び、遊技機の制
御を遊技機の構成要素毎に独立させ、各々個別専用のプ
ログラムを使用することにより、プログラムの修正がプ
ログラム全体を対象にして行う必要のない点にも注目し
た結果、下記の制御カード及びこれを用いた遊技機制御
システムを発明するに至った。
【0008】具体的に、プログラムの格納部をカードに
保持させる点に付いては、このカード即ち、制御カード
の具体的な第1の構成として、遊技機に装着して使用さ
れ、この遊技機を制御するプログラムを記憶するプログ
ラム記憶手段を、当該プログラム記憶手段の記憶内容を
検査するプログラム検査機と前記遊技機との両方に、着
脱耐久性を有して相互に往来自由に着脱できる接続端子
を備えたカード状外装体内に収容して制御カードを構成
する。
【0009】この第1の制御カードは、遊技機を制御す
るプログラムを記憶するプログラム記憶手段を自身のカ
ード状外装体内に収容しており、且つ、遊技機とプログ
ラム検査機との両方に、着脱耐久性を有して相互に往来
自由に着脱できるので、正規の検査時及び不正なプログ
ラムが使用されている疑いのある場合に、何度でも容易
にこの制御カードを即座に外してプログラム検査機にか
け、プログラムを検査することができ、検査の結果によ
り不正な制御カードを排除できるので、遊技機に対する
不正を防止できる。また、遊技機を制御するプログラム
の内容を変更することによって、遊技内容の異なる遊技
機とすることができるが、このような内容の異なるプロ
グラムを記憶させた制御カードを複数種類用意してお
き、制御カードの遊技機への着脱が容易で着脱耐久性を
有していることから、適時に適宜な制御カードを容易に
遊技機に挿着することによって、変化に富んだ遊戯内容
の遊技機を提供できる。
【0010】制御カードの第2の構成として、制御カー
ドの第1の構成におけるプログラム記憶手段に、そのI
D情報を記憶して制御カードを構成する。
【0011】この第2の制御カードは、自身に収容して
いるプログラム記憶手段に、自身のID情報を記憶して
いるので、この制御カードをプログラム検査機にかけて
検査する際に、このID情報を検査することにより、当
該制御カードが不正なものか否かを確実に検査でき、検
査の結果により不正な制御カードを排除できるので、遊
技機に対する不正を防止できる。
【0012】上述の遊技機制御システムの具体的な第1
の構成として、第1の構成または第2の構成の制御カー
ドと、この制御カードの前記遊技機への着脱検知手段
と、この着脱検知手段により検知された着脱情報に基づ
く着脱時刻を記録する記録手段とを、前記遊技機に、前
記着脱検知手段及び前記記録手段を駆動するための無停
電電源供給手段と共に備えさせて、遊技機制御システム
を構成する。
【0013】この第1の遊技機制御システムでは、制御
カードの遊技機への着脱検知とその着脱時刻を記録する
記録手段を、遊技機に、着脱検知手段及び記録手段を駆
動するための無停電電源供給手段と共に備えているの
で、遊技機の電源の供給が停止された状態でも、着脱時
刻を記録手段に記録することができ、この記録手段の記
録した着脱時刻を検証することにより、不正な着脱を発
見することができ、不正なプログラムを有するカードの
遊技機への挿着を抑制することができる。
【0014】遊技機制御システムの第2の構成として、
前記着脱検知手段及び、前記着脱情報を無線で送信する
送信手段を第1の構成もしくは第2の構成の制御カード
または前記遊技機に、前記着脱検知手段及び前記送信手
段を駆動するための無停電電源供給手段と共に備えさせ
ると共に、前記送信手段から送信された着脱情報を受信
する受信手段及び、受信された着脱情報に基づく着脱時
刻を記録する記録手段を、前記遊技機から独立した記録
装置に、前記受信手段及び前記記録手段を駆動するため
の無停電電源供給手段と共に備えさせて遊技機制御シス
テムを構成する。
【0015】この第2の遊技機制御システムでは、着脱
検知手段及び、着脱情報を無線で送信する送信手段を第
1の構成もしくは第2の構成の制御カードまたは遊技機
に、着脱検知手段及び送信手段を駆動するための無停電
電源供給手段と共に備えており、また、送信手段から送
信された着脱情報を受信する受信手段及び、受信された
着脱情報に基づく着脱時刻を記録する記録手段を、遊技
機から独立した記録装置に、受信手段及び記録手段を駆
動するための無停電電源供給手段と共に備えているの
で、遊技機の電源の供給が停止された状態でも、着脱情
報を無線で遊技機から独立した記録装置に送信すること
ができ、記録装置で着脱情報に基づく着脱時刻を記録手
段に記録することができる。従って、この記録手段の記
録した着脱時刻を検証することにより、不正な着脱を発
見することができ、不正なプログラムを有するカードの
遊技機への装着を抑制することができる。また、着脱時
刻を記録する記録手段が遊技機から独立した記録装置に
備えられており、これは一般には遊技機から離れた場所
に置くことができるので、不正を行おうとする者の記録
装置に対する接近への試みが遊技機に対するよりも困難
であるので、記録手段の有する記録の改竄可能性を第1
の遊技機制御システムよりも少なくすることができる。
【0016】遊技機制御システムの第3の構成として、
前記遊技機の構成要素を個別専用に制御するサブ制御部
及び、このサブ制御部を統括して制御する主制御部を前
記遊技機に備えさせると共に、少なくとも前記主制御部
に、第1の構成の制御カードを使用して遊技機制御シス
テムを構成する。
【0017】この第3の遊技機制御システムでは、遊技
機の制御を、遊技機の構成要素を個別専用に制御するサ
ブ制御部と、このサブ制御部を統括して制御する主制御
部とに分けているので、遊技機制御プログラムを個々の
構成要素用と主制御用に分けることができ、分けない方
法に比べて個々のプログラムを短くすることができるこ
とから、プログラムに検査等で誤りが発見された場合、
プログラムの修正を遊技機プログラム全体を対象にして
行う必要がなく、修正作業の時間を短縮できる。また、
1台の遊技機に複数の制御部を備えるので、遊技機の始
動に際して、各制御部の有するプログラムが正規のもの
であるか否かのチェックを相互に行わせることもでき、
不正に作成されたプログラムの使用を防止できる。
【0018】遊技機制御システムの第4の構成として、
第3の構成の遊技機制御システムに使用の第1の構成の
制御カードに代えて、第2の構成の制御カードを使用し
て遊技機制御システムを構成する。
【0019】この第4の遊技機制御システムでは、第2
の構成の制御カードを遊技機の個々の構成要素の制御用
及び主制御用に用いることにより、各制御部のプログラ
ムに各々のID情報を記憶させることができるので、こ
のID情報を用いることにより、各制御部の有するプロ
グラムが正規のものであるか否かのチェックを、第3の
遊技機制御システムに比べて、より確実に行うことがで
き、不正に作成されたプログラムの使用をより確実に防
止できる。
【0020】遊技機制御システムの第5の構成として、
第4の構成の遊技機制御システムに使用の第2の構成の
遊制御カードに記憶される前記ID情報が、前記各制御
部相互間で異なるものを用いて遊技機制御システムを構
成する。
【0021】この第5の遊技機制御システムでは、各制
御部のプログラムに各々異なるID情報を記憶させるこ
とができるので、このID情報を用いることにより、各
制御部の有するプログラムが正規のものであるか否かの
チェックを、第4の遊技機制御システムに比べて、より
確実に行うことができ、不正に作成されたプログラムの
使用を、より確実に防止できる。また、不正にプログラ
ムを作成しようとしても、各制御部毎に異なるID情報
を知る必要があることから、プログラムの不正作成を抑
制できる。
【0022】遊技機制御システムの第6の構成として、
遊技機制御システムの第3の構成から第5の構成のいず
れかの構成の遊技機制御システムにおいて、前記着脱検
知手段及び前記記録手段を、前記遊技機に、前記着脱検
知手段及び前記記録手段を駆動するための無停電電源供
給手段と共に備えさせて、遊技機制御システムを構成す
る。
【0023】この第6の遊技機制御システムは、遊技機
制御システムの第3の構成から第5の構成のいずれかの
構成の遊技機制御システムの内の一つであり、その遊技
機制御システムが有する上述の各利点を備える他、その
遊技機制御システムが制御カードの遊技機への着脱検知
とその着脱時刻を記録する記録手段を備えるので、第1
の遊技機制御システムの利点を備えさせることができ、
より優れた遊技機制御システムが提供できる。
【0024】遊技機制御システムの第7の構成として、
遊技機制御システムの第3の構成から第5の構成のいず
れかの構成の遊技機制御システムにおいて、前記着脱検
知手段及び前記送信手段を、第1の構成の制御カードも
しくは第2の構成の制御カードまたは前記遊技機に、前
記着脱検知手段及び前記送信手段を駆動するための無停
電電源供給手段と共に備えさせると共に、前記受信手段
及び前記記録手段を、前記遊技機から独立した記録装置
に、前記受信手段及び前記記録手段を駆動するための無
停電電源供給手段と共に備えさせて、遊技機制御システ
ムを構成する。
【0025】この第7の遊技機制御システムは、上記の
第6の遊技機制御システムと同様、遊技機制御システム
の第3の構成から第5の構成のいずれかの構成の遊技機
制御システムの内の一つであり、その遊技機制御システ
ムが有する上述の各利点を備える他、その遊技機制御シ
ステムが着脱検知手段及び、着脱情報を無線で送信する
送信手段を第1の構成もしくは第2の構成の制御カード
または遊技機に備えており、送信手段から送信された着
脱情報を受信する受信手段及び、受信された着脱情報に
基づく着脱時刻を記録する記録手段を、遊技機から独立
した記録装置に備えているので、第2の遊技機制御シス
テムの利点を備えさせることができ、より優れた遊技機
制御システムが提供できる。
【0026】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例につき、図面
に基づき詳しく説明する。本発明は、マイクロプロセッ
サーを用いてプログラム制御されるパチンコ台等の遊技
機の制御カード及びこれを用いた遊技機制御システムに
関するものである。尚、以下の説明では、遊技機として
はパチンコ台を例に挙げて説明するが、本発明が対象と
する遊技機は、パチンコ台に限定されない。図1(a)
は本発明の制御カードの第1実施例の外観を示す平面
図、(b)は同正面図、(c)は同右側面図である。ま
た、図2は同実施例の制御カードを遊技機に挿着した状
態のブロック図であり、図3は同実施例の制御カードを
プログラム検査機に挿着した状態のブロック図である。
【0027】図1(a)、(b)及び(c)に示すよう
に、第1実施例の制御カードは、接続端子2を有し、遊
技機を制御するプログラムを記憶させたROM(リード
オンリーメモリー)12を装着したプリント基板3を、
制御カード外装体4で覆った構造としている。このプリ
ント基板3及び接続端子2においては、プリント配線に
よりROM12のICの足と接続端子2とが接続されて
いると共に、このプリント基板3及び接続端子2を、例
えば耐磨耗性に優れているエポキシガラス樹脂製として
いる。
【0028】図2において、遊技機20は、パチンコ玉
の通路を形成する釘や入賞口、ランプ等の表示器等を備
えた遊技盤29と、この遊技盤29を制御する遊技盤制
御部21とで構成されている。遊技盤制御部21はマイ
クロプロセッサーで構成されるCPU23、CPU23
と接続されCPU23の一時記憶に使用されるRAM
(ランダムアクセスメモリー)24、CPU23と遊技
盤29との接続を仲介するI/Oコントローラ25及び
これらに電源を供給する電源27で構成されると共に、
制御カード1の接続端子2が挿着される制御カード挿着
部(CN)11を備えている。制御カード1は上述のよ
うに、ROM12を備え、制御カード1の接続端子2を
制御カード挿着部(CN)11に装着することにより、
ROM12に電源27から電源が供給されると共に、R
OM12とCPU23とを接続する仕組みとしている。
遊技盤29の制御用のプログラムを記憶させるROM1
2には、書き込みでき、光学的に消去できるが、電気的
に消去できないEPROM、または電気的に消去可能で
何度でも書き込み可能なEEPROM(フラッシュメモ
リー)を使用している。場合によっては、マスクROM
の使用も可能である。制御カード挿着部(CN)11は
着脱耐久性のあるプリント基板用のコネクタを用いてい
るので、上記のエポキシガラス樹脂製の接続端子2とあ
いまって、制御カード1を繰り返し着脱可能としてい
る。
【0029】図3において、プログラム検査機30は制
御カード1の記憶しているプログラムを検査するための
装置であり、CPU33、RAM34、CPU33とキ
ーボード39及びディスプレイ40との接続を仲介する
I/Oコントローラ35及び電源37を備える他、検査
用プログラムを記憶しているROM32、検査対象の制
御カード1に実装のROM12とCPU33との接続を
仲介する外部インターフェイス36及び、遊技盤制御部
21に使用のものと同じ制御カード挿着部(CN)11
aを備えている。制御カード1の接続端子2をこの制御
カード挿着部(CN)11aに挿着することにより、電
源37から電源が制御カード1のROM12に供給され
ると共に、ROM12が外部インターフェイス36を介
してCPU33と接続される。
【0030】遊技盤29の制御を行うときは、制御カー
ド1を遊技盤制御部21の制御カード挿着部(CN)1
1に挿着した状態で、CPU23がROM12からプロ
グラムを読み出し、これに基づいて遊技盤29の制御を
行う。ROM12の正規の検査時あるいは、制御カード
1のROM12に記憶されたプログラムが不正に作成さ
れた疑いがあるときは、この制御カード1を遊技盤制御
部21の制御カード挿着部(CN)11から外して、プ
ログラム検査機30のプログラム検査制御部31に備え
た制御カード挿着部(CN)11aに装着してプログラ
ムの検査を行うことにより、制御カード1が正規のもの
か否かの確認をすることができる。即ち、遊技盤29の
制御プログラムを着脱容易な制御カード1に保持させて
いるので、従来例のプログラムを記憶させたROMをI
Cソケットに挿入して装着する方法に比べて着脱が容易
であり、また、着脱耐久性を有して遊技機20とプログ
ラム検査機30とに相互に往来自由に着脱できるので、
正規の検査時及び不正なプログラムが使用されている疑
いのある場合に、何度でも容易にこの制御カードを即座
に外してプログラム検査機にかけ、プログラムを検査す
ることができ、検査の結果により不正な制御カードを排
除できるので、遊技機に対する不正を防止できる。
【0031】次に、本発明の制御カードの第2実施例に
ついて説明する。図4に、第2実施例の制御カードを遊
技機に挿着した状態のブロック図を示す。この第2実施
例の制御カード1は、第1実施例の制御カード1と全く
同様の構造をしているが、第1実施例の制御カード1が
ROM12のみを備えるのに対して、本実施例の制御カ
ードはROM12の他、CPU13、RAM14、I/
Oコントローラ15及び外部インターフェイス16を備
えており、制御カード1自体で独立した制御機能を有し
ている。一方遊技機20は第1実施例と同様、遊技盤2
9と遊技盤制御部21とで構成しているが、遊技盤制御
部21は基本的には制御カード挿着部(CN)11と電
源27のみを備えているに過ぎず、制御カード1が制御
カード挿着部(CN)11に挿着されることによって、
電源27から電源を制御カード1の各構成要素に供給す
ると共に、制御カード1のI/Oコントローラ15と遊
技盤29とを接続して、遊技盤29の制御を行う仕組み
としている。
【0032】この第2実施例の制御カード1を遊技盤制
御部21の制御カード挿着部(CN)11から外して上
述のプログラム検査機30でプログラム検査を行う場
合、制御カード1を31の制御カード挿着部(CN)1
1aに挿着して、電源37から電源を制御カード1の各
構成要素に供給すると共に、プログラム検査制御部31
の外部インターフェイス36と制御カード1の外部イン
ターフェイス16とを接続して、プログラム検査制御部
31のCPU33が、制御カード1のCPU13を介し
てROM12のプログラムを読み出して、プログラム検
査を行う仕組みとしている。
【0033】第2実施例の制御カード1は、最近マイク
ロプロセッサーチップがCPUやI/Oコントローラの
みならず、RAMやプログラム記憶用のROMをも備え
て1チップ化されていることから、これに対応したもの
である。
【0034】上記の第1実施例の制御カード1は、プロ
グラム記憶媒体としてROMを使用しているが、これに
は限られず、バッテリーでバックアップされたRAMの
使用も可能である。また、上記の第1実施例または第2
実施例の制御カード1の構造としては、プリント基板3
にROM12を装着して制御カード外装体4で覆った構
造としているが、この構造に限られるものではなく、I
Cカードのようにカードそのものの内部にROM等のI
CやCPUを含むLSIを埋め込んだものでもよく、ま
た市販されているフラッシュメモリーで構成されたメモ
リーカードを用いる等、プログラムを記憶できる着脱自
在なカード状のものであれば、如何なるものでもよい。
【0035】上記の第1実施例または第2実施例の制御
カード1のROM12に、その制御カード1のID情報
を記憶させることもできる。このID情報としては、例
えば、特定の数字や文字、数字と文字を組み合わせたコ
ード等が考えられる。これらのID情報は予め定められ
た特定のID情報のみを使用することとし、これらの特
定のID情報を、例えば、遊技機を販売する代理店毎に
異なるコードとしたり、遊技機を設置した個別の店舗毎
に異なるコードとしたり、あるいは、同一の店舗でも個
別の遊技機毎に異なるコードとすることにより、極め細
かな遊技機プログラムの管理ができると共に、不正なプ
ログラムを見つけた際に、このID情報を参照すること
により、極め細かな対策を行うことができる。上記のI
D情報を備える制御カードを使用する場合は、この特定
のID情報を制御カード1に記憶させると共に、プログ
ラム検査機30に予め登録しておく。このようにするこ
とにより、この制御カード1をプログラム検査機にかけ
て検査する際に、上記のID情報を検査し、それを予め
登録されているID情報と照合することにより、当該制
御カードが不正なものか否かを確実に検査することがで
き、検査の結果により不正な制御カードを排除できるの
で、遊技機に対する不正を防止できる。またID情報の
数字や文字の組み合わせにスクランブルを掛けたものと
してもよい。この場合は、プログラム検査機30にID
情報のデスクランブルデコーダーを備える必要がある
が、不正を行おうとする者が制御カード1のID情報を
知るのが、スクランブルの無い場合と比べて、より困難
となることから、プログラムの不正作成を抑制できる。
【0036】上記の第1実施例または第2実施例の制御
カード1は、遊技機への着脱が容易であることから、不
正を行おうとする者が、上記の制御カード1に不正なプ
ログラムを記憶させた場合に、この不正なプログラムを
保持する制御カード1も着脱が容易となり、不正に作成
されたプログラムの不正使用が増加する恐れがある。そ
こで、不正に作成されたプログラムの不正使用を防止す
るべく、このような不正なプログラムを保持する制御カ
ード1の遊技機への挿着を抑制する遊技機制御システム
を構築する必要があり、次に、この点に適うシステムで
ある、制御カード1の遊技機20への着脱を監視して記
録することにより、不正なプログラムを保持する制御カ
ード1の遊技機への挿着を抑制する本発明の遊技機制御
システムの第1実施例について説明する。
【0037】図5は、この第1実施例の遊技機制御シス
テムのブロック図である。図5において、着脱監視制御
部41は遊技機20に実装されており、遊技盤制御部2
1と同様に、CPU53、RAM54、I/Oコントロ
ーラ55及び着脱監視制御用のプログラムを記憶してい
るROM52を備える他、I/Oコントローラ55と接
続しているプリンタ56、同じく、I/Oコントローラ
55と接続しており、遊技盤制御部21を介して制御カ
ード1の着脱を監視する電圧検出回路42、及びこれら
の構成要素に電源を供給している無停電電源58を備え
ている。電圧検出回路42には、着脱検出線44が接続
され、この着脱検出線44は、電圧検出用抵抗43を介
して無停電電源58の供給する+Eボルトの電源に接続
していると共に、着脱監視制御部41が設けられている
P基板と同一のP基板に設けられている遊技盤制御部2
1を通り、遊技盤制御部21の備える制御カード挿着部
(CN)11において、制御カード1の接続端子2との
接触を介して、制御カード1を経由し、再び41のアー
スに戻るループを構成している。
【0038】図5において、制御カード1が制御カード
挿着部(CN)11に挿着しているときは、+Eボルト
とアースの間に電圧検出用抵抗43が挿入された回路と
なり、電圧検出用抵抗43に電流が流れて電圧検出用抵
抗43の足はアースレベルの電位(以下Lレベルと称す
る)となるので、電圧検出回路42はこれを検出し、I
/Oコントローラ55を介してCPU53に伝達するこ
とから、CPU53は制御カード1が挿着されているこ
とがわかる。制御カード1が制御カード挿着部(CN)
11から外れているときは、着脱検出線44が途中で切
断されている状態となるので、電圧検出用抵抗43には
電流が流れず、電圧検出用抵抗43の足は+Eボルトの
電位(以下Hレベルと称する)となるので、電圧検出回
路42はこの電位を検出し、上記と同様にI/Oコント
ローラ55を介してこれをCPU53に伝達するので、
CPU53は制御カード1が外れていることがわかる。
【0039】そこで電圧検出回路42の検出がLレベル
からHレベルに変化したときは、制御カード1が外され
たときであり、CPU53はその内蔵する時計を基に、
取り外し情報とその時刻をI/Oコントローラ55を介
してプリンタ56に記録する。同様にして、電圧検出回
路42の検出がHレベルからLレベルに変化したとき
は、制御カード1が装着されたときであり、挿着情報と
その時刻をプリンタ56に記録する。この機能は、着脱
監視制御部41が無停電電源58を備えていることか
ら、遊技機20への電源の供給が停止された状態でも働
くので、このプリンタ56の記録した着脱時刻を検証す
ることにより、不正な着脱を発見することができ、不正
なプログラムを有するカードの遊技機への装着を抑制す
ることができる。
【0040】次に、制御カード1または遊技機20の制
御部に制御カード1の着脱検出機能のみを設け、検出に
よる着脱情報を遊技機から独立した記録装置に無線で送
信して、着脱情報やその時刻を記録する遊技機制御シス
テムについて説明する。第2実施例の遊技機制御システ
ムでは、制御カード1に着脱検出機能を設けている。図
6に、この第2実施例の遊技機制御システムのブロック
図を示す。図6において、制御カード1は上記に述べた
電圧検出回路42、送信用アンテナ49に接続している
送信回路45及び無停電電源48を備えている。この電
圧検出回路42の機能は、第1実施例の遊技機制御シス
テムと全く同様であり、電圧検出回路42に接続されて
いる着脱検出線44が制御カード1から遊技盤制御部2
1を経由して制御カード1に戻る点が異なるだけであ
る。着脱記録装置50は、上述の通り、遊技機から独立
して設けられており、上述の着脱監視制御部41と同
様、ROM52、CPU53、RAM54、I/Oコン
トローラ55及びプリンタ56を備えるほか、受信用ア
ンテナ51に接続している受信回路59を備えている。
【0041】制御カード1の送信回路45は電圧検出回
路42の検出レベルを 常時着脱記録装置50へ無線で
送信している。従って、この検出レベルは、制御カード
1の送信回路45から送信用アンテナ49、着脱記録装
置50の受信用アンテナ51、59、およびI/Oコン
トローラ55を介して着脱記録装置50のCPU53に
伝達されるので、第1実施例の遊技機制御システムにお
ける着脱監視制御部41と同様に、着脱記録装置50の
CPU53はプリンタ56に、取り外し情報とその時
刻、または挿着情報とその時刻を記録する。この機能
は、制御カード1及び着脱記録装置50が共に無停電電
源(48、58)を備えていることから、遊技機20へ
の電源の供給が停止された状態でも働くので、着脱記録
装置50プリンタ56の記録した着脱時刻を検証するこ
とにより、不正な着脱を発見することができ、不正なプ
ログラムを有するカードの遊技機への装着を抑制するこ
とができる。また、着脱時刻を記録するプリンタ56が
遊技機20から独立した着脱記録装置50に備えられて
おり、これは一般には遊技機20から離れた場所に置く
ことができるので、不正を行おうとする者の着脱記録装
置50に対する接近への試みが遊技機20に対するより
も困難であるので、着脱記録装置50の有する記録の改
竄可能性を第1実施例の遊技機制御システムよりも少な
くすることができる。
【0042】上記の第2実施例の遊技機制御システムで
は、制御カード1に着脱検出機能を設けているが、この
着脱検出機能を遊技機20の制御部に設けることもでき
る。その場合も、作用及び効果は第2実施例の遊技機制
御システムと同様である。
【0043】上記の第1実施例の遊技機制御システム及
び第2実施例の遊技機制御システムでは、制御カード1
の着脱検出を、着脱検出線44を備えた電圧検出回路4
2で行っているが、この方法に限定されるものではな
く、例えば、着脱監視制御部が着脱検出対象からその対
象の有する情報を読み出せるか否かで着脱検出を行う
等、着脱検出が可能な方法であれば、如何なる方法でも
よい。
【0044】次に、遊技機の制御を、遊技機の構成要素
を個別専用に制御するサブ制御部と、このサブ制御部を
統括して制御する主制御部とに分けた遊技機制御システ
ムの実施例について説明する。前述の通り、最近の遊技
機は非常に複雑な機能を備えており、その構成要素は多
岐に渡るが、例えばその構成要素をグループ分けして、
ランプ、ソレノイド、LED等のランプ等表示部と、液
晶表示器を使用した画像表示部と、入賞口に入った入賞
玉を検出する入賞玉検出部及びパチンコ玉を払い出す玉
払出部とに分け、各々個別専用のサブ制御部で制御する
と共に、このサブ制御部を統括して制御する主制御部を
設けたのが、本発明の第3実施例の遊技機制御システム
であり、そのブロック図を図7に示す。
【0045】図7において、第3実施例の遊技機制御シ
ステムは、上述の通り、中央制御部60、ランプ等表示
部70、画像表示部80、入賞玉検出部90及び玉払出
部100で構成している。これらの構成要素には、前述
の第1実施例の制御カード1を使用しているので、ラン
プ等表示部70はランプ等72、制御カード1及びこれ
を装着する制御カード挿着部(CN)11cを備えたラ
ンプ等表示制御部71で構成され、同様に、画像表示部
80は、液晶表示装置(LCD)82、制御カード挿着
部(CN)11dを備えた画像表示制御部81及び制御
カード1とで、入賞玉検出部90は、入賞玉検出器9
2、制御カード挿着部(CN)11eを備えた入賞玉検
出制御部91及び制御カード1とで、玉払出部100
は、玉払出機102、制御カード挿着部(CN)11f
を備えた玉払出制御部101及び制御カード1とで、そ
して、中央制御部60は制御カード挿着部(CN)11
bを備えた統括制御部61及び制御カード1とで、それ
ぞれ構成されている。また、統括制御部61はランプ等
表示制御部71、画像表示制御部81、入賞玉検出制御
部91及び玉払出制御部101と接続されており、統括
制御部61を備える中央制御部60は各サブ制御部を統
括して制御する仕組みとしている。
【0046】第3実施例の遊技機制御システムは、上述
の通り、第1実施例の制御カード1を使用しているの
で、前述の第1実施例の制御カードの利点を有する他、
次の利点を有する。即ち、遊技機の制御を、遊技機の構
成要素を個別専用に制御するサブ制御部と、このサブ制
御部を統括して制御する主制御部とに分けているので、
遊技機制御プログラムを個々の構成要素用と主制御用に
分けることができ、分けない方法に比べて個々のプログ
ラムを短くすることができることから、プログラムに検
査等で誤りが発見された場合、プログラムの修正をプロ
グラム全体を対象にして行う必要がなく、修正作業の時
間を短縮できる。また、1台の遊技機に複数の制御部を
備えるので、遊技機の始動に際して、各制御部の有する
プログラムが正規のものであるか否かのチェックを相互
に行わせることもでき、不正に作成されたプログラムの
使用を防止できる。
【0047】第4実施例の遊技機制御システムとして、
第3実施例の遊技機制御システムに使用している第1実
施例の制御カード1に代えて、第2実施例の制御カード
1を使用することもできる。この場合、第2実施例の制
御カード1を遊技機の個々の構成要素の制御用及び主制
御用に用いることにより、各制御部のプログラムに各々
のID情報を記憶させることができるので、このID情
報を用いることにより、各制御部の有するプログラムが
正規のものであるか否かのチェックを、第3実施例の遊
技機制御システムに比べて、より確実に行うことがで
き、不正に作成されたプログラムの使用をより確実に防
止できる。
【0048】第5実施例の遊技機制御システムとして、
第4実施例の遊技機制御システムにおける、遊技機の個
々の構成要素に使用している第2実施例の制御カード1
に記憶させるID情報を、個々の構成要素間で異なるも
のとすることもできる。この場合、各制御部のプログラ
ムに各々異なるID情報を記憶させることができるの
で、このID情報を用いることにより、各制御部の有す
るプログラムが正規のものであるか否かのチェックを、
第4実施例の遊技機制御システムに比べて、より確実に
行うことができ、不正に作成されたプログラムの使用
を、より確実に防止できる。また、不正にプログラムを
作成しようとしても、各制御部毎に異なるID情報を知
る必要があることから、プログラムの不正作成を抑制で
きる。
【0049】上記の遊技機制御システムの第3実施例か
ら第5実施例のシステムの各々のシステムに、第1実施
例の遊技機制御システムの機能を付加することもでき
る。この場合、各々のシステムの有する利点に加えて、
第1実施例の遊技機制御システムの利点をも備えること
ができ、より優れた遊技機制御システムが提供できる。
【0050】上記の遊技機制御システムの第3実施例か
ら第5実施例のシステムの各々のシステムに、第2実施
例の遊技機制御システムの機能を付加することもでき
る。この場合、各々のシステムの有する利点に加えて、
第2実施例の遊技機制御システムの利点をも備えること
ができ、より優れた遊技機制御システムが提供できる。
【0051】上記の実施例では、遊技機としてパチンコ
台を対象としたが、前述の通りこれに限定されるもので
はなく、コイン使用の遊技機やスロットロマシン等、各
種の遊技機も、対象とすることができる。
【0052】
【発明の効果】請求項1記載の制御カードは、遊技機を
制御するプログラムを記憶するプログラム記憶手段を自
身のカード状外装体内に収容しており、且つ、遊技機と
プログラム検査機との両方に、着脱耐久性を有して相互
に往来自由に着脱できるので、この制御カードによれ
ば、正規の検査時及び不正なプログラムが使用されてい
る疑いのある場合に、何度でも容易にこの制御カードを
即座に外してプログラム検査機にかけ、プログラムを検
査することができ、検査の結果により不正な制御カード
を排除できるので、遊技機に対する不正を防止できる。
また、この制御カードによれば、遊技機への着脱が容易
で着脱耐久性を有していることから、内容の異なるプロ
グラムを記憶させた制御カードを、適時に用意に遊技機
に挿着することによって、変化に富んだ遊戯内容の遊技
機を提供できる。
【0053】請求項2記載の制御カードは、自身に収容
しているプログラム記憶手段に、自身のID情報を記憶
しているので、この制御カードによれば、この制御カー
ドをプログラム検査機にかけて検査する際に、このID
情報を検査することにより、当該制御カードが不正なも
のか否かを確実に検査でき、検査の結果により不正な制
御カードを排除できるので、遊技機に対する不正を防止
できる。
【0054】請求項3記載の遊技機制御システムによれ
ば、制御カードの遊技機への着脱検知とその着脱時刻を
記録する記録手段を、遊技機に、着脱検知手段及び記録
手段を駆動するための無停電電源供給手段と共に備えて
いるので、遊技機の電源の供給が停止された状態でも、
着脱時刻を記録手段に記録することができ、この記録手
段の記録した着脱時刻を検証することにより、不正な着
脱を発見することができ、不正なプログラムを有するカ
ードの遊技機への装着を抑制することができる。
【0055】請求項4記載の遊技機制御システムによれ
ば、遊技機の電源の供給が停止された状態でも、着脱情
報を無線で遊技機から独立した記録装置に送信すること
ができ、記録装置で着脱情報に基づく着脱時刻を記録手
段に記録することができ、この記録手段の記録した着脱
時刻を検証することにより、不正な着脱を発見すること
ができ、不正なプログラムを有するカードの遊技機への
装着を抑制することができる。また、着脱時刻を記録す
る記録手段が遊技機から独立した記録装置に備えられて
おり、これは一般には遊技機から離れた場所に置くこと
ができるので、不正を行おうとする者の記録装置に対す
る接近への試みが遊技機に対するよりも困難であるの
で、記録手段の有する記録の改竄可能性を請求項3記載
の遊技機制御システムよりも少なくすることができる。
【0056】請求項5記載の遊技機制御システムによれ
ば、遊技機の制御を、遊技機の構成要素を個別専用に制
御するサブ制御部と、このサブ制御部を統括して制御す
る主制御部とに分けているので、遊技機制御プログラム
を個々の構成要素用と主制御用に分けることができ、分
けない方法に比べて個々のプログラムを短くすることが
できることから、プログラムに検査等で誤りが発見され
た場合、プログラムの修正を遊技機プログラム全体を対
象にして行う必要がなく、修正作業の時間を短縮でき
る。また、1台の遊技機に複数の制御部を備えるので、
遊技機の始動に際して、各制御部の有するプログラムが
正規のものであるか否かのチェックを相互に行わせるこ
ともでき、不正に作成されたプログラムの使用を防止で
きる。
【0057】請求項6記載の遊技機制御システムによれ
ば、請求項2記載の制御カードを遊技機の個々の構成要
素の制御用及び主制御用に用いることにより、各制御部
のプログラムに各々のID情報を記憶させることができ
るので、このID情報を用いることにより、各制御部の
有するプログラムが正規のものであるか否かのチェック
を、請求項5記載の遊技機制御システムに比べて、より
確実に行うことができ、不正に作成されたプログラムの
使用をより確実に防止できる。
【0058】請求項7記載の遊技機制御システムによれ
ば、請求項6記載の遊技機制御システムにおいて、各制
御部のプログラムに各々異なるID情報を記憶させるこ
とができるので、このID情報を用いることにより、各
制御部の有するプログラムが正規のものであるか否かの
チェックを、請求項6記載の遊技機制御システムに比べ
て、より確実に行うことができ、不正に作成されたプロ
グラムの使用を、より確実に防止できる。また、不正に
プログラムを作成しようとしても、各制御部毎に異なる
ID情報を知る必要があることから、プログラムの不正
作成を抑制できる。
【0059】請求項8記載の遊技機制御システムは、請
求項5記載の遊技機制御システムから請求項7記載の遊
技機制御システムのいずれかの遊技機制御システムが有
する各利点を備える他、その遊技機制御システムが、制
御カードの遊技機への着脱検知とその着脱時刻を記録す
る記録手段を備えることにより、請求項3記載の遊技機
制御システムの利点を備えさせることができ、より優れ
た遊技機制御システムが提供できる。
【0060】請求項9記載の遊技機制御システムは、上
記の第8の遊技機制御システムと同様、遊技機制御シス
テムの請求項5記載の遊技機制御システムから請求項7
記載の遊技機制御システムのいずれかの遊技機制御シス
テムが有する各利点を備える他、その遊技機制御システ
ムが着脱検知手段及び、着脱情報を無線で送信する送信
手段を請求項1記載の制御カードもしくは請求項2記載
の制御カードまたは遊技機に備えており、送信手段から
送信された着脱情報を受信する受信手段及び、受信され
た着脱情報に基づく着脱時刻を記録する記録手段を、遊
技機から独立した記録装置に備えているので、請求項4
記載の遊技機制御システムの利点を備えさせることがで
き、より優れた遊技機制御システムが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の制御カードの第1実施例の外
観を示す平面図、(b)は同正面図、(c)は同右側面
図である。
【図2】本発明の第1実施例の制御カードを遊技機に挿
着した状態のブロック図
【図3】本発明の第1実施例の制御カードをプログラム
検査機に挿着した状態のブロック図
【図4】本発明の第2実施例の制御カードを遊技機に挿
着した状態のブロック図
【図5】本発明の遊技機制御システムの第1実施例のブ
ロック図
【図6】本発明の遊技機制御システムの第2実施例のブ
ロック図
【図7】本発明の遊技機制御システムの第3実施例のブ
ロック図
【符号の説明】
1 制御カード 2 接続端子 3 プリント基板 4 制御カード外装体 11、11a〜11f 制御カード挿着部(CN) 12 ROM 13 CPU 14 RAM 15 I/Oコントローラ 16 外部インターフェイス 20 遊技機 21 遊技盤制御部 23 CPU 24 RAM 25 I/Oコントローラ 27 電源 29 遊技盤 30 プログラム検査機 31 プログラム検査制御部 32 ROM 33 CPU 34 RAM 35 I/Oコントローラ 36 外部インターフェイス 37 電源 39 キーボード 40 ディスプレイ 41 着脱監視制御部 42 電圧検出回路 43 電圧検出用抵抗 44 着脱検出線 45 送信回路 48 無停電電源 49 送信用アンテナ 50 着脱記録装置 51 受信用アンテナ 52 ROM 53 CPU 54 RAM 55 I/Oコントローラ 56 プリンタ 58 無停電電源 59 受信回路 60 中央制御部 61 統括制御部 70 ランプ等表示部 71 ランプ等表示制御部 72 ランプ等 80 画像表示部 81 画像表示制御部 82 液晶表示装置(LCD) 90 入賞玉検出部 91 入賞玉検出制御部 92 入賞玉検出器 100 玉払出部 101 玉払出制御部 102 玉払出機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 13/12 G06F 13/12 G06K 19/00 G06K 19/00 T Fターム(参考) 2C088 BB11 BB16 BB21 BB23 BC30 BC68 5B014 EA04 EA06 EB03 FA13 FA14 5B017 AA07 BA09 CA12 CA15 5B035 AA13 BB09 BC03 5B076 FB06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機に装着して使用され、この遊技機
    を制御するプログラムを記憶するプログラム記憶手段
    を、当該プログラム記憶手段の記憶内容を検査するプロ
    グラム検査機と前記遊技機との両方に、着脱耐久性を有
    して相互に往来自由に着脱できる接続端子を備えたカー
    ド状外装体内に収容した制御カード。
  2. 【請求項2】 前記プログラム記憶手段に、そのID情
    報を記憶してなる請求項1記載の制御カード。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の制御カー
    ドと、この制御カードの前記遊技機への着脱検知手段
    と、この着脱検知手段により検知された着脱情報に基づ
    く着脱時刻を記録する記録手段とを、前記遊技機に、前
    記着脱検知手段及び前記記録手段を駆動するための無停
    電電源供給手段と共に備えさせた遊技機制御システム。
  4. 【請求項4】 前記着脱検知手段及び、前記着脱情報を
    無線で送信する送信手段を請求項1もしくは請求項2記
    載の制御カードまたは前記遊技機に、前記着脱検知手段
    及び前記送信手段を駆動するための無停電電源供給手段
    と共に備えさせると共に、前記送信手段から送信された
    着脱情報を受信する受信手段及び、受信された着脱情報
    に基づく着脱時刻を記録する記録手段を、前記遊技機か
    ら独立した記録装置に、前記受信手段及び前記記録手段
    を駆動するための無停電電源供給手段と共に備えさせた
    遊技機制御システム。
  5. 【請求項5】 前記遊技機の構成要素を個別専用に制御
    するサブ制御部及び、このサブ制御部を統括して制御す
    る主制御部を前記遊技機に備えさせると共に、少なくと
    も前記主制御部に、請求項1記載の制御カードを使用し
    てなる遊技機制御システム。
  6. 【請求項6】 前記遊技機の構成要素を個別専用に制御
    するサブ制御部及び、このサブ制御部を統括して制御す
    る主制御部を前記遊技機に備えさせると共に、少なくと
    も前記主制御部に、請求項2記載の制御カードを使用し
    てなる遊技機制御システム。
  7. 【請求項7】 請求項6において、制御カードに記憶さ
    れる前記ID情報が、前記各制御部相互間で異なるもの
    とした遊技機制御システム。
  8. 【請求項8】 前記着脱検知手段及び前記記録手段を、
    前記遊技機に、前記着脱検知手段及び前記記録手段を駆
    動するための無停電電源供給手段と共に備えさせた、請
    求項5から請求項7のいずれか1項に記載の遊技機制御
    システム。
  9. 【請求項9】 前記着脱検知手段及び前記送信手段を、
    請求項1の制御カードもしくは請求項2記載の制御カー
    ドまたは前記遊技機に、前記着脱検知手段及び前記送信
    手段を駆動するための無停電電源供給手段と共に備えさ
    せると共に、前記受信手段及び前記記録手段を、前記遊
    技機から独立した記録装置に、前記受信手段及び前記記
    録手段を駆動するための無停電電源供給手段と共に備え
    させた、請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の
    遊技機制御システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004033639A (ja) * 2002-07-05 2004-02-05 Sankyo Kk 遊技機

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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